JP2023514781A - 工作機械、特に補助スピンドルを備えた旋盤 - Google Patents

工作機械、特に補助スピンドルを備えた旋盤 Download PDF

Info

Publication number
JP2023514781A
JP2023514781A JP2022550782A JP2022550782A JP2023514781A JP 2023514781 A JP2023514781 A JP 2023514781A JP 2022550782 A JP2022550782 A JP 2022550782A JP 2022550782 A JP2022550782 A JP 2022550782A JP 2023514781 A JP2023514781 A JP 2023514781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spindle
workpiece
auxiliary
axis
carrier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022550782A
Other languages
English (en)
Inventor
ミルコ パッセリニ
ルカ ミレシ
ステファノ コルティ
岳朗 菅
龍彦 栗谷
洋範 三浦
光亮 小森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gildemeister Italiana Srl
Original Assignee
Gildemeister Italiana Srl
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gildemeister Italiana Srl filed Critical Gildemeister Italiana Srl
Publication of JP2023514781A publication Critical patent/JP2023514781A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q39/00Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation
    • B23Q39/02Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation the sub-assemblies being capable of being brought to act at a single operating station
    • B23Q39/021Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation the sub-assemblies being capable of being brought to act at a single operating station with a plurality of toolheads per workholder, whereby the toolhead is a main spindle, a multispindle, a revolver or the like
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B3/00General-purpose turning-machines or devices, e.g. centre lathes with feed rod and lead screw; Sets of turning-machines
    • B23B3/16Turret lathes for turning individually-chucked workpieces
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B1/00Methods for turning or working essentially requiring the use of turning-machines; Use of auxiliary equipment in connection with such methods
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B3/00General-purpose turning-machines or devices, e.g. centre lathes with feed rod and lead screw; Sets of turning-machines
    • B23B3/16Turret lathes for turning individually-chucked workpieces
    • B23B3/167Turret lathes for turning individually-chucked workpieces lathe with two or more toolslides carrying turrets
    • B23B3/168Arrangements for performing other machining operations, e.g. milling, drilling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B3/00General-purpose turning-machines or devices, e.g. centre lathes with feed rod and lead screw; Sets of turning-machines
    • B23B3/30Turning-machines with two or more working-spindles, e.g. in fixed arrangement
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q39/00Metal-working machines incorporating a plurality of sub-assemblies, each capable of performing a metal-working operation
    • B23Q2039/008Machines of the lathe type
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q2240/00Machine tools specially suited for a specific kind of workpiece
    • B23Q2240/007Elongated workpieces

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Turning (AREA)
  • Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Abstract

旋盤のような工作機械が、上部工具キャリア支持部分(113)と、下部工具キャリア支持部分(114)と、上部及び下部工具キャリア支持部分間に配置されたスピンドルキャリア部分と、を有する機械フレーム(110)を有する。スピンドルキャリアが、機械フレーム(110)のスピンドルキャリア部分上又はその高さに配置され、ワークピースを受け取るように構成された主要スピンドル(121)を支持し、そして複数の工具キャリア、各工具キャリアが、機械フレーム(110)の上部工具キャリア支持部分(113)又は下部工具キャリア支持部分(114)のいずれかに配置されている工具キャリアアセンブリ(150)上で支持され、工作機械はまた、並行加工のためにワークピースを受け取り及び案内するように構成された補助スピンドル(131)を支持するため、機械フレーム(110)のスピンドルキャリア部分上に配置された補助スピンドルキャリア(130)を含む。

Description

本願は、工作機械、特に補助又は追加のスピンドル構成を有する旋盤又はタレット旋盤に関する。
例えば旋盤又はタレット旋盤のような、一般的なタイプの工作機械は、通常、互いに向き合って平行又は同軸のスピンドル軸を有する少なくとも2つの回転可能に搭載されたワークスピンドルを備えることができる機械フレームを含み、ワークスピンドルは、工作機械上で機械加工されるワークピースを受け取ることができる。
例えば欧州特許第2714307号明細書は、機械フレームと、機械フレームのスピンドルキャリア面上に配置されて第1のワークピースを受け取るべき第1のワークスピンドルと、第1のワークスピンドルに面し、機械フレームのスピンドルキャリア面上に配置されて第2のワークピースを受け取るべき第2のワークスピンドルと、を含む工作機械、特に旋盤に関し、第2のワークスピンドルの軸は、第1のワークスピンドルの軸に対して平行に、特に同軸に位置合わせされ、そしてこの工作機械は2つの可動工具キャリアスライドを含み、その上にそれぞれの工具保持工具キャリアが配置されている。
一般に、このタイプの工作機械には、可能な場合、同時に使用できる可能な限り多数の工具で、工具とワークスピンドルにおいて受け取られた工具との間の相対移動の制御に関して可能な限り高い柔軟性で、同時にコンパクトで費用効果が高いが強固な工作機械の設計を伴って、そして工作機械のプロセッサ又はオペレータが可能な限り良好な方法でアクセスすることができる機械加工領域で、ワークピースの効率的な機械加工が可能になるように工作機械を提供することが要求される。
欧州特許第2714307号明細書
従来の工作機械の欠点を克服し、ワークピースのより効率的な機械加工を可能にするよう、一般的なタイプの工作機械を改良することが本発明の目的である。具体的には、機械加工コストを削減しながらワークピースを機械加工するための柔軟性の程度を高めることが目的である。
課題を解決するために独立請求項の特徴を提案する。好ましい発展形態が従属請求項にある。
例示的な一実施形態による工作機械は、上部工具キャリア支持部分と、下部工具キャリア支持部分と、上部及び下部工具キャリア支持部分間に配置されたスピンドルキャリア部分と、を有する機械フレームを含む旋盤とすることができる。スピンドルキャリアが機械フレームのスピンドルキャリア部分上又はその高さに配置され、ワークピースを受け取るように構成された主要スピンドルを支持することができ、主要スピンドルは水平配置主要スピンドル軸を有する。複数の工具キャリアを設けることができ、各工具キャリアは、機械フレームの上部工具キャリア支持部分又は下部工具キャリア支持部分のいずれかに配置された工具キャリアアセンブリ上に支持されている。工作機械は、機械フレームのスピンドルキャリア部分上に配置され、ワークピースを受け取り及び案内するように構成された補助スピンドルを支持する補助スピンドルキャリアを含むことができる。主要スピンドルと補助スピンドルとの間の好ましくは中央に配置された補助スピンドルと組み合わせて上部及び下部工具キャリアサポートを有する、この具体的な構成に基づいて、高効率の機械加工システムを提供することができ、これにより同時に製造コストを削減することが可能になる。
補助スピンドルキャリアは、主要スピンドル軸に沿って補助スピンドルを移動させるように構成することができる。また、補助スピンドルは、補助スピンドルのガイド固定ユニット周りに配置された少なくとも1つの直接ドライブを含むことができる。したがって、補助スピンドルに固定されたワークピースの柔軟で効率的な機械加工を達成することができる。具体的には、補助スピンドルキャリアを工具キャリアアセンブリの近くへ移動させることができるため、工具キャリアサポートスライド上の工具キャリアアセンブリの処理距離を最小限に削減することができる。
補助スピンドルは、ワークピースの2つの対向する端部を機械操作(machining operations)のために補助スピンドルから露出させることができるようにワークピースを固定するようにさらに構成することができる。工作機械は、少なくとも2つのワークピースを並行加工するように構成することができ、1つのワークピースが主要スピンドルに固定され、1つのワークピースが補助スピンドルに固定される。したがって、補助スピンドルに固定されたワークピースの柔軟で効率的な機械加工を達成することができる。補助スピンドルキャリアを工具キャリアアセンブリの近くへ回転及び/又は移動させることができるため、工具キャリアサポートスライド上の工具キャリアアセンブリの処理距離を最小限に削減することができる。
補助スピンドルは、より柔軟な機械加工のために主要スピンドル軸に垂直に延伸した軸を中心に回転するように構成することができる。同時に作業工具の移動距離を削減することができる。補助スピンドルは、主要スピンドル軸及び主要スピンドル軸に直交する鉛直軸を含む平面内で移動可能であるように構成することができ、補助スピンドルは、この平面に垂直に延伸した軸を中心に回転可能であるようにさらに構成することができる。
補助スピンドルは、補助スピンドル軸と同軸にワークピースをしっかりと固定するように、電気的、液圧的及び/又は空気圧的に制御することができるスリーブを含むことができる。
補助スピンドルキャリアは、補助スピンドルの補助スピンドル軸を主要スピンドル軸に平行に移動させるように、主要スピンドル軸に直交する鉛直方向に移動するように構成することができる。
工作機械は、機械フレームのスピンドルキャリア部分上に配置され、主要スピンドルに面しワークピースを受け取るように構成された対向スピンドルを支持する対向スピンドルキャリアを含むことができ、対向スピンドルは、主要スピンドル軸と同軸に配置された水平配置スピンドル軸を有する。
工作機械は、上部工具キャリア支持部分上に搭載された少なくとも一つの上部工具キャリアアセンブリと、下部工具キャリア支持部分上に搭載された少なくとも一つの下部工具キャリアアセンブリと、をさらに含むことができ、両工具アセンブリは、補助スピンドルに収容された1又は2以上のワークピースを独立して機械加工するように構成されている。
補助スピンドルは、補助スピンドル軸に沿って離間した2つの対向する側を有することができ、各側は、補助スピンドルが2つの別個のワークピースを同時に受け取ることができるようにワークピースを受け取るように構成されている。各側は、ワークピースを固定するための別個の独立した固定ユニットを有することができる。また、補助スピンドルの両方の側は補助スピンドルの端面であってもよい。補助スピンドルは、左端側である第1の側と、第1の側の反対にある右端側である第2の側と、を有することができる。
補助スピンドルは、不規則な形状のワークピースを保持する、独立して移動するジョー(jaws)を有するチャックを含むことができ、好ましくは、補助スピンドルは、補助スピンドル軸に沿って離間した2つの別個のチャックを含み、及び/又は補助スピンドルは、ワークピースを固定するためのダブルコーンコレットを含む。
補助スピンドルは、機械フレームの上部工具キャリア支持部分又は下部工具キャリア支持部分の工具キャリアに搭載することができる。
工作機械は、上部工具キャリア支持部分上に搭載された(そして独立して移動可能である)2又は3以上の上部工具キャリアアセンブリと、下部工具キャリア支持部分上に搭載された(そして独立して移動可能である)2又は3以上の下部工具キャリアアセンブリと、をさらに含むことができ、各工具キャリアアセンブリは工具キャリアを含み、工具キャリアは、補助スピンドル及び/又は主要スピンドルに収容されたワークピースを独立して機械加工するように構成され、好ましくは、工具キャリアはワークピースを同期的に機械加工する。
補助スピンドルは、タレットディスクの回転軸であるディスク軸を中心に、第1の駆動手段によって回転可能であるように構成されたタレットディスクと、タレット軸を中心にタレットヘッドを枢動させるための第2の駆動手段と、を有するタレットユニットとして構成することができ、好ましくは、第2の駆動手段は、ステータの径方向外側に配置されたロータを有するモータである。
タレットユニットのタレットディスクは、第1の駆動手段によって、タレットディスクの回転軸であるディスク軸を中心に回転可能であるように構成することができる。タレットユニットは、タレット軸を中心にタレットヘッドを枢動させるための第2の駆動手段を含むことができ、第2の駆動手段は、ステータの径方向外側に配置されたロータを有するモータとすることができ、第2の駆動手段はタレット本体に統合されている。タレットヘッドは第2の駆動手段のロータに直接搭載することができる。
第2の駆動手段は、タレット軸を中心にタレットヘッドを枢動させるためにタレットヘッドを直接駆動するように構成することができる。第2の駆動手段は、タレット本体の円筒形内側部分が第2の駆動手段のステータを形成し、タレット本体の円筒形外側部分が第2の駆動手段のロータを形成するように、タレット本体に統合することができる。タレットディスクは、ディスク軸が第2の駆動手段のロータ磁石と、好ましくは垂直に交差するように配置することができる。したがって補助スピンドルに固定されたワークピースの柔軟で効率的な機械加工を達成することができる。補助スピンドルキャリアを工具キャリアアセンブリの近くへ回転及び/又は移動させることができるため、工具キャリアサポートスライド上の工具キャリアアセンブリの処理距離を最小限に削減することができる。
工作機械を使用してワークピースを機械加工するための機械加工方法は、ワークピースを補助スピンドルに提供してワークピースを補助スピンドルに固定するステップと、固定されたワークピースを少なくとも片側から機械加工するステップと、を含むことができる。
この方法は、主要スピンドルからワークピースを受け取り、固定されたワークピースを主要スピンドル軸に沿って主要スピンドルへ又はこれから離れるように移動させるステップをさらに含むことができる。
機械加工方法はバー加工方法とすることができ、処理されるべきワークピースは、後部を通して主要スピンドルへ、そして主要スピンドルから補助スピンドルに、そして好ましくは補助スピンドルから対向スピンドルに積載することができる。
機械加工方法はチャック加工方法とすることができ、処理されるべきワークピースは補助スピンドルに固定して2つの対向する側で平行に機械加工することができる。
機械加工方法は、2又は3以上のワークピースを同時に機械加工するように構成することができ、少なくとも1つのワークピースが補助スピンドルに収容され、1つのワークピースが好ましくは主要スピンドルに収容される。
欧州特許出願第18191544.8号(欧州特許出願公開第3616832号)の欧州出願の開示を参照により本明細書に組み込む。
今説明した態様の様々な適合、修正、及び/又は組み合わせを構成することができるということを当業者は理解するであろう。したがって、本明細書で具体的に説明したようなもの以外のさらなる態様を実践することができるということが理解されるべきである。本開示を考慮して、本明細書に記載の異なる態様を組み合わせて本開示の他の態様を形成することができるということも当業者は理解するであろう。
補助スピンドルが中央に配置されたマルチスピンドル旋盤の概略構造を例示的に示す図である。 マルチスピンドル旋盤の概略斜視図を例示的に示す図である。 タレットユニットを含むマルチスピンドル旋盤の他の概略斜視図を例示的に示す図である。 工具キャリアアセンブリの概要を例示的に示す図である。 機械フレームを通る断面図を例示的に示す図である。 マルチスピンドル旋盤の斜視図を例示的に示す図である。 タレットユニット及び補助スピンドルを含むマルチスピンドル旋盤の斜視図を例示的に示す図である。 工具キャリアサポートスライドに搭載された補助スピンドルを例示的に示す図である。 工作機械に独立して搭載可能なタレットユニット及び可動補助スピンドルを例示的に示す図である。 バー加工のための配置を例示的に示す図である。 チャック加工のための配置を例示的に示す図である。 補助スピンドルの断面図を例示的に示す図である。 4つの同様のタレットユニットを有するマルチスピンドル旋盤の概略斜視図及びタレットユニットの詳細を例示的に示す図である。
次において、添付の図を参照して好ましい態様及び実施形態をより詳細に説明する。異なる図面及び実施形態における同じ又は同様の特徴は同様の参照番号によって参照する。様々な好ましい態様及び好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明は本発明の範囲を限定することを意味するものではないことが理解されるべきである。
図1は本発明による例示的な構成を示す。具体的には、主要スピンドル121と対向スピンドル141との間に配置された補助スピンドル131を有する補助スピンドルキャリア130が設けられている。主要スピンドル121は水平軸HAを有する。また、(主要スピンドルの)鉛直軸がVAとして示されている。図1に示す実施形態において、別個のワークピースWが同期加工のためにそれぞれの主要スピンドル、補助スピンドル及び対向スピンドルに固定されている。
具体的には、主要スピンドル121においてワークピースWが固定されている。このワークピースは、工具キャリア上に設けられた工具によって機械加工することができる。図1において、例えば、2つのタレットユニットTが設けられ、これらはそれぞれの工具キャリアサポートスライド151上に搭載されて、これらのキャリアサポートスライドが水平軸HAに平行に移動することができるようになっている。しかしながら、2つの工具キャリアアセンブリ及び具体的には水平軸HAの鉛直上方及び水平軸HAの鉛直下方のタレットユニットTは単なる例示であり、さらなる発展形態において工作機械の機械加工の柔軟性をさらにいっそう高めるために4つの工具キャリアアセンブリを使用することができるということは明らかである。ワークピースWを有する主要スピンドル121に隣接して、補助スピンドル131が設けられている。この補助スピンドル131は、それぞれのワークピース固定ユニットに固定されたワークピースWを有する。補助スピンドル131は、図1に示す実施形態によれば非常に特殊な構成を有し、具体的には、上記補助スピンドル131は、補助スピンドルキャリア130に取り付けられ、鉛直及び水平軸VA及びHAに沿って移動可能であるように構成されている。
また、水平軸HA及び鉛直軸VAによって確立される平面に垂直な軸に沿って補助スピンドル131の回転運動又は枢動運動を可能にすることによって柔軟性をさらにいっそう向上させることができる。補助スピンドル131の回転運動を示す、図1に示す回転矢印も参照されたい。上記回転運動により、補助スピンドル131は固定されたワークピースWを回転させること、したがって補助スピンドル軸XAと水平軸HAとの間に角度を適用するために補助スピンドル軸XAを回転させることが可能になる。補助スピンドル131に固定されたワークピースの柔軟で効率的な機械加工をしたがって達成することができる。具体的には、ワークピースWを備えた補助スピンドルキャリア130を工具キャリアアセンブリの近くへ移動させることができるため、工具キャリアサポートスライド151上の工具キャリアアセンブリの処理距離を最小限に削減することができる。
図示のように、工具アセンブリ150は、例えば、図1に示すようなタレットユニットTを含むことができるが、このような構成に限定されない。しかしながら、工具を搭載するための複数のスロットを備えたタレットディスクを有するタレットユニットTを設けることによって、工作機械、具体的には旋盤の処理の柔軟性を最大化することができる。
また、補助スピンドル131及び補助スピンドルキャリア130の移動及び回転は、主要スピンドル121、対向スピンドル141及びそれぞれの工具キャリアアセンブリ150を備えた工具キャリアサポートスライド151の移動から独立させることができる。特に有益な一実施形態は、主要スピンドルの中心軸、すなわち水平軸HAに沿ってバーフィーディングを通してワークピースを提供することができる主要スピンドル121を含む。提供されたワークピースは、工具キャリアサポートスライド151に取り付けられたそれぞれの工具キャリアアセンブリの1つ又は2つの工具によって、或いは水平軸HAの鉛直上方又は下方のタレットユニットTのそれぞれの工具によって、前端側で機械加工することができる。次のステップにおいて、ワークピースは、ワークピースの前端を機械加工した後、補助スピンドルキャリア130を補助スピンドル131と共に主要スピンドルへ移動させてワークピースを補助スピンドル131へ挿入することによって補助スピンドル131へ固定することができる。
主要スピンドル121から補助スピンドル131によってワークピースを受け取るプロセスの間、水平軸HAは、ワークピースWのスムーズな挿入が可能になるように補助スピンドル軸XAと同軸である。ワークピースが補助スピンドル131へ挿入された後、ワークピースの後端を主要スピンドル121に含まれるワークピースの原材料から切り離すことができる。その後、補助スピンドル軸XAに沿って固定されたワークピースWを有する補助スピンドル131は、補助スピンドル131に固定されたワークピースWの前端及び/又は後端をさらに処理するように主要スピンドル121から離れるように移動することができる。
図1に例示的に示すように、補助スピンドル131に固定されたワークピースWの前端は、水平軸HAの下側に、したがって水平軸の下方で鉛直方向に設けられたタレットユニットTによって機械加工される。同時に、水平軸HAの上側に設けられたタレットユニットT、したがって図1において主要スピンドルの鉛直上方のタレットユニットTによって、補助スピンドル131に固定されたワークピースWの後端を機械加工することが可能であろう。したがって、このような構成では補助スピンドル131におけるワークピースの両端を同時に処理することができる。ワークピースを1回だけ固定することができ、1回より多く固定することによるエラーが減少することになるということが利点である。そのため、ワークピースの両側を機械加工することが可能になる。タレットユニットに統合された駆動ユニットを設けてタレットユニットTの工具搭載位置に取り付け又は受け取られた工具を駆動することによって、より高い柔軟性を達成することができる。例えば、図1において、それぞれのタレットユニットは工具としてワークピースWを処理するためのドリル又はフライスを有する。
また、補助スピンドル131においてワークピースを処理すると同時に、主要スピンドル121に提供された新たなワークピースWの前端を処理することも可能である。図1に示すように、例えば、下部タレットユニットは補助スピンドル131におけるワークピースを機械加工し、主要スピンドルの鉛直上方のタレットユニットTは、それぞれのワークピースの前端を機械加工するために主要スピンドル121におけるワークピースに向かって移動することができる。本実施形態の特別な構造によって提供される特定の柔軟性により、費用効率が高く改善されたワークピースの連続生産が可能になる。
主要スピンドル121及び補助スピンドル131におけるワークピースに加えて、また図1に示すように次いで対向スピンドル141にワークピースをさらに含めることができる。対向スピンドルにおいてワークピースの後端を次いで処理することができると同時に主要スピンドル121又は補助スピンドル131におけるワークピースも機械加工することができる。したがって、非常に複雑なワークピースも、本実施形態の工作機械を使用することによって工業的連続生産プロセスで機械加工することができる。また、タレットユニットTに追加のB軸移動を提供することによって最大限の柔軟性及びコスト効率の高い生産を達成することができる。このようなB軸移動により、例えば図12に示すようにタレット本体の長手軸周りでタレットヘッドを移動させることが可能になり得る。
図2は、図1による工作機械の機械フレーム110の概略斜視図を例示的に示す。機械フレーム110は例示的に2つの機械スタンド部分111a及び111bで立ち、機械フレーム110のキャリア支持部分が例示的に機械スタンド部分111a及び111b間に形成され、これらによって保持されている。
機械フレーム110は例示的に上部支持部分113及び下部支持部分114を有し、これらの両方は例示的に2つの機械スタンド部分111a及び111b間に水平に延伸している。機械フレーム110の前部支持部分112が上部支持部分113と下部支持部分114との間に形成され、前部支持部分112は2つの機械スタンド部分111a及び111b間に水平に延伸している。
機械フレーム110の前部支持部分112は例示的に鉛直配置前部表面を有する。機械フレーム110の上部支持部分113の上側表面は、傾斜した斜面に、例示的に実質的に45度の傾斜角で(例えば機械フレーム110がその機械スタンド部分111a及び111bで立つ作業床に対して)配置されている。機械フレーム110の下部支持部分114の下側表面は、張り出している傾斜した斜面に、例示的に実質的に315度の傾斜角で(例えば機械フレーム110がその機械スタンド部分111a及び111bで立つ作業床に対して)配置されている。
他の例示的な実施形態において、機械フレーム110の上部支持部分113の上側表面の傾斜角は30~60度の範囲とすることができる。また、機械フレーム110の下部支持部分114の下側表面の傾斜角は300~330度の範囲とすることができる。具体的には、好ましくは上部及び下部支持部分113及び114間に形成される角度は実質的に90度であることを規定することができる。
スピンドル間の機械加工領域において機械フレーム110の上側にある工具キャリアアセンブリ150を摺動可能に支持するため、機械フレーム110の上部支持部分113は水平に延伸したガイド113aを有する。スピンドル間の機械加工領域において機械フレーム110の下側にある工具キャリアアセンブリ150を摺動可能に支持するため、機械フレーム110の下部支持部分114は水平に延伸したガイド114aを有する。対向スピンドルキャリア140及び補助スピンドルキャリア130を摺動可能に支持するため、機械フレーム110の前側に配向された前部支持部分112は、水平に延伸したガイド112aを有する。
図3は、工具キャリアアセンブリ150を備えた工作機械の他の図である。図示の例において、4つの別個の工具キャリアアセンブリ150が互いに独立して4つの別個の位置で設けられている。好ましくは、工具キャリアアセンブリについて設けられる工具キャリアは同一であり、例えば90又は180度の角度だけねじられて取り付けられている。補助スピンドルキャリア130は、主要スピンドル121を備えた主要スピンドルキャリアと対向スピンドル141を備えた対向スピンドルキャリア140との間に設けられている。工具キャリアアセンブリ150は上部支持部分113上で水平軸HAの鉛直上方に設けられている。下部支持部分114には工具キャリアアセンブリ150が水平軸HAの下方に設けられている。
図4において工具キャリアアセンブリ150の一例が示され、キャリアサポートスライド151に取り付けられている。それぞれのキャリアサポートスライド151は水平軸HAに沿って水平に移動することができる。工具キャリアサポートスライド152により、鉛直軸VAに沿った鉛直方向の移動が可能になる。タレット又は工具キャリアクイル153は、キャリアサポートスライド152に取り付けて提供することができる。
工具キャリアアセンブリ150は、機械フレーム110の上部及び下部支持部分113又は114のガイド113a又は114aに摺動可能に搭載されるように構成されたキャリアサポートスライド151を含む。したがって、上部支持部分113の頂部でガイド113a上に搭載されたとき、キャリアサポートスライド151は、スピンドル121及び141の水平及び同軸に配置されたスピンドル軸に平行に水平方向にガイド113a上でこれに沿って水平に移動するように構成されている。他方、張り出している下部支持部分114でガイド114aで吊り下げ状態で搭載されたとき、キャリアサポートスライド151は、スピンドル121及び141の水平及び同軸に配置されたスピンドル軸に平行に水平方向にガイド114aに沿って水平に移動するように構成されている。
工具キャリアアセンブリ150のキャリアサポートスライド151の前側で、スピンドル121及び141間の工作機械100の機械加工領域に面して、工具キャリアサポートスライド152がキャリアサポートスライド151に摺動可能に搭載される。工具キャリアサポートスライド152は、キャリアサポートスライド151の前面上に鉛直方向に配置された鉛直ガイド上でこれに沿って鉛直に移動するように構成されている。
工具キャリアアセンブリ150の工具キャリアサポートスライド152の前側で、スピンドル121及び141間の工作機械100の機械加工領域に面して、例示的に工具キャリアサポートスライド152の前側から鉛直に工作機械100の機械加工領域内へ延伸した水平配置工具キャリアクイルが例示的に、工具キャリアクイル153の前側端部で工具キャリアを搭載するように設けられている。
例示的な実施形態において、任意選択で、工具キャリアクイルは、スピンドル121及び141のスピンドル軸の方向に垂直な方向に工作機械100の前部に向かって水平に制御可能に移動するように工具キャリアサポートスライド152に搭載することができる。
上の構成によって、工具キャリアアセンブリ150は、工具キャリア又はタレットユニットT、例えば1又は2以上の工具を保持する工具ホルダを保持するように構成され、鉛直に、そしてスピンドル軸の水平配置方向に垂直に延伸した方向、水平に、そしてスピンドル軸の水平配置方向に垂直に延伸した方向、及び水平に、そしてスピンドル軸の水平配置方向と平行に延伸したZ方向を含む、3つの独立した移動方向に工具キャリアを制御可能に移動させるようにさらに構成されている。したがって、工具キャリアアセンブリ150は例示的に、3つの独立した制御可能な線形軸を備えるように構成されている。
さらに、任意選択で、工具キャリアクイルは、工具キャリアクイルの水平配置長手軸を中心とする工具キャリアアセンブリ150に搭載された工具キャリアの回転運動を制御するように回転可能に駆動されるB軸をさらに含むように構成することができる。
図5は、図2の工作機械100の機械フレーム110を通る概略断面図を例示的に示す。工作機械100の機械フレーム110の断面形状は例示的に、90度回転させた二等辺等角台形の形状を含む。他の実施形態において、形状は異なっていてもよく、回転角が異なっていてもよい。
機械フレーム110の前部支持部分112は例示的に鉛直配置前部表面を有することを図5は示している。スピンドルキャリアケース120は、前部支持部分112の高さで工作機械100の前側に搭載されている。前部支持部分112は水平に延伸したガイド112aをさらに支持し、これに対向スピンドルキャリア140及び/又は補助スピンドルキャリア130を摺動可能に搭載することができる(図5には示されていない)。
前述のように、機械フレーム110の上部支持部分113の上側表面は、傾斜した斜面に、例示的に実質的に45度の傾斜角で(例えば機械フレーム110がその機械スタンド部分111a及び111bで立つ作業床に対して)配置されている。前述のように、他の例示的な実施形態において、機械フレーム110の上部支持部分113の上側表面の傾斜角は30~60度の範囲とすることができる。
スピンドル間の機械加工領域において機械フレーム110の上側にある工具キャリアアセンブリ150を摺動可能に支持するため、機械フレーム110の上部支持部分113は水平に延伸したガイド113aを有し、これに上部工具キャリアアセンブリ150が搭載されている。上部工具キャリアアセンブリ150は、水平に、そしてスピンドル軸の方向と平行に(すなわち図5の描画面に垂直に)移動することができる。
機械フレーム110の下部支持部分114の下側表面は、張り出している傾斜した斜面に、例示的に実質的に315度の傾斜角で(例えば機械フレーム110がその機械スタンド部分111a及び111bで立つ作業床に対して)配置されている。また、機械フレーム110の下部支持部分114の下側表面の傾斜角は300~330度の範囲とすることができる。具体的には、好ましくは上部及び下部支持部分113及び114間に形成される角度は実質的に90度であることを規定することができる。
吊り下げ状態でスピンドル間の機械加工領域において機械フレーム110の下側で工具キャリアアセンブリ150を摺動可能に保持するため、機械フレーム110の下部支持部分114は水平に延伸したガイド114aを有し、これに下部工具キャリアアセンブリ150が吊り下げ状態で搭載されている。下部工具キャリアアセンブリ150は、水平に、そしてスピンドル軸の方向と平行に(すなわち図5の描画面に垂直に)移動することができる。
図5に見られるように、機械フレーム110の下部支持部分114の下側表面が張り出している傾斜した斜面に配置されて、下部工具キャリアアセンブリ150を吊り下げ状態で支持及び保持する利点は、下部工具キャリアアセンブリ150のスライド及び支持構造が、スピンドルの下で機械加工領域内へ延伸しないように、張り出している下部支持部分114の下に隠れることができ、そのため機械加工中にワークピースから落下する切りくずが、下部工具キャリアアセンブリ150の支持構造によって妨げられることなく落下することができるということである。
例示的に、図5において、上部工具キャリアアセンブリ150は工具タレット1を保持し、下部工具キャリアアセンブリ150は、研削工具又はフライスのような工具を保持及び駆動する加工ヘッド2を保持する。
図6a及び6bは本発明の一実施形態による工作機械の例示的な構成を示す。左上の工具キャリアアセンブリ150a及び右上の工具キャリアアセンブリ150bが水平軸HAの鉛直上方に設けられている。主要スピンドル121を取り付けるための取り付け部を備えた主要スピンドルキャリア120が工作機械の前部支持部分の中央部に設けられている。補助スピンドルキャリア130は、主要スピンドルキャリア120と対向スピンドルキャリア140との間で移動可能であるように設けられている。水平軸の鉛直方向における下方に、左下の工具キャリアアセンブリ150cが設けられている。また、右下の工具キャリアアセンブリ150dも水平軸HAの下方に設けられている。上部及び下部工具キャリアアセンブリ150a~150dのそれぞれは、水平及び鉛直軸によって提供される図6aに示すような支持面に沿って水平及び鉛直方向に移動可能である。
図6bにおいて、それぞれのタレットユニットが例示的に工具キャリアアセンブリに取り付けられている。タレットユニットTは、好ましくは、ワークピースを機械加工するための複数の工具を搭載するための複数のスロットを有するそれぞれのタレットディスクを備える。図6に示すような具体的な構成で、非常に柔軟で高効率の機械加工システム、具体的にはマルチスピンドル旋盤を、異なる工具を使用して複数のワークピースを同時に機械加工するために提供することができる。他の利点は、旋盤に使用されるタレットユニットの対称設計である。具体的には、工具キャリアアセンブリ150a~150d上の4つの別個のアセンブリ位置について、同じタイプのタレットユニットTを設けることができ、タレットユニットのそれぞれの位置に応じて、タレットヘッドを適宜回転させることができるように、上記タレットユニットは対称的な本体で設計されている。したがって、ワークピースの柔軟でコスト効率の高い機械加工が同時に可能になる非常に効率的でメンテナンスが容易な構造を達成することができる。
さらなる一実施形態が例えば図7に示され、補助スピンドル131が角度付きキャリアユニット131を介して左上の工具キャリアアセンブリ150a上に取り付けられている。しかしながら、角度付きキャリア131aを介して取り付けられた補助スピンドル131を設けるのに工具キャリアアセンブリ150の他の位置も適し得ることは明らかである。この具体的な構成を提供することによって、鉛直及び水平方向に移動可能な補助スピンドル131を提供することが可能である。また、例えば、上部及び/又は下部工具キャリアアセンブリ150にそれぞれ2つの別個の補助スピンドル131が設けられるように、複数の補助スピンドル131を設けることもできる。したがって、ワークピースを機械加工する柔軟性をさらに高めることができ、そして工具キャリアアセンブリ150を異なる動作に相乗的に使用することができ、複雑なワークピースの改善された連続生産が可能になる。
図8a~8dは、補助/追加スピンドル131を工作機械に、及び具体的には工作機械の工具キャリアアセンブリに適用する一例を示す。図8aに示すような具体的な構成で、異なる工具を使用して複数のワークピースを同時に機械加工するため、非常に柔軟で高効率の機械加工システム、具体的にはマルチスピンドル旋盤を提供することができる。補助スピンドル131は、主要スピンドルキャリア120と対向スピンドルキャリア140との間で、そして加えて、図8bのように、鉛直方向に移動可能であるように設けることができる。また補助スピンドルは、補助スピンドル軸XAを有し、柔軟性を高めるために工具キャリア支持部分上に配置された補助スピンドルキャリア上に設けられている。水平軸の鉛直方向における下方に、左下の工具キャリアアセンブリ150が設けられている。また、右下の工具キャリアアセンブリ150も水平軸の下方に設けられている。上部及び下部工具キャリアアセンブリのそれぞれは好ましくは水平及び鉛直方向に移動可能である。図8c及び8dから明らかなように、工具キャリア及び/又は補助スピンドルの1又は2以上を、工具キャリア及び/又は補助スピンドルの水平配置長手軸を中心とする回転運動を制御するように、回転可能に駆動されるB軸を含むように構成することができる。本発明による追加のスピンドルを設けることによって、追加のスピンドルのみを使用して機械加工することも可能であるため、主要又は対向スピンドルなしでのワークピースの機械加工も可能になる。B軸運動を有する補助/追加スピンドル131と、同じくB軸運動を有する少なくとも1つのタレットユニットの組み合わせによって、高効率な機械加工が達成されてきた。したがって、タレットユニットと補助スピンドルの両方を、それぞれのスピンドル軸に垂直な軸を中心に(独立して)回転させることができる。この組み合わせにより、補助スピンドルの作業部品とヘッドの工具(例えばタレットユニット)との間の最大角度を増加させることが可能になる。さらなる発展形態において、すべてのタレットユニットがB軸運動を有する。
図9において本発明による工作機械を使用する最適化された機械加工プロセスが示されている。図における左上の図において、主要スピンドルMSと補助スピンドルAS及び対向スピンドルCSを使用するバーフィーディング加工が示されている。図示のように、補助スピンドルAS(131)に固定されたワークピースを片側から機械加工するために2つの別個の工具が設けられている。ワークピースの原材料は主要スピンドルMSを介して供給される。したがって、第1の動作ステップにおいて補助スピンドルASに固定されたワークピースの前端の機械加工が達成される。ワークピースの後部を機械加工するため、補助スピンドルASはワークピースを水平軸に沿って対向スピンドルの固定ユニットへ移動させる。図9に示すように、スイス型と称される左上の図において、ワークピースは次いで対向スピンドルの固定部分に固定されたまま後端から機械加工することができる。したがって、これは第2の動作ステップ、したがってそれぞれのワークピースを作製するための第2の機械加工ステップと見なすことができる。ワークピースを機械加工した後、このワークピースは完成すると対向スピンドルから除去することができる。
また、AS(CSなし)と称される、図9における右上の図に示すように、追加スピンドル131は、補助スピンドルに固定されたワークピースの前端及び後端での機械加工を、好ましくは同期的に可能にするためのダブルコーンコレットを備える。同時に、まだ主要スピンドルにある次のワークピースの機械加工がすでに可能である。したがって、それぞれの構成により2つの別個のワークピースを同時に処理することが可能になり、これらの2つのワークピースの1つはその両側で同時に処理することができる。第2の動作ステップにおける機械加工を終了した後、完成部品は補助スピンドルから除去することができる。
AS+CSと称される例えば図9の左下の部分においてさらなるいっそうの発展形態が提供されている。したがって、主要スピンドルが補助スピンドル及び対向スピンドルと共に設けられている。第1の動作ステップにおいて主要スピンドルを介してその中心軸に沿ってバーフィーディングによって供給されるワークピースを前端で処理することができる。第2の動作ステップにおいて補助スピンドルはそれぞれのワークピースを固定し、固定されたワークピースの前端及び後端の処理を、好ましくは同時に可能にすることができる。したがって、ワークピースが補助ユニットに固定されているとき、ワークピースの前端及びワークピースの後端を同時に処理することができる。主要スピンドルから対向スピンドルへワークピースを搬送することができるように補助スピンドルを水平軸に沿って移動させることができる。第3の動作ステップにおいて、対向スピンドルに含まれるワークピースは、補助スピンドル又は主要スピンドルに含まれるワークピースから独立して処理することができる。完成部品はその後、工作機械の機械加工領域から対向スピンドルの中心軸を通して提供することができる。したがって、非常に効率的で費用効果の高い機械加工プロセスを達成することができる。
また、AS交差+CSとも称される図9における右下の図において、柔軟性の高い補助スピンドル131が設けられている。この補助スピンドルは、水平及び鉛直方向に、したがって、水平軸HA及び水平軸に直交する鉛直軸VAに沿って移動可能である。ワークピースは、主要スピンドルの中心軸を通して供給され、右下の図に示すように第1の動作ステップにおいて前端で処理することができる。第2の動作ステップにおいて、主要スピンドルからワークピースを取り上げた可動対向スピンドルにより、図に示すようにワークピースの後端の処理が可能になる。その後、処理されたワークピースを補助スピンドルに包含及び固定することができ、そのため、例えば、補助スピンドルは鉛直及び水平方向に移動して、機械加工されたワークピースを対向スピンドルから受け取ることができ、次いでワークピースをさらに機械加工するため、対向スピンドルCSの水平軸方向における移動が可能になるように補助スピンドルは次いで水平軸から離れるように移動することができる。したがって、図に示すように、主要スピンドルMS、対向スピンドル及び補助スピンドルにおけるワークピースの同期加工が可能である。これは主に、鉛直及び水平方向に移動可能な補助スピンドル131の柔軟性の高い移動を提供することによって達成される。完成したワークピースは適切な方法で補助スピンドルによって機械加工領域から除去することができる。固定ユニットとして、補助スピンドルASがそれぞれのワークピースをしっかりと固定するように2つの別個のチャックが提供されている。
さらに具体的な一例が例えば図10に示され、これは、上述のような補助スピンドルASを使用するチャック加工を示している。ASのみとして指定された図10の左上の図に示すように、補助スピンドルを処理することは、4つの別個の工具によって、好ましくは平行に処理することができるワークピースを含む。補助スピンドルは好ましくは少なくとも水平方向に移動することができ、ダブルコーンコレットを設けることによってワークピースのしっかりとした固定を容易に提供することができるため、ワークピースの高精度の機械加工及び容易な積載及び搬出が可能になる。
さらなる一構成において、図MS+AS+CSとして指定された図10の右上の部分に示すように、補助スピンドルは、水平方向に移動可能であり、2つの別個の固定ユニットを有する。また、主要スピンドル及び対向スピンドルが設けられ、対向スピンドルは水平方向に移動可能である。それぞれの図において、4つの別個のワークピースが同時に処理される。具体的には、主要スピンドルに固定されたワークピースの前端をU1で処理することができる。また、補助スピンドルの左固定ユニットに固定された第2のワークピースは第2の動作U2で処理される。同時に、第2の動作では補助ユニットの右固定ユニットに固定された第3のワークピースの前端もU4で処理することができる。最後に、対向スピンドルに固定されている第4のワークピースもU3で処理することができる。したがって、この具体的な構成によってワークピースの非常に高い出力と同時に高精度の機械加工を達成することができる。図MS+AS+CSとして指定された図10の左下の部分において、補助スピンドルは、固定動作をさらに改善するためにダブルコーンコレットを含む。
MS+AS+CSとして指定された、図10の右下の部分において、マルチスピンドル旋盤の加工の柔軟性をさらに高めるために追加の回転ガイドブッシュ又は振れ止めが設けられている。
図11は、例示的な実施形態による補助中空スピンドル131の断面図を例示的に示す。補助(中空)スピンドル131は、第2の固定状態でスピンドル軸と同軸にワークピースWをしっかりと固定するように、電気的、液圧的及び/又は空気圧的に制御することができるスリーブ133を含むガイド固定ユニット周りに配置された直接ドライブ132を含み、ワークピースWの両端が補助中空スピンドル131から延伸し、その両側端で同時に実行される機械操作のために露出している。上の例示的な実施形態に加えて、さらなる例示的な実施形態が考えられる。
例えば、他の例示的な実施形態において、工作機械は、機械フレームの上部又は下部工具キャリア部分上に配置され、主要スピンドルのスピンドル軸と同軸にワークピースを受け取り及び案内するように構成された補助中空スピンドルを支持する補助スピンドルキャリアをさらに含むことができ、特にそのためワークピースが補助スピンドルキャリアの両側で補助中空スピンドルから延伸し、特に固定状態を解放することなく補助中空スピンドルによって固定されたワークピースを機械加工することが可能になっている。
例えば、補助スピンドルキャリアは、主要スピンドルのスピンドル軸と平行な水平方向に機械フレームの上部又は下部工具キャリア部分上に配置された水平ガイドに沿って移動するように構成することができる。
またこのような例示的な実施形態において、補助スピンドルキャリアは主要スピンドルキャリアと対向スピンドルキャリアとの間に配置することができる。またこのような例示的な実施形態において、補助スピンドルキャリアは、スピンドル軸に対して横方向又は垂直方向の補助中空スピンドルの移動を駆動するために補助中空スピンドルを支持するスピンドルスライドを支持することができる。
さらなる例示的な実施形態において、工作機械は2つの補助中空スピンドルを含むことができ、例えば1つが主要スピンドルに対向して配置され、1つが対向スピンドルに対向して配置され、好ましくは両補助中空スピンドルが主要及び対向スピンドル間に配置される。
例えば、両補助中空スピンドルは、スピンドル軸の方向に水平に移動するように構成することができ、2つの補助中空スピンドルは、1つの補助中空スピンドルの場合について上で議論したようにそれぞれ構成することができる。
具体的には、補助スピンドルキャリアは両方ともスピンドルキャリア部分上に配置することができる。また、補助スピンドルキャリアのそれぞれは、スピンドルキャリア部分、上部及び/又は下部工具キャリア部分上に配置することができる。いくつかの例示的な態様において、一方の補助スピンドルキャリアを上部工具キャリア部分上に配置することができ、他方の補助スピンドルキャリアを下部工具キャリア部分上に配置することができる。さらに、補助中空スピンドルの一方又は両方を、スピンドル軸に対して横方向又は垂直方向にも移動するように構成することができる。
図12は、4つの同様のタレットユニットTを有する旋盤Lの構成を例示的に示し、これらのそれぞれがB軸移動機能を有し、これによってタレットヘッドHがタレット本体軸Mを中心に回転することが可能になる。
図12の左側に示すように、タレットユニットTは、逆モータ構成及びギアレストルク伝達のためコンパクトな設計を有する。タレットユニットTは、タレット本体の取り付け部M1を介して工具キャリアアセンブリ150に取り付けることができるタレット本体Mを含む。取り付け部M1は、タレット本体Mの後ろ側に配置され、その反対側は、本体Mの前側と呼ぶことができ、タレット本体Mの自由端である。従来のタレットユニットは、タレットヘッドHのB軸又はY軸を中心とする枢動を制御するための駆動手段から分離されたタレット本体を含む一方、本発明は、第2の駆動手段D2と呼ばれる統合された駆動手段を提案する。上記第2の駆動手段B2はタレット本体Mにその構造部分として一体的に形成されている。このように、タレット本体Mの外側円筒部及びタレット本体の内側円筒部はそれぞれ第2の駆動手段D2の実際のロータ及びステータとして設計されている。図12において左側に示すように、タレット本体Mの外側円筒部はY軸を中心に回転可能である。この移動は一般にB軸移動と呼ばれる。
図12に示す例において、タレット本体の回転軸(又はタレット回転軸)であるY軸が主要スピンドルのスピンドル軸に直交して延伸している。タレットヘッドの位置を変更するため、B軸移動は旋盤に統合され、そのためY軸を中心にタレットヘッドH及びタレットディスクH2を回転させることができ、そのためタレットディスクH2に取り付けられている異なる工具又はワークピースを主要又は補助スピンドルに関して柔軟に配置することができ、ワークピースの柔軟で効率的な機械加工が可能になる。工具キャリアアセンブリによりタレットユニットTの鉛直及び水平方向の移動が可能になるため、本発明による旋盤はまた従来の旋盤より優れており、B軸移動を可能にするタレットユニットTと組み合わせてワークピースの非常に効率的な処理を達成することができる。
図12から明らかなように、タレットヘッドHはタレットヘッドのベースH1及びタレットディスクH2を含む。タレットディスクH2は回転軸Xを有する。タレットディスクH2は、上記タレットディスク回転軸Xを中心に回転するように構成されている。回転タレットディスクH2は、工作機械及び/又はワークピースのためのスロットを有する。また、タレットディスクH2は、タレットディスクH2のスロットに取り付け又は挿入された工具を駆動することを可能にする統合された第3の駆動手段D3を有する。好ましくは、第3の駆動手段は直接駆動モータである。
タレットディスクH2の構成はタレット本体MのY軸の径方向に延伸している。したがって、タレットディスクH2は、タレット本体Mの外側で径方向に配置されている。タレット本体MのY軸の軸方向に関して、タレットヘッドHはタレット本体Mの自由端より遠くには延伸しない。タレットヘッドHは、タレット本体MのY軸の軸方向に、ほぼタレット本体Mの自由端の端面まで延伸する。したがって、非常に効率的でコンパクトな設計を達成することができ、タレットディスクH2とタレット本体の取り付け部M1との間の距離を最小化することができる。発明者らは、このような具体的な設計によりタレットユニット及び旋盤L全体の機械的安定性及び精度を大きく増加させることができるということに気付いた。
タレットヘッドHは、タレットヘッドHのベースH1が平坦であるような平坦なタレット設計を有する。上記ベースH1上に取り付けられてタレットディスクH2が回転可能に設けられている。タレットディスクH2はX軸を中心に回転可能である。好ましくは、X軸はタレット本体MのY軸にほぼ垂直である。タレットヘッドHをさらに平坦化するため、タレットディスクH2を回転させるために必要な追加の駆動手段がタレットヘッドのベースH1の頂部に第1の駆動手段D1として配置され、タレット本体Mの外側円筒シャフトの部分を覆っている。第1の駆動手段D1はX軸に沿ってタレットディスクH2から離れるように延伸している。第1の駆動手段D1が取り付けられたタレットヘッドのベースH1は、タレット本体Mを囲むように配置されたL形状を形成し、これによって旋盤L又は工作機械の異なる工具キャリアアセンブリ位置のそれぞれに柔軟に取り付けることができる耐振動性でコンパクトなタレットユニットTを達成する。タレット本体Mの径方向外周面はしたがってタレットヘッドHの搭載面であり、そのためこのタレットヘッドHをタレット回転軸Yから径方向に離間して取り付けることができるようになっている。
一般に、バーローダ、バーフィーダ、及び/又はハンドリングロボットのようなワークピース積載装置によってワークピースを工作機械に積載することができるということが留意されるべきである。機械加工されたワークピースは、搬出装置によって、例えばハンドリングロボットによって除去することができる。
いくつかの例示的な態様を上で説明してきたが、このような態様は、広範な発明の単なる例示であり、これに対する限定ではないこと、そして上記の段落に記載されているものに加えて、様々な他の変更、組み合わせ、省略、修正及び置換が可能であるため、例示的な態様は、図示及び上述した具体的な構造及び配置に限定されないことが理解されるべきである。今説明した態様の様々な適合、修正、及び/又は組み合わせを構成することができるということを当業者は理解するであろう。したがって、本明細書で具体的に説明したようなもの以外のさらなる態様を実践することができるということが理解されるべきである。本開示を考慮して、本明細書に記載の異なる態様を組み合わせて本開示の他の態様を形成することができるということも当業者は理解するであろう。
また本発明による次の態様が記載されている。
工作機械のための一態様によれば、下部工具キャリア支持部分の下側表面は、300と330度との間の範囲、特に実質的に315度の張り出し傾斜角で傾斜している。
工作機械のための一態様によれば、1又は2以上の工具キャリアが搭載可能な、上部工具キャリア支持部分の上側表面が傾斜を有するように配置されている。
工作機械のための一態様によれば、上部工具キャリア支持部分の上側表面は、30と60度との間の範囲、特に実質的に45度の傾斜角で傾斜している。
工作機械のための一態様によれば、1又は2以上の或いは各工具キャリアアセンブリは、主要スピンドルのスピンドル軸に平行な方向に工具キャリアを水平に移動させるためのZ軸移動方向、主要スピンドルのスピンドル軸に対して径方向に工具キャリアを移動させるためのX軸移動方向、及び主要スピンドルのスピンドル軸に垂直かつ主要スピンドルのX軸移動に垂直な方向に工具キャリアを移動させるためのY軸移動方向の少なくとも1つを含む、1又は2以上の線形方向にそれぞれの工具キャリアを独立して移動させるように構成されている。
工作機械のための一態様によれば、1又は2以上の或いは各工具キャリアアセンブリは、特にB軸移動によって、主要スピンドルのスピンドル軸に垂直に延伸した回転軸を中心にそれぞれの工具キャリアを回転させるように構成されている。
工作機械のための一態様によれば、主要スピンドルキャリア及び/又は対向スピンドルキャリアは、機械フレームのスピンドルキャリア部分上に配置された水平ガイドに沿って主要及び対向スピンドルのスピンドル軸と平行な水平方向に移動するように構成されている。
工作機械のための一態様によれば、対向スピンドルキャリアは、スピンドル軸に対して横方向又は垂直方向の対向スピンドルの移動を駆動するために対向スピンドルを支持するスピンドルスライドを支持する。
工作機械のための一態様によれば、補助スピンドルキャリアは、機械フレームのスピンドルキャリア部分上に配置された水平ガイドに沿って主要スピンドルのスピンドル軸と平行な水平方向に移動するように構成されている。
工作機械のための一態様によれば、補助スピンドルキャリアは、主要スピンドルキャリアと対向スピンドルキャリアとの間に配置されている。
工作機械のための一態様によれば、補助中空スピンドルは、補助中空スピンドルに受け取られたワークピースを固定する、電気的、液圧的及び/又は空気圧的に制御される固定ユニットと、固定ユニットによって固定されたワークピースの回転運動を駆動するドライブと、を含む。
工作機械のための一態様によれば、ドライブは電気的又は電磁的直接駆動機構を含む。
工作機械のための一態様によれば、補助スピンドルキャリアは、スピンドル軸に対して横方向又は垂直方向の補助中空スピンドルの移動を駆動するために補助中空スピンドルを支持するスピンドルスライドを支持する。
上述のような例示的な実施形態及び態様によって、タレットユニット及び工作機械、具体的には旋盤の機械加工の選択肢を強化して、費用効果の高い機械加工概念を提供し、より柔軟で、正確で、効率的で信頼できる機械操作を可能にする、並びに/或いは工作機械の精度及び/又は安定性を向上させる有益なさらなる態様及び特徴が提案されている。
いくつかの例示的な実施形態及び/又は態様を説明するとともに添付の図面に示したが、このような実施形態及び態様は広範な発明の単なる例示であり、これに対する限定ではないこと、そして上のセクションに記載されたものに加えて、様々な他の変更、組み合わせ、省略、修正及び置換が可能であるため、本発明の実施形態は、図示及び説明した具体的な構造及び配置に限定されないことが理解されるべきである。
本発明の開示の範囲から逸脱することなく、今説明した実施形態の様々な適合、修正、及び/又は組み合わせを構成することができるということを当業者は理解するであろう。本開示を考慮して、本明細書に記載の本発明の異なる実施形態を組み合わせて本発明の他の実施形態を形成することができるということも当業者は理解するであろう。したがって、本明細書に具体的に説明した以外のように本発明を実践することができるということが理解されるべきである。

Claims (17)

  1. 工作機械、特に旋盤であって、
    工具キャリア支持部分と、スピンドルを保持するためのスピンドルキャリア部分と、を有する機械フレーム(110)と、
    前記機械フレーム(110)の工具キャリア支持部分上に配置されている工具キャリアアセンブリ(150)上に支持されている、少なくとも一つの工具キャリアと、
    を備え、
    補助スピンドル軸(XA)を有する補助スピンドル(131)を支持する補助スピンドルキャリア(130)をさらに備え、前記補助スピンドルキャリア(130)が、前記機械フレーム(110)の前記スピンドルキャリア部分上に、又は前記工具キャリア支持部分上に配置され、
    前記補助スピンドル(131)が、ワークピース(W)の両側端で機械操作を実行するために前記補助スピンドル(131)の2つの対向する側から前記ワークピース(W)を露出させることができるように前記ワークピース(W)を固定するように構成されている、
    前記工作機械。
  2. 前記補助スピンドル(131)が、前記補助スピンドル軸(XA)に垂直に延伸した軸を中心に回転するように構成されている、請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記補助スピンドル(131)が、少なくとも2つの側を有する中空スピンドルであり、各側が前記ワークピースを受け取るように構成され、前記両方の側が好ましくは前記補助スピンドル軸(XA)に沿って互いに離間している、請求項1又は2に記載の工作機械。
  4. 前記補助スピンドル(131)が、前記補助スピンドル(131)のガイド固定ユニット周りに配置された少なくとも1つの直接ドライブを含む、請求項1~3のいずれかに記載の工作機械。
  5. 前記工作機械が、前記補助スピンドル(131)内に固定された2つのワークピース(W)を並行加工するように構成されている、請求項1~4のいずれかに記載の工作機械。
  6. 前記機械フレーム(110)の前記スピンドルキャリア部分上又はその高さに配置され、ワークピースを受け取るように構成された主要スピンドル(121)を支持するスピンドルキャリアをさらに備え、前記主要スピンドル(121)が水平配置主要スピンドル軸(HA)を有し、並びに/又は前記補助スピンドルキャリア(130)が、主要スピンドル軸(HA)に沿って、及び好ましくはまた前記主要スピンドル軸(HA)に直交して前記補助スピンドル(131)を移動させるように構成されている、請求項1~5のいずれかに記載の工作機械。
  7. 前記補助スピンドル(131)が、前記補助スピンドル軸(XA)と同軸に前記ワークピース(W)を電気的、液圧的及び/又は空気圧的に固定するように独立して制御することができる1又は2以上のスリーブ(133)を含む、請求項1~6のいずれかに記載の工作機械。
  8. 前記機械フレーム(110)の前記スピンドルキャリア部分上に配置され、前記主要スピンドル(121)に面しワークピース(W)を受け取るように構成された対向スピンドル(141)を支持する対向スピンドルキャリア(140)を含み、前記対向スピンドル(141)が、前記主要スピンドル軸(HA)と同軸に配置された水平配置スピンドル軸を有する、請求項1~7のいずれかに記載の工作機械。
  9. 上部工具キャリア支持部分(113)上に搭載された少なくとも一つの上部工具キャリアアセンブリ(150a、150b)と、下部工具キャリア支持部分(114)上に搭載された少なくとも一つの下部工具キャリアアセンブリ(150c、150d)と、を含み、前記両工具アセンブリが、前記補助スピンドル(131)に収容された1又は2以上のワークピース(W)を独立して機械加工するように構成されている、請求項1~8のいずれかに記載の工作機械。
  10. 前記補助スピンドル(131)が、不規則な形状のワークピース(W)を保持するために、独立して移動するジョーを有する1又は2以上のチャックを含み、好ましくは前記補助スピンドル(131)が、前記補助スピンドル軸(XA)に沿って離間した2又は3以上の別個の独立したチャックを含み、及び/又は前記補助スピンドル(131)が、前記ワークピース(W)を固定するためのダブルコーンコレットを含む、請求項1~9のいずれかに記載の工作機械。
  11. 前記補助スピンドル(131)が前記機械フレーム(110)の上部工具キャリア支持部分(113)又は下部工具キャリア支持部分(114)の工具キャリアに搭載されている、請求項1~10のいずれかに記載の工作機械。
  12. 上部工具キャリア支持部分(113)上に搭載された2つの上部工具キャリアアセンブリ(150a、150b)と、下部工具キャリア支持部分(114)上に搭載された2つの下部工具キャリアアセンブリ(150c、150d)と、を含み、各工具キャリアアセンブリが工具キャリアを含み、前記工具キャリアが、前記補助スピンドル(131)及び/又は前記主要スピンドル(121)に収容されたワークピース(W)を独立して機械加工するように構成され、好ましくは前記工具キャリアが前記ワークピースを同期的に機械加工する、請求項1~11のいずれかに記載の工作機械。
  13. 前記補助スピンドル(131)が、タレットディスク(H2)の回転軸であるディスク軸(X)を中心に第1の駆動手段(D1)によって回転可能であるように構成された前記タレットディスク(H2)と、タレット軸(Y)を中心に前記タレットヘッド(H)を枢動させるための第2の駆動手段(D2)と、を有するタレットユニット(t)として構成され、好ましくは前記第2の駆動手段(D2)が、ステータの径方向外側に配置されたロータを有するモータである、請求項1~12のいずれかに記載の工作機械。
  14. 請求項1~13のいずれかに記載の工作機械を使用してワークピースを機械加工するための機械加工方法であって、
    ワークピース(W)を前記補助スピンドル(131)に固定するステップと、
    前記固定されたワークピース(W)を少なくとも片側から機械加工するステップと、
    を含む、前記方法。
  15. 前記機械加工方法がバー加工方法であり、処理される前記ワークピース(W)が後部を通して主要スピンドル(121)へ、そして前記主要スピンドル(121)から前記補助スピンドル(131)に積載される、請求項14に記載の方法。
  16. 前記機械加工方法がチャック加工方法であり、処理される前記ワークピース(W)が前記補助スピンドル(131)に固定されて2つの対向する側で平行に機械加工される、請求項14に記載の方法。
  17. 前記機械加工方法が少なくとも2つのワークピース(W)を同時に機械加工するように構成され、少なくとも1つのワークピース(W)が前記補助スピンドル(131)に収容され、1つのワークピース(W)が好ましくは前記主要スピンドル(121)に収容される、請求項14~16のいずれかに記載の方法。
JP2022550782A 2020-02-28 2021-02-09 工作機械、特に補助スピンドルを備えた旋盤 Pending JP2023514781A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP20160262.0A EP3871834A1 (en) 2020-02-28 2020-02-28 Machine tool, in particular lathe with auxiliary spindle
EP20160262.0 2020-02-28
PCT/EP2021/053082 WO2021170395A1 (en) 2020-02-28 2021-02-09 Machine tool, in particular lathe with auxiliary spindle

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023514781A true JP2023514781A (ja) 2023-04-10

Family

ID=69743051

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022550782A Pending JP2023514781A (ja) 2020-02-28 2021-02-09 工作機械、特に補助スピンドルを備えた旋盤

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20230078509A1 (ja)
EP (1) EP3871834A1 (ja)
JP (1) JP2023514781A (ja)
CN (1) CN115003454A (ja)
WO (1) WO2021170395A1 (ja)

Family Cites Families (40)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1502031B2 (de) * 1965-09-29 1975-07-24 Gildemeister Ag, 4800 Bielefeld Mehrspindel-Drehautomat
DE1652728B2 (de) * 1968-02-23 1973-03-15 Werkzeugmaschinen Fabrik Gildemei ster & Co, AG, 4800 Bielefeld Kurvenlos programmgesteuerter vierspindel-drehautomat mit horizontal gelagerter spindeltrommel
GB2061158A (en) * 1979-10-24 1981-05-13 Palmer D G R Work holding device for the tool turret of a turret lathe
BR8108057A (pt) * 1981-12-11 1983-09-13 Romi Ind Maquina de tornear
DE3609571A1 (de) * 1986-03-21 1987-09-24 Festo Kg Vorrichtung zur bearbeitung sich linear erstreckender stabfoermiger werkstuecke sowie verfahren zur bearbeitung stabfoermiger werkstuecke mittels der vorrichtung
JPS62282802A (ja) * 1986-05-31 1987-12-08 Tsugami Corp 複合加工旋盤
DE3734687C2 (de) * 1987-10-14 1994-11-17 Index Werke Kg Hahn & Tessky Verfahren zum Be- und Entladen der Hauptspindel einer Drehmaschine sowie Drehmaschine zur Durchführung dieses Verfahrens
CH674816A5 (ja) * 1988-05-17 1990-07-31 Fischer Georg Fms Drehtech
JPH02298403A (ja) * 1989-05-10 1990-12-10 Hitachi Seiki Co Ltd タレット副刃物台と背面加工刃物台
DE3921649C2 (de) * 1989-06-30 1993-12-23 Boehringer Werkzeugmaschinen Maschinenbett mit Überhang
DE3921648A1 (de) * 1989-06-30 1991-01-10 Boehringer Werkzeugmaschinen Thermo-neutrale fuehrung
US5127140A (en) * 1989-12-18 1992-07-07 Hitachi Seiki Co., Ltd. Numerically-controlled lathe, numerically-controlled device therefor and processing procedure thereby
JP2526162B2 (ja) * 1990-06-30 1996-08-21 オ−クマ株式会社 複合加工工作機械
DE4229423C3 (de) * 1992-09-03 1998-10-01 Index Werke Kg Hahn & Tessky Drehmaschine
JP2673643B2 (ja) * 1992-10-23 1997-11-05 オークマ株式会社 2主軸nc工作機械
DE4330858C1 (de) * 1993-09-11 1995-01-19 Index Werke Kg Hahn & Tessky Verfahren zum Bearbeiten eines Werkstückes auf einem CNC-Drehautomaten sowie CNC-Drehautomat
US5471900A (en) * 1994-04-25 1995-12-05 Cincinnati Milacron Inc. Method for turning a workpiece
DE19621406A1 (de) * 1996-05-28 1997-12-04 Traub Drehmaschinen Gmbh Drehmaschine, insbesondere Langdrehmaschine zum Bearbeiten stangenförmigen Werkstoffs
EP0888840B1 (en) * 1997-06-12 2003-09-17 Star Micronics Co., Ltd. A cutting-off method of an automatic lathe and an automatic lathe
DE19740379A1 (de) * 1997-09-13 1999-04-01 Index Werke Kg Hahn & Tessky Werkzeugrevolver für eine Werkzeugmaschine sowie Drehmaschine mit einem solchen Werkzeugrevolver
ATE265290T1 (de) * 1999-02-12 2004-05-15 Index Werke Kg Hahn & Tessky Werkzeugmaschine
DE19911412A1 (de) * 1999-03-15 2000-11-30 Boehringer Werkzeugmaschinen Werkzeugmaschine
ES2167146B1 (es) * 1999-04-19 2003-11-01 Etxetar Sa Maquina para taladrar agujeros de engrase en cigueñales y procedimiento correspondiente.
JP2002096202A (ja) * 2000-09-18 2002-04-02 Mori Seiki Co Ltd 工作機械の主軸台案内装置
DE10104669C5 (de) * 2001-02-02 2005-12-15 Klement, Klaus-Dieter Antriebskopf für NC-gesteuerte Stellbewegungen einer Werkzeugspindel oder eines Werkstücktisches um mindestens eine Drehachse
JP2004261935A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Nakamura Tome Precision Ind Co Ltd ワークの振れ止め装置を備えた旋盤
JP4429946B2 (ja) * 2005-03-24 2010-03-10 株式会社森精機製作所 工作機械
CN2930926Y (zh) * 2006-07-19 2007-08-08 缙锠工业股份有限公司 两用车床
GB0617270D0 (en) * 2006-09-02 2006-10-11 Cinetic Landis Grinding Ltd Grinding machines and methods of operation thereof
US8246026B2 (en) * 2007-10-10 2012-08-21 Mori Seiki Usa, Inc. Tool indexer and turret-indexer assembly
JP5606685B2 (ja) * 2009-04-03 2014-10-15 Dmg森精機株式会社 被加工物の把持方法及び被加工物の心出し装置
DE102010007890B4 (de) * 2010-02-08 2019-01-03 Chiron-Werke Gmbh & Co Kg Werkzeugmaschine zum Bearbeiten von schlanken Werkstücken
JP5759193B2 (ja) * 2011-02-03 2015-08-05 グンゼ株式会社 ネジ加工システムおよびその加工方法
DE102011076837A1 (de) 2011-05-31 2012-12-06 Gildemeister Italiana S.P.A. Werkzeugmaschine
DE102012100614A1 (de) * 2011-07-19 2013-01-24 Index-Werke Gmbh & Co. Kg Hahn & Tessky Drehmaschine
JP6442861B2 (ja) * 2014-04-24 2018-12-26 スター精密株式会社 工作機械、及び、解釈実行プログラム
DE102015220882A1 (de) * 2015-10-26 2017-04-27 Siemens Aktiengesellschaft Bearbeitungszentrum zur spanenden Bearbeitung eines länglichen Werkstücks
EP3616832B1 (en) * 2018-08-29 2023-07-19 Gildemeister Italiana S.r.l. Machine tool, in particular lathe
CN109530727A (zh) * 2019-01-15 2019-03-29 陈泽毅 防护性能完善的数控车床
CN110370025A (zh) * 2019-08-16 2019-10-25 浙江中智鲸工智能装备有限公司 一种长轴车削机床

Also Published As

Publication number Publication date
EP3871834A1 (en) 2021-09-01
CN115003454A (zh) 2022-09-02
US20230078509A1 (en) 2023-03-16
WO2021170395A1 (en) 2021-09-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11167354B2 (en) Machine tool, in particular lathe
JP3068001B2 (ja) 複数のスピンドルを備えた工作機械
US9126266B2 (en) Machine tool
US6715386B2 (en) Turning method
US7367929B2 (en) Machine tool and method for cutting machining of workpieces
US20040231473A1 (en) Universal machine tool
EP1485231B1 (en) Machine tool assembly
US20140245870A1 (en) Machine tool
JP2014518776A (ja) 工具担持体及び該工具担持体を有する工作機械
JP5538012B2 (ja) 工作機械
JPH1190701A (ja) 加工セル
CZ2001487A3 (cs) Brousicí stroj s otočným ústrojím pro tvrdé obrábění
JP2007075922A (ja) 複合旋盤
US10786882B2 (en) Machine tool, in particular multi-spindle turning machine
JP4259653B2 (ja) 自動旋盤
JP2023514781A (ja) 工作機械、特に補助スピンドルを備えた旋盤
JPH1034461A (ja) 複合加工機械
JP5611691B2 (ja) 工作機械およびワーク加工方法
JP2023045438A (ja) 工作機械
JP2000326157A (ja) 複合加工機械及び複合加工方法
US10737329B2 (en) Bar loader apparatus for use with a machine tool and machine tool equipped with such bar loader apparatus
WO2023276270A1 (ja) 対向二軸型旋盤
CN111347350B (zh) 一种曲线进给机构
KR20010001922A (ko) 주축이 이송되는 공작물의 양측가공용 수직 다두선반
JP2006123046A (ja) 旋盤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20240124