JP2024040791A - 電子機器、動作方法、プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータと基材とを有する被切断媒体を粘着力を調整可能な媒体に加工する。【解決手段】情報処理装置は、セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得する取得部と、設定情報に基づいて、第1切断部によるセパレータの切断位置を制御する制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本明細書の開示は、電子機器、動作方法、プログラムに関する。
ラベルプリンタには、基材とセパレータとを含むテープ部材を切断するフルカッタに加えて、基材とセパレータの一方のみを切断するハーフカッタを有するものがある。ハーフカッタを備えるラベルプリンタは、例えば、特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の装置は、フルカッタの両サイドにハーフカッタを設けた複合カット機構を用いることで、フルカッタで切断したテープ片の端部近傍にハーフカット部を形成する。このようにして作られたテープ片は、セパレータを剥離しやすくするための切込みとしてハーフカット部を利用しながら、ハーフカットにより区分されたセパレータを部分的に剥がして貼り付け作業を行うことができる。これにより、セパレータを剥離することで露出した粘着面に直接手を触れることなく、貼り付け作業を行うことが可能である。
実開平01-085050号公報
上述したように、従来において特許文献1に記載されるようなセパレータのみを切断するハーフカットは、セパレータを剥離しやすくするための切込みとして利用されている。しかしながら、セパレータのハーフカットは、粘着面の露出範囲を調整するためにも利用可能である。例えば、ハーフカットを有効に活用することで、テープ片の粘着力を調整することができる。
以上のような実情を踏まえ、本発明の一側面に係る目的は、セパレータと基材とを有する被切断媒体を、粘着力を調整可能な媒体に加工する技術を提供することである。
本発明の一態様に係る電子機器は、セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得する取得部と、前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する制御部と、を備える。
本発明の別の態様に係る電子機器は、セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得する取得部と、前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記切断位置に形成される切断線によって前記セパレータが区分された複数の領域を交互にグループ分けして成る2つのグループ間の面積比が前記設定情報に応じて変化するように、前記切断位置を決定する。
本発明の一態様に係る動作方法は、電子機器がセパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得することと、前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御することを含む。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得し、前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する処理を実行させる。
上記の態様によれば、セパレータと基材とを有する被切断媒体を、粘着力を調整可能な媒体に加工することができる。
一実施形態に係るシステムの構成を例示した図である。 被印刷媒体の構成の一例を説明する図である。 印刷装置の断面図である。 被印刷媒体の搬送経路の一例を説明する図である。 印刷装置の構成の一例を説明するブロック図である。 情報処理装置のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。 ラベルの粘着力を調整するためにシステムで行われる処理の流れの一例を示した図である。 切断位置について説明するための図である。 情報処理装置が表示するホーム画面の一例である。 情報処理装置が表示するデザイン選択画面の一例である。 情報処理装置が表示するラベル編集画面の一例である。 ラベル編集画面上のプレビュー表示の一例である。 ラベル編集画面上のプレビュー表示の別の例である。 ラベル編集画面上のプレビュー表示の更に別の例である。 ラベル編集画面上でラベル長の長いラベルイメージを作成した様子を示した図である。 ラベル編集画面上のプレビュー表示の更に別の例である。 ラベル編集画面上でメニューを表示する操作について説明する図である。 仮貼り(センター合わせ)を選択したときのプレビュー表示の一例である。 仮貼り(付箋タイプ)を選択したときのプレビュー表示の一例である。 情報処理装置が表示する設定画面の一例である。 ラベル編集画面上のプレビュー表示の更に別の例である。 ラベルの粘着力を調整するためにシステムで行われる処理の流れの別の例を示した図である。 ラベルの粘着力を調整するためにシステムで行われる処理の流れの更に別の例を示した図である。
図1は、一実施形態に係るシステムの構成を例示した図である。図2は、被印刷媒体の構成の一例を説明する図である。以下、図1及び図2を参照しながら、システムについて説明する。
システムは、図1に示すように、テープ13に文字、画像等からなるラベルイメージを印刷し、印刷されたテープ13(ラベル)をカットして装置の外部に排出することが可能な印刷装置1と、ラベルの作成を支援するアプリケーション(ラベル作成支援アプリケーション)が動作する情報処理装置1000と、を含んでいる。
図1に示すシステムでは、情報処理装置1000がラベルイメージを含む印刷指示を印刷装置1へ送信することで、印刷装置1がテープ13にラベルイメージを印刷して、ラベルイメージが印刷されたラベルを作成する。
なお、本明細書において、テープ13は、プラスチック、紙、その他の任意の材料からなる細長く薄い帯状の被印刷媒体である。また、ラベルとは、テープ13を被印刷媒体として利用して、テープ13上に何らかの情報(ラベルイメージ)を印刷したもののことである。
この例では、テープ13は、図2に示すように、セパレータ16が印刷面を有する基材14に剥離可能に接着された被切断媒体であり、セパレータ16と基材14の間には粘着層15を有している。即ち、テープ13は、印刷面を有する基材14と、粘着層15と、セパレータ16を有し、セパレータ16が粘着層15によって基材14に剥離可能に接着されている。
利用者は、印刷装置1で作成されたラベルのセパレータ16を剥がして粘着層15を露出させることで、ラベルイメージが印刷された印刷面を有する基材14を任意の対象物へ貼り付け可能である。
印刷装置1と情報処理装置1000は、図1に示すように、例えば、無線通信によってデータをやり取りする。印刷装置1と情報処理装置1000の間で行われる無線通信の規格は、特に限定しない。例えば、Wi-Fi(登録商標)などの無線LAN規格が採用されてもよい。図1に示すようなアドホックモードで通信してもよく、アクセスポイントを経由するインフラストラクチャーモードで通信してもよい。また、印刷装置1と情報処理装置1000の間で行われる無線通信には、Bluetooth(登録商標) Low Energy(以降、BLEと記す。)などの近距離無線通信規格が採用されてもよい。印刷装置1と情報処理装置1000の間の通信は、無線通信に限らず、有線ケーブルを用いた通信であってもよい。
印刷装置1と情報処理装置1000の構成について詳細に説明する。まず、印刷装置1の構成について説明する。
印刷装置1は、長尺状の被印刷媒体に印刷を行う装置であり、例えば、被印刷媒体である長尺テープ(以降、単にテープという)13に、シングルパス方式で印刷を行うラベルプリンタである。以降では、インクリボンを使用する熱転写方式のラベルプリンタを例にして説明するが、印刷方式は特に限定されない。例えば、感熱紙を使用する感熱方式であってもよい。
印刷装置1は、図1に示すように、装置本体2と、キーボード3と、ディスプレイ4と、開閉蓋5と、カセット収納部20aを備える。装置本体2の上面には、キーボード3、ディスプレイ4、及び開閉蓋5が配置されている。キーボード3は、入力キー、十字キー、変換キー、決定キーなどの種々のキーを備える。
ディスプレイ4は、例えば液晶表示パネルであり、キーボード3からの入力に対応する文字等、各種設定のための選択メニュー、各種処理に関するメッセージ等を表示する。また、印刷中には、被印刷媒体への印刷が指示された文字や図形等の内容(以降、印刷内容と記す)が表示される。なお、ディスプレイ4にはタッチパネルユニットが設けられていてよく、その場合、ディスプレイ4をキーボード3と同様に入力手段として機能してもよい。
開閉蓋5は、カセット収納部20aの上部に開閉可能に配置されている。装置本体2の側面には、排出口202が形成されている。印刷装置1内で印刷されたテープ13は、排出口202から装置外へ排出される。
図3は、印刷装置1の断面図である。図3には、カセット収納部20a付近の構造が示されている。カセット収納部20aには、テープ13とインクリボンRが収容されたカセット20が着脱自在に収納される。テープ13は、カセット20内部のテープコア23にロール状に巻かれていて、熱転写用のインクリボンRとともに印刷装置1に設けられたサーマルヘッド701へプラテンローラ6により搬送される。なお、ロール状に巻かれたテープ13をテープロール12という。インクリボンRは、カセット20内部のリボン供給コア24にロール状に巻かれている。サーマルヘッド701によりインクがテープ13に転写された使用済みのインクリボンRは、リボン巻取コア25に巻き取られる。サーマルヘッド701を通過したテープ13は、印刷処理が終了するとカット機構(フルカッタ801、ハーフカッタ802)で切断され、排出口202から排出される。
図4は、被印刷媒体であるテープ13の搬送経路の一例を説明する図である。図4には、印刷装置1におけるテープ13の搬送経路を直線状の経路として模式的に示している。なお、図4においてはインクリボンRの図示を省略している。
テープロール12からほどかれて印刷装置1に供給されるテープ13は、プラテンローラ6と印刷ユニット7のサーマルヘッド701との間を通り、装置本体2の排出口202に通じる搬送経路に沿って搬送される。テープ13は、例えば、開閉蓋5が閉位置に移動することによりプラテンローラ6の周面とサーマルヘッド701とで挟持され、プラテンローラ6が回転することにより搬送経路に沿って搬送される。
印刷装置1におけるプラテンローラ6は、図示しないモータの動力により、テープ13を排出口202に向けて送り出す。サーマルヘッド701は、搬送されるテープ13に対して熱を印加することによりテープ13への印刷を行う。搬送経路に沿って搬送されるテープ13は、搬送経路におけるテープ13とサーマルヘッド701とが接触する印刷位置と、装置本体2の排出口202に対応する排出位置と、の間のフルカット位置でフルカッタ801によりカットされる。また、搬送経路に沿って搬送されるテープ13は、フルカット位置と排出位置との間のハーフカット位置でハーフカッタ802によりカットされる。
フルカッタ801は、フルカット位置にあるテープ13のカットラインでテープ13全体、つまり、テープ13の基材14とセパレータ16の両方を切断し、2つに分離する。一方、ハーフカッタ802は、ハーフカット位置にあるテープ13のカットラインでテープ13のセパレータ16のみを切断する。なお、ハーフカッタ802は、第1切断部の一例であり、印刷装置1では、ラベルの粘着力を調整するために用いられる。フルカッタ801は、第2切断部の一例であり、ラベルをテープ13から分離するために用いられる。
また、印刷装置1には、図4に示すように、搬送経路におけるハーフカット位置と排出位置との間でテープ13を挟持し、テープ13の搬送を補助する一対の排出ローラ1501及び1502が設けられてもよい。排出ローラ1501及び1502は、例えば、フルカッタ801でテープ13をカットしたときに、フルカット位置よりも下流側に位置するテープ13が搬送されるよう動作する。
図5は、印刷装置1の構成の一例を説明するブロック図である。図5に例示した印刷装置1は、制御部100、記憶部120、入力部130、表示部140、搬送部150、印刷部160、切断部170、センサ部180、及び通信部190を含む。
入力部130は、印刷装置1に各種情報を入力する入力装置であり、例えば、上述したキーボード3を含む。表示部140は、印刷装置1のユーザに対し各種情報を表示する表示装置であり、例えば、上述したディスプレイ4を含む。
搬送部150は、制御部100による制御のもとテープ13を搬送する。搬送部150は、例えば、プラテンローラ6、プラテンローラ6に連結されたモータ、モータを駆動する駆動回路、及びプラテンローラ6の回転数(回転角)を検出するエンコーダを含む。
印刷部160は、制御部100による制御のもとテープ13に印刷を行う。印刷部160は、上述した印刷ユニット7と対応し、例えば、サーマルヘッド701、サーマルヘッド701の発熱素子を駆動する駆動回路、及びサーマルヘッド701の温度を検出するサーミスタを含む。
切断部170は、制御部100による制御のもとテープ13を切断する。切断部170は、上述したカットユニット8と対応し、例えば、フルカッタ801、ハーフカッタ802、各カッタに連結されたモータ、モータを駆動する駆動回路、及び一対の排出ローラ1501及び1502を含む。
制御部100は、搬送部150、印刷部160、及び切断部170を制御する。制御部100は、搬送部150、印刷部160、及び切断部170のうちの1つ以上の動作を制御することで、印刷装置1における搬送処理、印刷処理、切断処理の実行を制御する。
制御部100による制御は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサが記憶部120に記憶させたプログラムを実行することにより行われる。制御部100は、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を含んでもよい。
記憶部120は、制御部100としてのプロセッサが実行する各種プログラム、プログラムを実行する際に利用する各種データ等を記憶する。記憶部120は、RAM(Random Access Memory)121、及びROM(Read Only Memory)122を含む。
センサ部180は、例えば、カセット20が装着されているか否かを検出し、また、装着されているカセット20から供給されるテープ13の幅を検出する。通信部190は、情報処理装置1000などの外部装置との通信を行う通信インタフェースである。通信部190は、情報処理装置1000からラベルイメージを含む印刷指示を受信する。また、通信部190は、情報処理装置1000から後述する設定情報を受信してもよい。通信部190は、既知の近距離無線通信規格に従った無線通信、及び伝送ケーブルを利用した有線通信の少なくとも一方を行うことができる。
以上のように構成された印刷装置1は、情報処理装置1000からラベルイメージを含む印刷指示を受信すると、テープ13にラベルイメージを印刷する処理(動作)等を行い、ラベルを作成する。また、印刷装置1は、所望の粘着力に調整可能なラベルを得るために、印刷指示に含まれる切断位置でラベルのセパレータ16だけを切断する。切断位置については後に詳述する。
なお、印刷装置1が熱転写方式や感熱方式で印刷を行うサーマルプリンタである場合を例示したが、印刷装置1は、サーマルプリンタに限らず、インクジェットプリンタやレーザプリンタなどであってもよい。
次に、情報処理装置1000の構成について説明する。図6は、情報処理装置1000のハードウェア構成の一例を説明するブロック図である。情報処理装置1000は、特に限定しないが、例えば、図6に示すように、プロセッサ1001と、記憶装置1002と、入力装置1003と、表示装置1004と、通信装置1005を含んでいる。これらはバスなどを介して接続されていてもよい。
プロセッサ1001は、情報処理装置1000の取得部の一例である。プロセッサ1001は、例えば、セパレータ16が基材14に剥離可能に接着された被切断媒体であるテープ13の粘着力に関する設定情報を取得する。また、プロセッサ1001は、情報処理装置1000の制御部の一例である。プロセッサ1001は、上述した粘着力に関する設定情報に基づいて、ハーフカッタ802によるセパレータ16の切断位置を制御する。
プロセッサ1001は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などを含み、記憶装置1002に記憶されているプログラムを実行する。なお、プロセッサ1001には、GPU(Graphics processing unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、DSP(Digital Signal Processor)などの任意の電気回路が含まれてもよい。
記憶装置1002は、非一時的なコンピュータ読取可能媒体であり、例えば、任意の半導体メモリである。1つ以上の記憶装置1002は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性メモリ、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリを含んでいる。また、記憶装置1002は、磁気記憶装置、光学記憶装置、その他の種類の記憶装置を含んでもよい。
記憶装置1002には、プログラム1002aとデータ1002bが記憶されていることが望ましい。プログラム1002aは、例えば、ラベル作成支援アプリケーションである。データ1002bには、例えば、後述する粘着力に関する設定情報などが含まれる。
入力装置1003は、例えば、タッチパネルやキーボードなどを含む。また、入力装置1003は、マイクなどの音声入力装置を含んでもよい。入力装置1003は、粘着力に関する設定情報を利用者が入力可能な入力部の一例である。この例では、取得部であるプロセッサ1001は、入力部である入力装置1003に入力された設定情報を取得する。入力装置1003に入力した設定情報を取得することで、切断位置を決定するときに利用者が望む粘着力を反映させることが可能となる。
表示装置1004は、情報処理装置1000の表示部の一例である。表示装置1004は、プロセッサ1001によって制御される。表示装置1004には、後述するように、例えば、セパレータ16の切断位置の分布がプレビュー表示される。
通信装置1005は、例えば、無線通信によって印刷装置1とデータをやり取りする。具体的には、印刷装置1から印刷指示を受信する。通信装置1005は、印刷装置1以外のその他の装置と通信してもよい。
以上のように構成された情報処理装置1000は、ラベル作成支援アプリケーションが動作する電子機器である。ラベル作成支援アプリケーションでは、ラベルに印刷するラベルイメージの作成やラベルの粘着力についての設定などを行うことができる。
プロセッサ1001がラベル作成支援アプリケーションであるプログラム1002aを実行することで、情報処理装置1000は、ラベルイメージを作成する。また、プロセッサ1001がプログラム1002aを実行することで、情報処理装置1000は、入力装置1003を用いて入力された設定情報に基づいて、テープ13(ラベル)のどの位置でセパレータ16を切断するかを示す切断位置を決定する。
情報処理装置1000は、さらに、作成したラベルイメージと決定した切断位置に関する情報とを含む印刷指示を印刷装置1へ送信する。これにより、ラベルイメージが印刷され且つセパレータ16が切断位置で切断されたラベルが印刷装置1で作成される。つまり、システムでは、情報処理装置1000の制御部であるプロセッサ1001が切断位置を制御している。利用者は、切断位置に形成される切断線で区分されたセパレータ16を剥離することで、ラベルの粘着力を調整することが可能となり、ラベルを所望の粘着力で対象物に貼り付けることができる。
なお、情報処理装置1000は、図1に示すように、情報処理装置1000aのようなノート型の端末であってもよく、情報処理装置1000bに示すようなタブレット型の端末であってもよく、情報処理装置1000cに示すようなスマートフォンであってもよい。また、情報処理装置1000は、モバイル端末に限らず、据え置き型の装置であってもよい。
図7は、ラベルの粘着力を調整するために、システムで行われる処理の流れの一例を示した図である。図7には、上述した情報処理装置1000と印刷装置1で行われるラベル作成処理のうちラベルの粘着力調整に関連する部分のみが示されている。図8は、切断位置について説明するための図である。
まず、ラベル作成支援アプリケーションが実行されている情報処理装置1000において、入力装置1003(取得部)は、利用者によって入力されたラベルの粘着力に関する設定情報を取得する(ステップS1)。作成されるラベルの粘着力の上限は、粘着層15が全て露出した状態であり、予め決まっている。このため、ステップS1で取得する設定情報は、例えば、「大」、「中」、「小」など、粘着力の上限を基準として相対的に粘着力の大きさを指定するものであることが望ましい。
次に、プロセッサ1001(制御部)は、入力装置1003で取得した設定情報に基づいて、印刷装置1のハーフカッタ802によるセパレータ16の切断位置を決定する(ステップS2)。切断位置でハーフカッタ802がセパレータ16を切断すると、図8に示すように、セパレータ16はその切断位置に形成された切断線によって複数の領域に区分される。プロセッサ1001は、切断線によって区分された複数の領域を交互にグループ分けして成る2つのグループ(第1グループと第2グループ)間の面積比がステップS1で取得した設定情報に応じて変化するように、切断位置を決定すればよい。面積比を調整することで粘着力を調整可能だからである。
例えば、ステップS1で設定情報として「大」、「中」、「小」を取得した場合には、それぞれ、第1グループと第2グループの間の面積比が「1:9」、「3:7」、「8:2」となるように切断位置を決定してもよい。このように決定した切断位置でセパレータ16を切断した場合、第1グループに属する領域のセパレータ16を剥離することなく、第2グループに属する領域のセパレータ16のみを剥離することで、設定情報が「大」のときに粘着力が最も大きく、設定情報が「小」のときに粘着力が最も小さいラベルを得ることができる。
なお、ステップS2では、プロセッサ1001は、1つ以上の切断位置を決定すればよく、例えば、予め決められた数だけ切断位置を決定してもよい。また、プロセッサ1001は、設定情報とラベルの長さ、つまり、被切断媒体であるテープ13から切り離される切断片の大きさとに基づいて、切断位置を決定してもよく、ラベルの長さに応じて切断位置の数を変更してもよい。
より具体的には、プロセッサ1001は、ラベルの長さが長いほど切断位置の数が多くなるように切断位置を決定してもよい。これは、第1グループと第2グループの一方のセパレータ16を剥離して粘着層15を露出させる場合、切断位置の数が同じであればラベルが長いほど粘着層15間の距離も長くなり、ラベルを貼り付けた状態が不安定になりやすいからである。また、粘着層15間の距離が長くなりすぎないようにラベルの長さによらず予め切断位置の数を多めに決定すると、ラベル貼り付け時に常に多くの数のセパレータ16を剥がす必要があり、手間がかかってしまうからである。
その後、通信装置1005は、印刷指示を印刷装置1へ送信する際に、ステップS2で決定した切断位置の情報を印刷指示に含めて印刷装置1へ送信する。このように切断位置の情報を印刷指示に含めることで、情報処理装置1000では、プロセッサ1001(制御部)が、設定情報に基づいてハーフカッタ802によるセパレータ16の切断位置を制御している。
印刷装置1は、ステップS2で決定された切断位置の情報を含む印刷指示を受信すると、ラベル作成時に、第1切断部であるハーフカッタ802が、ステップS2で決定された切断位置でセパレータ16を切断する(ステップS3)。これにより、利用者は、粘着力を調整可能なラベルを得ることが可能であり、切断線で区分されたセパレータ16を適切に剥離することで、所望の粘着力で対象物に貼り付けることができる。
以下、ラベル作成支援アプリケーションについて、ラベルの粘着力に関連する部分を中心に、GUIを示しながら具体的に説明する。
図9は、情報処理装置が表示するホーム画面の一例である。図10は、情報処理装置が表示するデザイン選択画面の一例である。図11は、情報処理装置が表示するラベル編集画面の一例である。図12から図14はラベル編集画面上のプレビュー表示例である。
プロセッサ1001がプログラム1002aを実行すると、図9に示すホーム画面1100が情報処理装置1000の表示装置1004に表示される。ホーム画面1100は、他の画面が表示されている場合には、アイコン1010を押下することで表示される。利用者は、ホーム画面1100でラベルの作成方法を選択することができる。例えば、自由にラベルを作成する場合は、「ラベルを自由に作る」を選択すればよい。デザインが同じで内容が異なる複数のラベルを一度に作成する場合には、「収納ラベル」を選択すればよい。名前を印刷したラベルを作成する場合には、「名前ラベル」を選択すればよい。
ホーム画面1100上で「ラベルを自由に作る」を選択すると、情報処理装置1000は、図10に示すデザイン選択画面1101を表示装置1004に表示する。デザイン選択画面1101では、利用者は、テープ幅やフレームを選択することでラベルデザインを選択することができる。
ラベルデザインが選択されると、情報処理装置1000は、図11に示すラベル編集画面1200を表示装置1004に表示する。ラベル編集画面1200には、タブ1204とタブ1205が設けられていて、初期状態ではタブ1204が選択される。タブ1204が選択された状態では、ラベル編集画面1200には、編集領域1210と設定領域1220が設けられる。
編集領域1210は、ラベルイメージを編集する領域である。編集領域1210には、選択したラベルデザインが編集可能なラベルイメージとして初期表示される。このとき、初期表示されるラベルイメージは、ラベルデザインの名称を示す文字情報をラベル固有の情報とすることで作成されればよい。設定領域1220は、その他の設定を行う領域である。設定領域1220では、ラベルの方向(縦書き、横書き)、フレームの選択、文字情報の配置、余白の大きさ、粘着力の強さなどを設定可能である。このうち、アイコン群1221を用いて設定される粘着力の強さが上述した粘着力に関する設定情報として記憶装置1002に記憶される。
編集領域1210に表示されているラベルイメージは、保存ボタン1201を押下することで作成済みのラベルイメージとして記憶装置1002に保存される。また、印刷ボタン1202を押下することで、プロセッサ1001は、編集領域1210に表示されているラベルイメージと、設定領域1220で設定された粘着力に関する設定情報に基づく切断位置の情報と、を含む印刷指示を印刷装置1へ送信する。さらに、設定ボタン1203を押下することで、情報処理装置1000は、後述する設定画面1300を表示する。設定画面1300では、その他のプリント設定を行うことができる。
タブ1205が選択されると、情報処理装置1000は、ラベル編集画面1200に、図12から図14に示すようなプレビュー領域1230を表示する。プレビュー領域1230は、ラベルの表面と裏面についての情報をプレビュー表示する領域である。印刷ボタン1202を押下することで印刷装置1へ送信される印刷指示に含まれるラベルイメージと切断位置の情報は、プレビュー領域1230によるプレビュー表示により事前に(印刷や切断前に)確認可能である。
プロセッサ1001は、プレビュー領域1230に、ラベルの表面についての情報として、ラベルイメージをプレビュー表示させる。また、プロセッサ1001は、プレビュー領域1230に、ラベルの裏面についての情報として、ラベル内におけるセパレータ16の切断位置の分布をプレビュー表示させる。
プレビュー表示されるセパレータ16の切断位置は、粘着力に関する設定情報に基づいてプロセッサ1001によって決定される。より具体的には、プロセッサ1001は、アイコン群1221を用いて設定される粘着力の強さを粘着力に関する設定情報として取得し、この設定情報に基づいて切断位置を決定する。
図12には、アイコン群1221において粘着力「大」が設定されたときのプレビュー表示が例示されている。この例では、裏面のセパレータ16は、ラベルの両端にある貼り付け時の持ち手として小さな2つの領域と、中央の大きな領域の、計3つの領域に区分された様子が示されている。また、中央の大きな領域のセパレータを剥がすことで粘着力「大」が実現されることが色分けによって示されている。
図13には、アイコン群1221において粘着力「中」が設定されたときのプレビュー表示が例示されている。この例では、裏面のセパレータ16は、大小の領域が交互に並んだ5つの領域に区分された様子が示されている。より詳細には、両端と中央にある3つの大きな領域と、その間にある2つの小さな領域に区分されている。また、大きい方の領域のセパレータを剥がすことで粘着力「中」が実現されることが色分けによって示されている。
図14には、アイコン群1221において粘着力「小」が設定されたときのプレビュー表示が例示されている。この例では、裏面のセパレータ16は、大小の領域が交互に並んだ5つの領域に区分された様子が示されている。より詳細には、両端と中央にある3つの小さな領域と、その間にある2つの大きな領域に区分されている。また、小さな方の領域のセパレータを剥がすことで粘着力「小」が実現されることが色分けによって示されている。
図12から図14に示されるように、プロセッサ1001は、切断線Cによってセパレータ16が区分された複数の領域を交互にグループ分けして成る2つのグループ間の面積比が設定情報に応じて変化するように、切断位置を決定する。より詳細には、設定情報がより強い粘着力を示すほど、セパレータ16を剥離する領域(第2グループ)の面積がセパレータ16を剥離しない領域(第1グループ)の面積に対してより大きくなるように、切断位置を決定する。これにより、印刷装置1では、情報処理装置1000で指定された粘着力に関する設定情報を反映した、粘着力に調整可能なラベルを得ることができる。
図15は、ラベル編集画面上でラベル長の長いラベルイメージを作成した様子を示した図である。図16は、ラベル編集画面上のプレビュー表示の更に別の例である。図15及び図16を参照しながら、プロセッサ1001が行うラベルの長さに応じた切断位置の数を変更する制御例について説明する。
図15に示すように編集領域1210に多数の文字が入力されると、ラベル長が必然的に長くなる。図16には、図15に示すように、長いラベルイメージが作成され、且つ、アイコン群1221において粘着力「中」が設定されたときのプレビュー表示が例示されている。
粘着力に関する設定情報が同じ「中」である図13のプレビュー表示と図16に示すプレビュー表示とを比較するとわかるように、ラベル長が比較的短い図13では、切断位置の数は4個であるのに対して、図13に比べてラベル長が長い図16では、切断位置の数は10個である。このように、プロセッサ1001は、設定情報に基づいて決定した面積比を変更することなく、粘着層間の距離が長くなりすぎないように切断位置の数を調整することで切断位置を決定してもよい。
図17は、ラベル編集画面上でメニューを表示する操作について説明する図である。図18は、仮貼り(センター合わせ)を選択したときのプレビュー表示の一例である。図19は、仮貼り(付箋タイプ)を選択したときのプレビュー表示の一例である。図17から図19を参照しながら、利用者が粘着力に関する設定情報として粘着力の強さに加えてその粘着力の用途を指定することで、プロセッサ1001が行うセパレータ16を剥離する領域(第2グループ)が形成するパターンを変更する制御例について説明する。
図17に示すように粘着力の強さを指定するアイコン群1221をロングタップすると、プロセッサ1001は、タップしたアイコン付近に粘着力の用途を選択するメニュー1240を表示装置1004に表示させてもよい。この例では、用途として「通常」、「仮貼り(センター合わせ)」、「仮貼り(付箋タイプ)」が選択可能であるが、プロセッサ1001は、さらに、その他の用途を選択肢としてメニュー1240内に表示してもよい。
メニュー1240の「通常」が選択された場合、タブ1205が選択されると、プロセッサ1001は、ラベル編集画面1200に、図14に示すようなプレビュー領域1230を表示する。図14では、セパレータ16を剥離する領域(第2グループ)が形成するパターンは、後述する仮貼りとは異なり、後に剥がすことを想定しないため、ラベルの両端にセパレータ16を剥離する領域(第2グループ)が設けられる。
これに対して、メニュー1240の「仮貼り(センター合わせ)」が選択された場合には、プロセッサ1001は、図18に示すように、ラベルのセンター部分にのみセパレータ16を剥離する領域(第2グループ)が小さく形成されるように、切断位置を決定する。そして、タブ1205が選択されると、プロセッサ1001は、プレビュー領域1230内に、裏面のプレビュー表示として、図18に示すパターンを表示する。なお、図18に示すパターンを有するラベルでは、ラベルの中心部分で粘着層が露出しているため、ラベルの中心を所望の位置に貼り付ける作業を容易に行うことができる。
また、メニュー1240の「仮貼り(付箋タイプ)」が選択された場合には、プロセッサ1001は、図19に示すように、ラベルの一端部分にのみセパレータ16を剥離する領域(第2グループ)が小さく形成されるように、切断位置を決定する。そして、タブ1205が選択されると、プロセッサ1001は、プレビュー領域1230内に、裏面のプレビュー表示として、図19に示すパターンを表示する。なお、図19に示すパターンを有するラベルでは、ラベルの一端部分で粘着層が露出しているため、粘着層の位置の把握が容易なであり、ラベルの貼り付け作業をスムーズに行うことができる。また、貼り付け後もラベルの他端側が自由端として大きく空いているため、ラベルを剥がす作業も容易である。
図14、図18、図19に示すように、粘着力の強さが同じ「小」の設定の中でも、粘着力の用途に応じて面積比を変更してもよい。プロセッサ1001は、ラベルを剥がすことを想定しない「通常」用途に比べてラベルを剥がすことを想定した「仮貼り」用途では、セパレータ16を剥離する領域(第2グループ)の面積がセパレータ16を剥離しない領域(第1グループ)の面積に対してより小さくなるように、切断位置を決定してもよい。
図20は、情報処理装置が表示する設定画面の一例である。図21は、ラベル編集画面上のプレビュー表示の更に別の例である。図20及び図21を参照しながら、情報処理装置1000で行われるさらに詳細な設定について説明する。
ラベル編集画面1200が表示されているときに、設定ボタン1203が押下されることで、プロセッサ1001は、図20に示す設定画面1300を、表示装置1004に表示する。設定画面1300では、利用者は、ラベル作成についてさらに詳細な設定を行うことができる。
設定画面1300には、設定領域1310が設けられている。設定領域1310では、印刷濃度、粘着力の強さレベルの詳細、カットマーク印刷の有無、剥離マーク印刷の有無などを設定可能である。
印刷濃度を設定することで、ラベルイメージの印刷濃度を調整することができる。また、粘着力の強さレベルの詳細を設定することで、粘着力の強さの「大」、「中」、「小」の基準となる第2グループの割合を調整することができる。この例では、「大」は9割、「中」は6割、「小」は3割が第2グループ(セパレータ16を剥離する領域)の割合の基準となることを示している。カットマーク印刷を「有り」に設定することで、複数ラベルの連続印刷時にラベル間にカットマークを印刷することができる。
設定画面1300において、剥離マーク印刷を「有り」に設定されている場合には、プロセッサ1001は、印刷装置1にラベルイメージとともに剥離マークの印刷を行わせる。ここで、剥離マークとは、切断位置に形成される切断線によってセパレータ16が区分された複数の領域のうち剥離すべき領域を特定する情報のことである。剥離マークが印刷されることで、所望の粘着力を実現するために剥離すべきセパレータ16を容易に特定することができる。
なお、剥離マークは、プレビュー領域1230によるプレビュー表示により事前に確認可能である。剥離マーク印刷を「有り」に設定された状態でタブ1205が選択されると、プロセッサ1001は、図21に示すように、プレビュー領域1230内に表示されたラベルイメージ中に剥離マークMを表示してもよい。剥離マークMは、ラベルの余白部分など目立たない位置に小さく印刷されることが望ましい。
上述した実施形態は、発明の理解を容易にするために具体例を示したものであり、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、上述の実施形態の各種変形形態および代替形態を包含するものとして理解されるべきである。例えば、各実施形態は、その趣旨および範囲を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できることが理解されよう。また、上述した実施形態に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより、種々の実施形態が実施され得ることが理解されよう。更には、実施形態に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除して、または実施形態に示される構成要素にいくつかの構成要素を追加して種々の実施形態が実施され得ることが当業者には理解されよう。即ち、電子機器、動作方法、プログラムは、特許請求の範囲の記載を逸脱しない範囲において、さまざまな変形、変更が可能である。
図22及び図23は、それぞれ、ラベルの粘着力を調整するためにシステムで行われる処理の流れの別の例を示した図である。上述した実施形態では、情報処理装置1000が切断位置を決定する例を示したが、図22及び図23に示すように、切断位置は印刷装置1によって決定されてもよい。
図22に示す処理は、情報処理装置1000でラベル作成支援アプリケーションが動作する点は、図7に示す処理と同様である。プロセッサ1001は、ラベル作成支援アプリケーション上で入力された粘着力に関する設定情報を取得する(ステップS11)。その後、通信装置1005が印刷指示を印刷装置1へ送信する際に、設定情報も印刷装置1へ送信する。設定情報は、印刷指示に含まれていてもよい。
印刷指示を受信した印刷装置1は、印刷指示とともに設定情報を取得する(ステップS12)。ステップS12では、印刷装置1の通信部190が設定情報を情報処理装置1000から受信し、印刷装置1の制御部100が、通信部190が受信した設定情報を取得する。即ち、この例では、制御部100は、設定情報を取得する取得部として動作する。通信部190が受信した設定情報を取得することで、設定情報が印刷装置1とは異なる装置で指定された場合であっても、切断位置を決定するときに利用者が望む粘着力を反映させることが可能となる。
設定情報を取得した制御部100は、取得した設定情報に基づいて、印刷装置1のハーフカッタ802によるセパレータ16の切断位置を決定する(ステップS13)。最後に、制御部100は、搬送部150、印刷部160、切断部170を制御することで行われるラベル作成時に、第1切断部であるハーフカッタ802が、ステップS13で決定された切断位置でセパレータ16を切断する(ステップS14)。
図22に示す処理が行われる場合、上述した実施形態とは異なり、印刷装置1が、接着力に関する設定情報を取得する取得部と、設定情報に基づいて切断位置を制御する制御部を有する電子機器に相当する。このように、印刷装置1が切断位置を制御した場合であっても、上述した実施形態と同様に、利用者は粘着力を調整可能なラベルを得ることが可能であり、切断線で区分されたセパレータ16を適切に剥離することで、所望の粘着力で対象物に貼り付けることができる。
図23に示す処理は、印刷装置1でラベル作成支援アプリケーションが動作する点が、図7及び図22に示す処理とは異なっている。言い換えると、図23に示す処理では、印刷装置がスタンドアローンで動作する点が、図7及び図22に示す処理とは異なっている。印刷装置1の制御部100は、ラベル作成支援アプリケーション上で入力された粘着力に関する設定情報を取得する(ステップS21)。ステップS21では、利用者が印刷装置1の入力部130に入力した設定情報を、制御部100が取得する。
その後、設定情報を取得した制御部100は、取得した設定情報に基づいて、印刷装置1のハーフカッタ802によるセパレータ16の切断位置を決定する(ステップS22)。最後に、制御部100は、搬送部150、印刷部160、切断部170を制御することで行われるラベル作成時に、第1切断部であるハーフカッタ802が、ステップS23で決定された切断位置でセパレータ16を切断する(ステップS23)。
図23に示す処理が行われる場合、図22に示す処理が行われる場合と同様に、印刷装置1が、接着力に関する設定情報を取得する取得部と、設定情報に基づいて切断位置を制御する制御部を有する電子機器に相当する。このように、印刷装置1が切断位置を制御した場合であっても、利用者は粘着力を調整可能なラベルを得ることが可能であり、切断線で区分されたセパレータ16を適切に剥離することで、所望の粘着力で対象物に貼り付けることができる。
なお、上記の説明では、印刷装置1がスタンドアローンで動作する場合の説明として、印刷装置1においてラベル作成支援アプリケーションを利用する例について説明したが、他の動作をするようにしてもよい。例えば、上述のラベル作成支援アプリケーションとは別のアプリケーションが印刷装置1にインストールされていてもよい。また、ユーザが印刷装置1のキーボード3等を操作することにより、上記の別のアプリケーションを介してテープ13の粘着力に関する設定情報が入力されるようになっていてもよい。そして、ユーザ操作により入力された設定情報に基づいて、図23に示す処理が行われるようになっていてもよい。
上述した実施形態では、印刷装置1がハーフカッタ(第1切断部)とフルカッタ(第2切断部)の両方を含む例を示したが、粘着力を調整可能なラベルを得るための上述した処理には、フルカッタは必ずしも必要ではない。ハーフカッタさえあれば、粘着力を調整することはできる。このため、印刷装置1はフルカッタを有さず、ハーフカッタのみを有してもよい。ただし、ハーフカッタとフルカッタの両方があれば、粘着力の調整可能なラベルをテープ13から分離することができる。また、印刷装置1がハーフカッタとフルカッタを別々に含む例を示したが、印刷装置1はハーフカッタとフルカッタのどちらとして機能する1つのカッタを含んでもよい。
上述した実施形態では、印刷装置1を含むシステムを例示したが、粘着力を調整可能なラベルを得るための上述した処理には、印刷装置1は必ずしも必要ではない。例えば、セパレータが基材に剥離可能に接着された印刷済みのテープの粘着力を調整するために上述した処理が行われてもよい。また、何ら印刷されていないテープの粘着力を調整するために上述した処理が行われてもよい。ただし、印刷装置1を含む場合には、任意のラベルイメージのラベルの粘着力を調整することができる。
上述した実施形態では、切断線によって形成されるパターンが左右対称な例を示したが、切断線によって形成されるパターンは所望の粘着力を実現できればよく、必ずしも左右対称でなくてもよい。また、上述した実施形態では、切断線によって形成されるパターンが周期性を有する例を示したが、切断線によって形成されるパターンは所望の粘着力を実現できればよく、必ずしも周期性を有しなくてもよい。
本明細書において、“Aに基づいて”という表現は、“Aのみに基づいて”を意味するものではなく、“少なくともAに基づいて”を意味している。即ち、“Aに基づいて”はAに加えてBに基づいてもよい。
本明細書において、名詞を修飾する“第1”、“第2”などの用語は、名詞で表現される要素の量又は順序を限定するものではない。これらの用語は、2つ以上の要素間を区別するために用いられ、それ以下でもそれ以上でもない。従って、“第1”と“第2”要素が特定されていることは、“第1”要素が“第2”要素に先行することを意味するものではなく、また、“第3”要素の存在を否定するものでもない。
1 :印刷装置
13 :テープ
14 :基材
15 :粘着層
16 :セパレータ
100 :制御部
130 :入力部
140 :表示部
160 :印刷部
170 :切断部
190 :通信部
801 :フルカッタ
802 :ハーフカッタ
1000、1000a~1000c :情報処理装置
1001 :プロセッサ
1003 :入力装置
1004 :表示装置
1005 :通信装置
C :切断線
M :剥離マーク

Claims (11)

  1. セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得する取得部と、
    前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とする電子機器。
  2. セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得する取得部と、
    前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記切断位置に形成される切断線によって前記セパレータが区分された複数の領域を交互にグループ分けして成る2つのグループ間の面積比が前記設定情報に応じて変化するように、前記切断位置を決定する
    ことを特徴とする電子機器。
  3. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記制御部は、前記設定情報と、前記被切断媒体から切り離される切断片の大きさと、に基づいて、前記切断片に対応する前記被切断媒体の領域における前記第1切断部による前記セパレータの前記切断位置を決定する
    ことを特徴とする電子機器。
  4. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記制御部は、前記第1切断部による前記セパレータの切断の前に、前記被印刷媒体内における前記切断位置の分布を表示部にプレビュー表示させる
    ことを特徴とする電子機器。
  5. 請求項1または2に記載の電子機器において、
    前記制御部は、前記切断位置に形成される切断線によって前記セパレータが区分された複数の領域のうち剥離すべき領域を特定する情報の印刷を印刷部に行わせる
    ことを特徴とする電子機器。
  6. 請求項1または2に記載の電子機器において、さらに、
    前記設定情報を利用者が入力可能な入力部を備え、
    前記取得部は、前記入力部に入力された前記設定情報を取得する
    ことを特徴とする電子機器。
  7. 請求項1または2に記載の電子機器において、さらに、
    前記設定情報を外部装置から受信する通信部を備え、
    前記取得部は、前記通信部が受信した前記設定情報を取得する
    ことを特徴とする電子機器。
  8. 請求項1または2に記載の電子機器において、さらに、
    前記被切断媒体の前記セパレータのみを切断する前記第1切断部と、
    前記被切断媒体の前記基材と前記セパレータの両方を切断する第2切断部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1切断部と前記第2切断部を制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  9. 請求項5に記載の電子機器において、さらに、
    前記被切断媒体の前記セパレータのみを切断する前記第1切断部と、
    前記被切断媒体の前記基材と前記セパレータの両方を切断する第2切断部と、
    前記被切断媒体に印刷を行う前記印刷部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1切断部と前記第2切断部と前記印刷部を制御する
    ことを特徴とする電子機器。
  10. 電子機器が、
    セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得し、
    前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する
    ことを特徴とする動作方法。
  11. コンピュータに、
    セパレータが基材に剥離可能に接着された被切断媒体の粘着力に関する設定情報を取得し、
    前記設定情報に基づいて、第1切断部による前記セパレータの切断位置を制御する、
    処理を実行させることを特徴とするプログラム。

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