JP2020031158A - 基板処理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】基板を加工する加工装置のメンテナンス性を向上できる、技術を提供する。【解決手段】基板を加工する加工装置と、上方視で、前記加工装置の前方から、前記加工装置に対する前記基板の搬入出を行う第1搬送装置とを備え、前記加工装置は、鉛直な回転中心線を中心に回転する回転テーブルと、前記回転テーブルの前記回転中心線の周りに等間隔で配置され前記回転テーブルと共に回転する2つのチャックテーブルと、研削工具または研磨工具が交換可能に装着される可動部と、前記可動部を昇降させる昇降部とを備え、前記加工装置の真後ろまたは斜め後ろから見て、前記可動部に装着された前記研削工具または前記研磨工具の全体が前記昇降部から露出する、基板処理システム。【選択図】図6

Description

本開示は、基板処理システムに関する。
特許文献1に記載の研磨装置は、装置ハウジングを有する。装置ハウジングは、細長く延在する直方体状の主部と、主部の後端部から鉛直上方に延びる直立壁とを有する。直立壁の全面には、上下方向に延びる一対の案内レールが設けられる。一対の案内レールには、研磨ユニットが上下方向に移動可能に装着される。また、研磨装置は、直立壁の前側に配置されるターンテーブルと、ターンテーブルと共に回転する2個のチャックテーブルとを備える。さらに、研磨装置は、ターンテーブルの前側に配置される被加工物搬入・搬出手段を備える。被加工物搬入・搬出手段は、研磨前の半導体ウェハをチャックテーブルに載置し、研磨後の半導体ウェハをチャックテーブルから受け取る。
特開2006−75929号公報
本開示の一態様は、基板を加工する加工装置のメンテナンス性を向上できる、技術を提供する。
本開示の一態様に係る基板処理システムは、
基板を加工する加工装置と、上方視で、前記加工装置の前方から、前記加工装置に対する前記基板の搬入出を行う第1搬送装置とを備え、
前記加工装置は、鉛直な回転中心線を中心に回転する回転テーブルと、前記回転テーブルの前記回転中心線の周りに等間隔で配置され前記回転テーブルと共に回転する2つのチャックテーブルと、研削工具または研磨工具が交換可能に装着される可動部と、前記可動部を昇降させる昇降部とを備え、
前記加工装置の真後ろまたは斜め後ろから見て、前記可動部に装着された前記研削工具または前記研磨工具の全体が前記昇降部から露出する。
本開示の一態様によれば、基板を加工する加工装置のメンテナンス性を向上できる。
図1は、一実施形態に係る基板処理システムを示す上面図である。 図2は、一実施形態に係る基板処理システムを示す前面図である。 図3は、一実施形態に係る基板処理方法を示すフローチャートである。 図4は、研削開始時、研削終了時、および洗浄終了時のそれぞれの基板の状態の一例を示す図である。 図5は、エッチング開始時、およびキャリア収納時のそれぞれの基板の状態の一例を示す図である。 図6は、一実施形態に係る加工装置を示す上面図である。 図7は、図6に示す2つのチャックテーブルの位置変化の一例を示す上面図である。 図8は、図7に示す2つのチャックテーブルの位置変化を利用した処理の一例を示すフローチャートである。 図9は、図6に示す可動部と、昇降部と、進退部との位置関係の一例を示す後面図である。 図10は、基板処理システムの第1変形例を示す上面図である。 図11は、基板処理システムの第2変形例を示す上面図である。 図12は、基板処理システムの第2変形例を示す前面図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図面において同一の又は対応する構成には同一の又は対応する符号を付し、説明を省略することがある。以下の説明において、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向は互いに垂直な方向であり、X軸方向およびY軸方向は水平方向、Z軸方向は鉛直方向である。また、下方とは鉛直方向下方(Z軸負方向)を意味し、上方とは鉛直方向上方(Z軸正方向)を意味する。さらに、Y軸負方向を前方、Y軸正方向を後方とも呼ぶ。
図1は、一実施形態に係る基板処理システムを示す上面図である。図2は、一実施形態に係る基板処理システムを示す前面図である。基板処理システム1は、搬入出ステーション2と、第1処理ステーション3と、第2処理ステーション4と、制御装置9とを備える。搬入出ステーション2と、第1処理ステーション3と、第2処理ステーション4とは、この順で、X軸方向正側からX軸方向負側に配置される。
搬入出ステーション2は、キャリア載置部21と、搬送部26と、受渡部28とを備える。キャリア載置部21には、複数のキャリアCがY軸方向に一列に並んで載置される。複数のキャリアCのそれぞれは、複数枚の基板10を水平に収容する。基板10は、例えばシリコンウェハなどの半導体基板である。基板10は、互いに対向する第1主表面11と第2主表面12とを有する(図4(a)参照)。
搬送部26は、キャリア載置部21の隣に配置され、キャリア載置部21のX軸方向負側に配置される。また、搬送部26は、受渡部28の隣に配置され、受渡部28のX軸方向正側に配置される。搬送部26は、搬送装置27を内部に備える。搬送装置27は、基板10を保持する保持機構を備える。保持機構は、水平方向(X軸方向およびY軸方向の両方向)および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能である。搬送装置27は、キャリア載置部21に載置されたキャリアCと、受渡部28との間で基板10を搬送する。
受渡部28は、搬送部26のX軸方向負側であって、第1処理ステーション3のX軸方向正側に配置される。受渡部28は、第1トランジション装置29を備える。第1トランジション装置29は、基板10を一時的に収容する。受渡部28における第1トランジション装置29の、配置や個数は、任意に選択可能である。尚、搬入出ステーション2は受渡部28を備えなくてもよく、この場合、受渡部28の第1トランジション装置29は第1処理ステーション3の処理ブロック31に配置され、処理ブロック31は搬送部26の隣に配置される。
第1処理ステーション3は、処理ブロック31と、搬送部36とを備える。処理ブロック31は、第2トランジション装置32と、洗浄装置34と、エッチング装置35とを備える。第2トランジション装置32は、基板10を一時的に収容する。洗浄装置34は、基板10を洗浄する。エッチング装置35は、基板10の第1主表面11をエッチングする。
第2トランジション装置32と洗浄装置34とは、第2処理ステーション4の搬送装置47と基板10を受け渡すべく、第2処理ステーション4の搬送部46の隣に配置され、搬送部46のX軸方向正側に配置される。第2トランジション装置32と洗浄装置34とは、処理ブロック31の設置面積を低減すべく、Z軸方向に積層される。
なお、処理ブロック31において、第2トランジション装置32、洗浄装置34、およびエッチング装置35の、配置や個数は、任意に選択可能である。
搬送部36は、搬入出ステーション2の第1トランジション装置29の隣に配置され、第1トランジション装置29のX軸方向負側に配置される。また、搬送部36は、処理ブロック31の隣に配置され、処理ブロック31のY軸方向正側に配置される。搬送部36は、搬送装置37を内部に備える。搬送装置37は、基板10を保持する保持機構を備える。保持機構は、水平方向(X軸方向およびY軸方向の両方向)および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能である。搬送装置37は、搬入出ステーション2の第1トランジション装置29、および第1処理ステーション3の処理ブロック31に対し基板10を搬送する。
第2処理ステーション4は、処理ブロック40と、搬送部46とを備える。処理ブロック40は、2つの加工装置41A、41Bを備える。2つの加工装置41A、41Bは、X軸方向に並んで配置される。加工装置41Aと加工装置41Bとは、基板10の第1主表面11を研削する。なお、第2処理ステーション4における加工装置の数は、2つには限定されず、1つでもよいし、3つ以上でもよい。また、第2処理ステーション4における加工装置の配置は、図1に示す配置には限定されない。
搬送部46は、第1処理ステーション3の処理ブロック31の隣に配置され、処理ブロック31のX軸方向負側に配置される。また、搬送部46は、第2処理ステーション4の処理ブロック40の隣に配置され、処理ブロック40のY軸方向負側に配置される。搬送部46は、搬送装置47を内部に備える。搬送装置47は、基板10を保持する保持機構を備える。保持機構は、水平方向(X軸方向およびY軸方向の両方向)および鉛直方向への移動ならびに鉛直軸を中心とする旋回が可能である。搬送装置47は、第1処理ステーション3の処理ブロック31、および第2処理ステーション4の処理ブロック40に対し基板10を搬送する。
第2処理ステーション4の搬送部46の内部の気圧に比べて第1処理ステーションの搬送部36の内部の気圧が高くなるように、搬送部36の天井部にはFFU(Fan Filter Unit)が設けられてもよい。FFUは、搬送部36の内部にダウンフローを形成する。第2処理ステーション4から第1処理ステーション3への気流の侵入を制限できる。
第2処理ステーション4と第1処理ステーション3との境界には、基板10の出入口を開閉するシャッターが設置されてもよい。シャッターは、例えば、第1処理ステーション3の処理ブロック31と、第2処理ステーション4の搬送部46との境界に設置される。第2処理ステーション4から第1処理ステーション3への気流の侵入を制限できる。
制御装置9は、例えばコンピュータで構成され、CPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92とを備える。記憶媒体92には、基板処理システム1において実行される各種の処理を制御するプログラムが格納される。制御装置9は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、基板処理システム1の動作を制御する。また、制御装置9は、入力インターフェース93と、出力インターフェース94とを備える。制御装置9は、入力インターフェース93で外部からの信号を受信し、出力インターフェース94で外部に信号を送信する。
かかるプログラムは、コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されていたものであって、その記憶媒体から制御装置9の記憶媒体92にインストールされたものであってもよい。コンピュータによって読み取り可能な記憶媒体としては、例えば、ハードディスク(HD)、フレキシブルディスク(FD)、コンパクトディスク(CD)、マグネットオプティカルデスク(MO)、メモリーカードなどが挙げられる。なお、プログラムは、インターネットを介してサーバからダウンロードされ、制御装置9の記憶媒体92にインストールされてもよい。
図3は、一実施形態に係る基板処理方法を示すフローチャートである。図4は、研削開始時、研削終了時、および洗浄終了時のそれぞれの基板の状態の一例を示す図である。詳細には、図4(a)は研削開始時の基板の状態の一例を示し、図4(b)は研削終了時の基板の状態の一例を示し、図4(c)は洗浄終了時の基板の状態の一例を示す。図5は、エッチング開始時、およびキャリア収納時のそれぞれの基板の状態の一例を示す図である。詳細には、図5(a)はエッチング開始時の基板の状態の一例を示し、図5(b)はキャリア収納時の基板の状態の一例を示す。図3〜図5に示す処理は、制御装置9による制御下で実施される。
基板処理方法は、キャリア載置部21に載置されたキャリアCから基板10を取り出す工程S101を有する。搬送装置27が、キャリアCから基板10を取り出す。キャリアCは、基板10の第1主表面11を上に向けて、基板10を収容する。基板10は、搬送装置27によってキャリア載置部21から第1トランジション装置29に搬送され、次いで搬送装置37によって第1トランジション装置29から第2トランジション装置32に搬送される。その後、基板10は、搬送装置47によって第2トランジション装置32から加工装置41Aに搬送される。
基板処理方法は、加工装置41Aによって基板10の第1主表面11を研削する工程S102を有する。加工装置41Aは、図4(a)および図4(b)に示すように、チャックテーブル53Aを有する。チャックテーブル53Aは、基板10の第1主表面11を上に向けて、基板10の第2主表面12を下方から保持する。加工装置41Aは、チャックテーブル53Aと共に基板10を回転させると共に、チャックテーブル53Aの上方に配置された研削工具17を回転させながら下降させ、基板10の第1主表面11を研削する。研削の終了時に、基板10の第1主表面11には、研削工具17との接触によってダメージ層13が形成される。その後、基板10は、搬送装置47によって、加工装置41Aから洗浄装置34に搬送される。なお、基板10は、加工装置41Aから洗浄装置34に搬送される途中で、第2トランジション装置32を経由してもよい。第2トランジション装置32から洗浄装置34への基板10の搬送には、搬送装置37が用いられるが、搬送装置47も使用可能である。
基板処理方法は、洗浄装置34によって基板10を洗浄する工程S103を有する。洗浄装置34は、図4(c)に示すように、チャック341と、下面用ブラシ342と、上面用ブラシ343とを有する。チャック341は、基板10の第1主表面11を上に向けて、基板10の外周部を保持する。下面用ブラシ342は、基板10の第2主表面12をスクラブ洗浄する。一方、上面用ブラシ343は、基板10の第1主表面11をスクラブ洗浄する。
下面用ブラシ342および上面用ブラシ343として、本実施形態ではディスクブラシが用いられるが、ロールブラシが用いられてもよい。また、ブラシの代わりにスポンジなどが用いられてもよい。いずれにしろ、基板10の第1主表面11などに付着した研削屑を除去できる。洗浄された基板10は、搬送装置37によって、洗浄装置34からエッチング装置35に搬送される。
基板処理方法は、エッチング装置35によって基板10をエッチングする工程S104を有する。エッチング装置35は、図5(a)に示すように、チャック351と、上面用ノズル352と、下面用ノズル353とを有する。チャック351は、基板10の研削された第1主表面11を上に向けて、基板10の外周部を保持する。
上面用ノズル352は、基板10の第1主表面11に、ダメージ層13を除去するエッチング液L1を供給する。エッチング液L1としては、例えば酸性またはアルカリ性の薬液が用いられる。エッチング液L1は、チャック351と共に回転する基板10の遠心力によって、基板10の第1主表面11全体に濡れ広がる。
一方、下面用ノズル353は、基板10の第2主表面12に、エッチング液L1の回り込みを制限するガード液L2を供給する。ガード液L2としては、例えばDIW(Deionized Water)などが用いられる。ガード液L2は、チャック351と共に回転する基板10の遠心力によって、基板10の第2主表面12全体に濡れ広がる。ダメージ層13が除去された基板10は、乾燥後、搬送装置37によってエッチング装置35から第1トランジション装置29に搬送され、続いて搬送装置27によって第1トランジション装置29からキャリア載置部21に搬送される。
基板処理方法は、第1主表面11の研削およびエッチングが施された乾燥後の基板10(図5(b)参照)を、キャリア載置部21に載置されたキャリアCに収容する工程S105を有する。基板10は、搬送装置27によって、キャリアCに収容される。
なお、基板10の研削(工程S102)には、加工装置41Aの代わりに、加工装置41Bが用いられてもよく、複数の加工装置41A、41Bが用いられてもよい。複数の加工装置41A、41Bが、1つの基板10を順番に加工してもよい。例えば、一の加工装置41Aが粒径の大きい砥粒で基板10の第1主表面11を研削した後、別の一の加工装置41Bが粒径の小さい砥粒で基板10の第1主表面11を研削してもよい。あるいは、一の加工装置41Aが基板10の第1主表面11を研削した後、基板10が上下反転され、続いて別の一の加工装置41Bが基板10の第2主表面12を研削してもよい。複数の加工装置41A、41Bの間の基板10の搬送には、搬送装置47が用いられる。
複数の加工装置41A、41Bは、同様に構成される。そこで、以下、図6等を参照して1つの加工装置41Aの構成について説明し、他の1つの加工装置41Bの構成について説明を省略する。
図6は、一実施形態に係る加工装置を示す上面図である。加工装置41Aは、回転テーブル51と、2つのチャックテーブル53A、53Bと、可動部60と、昇降部70と、進退部75と、洗浄部80とを備える。
回転テーブル51は、鉛直な回転中心線52を中心に回転させられる。回転テーブル51は、例えば、上方視で時計回りに180°回転された後、反時計回りに180°回転される。回転テーブル51に固定される配線および配管の配置が元の配置に戻るので、配線および配管の取り回しが容易である。
2つのチャックテーブル53A、53Bは、回転テーブル51と共に、回転テーブル51の回転中心線52を中心に回転する。2つのチャックテーブル53A、53Bは、それぞれ、基板10を下方から水平に保持する基板保持面を有する。基板保持面は、基板10よりも大きな直径を有し、基板10の下面全体を吸着する。
2つのチャックテーブル53A、53Bは、それぞれの鉛直な回転中心線を中心に回転自在に、回転テーブル51に取り付けられる。回転テーブル51の回転が停止された状態で、チャックテーブル53A、53Bが回転可能である。
2つのチャックテーブル53A、53Bは、回転テーブル51の回転中心線52の周りに、等間隔(180°間隔)で配置される。回転テーブル51の回転中心線52の周りには、図7に示すように、受渡位置A0と、加工位置A1とが配置される。
図7は、図6に示す2つのチャックテーブルの位置変化の一例を示す上面図である。図7(a)は、図7(b)に示す回転テーブルが反時計回りに180°回転した時の2つのチャックテーブルの位置の一例を示す上面図である。図7(b)は、図7(a)に示す回転テーブルが時計回りに180°回転した時の2つのチャックテーブルの位置の一例を示す上面図である。
回転テーブル51の回転中心線52の周りには、受渡位置A0および加工位置A1が配置される。2つのチャックテーブル53A、53Bは、回転中心線52を挟んで配置され、それぞれ、受渡位置A0と、加工位置A1との間で移動する。
受渡位置A0は、チャックテーブル53A、53Bに対する基板10の受渡が行われる位置である。受渡位置A0は、搬送装置47からチャックテーブル53A、53Bへの基板10の受渡が行われる位置と、チャックテーブル53A、53Bから搬送装置47への基板10の受渡が行われる位置とを兼ねる。
加工位置A1は、チャックテーブル53A、53Bに保持されている基板10が研削工具17によって加工される位置である。加工位置A1では、可動部60に装着された研削工具17が、基板10の上面を加工する。加工位置A1と、受渡位置A0とは、回転中心線52を挟んで配置される。
2つのチャックテーブル53A、53Bは、回転中心線52を挟んで配置され、それぞれ、受渡位置A0と、加工位置A1との間で移動する。2つのチャックテーブル53A、53Bのうち、いずれか1つが受渡位置A0に位置する時、残りの1つが加工位置A1に位置する。従って、一の基板10の加工と、他の一の基板10の受渡とを同時に実施でき、研削工具17の稼働率を向上できるので、単位時間当たりの基板10の加工枚数を増加できる。
なお、受渡位置A0は、基板10を洗浄部80によって洗浄する位置を兼ねてよい。洗浄部80は、加工位置A1で加工された基板10がチャックテーブル53A、53Bから取り外される前に、基板10の上面を洗浄する。その洗浄方法は、例えばスプレー洗浄である。この場合、基板10の加工と、加工後の基板10の洗浄とを同時に実施できる。
また、受渡位置A0は、チャックテーブル53A、53Bの基板保持面を洗浄部80によって洗浄する位置を兼ねてよい。洗浄部80は、加工位置A1で加工された基板10がチャックテーブル53A、53Bから取り外された後、露出した基板保持面を洗浄する。その洗浄方法は、例えばスプレー洗浄、スクラブ洗浄のいずれでもよく、両方でもよい。この場合、基板10の加工と、露出した基板保持面の洗浄とを同時に実施できる。
図7に示すように、上方視で、受渡位置A0は、加工位置A1に比べて、前方(Y軸方向負側)に配置され、加工装置41Aの基板10が搬入出される搬入出口42A(図1および図6参照)の近くに配置される。搬送装置47は加工装置41Aの前方から加工装置41Aに対する基板10の搬入出を行うので、搬送装置47が受渡位置A0にアクセスしやすい。従って、基板10の受渡を円滑に行うことができる。
搬入出口42Aは、加工装置41Aの搬送部46に面する壁の開口部である。加工装置41Aの搬送部46に面する壁は、Y軸方向に対し垂直である。搬入出口42Aには、搬入出口42Aを開閉するシャッターが設けられてもよい。基板10が搬入出口42Aを通る時に、シャッターが搬入出口42Aを開放する。一方、加工装置41Aが基板10の加工を行う時に、シャッターが搬入出口42Aを閉塞する。加工装置41Aの内部で発生した加工屑が搬送部46に流出することを抑制できる。
図6に示すように、上方視で、加工位置A1に位置するチャックテーブル53Bの一部は、可動部60に装着された研削工具17に比べて、後方(例えばY軸方向正側)に配置される。研削工具17の交換時に、加工装置41Aの後方から研削工具17とチャックテーブル53BとのギャップG(図9参照)を確認できる。それゆえ、ギャップGの調整作業が容易であり、メンテナンス性が良い。
図8は、図7に示す2つのチャックテーブルの位置変化を利用した処理の一例を示すフローチャートである。図8に示す処理は、1つのチャックテーブル53Aで保持される基板10の処理である。図8に示す処理の開始時に、2つのチャックテーブル53A、53Bは、例えば図7(a)に示す位置にある。図8に示す処理は、制御装置9による制御下で実施される。
基板処理方法は、加工装置41Aに基板10を搬入する工程S201を有する。この工程S201では、受渡位置A0において、搬送装置47からチャックテーブル53Aへの基板10の受渡が実施される。なお、この工程S201と並行して、加工位置A1では、チャックテーブル53Bに保持されている基板10の研削が実施される。
基板処理方法は、回転テーブル51を回転させる工程S202を有する。図7(a)に示す回転テーブル51が時計回りに180°回転され、2つのチャックテーブル53A、53Bが図7(a)に示す位置から図7(b)に示す位置に移動する。
基板処理方法は、加工位置A1においてチャックテーブル53Aに保持されている基板10を研削する工程S203を有する。この工程S203と並行して、受渡位置A0では、チャックテーブル53Bに保持されている基板10の洗浄と、チャックテーブル53Bから搬送装置47への基板10の受渡とが実施される。加えて、受渡位置A0では、チャックテーブル53Bの洗浄と、搬送装置47からチャックテーブル53Bへの基板10の受渡とが実施される。
基板処理方法は、回転テーブル51を再び回転させる工程S204を有する。図7(b)に示す回転テーブル51が反時計回りに180°回転され、2つのチャックテーブル53A、53Bが図7(b)に示す位置から図7(a)に示す位置に移動する。
基板処理方法は、受渡位置A0においてチャックテーブル53Aに保持されている基板10を洗浄する工程S205を有する。また、基板処理方法は、受渡位置A0においてチャックテーブル53Aから搬送装置47への基板10の受渡を実施し、加工装置41Aから基板10を搬出する工程S206を有する。さらに、基板処理方法は、受渡位置A0においてチャックテーブル53Aを洗浄する工程S207を有する。
なお、これらの工程S205〜S207と並行して、加工位置A1では、チャックテーブル53Bに保持されている基板10の研削が実施される。
その後、図8に示す処理が終了する。なお、制御装置9は、図8に示す処理を繰り返し実行してよい。
図9は、図6に示す可動部と、昇降部と、進退部との位置関係の一例を示す後面図である。可動部60は、基板10を研削する研削工具17が交換可能に装着されるものである。研削工具17は、例えば、円盤状のホイール18と、リング状に配列される複数の砥石19とを含む。複数の砥石19は、例えばホイール18の下面の外周部に固定される。砥石19が摩耗し、砥石19の厚みが予め設定された交換厚みよりも小さくなると、研削工具17が交換される。研削工具17の交換は、定期的に行われてもよい。なお、砥石19は、ホイール18の下面全体に円盤状に固定されてもよい。
可動部60は、例えば、研削工具17が交換可能に装着されるフランジ61と、フランジ61が下端部に設けられるスピンドル軸62と、スピンドル軸62を回転自在に支持する軸受63と、スピンドル軸62を回転させるスピンドルモータ65とを有する。
スピンドルモータ65は、スピンドル軸62を回転させることにより、フランジ61に装着される研削工具17を回転させる。スピンドルモータ65は、スピンドル軸62が連結される回転子と、内部に回転磁界を形成する固定子と、固定子が固定されるハウジングとを有する。ハウジングは、昇降部70の一対のZ軸スライダ72に固定される。
スピンドルモータ65としては、高いトルクを得るべく、例えば誘導モータが用いられる。誘導モータは、固定子の巻線に交流電流を供給することにより回転磁界を形成し、その回転磁界によって回転子を回転させる。固定子の巻線に供給される交流電流の周波数に応じた回転数で研削工具17が回転させられる。
昇降部70は、可動部60を鉛直方向に昇降させることにより、可動部60に装着された研削工具17を、チャックテーブル53Bに対し接離させる。昇降部70は、Z軸方向に延びる一対のZ軸ガイド71と、一対のZ軸ガイド71に沿って昇降する一対のZ軸スライダ72と、一対のZ軸スライダ72を昇降させるZ軸モータ73とを有する。一対のZ軸スライダ72には、可動部60が固定される。Z軸モータ73は、回転運動するものでもよいし、直線運動するものでもよい。Z軸モータ73が回転運動する場合、Z軸モータ73の回転運動を一対のZ軸スライダ72の直線運動に変換するボールねじ74を、昇降部70が有する。
昇降部70は、可動部60を下降させることにより、可動部60をチャックテーブル53Bに接近させる。この間、可動部60に装着された研削工具17が回転させられる。研削工具17は、回転しながら下降し、チャックテーブル53Bと共に回転する基板10に接触させられ、基板10を研削する。その後、昇降部70は、可動部60を上昇させることにより、可動部60を回転テーブル51から離間させる。
図6に示すように、加工装置41Aは、上方視で、矩形状の外形を有し、前後方向(例えばY軸方向)に平行な二辺を有する。また、図9に示すように、加工装置41Aの真後ろから見て、可動部60に装着された研削工具17の全体が昇降部70から露出する。つまり、加工装置41Aの真後ろから見て、昇降部70が可動部60に装着された研削工具17を隠さない。昇降部70に妨げられることなく、加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能である。それゆえ、研削工具17の交換が容易であり、メンテナンス性が良い。
図9に示すように、加工装置41Aの真後ろから見て、昇降部70は、可動部60の横(例えばX軸方向負側)に配置されてよい。なお、昇降部70は、可動部60の前方または斜め前方に配置されてもよい。いずれにしろ、加工装置41Aの真後ろから見て、可動部60に装着された研削工具17の全体が昇降部70から露出すればよい。
なお、加工装置41Aの真後ろから見て可動部60に装着された研削工具17の全体が昇降部70から露出しない場合であっても、加工装置41Aの斜め後ろから見て可動部60に装着された研削工具17の全体が昇降部70から露出すればよい。昇降部70に妨げられることなく、加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能である。
上方視で矩形状の加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能であるので、加工装置41Aの残りの三方(前方、左方および右方)が他の装置、または建物の壁などで塞がれていてもよい。加工装置41Aの残りの三方のいずれにも、研削工具17を交換する作業員の作業スペースが不要であるので、基板処理システム1の設置面積を低減でき、基板処理システム1の小型化が可能である。なお、研削工具17の交換は、作業員の代わりに、ロボットが行ってもよい。
上方視で矩形状の加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能であるので、後方視で、複数の加工装置41A、41Bが横方向(例えばX軸方向)に並んで配置されてよい。複数の加工装置41A、41Bが異なる基板10を同時に加工でき、単位時間当たりの基板10の加工枚数を向上できる。
進退部75は、可動部60を前後方向に進退させる。進退部75は、Y軸方向に延びる一対のY軸ガイド76と、一対のY軸ガイド76に沿って進退するY軸スライダ77と、Y軸スライダ77を進退させるY軸モータ78とを有する。Y軸スライダ77には、昇降部70が固定される。Y軸モータ78は、回転運動するものでもよいし、直線運動するものでもよい。Y軸モータ78が回転運動する場合、Y軸モータ78の回転運動をY軸スライダ77の直線運動に変換するボールねじ79(図6参照)を、進退部75が有する。
進退部75は、可動部60を前後方向に進退させることにより、リング状に配列される複数の砥石19の円軌道の位置合わせを行う。この位置合わせは、例えば、研削工具17が交換された時に行われ、円軌道の大きさが変化した時に行われる。円軌道は、基板10の中心を通るように位置合わせされる。可動部60が進退可能であるため、円軌道の大きさの異なる複数種類の研削工具17が使用可能である。
図9に示すように、加工装置41Aの真後ろから見て、可動部60に装着された研削工具17の全体が進退部75から露出する。つまり、加工装置41Aの真後ろから見て、進退部75が可動部60に装着された研削工具17を隠さない。進退部75に妨げられることなく、加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能である。それゆえ、研削工具17の交換が容易であり、メンテナンス性が良い。
図9に示すように、加工装置41Aの真後ろから見て、進退部75は、可動部60の横(例えばX軸方向負側)に配置されてよい。なお、進退部75は、可動部60の前方または斜め前方に配置されてもよい。いずれにしろ、加工装置41Aの真後ろから見て、可動部60に装着された研削工具17の全体が進退部75から露出すればよい。
なお、加工装置41Aの真後ろから見て可動部60に装着された研削工具17の全体が進退部75から露出しない場合であっても、加工装置41Aの斜め後ろから見て可動部60に装着された研削工具17の全体が進退部75から露出すればよい。進退部75に妨げられることなく、加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能である。
なお、本実施形態の加工装置41Aは円軌道の大きさの異なる複数種類の研削工具17を使用可能とすべく進退部75を有するが、本開示の技術はこれに限定されない。研削工具17の円軌道の大きさが1つに決まっている場合、加工装置41Aは進退部75を有しなくてよい。進退部75が無い場合、加工装置41AのX軸方向寸法を小さくできる。
ところで、上記実施形態の基板処理システム1は、図1に示すように、X軸方向に並ぶ複数の加工装置41A、41Bが同一の構造を有する。
一方、下記第1変形例の基板処理システム1は、図10に示すように、X軸方向に並ぶ複数の加工装置41A、41Bが面対称な構造を有する。以下、上記実施形態と、下記第1変形例の相違点について主に説明する。
図10は、基板処理システムの第1変形例を示す上面図である。本変形例の複数の加工装置41A、41Bは面対称な構造を有する。その対称面は、X軸方向に垂直な面である。面対称は鏡映対称とも呼ばれ、対称面は鏡映面とも呼ばれる。
本変形例によれば、上記実施形態と同様に、加工装置41Aの真後ろから見て、可動部60に装着された研削工具17の全体が昇降部70から露出する。加工装置41Aの真後ろから見て、昇降部70は、例えば可動部60の横(例えばX軸方向正側)に配置される。従って、加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能である。
また、本変形例によれば、上記実施形態と同様に、加工装置41Aの真後ろから見て、可動部60に装着された研削工具17の全体が進退部75から露出する。加工装置41Aの真後ろから見て、進退部75は、例えば可動部60の横(例えばX軸方向正側)に配置される。従って、加工装置41Aの後方から研削工具17の交換が可能である。
ところで、上記実施形態の基板処理システム1は、搬送装置27と、搬送装置37と、搬送装置47とを有する。搬送装置47が特許請求の範囲に記載の第1搬送装置に対応し、搬送装置27が特許請求の範囲に記載の第2搬送装置に対応し、搬送装置37が特許請求の範囲に記載の第3搬送装置に対応する。
一方、下記第2変形例の基板処理システム1は、搬送装置27と、搬送装置47とを有するが、搬送装置37を有しない。搬送装置27が搬送装置37の役割(洗浄装置34からエッチング装置35への基板10の搬送)を果たすので、搬送装置27の稼働率を向上でき、また、基板処理システム1の設置面積を縮小できる。以下、上記実施形態と、下記第2変形例の相違点について主に説明する。
図11は、基板処理システムの第2変形例を示す上面図である。図12は、基板処理システムの第2変形例を示す前面図である。本変形例の搬入出ステーション2は、キャリア載置部21と搬送部26とを備えるが、図1に示す受渡部28を備えない。受渡部28の代わりに、第1処理ステーション3が、搬送部26の隣に配置される。この場合、受渡部28の第1トランジション装置29は、第1処理ステーション3の処理ブロック31に配置される。
第1処理ステーション3は、処理ブロック31を備えるが、図1に示す搬送部36を備えない。処理ブロック31は、第1トランジション装置29と、洗浄装置34と、エッチング装置35とを備える。
第1トランジション装置29、洗浄装置34およびエッチング装置35は、それぞれ、搬送装置27と基板10を受け渡すべく、搬送部26の隣に配置され、搬送部26のX軸方向負側に配置される。
また、第1トランジション装置29と洗浄装置34とは、搬送装置47と基板10を受け渡すべく、搬送部46の隣に配置され、搬送部46のX軸方向正側に配置される。第1トランジション装置29と洗浄装置34とは、Z軸方向に積層される。
基板10は、搬送装置27によって、キャリア載置部21に載置されたキャリアCから取り出され、第1トランジション装置29に搬送される。次いで、基板10は、搬送装置47によって、第1トランジション装置29から加工装置41Aに搬送される。なお、基板10の搬送先は、加工装置41Aではなく、加工装置41Bであってもよい。
基板10は、加工装置41Aで加工された後、搬送装置47によって加工装置41Aから洗浄装置34に搬送される。なお、基板10は、加工装置41Aから洗浄装置34に搬送される途中で、第1トランジション装置29を経由してもよい。第1トランジション装置29から洗浄装置34への基板10の搬送には、搬送装置27が用いられるが、搬送装置47も使用可能である。
基板10は、洗浄装置34で洗浄された後、搬送装置27によって洗浄装置34からエッチング装置35に搬送される。搬送装置27が搬送装置37の役割(洗浄装置34からエッチング装置35への基板10の搬送)を果たすので、搬送装置27の稼働率を向上でき、また、基板処理システム1の設置面積を縮小できる。
基板10は、エッチング装置35でエッチングされた後、搬送装置27によってエッチング装置35からキャリア載置部21に搬送され、キャリア載置部21に載置されたキャリアCに収容される。なお、基板10は、エッチング装置35からキャリア載置部21に搬送される途中で、第1トランジション装置29を経由してもよい。
以上、本開示に係る基板処理システムの実施形態などについて説明したが、本開示は上記実施形態などに限定されない。特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更、修正、置換、付加、削除、および組合わせが可能である。それらについても当然に本開示の技術的範囲に属する。
基板10は、シリコンウェハなどの半導体基板には限定されず、ガラス基板などであってもよい。基板10は互いに対向する第1主表面11と第2主表面12とを有し、第1主表面11が研削される時に、第2主表面12は予め別の基板または樹脂テープで保護されてもよい。
上記実施形態などでは、研削工具17が可動部60に装着されるが、研磨工具が可動部60に装着されてもよい。この場合、基板10を研削する工程S102の代わりに、基板10を研磨する工程が行われる。
1 基板処理システム
9 制御装置
10 基板
17 研削工具
21 キャリア載置部
27 搬送装置(第2搬送装置)
29 第1トランジション装置
32 第2トランジション装置
34 洗浄装置
35 エッチング装置
37 搬送装置(第3搬送装置)
41A、41B 加工装置
42A 搬入出口
47 搬送装置(第1搬送装置)
51 回転テーブル
52 回転中心線
53A、53B チャックテーブル
60 可動部
70 昇降部
75 進退部

Claims (8)

  1. 基板を加工する加工装置と、上方視で、前記加工装置の前方から、前記加工装置に対する前記基板の搬入出を行う第1搬送装置とを備え、
    前記加工装置は、鉛直な回転中心線を中心に回転する回転テーブルと、前記回転テーブルの前記回転中心線の周りに等間隔で配置され前記回転テーブルと共に回転する2つのチャックテーブルと、研削工具または研磨工具が交換可能に装着される可動部と、前記可動部を昇降させる昇降部とを備え、
    前記加工装置の真後ろまたは斜め後ろから見て、前記可動部に装着された前記研削工具または前記研磨工具の全体が前記昇降部から露出する、基板処理システム。
  2. 前記加工装置は、前記可動部を前記回転テーブルに対し前後方向に進退させる進退部をさらに有し、
    前記加工装置の真後ろまたは斜め後ろから見て、前記可動部に装着された前記研削工具または前記研磨工具の全体が前記進退部から露出する、請求項1に記載の基板処理システム。
  3. 後方視で、複数の前記加工装置が横方向に並んで配置される、請求項1または2に記載の基板処理システム。
  4. 前記回転テーブルの前記回転中心線の周りに受渡位置と加工位置とが配置され、前記受渡位置は前記チャックテーブルに対する前記基板の受渡が行われる位置であり、前記加工位置は前記チャックテーブルに保持されている前記基板が前記研削工具または前記研磨工具によって加工される位置である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の基板処理システム。
  5. 上方視で、前記受渡位置は、前記加工位置に比べて、前記加工装置の前記基板が搬入出される搬入出口の近くに配置される、請求項4に記載の基板処理システム。
  6. 上方視で、前記加工位置に位置する前記チャックテーブルの一部が、前記可動部に装着された前記研削工具または前記研磨工具に比べて、後方に配置される、請求項4または5に記載の基板処理システム。
  7. 前記基板を収容するキャリアが載置されるキャリア載置部と、
    前記基板が一時的に収容される第1トランジション装置と、
    前記キャリア載置部に載置された前記キャリアおよび前記第1トランジション装置に対し前記基板を搬送する第2搬送装置と、
    前記基板が一時的に収容される第2トランジション装置と、
    前記加工装置によって加工された前記基板を洗浄する洗浄装置と、
    前記洗浄装置によって洗浄された前記基板をエッチングするエッチング装置と、
    前記第1トランジション装置、前記第2トランジション装置、前記洗浄装置および前記エッチング装置に対し前記基板を搬送する第3搬送装置とを備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板処理システム。
  8. 前記基板を収容するキャリアが載置されるキャリア載置部と、
    前記基板が一時的に収容される第1トランジション装置と、
    前記加工装置によって加工された前記基板を洗浄する洗浄装置と、
    前記洗浄装置によって洗浄された前記基板をエッチングするエッチング装置と、
    前記キャリア載置部に載置された前記キャリア、前記第1トランジション装置、前記洗浄装置および前記エッチング装置に対し前記基板を搬送する第2搬送装置とを備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載の基板処理システム。
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