JP2024051671A - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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和也 沢崎
昭徳 藤
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【課題】ヘッドパイプの前方にバッテリボックスを備えるとともにバッテリボックスの周囲に第二電装部品を備えた鞍乗り型車両において、コストおよび部品点数を削減しつつ第二電装部品への被水等の影響を抑える。【解決手段】バッテリボックス60内にバッテリ40が収容されるとともに、バッテリボックス60の外側にヒューズボックス50が配置され、バッテリボックス60は、バッテリ40の外形に沿うボックス本体61と、ボックス本体61から車両平面視でボックス本体61の外側に延びる延出部81と、を備え、ヒューズボックス50は、延出部81の上方に配置され、かつ車両平面視で前記延出部81と重なるように配置されている。【選択図】図4

Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、ヘッドパイプの前方にバッテリボックスを備え、バッテリボックスの車幅方向一側にヒューズボックス(第二電装部品)を配置した鞍乗り型車両において、バッテリボックスが備えるヒューズホルダでヒューズボックスを支持する構成がある(例えば、特許文献1参照)。
また、バッテリボックスに収容されたバッテリを覆うカバー部材を別体に備え、このカバー部材がヒューズボックスも覆う構成がある(例えば、特許文献2参照)。
特許第6389966号公報 特開2008-81052号公報
ところで、上記従来の技術では、ヒューズボックスへの被水に対し、防水性の高い(被水しても問題ない)ヒューズを使用するか、バッテリボックスとは異なるカバー等でヒューズボックスをカバーすることで対応していた。このため、コストおよび部品点数を増加させるという課題があった。
そこで本発明は、ヘッドパイプの前方にバッテリボックスを備えるとともにバッテリボックスの周囲に第二電装部品を備えた鞍乗り型車両において、コストおよび部品点数を削減しつつ第二電装部品への被水等の影響を抑えることを目的とする。そして、延いては交通の安全性をより一層改善して持続可能な輸送システムの発展に寄与するものである。
上記課題の解決手段として、本発明の第一の態様は、車体フレーム(21)の前端部に備えられるヘッドパイプ(21a)と、前記ヘッドパイプ(21a)の周囲を覆う車体前部カバー(16)と、前記車体前部カバー(16)の内側で前記ヘッドパイプ(21a)の前方側に配置されるバッテリボックス(60)と、を備え、前記バッテリボックス(60)内にバッテリ(40)が収容されるとともに、前記バッテリボックス(60)の外側に第二電装部品(50)が配置される鞍乗り型車両(1)において、前記バッテリボックス(60)は、前記バッテリ(40)の外形に沿うボックス本体(61)と、前記ボックス本体(61)から車両平面視で前記ボックス本体(61)の外側に延びる延出部(81)と、を備え、前記第二電装部品(50)は、前記延出部(81)の上方に配置され、かつ車両平面視で前記延出部(81)と重なるように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、バッテリボックスのボックス本体から延びる延出部を利用して、第二電装部品の下方をカバーすることが可能となり、部品点数を増加させることなく第二電装部品を下方側からの被水や外乱から保護することができる。
本発明の第二の態様は、上記第一の態様において、前記バッテリボックス(60)は、前記第二電装部品(50)を支持する第二支持部(71)と、前記ボックス本体(61)内にバッテリ(40)を保持するバッテリ保持部材(67)と、を備え、前記第二支持部(71)は、前記バッテリ保持部材(67)を固定する部材固定部(76)を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、第二電装部品を支持する第二支持部を利用して、バッテリ保持部材を固定可能とすることで、構造の簡素化および部品点数の削減を図ることができる。
本発明の第三の態様は、上記第一又は第二の態様において、前記ボックス本体(61)は、前記バッテリ(40)を車幅方向外側から覆う左右一対の側壁部(64,65)を備え、前記ボックス本体(61)は、左右一対の前記側壁部(64,65)の間に形成されたボックス開口(69)より前記バッテリ(40)を出し入れ可能であり、前記延出部(81)は、一方の前記側壁部(65)から車幅方向外側に延出して形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、ボックス本体の左右側壁部間のボックス開口よりも車幅方向外側に延出部が延びるので、延出部がバッテリの出し入れの妨げにならず、バッテリのメンテナンス性を良好に保ちつつ、第二電装部品を下方側からの被水や外乱から保護することができる。
本発明の第四の態様は、上記第三の態様において、前記延出部(81)は、上下方向に板厚を有する板状部(82)と、前記板状部(82)の外周の端縁から上下方向に延びる立壁部(83)と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、板状部の外周の端縁に立壁部を備えるので、立壁部が延出部の補強となり、延出部の剛性を向上させることができる。
本発明の第五の態様は、上記第四の態様において、前記立壁部(83)は、前記板状部(82)の前縁(82b2)から上方に立ち上がるものであり、車両平面視で前記第二電装部品(50)の前方に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、第二電装部品の前方側に立壁部が配置されるので、第二電装部品に対する被水や外乱をより一層回避しやすくすることができる。延出部が車幅方向外側に延びるものであれば、延出部を効果的に補強することができる。
本発明の第六の態様は、上記第五の態様において、前記板状部(82)は、前記ボックス本体(61)の側壁部(65)の車幅方向外側に隣接する基部(82a)と、前記基部(82a)の車幅方向外側に連なり、前記基部(82a)よりも後方側に延びた形状を有するとともに、車両平面視で前記第二電装部品(50)と重なるように配置される本体部(82b)と、を備え、前記本体部(82b)の後部における車幅方向内側の部位には、切り欠き部(84)または開口部が形成されていることを特徴とする。
この構成によれば、延出部の基部の後方側かつ本体部の後部の車幅方向内側において、切り欠きまたは開口によってスペースを広げることができる。このため、前記スペースに車体前部カバー内のハーネス等の索状部材を配置する場合にも、これらの索状部材を配置しやすくすることができる。
本発明の第七の態様は、上記第六の態様において、前記延出部(81)の車幅方向外側の外側縁(82b1)は、後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜し、前記第二電装部品(50)は、車両平面視で一方向に長い外形状をなし、前記第二電装部品(50)は、車両平面視の長手方向を前記延出部(81)の外側縁(82b1)に沿わせるように配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、延出部の車幅方向外側の外側縁が後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜し、第二電装部品が平面視の長手方向を延出部の外側縁と平行にして配置されることで、車体前部カバーの形状に沿わせるように第二電装部品を斜めに配置した場合にも、延出部によって第二電装部品を下方からカバーしやすくすることができる。延出部および第二電装部品の後部の車幅方向内側のスペースを広げ、このスペースを部品配置スペースとして利用しやすくすることができる。
本発明によれば、ヘッドパイプの前方にバッテリボックスを備えるとともにバッテリボックスの周囲に第二電装部品を備えた鞍乗り型車両において、コストおよび部品点数を削減しつつ第二電装部品への被水等の影響を抑えることができる。
本発明の実施形態における自動二輪車の右面図である。 上記自動二輪車の車体前部の右側面図であり、車体カバーを透過して示す。 上記車体前部の前面図であり、車体カバーを透過して示す。 上記車体前部の上面図であり、車体カバーを透過して示す。 バッテリボックスの平面図である。 バッテリボックスの右側面図である。 バッテリボックスの前面図である。 バッテリボックスの後面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の説明における前後左右等の向きは、特に記載が無ければ以下に説明する車両における向きと同一とする。また以下の説明に用いる図中適所には、車両前方を示す矢印FR、車両左方を示す矢印LH、車両上方を示す矢印UP、車両左右中央を示す線CLが示されている。本実施形態で用いる「中間」とは、対象の両端間の中央のみならず、対象の両端間の内側の範囲を含む意である。
<車両全体>
図1には、鞍乗り型車両の一例として、スクータ型の自動二輪車1が示されている。自動二輪車1は、操舵輪である前輪3と、駆動輪である後輪4と、を備えている。前輪3は、左右一対のフロントフォーク3aに支持され、バーハンドル2によって回動(転舵)可能である。後輪4は、スイング式のパワーユニット8に支持され、パワーユニット8によって駆動可能である。図中符号2aはバーハンドル2の左右両側のグリップ部、符号2bは左右グリップ部2aを除いてバーハンドル2の周囲を覆うハンドルカバーを示している。
バーハンドル2、フロントフォーク3aおよび前輪3を含むステアリング系部品9は、車体フレーム21の前端部のヘッドパイプ21aに、ステアリング軸23を介して回動可能(転舵可能)に支持されている。パワーユニット8の前部は、車体フレーム21の下部に上下揺動可能に支持されている。
車体フレーム21は、ヘッドパイプ21aと、ヘッドパイプ21aから下後方へ延びるダウンフレーム21bと、ダウンフレーム21bの下部から後方へ延びるロアフレーム21cと、ロアフレーム21cの後部から後上方へ延びるリヤフレーム21dと、を備えている。
図中符号3bは前輪3の上方を覆うフロントフェンダを示す。フロントフェンダ3bはヘッドパイプ21aの下方でブリッジ部材3cに取り付けられる。ブリッジ部材3cは、左右フロントフォーク3aの上端部を支持する。フロントフェンダ3bおよびブリッジ部材3cは、ステアリング系部品9に含まれる。ブリッジ部材3cの上方には、左右フロントフォーク3aが突出しない。したがって、左右フロントフォーク3aの延長方向には、フロントボディカバー16内に部品配置スペースを確保しやすい。フロントボディカバー16の前下方側には、前輪3およびフロントフェンダ3bの後上部を回動可能に配置する開放空間としてのホイールハウス3dが形成されている。ホイールハウス3d内には、フロントボディカバー16の内部空間K2が部分的に連通している。
前輪3と後輪4との間には、運転者が足を置くフロアステップ6が設けられている。フロアステップ6の前方には、フロントボディ14が設けられている。フロアステップ6の後方には、リアボディ15が設けられている。フロントボディ14およびリアボディ15の間でフロアステップ6の上方の空間K1は、運転者が車体を跨ぐ際の跨ぎ空間K1とされる。フロントボディ14の上方には、ハンドル2が配置されている。リアボディ15の上方には、乗員が着座するシート5が支持されている。フロアステップ6の下部左側には、車体を左側に傾斜させた起立状態で支持可能な可倒式のサイドスタンド(不図示)が設けられている。
パワーユニット8は、例えば内燃機関であるエンジン8aと、エンジン8aで生じた駆動力を後輪4に伝達する伝動装置(例えばベルト式無段変速機、不図示)と、を備えている。前記伝動装置は、例えば車体左側に設けられている。パワーユニット8の構成は様々であり、例えば駆動源に電気モータを備えてもよい。
自動二輪車1の車体フレーム21の周囲は、車体カバー11で覆われている。車体カバー11は、車体フレーム21の前部を前方から覆うフロントカバー11aと、車体フレーム21の前部を後方から覆うインナーカバー11bと、車体フレーム21の下部を上方から覆うフロアカバー11cと、車体フレーム21の後部を前方および側方から覆うリアボディカバー11dと、を備えている。フロントカバー11aおよびインナーカバー11bは、フロントボディ14の外面を形成するフロントボディカバー16を構成している。フロントボディカバー16は、運転者の脚部の前方を覆うレッグシールドを兼ねている。フロアカバー11cの上面部は、フロアステップ6を構成している。フロアステップ6は、例えば車幅方向の全幅に渡って平坦な上面(足載せ面)を形成している。フロアステップ6は、車幅方向内側で上方に隆起するセンタートンネルを備えてもよい。リアボディカバー11dは、リアボディ15の外面を形成している。車体カバー11は、ハンドルカバー2bを除き、車体フレーム21に直接又は間接的に固定されている。
フロントボディカバー16の車両後方側の左側には、物品を収容可能なインナーボックス26が配置されている。フロントボディカバー16の車両後方側(乗員側、インナーカバー11b側)の右側には、イグニッションスイッチおよび各種ロックの施錠解除スイッチを含むメインスイッチ29が配置されている。
図2~図4に示すように、自動二輪車1は、ハンドルカバー2bひいてはバーハンドル2に支持されてバーハンドル2と一体的に回動する第一機能部品31と、フロントボディカバー16内に配策されて第一機能部品31に接続される第一索状部材33と、ステアリング系部品9を除く車体本体22に支持され、ステアリング系部品9と一体的に回動することなく、車体本体22に位置決め状態で保持(固定)される第二機能部品35と、フロントボディカバー16内に配策されて第二機能部品35に接続される第二索状部材37と、を備えている。実施形態の「車体本体22」とは、ステアリング系部品9を支持する車体フレーム21の他、車体フレーム21に固定された部品を含む概念である。
例えば、第一機能部品31は、運転者が操作を行うハンドル側操作子(ブレーキレバー、クラッチレバー、アクセルスリーブ等)の他、ヘッドライト、ウインカ、ハンドルスイッチ、メータ装置等のハンドル側電装部品31bが挙げられる。「一体的に回動」とは、一体に回動することの他、連結部品を介して連動(回動)することを含む。ステアリング軸23は、実体のある軸に限らず、仮想軸であってもよい。
実施形態の第一機能部品31は、ハンドル側操作子としての右ブレーキレバー31a、およびハンドル側電装部品31bとしてのヘッドライト、ハンドルスイッチおよびメータ装置である。ヘッドライトおよびウインカ等の灯火器は、機種によって車体本体22側およびバーハンドル2側の何れに設けてもよい。
第一索状部材33は、ハンドル側操作子から車両下方(操舵輪側)に延びる操作ケーブル(又は液圧ホース)、ハンドル側電装部品31bに接続されるワイヤハーネス(以下、単にハーネスという。)等が挙げられる。第一索状部材33は、全体が操舵ハンドル2とともに回動するものに限らず、規定の範囲に限定して操舵ハンドル2とともに回動するものでもよい。
実施形態の第一索状部材33は、右ブレーキレバー31aから延びてフロントブレーキのキャリパに至るブレーキホース33a、および不図示のメインハーネスから分岐してハンドル側電装部品31bに接続されるハンドル側分岐ハーネス33bである。
第二機能部品35は、バーハンドル2とともに回動することなく車体本体22に固定されるものであり、バッテリ40、ヒューズボックス50、ECU(Electronic Control Unit)58、USB(Universal Serial Bus)ポート(USBソケット)、ホーン、メインスイッチ29等の車体側電装部品の他、種々の施錠機構やパーキングブレーキを操作するための車体側操作子等が挙げられる。「車体本体22に固定」とは、「バーハンドル2とともに回動しない」の意であり、車体本体22に完全固定されることの他、バーハンドル2の回動とは独立した作動が可能な態様を含む。
実施形態の第二機能部品35は、車体側電装部品としてのバッテリ40、ヒューズボックス50、ECU58等である。
第二索状部材37は、車体側電装部品に接続されるワイヤハーネス(以下、単にハーネスという。)、車体側操作子から延びる操作ケーブル(又は液圧ホース)等が挙げられる。
実施形態の第二索状部材37は、不図示のメインハーネスから分岐して車体側電装部品に接続される車体側分岐ハーネス37aである。
フロントカバー11aとインナーカバー11bとの間に形成される内部空間K2内(あるいはカバー外面)には、第二機能部品35として車体側電装部品および車体側操作子の少なくとも一つが配置される。実施形態では、内部空間K2内には、車体側電装部品としてのバッテリ40、ヒューズボックス50、ECU58等が配置されている。
内部空間K2内には、第一索状部材33および第二索状部材37が配置されている。実施形態では、内部空間K2には、第一索状部材33としてのブレーキホース33a、ハンドル側分岐ハーネス33bが配置され、第二索状部材37としての車体側分岐ハーネス37aが配置されている。
バーハンドル2右側の右ブレーキレバー31a(実施形態では右ブレーキレバー31aと連動するマスターシリンダ)とフロントブレーキ(実施形態ではキャリパ)との間に、液圧ホースであるブレーキホース33aが配策される。ブレーキホース33aは、右ブレーキレバー31a(マスターシリンダ)から車両左右中央CL側かつ下方に向けて斜めに延び、ハンドルカバー2bの下端部からフロントボディカバー16内に入り込む。
ブレーキホース33aは、フロントボディカバー16内で車体左側に至ってから右側に向けて湾曲し、ヘッドパイプ21aの前方において車体右側かつ下方に向けて斜めに延びる。その後、ブレーキホース33aは、バッテリ40とヒューズボックス50との間の後方を通るように前下方に向けて湾曲する。その後、ブレーキホース33aは、前輪3右側に配置されたキャリパに下端を接続する。ブレーキホース33aは、ヘッドパイプ21aの前方を通過した後は、車両左右中央CLよりも車体右側(車幅方向一側)に偏って配策されている。
フロントボディカバー16におけるフロントカバー11aおよびインナーカバー11bに挟まれた内部空間K2には、バッテリ40、ヒューズボックス50、ECU58等の車体側電装部品が配置されている。
図4を参照し、バッテリ40とヒューズボックス50との間には、平面視で後側ほど広い台形状の空間K3が形成されている。ヒューズボックス50は、バッテリ40の右側に、平面視台形状の空間K3を空けて配置されている。
図5を併せて参照し、空間K3の下方には、後述するバッテリボックス(バッテリケース)60の右側に延びる第二支持部71が配置されるとともに、第二支持部71の下方には、同じくバッテリボックス60の右側に延びる板状の延出部81の基部82aが配置されている。第二支持部71および基部82aは、バッテリボックス60の右側面と、斜めに配置されたヒューズボックス50の左側面と、の間に位置する平面視台形状の部位である。バッテリボックス60の詳細については後述する。
図4、図6を参照し、バッテリ40は、ヘッドパイプ21aの前方で車両左右中央CLを跨ぐように配置されている。バッテリ40は、12Vの車載電源であり、直方体形状をなしている。バッテリ40は、前後面41,42を車幅方向と平行にし、かつ車両側面視で前後面41,42を前記ヘッドパイプ21aと略平行に傾斜させた姿勢(上側ほど後側に位置するように傾斜させた姿勢)で配置されている。バッテリ40の上面43の前側の左右両側には、正極端子43aおよび負極端子43bが配置されている。
バッテリ40は、車両左右中央CLに対して予め定めた規定量だけ左側にずれた配置とされる。これにより、バッテリ40の右側にヒューズボックス50等の他部品を配置しやすくされる。
バッテリ40は、合成樹脂製のバッテリボックス60内に収容されている。バッテリボックス60は、バッテリ40の外形状に沿うように直方体形状の箱体に形成されたボックス本体61を備えている。ボックス本体61は車両前方側に開放し、バッテリ40を車両前方側から挿入離脱可能である。
図5~図8を参照し、ボックス本体61は、バッテリ40の下面44を下方から覆うように支持する下壁部62と、バッテリ40の後面42を後方から覆うように支持する後壁部63と、バッテリ40の左右側面を左右側方から覆うように配置される左側壁部64および右側壁部65と、バッテリ40の上面43の後側を上方から覆うように配置される上壁部66と、を備えている。
ボックス本体61の後壁部63は、上側ほど後側に位置するように側面視で傾斜している。後壁部63は、側面視でヘッドパイプ21aの軸線(ステアリング軸線、図2中ステアリング軸23に相当)と平行に傾斜し、ヘッドパイプ21aの前面に沿うように配置されている。後壁部63には、ヘッドパイプ21aに締結可能な締結部63aが設けられている。後壁部63がヘッドパイプ21aに締結されることで、バッテリボックス60がヘッドパイプ21aに固定される。左右側壁部64,65は、後壁部63の左右端縁から前方へ、後壁部63と略直角に延びている。上下壁部66,62は、後壁部63の上下端縁から前方へ、後壁部63と略垂直に延びている。
ボックス本体61の前面部は、下壁部62、左右側壁部64,65および上壁部66の各前端縁に囲まれたボックス開口69を形成している。ボックス本体61は、車両前方側から左右側壁部64,65並びに上下壁部62と略平行にバッテリ40を出し入れ可能である。上壁部66は前方への長さを短縮し、正負極端子43a,43bを露出させてハーネスを着脱可能とする。上壁部66を無くしてボックス開口69をボックス本体61の上部まで広げ、ボックス本体61の上方側から左右側壁部64,65並びに後壁部63と略平行にバッテリ40を出し入れ可能としてもよい。この場合、左右側壁部64,65の前端縁の間に渡る前壁部を設けてもよい。
バッテリボックス60の右側壁部65の左右方向(車幅方向)外側には、第二支持部71と、延出部81と、を備えている。第二支持部71および延出部81は、例えば右側壁部65と一体形成されている。
第二支持部71は、右側壁部65の上下方向中間部の外側面から車両平面視で右方(ボックス本体61の外側)に延び、ヒューズボックス(第二電装部品)50を支持可能とする。
延出部81は、第二支持部71よりも下方に離隔して配置され、右側壁部65の下部の外側面から車両平面視で右方(ボックス本体61の外側)に延び、車両平面視でヒューズボックス50の全体と重なるように配置される(図4参照)。
バッテリボックス60は、ボックス本体61内にバッテリ40を保持するためのバッテリ保持バンド67を備えている。バッテリ保持バンド67は、前後方向から見て矩形状のボックス開口69の上下方向中間部を左右に横断するように設けられている。バッテリ保持バンド67は、例えば鋼板製であり、左右方向に延びる帯状をなしている。
バッテリ保持バンド67の左右一側の端部(左端部)は、ボックス本体61の左側壁部64に車両前方側への移動を規制した状態で係止可能なフック部67aとされる。ボックス本体61の左側壁部64の前方側(ボックス開口69側)の外側面には、フック部67aを係止するためのバンド係止部が一体形成されている。
バッテリ保持バンド67の左右他側の端部(右端部)は、ボックス本体61の右側壁部65に締結固定可能な被締結部(ボルト挿通部)67bとされる。ボックス本体61の右側壁部65の前方側(ボックス開口69側)の外側には、第二支持部71の前端部が配置されている。第二支持部71の前端部は、バッテリ保持バンド67の被締結部67bを前方側から螺着したボルトB1によって締結可能なバンド締結部76を構成している。バンド締結部76は、例えば第二支持部71の前壁部73にクリップナット76aを取り付けて構成されている。
第二支持部71は、上下方向に板厚を有する底壁部72と、底壁部72の前端縁から上方に屈曲して延びる前壁部73と、底壁部72の後端縁から上方に屈曲して延びる後壁部74と、底壁部72の外側端縁から上方に屈曲して延び、ヒューズボックス50を取り付け可能な取り付け壁部75と、を備えている。
底壁部72は、平面視で後側ほど広い台形状をなしている。底壁部72は、車両側面視で前上がりに傾斜しているが、その傾斜角度は、ボックス本体61の下壁部62の傾斜角度よりも小さくされている。
前壁部73は、前後方向から見て矩形状をなし、車幅方向と平行に設けられている。この前壁部73にクリップナット76aが上方から取り付けられて、バッテリ保持バンド67の右端部を固定するためのバンド締結部76が構成されている。
後壁部74は、前後方向から見て左右に長い長方形状をなしているが、平面視では前方に凸の浅いV字状に形成されている。後壁部74は、車幅方向内側の部位が車幅方向と平行に設けられ、車幅方向外側の部位が車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜して設けられる。この後壁部74とボックス本体61の右側壁部65の後部とにより、車両平面視において前方側に向けて凹む凹形状が形成されている。第二支持部71の後方には、ブレーキホース33aが下方に向けて延びるように配索されている(図4参照)。前記凹形状は、ブレーキホース33a等の索状部材を配置しやすくしている。底壁部72の後端縁に後壁部74が立ち上がることで、ブレーキホース33a等のエッジ干渉が抑えられる。
取り付け壁部75は、車幅方向外側ほど後側に位置するように傾斜した基準面75b(図5参照)に沿うように、複数の係止爪75a等を形成した構成である。
図4を参照し、取り付け壁部75に取り付けられるヒューズボックス50について説明する。ヒューズボックス50は、一方向(図中矢印Xに沿う方向、X方向)に長尺な概ね直方体状の外形状を有している。ヒューズボックス50は、ボックス本体61の右側方に配置され、かつ下面部を第二支持部71の底壁部72と略平行にして配置されている。ヒューズボックス50は、長尺方向(X方向)を、平面視で後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜させて配置されている。ヒューズボックス50の下面部には、不図示のハーネスが接続されている。
ヒューズボックス50は、ボックス本体51と、ボックス本体51の上部を覆う蓋部材55と、を備えている。ボックス本体51および蓋部材55は、それぞれX方向に長い直方体状の外形状を有している。図中矢印Zはヒューズボックス50の高さ方向(ボックス本体51および蓋部材55の着脱方向)、矢印YはX方向(長さ方向)およびZ方向(高さ方向)と直交する幅方向、をそれぞれ示す。
ボックス本体51は、例えば複数の平形(ブレード型)のヒューズを複数収容している。ヒューズボックス50のX方向の両端部には、ボックス本体51に対して蓋部材55を固定するための蓋係止構造52を備えている。ボックス本体51のY方向の一側には、第二支持部71の取り付け壁部75に固定するための被係止部(不図示)を備えている。被係止部は、対応する係止爪75a等を下方から挿入することで、係止爪75a等に係止可能である。この被係止部を取り付け壁部75に係止することで、ヒューズボックス50が第二支持部71の車幅方向外側に固定される。
図5~図8を参照し、延出部81は、上下方向に板厚を有する板状部82と、板状部82の前端縁から上方に屈曲して延びる立壁部83と、を備えている。
板状部82は、車両側面視で前上がりに傾斜しており、その傾斜角度は、ボックス本体61の下壁部62の傾斜角度と略同一とされている。板状部82は、ボックス本体61の下壁部62を右方側に延長するように設けられている。
板状部82は、ボックス本体61の右側壁部65の車幅方向外側に隣接する基部82aと、基部82aの車幅方向外側に隣接し、基部82aよりも後方側に延びた形状を有する本体部82bと、を備えている。
基部82aは、平面視で後側ほど広い台形状、または矩形状をなし、平面視で第二支持部71と全体が重なるように設けられている。
本体部82bは、平面視で前後方向に長く、かつ後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜した長方形状をなしている。本体部82bの平面視の傾斜角度は、ヒューズボックス50の平面視の傾斜角度と同一である(図4参照)。本体部82bの車幅方向外側の外側縁82b1は、平面視で後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜している。図中符号82b2は本体部82bの前縁、符号82b3は後縁、符号82b4は車幅方向内側の内側縁、をそれぞれ示す。本体部82bの前縁82b2は基部82aの前縁と連続している。
図4を併せて参照し、ヒューズボックス50は、平面視の長手方向(X方向)を本体部82bの外側縁82b1に沿わせるように配置され、このヒューズボックス50の下方に延出部81が配置されている。延出部81は、車両平面視でヒューズボックス50の全体と重なるように設けられている。
フロントボディカバー16の下部は、ホイールハウス3d内に連通しており、走行風とともに雨水等がフロントボディカバー16内に入り込むことがある。これに対し、バッテリ40はバッテリボックス60のボックス本体61で覆われることで、下方からの被水等の外乱を受けることが抑制されている。また、ヒューズボックス50は延出部81に下方から覆われることで、バッテリ40同様、下方からの被水等の外乱を受けることが抑制されている。延出部81はバッテリボックス60に一体形成されることで、部品点数およびコストの増加を抑えている。
本体部82bの後部(基部82aよりも後方の部位)における車幅方向内側の内側部には、内側縁82b4を車幅方向外側に向けて凹ませる凹状の切り欠き部84が形成されている。基部82aの後方側のスペースには、ブレーキホース33a等の索状部材が配置されるため、切り欠き部84を形成することによって、索状部材の配置スペースを広げることができる。索状部材の配置スペースを広げる(確保する)ための構成として、切り欠き部84に代わり、索状部材を挿通させる開口部を内側縁82b4近傍に形成してもよい。この場合、ヒューズボックス50への被水を抑えることに影響しない程度の開口部であるとよい。
立壁部83は、前後方向から見て車幅方向に長い長方形状をなし、車幅方向と平行に設けられている。立壁部83は、車両平面視でヒューズボックス50の前方に配置されている。ヒューズボックス50および本体部82bは、側面視で後下がりに傾斜しており、前端側がより高位置に配置されることに加え、ヒューズボックス50よりも前方側に立壁部83を備えることで、ヒューズボックス50への被水をより一層抑えやすくなる。本体部82bの下面には、下方に突出する下方リブ83aが一体形成されている。下方リブ83aは、本体部82bの左右中央近傍に配置され、板状の本体部82bを補強する。本体部82bの下面の前外側には、ハーネスクリップ等を取り付けるためのクリップ取り付け部83bが一体形成されている。クリップ取り付け部83bの内側端には、下方リブ83aの前端が接続され、これらがL字状に一体化されている。
バッテリボックス60は、ボックス本体61の下壁部62の前部から車両前方側に延びる左右一対のカウルステー85を備えている。カウルステー85は、下壁部62の前部から下方に延びた後に前方に湾曲して延びる。右側のカウルステー85は、下壁部62の前部から延出部81の前部に跨って設けられている。右側のカウルステー85の上方には、右側壁部65から前方に延び、右側のカウルステー85との間にハーネスを保持するハーネス保持アーム88が設けられている。
各カウルステー85の前端部には、クリップナット86aが取り付けられて、フロントカバー11aの被締結部11a1を固定するためのカウル締結部86が構成されている。カウル締結部86には、フロントカバー11aの被締結部を上下方向に沿うボルトB2によって締結可能である。
以上説明したように、上記実施形態における自動二輪車1は、車体フレーム21の前端部に備えられるヘッドパイプ21aと、前記ヘッドパイプ21aの周囲を覆うフロントボディカバー16と、前記フロントボディカバー16の内側で前記ヘッドパイプ21aの前方に配置されるバッテリボックス60と、を備え、前記バッテリボックス60内にバッテリ40が収容されるとともに、前記バッテリボックス60の外側にヒューズボックス50が配置され、前記バッテリボックス60は、前記バッテリ40の外形に沿うボックス本体61と、前記ボックス本体61から車両平面視で前記ボックス本体61の外側に延びる延出部81と、を備え、前記ヒューズボックス50は、前記延出部81の上方に配置され、かつ車両平面視で前記延出部81と重なるように配置されている。
この構成によれば、バッテリボックス60のボックス本体61から延びる延出部81を利用して、ヒューズボックス50の下方をカバーすることが可能となり、部品点数を増加させることなくヒューズボックス50を下方からの被水や外乱から保護することができる。延出部81が延びる方向は車幅方向外側に限らず、第二電装部品の配置に応じて前方や後方に延びてもよい。ヒューズボックス50以外の第二電装部品がバッテリボックス60の外側に配置されてもよい。
上記自動二輪車1において、前記バッテリボックス60は、前記延出部81の上方で前記ボックス本体61から車両平面視で前記ボックス本体61の外側に延び、前記ヒューズボックス50を支持する第二支持部71と、前記ボックス本体61内にバッテリ40を保持するバッテリ保持バンド67と、を備え、前記第二支持部71は、前記バッテリ保持バンド67を固定する部材固定部(76)を備えている。
この構成によれば、ヒューズボックス50を支持する第二支持部71を利用して、バッテリ保持バンド67を固定可能とすることで、構造の簡素化および部品点数の削減を図ることができる。バッテリボックス60に第二支持部71を設けず、バッテリボックス60とは別の構成によって第二電装部品が支持される構成も有り得る。
上記自動二輪車1において、前記ボックス本体61は、前記バッテリ40を車幅方向外側から覆う左右一対の側壁部64,65を備え、前記ボックス本体61は、左右一対の前記側壁部64,65の間に形成されたボックス開口69より前記バッテリ40を出し入れ可能であり、前記第二支持部71および延出部81は、一方の前記側壁部(右側壁部65)から車幅方向外側に延出して形成されている。
この構成によれば、ボックス本体61の左右側壁部64,65間のボックス開口69よりも車幅方向外側に第二支持部71および延出部81が延びるので、第二支持部71および延出部81ならびにヒューズボックス50がバッテリ40の出し入れの妨げにならず、バッテリ40のメンテナンス性を良好に保ちつつ、ヒューズボックス50を下方からの被水や外乱から保護することができる。
上記自動二輪車1において、前記延出部81は、上下方向に板厚を有する板状部82と、前記板状部82の外周の端縁から上下方向に延びる立壁部83と、を備えている。
この構成によれば、板状部82の外周の端縁に立壁部83を備えるので、立壁部83が延出部81の補強となり、延出部81の剛性を向上させることができる。延出部81の補強となる立壁部は、前端縁から上方に立ち上がるものに限らず、下方に延びるものでもよい。前端縁の他にも後端縁、外側端縁および内側端縁等に備えてもよい。
上記自動二輪車1において、前記立壁部83は、前記板状部82の前縁82b2から上方に立ち上がるものであり、車両平面視で前記ヒューズボックス50の前方に配置されている。
この構成によれば、ヒューズボックス50の前方に立壁部83が配置されるので、ヒューズボックス50に対する被水や外乱をより一層回避しやすくすることができる。延出部81が車幅方向外側に延びるものであれば、延出部81を効果的に補強することができる。
上記自動二輪車1において、前記板状部82は、前記ボックス本体61の右側壁部65の車幅方向外側に隣接する基部82aと、前記基部82aの車幅方向外側に連なり、前記基部82aよりも後方に延びた形状を有するとともに、車両平面視で前記ヒューズボックス50と重なるように配置される本体部82bと、を備え、前記本体部82bの後部における車幅方向内側の部位には、切り欠き部84または開口部が形成されている。
この構成によれば、延出部81の基部82aの後方かつ本体部82bの後部の車幅方向内側において、切り欠き部84または開口部によってスペースを広げることができる。このため、前記スペースにフロントボディカバー16内のハーネス等の索状部材を配置する場合にも、これらの索状部材を配置しやすくすることができる。
上記自動二輪車1において、前記延出部81の車幅方向外側の外側縁82b1は、後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜し、前記ヒューズボックス50は、車両平面視で一方向に長い外形状をなし、前記ヒューズボックス50は、車両平面視の長手方向(X方向)を前記延出部81の外側縁82b1に沿わせるように配置されている。
この構成によれば、延出部81の車幅方向外側の外側縁82b1が後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜し、ヒューズボックス50が平面視の長手方向を延出部81の外側縁82b1と平行にして配置されることで、フロントボディカバー16の形状に沿わせるようにヒューズボックス50を斜めに配置した場合にも、延出部81によってヒューズボックス50を下方からカバーしやすくすることができる。延出部81およびヒューズボックス50の後部の車幅方向内側のスペースは広がり、このスペースを部品配置スペースとして利用しやすくすることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、例えば、本実施形態の構成は、自動二輪車以外の鞍乗り型車両に適用してもよい。前記鞍乗り型車両には、運転者が車体を跨いで乗車する車両全般が含まれ、自動二輪車(原動機付自転車及びスクータ型車両を含む)のみならず、三輪(前一輪かつ後二輪の他に、前二輪かつ後一輪の車両も含む)又は四輪(四輪バギー等)の車両も含まれる。原動機に電気モータを含む車両に適用してもよい。
そして、上記実施形態における構成は本発明の一例であり、実施形態の構成要素を周知の構成要素に置き換える等、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
16 フロントボディカバー(車体前部カバー)
21 車体フレーム
21a ヘッドパイプ
40 バッテリ
50 ヒューズボックス(第二電装部品)
60 バッテリボックス
61 ボックス本体
64 左側壁部
65 右側壁部
71 第二支持部
76 バンド締結部(部材固定部)
81 延出部
82 板状部
82a 基部
82b 本体部
82b1 外側縁
82b2 前縁
83 立壁部
84 切り欠き部

Claims (7)

  1. 車体フレーム(21)の前端部に備えられるヘッドパイプ(21a)と、
    前記ヘッドパイプ(21a)の周囲を覆う車体前部カバー(16)と、
    前記車体前部カバー(16)の内側で前記ヘッドパイプ(21a)の前方側に配置されるバッテリボックス(60)と、を備え、
    前記バッテリボックス(60)内にバッテリ(40)が収容されるとともに、前記バッテリボックス(60)の外側に第二電装部品(50)が配置される鞍乗り型車両(1)において、
    前記バッテリボックス(60)は、
    前記バッテリ(40)の外形に沿うボックス本体(61)と、
    前記ボックス本体(61)から車両平面視で前記ボックス本体(61)の外側に延びる延出部(81)と、を備え、
    前記第二電装部品(50)は、前記延出部(81)の上方に配置され、かつ車両平面視で前記延出部(81)と重なるように配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記バッテリボックス(60)は、
    前記第二電装部品(50)を支持する第二支持部(71)と、
    前記ボックス本体(61)内にバッテリ(40)を保持するバッテリ保持部材(67)と、を備え、
    前記第二支持部(71)は、前記バッテリ保持部材(67)を固定する部材固定部(76)を備えていることを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ボックス本体(61)は、前記バッテリ(40)を車幅方向外側から覆う左右一対の側壁部(64,65)を備え、
    前記ボックス本体(61)は、左右一対の前記側壁部(64,65)の間に形成されたボックス開口(69)より前記バッテリ(40)を出し入れ可能であり、
    前記延出部(81)は、一方の前記側壁部(65)から車幅方向外側に延出して形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記延出部(81)は、上下方向に板厚を有する板状部(82)と、前記板状部(82)の外周の端縁から上下方向に延びる立壁部(83)と、を備えていることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記立壁部(83)は、前記板状部(82)の前縁(82b2)から上方に立ち上がるものであり、車両平面視で前記第二電装部品(50)の前方に配置されていることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記板状部(82)は、
    前記ボックス本体(61)の側壁部(65)の車幅方向外側に隣接する基部(82a)と、
    前記基部(82a)の車幅方向外側に連なり、前記基部(82a)よりも後方側に延びた形状を有するとともに、車両平面視で前記第二電装部品(50)と重なるように配置される本体部(82b)と、を備え、
    前記本体部(82b)の後部における車幅方向内側の部位には、切り欠き部(84)または開口部が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記延出部(81)の車幅方向外側の外側縁(82b1)は、後側ほど車幅方向外側に位置するように傾斜し、
    前記第二電装部品(50)は、車両平面視で一方向に長い外形状をなし、
    前記第二電装部品(50)は、車両平面視の長手方向を前記延出部(81)の外側縁(82b1)に沿わせるように配置されていることを特徴とする請求項6に記載の鞍乗り型車両。
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