JPS6031351Y2 - 音響変換装置 - Google Patents
音響変換装置Info
- Publication number
- JPS6031351Y2 JPS6031351Y2 JP19124280U JP19124280U JPS6031351Y2 JP S6031351 Y2 JPS6031351 Y2 JP S6031351Y2 JP 19124280 U JP19124280 U JP 19124280U JP 19124280 U JP19124280 U JP 19124280U JP S6031351 Y2 JPS6031351 Y2 JP S6031351Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ear pad
- ear
- driver
- acoustic transducer
- support
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Headphones And Earphones (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、ヘッドホンやイヤホンの如く身体に装着して
用いられる音響変換装置に関する。
用いられる音響変換装置に関する。
一般に人の耳は頭部に対し約20度程度の角度をなすと
ともに、耳介そのものが極めて複雑な凹凸をもった形状
をしている。
ともに、耳介そのものが極めて複雑な凹凸をもった形状
をしている。
この耳に対し安定かつ好適な装着感でイヤーパッドを当
接するためには、オーバーバンドやアンダーバンドに依
り充分強い側圧を掛けたり、あるいは大きなイヤーパッ
ドを必要としていた。
接するためには、オーバーバンドやアンダーバンドに依
り充分強い側圧を掛けたり、あるいは大きなイヤーパッ
ドを必要としていた。
このため耳の周辺の異物感が著しく、極端な場合には痛
みを感じたり疲労を覚えることがあり、長時間の使用に
耐え得なくなるという問題がある。
みを感じたり疲労を覚えることがあり、長時間の使用に
耐え得なくなるという問題がある。
また、耳殻の穴に挿入する小型軽量のイヤホンも提供さ
れているものの、イヤホンが耳孔内を完全に塞いで特定
周波数での再生音が強調されるなど、音響特性が劣化す
る場合がある。
れているものの、イヤホンが耳孔内を完全に塞いで特定
周波数での再生音が強調されるなど、音響特性が劣化す
る場合がある。
また、耳殻に対する当りが均一でなく音響特性が一定し
ない場合がある。
ない場合がある。
本考案はかかる従来の問題点を改善せんとするものであ
り、特に、ドライバ一部と、耳殻形状に対応して変化す
る弾性素材よりなるイヤーパッド部と、ドライバ一部と
イヤーパッド部との間に空間を形成する支持部とに依り
、耳殻に対する当りを改善し、小形軽量でしかも弱い側
圧でも充分安定した装着感並びに音響特性が得られる音
響変換装置を提供するものである。
り、特に、ドライバ一部と、耳殻形状に対応して変化す
る弾性素材よりなるイヤーパッド部と、ドライバ一部と
イヤーパッド部との間に空間を形成する支持部とに依り
、耳殻に対する当りを改善し、小形軽量でしかも弱い側
圧でも充分安定した装着感並びに音響特性が得られる音
響変換装置を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面について説明する。
第1図はイヤホンの一部の断面図であり、1はドライバ
一本体で、2はプラスチックのケースである。
一本体で、2はプラスチックのケースである。
このケース2内には、コアーマグネット6と磁性体の底
面部材7とコアポールシュー8とリング状ポールシュー
9とヨーク10とからなるマグネット系が保持されてい
る。
面部材7とコアポールシュー8とリング状ポールシュー
9とヨーク10とからなるマグネット系が保持されてい
る。
11は送音材より成る音響インピーダンス部材12を介
して外部に連通ずるチャンネル、13はコアポールシュ
ー8とリング状ポールシュー9との間の空隙である。
して外部に連通ずるチャンネル、13はコアポールシュ
ー8とリング状ポールシュー9との間の空隙である。
この空隙13内に配されたボイスコイルを有するダイヤ
フラムDがケース2の第1段部2aに取付けられている
。
フラムDがケース2の第1段部2aに取付けられている
。
一方、上記ダイヤフラムDの前面には多数の透孔15を
穿設した保護板16がケース2の第2段部2bに固着さ
れている。
穿設した保護板16がケース2の第2段部2bに固着さ
れている。
この保護板16の中心部に支持棒17が突設され、この
支持棒17の先端の円弧状支持板17aに依り、上記ケ
ース2に周縁を固定したイヤーパッド18の中心部が高
くなる様に、しかも全体として円錐形をなす如く支持さ
れている。
支持棒17の先端の円弧状支持板17aに依り、上記ケ
ース2に周縁を固定したイヤーパッド18の中心部が高
くなる様に、しかも全体として円錐形をなす如く支持さ
れている。
このイヤーパッド18はウレタン樹脂や不織布などの、
耳殻形状になじみやすい透音性部材に依り形成されてい
る。
耳殻形状になじみやすい透音性部材に依り形成されてい
る。
なお、保護板16は、ドライバ一本体のダイヤフラムD
を保護する保護部材であり、支持棒17はイヤーパッド
18を支持する支持部材であり、この保護部材と支持部
材とによりイヤーパッド部の支持部を構成している。
を保護する保護部材であり、支持棒17はイヤーパッド
18を支持する支持部材であり、この保護部材と支持部
材とによりイヤーパッド部の支持部を構成している。
第2図に示されるように、かかる構成になるイヤホンに
あっては、これを第5図、第6図及び第7図に示すよう
にオーバーバンドやアンダーバンド或いは耳掛けに取り
付けて耳殻19の穴20に挿入すると、そのバンドの軽
い弾圧力(第2図中矢印A)を受けて、イヤーパッド1
8が伸長しながら変形して穴20内に進入し、第1図の
鎖線および第2図に実線で示す如く耳殻19になじむよ
うに変形し、そのイヤーパッド18の弾発力に依り穴2
0内にしっかりと保持される。
あっては、これを第5図、第6図及び第7図に示すよう
にオーバーバンドやアンダーバンド或いは耳掛けに取り
付けて耳殻19の穴20に挿入すると、そのバンドの軽
い弾圧力(第2図中矢印A)を受けて、イヤーパッド1
8が伸長しながら変形して穴20内に進入し、第1図の
鎖線および第2図に実線で示す如く耳殻19になじむよ
うに変形し、そのイヤーパッド18の弾発力に依り穴2
0内にしっかりと保持される。
この様に、イヤ−パッド18自体の弾発力を利用するこ
とに依り上記各バンドに依る側圧を充分に小さく軽減で
き、抑圧感を減じ、装着感が良好となる。
とに依り上記各バンドに依る側圧を充分に小さく軽減で
き、抑圧感を減じ、装着感が良好となる。
またイヤーパッド18は通気性、透音性を有し、このイ
ヤーパッド18及び上記透孔15、空隙13、チャンネ
ル11、インピーダンス部材12を通じて耳殻19の穴
20が音響的に外気に通じているため、いわゆるオープ
ンエアータイプであり、しかも耳殻及び穴に密着して装
着されるため、特定周波数に音声信号の共振の発生が防
止でき、音響特性の劣化を有効に防止できる。
ヤーパッド18及び上記透孔15、空隙13、チャンネ
ル11、インピーダンス部材12を通じて耳殻19の穴
20が音響的に外気に通じているため、いわゆるオープ
ンエアータイプであり、しかも耳殻及び穴に密着して装
着されるため、特定周波数に音声信号の共振の発生が防
止でき、音響特性の劣化を有効に防止できる。
第3図は本考案の他の実施例を示すものである。
これは前述の実施例の如く保護板16と支持棒17とを
別部品として構成したものに代えて、プラスチック成形
に依る一体の絞り形支持部材21を使用したものである
。
別部品として構成したものに代えて、プラスチック成形
に依る一体の絞り形支持部材21を使用したものである
。
なお、22は音声を透過させるための通孔である。
これに依れば、イヤホンの組付けが容易でローコスト化
することができ、しかも、その絞り形支持部材21がそ
の形状の上からも機械的強度が高くドライバー2内のダ
イヤフラムDの保護部材を兼ね、同時にこの絞り形支持
部材21は支持部を形成する。
することができ、しかも、その絞り形支持部材21がそ
の形状の上からも機械的強度が高くドライバー2内のダ
イヤフラムDの保護部材を兼ね、同時にこの絞り形支持
部材21は支持部を形成する。
第4図は本考案のさらに他の実施例を示すものである。
これはプラスチック成形などに依り2本の直交するアー
チ状部材23at23bをその頂上で一体化したものに
依り、支持部材23を形成したものであり、これらの各
端は例えば平板状の保護板16の周縁に接着などに依り
固着される。
チ状部材23at23bをその頂上で一体化したものに
依り、支持部材23を形成したものであり、これらの各
端は例えば平板状の保護板16の周縁に接着などに依り
固着される。
これに依ればアーチ状部材23a、23b間には比較的
大きい間隙が形成され、適音効率が良くなる。
大きい間隙が形成され、適音効率が良くなる。
しかし、この間隙が大きいと指がイヤーパッド18を介
して既述のダイヤフラムDに触れてこれを変形する場合
がある。
して既述のダイヤフラムDに触れてこれを変形する場合
がある。
このため上記アーチ状部材23a、23bの本数を増加
したり、これらアーチ状部材23a、23bの幅寸法を
大きくすることもできる。
したり、これらアーチ状部材23a、23bの幅寸法を
大きくすることもできる。
第5図は、本考案による音響変換装置をオーバーバンド
に取り付けた実施例を示すものである。
に取り付けた実施例を示すものである。
これは、ドライバ一本体1を回動自在に支持する取り付
は金具24を用いて、オーバーバンド25にドライバ一
本体1を取り付けたものであり、装着時に第2図に示さ
れる如く円錐形のイヤーパッド18が適切な位置に位置
するための高さ位置調整装置26が設けられている。
は金具24を用いて、オーバーバンド25にドライバ一
本体1を取り付けたものであり、装着時に第2図に示さ
れる如く円錐形のイヤーパッド18が適切な位置に位置
するための高さ位置調整装置26が設けられている。
第6図は、本考案にかかる音響変換装置をアンダーバン
ド27に取り付けた実施例を示すものである。
ド27に取り付けた実施例を示すものである。
これはドライバ一本体1をアンダーバンド27に取り付
けたもので、装着時には、ドライバ一本体1に設けられ
た円錐形のイヤーパッド18に依り保持される。
けたもので、装着時には、ドライバ一本体1に設けられ
た円錐形のイヤーパッド18に依り保持される。
第7図は、本考案にかかる音響変換装置を耳掛け29に
取り付けたもので、これは円錐形をなすイヤーパッド1
8を有するドライバ一本体1に取り付けられた耳掛け2
9が両耳に対し使用できる如く回動機構30が設けられ
ている。
取り付けたもので、これは円錐形をなすイヤーパッド1
8を有するドライバ一本体1に取り付けられた耳掛け2
9が両耳に対し使用できる如く回動機構30が設けられ
ている。
以上説明した様に、本考案に依れば、ドライバ一部と、
耳殻形状に対応して変化する透音性弾性素材よりなるイ
ヤーパッド部と、ドライバ一部トイヤーパッド部との間
に空間を形成する支持部とを設けたことに依り、耳殻に
対する当りが安定し、軽量かつ小形でしかも弱い側圧で
も充分好ましい装着感並びに音響特性が得られる音響変
換装置を提供できる。
耳殻形状に対応して変化する透音性弾性素材よりなるイ
ヤーパッド部と、ドライバ一部トイヤーパッド部との間
に空間を形成する支持部とを設けたことに依り、耳殻に
対する当りが安定し、軽量かつ小形でしかも弱い側圧で
も充分好ましい装着感並びに音響特性が得られる音響変
換装置を提供できる。
また、上記イヤーパッド部を円錐状に形成することに依
り、耳殻の穴へのイヤーパッドの装着が著しく安定する
。
り、耳殻の穴へのイヤーパッドの装着が著しく安定する
。
第1図は本考案にかかる音響変換装置の一実施例を示す
一部を破断した正面図、第2図は同じく使用状態の正面
図、第3図および第4図は他の実施例を示す一部を破断
した正面図であり、第5図は本考案にかかる音響変換装
置をオーバーバンドに取り付けた図で、第6図は同じく
音響変換装置をアンダーバンドに取り付けた図で第7図
は同じく音響変換装置を耳掛けに取り付けた図である。 1・・・・・・ドライバ一本体、16・・・・・・保護
部材、17、21.23・・・・・・支持部材、18・
・・・・・イヤーパッド。
一部を破断した正面図、第2図は同じく使用状態の正面
図、第3図および第4図は他の実施例を示す一部を破断
した正面図であり、第5図は本考案にかかる音響変換装
置をオーバーバンドに取り付けた図で、第6図は同じく
音響変換装置をアンダーバンドに取り付けた図で第7図
は同じく音響変換装置を耳掛けに取り付けた図である。 1・・・・・・ドライバ一本体、16・・・・・・保護
部材、17、21.23・・・・・・支持部材、18・
・・・・・イヤーパッド。
Claims (3)
- (1)ドライバ一部と、透音性弾性素材よりなるイヤー
パッド部と、上記ドライバ一部とイヤーパッド部との間
を支持する支持部とを備え、上記イヤーパッド部が略円
錐形をなす音響変換装置。 - (2)上記支持部はドライバ一部とイヤーパッド部との
間で空間を形成するように上記ドライバ一部とイヤーパ
ッド部との間を支持するようにしてなる実用新案登録請
求の範囲第1項記載の音響変換装置。 - (3)上記支持部は少なくともドライバ一部を保護する
保護部材と、該保護部材に設けられたイヤーパッド部を
支持する支持部材とからなる実用新案登録請求の範囲第
1項記載の音響変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19124280U JPS6031351Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | 音響変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19124280U JPS6031351Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | 音響変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57113593U JPS57113593U (ja) | 1982-07-14 |
JPS6031351Y2 true JPS6031351Y2 (ja) | 1985-09-19 |
Family
ID=29995685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19124280U Expired JPS6031351Y2 (ja) | 1980-12-29 | 1980-12-29 | 音響変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6031351Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-12-29 JP JP19124280U patent/JPS6031351Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57113593U (ja) | 1982-07-14 |
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