JP2024026477A - 交換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】研削装置で使用される研削工具を交換する、技術を提供する。【解決手段】交換装置は、研削装置で使用される研削工具を交換する。研削装置は、処理体を保持する保持部と、前記保持部に保持されている前記処理体を研削する研削工具が交換可能に取付けられる加工機構と、を備える。前記交換装置は、前記加工機構に前記研削工具を取付ける、又は前記加工機構から前記研削工具を取外す交換機構と、前記交換機構を移動させる多関節アームと、を備える。前記交換機構は、前記研削工具を保持する保持機構と、前記研削工具と前記加工機構とを締結する締結具を締める、又は緩める操作機構と、を備える。【選択図】図6

Description

本開示は、交換装置に関する。
特許文献1に記載の研削手段は、スピンドルと、スピンドルの下端に配設されたホイールマウントと、該ホイールマウントの下面に着脱可能に装着される研削ホイールとを備える。研削ホイールは、環状のホイール基台と、該ホイール基台の下面に環状に配設される複数の研削砥石と、を含む。作業者は、締結ボルトによってホイール基台をホイールマウントの下面に取付ける。
日本国特開2019-177444号公報
本開示の一態様は、研削装置で使用される研削工具を交換する、技術を提供する。
本開示の一態様に係る交換装置は、研削装置で使用される研削工具を交換する。研削装置は、処理体を保持する保持部と、前記保持部に保持されている前記処理体を研削する研削工具が交換可能に取付けられる加工機構と、を備える。前記交換装置は、前記加工機構に前記研削工具を取付ける、又は前記加工機構から前記研削工具を取外す交換機構と、前記交換機構を移動させる多関節アームと、を備える。前記交換機構は、前記研削工具を保持する保持機構と、前記研削工具と前記加工機構とを締結する締結具を締める、又は緩める操作機構と、を備える。
本開示の一態様によれば、研削装置で使用される研削工具を交換できる。
図1は、工場のレイアウトの一例を示す平面図である。 図2は、工場のレイアウトの別の一例を示す平面図である。 図3は、研削システムの一例を示す平面図である。 図4は、一実施形態に係る研削装置の加工機構を示す断面図である。 図5は、一実施形態に係る研削装置と交換装置を示す断面図である。 図6は、図5の一部を拡大した断面図である。 図7は、一実施形態に係る研削装置と交換装置のそれぞれの制御部の構成要素を機能ブロックで示す図である。 図8は、第1変形例に係る研削装置と交換装置を示す断面図である。 図9は、第2変形例に係る研削装置と交換装置を示す断面図である。 図10は、第3変形例に係る研削装置と交換装置を示す断面図である。 図11は、保管部を備える交換装置の一例を示す平面図である。 図12は、締結具の第1変形例を示す断面図である。 図13は、締結具の第2変形例を示す断面図である。 図14は、第1回転機構の一例を示す断面図である。 図15は、ガス供給機構の一例を示す断面図である。 図16は、ガス供給機構の別の一例を示す断面図である。 図17は、第2回転機構の一例を示す断面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の符号を付し、説明を省略することがある。本明細書において、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直な方向である。X軸方向及びY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向である。
図1に示すように、工場の部屋には、例えば、基板Wを研削する研削システム1と、研削システム1に搭載される研削工具Dを交換する交換装置7と、交換装置7を格納する格納庫8と、研削工具Dを保管する保管部9とが設置される。工場は例えば半導体工場であって、その部屋は例えばクリーンルームであってもよい。
基板Wは、シリコンウェハ若しくは化合物半導体ウェハ等の半導体基板、又はガラス基板を含む。基板Wは、半導体基板又はガラス基板の表面に形成されるデバイス層を更に含んでもよい。デバイス層は、電子回路を含む。また、基板Wは、複数の基板を接合した重合基板であってもよい。
研削システム1は、図1に示すように工場の部屋に複数配置されてもよいし、1つのみ配置されてもよい。研削システム1は、基板Wを研削工具Dで研削する。研削工具Dは、摩耗すると、交換装置7によって交換される。人間の代わりに、交換装置7が研削工具Dを交換するので、人間が汚れるのを防止できる。研削工具Dを交換することは、使用済みの研削工具Dを取外すことと、未使用の研削工具Dを取付けることと、を含む。
保管部9は、研削工具Dを保管する。使用済みの研削工具Dと、未使用の研削工具Dとは、本実施形態では同一の保管部9で保管されるが、別々の保管部9で保管されてもよい。保管部9は、研削システム1の外部に設けられる。それゆえ、研削システム1の小型化が可能である。保管部9が研削システム1の外部に設けられるので、保管部9が研削システム1の内部に設けられる場合とは異なり、交換装置7として自走式のロボットが用いられる。
交換装置7は、研削工具Dの交換指令を受信するまで、格納庫8にて待機する。交換装置7は、交換指令を受信すると、例えば研削システム1まで走行し、研削システム1から使用済みの研削工具Dを取外す。次に、交換装置7は、取外した使用済みの研削工具Dを保持した状態で保管部9まで走行し、使用済みの研削工具Dを保管部9に置く。その後、交換装置7は、保管部9にて未使用の研削工具Dを取得し、取得した未使用の研削工具Dを保持した状態で研削システム1まで走行し、未使用の研削工具Dを研削システム1に取付ける。最後に、交換装置7は、格納庫8に戻り、待機する。
或いは、交換装置7は、交換指令を受信すると、先ず保管部9まで走行し、保管部9にて未使用の研削工具Dを取得し、取得した未使用の研削工具Dを保持した状態で研削システム1まで走行する。次に、交換装置7は、研削システム1から使用済みの研削工具Dを取外す。続いて、交換装置7は、未使用の研削工具Dを研削システム1に取付ける。その後、交換装置7は、取外した使用済みの研削工具Dを保持した状態で保管部9まで走行し、使用済みの研削工具Dを保管部9に置く。最後に、交換装置7は、格納庫8に戻り、待機する。
保管部9は、複数の研削システム1に共通のものである。研削システム1毎に保管部9を設ける場合に比べて、保管部9の設置数を低減できる。
なお、図2に示すように、保管部9は、研削システム1毎に設けられてもよい。この場合、保管部9が複数の研削システム1に共通のものである場合に比べて、保管部9を研削システム1の近傍に設置できる。
また、図1及び図2に示す保管部9は交換装置7とは別に設けられるが、図11に示すように交換装置7が保管部9を備えてもよい。交換装置7の保管部9は、交換装置7の走行台73と共に走行させられる。この場合、交換装置7の走行距離を短縮できる。交換装置7の保管部9は、交換装置7の外部に固定される保管部9(図1又は図2参照)と、研削システム1の加工機構43との間で搬送される研削工具Dを一時的に保管する。
次に、図3を参照して、研削システム1について説明する。研削システム1は、搬入出部2と、洗浄部3と、研削部4と、制御部5と、を備える。搬入出部2と、洗浄部3と、研削部4とは、この順で、X軸方向負側からX軸方向正側に配置される。
搬入出部2は載置台21を有する。載置台21はカセットCが載置されるものである。カセットCは、基板Wを鉛直方向に間隔をおいて複数枚収容する。載置台21は、Y軸方向に一列に配置される複数の載置板22を含む。複数の載置板22のそれぞれに、カセットCが載置される。なお、載置板22の数は特に限定されない。同様に、カセットCの数も特に限定されない。
また、搬入出部2は、第1搬送領域23を有する。平面視で、第1搬送領域23は、載置台21と後述のトランジション装置35との隣に、載置台21とトランジション装置35とで挟まれるように配置される。搬入出部2は、第1搬送領域23にて基板Wを搬送する第1搬送装置24を有する。第1搬送装置24は、第1搬送領域23の隣に配置される複数の装置間で基板Wを搬送する。第1搬送装置24は、基板Wを保持する第1搬送アーム24aを含む。第1搬送アーム24aは、水平方向(X軸方向及びY軸方向の両方向)及び鉛直方向の移動、並びに鉛直軸を中心とする回転が可能である。第1搬送アーム24aの数は、1つでもよいし、複数でもよい。
洗浄部3は、第1洗浄装置31を有する。第1洗浄装置31は、後述の研削装置40で研削された後の基板Wを擦り洗いする。第1洗浄装置31は、スポンジ又はブラシ等の洗浄体を含み、洗浄体で研削屑等のパーティクルを除去する。
また、洗浄部3は、第2洗浄装置32を有する。第2洗浄装置32は、研削装置40で研削された後の基板Wを薬液でエッチングする。第2洗浄装置32は、基板Wを保持するスピンチャックと、薬液を吐出するノズルとを含む。ノズルは、回転する基板Wの上面の中心に薬液を供給する。
洗浄部3は、更に第3洗浄装置33を有してもよい。第3洗浄装置33は、第1洗浄装置31及び第2洗浄装置32とは異なり、研削装置40で研削される前の基板Wを洗浄する。第3洗浄装置33は、第1洗浄装置31と同様に、基板Wを擦り洗いする。研削装置40のチャック42と基板Wの間に異物が噛み込むのを抑制でき、基板Wを平坦に研削できる。
洗浄部3は、検出装置34を有する。検出装置34は、研削装置40で研削される前の基板Wの中心を検出する。平面視にて、研削装置40のチャック42の中心と基板Wの中心とを位置合わせできる。検出装置34は、基板Wの中心に加えて、基板Wの結晶方位を検出してもよく、具体的には基板Wの結晶方位を表すノッチ又はオリエンテーションフラットを検出してもよい。チャック42と共に回転する回転座標系において、基板Wの結晶方位を所望の方位に位置合わせできる。
第1洗浄装置31と第3洗浄装置33と検出装置34は、研削システム1の設置面積を低減すべく、鉛直方向に積層されてもよい。例えば、下側から上側に向けて、検出装置34と第1洗浄装置31と第3洗浄装置33がこの順番で配置される。但し、その順番は、特に限定されない。
洗浄部3は、トランジション装置35を有する。トランジション装置35は、基板Wを一時的に収容する。複数のトランジション装置35が鉛直方向に積み重ねられてもよい。トランジション装置35の配置や個数は、特に限定されない。
洗浄部3は、第2搬送領域36を有する。平面視で、第2搬送領域36は、第1洗浄装置31と第2洗浄装置32とトランジション装置35との隣に、第1洗浄装置31と第2洗浄装置32とトランジション装置35とで三方を囲まれるように配置される。洗浄部3は、第2搬送領域36にて基板Wを搬送する第2搬送装置37を有する。第2搬送装置37は、第2搬送領域36の隣に配置される複数の装置間で、基板Wを搬送する。第2搬送装置37は、基板Wを保持する第2搬送アーム37aを含む。第2搬送アーム37aは、水平方向(X軸方向及びY軸方向の両方向)及び鉛直方向の移動、並びに鉛直軸を中心とする回転が可能である。第2搬送アーム37aの数は、1つでもよいし、複数でもよい。
洗浄部3は平面視にて矩形の角を切り欠いた形状であり、その切り欠いた位置に第3搬送領域38が配置される。平面視で、第3搬送領域38は、第2搬送領域36と第1洗浄装置31と研削装置40との隣に、第2搬送領域36と第1洗浄装置31と研削装置40とで三方を囲まれるように配置される。第3搬送領域38は、洗浄部3及び第3搬送領域38の両方を覆う筐体の内部に設けられてもよいし、洗浄部3を覆う筐体とは別の筐体の内部に設けられ、洗浄部3に接続されてもよい。
研削システム1は、第3搬送領域38にて基板Wを搬送する第3搬送装置39を備える。第3搬送装置39は、第3搬送領域38の隣に配置される複数の装置間で、基板Wを搬送する。第3搬送装置39は、基板Wを保持する吸着パッド39aを含む。吸着パッド39aは、基板Wを上方から吸着する。吸着パッド39aは、水平方向(X軸方向及びY軸方向の両方向)及び鉛直方向への移動、並びに鉛直軸を中心とする回転が可能である。
研削部4は、研削装置40を含む。研削装置40は、基板Wを研削する。研削は、研磨を含む。研削に用いる砥粒は、固定砥粒、及び遊離砥粒のいずれでもよい。研削装置40は、例えば、テーブル41と、4つのチャック42と、3つの加工機構43とを備える。
テーブル41は、回転中心線R1の周りに4つのチャック42を等間隔で保持し、回転中心線R1を中心に回転する。4つのチャック42のそれぞれは、テーブル41と共に回転し、搬入出位置A0と、1次研削位置A1と、2次研削位置A2と、3次研削位置A3と、搬入出位置A0とにこの順番で移動する。
搬入出位置A0は、基板Wの搬入が行われる位置と、基板Wの搬出が行われる位置とを兼ねる。なお、本実施形態では搬入位置と搬出位置とは同じ位置であるが、搬入位置と搬出位置とは異なる位置であってもよい。1次研削位置A1は、基板Wの1次研削が行われる位置である。2次研削位置A2は、基板Wの2次研削が行われる位置である。3次研削位置A3は、基板Wの3次研削が行われる位置である。
4つのチャック42は、それぞれの回転中心線R2(図4参照)を中心に回転自在に、テーブル41に取付けられる。1次研削位置A1、2次研削位置A2及び3次研削位置A3において、チャック42はそれぞれの回転中心線R2を中心に回転する。
1つの加工機構43は、1次研削位置A1にて、基板Wを1次研削する。別の加工機構43は、2次研削位置A2にて、基板Wを2次研削する。残りの加工機構43は、3次研削位置A3にて、基板Wを3次研削する。
なお、加工機構43の数は、1つ以上であればよい。また、チャック42の数は、加工機構43の数よりも多ければよい。但し、テーブル41が無くてもよい。テーブル41が無い場合、チャック42の数は、加工機構43の数と同数であってもよく、1つであってもよい。
制御部5は、例えばコンピュータであり、CPU(Central Processing Unit)51と、メモリなどの記憶媒体52と、を備える。記憶媒体52には、研削システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部5は、記憶媒体52に記憶されたプログラムをCPU51に実行させることにより、研削システム1の動作を制御する。
次に、研削システム1の動作について説明する。下記の動作は、制御部5による制御下で実施される。
先ず、第1搬送装置24が、カセットCから基板Wを取り出し、トランジション装置35に搬送する。続いて、第2搬送装置37が、トランジション装置35から第3洗浄装置33に基板Wを搬送する。
次に、第3洗浄装置33が、研削装置40で研削する前の基板Wを洗浄する。清浄な基板Wを研削装置40のチャック42に載置でき、異物の噛み込みを抑制できる。それゆえ、基板Wを平坦に研削でき、基板Wの厚み偏差の悪化を抑制できる。基板Wの乾燥後、第2搬送装置37が、第3洗浄装置33から検出装置34に基板Wを搬送する。
なお、未研削の基板Wが清浄な場合、又は研削装置40が未研削の基板Wを洗浄する機構を有する場合、第3洗浄装置33は無くてもよい。その場合、第2搬送装置37は、トランジション装置35から検出装置34に基板Wを搬送する。
次に、検出装置34が、基板Wの中心を検出する。検出装置34は、基板Wの結晶方位をも検出してもよく、具体的にはノッチ等をも検出してもよい。その後、第3搬送装置39が、検出装置34から研削装置40のチャック42に基板Wを搬送する。この間、制御部5は、検出装置34の検出結果に基づき第3搬送装置39を制御し、チャック42の中心と基板Wの中心とを位置合わせする。また、制御部5は、検出装置34の検出結果に基づき第3搬送装置39を制御し、チャック42と共に回転する回転座標系において、基板Wの結晶方位を所望の方位に位置合わせする。
次に、研削装置40が、基板Wの上面を研削する。基板Wは、テーブル41と共に回転し、搬入出位置A0と、1次研削位置A1と、2次研削位置A2と、3次研削位置A3と、搬入出位置A0とにこの順番で移動する。この間、1次研削と、2次研削と、3次研削とが実施される。その後、第3搬送装置39が、チャック42から第1洗浄装置31に基板Wを搬送する。
次に、第1洗浄装置31は、基板Wの上面を洗浄し、研削屑等のパーティクルを除去する。基板Wの乾燥後、第2搬送装置37が、第1洗浄装置31から第2洗浄装置32に基板Wを搬送する。
次に、第2洗浄装置32は、基板Wの上面をエッチングし、研削痕を除去する。基板Wの乾燥後、第2搬送装置37が、第2洗浄装置32からトランジション装置35に基板Wを搬送する。続いて、第1搬送装置24が、トランジション装置35からカセットCに基板Wを搬送する。基板Wは、カセットCに収容される。
次に、図4を参照して研削装置40の加工機構43について説明する。加工機構43は、研削工具Dが装着される可動部43aを有する。加工機構43は、研削工具Dを駆動する駆動機構である。研削工具Dは、基板Wに接触させられ、基板Wを研削する。研削工具Dは、例えば円盤状の研削ホイールD1と、研削ホイールD1の下面にリング状に配列される複数の砥石D2と、を有する。
可動部43aは、研削工具Dが装着されるフランジ43a1と、フランジ43a1が下端に設けられるスピンドル軸43a2と、スピンドル軸43a2を回転させるスピンドルモータ43a3と、を含む。フランジ43a1は水平に配置され、その下面に研削工具Dがボルト等の締結具Eで交換可能に取付けられる。締結具Eは、フランジ43a1の周縁に沿って間隔をおいて複数設けられる。スピンドル軸43a2は、鉛直に配置される。スピンドルモータ43a3は、スピンドル軸43a2を回転し、フランジ43a1に装着された研削工具Dを回転させる。研削工具Dの回転中心線R3は、スピンドル軸43a2の回転中心線である。
加工機構43は、更に、可動部43aを昇降させる昇降部43bを有する。昇降部43bは、例えば、鉛直なZ軸ガイド43b1と、Z軸ガイド43b1に沿って移動するZ軸スライダ43b2と、Z軸スライダ43b2を移動させるZ軸モータ43b3と、を含む。Z軸スライダ43b2には可動部43aが固定され、Z軸スライダ43b2と共に可動部43a及び研削工具Dが昇降する。昇降部43bは、研削工具Dの位置を検出する位置検出器43b4を更に含む。位置検出器43b4は、例えばZ軸モータ43b3の回転を検出し、研削工具Dの位置を検出する。
昇降部43bは、研削工具Dを待機位置から下降させる。研削工具Dは、下降しながら回転し、回転する基板Wの上面と接触し、基板Wの上面全体を研削する。基板Wの厚みが設定値に達すると、昇降部43bは研削工具Dの下降を停止する。その後、昇降部43bは、研削工具Dを待機位置まで上昇させる。
次に、図5及び図6を参照して、加工機構43に対する研削工具Dの取付け及び取外しについて説明する。図5に示すように、研削装置40は、外装カバー44を備える。外装カバー44は、基板Wを保持する保持部としてのチャック42と、研削工具Dが交換可能に取付けられる加工機構43とを収容する。外装カバー44は、その内部にて発生した研削屑等のパーティクルが外部に流出するのを抑制する。工場の部屋を清浄に維持できる。
外装カバー44は、交換装置7が外装カバー44の外部から内部に進入する際に通過する進入口44aを有する。人間の代わりに、交換装置7が、外装カバー44の外部から内部に進入し、外装カバー44の内部にて研削工具Dを交換する。
交換装置7が人間の代わりに外装カバー44の内部に進入して研削工具Dを交換するので、外装カバー44の内部の堆積物で人間が汚れるのを防止できる。また、交換装置7が研削装置40の外部に設けられるので、交換装置7が研削装置40の内部に設けられる場合に比べて、研削装置40の小型化が可能である。
研削装置40は、外装カバー44の進入口44aを開閉するシャッター45を備える。シャッター45は、基本的に進入口44aを閉塞しており、交換装置7の進入時に進入口44aを開放する。進入口44aが常時開放されている場合に比べて、進入口44aを介した外装カバー44の内部から外部へのパーティクルの流出を抑制でき、工場の部屋を清浄に維持できる。
研削装置40は、シャッター45を、進入口44aを開放する開位置(例えば図5に示す位置)と、進入口44aを閉塞する閉位置との間で移動させる移動機構46を備えてもよい。移動機構46は、空気圧シリンダ、又は電動シリンダ等である。電動シリンダは、モータと、ボールねじとを含む。シャッター45を手動ではなく自動で移動できる。
研削装置40は図3に示すように加工機構43を複数備え、加工機構43毎に進入口44aが設けられる。例えば、加工機構43と進入口44aとは、1次研削位置A1と、2次研削位置A2と、3次研削位置A3とにそれぞれ設けられる。進入口44a毎にシャッター45が設けられ、進入口44a毎にシャッター45が移動させられる。
加工機構43の数が多いほど、研削装置40の外部に交換装置7を設ける効果が顕著に得られる。本実施形態とは異なり、加工機構43毎に交換装置7を研削装置40の内部に設ける場合、又は複数の加工機構43に共通の交換装置7を研削装置40の内部に設ける場合、研削装置40が大型化してしまう。一方、本実施形態によれば、交換装置7を研削装置40の外部に設けるので、研削装置40の小型化が可能である。但し、加工機構43の数は1つでもよい。
図5に示すように、研削装置40は、制限機構47を備えてもよい。制限機構47は、外装カバー44の進入口44aを介した外装カバー44の内部から外部への気体の流出を制限する。気体の流出を制限することにより、パーティクルの流出を抑制でき、工場の部屋を清浄に維持できる。
例えば、制限機構47は、外装カバー44の内部を外部に比べて陰圧にする排気ライン47aを備える。排気ライン47aは、ダクト等であり、外装カバー44と排気源とを接続する。排気源は、例えば真空ポンプ又はエジェクタ等である。排気ライン47aの途中には、例えば気圧制御器47bが設けられる。気圧制御器47bは、外装カバー44の内部の気圧を制御する。気圧差によって、外装カバー44の進入口44aから内部に向かう気流が形成される。その結果、外装カバー44の内部から外部への気体の流出を制限できる。
排気ライン47aの外装カバー44との接続口は、図5では外装カバー44の進入口44aよりも上方であるが、下方であってもよい。後者の場合、外装カバー44の内部にダウンフローを形成できる。外装カバー44の天井には、ファンフィルターユニット等の送風機が設けられてもよい。送風量と排気量とは、外装カバー44の内部を外部に比べて陰圧にするように制御される。
研削装置40は、洗浄機構48を備えてもよい。洗浄機構48は、ノズル等によって、研削工具D、又は研削工具Dの周辺部材に対して洗浄液を供給する。洗浄液は、例えばDIW(脱イオン水)等である。研削工具Dの周辺部材は、例えば、フランジ43a1又はスピンドル軸43a2である。使用済みの研削工具Dを加工機構43から取外す前に、研削工具D等を洗浄する。これにより、交換装置7が汚れるのを抑制できる。また、洗浄機構48によって研削工具Dを洗浄すれば、研削工具Dと共にパーティクルが外に運ばれるのを抑制できる。
研削装置40は、制御部50を備える。制御部50は、例えばコンピュータであり、CPU50aと、メモリなどの記憶媒体50bと、を備える。記憶媒体50bには、研削装置40において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部50は、記憶媒体50bに記憶されたプログラムをCPU50aに実行させることにより、研削装置40の動作を制御する。研削装置40の制御部50は、研削システム1の制御部5の一部であってもよい。
交換装置7は、例えば、交換機構71と、移動機構72と、走行台73と、走行機構74と、を備える。交換機構71は、加工機構43に研削工具Dを取付ける、又は加工機構43から研削工具Dを取外す。交換機構71は、水平方向(X軸方向及びY軸方向の両方向)及び鉛直方向の移動、並びに鉛直軸を中心とする回転が可能である。移動機構72は、交換機構71を外装カバー44の進入口44aを介して外装カバー44の外部から内部に移動させる。移動機構72は、例えば多関節アームであって、一端にて交換機構71を保持し、他端にて走行台73に連結される。走行台73は、移動機構72を支持する。走行機構74は、走行台73を走行させる。
交換装置7が研削装置40の外部に設けられるので、交換装置7が研削装置40の内部に設けられる場合とは異なり、交換装置7として自走式のロボットが用いられる。人間の代わりに、交換装置7が研削工具Dを交換する。人間が汚れるのを防止できる。また、交換装置7が研削装置40の外部に設けられるので、交換装置7が研削装置40の内部に設けられる場合に比べて、研削装置40の小型化が可能である。
図6に示すように、交換機構71は、研削工具Dを保持する保持機構71aを有する。保持機構71aは、研削工具Dを収容する容器Fを保持する。容器Fは、上方に開放された箱形状であり、上面に凹部を有する。その凹部に研削工具Dが収容される。容器Fは、研削工具Dを収容し、研削工具Dの取外し時に研削液又は研削屑等の落下を防止する。なお、保持機構71aは、研削工具Dを保持してもよい。
交換機構71は、加工機構43のスピンドル軸43a2の回転を止める回り止め機構71bを有する。回り止め機構71bは、例えば、フランジ43a1又はスピンドル軸43a2を掴むクランプを含む。或いは、回り止め機構71bは、フランジ43a1若しくはスピンドル軸43a2の穴に差し込まれるピンを含む。回り止め機構71bによってスピンドル軸43a2の回転を止め、研削工具Dの回転を止めた状態で、締結具Eを締める、又は緩めることができる。
交換機構71は、研削工具Dと加工機構43とを締結する締結具Eを締める、又は緩める操作機構71cを有する。締結具Eがボルトである場合、ボルトに嵌合するスパナ又はレンチ等の工具と、その工具を回す回転機構とで、操作機構71cが構成される。
図1等に示すように、交換機構71と移動機構72の組は、複数設けられ、独立に制御されてもよい。一組は研削工具Dの取付けに用いられ、別の一組は研削工具Dの取外しに用いられる。交換機構71と移動機構72の組が複数であれば、1つである場合とは異なり、研削工具Dの取外しと取付けを相次いで速やかに実施できる。つまり、研削工具Dの取外しと取付けとの合間に、交換装置7が研削装置40と保管部9との間を往復せずに済む。
なお、交換装置7の保管部9(図11参照)が使用済みの研削工具Dと未使用の研削工具Dの両方を保管すれば、交換機構71と移動機構72が一つずつであっても、研削工具Dの取外しと取付けを相次いで速やかに実施できる。また、交換装置7の保管部9(図11参照)が使用済みの研削工具Dと未使用の研削工具Dの両方を複数ずつ保管すれば、交換装置7の外部に固定される保管部9(図1及び図2参照)と研削装置40との間を往復することなく、複数の加工機構43に対して連続して交換作業が可能である。
交換装置7は、交換機構71を撮像する撮像装置75を備えてもよい。撮像装置75は、交換機構71と同様に、移動機構72の一端に取付けられる。撮像装置75によって交換機構71の動作を監視しながら、交換機構71を制御できる。
交換装置7は、制御部76を備える。制御部76は、例えばコンピュータであり、CPU76aと、メモリなどの記憶媒体76bと、を備える。記憶媒体76bには、交換装置7において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御部76は、記憶媒体76bに記憶されたプログラムをCPU76aに実行させることにより、交換装置7の動作を制御する。
次に、図7を参照して、研削装置40の制御部50の機能と、交換装置7の制御部76の機能について説明する。なお、図7に図示される各機能ブロックは概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。各機能ブロックの全部又は一部を、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することが可能である。各機能ブロックにて行われる各処理機能は、その全部又は任意の一部が、CPUにて実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現されうる。
先ず、研削装置40の制御部50の機能について説明する。制御部50は、例えば、交換指令作成部50cと、位置検出部50d、開閉制御部50eと、陰圧制御部50fと、洗浄制御部50gと、オートセットアップ制御部50hと、を有する。
交換指令作成部50cは、研削工具Dの交換の要否を判断し、研削工具Dの交換指令を作成する。具体的には、交換指令作成部50cは、例えば研削工具Dによって研削された基板Wの枚数、研削工具Dの摩耗量、又は研削工具Dの取付け時からの経過時間等を監視し、その監視する値が設定値に達すると、交換指令を作成する。作成した交換指令は、交換装置7の制御部76に無線又は有線で送信される。交換装置7と研削装置40とは、外部のコンピュータを介して信号を送受信してもよい。交換装置7は、交換指令を受信し、研削装置40から要求を受けると、研削装置40まで走行する。
位置検出部50dは、交換装置7の走行台73が研削工具Dを交換する位置(例えば図5に示す位置)に到着したか否かを、検知部53によって検出する。研削工具Dを交換する位置は、外装カバー44の外部に設定され、研削工具Dを取付ける位置と、研削工具Dを取外す位置とを兼ねる。検知部53は、例えば外装カバー44の外部の設定位置に交換装置7の走行台73が到着したことを検知する。検知部53は、例えば外装カバー44の外壁面に取付けられ、進入口44aの上方に取付けられる。検知部53は、例えばカメラ等である。
開閉制御部50eは、シャッター45の移動機構46を制御し、シャッター45の位置を制御する。交換装置7の走行台73が研削工具Dを交換する位置に到着すると、開閉制御部50eがシャッター45の位置を閉位置から開位置に変更する。また、交換装置7の走行台73が研削工具Dを交換する位置から退出すると、開閉制御部50eがシャッター45の位置を開位置から閉位置に変更する。
陰圧制御部50fは、排気ライン47aの気圧制御器47bを制御し、外装カバー44の内部を外部に比べて陰圧にする。陰圧制御部50fは、少なくともシャッター45が外装カバー44の進入口44aを開放している間、外装カバー44の内部を外部に比べて陰圧にする。
洗浄制御部50gは、シャッター45が外装カバー44の進入口44aを開放する前に、洗浄機構48を制御し、研削工具D又は研削工具Dの周辺部材に対して洗浄液を供給する。洗浄液の供給は、例えば研削工具Dの交換指令の作成後に実施される。なお、洗浄液の供給は、基板Wの研削中又は研削終了時にも、実施されてもよい。
オートセットアップ制御部50hは、研削工具Dの交換が終了し、交換装置7が研削工具Dを交換する位置から退出すると、オートセットアップを実施する。オートセットアップは、例えば、未使用の研削工具Dのドレッシング、又は外装カバー44の内部の温度調節を含む。
次に、交換装置7の制御部76の機能について説明する。制御部76は、例えば、走行制御部76cと、移動制御部76dと、交換制御部76eと、を有する。
走行制御部76cは、走行機構74を制御し、走行台73の位置を制御する。例えば、走行制御部76cは、走行機構74を制御し、研削工具Dを保管する位置と、研削工具Dを交換する位置との間で走行台73を走行させる。
移動制御部76dは、移動機構72を制御し、交換機構71の位置を制御する。走行台73が研削工具Dを交換する位置で停止し、外装カバー44の進入口44aが開放されていることを交換装置7が研削装置40から送信される信号等で検知すると、移動制御部76dが交換機構71を外装カバー44の進入口44aを介して外装カバー44の外部から内部に移動させる。また、走行台73が研削工具Dを交換する位置から退出する前に、移動制御部76dが交換機構71を外装カバー44の進入口44aを介して外装カバー44の内部から外部に移動させる。
交換制御部76eは、交換機構71を制御し、研削工具Dの取外し、又は取付けを制御する。交換制御部76eは、保持機構71aで研削工具Dを保持すると共に、回り止め機構71bでスピンドル軸43a2の回転を止めた状態で、操作機構71cで締結具Eを締める、又は緩める。交換制御部76eは、撮像装置75によって交換機構71の動作を監視しながら、交換機構71を制御する。
次に、研削装置40と交換装置7の動作をまとめて説明する。研削装置40は、研削工具Dの交換の要否を判断し、研削工具Dの交換指令を作成する。次いで、研削装置40は、作成した交換指令を交換装置7に送信する。また、研削装置40は、研削工具Dの交換の必要があると判断すると、基板Wの研削を停止し、洗浄機構48による洗浄を実施する。一方、交換装置7は、研削装置40から交換指令を受信すると、研削装置40に近づく。研削装置40は、交換装置7の走行台73が研削工具Dを交換する位置に到着したことを検出すると、シャッター45を開く。その後、交換装置7は、交換機構71を外装カバー44の進入口44aから内部に進入させる。次いで、交換装置7が、使用済みの研削工具Dを加工機構43から取外し、未使用の研削工具Dを加工機構43に取付ける。その後、交換装置7は、交換機構71を外装カバー44の進入口44aから外部に退出させる。その後、研削装置40は、シャッター45を閉じ、オートセットアップ制御を実施する。次いで、研削装置40は、基板Wの研削を再開する。
次に、図8を参照して、第1変形例に係る研削装置40と交換装置7について、説明する。以下、上記実施形態との相違点について主に説明する。
本変形例の研削装置40の制限機構47は、排気ライン47aに加えて、シール部材47cを有する。なお、制限機構47は、シール部材47cのみを有してもよい。シール部材47cは、外装カバー44の進入口44aに進入した交換装置7の多関節アーム等に接触し、外装カバー44の進入口44aを塞ぐ。シール部材47cによって、気体の流出を制限し、パーティクルの流出を抑制できる。
シール部材47cは、例えばシャッター45に取付けられており、シャッター45と共に移動させられる。シャッター45は一対設けられており、一対のシャッター45の互いに対向する面にシール部材47cが取付けられる。一対のシール部材47cは、交換装置7を挟んで包み込み、外装カバー44の進入口44aを塞ぐ。シール部材47cは、ゴム等の可撓性材料で形成され、交換装置7の外形に倣って変形する。
交換装置7の走行台73が外装カバー44の外部の設定位置に達すると、開閉制御部50eがシャッター45の位置を閉位置から開位置に変更する。その後、移動制御部76dが、交換機構71を、外装カバー44の進入口44aを介して外装カバー44の外部から内部に移動させる。その際、シール部材47cは、交換装置7に接触しない。
その後、開閉制御部50eがシャッター45の位置を開位置からシール位置(例えば図8に示す位置)に変更する。シール位置は、シール部材47cが交換装置7の多関節アーム等に接触し、外装カバー44の進入口44aを塞ぐ位置である。シール部材47cが進入口44aを塞いだ状態で、交換制御部76eが交換機構71を制御し、研削工具Dの取外し又は取付けを実施する。
研削工具Dの取外し又は取付けが終わると、開閉制御部50eがシャッター45の位置をシール位置から開位置に変更する。続いて、移動制御部76dが、交換機構71を、外装カバー44の進入口44aを介して外装カバー44の外部から内部に移動させる。その後、走行制御部76cが、走行機構74を制御し、研削工具Dを交換する位置から研削工具Dを保管する位置に、走行台73を走行させる。
次に、図9を参照して、第2変形例に係る研削装置40と交換装置7について、説明する。以下、上記実施形態及び上記第1変形例との相違点について主に説明する。
本変形例の研削装置40の外装カバー44は、進入口44aが形成される主筐体44bと、主筐体44bの進入口44aを囲むように主筐体44bの外壁面に取付けられる副筐体44cと、を有する。主筐体44bは、基板Wを保持する保持部としてのチャック42と、研削工具Dが交換可能に取付けられる加工機構43とを収容する。
副筐体44cは、交換装置7が副筐体44cの外部から内部に進入する際に通過する第2進入口44dを含む。交換装置7は、研削工具Dを交換する位置に到着した後、第2進入口44dと進入口44aとをこの順番で通り、主筐体44bの内部に進入し、主筐体44bの内部にて研削工具Dを交換する。
研削装置40は、副筐体44cの第2進入口44dを開閉する第2シャッター61を備える。第2シャッター61は、基本的に第2進入口44dを閉塞しており、交換装置7の進入時に第2進入口44dを開放する。第2進入口44dが常時開放されている場合に比べて、第2進入口44dを介した外装カバー44の内部から外部へのパーティクルの流出を抑制でき、工場の部屋を清浄に維持できる。
研削装置40は、第2シャッター61を、第2進入口44dを開放する第2開位置と、第2進入口44dを閉塞する第2閉位置との間で移動させる第2移動機構62を備えてもよい。第2移動機構62は、空気圧シリンダ、又は電動シリンダ等である。第2シャッター61を手動ではなく自動で移動できる。
第2進入口44dは、進入口44aと同様に、加工機構43毎に設けられる。例えば、第2進入口44dとは、1次研削位置A1と、2次研削位置A2と、3次研削位置A3とにそれぞれ設けられる。第2進入口44d毎に第2シャッター61が設けられ、第2進入口44d毎に第2シャッター61が移動させられる。
研削装置40の制御部50は、不図示の第2開閉制御部を備える。第2開閉制御部は、第2移動機構62を制御し、第2シャッター61の位置を制御する。交換装置7の走行台73が研削工具Dを交換する位置に到着すると、第2開閉制御部が第2シャッター61の位置を第2閉位置から第2開位置に変更する。また、交換装置7の走行台73が研削工具Dを交換する位置から退出すると、第2開閉制御部が第2シャッター61の位置を第2開位置から第2閉位置に変更する。
研削装置40の制限機構47は、第2シール部材47dを有してもよい。第2シール部材47dは、副筐体44cの第2進入口44dに進入した交換装置7の多関節アーム等に接触し、副筐体44cの第2進入口44dを塞ぐ。第2シール部材47dによって、気体の流出を制限し、パーティクルの流出を抑制できる。
第2シール部材47dは、例えば第2シャッター61に取付けられており、第2シャッター61と共に移動させられる。第2シャッター61は一対設けられており、一対の第2シャッター61の互いに対向する面に第2シール部材47dが取付けられる。一対の第2シール部材47dは、交換装置7を挟んで包み込み、外装カバー44の第2進入口44dを塞ぐ。第2シール部材47dは、ゴム等の可撓性材料で形成され、交換装置7の外形に倣って変形する。
交換装置7の走行台73が外装カバー44の外部の設定位置に達すると、第2開閉制御部が第2シャッター61の位置を第2閉位置から第2開位置に変更する。その後、移動制御部76dが、交換機構71を、副筐体44cの第2進入口44dを介して副筐体44cの外部から内部に移動させる。その際、第2シール部材47dは、交換装置7に接触しない。
その後、第2開閉制御部が第2シャッター61の位置を第2開位置から第2シール位置(例えば図9に示す位置)に変更する。第2シール位置は、第2シール部材47dが交換装置7の多関節アーム等に接触し、副筐体44cの第2進入口44dを塞ぐ位置である。第2シール部材47dが第2進入口44dを塞いだ状態で、開閉制御部50eがシャッター45の位置を閉位置から開位置に変更する。次いで、移動制御部76dが、交換機構71を、主筐体44bの進入口44aを介して主筐体44bの外部から内部に移動させる。続いて、開閉制御部50eがシャッター45の位置を開位置からシール位置に変更する。その後、交換制御部76eが交換機構71を制御し、研削工具Dの取外し又は取付けを実施する。なお、第2シール部材47dが第2シャッター61に取付けられる場合、第2シール部材47dが副筐体44cの第2進入口44dを塞げば、パーティクルの流出を抑制できる。それゆえ、シール部材47cが無くてもよい。但し、シール部材47cも有れば、パーティクルの流出をより抑制できる。
研削工具Dの取外し又は取付けが終わると、開閉制御部50eがシャッター45の位置をシール位置から開位置に変更する。次いで、移動制御部76dが、交換機構71を、主筐体44bの進入口44aを介して主筐体44bの内部から外部に移動させる。次いで、開閉制御部50eがシャッター45の位置を開位置から閉位置に変更する。その後、第2開閉制御部が第2シャッター61の位置を第2シール位置から第2開位置に変更する。続いて、移動制御部76dが、交換機構71を、副筐体44cの第2進入口44dを介して副筐体44cの内部から外部に移動させる。その後、走行制御部76cが、走行機構74を制御し、研削工具Dを交換する位置から研削工具Dを保管する位置に、走行台73を走行させる。このように、進入口44aと第2進入口44dとを同時に開放せずに、少なくとも一方を閉塞することにより、主筐体44bの内部が研削装置40の外部に対して開放されるのを防止できる。
次に、図10を参照して、第3変形例に係る研削装置40と交換装置7について、説明する。以下、上記実施形態、上記第1変形例、及び上記第2変形例との相違点について主に説明する。
本変形例の交換装置7は、走行台73に取付けられるハウジング77を備える。ハウジング77は、交換機構71と移動機構72とを収容した状態で外装カバー44の外壁面に接触し、ハウジング77の内部を密閉する。ハウジング77は、外装カバー44との接触面にシール部材77aを有してもよい。
シャッター45が外装カバー44の進入口44aを開放すると、ハウジング77の内部と外装カバー44の内部とが外装カバー44の進入口44aを介して連通する。この状態で、研削工具Dの交換が実施される。ハウジング77によって気体の流出を制限でき、パーティクルの流出を抑制でき、工場の部屋を清浄に維持できる。
なお、図9に示すように外装カバー44が主筐体44bと副筐体44cとを有する場合、ハウジング77は副筐体44cの外壁面に接触する。第2シャッター61が副筐体44cの第2進入口44dを開放し、且つシャッター45が主筐体44bの進入口44aを開放すると、ハウジング77の内部と主筐体44bの内部とが連通する。
ところで、図6に示すように、加工機構43は、研削工具Dが交換可能に取付けられる取付部(例えばフランジ43a1)と、フランジ43a1と研削工具Dを締結する締結具Eと、を含む。締結具Eは、例えばボルトである。締結具Eは、フランジ43a1の上方から、フランジ43a1と研削工具Dを締結する。例えば、締結具Eは、フランジ43a1を上下方向に貫通するストレート穴に差し通され、研削工具D(詳細には、研削ホイールD1)の上面に形成されたネジ穴にねじ込まれる。締結具Eの操作は、操作機構71cによって行われる。操作機構71cは、図6に示すように、フランジ43a1の上方にて、締結具Eを締めたり、緩めたりする。
フランジ43a1の上方には、研削屑を含む研削液からスピンドル軸43a2を保護すべく、スピンドル軸43a2を覆うカバーなどが設けられることがある。カバーなどが設けられると、操作機構71cがフランジ43a1の上方に進入し難くなってしまい、締結具Eを操作し難くなってしまう。
そこで、図12に示すように、締結具Eは、フランジ43a1の横から、フランジ43a1と研削工具Dを締結してもよい。あるいは、図13に示すように、締結具Eは、フランジ43a1の斜め下から、フランジ43a1と研削工具Dを締結してもよい。いずれにしろ、フランジ43a1の上方にカバーなどが存在する場合であっても、操作機構71cはフランジ43a1の上方には進入しないので、操作機構71cが締結具Eを操作し易い。
図12に示すように、フランジ43a1は、例えば、円盤状の上部フランジ101と、上部フランジ101よりも外径が小さい円盤状の下部フランジ102と、を含む。一方、研削工具Dは、下部フランジ102を嵌合するリング部111と、リング部111の下方を塞ぐ円盤部112と、円盤部112の外周に沿って配列される複数の砥石113と、を含む。
図12に示すように、締結具Eの軸方向は、スピンドル軸43a2の回転中心線R3に直交する方向であってもよい。締結具Eは、例えば、研削工具D(詳細にはリング部111)を径方向に貫通するストレート穴に差し込まれ、フランジ43a1(詳細には下部フランジ102)の外周面に形成されたネジ穴にねじ込まれる。
あるいは、図13に示すように、締結具Eの軸方向は、スピンドル軸43a2の回転中心線R3から遠ざかるほど下方に向かうように傾斜する方向であってもよい。締結具Eは、例えば、研削工具Dを斜めに貫通するストレート穴に差し込まれ、フランジ43a1の下面に形成されたネジ穴にねじ込まれる。
図14に示すように、交換機構71は、研削工具Dを保持する保持機構71aを有する。保持機構71aは、例えば研削工具Dを下方から保持する。保持機構71aは、例えば後述する第1回転機構71dを介して、多関節アーム72aの先端に設けられる。多関節アーム72aの先端は、加工機構43の下方に横から進入し、上方に持ち上げられる。その後、保持機構71aが研削工具Dに接触し、研削工具Dを保持する。
交換機構71は、保持機構71aを回転させる第1回転機構71dを有してもよい。保持機構71aが研削工具Dを保持している時、保持機構71aの回転中心線とスピンドル軸43a2の回転中心線R3とが一致する。第1回転機構71dが、保持機構71aを回転させることで、研削工具D及びフランジ43a1を同時に回転でき、締結具Eを操作機構71cに向けることができる。従って、操作機構71cの動作を単純化できる。
締結具Eが研削工具Dの周方向に間隔をおいて複数設けられる場合、制御部76は第1回転機構71dによって保持機構71aを回転させることと、操作機構71cによって締結具Eを緩めることとを繰り返し実施する。操作機構71cが締結具Eを緩める前に、締結具Eが操作機構71cに向くように、保持機構71aの回転が停止される。このとき、制御部76は、図6に示す撮像装置75を用いて締結具Eの位置を監視し、締結具Eの位置が所望の位置か否かを判断し、保持機構71aの回転停止位置を制御してもよい。全ての締結具Eが取外されると、研削工具Dと加工機構43の締結が解除される。
交換機構71は、研削工具Dと加工機構43の分離を支援すべく、図15に示すように、研削工具Dと加工機構43の間にガスを供給するガス供給機構71eを有してもよい。ガス供給機構71eは、ガスを吐出するノズル121を含む。ノズル121は、例えば、上部フランジ101の下面と、リング部111の上面との隙間にガスを供給する。ガスの風圧によって、研削工具Dと加工機構43を引き剥がしやすくできる。
研削工具Dには、図16に示すように、ノズル121から供給されたガスを、研削工具Dと加工機構43の接触面に導く穴114が形成されていてもよい。穴114は、ノズル121から供給されたガスを、例えば、フランジ43a1の下面と研削工具Dの上面との隙間に導く。穴114は、専用の穴でもよいし、締結具Eを取付ける穴(例えばストレート穴、又はネジ穴)と兼用であってもよい。
交換機構71は、図17に示すように、加工機構43のスピンドル軸43a2を回転させる第2回転機構71fを有してもよい。第2回転機構71fは、例えばローラ131を含む。ローラ131の回転中心線はスピンドル軸43a2の回転中心線R3に対して平行であり、ローラ131とフランジ43a1とが接触する。ローラ131が回転させられると、摩擦によってフランジ43a1が回転させられる。
第2回転機構71fは、研削工具Dをフランジ43a1に取付ける前に、フランジ43a1を回転させ、フランジ43a1の締結具Eを取付ける穴105(例えばネジ穴、又はストレート穴)を所望の向きに向ける。このとき、制御部76は、図6に示す撮像装置75を用いてフランジ43a1の向きを監視し、フランジ43a1の向きが所望の向きか否かを判断し、フランジ43a1の回転停止位置を制御してもよい。
また、図17に示すように、第1回転機構71dは、研削工具Dをフランジ43a1に取付ける前に、研削工具Dを回転させ、研削工具Dの締結具Eを取付ける穴115(例えばストレート穴、又はネジ穴)を所望の向きに向ける。このとき、制御部76は、図6に示す撮像装置75を用いて研削工具Dの向きを監視し、研削工具Dの向きが所望の向きか否かを判断し、研削工具Dの回転停止位置を制御してもよい。その後、多関節アーム72aの先端が上方に持ち上げられ、研削工具Dがフランジ43a1に接触する。
研削工具Dの締結具Eを取付ける穴115の向きと、フランジ43a1の締結具Eを取付ける穴105の向きとが合わせられる。いずれか一組の穴115、105の向きが、操作機構71cに向けられる。その後、多関節アーム72aの先端が上方に持ち上げられ、研削工具Dがフランジ43a1に接触する。次に、操作機構71cが締結具Eで研削工具Dとフランジ43a1とを締結する。その後、制御部76は、第1回転機構71dによって保持機構71aを回転させることと、操作機構71cによって締結具Eを締めることとを繰り返し実施する。このとき、制御部76は、図6に示す撮像装置75を用いて穴115、105の位置を監視し、穴115、105の位置が所望の位置か否かを判断し、保持機構71aの回転停止位置を制御してもよい。全ての締結具Eが締められると、研削工具Dと加工機構43の締結が完了する。
以上、本開示に係る加工装置、加工装置の加工具の取付け方法、交換装置、及び交換方法について説明したが、本開示は上記実施形態等に限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、及び組み合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
例えば、本開示の加工装置は、上記実施形態では研削装置であるが、切削装置又は切断装置等であってもよい。なお、研削は、研磨を含む。加工装置は、加工具が交換可能に取付けられる加工機構を備えるものであればよい。加工装置が切削装置である場合、エンドミル等の切削工具が加工機構に交換可能に取付けられる。また、加工装置が切断装置である場合、ブレード等の切断工具が加工機構に交換可能に取付けられる。加工具は、処理体に接触し、処理体を加工するものであればよい。加工具は、処理体に接触し、摩耗すると、交換される。
また、本開示の加工装置で加工される処理体は、上記実施形態では基板Wであるが、基板Wには限定されない。
本出願は、2020年5月1日に日本国特許庁に出願した特願2020-081377号に基づく優先権を主張するものであり、特願2020-081377号の全内容を本出願に援用する。
7 交換装置
40 研削装置(加工装置)
42 チャック(保持部)
43 加工機構
44 外装カバー
44a 進入口
71 交換機構
72 移動機構
73 走行台
74 走行機構
D 研削工具(加工具)
W 基板(処理体)

Claims (10)

  1. 処理体を保持する保持部と、前記保持部に保持されている前記処理体を研削する研削工具が交換可能に取付けられる加工機構と、を備える研削装置で使用される前記研削工具の交換装置であって、
    前記交換装置は、
    前記加工機構に前記研削工具を取付ける、又は前記加工機構から前記研削工具を取外す交換機構と、
    前記交換機構を移動させる多関節アームと、
    を備え、
    前記交換機構は、
    前記研削工具を保持する保持機構と、
    前記研削工具と前記加工機構とを締結する締結具を締める、又は緩める操作機構と、
    を備える、交換装置。
  2. 前記交換装置は、使用済みの前記研削工具と未使用の前記研削工具とを保管する保管部を備える、請求項1に記載の交換装置。
  3. 前記交換装置は、前記交換機構を撮像する撮像装置を備える、請求項1又は2に記載の交換装置。
  4. 前記撮像装置は、前記多関節アームに取り付けられる、請求項3に記載の交換装置。
  5. 前記交換装置は、前記撮像装置によって前記交換機構の動作を監視しながら、前記交換機構を制御する制御部を有する、請求項3又は4に記載の交換装置。
  6. 前記保持機構が前記研削工具を保持した状態で、前記操作機構が前記締結具を締める、又は緩める、請求項1~5のいずれか1項に記載の交換装置。
  7. 前記加工機構は、前記研削工具が装着される水平なフランジと、前記フランジが下端に設けられる鉛直なスピンドル軸と、前記スピンドル軸を回転させるスピンドルモータと、を備え、
    前記保持機構は、前記研削工具を下方から保持し、
    前記交換機構は、前記保持機構を回転させる第1回転機構を有し、
    前記第1回転機構は、前記保持機構を回転させることで、前記研削工具と前記フランジを同時に回転させる、請求項1~6のいずれか1項に記載の交換装置。
  8. 前記締結具は、前記フランジの周方向に間隔をおいて複数設けられ、
    前記第1回転機構は、前記締結具が前記操作機構に向くように前記保持機構の回転を停止させ、
    前記操作機構は、前記操作機構に向けて停止した前記締結具を緩める、請求項7に記載の交換装置。
  9. 前記フランジは、前記締結具を取付ける穴を、前記フランジの周方向に間隔をおいて複数有し、
    前記第1回転機構は、前記穴が前記操作機構に向くように前記保持機構の回転を停止させ、
    前記操作機構は、前記操作機構に向けて停止した前記穴に前記締結具を取付けるべく、前記締結具を締める、請求項7又は8に記載の交換装置。
  10. 前記多関節アームを支持する走行台と、
    前記走行台を走行させる走行機構と、
    を備える、請求項1~9のいずれか1項に記載の交換装置。
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