JP2024024978A - エレベータの解体方法及びそれに用いられる作業用フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】カゴやカウンターウェイトを落下させることなく、安全にエレベータだけを解体することができ、建物の壁など建物自体を破壊することのない、エレベータの解体方法及びそれに用いられる作業用フレームを提供する。【解決手段】解体対象エレベータの既存のカゴよりもカウンターウェイトの方が上にある状態とする工程と、前記解体対象エレベータの電源の遮断をする工程と、前記解体対象エレベータの既存のカゴの上方に作業用フレームを組み立てる工程と、前記作業用フレームを上昇させる工程と、前記カウンターウェイトを解体する工程と、前記解体対象エレベータの既存のカゴと前記カウンターウェイトとを繋ぐワイヤーロープを解体する工程と、前記解体対象エレベータの既存のカゴを解体する工程と、を含む、エレベータの解体方法とした。【選択図】図5

Description

本発明は、エレベータを解体するためのエレベータの解体方法及びそれに用いられる作業用フレームに関する。
エレベータは、乗客を乗せるためのカゴと前記カゴとの釣り合いを取るためのカウンターウェイトとがワイヤーロープで繋がれた構成となっている。従来、エレベータの解体方法としては種々のやり方が提案されているが、エレベータを解体するにあたり、注意しなければならないことは、カウンターウェイトの存在である。
エレベータを解体しようとしてワイヤーロープを切ると、カウンターウェイトやカゴが、下に落下することとなる。この時、前記カウンターウェイトや前記カゴの下に人がいると、上からそれらが降ってくることとなり、極めて危険である。また、いきなりワイヤーロープを切ったりする解体の仕方だと、最終的に、建物の既存の壁に穴を開けてエレベータを解体することになるため、結果として建物の壁など建物自体に傷をつけて壊してしまうことになるため、建物の解体を含む解体工事であればよいが、エレベータのみを綺麗に解体することができないという問題があった。また、建物の解体まで行うとなると、アスベストが飛散しないようにアスベスト飛散防止の対策を取らないといけなくなる。
例えば、特許文献1に示されるエレベータの解体方法では、カウンターウェイトを、地下ピットの底部に降ろした状態で、滑車の近傍で、カゴとカウンターウェイトとを繋ぐワイヤーロープを切断し、カゴを地下ピットの底部に落下させ、切断されたワイヤーロープも落下させている。そして、カウンターウェイト及び落下したカゴを、地下ピットで解体して、昇降路から撤去(搬出)している。
このように、特許文献1では、ワイヤーロープを切ってカゴを落下させているので、カゴが落ちる工程が必須である。カゴの重量が5トンとかある重いエレベータになってくると、このようなカゴを落下させる工程は危険である。そして、高層ビルのエレベータを解体する場合には、さらに高い位置からカゴを落とす必要があり、さらに危険度が増大する。
また、特許文献2のエレベータの解体方法の場合、ワイヤーロープを切ってカウンターウェイトやカゴを落下させてはいないが、解体作業をする作業者は、籠廻り機器とか、配線、昇降路内機器、或いは配線の取り外し、などの作業を、特許文献2の図1に示される乗りかごのフレームの上で行うことになる。このように、乗りかごのフレームの上で作業をすると、カウンターウェイトが作業者のすぐ横3cmぐらいを通ることになるので、非常に危険である。もし、作業者がカウンターウェイトに接触すると作業者の死亡事故につながる。とくにカゴが5トン以上の重量になってくるとカウンターウェイトの重量も相対的に重くなるので、危険度が増すこととなる。
特開2015-124021 特開昭62-16995
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、カゴやカウンターウェイトを落下させることなく、安全にエレベータだけを解体することができ、建物の壁など建物自体を破壊することのない、エレベータの解体方法及びそれに用いられる作業用フレームを提供することを目的とする。
本発明のエレベータの解体方法は、解体対象エレベータの既存のカゴよりもカウンターウェイトの方が上にある状態とする工程と、前記解体対象エレベータの電源の遮断をする工程と、前記解体対象エレベータの既存のカゴの上方に作業用フレームを組み立てる工程と、前記作業用フレームを上昇させる工程と、前記カウンターウェイトを解体する工程と、前記解体対象エレベータの既存のカゴと前記カウンターウェイトとを繋ぐワイヤーロープを解体する工程と、前記解体対象エレベータの既存のカゴを解体する工程と、を含む、エレベータの解体方法である。
揚重機を前記作業用フレーム組み立て工程の前に設置するか、又は作業用フレーム組み立て工程の後に設置する工程を含むのが好適である。
前記カウンターウェイトの解体工程の後、エレベータ塔内の解体を行う工程、を含むのが好適である。
前記カウンターウェイトの解体工程の後、上部よりエレベータの既存のカゴのガイドレールを解体する工程、を含むのが好適である。
前記カウンターウェイトの解体工程の後、作業用フレームを解体する作業用フレーム解体工程、を含むのが好適である。
前記カウンターウェイトの解体工程の後、エレベータ乗り場を解体するエレベータ乗り場解体工程、を含むのが好適である。
前記カウンターウェイトの解体工程の後、ピット内を解体するピット解体工程、を含むのが好適である。
なお、本明細書において、上記した「前記カウンターウェイトの解体工程の後」という意味は、前記カウンターウェイトの解体工程の後であればよいもので、前記カウンターウェイトの解体工程の直後である必要はなく、前記カウンターウェイトの解体工程の後に、複数の工程が行われた後をも含む概念である。
本発明の作業用フレームは、前記エレベータの解体方法に用いられる作業用フレームであって、作業床と、既存のガイドレールに取り付けられる落下防止用キャッチブロックと、を含む作業用フレームである。
本発明によれば、カゴやカウンターウェイトを落下させることなく、安全にエレベータだけを解体することができ、建物の壁など建物自体を破壊することのない、エレベータの解体方法及びそれに用いられる作業用フレームを提供することができるという著大な効果を奏する。
本発明のエレベータの解体方法を示すフローチャートである。 本発明のエレベータの解体方法に用いられる作業用フレームの一つの実施の形態を示す斜視図である。 図2の作業用フレームの要部拡大図であり、図3(a)はエレベータ用ガイドシューの正面図、図3(b)はエレベータ用ガイドシューの側面図、図3(c)は落下防止用キャッチボックスの正面図である。 一般的なエレベータの平面図である。 本発明のエレベータの解体方法の一つの実施の形態を示す断面図であって、機械室無しエレベータの解体方法の様子を示す。 機械室無しエレベータの解体方法の段階1を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階2を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階3を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階4を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階5を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階6を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階7を示す断面模式図断面図である。 機械室無しエレベータの解体方法の段階8を示す断面模式図断面図である。 本発明のエレベータの解体方法の一つの実施の形態を示す断面図であって、機械室有りエレベータの解体方法の様子を示す。 機械室有りエレベータの解体方法の段階1を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階2を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階3を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階4を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階5を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階6を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階7を示す断面模式図断面図である。 機械室有りエレベータの解体方法の段階8を示す断面模式図断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、図示例は例示的に示されたもので、本発明の技術的思想から逸脱しない限り種々の変形が可能なことは言うまでもない。同一部材は同一符号で示される。
図1は本発明のエレベータの解体方法を示すフローチャートである。本発明では、解体対象エレベータの既存のカゴの上に作業用フレームを組み立てることに特徴がある。図2に本発明のエレベータの解体方法に用いられる作業用フレームを示す。
図2において、作業用フレーム10は、作業床12と、前記作業床に形成された開口部14と、前記作業床に設けられた手摺16と、既存のガイドレールに係合せしめられるガイドレール係合部18a,18bと、前記ガイドレール係合部18a,18bに設けられた作業用フレームのガイドシュー20と、前記ガイドレール係合部18a,18bに設けられた落下防止用キャッチボックス22と、を含む構成とされている。
図3に、作業用フレームのガイドシュー20及び落下防止用キャッチボックス22の拡大図を示す。図3(a)は作業用フレームのガイドシュー20の正面図、図3(b)は作業用フレームのガイドシュー20の側面図である。図3(c)は落下防止用キャッチボックス22の正面図である。作業用フレームのガイドシュー20は、エレベータ用ガイドシューと同じ構造であり、一般的にはエレベータのカゴをガイドレールに沿って案内するための機器であり、そのエレベータ用ガイドシューをガイドレール係合部18a,18bに取り付けてある。落下防止用キャッチボックス22は、一般的にはエレベータのカゴの過速度を防止して非常停止させるための安全装置(キャッチブロックとも呼ばれる)であり、その落下防止用キャッチボックスを作業用フレーム10のガイドレール係合部18a,18bに取り付けてある。このようにして、図2に示す作業用フレーム10は、極めて安全性の高い構造とされている。
また、図2に示す作業用フレーム10の開口部14は、エレベータによって開口位置を変える。図4に、一般的なエレベータ24の平面図を示す。
図4において、符号26は、建物の壁であり、符号27は、建物の壁26のエレベータ用開口部29に設けられたエレベータへの乗場入口の扉である。エレベータ24は、大きく分けて乗員を乗せるカゴ28と、釣り合いを取るためのカウンターウェイト30とから構成される。符号33は、ガイドレールであり、カゴ28はガイドレール33によってガイドされる。カウンターウェイト30は、カウンターフレーム32と、複数の重り34とで構成され、カゴ28との釣り合いをとっている。カウンターウェイト30は、カウンターウェイトのガイドレール36によってガイドされる。
<機械室無しエレベータの場合>
図5に、本発明のエレベータの解体方法の一つの実施の形態を示す断面図として、機械室無しエレベータ24Aの解体方法の様子を示す。図5において、解体対象であるエレベータ24Aのカゴ28の上には、本発明の作業用フレーム10が設けられており、そこに作業者Oが乗って解体作業をしている。図5において、符号38は、カゴ28を上下動させるため、カゴ28とカウンターウェイト30とを繋ぐワイヤーロープである。作業用フレーム10にはフレーム用ロープ40が繋がれている。図5において、符号42,44,46は滑車、符号48は巻上機である。
次に、本発明のエレベータの解体方法によって、機械室無しエレベータ24Aを解体する方法を図1及び図6~図13に基づいて説明する。
図6において、エレベータ塔50内には、解体対象である機械室無しエレベータ24Aのカゴ28やカウンターウェイト30が設置されている。符号52は、オーバーヘッドであり、符号54はエレベータピット、符号56は制御盤、符号58は緩衝器である。
まず、揚重機11を設置する(図1のS100)。次にエレベータ24Aのカゴ28を最下部に停止させる(図1のS102)。そして、エレベータ24Aの電源を遮断する(図1のS104)。これらが図1に示した段階1であり、この段階1の様子が図6に示される。
次に、既存のカゴ28の上にて、作業用フレーム10を組み立てる(図1のS106)。これが図1に示した段階2であり、この段階2の様子が図7に示される。作業用フレーム10については、解体対象のエレベータの機種や大きさ(乗用や荷物用)に応じた作業用フレーム10を製作し、組立設置する。作業用フレーム10の開口部14は、エレベータによって開口位置を変えて製作する。
次に、揚重機11と作業用フレーム10をフレーム用ロープ40で連結し、既存のカゴ28を上昇させる(図1のS108)。そして、カウンターウェイト30を解体する(図1のS110)。これが図1に示した段階3であり、この段階3の様子が図8に示される。
そして、カゴ28とカウンターウェイト30とを繋ぐワイヤーロープ38を解体する(図1のS112)。これが図1に示した段階4であり、この段階4の様子が図9に示される。ここまで基本的にエレベータ工の作業である。
その次に、エレベータ工が作業する場合には、カゴ28を解体することになるが、カゴ28の解体以降の作業にあたっては、他の業者によって行うことができる。カゴ28の解体をした後、エレベータ塔50内の解体工程が行われる。エレベータ塔50内の解体工程には、配線を解体する工程やエレベータ乗り場の解体(乗場三方枠やビル側の扉などを解体)する工程、或いは、スイッチ関係やボタン関係の解体などが含まれる。
解体工にカゴ28の解体を任せる場合には、事前に作業用フレーム10を解体し(図1のS114A)、落下物を取り除いて解体工へ引き継ぐ(図1のS116A)。そして、解体工によるカゴ28の解体が行われる(図1のS118A)。これが図1に示した段階5であり、この段階5の様子が図10に示される。その後は、解体工による配線解体やエレベータ乗り場の解体等が行われる。その後、建物などが解体工によって解体される。
一方、解体工に引き継ぐことなくエレベータ工がそのままエレベータ解体を行う場合には、エレベータ工によるカゴ28の解体が行われる(図1のS114B)。そして、エレベータ工による配線解体が行われ(図1のS116B)、エレベータの扉27を含むエレベータの乗り場の解体(乗場三方枠の解体等)が行われる(図1のS118B)。そして、上部よりガイドレール33を解体する(図1のS120B)。これが図1に示した段階6であり、この段階6の様子が図11に示される。
次に、作業用フレーム10を解体する(図1のS122B)。さらに、エレベータピット54内を解体する(図1のS124B)。これが図1に示した段階7であり、この段階7の様子が図12に示される。
次に、機械室や機械設備を解体する(図1のS126B)。機械室無しエレベータ24Aには機械室は無いので、残った機械設備を解体する。これが図1に示した段階8であり、この段階8の様子が図13に示される。このようにして、建物の壁26を残して、エレベータ24Aだけを綺麗にそして安全に解体することができる。このように、本発明では、建物自体を破壊することなくエレベータだけを解体することができるので、エレベータ工によってエレベータ24Aだけを綺麗にそして安全に解体することができる。
<機械室有りエレベータの場合>
図14に、本発明のエレベータの解体方法の別の実施の形態を示す断面図として、機械室有りエレベータ24Bの解体方法の様子を示す。図14において、解体対象であるエレベータ24Bのカゴ28の上には、本発明の作業用フレーム10が設けられており、そこに作業者Oが乗って解体作業をしている。図14において、符号60は、エレベータ機械室である。エレベータ機械室60には、機械室吊りフック62、巻上機64、制御盤66、などが収容されている。なお、符号67はエレベータロープ穴の形成された機械室床部である。その他の基本的な構成は、機械室無しエレベータ24Aと同様である。
次に、本発明のエレベータの解体方法によって、機械室有りエレベータ24Bを解体する方法を図1及び図15~図22に基づいて説明する。
図15において、エレベータ塔50内には、解体対象である機械室有りエレベータ24Bのカゴ28やカウンターウェイト30が設置されている。
まず、揚重機11を設置する(図1のS100)。次にエレベータ24Bのカゴ28を最下部に停止させる(図1のS102)。そして、エレベータ24Aの電源を遮断する(図1のS104)。なお、機械室有りエレベータ24Bの場合には、揚重機11の設置(図1のS100)は、後工程とすることができる。すなわち、後述する作業用フレーム10を組立後に、機械室60の吊りフック62や門型にて電動ウインチ・エンドレスワインダーをエレベータロープ穴より作業フレームと連結することもできる(図1の矢印参照)。これらが図1に示した段階1であり、この段階1の様子が図15に示される。
次に、既存のカゴ28の上にて、作業用フレーム10を組み立てる(図1のS106)。これが図1に示した段階2であり、この段階2の様子が図16に示される。作業用フレーム10については、機械室無しエレベータ24Aの場合と同様に、機械室有りエレベータ24Bでも、解体対象のエレベータの機種や大きさ(乗用や荷物用)に応じた作業用フレーム10を製作し、組立設置する。作業用フレーム10の開口部14は、エレベータによって開口位置を変えて製作する。
次に、揚重機11と作業用フレーム10をフレーム用ロープ40で連結し、既存のカゴ28を上昇させる(図1のS108)。そして、カウンターウェイト30を解体する(図1のS110)。これが図1に示した段階3であり、この段階3の様子が図17に示される。
そして、カゴ28とカウンターウェイト30とを繋ぐワイヤーロープ38を解体する(図1のS112)。これが図1に示した段階4であり、この段階4の様子が図18に示される。ここまで基本的にエレベータ工の作業である。
その次に、エレベータ工が作業をする場合には、カゴ28を解体することになるが、カゴ28の解体以降の作業にあたっては、他の業者によって行うことができる。
解体工にカゴ28の解体を任せる場合には、事前に作業用フレーム10を解体し(図1のS114A)、落下物を取り除いて解体工へ引き継ぐ(図1のS116A)。そして、解体工によるカゴ28の解体が行われる(図1のS118A)。これが図1に示した段階5であり、この段階5の様子が図19に示される。その後は、解体工による配線解体やエレベータ乗り場の解体等が行われる。その後、建物などが解体工によって解体される。
一方、解体工に引き継ぐことなくエレベータ工がそのままエレベータ解体を行う場合には、エレベータ工によるカゴ28の解体が行われる(図1のS114B)。そして、エレベータ工による配線解体が行われ(図1のS116B)、エレベータの扉27を含むエレベータの乗り場の解体(乗場三方枠の解体等)が行われる(図1のS118B)。そして、上部よりガイドレール33を解体する(図1のS120B)。これが図1に示した段階6であり、この段階6の様子が図20に示される。
次に、作業用フレーム10を解体する(図1のS122B)。さらに、エレベータピット54内を解体する(図1のS124B)。これが図1に示した段階7であり、この段階7の様子が図21に示される。
次に、機械室や機械設備を解体する(図1のS126B)。これが図1に示した段階8であり、この段階8の様子が図22に示される。このようにして、建物の壁26を残して、エレベータ24Bを綺麗にそして安全に解体することができる。このように、本発明では、建物自体を破壊することなくエレベータだけを解体することができるので、エレベータ工によってエレベータ24Bだけを綺麗にそして安全に解体することができる。
10:作業用フレーム、11:揚重機、12:作業床、14:開口部、16:手摺、18a:ガイドレール係合部、18b:ガイドレール係合部、20:エレベータ用ガイドシュー、22:落下防止用キャッチボックス、24:エレベータ、24A:機械室無しエレベータ、24B:機械室有りエレベータ、26:建物の壁、27:建物側のエレベータの扉、28:既存のカゴ、29:エレベータ用開口部、30:カウンターウェイト、32:カウンターフレーム、33:ガイドレール、34:重り、36:カウンターウェイトのガイドレール、38:ワイヤーロープ、40:フレーム用ロープ、42,44,46:滑車、48:巻上機、50:エレベータ塔、52:オーバーヘッド、54:エレベータピット、56:制御盤、58:緩衝器、60:エレベータ機械室、62:機械室吊りフック、64:巻上機、66:制御盤、67:機械室床部、O:作業者。

Claims (8)

  1. 解体対象エレベータの既存のカゴよりもカウンターウェイトの方が上にある状態とする工程と、
    前記解体対象エレベータの電源の遮断をする工程と、
    前記解体対象エレベータの既存のカゴの上方に作業用フレームを組み立てる工程と、
    前記作業用フレームを上昇させる工程と、
    前記カウンターウェイトを解体する工程と、
    前記解体対象エレベータの既存のカゴと前記カウンターウェイトとを繋ぐワイヤーロープを解体する工程と、
    前記解体対象エレベータの既存のカゴを解体する工程と、
    を含む、
    エレベータの解体方法。
  2. 揚重機を前記作業用フレーム組み立て工程の前に設置するか、又は作業用フレーム組み立て工程の後に設置する工程を含む、請求項1記載の解体方法。
  3. 前記カウンターウェイトの解体工程の後、エレベータ塔内の解体を行う工程、を含む、請求項1記載の解体方法。
  4. 前記カウンターウェイトの解体工程の後、上部よりエレベータの既存のカゴのガイドレールを解体する工程、を含む、請求項1記載の解体方法。
  5. 前記カウンターウェイトの解体工程の後、作業用フレームを解体する作業用フレーム解体工程、を含む、請求項1記載の解体方法。
  6. 前記カウンターウェイトの解体工程の後、エレベータ乗り場を解体するエレベータ乗り場解体工程、を含む、請求項1記載の解体方法。
  7. 前記カウンターウェイトの解体工程の後、ピット内を解体するピット解体工程、を含む、請求項1記載の解体方法。
  8. 請求項1記載のエレベータの解体方法に用いられる作業用フレームであって、
    作業床と、既存のガイドレールに取り付けられる落下防止用キャッチブロックと、を含む作業用フレーム。
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