JP2024054592A - 車室の床下構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸音材が薄肉化されても防音性能の低減を抑制可能とする。【解決手段】車室の床下構造は、車室床に設けられるフロアパネル10と、フロアパネル10上に載置される嵩上げ材50を備える。フロアパネル10の上面16と面する嵩上げ材50の底面54には、複数の凹部51と、連通路52とが形成される。凹部51は、フロアパネル10の上面16から離隔されるように上方に窪む。連通路52は複数の凹部51を繋ぐ。【選択図】図1

Description

本明細書では、車室の床下構造が開示される。
車室の床下には、床板パネルであるフロアパネルと、フロアカーペットとの間に種々の部材が敷設される。例えば特許文献1では吸音材が敷設される。吸音材が敷設されることで、車両底部からの騒音(例えばロードノイズ)の、車室内への伝搬が抑制される。
また特許文献2では嵩上げ材が敷設される。嵩上げ材はスペーサとも呼ばれ、例えばフロアパネルの凹凸形状を平坦化する目的や、フロア面の高さを所望の高さに設定するために、フロアパネル上に敷設される。
特開2009-61911号公報 特開2010-30553号公報
ところで、電気自動車(BEV)では、駆動用電源であるバッテリパックが車室床下に搭載される場合がある。バッテリの大容量化のために、バッテリパックの高さ寸法を増加させると、バッテリパック天井面とフロア床面(フロアカーペット上面)までの距離が短縮される場合があるため、その分、吸音材は薄肉化される。
そこで本明細書では、吸音材が薄肉化されても防音性能の低減を抑制可能な、車室の床下構造が開示される。
本明細書では、車室の床下構造が開示される。この床下構造は、車室床に設けられるフロアパネルと、フロアパネル上に載置される嵩上げ材を備える。フロアパネルの上面と面する嵩上げ材の底面には、複数の凹部と、連通路とが形成される。凹部は、フロアパネルの上面から離隔されるように上方に窪む。連通路は複数の凹部を繋ぐ。
上記構成によれば、凹部とフロアパネルとによって、レゾネータの共鳴室が画成される。嵩上げ材にレゾネータの機能を持たせることで、吸音材が薄肉化されても、防音性能の低減が抑制可能となる。
本明細書で開示される車室の床下構造によれば、吸音材が薄肉化されても防音性能の低減が抑制可能となる。
本実施形態に係る、車室の床下構造を例示する斜視図である。 嵩上げ材の底面構造を例示する斜視図である。 フロアパネルと嵩上げ材の底部とによって形成されるレゾネータの、共鳴室と連通路を例示する斜視図である。
以下に、実施形態に係る車室の床下構造が図面を用いて説明される。以下で説明する形状、材料、個数、及び数値は、説明のための例示であって、車室の床下構造の仕様に応じて適宜変更することができる。また以下ではすべての図面において同等の要素には同一の符号が付される。
また、図1-図3では、各構成の位置や方向を表すために、FR軸、RW軸、及びUP軸からなる直交座標系が用いられる。FR軸は車両前方を正方向とする車両前後方向軸である。RW軸は車両右側を正方向とする車幅方向軸である。UP軸は上方を正方向とする車両上下方向軸である。
図1には、本実施形態に係る車室の床下構造が例示される。例えば本実施形態に係る車室の床下構造が搭載される車両は、電気自動車(BEV)である。図1に例示されるように、この車両は、駆動用電源であるバッテリパック30が床下配置される。
例えば図1は、車室の前方右側部分の床下構造が例示される。例えば床下構造とは、車室床に敷設されたフロアカーペット(図示せず)から下方の構造を指す。以下に詳細に説明されるように、本実施形態に係る、車室の床下構造は、フロアパネル10、バッテリパック30、及び嵩上げ材50を備える。
図1に例示されるように、フロアパネル10の前端は、ダッシュパネル20に接続される。ダッシュパネル20は車室とその前方のモータコンパートメントとを隔てる隔壁である。
フロアパネル10は、車室床に設けられる床板パネルであって、例えば車幅方向中央部分には、上方に突出するフロアトンネル12が形成される。またフロアパネル10の車幅方向端部は上方に延設されるフランジ14が形成される。フランジ14は骨格部材であるロッカ(図示せず)に溶接等により固定される。
フロアパネル10の下方に、バッテリパック30が搭載される。例えばバッテリパック30は、複数のバッテリ32と、複数のバッテリ32を収容するケーシング34を備える。例えばバッテリパック30は、車体の骨格部材であるフロントサイドメンバ(図示せず)に吊り下げ支持される。
車室の床下にバッテリパック30が搭載されることで、例えばロードノイズ等の、車両底部からの騒音(例えばロードノイズ)の一部は、バッテリパック30によって遮蔽される。その一方で、図1に例示されるような、バッテリパック30を回り込むような経路を通る回り込みノイズNがフロアパネル10まで伝搬し、さらに車室内まで伝搬する。
ここで、バッテリパック30の大容量化を図るための一手段として、バッテリパック30の高さ寸法が増加される。運転者の着座位置が路面に対して低位置に定められる場合、バッテリパック30の高さ寸法が増加されるに伴い、バッテリパック30の上面と車室床面、つまりフロアカーペット(図示せず)との間隙が狭くなる場合がある。
後述されるようにこの間隙部分には、嵩上げ材50及びサイレンサ(図示せず)が載置される。本実施形態に係る車室の床下構造では、嵩上げ材50の底面に複数の凹部51とこれらの凹部51を繋ぐ連通路52が形成される。この複数の凹部51と連通路52とがレゾネータとしての役割を果たす。したがって、サイレンサが従来よりも薄肉化されても、防音性能の低下を抑制可能となる。
フロアパネル10には、フロアトンネル12とフランジ14との間の床板部分の上面16に、嵩上げ材50が載置される。嵩上げ材50はスペーサとも呼ばれ、フロアパネル10の上面16が凹凸形状であるときに平坦な床面となるように当該上面16に載置される。また運転者の足がアクセルペダル(図示せず)やブレーキペダル(図示せず)に対して適切な位置を取るように、フロアパネル10の上面16に嵩上げ材50が載置される。
嵩上げ材50は例えば樹脂等から構成される。例えば嵩上げ材50は直方体形状であって、その上面が平坦面である。この上面にサイレンサ(図示せず)及びフロアカーペット(図示せず)が積層される。
図1、図2を参照して、フロアパネル10の上面16と面する、嵩上げ材50の底面54には、側壁61が格子状に立設される、この側壁61に区画されるようにして、複数の凹部51が形成される。凹部51は、フロアパネル10の上面16から離隔されるように窪む。
例えば大凹部51Aに示されるように、凹部51は、フロアパネル10の上面16と対向して離隔する離隔面60と、離隔面60を囲む複数の側壁61を備える。側壁61の底面はフロアパネル10の上面16に当接する。つまり凹部51とフロアパネル10によって所定の容積を備える空間(小部屋)が形成される。
複数の凹部51が連通路52により連通される。連通路52は例えば、隣り合う凹部51,51を隔てる側壁61の一部が切り欠かれることで形成される。図3を参照して、大凹部51A,51Bを例に採ると、大凹部51A,51Bとフロアパネル上面16とによって、共鳴室70A,70Bが画成される。これらの共鳴室70A,70Bが連通路52によって連結される。
共鳴室70A,70Bと連通路52によって、ヘルムホルツ共鳴の原理を応用した共鳴器である、レゾネータが形成される。図3に例示されるレゾネータは、いわゆる相互レゾネータであって、共鳴室70Aに伝搬された騒音が共鳴室70Bに伝搬する過程で消音される。また同様にして、共鳴室70Bに伝搬された騒音が共鳴室70Aに伝搬する過程で消音される。
レゾネータでは、連通路52から共鳴室70A,70Bに音が入射すると、共鳴室70A,70Bの空気がバネとして働き、連通路52の空気が振動する。このとき、共鳴室70A,70Bのバネ(空気)と連通路52の空気の質量による共振周波数において摩擦損失による消音作用が生じる。
消音のターゲットとなる共振周波数fは、音速c、連通路断面積S、連通路長さL、及び共鳴室70Aまたは共鳴室70Bの容積Vを用いて、以下の数式1のように求めることが出来る。
レゾネータでは、ターゲットとなる共振周波数fとその周辺周波数の消音効果は高いものの、共振周波数fから外れた周波数では消音効果は相対的に低い。そこで本実施形態に係る嵩上げ材50の底面54には、容積の異なる複数の凹部51が形成される。
例えば図2を参照して、共鳴室70を構成する凹部51として、嵩上げ材50の底面54には、容積の大きい順に、大凹部51A,51B、中凹部51C-51E、小凹部51F,51Gが形成される。大凹部51A,51B、中凹部51C-51E、小凹部51F,51Gはそれぞれ連通路52により連通される。例えば、大凹部51A,51Bは一組設けられる。中凹部51C-51Eは二組設けられる。小凹部51F,51Gは四組設けられる。
このように容積の異なる凹部51を設けることで、上記数式1における容積Vが任意に設定可能となる。すなわち、消音のターゲットとなる共振周波数が複数設定可能となる。
これら大凹部51A,51B、中凹部51C-51E、小凹部51F,51Gの配置は、嵩上げ材50に要求される耐荷重性能に応じて定めることが出来る。例えば嵩上げ材50の車幅方向中央部分は、運転者が車両に乗り込む際に踏み込まれる領域であり、嵩上げ材50の車幅方向領域のうち最も高い耐荷重性能が要求される。そこで側壁61の数が相対的に多くなるように、嵩上げ材50の車幅方向中央部分に小凹部51F,51Gが複数組形成される。
また、嵩上げ材50の底面54に複数の凹部51とこれらを連通する連通路52を備えることで、仮に嵩上げ材50の外部から凹部51内に水が浸入したときに、連通路52を介して隣接する凹部51に水が移動可能となる。一つの凹部51内に水が滞留することが抑制され、フロアパネル10における錆の発生が抑制される。
10 フロアパネル、16 フロアパネルの上面、30 バッテリパック、50 嵩上げ材、51 凹部、52 連通路、54 嵩上げ材の底面、60 離隔面、61 側壁、70A,70B 共鳴室。

Claims (1)

  1. 車室床に設けられるフロアパネルと、
    前記フロアパネル上に載置される嵩上げ材と、
    を備え、
    前記フロアパネルの上面と面する前記嵩上げ材の底面には、前記フロアパネルの前記上面から離隔されるように上方に窪む、複数の凹部と、複数の前記凹部を繋ぐ連通路が形成された、車室の床下構造。
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