JP7260961B2 - 研削ホイールの着脱治具 - Google Patents
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Description
よって、研削ホイール着脱治具を用いて研削ホイールをホイールマウントに取り付ける(又はホイールマウントから取り外す)場合には、ホイール着脱治具内で研削ホイールが回転してしまうことが無いようにして、取り付け作業に手間取ることが無いようにするという課題がある。
図1に示すウェーハWは、例えば、円形板状の半導体ウェーハであり、図1において下方を向いているウェーハWの表面Waは、複数のデバイスが形成されており、図示しない保護テープが貼着されて保護されている。上方を向いているウェーハWの裏面Wbは、研削加工が施される被研削面となる。
ホイールマウント73の外周側の領域には、周方向に一定の間隔をおいて複数(例えば60度間隔で6つ)ボルト挿通穴(馬鹿穴)730が厚み方向(Z軸方向)に向かって貫通形成されている。
なお、ホイールマウント73の下面73bは面一の平坦面であり、凸部731やホイール引っ掛け部731aが形成されていなくてもよい。
ホイール基台741の上面741aの外周側の領域には、周方向に一定の間隔をおいて複数(例えば60度間隔で6つ)の雌ネジ穴744が厚み方向に向かって形成されている。各雌ネジ穴744は、ホイールマウント73に設けられた各ボルト挿通穴730にそれぞれ対応する。
なお、ホイール基台741は、ツバ部746及び半円形の切欠き746cを備えない構成であってもよい。
ある程度の硬度を備える合成樹脂又はSUS等の金属からなる着脱治具6は、底板60と、底板60に配設されホイール基台741の下面の砥石装着部741bより内側の領域であるツバ部746の下面746bを支持するホイール基台支持部61と、ホイール基台支持部61が支持したホイール基台741の供給口743に対向するように供給口743が配設される円周と同じ直径の円周上で底板60に配設されるピン62と、を備えている。
ホイール基台支持部61は、本実施形態における例に限定されるものではない。例えば、ホイール基台支持部61の高さ(厚さ)を調節することで、ツバ部746の下面746bに円形面611が当接すると共に、ホイール基台741の傾斜面741cに底板60の基部601の環状の上面601aが当接した状態で、着脱治具6が研削ホイール74を支持するものとしてもよい。
そして、底板60と環状側壁65とによりホイール基台741の砥石装着部741bに装着された複数の研削砥石740を収容する砥石収容部650が形成される。なお、砥石収容部650は、ホイール基台支持部61がツバ部746の下面746bを支持した状態で、砥石装着部741bに装着された複数の研削砥石740の下面と外側面とが底板60と環状側壁65とに当接しないようにその寸法が設定されている。
なお、着脱治具6は、図6に示すように環状側壁65を備えない構成としてもよい。
まず、図2に示すように、図示しない作業者の手により、研削ホイール74が着脱治具6上に搬送され、研削ホイール74の下面が着脱治具6の上面に対向し、かつ、研削ホイール74の回転中心と着脱治具6の中心とが略合致し、また、研削ホイール74の各供給口743が着脱治具6の各ピン62に対向するように、研削ホイール74が着脱治具6の上方に位置付けられる。
作業者がこの状態で、研削ホイール74を着脱治具6上で回転させてピン62と供給口743との周方向における位置が合わされることで、底板60内に収容されていたピン62がバネ640の付勢力によって供給口743に進入し、着脱治具6に対する研削ホイール74の相対的な回転が規制される状態になる。
なお、研削ホイール74の中心と着脱治具6の中心とを一致させる中心合わせは、着脱治具6のホイール基台支持部61の外側面と研削ホイール74のホイール基台741の内側面(傾斜面741cとツバ部746の下面746bとの間に位置し下面746bと垂直に交差する環状の内周面)とが接触することで行われる。また、中心合わせが行われたとき、供給口743にピン62が進入していなくてもよい。つまり、着脱治具6に研削ホイール74が載置された中心合わせが行われたとき、ピン62は着脱治具6内に収容された状態で、後に研削ホイール74をホイールマウント73に装着する時に、着脱治具6内で研削ホイール74が回転させられ、供給口743とピン62とが一致したら、バネ640の付勢力によって底板60内に収容されていたピン62が上方に突き出て供給口743に進入し、着脱治具6に対する研削ホイール74の相対的な回転が規制される状態になる。なお、着脱治具6は、ピン62を1本のみ備える構成であってもよい。
なお、ホイール引っ掛け部731aによって、ホイール引っ掛け部731aの厚み分程度着脱治具6の円形面611が下方に押される。そのため、円形面611がツバ部746の下面746bより離れるが、着脱治具6の6本のピン62が研削ホイール74の6つの供給口743にそれぞれ進入した状態は維持され、着脱治具6に対する研削ホイール74の相対的な回転が規制された状態も維持される。
そして、図8に示すように、ホイールマウント73に形成された複数のボルト挿通穴730から締結ボルト79を挿入しホイール基台741に設けられた複数の雌ネジ穴744に螺合することにより、ホイールマウント73の下面73bに研削ホイール74を取り付けることができる。また、ホイールマウント73の下面73bに開口する流路70bとホイール基台741の上面741aに形成された環状溝745とが連通した状態になる。
まず、ウェーハWがチャックテーブル3の保持面30に載置され吸引保持される。次いで、ウェーハWを保持したチャックテーブル3が研削手段7の下まで移動して、研削砥石740の回転軌道がウェーハWの回転中心を通るようにウェーハWと研削手段7との位置合わせがなされる。
図1に示すモータ72によりスピンドル70が回転駆動されるのに伴って、研削ホイール74が回転する。また、研削手段7が研削送り手段5により-Z方向へと送られ、回転する研削砥石740がウェーハWの裏面Wbに当接することで研削加工が行われる。また、チャックテーブル3がZ軸方向の軸心周りに回転することで保持面30上に保持されたウェーハWも回転するので、ウェーハWの裏面Wbの全面が研削される。
上記のような研削加工を複数枚のウェーハWに対して行っていくことで、研削砥石740が磨耗するため、ホイールマウント73から研削ホイール74を取り外し、新たな研削ホイール74を取り付ける作業を行う。
そして、着脱治具6を下降させて、研削ホイール74をホイールマウント73の下面73bから離間させる。このように、作業者が研削ホイール74に直に触れることがないため、研削ホイール74の破損等が防がれる。
1:研削装置 10:ベース 11:コラム
3:チャックテーブル 30:保持面 39:カバー 5:研削送り手段
7:研削手段 70:スピンドル 70a:流路 71:ハウジング 72:モータ
73:ホイールマウント 70b:流路 730:ボルト挿通穴 731:凸部 731a:ホイール引っ掛け部
74:研削ホイール 740:研削砥石
741:ホイール基台 741b:砥石装着部 741c:傾斜面 742:開口 744:雌ネジ穴 746:ツバ部 746b:ツバ部の下面 746c:切欠き
75:ホルダ 79:締結ボルト
6:着脱治具 60:底板 600:把持部 601:基部
61:ホイール基台支持部 611:円形面
62:ピン
64:進退手段 640:バネ 641:バネ収容部
65:環状側壁 650:砥石収容部
Claims (3)
- ウェーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウェーハを研削する研削手段とを備え、該研削手段は、スピンドルと、該スピンドルの下端に配設されたホイールマウントと、該ホイールマウントの下面に着脱可能に装着される研削ホイールとを備え、該研削ホイールは、厚さ方向に貫通する円形の開口を有する環状のホイール基台と、該ホイール基台の下面における外周部の環状の砥石装着部に装着される複数の研削砥石と、該砥石装着部の内側で環状の該砥石装着部と同心円状に複数配設され研削砥石に研削水を供給する供給口と、該開口から該砥石装着部にかけて形成された傾斜面とからなっており、該ホイール基台が該ホイールマウントの下面に締結ボルトによって取り付けられる研削装置において、該研削ホイールを着脱するための着脱治具であって、
底板と、該底板から立設され該研削ホイールの該傾斜面に対応する傾斜面を有する円錐台状の基部の上面に配設され該ホイール基台の該砥石装着部より内側の領域を支持するホ
イール基台支持部と、該ホイール基台支持部が支持した該ホイール基台の該供給口に進入可能に該基部の傾斜面から突出して配設されるピンと、を備えた研削ホイールの着脱治具。 - 前記底板の外周縁に立設され前記ホイール基台支持部が支持する前記研削ホイールの外周を囲繞する環状側壁を備え、
該底板と該環状側壁とにより前記ホイール基台の前記砥石装着部に装着された複数の前記研削砥石を収容する砥石収容部を形成する請求項1記載の研削ホイールの着脱治具。 - 前記底板に前記ピンを前記スピンドルの軸方向に進退させる進退手段を備え、
該進退手段は、該ピンを該底板から飛び出させる方向に付勢するバネと、該バネを伸縮自在に収容するバネ収容部とを備え、前記ホイール基台支持部が前記ホイール基台を支持したときに該ピンが前記供給口に進入できないときは該バネを縮めて該ピンを該底板内に収容させ、該ピンと該供給口とが位置合わせされたら該底板内に収容されていた該ピンを該バネの付勢力によって該供給口に進入させる請求項1又は2記載の研削ホイールの着脱治具。
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