JP2024008026A - ジャケット構造体 - Google Patents

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【課題】疲労強度及び終局強度の両方に対して十分な性能を担保しつつ、経済的なジャケット構造体を提供する。【解決手段】洋上風車を支持するトランジションピース10と、トランジションピース10を支持する第1の鋼管レグ21と、トランジションピース10を支持する第2の鋼管レグ22と、第1の鋼管レグ21と第2の鋼管レグ22とを接続する斜めブレース30と、を備えるジャケット構造体100であって、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と斜めブレース30の上端との交点を含む上段部分Uと、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と斜めブレース30の下端との交点を含む下段部分Lと、のうち、疲労荷重が支配的であるものについては、第1鋼材が使用され、終局荷重が支配的であるものについては、第1鋼材より高強度な第2鋼材が使用される、ことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、ジャケット構造体に関する。
風力発電に用いられる風車等を洋上に配置するために、鋼管を組み合わせたジャケット構造体を用いることがある。
特許文献1では、地震時への対策として、杭ガイド兼用主部材の内部に補強部が設けられているジャケット構造体が開示されている。
特許文献2では、風車の振動による繰り返し荷重への対策として、鋼管杭と、鋼製外管との溶接箇所を減少させた接合構造が開示されている。
特許文献3では、ジャケットと杭の合理的設計を可能とするため、水底地盤から所要高さ以上に突出するシアキー付杭を、杭径より内径を大きくしたレグ下部に挿入させ、この結合部のレグ内周と杭外周間の所定長さにグラウト材を充填して結合した構造が開示されている。
特開2004-11363号公報 国際公開第2012/118186号 特開2003-221816号公報
ジャケットのキャンは、1種類の鋼材で構成されることが多い。洋上風車を支持するジャケット構造体においては、疲労強度が支配要因となる部位と、終局強度が支配要因となる部位と、が混在することがある。キャンの板厚を大きくすると、終局強度と疲労強度の両方を向上させることができる。キャンの鋼材を強度の高いものに変更すると、終局強度を向上させることができるが、疲労強度を向上させることができない。キャンの終局強度を向上させるには、板厚を大きくすることよりも、鋼材を強度の高いものとする方が一般的に経済的となる。このとき、終局強度に対応するために強度の高い鋼材を選択し、疲労強度に対応するために板厚を大きくすると、部位によっては過剰な性能を有することとなり、不経済となる課題がある。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、疲労強度及び終局強度の両方に対して十分な性能を担保しつつ、経済的なジャケット構造体を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提案している。
本発明の態様1は、洋上風車を支持するトランジションピースと、前記トランジションピースを支持する第1の鋼管レグと、前記トランジションピースを支持する第2の鋼管レグと、前記第1の鋼管レグと前記第2の鋼管レグとを接続する斜めブレースと、を備えるジャケット構造体であって、前記第1の鋼管レグの部分であって、前記第1の鋼管レグと前記斜めブレースの上端との交点を含む上段部分と、前記第2の鋼管レグの部分であって、前記第2の鋼管レグと前記斜めブレースの下端との交点を含む下段部分と、のうち、疲労荷重が支配的であるものについては、第1鋼材が使用され、終局荷重が支配的であるものについては、前記第1鋼材より高強度な第2鋼材が使用される、ことを特徴とする。
この発明によれば、上段部分と、下段部分と、のうち、疲労荷重が支配的であるものについては、第1鋼材が使用され、終局荷重が支配的であるものについては、第1鋼材より高強度な第2鋼材が使用される。これにより、例えば、1種類の鋼材によって第1の鋼管レグを形成することで、上段部分及び下段部分が同じ鋼材となる場合と比較して、疲労強度及び終局強度の両方に対して十分な性能を担保しつつ、第1の鋼管レグの各部位の性能を柔軟に設定することができる。よって、第1の鋼管レグの性能が過剰となることを防ぎ、経済的な構造とすることができる。
本発明の態様2は、態様1のジャケット構造体において、前記終局荷重が支配的であるものの厚さは、前記疲労荷重が支配的であるものの厚さより、厚い、ことを特徴とする。
この発明によれば、終局荷重が支配的であるものの厚さは、疲労荷重が支配的であるものの厚さより、厚い。ここで、終局荷重が支配的であるものに対して高強度な第2鋼材を用いる際、適用する鋼材の価格によっては、却って不経済となることがある。これに対し、第1の鋼管レグの終局荷重が支配的である部位の厚さを厚くすることで、必要以上に高価な鋼材を用いることなく、必要な終局強度を担保することができる。また、例えば、構造上の理由等によって、高強度の材料を用いるのみでは十分な終局強度を得ることができない場合において、十分な終局強度を得ることができる。
本発明の態様3は、態様1のジャケット構造体において、前記終局荷重が支配的であるものの厚さは、前記疲労荷重が支配的であるものの厚さより、薄い、ことを特徴とする。
この発明によれば、終局荷重が支配的であるものの厚さは、疲労荷重が支配的であるものの厚さより、薄い。例えば、第1の鋼管レグの終局荷重が支配的である部位に高強度の材料を用いた場合において、疲労荷重が支配的である部位よりも厚さを薄くすることで、必要最小限の終局強度とすることができる。よって、より経済的な第1の鋼管レグとすることができる。
本発明の態様4は、態様1から態様3のいずれか一つのジャケット構造体において、前記上段部分と前記下段部分との一方は、前記疲労荷重が支配的であり、前記第1鋼材が使用され、前記上段部分と前記下段部分との他方は、前記終局荷重が支配的であり、前記第2鋼材が使用される、ことを特徴とする。
この発明によれば、上段部分と下段部分との一方は、疲労荷重が支配的であり、第1鋼材が使用され、上段部分と下段部分との他方は、終局荷重が支配的であり、第2鋼材が使用される。つまり、終局荷重が支配的である部位には、疲労荷重が支配的である部位よりも高強度な鋼材を用いる。このように、例えば、地盤条件を含む設計条件に合わせて用いる材料を部位ごとに適宜選択することで、効率的に第1の鋼管レグに求められる性能を担保することができる。よって、経済的な第1の鋼管レグとすることができる。
本発明の態様5は、態様4のジャケット構造体において、前記上段部分は、前記疲労荷重が支配的であり、前記第1鋼材が使用され、前記下段部分は、前記終局荷重が支配的であり、前記第2鋼材が使用される、ことを特徴とする。
例えば、洋上風車のサイズが大きいと、洋上風車の回転に伴う揺れが激しくなるので、上段部分において疲労荷重が支配的になり、下段部分において終局荷重が支配的となる。これに対し、上段部分は、第1鋼材が使用され、下段部分は、第2鋼材が使用される。これにより、洋上風車及びトランジションピースの総重量が比較的大きい場合に対応することができる。
本発明の態様6は、態様4のジャケット構造体において、前記上段部分は、前記終局荷重が支配的であり、前記第2鋼材が使用され、前記下段部分は、前記疲労荷重が支配的であり、前記第1鋼材が使用される、ことを特徴とする。
例えば、洋上風車のサイズが小さいと、洋上風車の回転に伴う揺れが小さくなるので、上段部分において終局荷重が支配的になり、下段部分において疲労荷重が支配的となる。これに対し、上段部分は、第2鋼材が使用され、下段部分は、第1鋼材が使用される。これにより、洋上風車及びトランジションピースの総重量が比較的小さい場合に対応することができる。
本発明の態様7は、態様1から態様6のいずれか一つのジャケット構造体において、前記下段部分の外径は、前記上段部分の外径より、大きい、ことを特徴とする。
この発明によれば、下段部分の外径は、上段部分の外径より、大きい。このように、例えば、下段部分の内径を保ちつつ、外径を大きくすることで、下段部分の厚さを大きくする。これにより、下段部分の外径を保ちつつ、内径を小さくすることで厚さを大きくする場合と比較して、より効率的に終局強度を向上させることができる。
本発明の態様8は、態様1から態様7のいずれか一つのジャケット構造体において、前記第2鋼材は、SM490Y、SM520のいずれかである、ことを特徴とする。
この発明によれば、第2鋼材は、SM490Y又はSN490Yである。これにより、第2鋼材を十分な強度とすることができる。
本発明の態様9は、態様1から態様7のいずれか一つのジャケット構造体において、前記第2鋼材は、BTHT-440である、ことを特徴とする。
この発明によれば、第2鋼材は、BTHT-440である。これにより、第2鋼材を十分な強度とすることができる。
本発明の態様10は、態様1から態様9のいずれか一つのジャケット構造体において、前記下段部分は、2つの、断面円弧状の板状部材である円弧状部材と、前記2つの円弧状部材とが接合される溶接線と、を備え、前記溶接線と、前記第1の鋼管レグと前記斜めブレースの下端との交点とは、交わらない、ことを特徴とする。
この発明によれば、溶接線と、第1の鋼管レグと斜めブレースの下端との交点とは、交わらない。これにより、例えば、溶接線と前記交点とが交わることによって、ジャケット構造体の強度に影響が及ぶことを避けることができる。
本発明の態様11は、態様1から態様10のいずれか一つのジャケット構造体において、前記上段部分の外径は、前記第1の鋼管レグの部分であって前記上段部分の周辺の部分の外径より、大きく、前記下段部分の外径は、前記第2の鋼管レグの部分であって前記下段部分の周辺の部分の外径より、大きい、ことを特徴とする。
この発明によれば、上段部分の外径は、第1の鋼管レグの部分であって上段部分の周辺の部分の外径より、大きく、下段部分の外径は、第2の鋼管レグの部分であって下段部分の周辺の部分の外径より、大きい。これにより、例えば、上段部分及び下段部分の厚さを大きくする際に、内径を保ちつつ、外径を大きくすることで、厚さを大きくすることができる。よって、外径を保ちつつ、内径を小さくすることで厚さを大きくする場合と比較して、より効率的に終局強度を向上させることができる。
本発明によれば、疲労強度及び終局強度の両方に対して十分な性能を担保しつつ、経済的なジャケット構造体を提供することができる。
本発明に係るジャケット構造体の斜視図である。 本発明に係るジャケット構造体の正面図である。 本発明に係るジャケット構造体の変形例である。 斜めブレースと鋼管レグとの接続部の拡大図の第1例である。 斜めブレースと鋼管レグとの接続部の拡大図の第2例である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るジャケット構造体100を説明する。
ジャケット構造体100は、図1及び図2に示すように、海底に打設された杭200と、洋上風車300とを接続する。これにより、ジャケット構造体100は、洋上において洋上風車300を支持する役割を有する。
(ジャケット構造体100の概要)
図1に示すように、ジャケット構造体100は、トランジションピース10と、鋼管レグ20と、斜めブレース30と、を備える。
トランジションピース10は、洋上風車300を支持する。トランジションピース10は、ジャケット構造体100の上端に配置され、洋上風車300の下端が接続される部位である。トランジションピース10は、平面視において十字状である。トランジションピース10の十字状の中央には、洋上風車300の下端が配置される。トランジションピース10の十字状の各外端には、鋼管レグ20が配置される。したがって、本実施形態において、鋼管レグ20は4つ設けられる。これに限らず、トランジションピース10は、平面視においてY字状であってもよい。つまり、鋼管レグ20は3つ設けられてもよい。
鋼管レグ20は、ジャケット構造体100の略鉛直方向に亘って複数設けられる。本実施形態において、鉛直方向とは、洋上風車300が設置される海面に直交する方向をいう。鋼管レグ20には、例えば鋼管が用いられる。本実施形態において、鋼管レグ20は4箇所設けられる。鋼管レグ20の上端にはトランジションピース10が接続される。鋼管レグ20の下端には接合部材40が接続される。鋼管レグ20の詳細については後述する。
斜めブレース30は、トランジションピース10において複数設けられた鋼管レグ20同士の間を接続する。具体的には、斜めブレース30は、後述する第1の鋼管レグ21と第2の鋼管レグ22とを接続する。これにより、斜めブレース30は、ジャケット構造体100を補強する。斜めブレース30には、例えば鋼管が用いられる。本実施形態において、斜めブレース30は、例えば、鋼管レグ20と鋼管レグ20との間において2本の鋼管によってX字状に構成される。斜めブレース30は、2本の鋼管によってX字状に構成されず、第1の鋼管レグ21と第2の鋼管レグ22との間において1本の鋼管のみによって構成されてもよい。図1及び図2に示すように、前記X字状は、例えば、ジャケット構造体100の鉛直方向において1段設けられる。あるいは、図3に示すように、斜めブレース30は、ジャケット構造体100の鉛直方向において2段設けられていてもよい。1本の鋼管のみによって構成される斜めブレース30が、鉛直方向に2段設けられてもよい。斜めブレース30は、ジャケット構造体100の鉛直方向において3段以上設けられていてもよい。1本の鋼管のみによって構成される斜めブレース30が、鉛直方向に3段以上設けられてもよい。
斜めブレース30が2段設けられている場合、図3に示すように、ジャケット構造体100において上側に位置する斜めブレース30を、上段斜めブレース31と呼称する。また、ジャケット構造体100において下側に位置する斜めブレース30を、下段斜めブレース32と呼称する。以下、上段斜めブレース31と下段斜めブレース32とを区別しない場合に、斜めブレース30と呼称することがある。
本実施形態において、斜めブレース30の各部位を以下のように呼称する。すなわち、斜めブレース30と鋼管レグ20との接続部のうち、上側に位置する部位を、斜めブレース30の上端と呼称する。斜めブレース30と鋼管レグ20との接続部のうち、下側に位置する部位を、斜めブレース30の下端と呼称する。
接合部材40は、ジャケット構造体100を複数の杭200に接合する。接合部材40は、鋼管レグ20の下端に設けられる。接合部材40は、スリーブ41と、接続部材42と、を含む。
スリーブ41は、ジャケット構造体100の備える複数の鋼管レグ20のうちの1つに対して複数設けられる。複数のスリーブ41のそれぞれには、杭200が挿入される。これにより、ジャケット構造体100と杭200とを接続する。
接続部材42は、鋼管レグ20の1つと、鋼管レグ20の1つに対して複数設けられたスリーブ41を接続する板状の部材である。すなわち、鋼管レグ20の1つ及び複数のスリーブ41は、接続部材42で接続される。
(鋼管レグ20の詳細)
次に、鋼管レグ20の詳細について説明する。なお、以下において、鋼管レグ20のうちの任意の1つを第1の鋼管レグ21と呼称する。鋼管レグ20のうち、周方向において第1の鋼管レグ21に隣り合う鋼管レグ20を、第2の鋼管レグ22と呼称する。ここで、周方向とは、トランジションピース10に接続される洋上風車300の下端の中心軸とした、ジャケット構造体100の周方向をいう。第1の鋼管レグ21及び第2の鋼管レグ22は、トランジションピース10を支持する。以下、第1の鋼管レグ21と第2の鋼管レグ22とを区別しない場合に、鋼管レグ20と呼称する。
図1及び図2に示すように、第1の鋼管レグ21は、第1上段部分21Uと、第1下段部分21Lと、を有する。
第1上段部分21Uは、いわゆるレグキャンである。すなわち、第1上段部分21Uは、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と斜めブレース30の上端との交点を含む部分である。具体的には、第1上段部分21Uは、前記交点から、第1の鋼管レグ21の長さ方向の両側に向かって、第1の鋼管レグ21に接続される斜めブレース30の径の1.5倍~2.0倍程度の長さだけ延びた領域をいう。
第1下段部分21Lは、いわゆるレグキャンである。すなわち、第1下段部分21Lは、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と斜めブレース30の下端との交点を含む部分である。具体的には、第1下段部分21Lは、前記交点から、第1の鋼管レグ21の長さ方向の両側に向かって、第1下段部分21Lの径の3倍~5倍程度の長さだけ延びた領域をいう。なお、第1下段部分21Lは、少なくともスリーブ41と同等以上の長さである。
斜めブレース30が鉛直方向に2段設けられている場合、第1の鋼管レグ21は以下のような構成となる。すなわち、図3に示すように、第1の鋼管レグ21は、第1上段部分21Uと、第1下段部分21Lと、第1中段部分21Mと、を有する。
第1上段部分21Uは、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と上段斜めブレース31の上端との交点を含む部分である。
第1下段部分21Lは、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と下段斜めブレース32の下端との交点を含む部分である。
第1中段部分21Mは、いわゆるレグキャンである。すなわち、第1中段部分21Mは、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と上段斜めブレース31の下端及び下段斜めブレース32の上端それぞれとの交点を含む部分である。具体的には、第1中段部分21Mは、前記交点から、第1の鋼管レグ21の長さ方向の両側に向かって、第1の鋼管レグ21の径の2.5倍~5.0倍程度の長さだけ延びた領域をいう。
なお、斜めブレース30が1本の鋼管のみによって構成されている場合、第1中段部分21Mは、第1の鋼管レグ21の部分であって、第1の鋼管レグ21と、上段斜めブレース31の下端又は下段斜めブレース32の上端の少なくともいずれかとの交点を含む部分である。
図1及び図2に示すように、第2の鋼管レグ22は、第2上段部分22Uと、第2下段部分22Lと、を有する。
第2上段部分22Uは、いわゆるレグキャンである。すなわち、第2上段部分22Uは、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と斜めブレース30の上端との交点を含む部分である。具体的には、第2上段部分22Uは、前記交点から、第2の鋼管レグ22の長さ方向の両側に向かって、第2の鋼管レグ22に接続される斜めブレース30の径の1.5倍~2.0倍程度の長さだけ延びた領域をいう。
第2下段部分22Lは、いわゆるレグキャンである。すなわち、第2下段部分22Lは、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と斜めブレース30の下端との交点を含む部分である。具体的には、第2下段部分22Lは、前記交点から、第2の鋼管レグ22の長さ方向の両側に向かって、第2下段部分22Lの径の3倍~5倍程度の長さだけ延びた領域をいう。なお、第2下段部分22Lは、少なくともスリーブ41と同等以上の長さである。
斜めブレース30が鉛直方向に2段設けられている場合、第2の鋼管レグ22は以下のような構成となる。すなわち、図3に示すように、第2の鋼管レグ22は、第2上段部分22Uと、第2下段部分22Lと、第2中段部分22Mと、を有する。
第2上段部分22Uは、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と上段斜めブレース31の上端との交点を含む部分である。
第2下段部分22Lは、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と下段斜めブレース32の下端との交点を含む部分である。
第2中段部分22Mは、いわゆるレグキャンである。すなわち、第2中段部分22Mは、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と上段斜めブレース31の下端及び下段斜めブレース32の上端それぞれとの交点を含む部分である。具体的には、第2中段部分22Mは、前記交点から、第2の鋼管レグ22の長さ方向の両側に向かって、第2の鋼管レグ22の径の2.5倍~5.0倍程度の長さだけ延びた領域をいう。
なお、斜めブレース30が1本の鋼管のみによって構成されている場合、第2中段部分22Mは、第2の鋼管レグ22の部分であって、第2の鋼管レグ22と、上段斜めブレース31の下端又は下段斜めブレース32の上端の少なくともいずれかとの交点を含む部分である。
斜めブレース30がジャケット構造体100の鉛直方向において1段設けられている場合、図2に示すように、第1上段部分21Uと第2下段部分22Lとは、斜めブレース30のうち、上端が第1上段部分21Uに接合され、且つ、下端が第2下段部分22Lに接合される。第2上段部分22Uと第1下段部分21Lとは、斜めブレース30のうち、上端が第2上段部分22Uに接合され、且つ、下端が第1下段部分21Lに接合される。
斜めブレース30がジャケット構造体100の鉛直方向において2段設けられている場合、図3に示すように、第1上段部分21Uと第2中段部分22Mとは、1本の鋼管で接続される。第2上段部分22Uと第1中段部分21Mとは、1本の鋼管で接続される。第1中段部分21Mと第2下段部分22Lとは、1本の鋼管で接続される。第2中段部分22Mと第1下段部分21Lとは、1本の鋼管で接続される。
以下において、第1上段部分21Uと第2上段部分22Uとを区別しない場合に、上段部分Uと呼称する。第1下段部分21Lと第2下段部分22Lとを区別しない場合に、下段部分Lと呼称する。第1中段部分21Mと第2中段部分22Mとを区別しない場合に、中段部分Mと呼称する。また、鋼管レグ20において、上段部分U、下段部分L、中段部分Mのいずれにも該当しない部分を、一般部分Gと呼称する。
ここで、鋼管レグ20の上段部分U、下段部分L、中段部分Mにおいて支配的になる荷重について、疲労荷重が支配的となる部分と、終局荷重が支配的となる部分と、が混在することがある。本実施形態において、支配的とは、例えば、鋼管レグ20の各部位において、破壊の主要な原因となりうることを示すものとする。つまり、疲労荷重が支配的であるとは、疲労の観点で決まる構造が終局で決まる構造よりも終局強度が高いことをいう。終局荷重が支配的であるとは、終局の観点で決まる構造が疲労で決まる構造よりも疲労強度が高いことをいう。
本実施形態において、疲労強度を検討する要素となる、鋼管レグ20に生じる疲労荷重は、例えば、洋上風車の回転によって生じる振動によって生じる繰り返し荷重によるものである。また、終局強度を検討する強度となる、鋼管レグ20への終局荷重は、例えば、地震入力によるものである。
鋼管レグ20は、洋上風車300の振動に対する疲労強度と、地震による入力に対する終局強度と、の両方を担保する必要がある。本実施形態では、これに対応するために、鋼管レグ20の各部分を形成する材料を適宜使い分ける。これにより、鋼管レグ20を効率的な構造として、経済的な鋼管レグ20とすることに寄与する。具体的には、以下の通りである。
すなわち、例えば、鋼管レグ20の各部分のうち、疲労荷重が支配的であるものについては、第1鋼材を使用する。鋼管レグ20の各部分のうち、終局荷重が支配的であるものについては、第1鋼材より高強度な第2鋼材を使用する。本実施形態において、高強度とは、降伏応力が大きいことをいうものとする。
鋼管レグ20は、例えば、第1鋼材又は第2鋼材からなる2つの円弧状部材を、溶接により接合することで形成される。円弧状部材とは、断面円弧状の板状部材である。つまり、鋼管レグ20は、2つの円弧状部材と、2つの円弧状部材とが接合される溶接線(不図示)と、を備える。このとき、2つの円弧状部材を接合する溶接線は、斜めブレース30の上端及び下端との交点とは、交わらないように配置することが好ましい。鋼管レグ20は、一枚の鋼板を曲げて円環断面を形成することによって形成されてもよい。この場合は、部材軸方向の溶接線は一本だけになっていてもよい。
第1鋼材には、比較的強度が低い鋼材として、例えば、JIS G3106に属する490N級炭素鋼が用いられる。具体的には、例えば、SM490、SN490が用いられる。
第2鋼材には、比較的強度が高い鋼材として、少なくとも降伏点が325N/mm以上の鋼材が用いられる。第2鋼材には、例えば、JIS G3106に属する490N級炭素鋼が用いられる。具体的には、例えば、SM490Y、SM520、SM570が用いられる。
第2鋼材には、建築構造用高降伏点鋼板が用いられてもよい。具体的には、例えば、BTHT-440が用いられてもよい。
また、第1鋼材によって疲労強度を担保する際、鋼材の厚さを大きくすることによって疲労強度を向上してもよい。言い換えれば、第1鋼材と第2鋼材とで同じ鋼材を用いて、厚さの違いのみによって第1鋼材と第2鋼材とを区別してもよい。
本実施形態において、上述のように鋼材を使い分ける部位は、上段部分U、下段部分L、中段部分Mに限るものとする。つまり、一般部分Gにおいては、共通の鋼材で統一するものとする。一般部分Gには、例えば、第1鋼材が用いられる。
また、斜めブレース30は、複数の鋼管レグ同士の間を補強する役割を有することから、疲労荷重が支配的である。よって斜めブレース30には、第1鋼材が使用される。
鋼管レグ20において、いずれの部分において疲労荷重又は終局荷重のいずれが支配的となるかは、例えば、地盤条件を含む設計条件によって変化する。
本実施形態において、例えば、上段部分U及び中段部分Mと、下段部分Lと、の一方は、疲労荷重が支配的であり、第1鋼材が使用される。上段部分U及び中段部分Mと、下段部分Lと、の他方は、終局荷重が支配的であり、第2鋼材が使用される。具体的には、以下のようになる。
例えば、洋上風車のサイズが大きいと、洋上風車の回転に伴う揺れが激しくなるので、上段部分U及び中段部分Mにおいて疲労荷重が支配的になり、下段部分Lにおいて終局荷重が支配的となる。この場合は、上段部分U及び中段部分Mに第1鋼材が使用され、下段部分Lに第2鋼材が使用される。
例えば、洋上風車のサイズが小さいと、洋上風車の回転に伴う揺れが小さくなるので、上段部分U及び中段部分Mにおいて終局荷重が支配的になり、下段部分Lにおいて疲労荷重が支配的となる。この場合は、上段部分U及び中段部分Mに第2鋼材が使用され、下段部分Lに第1鋼材が使用される。
また、上述したように、各部分の疲労強度は、鋼材の厚さを大きくすることで向上してもよい。このとき、各部分の具体的な板厚は、使用する鋼材の諸元と、鋼管レグ20の各部分に求められる疲労強度及び終局強度と、を考慮して適宜決定する。
例えば、終局荷重が支配的であるものの厚さを、疲労荷重が支配的であるものの厚さより厚くする。この態様は、求められる終局荷重に対して、高強度の材料を用いるのみでは十分な終局強度を得ることができない場合において好適である。
また、終局荷重が支配的であるものの厚さを、疲労荷重が支配的であるものの厚さより薄くしてもよい。この態様は、終局荷重が支配的である部位に高強度の第2鋼材を用いた場合において、必要最小限の終局強度として、より経済性を向上させる場合において好適である。
また、上段部分U、下段部分L、中段部分Mのそれぞれにおいて、部材の厚さを大きくする場合、以下のようにすることが好ましい。
すなわち、例えば、図4に示すように、上段部分Uの外径を、鋼管レグ20の部分であって上段部分Uの周辺の部分(一般部分G)の外径より大きくすることが好ましい。中段部分Mの外径を、鋼管レグ20の部分であって中段部分Mの周辺の部分(一般部分G)の外径より大きくすることが好ましい。
また、図5に示すように、下段部分Lの外径を、鋼管レグ20の部分であって下段部分Lの周辺の部分(一般部分G)の外径より大きくすることが好ましい。
つまり、部材の厚さを大きくする場合には、内径を保ちつつ、外径を大きくするようにすることが好ましい。
また、上段部分U、下段部分L、中段部分Mのそれぞれの外径は、同じであってもよいし、それぞれ異なっていてもよい。例えば、下段部分Lの外径は、上段部分U及び中段部分Mの外径より大きくてもよいし、小さくてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係るジャケット構造体100によれば、上段部分Uと、下段部分Lと、のうち、疲労荷重が支配的であるものについては、第1鋼材が使用され、終局荷重が支配的であるものについては、第1鋼材より高強度な第2鋼材が使用される。これにより、例えば、1種類の鋼材によって第1の鋼管レグ21を形成することで、上段部分U及び下段部分Lが同じ鋼材となる場合と比較して、疲労強度及び終局強度の両方に対して十分な性能を担保しつつ、第1の鋼管レグ21の各部位の性能を柔軟に設定することができる。よって、第1の鋼管レグ21の性能が過剰となることを防ぎ、経済的な構造とすることができる。
また、終局荷重が支配的であるものの厚さは、疲労荷重が支配的であるものの厚さより、厚い。ここで、終局荷重が支配的であるものに対して高強度な第2鋼材を用いる際、適用する鋼材の価格によっては、却って不経済となることがある。これに対し、第1の鋼管レグ21の終局荷重が支配的である部位の厚さを厚くすることで、必要以上に高価な鋼材を用いることなく、必要な終局強度を担保することができる。また、例えば、構造上の理由等によって、高強度の材料を用いるのみでは十分な終局強度を得ることができない場合において、十分な終局強度を得ることができる。
また、終局荷重が支配的であるものの厚さは、疲労荷重が支配的であるものの厚さより、薄い。例えば、第1の鋼管レグ21の終局荷重が支配的である部位に高強度の材料を用いた場合において、疲労荷重が支配的である部位よりも厚さを薄くすることで、必要最小限の終局強度とすることができる。よって、より経済的な第1の鋼管レグ21とすることができる。
また、上段部分Uと下段部分Lとの一方は、疲労荷重が支配的であり、第1鋼材が使用され、上段部分Uと下段部分Lとの他方は、終局荷重が支配的であり、第2鋼材が使用される。つまり、終局荷重が支配的である部位には、疲労荷重が支配的である部位よりも高強度な鋼材を用いる。このように、例えば、地盤条件を含む設計条件に合わせて用いる材料を部位ごとに適宜選択することで、効率的に第1の鋼管レグ21に求められる性能を担保することができる。よって、経済的な第1の鋼管レグ21とすることができる。
例えば、洋上風車300のサイズが大きいと、洋上風車300の回転に伴う揺れが激しくなるので、上段部分Uにおいて疲労荷重が支配的になり、下段部分Lにおいて終局荷重が支配的となる。これに対し、上段部分Uは、第1鋼材が使用され、下段部分Lは、第2鋼材が使用される。これにより、洋上風車300及びトランジションピース10の総重量が比較的大きい場合に対応することができる。
例えば、洋上風車300のサイズが小さいと、洋上風車300の回転に伴う揺れが小さくなるので、上段部分Uにおいて終局荷重が支配的になり、下段部分Lにおいて疲労荷重が支配的となる。これに対し、上段部分Uは、第2鋼材が使用され、下段部分Lは、第1鋼材が使用される。これにより、洋上風車300及びトランジションピース10の総重量が比較的小さい場合に対応することができる。
また、下段部分Lの外径は、上段部分Uの外径より、大きい。このように、例えば、下段部分Lの内径を保ちつつ、外径を大きくすることで、下段部分Lの厚さを大きくする。これにより、下段部分Lの外径を保ちつつ、内径を小さくすることで厚さを大きくする場合と比較して、より効率的に終局強度を向上させることができる。
また、第2鋼材は、SM490Y、SM520のいずれかである。これにより、第2鋼材を十分な強度とすることができる。
また、第2鋼材は、BTHT-440である。これにより、第2鋼材を十分な強度とすることができる。
また、溶接線と、第1の鋼管レグ21と斜めブレース30の下端との交点とは、交わらない。これにより、例えば、溶接線と前記交点とが交わることによって、ジャケット構造体100の強度に影響が及ぶことを避けることができる。
また、上段部分Uの外径は、第1の鋼管レグ21の部分であって上段部分Uの周辺の部分の外径より、大きく、下段部分Lの外径は、第2の鋼管レグ22の部分であって下段部分Lの周辺の部分の外径より、大きい。これにより、例えば、上段部分U及び下段部分Lの厚さを大きくする際に、内径を保ちつつ、外径を大きくすることで、厚さを大きくすることができる。よって、外径を保ちつつ、内径を小さくすることで厚さを大きくする場合と比較して、より効率的に終局強度を向上させることができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、地盤条件を含む設計条件によっては、上段部分U及び下段部分Lに同じ鋼材を使用して、中段部分Mのみ異なる鋼材を使用してもよい。また、中段部分M及び下段部分Lに同じ鋼材を使用して、上段部分Uのみ異なる鋼材を使用してもよい。
また、第1の鋼管レグ21と第2の鋼管レグ22の、互いに対応する部位において、異なる鋼材が用いられてもよい。例えば、第1の鋼管レグ21の第1上段部分21Uと、第2の鋼管レグ22の第2上段部分22Uとで、支配的要因が異なる場合は、それぞれの部分に異なる鋼材を用いてもよい。
また、第1鋼材と第2鋼材のみに限らず、例えば、より高強度の第3鋼材を用いてもよい。
第1の鋼管レグ21及び第2の鋼管レグ22と杭200との接合は、接合部材40を用いずに行われてもよい。例えば、第1の鋼管レグ21及び第2の鋼管レグ22の下端が、第1の鋼管レグ21及び第2の鋼管レグ22の外径より内径が大きな杭200に挿入されることで接合されてもよい。
その他、本発明の趣旨に逸脱しない範囲で、前記実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、前記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
10 トランジションピース
20 鋼管レグ
21 第1の鋼管レグ
22 第2の鋼管レグ
30 斜めブレース
31 上段斜めブレース
32 下段斜めブレース
100 ジャケット構造体
300 洋上風車
L 下段部分
U 上段部分

Claims (11)

  1. 洋上風車を支持するトランジションピースと、
    前記トランジションピースを支持する第1の鋼管レグと、
    前記トランジションピースを支持する第2の鋼管レグと、
    前記第1の鋼管レグと前記第2の鋼管レグとを接続する斜めブレースと、
    を備えるジャケット構造体であって、
    前記第1の鋼管レグの部分であって、前記第1の鋼管レグと前記斜めブレースの上端との交点を含む上段部分と、
    前記第2の鋼管レグの部分であって、前記第2の鋼管レグと前記斜めブレースの下端との交点を含む下段部分と、
    のうち、疲労荷重が支配的であるものについては、第1鋼材が使用され、終局荷重が支配的であるものについては、前記第1鋼材より高強度な第2鋼材が使用される、
    ことを特徴とするジャケット構造体。
  2. 前記終局荷重が支配的であるものの厚さは、前記疲労荷重が支配的であるものの厚さより、厚い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のジャケット構造体。
  3. 前記終局荷重が支配的であるものの厚さは、前記疲労荷重が支配的であるものの厚さより、薄い、
    ことを特徴とする請求項1に記載のジャケット構造体。
  4. 前記上段部分と前記下段部分との一方は、前記疲労荷重が支配的であり、前記第1鋼材が使用され、
    前記上段部分と前記下段部分との他方は、前記終局荷重が支配的であり、前記第2鋼材が使用される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のジャケット構造体。
  5. 前記上段部分は、前記疲労荷重が支配的であり、前記第1鋼材が使用され、
    前記下段部分は、前記終局荷重が支配的であり、前記第2鋼材が使用される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジャケット構造体。
  6. 前記上段部分は、前記終局荷重が支配的であり、前記第2鋼材が使用され、
    前記下段部分は、前記疲労荷重が支配的であり、前記第1鋼材が使用される、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジャケット構造体。
  7. 前記下段部分の外径は、前記上段部分の外径より、大きい、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジャケット構造体。
  8. 前記第2鋼材は、SM490Y、SM520のいずれかである、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジャケット構造体。
  9. 前記第2鋼材は、BTHT-440である、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジャケット構造体。
  10. 前記下段部分は、2つの、断面円弧状の板状部材である円弧状部材と、
    前記2つの円弧状部材とが接合される溶接線と、
    を備え、
    前記溶接線と、前記第1の鋼管レグと前記斜めブレースの下端との交点とは、交わらない、
    ことを特徴とする請求項4に記載のジャケット構造体。
  11. 前記上段部分の外径は、前記第1の鋼管レグの部分であって前記上段部分の周辺の部分の外径より、大きく、
    前記下段部分の外径は、前記第2の鋼管レグの部分であって前記下段部分の周辺の部分の外径より、大きい、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のジャケット構造体。
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