JP2024003685A - 表示制御装置および表示制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】運転者の認知や判断を、従来よりも、よりいっそう良好に支援することを可能とする技術を提供すること。【解決手段】車載表示装置(8)は、車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有している。表示制御装置は、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する。具体的には、表示制御装置は、例えば、消失点(VP)が前記屈曲部に位置するように俯瞰表示する。【選択図】図4
Description
本発明は、車両に搭載された車載表示装置における表示状態を制御する、表示制御装置および表示制御プログラムに関するものである。
例えば、特許文献1は、情報を立体的に表示できる車両用表示装置を提供する。特許文献1に記載の車両用表示装置は、レンズ手段と、レンズ手段の背後に配置され且つ情報を表示像として表示する表示手段とを備え、レンズ手段より目視側に表示像の表示光を集光して実像を結像させるように且つ表示像とレンズ手段の距離の増減に対応して表示像と実像の距離が増減するようにレンズ手段が構成され、第1表示領域と第2表示領域とを表示像が備え、第1表示領域とレンズ手段の距離より第2表示領域とレンズ手段の距離が大きくなるように表示像に対してレンズ手段を傾斜させて配置し、実像を目視させるように構成されている。かかる構成によれば、立体的な内容を包含する案内表示の内容を、より直感的に認識させることが可能になる。
近年、ADAS機能が普及する中、運転者にとっては、運転の負荷が軽減される一方、多くの車両情報や周辺情報等を判断する必要性が増加している。このため、この種の表示装置においては、運転者の認知や判断をよりいっそう良好に支援すべく、運転者に、必要な情報を、より素早く、より直感的に、且つより正確に伝えることが求められている。なお、ADASは、Advanced Driver Assistance Systemsの略である。
本発明は、上記に例示した事情等に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、例えば、運転者の認知や判断を、従来よりも、よりいっそう良好に支援することを可能とする技術を提供するものである。
表示制御装置(11)は、車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成されている。
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有している。
請求項1に記載の表示制御装置は、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示するようになっている。
表示制御プログラムは、車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された表示制御装置(11)により実行される、コンピュータプログラムである。
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有する。
請求項9に記載の表示制御プログラムにおいて、前記表示制御装置によって実行される処理は、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する処理を含む。
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有している。
請求項1に記載の表示制御装置は、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示するようになっている。
表示制御プログラムは、車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された表示制御装置(11)により実行される、コンピュータプログラムである。
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有する。
請求項9に記載の表示制御プログラムにおいて、前記表示制御装置によって実行される処理は、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する処理を含む。
なお、出願書類において、各要素に括弧付きの参照符号が付される場合がある。しかしながら、この場合であっても、かかる参照符号は、各要素と後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の、単なる一例を示すものにすぎない。よって、本発明は、上記の参照符号の記載によって、何ら限定されるものではない。
(実施形態)
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、一つの実施形態に対して適用可能な各種の変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中に挿入されると、当該実施形態の理解が妨げられるおそれがある。このため、変形例については、当該実施形態についての一連の説明の途中には極力挿入せず、その後にまとめて説明する。また、各図の記載や、これに対応して以下に説明する装置構成やその機能あるいは動作の記載は、本発明の内容を簡潔に説明するために簡略化されたものであって、本発明の内容を何ら限定するものではない。このため、各図に示された例示的な構成やその機能あるいは動作と、実際に製造販売される具体的な構成やその機能あるいは動作とは、必ずしも一致するとは限らないということは、云うまでもない。すなわち、出願人が本願の出願経過により明示的に限定しない限りにおいて、本発明は、各図の記載や、これに対応して以下に説明する装置構成やその機能あるいは動作の記載によって、限定的に解釈されてはならないことは、云うまでもない。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。なお、一つの実施形態に対して適用可能な各種の変形例については、当該実施形態に関する一連の説明の途中に挿入されると、当該実施形態の理解が妨げられるおそれがある。このため、変形例については、当該実施形態についての一連の説明の途中には極力挿入せず、その後にまとめて説明する。また、各図の記載や、これに対応して以下に説明する装置構成やその機能あるいは動作の記載は、本発明の内容を簡潔に説明するために簡略化されたものであって、本発明の内容を何ら限定するものではない。このため、各図に示された例示的な構成やその機能あるいは動作と、実際に製造販売される具体的な構成やその機能あるいは動作とは、必ずしも一致するとは限らないということは、云うまでもない。すなわち、出願人が本願の出願経過により明示的に限定しない限りにおいて、本発明は、各図の記載や、これに対応して以下に説明する装置構成やその機能あるいは動作の記載によって、限定的に解釈されてはならないことは、云うまでもない。
(車載システム)
図1を参照すると、車両1は、いわゆる四輪自動車であって、鉛直上方から車両1を見た平面視にて略矩形状の車体2を備えている。なお、以下の説明における便宜上、車両1における「前」「後」「左」「右」「上」および「下」の概念を、図1中にて矢印で示した通りに定義する。これらの方向概念は、前進走行中(すなわち後退以外のシフトレンジで走行中)の車両1に搭乗する乗員P(すなわち典型的には運転者)を基準としたものである。ここで、図中における矢印で示された前後方向は、車両全長方向と同義である。また、図中における矢印で示された左右方向は、車幅方向と同義である。また、図中における矢印で示された上下方向は、車高方向と同義である。車両全長方向は、車幅方向と直交し且つ車高方向と直交する方向である。車高方向は、車両1の車高を規定する方向であって、車両1を走行可能な状態で水平面上に安定的に載置した場合における、重力作用方向と平行な方向である。
図1を参照すると、車両1は、いわゆる四輪自動車であって、鉛直上方から車両1を見た平面視にて略矩形状の車体2を備えている。なお、以下の説明における便宜上、車両1における「前」「後」「左」「右」「上」および「下」の概念を、図1中にて矢印で示した通りに定義する。これらの方向概念は、前進走行中(すなわち後退以外のシフトレンジで走行中)の車両1に搭乗する乗員P(すなわち典型的には運転者)を基準としたものである。ここで、図中における矢印で示された前後方向は、車両全長方向と同義である。また、図中における矢印で示された左右方向は、車幅方向と同義である。また、図中における矢印で示された上下方向は、車高方向と同義である。車両全長方向は、車幅方向と直交し且つ車高方向と直交する方向である。車高方向は、車両1の車高を規定する方向であって、車両1を走行可能な状態で水平面上に安定的に載置した場合における、重力作用方向と平行な方向である。
車体2における、乗員Pが搭乗する内部空間である車室3は、前方をフロントウィンドシールド4によって覆われている。フロントウィンドシールド4は、透光性のガラスあるいは合成樹脂により、板状に形成されている。フロントウィンドシールド4は、車幅方向と平行な視線で見た側方視にて、下端よりも上端の方が後方に位置するように傾斜配置されている。
車室3内における、フロントウィンドシールド4の下方には、ダッシュボード5が配置されている。ダッシュボード5の車幅方向における所定位置から車室3内に向かって延設された不図示のステアリングコラムにおける先端部には、ステアリングホイール6が取り付けられている。ステアリングホイール6は、車幅方向における、運転者用の座席7である運転席に対応する位置、すなわち、運転者における乗員搭乗位置PBに対応する位置に設けられている。乗員搭乗位置PBは、乗員Pが座席7に通常の着座姿勢で搭乗した場合の、乗員Pの上半身の車室3内における位置をいうものとする。
ダッシュボード5には、車載表示装置8が装着されている。車載表示装置8は、車両1に搭載されることで、当該車両1の運転に関する各種情報を、運転者を含む乗員Pに視認可能に表示するように設けられている。かかる各種情報は、例えば、車速、走行距離、航続可能距離、現在時刻、気温、エアコン設定温度、目的地までの経路案内、目的地到着予定時刻、オーディオ操作関連情報、等のうちの全部あるいは一部を含む。オーディオ操作関連情報は、例えば、ラジオ選局情報あるいは曲名情報を含む。すなわち、車載表示装置8は、メータパネル、ナビゲーション表示パネル、車載インフォテイメント表示パネル、等の機能のうちの、一部あるいは全部を奏するように構成されている。本実施形態においては、車載表示装置8は、運転席あるいは運転者における乗員搭乗位置PBに正対するように、車幅方向について、かかる乗員搭乗位置PBに対応する位置に配置されている。また、車載表示装置8は、有機発光ダイオードディスプレイあるいは液晶ディスプレイ等の可撓性ディスプレイとしての構成を有している。「可撓性ディスプレイ」とは、厚さ方向と直交する直線状の屈曲線(すなわち折り曲げ線)によって屈曲(すなわち折り曲げ)可能に構成された、薄板状あるいはフィルム状の表示デバイスである。車載表示装置8の構成の詳細については後述する。
車両1には、車載システム10が搭載されている。車載システム10を搭載する当該車両1を、以下「自車両」と称する。車載システム10は、自車両の運転時の各種制御およびこれに伴う各種表示動作等を実行可能に構成されている。車載システム10は、CAN(国際登録商標:国際登録番号1048262A)等の所定の通信規格に準拠した車載ネットワークを構成するように設けられている。CAN(国際登録商標)は、Controller Area Networkの略である。
車載システム10は、自車両の運転状態や運転環境に応じて、表示制御装置11により車載表示装置8における表示状態を制御するように構成されている。「運転状態」や「運転環境」の意義については後述する。「表示状態」は、アイコン等の表示要素における、表示の有無と表示形態とを含む。「表示形態」は、表示位置に加えて、表示要素の視認性に影響を与える諸要素(例えば、輝度、彩度、色相、線径、表示サイズ、点滅、アニメーション、等)をも含む。具体的には、図2を参照すると、車載システム10は、車載表示装置8における表示制御に関連する構成として、表示制御装置11と、カメラ12と、物体検知センサ13と、車両状態センサ14と、ナビゲーション装置15と、運転制御装置16とを備えている。
表示制御装置11は、HCUとしての構成を有している。HCUは、HMI Control Unitの略である。HMIは、ヒューマン マシン インタフェースの略である。具体的には、表示制御装置11は、コンピュータプログラムにより具体化された一つあるいは複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサおよびメモリを備えた、いわゆる車載コンピュータとしての構成を有している。そして、表示制御装置11は、カメラ12、物体検知センサ13、車両状態センサ14、ナビゲーション装置15、および運転制御装置16から取得した各種情報に基づいて、車載表示装置8における表示状態を制御するように設けられている。表示制御装置11による表示制御の詳細については後述する。
カメラ12は、自車両の周囲、少なくとも、自車両の前方および前側方の画像を、撮像可能に設けられている。具体的には、カメラ12は、デジタルカメラ装置であって、CCDあるいはCMOS等のイメージセンサを備えている。CCDは、Charge Coupled Deviceの略である。CMOSは、Complementary Metal Oxide Semiconductorの略である。
物体検知センサ13は、自車両の周囲の物体を検知可能に設けられている。具体的には、物体検知センサ13は、自車両の周囲の、所定の検知範囲における、移動物体および静止物体を検知可能に構成および配置されている。「移動物体」は、例えば、歩行者、サイクリスト、動物、運転中の他車両、等を含む。「静止物体」は、例えば、路上落下物、ガードレール、縁石、駐停車車両、道路標識、道路脇の構造物(例えば、壁、建物、等。)、等を含む。移動物体および静止物体は、「物標」に含まれる。また、「物標」は、路面に設けられた道路標示を含む。
本実施形態においては、車載システム10は、物体検知センサ13として、レーダセンサ、超音波センサ、等のうちの、少なくともいずれか1種を備えている。レーダセンサは、レーダ波を送受信するように構成された、ミリ波レーダセンサ、サブミリ波レーダセンサ、またはレーザレーダセンサであって、例えば、自車両における車体2の前面部に装着されている。レーダセンサは、反射点の、位置および相対速度に対応する信号を、生成および出力するように構成されている。「反射点」は、自車両の周囲に存在する物体の表面上における、レーダ波を反射したと推定される点である。「相対速度」は、反射点すなわちレーダ波を反射した物体の、自車両に対する相対速度である。すなわち、物体検知センサ13は、自車両の周囲の物標を検知するための各種センサ類のうちの、カメラ12以外のものを、図示および説明の簡略化のために総称したものである。なお、物体検知センサ13は、「ADASセンサ」とも称され得る。
車両状態センサ14は、自車両の運転状態および運転環境を検出するように設けられている。ここで、「運転状態」は、例えば、アクセル開度、制動量、シフトポジション、操舵角、等の、運転者または運転制御装置16による運転操作状態に関連する諸量を含む。また、「運転状態」は、例えば、車速、角速度、前後方向加速度、左右方向加速度、等の、自車両の挙動に関連する物理量を含む。「運転環境」は、外気温、降雨量、照度、等の、自車両の周囲の自然環境に関連する諸量を含む。すなわち、車両状態センサ14は、アクセル開度センサ、操舵角センサ、車輪速センサ、角速度センサ、加速度センサ、外気温センサ、雨滴センサ、照度センサ、等の各種センサ類を、図示および説明の簡略化のために総称したものである。
ナビゲーション装置15は、地図情報と測位衛星による測位情報とに基づいて、自車両位置および自車両の進行経路を算出するように構成されている。「自車両位置」は、地図情報上における、現在の自車両の位置である。「進行経路」は、自車両位置から目的地までの自車両の走行予定経路である。
運転制御装置16は、カメラ12、物体検知センサ13、車両状態センサ14、およびナビゲーション装置15から取得した各種情報に基づいて、所定の運転支援動作を含む運転制御動作を実行するように構成されている。かかる「運転支援動作」は、例えば、SAE Internationalが公開している規格「SAE J3016」に規定された自動運転レベルにおける、レベル4の「高度自動運転」、レベル3の「条件付き自動運転」、レベル2の「部分的自動運転」、あるいはレベル1の「運転支援」に対応する、各種の動作を含む。SAEは、Society of Automotive Engineersの略である。「運転制御動作」は、「SAE J3016」に規定された、縦方向および/または横方向の車両運動制御サブタスクであって、例えば、発進、操舵、加速、減速、制動、停止、シフトレンジ変更、等を含む。また、運転制御装置16は、かかる運転支援動作に関連して、運転者等の乗員Pに提供すべき情報、例えば、衝突回避ブレーキの実行あるいはその可能性に関する情報等を、表示制御装置11に提供可能に設けられている。
(車載表示装置)
図3に示されているように、車載表示装置8は、下側表示部81と、上側表示部82と、屈曲部83とを有している。本実施形態においては、下側表示部81および上側表示部82は、平板状に形成されている。下側表示部81および上側表示部82は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部として設けられている。すなわち、車載表示装置8は、車幅方向に沿った屈曲線を含む屈曲部83にて、手前側すなわち図1に示された乗員搭乗位置PBに向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されている。ここで、屈曲部83は、図中において一点鎖線により仮想的に示されている屈曲線の周囲の、非平板状の領域を含む。そして、下側表示部81は、屈曲部83から下端部84に向かって下方且つ手前側に向かって延設されている。一方、上側表示部82は、屈曲部83から上端部85に向かって上方且つ手前側に向かって延設されている。このように、下側表示部81と上側表示部82とによって、運転者の乗員搭乗位置PBに向かって開口する凹状の屈曲ディスプレイが形成されている。
図3に示されているように、車載表示装置8は、下側表示部81と、上側表示部82と、屈曲部83とを有している。本実施形態においては、下側表示部81および上側表示部82は、平板状に形成されている。下側表示部81および上側表示部82は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部として設けられている。すなわち、車載表示装置8は、車幅方向に沿った屈曲線を含む屈曲部83にて、手前側すなわち図1に示された乗員搭乗位置PBに向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されている。ここで、屈曲部83は、図中において一点鎖線により仮想的に示されている屈曲線の周囲の、非平板状の領域を含む。そして、下側表示部81は、屈曲部83から下端部84に向かって下方且つ手前側に向かって延設されている。一方、上側表示部82は、屈曲部83から上端部85に向かって上方且つ手前側に向かって延設されている。このように、下側表示部81と上側表示部82とによって、運転者の乗員搭乗位置PBに向かって開口する凹状の屈曲ディスプレイが形成されている。
(表示制御)
本実施形態に係る表示制御装置11により実行される、車載表示装置8における表示状態の制御の詳細について、図4~図21に示した具体的な表示例を用いて説明する。なお、図示および説明の簡略化のため、図4~図21に示された「前」「後」「左」「右」「上」および「下」の概念を示す矢印は、図1中に示されたものと整合するように記載されているものとする。すなわち、図示および説明の簡略化のため、図4~図21に示された具体例において、屈曲部83は、車幅方向と略平行に形成されているものとする。しかしながら、後述するように、本発明が、かかる態様に限定されるものではないことは、云うまでもない。また、本実施形態に係る表示制御装置11、および、これにより実行される表示制御プログラムを、以下単に「本実施形態」と総称することがある。また、図4~図21における図中上下方向を「画面高さ方向」と称し、図中左右方向を「画面幅方向」と称する。画面幅方向は、屈曲部83の延設方向と略平行な方向である。また、下側表示部81および上側表示部82における表示画面上の位置に関し、図中上方を「画面上方」と称し、図中下方を「画面下方」と称する。また、図4等の表示例において、破線で示した図形は、点滅や特定の色彩等の表示態様で表示されることを示すものとする。しかしながら、後述するように、本発明が、かかる態様に限定されるものではないことは、云うまでもない。
本実施形態に係る表示制御装置11により実行される、車載表示装置8における表示状態の制御の詳細について、図4~図21に示した具体的な表示例を用いて説明する。なお、図示および説明の簡略化のため、図4~図21に示された「前」「後」「左」「右」「上」および「下」の概念を示す矢印は、図1中に示されたものと整合するように記載されているものとする。すなわち、図示および説明の簡略化のため、図4~図21に示された具体例において、屈曲部83は、車幅方向と略平行に形成されているものとする。しかしながら、後述するように、本発明が、かかる態様に限定されるものではないことは、云うまでもない。また、本実施形態に係る表示制御装置11、および、これにより実行される表示制御プログラムを、以下単に「本実施形態」と総称することがある。また、図4~図21における図中上下方向を「画面高さ方向」と称し、図中左右方向を「画面幅方向」と称する。画面幅方向は、屈曲部83の延設方向と略平行な方向である。また、下側表示部81および上側表示部82における表示画面上の位置に関し、図中上方を「画面上方」と称し、図中下方を「画面下方」と称する。また、図4等の表示例において、破線で示した図形は、点滅や特定の色彩等の表示態様で表示されることを示すものとする。しかしながら、後述するように、本発明が、かかる態様に限定されるものではないことは、云うまでもない。
本実施形態は、下側表示部81にて、自車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する。「俯瞰表示」とは、手前側すなわち運転者の乗員搭乗位置PB側の視点から自車両の前進方向に向かって見降ろすように、遠近感をもって表示することをいう。具体的には、下側表示部81は、消失点VPが屈曲部83に位置するように俯瞰表示する。「消失点」とは、本来は互いに平行な複数の直線を、遠近法によって互いに非平行に描く際の、それらが交わる点をいう。本実施形態においては、消失点VPは、屈曲部83の画面幅方向における略中央位置に設けられる。
図4を参照すると、下側表示部81の画面高さ方向における下端側且つ画面幅方向における略中央の位置には、自車両を示すアイコンである自車両表示CAが表示される。また、下側表示部81には、自車両が走行中の車線である自車線を含む、自車両が走行中の道路に存在する同一進行方向に進行可能な全車線を概略表示するための道路区画線表示CBが表示される。道路区画線表示CBは、消失点VPに向かって収束するように、幅が画面上方に向かうにつれて狭くなる帯状に表示される。各車線に対応する位置には、自車両の周辺に存在する他車両である周辺車両を示すグラフィック表示である周辺車両表示CCが俯瞰表示される。周辺車両表示CCは、下側表示部81にて、自車両からの距離が近づくにつれて、下方および手前側に、且つ大きく表示する態様で、アニメーション表示される。
本実施形態は、上側表示部82にて、自車両の周囲の物標に関する俯瞰表示とは異なる、各種の情報表示、例えば、現在時刻、車速、走行距離、航続可能距離、目的地到着予定時刻、渋滞情報、道路規制情報、道路標識、警告情報、等の表示を実行する。図4の例においては、上側表示部82は、現在の日時、外気温、車速、および渋滞情報を表示している。また、画面上方における角部には、ウィンカーの操作状態に応じて点滅する方向指示表示CDが表示される。
ところで、近年、車両1には、ADAS機能が普及してきており、ADAS動作のために、車両1には、様々なセンシング機器が搭載されるようになってきている。そして、ADAS動作の際には、メータパネルや車載インフォテイメント表示パネル等を用いて、運転者の認知や判断に必要な情報が運転者に提示される。例えば、運転者の目線からでは、周囲の他車両や歩行者等の物標が死角に入ることで視認困難となる場合がある。このような場合、メータパネルや車載インフォテイメント表示パネル等による運転者への情報通知が重要となり、必要な情報を、より素早く、より直感的に、より正確に、運転者に伝えることで、運転者の認知や判断をよりいっそう良好に支援することが求められる。この点、従来のメータパネル等による二次元的な画像表示では、かかる画像表示を運転者が脳内で三次元的な物体位置情報に変換する必要があり、直感的な情報認識という側面からは、より性能を高める余地があるものであった。
この点、本実施形態は、車載表示装置8における可撓性ディスプレイとしての性質を利用して、運転者に対して、必要な情報を、より素早く、より直感的に、より正確に伝達可能な構成および処理を採用している。具体的には、本実施形態は、車幅方向に沿った屈曲部83から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部81にて、自車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する。これにより、実世界と同様の奥行き感を再現し、且つ三次元的な情報レイアウトを実現することが可能となる。具体的には、自車両から遠い物標は奥側に、近い物標は手前側に表示され、表示位置からの視距離が自車両と物標との相対位置に応じて変化するため、運転者による解釈が不要となる。よって、自車両の周辺の状況が把握しやすくなる。また、物理的に奥から手前に近づくグラフィック表現によって、臨場感を持った情報表示が可能となる。換言すれば、肉眼で近寄る演出が感じられるようになる。
以下、自車両の周辺すなわち前後左右における状況の把握が容易となる具体例について説明する。図5および図6は、車線変更アシストの事例である。具体的には、図5および図6は、自車両が片側二車線道路を走行中に、自車線である右側車線から隣接する左側車線に車線変更する場合の表示例を示す。すなわち、図5は、車線変更開始直後、より詳細には、運転者が車線変更のためのウィンカー操作を行った直後の表示状態を示す。一方、図6は、自車両が左側車線への移行を完了した時点の表示状態を示す。このとき、下側表示部81にて、自車両の進行経路を示す経路指示表示CEが、車線変更の進行状況に応じて俯瞰表示される。一方、上側表示部82にて、方向指示表示CDが、運転者の車線変更のためのウィンカー操作に対応して表示される。
より詳細には、図5の表示例においては、自車両表示CAは、下側表示部81にて、右側車線に対応する位置に表示される。また、下側表示部81における、自車線や隣接車線に対応する領域には、周辺車両の存在状態に応じて、周辺車両表示CCが表示される。周辺車両表示CCは、自車両からの距離が近づく下方且つ手前側に位置するほど大きく表示される。そして、経路指示表示CEは、自車両表示CAから画面上方に延びた後に隣接車線側に移行するように折れ曲がり、隣接車線内にて再度折れ曲がって消失点VPに向かって延びる、クランク状の矢印として表示される。また、経路指示表示CEは、自車両表示CAから消失点VPに向かうにつれて、細く(すなわち幅が狭く)表示される。一方、図6の表示例においては、自車両表示CAは、下側表示部81にて、左側車線に対応する位置に表示される。そして、経路指示表示CEは、自車両表示CAから画面上方の消失点VPに向かって延びる、真直ぐな矢印として表示される。かかる経路指示表示CEも、自車両表示CAから消失点VPに向かうにつれて、細く表示される。図5および図6のような表示により、車線変更アシストにおける、自車両の周辺すなわち前後左右における状況の把握が容易となる。
図7および図8は、自車両の後側方の周辺車両を検知する事例である。図7は、自車両が片側三車線道路を走行中に、自車線である中央車線から隣接する右側車線に運転者が手動で車線変更を試みる場合であって、右側車線における後方から周辺車両が自車両を追い抜こうとしている状況を示す。かかる周辺車両は、自車両の右後方の死角領域に存在するものとする。このとき、図7に示されているように、下側表示部81において、自車両表示CAは、中央車線に対応する位置に表示される。そして、自車両表示CAの右側の、右側車線における最も手前側に対応する位置には、周辺車両の右後方からの接近を示す周辺車両警告表示CFが点滅表示される。周辺車両警告表示CFは、例えば、横長の三角形状あるいは矢尻形状(すなわち凹四角形状)のグラフィック表示であって、消失点VPに近づくほど小さく表示される。図8は、他車両が自車両を追い抜いた直後の状況を示す。図7および図8のような表示により、自車両の後側方の周辺車両の検知結果が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。
図9および図10は、自車両が交差点を右折する際の経路案内の事例である。図9および図10に示されているように、下側表示部81には、自車両の現在位置から右折予定の交差点までの道路形状に対応する道路区画線表示CBが、かかる交差点に対する自車両の接近状況に対応して表示される。また、自車両の進行経路を示す経路指示表示CEが、かかる交差点に対する自車両の接近状況に対応した表示形態すなわち形状で表示される。さらに、上側表示部82には、自車両が右折する予定であることを示す矢印アイコン状の進行方向案内表示CGが表示される。進行方向案内表示CGは、右折予定の交差点に対する自車両の接近状況に対応した表示形態すなわち大きさで表示される。換言すれば、進行方向案内表示CGは、自車両の交差点への接近とともに、あたかも交差点に設けられた道路標識が相対的に自車両すなわち運転者に近づくような態様で表示される。図9および図10のような表示により、自車両が交差点を右折する際の状況が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。なお、自車両が交差点を左折したり、三叉路を通過したりする場合も同様である。
図11および図12は、自車両の前側方に存在する他車両との出会い頭の衝突を回避する事例である。具体的には、図11および図12は、自車両が十字路を構成する交差点に接近中に、向かって左側からかかる交差点に進入する道路にて、かかる交差点に向かって走行中の他車両が存在している場合を示す。図11および図12に示されているように、下側表示部81には、自車両の現在位置から接近中の交差点までの道路形状に対応する道路区画線表示CBが、かかる交差点に対する自車両の接近状況に対応して表示される。一方、上側表示部82には、交差車両警告表示CHと障害物接近警告表示CJとが、自車両に対する相対位置に応じた位置で表示される。交差車両警告表示CHは、自車両との出会い頭の衝突の可能性がある他車両の存在を示す、自動車の横向きの外観形状を模したグラフィック表示である。障害物接近警告表示CJは、自車両との出会い頭の衝突の可能性がある他車両や歩行者等の障害物の接近を警告するための、横向き且つ縦長の三角形状あるいは矢尻形状のグラフィック表示であり、点滅表示される。図11および図12に示されているように、交差車両警告表示CHおよび障害物接近警告表示CJは、自車両との接近状態に対応した表示形態すなわち大きさで表示される。図11および図12のような表示により、自車両が他車両との出会い頭の衝突の可能性がある状況が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。
図13および図14は、車線逸脱警報の事例である。具体的には、図13は、自車両が自車線における車線中央位置よりも所定程度、自車線左側の道路区画線側に偏った位置にて走行中の表示例を示す。この場合、自車線左側の道路区画線に対応する道路区画線表示CBが、警告表示形態で表示される。警告表示形態は、例えば、点滅および/または警告色(例えば赤色あるいは黄色等)による表示である。図14は、自車両が車線逸脱寸前、すなわち、自車両の左側の前後輪が自車線左側の道路区画線に乗り上げた場合の表示例を示す。この場合、車線逸脱警告表示CKが表示される。車線逸脱警告表示CKは、例えば、道路区画線表示CBと同様の帯状のグラフィック表示であって、消失点VPを中心として放射状に表示される。車線逸脱警告表示CKは、自車両の車線中央位置からのオフセット量に応じた本数で表示される。具体的には、図13に示された状態から若干オフセット量が増加した場合、警告表示形態の道路区画線表示CBに近接した位置に、車線逸脱警告表示CKが1本表示され、オフセット量が増加するにしたがって車線逸脱警告表示CKの表示本数が増加する。そして、オフセット量が所定程度まで大きくなると、車線逸脱警告表示CKは、上側表示部82にも表示され、下側表示部81および上側表示部82を用いた空間的な表示となる。図13および図14のような表示により、自車両の車線逸脱状況が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。
以下、奥から手前に向かうグラフィック表現により、運転者による気付きを得やすくする具体例について説明する。図15および図16は、自車両の前方を横断する歩行者との衝突を回避する事例である。具体的には、図15および図16は、自車両が十字路を構成する交差点に接近中に、かかる交差点を、向かって左側から右側に横断中の歩行者が存在している場合を示す。この場合、図15および図16に示されているように、上側表示部82には、周辺歩行者警告表示CMと障害物接近警告表示CJとが、自車両に対する相対位置に応じた位置で表示される。周辺歩行者警告表示CMは、自車両との衝突の可能性がある歩行者の存在を示す、歩行者の外観形状を模したグラフィック表示である。周辺歩行者警告表示CMおよび障害物接近警告表示CJは、自車両との接近状態に対応した表示形態すなわち大きさで表示される。一方、下側表示部81には、衝突回避警告表示CNが、自車両の歩行者との接近状況に対応した表示形態で表示される。衝突回避警告表示CNは、自車両表示CAよりも画面上方に表示される、横長の台形状のグラフィック表示であって、点滅表示される。衝突回避警告表示CNは、例えば、自車両の歩行者との接近状況に対応した、表示本数および/または表示間隔で表示される。すなわち、例えば、自車両が歩行者に接近するほど、衝突回避警告表示CNの表示本数が多くなり、表示間隔が狭くなる。図15および図16のような表示により、自車両の前方を横断する歩行者との衝突の可能性がある状況が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。
図17および図18は、自車両の先行車両との衝突を回避する事例である。この場合、図17および図18に示されているように、下側表示部81には、かかる先行車両に対応する周辺車両表示CCが、自車両との接近状況に対応した大きさで表示される。また、下側表示部81には、かかる先行車両の自車両との接近状況に対応して、衝突回避警告表示CNが表示される。図17および図18のような表示により、自車両の先行車両との衝突の可能性がある状況が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。
図19~図21は、道路標識や道路規制情報に関する事例である。具体的には、図19~図21は、自車両がスクールゾーンに進入する状況を示す。すなわち、図19および図20は、自車両が、スクールゾーンの始点を構成する交差点に接近中の状況を示す。これに対し、図21は、自車両が、かかる交差点を通過して、スクールゾーンを走行中の状況を示す。図19~図21に示されているように、上側表示部82には、スクールゾーンを示す標識表示CPが、自車両のスクールゾーンに対する接近あるいは進入の状況に対応した表示形態すなわち大きさで表示される。具体的には、図19および図20に示されているように、自車両がスクールゾーンに接近中は、標識表示CPは、接近するにしたがって大きく表示される。そして、自車両がスクールゾーンに進入すると、標識表示CPは、接近中よりも大きな最大サイズで表示される。また、図20および図21に示されているように、下側表示部81には、スクールゾーンを示す路面表示状の領域表示CRが表示される。領域表示CRは、道路標識や道路規制情報に対応する表示形態で表示される。具体的には、図20および図21の例では、領域表示CRは、スクールゾーンを示す道路標識の背景色に合わせて、黄色で表示され得る。図19~図21のような表示により、自車両の走行中あるいは接近中の道路における道路標識情報や道路規制情報が、運転者によって、より直感的に把握可能となる。
このように、本実施形態においては、下側表示部81における物標の俯瞰表示により、自車両周辺の空間把握が容易となる。また、消失点VPを屈曲部83に設けることで、常に基点のあるグラフィック表現により、鳥瞰からズームまで奥と手前との関係性を保ったまま連続性のある自然なアニメーション表現が再現でき、運転者等の乗員Pによって、より直感的な情報把握が可能となる。さらに、下側表示部81よりも上方に位置する上側表示部82にて、自車両周辺の物標に関する俯瞰表示とは異なる情報表示が実行される。具体的には、上側表示部82は、自車両に対する左右方向の物標の、存在および/または接近状況に関連する情報表示を実行する。これにより、自車両周辺の物標に関する俯瞰表示と、これとは異なる情報表示とが、物理的に認知しやすいレイアウトで表示される。したがって、本実施形態によれば、運転者等の乗員Pの認知や判断を、従来よりも、よりいっそう良好に支援することが可能となる。特に、ADAS機能を搭載した車両1において、空間把握を容易にするディスプレイによって、運転支援動作における運転者等の乗員Pの認知や判断を良好に補助することが可能となる。
(変形例)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。故に、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態との相違点を主として説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、相互に同一または均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾または特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。故に、上記実施形態に対しては、適宜変更が可能である。以下、代表的な変形例について説明する。以下の変形例の説明においては、上記実施形態との相違点を主として説明する。また、上記実施形態と変形例とにおいて、相互に同一または均等である部分には、同一符号が付されている。したがって、以下の変形例の説明において、上記実施形態と同一の符号を有する構成要素に関しては、技術的矛盾または特段の追加説明なき限り、上記実施形態における説明が適宜援用され得る。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的な装置構成に、何ら限定されるものではない。すなわち、例えば、車両1は、普通自動車に限定されない。具体的には、かかる車両1は、貨物トラック等の大型自動車であってもよい。車輪数についても特段の限定はなく、三輪自動車であってもよいし、貨物トラック等の六輪または八輪自動車であってもよい。車両1の種類は、内燃機関のみを備えたコンベンショナル自動車であってもよいし、内燃機関を備えない電気自動車あるいは燃料電池車であってもよいし、いわゆるハイブリッド車であってもよい。車両1の用途、乗員数、等についても、特段の限定はない。車両1における車体2の形状および構造も、箱状すなわち平面視における略矩形状に限定されない。
ダッシュボード5の有無、ステアリングホイール6の位置、等についても、特段の限定はない。すなわち、車両1は、いわゆる左ハンドル車であってもよいし、いわゆる右ハンドル車であってもよい。あるいは、ステアリングホイール6および運転席は、車幅方向における中央部に設けられていてもよい。また、運転者は、動的運転タスクを担当あるいは実行する自車両乗員であればよい。換言すれば、運転者が運転操作を実行可能であれば、運転者の着座位置についても、特段の限定はない。また、ステアリングホイール6に代えて、あるいはこれとともに、ジョイスティック等の任意の操作デバイスが用いられ得る。
車載システム10を構成する通信規格としては、CAN(国際登録商標)以外のもの、例えば、FlexRay(国際登録商標)等も採用され得る。また、車載システム10を構成する通信規格は、一種類に限定されない。例えば、車載システム10は、LIN等の通信規格に準拠したサブネットワーク回線を有していてもよい。LINはLocal Interconnect Networkの略である。
カメラ12は、運転制御装置16によるADAS動作のための画像センサと共用のものであってもよいし、車載表示装置8における表示制御専用のものであってもよい。また、カメラ12は、車体2に固定的に装着されるタイプのものに限定されない。すなわち、例えば、カメラ12は、いわゆる後付けのドライブレコーダに装備されたものと共用のものであってもよい。あるいは、例えば、カメラ12として、乗員Pにより車室3内に持ち込まれた携帯端末に装備されたもの(例えばいわゆるスマートフォンに装備されたアウトカメラ)を用いてもよい。カメラ12の搭載数や搭載位置についても、特段の限定はない。
ナビゲーション装置15は、ダッシュボード5に固定的に装着されるタイプに限定されない。すなわち、例えば、ナビゲーション装置15として、乗員Pにより車室3内に持ち込まれた携帯端末を用いてもよい。
車載表示装置8の構成についても、上記実施形態から適宜変容され得る。すなわち、例えば、車載表示装置8における全部または一部は、入力操作を受け付け可能なタッチパネルとしての構成を有していてもよい。
上記実施形態においては、車載表示装置8は、運転席すなわち運転者に正対するように設けられているが、本発明は、かかる態様に限定されない。すなわち、例えば、本発明は、助手席に正対するように設けられた車載表示装置8に対しても、好適に適用され得る。すなわち、車載表示装置8は、運転者用には限定されない。また、画面幅方向と車幅方向とは、平行であってもよく、交差してもよい。
車載表示装置8は、ダッシュボード5に日除け用フードが設けられない、いわゆるフードレスメータであってもよい。この場合、上側表示部82は、日除けの機能を奏するように設けられ得る。これにより、車載表示装置8における視認性が良好に確保され得る。また、図3~図23に示された車載表示装置8は、メータパネルにおける一部であってもよい。すなわち、図3~図23に示された車載表示装置8の上下左右いずれかに、他の表示パネルが設けられていてもよい。
下側表示部81および/または上側表示部82は、平板状に限定されず、例えば側面視にて略円弧状に曲げられていてもよい。屈曲部83における、方向、形状、位置、数についても、適宜変容され得る。すなわち、例えば、屈曲部83は、車高方向と平行な視線による平面視にて、車幅方向に対して交差する方向に沿って形成されていてもよい。また、例えば、屈曲部83は、車両全長方向と平行な視線による正面視にて、車幅方向に対して交差する方向に沿って形成されていてもよい。屈曲部83における屈曲形状の曲率は、適宜設定され得る。また、屈曲部83は、車載表示装置8の画面高さ方向における略中央位置に限定されない。具体的には、例えば、図22に示されているように、屈曲部83は、車載表示装置8の画面高さ方向における略中央位置よりも上端部85寄りの位置に設けられていてもよい。あるいは、例えば、図23に示されているように、屈曲部83は、車載表示装置8の画面高さ方向における略中央位置よりも下端部84寄りの位置に設けられていてもよい。なお、車載表示装置8のほぼ全体が略部分円筒状に屈曲される場合、屈曲部83は、画面高さ方向における任意の位置に認定することが可能である。さらに、屈曲部83は、車載表示装置8の画面高さ方向における略中央位置よりも上端部85寄りの位置と下端部84寄りの位置との双方に設けられていてもよい。この場合、2つの屈曲部83の間、すなわち、下側表示部81と上側表示部82との間には、中間表示部が、鉛直面に沿って設けられる。複数の屈曲部83が形成される場合、これらは、互いに平行に設けられてもよいし、互いに交差するように設けられてもよい。
本発明は、上記実施形態にて示された具体的な動作態様あるいは動作例に限定されない。すなわち、車載表示装置8の各部における表示状態や表示内容についても、特段の限定はない。具体的には、例えば、下側表示部81にも、俯瞰表示とは異なる表示要素、例えば、交差点や先行車両や歩行者までの棒グラフ状の距離表示等が表示され得る。また、消失点VPは、画面幅方向における中央位置よりもオフセットした位置に設けられ得る。また、屈曲部83と消失点VPとは、必ずしも画面高さ方向について一致していなくてもよい。具体的には、図24を参照すると、本変形例に係る車載表示装置8は、画面高さ方向について下側表示部81に隣接する追加表示部86をさらに有している。下側表示部81における下端部84に対応する位置には、追加屈曲部87が、画面幅方向に沿って設けられている。追加屈曲部87は、谷折り状であってもよいし、山折り状であってもよい。上側表示部82には、車速や、TBT進路表示に対応する進行方向案内表示CGや、時刻や、前走車に対応する周辺車両表示CC、等が表示される。TBTは、Turn-by-Turnの略である。下側表示部81には、LKS表示CSや、ACC距離表示CTや、シフトポジションや、燃料計表示や、外気温や、オドメータ表示、等が表示され得る。LKSは、レーンキープアシストシステムの略であり、「システム」を省いてLKAと略されることもある。ACCは、アダプティブクルーズコントロールの略である。LKS表示CSは、レーンキープアシストが実行中であることを示す、道路区画線表示CBに沿った帯状の表示である。LKS表示CSは、自車線を示す一対の道路区画線表示CBの外側に表示される。ACC距離表示CTは、アダプティブクルーズコントロールの実行中に、自車両と追尾対象である前走車との間の距離あるいはその設定状態に対応した形態(画面高さ方向の幅および/または数)で表示される、横長の台形状のグラフィック表示である。シフトポジションや、燃料計表示や、外気温や、オドメータ表示等の各種情報表示は、運転者等による選択操作状態に応じて、下側表示部81における下端部84の近傍、すなわち、自車両表示CA等よりも下側に表示される。なお、かかる各種情報表示を行うための、下側表示部81における下端部84の近傍にて画面幅方向に延びる帯状領域においては、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト等の各種ADAS動作を実行中である旨の、文字情報表示あるいはアイコン表示が行われ得る。また、各種情報表示のうちの一部は、かかる帯状領域とは異なる位置、例えば、下側表示部81における下端部84の近傍部分以外の部分や上側表示部82や追加表示部86に表示され得る。追加屈曲部87には、例えば、再生中メディア情報等のオーディオ情報が表示される。そして、前走車に対応する周辺車両表示CCにおける所定位置(例えば車両後端部に対応する位置)と屈曲部83とが略一致するように、下側表示部81および上側表示部82における画面表示が実行され得る。この場合、消失点VPは、上側表示部82内に設けられる。なお、図24の例において、追加表示部86および追加屈曲部87が省略可能であることは、いうまでもない。すなわち、図24に示された、下側表示部81および上側表示部82における表示例は、図3~図23に示された構成を有する車載表示装置8においても実現され得ることは、いうまでもない.
また、各表示要素における表示形態についても、適宜変容され得る。すなわち、上記の各例において、点滅表示されていた表示要素は、点滅表示とは異なる表示形態で表示されてもよい。同様に、上記の各例において、点滅表示されるものと明示されていなかった表示要素を点滅表示しても差し支えない。なお、「表示形態」は、「表示態様」とも称され得る。
上記実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、構成要素の個数、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数値に限定される場合等を除き、その特定の数値に本発明が限定されることはない。同様に、構成要素等の形状、方向、位置関係等が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に特定の形状、方向、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、方向、位置関係等に本発明が限定されることはない。
変形例も、上記の例示に限定されない。また、複数の変形例が、互いに組み合わされ得る。また、上記実施形態の全部または一部と、変形例の全部または一部とが、互いに組み合わされ得る。
(開示の観点)
上記の通りの実施形態および変形例についての説明から明らかなように、本明細書には、少なくとも以下の観点が開示されている。
[観点1]
車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された、表示制御装置(11)であって、
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有し、
前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する、
表示制御装置。
[観点2]
観点1において、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近づくにつれて下方且つ手前側に表示する態様でアニメーション表示する。
[観点3]
観点1、2において、前記上側表示部にて、前記俯瞰表示とは異なる情報表示を実行する。
[観点4]
観点1~3において、前記上側表示部にて、前記車両に対する左右方向の物標に関連する情報表示を実行する。
[観点5]
観点1~4において、前記下側表示部にて、消失点(VP)が前記屈曲部に位置するように前記俯瞰表示する。
[観点6]
観点1~5において、前記上側表示部は、日除けの機能を奏するように設けられている。
[観点7]
観点1~6において、前記下側表示部および前記上側表示部は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部である。
[観点8]
観点7において、前記可撓性ディスプレイは、有機発光ダイオードディスプレイである。
[観点9]
車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された表示制御装置(11)により実行される、表示制御プログラムであって、
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有し、
前記表示制御装置によって実行される処理は、
前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する処理を含む。
[観点10]
観点9において、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近づくにつれて下方且つ手前側に表示する態様でアニメーション表示する。
[観点11]
観点9、10において、前記上側表示部にて、前記俯瞰表示とは異なる情報表示を実行する。
[観点12]
観点9~11において、前記上側表示部にて、前記車両に対する左右方向の物標に関連する情報表示を実行する。
[観点13]
観点9~12において、前記下側表示部にて、消失点(VP)が前記屈曲部に位置するように前記俯瞰表示する。
[観点14]
観点9~13において、前記上側表示部は、日除けの機能を奏するように設けられている。
[観点15]
観点9~14において、前記下側表示部および前記上側表示部は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部である。
[観点16]
観点15において、前記可撓性ディスプレイは、有機発光ダイオードディスプレイである。
上記の通りの実施形態および変形例についての説明から明らかなように、本明細書には、少なくとも以下の観点が開示されている。
[観点1]
車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された、表示制御装置(11)であって、
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有し、
前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する、
表示制御装置。
[観点2]
観点1において、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近づくにつれて下方且つ手前側に表示する態様でアニメーション表示する。
[観点3]
観点1、2において、前記上側表示部にて、前記俯瞰表示とは異なる情報表示を実行する。
[観点4]
観点1~3において、前記上側表示部にて、前記車両に対する左右方向の物標に関連する情報表示を実行する。
[観点5]
観点1~4において、前記下側表示部にて、消失点(VP)が前記屈曲部に位置するように前記俯瞰表示する。
[観点6]
観点1~5において、前記上側表示部は、日除けの機能を奏するように設けられている。
[観点7]
観点1~6において、前記下側表示部および前記上側表示部は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部である。
[観点8]
観点7において、前記可撓性ディスプレイは、有機発光ダイオードディスプレイである。
[観点9]
車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された表示制御装置(11)により実行される、表示制御プログラムであって、
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有し、
前記表示制御装置によって実行される処理は、
前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する処理を含む。
[観点10]
観点9において、前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近づくにつれて下方且つ手前側に表示する態様でアニメーション表示する。
[観点11]
観点9、10において、前記上側表示部にて、前記俯瞰表示とは異なる情報表示を実行する。
[観点12]
観点9~11において、前記上側表示部にて、前記車両に対する左右方向の物標に関連する情報表示を実行する。
[観点13]
観点9~12において、前記下側表示部にて、消失点(VP)が前記屈曲部に位置するように前記俯瞰表示する。
[観点14]
観点9~13において、前記上側表示部は、日除けの機能を奏するように設けられている。
[観点15]
観点9~14において、前記下側表示部および前記上側表示部は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部である。
[観点16]
観点15において、前記可撓性ディスプレイは、有機発光ダイオードディスプレイである。
1 車両
8 車載表示装置
81 下側表示部
82 上側表示部
83 屈曲部
10 車載システム
11 表示制御装置
P 乗員
PB 乗員搭乗位置
VP 消失点
8 車載表示装置
81 下側表示部
82 上側表示部
83 屈曲部
10 車載システム
11 表示制御装置
P 乗員
PB 乗員搭乗位置
VP 消失点
Claims (9)
- 車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された、表示制御装置(11)であって、
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有し、
前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する、
表示制御装置。 - 前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近づくにつれて下方且つ手前側に表示する態様でアニメーション表示する、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記上側表示部にて、前記俯瞰表示とは異なる情報表示を実行する、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記上側表示部にて、前記車両に対する左右方向の物標に関連する情報表示を実行する、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記下側表示部にて、消失点(VP)が前記屈曲部に位置するように前記俯瞰表示する、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記上側表示部は、日除けの機能を奏するように設けられた、
請求項1に記載の表示制御装置。 - 前記下側表示部および前記上側表示部は、それぞれ、屈曲可能に構成された可撓性ディスプレイにおける一部である、
請求項1~6のいずれか1つに記載の表示制御装置。 - 前記可撓性ディスプレイは、有機発光ダイオードディスプレイである、
請求項7に記載の表示制御装置。 - 車両(1)に搭載された車載表示装置(8)における表示状態を制御するように構成された表示制御装置(11)により実行される、表示制御プログラムであって、
前記車載表示装置は、前記車両における車幅方向に沿った屈曲部(83)にて手前側に向かって開口する凹状となる谷折り状に屈曲した形状に形成されることで、前記屈曲部から下方且つ手前側に向かって延設された下側表示部(81)と、前記屈曲部から上方且つ手前側に向かって延設された上側表示部(82)とを有し、
前記表示制御装置によって実行される処理は、
前記下側表示部にて、前記車両からの距離が近い物標を遠い物標よりも下方且つ手前側に俯瞰表示する処理を含む、
表示制御プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022103002A JP2024003685A (ja) | 2022-06-27 | 2022-06-27 | 表示制御装置および表示制御プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022103002A JP2024003685A (ja) | 2022-06-27 | 2022-06-27 | 表示制御装置および表示制御プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2024003685A true JP2024003685A (ja) | 2024-01-15 |
Family
ID=89534059
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022103002A Pending JP2024003685A (ja) | 2022-06-27 | 2022-06-27 | 表示制御装置および表示制御プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2024003685A (ja) |
-
2022
- 2022-06-27 JP JP2022103002A patent/JP2024003685A/ja active Pending
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