JP2024033493A - 記録装置、制御方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ユーザビリティが低下する状況において記録前処理を実行することを防ぐこと。【解決手段】記録媒体を載置する載置部と、載置部に載置された記録媒体を検知する検知手段と、載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、搬送手段による記録媒体の搬送および搬送手段の駆動を伴う記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、を備えた記録装置が提供される。記制御手段は、記録前処理を実行する場合に記録媒体が検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に載置部から記録媒体を排出して記録前処理を行う第1制御を実行し、記録媒体を排出できない場合に載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行する。【選択図】 図8

Description

本発明は、手差し給紙機構を備えた記録装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
従来、プリンタや複写機、ファクシミリなどの記録装置には、定型サイズの用紙を格納する給紙カセットの他にも、非定型サイズの用紙や厚紙などを給紙する手差し給紙機構が設けられているものがある。特許文献1では、手差し用に独立した給紙機構を持たず、手差し給紙口からの給紙を、手差し給紙以外の搬送路上のローラを使用して実現する機構が開示されている。
特許文献1のような手差し給紙口を備える記録装置において、手差し給紙口の給紙に用いる給紙ローラは、記録中の用紙搬送を担う搬送ローラと同じ駆動源によって駆動されうる。また、クラッチなどにより給紙ローラへ駆動を伝達するかを選択的に切り替えることもできるが、より簡素な構成では搬送ローラと給紙ローラが常に連動するような構成をとりうる。
特開2006-62816号公報
ここで、記録装置は、給紙前に記録部のクリーニングや駆動機構の調整のために、ローラ駆動を伴う記録前処理を行う場合がある。このような場合、手差しの給紙ローラと搬送ローラとが連動している構成では、手差し給紙口に用紙がセットされている状態で記録前処理を行うと、手差しの給紙ローラによって手差し給紙口にセットされた手差し用紙が搬送路に引き込まれてしまいうる。この結果、記録装置内の搬送ローラや排紙ローラなどの駆動状態や他の機構の状態によっては、搬送路上で手差し用紙の折れや紙ジャムが発生する可能性があった。また、手差し給紙口にセットされた用紙が搬送され、排紙口から排出された結果、手差し用紙が落下する場合があった。このように、記録媒体がセットされている状態で記録前処理を実行することで、ユーザビリティを低下させる場合があることが課題であった。
そこで本発明は、ユーザビリティが低下する状況において記録前処理を実行することを防ぐことを目的とする。
上述のような課題を解決するため、本発明に係る記録装置の一態様は、記録媒体を載置する載置部と、
前記載置部に載置された記録媒体を検知する検知手段と、
前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
を備えた記録装置であって、
前記制御手段は、前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行し、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行することを特徴とする。
本発明により、ユーザビリティが低下する状況において記録前処理を実行することを防ぐことができる。
本実施形態に係る記録装置の正面側からの斜視図 本実施形態に係る記録装置の背面側からの斜視図 本実施形態に係る記録装置の断面図 本実施形態に係る切替機構の状態を示す図 本実施形態に係る記録装置のハードウェア構成の例を示す図 本実施形態に係る記録装置のソフトウェア構成の例を示す図 本実施形態に係る記録処理全体のフローチャート 第1実施形態に係る記録前処理のフローチャート 第2実施形態に係る記録前処理のフローチャート
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わない。また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等の、インクを受容可能なものも表すものとする。以下の実施形態では、記録媒体は記録用紙であるものとして説明を行うが、上述したように他の種類の記録媒体にも適用することができ、記録用紙に限定されない。また、「記録装置」とは、上述した記録媒体上に記録を行う装置を指す。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきものである。従って、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
<第1実施形態>
図1は、本実施形態に係る記録装置101を示す斜視図である。記録装置101は、シート状の記録媒体に画像を形成することで記録を行う記録装置である。記録装置101の前面には、ボタンやタッチパネルなどのユーザーインターフェース(以下UI)を備えた操作パネル102が配置される。
操作パネル102の下部には、記録済みの記録用紙を排出するための排紙トレイ103が配置される。排紙トレイ103は、記録装置101の背面から前面への方向(前面方向)に引き出されることで、排出された用紙が落下することを防ぐ排出トレイの一例である。本実施形態では、排紙トレイ103は前面方向に引き出され、排出された記録用紙を保持または載置する配置と、前面方向とは逆方向に収容される配置との何れかに位置することができるものとして説明を行う。しかしながら、排紙トレイ103は、排出された記録用紙を保持または載置する配置と、記録用紙を保持または載置しない配置とを切り替えることができればよく、排紙トレイ103の移動方向を限定するものではない。また、本実施形態に係る記録装置101は、排紙トレイ103が引き出されている状態かを検知する、排紙トレイセンサを備えてもよい。
排紙トレイ103の下部には記録用紙を給紙するための給紙口の一つである、カセット104が配されている。カセット104は、1枚以上の記録用紙を載置することができる給紙トレイである。カセット104に載置された1枚以上の記録用紙を1枚ずつ給紙することで、記録用紙上に画像を形成する記録処理を実行することができる。
記録装置101の上部には、スキャナなどの画像読み取り装置105が備えられている。
図2は、本実施形態に係る記録装置101を背面から見た斜視図である。背面上部には、給紙口の一つであるASF(Auto Sheet Feeder)201が備えられている。ASF201には、複数枚の記録用紙をセットすることができ、記録装置101はASF201から記録用紙を連続して搬送して画像形成処理を行うことができる。
ASF201の下部には、厚みのある記録用紙203を給紙するための手差し部として、手差しトレイ202が設けられている。手差しトレイ202は、ユーザが一枚ずつ手差しで記録用紙を載置することができる載置部の一例である。手差しトレイ202を用いて給紙する際には、ユーザが一枚ずつ手差しで記録用紙203をセットすることで手差しトレイ202から給紙された記録用紙を使用して記録処理を行うことができる。
図3は、本実施形態に係る記録装置101の一部の構造の断面図を示す。本実施形態に係る記録装置101は、上述したようにカセット104とASF201、手差しトレイ202の3つの給紙口を備えている。いずれかの給紙口に配置された記録用紙は、後述するように検知センサ301が反応する位置まで搬送され、搬送ローラ302によってキャリッジ303に備えられた記録ヘッド304の下に搬送される。その後、記録画像に応じて搬送モータ305とキャリッジモータ306を駆動して記録用紙上に画像を形成することによって記録が行われる。
カセット104に配置された記録用紙は、カセットローラ307によって図3の矢印3071に沿って搬送路内へ搬送され、中間ローラ308によって検知センサ301まで搬送される。中間ローラ308は、手差しトレイ202にセットされた記録用紙を搬送する搬送手段の一例である。手差しトレイ202から給紙を行うことで、カセット104に載置された記録用紙を搬送する搬送路の途中に設けられた中間ローラ308から給紙を行うことができる。
ASF201に配置された記録用紙は、ASF201によってASFローラ309へ当接する位置まで押し上げられた後、ASFローラ309によって検知センサ301まで搬送が行われる。
ユーザの手差しによって中間ローラ308に挟持されるように手差しトレイ202に配置された記録用紙は、手差し用紙の検知センサ310(検知手段)によって検出される。検知センサ310によって記録用紙が検出されると、中間ローラ308が駆動され、記録用紙が検知センサ301まで搬送される。
搬送ローラ302、中間ローラ308、カセットローラ307、及びASFローラ309は、共通の駆動源である搬送モータ305によって駆動される。搬送ローラ302には、搬送モータ305の正転及び逆転がそのまま搬送ローラ302の正転及び逆転として伝達される。中間ローラ308には、搬送モータ305の正転と逆転が、常に中間ローラ308の正転として伝達される。すなわち、搬送モータ305には、回転方向によらずに中間ローラ308を一方向に回転させるように駆動力が伝達される。
切替機構311は、搬送モータ305の駆動を、ASFローラ309、カセットローラ307、およびクリーニングユニット312のいずれに伝達するかを選択的に切り替えることができる切替手段の一例である。また、切替機構311は、搬送モータ305の駆動を、ASFローラ309、カセットローラ307、およびクリーニングユニット312のいずれにも伝達しないようにも切り替えることができる。切替機構311が搬送モータ305の駆動を伝達する駆動接続先を切り替える切替機構311の状態については図4を参照して説明する。
クリーニングユニット312は、汚れている記録ヘッド304によって形成する画像の品質の低下を含む、画像形成処理の失敗を防ぐ回復処理を実行する。
なお、搬送ローラ302及び中間ローラ308は、切替機構311の駆動接続先の設定による影響を受けず、常に搬送モータ305からの駆動力が伝達される。切替機構311は、搬送ローラ302とキャリッジ303の駆動を組み合わせることによって、駆動先の切り替えを行う。
続いて、図4を参照して切替機構311の駆動接続先の状態について説明する。状態401~406は、搬送モータ305の駆動がどのユニットに伝達される駆動状態であるかを表している。状態401~406は、搬送ローラ302およびキャリッジ303の駆動によってそれぞれの状態が切り替えられる。
非駆動状態A 401と非駆動状態B 402は、搬送モータ305の駆動がいずれのユニットにも伝達されない状態である。クリーニング状態403はクリーニングユニット312に、ASF状態404はASFローラ309に、並びにカセット状態405および406はカセットローラ307に対して駆動を伝達する状態を表す。切替機構311は、状態401~406のいずれかの状態を取り、同時に複数の状態を取ることはない。
各状態を切り替える際は、搬送ローラ302の駆動によって図4の縦方向での状態間の遷移が、キャリッジ303の駆動によって図4の横方向での状態間の遷移が行われる。なお、図4では遷移が想定されている2つの状態間は矢印で接続されている。なお、これらの切り替えは逐次的に実行される。例えば、ASF状態404からカセット状態B 406に遷移する際には、まずキャリッジ303の駆動によって切替機構311の状態が非駆動状態A 401へ遷移される。次に、搬送ローラ302の駆動によって切替機構311の状態がクリーニング状態403に遷移した後、キャリッジ303を駆動することによってカセット状態B 406へ遷移される。このように、搬送モータ305の駆動接続先の切り替えには搬送ローラ302やキャリッジ303の駆動が複数回必要になるケースが存在する。
図5は、本実施形態に係る記録装置101のハードウェア構成の例を示す。CPU(Central Processing Unit)501は、記録装置101全体を制御する制御部である。CPU501は、ROM(Read Only Memory)503に記録された各種プログラムをRAM(Random Access Memory)502に展開し、実行することで搬送制御や記録制御などの各種制御を行う。RAM502は、CPU501の主記憶メモリであり、ワークエリアやROM503に記憶された各種プログラムを展開する為の一時記憶領域として用いられる。ROM503は、画像データ、各種プログラム及び各種設定情報を記憶する記憶部である。本実施形態では、ROM503としてフラッシュストレージ等を想定しているが、ハードディスク等の補助記憶装置でもよい。なお、記録装置101は、1つのプロセッサ(CPU501)が1つのメモリ(RAM502)を用いて後述するフローチャートに示す各処理を実行するものとするが、他の様態であっても構わない。例えば、複数のCPUや複数のRAM、ROM、及びストレージを協働させて後述するフローチャートに示す各処理を実行することもできる。また、CPU501は、専用のハードウェア回路を用いて一部の処理を実行するようにしてもよい。
外部I/F504は、記録装置101に接続された外部端末との通信を制御するためのインターフェースである。また、記録装置101は、UIのパネルやボタンなどを含む操作部505と、記録ヘッド304およびキャリッジモータ306を含む記録部506と、搬送用のモータやローラを含む搬送部507と、を備える。外部I/F504は、記録ジョブの実行をユーザから受け付けて後述するジョブ管理部に送信する受付部の一例である。また、記録装置101は、検知センサ301、310などの各種センサを含むセンサユニット508、切替機構311やその他の伝達機構を含む駆動伝達部509、及びクリーニングユニット312を含む回復部510を備える。
次に、図6を参照して本実施形態に係る記録装置101のRAM502に展開され、CPU501によって実行される、各ハードモジュールを制御する為の制御プログラムのソフトウェア構成図について説明する。
各制御プログラムは、アプリケーション(アプリ)を管理するアプリケーション層601と各種I/Fを介して装置を制御する為のモジュール(ミドルウェア)を管理するミドルウェア層602、全体の制御を管理するオペレーティングシステム603に分類される。
オペレーティングシステム603は、記録装置101で制御プログラムを実行する為の基礎的な機能を提供する。ミドルウェア層602は、操作部505や記録部506、搬送部507の各物理的なデバイスとのI/Fを制御するソフトウェア群で構成される。本実施形態では、記録装置101は、ミドルウェア層602において、記録部506及び搬送部507を制御するモジュールとして、プリンタ制御部621を有する。同様に、記録装置101は、ミドルウェア層602において、操作部505を制御するモジュールとして、UI制御部622を有する。
アプリケーション層601は、記録装置101がユーザに提供する記録などの機能を実現するために、ミドルウェア層602を介して各デバイスを動作させるためのアプリケーション群から構成される。例えば、操作部505を介してユーザが記録装置101に記録を指示する入力をUI制御部622が受信すると、アプリケーション層601に当該入力を受信したことが通知される。アプリケーション層601は、受信した入力に基づいて、記録処理を実行するためのジョブ管理部611を実行する。ジョブ管理部611は、外部I/F504を介して記録ジョブの実行指示をユーザから受け付ける。また、ジョブ管理部611は、受け付けた記録ジョブに応じて、ミドルウェア層602のプリンタ制御部621を介して、記録部506及び搬送部507による記録動作を実行する。また、ジョブ管理部611は、記録処理の実行の前に、記録ヘッド304の回復処理を含む記録前処理を実行可能である。
状態管理部612は、センサユニット508の状態や切替機構311の現在の駆動先などの、記録装置101の状態を管理する。状態管理部612は、ジョブ管理部611や排出判定部613からの問い合わせに応じて、記録装置101の状態についての情報を提供する。また、プリンタ制御部621からのセンサの検知結果や駆動先の切替処理の実行の通知を受け、状態管理部612が記憶している記録装置101の状態を更新する。
排出判定部613は、状態管理部612から記録装置101の状態に関する情報を受信し、記録用紙の排出が可能か否かを判定する。判定に用いる記録装置101の状態には、検知センサ310や排紙トレイセンサ(不図示)のようなセンサや、切替機構311など状態管理部612が管理する記録装置101の状態を組み合わせたパターンが存在する。例えば、排出判定部613は、排紙トレイ103が閉じていることを排紙トレイセンサが検知している場合に、記録用紙の排出が可能ではないと判定する。また、例えば手差しトレイ202に記録用紙がセットされていることを検知センサ310が検知しており、ASF201またはカセット104からも記録用紙の給紙がされる設定となっているなど、複数の給紙元から給紙されることで紙ジャムが発生しうる。このため、排出判定部613は、例えば手差しトレイ202に記録用紙がセットされていることを検知センサ310が検知しており、ASF201またはカセット104から給紙を行う設定である場合に記録用紙の排出が可能ではないと判定してもよい。また、排出判定部613は、搬送モータ305からクリーニングユニット312に駆動力の伝達が行われるように切替機構311の状態が設定されている場合に、記録用紙の排出が可能ではないと判定してもよい。
本実施形態に係る記録装置101は、手差しトレイ202に記録用紙がセットされており、中間ローラ308の駆動を含む記録前処理を実行する場合、排出判定部613によって排紙が可能であると判定した場合に、手差しトレイ202の記録用紙の排出を行う。そして、排出を実行した後に記録前処理を実行する。一方、手差しトレイ202に記録用紙がセットされており、中間ローラ308の駆動を含む記録前処理を実行する場合、排出判定部613によって排紙が可能ではないと判定した場合に、エラー通知を行う。これによって、本実施形態にかかる記録装置101は、中間ローラ308の駆動を伴う記録前処理を実行することで、紙ジャムの発生や排紙の落下など、ユーザビリティが低下する状況が発生することを防ぐ。
以下、本実施形態に係る記録装置101が実行する記録ジョブ実行処理について、図7を参照して説明する。記録装置101は外部I/F504や操作部505を経由して記録ジョブの実行指示を受け、ジョブ管理部611において図7に示す記録ジョブ実行処理を開始する。図7に示す処理は、CPU501がROM503に格納されたプログラムをRAM502に展開して実行することによって実現される。
S701において、ジョブ管理部611は、記録前動作を実行する。記録前処理では、給紙や記録を行う前に必要な処理を実行する。例えば、記録前処理は、記録ヘッド304を清掃するクリーニング処理を含んでもよい。また、記録前処理では、ASF201からの給紙であるような場合は、クリーニング処理の後に、切替機構311をASF状態404に遷移させるための動作が実行されてもよい。S701で実行される記録前動作は実行される記録ジョブに応じて実行されうる。一例では、記録ジョブによって手差しトレイ202からの給紙が指示される場合にのみ記録前処理を実行してもよい。S702では、ジョブ管理部611は、S701の記録前処理においてエラーが発生したか否かを判定する。例えば、記録ヘッド304のクリーニング処理によってエラーが発生した場合や、切替機構311がASF状態404に遷移失敗した場合にエラーが発生したと判定される。エラーが発生したと判定された場合(S702でNo)、ジョブ管理部611は記録ジョブの実行が失敗したと判定し、図7に示す処理を終了する。S702でエラーが発生しなかったと判定された場合(S702でYes)、ジョブ管理部611は処理をS703に進める。
S703において、ジョブ管理部611は、給紙の実行をプリンタ制御部621に指示する。S704では、ジョブ管理部611は、S703の給紙処理においてエラーが発生したか否かを判定する。給紙処理においてエラーが発生したと判定された場合(S704でNo)、ジョブ管理部611は記録処理が失敗したとして図7に示す処理を終了する。給紙処理においてエラーが発生しなかったと判定された場合(S704でYes)、ジョブ管理部611は処理をS705に進める。
S705において、ジョブ管理部611は、記録の実行をプリンタ制御部621に指示する。S706では、ジョブ管理部611は、S705の記録処理においてエラーが発生したか否かを判定する。給紙処理においてエラーが発生したと判定された場合(S706でNo)、ジョブ管理部611は記録処理が失敗したとして図7に示す処理を終了する。給紙処理においてエラーが発生しなかったと判定された場合(S706でYes)、ジョブ管理部611は処理をS707に進める。
S707において、ジョブ管理部611は、画像を形成した記録用紙を排出する排紙処理をプリンタ制御部621に指示する。S708では、ジョブ管理部611は、S707の排紙処理においてエラーが発生したか否かを判定する。排紙処理においてエラーが発生したと判定された場合(S708でNo)、ジョブ管理部611は排紙処理が失敗したとして図7に示す処理を終了する。排紙処理においてエラーが発生しなかったと判定された場合(S708でYes)、ジョブ管理部611は処理をS709に進める。
S709において、ジョブ管理部611は、排紙後処理を実行する。排紙後処理は記録前処理と同様に、記録ヘッド304のクリーニングなどを実行する。
なお、エラーが発生していると判定された場合(S702、S704、S706、およびS708のいずれかでNo)は、ジョブ管理部611は、図7に示す記録ジョブを終了した後、UI制御部622へとエラーの発生を通知する(S710)。なお、ユーザによってエラーが解消された後、再度ジョブを実行することができる場合は、図7に示す処理フローをやり直してもよい。
次に、本実施形態に係る記録前処理フローについて、図8を参照して説明する。本処理フローは、手差しトレイ202からの給紙によって記録ジョブが実行される場合に実行され、他の給紙口のジョブ設定の場合は行わないものとする。図8に示す処理は、図7と同様、CPU501がROM503に格納されたプログラムをRAM502に展開して実行することによって実現される。
S801において、ジョブ管理部611は、状態管理部612から記録装置101の状態に関する情報を受信し、その結果からS808の記録前本処理が必要か否かを判定する。S801の処理は、例えば状態管理部612から記録ヘッド304のクリーニングが直近で行われているなら不要とすることや、切替機構311がいずれのユニットに対しても駆動を伝達しない状態であれば不要とする方法などがある。記録前処理が不要とジョブ管理部611が判定した場合(S801でYes)、図8に示す処理を終了する。S801において、記録前処理が必要であるとジョブ管理部611が判定した場合(S801でNo)、ジョブ管理部611は処理をS802に進める。
S802において、ジョブ管理部611は、状態管理部612を介して検知センサ310の検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいて手差しトレイ202に記録用紙がセットされているか否かを判定する(セット判定)。手差しトレイ202に記録用紙がセットされていない場合(S802でYes)、ジョブ管理部611は処理をS806に進める。
本実施形態に係る記録装置101では、搬送モータ305の駆動は常に手差し用紙の給紙を行う中間ローラ308の正転に変換される。このため、手差しトレイ202に手差し用紙がセットされている状況で、クリーニングなどの記録前本処理のために搬送モータ305を駆動すると、手差し用紙が中間ローラ308によって引き込まれ、用紙の折れや詰まりを生じうる。一方で、手差し用紙が手差しトレイ202にセットされていない場合は、用紙を引き込む可能性が無いため、直ちにS806の記録前本処理を実行しても問題ない。
手差し用紙がセットされている場合、ジョブ管理部611はS803に処理を進め、排出判定部613は、状態管理部612から切替機構311の状態を取得する。そして、切替機構311の状態が状態403~406のいずれかである場合(S803でYes)、ジョブ管理部611は手差しトレイ202にセットされた記録用紙が排出不能であると判定し、処理をS804に進める。すなわち、S803では、ジョブ管理部611は、切替機構311によって搬送ローラ305の駆動力が伝達されうる複数のユニットのうち、所定のユニットに駆動力が伝達される場合に、手差しトレイ202にセットされた記録用紙が排出不能であると判定する。
S804では、ジョブ管理部611は手差し用紙ありエラーを通知して記録用紙の排出を行わず、図8に示す処理を終了する。一例では、S804では、操作パネル102上でユーザに手差しトレイ202にセットされた記録用紙の除去を指示するメッセージを表示する。
一方、切替機構311の状態が状態401または402で状態である場合(S803でNo)、ジョブ管理部611は手差し用紙が排出可能であると判定し、処理をS805に進める。S805では、ジョブ管理部611はプリンタ制御部621に対して給紙・排紙の実行を指示する排出制御を行い、セットされている手差し用紙を記録装置101の外部へ排出する。
切替機構311の状態が状態403~406のいずれかである場合、搬送モータ305の駆動がカセットローラ307、ASFローラ309、およびクリーニングユニット312のいずれかに伝達される。このような状況で排出処理を実行すると、他の給紙口にセットされた用紙を装置内に引き込んだり、クリーニングユニット312が予期せず動作したりしてしまう。そのため、そのため、搬送モータ305の駆動がカセットローラ307、ASFローラ309、およびクリーニングユニット312のいずれに対しても伝達されない状態を保証した上で、排出動作を実行している。
その後、ジョブ管理部611は、状態管理部612から検知センサ310の検知結果を再び取得する。続いて、S805の後に手差しトレイ202に手差し用紙がセットされている場合(S806でYes)、ジョブ管理部611は処理をS807に進め、紙ジャムエラーを通知して図8に示す処理を終了する。一方、手差しトレイ202に手差し用紙がセットされていないと判定した場合(S806でNo)、ジョブ管理部611はS805で排紙が正常に終了したと判定し、処理をS808に進め、記録前本処理を実行する。
S808では、ジョブ管理部611は、プリンタ制御部621に対して、記録ヘッド304のクリーニング処理(回復処理)を実行させ、切替機構311の駆動先を状態411または412のいずれのユニット対しても伝達しない状態に遷移させる。すなわち、切替機構311は状態403に遷移し、クリーニングユニット312を駆動させてクリーニング処理を実行させた後、状態401または402に遷移する。
以上のような処理フローを取ることにより、記録前処理において手差し用紙が引き込まれることや、手差し用紙の排紙時に他のローラユニットが動作することによる不具合を防ぐことができる。これによって、ユーザビリティが低下する状況において記録前処理を実行することを防ぐことができるため、エラーの発生を最小限に抑えた記録処理を実現することができる。
<第2実施形態>
第1実施形態では、ジョブ管理部611が記録装置101の搬送ローラの状態に基づいて、手差しトレイ202に記録用紙がセットされている場合に記録前処理を実行するか否かを判定する処理について説明した。第2実施形態では、ジョブ管理部611が記録装置101のトレイの状態に基づいて記録前処理を実行するか否かを判定してもよい。なお、第1実施形態と同様の処理、機能、および構成については説明を省略する。
本実施形態に係る記録装置101は、排紙トレイ103が排出された記録用紙を受け止める位置(オープン位置)にあるか、排出された記録用紙を受け止めない位置(クローズ位置)にあるかを検知するセンサを備える。そして、排出判定部613は、記録装置101の状態を示す情報として、排紙トレイ103がオープン位置にあるかクローズ位置にあるかを示す情報を取得する。
図9に本実施形態に示す記録前処理のフローを示す。S901とS902、S904以降は図8と同様であるため説明を省略する。S903において、排出判定部613は、状態管理部612に対して排紙トレイセンサの状態を問い合わせる。そして、排紙トレイ103が開いていない状態であれば、排紙トレイクローズエラーを通知して終了する。
図9に示す処理によって、排紙トレイ103が閉じた状態で記録用紙を排出することによって排出された用紙が落下したり、クローズ位置にある排紙トレイ103によって折れたりする状況を回避することができる。
なお、記録用紙の排出を物理的に阻害する排紙トレイとは異なる要素、例えばフロントカバーなど、を記録装置101が備え、当該要素の状態を検知することができる場合は、ジョブ管理部611はその要素の状態に応じてS903の処理を実行してもよい。すなわち、当該要素の状態に応じて、排紙を阻害しない場合には記録前処理を実行し、排紙を阻害される可能性があると判定した場合には記録前処理を実行せずにエラーを通知するよう判定してもよい。一例では、S904では、操作パネル102上でユーザに排紙トレイ103を引き出すように指示するメッセージを表示する。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
(実施形態のまとめ)
本実施形態の開示は、以下の通りである。
(項目1)
記録媒体を載置する載置部と、
前記載置部に載置された記録媒体を検知する検知手段と、
前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
を備えた記録装置であって、
前記制御手段は、前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行し、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行することを特徴とする記録装置。
(項目2)
前記制御手段は、前記検知手段が前記載置部に載置された記録媒体を検知した場合に、記録装置の状態に応じて記録媒体を排出できるか否かを判定することを特徴とする項目1に記載の記録装置。
(項目3)
エラーを通知する通知手段を備え、
前記制御手段は、前記第2制御として前記通知手段にエラーを通知させることを特徴とする項目1または2に記載の記録装置。
(項目4)
前記載置部は、記録媒体を搬送する搬送路の途中において記録媒体を手差しで載置する手差し部であることを特徴とする項目1から3の何れか1つに記載の記録装置。
(項目5)
記録装置の状態を取得する取得手段と、
前記搬送手段とは異なる複数のユニットのいずれにモータの駆動力を伝達するかを切り替える切替手段と、をさらに有し、
前記取得手段は、前記切替手段が前記モータの駆動力を伝達する所定のユニットを示す情報を取得し、
前記制御手段は、前記取得手段で取得した情報に基づいて、前記切替手段によって前記所定のユニットが駆動できると判定した場合に、前記第2制御を実行することを特徴とする項目1から4の何れか1つに記載の記録装置。
(項目6)
前記所定のユニットは、前記載置部に載置された記録媒体が搬送される搬送路とは少なくとも一部が異なる搬送路で記録媒体を搬送するためのローラであることを特徴とする項目5に記載の記録装置。
(項目7)
前記所定のユニットは、前記記録手段の回復処理を行うクリーニングユニットであることを特徴とする項目5に記載の記録装置。
(項目8)
前記モータは、回転方向によらずに前記搬送手段のローラが一方向に回転するよう前記搬送手段に駆動力を伝達することを特徴とする項目5から7の何れか1つに記載の記録装置。
(項目9)
前記記録前処理は、前記記録手段の回復処理を含むことを特徴とする項目1から8の何れか1つに記載の記録装置。
(項目10)
排出された記録媒体を載置する第1の位置および載置されない第2の位置を含む複数の位置のいずれかに配置される排出トレイを備え、
前記制御手段は、前記排出トレイの配置に関する情報を取得し、前記排出トレイが前記第2の位置に配置されている場合に、前記載置部に載置された記録媒体を排出可能ではないと判定することを特徴とする項目1から9の何れか1つに記載の記録装置。
(項目11)
記録ジョブの実行指示を受け付ける受付手段をさらに有し、
前記制御手段は、前記受付手段で受け付けた前記記録ジョブに応じて、前記記録前処理を実行するか否かを判定することを特徴とする項目1から10の何れか1つに記載の記録装置。
(項目12)
記録媒体を載置する載置部と、
前記載置部に載置された記録媒体を搬送する検知手段と、
前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
を備えた記録装置の制御方法であって、
前記制御手段によって前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行し、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行することを含むことを特徴とする制御方法。
(項目13)
記録媒体を載置する載置部と、
前記載置部に載置された記録媒体を検知する検知手段と、
前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
を備えた記録装置のコンピュータに、
前記制御手段によって前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行させ、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行させることを特徴とするプログラム。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101 記録装置、202 手差しトレイ、308 中間ローラ、305 搬送モータ、311 切替機構、312 クリーニングユニット

Claims (13)

  1. 記録媒体を載置する載置部と、
    前記載置部に載置された記録媒体を検知する検知手段と、
    前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
    を備えた記録装置であって、
    前記制御手段は、前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行し、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行することを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御手段は、前記検知手段が前記載置部に載置された記録媒体を検知した場合に、記録装置の状態に応じて記録媒体を排出できるか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. エラーを通知する通知手段を備え、
    前記制御手段は、前記第2制御として前記通知手段にエラーを通知させることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記載置部は、記録媒体を搬送する搬送路の途中において記録媒体を手差しで載置する手差し部であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  5. 記録装置の状態を取得する取得手段と、
    前記搬送手段とは異なる複数のユニットのいずれにモータの駆動力を伝達するかを切り替える切替手段と、をさらに有し、
    前記取得手段は、前記切替手段が前記モータの駆動力を伝達する所定のユニットを示す情報を取得し、
    前記制御手段は、前記取得手段で取得した情報に基づいて、前記切替手段によって前記所定のユニットが駆動できると判定した場合に、前記第2制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  6. 前記所定のユニットは、前記載置部に載置された記録媒体が搬送される搬送路とは少なくとも一部が異なる搬送路で記録媒体を搬送するためのローラであることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  7. 前記所定のユニットは、前記記録手段の回復処理を行うクリーニングユニットであることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  8. 前記モータは、回転方向によらずに前記搬送手段のローラが一方向に回転するよう前記搬送手段に駆動力を伝達することを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
  9. 前記記録前処理は、前記記録手段の回復処理を含むことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  10. 排出された記録媒体を載置する第1の位置および載置されない第2の位置を含む複数の位置のいずれかに配置される排出トレイを備え、
    前記制御手段は、前記排出トレイの配置に関する情報を取得し、前記排出トレイが前記第2の位置に配置されている場合に、前記載置部に載置された記録媒体を排出可能ではないと判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  11. 記録ジョブの実行指示を受け付ける受付手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記受付手段で受け付けた前記記録ジョブに応じて、前記記録前処理を実行するか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  12. 記録媒体を載置する載置部と、
    前記載置部に載置された記録媒体を搬送する検知手段と、
    前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
    を備えた記録装置の制御方法であって、
    前記制御手段によって前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行し、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行すること
    を含むことを特徴とする制御方法。
  13. 記録媒体を載置する載置部と、
    前記載置部に載置された記録媒体を検知する検知手段と、
    前記載置部から記録媒体を搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段で搬送された記録媒体に記録を行う記録手段と、
    前記搬送手段による記録媒体の搬送および前記搬送手段の駆動を伴う前記記録手段による記録前の記録前処理を実行可能な制御手段と、
    を備えた記録装置のコンピュータに、
    前記制御手段によって前記記録前処理を実行する場合に記録媒体が前記検知手段で検知されると、記録媒体を排出できる場合に前記載置部から記録媒体を排出して前記記録前処理を行う第1制御を実行させ、記録媒体を排出できない場合に前記載置部から記録媒体を排出しない第2制御を実行させることを特徴とするプログラム。
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