JP2023180625A - 索条のスプライス部検出装置 - Google Patents

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剛志 柳田
Tsuyoshi Yanagida
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Abstract

【課題】簡素な構成で安価でありメンテナンスもほぼ不要な索条のスプライス部検出装置を提供することにある。【解決手段】停留場において索条18に沿って二台のアナログセンサ51を配置し、このアナログセンサ51は、索条18との距離の変化により電圧信号が変化し、二台のアナログセンサの電圧信号を比較するようにした。【選択図】図4

Description

本発明は、自動循環式索道において、無端状にスプライス加工された索条のスプライス部を検出する、索条のスプライス部検出装置に関する。
自動循環式索道は、線路両端の停留場に滑車を設け、この滑車間に索条を無端状に掛け渡すとともに索条に搬器を懸垂し、索条を駆動することにより搬器を停留場間で循環して運行する設備である。停留場においては、搬器が索条から切り離されて平面U字状に敷設されたレールに沿って進行し、搬器が停留場を出発するときに再び搬器と索条が連結される。
この自動循環式索道は、地上に沿って軌道を敷設する必要がないことや、搬器を索条で牽引して運行する等の特徴から傾斜地での運用に好適であり、特にスキーリフトのように傾斜地の山麓側から山頂側へと乗客を輸送する設備として利用されることが多いが、近時においては都市部での輸送設備としても利用されている。
上記索条には、これを無端状に結合するためのスプライス部を有しており、このスプライス部は索条の公称径に対してその直径が約10%程度太く形成される。従来においては、停留場に索条の移動経路に沿ってロープテスタを配置し、これにより磁気的にロープ素線の断線を検出してスプライス部を検出するとともに、搬器の出発時に握索装置がスプライス部を握索することがないように制御を行っていた。(例えば特許文献1参照)
また、索条のスプライス部を着色し、これをカラーセンサで検出して上記と同様に搬器の出発を制御する技術も知られている。(例えば特許文献2参照)
特開昭50-147981号公報 特開2008-120180号公報
上記のロープテスタによるスプライス部検出は、ロープテスタが索条に局部的な断線がある毎に反応するため、索条のスプライス部でない箇所の断線にも反応してしまい、スプライス部で無いにもかかわらず搬器が出発しない誤動作が起こることがある。また、ロープテスタは一般的な需要が少ない為、汎用品としては生産されておらず入手が困難になってきており高価でもあった。
また、スプライス部に着色しカラーセンサで検出する方式は、索条が受索輪に支持されて移動するために着色が落ちたり汚れたりするために、着色部を定期的にメンテナンスする必要があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、簡素な構成で安価でありメンテナンスもほぼ不要な索条のスプライス部検出装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、両端の停留場に備えた滑車間に索条を無端状に張架するとともに該索条に搬器を懸垂し、前記一の滑車を駆動することにより前記搬器を前記停留場間で循環させて運行を行う循環式索道において、前記索条のスプライス部を検出する装置であって、前記停留場には前記索条に沿って二台のアナログセンサを配置し、該アナログセンサは前記索条との間の距離の変化により電圧信号が変化し、二台の前記アナログセンサの前記電圧信号を比較するようにしたことを特徴としている。
また、請求項2の発明は、二台の前記アナログセンサの前記索条検出面を相互に直角になるように配置したことを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、二台のアナログセンサを用いることにより、索条の振動による誤検出による搬器の出発停止を防止することができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、二台のアナログセンサの検出面が略直角に配置されることにより、より正確にスプライス部を検出することができる。
自動循環式索道設備全体の配設関係を示した正面図 移送装置の正面図 一端の停留場を示す平面図 スプライス部検出装置の模式図
以下、本発明の詳細について図を参照して説明する。図1は、自動循環式索道設備全体の配設関係を示したものである。
図に示すように両端の原動側停留場11及び反原動側停留場12には、それぞれ原動滑車14及び反原動滑車15が枢設されており、原動滑車14及び反原動滑車15には索条18が無端状に巻き回されて張架され、索道線路を形成している。原動滑車14には、電動機や減速機等からなる原動装置13が連結されており、これを駆動することにより原動滑車14が回転し、索条18が両滑車間を循環移動する。
索道線路中には、索条18を握放索可能になした従来公知の搬器26を索条18に懸垂し、各搬器26間の距離が等間隔となるように配置している。これら複数の搬器26は、索道線路中では索条18を握索して索条18の移動とともに移動し、原動側停留場11及び反原動側停留場12内では、索条18を放索するとともに、各停留場に備えられたレール20、22に支持され、これに沿って移動する。
両端の原動側停留場11及び反原動側停留場12に備えられたレール20、22は、平面視U字形状をなしており、このレール20、22に沿っては、搬器26を移送するための移送装置が設けられている。この移送装置は、従来から公知のものであって、例えば図2に示すように、複数のゴムタイヤ車輪30をレール20、22に沿って並設し、このゴムタイヤ車輪30の周縁を搬器26の握索機27に押圧当接して搬器26の移送を行う。
図3に示すように(一端の原動側停留場11を示す)前記移送装置は、減速移送装置31、回送移送装置32、及び加速移送装置33からなっている。減速移送装置31は、放索した搬器26を索条18の速度から緩速までに緩やかに減速させる装置であり、回送移送装置32は、減速された搬器26を緩速のまま一定速度を保って移送を行う装置であり、加速移送装置33は、緩速から索条18と同一の速度まで搬器26を加速させる装置である。
矢印A方向に向けて原動側停留場11に到着した搬器26は、これらの各移送装置31、32、33の作用により、以下のように原動側停留場11内を移送される。まずレール20に乗り移った搬器26は、索条18を放索した後、減速移送装置31により減速させられて緩速となり、この後、回送移送装置32により緩速を保って出発側へと回送させられる。ここで、搬器26が緩速で移動する経路に沿っては乗降場23が設けられており、この部分において搬器26への乗客の降車及び乗車が順次行われる。次いで、搬器26は、加速移送装置33により加速された後、索条18を握索して線路中へ出発する。索条18は、無端状に形成するために端部どうしを連結するスプライス部19を有しており、原動側停留場11及び反原動側停留場12内にはこのスプライス部19を検出するためのスプライス部検出装置50を備えている。
図4は、スプライス部検出装置50の模式図である。スプライス部検出装置50は、二台のアナログセンサ51を備えており、これらのアナログセンサ51は、索条18の進行方向に沿って配置されている。各アナログセンサ51は、互いに間隔を空けて配置されるとともに、それぞれの索条検出面は相互に略直角になっており、索条18との間の距離の変化により電圧信号が変化する。各アナログセンサ51の信号は、制御盤52に備えたプログラマブルロジックコントローラ(以降PLCと記載する)53に入力される。
一方、PLC53には、ロープ移動量信号54が入力されている。このロープ移動量信号54は、停留場11、12内の滑車や受索輪付近に近接スイッチ等の非接触センサを備え、滑車や受索輪が回転することでパルス信号を発信するようにしたものである。PLC53は、入力されたロープ移動量信号54により、索条18の移動量および速度を算出する。
このような構成において、索条18が移動してスプライス部19が通過すると、スプライス部19の直径が太いためアナログセンサ51の信号が変化する。これにより各PLC53は、スプライス部19が通過していることを検知する。この検知によりPLC53は、二台のアナログセンサ51の信号が規定のパルス以内であればスプライス部19であると判定し、ブザー信号55を発信し係員にスプライス部19が通過中であることを知らせるとともに、スプライス信号56を発信する。
スプライス信号56が発信されると、搬器26が停留場11、12からの出発を停止し、これにより搬器26が握索することを防止する。一方、PLC53が一方のアナログセンサ51の信号のみでプライス部19であると判定した場合には、当該信号は索条18の振動による誤検出としてPLC53はスプライス信号56を発信しない。したがって、搬器26は通常の間隔で停留場11、12を出発する。
以上説明したように本発明によれば、二台のアナログセンサ51を用いることにより、索条18の振動等による誤検出による搬器26の出発停止を防止することができる。また、二台のアナログセンサ51の検出面が略直角に配置されることにより、より正確にスプライス部19を検出することができる。
11 原動側停留場
12 反原動側停留場
13 原動装置
14 原動滑車
15 反原動滑車
18 索条
19 スプライス部
20 レール
22 レール
23 乗降場
26 搬器
27 握索機
30 ゴムタイヤ車輪
31 減速移送装置
32 回送移送装置
33 加速移送装置
50 スプライス部検出装置
51 アナログセンサ
52 制御盤
53 プログラマブルロジックコントローラ(PLC)
54 ロープ移動量信号
55 ブザー信号
56 スプライス信号

Claims (2)

  1. 両端の停留場に備えた滑車間に索条を無端状に張架するとともに該索条に搬器を懸垂し、前記一の滑車を駆動することにより前記搬器を前記停留場間で循環させて運行を行う循環式索道において、前記索条のスプライス部を検出する装置であって、前記停留場には前記索条に沿って二台のアナログセンサを配置し、該アナログセンサは前記索条との間の距離の変化により電圧信号が変化し、二台の前記アナログセンサの前記電圧信号を比較するようにしたことを特徴とする索条のスプライス部検出装置。
  2. 二台の前記アナログセンサの前記索条検出面を相互に直角になるように配置したことを特徴とする請求項1記載の索条のスプライス部検出装置。
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