JP2024033702A - 車両の内装構造 - Google Patents

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拓人 釜谷
takuto Kamaya
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Abstract

【課題】コンソールボックスと異なる車両用内装部品においてリッドの機能部の機能を発揮させることができる車両の内装構造を提供する。【解決手段】車両の内装構造は、上部開口が設けられた収納部を有するボックス本体とボックス本体に取り外し可能に連結されて上部開口を開閉するリッド30とを有したコンソールボックスと、ボックス本体から取り外されたリッド30が取り外し可能に連結されるとともにコンソールボックスと異なる車両用内装部品であるドアトリム80と、を備えている。リッド30は、ドアトリム80に連結された場合に機能するトレイ部81を有している。【選択図】図14

Description

本発明は、車両の内装構造に関する。
従来、車両の内装構造の一部を構成するコンソールボックスとして、例えば特許文献1に示す両開きコンソールボックスが知られている。こうしたコンソールボックスは、略箱状のボックス本体と、蓋体(リッド)と、開閉機構とを備えている。ボックス本体は、上面に開口が設けられた収納部を有している。蓋体は、収納部の開口を開閉する。開閉機構は、左側回動軸及び右側回動軸のうちのいずれか一方を回動中心として蓋体を開閉動作させる。
特開2020-82926号公報
ところで、近年では、顧客ニーズの多様化に伴ってコンソールボックスを含む車両の内装構造に新たな機能を付加することが望まれるようになってきた。例えば、蓋体をボックス本体から取り外しできるように構成するとともに、蓋体を利用して上記ニーズに応じた機能を発揮させることが考えられるが、こうした車両の内装構造は提供されていない。
以下、上記課題を解決するための車両の内装構造の各態様を記載する。
[態様1]上部開口が設けられた収納部を有するボックス本体と前記ボックス本体に取り外し可能に連結されて前記上部開口を開閉するリッドとを有したコンソールボックスと、前記ボックス本体から取り外された前記リッドが取り外し可能に連結されるとともに前記コンソールボックスと異なる車両用内装部品と、を備え、前記リッドは、前記車両用内装部品に連結された場合に機能する機能部を有していることを特徴とする車両の内装構造。
上記構成によれば、収納部の上部開口は、例えば、ボックス本体に連結された状態のリッドが回動されたり、スライドされたりすることで、開放及び閉塞される。また、上部開口は、ボックス本体からリッドが取り外された場合には、開放される。
上部開口が開放されると、収納部の外部の物品を、上部開口を通じて収納部内に収納することが可能となる。また、収納部内に収納されていた物品を、上部開口を通じて収納部の外部へ取り出すことが可能となる。
特に、ボックス本体からリッドが取り外されることにより上部開口が開放された場合には、上部開口を通じた物品の出し入れがしやすくなる。ボックス本体に連結された状態でリッドが作動されて上部開口が開放された場合には、その上部開口に近い箇所にリッドが存在する。リッドが、物品の出し入れの妨げとなる場合がある。これに対し、取り外された場合には、上部開口に近い箇所にリッドが存在しないからである。
また、収納部内に物品が収納されている状態で、リッドにより上部開口が閉塞されると、リッドは、その物品を収納された状態に保持する。このように、コンソールボックスは、収納部に物品を収納するといった一般的な機能を発揮する。
一方、リッドのボックス本体に対する連結が解除されて、リッドがボックス本体から取り外されると、ボックス本体から取り外したリッドを車両用内装部品に連結することが可能となる。このため、コンソールボックスと異なる車両用内装部品においてリッドの機能部の機能を発揮させることができる。
[態様2]前記リッドは、回動軸を有し、前記ボックス本体及び前記車両用内装部品は、前記回動軸において前記リッドを回動可能に支持する軸受部をそれぞれ有していることを特徴とする[態様1]に記載の車両の内装構造。
上記構成によれば、ボックス本体及び車両用内装部品は、共に軸受部を有しているため、ボックス本体の軸受部にリッドの回動軸を連結する要領と同じ要領でリッドの回動軸を車両用内装部品の軸受部に連結することができる。したがって、リッドを車両用内装部品に対して容易に取り付けることができる。
[態様3]前記車両用内装部品は、ドアトリムであることを特徴とする[態様1]または[態様2]に記載の車両の内装構造。
上記構成によれば、リッドをドアトリムに連結することで、ドアトリムにおいてリッドの機能部の機能を発揮させることができる。
[態様4]前記車両用内装部品は、インストルメントパネルであることを特徴とする[態様1]または[態様2]に記載の車両の内装構造。
上記構成によれば、リッドをインストルメントパネルに連結することで、インストルメントパネルにおいてリッドの機能部の機能を発揮させることができる。
[態様5]前記車両用内装部品は、車室内の天井内張りであり、前記機能部は、鏡を含むことを特徴とする[態様1]または[態様2]に記載の車両の内装構造。
上記構成によれば、リッドを車室内における天井内張りの前端部に取り付けることで、リッド自体を例えばサンバイザーとして機能させることができるとともに鏡を例えばバニティミラーとして利用することができる。
本発明は、コンソールボックスと異なる車両用内装部品においてリッドの機能部の機能を発揮させることができるという効果がある。
一実施形態におけるコンソールボックスの主要部を示す斜視図である。 上記実施形態におけるボックス部の斜視図である。 上記実施形態における支持部、シム、及び第2ばねを示す分解斜視図である。 上記実施形態における支持部の前部、シム及び第2ばねの部分分解斜視図である。 上記実施形態における支持部の後部、シム及び第2ばねの部分分解斜視図である。 上記実施形態におけるリッドの分解斜視図である。 上記実施形態におけるリッドの部分分解斜視図である。 上記実施形態におけるコンソールボックス上部の部分縦断面図である。 図8における9-9線に沿ったコンソールボックス上部の部分断面図である。 図9に対応する図であり、操作部が押し込み操作されたコンソールボックス上部の部分断面図である。 図8における11-11線に沿ったコンソールボックス上部の部分断面図である。 図8における12-12線に沿ったコンソールボックス上部の部分断面図である。 上記実施形態におけるリッドを第2面側から見たときの状態を示す模式斜視図である。 上記実施形態において、ドアトリムにリッドを連結するときの状態を示す模式斜視図である。 変更例において、インストルメントパネルにリッドを連結するときの状態を示す模式斜視図である。 別の変更例において、天井内張りにリッドを連結したときの状態を示す模式斜視図である。
以下、コンソールボックスを含む車両の内装構造の一実施形態について、図面を参照して説明する。
なお、以下の記載においては、車両の前進方向を前方とし、後進方向を後方として説明する。また、上下方向は車両の上下方向を意味し、左右方向は車幅方向であって車両の前進時の左右方向と一致するものとする。
ここで、前後方向、上下方向及び左右方向の各方向におけるコンソールボックスの位置を特定するために、各方向におけるコンソールボックスの中央部を基準とする。各方向のうち、中央部に近づく方向、側等を「内」、「内方」、「内側」等といい、中央部から遠ざかる方向、側等を「外」、「外方」、「外側」等という。
車両の内装構造は、図1に示すコンソールボックス10と、図14に示す車両用内装部品の一例としてのドアトリム80とを備えている。ドアトリム80は、コンソールボックス10と異なる車両用内装部品であって車両のドア(図示略)の内側に設けられる。
<コンソールボックス10>
図1は、コンソールボックス10の主要部を示している。コンソールボックス10は、車室内において運転席と助手席との間に配置されるセンターコンソールの一部を構成する。コンソールボックス10は、ボックス本体11、リッド30、ハウジング57、ロック機構60(図9参照)、及び回動範囲規定部78(図11参照)を備えている。次に、コンソールボックス10を構成する各部について説明する。
<ボックス本体11>
図2及び図3に示すように、ボックス本体11は、上端が開口された有底のボックス部12と、ボックス部12の上側に配置される支持部13とを備えている。ボックス部12は、左右方向よりも前後方向に長い略直方体状をなしている。
支持部13は、前後方向に対称な構造を有するとともに、左右方向に対称な構造を有している。そのため、以降においては、前後方向における支持部13の一側の構造を説明することで、他側の構造については説明を省略することがある。また、左右方向における支持部13の一側の構造を説明することで、他側の構造については説明を省略することがある。これらの点は、支持部13に限らず、コンソールボックス10を構成する他の部材についても同様である。
支持部13の下部は、長方形状をなす枠部17によって構成されている。枠部17によって囲まれた空間と、ボックス部12の内部空間とによって、小物等の物品を収納するための収納部20が構成されている。この収納部20のうち、枠部17によって囲まれた空間は、収納部20の上部開口14を構成している。上部開口14は、平面視で矩形状の一態様である長方形状をなしている。上部開口14は、左右方向に対向する一対の第1辺15と、前後方向に対向する一対(図3では一方のみ図示)の第2辺16とを有している。第1辺15と第2辺16とは直交している。
図3に示すように、枠部17は、互いに左右方向に平行に離間した状態で前後方向に延びる一対の第1壁部18と、互いに前後方向に平行に離間した状態で左右方向へ延びる一対の第2壁部19とを備えている。前側の第2壁部19の左右方向における各端部は、各第1壁部18の前端部に連結されている。後側の第2壁部19の左右方向における各端部は、各第1壁部18の後端部に連結されている。各第1壁部18は上記第1辺15を有している。各第2壁部19は上記第2辺16を有している。
前後の各第2壁部19からは、支持壁部21が上方へ延びている。各支持壁部21の前後方向における内側の面には、シム収容部22が開口されている。シム収容部22は、各支持壁部21の左右方向における両側部に設けられている。
図4及び図5に示すように、各シム収容部22は、前後方向に延びる円筒状をなしている。各シム収容部22は、挿通孔23、一対の係止孔24、及び回転規制溝部25を有している。シム収容部22毎の挿通孔23は、シム収容部22の底部の中心部を貫通している。シム収容部22毎の一対の係止孔24は、シム収容部22において、上記挿通孔23の左右方向における両側部に位置している。回転規制溝部25は、シム収容部22の外周部分の一部から径方向における外方へ突出した状態で前後方向へ延びている。
<リッド30>
図1に示すように、リッド30は、ボックス本体11に取り外し可能に連結される。また、リッド30は、ボックス本体11に連結された状態では、図12において実線で示すように、上部開口14を閉塞する閉塞位置と、図12において二点鎖線で示すように、起立状態となって上部開口14を全開にする全開位置との間で回動可能である。表現を変えると、リッド30は、閉塞位置と全開位置との間で回動することにより、上部開口14を開閉する。そのため、以降においては、上部開口14を閉塞した状態のリッド30について説明する。
<リッド30の基本構造>
図6に示すように、リッド30は、リッド本体31、一対の支持板部46、及び一対の回動軸54を備えている。リッド本体31は、上部開口14(図3参照)を上方から閉塞し得る形状及び大きさを有している。リッド本体31は、上下方向を自身の厚み方向としている。リッド本体31は、厚み方向における一方に位置する第1半割体33と、他方に位置し、且つ第1半割体33に結合された第2半割体39とを備えている。なお、図8では、第1半割体33が第2半割体39の上側に位置する状態のリッド30が図示されている。
図8に示すように、第1半割体33は、硬質の樹脂材料によって形成された基材35と、基材35上に積層され、且つ発泡体からなるクッション層36と、クッション層36上に積層された表皮37とを備えている。表皮37のうち、リッド30の厚み方向における一側の面となる部分は、リッド30の第1面34を構成している。すなわち、リッド30の厚み方向における一方の面である第1面34は、表皮37によって構成されている。リッド30の第1面34は、少なくとも一部に肘置き面を有している。本実施形態では、第1面34の全体が、肘置き面を構成している。
第2半割体39は、全体が硬質の樹脂材料によって形成されている。第2半割体39のうち、上記厚み方向において第1面34に対し反対側(裏側)となる面は、リッド30の第2面41を構成している。
図6に示すように、第1半割体33の左右方向における両側壁部38の前部には、切欠き部38aがそれぞれ形成されている。第2半割体39の左右方向における両側壁部42の前部にも、切欠き部42aがそれぞれ形成されている。第2半割体39が第1半割体33に結合された状態では、図9に示すように、切欠き部38a,42aによって操作孔32が構成されている。
図6に示すように、一対の支持板部46は、リッド本体31の前後方向における両外側に配置されている。前側の支持板部46は、第2半割体39の前壁部43に取り付けられている。後側の支持板部46は、第2半割体39の後壁部44に取り付けられている。各支持板部46の前後方向における外側の面は、それぞれリッド30の側面の一部を構成している。
図8に示すように、ボックス本体11及びリッド30は、そのリッド30が第1面34及び第2面41のいずれを上に向けた姿勢でも、ボックス本体11に対してリッド30を取り外し及び連結し得る形状を有している。
一対の回動軸54は、リッド本体31をボックス本体11に回動可能に連結する機能を有している。図6に示すように、両回動軸54は、リッド本体31の左右方向における両側部において、互いに平行な状態で前後方向へ延びている。リッド30は、両回動軸54のうち、選択された一方の回動軸54を中心として、上記閉塞位置と上記全開位置との間で回動可能である。
各回動軸54の前後方向における両端部の外周には、ピニオンギヤ55が形成されている。第2半割体39における前壁部43及び後壁部44のそれぞれの左右方向における両側部分には、ラックギヤ45が形成されている。各回動軸54の前端部のピニオンギヤ55は前壁部43のラックギヤ45に噛み合わされるとともに、各回動軸54の後端部のピニオンギヤ55は後壁部44のラックギヤ45に噛み合わされている。
各回動軸54は、前後方向へ延びるピン部56を、ピニオンギヤ55よりも同方向における外側に有している。前後の各支持板部46の左右両側部分には、前後方向における内側へ凹む凹部47が形成されている。各凹部47の底部には、左右方向へ延びる長孔48が、支持板部46を貫通した状態で形成されている。回動軸54毎のピン部56は、長孔48に挿通されている。
リッド30は、いずれか一方の回動軸54と一体となって回動することが可能である。ピニオンギヤ55は、ラックギヤ45上を転動することが可能である。このとき、各長孔48は、ピン部56の左右方向への移動を許容するとともに、同方向へのピン部56の移動範囲を規定する。
<ハウジング57>
図1及び図8に示すように、ハウジング57は、リッド30の上面及び側面を露出させた状態でボックス本体11を収容している。なお、図1では、ハウジング57は一部のみ図示されている。
<ロック機構60>
図9及び図10に示すように、ロック機構60は、リッド30を、上部開口14を閉塞した状態(閉塞位置)にロックするとともに、そのロックを解除する機能を有している。ロック機構60は、各回動軸54がボックス本体11に連結された連結状態と、連結が解除された状態とを切り替える機能も有している。
ロックが解除された状態には、次の2つの状態が含まれる。
・左右の両回動軸54のボックス本体11に対する連結がともに解除された状態。
・一方の回動軸54のボックス本体11に対する連結が維持され、且つ他方の回動軸54のボックス本体11に対する連結が解除された状態。
図7~図9に示すように、リッド30内の前部であって、左右方向における両側部分には、それぞれ操作基台61が取り付けられている。左右の各操作基台61の同方向における外側部分には、門形の出入口部62が形成されている。操作基台61毎の出入口部62は、リッド本体31の上記操作孔32に配置されている。各操作基台61の左右方向における内側部には、ばね受け部64が形成されている。
各操作基台61上には、操作部65が出入口部62を通って左右方向へスライドし得るように配置されている。左右の両操作部65(一対の操作部65)は、ロック機構60の一部を構成する部材としてリッド30に備えられている。左右の操作部65は、左右の両回動軸54(一対の回動軸54)にそれぞれ対応して互いに独立して設けられている。
各操作部65の左右方向における内側部であって、上記ばね受け部64に対向する箇所には、ばね受け部66が形成されている。両ばね受け部64,66間には、第1ばね68が左右方向に圧縮された状態で配置されている。
各第1ばね68により、各操作部65が、左右方向における外側へ常に付勢されている。各操作部65の前後方向における両側部には、上方が開放された円弧状の軸支持部67がそれぞれ形成されている。そして、各回動軸54が両軸支持部67によって操作部65に回動可能に支持されている。
なお、本実施形態では、第1ばね68として、コイルばねが用いられているが、他の種類のばねが用いられてもよい。この点は、後述する第2ばね74についても同様である。
図4、図5、図8及び図9に示すように、各支持壁部21における左右のシム収容部22には、それぞれシム70が収容されている。各シム70は、支持壁部21に対し、前後方向へ移動可能、且つ回転を規制された状態で組み付けられている。各シム70は、対応する回動軸54の端部をボックス本体11に取り外し可能に連結する機能を有している。各シム70は、対応する回動軸54の端部をボックス本体11に連結した状態では、その回動軸54を回動可能に支持する機能を有している。本実施形態では、各シム70により、回動軸54においてリッド30を回動可能に支持する軸受部が構成されている。
各シム70は、前後方向における外側部分が開放された円筒状をなしている。各シム70は、それぞれ前後方向へ延びる軸部71、一対の係止部72、及び回転規制突部73を有している。シム70毎の軸部71は、シム70の中心部に形成されるとともに、対応するシム収容部22の挿通孔23に対し、前後方向へ移動可能に挿通されている。
シム70毎の一対の係止部72は、シム70において、上記軸部71の左右両側方となる箇所に形成されるとともに、対応するシム収容部22の係止孔24に対し、前後方向へ移動可能に挿通されている。シム70毎の回転規制突部73は、シム70の外周部の一部から径方向における外方へ突出するとともに、対応するシム収容部22の回転規制溝部25に対し、前後方向へ移動可能に係合されている。
各シム70は、図9に示すように、支持板部46における凹部47の底部に接触する連結位置と、図10に示すように、連結位置から前後方向における外側へ離間した箇所に設定された取り外し位置との間で、前後方向へ移動可能に構成されている。
シム70毎の軸部71、一対の係止部72、及び回転規制突部73は、同シム70の前後方向への移動をガイドする機能を有している。また、一対の係止部72は、シム70がシム収容部22から前後方向における内側へ脱落するのを規制する機能も有している。この機能は、各係止部72が、シム収容部22において対応する係止孔24の周辺部分に係止されることによって発揮される。
前後の各支持壁部21における各シム収容部22の内底面と、シム70との間には、第2ばね74が前後方向に圧縮された状態で配置されている。この第2ばね74により、各シム70は、前後方向における内側へ常に付勢されている。
図4、図5、図8及び図9に示すように、各シム70は、基準面75a及び内傾斜面75bを有する収容凹部75と、外傾斜面76とを備えている。シム70毎の収容凹部75は、前後方向における内側の面において開口されている。収容凹部75毎の基準面75aは、シム70の中心部に位置していて、シム70の軸線に対し直交している。収容凹部75毎の内傾斜面75bは、基準面75aに対し、左右方向における内側に位置するとともに、基準面75aに繋がっている。各内傾斜面75bは、左右方向における内側ほど前後方向における内側に位置するように、基準面75aに対し傾斜している。
シム70毎の外傾斜面76は、同シム70の前後方向における内側面の上部に形成されている。各外傾斜面76は、前後方向における内側ほど下側に位置するように、鉛直面に対し傾斜している。
<回動範囲規定部78>
回動範囲規定部78は、リッド30が上述した閉塞位置と全開位置との間で回動するように、リッド30の回動範囲を規定する部分である。図5、図6及び図11に示すように、回動範囲規定部78は、リッド30が有する4つ(図6では前側の2つのみ図示)の突部49と、各シム70が有する溝部77とを備えている。
より詳しくは、各突部49は、前後の各支持板部46の左右方向における長孔48よりも外方となる箇所から、前後方向における外側へ突出している。各突部49は、リッド30の回動に伴い回動軸54の周りを旋回する。
各溝部77は、収容凹部75の基準面75aを中心とする円弧状をなしている。各溝部77は、シム70の前後方向における内側の面において開口されている。各突部49は、対応する溝部77に挿入されている。各突部49は、溝部77に沿って周方向に移動可能である。そして、各突部49が溝部77の周方向における一方の端部まで移動したときにリッド30が閉塞位置に位置するとともに他方の端部まで移動したときにリッド30が全開位置に位置するように、各溝部77が形成されている。
<リッド30における第2面41側の構成>
図13に示すように、リッド30のリッド本体31の第2面41における略中央部には、機能部の一例としてのトレイ部81が凹設されている。トレイ部81は、長辺方向が前後方向となる矩形状をなしている。トレイ部81は、例えば、フライドポテトやチキンナゲットなどのファストフード、飲料容器、小物などを載置できるトレイとして機能する。
<ドアトリム80>
図14に示すように、ドアトリム80の内面の上部における前部には、インサイドドアハンドル82が設けられている。ドアトリム80の内面の下部には、ドアポケット83が設けられている。ドアトリム80の内面の上下方向の中央部における後部には、前後方向に延びるアームレスト84が設けられている。アームレスト84の上面には、持ち手部85が凹設されている。
図13及び図14に示すように、ドアトリム80の内面におけるアームレスト84の前側の位置には、前後方向に延びるとともにリッド30が取り外し可能に連結されるリッド連結部86が設けられている。リッド連結部86とアームレスト84とは、一体に形成されている。リッド連結部86は、アームレスト84の前端部から前方に向かって真っ直ぐに延びるベース部87と、ベース部87上の前端部に立設されたベース前壁部88と、アームレスト84の前端部によって構成されたベース後壁部89とを備えている。
ベース部87の上面は、平面になっているとともに、ベース前壁部88の上面及びベース後壁部89の上面よりも低くなっている。ベース部87の上面は、前後方向の長さがリッド30の長辺方向の長さよりも若干長くなっているとともに、左右方向の長さがリッド30の短辺方向の長さの半分程度になっている。ベース前壁部88の後面90及びベース後壁部89の前面91は、共に平面になっているとともに、互いに前後方向において対向している。
図5、図8及び図13に示すように、ベース前壁部88の後面90及びベース後壁部89の前面91には、ボックス本体11の場合と同様に、シム収容部22が1つずつ互いに前後方向で対向するように設けられている。各シム収容部22には、ボックス本体11の場合と同様に、シム70及び第2ばね74が組み付けられている。
各シム70は、ボックス本体11の場合と同様に、リッド30の一方の回動軸54の端部をドアトリム80のリッド連結部86に取り外し可能に連結する機能を有している。すなわち、ドアトリム80のリッド連結部86は、一方の回動軸54においてリッド30を回動可能に支持する各シム70を有している。したがって、ドアトリム80のリッド連結部86には、ボックス本体11から取り外されたリッド30が取り外し可能に連結される。
次に、コンソールボックス10の作用について説明する。
<いずれの操作部65も押し込み操作されない場合>
図9及び図12において実線で示すように、リッド30が閉塞位置に位置していて、いずれの操作部65も押し込み操作されていない場合には、左右の各操作部65の左右方向における外側部分が出入口部62から突出している。この場合には、第2ばね74によって前後方向における内側へ付勢された各シム70が、支持板部46における凹部47の底部に接触して、連結位置に保持されている。
各操作部65を左右方向における外側へ付勢する第1ばね68の付勢力は、その操作部65を介して回動軸54に伝達されている。各回動軸54の前後の各ピン部56は、収容凹部75における基準面75aに接触している。各ピン部56は、長孔48の左右方向における外側の端部に位置している。
各回動軸54のピニオンギヤ55は、ラックギヤ45の左右方向における外側部分に噛み合っている。左右の各回動軸54は、前後のシム70を介して前後の支持壁部21に連結されている。そのため、リッド30が閉塞位置にロックされるので、上部開口14が閉塞状態に保持される。
このとき、収納部20内に物品が収納されていれば、リッド30は、その物品を収納された状態に保持する。
また、ボックス本体11及びリッド30は、第1面34及び第2面41のいずれを上に向けた姿勢であっても、ボックス本体11に対してリッド30を取り外し及び連結の可能な形状を有している。
そのため、このとき、図12に示すようにリッド30が、第1面34を上に向けた姿勢を採っていれば、その第1面34は、肘を載せる箇所として機能し得る。表現を変えると、リッド30は肘置き(アームレスト)として機能し得る。
<片方の操作部65が押し込み操作された場合>
図10に示すように、一対の操作部65のいずれか一方が第1ばね68の付勢力に抗して、左右方向における内側へ押し込み操作されると、軸支持部67によって支持された回動軸54に対し、これを左右方向における内側へ移動させようとする力が加わる。回動軸54の前後のピニオンギヤ55はラックギヤ45に噛み合っていて、左右方向における内側へ転動可能である。回動軸54の前後のピン部56は、前後の各支持板部46の長孔48に沿って左右方向における内側へ移動可能である。そのため、上記操作部65の押し込み操作に応じて、回動軸54が回転しながら左右方向における内側へ移動する。
回動軸54の上記移動に伴い、前後の各ピン部56が収容凹部75内で、基準面75aから内傾斜面75bに移動する。ここで、内傾斜面75bは、左右方向における内側ほど前後方向における内側に位置するように基準面75aに対し傾斜している。そのため、前後の各シム70は、第2ばね74の付勢力に抗して押されて、前後方向における外側へ移動する。このときのシム70の移動方向は、前後方向のうち、回動軸54から遠ざかる方向である。
そして、同図10に示すように、前後の各シム70が取り外し位置まで移動すると、前後の各ピン部56が収容凹部75から抜け出す。これにより、回動軸54と支持壁部21(ボックス本体11)との連結状態が解除される。すなわち、ロック機構60によるリッド30のロックが解除される。
押し込み操作されていない操作部65に対応する回動軸54は、支持壁部21(ボックス本体11)に対し連結され続ける。したがって、リッド30は、押し込み操作されていない側の操作部65に対応する回動軸54を中心として上方へ回動可能な状態となる。
ロックが解除されたことで操作部65が押し込まれなくなると、その操作部65に対応する第1ばね68が、蓄えていた付勢力を解放する。この開放された付勢力によって操作部65が、図9に示すように回動軸54を伴って左右方向における外側へ移動される。このとき、回動軸54の前後の各ピニオンギヤ55が、噛み合っているラックギヤ45上を、左右方向における外側へ転動する。
上記移動に伴い、操作部65の左右方向における外側部が、操作基台61の出入口部62から、同方向における外側へ突出する。操作部65の上記移動、及び回動軸54の回動は、前後の各ピン部56が長孔48の左右方向における外側の端部に接触することで停止する。
また、前後の各支持壁部21では、第2ばね74が蓄えていた付勢力を解放する。この解放された付勢力によって各シム70が、同図9に示すように、前後方向における内側へ移動する。各シム70の上記移動は、各係止部72が、シム収容部22において対応する係止孔24の周辺部分に係止されることによって、規制される。
<両方の操作部65が同時に押し込み操作された場合>
ここで、左右の両操作部65は、互いに独立している。そのため、一対の操作部65の双方が第1ばね68の付勢力に抗して同時に押し込み操作されると、上述した<片方の操作部65が押し込み操作された場合>と同様の作用が、両方の回動軸54に対して行われる。そして、一対の回動軸54がそれぞれ、対応する収容凹部75から抜け出すことで、一対の回動軸54の双方とボックス本体11との連結状態が解除される。これにより、ボックス本体11からのリッド30の取り外しが可能となる。
ロックが解除されてボックス本体11からリッド30が取り外されたことで両操作部65が押し込まれなくなると、次のようになる。すなわち、図9に示すように、リッド30では、左右の各第1ばね68の付勢力によって各操作部65が、回動軸54を伴って左右方向における外側へ移動される。各操作部65の左右方向における外側部は、操作基台61の出入口部62から、同方向における外側へ突出する。
また、前後の各支持壁部21では、各第2ばね74の付勢力によって各シム70が、前後方向における内側へ移動する。各シム70の上記移動は、各係止部72が、シム収容部22において対応する係止孔24の周辺部分に係止されることによって、規制される。
<リッド30をボックス本体11に取り付ける場合>
リッド30は、第1面34及び第2面41のいずれを上にした姿勢であってもボックス本体11に取り付けることが可能になっている。そして、リッド30をボックス本体11に取り付ける場合には、ボックス本体11に対して、上方からリッド30が押し付けられる。このとき、左右の各回動軸54の前後のピン部56が、前後の各シム70における外傾斜面76に接触する。
ここで、図5に示すように、シム70毎の外傾斜面76は、前後方向における内側ほど、下側に位置するように傾斜している。そのため、各シム70は第2ばね74の付勢力に抗して押されて、前後方向における外側へ移動する。この際のシム70の移動方向は、前後方向のうち、回動軸54から遠ざかる方向である。
そして、各回動軸54のピン部56が外傾斜面76を通過してシム70の中心部まで下降すると、第2ばね74によって付勢されたシム70が前後方向における内側へ移動する。これにより、各回動軸54の前後のピン部56が、シム70の収容凹部75に入り込むと、回動軸54がボックス本体11に対して連結される。
次に、ボックス本体11から取り外したリッド30をドアトリム80に連結して使用する場合の作用について説明する。
図5、図8及び図14に示すように、ボックス本体11から取り外したリッド30をドアトリム80に連結して使用する場合には、まず、リッド30を第2面41が上側を向いた姿勢にする。続いて、上述の<リッド30をボックス本体11に取り付ける場合>と同様にして、リッド30の一方の回動軸54の前後のピン部56を、ドアトリム80のリッド連結部86における前後のシム70の収容凹部75にそれぞれ入り込ませる。
これにより、第2面41が上側を向いた姿勢でリッド30が一方の回動軸54においてドアトリム80のリッド連結部86の前後のシム70に回動可能に支持される。すなわち、リッド30がドアトリム80のリッド連結部86に対して連結される。このとき、リッド30は、第1面34の一部においてベース部87の上面により下側から支持される。したがって、リッド30は、第2面41が上側を向いたほぼ水平な姿勢で保持される。
リッド30の第2面41には、リッド30がドアトリム80のリッド連結部86に対して連結された場合に機能するトレイ部81が設けられている。このため、トレイ部81は、例えば、フライドポテトやチキンナゲットなどのファストフード、飲料容器、小物などを載置できるトレイとして利用される。つまり、リッド30のトレイ部81の機能を、ボックス本体11上だけでなく、ドアトリム80においても発揮させることができる。
<実施形態の効果>
以上詳述した実施形態によれば、次のような効果が発揮される。
(1)車両の内装構造は、上部開口14が設けられた収納部20を有するボックス本体11とボックス本体11に取り外し可能に連結されて上部開口14を開閉するリッド30とを有したコンソールボックス10と、ボックス本体11から取り外されたリッド30が取り外し可能に連結されるドアトリム80とを備えている。リッド30は、ドアトリム80に連結された場合に機能するトレイ部81を有している。
上記構成によれば、収納部20の上部開口14は、例えば、ボックス本体11に連結された状態のリッド30が回動されることで、開放及び閉塞される。また、上部開口14は、ボックス本体11からリッド30が取り外された場合には、開放される。
上部開口14が開放されると、収納部20の外部の物品を、上部開口14を通じて収納部20内に収納することが可能となる。また、収納部20内に収納されていた物品を、上部開口14を通じて収納部20の外部へ取り出すことが可能となる。
特に、ボックス本体11からリッド30が取り外されることにより上部開口14が開放された場合には、上部開口14を通じた物品の出し入れがしやすくなる。ボックス本体11に連結された状態でリッド30が回動されて上部開口14が開放された場合には、その上部開口14に近い箇所にリッド30が存在する。リッド30が、物品の出し入れの妨げとなる場合がある。これに対し、ボックス本体11からリッド30が取り外された場合には、上部開口14に近い箇所にリッド30が存在しないからである。
また、収納部20内に物品が収納されている状態で、リッド30により上部開口14が閉塞されると、リッド30は、その物品を収納された状態に保持する。このように、コンソールボックス10は、収納部20に物品を収納するといった一般的な機能を発揮する。
一方、リッド30のボックス本体11に対する連結が解除されて、リッド30がボックス本体11から取り外されると、ボックス本体11から取り外したリッド30をドアトリム80に連結することが可能となる。このため、コンソールボックス10と異なる車両用内装部品であるドアトリム80においてリッド30のトレイ部81の機能を発揮させることができる。
(2)車両の内装構造において、リッド30は、回動軸54を有している。ボックス本体11及びドアトリム80は、回動軸54においてリッド30を回動可能に支持するシム70をそれぞれ有している。
上記構成によれば、ボックス本体11及びドアトリム80は、共に軸受部として機能するシム70を有している。このため、ボックス本体11の各シム70にリッド30の回動軸54を連結する要領と同じ要領でリッド30の回動軸54をドアトリム80の各シム70に連結することができる。したがって、ボックス本体11から取り外したリッド30をドアトリム80に対して容易に取り付けることができる。
<変更例>
上記実施形態は、以下のように変更して実施することができる。また、上記実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・上部開口14が、前後方向よりも左右方向に長い長方形状に形成されてもよい。また、上部開口14の形状が、矩形状であることを条件に、長方形状とは異なる形状に変更されてもよい。さらに、上部開口14の形状が矩形状とは異なる形状に変更されてもよい。
・一対の回動軸54が、前後方向に代えて左右方向に延びる姿勢で配置されてもよい。
・一対の回動軸54の一方が省略されて、リッド30が片開きするタイプに変更されてもよい。この場合には、省略の対象となった回動軸54に対応するロック機構60も省略の対象となる。
・回動軸54では、前後方向における両端部は、リッド本体31をボックス本体11に回動可能に連結するために、同方向へ延びるシャフト状をなす必要がある。従って、回動軸54は、第1実施形態のように、全体がシャフト状をなすものであってもよい。また、回動軸54の前後方向における中間部分については、必ずしもシャフト状をなしていなくてよい。
・ロック機構60は、シム70を用いずに、リッド30を、上部開口14を閉塞した状態にロックするものであってもよい。
例えば、各回動軸54が、前後方向に2つの軸部に分割されてもよい。2つの軸部は、円柱状の第1端を有する第1軸部と、円柱状の第2端を有する第2軸部とからなる。第1軸部及び第2軸部は、それらの間に設けられたばねにより、前後方向のうち互いに離れる(遠ざかる)向きに付勢される。
一方、ボックス本体11における前後の各支持壁部21には、シム収容部22に代えて、有底円筒状の軸受が設けられる。各軸受には、回動軸54毎の上記第1端及び第2端がそれぞれ収容される。各軸受により、第1端及び第2端がそれぞれ回動可能に支持される。
さらに、操作部65と第1軸部及び第2軸部との間には、操作部65の左右方向における内側への移動に連動して、両軸部を前後方向のうち互いに近づく方向へ移動させる連動機構が設けられる。
このようにしても、操作部65を押し込み操作することで、軸受から第1端及び第2端をそれぞれ抜け出させて、回動軸54と支持壁部21(ボックス本体11)との連結状態を解除できる。
・一対の操作部65の双方が同時に操作されなくても、ボックス本体11からリッド30を取り外せる構成が採用されてもよい。例えば、一方の操作部65を操作して、対応する回動軸54と支持壁部21との連結状態を解除する。その解除後に、他方の操作部65を操作して、対応する回動軸54と支持壁部21との連結状態を解除する。すると、両回動軸54と支持壁部21との連結状態がともに解除され、リッド30は取り外し可能な状態になる。
・操作部65は、左右方向における内側に押し込み操作されるものに限定されず、傾動可能に設けられたレバー型のものであってもよい。この場合、操作部65は、リッド本体31に代えてボックス本体11に設けられてもよい。操作部65と回動軸54との間には、操作部65を傾動させるための力が加えられると、その力を、回動軸54を左右方向における内側に向けて移動させる力に変換する変換機構が設けられる。
・図15に示すように、ボックス本体11から取り外したリッド30を車両用内装部品の一例としてのインストルメントパネル92に取り外し可能に連結されるように構成してもよい。具体的には、インストルメントパネル92における下部には、グローブボックス93と隣接するパネル凹部94が後方に開口するように形成されている。パネル凹部94における下面95は、左右方向に延びるほぼ水平な平面によって構成されている。
パネル凹部94の下面95には、一対のリッド支持部96が左右方向に間隔を置いて設けられている。パネル凹部94の下面95における一対のリッド支持部96同士の間の領域は、左右方向の長さがリッド30の長辺方向の長さよりも若干長くなっているとともに、前後方向の長さがリッド30の短辺方向の長さの三分の一程度になっている。一対のリッド支持部96における左右方向の内面97は、共に平面になっているとともに、互いに左右方向において対向している。
図5、図8及び図15に示すように、一対のリッド支持部96の内面97には、ボックス本体11の場合と同様に、シム収容部22が1つずつ互いに左右方向で対向するように設けられている。各シム収容部22には、ボックス本体11の場合と同様に、シム70及び第2ばね74が組み付けられている。
各シム70は、ボックス本体11の場合と同様に、リッド30の一方の回動軸54の端部をインストルメントパネル92に取り外し可能に連結する機能を有している。すなわち、インストルメントパネル92は、一方の回動軸54においてリッド30を回動可能に支持する各シム70を有している。したがって、インストルメントパネル92には、ボックス本体11から取り外されたリッド30が取り外し可能に連結される。
上記構成によれば、上述したボックス本体11から取り外したリッド30をドアトリム80に連結して使用する場合と同様に、リッド30のトレイ部81の機能を、ボックス本体11上だけでなく、インストルメントパネル92においても発揮させることができる。
・図16に示すように、ボックス本体11から取り外したリッド30を車両用内装部品の一例としての天井内張り98に取り外し可能に連結されるように構成してもよい。天井内張り98は、車室内の天井を構成する部材である。この場合、リッド30の第2面41には、トレイ部81の代わりに機能部の一例として矩形板状の鏡99が設けられている。
具体的には、天井内張り98における前端部には、フロントガラス100と隣接する一対のリッド支持部101が左右方向に間隔を置いて設けられている。一対のリッド支持部101同士の間隔は、リッド30の長辺方向の長さよりも若干広くなっている。一対のリッド支持部101における左右方向の内面102は、共に平面になっているとともに、互いに左右方向において対向している。
図5、図8及び図16に示すように、一対のリッド支持部101の内面102には、ボックス本体11の場合と同様に、シム収容部22が1つずつ互いに左右方向で対向するように設けられている。各シム収容部22には、ボックス本体11の場合と同様に、シム70及び第2ばね74が組み付けられている。
各シム70は、ボックス本体11の場合と同様に、リッド30の一方の回動軸54の端部を天井内張り98に取り外し可能に連結する機能を有している。すなわち、天井内張り98は、一方の回動軸54においてリッド30を回動可能に支持する各シム70を有している。したがって、天井内張り98には、ボックス本体11から取り外されたリッド30が取り外し可能に連結される。
上記構成によれば、リッド30を第2面41が後側を向くように一方の回動軸54において天井内張り98の一対のリッド支持部101に連結することで、リッド30自体をサンバイザーとして機能させることができるとともに鏡99をバニティミラーとして利用することができる。
・車両用内装部品は、シート、デッキサイドトリム、ピラーなどであってもよい。
・トレイ部81は、例えば灰皿として機能させてもよい。
・リッド30は、回動軸54を省略するとともに、ボックス本体11及びコンソールボックス10と異なる車両用内装部品に対して例えばスライドさせることによって取り外し可能に連結する構成にしてもよい。
10…コンソールボックス
11…ボックス本体
12…ボックス部
13…支持部
14…上部開口
15…第1辺
16…第2辺
17…枠部
18…第1壁部
19…第2壁部
20…収納部
21…支持壁部
22…シム収容部
23…挿通孔
24…係止孔
25…回転規制溝部
30…リッド
31…リッド本体
32…操作孔
33…第1半割体
34…第1面
35…基材
36…クッション層
37…表皮
38,42…側壁部
38a,42a…切欠き部
39…第2半割体
41…第2面
43…前壁部
44…後壁部
45…ラックギヤ
46…支持板部
47…凹部
48…長孔
49…突部
54…回動軸
55…ピニオンギヤ
56…ピン部
57…ハウジング
60…ロック機構
61…操作基台
62…出入口部
64,66…ばね受け部
65…操作部
67…軸支持部
68…第1ばね
70…軸受部を構成するシム
71…軸部
72…係止部
73…回転規制突部
74…第2ばね
75…収容凹部
75a…基準面
75b…内傾斜面
76…外傾斜面
77…溝部
78…回動範囲規定部
80…車両用内装部品の一例としてのドアトリム
81…機能部の一例としてのトレイ部
82…インサイドドアハンドル
83…ドアポケット
84…アームレスト
85…持ち手部
86…リッド連結部
87…ベース部
88…ベース前壁部
89…ベース後壁部
90…後面
91…前面
92…車両用内装部品の一例としてのインストルメントパネル
93…グローブボックス
94…パネル凹部
95…下面
96,101…リッド支持部
97,102…内面
98…車両用内装部品の一例としての天井内張り
99…鏡
100…フロントガラス

Claims (5)

  1. 上部開口が設けられた収納部を有するボックス本体と前記ボックス本体に取り外し可能に連結されて前記上部開口を開閉するリッドとを有したコンソールボックスと、
    前記ボックス本体から取り外された前記リッドが取り外し可能に連結されるとともに前記コンソールボックスと異なる車両用内装部品と、
    を備え、
    前記リッドは、前記車両用内装部品に連結された場合に機能する機能部を有していることを特徴とする車両の内装構造。
  2. 前記リッドは、回動軸を有し、
    前記ボックス本体及び前記車両用内装部品は、前記回動軸において前記リッドを回動可能に支持する軸受部をそれぞれ有していることを特徴とする請求項1に記載の車両の内装構造。
  3. 前記車両用内装部品は、ドアトリムであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の内装構造。
  4. 前記車両用内装部品は、インストルメントパネルであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の内装構造。
  5. 前記車両用内装部品は、車室内の天井内張りであり、
    前記機能部は、鏡を含むことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の内装構造。
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