JP2023531450A - イヤホン用のアダプタ - Google Patents

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Abstract

本発明は、イヤホン(1)に解放可能なように接続することができ、イヤホンの音出力を損なうことなく、このイヤホン(1)を人間の耳に固定するのに役立つアダプタ(2)に関する。イヤホン(1)にアダプタを固定するために、アダプタ(2)の殻状部分(5)は、イヤホン(1)の空間領域を取り囲み、この殻状部分は、圧力の下でイヤホン(1)に平面で接触し、この圧縮力は主に、イヤホン(1)と接触する結果としての、殻状部分(5)の弾性曲げ変形によって生じる。

Description

本発明は、イヤホン用のアダプタ、及びイヤホンとアダプタの組合せに関する。
この文書の意義の範囲内でのイヤホンは、少なくとも耳介内に突出するようなやり方で人間の耳の外側部分に直接固定されるように意図されるとともに、装置が固定される先の耳によって明瞭に聞こえるように意図された音を、制御された方式で生成することのできる、電気的に動作する装置である。イヤホンは、通常、ケーブル又は無線(すなわち、ワイヤレス)のいずれかによって、電話又は音楽を再生するための装置などのさらなる装置に接続され、音響的に再生されることになる情報を前記装置から受け取る。イヤホンを含む装置は、たとえば、聴覚装置、すなわち補聴器とすることもでき、この補聴器は、環境から現在入ってくる音を、関連する周波数範囲で直接耳道において増幅することによって耳の聴覚障害を補償するのに役立つ。しかし、イヤホンは、たとえば、いわゆるヘッドセットの一部とすることもでき、すなわち、ラウドスピーカに加えてマイクロホンも備え、ある距離を置いて配置された装置と、ケーブル又はワイヤレスによって電磁信号の形で音を表す情報を交換する装置とすることもできる。
イヤホンを備える装置の不可欠な機能的側面は、人間の耳へのイヤホンの固定に関する。この点に関しては、関連する従来技術をここで説明することにする。
欧州特許第1355508B1号は、イヤホンとこのイヤホンに固定されるアダプタとを提示しており、このアダプタは狭いチャネルを有しており、このチャネルを介して、イヤホンから離れた音の伝搬が、イヤホンから外耳道1だけに制限されるように意図されている。このアダプタは、ゴム弾性材料からなる。このアダプタは、イヤホン全体にわたって嵌合されることによってイヤホンに固定され、弾性的に伸びる。イヤホンの周りで弾性的に伸びる結果として、アダプタは、圧力の下でイヤホンに当接し、摩擦係合によってイヤホンに対する相対移動に抵抗して保持される。任意選択として、このアダプタは、使用される場合には、耳介の領域にまで突出し、耳での保持動作を改善する突出延在部を有する。弾性的に伸びることによるイヤホンでのアダプタの保持動作は、正確な嵌合を強制しないので、また、アダプタの取り付け及び取り外しに伴うアダプタ材料のかなり不確定な弾性変形がさらに生じる結果として、アダプタの材料が急速に疲労し、膨張し、裂けることになるので、欠点である。さらに、イヤホンへのアダプタの特に正確な取り付けには、非常に多くの熟練、時間、及び注意が必要となる。
欧州特許出願公開第2566187A2号は、イヤホン用のアダプタが提示しており、このアダプタは、意図されるように使用されると、耳道への入口からある距離を置いて位置し、そこに当接する耳介の点まで突出する延在部を有し、その結果、耳介における固定が改善される。このアダプタは、殻状の領域を有しており、この領域を、わずかな弾性曲げによって、イヤホンの領域全体にわたって配置することができ、また2つの留め突起部によって、イヤホンに設けられた相補的な留め凹部の場所に留めることができる。したがって、イヤホンとアダプタの間で考えられる相対的移動の6つの自由度すべてにおいて規定される、形状にぴったり合った、イヤホン上でのアダプタの保持をこのように達成することができる。不利となるのは、イヤホンには別個の凹部が必要とされること、並びに、取り付け及び取り外しの際に、高い表面圧力と摩擦が組み合わさる結果として、激しい摩耗が急速に生じることである。
米国特許出願公開第2018310089A1号、米国特許出願公開第2014119589A1号、及び米国特許出願公開第2019261079A1号の各文書は、イヤホンについてのそれぞれに場合に、欧州特許出願公開第2566187A2号によるアダプタのようなアダプタを示しており、このアダプタは、意図された通りに使用されると、耳介のある点まで突出し、そこに当接する延在部を有する。欧州特許第1355508B1号によるアダプタの場合と同様に、この場合、このアダプタはゴム弾性材料からなり、このゴム弾性材料は、取り付けられた状態でイヤホンの周りに張力がかかっており、そのプロセスにおいて、主に弾性伸張によって変形する。
中国実用新案出願第206922980U号もまた、より良好に耳介へ固定するためのイヤホン用のアダプタを提示している。このアダプタは、軸を中心に枢動可能になるようにイヤホンに留められ、その目的のために、円の一部の形状に湾曲した、アダプタの2つの延在部が、イヤホンのくびれた領域を隙間嵌めで取り囲む。この2つの延在部は、イヤホンに対して、アダプタの取り付け中及び取り外し中にのみ弾性的に曲がる。
米国特許第4965838号は、イヤホンの円形表面形状の音放射面用のリング状の包囲手段を提示しており、この包囲手段は、音の伝搬を集束させるのに役立つ。この包囲手段は、フック状に曲げられた複数の舌状部を有し、アダプタに取り付けられるとき、舌状部間のリング状接続領域を介して、この舌状部にイヤホンを押し込まなければならず、したがって、イヤホンはまず舌状部の脚部に到達し、次いでその先端部に到達し、取り外す際には一連の流れが逆になる。取り付け中及び取り外し中には、このリング状の接続領域を弾性的に引き伸ばさなければならない。この結果として、取り付けプロセスが比較的困難になり、アダプタの故障が早まることになる。
米国特許出願公開第2005147269A1号は、イヤホンとこのイヤホンに固定されるアダプタとを提示しており、このアダプタは狭いチャネルを有しており、これを介してイヤホンから離れた音の伝搬が、イヤホンから外耳道1だけに制限されるように意図されている。このアダプタは、リング状に閉じられた一連の短くて幅の広い突起部を有し、こうした突起部はともに、取り付けられた状態では、イヤホンの領域を取り囲み、弾性曲げプリテンションの下で、イヤホンの取り囲まれたこの領域に当接する。この突起部は、取り囲まれた領域に向けて湾曲しており、最大限に線形接触でイヤホンに当接する。この線形接触により、イヤホンの接触面に非常に高い表面圧力が生じ、したがって摩耗及び損傷といった目に見える兆候も急速に生じることになる。
英国特許出願公開第2220819A号は、イヤホン及びこのイヤホンに固定されるアダプタを提示している。互いに固定された状態では、イヤホンの円板形状の領域が、アダプタのリング状の領域によって取り囲まれており、アダプタは、弾性的に曲げられた短いばね舌状部を用いて、このために別々に設けられたイヤホン内の溝に点状に当接している。接触点での表面圧力が高いと、固定したり取り外したりする場合、2つの構成部品には直ちに損傷が生じ、したがって、この設計は、イヤホン及びアダプタを、互いに対して非常に限られた範囲でのみ、繰り返し固定したり取り外したりするのに適している。
本発明が基づいている目的は、イヤホンに取り外し可能なように接続可能であり、イヤホンを耳に固定するのを補助するアダプタをイヤホンに設けることである。既に知られているアダプタと比較して、新規のこのアダプタは、以下の利点の組合せ全体を有する限りでは、これまでよりも良好であることが意図される。
-イヤホンから離れる音の伝搬が、アダプタによって(感知できるほどに)影響を受けることはない。
-アダプタは、単純な動きによってイヤホンに取り付けることができ、そのプロセスにおいて、イヤホンに対して精密に規定された相対位置まで簡単に移動し、次いで、そこに留まる。
-アダプタは、単純な動きによって、イヤホンから取り外すことができる。
-アダプタの保持を改良することを目的とするどんな特別な幾何学的形状も、イヤホンに設ける必要はない。(すなわち、留め溝、留め突起部、差込み式接続部の半分などは、イヤホンには必要ない)。
-取り付け及び取り外しのサイクルが数多くても、アダプタ又はイヤホンのいずれかにおいてどんな損傷も生じない。
この目的を達成するために、以下の特徴を有するアダプタ設計が使用される(欧州特許出願公開第2566187A2号で知られている)。
-アダプタは殻状部分を有しており、この部分は、取り付けられた状態では、イヤホンの表面を局所的に取り囲み、その結果、イヤホンはアダプタの形状にぴったり合うように保持され、6つの自由度すべてにおいて形状にぴったり合うようにして、その2つの互いに対する相対的移動が防止される。
アダプタとイヤホンの間には複数の接触面領域が存在し、この領域においては、相互圧力の下でこれらが互いに当接し、この圧力による力は、イヤホンに当接することによるアダプタの弾性変形の結果である。
-アダプタのいかなる部分も、イヤホンの外側の空間領域には突出せず、そこからは、空気中に直線的に延在し、音放出面に直角に交わる、イヤホンの音放射面への接続線が考えられる。
アダプタが、改良された方式でイヤホンを耳に保持する目的を満たすために、このアダプタは支持延在部を有し、及び/又は、意図されたように使用されるときに人間の耳に当接する表面領域において、人間の皮膚に対して摩擦係数がさらに高い材料、典型的にはシリコーンから形成される。
場合によっては、この支持延在部は、耳に取り付けられて配置されると、イヤホンの近傍と耳介の凹面側の領域との間に延在し、この領域は、耳の外耳道から間隔が空いており、弾性変形の結果として圧力の下にある。
本発明によるさらなる発展形態として、以下の追加の特徴が提案される。
a アダプタの殻状部分は、少なくとも2つの延在部(さらに「保持延在部」と呼ばれる)と、この保持延在部の共通の接続領域とを備え、保持延在部は、この接続領域から半島状に突出し、取り付けられた状態では、イヤホンに面として当接する。
b 取り付けられた状態では、保持延在部及びその接続領域は、様々な側からイヤホンの空間領域をしっかり保持し、このプロセスにおいて、主に曲げ応力によって、弾性的に弛緩した状態での向きに対して、しっかり保持された空間領域の中央から離れる方向に弾性的に予荷重がかけられる。
c アダプタの取り付け及び取り外しにおいて、保持延在部は、しっかり保持すべき空間領域に当接することにより、しっかり保持されたこの空間領域の中央から離れる方向へ、一時的に、さらに大きい強度で弾性的に曲げられる。
本発明は、有利な追加の特徴を含んでおり、例示的な実施形態の図面に基づいて、より詳細に例示及び考察されることになる。
左側の部分には、互いに取り外された状態での、本発明によるイヤホン及びアダプタの本発明による第1の組合せを示し、右側の部分には、組み立てられた状態での前記組合せを示す。 左側の部分には、互いに取り外された状態での、本発明によるイヤホン及びアダプタの本発明による第2の組合せを示し、右側の部分には、組み立てられた状態での前記組合せを示す。 上部には、互いに取り外された状態での、本発明によるイヤホン及びアダプタの本発明による第3の組合せを示し、下部には、組み立てられた状態での前記組合せを示す。 本発明による第4の組合せ用の、本発明によるアダプタを単独で示す。 図1での本発明によるアダプタの、互いに取り外しできるように接続可能な2つの個々の部品から形成される変形形態を、(上部においては)分解図で、また(下部においては)組み立てられた状態で示す。
様々な例において、同様の機能を有する各部品は、それぞれの場合に同じ品目番号によって示される。
図1の通り、本発明による図示された組合せは、いずれの場合にもイヤホン1及びアダプタ2からなる。イヤホン1は、音放射面3及び複数のセンサ面4を有する。
アダプタ2は、殻状部分5を有し、その外側から支持延在部6が突出する。殻状部分5は、複数の保持延在部7、及び前記保持延在部を接続する接続領域8を備え、この保持延在部7と接続領域8の間の移行部分は、典型的に滑らかである。
取り付けられた状態では、アダプタ2の殻状部分5は、様々な側面からイヤホン1の空間領域を取り囲み、したがって、イヤホン1は、形状にぴったり合うように保持される。ここで、保持延在部7は、イヤホン1に面として当接し、具体的には、外側へ凸面のドーム状になった表面に当接する。ここで、殻状部分5は、弾性的に弛緩してはおらず、むしろ、その弛緩位置に対してわずかに曲がっており、したがって、具体的には、保持アームが、殻状部分5が弛緩している位置に対して、取り囲まれた空間の中央からわずかにさらに離れるように押されている。このことは、イヤホン1に当接する結果として、保持延在部7が、取り囲まれた領域からわずかに離れる方向に曲げられることを意味する。このように誘起される弾性復元力の結果として、保持延在部7は、圧力の下で、したがって遊びなしで、精密にあらかじめ確定された位置でイヤホン1に当接する。前記既定の位置からの、イヤホン1とアダプタ2の間の相対的移動により、第1の領域全体にわたって殻状部分5の弾性変形が増大することになり、したがって復元力をもたらし、それにより、他の影響がない場合には、イヤホン1とアダプタ2は、互いに対して摺動し、互いに対して既定の理想的な位置に戻ることになる。
理想的には、この保持延在部7は、取り付けられた状態では、イヤホン1に当接し、イヤホン1によってわずかに上方へ曲げられるときに、イヤホン1にしっかりと当接するよう所要形状に作られる。このことは、次いで、イヤホン1に面するその表面の少なくとも大部分が、それに面するイヤホン1の表面領域と同じ形状及び寸法を有する場合であることを意味する。このように達成される、保持延在部7の「広い領域全体にわたる」、アダプタ2への当接の結果として、保持延在部7とアダプタ2の表面との間の接触面での表面圧力、すなわち単位面積当たりの力は相対的に弱い。したがって、損傷する危険生はない。しかし、接触面が大きい結果として、有利には、大量の静止摩擦が存在する。
アダプタ2をイヤホン1に取り付けるために、接続領域8から離れるように面して位置する保持延在部の端部が、まずイヤホン1の取り囲まれる空間領域に達し、次いで、前記領域の表面上を摺動し、そのプロセスにおいてわずかに離れて広がり、最終的には、アダプタ2の取り囲まれる領域の表面にしっかりと当接するほどまでに、前記領域にわたって再び閉じるように、アダプタ2とイヤホン1の2つが互いに向かって移動する。
保持延在部7が、アダプタ1の凸面状すなわち外側に向かったドーム状の表面領域に当接するという事実は、イヤホン1に対するアダプタ2の接続及び取り外しに必要となるアダプタ2とイヤホン1の間の相対的移動によって、取り付けられた状態にあることと比較して、その弛緩位置からほんのわずかに、前記保持延在部を曲げなければならないことが容易に達成できることを意味する。これによって、大きな力を加えることなく取り付け及び取り外しのプロセスが可能になり、前記プロセスによって損傷する危険性が低減する。
イヤホン1に当接すると、アダプタ2の殻状部分5が弾性変形を受けることになる。この場合、前記変形が主として圧倒的に曲げであり、たとえば、シリコーン状の材料からなる従来技術のアダプタの場合と同様に主として歪み負荷ではないように、殻状部分5の寸法が決定される。殻状部分5に必要な弾性変形を曲げとして構成することにより、保持延在部7の弾性変形、具体的にはその外側への曲げを実現する方向は、非常に精密に規定することが可能である。したがって、アダプタ2とイヤホン1を連結するときに、これら2つの部品が互いに対して摺動して、きっかり単一の、精密に規定された、安定した相対位置になり、そこに留まるのを容易に達成することができる。
したがって、アダプタ2の任意の部分による被覆が、イヤホン1の表面領域においてはいかなる状況下でも実現されないことも、同様に容易に達成することができ、ここではこれが望ましい。これは特に、音放射面3、場合によっては設けられるセンサ面4、及び/又は追加の音放射開口部、並びにアンテナがそこに位置するか又はその下に位置する表面領域にも関連することがある。
場合によっては耳での保持動作を改善する、任意選択として設けられる支持延在部6は、従来技術による設計の場合と同様に形成され、機能することができる。これは通常、たとえばシリコーンなど、人間の皮膚に対して高い摩擦力を有する柔らかい弾性材料からなる。意図されるように使用されるとき、これは、その自由端として、耳道から明らかに間隔が空いた耳介の凹面領域に突出する。
殻状部分5及び支持延在部6は、相互に異なる材料からなり、支持延在部6の材料は、殻状部分5の材料よりも弾性率が低いことが好ましい。
さらなる有利な発展形態によれば、殻状部分5は、その外側に表面層を有し、その材料の弾性率は、その下に位置する殻状部分5の材料よりも低い。前記表面層の材料は、人間の皮膚に対する摩擦係数が、その下に位置する殻状部分5の材料よりも高いことがさらに好ましい。
さらなる有利な発展形態によれば、殻状部分5は、イヤホン1との意図されたその接触面において、少なくとも局所的に表面コーティングを有し、この表面コーティングは、弾性的に比較的柔らかく、及び/又はイヤホン1の表面に対しては、前記コーティングによって覆われる殻状部分5の材料よりも摩擦係数が高い。
さらなる有利な発展形態によれば、支持延在部6と、殻状部分5の外側コーティングとは、相互に同一の材料からなり、支持延在部6及び前記コーティングは、共同の製造プロセスで製造される。
さらなる有利な発展形態によれば、支持延在部6の材料は、イヤホン1に当接するように意図された殻状部分5の側面に局所的に延在し、その結果、前記材料はまたイヤホン1に直接当接するようになる。たとえば、この目的のために、殻状部分5に通路開口部を設け、支持延在部6の材料が前記開口部を通って延在することが可能である。この場合、支持延在部6と、殻状部分5の内側に延在する材料とは、共同の製造ステップにおいて加えられ、所要形状に作られてもよい。この設計により、イヤホン1に対するアダプタ2の保持安定性を改善できるようになり、所望の取り付け及び取り外しがそれによってさらに困難になることはない。
保持延在部7の少なくとも1つは、その幅よりも長いことが好ましい。あらゆる保持延在部7において、そうであることがさらに好ましい。すなわち、保持延在部7と接続領域8の間の(仮想的な)境界線の長さは、この保持延在部の自由端からの前記境界線の距離よりも短い。保持延在部7の相対的に細長くない実施形態と比較すると、材料の弾性応力が等しい場合は、このように相対的に大きい変形距離を達成することができるので、したがって、所望の程度の弾性変形能をより容易に達成することができる。
図4による例示的な実施形態では、アダプタ2の殻状部分5に、面形状の永久磁石9が取り付けられる。これは、イヤホン1でのコイルの強磁性部分又は磁界と相互作用することを意図するものであり、したがって、イヤホン1とアダプタ2の間での追加の(場合によっては、さらに切換え可能な)保持動作を達成することが可能になる。
図5での本発明によるアダプタ2の例示的な実施形態では、殻状部分5と支持延在部6が、取り外しできるように互いに接続されている。取り外し可能な接続部の図示された例では、意図された取り付け状態において、殻状部分5の外面に当接する支持延在部6の表面10から、この目的のために、くびれた形状の接続延在部11が突出し、殻状部分5は、支持延在部6と接触することになる表面領域において開口部12を有する。接続状態において、接続延在部11は、開口部12を介して殻状部分5によって取り囲まれた空間内に外側から突出し、開口部12の外側面は、接続延在部11のくびれた領域に当接する。
殻状部分5と支持延在部6の間の接続を生成するプロセスは、いくつかの方式で実現されてもよく、接続される構成要素の詳細は、それに適応した方式で最適化されるように規定されてもよい。前記詳細は、当業者がその日常業務の専門的な活動の過程において容易に規定できるものであり、こうした理由で、ここではさらなる説明を付け加えることはない。完全性を主張することはできないが、接続の変形形態の例に言及するものとする。
-くびれた領域に対して広がっている、接続延在部11の自由端領域は、同時に変形しながら開口部12に押し込まれる。
-支持延在部6は、その自由端領域が前部にある状態で、接続延在部11を除いて、開口部12を通して引っ張られ、接続延在部11上に位置する端部領域で一時的に変形する。
-接続延在部11の自由端領域の断面形状は、円の形状とは非常に異なる。殻状部分5での開口部12の断面領域は、この目的のために、少なくともほぼ同じ形状及びサイズを有する。接続するために、接続延在部11の自由端領域は、開口部12を通して容易に差し込むことができるような適切なやり方で、殻状部分5に対して枢動される。これが、開口部12を通して差し込まれ、次いで、その断面に平行に枢動され、その結果、接続延在部11と開口部12の断面領域の長手方向が、もはや互いに平行ではなくなり、次いで、これらは互いに直角になることが好ましい。
-開口部12の外側面は、リング状に閉じてはおらず、湾の海岸線のような開放側を有しており、したがって、一方の側面で開放された包囲形成物を構成する。支持延在部6を殻状部分5に固定するために、接続延在部11のくびれた領域は、開口部12の外側面の開放側、すなわち開口部12の領域と平行で、これに垂直ではない開放側を通して開口部12に押し込まれる。
支持延在部6、及びしたがってその接続延在部11も、典型的にはシリコーンなどの柔らかい弾性材料から形成されるのが好ましいという事実は、言及した接続方法、及びその接続を解除するためにそれと互いに補足し合うような、容易に考えられる方法も、容易に実現されることを意味する。
特に図5に基づいて考察した、取り外し可能な接続延在部6を有する設計は、アダプタ2のこれまでに考察した設計と比較して、相互に異なる設計の支持延在部6の間で選択することが可能であること、及び、図1に示すアダプタ2とイヤホン1が、意図したように接続される場合に、好ましくは殻状部分5の材料と比較して摩擦係数が相対的に高い、接続延在部11の柔らかい弾性材料も、イヤホン1に当接することの利点をもたらす。接続延在部11の材料とイヤホン1の外面との間の静止摩擦により、アダプタ2とイヤホン1の間の静止摩擦が改善される。この追加の静止摩擦により、保持延在部7の弾性曲げプリテンションを低くすることで間に合わせるが可能である。

Claims (12)

  1. イヤホン(1)に取り外し可能なように接続されるアダプタ(2)であって、意図されたように使用されるときに、前記イヤホン(1)の近傍と耳介の凹面側の領域との間に延在する支持延在部(6)を有し、この領域が、耳の外耳道から間隔が空いているという点において、及び/又は、前記アダプタ(2)が、意図されたように使用されるときに、人間の耳に当接する表面領域において、前記イヤホン(1)の表面材料よりも人間の皮膚に対する摩擦係数が高い材料を有するという点において、前記人間の耳に前記イヤホン(1)を固定するのを補助するのに役立ち、
    -前記アダプタ(2)が、取り付けられた状態で前記イヤホン(1)の表面を局所的に取り囲み、したがって前記イヤホン(1)に対する任意の相対的移動に対して、形状にぴったり合うように前記アダプタ(2)を保持する殻状部分(5)を有し、
    -前記アダプタ(2)と前記イヤホン(1)が、複数の接触面領域において、相互圧力の下で当接し、前記圧力による力が、前記イヤホン(1)に当接することによる前記アダプタ(2)の弾性変形の結果であり、
    -前記アダプタ(2)のいかなる部分も、前記イヤホン(1)の外側の空間領域には突出せず、そこからは、空気中に直線的に延在し、音放射面に直角に交わる、前記イヤホンの前記音放射面への接続線が考えられ、
    -前記アダプタ(2)の前記殻状部分(5)が、少なくとも2つの保持延在部(7)と、前記保持延在部を接続する接続領域(8)とを有し、前記保持延在部(7)が、前記接続領域(8)から半島状に突出し、前記イヤホン(1)に面として当接することを特徴とし、
    -前記保持延在部(7)及びその接続領域(8)が、様々な側から前記イヤホン(1)の空間領域をしっかり保持し、このプロセスにおいて、主に曲げ応力によって、弾性的に弛緩した状態での向きに対して、前記しっかり保持された空間領域の中央から離れる方向に弾性的に予荷重がかけられ、
    -前記アダプタの取り付け及び取り外しにおいて、前記保持延在部(7)が、前記アダプタ(2)の前記しっかり保持すべき空間領域に当接することにより、前記しっかり保持された空間領域の前記中央から離れる方向へ、一時的に、さらに大きい強度で弾性的に曲げられる、アダプタ(2)。
  2. 前記保持延在部(7)が、前記イヤホン(1)に面するその表面の20%を超えて、前記イヤホン(1)に直接当接することを特徴とする、請求項1に記載のアダプタ(2)。
  3. 前記保持延在部(7)と前記イヤホン(1)の間の接触面が凸面のドーム状になっていることを特徴とする、請求項2に記載のアダプタ(2)。
  4. 前記アダプタ(2)が、支持延在部(6)を有し、前記殻状部分(5)及び前記支持延在部(6)が、相互に異なる材料からなり、前記支持延在部(6)の前記材料が、前記殻状部分(5)の材料よりも弾性率が低いことを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載のアダプタ(2)。
  5. 前記殻状部分(5)が、その外側に表面層を有し、その材料の弾性率が、その下に位置する前記殻状部分(5)の前記材料よりも低いことを特徴とする、請求項1~4のいずれか一項に記載のアダプタ(2)。
  6. 前記殻状部分(5)が、その外側に表面層を有し、人間の皮膚に対するその摩擦係数が、その下に位置する前記殻状部分(5)の前記材料の摩擦係数よりも高いことを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載のアダプタ(2)。
  7. 前記殻状部分(5)が、少なくとも局所的に、前記イヤホン(1)と接触するその表面に表面コーティングを有し、この表面コーティングの材料が、前記表面コーティングによって覆われる前記殻状部分(5)の前記材料よりも弾性率が低く、及び/又は前記イヤホン(1)の前記表面に対しては前記材料よりも摩擦係数が高いことを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載のアダプタ(2)。
  8. 前記アダプタ(2)が支持延在部(6)を有し、前記支持延在部(6)と前記殻状部分(5)の外側コーティングとが、相互に同一の材料からなり、前記支持延在部(6)と前記殻状部分(5)の前記外側コーティングとが共同の製造プロセスで製造されることを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項記載のアダプタ(2)。
  9. 前記保持延在部(7)の少なくとも1つが、その幅よりも長いことを特徴とする、請求項1~8のいずれか一項に記載のアダプタ(2)。
  10. 前記アダプタ(2)の前記殻状部分(5)に、永久磁石(9)が取り付けられることを特徴とする、請求項1~9のいずれか一項記載のアダプタ(2)。
  11. 前記アダプタ(2)が、前記殻状部分(5)に取り外し可能なように接続可能な支持延在部(6)を有し、接続された状態では、前記支持延在部(6)のくびれた形状の接続延在部(11)が、前記殻状部分(5)の開口部(12)を通って突出し、前記開口部(12)の外側面(12)が、前記接続延在部(11)の前記くびれた領域に当接することを特徴とする、請求項8を除く請求項1~10のいずれか一項に記載のアダプタ(2)。
  12. イヤホン(1)と、それに取り外し可能なように接続された、請求項1~11のいずれか一項に記載のアダプタ(2)との組合せ。
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