JP2024020005A - 酸性染毛料 - Google Patents

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Abstract

【課題】塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが良い酸性染毛料を提供する。【解決手段】(A)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、ポリアクリロイルジメチルタウリンナトリウムまたはポリアクリレートクロスポリマー-11より選択される1種以上および(B)キサンタンガムを含有し、(A)成分の含有量が0.3~5.6質量%であり、(B)成分の含有量が0.15~1.5質量%であり、(A)成分と(B)成分の質量比(A)/(B)が0.75~14である酸性染毛料。【選択図】なし

Description

本発明は、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが良い酸性染毛料に関するものである。
毛髪を染色する化粧料の一種である酸性染毛料(いわゆるヘアマニキュア)は、負に帯電する酸性染料を含有し、正に帯電する毛髪とイオン結合することにより染毛する。酸性染毛料は、染毛の発色力が優れ、毛髪へのダメージが少ないといったメリットを有するため、白髪染めやファッションカラーとして広く利用されている。酸性染毛料は、白髪やダメージを負っている脱色毛などの毛髪に塗布されることが多いため、毛髪に塗布しにくく、洗い流し時の毛髪がきしんで指通りが悪くなる場合があった。
塗布のしやすさが良好な酸性染毛料としては、アクリル酸系ポリマーとキサンタンガムを含有する酸性染毛料が開示されている(特許文献1)。また、洗髪時のきしみ感を軽減する酸性染毛料としては、アニオン性高分子とアミドアミン化合物を含有する酸性染毛料が開示されている(特許文献2)。
特開2008-63312号公報 特開2011-98943号公報
しかし、特許文献1および特許文献2においては、特定のポリマーや高分子を酸性染毛料に含有することによって、塗布性や洗い流し時における毛髪の指通りの良さに関して検討されているが、タオルドライ後における毛髪の指通りに関しては十分に満足するものではなく、検討の余地があった。
従って、本発明の課題は、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが良い酸性染毛料を提供することである。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、(A)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、ポリアクリロイルジメチルタウリンナトリウムまたはポリアクリレートクロスポリマー-11より選択される1種以上および(B)キサンタンガムを含有し、(A)成分の含有量が0.3~5.6質量%であり、(B)成分の含有量が0.15~1.5質量%であり、(A)成分と(B)成分の質量比(A)/(B)が0.75~14である酸性染毛料を提供することによって、本発明に至った。
本発明により、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが良い酸性染毛料を提供する。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、含有量を示す単位は、特に明記しない限り全て質量%である。
本発明は、(A)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、ポリアクリロイルジメチルタウリンナトリウムまたはポリアクリレートクロスポリマー-11より選択される1種以上および(B)キサンタンガムを含有し、(A)成分の含有量が0.3~5.6質量%であり、(B)成分の含有量が0.15~1.5質量%であり、(A)成分と(B)成分の質量比(A)/(B)が0.75~14である酸性染毛料である。
本発明における酸性染毛料は、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りの良さの観点から、(A)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、ポリアクリロイルジメチルタウリンナトリウムまたはポリアクリレートクロスポリマー-11より選択される1種以上を含有する。中でも、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りを向上させる観点から、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマーまたは(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマーより選択される1種以上が好ましく、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマーがより好ましい。
本発明に用いる(A)成分のうち、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマーの市販品としては、例えば、ARISTOFLEX AVC(クラリアント社製)が挙げられ、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマーの市販品としては、例えば、ARISTOFLEX HMB(クラリアント社製)が挙げられ、ポリアクリロイルジメチルタウリンナトリウムの市販品としては、例えば、ARISTOFLEX SILK(クラリアント社製)が挙げられ、ポリアクリレートクロスポリマー-11の市販品としては、例えば、ARISTOFLEX VELVET(クラリアント社製)が挙げられる。
本発明に用いる(A)成分の含有量は、0.3~5.6%、好ましくは0.6~4.4%、より好ましくは1~3.4%が良い。(A)成分の含有量が0.3%未満または5.6%を超えた場合、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが悪くなる。
本発明における酸性染毛料は、塗布性およびタオルドライ後における毛髪の指通りの良さの観点から成分(B)キサンタンガムを含有する。
本発明に用いる(B)成分の含有量は、0.15~1.5%、好ましくは0.19~1%、より好ましくは0.25~0.8%が良い。(B)成分の含有量が0.15%未満または1.5%を超えた場合、塗布性およびタオルドライ後における毛髪の指通りが悪くなる。
本発明における(A)成分と(B)成分の質量比(A)/(B)は、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りの良さの観点から、0.75~14、好ましくは1.5~11、より好ましくは2.5~8.5が良い。(A)/(B)が0.75未満または14を超えた場合、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが悪くなる。
本発明における酸性染毛料の剤型は、特に限定されないが、毛髪への塗布のしやすさの観点から、ジェル、クリーム、乳液または液体などが好ましい。中でも、塗布時における垂れ落ちの観点から、ジェルまたはクリームがより好ましく、ジェルがさらに好ましい。
本発明における酸性染毛料の20℃条件下における粘度は、特に限定されないが、経時安定性の観点から、20,000mPa・s以上であることが好ましい。
本発明における20℃条件下における粘度は、常法により調製した酸性染毛料をサンプル瓶(食品140:第一硝子社製)に120g充填し、20℃で24時間静置した後に、B型粘度計(モデル:デジタル粘度計TVB-10M、東機産業社製)により、M4号ローターを用いて6rpmで1分間回転させて測定したものである。
本発明における酸性染毛料の20℃条件下におけるpHは、特に限定されないが、染毛性の観点から、2~5であることが好ましい。
本発明における20℃条件下におけるpHは、常法により調製した酸性染毛料をサンプル瓶(食品140:第一硝子社製)に120g充填し、20℃で24時間静置した後に、ガラス電極式水素イオン濃度指示計(F-71、堀場製作所社製)を用いて原液のpHを測定したものである。
本発明における酸性染毛料を充填する容器は、特に限定されないが、酸性染毛料がジェル、クリーム、乳液または液体であることが好ましいことから、チューブ容器、ジャー容器、ポンプ容器、パウチフィルム容器またはエアゾール容器などが好ましい。
本発明における酸性染毛料は、前記必須(A)成分および(B)成分の他に、本発明の効果を損なわない範囲で、油剤、高級アルコール、脂肪酸、界面活性剤、pH調整剤、増粘剤、溶剤、保湿剤、ビタミン類、防腐剤、抗炎症剤、抗菌剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、紫外線散乱剤、顔料、キレート剤、抽出液、精油、発酵液、湿潤剤、噴射剤、発泡剤、着色剤および香料などを含有することができる。これらは1種以上を選択して含有しても良い。
本発明における酸性染毛料は、酸性染料を配合せずに調製し、リンスオフのトリートメントとして使用しても良い。また、染毛力を調整する目的で、本発明における酸性染毛料と酸性染料を配合せずに調製した酸性染毛料を任意の比率で混合し、使用しても良い。
本発明における酸性染毛料の使用方法は、特に限定されないが、乾いた状態または濡れた状態の毛髪に、櫛または手袋を装着した手で塗布し、一定時間放置後、流水で洗い流して仕上げる。洗い流し時、必要に応じてシャンプーなどで洗浄しても良い。酸性染毛料が皮膚に付着すると、皮膚が染まって落ちづらいため、櫛または手袋を使用することが好ましい。また、本発明における酸性染毛料を塗布する毛髪は、特に限定されないが、バージン毛(ブリーチ、ヘアカラー、パーマなどの薬剤処理を行っていない毛髪)、白髪、ブリーチ毛、カラーリング毛(ヘアカラー、ヘアマニキュア、カラートリートメントなどで染毛した毛髪)、パーマ処理毛などが挙げられ、複数の状態の毛髪が混合された毛髪でも良い。
以下に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、これらは本発明を何ら限定するものではない。本明細書に示す評価試験において、酸性染毛料に含まれる成分およびその含有量を種々変更しながら実施した。各成分の含有量を示す単位は全て質量%であり、これを常法にて調製した。
(評価方法)
パネラー10名が、評価用ウィッグ(人毛白髪50%MIX、クィーン・カットNo775SW、ビューラックス社製)に、実施例および比較例で得られた各酸性染毛料100gを評価用ウィッグに手袋をした手で均一に塗布し、塗布性の良さを評価した。また、塗布終了してから15分放置後、すすぎ残し感がなくなるまで40℃の流水で十分に洗い流し、洗い流し時における毛髪の指通りの良さを評価した。さらに、タオルドライを行った後、毛髪の指通りの良さを評価した。
各パネラーが項目毎に5点(非常に良好)、4点(より良好)、3点(良好)、2点(不良)、1点(非常に不良)の5段階で評価して全員の平均点を算出した後、下記判定基準に従って判定した。
(平均点の判定基準)
4.0点以上 : 5
3.5点以上4.0点未満 : 4
3.0点以上3.5点未満 : 3
2.0点以上3.0点未満 : 2
2.0点未満 : 1
(第1評価試験)
第1評価試験において、常法にて調製された酸性染毛料の、(A)成分の含有量、種類および(A)/(B)に関して酸性染毛料を評価した。表1および表2に、酸性染毛料の成分とその含有量、および評価結果を示す。
Figure 2024020005000001
Figure 2024020005000002
表1に示す実施例1~10より、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りの良さに関して、良好な結果を得た。
(第2評価試験)
第2評価試験において、常法にて調製された酸性染毛料の、(B)成分の含有量および(A)/(B)に関して酸性染毛料を評価した。表3および表4に、酸性染毛料の成分とその含有量、および評価結果を示す。
Figure 2024020005000003
Figure 2024020005000004
表3に示す実施例11~17より、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りの良さに関して、良好な結果を得た。
以下に、常法にて調製された酸性染毛料の実施例18を記載する。
実施例18により得られた酸性染毛料は、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りの良さに関して、良好な結果を得た。
<実施例18>
成 分 含有量(%)
(A)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/
ビニルピロリドン)コポリマー ※1 2.10
(B)キサンタンガム 0.40
エタノール 22.00
t-ブタノール 0.05
ベンジルアルコール 8.00
グリコール酸 3.00
黄4 0.10
赤106 0.10
青1 0.10
黄5 0.10
赤227 0.10
黄403(1) 0.10
紫401 0.10
黒401 0.10
橙205 0.10
赤504 0.10
香料 0.10
1,3-ブチレングリコール 1.00
クエン酸 0.01
クエン酸ナトリウム 0.01
アルガニアスピノサ核油 0.01
加水分解ダイズタンパク 0.01
セージ葉エキス 0.01
水溶性コラーゲン 0.01
ツバキ種子油 0.01
ローヤルゼリーエキス 0.01
加水分解シルク 0.01
加水分解コンキオリン 0.01
ホホバ種子油 0.01
イソステアロイル加水分解コラーゲン・アミノメチルプロパンジオール塩 0.01
菱マンガン鉱抽出物 0.01
フェノキシエタノール 0.01
ソルビン酸 0.01
水酸化カリウム pH3.0に調整
精製水 残 分
合 計 100.0
粘度(20℃) 35,000mPa・s
pH(20℃) 3.0
※1 ARISTOFLEX AVC(クラリアント社製)
本発明は、塗布性、洗い流し時における毛髪の指通りおよびタオルドライ後における毛髪の指通りが良い酸性染毛料を提供できる。

Claims (1)

  1. (A)(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/ビニルピロリドン)コポリマー、(アクリロイルジメチルタウリンアンモニウム/メタクリル酸ベヘネス-25)クロスポリマー、ポリアクリロイルジメチルタウリンナトリウムまたはポリアクリレートクロスポリマー-11より選択される1種以上および(B)キサンタンガムを含有し、(A)成分の含有量が0.3~5.6質量%であり、(B)成分の含有量が0.15~1.5質量%であり、(A)成分と(B)成分の質量比(A)/(B)が0.75~14である酸性染毛料。
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