JP2024000716A - 農産物貯蔵システム及び農産物貯蔵方法 - Google Patents

農産物貯蔵システム及び農産物貯蔵方法 Download PDF

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Abstract

【課題】雪や氷などの冷熱を効率的に利用して冷却貯蔵できる農産物貯蔵システムを提供する。【解決手段】農産物を収納する複数のコンテナ39を貯蔵可能な第1貯蔵室7と、第1貯蔵室7と対向して配置され、複数のコンテナ39を貯蔵可能な第2貯蔵室11と、開放時に第1貯蔵室7と第2貯蔵室11とを連通し、閉鎖時に第1貯蔵室7と第2貯蔵室11とを仕切る扉37,47と、第1貯蔵室7の第2貯蔵室11とは反対側に配置された第1圧力室5に設置され、第1圧力室5の空気を吸い込んで第1貯蔵室7に吐出する第1ファン17と、第2貯蔵室11の第1貯蔵室7とは反対側に設置された第2圧力室13に設置され、第2貯蔵室11の空気を吸い込んで第2圧力室13に吐出する第2ファン61と、扉37,47の壁部49,51を貫通し、第1圧力室5と第2圧力室13とを連通するダクト31と、ダクト31を開放又は閉鎖する開閉蓋35,77と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、農産物を貯蔵する農産物貯蔵システム及び農産物貯蔵方法に関する。
温暖化ガスの排出規制や省エネルギーの観点から、長期間安価に少ないエネルギーで農産物を貯蔵できるシステムが求められている。北国の農業では年一回しか作物を生産できないが、冬の冷たい外気を利用して秋の収穫したジャガイモやタマネギなどの農産物を翌春まで冷却して保存できる、というメリットを享受している。しかし、外気温度が上昇して作物を冷却することができなくなる翌春以降では、さらに作物を長期に貯蔵しようとする場合には、冷凍機などを利用して冷却して貯蔵しなければならない。そこで、冬の間に豊富に得られる雪や氷を利用して、翌春以降も冷却貯蔵するという試みが行われている。
例えば特許文献1には、バレイショの通年貯蔵に関する貯蔵方法が記載されている。この貯蔵方法では、同一貯蔵施設内にバレイショを貯蔵する二室を有し、冬期は外気を導入した冷風循環で二室のバレイショを低温化し、春先にバレイショ出荷後の一室に雪氷を貯え、自然対流でもう一室を低温化する。
特開2015-112103号公報
上記従来技術では、自然対流で雪氷の冷気を移動させるため、冷気の対流が不十分であり、バレイショを十分に冷却することができない。
本発明の目的は、雪や氷などの冷熱を効率的に利用して冷却貯蔵できる農産物貯蔵システム及び農産物貯蔵方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本願発明の農産物貯蔵システムは、農産物を収納する複数の第1コンテナを貯蔵可能な第1室と、前記第1室と対向して配置され、前記農産物を収納する複数の第2コンテナを貯蔵可能な第2室と、開放時に前記第1室と前記第2室とを連通し、閉鎖時に前記第1室と前記第2室とを仕切る開閉部と、前記第1室の前記第2室とは反対側に配置された第3室に設置され、前記第3室の空気を吸い込んで前記第1室に吐出する第1ファンと、前記第2室の前記第1室とは反対側に設置された第4室に設置され、前記第2室の空気を吸い込んで前記第4室に吐出する第2ファンと、前記開閉部を貫通し、前記第3室と前記第4室とを連通するダクトと、前記ダクトを開放又は閉鎖する開閉蓋と、を有する。
また、上記目的を達成するために、本願発明の農産物貯蔵方法は、対向して配置された第1室と第2室とを仕切る場合には、農産物を収納した複数の第1コンテナを前記第1室に貯蔵すると共に、前記農産物を収納した複数の第2コンテナを前記第2室に貯蔵し、第1室の前記第2室とは反対側に配置された第3室の空気を吸い込んで前記第1室に吐出し、前記第1室の空気を前記第3室に通風させることにより前記第1室の空気を循環させ、前記第2室の空気を吸い込んで前記第2室の前記第1室とは反対側に設置された第4室に吐出し、前記第4室の空気を前記第2室に通風させることにより前記第2室の空気を循環させ、前記第1室と前記第2室とを連通する場合には、雪又は氷を収納した複数の前記第1コンテナを前記第1室に貯蔵すると共に、前記農産物を収納した複数の前記第2コンテナを前記第2室に貯蔵し、前記第3室の空気を吸い込んで前記第1室に吐出すると共に前記第2室の空気を吸い込んで前記第4室に吐出し、前記第4室の空気を前記第3室に通風させることにより前記第1室及び前記第2室の空気を循環させる。
本発明では、秋に収穫した農産物を第1室及び第2室に貯蔵する。外気の温度が低い翌春までの間は、開閉部を閉鎖して第1室と第2室を仕切り、第1室と第2室の空気を個別に循環させる。具体的には、第1室では、第1ファンにより第3室の空気を吸い込んで第1室に吐出し、第1室の空気を第3室に通風させることにより、第1室の空気を循環させる。第2室では、第2ファンにより第2室の空気を吸い込んで第4室に吐出し、第4室の空気を第2室に通風させることにより、第2室の空気を循環させる。第1室と第2室の個別循環では、第1室と第2室のそれぞれにおいて外気を適宜導入しつつ循環させる。このようにして、秋に収穫された農産物を、冬の冷たい外気を利用して翌春まで冷却して保存することができる。
貯蔵された農産物を第1室の方から順次出荷し、翌春までに第1室を空にし、その後に氷や雪を収納したコンテナを第1室に積載する。第1室においては、個別循環により外気を利用して雪や氷を外気温が上昇するまで溶解しないように冷却し、冷熱資源としての価値が低下しないように保存し続ける。
春を過ぎ、外気温度が上昇して外気冷熱が利用できなくなった段階では、開閉部を開放して第1室と第2室を連通させ、第1室と第2室の全体の空気を循環させる。具体的には、第1ファンにより第3室の空気を吸い込んで第1室に吐出し、第2ファンにより第2室の空気を吸い込んで第4室に吐出し、第4室の空気をダクトを介して第3室に通風させることにより、第1室と第2室の全体の空気を循環させる。これにより、第1室を通過する際に雪や氷で冷却された空気によって第2室に貯蔵された農産物を冷却することができる。この際、一方の第1室において第1ファンで吐出し、他方の第2室において第2ファンで吸い込むので、十分な量の冷気を対流させることが可能となる。また、ダクトを用いて循環させるので、第1室で冷却された空気と第2室で農産物と熱交換して暖められた空気が混ざることを防止できる。したがって、農産物を十分に冷却することができる。このようにして、出荷により空いたスペースを雪や氷などの保管スペースとして利用しつつその冷熱を効率的に利用して、農産物を春以降も継続して冷却貯蔵することができる。
本発明によれば、雪や氷などの冷熱を効率的に利用して農産物を冷却貯蔵できる。
実施形態に係る農産物貯蔵システムを個別循環させる場合の全体構造の一例を表す斜視図である。 実施形態に係る農産物貯蔵システムを個別循環させる場合の全体構造の一例を表す前方向からの側断面図である。 実施形態に係る農産物貯蔵システムを個別循環させる場合の全体構造の一例を表す上方向からの水平断面図である。 実施形態に係る農産物貯蔵システムを全体循環させる場合の全体構造の一例を表す斜視図である。 実施形態に係る農産物貯蔵システムを全体循環させる場合の全体構造の一例を表す前方向からの側断面図である。 実施形態に係る農産物貯蔵システムを全体循環させる場合の全体構造の一例を表す上方向からの水平断面図である。 農産物貯蔵システムで使用されるコンテナの構造の一例を表す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1~図3は、本実施形態に係る農産物貯蔵システムを個別循環させる場合の全体構成の一例を表しており、図4~図6は、本実施形態に係る農産物貯蔵システムを全体循環させる場合の全体構成の一例を表している。図1及び図4は右斜め前の上方から俯瞰した斜視図、図2及び図5は前方向からの側断面図、図3及び図6は上方向からの水平断面図である。また、図7は、農産物貯蔵システムで使用されるコンテナの全体構成の一例を表す斜視図である。なお、以下の説明において、上下、前後及び左右の方向は、図1~図7の各図中に示される矢印の方向に対応している。これらの方向は説明の便宜上使用するものであり、農産物貯蔵システムやコンテナの各構成の向きや配置を限定するものではない。
<農産物貯蔵システムの全体構成>
図1~図6に示すように、農産物貯蔵システム1は建屋3を有する。建屋3は、前壁3F、後壁3B、左壁3L、右壁3R、及び天井3Uを有する。なお、図1及び図4では、建屋3の内部構造を図示するために前壁3F及び天井3Uの図示を省略している。農産物貯蔵システム1は、建屋3内に、左右方向において右側から順に、第1圧力室5、第1貯蔵室7、中間室9、第2貯蔵室11、第2圧力室13を有する。第1貯蔵室7は第1室の一例、第2貯蔵室11は第2室の一例、第1圧力室5は第3室の一例、第2圧力室13は第4室の一例である。
第1圧力室5は、右壁3R、前壁3F、後壁3B及び内壁15により区画されている。第1圧力室5は、第1貯蔵室7の第2貯蔵室11とは反対側、すなわち第1貯蔵室7の右側に配置されている。図2及び図3並びに図5及び図6に示すように、第1圧力室5には、当該第1圧力室5の空気を吸い込んで第1貯蔵室7に吐出する第1ファン17が設置されている。また、図2及び図5に示すように、右壁3Rにおける第1ファン17の上側には、建屋3の外部の空気を第1圧力室5の内部に取り込むための吸気口19と、第1圧力室5の空気を建屋3の外部に排出するための排気口21とが設けられている。吸気口19と排気口21はそれぞれ、開閉蓋23,25により開放または閉鎖され、開放時には開閉蓋23,25の角度により空気の流量を調整することが可能となっている。
図1及び図2並びに図4及び図5に示すように、内壁15の上部における前後方向中央部には、略矩形状の開口部27が形成されている。第1貯蔵室7の空気は開口部27を介して第1圧力室5に流出する。開口部27は、開閉蓋29により開放または閉鎖される。
図1及び図2並びに図4及び図5に示すように、農産物貯蔵システム1は、第1貯蔵室7、中間室9、第2貯蔵室11を貫通し、第1圧力室5と第2圧力室13を連通するダクト31を有している。ダクト31は、例えば建屋3内の上部における前後方向両側の2箇所に、左右方向に沿って延設されている。図1及び図4に示すように、内壁15の上部における前後方向両端部には、ダクト31に連通した略円形状の開口部33が形成されている。開閉蓋35により開口部33が開放または閉鎖されることで、ダクト31が開放又は閉鎖される。ダクト31が開放された場合には、第2圧力室13の空気が第1圧力室5に通風される。
第1貯蔵室7は、前壁3F、後壁3B、内壁15及び扉37により区画されている。第1貯蔵室7は、左右方向において第2貯蔵室11と対向して配置されている。第1貯蔵室7では、農産物を収納した複数のコンテナ39が積み上げられて貯蔵される。農産物は、秋に収穫されて順次出荷される農産物であれば特に限定されるものではないが、例えばジャガイモやタマネギ等である。第1貯蔵室7に貯蔵されるコンテナ39が第1コンテナの一例である。
図2及び図3並びに図5及び図6に示すように、内壁15には例えば前後方向の2箇所に開口部41が形成されている。開口部41は、床面から所定の高さまで延びた例えば矩形状の開口部である。開口部41は、第1貯蔵室7と、第1圧力室5に設けられた空気室43とを連通する。第1ファン17が吐出した空気は空気室43に流入し、開口部41を介して第1貯蔵室7に流入する。開口部41が第1開口部の一例である。
第1貯蔵室7では、複数のコンテナ39が積み上げられてコンテナ群39G1を形成している。図3及び図6に示すように、一対のコンテナ群39G1が左右方向において開口部41を挟むように対向して配置されている。図3及び図6に示す例では、例えば二対のコンテナ群39G1が前後方向に並列して配置されている。コンテナ群39G1が第1コンテナ群の一例である。
一対のコンテナ群39G1の間のスペースS1の上部及び開口部41とは反対側(この例では左側)の側部には、空気を充満させたエアバッグ45が設けられている。エアバッグ45は、一対のコンテナ群39G1の間に挟まれることで、スペースS1の上部及び開口部41とは反対側の側部を閉塞する。スペースS1は第1スペースの一例であり、エアバッグ45は第1閉塞部材の一例である。
中間室9は、前壁3F、後壁3B及び扉37,47により区画されている。中間室9は、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の間に挟まれるように配置されている。扉37は、ダクト31が貫通される壁部49の下方において、例えば4枚の可動扉の少なくとも1つを前後方向に移動することで開閉可能に構成されている。同様に、扉47は、ダクト31が貫通される壁部51の下方において、例えば4枚の可動扉の少なくとも1つを前後方向に移動することで開閉可能に構成されている。中間室9は、扉37,47の開放時に第1貯蔵室7と第2貯蔵室11とを連通し、扉37,47の閉鎖時に第1貯蔵室7と第2貯蔵室11とを仕切る。扉37,47及び壁部49,51が開閉部の一例である。図3及び図6に示すように、前壁3Fには扉52が設けられており、当該扉52を開放することで例えばフォークリフト等の重量機械を中間室9に進入させることができる。コンテナ39は、中間室9の扉37,47を開放させた状態で、フォークリフトにより第1貯蔵室7又は第2貯蔵室11に搬入される。
第2貯蔵室11は、前壁3F、後壁3B、内壁53及び扉47により区画されている。第2貯蔵室11は、左右方向において第1貯蔵室7と対向して配置されている。第2貯蔵室11では、農産物を収納した複数のコンテナ39が積み上げられて貯蔵される。第2貯蔵室11に貯蔵されるコンテナ39が第2コンテナの一例である。
図2及び図3並びに図5及び図6に示すように、内壁53には例えば前後方向の2箇所に開口部55が形成されている。開口部55は、床面から所定の高さまで延びた例えば矩形状の開口部である。開口部55は、第2貯蔵室11と、第2圧力室13に設けられた空気室57とを連通する。第2ファン61による吸い込みにより、第2貯蔵室11の空気は開口部55を介して空気室57に流出し、第2ファン61に吸い込まれる。開口部55が第2開口部の一例である。
第2貯蔵室11では、複数のコンテナ39が積み上げられてコンテナ群39G2を形成している。図3及び図6に示すように、一対のコンテナ群39G2が左右方向において開口部55を挟むように対向して配置されている。図3及び図6に示す例では、例えば二対のコンテナ群39G2が前後方向に並列して配置されている。コンテナ群39G2が第2コンテナ群の一例である。
一対のコンテナ群39G2の間のスペースS2の上部及び開口部55とは反対側(この例では右側)の側部には、布状のシート59が設けられている。シート59は、一対のコンテナ群39G2の間に掛け渡されることで、スペースS2の上部及び開口部55とは反対側の側部を閉塞する。シート59は、例えば壁部51に設置された巻取装置60から引き出されて使用され、不使用時には巻取装置60により巻き取られて収納される。スペースS2は第2スペースの一例であり、シート59は第2閉塞部材の一例である。
第2圧力室13は、左壁3L、前壁3F、後壁3B及び内壁53により区画されている。第2圧力室13は、第2貯蔵室11の第1貯蔵室7とは反対側、すなわち第2貯蔵室11の左側に配置されている。図2及び図3並びに図5及び図6に示すように、第2圧力室13には、第2貯蔵室11の空気を吸い込んで第2圧力室13に吐出する第2ファン61が設置されている。また、図2及び図5に示すように、左壁3Lにおける第2ファン61の上側には、第2圧力室13の空気を建屋3の外部に排出するための排気口63と、建屋3の外部の空気を第2圧力室13の内部に取り込むための吸気口65が設けられている。排気口63と吸気口65はそれぞれ、開閉蓋67,69により開放または閉鎖され、開放時には開閉蓋67,69の角度により空気の流量を調整することが可能となっている。
図1及び図2並びに図4及び図5に示すように、内壁53の上部における前後方向中央部には、略矩形状の開口部71が形成されている。第2圧力室13の空気は開口部71を介して第2貯蔵室11に流出する。開口部71は、開閉蓋73により開放または閉鎖される。
図1及び図4に示すように、内壁53の上部における前後方向両端部には、ダクト31に連通した略円形状の開口部75(不図示)が形成されている。開閉蓋77により開口部75が開放または閉鎖されることで、ダクト31が開放又は閉鎖される。ダクト31が開放された場合には、第2圧力室13の空気が第1圧力室5に通風される。
図7に示すように、コンテナ39は略直方体形状の容器である。コンテナ39は、前板39F、後板39B、左板39L、右板39R、及びベース39Dを有する。前板39F、後板39B、左板39L、右板39Rにはそれぞれ、空気を通風可能な網部材79が設けられた複数の開口81が形成されている。ベース39Dには、図示しないフォークリフトのフォークを挿入するためのリフトスロット83が短辺に平行な方向に貫通して形成されている。コンテナ39は、長辺が前後方向に略平行となり、且つ、短辺が左右方向に略平行となる向きで、第1貯蔵室7又は第2貯蔵室11に積載される。上記構成により、コンテナ39は一対のコンテナ群39G1,39G2が対向する方向である前後方向に空気を通風可能に構成されている。この際、前後方向にはリフトスロット83が形成されていないため、空気がリフトスロット83を通過することを防止でき、農産物が収納された収納スペース39Sを確実に通風させることができる。
なお、コンテナ39の前板39F及び後板39Bの上方部分を閉塞可能な構成としてもよい。あるいは、前板39F及び後板39Bの上方部分を例えばシュリンクフィルム等で覆って使用してもよい。これにより、貯蔵中に農産物が乾燥して収縮し、コンテナ39の上部が空いた場合でも、その空間を空気が通過することを防止し、農産物内をより確実に通風させることができる。
<農産物の貯蔵方法>
農産物貯蔵システム1では、秋に収穫した農産物を第1貯蔵室7及び第2貯蔵室11に貯蔵する。外気の温度が低い翌春までの間は、中間室9の扉37,47を閉鎖して第1貯蔵室7と第2貯蔵室11を仕切り、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の空気を個別に循環させる。本実施形態ではこの状態を「個別循環」という。図1~図3に示すように、個別循環では、開閉蓋23,25,67,69が開いて吸気口19,65及び排気口21,63が開放されると共に、開閉蓋29,73が開いて開口部27,71が開放され、且つ、開閉蓋35,77が閉じてダクト31が閉鎖される。
これにより、図2及び図3に矢印で示されるように、第1貯蔵室7では、吸気口19から第1圧力室5に導入された空気が第1ファン17により開口部41を介して第1貯蔵室7のコンテナ群39G1の間のスペースS1に吐出される。スペースS1の上部及び左側の側部はエアバッグ45により閉塞されているので、スペースS1に流入した空気は、コンテナ群39G1を構成する各コンテナ39に対して前後方向に内部を通過するように通風する。各コンテナ39を通過した空気は第1貯蔵室7の内部を左方向に流れ、左側おいて上方向に流れ、上側において右方向に流れ、開口部27を介して第1圧力室5に流出する。第1圧力室5に流入した空気の一部は、排気口21を介して外部に排出される。このようにして、第1貯蔵室7の空気が循環される。
一方、第2貯蔵室11では、図2及び図3に矢印で示されるように、当該第2貯蔵室11の空気が、第2ファン61によりコンテナ群39G2の間のスペースS2に吸い込まれる。スペースS2の上部及び右側の側部はシート59により閉塞されているので、第2貯蔵室11の空気はコンテナ群39G2を構成する各コンテナ39に対して前後方向に内部を通過するように通風する。各コンテナ39を通過した空気はスペースS2の内部を左方向に流れ、開口部55及び空気室57を介して第2ファン61に吸い込まれる。第2ファン61から吐出された空気の一部は、排気口63を介して外部に排出される。吸気口65から第2圧力室13に導入された空気は、開口部71を介して第2貯蔵室11に流入し、第2貯蔵室11の内部を右方向に流れると共に下方向に流れ、各コンテナ39に対してシート59が閉塞していない部分から流入してスペースS2に向けて通風される。このようにして、第2貯蔵室11の空気が循環される。
以上のように、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の個別循環では、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11のそれぞれにおいて外気を適宜導入しつつ空気を循環させる。このようにして、秋に収穫された農産物を、冬の冷たい外気を利用して翌春まで冷却して保存することができる。
貯蔵された農産物を第1貯蔵室7の方から順次出荷し、翌春までに第1貯蔵室7を空にし、その後に氷や雪を収納したコンテナ39を第1貯蔵室7に積載する。なお、コンテナ39を使用せずに、フォークリフト等の重量機械にて雪や氷を直接第1貯蔵室7に山積みしてもよい。第1貯蔵室7においては、個別循環により外気を利用して雪や氷を外気温が上昇するまで溶解しないように冷却し、冷熱資源としての価値が低下しないように保存し続ける。
春を過ぎ、外気温度が上昇して外気冷熱が利用できなくなった段階で、中間室9の扉37,47を開放して第1貯蔵室7と第2貯蔵室11を連通させ、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の全体の空気を循環させる。本実施形態ではこの状態を「全体循環」という。図4~図6に示すように、全体循環では、開閉蓋23,25,67,69が閉じて吸気口19,65及び排気口21,63が閉鎖されると共に、開閉蓋29,73が閉じて開口部27,71が閉鎖され、且つ、開閉蓋35,77が開いてダクト31が開放される。
これにより、図5及び図6に矢印で示されるように、第1貯蔵室7では、第1圧力室5の空気が第1ファン17により開口部41を介して第1貯蔵室7のコンテナ群39G1の間のスペースS1に吐出され、コンテナ群39G1を構成する各コンテナ39に対して前後方向に内部を通過するように通風する。各コンテナ39を通過した空気は第1貯蔵室7の内部を左方向に流れ、中間室9の開放された扉37,47を介して第2貯蔵室11に流入する。第2貯蔵室11に流入した空気は、第2ファン61による吸込みによりコンテナ群39G2を構成する各コンテナ39に対して前後方向に内部を通過するように通風し、スペースS2に流入する。スペースS2に流入した空気は開口部55及び空気室57を介して第2ファン61に吸い込まれ、第2圧力室13の上側に吐出される。第2ファン61から吐出された空気は、開口部75を介してダクト31に流入し、ダクト31の内部を通って開口部33を介して第1圧力室5に流入する。第1圧力室5の空気は、第1ファン17により第1貯蔵室7に吐出される。
このようにして、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の全体の空気が循環される。これにより、第1貯蔵室7を通過する際に雪や氷で冷却された空気によって、第2貯蔵室11に貯蔵された農産物を冷却することができる。
<熱収支の例>
本実施形態おいて、空気の冷却に必要な冷熱は、氷の融解潜熱が主体となる。氷が融解している限りにおいては水と氷の共存物の温度は0℃を保つことになり、接触した空気は0℃近くに冷却されることになり、農産物を継続的に冷却できる。この場合の熱収支については、例えば以下のような方程式で計算することができる。
Hcrop+Hbuild+Hdraft+Hfan=Hcool
なお、Hcropは農産物からの呼吸熱、Hbuildは建物の壁や天井からの侵入熱、Hdraftはすきま風による侵入熱、Hfanはファンなどの換気装置からの放散熱、Hcoolは雪や氷による冷却熱である。
氷の冷却潜熱は333.6(kJ/kg)である。通常の設計においては、例えばジャガイモの換気空気量は50(m/h・t)から150(m/h・t)の範囲で設計するのが慣習となっている。しかし、この最大風量は秋の収穫後の冷却乾燥時に必要なものであり、その後は極小の風量で事足りるので、最小設計値としての50(m/h・t)で設計するのが妥当であると考えられる。その場合にファンの方に必要な能力は、ほぼ100(Pa)~150(Pa)で3(kW)では約30000(m/h)であり、このファンで賄える貯蔵量は600(MT)相当となる。ジャガイモは最適貯蔵温度とされる4℃においての発熱量は10(W)程度であり、600(MT)のジャガイモでは6(kW)の発熱量となる。この場合に侵入熱を考慮せずに計算すると、6(kW)+3(kW)=9(kW)を最低でも賄うだけの熱量が必要となる。仮に、9(kW)を24時間で賄うだけの氷の量を計算すると、9(kW)×3600(秒)×24(時間)=777600(kJ)となる。これは、2330.1(kg)の氷の量を意味する。これが、例えば4月半ばから8月半ばまでの4か月間続くとすると、2.33(MT)×120(日)=280(トン)という計算になる。
本願発明者等の簡易な実験によれば、ほぼ同量の雪や氷を貯蔵さえできれば、次の作物が収穫され始める8月半ばまでの貯蔵は可能である。雪や氷の密度は農産物の密度よりもはるかに大きいことから、建築基準法で想定されている雪の重さは1mで1トンであることを考えれば、ジャガイモの密度はこのほぼ半分の密度であるので、ジャガイモを保管するだけのスペースを確保できていれば、夏まで作物を冷却し続けるに必要な冷熱は十分に確保できるものと考えられる。後は侵入熱を断熱の強化や気密性の強化により極力抑制することである。これらの投資はランニングコストの低減を促し、安価かつ使用エネルギーの少ない、地球環境の保全にとって望ましい冷熱利用技術の実現に供するものとなる。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態の農産物貯蔵システム1では、秋に収穫した農産物を第1貯蔵室7及び第2貯蔵室11に貯蔵しておき、外気の温度が低い翌春までの間は、中間室9の扉37,47を閉鎖して第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の空気を個別に循環させることで、冬の冷たい外気を利用して翌春まで冷却して保存することができる。第1貯蔵室7において出荷により空いたスペースに、雪や氷を収納したコンテナ39を積載する。春を過ぎ、外気温度が上昇して外気冷熱が利用できなくなった段階で、中間室9の扉37,47を開放して第1貯蔵室7と第2貯蔵室11を連通させ、第1貯蔵室7と第2貯蔵室11の全体の空気を循環させることで、第1貯蔵室7を通過する際に雪や氷で冷却された空気によって第2貯蔵室11に貯蔵された農産物を冷却することができる。この際、一方の第1貯蔵室7において第1ファン17で吐出し、他方の第2貯蔵室11において第2ファン61で吸い込むので、十分な量の冷気を対流させることが可能となる。また、ダクト31を用いて循環させるので、第1貯蔵室7で冷却された空気と第2貯蔵室11で農産物と熱交換して暖められた空気が混ざることを防止できる。したがって、農産物を十分に冷却することができる。このようにして、出荷により空いたスペースを雪や氷などの保管スペースとして利用しつつその冷熱を効率的に利用して、農産物を春以降も継続して冷却貯蔵することができる。
なお、第1貯蔵室7においてコンテナ39が積み上げられたコンテナ群39G1に対して単に空気を通風させるだけでは、空気は抵抗が少ないコンテナ群39G1の周囲の空間を通過してしまい、コンテナ39の内部の農産物を十分に冷却することができない。そこで本実施形態では、開口部41の両側に対向して配置された一対のコンテナ群39G1の間のスペースS1の上部及び開口部41とは反対側の側部をエアバッグ45により閉塞した上で、第1ファン17が吐出した空気を開口部41を介して第1貯蔵室7に流入させる。これにより、第1貯蔵室7に流入した空気を、コンテナ群39G1を構成する各コンテナ39に対して内部を通過するように通風させることができる。その結果、空気をコンテナ39の内部の農産物に直接接触させて熱交換効率を大幅に向上できるので、コンテナ39の内部の農産物を十分に冷却することができる。
同様に、第2貯蔵室11においてコンテナ39が積み上げられたコンテナ群39G2に対して単に空気を通風させるだけでは、空気は抵抗が少ないコンテナ群39G2の周囲の空間を通過してしまい、コンテナ39の内部の農産物を十分に冷却することができない。そこで本実施形態では、開口部55の両側に対向して配置された一対のコンテナ群39G2の間のスペースS2の上部及び開口部55とは反対側の側部をシート59により閉塞した上で、第2ファン61が吸い込む空気を開口部55を介して第2貯蔵室11から流出させる。これにより、第2貯蔵室11の空気を、コンテナ群39G2を構成する各コンテナ39に対して内部を通過するように通風させることができる。その結果、空気をコンテナ39の内部の農産物に直接接触させて熱交換効率を大幅に向上できるので、コンテナ39の内部の農産物を十分に冷却することができる。
また、本実施形態では特に、スペースS1は、第1ファン17から吐出される空気により陽圧となるが、エアバッグ45を用いることで、スペースS1の上部及び側部を簡易な構造で効率的に閉塞することができる。
また、本実施形態では特に、スペースS2は、第2ファン61による空気の吸込みにより陰圧となるが、布状のシート59を用いることでシート59が吸引され、スペースS2の上部及び側部を簡易な構造で効率的に閉塞することができる。
<変形例>
上記実施形態では、スペースS1を閉塞する部材としてエアバッグを使用したが、第1ファン17から吐出される空気により陽圧となるスペースS1の上部及び側部を閉塞可能であれば、エアバッグ以外の部材を使用してもよい。また、スペースS2を閉塞する部材として布状のシートを使用したが、第2ファン61による吸い込みにより陰圧となるスペースS2の上部及び側部を閉塞可能であれば、布状のシート以外の部材を使用してもよい。
なお、以上の説明において、外観上の寸法や大きさが「同一」「等しい」「異なる」等の記載がある場合は、当該記載は厳密な意味ではない。すなわち、それら「同一」「等しい」「異なる」とは、設計上、製造上の公差、誤差が許容され、「実質的に同一」「実質的に等しい」「実質的に異なる」という意味である。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
1 農産物貯蔵システム
5 第1圧力室(第3室の一例)
7 第1貯蔵室(第1室の一例)
11 第2貯蔵室(第2室の一例)
13 第2圧力室(第4室の一例)
17 第1ファン
31 ダクト
35 開閉蓋
37 扉(開閉部の一例)
39 コンテナ(第1コンテナ、第2コンテナの一例)
39G1 コンテナ群(第1コンテナ群の一例)
39G2 コンテナ群(第2コンテナ群の一例)
41 開口部(第1開口部の一例)
45 エアバッグ(第1閉塞部材の一例)
47 扉(開閉部の一例)
55 開口部(第2開口部の一例)
59 シート(第2閉塞部材の一例)
61 第2ファン
77 開閉蓋
S1 第1スペース

Claims (6)

  1. 農産物を収納する複数の第1コンテナを貯蔵可能な第1室と、
    前記第1室と対向して配置され、前記農産物を収納する複数の第2コンテナを貯蔵可能な第2室と、
    開放時に前記第1室と前記第2室とを連通し、閉鎖時に前記第1室と前記第2室とを仕切る開閉部と、
    前記第1室の前記第2室とは反対側に配置された第3室に設置され、前記第3室の空気を吸い込んで前記第1室に吐出する第1ファンと、
    前記第2室の前記第1室とは反対側に設置された第4室に設置され、前記第2室の空気を吸い込んで前記第4室に吐出する第2ファンと、
    前記開閉部を貫通し、前記第3室と前記第4室とを連通するダクトと、
    前記ダクトを開放又は閉鎖する開閉蓋と、
    を有することを特徴とする農産物貯蔵システム。
  2. 前記第1室は、
    前記第1室と前記第3室とを連通し、前記第1ファンが吐出した前記空気を前記第1室に流入させる第1開口部と、
    前記第1開口部の両側に対向して配置され、複数の前記第1コンテナが積み上げられた一対の第1コンテナ群と、
    一対の前記第1コンテナ群の間の第1スペースの上部及び前記第1開口部とは反対側の側部を閉塞する第1閉塞部材と、
    を有し、
    前記第1コンテナは、
    前記一対の第1コンテナ群が対向する方向に前記空気を通風可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の農産物貯蔵システム。
  3. 前記第2室は、
    前記第2室と前記第4室とを連通し、前記第2ファンが吸い込む前記空気を前記第2室から流出させる第2開口部と、
    前記第2開口部の両側に対向して配置され、複数の前記第2コンテナが積み上げられた一対の第2コンテナ群と、
    一対の前記第2コンテナ群の間の第2スペースの上部及び前記第2開口部とは反対側の側部を閉塞する第2閉塞部材と、
    を有し、
    前記第2コンテナは、
    前記一対の第2コンテナ群が対向する方向に前記空気を通風可能に構成されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の農産物貯蔵システム。
  4. 前記第1閉塞部材は、
    前記第1スペースの前記上部及び前記側部を閉塞するように一対の前記第1コンテナ群の間に挟まれた、空気を充満させたエアバッグである、
    ことを特徴とする請求項2に記載の農産物貯蔵システム。
  5. 前記第2閉塞部材は、
    前記第2スペースの前記上部及び前記側部を閉塞するように一対の前記第2コンテナ群の間に掛け渡された、布状のシートである、
    ことを特徴とする請求項3に記載の農産物貯蔵システム。
  6. 対向して配置された第1室と第2室とを仕切る場合には、農産物を収納した複数の第1コンテナを前記第1室に貯蔵すると共に、前記農産物を収納した複数の第2コンテナを前記第2室に貯蔵し、第1室の前記第2室とは反対側に配置された第3室の空気を吸い込んで前記第1室に吐出し、前記第1室の空気を前記第3室に通風させることにより前記第1室の空気を循環させ、前記第2室の空気を吸い込んで前記第2室の前記第1室とは反対側に設置された第4室に吐出し、前記第4室の空気を前記第2室に通風させることにより前記第2室の空気を循環させ、
    前記第1室と前記第2室とを連通する場合には、雪又は氷を収納した複数の前記第1コンテナを前記第1室に貯蔵すると共に、前記農産物を収納した複数の前記第2コンテナを前記第2室に貯蔵し、前記第3室の空気を吸い込んで前記第1室に吐出すると共に前記第2室の空気を吸い込んで前記第4室に吐出し、前記第4室の空気を前記第3室に通風させることにより前記第1室及び前記第2室の空気を循環させる、
    ことを特徴とする農産物貯蔵方法。
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