JP2024047951A - 車載用配線基板の製造方法、及び車載用配線基板 - Google Patents

車載用配線基板の製造方法、及び車載用配線基板 Download PDF

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Abstract

【課題】導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現する。【解決手段】車載用配線基板の製造方法は、基板部本体10を用いる。車載用配線基板の製造方法は、選択工程を含む。選択工程では、車載用配線基板(例えば車載用配線基板92)を搭載する車両の種別に合わせて、複数のランド部23に対する導体部50の接合の有無、複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数、電力路25と絶縁された複数の第2電力路のうち導体部50を介してランド部23を接合する先、の少なくともいずれかを選択する。車載用配線基板の製造方法は、基板部本体10に対して選択工程による選択結果を適用して電力路25を用いた電流経路を構成する。【選択図】図3

Description

本開示は、車載用配線基板の製造方法、及び車載用配線基板に関する。
特許文献1には、基板に実装される接続部材によって電流経路の一部を構成した構造が開示されている。
特開2010-28930号公報
電流経路は、車種やグレードなどによって異なる場合がある。各々の電流経路に対応した基板を個別に用意する場合には、基板の種類の増加につながる懸念がある。また、電流経路は、放熱性を向上させることが望まれている。
本開示は、導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現可能な技術を提供することを目的とする。
本開示の車載用配線基板の製造方法は、
基板部本体を用いた車載用配線基板の製造方法であって、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記ランド部は、放熱性を有する導体部を接合可能であり、
前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、前記電力路と絶縁された複数の第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先、の少なくともいずれかを選択する選択工程を含み、
前記基板部本体に対して前記選択工程による選択結果を適用して前記電力路を用いた電流経路を構成する。
本開示の車載用配線基板は、
基板部本体と、
放熱性を有する導体部と、を備え、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されていること、及び前記電力路とは絶縁された複数の第2電力路の少なくともいずれかの前記第2電力路と前記ランド部とに接合されていること、の少なくともいずれかの条件を満たす。
本開示に係る技術は、導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現することができる。
図1は、第1実施形態の基板部本体の一部の平面図である。 図2は、導体部が接続されない場合における車載用配線基板の一部の平面図である。 図3は、1列のランド列に導体部が接合された場合における車載用配線基板の一部の平面図である。 図4は、2列のランド列に導体部が接合された場合における車載用配線基板の一部の平面図である。 図5は、図3のA-A線断面図である。 図6は、第2実施形態の基板部本体の一部の平面図である。 図7は、第2実施形態の車載用配線基板の一部の平面図である。 図8は、第3実施形態の基板部本体の一部の平面図である。 図9は、第3実施形態の車載用配線基板の一部の平面図である。 図10は、ランド部及び導体部が第2方向に並んで配置される例を示す説明図である。 図11は、第2方向にずれて配置される複数の導体部が第2方向に詰めて配置される例を示す説明図である。
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
〔1〕基板部本体を用いた車載用配線基板の製造方法であって、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記ランド部は、放熱性を有する導体部を接合可能であり、
前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、前記電力路と絶縁された複数の第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先、の少なくともいずれかを選択する選択工程を含み、
前記基板部本体に対して前記選択工程による選択結果を適用して前記電力路を用いた電流経路を構成する
車載用配線基板の製造方法。
上記車載用配線基板の製造方法は、選択工程にていずれを選択するかによって、複数の種別に応じた電流経路を実現することができる。しかも、導体部が放熱性を有するため、ランド部に導体部が接合される場合には、放熱性が向上する。したがって、上記車載用配線基板の製造方法は、導体部を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現することができる。
〔2〕前記選択工程では、前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、の少なくともいずれかを選択する
〔1〕に記載の車載用配線基板の製造方法。
導体部の接合の個数が増加するにつれて電流経路の断面積が大きくなるため、電流経路の抵抗値が低下し、電流経路に流すことが可能な最大電流値(電流許容値)が大きくなる。つまり、上記車載用配線基板の製造方法は、車両の種別に応じた電流許容値の電流経路を簡易に実現することができる。
〔3〕前記電力路には、複数の前記ランド部が並んで構成されるランド列が複数列設けられ、
前記選択工程では、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数を選択する際、前記導体部を接合する前記ランド列の個数を選択する
〔2〕に記載の車載用配線基板の製造方法。
上記方法によって製造された車載用配線基板は、導体部が接合されるランド列の個数によって区別可能である。このため、上記方法によって製造された車載用配線基板は、いずれの種別に応じた車載用配線基板であるかを目視で識別しやすい。
〔4〕複数の前記ランド部は、電流の流れる方向に並んで配置され、
前記選択工程によって前記ランド部に前記導体部を接合することが選択された場合、電流が流れる方向に並ぶ複数の前記ランド部に対して前記導体部を接合する接合工程を行う
〔2〕又は〔3〕に記載の車載用配線基板の製造方法。
上記方法によって製造された車載用配線基板は、導体部が電流の流れる方向に沿って配置されるため、電力路を流れる電流が導体部に流れやすくなる。
〔5〕前記選択工程では、複数の前記第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先を選択する
〔1〕に記載の車載用配線基板の製造方法。
上記車載用配線基板の製造方法は、いずれの第2電力路を選択するかによって、電力路に電力を供給する電力供給源、及び電力路からの電力供給先の少なくともいずれかを選択することができる。つまり、上記車載用配線基板の製造方法は、放熱性の向上を図りつつ、電力路に電力を供給する電力供給源、及び電力路からの電力供給先の少なくともいずれかを車両の種別に応じて選択することができる。
〔6〕各々の前記第2電力路には、第2ランド部が形成され、
複数の前記ランド部は、各々の前記第2ランド部に個別に対応して設けられる前記ランド部を含み、
前記選択工程では、前記ランド部と前記ランド部に対応する前記第2ランド部とを選択し、
前記選択工程によって前記ランド部と前記ランド部に対応する前記第2ランド部とが選択された場合、選択された前記ランド部と前記第2ランド部とに前記導体部を接合する接合工程を行う
〔5〕に記載の車載用配線基板の製造方法。
上記車載用配線基板の製造方法では、互いに対応するランド部と第2ランド部とに導体部が接合される。このため、より適切な位置関係でランド部と第2ランド部とを接合しやすい。
〔7〕前記導体部を前記ランド部に接合する場合、前記基板部本体に表面実装する
〔1〕から〔6〕のいずれかに記載の車載用配線基板の製造方法。
上記方法によって製造される車載用配線基板は、導体部をスルーホール実装する構成と比較して、基板部本体の裏面を有効活用しやすい。
〔8〕基板部本体と、
放熱性を有する導体部と、を備え、
前記基板部本体は、
配線パターンを有する導体層と、
前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
を備え、
前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されていること、及び前記電力路とは絶縁された複数の第2電力路の少なくともいずれかの前記第2電力路と前記ランド部とに接合されていること、の少なくともいずれかの条件を満たす
車載用配線基板。
上記車載用配線基板は、導体部が複数のランド部に接合される構成においては、導体部によって電流経路の断面積が大きくなっている。その結果、電流経路の抵抗値が低下し、許容電流値が大きくなっている。また、上記車載用配線基板は、導体部が少なくともいずれの第2電力路とランド部とに接合される構成においては、電力路を少なくともいずれかの第2電力路につないだ電流経路が構成される。したがって、上記車載用配線基板は、導体部を実装可能な共通基板が利用され、放熱性の向上が図られ、車両の種別に応じた電流経路が構成される。
〔9〕前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されている
〔8〕に記載の車載用配線基板。
上記車載用配線基板は、導体部によって電流経路の断面積が大きくなっている。その結果、電流経路の抵抗値が低下し、許容電流値が大きくなっている。
〔10〕各々の前記第2電力路には、第2ランド部が形成され、
各々の前記第2ランド部は、各々の前記ランド部と対応する位置に配置され、
前記導体部は、互いに対応する前記ランド部と前記第2ランド部とに接合されている
〔8〕に記載の車載用配線基板。
上記車載用配線基板は、互いに対応するランド部と第2ランド部とをつなぐことで、電力路を少なくともいずれかの第2電力路につないだ電流経路が構成される。
<第1実施形態>
以下の説明は、基板部本体10を用いた車載用配線基板の製造方法に関する。
(基板部本体10)
基板部本体10は、図1及び図5に示すように、導体層20と、絶縁層30と、を備える。導体層20は、例えば金属箔(例えば銅箔)によって構成される。導体層20は、配線パターン21を有する。配線パターン21は、長手形状をなしている。配線パターン21には、入力側の電気部品41と、出力側の電気部品42と、が設けられる。配線パターン21は、入力側の電気部品41を介して入力された電力を出力側の電気部品42側に供給する電気経路として機能する。入力側の電気部品41は、特に限定されず、コネクタであってもよいし、スイッチであってもよいし、ヒューズであってもよいし、その他の電気部品であってもよい。出力側の電気部品42は、特に限定されず、コネクタであってもよいし、スイッチであってもよいし、ヒューズであってもよいし、その他の電気部品であってもよい。
絶縁層30は、図5に示すように、ベース部31と、絶縁膜32と、を有する。ベース部31は、絶縁性を有し、例えば樹脂によって構成される。ベース部31は、板状をなしている。ベース部31の厚さは、絶縁膜32の厚さよりも大きい。ベース部31は、導体層20に対し、基板部本体10の厚さ方向一方側に配置されている。以下では、「基板部本体10の厚さ方向」を、単に「厚さ方向」ともいう。ベース部31における厚さ方向他方側の面には、導体層20(より具体的には、配線パターン21)が設けられている。絶縁膜32は、導体層20(より具体的には、配線パターン21)における厚さ方向他方側の面の一部を覆う。絶縁膜32は、例えばソルダーレジストとして構成される。絶縁膜32は、絶縁性を有し、例えば樹脂によって構成される。
図5に示すように、配線パターン21の一部領域は、絶縁膜32に覆われないランド部23として構成される。ランド部23は、放熱性を有する導体部50を接合可能である。導体部50は、はんだ55によってランド部23に接合される部材である。導体部50は、放熱部材である。導体部50は、樹脂で覆われない構成をなす。つまり、導体部50の表面は、樹脂で覆われずに露出した構成をなす。このため、導体部50は、被覆電線からなるジャンパ線と比較して、放熱性を向上させることができる。導体部50は、例えばバスバー(より具体的には、チップバスバー)として構成される。導体部50は、本実施形態では、直方体状であるが、別の形態であってもよい。例えば、導体部50は、立方体状であってもよいし、曲面を含む形態であってもよい。導体部50は、長手形状をなす。導体部50は、厚さ方向一方側に対向面51を有する。対向面51は、平坦な面である。対向面51は、基板部本体10に沿って配置される。対向面51は、はんだ55によってランド部23に接合される。
ランド部23は、図1に示すように、絶縁膜32に囲まれている。ランド部23は、矩形状をなしている。配線パターン21は、複数のランド部23が形成された電力路25を有する。複数のランド部23は、第1方向に並んで配置される。複数のランド部23は、直線状に並んで配置される。複数のランド部23は、電流の流れる方向に並んで配置される。電流の流れる方向は、第1方向に沿う方向である。
電力路25は、図5に示すように、入力側の電気部品41が電気的に接続される第1接続部26と、出力側の電気部品42が電気的に接続される第2接続部27と、を有する。第1接続部26及び第2接続部27は、図5に示す例では、スルーホールとして構成されている。第1接続部26及び第2接続部27は、スルーホールでなくてもよく、例えばランドであってもよい。複数のランド部23は、第1接続部26と第2接続部27との間に配置される。「電流の流れる方向」は、第1接続部26から第2接続部27に向かう方向である。
複数のランド部23は、図1及び図5に示すように、対をなすランド部23によって構成されるランド対を含む。対をなすランド部23は、互いに第1方向に間隔をあけて配置される。対をなすランド部23は、第1方向に間隔をあけて配置される。導体部50は、対をなすランド部23に接合される。より具体的には、長手形状をなす導体部50の長手方向一端側が一方のランド部23Aに接合され、長手方向他端側が他方のランド部23Bに接合される。この構成によれば、導体部50の対向面51全体をはんだ55によって電力路25に接合する構成と比較して、はんだ55の使用量を少なくすることができる。
複数のランド部23は、図1に示すように、複数のランド対を含む。電力路25は、複数のランド対が第1方向に並んで配置される構成を含む。電力路25は、複数のランド対が第2方向にずれて配置される構成を含む。
電力路25には、図1に示すように、複数のランド部23が並んで構成されるランド列が複数列設けられている。複数のランド列は、第1方向及び厚さ方向と直交する第2方向に並んで配置されている。ランド列は、図1に示す例では、2列設けられている。各ランド列のランド部23の数は同じである。各ランド列は、複数のランド対によって構成される。隣り合うランド列の各々のランド対は、互いに第1方向にずれて配置されている。
図3に示すように、対をなすランド部23の一方のランド部23Aと他方のランド部23Bとの間隔GAは、ランド部23の第1方向の長さよりも長く、ランド部23の第2方向の長さ(幅)よりも長い。ランド部23の第1方向の長さは、ランド部23の第2方向の長さ(幅)よりも短い。第1方向に隣り合うランド対の間隔GBは、上述した間隔GAよりも短く、ランド部23の第1方向の長さよりも短く、ランド部23の第2方向の長さ(幅)よりも短い。隣り合うランド対の間隔GBは、隣り合うランド対の一方のランド対における他方のランド対側のランド部23と、他方のランド対における一方のランド対側のランド部23との間隔のことである。
図3に示すように導体部50の長手方向(第1方向)の長さは、ランド部23の第1方向の長さよりも長く、ランド部23の第2方向の長さ(幅)よりも長い。導体部50の短手方向(第2方向)の長さは、ランド部23の第1方向の長さよりも長く、ランド部23の第2方向の長さ(幅)よりも短い。
導体部50が複数のランド部23に接合された場合、導体部50も電力路25によって構成される電流経路の一部をなす。このため、電力路25によって構成される電流経路の断面積が大きくなる。電流経路の断面積が大きくなると、電流経路の抵抗値が低下し、電流経路に流すことが可能な最大電流値(許容電流値)が大きくなる。
また、電力路25には、複数のランド対が設けられている。電力路25に接合される導体部50の個数が増加するにつれて、電流経路の断面積が大きくなり、電流経路の抵抗値が低下し、許容電流値が大きくなる。
例えば、導体部50がランド部23に接合されない構成においては、許容電流値が30Aとなる。導体部50が「1」のランド列に接合される構成(具体的には、「1」のランド列に含まれる各々のランド対に接合される構成)においては、許容電流値が60Aとなる。導体部50が「2」のランド列に接合される構成(具体的には、「2」のランド列に含まれる各々のランド対に接合される構成)においては、許容電流値が100Aとなる。
このように、基板部本体10は、導体部50の接合の個数によって、許容電流値が設定される。また、導体部50は、放熱性を有するため、導体部50が接合されることによって放熱性の向上も図られる。
(車載用配線基板の製造方法)
車載用配線基板の製造方法は、準備工程と、選択工程と、を含む。
準備工程では、基板部本体10を準備する。また、準備工程では、必要に応じて導体部50を準備する。
選択工程では、車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数を選択する。「複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数を選択する」ことは、本実施形態では、「導体部50を接合するランド対の個数を選択する」ことと同義である。
「車両の種別」は、車種、グレード、仕向け地、オプションなどによって分類される種類のことである。より具体的には、「車両の種別」は、車種、グレード、仕向け地、オプションなどの違いによって電力路25における許容電流値が異なる種類のことである。「電力路25における許容電流値」は、電力路25に流すことが可能な最大電流値のことである。「車両の種別」は、本実施形態では、種別A、種別B、種別Cを含む。種別Aの車両は、30Aの許容電流値が必要な車両である。種別Bの車両は、60Aの許容電流値が必要な車両である。種別Cの車両は、100Aの許容電流値が必要な車両である。
「複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数」には、「0」も含まれる。「複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数」は、本実施形態では、「0」「3」「6」のいずれかである。選択工程では、複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数を選択する際、導体部50を接合するランド列の個数を選択する。「導体部50を接合するランド列の個数」には、「0」も含まれる。「導体部50を接合するランド列の個数」は、本実施形態では、「0」「1」「2」のいずれかである。
選択工程では、車両の種別が種別Aである場合、「導体部50を接合するランド列の個数」として「0」を選択する。つまり、車両の種別が種別Aである場合、「複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数」として「0」を選択する。この場合、図2に示すように、いずれのランド部23にも導体部50が接合されない。これにより、許容電流値が30Aの電流経路を含む車載用配線基板91が製造される。
また、選択工程では、車両の種別が種別Bである場合、「導体部50を接合するランド列の個数」として「1」を選択する。つまり、車両の種別が種別Bである場合、「複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数」として「3」を選択する。このように、選択工程によってランド部23に導体部50を接合することが選択された場合、複数のランド部23に導体部50を接合する接合工程が行われる。接合工程では、図3に示すように、「1」のランド列に導体部50が接合される。具体的には、接合工程では、「1」のランド列に含まれる各々のランド対に導体部50が接合される。これにより、許容電流値が60Aの電流経路を含む車載用配線基板92が製造される。
また、選択工程では、車両の種別が種別Cである場合、「導体部50を接合するランド列の個数」として「2」を選択する。つまり、車両の種別が種別Cである場合、「複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数」として「6」を選択する。このように、選択工程によってランド部23に導体部50を接合することが選択された場合、複数のランド部23に導体部50を接合する接合工程が行われる。接合工程では、図4に示すように、「2」のランド列に導体部50が接合される。具体的には、接合工程では、「2」のランド列に含まれる各々のランド対に導体部50が接合される。これにより、許容電流値が100Aの電流経路を含む車載用配線基板93が製造される。
接合工程では、導体部50がはんだ55によってランド部23に接合される。はんだ付けは、例えば、リフローはんだ付けである。導体部50は、基板部本体10に表面実装される。
なお、図2~図5に示すように、車載用配線基板91、92、93の第1接続部26には、入力側の電気部品41が半田付けなどによって接続される。車載用配線基板91、92、93の第2接続部27には、出力側の電気部品42が半田付けなどによって接続される。
(効果の例)
第1実施形態の車載用配線基板の製造方法は、選択工程にて複数のランド部23に対する導体部50の接合の個数を選択することによって、複数の種別に応じた許容電流値の電流経路を実現することができる。しかも、導体部50が放熱性を有するため、ランド部23に導体部50が接合される場合には、放熱性が向上する。より具体的には、導体部50が樹脂で覆われない構成であるため、被覆電線からなるジャンパ線が接合される構成と比較して、放熱性が向上する。したがって、車載用配線基板の製造方法は、導体部50を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現することができる。
第1実施形態の車載用配線基板の製造方法は、選択された個数のランド列に導体部50を接合する。上記方法によって製造された車載用配線基板は、導体部50が接合されるランド列の個数によって区別可能である。このため、上記方法によって製造された車載用配線基板は、いずれの種別に応じた車載用配線基板であるかを目視で識別しやすい。
また、上記方法によって製造された車載用配線基板は、導体部50が電流の流れる方向に沿って配置されるため、電力路25を流れる電流が導体部50に流れやすくなる。
また、上記方法によって製造される車載用配線基板は、導体部50を基板部本体10に表面実装する構成であるため、導体部をスルーホール実装する構成と比較して、基板部本体10の裏面を有効活用しやすい。
また、図3及び図4に示す車載用配線基板92、93は、導体部50が複数のランド部23に接合されることで、電力路25によって構成される電流経路の断面積が大きくなっている。その結果、電流経路の抵抗値が低下し、許容電流値が大きくなっている。したがって、車載用配線基板92は、導体部50を実装可能な共通基板が利用され、放熱性の向上が図られ、車両の種別に応じた電流経路が構成される。
<第2実施形態>
第2実施形態では、導体部が、電力路のランド部と、入力側に配置される複数の第2電力路のうち少なくともいずれかの第2電力路とに接合される構成について説明する。
以下の説明は、基板部本体210を用いた第2実施形態の車載用配線基板の製造方法に関する。
(基板部本体210)
基板部本体210は、図6に示すように、導体層220と、絶縁層230と、を備える。導体層220は、例えば金属箔(例えば銅箔)によって構成される。導体層220は、配線パターン221を有する。絶縁層230は、第1実施形態で説明したベース部31(図5参照)と、絶縁膜232と、を有する。絶縁膜232は、例えばソルダーレジストとして構成される。絶縁膜232は、絶縁性を有し、例えば樹脂によって構成される。
配線パターン221は、第1電力路270と、複数の第2電力路280、281と、を有する。第1電力路270は、各々の第2電力路280、281と間隔をあけて配置されている。第1電力路270は、導体部50が接合されていない状態では、各々の第2電力路280、281と絶縁されている。各々の第2電力路280、281は、互いに間隔をあけて配置されている。各々の第2電力路280、281は、互いに絶縁されている。
配線パターン221の一部領域は、絶縁膜232に覆われない第1ランド部271、272として構成される。第1電力路270には、複数の第1ランド部271、272が形成されている。各々の第1ランド部271、272は、互いに間隔をあけて配置されている。
配線パターン221の一部領域は、絶縁膜232に覆われない第2ランド部280Aとして構成される。第2電力路280には、第2ランド部280Aが形成されている。
配線パターン221の一部領域は、絶縁膜232に覆われない第2ランド部281Aとして構成される。第2電力路281には、第2ランド部281Aが形成されている。つまり、各々の第2電力路には、第2ランド部が形成される。
複数の第1ランド部271、272は、各々の第2ランド部に個別に対応して設けられる第1ランド部を含む。具体的には、第1ランド部271は、第2電力路280(具体的には、第2ランド部280A)に対応する位置に配置される。第1ランド部271は、導体部50を介して第2電力路280(具体的には、第2ランド部280A)に接合され得る。第1ランド部272は、第2電力路281(具体的には、第2ランド部281A)に対応する位置に配置される。第1ランド部272は、導体部50を介して第2電力路281(具体的には、第2ランド部281A)に接合され得る。つまり、第2電力路280、281(具体的には、第2ランド部280A、281A)は、「導体部50を介して第1ランド部271、272を接合する先」の選択肢に相当する。
各々の第2電力路280、281には、互いに異なる電力が供給される。互いに異なる電力は、互いに異なるバッテリから供給される電力であってもよいし、共通のバッテリからの電力を電圧変換などによって異ならせた電力であってもよい。
図7に示すように、第2電力路280には、例えば第1電圧(+B1電圧)が印加される。第2電力路281には、例えば第2電圧(+B2電圧)が印加される。導体部50を介して第1ランド部271が第2電力路280(具体的には、第2ランド部280A)に接合された場合には、第2電力路280から第1電力路270に電力が供給される。つまり、第1電力路270に、第1電圧(+B1電圧)が印加される。導体部50を介して第1ランド部272が第2電力路281(具体的には、第2ランド部281A)に接合された場合には、第2電力路281から第1電力路270に電力が供給される。つまり、第1電力路270に、第2電圧(+B2電圧)が印加される。第1電力路270は、第2電力路から供給された電力を、負荷275側に供給する。負荷の種類は、特に限定されない。
(車載用配線基板の製造方法)
車載用配線基板の製造方法は、準備工程と、選択工程と、を含む。
準備工程では、基板部本体210と、導体部50と、を準備する。
選択工程では、車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の第2電力路280、281のうち導体部50を介して第1ランド部271、272を接合する先を選択する。上述したように、各々の第1ランド部は、各々の第2ランド部に対応する位置に配置される。このため、選択工程では、複数の第1ランド部271、272のうちいずれかの第1ランド部と、当該第1ランド部に対応する第2ランド部と、を選択する。
選択工程によって第1ランド部と当該第1ランド部に対応する第2ランド部とが選択された場合、選択された第1ランド部と第2ランド部とに導体部50を接合する接合工程が行われる。
例えば、選択工程によって第1ランド部271と第2ランド部280Aとが選択された場合、第1ランド部271と第2ランド部280Aとに導体部50が接合される。この場合、第2電力路280が第1電力路270に接続された車載用配線基板291が製造される(図7参照)。
選択工程によって第1ランド部272と第2ランド部281Aとが選択された場合、第1ランド部272と第2ランド部281Aとに導体部50が接合される。この場合、第2電力路281が第1電力路270に接続された車載用配線基板(図示省略)が製造される。
(効果の例)
第2実施形態の車載用配線基板の製造方法は、選択工程にていずれの第2電力路を選択するかによって第1電力路270に電力を供給する電力供給源を選択することができる。しかも、導体部50が放熱性を有するため、放熱性が向上する。したがって、第2実施形態の車載用配線基板の製造方法は、導体部50を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現することができる。
また、複数の第1ランド部271、272は、各々の第2電力路280、281(具体的には、第2ランド部280A、281A)に個別に対応して設けられる第1ランド部を含む。そして、接合工程では、第1ランド部と当該第1ランド部に対応する第2ランド部とに導体部50が接合される。したがって、第2実施形態の車載用配線基板の製造方法では、互いに対応する位置に配置された第1ランド部と第2ランド部とに導体部50が接合される。このため、より適切な位置関係でランド部と第2ランド部とを接合しやすい。
また、図7に示す車載用配線基板291は、互いに対応する位置関係で配置される第1ランド部と第2ランド部とをつなぐことで、第1電力路270をいずれかの第2電力路につないだ電流経路が構成される。
<第3実施形態>
第3実施形態では、導体部が、電力路のランド部と、出力側に配置される複数の第2電力路のうち少なくともいずれかの第2電力路とに接合される構成について説明する。
以下の説明は、基板部本体310を用いた第3実施形態の車載用配線基板の製造方法に関する。
(基板部本体310)
基板部本体310は、図8に示すように、導体層320と、絶縁層330と、を備える。導体層320は、例えば金属箔(例えば銅箔)によって構成される。導体層320は、配線パターン321を有する。絶縁層330は、第1実施形態で説明したベース部31(図5参照)と、絶縁膜332と、を有する。絶縁膜332は、例えばソルダーレジストとして構成される。絶縁膜332は、絶縁性を有し、例えば樹脂によって構成される。
配線パターン321は、第1電力路370と、複数の第2電力路380、381と、を有する。第1電力路370は、各々の第2電力路380、381と間隔をあけて配置されている。第1電力路370は、導体部50が接合されていない状態では、各々の第2電力路380、381と絶縁されている。各々の第2電力路380、381は、互いに間隔をあけて配置されている。各々の第2電力路380、381は、互いに絶縁されている。
配線パターン321の一部領域は、絶縁膜332に覆われない第1ランド部371、372として構成される。第1電力路370には、複数の第1ランド部371、372が形成されている。各々の第1ランド部371、372は、互いに間隔をあけて配置されている。
配線パターン321の一部領域は、絶縁膜332に覆われない第2ランド部380Aとして構成される。第2電力路380には、第2ランド部380Aが形成されている。
配線パターン321の一部領域は、絶縁膜332に覆われない第2ランド部381Aとして構成される。第2電力路381には、第2ランド部381Aが形成されている。つまり、各々の第2電力路には、第2ランド部が形成される。
複数の第1ランド部371、372は、各々の第2ランド部に個別に対応して設けられる第1ランド部を含む。具体的には、第1ランド部371は、第2電力路380(具体的には、第2ランド部380A)に対応する位置に配置される。第1ランド部371は、導体部50を介して第2電力路380(具体的には、第2ランド部380A)に接合され得る。第1ランド部372は、第2電力路381(具体的には、第2ランド部381A)に対応する位置に配置される。第1ランド部372は、導体部50を介して第2電力路381(具体的には、第2ランド部381A)に接合され得る。
図9に示すように、各々の第2電力路380、381は、互いに異なる負荷を接続可能となっている。例えば第2電力路380には、第1負荷385が接続可能となっており、第2電力路381には、第2負荷386が接続可能となっている。第1負荷385、第2負荷386の種類は、特に限定されない。
図9に示すように、第1電力路370には、+B電圧が印加される。導体部50を介して第1ランド部371が第2電力路380(具体的には、第2ランド部380A)に接合された場合には、第1電力路370から第2電力路380に電力が供給される。つまり、第2電力路380に、+B電圧が印加される。導体部50を介して第1ランド部372が第2電力路381(具体的には、第2ランド部381A)に接合された場合には、第1電力路370から第2電力路381に電力が供給される。つまり、第2電力路381に、所定電圧(例えば+B電圧)が印加される。
(車載用配線基板の製造方法)
車載用配線基板の製造方法は、準備工程と、選択工程と、を含む。
準備工程では、基板部本体310と、導体部50と、を準備する。
選択工程では、車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の第2電力路380、381のうち導体部50を介して第1ランド部371、372を接合する先を選択する。本実施形態では、「第1ランド部371、372を接合する先」の選択肢として、「第2電力路380のみ」と、「第2電力路380、381の両方」が用意されている。
選択工程にて「第2電力路380のみ」が選択された場合、第2電力路380の第2ランド部380Aと第1ランド部371とに導体部50を接合する接合工程が行われる。この場合、第1電力路370が第2電力路380に接続された車載用配線基板(図9参照)が製造される。
選択工程にて「第2電力路380、381の両方」が選択された場合、第2電力路380の第2ランド部380Aと第1ランド部371とに導体部50を接合し、且つ第2電力路381の第2ランド部381Aと第1ランド部372とに導体部50を接合する接合工程が行われる。この場合、第1電力路370が複数の第2電力路380、381の各々に接続された車載用配線基板(図示省略)が製造される。
(効果の例)
第3実施形態の車載用配線基板の製造方法は、選択工程にていずれの第2電力路を選択するかによって第1電力路370から電力を供給する電力供給先を選択することができる。しかも、導体部50が放熱性を有するため、放熱性が向上する。したがって、第2実施形態の車載用配線基板の製造方法は、導体部50を実装可能な共通基板を利用して、放熱性の向上を図りつつ、車両の種別に応じた電流経路を簡易に実現することができる。
また、複数の第1ランド部371、372は、各々の第2電力路380、381(具体的には、第2ランド部380A、381A)に個別に対応して設けられる第1ランド部を含む。そして、接合工程では、第1ランド部と当該第1ランド部に対応する第2ランド部とに導体部50が接合される。したがって、第3実施形態の車載用配線基板の製造方法では、互いに対応する位置に配置された第1ランド部と第2ランド部とに導体部50が接合される。このため、より適切な位置関係でランド部と第2ランド部とを接合しやすい。
また、図9に示す車載用配線基板391は、互いに対応する位置関係で配置される第1ランド部と第2ランド部とをつなぐことで、第1電力路370を所望の第2電力路につないだ電流経路が構成される。
<他の実施形態>
本開示は、上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではない。例えば、上述又は後述の実施形態の特徴は、矛盾しない範囲であらゆる組み合わせが可能である。また、上述又は後述の実施形態のいずれの特徴も、必須のものとして明示されていなければ省略することもできる。更に、上述した実施形態は、次のように変更されてもよい。
上記各実施形態では、導体部が、基板部本体に表面実装される構成であったが、スルーホール実装される構成であってもよい。
上記第1実施形態では、選択工程にて複数のランド部に対する導体部の接合の個数を選択する構成であったが、選択工程にて複数のランド部に対する導体部の接合の有無を選択する構成であってもよい。
上記第1実施形態では、対をなすランド部が、電流の流れる方向に沿って配置される構成であったが、この構成に限らない。例えば、対をなすランド部を結ぶ直線が、電流の流れる方向に対して傾いていてもよい。対をなすランド部に接合される導体部に電流を流れやすくする観点から、電流の流れる方向に対する傾斜角度は、45°以内であることが好ましい。
上記第1実施形態では、ランド列が2列であったが、1列であってもよいし、3列以上であってもよい。
上記第1実施形態では、導体部の接続の個数がランド列単位で選択される構成であったが、別の構成であってもよい。例えば、ランド列とは無関係に、導体部の接続の個数が選択される構成であってもよい。
上記第1実施形態では、導体部が2のランド部に接合される構成であったが、導体部が3以上のランド部に接合される構成であってもよい。
上記第1実施形態では、第2方向にずれて配置される複数のランド部及び導体部が、互いに第1方向にずれた構成であったが、別の構成であってもよい。例えば、図10に示すように、複数のランド部423及び導体部50が、第2方向に並んで配置される構成であってもよい。
上記第1実施形態において、導体部とランド部の位置関係を図11に示す構成としてもよい。つまり、2つの導体部50が互いに第2方向に重なる位置で且つ第1方向にずらして配置され、一方の導体部50に接合されるランド部523と他方の導体部50に接合されるランド部523とが第1方向に互いに重なる位置に配置されてもよい。この構成によれば、導体部50の第2方向の間隔を詰めやすい。
なお、今回開示された実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、今回開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示された範囲内又は特許請求の範囲と均等の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
10…基板部本体
20…導体層
21…配線パターン
23…ランド部
23A…ランド部
23B…ランド部
25…電力路
26…第1接続部
27…第2接続部
30…絶縁層
31…ベース部
32…絶縁膜
41…入力側の電気部品
42…出力側の電気部品
50…導体部
51…対向面
55…はんだ
91…車載用配線基板
92…車載用配線基板
93…車載用配線基板
210…基板部本体
220…導体層
221…配線パターン
230…絶縁層
232…絶縁膜
270…第1電力路(電力路)
271…第1ランド部(ランド部)
272…第1ランド部(ランド部)
275…負荷
280…第2電力路
280A…第2ランド部
281…第2電力路
281A…第2ランド部
291…車載用配線基板
310…基板部本体
320…導体層
321…配線パターン
330…絶縁層
332…絶縁膜
370…第1電力路(電力路)
371…第1ランド部(ランド部)
372…第1ランド部(ランド部)
380…第2電力路
380A…第2ランド部
381…第2電力路
381A…第2ランド部
385…第1負荷
386…第2負荷
391…車載用配線基板
423…ランド部
523…ランド部

Claims (10)

  1. 基板部本体を用いた車載用配線基板の製造方法であって、
    前記基板部本体は、
    配線パターンを有する導体層と、
    前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
    を備え、
    前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
    前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
    前記ランド部は、放熱性を有する導体部を接合可能であり、
    前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、前記電力路と絶縁された複数の第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先、の少なくともいずれかを選択する選択工程を含み、
    前記基板部本体に対して前記選択工程による選択結果を適用して前記電力路を用いた電流経路を構成する
    車載用配線基板の製造方法。
  2. 前記選択工程では、前記車載用配線基板を搭載する車両の種別に合わせて、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の有無、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数、の少なくともいずれかを選択する
    請求項1に記載の車載用配線基板の製造方法。
  3. 前記電力路には、複数の前記ランド部が並んで構成されるランド列が複数列設けられ、
    前記選択工程では、複数の前記ランド部に対する前記導体部の接合の個数を選択する際、前記導体部を接合する前記ランド列の個数を選択する
    請求項2に記載の車載用配線基板の製造方法。
  4. 複数の前記ランド部は、電流の流れる方向に並んで配置され、
    前記選択工程によって前記ランド部に前記導体部を接合することが選択された場合、電流が流れる方向に並ぶ複数の前記ランド部に対して前記導体部を接合する接合工程を行う
    請求項2又は請求項3に記載の車載用配線基板の製造方法。
  5. 前記選択工程では、複数の前記第2電力路のうち前記導体部を介して前記ランド部を接合する先を選択する
    請求項1に記載の車載用配線基板の製造方法。
  6. 各々の前記第2電力路には、第2ランド部が形成され、
    複数の前記ランド部は、各々の前記第2ランド部に個別に対応して設けられる前記ランド部を含み、
    前記選択工程では、前記ランド部と前記ランド部に対応する前記第2ランド部とを選択し、
    前記選択工程によって前記ランド部と前記ランド部に対応する前記第2ランド部とが選択された場合、選択された前記ランド部と前記第2ランド部とに前記導体部を接合する接合工程を行う
    請求項5に記載の車載用配線基板の製造方法。
  7. 前記導体部を前記ランド部に接合する場合、前記基板部本体に表面実装する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の車載用配線基板の製造方法。
  8. 基板部本体と、
    放熱性を有する導体部と、を備え、
    前記基板部本体は、
    配線パターンを有する導体層と、
    前記配線パターンの一部を覆う絶縁膜を有する絶縁層と、
    を備え、
    前記配線パターンの一部領域は、前記絶縁膜に覆われないランド部として構成され、
    前記配線パターンは、複数の前記ランド部が形成された電力路を有し、
    前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されていること、及び前記電力路とは絶縁された複数の第2電力路の少なくともいずれかの前記第2電力路と前記ランド部とに接合されていること、の少なくともいずれかの条件を満たす
    車載用配線基板。
  9. 前記導体部は、複数の前記ランド部に接合されている
    請求項8に記載の車載用配線基板。
  10. 各々の前記第2電力路には、第2ランド部が形成され、
    各々の前記第2ランド部は、各々の前記ランド部と対応する位置に配置され、
    前記導体部は、互いに対応する前記ランド部と前記第2ランド部とに接合されている
    請求項8に記載の車載用配線基板。
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