JP2024000157A - 制御装置及び送風装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率的な換気運転を行うことができる制御装置及び送風装置を提供する。【解決手段】第1制御装置16は、第1ガスセンサ17と、濃度判定部23と、換気判定部24とを備える。第1ガスセンサ17は、二酸化炭素濃度を検出する。濃度判定部23は、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。換気判定部24は、濃度判定部23により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合に、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。【選択図】図4

Description

本発明は、制御装置及び送風装置に関する。
ガスセンサを用いて換気運転を制御する制御装置及び送風装置が開発されている。例えば、特許文献1に開示されている自動換気システムは、二酸化炭素濃度が閾値濃度以上であれば、換気処理を優先し、空調機を止めて換気装置を運転する。また、特許文献1の自動換気システムは、二酸化炭素の上昇速度が大きい時には、換気装置を強制的に運転する。
特開2000-88320号公報
しかしながら、特許文献1の自動換気システムのような従来の換気システムでは、ガスセンサの近くに人が来ること、又は人が増えることに起因して二酸化炭素濃度が局所的に上昇した場合と、二酸化炭素濃度が空間全体において上昇した場合とを区別して換気運転の制御を行っていない。そのため、従来の換気システムでは、局所的な二酸化炭素濃度の上昇にもかかわらず、換気装置を作動して換気運転を行うため、換気装置において無駄なエネルギ損失が発生するという問題があった。
本発明は、効率的な換気運転を行うことができる制御装置及び送風装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明では、制御装置は、濃度判定部と、換気判定部とを備える。濃度判定部は、二酸化炭素濃度を検出するセンサにより検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。換気判定部は、濃度判定部により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合に、センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。
本発明では、送風装置は、制御装置を有する。制御装置は、センサと、濃度判定部と、換気判定部とを備える。センサは、二酸化炭素濃度を検出する。濃度判定部は、センサにより検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。換気判定部は、濃度判定部により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合に、センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。
本発明に係る制御装置及び送風装置によれば、単位時間当たりの二酸化炭素増加量に基づき、換気が必要か否かを判定することから、二酸化炭素濃度が局所的に上昇したのか、空間全体において上昇したのかを区別した上で、効率的な換気運転を行うことができる。
本実施形態に係る空気清浄機及び空気調和機の室内機における室内での配置を示すイメージ図である。 本実施形態に係る空気清浄機及び空気調和機の室内機の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る空気清浄機における第1制御装置の第1制御部の全体構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る空気清浄機及び空気調和機の室内機の動作を示すフローチャートである。
以下、実施形態における制御装置及び送風装置について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。図1は、本実施形態に係る空気清浄機10及び空気調和機の室内機30における室内H1での配置を示すイメージ図である。図2は、本実施形態に係る空気清浄機10及び空気調和機の室内機30の全体構成を示すブロック図である。図3は、本実施形態に係る空気清浄機10における第1制御装置16の第1制御部20の全体構成を示すブロック図である。
まず、実施形態における送風装置である空気清浄機10と、空気清浄機10と連動する空調機器である空気調和機の室内機30(以下、室内機30と称する)とについて説明する。
なお、実施形態における送風装置は、空気清浄機10に限定されるものではなく、例えば、扇風機、サーキュレータ、除湿機(冷風除湿機)であっても構わない。また、空気清浄機10と連動する空調機器は、室内機30に限定されるものではなく、例えば、換気扇であっても構わない。
図1に示すように、空気清浄機10及び室内機30は、例えば、家屋Hの室内H1に設けられている。空気清浄機10は、室内H1の床面に設けられる。室内機30は、室内H1の上方の壁面に設けられる。
空気清浄機10は、換気運転機能を有する換気運転機能付き空調機器である。空気清浄機10は、空気清浄機能、換気運転機能、空気撹拌機能、及び加湿機能を有する。図1に示すように、空気清浄機10は、本体11と、ダクト12とを含む。本体11は、空気清浄機10の主たる構成部分である。ダクト12は、空気清浄機10内(本体11内)の空気を室内H1から屋外Gへ排気(排熱)するための管である。ダクト12は、例えば、本体11の後側に設けられる。ダクト12は、先端部が屋外Gに露出するように、家屋Hの壁を貫通して設けられる。
図1及び図2に示すように、空気清浄機10の本体11には、第1ファン13と、報知装置15と、第1制御装置16(「制御装置」の一例)とが設けられている。
第1ファン13は、第1モータ14によって回転可能に設けられる。空気清浄機10では、空気清浄運転として、第1ファン13が第1モータ14の駆動によって回転することで、室内H1の空気が、本体11内に吸い込まれる。そして、本体11内に吸い込まれてフィルタ(不図示)によって集塵及び浄化された空気が、本体11から室内H1へ排出される。空気清浄機10では、換気運転として、第1ファン13が回転することで、室内H1の空気が、本体11内に吸い込まれ、ダクト12から屋外Gへ排出される。空気清浄機10では、空気の撹拌運転として、例えば、風量を少なくとも3段階に分けて(例えば、風量を強、中、弱に分けて)その風量を強又は中で運転を行う、風向を変更して運転を行う(スイング運転を行う)、又はこれらを組み合わせた運転を行う。空気清浄機10での空気の撹拌運転では、第1ファン13が回転することで、本体11から所定の風量及び風向で空気が吹き出され、室内H1の空気が撹拌される。空気清浄機10では、加湿運転として、第1ファン13が回転することで、加湿フィルタ(不図示)を通過して加湿された空気が本体11から吹き出される。
報知装置15は、ユーザに対して換気を促す報知を行う。報知装置15は、例えば、スピーカ、モニタ等で構成されている。報知装置15は、音声、文字表示等によって、ユーザに対して換気を促す報知(ユーザに室内H1の窓を開けさせる案内)を行う。
第1制御装置16は、空気清浄機10全体を制御する部分である。第1制御装置16は、第1ガスセンサ17(「センサ」の一例)と、照度センサ18と、湿度センサ19と、第1制御部20と、第1記憶部21と、第1通信部22とを含む。
第1ガスセンサ17は、室内H1の二酸化炭素濃度を検出する。ここで、二酸化炭素は、空気に対して比重が大きく、室内H1の床面側に滞留し易い。そのため、室内H1の床面に載置される空気清浄機10の第1制御装置16に第1ガスセンサ17を設けることで、室内H1の床面側に滞留する二酸化炭素濃度を適切に検出することができる。また、室内H1の天井より床面の方が、二酸化炭素濃度が先に上昇し易いと予想されるため、室内H1の床面に載置される空気清浄機10に第1ガスセンサ17を設けることで、素早く室内H1の換気等の動作に移ることができる。
照度センサ18は、室内H1の照度を検出する。空気清浄機10の第1制御装置16に照度センサ18を設けることで、照度センサ18の検出時が昼間であるか、夜間であるかを第1制御装置16において判断する。さらには、照度センサ18の検出時が夜間である場合に、室内H1において人が活動しているか否かを第1制御装置16において判断する。すなわち、夜間でも室内H1の明かりがついた状態で人が居る可能性があるか否かを判断する。
湿度センサ19は、室内H1の湿度を検出する。空気清浄機10の第1制御装置16に湿度センサ19を設けることで、室内H1が乾燥しているか否かを第1制御装置16において判断する。
第1制御部20は、CPU(Central Processing Unit)、又はMPU(Micro-processing Unit)等であって、第1記憶部21に格納されるプログラムに従って、空気清浄機10における各種の情報処理を実行する。図3に示すように、第1制御部20は、濃度判定部23と、換気判定部24と、撹拌指示部25と、報知指示部26と、運転指示部27と、照度判定部28とを含む。
濃度判定部23は、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。ここで、二酸化炭素濃度の第1閾値とは、昼間、又は夜間であって人が室内H1にて活動している場合に、室内H1の換気を行うか否かを判定するための二酸化炭素濃度の閾値をいう。
換気判定部24は、濃度判定部23により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合に、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。
ここで、濃度判定部23により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合、室内H1の二酸化炭素濃度が、室内H1の換気が必要な濃度まで上昇していると判断することができる。しかしながら、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度は、空気清浄機10の近傍にて検出される二酸化炭素濃度である。そのため、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に(空気清浄機10の近傍にて)上昇したのか、室内H1全体において上昇したのかを区別することが難しい。
そこで、換気判定部24は、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。すなわち、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上の場合、換気判定部24は、二酸化炭素濃度が局所的に(空気清浄機10の近傍にて)上昇していると判断した上で、室内H1の換気が必要か否かを判定する。
例えば、濃度判定部23により判定される二酸化炭素濃度の第1閾値が1000ppmと設定されている場合に、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が、10分間で500ppmから1000ppmまで上昇した場合(二酸化炭素濃度の上昇速度が平均50ppm/分の場合)には、換気判定部24は、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇している(室内H1全体の二酸化炭素濃度が高いわけではなく、空気清浄機10近傍で突発的に二酸化炭素濃度が上昇している)と判断する。第1閾値は、1000ppmに限定されず、室内H1の種類(自宅、オフィス等)に応じた値に設定可能である。
また、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値未満の場合、換気判定部24は、二酸化炭素濃度が室内H1全体において上昇していると判断し、室内H1の換気を促す信号を出力する。ここで、室内H1の換気を促す信号とは、空気清浄機10(第1モータ14)及び室内機30(第2モータ32)に対して換気運転を実行させるための指示信号、及びユーザに対して室内H1の換気を促すための報知を報知装置15に対して実行させるための指示信号である。
なお、単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上であるかの判断は、二酸化炭素濃度が第1閾値以上となった直前の単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づいて行うだけではなく、二酸化炭素濃度が第1閾値以上となった時から遡った一定時間の範囲内における単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づいて行っても構わない。例えば、二酸化炭素濃度が第1閾値以上となった時から遡った一定時間の範囲内のいずれかの時間において、単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上であった場合には、換気判定部24は、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇していると判断する。
このように、換気判定部24が、単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定することから、二酸化炭素濃度が局所的に上昇したのか、室内H1全体において上昇したのかを区別した上で、空気清浄機10及び室内機30の換気運転を制御することができる。また、換気判定部24が、単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値未満の場合に、室内H1の換気を促す信号を出力することから、二酸化炭素濃度が室内H1全体において上昇した場合にのみ室内H1の換気を行うことができる。
撹拌指示部25は、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上の場合に、第1モータ14及び第2モータ32に対して空気の撹拌を指示する。具体的には、撹拌指示部25は、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上の場合に、第1モータ14を駆動し第1ファン13を回転させる。さらに、撹拌指示部25は、第1通信部22を介して第2モータ32を駆動し第2ファン31を回転させる。また、撹拌指示部25は、第1モータ14及び第2モータ32の駆動を制御することで、空気清浄機10及び室内機30から送風される風の風量を強くする。さらに、撹拌指示部25は、空気清浄機10及び室内機30に設けられる風向板(不図示)の向きを制御することで、空気清浄機10及び室内機30から送風される風の向きを変更する。
換気判定部24は、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素増加量が所定値以上の場合、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に(空気清浄機10及び室内機30の近傍にて)上昇していると判断する。ここで、換気判定部24が、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇していることのみで、室内H1の換気が必要であると判断すると、室内H1全体の二酸化炭素濃度が上昇していないにもかかわらず、室内H1の換気を行うことになる。そのため、設定された温度及び湿度に保たれていた室内H1の状態を必要以上に変化させることとなる。
そこで、換気判定部24は、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上の場合には、室内H1全体の空気を一時的に撹拌させて、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇した状態であるか否かを確認する。そのために、換気判定部24は、撹拌指示部25対して、室内H1の空気を撹拌する旨の信号を出力する。撹拌指示部25は、換気判定部24によって出力される信号により、第1モータ14及び第2モータ32に対して空気の撹拌を指示する。これによって、空気清浄機10及び室内機30が所定の風量の空気を吹き出すこと(送風運転)によって室内H1の空気を撹拌し、室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇した状態であるか否かを確認することができる。
報知指示部26は、換気判定部24により出力される信号によって、ユーザに対して換気を促す報知を報知装置15に対して指示する。第1制御装置16に報知指示部26を設けることで、空気清浄機10及び室内機30が室内H1の換気を行うだけでなく、ユーザに対して室内H1の換気の必要性を認識させることができる。
運転指示部27は、換気判定部24により出力される信号によって、換気運転機能付き空調機器(空気清浄機10及び室内機30)に対して換気運転を指示する。具体的には、運転指示部27は、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値未満の場合に、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、第1モータ14を駆動し第1ファン13を回転させる。さらに、運転指示部27は、第2モータ32を駆動し第2ファン31を回転させる。すなわち、運転指示部27は、換気判定部24により出力される信号によって、換気運転を指示する空気清浄機10(換気運転機能付き空調機器)とは異なる室内機30(他の空調機器)に対して運転を指示する。なお、運転指示部27が室内機30(他の空調機器)に対して指示する運転は、換気運転に限定されるものではなく、加湿運転及び空気の撹拌運転を含む。運転指示部27が、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、空気清浄機10及び室内機30に対して換気運転を指示することから、室内H1全体において二酸化炭素濃度が上昇している場合にのみ換気運転を行うように、空気清浄機10及び室内機30の運転を効率良く制御することができる。また、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、換気運転を指示する空気清浄機10とは異なる室内機30に対して運転を指示することから、室内H1全体を効率良く換気することができる。
照度判定部28は、照度センサ18により検出される照度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。ここで、所定の閾値とは、照度センサ18の検出時が昼間或いは夜間において人が室内H1で活動している状態であるかを判定するための照度の閾値である。照度判定部28は、検出される照度が所定の閾値以上の場合には、照度センサ18の検出時が昼間或いは夜間において人が室内H1で活動している状態であると判断する。照度判定部28は、検出される照度が所定の閾値未満の場合には、照度センサ18の検出時が夜間において人が室内H1で活動していない状態であると判断する。
第1記憶部21は、フラッシュメモリ、又はRAM(Random Access Memory)等であって、第1制御部20によって実行されるプログラム、及び第1制御部20によるプログラムの実行によって生成されるデータ等を記憶する。
第1通信部22は、Bluetooth(「Bluetooth」は登録商標。以下、同様)、WiFi等の既知の無線通信インタフェース、或いは有線通信インタフェース等である。第1通信部22は、室内機30と通信可能に構成されている。
室内機30は、換気運転機能を有する換気運転機能付き空調機器である。なお、室内機30は、換気運転機能以外に、空気撹拌機能、加湿機能等を有していても構わない。室内機30は、例えば、室外機(不図示)と連結した給気ホース(不図示)を介して換気を行う。
図2に示すように、室内機30には、第2ファン31と、第2制御装置33とが設けられている。
第2ファン31は、第2モータ32によって回転可能に設けられる。室内機30では、第2ファン31が第2モータ32の駆動によって回転することで、室内H1の空気が室内機30に取り込まれる。さらに、室内機30に取り込まれて冷却され又は温められた空気が室内機30から室内H1へ排出される。また一方で、第2ファン31が回転することで、室内H1の空気が室内機30に取り込まれ、給気ホース(不図示)から屋外Gへ排出される。
第2制御装置33は、室内機30全体を制御する部分である。第2制御装置33は、第2ガスセンサ34と、第2制御部35と、第2記憶部36と、第2通信部37とを含む。
第2ガスセンサ34は、室内H1の二酸化炭素濃度を検出する。
第2制御部35は、CPU又はMPU等であって、第2記憶部36に格納されるプログラムに従って、室内機30における各種の情報処理を実行する。
第2記憶部36は、フラッシュメモリ又はRAM等であって、第2制御部35によって実行されるプログラム、及び第2制御部35によるプログラムの実行によって生成されるデータ等を記憶する。
第2通信部37は、Bluetooth、WiFi等の既知の無線通信インタフェース、或いは有線通信インタフェース等である。第2通信部37は、空気清浄機10の第1通信部22と通信可能に構成されている。第2通信部37は、第2ガスセンサ34によって検出される室内H1の二酸化炭素濃度の検出データを第1通信部22に対して送信する。
次に、図1から図4を参照して、空気清浄機10及び室内機30の動作について説明する。図4は、本実施形態に係る空気清浄機10及び空気調和機の室内機30の動作を示すフローチャートである。空気清浄機10及び室内機30の動作は、ステップS1からS14を含む。
図4に示すように、ステップS1において、空気清浄機10は、加湿及び換気を行わず通常運転を行っている、又は、待機状態にある。照度判定部28は、ステップS2において、照度センサ18により検出される照度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。なお、ステップS1においては、空気清浄機10の第1ガスセンサ17は室内H1の二酸化炭素濃度を検出している。
ステップS2において、照度判定部28が、照度が所定の閾値以上である(YES)と判定した場合、濃度判定部23は、ステップS3において、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、室内H1が昼間或いは夜間で人が室内H1で活動している状態である場合、濃度判定部23は、室内H1の二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。
ステップS3において、濃度判定部23が、二酸化炭素濃度が第1閾値以上ではない(NO)と判断した場合、ステップS1に戻り、ステップS2において、照度判定部28が、照度センサ18により検出される照度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、二酸化炭素濃度が第1閾値を超えていない場合、空気清浄機10及び室内機30を通常運転で維持する。
ステップS3において、濃度判定部23が、二酸化炭素濃度が第1閾値以上である(YES)と判断した場合、換気判定部24は、ステップS4において、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が急上昇しているか否かを判断する。すなわち、換気判定部24は、ステップS4において、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上であるか否かを判定する。つまり、換気判定部24は、空気清浄機10近傍に人が来た(室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇した)、若しくは、室内H1に人が増えた(室内H1全体において二酸化炭素濃度が上昇した)か否かを判定する。
ステップS4において、換気判定部24が、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が急上昇していない(単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上ではない)(NO)と判断した場合、さらに、ステップS5において、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下であるか否かを判定する。すなわち、室内H1に人が増えた(室内H1全体において二酸化炭素濃度が上昇した)と判断した場合、室内H1を加湿するか否かを判定する。
ステップS5において、換気判定部24が、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下である(YES)と判断した場合、さらに、運転指示部27に対して加湿及び換気を促す信号を出力する。すなわち、室内H1が乾燥している場合、室内H1の加湿及び換気を行う。運転指示部27は、換気判定部24により出力される加湿及び換気を促す信号によって、ステップS6において、第1モータ14、又は第1モータ14及び第2モータ32の両方に対して加湿運転及び換気運転を指示する。これにより、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が加湿運転及び換気運転を行う。換気運転に加えて加湿運転を行うことで、室内H1におけるウイルス対策を行うことができる。
また、ステップS5において、換気判定部24が、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下である(YES)と判断した場合、さらに、報知指示部26に対して換気を促す信号を出力する。報知指示部26は、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、ステップS6において、報知装置15に対してユーザへの換気を促す報知を行うことを指示する。これにより、報知装置15がユーザに対して換気を促す報知を行う。
ステップS5において、換気判定部24が、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下ではない(NO)と判断した場合、さらに、運転指示部27に対して換気を促す信号を出力する。すなわち、室内H1が乾燥していない場合には、室内H1の換気のみを行う。運転指示部27は、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、ステップS7において、第1モータ14、又は第1モータ14及び第2モータ32の両方に対して換気運転を指示する。これにより、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が換気運転を行う。
また、ステップS5において、換気判定部24が、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下ではない(NO)と判断した場合、さらに、報知指示部26に対して換気を促す信号を出力する。報知指示部26は、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、ステップS7において、報知装置15に対してユーザへの換気を促す報知を行うことを指示する。これにより、報知装置15がユーザに対して換気を促す報知を行う。
ステップS6又はステップS7において、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が換気運転を行い、報知装置15がユーザに対して換気を促す報知を行った後、室内H1の二酸化炭素濃度が第1閾値より低い所定の閾値以下となった場合には、空気清浄機10及び室内機30による換気運転、及び報知装置15によるユーザへの報知を終了させる。ここで、換気運転及び報知を終了させるための二酸化炭素濃度の閾値を第1閾値とはせずに、第1閾値より低い所定の閾値とすることで、第1閾値付近の検知のブレによって、空気清浄機10及び室内機30による換気運転、及び報知装置15によるユーザへの報知が繰り返し行われることを防止することができる。
一方で、ステップS4において、換気判定部24が、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が急上昇した(単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上である)(YES)と判断した場合、さらに、撹拌指示部25に対して空気の撹拌を行う旨の信号を出力する。すなわち、空気清浄機10の近傍に人が来た(室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇した)状態であるか否かを確認するために、室内H1の空気を撹拌する。撹拌指示部25は、換気判定部24により出力される空気の撹拌を行う旨の信号によって、ステップS8において、第1モータ14、又は第1モータ14及び第2モータ32の両方に対して、強運転を指示する。これにより、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が、一定時間、強運転を行うことで室内H1の空気を撹拌する。
ステップS8において、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が、一定時間、強運転を行うことで室内H1の空気を撹拌すると、濃度判定部23は、ステップS9において、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、濃度判定部23は、撹拌指示部25が空気の撹拌を指示した場合に、一定時間後の二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。空気の撹拌を開始して一定時間後の二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを濃度判定部23が判定することで、空気清浄機10の近傍に人が来た(室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇した)状態であるか否かを再度確認した上で、室内H1の換気を行うか否かを判断することができる。
ステップS9において、濃度判定部23が、二酸化炭素濃度が第1閾値以上ではない(NO)と判断した場合、ステップS1に戻り、ステップS2において、照度判定部28が、照度センサ18により検出される照度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、室内H1の空気を撹拌する後の二酸化炭素濃度が第1閾値を超えていない場合、空気清浄機10及び室内機30を通常運転で維持する。つまり、室内H1の空気を撹拌した後に、再度、室内H1の二酸化炭素濃度を検出した結果、ステップS4における二酸化炭素濃度の急上昇は、空気清浄機10の近傍に人が来た(室内H1の二酸化炭素濃度が局所的に上昇した)ことに起因するものであると判断される。
ステップS9において、濃度判定部23が、二酸化炭素濃度が第1閾値以上である(YES)と判断した場合、換気判定部24は、ステップS10において、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下であるか否かを判定する。つまり、室内H1の空気を撹拌した後に、再度、室内H1の二酸化炭素濃度を検出した結果、ステップS4における二酸化炭素濃度の急上昇は、室内H1に人が増えた(室内H1全体において二酸化炭素濃度が上昇した)ことに起因するものであると判断される。そして、室内H1を加湿するか否かが判定される。
ステップS10において、換気判定部24が、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下である(YES)と判断した場合、さらに、運転指示部27に対して加湿及び換気を促す信号を出力する。すなわち、室内H1が乾燥している場合、室内H1の加湿及び換気を行う。運転指示部27は、換気判定部24により出力される加湿及び換気を促す信号によって、ステップS11において、第1モータ14、又は第1モータ14及び第2モータ32の両方に対して加湿運転及び換気運転を指示する。これにより、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が加湿運転及び換気運転を行う。
ステップS10において、換気判定部24が、湿度センサ19より検出される湿度が所定の閾値以下ではない(NO)と判断した場合、さらに、運転指示部27に対して換気を促す信号を出力する。すなわち、室内H1が乾燥していない場合には、室内H1の換気のみを行う。運転指示部27は、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、ステップS12において、第1モータ14、又は第1モータ14及び第2モータ32の両方に対して換気運転を指示する。これにより、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が換気運転を行う。
ステップS11又はステップS12において、空気清浄機10、又は空気清浄機10及び室内機30の両方が換気運転を行い、報知装置15がユーザに対して換気を促す報知を行った後、室内H1の二酸化炭素濃度が第1閾値より低い所定の閾値以下となった場合には、空気清浄機10及び室内機30による換気運転、及び報知装置15によるユーザへの報知を終了させる。
また一方で、ステップS2において、照度判定部28が、照度が所定の閾値以上ではない(NO)と判定した場合、濃度判定部23は、ステップS13において、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が第2閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、室内H1が夜間で人が室内H1にて活動していない状態である場合、濃度判定部23は、室内H1の二酸化炭素濃度が第2閾値以上であるか否かを判定する。
ここで、二酸化炭素濃度の第2閾値とは、夜間において人が室内H1にて活動していない場合(例えば、夜間において室内H1の明かりが消えている場合)に、室内H1の換気を行うか否かを判定するための二酸化炭素濃度の閾値をいう。二酸化炭素濃度の第2閾値は、二酸化炭素濃度の第1閾値以上の値である。すなわち、濃度判定部23は、照度センサ18が所定値以下の照度を検出した場合に、判定する二酸化炭素濃度の閾値を第1閾値より大きくする。照度センサ18が所定値以下の照度を検出した場合に、判定する二酸化炭素濃度の閾値を第1閾値より大きくすることで、二酸化炭素濃度の閾値を第1閾値と設定した場合と比べて空気清浄機10及び室内機30の換気運転を抑制することができる。そのため、空気清浄機10及び室内機30が、夜間において人が室内H1にて活動していない状態で、必要以上に換気運転を行うことがない。
ステップS13において、濃度判定部23が、二酸化炭素濃度が第2閾値以上ではない(NO)と判断した場合、ステップS1に戻り、ステップS2において、照度判定部28が、照度センサ18により検出される照度が所定の閾値以上であるか否かを判定する。すなわち、二酸化炭素濃度が第2閾値を超えていない場合、空気清浄機10及び室内機30を通常運転で維持する。
ステップS13において、濃度判定部23が、二酸化炭素濃度が第2閾値以上である(YES)と判断した場合、換気判定部24は、運転指示部27に対して換気を促す信号を出力する。運転指示部27は、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、ステップS14において、第1モータ14に対して換気運転を指示する。これにより、空気清浄機10が換気運転を行う。すなわち、室内機30ではなく空気清浄機10が優先して換気運転を行うことで、機器による騒音を抑えつつ室内H1の換気を行う。
ステップS14において、空気清浄機10が換気運転を行った後、室内H1の二酸化炭素濃度が第2閾値より低い所定の閾値以下となった場合には、空気清浄機10による換気運転を終了させる。
以上のように、本実施形態によると、単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定することから、二酸化炭素濃度が局所的に上昇したのか、空間全体において上昇したのかを区別した上で、空気清浄機10及び室内機30の換気運転を制御することができる。そのため、空気清浄機10及び室内機30の換気運転を効率的に行うことができる。
なお、本実施形態では、空気清浄機10の第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度、及び第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素増加量に基づき、室内H1の換気が必要か否かを判定しているが、これに限定されるものではない。室内機30の第2ガスセンサ34より検出される二酸化炭素濃度、及び第2ガスセンサ34により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、室内H1の換気が必要か否かを判定しても構わない。
この場合、室内機30の第2ガスセンサ34により検出される二酸化炭素濃度のデータが第2通信部37を介して空気清浄機10に送信される。空気清浄機10の濃度判定部23は、第2ガスセンサ34により検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。換気判定部24は、濃度判定部23により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合に、第2ガスセンサ34により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。
また、空気清浄機10の第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度と、室内機30の第2ガスセンサ34より検出される二酸化炭素濃度とを比較することによって、室内H1の換気が必要か否かを判定しても構わない。この場合、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度と、第2ガスセンサ34より検出される二酸化炭素濃度との間に所定値以上の差があれば、空気清浄機10及び室内機30の少なくとも一方を撹拌運転させる。さらに、撹拌運転後、再度、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度と、第2ガスセンサ34より検出される二酸化炭素濃度とを比較する。比較した結果、両二酸化炭素濃度の差分が所定値以内の場合は、室内H1に二酸化炭素が均等に分布していると判断する。そして、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度、及び第2ガスセンサ34より検出される二酸化炭素濃度の少なくとも一方の濃度が第1閾値以上である場合は、室内H1の換気を行う。
本実施形態では、空気清浄機10が加湿及び換気を行わず通常運転を行っている、又は、待機状態にある場合について述べたが、これらの場合に限定されるものではない。例えば、室内機30のみが動作し、空気清浄機10は動作せず、停止状態の場合であっても構わない。
この場合、室内機30からの信号によって、空気清浄機10の電源が入れられる。そして、空気清浄機10の濃度判定部23は、第1ガスセンサ17により検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。換気判定部24は、濃度判定部23により判定される二酸化炭素濃度が第1閾値以上である場合に、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。換気判定部24が室内H1の換気が必要であると判断した場合には、運転指示部27は、換気判定部24により出力される換気を促す信号によって、第1モータ14及び第2モータ32の両方に対して換気運転を指示する。これにより、空気清浄機10及び室内機30の両方が換気運転を行う。
本実施形態では、濃度判定部23、換気判定部24、撹拌指示部25、報知指示部26及び運転指示部27を備えた第1制御部20を空気清浄機10に設けているが、これに限定されるものではない。例えば、第1制御部20を室内機30に設けても構わない。この場合、濃度判定部23は、空気清浄機10の第1ガスセンサ17、或いは空気清浄機10の第1ガスセンサ17及び室内機30の第2ガスセンサ34の両センサにより検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。また、換気判定部24は、第1ガスセンサ17、或いは第1ガスセンサ17及び第2ガスセンサ34の両センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する。さらに、撹拌指示部25は、室内機30から空気清浄機10の第1モータ14に対して空気の撹拌を指示する。さらにまた、報知指示部26は、室内機30から空気清浄機10の報知装置15に対して、ユーザに対して換気を促す報知を指示する。さらにまた、運転指示部27は、室内機30から空気清浄機10の第1モータ14に対して換気運転を指示する。
また、第1制御部20を、空気清浄機10及び室内機30から独立したコントローラ(CO2モニタ)として構成しても構わない。この場合、コントローラは、センサユニットと、制御ユニットとが一体に形成される。センサユニットは、空気清浄機10の第1ガスセンサ17及び室内機30の第2ガスセンサ34の両センサにより検出される二酸化炭素濃度をモニタする。制御ユニットは、空気清浄機10及び室内機30の動作を制御する。
コントローラは、空気清浄機10の第1ガスセンサ17及び室内機30の第2ガスセンサ34の両センサから二酸化炭素濃度のデータを受信する。濃度判定部23は、第1ガスセンサ17及び第2ガスセンサ34からの二酸化炭素濃度のデータにより二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する。また、換気判定部24は、第1ガスセンサ17及び第2ガスセンサ34からの二酸化炭素濃度のデータに基づき、換気が必要か否かを判定する。さらに、撹拌指示部25は、コントローラから空気清浄機10の第1モータ14及び室内機30の第2モータ32に対して空気の撹拌を指示する。さらにまた、報知指示部26は、コントローラから空気清浄機10の報知装置15に対して、ユーザに対して換気を促す報知を指示する。さらにまた、運転指示部27は、コントローラから空気清浄機10の第1モータ14及び室内機30の第2モータ32に対して換気運転を指示する。
さらにまた、第1制御部20を空気清浄機10ではなくサーバに設けても構わない。すなわち、サーバが、第1ガスセンサ17を備える空気清浄機10から二酸化炭素濃度の測定データを取得する。また、サーバが、照度センサ18を備える空気清浄機10から室内H1の照度の測定データを取得する。そして、サーバが空気清浄機10から取得した測定データに基づいて換気の要否を判定する。さらに、サーバが、空気清浄機10に対して撹拌運転や換気運転を促す報知を指示する。さらにまた、空気清浄機10が他の空調機器(例えば、室内機30)と連動している場合には、サーバが他の空調機器(例えば、室内機30)に対して運転を指示する。
本実施形態では、報知装置15を空気清浄機10に設けているが、これに限定されるものではない。例えば、報知装置15を室内機30に設けても構わない。または、報知装置15を空気清浄機10及び室内機30から独立して設けても構わない。このような場合、報知指示部26は、室内機30の報知装置15或いは、空気清浄機10及び室内機30から独立した報知装置15に対して、ユーザに対して換気を促す報知を指示する。
本実施形態では、第1ガスセンサ17により検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上の場合に、空気清浄機10及び室内機30が空気の撹拌を行うが、空気の撹拌を開始する前に、報知装置15が、ユーザに対して、空気の撹拌を行う旨の報知を行っても構わない。例えば、空気の撹拌を開始する前に、報知装置15が、「換気判定のため、空気撹拌運転を行います」との音声による報知を行う。
以上、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明した。但し、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施することが可能である。図面は、理解しやすくするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚み、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる。また、上記の実施形態で示す各構成要素の材質、形状、寸法等は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の構成から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
本発明は、二酸化炭素濃度が局所的に上昇したのか、空間全体において上昇したのかを区別した上で、換気運転機能付き空調機器の換気運転を制御することができる。よって、本発明の産業上の利用可能性は大きい。
10 空気清浄機(送風装置、空調機器)
16 第1制御装置(制御装置)
17 第1ガスセンサ(センサ)
18 照度センサ
23 濃度判定部
24 換気判定部
25 撹拌指示部
26 報知指示部
27 運転指示部
30 室内機(空調機器)

Claims (9)

  1. 二酸化炭素濃度を検出するセンサにより検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する濃度判定部と、
    前記濃度判定部により判定される二酸化炭素濃度が前記第1閾値以上である場合に、前記センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する換気判定部と
    を備える、制御装置。
  2. 前記換気判定部は、前記センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値未満の場合に、換気を促す信号を出力する、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇が所定値以上の場合に、空気の撹拌を指示する撹拌指示部をさらに備える、請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記濃度判定部は、前記撹拌指示部が前記空気の撹拌を指示した場合に、一定時間後の二酸化炭素濃度が前記第1閾値以上であるか否かを判定する、請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記換気判定部により出力される前記信号によって、ユーザに対して換気を促す報知を指示する報知指示部をさらに備える、請求項2に記載の制御装置。
  6. 前記換気判定部により出力される前記信号によって、換気運転機能を有する換気運転機能付き空調機器に対して換気運転を指示する運転指示部をさらに備える、請求項2に記載の制御装置。
  7. 前記濃度判定部は、照度を検出する照度センサが所定値以下の照度を検出した場合に、判定する二酸化炭素濃度の閾値を前記第1閾値より大きくする、
    請求項1又は請求項2に記載の制御装置。
  8. 前記運転指示部は、前記換気判定部により出力される前記信号によって、前記換気運転を指示する前記換気運転機能付き空調機器とは異なる他の空調機器に対して運転を指示する、請求項6に記載の制御装置。
  9. 二酸化炭素濃度を検出するセンサと、
    前記センサにより検出される二酸化炭素濃度が第1閾値以上であるか否かを判定する濃度判定部と、
    前記濃度判定部により判定される二酸化炭素濃度が前記第1閾値以上である場合に、前記センサにより検出される単位時間当たりの二酸化炭素濃度の上昇に基づき、換気が必要か否かを判定する換気判定部と
    を備えた制御装置を有する、送風装置。
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