JP2024005698A - コネクタ - Google Patents

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Pengfei Lang
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • H01R13/629Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

【課題】レバーをハウジングに組み付ける際に正規位置にあるか否かを検知し得る。【解決手段】コネクタ10は、相手側ハウジング110と嵌合するハウジング20と、ハウジング20に対して回動開始位置と回動完了位置との間を回動可能に組み付けられ、回動開始位置から回動完了位置への回動によってハウジング20を相手側ハウジング110に嵌合させるレバー30と、レバー30をハウジング20に組み付ける際に、レバー30が回動開始位置にあるか否か検知する検知部70と、を備える。【選択図】図1

Description

本開示は、コネクタに関するものである。
特許文献1に開示されるレバー式コネクタは、互いに嵌合する第1ハウジング及び第2ハウジングと、第1ハウジングに取り付けられて初期位置と嵌合位置との間で回動可能なレバーと、第1ハウジングに取り付けられて嵌合開始位置と嵌合完了位置との間で平行移動可能なスライダと、を備えている。スライダには、嵌合開始位置にある状態で第2ハウジングに形成されたカムフォロアの進入を許容し、嵌合開始位置から嵌合完了位置へ移動する過程ではカムフォロアを摺接させるカム溝が設けられている。レバーを初期位置から嵌合位置に回動させることによってスライダを嵌合開始位置から嵌合完了位置まで移動させ、カムフォロアをカム溝に摺接させることで、第2ハウジングを第1ハウジングに引き寄せて嵌合させる。
特開2018-195400号公報
特許文献1のように、レバーと、レバーに従動する従動部材とを備える構成において、従動部材にレバーを組み付けようとする際に、従動部材に対するレバーの相対的な回動位置が正規位置(初期位置)に位置していない場合が想定される。このような場合、レバーを従動部材に組み付けた後、レバーを初期位置から嵌合位置に回動させたとしても、従動部材を嵌合完了位置まで移動できないおそれがある。この場合、両ハウジングが半嵌合状態になってしまう。
本開示のコネクタは、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、レバーをハウジングに組み付ける際に回動開始位置にあるか否かを検知し得ることを目的とする。
本開示のコネクタは、
相手側ハウジングと嵌合するハウジングと、
前記ハウジングに対して回動開始位置と回動完了位置との間を回動可能に組み付けられ、前記回動開始位置から前記回動完了位置への回動によって前記ハウジングを前記相手側ハウジングに嵌合させるレバーと、
前記レバーを前記ハウジングに組み付ける際に、前記レバーが前記回動開始位置にあるか否か検知する検知部と、
を備える。
本開示によれば、レバーをハウジングに組み付ける際に正規位置にあるか否かを検知し得る。
図1は、実施例1のコネクタの斜視図である。 図2は、コネクタの分解状態をあらわす斜視図である。 図3は、電線カバーに組み付けられたレバーが回動開始位置にある状態をあらわす側面図である。 図4は、回動開始位置にあるレバーをハウジング本体に組み付けた時の状態をあらわす側面図である。 図5は、ハウジング本体の側断面図である。 図6は、スライダが嵌合開始位置にあり、コネクタと相手側コネクタが嵌合する前の状態をあらわす側断面図である。 図7は、保持部による保持状態および保持が解除された状態をあらわす図6のA-A線拡大平断面図である。 図8は、コネクタと相手側コネクタが嵌合した状態をあらわす側断面図である。 図9は、電線カバーに組み付けられたレバーが回動開始位置からずれた位置にある状態をあらわす側面図である。 図10は、回動開始位置からずれた位置にあるレバーをハウジング本体に組み付けた時の状態をあらわす側面図である。 図11は、回動開始位置からずれた位置にあるレバーをハウジング本体に組み付けた時の、ピンに加わる力を説明する説明図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)相手側ハウジングと嵌合するハウジングと、
前記ハウジングに対して回動開始位置と回動完了位置との間を回動可能に組み付けられ、前記回動開始位置から前記回動完了位置への回動によって前記ハウジングを前記相手側ハウジングに嵌合させるレバーと、
前記レバーを前記ハウジングに組み付ける際に、前記レバーが前記回動開始位置にあるか否か検知する検知部と、
を備える。
本開示の構成によれば、レバーをハウジングに組み付ける際に、検知部によってレバーが回動開始位置にあるか否かを検知することができる。
(2)前記検知部は、前記レバーに設けられるピンと、前記ハウジングに設けられる溝部と、を有し、前記溝部は、前記回動開始位置にある前記レバーを前記ハウジングに組み付けるときの前記ピンの移動経路に沿って設けられていることが好ましい。この構成によれば、レバーをハウジングに組み付けるときに、レバーが回動開始位置にある場合、ピンが溝部内に入り込むことで、レバーが回動開始位置にあることを検知することができる。
(3)前記溝部は、前記レバーの回動に伴う前記ピンの移動経路に沿って湾曲する円弧状部分を具備することが好ましい。この構成によれば、ピンの移動経路を含む広い領域を大きく切り欠く構成に比べて、切り欠き部分を必要最小限の大きさとすることができるので、ハウジングの強度を確保し易くなる。
(4)前記レバーは、前記レバーの回動軸と平行に視た軸方向視において、前記回動軸を通りかつ前記ハウジングと前記相手側ハウジングの嵌合方向と平行な仮想軸を中心に、反転して前記ハウジングに組み付けることが可能であり、前記軸方向視において、前記レバーの前記回動開始位置と前記回動完了位置との間の移動に伴い、前記ピンが前記仮想軸を通過して移動することが好ましい。この構成によれば、レバーは、仮想軸を中心に反転してハウジングに組み付けることができる。その上で、ピンは、軸方向視において仮想軸を通過するように移動するため、溝部を回動軸から離れる方向に拡がりにくい構成とすることができる。
(5)前記レバーの前記回動開始位置から前記回動完了位置への回動に伴って、前記ハウジングに対して嵌合開始位置から嵌合完了位置へ相対移動して前記ハウジングと前記相手側ハウジングを嵌合させるスライダを備える。前記スライダは、前記スライダを前記嵌合開始位置に保持する保持部を有することが好ましい。この構成によれば、保持部によってスライダを嵌合開始位置に保持することができ、これによりレバーを回動開始位置に保持することができる。そのため、レバーとハウジングとの間にロック機構を設けるような構成に比べて、ロックの解除等の面倒な操作が不要となる。
[本開示の実施形態の詳細]
[実施例1]
本開示を具体化した実施例1のコネクタを、図1~図11を参照して説明する。本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。本実施例1において、前後の方向については、図1、図6におけるX軸の正方向を前方と定義する。左右の方向については、図1におけるY軸の正方向を右方と定義する。左右方向と幅方向を同義で用いる。上下の方向については、図1、図6におけるZ軸の正方向を上方と定義する。
1.コネクタの構成
本実施例1のコネクタ10は、図1に示すように、ハウジング20と、レバー30と、一対のスライダ40と、を備えている。コネクタ10は、図8に示すように、相手側コネクタ100に嵌合する。相手側コネクタ100は、相手側ハウジング110を備えている。
ハウジング20は、ハウジング本体50と、電線カバー60と、を有している。ハウジング本体50及び電線カバー60は、例えば合成樹脂製である。ハウジング本体50内には、例えば雌形の端子金具(図示省略)が挿入される。端子金具に接続された電線(図示省略)は、ハウジング本体50の上方へ導出され、電線カバー60内で屈曲されてハウジング20の後方へ導出される。電線カバー60には、レバー30が回動可能に組み付けられる。
ハウジング本体50は、前後方向で対称な構成である。図2に示すように、ハウジング本体50内には、前後方向に延びる左右一対のガイド空間51が形成されている。ガイド空間51には、スライダ40が収容される。一対のガイド空間51は、ハウジング本体50の左右両外壁部52に沿うように位置している。ガイド空間51の前後両端は、ハウジング本体50の前後両端面において上下方向に細長いスリット状に開口している。図7に示すように、ガイド空間51の前後両端部には、外壁部52の内面(ガイド空間51に臨む面)を凹ませることによって、ストッパ54が形成されている。ストッパ54は、後述するようにスライダ40に接触してスライダ40を保持状態にする。
レバー30は、操作部31と、左右対称な一対のアーム部32と、を有している。操作部31は、左右方向に細長い形状である。一対のアーム部32は、操作部31の左右両端から延出している。レバー30は、例えば合成樹脂製の単一部品である。アーム部32には、軸受孔33が設けられている。軸受孔33は、電線カバー60の軸部61に嵌合される。操作部31を掴んで操作力をレバー30に付与すると、レバー30が、電線カバー60の軸部61を中心として回動開始位置(図3,6参照)と回動完了位置(図8参照)との間で回動する。回動開始位置では操作部31が軸部61よりも前方に位置し、回動完了位置では操作部31が軸部61よりも後方に位置する。アーム部32の内面には、軸受孔33と同心の円弧形をなす歯車34が形成されている。歯車34は、後述するハウジング本体50のラック43と噛み合う。
スライダ40は、レバー30の操作に伴って、嵌合開始位置と、両ハウジング20,110を嵌合させる嵌合完了位置との間で前後方向に平行移動する。スライダ40は、例えば合成樹脂製である。スライダ40は、板状本体部41と、保持部42と、を有している。スライダ40は、単一部品である。図2に示すように、板状本体部41は、前後方向に長い長方形の板状である。板状本体部41の上側縁部には、前後方向に延びるラック43が形成されている。図2、図6に示すように、板状本体部41の内側面(他方の板状本体部41と対向する側の面)には、前後方向に離間した一対のカム溝44が設けられている。カム溝44の下端は、下方に向かって開口している。
図2,図6に示すように、板状本体部41の後端側には、保持部42が設けられている。保持部42は、スライダ40を嵌合開始位置に保持するように機能する。図6、図7に示すように、保持部42は、アーム状係止片42Aと、支持部42Bと、解除用延出部42Cと、を具備している。アーム状係止片42Aは、前後方向に細長く延びている。支持部42Bは、アーム状係止片42Aの基端から上下方向へ延出している。支持部42Bの延出端は、板状本体部41に連なり、板状本体部41に支持されている。解除用延出部42Cは、アーム状係止片42Aの基端からアーム状係止片42Aとは反対側へ片持ち状に延出している。保持部42は、支持部42Bを支点として、左右方向へ傾動可能である。
図4に示すように、コネクタ10は、検知部70を備えている。検知部70は、レバー30をハウジング本体50に組み付ける際に、レバー30が回動開始位置にあるか否か検知するように機能する。検知部70は、レバー30に設けられるピン35と、ハウジング本体50に設けられる溝部53と、外壁部52と、を有している。検知部70は、コネクタ10の左右両側に設けられている。
図2、図3に示すように、ピン35は、アーム部32の左右外側面(他方のアーム部32とは反対側の面)から円柱状に、軸部61と平行に突出している。ピン35は、レバー30において、回動軸L1(図3参照)に対して偏心している。ピン35は、軸受孔33を挟んで操作部31とは反対側に位置している。
ハウジング本体50の左右両外壁部52の内面(ガイド空間51に臨む面)には、溝部53が形成されている。ここで、レバー30の回動軸L1(図6参照)と平行に視た軸方向視において、回動軸L1を通りかつハウジング20と相手側ハウジング110の嵌合方向(Z軸方向)と平行な軸を、仮想軸L2とする。溝部53は、仮想軸L2に関して前後対称である。
図4、図5に示すように、溝部53は、一対の端側部分53Aと、一対の端側部分53Aの間に設けられる中央部分53Bと、を具備している。端側部分53Aは、上下方向に延出している。端側部分53Aは、回動開始位置にあるレバーをハウジング本体50に組み付けるときのピン35の移動経路に沿って設けられている。中央部分53Bの両端は、両方の端側部分53Aの下端に連なっている。中央部分53Bは、レバー30の回動に伴うピン35の移動経路に沿って湾曲する円弧状部分である。中央部分53Bは、下方に凸となる円弧状である。中央部分53Bは、ハウジング本体50の外壁部52を壁厚方向に貫通している。
2.相手側コネクタの構成
相手側コネクタ100は、相手側ハウジング110(図6参照)と、相手側端子金具(図示省略)と、を備えている。相手側ハウジング110は、カムフォロア111(図6参照)と、保持解除部112(図7参照)と、を有している。カムフォロア111は、相手側ハウジング110の左右両側面において、一対ずつ設けられている。相手側ハウジング110の左右の各側面において、一対のカムフォロア111が、前後方向に間隔を空けて配されている。カムフォロア111は、円柱形の突起状である。保持解除部112は、相手側ハウジング110の左右両外側面の前後両端部において、突起状に形成されている。
3.コネクタの組み立て工程
次に、コネクタ10の組み立て工程を説明する。まず、レバー30を、電線カバー60に対して回動可能に組み付ける。図3に示すように、電線カバー60に対して、レバー30を回動開始位置へ移動させておく。スライダ40を、ハウジング本体50のガイド空間51内に収容させる。スライダ40を、嵌合開始位置へ移動させておく。嵌合開始位置にあるスライダ40は、保持部42によって、嵌合完了位置側へ移動することを規制され、嵌合開始位置に保持されている。
両コネクタ10,100が未嵌合で、スライダ40が嵌合開始位置に有る状態では、図7において実線で示すように、保持部42が保持位置にある。アーム状係止片42Aが、ハウジング本体50の内面に設けられたストッパ54に対して、後方から対向するように位置する。スライダ40が嵌合完了位置側へ付勢されると、アーム状係止片42Aがストッパ54に突き当たることによって、スライダ40の移動が規制される。
続いて、レバー30及び電線カバー60を、ハウジング本体50に組み付ける。このとき、検知部70によって、レバー30が回動開始位置にあるか否かを検知することができる。溝部53の一対の端側部分53Aのうちの一方(後ろ側)の端側部分53Aは、回動開始位置にあるレバー30をハウジング本体50に組み付けるときのピン35の移動経路に沿って設けられているため、図3に示すようにレバー30が回動開始位置にある場合、図4に実線で示すようにピン35が端側部分53A内に入り込む。そのため、レバー30が回動開始位置にあることを検知することができる。ピン35が端側部分53A内に入り込み、レバー30及び電線カバー60がハウジング本体50に正規に組み付けると、レバー30の歯車34とハウジング本体50のラック43が噛み合う。
一方で、図9に示すように、レバー30が回動開始位置からずれた位置にある場合、図10に示すように、ピン35がハウジング本体50の外壁部52の上端縁55(端側部分53Aが開口していない部分)と干渉する。そのため、ピン35が端側部分53A内に入らず、レバー30が回動開始位置にないことを検知することができる。
4.コネクタと相手側コネクタの嵌合工程
次に、コネクタ10と相手側コネクタ100の嵌合工程を説明する。レバー30が回動開始位置にあり、スライダ40が嵌合開始位置に保持されている状態で、ハウジング本体50内に相手側ハウジング110を下方から嵌合する。図6に示すように、カムフォロア111がカム溝44内に進入する。相手側ハウジング110が進入する過程では、図7に示すように、保持解除部112が解除用延出部42Cを押圧する。この押圧作用によって、図7に示すように、保持部42が、支持部42Bを支点として保持解除位置(図7の二点鎖線参照)へ傾動し、アーム状係止片42Aがストッパ54から離れた位置(ストッパ54よりも左右方向内側の位置)へ変位する。これにより、スライダ40は、ハウジング本体50による保持状態から解放され、嵌合完了位置側へ移動し得る状態となる。
その後、レバー30の操作部31を掴み、レバー30を回動開始位置から回動完了位置へ回動させる。レバー30の操作に伴い、スライダ40が嵌合開始位置から嵌合完了位置へ移動し、カム溝44とカムフォロア111との摺動によって、コネクタ10と相手側コネクタ100が上下に引き寄せられる。図8に示すように、レバー30が回動完了位置に到達し、スライダ40が嵌合完了位置に到達すると、コネクタ10と相手側コネクタ100の嵌合が完了する。
嵌合状態のコネクタ10と相手側コネクタ100を離脱する際には、レバー30を回動完了位置から回動開始位置へ回動させる。この操作により、スライダ40が嵌合完了位置から嵌合開始位置へ移動し、カム溝44とカムフォロア111の摺動によって、コネクタ10と相手側コネクタ100が離脱する。
5.レバーの反転組み付け
上述したように、ハウジング本体50は、前後方向で対称な構成である。そのため、レバー30は、上述した仮想軸L2を中心に、反転してハウジング20に組み付けることが可能である。
軸方向視において、レバー30の回動開始位置と回動完了位置との間の移動に伴い、ピン35が仮想軸L2を通過して移動する。図4に示すように、ピン35は、レバー30が回動開始位置にあるときに、実線で示す位置にあり、レバー30が回動完了位置にあるときに、一点鎖線で示す位置にある。このような構成によって、ピン35の移動経路を、ハウジング本体50の前後方向の中心(仮想軸L2)を跨ぐように配することができる。これにより、溝部53は、前後方向に拡がりにくくなり、前後方向のサイズを必要最小限にすることができる。
6.レバーの回動開始位置への誘導
図9に示すようにレバー30が回動開始位置から回動完了位置側へずれた位置にあるときに、ハウジング本体50に組み付けようとした場合において、レバー30を回動開始位置まで誘導して回動させる構成としてもよい。例えば、図11に示すように、ピン35がハウジング本体50の外壁部52の上端縁55に干渉する際に、ピン35は、上端縁55から上方に力F1を受ける。力F1を各方向の成分に分けると、力F1の回動軸L1に向かう方向の成分は力F2であり、回動軸L1に向かう方向に直交する方向の成分は力F3である。力F3は、レバー30を回動開始位置に回動させる力である。そのため、レバー30を下方へ押し続けることで、レバー30を回動開始位置へ誘導することができ、ピン35を端側部分53Aに入り込ませることができる。
7.実施例1の効果
実施例1のコネクタ10は、レバー30及び電線カバー60をハウジング本体50に組み付ける際に、レバー30が回動開始位置にあるか否か検知する検知部70を備えている。そのため、レバー30及び電線カバー60をハウジング本体50に組み付ける際に、検知部70によってレバー30が回動開始位置にあるか否かを検知することができる。
実施例1の検知部70は、レバー30に設けられるピン35と、ハウジング本体50に設けられる溝部53と、外壁部52と、を有している。溝部53の端側部分53Aは、回動開始位置にあるレバー30をハウジング本体50に組み付けるときのピン35の移動経路に沿って設けられている。この構成によれば、レバー30及び電線カバー60をハウジング本体50に組み付ける際に、レバー30が回動開始位置にある場合、ピン35が溝部53(端側部分53A)内に入り込むことで、レバー30が回動開始位置にあることを検知することができる。
実施例1の溝部53は、レバー30の回動に伴うピン35の移動経路に沿って湾曲する円弧状部分(中央部分53B)を具備する。この構成によれば、ピン35の移動経路を含む広い領域を大きく切り欠く構成に比べて、切り欠き部分を必要最小限の大きさとすることができるので、ハウジング本体50の強度を確保し易くなる。
実施例1のレバー30は、レバー30の回動軸L1と平行に視た軸方向視において、回動軸L1を通りかつハウジング20と相手側ハウジング110の嵌合方向と平行な仮想軸L2を中心に、反転してハウジング本体50に組み付けることが可能である。軸方向視において、レバー30の回動開始位置と回動完了位置との間の移動に伴い、ピン35が仮想軸L2を通過して移動する。この構成によれば、レバー30は、仮想軸L2を中心に反転してハウジング本体50に組み付けることができる。その上で、ピン35は、軸方向視において仮想軸L2を通過するように移動するため、溝部53を仮想軸L2から前後に離れる方向に拡がりにくい構成とすることができる。
実施例1のコネクタ10は、レバー30の回動開始位置から回動完了位置への回動に伴って、ハウジング本体50に対して嵌合開始位置から嵌合完了位置へ相対移動してハウジング20と相手側ハウジング110を嵌合させるスライダ40を備えている。スライダ40は、スライダ40を嵌合開始位置に保持する保持部42を有している。この構成によれば、保持部42によってスライダ40を嵌合開始位置に保持することができ、これによりレバー30を回動開始位置に保持することができる。そのため、レバー30とハウジング20との間にロック機構を設けるような構成に比べて、ロックの解除等の面倒な操作が不要となる。
[他の実施例]
本発明は、上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示される。本発明には、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内でのすべての変更が含まれ、下記の実施形態も含まれる。
上記実施例1において、ハウジング20がハウジング本体50と電線カバー60とによって構成されていたが、単一部品のハウジングを用いてもよい。この場合、ハウジングに溝部が設けられ、レバーのピンとハウジングの溝部とによって検知部が構成される。
上記実施例1において、コネクタ10がスライダを備えない構成であってもよい。この場合、レバー及び相手側ハウジングの一方に設けられたカムフォロアが、レバー及び相手側ハウジングの他方に設けられたカム溝を摺動することで、両ハウジングを嵌合させてもよい。
上記実施例1において、レバーにピンが設けられるとともにハウジングに溝部が設けられていたが、ハウジングにピンが設けられるとともにレバーに溝部が設けられていてもよい。このような溝部内をピンが移動することで、レバーがハウジングに対して回動する。
上記実施例1において、溝部53は、上下に延びる部分(一対の端側部分53A)を具備していたが、このような部分を具備せず、全体が下方に凸となる円弧状であってもよい。
10…コネクタ
20…ハウジング
30…レバー
31…操作部
32…アーム部
33…軸受孔
34…歯車
35…ピン
40…スライダ
41…板状本体部
42…保持部
42A…アーム状係止片
42B…支持部
42C…解除用延出部
43…ラック
44…カム溝
50…ハウジング本体
51…ガイド空間
52…外壁部
53…溝部
53A…端側部分
53B…中央部分
54…ストッパ
55…上端縁
60…電線カバー
61…軸部
70…検知部
100…相手側コネクタ
110…相手側ハウジング
111…カムフォロア
112…保持解除部
L1…回動軸
L2…仮想軸

Claims (5)

  1. 相手側ハウジングと嵌合するハウジングと、
    前記ハウジングに対して回動開始位置と回動完了位置との間を回動可能に組み付けられ、前記回動開始位置から前記回動完了位置への回動によって前記ハウジングを前記相手側ハウジングに嵌合させるレバーと、
    前記レバーを前記ハウジングに組み付ける際に、前記レバーが前記回動開始位置にあるか否か検知する検知部と、
    を備えるコネクタ。
  2. 前記検知部は、
    前記レバーに設けられるピンと、
    前記ハウジングに設けられる溝部と、
    を有し、
    前記溝部は、前記回動開始位置にある前記レバーを前記ハウジングに組み付けるときの前記ピンの移動経路に沿って設けられている請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記溝部は、前記レバーの回動に伴う前記ピンの移動経路に沿って湾曲する円弧状部分を具備する請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記レバーは、前記レバーの回動軸と平行に視た軸方向視において、前記回動軸を通りかつ前記ハウジングと前記相手側ハウジングの嵌合方向と平行な仮想軸を中心に、反転して前記ハウジングに組み付けることが可能であり、
    前記軸方向視において、前記レバーの前記回動開始位置と前記回動完了位置との間の移動に伴い、前記ピンが前記仮想軸を通過して移動する請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記レバーの前記回動開始位置から前記回動完了位置への回動に伴って、前記ハウジングに対して嵌合開始位置から嵌合完了位置へ相対移動して前記ハウジングと前記相手側ハウジングを嵌合させるスライダを備え、
    前記スライダは、前記スライダを前記嵌合開始位置に保持する保持部を有する、
    を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のコネクタ。
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