JP2024024940A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】新しいトナーボトルに交換されたことを認識できる画像形成装置を提供することを目的とする。【解決手段】開口部20は、筐体1の内部と筐体1の外部とを導通可能に形成される。ドア2は、開口部20を開放または閉鎖可能に筐体1に配置される。検知部80は、開口部20に対するドア2の開閉を検知する。現像装置62は、筐体1の外部から開口部20を通して、筐体1に対して取り付けまたは取り外し可能である。濃度検出部81は、現像装置62から供給されたトナーにより現像された画像の濃度を検出する。比較部82は、画像データについて検知部80がドア2の開放を検知する前に検出された画像の開放前濃度と、同じ画像データについて検知部80がドア2の閉鎖を検知した後に検出された画像の閉鎖後濃度との差分が閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
特許文献1は、現像材収納容器の交換の際に開閉されるドアを有するカラー画像形成装置を開示する。
特開2001-343810号公報
しかしながら、特許文献1は、新しいトナーボトルに交換されたことを認識する方策を開示していない。
本発明は、少なくとも新しいトナーボトルに交換されたことを認識できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る画像形成装置は、開口部と、ドアと、検知部と、現像装置と、濃度検出部と、比較部とを備える。前記開口部は、筐体の内部と前記筐体の外部とを導通可能に形成される。前記ドアは、前記開口部を開放または閉鎖可能に前記筐体に配置される。前記検知部は、前記開口部に対する前記ドアの開閉を検知する。前記現像装置は、前記筐体の前記外部から前記開口部を通して、前記筐体に対して取り付けまたは取り外し可能である。前記濃度検出部は、前記現像装置から供給されたトナーにより現像された画像の濃度を検出する。前記比較部は、画像データについて前記検知部が前記ドアの前記開放を検知する前に検出された画像の開放前濃度と、同じ画像データについて前記検知部が前記ドアの前記閉鎖を検知した後に検出された画像の閉鎖後濃度との差分が閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する。
本発明の画像形成装置によれば、新しいトナーボトルに交換されたことを認識できる。
本実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の制御装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像形成装置が濃度検出を行うタイミングを示す図である。 本実施形態に係る画像形成装置の基本の制御を示すフローチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置の他の制御を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一または相当部分については、同一の参照符号を付して、重複する説明を繰り返さない。
まず、図1を参照して、画像形成装置100の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置100の構成を示す図である。
図1に示すように、画像形成装置100は、シートに画像を形成する。
画像形成装置100は、筐体1と、ドア2と、マルチ給送部3と、ロック部4と、スイッチ5と、給送部と、画像形成部6と、定着装置と、排出部と、検出部7と、制御装置8とを有する。
筐体1は、画像形成装置100のケースである。
ドア2は、筐体1の内部と筐体1の外部とを開口部20を介して導通可能に開閉可能である。ユーザーは、ドア2を開いて開口部20を開放することによって少なくとも現像装置62を視認することができる。
ドア2は、開口部20を開放可能に筐体1に配置される。ドア2は、開口部20を閉鎖可能に筐体1に配置される。ユーザーは、ドア2を把持して開口部20を開放させることができる。ユーザーは、ドア2を把持して開口部20を閉鎖させることができる。
さらに、開口部20が開放しているとき、ユーザーは、開口部20を通して少なくとも現像装置62を取り付けまたは取り外すことができる。
マルチ給送部3は、複数の種類のシートを給送可能である。
ロック部4は、開口部20を閉鎖したドア2をロックする。
スイッチ5は、画像形成部6への電源の供給をON/OFFする。
給送部は、シートを画像形成部6に供給する。給送部は、トレイと、給送ローラーと、搬送路と、搬送ローラーとを含む。
トレイは、シートを収納する。給送ローラーは、シートをピックアップし、搬送路へ供給する。搬送路は、一例として板金で形成され、給送ローラーで供給されたシートは、搬送路を搬送される。搬送ローラーは、一例として、搬送路に間隔を空けて複数箇所設置され、給送ローラーによって搬送路に供給されたシートを画像形成部6に向けて搬送する。
画像形成部6は、シートにトナー画像を形成する。
画像形成部6は、画像形成装置100が電子写真方式である場合、帯電装置60と、露光装置61と、現像装置62と、担持体63と、転写部64とを含む。その他、クリーニング装置、除電装置を含んでもよい。
帯電装置60は、担持体63(以降、担持体63は、特許請求の範囲の記載のサポートとなる箇所においては原則として担持体63と記述し、それ以外の箇所においては、感光体63と記述することがある。)の感光層を所定の電位に帯電する。帯電装置60の一例は、コロナ放電器である。
露光装置61は、感光体63の感光層にレーザー光を照射して露光する。露光装置61は、制御装置8(図2)から取得した画像データに基づいて感光体63の感光層を露光する。この結果、感光体63に静電潜像が形成される。露光装置61の一例は、LED(Light Emitting Diode)である。
現像装置62は、画像データに基づいて、感光体63の静電潜像をトナーで現像する。現像装置62は、筐体1の外部から開口部20を通して、筐体1に対して取り付けまたは取り外し可能である。
直接転写方式の場合、転写部64は、トナーで現像されたトナー像を担持する感光体63からシートにトナー像を転写する。間接転写方式の場合、転写部64は、図示しない中間転写体にトナー像を一次転写した後、中間転写体のトナー像を搬送路を搬送されるシートに二次転写する。転写部64は、シートまたは中間転写体を感光体63に付勢する転写ローラーを有してもよい。
次に、画像形成装置100が電子写真方式である場合、定着装置は、シートに現像されたトナー像を加熱および加圧して、シートにトナー像を定着させる。定着装置は、例えば、定着ローラーと、ヒーターと、プレスローラーとを有する。
定着ローラーは、中空円筒状のローラーである。定着ローラーは、プレスローラーに圧着される。プレスローラーと定着ローラーとは、ニップ部を形成する。プレスローラーは、図示しない駆動部により回転駆動され、定着ローラーとニップ部を形成することにより、定着ローラーを回転させる。
ヒーターは、図示しない電源から電力を供給されて定着ローラーを加熱する。ヒーターは、定着ローラーの内周面に近接して配置される。定着装置に搬送されたシートは、ニップ部を通過することにより、ヒーターに加熱され、トナー画像が定着される。
排出部は、画像形成部6で画像形成されたシートを本体の外部に排出する。排出部は、シート排出ローラーと、シート排出トレイとを有する。シート排出ローラーは、定着装置から搬送装置で搬送されたシートをシート排出トレイに排出する。シート排出トレイは、排出されたシートを収納する。
検出部7は、筐体1の内部の湿度または温度を検出する。検出部7は、筐体1の内部の湿度を検出して、湿度情報を出力してもよい。検出部7は、筐体1の内部の温度を検出して、温度情報を出力してもよい。検出部7は、一例として、温度検出部70と、湿度検出部71とを有してもよい。
温度検出部70の具体例は、温度センサーである。温度センサーは、一例として、サーミスタがある。
湿度検出部71の具体例は、湿度センサーである。湿度センサーは、一例として、抵抗式湿度センサーと、容量式湿度センサーがある。
制御装置8は、画像形成部6の動作および駆動を制御する。制御装置8については、図2~図5を参照して、さらに詳細に後述する。
トナーボトル620は、トナーを収納する容器だけであってもよい。トナーボトル620は、容器と、トナーを供給する機構とからなるトナーカートリッジ620であってもよい。
トナーボトル620、トナーカートリッジ620、または、収容フレームは、現像装置62に取り付け可能であり、現像装置62から取り外し可能である。
トナーボトル620、トナーカートリッジ620、または、収容フレームは、一例として、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、または、K(ブラック)ごとに配置されてもよい。
画像形成装置100においては、トナーボトル620、トナーカートリッジ620、または、収容フレームに、トナーの残量を検知する残量センサーが配置されていないことがある。本実施形態においても、残量センサーは配置されていない。ただし、残量センサーが配置されてもよい。
担持体63は、トナーを担持可能である。担持体63は、例えば円筒形状を有する。担持体63は、時計回り方向に回転可能である。担持体63の表層部上の静電潜像にトナーが供給されることにより、静電潜像がトナー像として現像される。先述した通り、担持体63は、適宜、感光体63と記述され得る。
感光体63は、一例として、感光体ドラムである。感光体ドラムは、外周面に感光層を有する。感光体ドラムの一例は、セレンドラム、OPC(有機光導電体:Organic Photoconductor)である。
転写部64は、感光体63上の画像をシートに転写する。クリーニング装置は、転写後に感光体63に残留している残留トナーを除去する。除電装置は、感光体63を除電する。
次に、図2~図5を参照して、本実施形態に係る画像形成装置100による画像形成の制御を説明する。
図2は、本実施形態に係る画像形成装置100の制御装置8の構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る画像形成装置100が濃度検出を行うタイミングを示す図である。図4は、本実施形態に係る画像形成装置100の基本の制御を示すフローチャートである。図5は、本実施形態に係る画像形成装置100の他の制御を示すフローチャートである。
図4に示すように、フローチャートは、ステップS10からステップS16を含む。図5に示すように、フローチャートは、図4に示すステップS16が処理された後、さらにステップS20からステップS23を含む。
図2に示すように、制御装置8は、検知部80と、濃度検出部81と、比較部82と、補正部83と、判定部84と、カウンター85と、記憶部86とを有する。
検知部80は、一例として、スイッチキャッチその他の磁気スイッチである。
濃度検出部81、比較部82、補正部83、判定部84、およびカウンター85は、一例として、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)で実現し得る。
記憶部86は、記憶装置を含み、データおよびコンピュータープログラムを記憶する。具体的には、記憶部86は、半導体メモリーのような主記憶装置、並びに、半導体メモリーまたはハードディスクドライブのような補助記憶装置を含む。
図1で既述したように、開口部20は、筐体1の内部と筐体1の外部とを導通可能に形成される。
図1で既述したように、ドア2は、開口部20を開放または閉鎖可能に筐体1に配置される。
検知部80は、開口部20に対するドア2の開閉を検知する。具体的には、図3に示すように、検知部80は、時間t2で開口部20に対するドア2の開放を検知する。検知部80は、時間t3で開口部20に対するドア2の閉鎖を検知する。
図1で既述したように、現像装置62は、筐体1の外部から開口部20を通して、筐体1に対して取り付けまたは取り外し可能である。
濃度検出部81は、現像装置62から供給されたトナーにより現像された画像の濃度を検出する(ステップS10)。具体的には、図3に示すように、濃度検出部81は、定期的にまたは非定期的にトナーにより現像された画像の濃度を検出してもよい。濃度検出部81によって検出された濃度は、適宜記憶部86に記憶されてもよい。
濃度検出部81は、図示しない中間転写体に担持された画像の濃度を検出してもよい(ステップS10)。濃度検出部81によって検出された濃度は、適宜記憶部86に記憶されてもよい。
ステップS11において、検知部80が開口部20に対してドア2が開放されたか否かを検知する。ドア2が開放されたことが検知されると(ステップS11においてYes)、処理はステップS12に進む。
ドア2が開放されたことが検知されない場合(ステップS11においてNo)、処理はステップS10またはステップS11を繰り返す。
引き続き、ステップS12において、検知部80が開口部20に対してドア2が閉鎖されたか否かを検知する。ドア2が閉鎖されたことが検知されると(ステップS12においてYes)、処理はステップS13に進む。
ドア2が閉鎖されたことが検知されない場合(ステップS12においてNo)、処理はステップS12を繰り返す。
ドア2が閉鎖された後、濃度検出部81は、シートに形成された画像の濃度を検出して濃度情報を出力する(ステップS13)。
濃度検出部81は、ステップS10で検出していた画像の開放前濃度を記憶部86から取得して濃度情報を出力する(ステップS14)。
さらに、濃度検出部81は、ステップS13で検出していた画像の閉鎖後濃度を取得して濃度情報を出力する(ステップS15)。
温度検出部70は、筐体1の内部の温度を検出してもよい。温度検出部70は、特に、現像装置62の近傍の温度を検出することが好ましい。温度検出部70は、筐体1の内部の温度を検出して、温度情報を出力してもよい。
湿度検出部71は、筐体1の内部の湿度を検出してもよい。湿度検出部71は、特に、現像装置62の近傍の湿度を検出することが好ましい。湿度検出部71は、筐体1の内部の湿度を検出して、湿度情報を出力してもよい。
比較部82は、検知部80がドア2の開放を検知する前に検出された画像の開放前濃度と、検知部80がドア2の閉鎖を検知した後に検出された画像の閉鎖後濃度との差分が閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する(ステップS16)。
すなわち、比較部82は、濃度検出部81が画像の濃度を検出した後、検知部80がドア2の開放を検知した場合に、検知部80がドア2の開放を検知する前に検出された画像の開放前濃度を記憶部86から取得する。比較部82は、検知部80がドア2の閉鎖を検知した場合に、検知部80がドア2の閉鎖を検知した後に検出された画像の閉鎖後濃度を濃度検出部81から取得する。そして、比較部82は、開放前濃度と閉鎖後濃度との差分が閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する(ステップS16)。
具体的には、図3に示すように、濃度検出部81は、定期にまたは不定期に、担持体63(感光体ドラムまたは現像ローラー621)、または、シートに形成されたトナー像の濃度を検出して、濃度情報を出力している。
例えば、図3に示すように、濃度検出部81が、時刻t1で画像の濃度を検出した後、検知部80が、時刻t2でドア2の開放を検知した場合、比較部82は、検知部80がドア2の開放を検知する時刻t2の前に、時刻t1で検出された画像の開放前濃度を記憶部86から取得する。比較部82は、検知部80が時刻t3でドア2の閉鎖を検知した場合の、検知部80がドア2の閉鎖を検知した時刻t3の後に、時刻t4で検出された画像の閉鎖後濃度を濃度検出部81から取得する。比較部82は、開放前濃度と閉鎖後濃度との差分が、閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する。判定部84は、比較結果が閾値を超えたと判定された場合、トナーボトル620または感光体63が交換されたと判定する。
ユーザーは、比較結果に示された差分の大きさにより、ドア2が開放されている時に、トナーボトル620または感光体63が交換されているか否かを認識することができる。
本実施形態によれば、新しいトナーボトル620または新しい感光体63に交換されたことを認識できる。
図4において、ステップS16が処理されると、処理は終了してもよい。
また、本実施形態によれば、担持体63(感光体63または現像ローラー621)に担持されたトナー像の濃度を検出することにより、明確な数値の根拠により、トナーボトル620または感光体63が交換されたか否かを認識することができる。
本実施形態によれば、シートに形成されたトナー像の濃度を検出することにより、明確な数値の根拠により、トナーボトル620または感光体63が交換されたか否かを認識することができる。
次に、補正部83は、筐体1の内部の温度に基づいて、濃度を補正した補正濃度を出力してもよい。担持体63(感光体63または現像ローラー621)に担持されたトナー像の濃度、および、シートに形成されたトナー像の濃度は、一般に、筐体1の内部の温度により変化する。補正部83は、筐体1の内部の温度に基づいて、トナー像の濃度を補正濃度に補正する。
補正部83は、筐体1の内部の湿度に基づいて、濃度を補正した補正濃度を出力する。担持体63(感光体63または現像ローラー621)に担持されたトナー像の濃度、および、シートに形成されたトナー像の濃度は、一般に、筐体1の内部の湿度により変化する。補正部83は、筐体1の内部の湿度に基づいて、トナー像の濃度を補正濃度に補正する。補正濃度は適宜記憶部86に記憶される。
比較部82は、濃度検出部81が画像の濃度を検出した後、検知部80がドア2の開放を検知した場合の、検知部80がドア2の開放を検知する前に検出された画像の開放前濃度を補正した補正濃度を記憶部86から取得する。比較部82は、検知部80がドア2の閉鎖を検知した場合の、検知部80がドア2の閉鎖を検知した後に検出された画像の閉鎖後濃度を補正した補正濃度を記憶部86から取得する。比較部82は、開放前濃度を補正した補正濃度と閉鎖後濃度を補正した補正濃度との差分が閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する。判定部84は、比較結果が閾値を超えたと判定された場合、トナーボトル620または感光体63が交換されたと判定する。
本実施形態によれば、担持体63(感光体63または現像ローラー621)に担持されたトナー像、または、シートに形成されたトナー像の濃度を検出し、さらに検出濃度を湿度または温度に基づいて補正した補正濃度を適用することにより、さらに好適な数値の根拠により、トナーボトル620、担持体63、または、現像装置62と感光体63が一体になったイメージングカートリッジが交換されたか否かを認識することができる。
比較部82は、検知部80がドア2の開放を検知したとき以前であって、直近に検出された直近開放前濃度に基づいて、比較結果を出力してもよい。
比較部82は、検知部80がドア2の閉鎖を検知したとき以後であって、直近に検出された直近閉鎖後濃度に基づいて、比較結果を出力してもよい。
例えば、図3に示すように、検知部80は、時刻t2でドア2の開放を検知した場合、濃度検出部81は、時刻t2の直近(直前)の時刻t1で画像の直近開放前濃度を検出する。検知部80は、さらに、時刻t3でドア2の閉鎖を検知した場合、濃度検出部81は、時刻t3の直近(直後)の時刻t4で画像の直近閉鎖後濃度を検出する。
比較部82は、直近開放前濃度と、直近閉鎖後濃度との差分が、閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する。判定部84は、比較結果が閾値を超えたと判定された場合、トナーボトル620または感光体63が交換されたと判定する。
本実施形態によれば、より高い精度でトナーボトル620または感光体63が交換されたか否かを認識することができる。
ロック部4は、開口部20を閉鎖したドア2をロックする。
スイッチ5は、画像形成部6への電源の供給をON/OFFする。
ロック部4は、スイッチ5がOFFされ、画像形成部6への電源の供給がOFFされると、ロック部4はドア2をロックする。
ロック部4は、スイッチ5がONされ、画像形成部6への電源の供給がONされると、ロック部4はドア2のロックを解除する。
ロックを解除した後、比較部82は、比較結果を出力する。
具体的には、図3に示すように、時刻t5でスイッチ5がOFFされると、画像形成部6への電源の供給がOFFされる。時刻t5でロック部4は、ドア2をロックする。ただし、電源の供給がOFFされるタイミングとドア2がロックされるタイミングとが同時であることに限定されるものではない。
さらに、図3に示すように、時刻t6でスイッチ5がONされると、画像形成部6への電源の供給がONされる。時刻t6でロック部4は、ドア2のロックを解除する。ただし、電源の供給がONされるタイミングとドア2のロックが解除されるタイミングとが同時であることに限定されるものではない。
本発明は、例えば、トナーボトル620または感光体63の交換自体を検知するセンサーを有しない画像形成装置100に適用可能である。トナーボトル620または感光体63の交換自体を検知するセンサーを有しない場合、ドア2の開閉前後の画像の濃度を比較することにより、ドア2が開放されている間にトナーボトル620または感光体63が交換されたか否かを認識する。
しかし、画像形成装置100の電源がOFFされている間にドア2の開閉が可能であると、ドア2が開放されたことを認識することができない。ドア2が開放されている間にトナーボトル620または担持体63が交換されると、濃度検出部81による画像の濃度検出が行われないため、画像形成装置100は、その交換を認識することができない。
そのため、画像形成装置100の電源がOFFされている間はドア2がロックされ、電源がONされるとドア2が開放可能となる必要がある。
さらに、画像形成装置100の電源がONされると、ドア2のロックが解除され、その直後に濃度検出部81による画像の濃度検出が行われる。
本実施形態によれば、画像形成装置100の電源がOFFされている間はドア2がロックされるため、ドア2は開閉できない。そのため、電源がOFFされている間にドア2が開放され、トナーボトル620または感光体63が交換されてしまうことを抑制できる。
さらに、本実施形態によれば、ロック部4がドア2のロックを解除した後、検知部80がドア2の閉鎖を検知したとき以後であって、直近に検出された直近閉鎖後濃度に基づいて、比較部82が比較結果を出力し、判定部84により、比較結果が閾値を超えたと判定された場合、トナーボトル620または感光体63が交換されたと判定されるため、さらに高い精度でトナーボトル620または担持体63が交換されたか否かを認識することができる。
判定部84は、比較結果に基づいて、担持体63の寿命判定を行う。
本実施形態によれば、好適に担持体63の寿命を判定できる。
カウンター85は、担持体63の寿命をカウントする。
図4において、ステップS16が処理された後、引き続き、図5に示すステップS20が処理されてもよい。
判定部84は、開放前濃度から閉鎖後濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったことを示す比較結果を出力する。
すなわち、ステップS20において、判定部84は、開放前濃度から閉鎖後濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったか否かを判定する。
カウンター85は、比較結果に基づいて、カウンター85のカウントをリセットする(ステップS20においてYes)。
すなわち、差分が閾値を上回ったと判定された場合(ステップS20においてYes)、感光体63の寿命カウントをリセットし(ステップS21)、処理は終了する。
本実施形態によれば、感光体63が新しい感光体63に交換されたことにより、新しい感光体63についてカウンター85のカウントをリセットすることができる。
判定部84は、比較結果に基づいて、現像装置62の寿命判定を行う。すなわち、判定部84は、ドア2の開閉前後の画像濃度の差分が閾値を超えたことを比較結果が示すか否かに基いて、トナーボトル620または現像装置62の寿命判定を行ってもよい。
例えば、ドア2の開閉前後の画像濃度の差分が閾値を超えたことを比較結果が示す場合、判定部84は、トナーボトル620または現像装置62の寿命が近いことを判定してもよい。ドア2の開閉前後の画像濃度の差分が閾値を越えないことを比較結果が示す場合、判定部84は、トナーボトル620または現像装置62の寿命が到来していないことを判定してもよい。
また、ドア2の開閉前後の画像濃度の差分が正の閾値を超えたことを比較結果が示す場合、判定部84は、トナーボトル620または現像装置62の寿命が近いことを判定してもよい。
ドア2の開閉前後の画像濃度の差分が負の閾値を超えたことを比較結果が示す場合、判定部84は、新しいトナーボトル620または新しい現像装置62に交換されたことを判定してもよい。
本実施形態によれば、好適にトナーボトル620または現像装置62の寿命を判定できる。
カウンター85は、現像装置62の寿命をカウントする。カウンター85は、例えば、現像装置62または現像装置62のトナーボトル620から排出されるトナーの排出量に基づいて、現像装置62の寿命をカウントしてもよい。カウンター85は、例えば、シートに形成された画像の画素数をカウントして、現像装置62の寿命をカウントしてもよい。
カウンター85は、例えば、現像装置62または現像装置62のトナーボトル620から排出されるトナーの排出量に基づいて、現像装置62または現像装置62のトナーボトル620の寿命をカウントしてもよい。カウンター85は、例えば、シートに形成された画像の画素数をカウントして、現像装置62または現像装置62のトナーボトル620の寿命をカウントしてもよい。
判定部84は、閉鎖後濃度から開放前濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったことを示す比較結果に基づいて、カウンター85をリセットする。
すなわち、ステップS20において、判定部84が、開放前濃度から閉鎖後濃度を差し引いた差分が閾値を上回っていないと判定した場合(ステップS20においてNo)、処理はステップS22に進む。
ステップS22において、判定部84は、閉鎖後濃度から開放前濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったか否かを判定する。
閉鎖後濃度から開放前濃度を差し引いた差分が閾値を上回っていないと判定された場合(ステップS22においてNo)、処理はステップS10に戻る。
閉鎖後濃度から開放前濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったと判定された場合(ステップS22においてYes)、処理はステップS23に進む。
ステップS23において、カウンター85は、現像装置62または現像装置62のトナーボトル620の寿命カウントをリセットする。そして処理は終了する。
本実施形態によれば、新しいトナーボトル620または新しい現像装置62に交換されたことを示す比較結果に基づいて、現像装置62または現像装置62のトナーボトル620のカウントをリセットできる。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示していることがある。図示された各構成要素の個数等は、図面作成の都合上から実際とは異なってもよい。また、上記の実施形態で示す各構成要素は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、画像形成装置の分野に利用可能である。
100 画像形成装置
1 筐体
2 ドア
20 開口部
3 マルチ給送部
4 ロック部
5 スイッチ
6 画像形成部
60 帯電装置
61 露光装置
62 現像装置
620 トナーボトル
621 現像ローラー
63 担持体
64 転写部
7 検出部
70 温度検出部
71 湿度検出部
8 制御部
80 検知部
81 濃度検出部
82 比較部
83 補正部
84 判定部
85 カウンター
86 記憶部

Claims (12)

  1. 筐体の内部と前記筐体の外部とを導通可能に形成された開口部と、
    前記開口部を開放または閉鎖可能に前記筐体に配置されたドアと、
    前記開口部に対する前記ドアの開閉を検知する検知部と、
    前記筐体の前記外部から前記開口部を通して、前記筐体に対して取り付けまたは取り外し可能な現像装置と、
    前記現像装置から供給されたトナーにより現像された画像の濃度を検出する濃度検出部と、
    画像データについて前記検知部が前記ドアの前記開放を検知する前に検出された画像の開放前濃度と、同じ画像データについて前記検知部が前記ドアの閉鎖を検知した後に検出された画像の閉鎖後濃度との差分が閾値を超えたか否かを比較した比較結果を出力する比較部と
    を備える、画像形成装置。
  2. 前記濃度検出部は、中間転写体に担持された前記画像の前記濃度を検出する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記筐体の内部の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度に基づいて、前記濃度を補正した補正濃度を出力する補正部と
    をさらに備える、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記筐体の内部の湿度を検出する湿度検出部と、
    前記湿度に基づいて、前記濃度を補正した補正濃度を出力する補正部と
    をさらに備える、請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記比較部は、前記検知部が前記ドアの前記開放を検知したとき以前であって、直近に検出された直近解放前濃度に基づいて、前記比較結果を出力する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  6. 前記比較部は、前記検知部が前記ドアの前記閉鎖を検知したとき以後であって、直近に検出された直近閉鎖後濃度に基づいて、前記比較結果を出力する請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  7. 前記開口部を閉鎖した前記ドアをロックするロック部と、
    前記画像形成部への電源の供給をON/OFFするスイッチと
    をさらに備え、
    前記スイッチがOFFされると、前記ロック部は前記ドアをロックする、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  8. 前記スイッチがONされると、前記ロック部は前記ドアのロックを解除し、
    前記ロックを解除した後、前記比較部は、前記比較結果を出力する、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記トナーを担持可能な担持体と、
    前記比較結果に基づいて、前記担持体の寿命判定を行う判定部と
    をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記担持体の寿命をカウントするカウンターをさらに備え、
    前記判定部が、前記開放前濃度から前記閉鎖後濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったことを示す比較結果を出力すると、
    前記カウンターは、前記比較結果に基づいてカウントをリセットする、請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記比較結果に基づいて、前記現像装置の寿命判定を行う判定部をさらに備える、請求項1に記載の画像形成装置。
  12. 前記現像装置の寿命をカウントするカウンターをさらに備え、
    前記判定部が、前記閉鎖後濃度から前記開放前濃度を差し引いた差分が閾値を上回ったことを示す比較結果を出力すると、
    前記カウンターは、前記比較結果に基づいてカウントをリセットする、請求項11に記載の画像形成装置。
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