JP2024020093A - 車両の防音構造 - Google Patents

車両の防音構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2024020093A
JP2024020093A JP2022122998A JP2022122998A JP2024020093A JP 2024020093 A JP2024020093 A JP 2024020093A JP 2022122998 A JP2022122998 A JP 2022122998A JP 2022122998 A JP2022122998 A JP 2022122998A JP 2024020093 A JP2024020093 A JP 2024020093A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
peripheral edge
branch wall
wall
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022122998A
Other languages
English (en)
Inventor
昌之 岡野
Masayuki Okano
ゆかり 住江
Yukari Suminoe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2022122998A priority Critical patent/JP2024020093A/ja
Publication of JP2024020093A publication Critical patent/JP2024020093A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Abstract

【課題】車両に設けられた壁状部材と内装トリムの端面との間に隙間があっても、車室内への音漏れを低減できる車両の防音構造を得る。【解決手段】内装トリム20、30に形成され、車両12に設けられた壁状部材16、18に対して隙間S1、S2、S3を有して端面22A、26A、32Aが対向する周縁部22、26、32と、周縁部22、26、32における表裏一方の面に形成され、周縁部22、26、32とで断面二股状をなす分岐壁24、28、34と、を備えた車両12の防音構造10とする。【選択図】図2

Description

本発明は、車両の防音構造に関する。
板状をなす内装材本体部と、その内装材本体部における一方の面に取り付けられた防音シートと、を備える乗物用内装材の製造方法は、従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-109547号公報
車両に設けられた壁状部材とインストルメントパネルアンダーカバーやトンネルサイドガーニッシュなどの内装トリムの端面との隙間からエンジン音やモーター音等が漏れた場合、車室内の騒音に繋がる。一方、その隙間を無くすようにすると、内装トリムの周縁部(端面)が壁状部材に干渉して異音の発生に繋がってしまうため、その隙間は、無くすことができない。
そこで、本発明は、車両に設けられた壁状部材と内装トリムの端面との間に隙間があっても、車室内への音漏れを低減できる車両の防音構造を得ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る請求項1に記載の車両の防音構造は、内装トリムに形成され、車両に設けられた壁状部材に対して隙間を有して端面が対向する周縁部と、前記周縁部における表裏一方の面に形成され、前記周縁部とで断面二股状をなす分岐壁と、を備えている。
請求項1に記載の発明によれば、内装トリムに形成されている周縁部の端面が、車両に設けられた壁状部材に対して隙間を有して対向している。そして、その周縁部における表裏一方の面に、その周縁部とで断面二股状をなす分岐壁が形成されている。したがって、エンジン音やモーター音等の騒音が、その隙間を通る際、周縁部と分岐壁との間に入り込んで減衰又は干渉される。これにより、その隙間を通って車室内へ漏洩する騒音が低減される。つまり、車両に設けられた壁状部材と内装トリムの端面との間に隙間があっても、車室内への音漏れが低減される。
以上のように、本発明によれば、車両に設けられた壁状部材と内装トリムの端面との間に隙間があっても、車室内への音漏れを低減させることができる。
本実施形態に係る防音構造が適用されたインストルメントパネルアンダーカバー及びトンネルサイドガーニッシュを示す概略斜視図である。 (A)図1におけるA-A線矢視断面図である。(B)図1におけるB-B線矢視断面図である。(C)図1におけるC-C線矢視断面図である。 本実施形態に係る防音構造の別の使い方を示す概略側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を基に詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各図において適宜示す矢印UPを車両上方向、矢印FRを車両前方向、矢印RHを車両右方向とする。したがって、以下の説明で、特記することなく上下、前後、左右の方向を記載した場合は、車両における上下、前後、左右を示すものとする。また、左右方向は、車幅方向と同義である。
図1に示されるように、車両12には、エンジンコンパートメントEcと車室Cbとを隔成するダッシュパネル14が設けられている。そして、そのダッシュパネル14の車室Cb側には、車両12に設けられた壁状部材の一例としてのダッシュインナサイレンサ16が設けられている。
また、インストルメントパネル19(図3参照)の下端部には、内装トリムの一例としてのインストルメントパネルアンダーカバー(以下「インパネアンダーカバー」という)20が一体的に設けられている。インパネアンダーカバー20は、車幅方向に延在しており(車幅方向が長手方向とされており)、その車幅方向内側における後部には、例えば矩形状の開口部20Aが形成されている。
図2(A)に示されるように、インパネアンダーカバー20の前方側の周縁部22における端面22Aは、ダッシュインナサイレンサ16の後面16Aと、前後方向に沿った僅かな隙間S1を有して対向している。そして、その周縁部22における上面(表裏一方の面)22Uには、その周縁部22とで断面二股状をなす分岐壁24が車幅方向(インパネアンダーカバー20の長手方向)に亘って一体に形成されている。
つまり、その周縁部22と分岐壁24とで、断面略「Y」字状をなす防音構造10が構成されている。なお、分岐壁24が形成される位置(断面視での分岐壁24の突出長さ)及び周縁部22の上面22Uに対する分岐壁24の傾斜角度等は、消音したい騒音の周波数等に応じて適宜設定されるようになっている。
また、図2(B)に示されるように、車両12に設けられた壁状部材の一例としての四角筒状のダクト18が、上方側から開口部20A内へ臨んでいる。すなわち、ダクト18の下端部18Dが開口部20Aに挿入されており、そのダクト18の下端部18Dにおける周面18Aと、その周面18Aと対向する開口部20Aの周縁部26における端面26Aとの間に周方向に亘って略一定の僅かな隙間S2が形成されている。
そして、その周縁部26における上面(表裏一方の面)26Uには、その周縁部26とで断面二股状をなす分岐壁28が周方向全体に亘って一体に形成されている。つまり、その周縁部26と分岐壁28とで、断面略「Y」字状をなす防音構造10が構成されている。なお、分岐壁28が形成される位置(断面視での分岐壁28の突出長さ)及び周縁部26の上面26Uに対する分岐壁24の傾斜角度等は、消音したい騒音の周波数等に応じて適宜設定されるようになっている。
また、図1に示されるように、車室Cbの車幅方向中央部には、前後方向に延在する内装トリムの一例としての左右一対のトンネルサイドガーニッシュ30が設けられている。図2(C)に示されるように、トンネルサイドガーニッシュ30の前方側の周縁部32における端面32Aも、ダッシュインナサイレンサ16の後面16Aと、前後方向に沿った僅かな隙間S3を有して対向している。
そして、その周縁部32における内面(表裏一方の面)32Nには、その周縁部32とで断面二股状をなす分岐壁34が周縁部32の高さ方向全体に亘って一体に形成されている。つまり、その周縁部32と分岐壁34とで、断面略「Y」字状をなす防音構造10が構成されている。なお、分岐壁34が形成される位置(断面視での分岐壁34の突出長さ)及び周縁部32の内面32Nに対する分岐壁24の傾斜角度等は、消音したい騒音の周波数等に応じて適宜設定されるようになっている。
以上のような構成とされた本実施形態に係る車両12の防音構造10において、次にその作用について説明する。
図2(A)に示されるように、エンジンコンパートメントEcから伝達されるエンジン音(電気自動車の場合はモーター音)等の騒音は、ダッシュインナサイレンサ16の後面16Aとインパネアンダーカバー20の周縁部22における端面22Aとの隙間S1から車室Cb内へ入り込む。ここで、その周縁部22の上面22Uには、その周縁部22とで断面二股状をなす分岐壁24が一体に形成されている。
したがって、エンジン音(モーター音)等の騒音が、その隙間S1を通る際、周縁部22と分岐壁24との間に入り込むことにより、減衰又は干渉される。すなわち、周縁部22と分岐壁24との間に騒音が分流されることにより、その騒音が周縁部22と分岐壁24との間で減衰したり(図2(A)参照)、経路の異なる騒音同士が音波干渉したり(図2(C)参照)する。
これにより、その隙間S1を通って車室Cb内へ漏洩する騒音を低減(消音)させることができる。つまり、ダッシュインナサイレンサ16の後面16Aとインパネアンダーカバー20の周縁部22における端面22Aとの間に隙間S1があっても、車室Cb内への音漏れを低減させることができる。よって、車室Cb内の快適性を向上させることができる。
一方、図2(B)に示されるように、電気自動車(BEV)の場合、その車室Cbのフロア13(図3参照)の下部から伝達される、バッテリ(図示省略)の壁面で反射されたモーター音の反射音(放射音)等の騒音が、ダクト18の周面18Aとインパネアンダーカバー20の開口部20Aの周縁部26における端面26Aとの隙間S2から車室Cb内へ入り込む。ここで、その周縁部26の上面26Uには、その周縁部26とで断面二股状をなす分岐壁28が一体に形成されている。
したがって、バッテリの壁面で反射されたモーター音の反射音等の騒音が、その隙間S2を通る際、周縁部26と分岐壁28との間に入り込むことにより、減衰又は干渉される。すなわち、周縁部26と分岐壁28との間に騒音が分流されることにより、その騒音が周縁部26と分岐壁28との間で減衰したり(図2(A)参照)、経路の異なる騒音同士が音波干渉したり(図2(C)参照)する。
これにより、その隙間S2を通って車室Cb内へ漏洩する騒音を低減(消音)させることができる。つまり、ダクト18の周面18Aとインパネアンダーカバー20の開口部20Aの周縁部26における端面26Aとの間に隙間S2があっても、車室Cb内への音漏れを低減させることができる。よって、車室Cb内の快適性を向上させることができる。
更に、図2(C)に示されるように、電気自動車(BEV)の場合、その車室Cbのフロア13(図3参照)の下部から伝達される、バッテリ(図示省略)の壁面で反射されたモーター音の反射音(放射音)等の騒音は、ダッシュインナサイレンサ16の後面16Aとトンネルサイドガーニッシュ30の周縁部32における端面32Aとの隙間S3からも車室Cb内へ入り込む。ここで、その周縁部32の内面32Nには、その周縁部32とで断面二股状をなす分岐壁34が一体に形成されている。
したがって、バッテリの壁面で反射されたモーター音の反射音等の騒音が、その隙間S3を通る際、周縁部32と分岐壁34との間に入り込むことにより、減衰又は干渉される。すなわち、周縁部32と分岐壁34との間に騒音が分流されることにより、その騒音が周縁部32と分岐壁34との間で減衰したり(図2(A)参照)、経路の異なる騒音同士が音波干渉したり(図2(C)参照)する。
これにより、その隙間S3を通って車室Cb内へ漏洩する騒音を低減(消音)させることができる。つまり、ダッシュインナサイレンサ16の後面16Aとトンネルサイドガーニッシュ30の周縁部32における端面32Aとの間に隙間S3があっても、車室Cb内への音漏れを低減させることができる。よって、車室Cb内の快適性を向上させることができる。
なお、図示は省略するが、周縁部22と分岐壁24との間、周縁部26と分岐壁28との間、周縁部32と分岐壁34との間に、それぞれウレタンフォーム等の吸音材を設けるようにしてもよい。これによれば、車室Cb内への音漏れをより一層低減させることができる。また、本実施形態に係る防音構造10の場合、隙間S1、S2、S3から入り込む騒音を低減させるための防音材等を、その隙間S1、S2、S3を埋めるように別途追加する必要がないため、コストの増加及び重量の増加を抑制することもできる。
また、分岐壁24は、周縁部22の上面22Uに形成され、分岐壁28は、周縁部26の上面26Uに形成され、分岐壁34は、周縁部32の内面32Nに形成されている。したがって、分岐壁24、分岐壁28、分岐壁34は、それぞれ車両12の外部(底部)から見えない。つまり、分岐壁24、分岐壁28、分岐壁34を設けても、車両12の外観が損なわれるおそれがない。
(変形例)
また、本実施形態に係る防音構造10は、次のような使い方もできる。すなわち、例えば図3に示されるように、ダッシュインナサイレンサ16の所定の部位に、後方へ向けて突出するスタッド等の係止部材17を車幅方向に所定の間隔を空けて複数設け、インパネアンダーカバー20の周縁部22に形成された分岐壁24の周縁部22側を、各係止部材17に係止させる。これによれば、インパネアンダーカバー20の脱落を防止することができる。つまり、分岐壁24は、インパネアンダーカバー20の脱落防止用の被係止部として活用することもできる。
以上、本実施形態に係る車両12の防音構造10について、図面を基に説明したが、本実施形態に係る防音構造10は、図示のものに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、適宜設計変更可能なものである。例えば、分岐壁を形成する内装トリムは、図示のインパネアンダーカバー20やトンネルサイドガーニッシュ30に限定されるものでない。また、車両12の外観を損なわないのであれば、分岐壁24、28は、周縁部22、26の下面に形成されていてもよい。同様に、分岐壁34は、周縁部32の外面に形成されていてもよい。
10 防音構造
12 車両
16 ダッシュインナサイレンサ(壁状部材)
18 ダクト(壁状部材)
20 インパネアンダーカバー(内装トリム)
22 周縁部
24 分岐壁
26 周縁部
28 分岐壁
30 トンネルサイドガーニッシュ(内装トリム)
32 周縁部
34 分岐壁

Claims (1)

  1. 内装トリムに形成され、車両に設けられた壁状部材に対して隙間を有して端面が対向する周縁部と、
    前記周縁部における表裏一方の面に形成され、前記周縁部とで断面二股状をなす分岐壁と、
    を備えた車両の防音構造。
JP2022122998A 2022-08-01 2022-08-01 車両の防音構造 Pending JP2024020093A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022122998A JP2024020093A (ja) 2022-08-01 2022-08-01 車両の防音構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022122998A JP2024020093A (ja) 2022-08-01 2022-08-01 車両の防音構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2024020093A true JP2024020093A (ja) 2024-02-14

Family

ID=89853990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022122998A Pending JP2024020093A (ja) 2022-08-01 2022-08-01 車両の防音構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2024020093A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107161061B (zh) 汽车的隔音构造
JP5574249B2 (ja) 車体後部構造
JP2010163039A (ja) 車体床部構造
JP2007098976A (ja) シートを備えた車両の車体構造
JP4252594B2 (ja) 自動車用の室内取外し式部品
JP4924739B2 (ja) 自動車の車体構造
JP7052403B2 (ja) 車両
JP2024020093A (ja) 車両の防音構造
JP4257651B2 (ja) 車両内装部材
EP1508506A2 (en) Automotive floor panel structure
JP4752449B2 (ja) 車両用吸音材
JP5421758B2 (ja) 車両用隔壁
KR20110000431A (ko) 자동차의 대쉬패널
EP1508507B1 (en) Automotive floor panel structure
JP2006151104A (ja) 車体の制振構造
JP7338231B2 (ja) 電動車両の下部車体構造
JP2015089795A (ja) 車両用ドア
JP6543106B2 (ja) 吸音材
CN218258024U (zh) 车辆隔音结构
JP2022178786A (ja) 乗物用内装材
JP2020185906A (ja) 電動車両の下部車体構造
JP2005186837A (ja) フロアパネル
JP6594145B2 (ja) スピーカの配置構造
JP2006347284A (ja) 車両用内装材
JP2007106300A (ja) 車両用遮音装置