JP2018199446A - 索道の搬器 - Google Patents

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【課題】搬器に搭載する荷重が偏っている場合に偏りを補って、搬器の左右のバランスが均衡した状態にすることができる索道の搬器を提供すること。【解決手段】索道の搬器26の下部に備え左右に移動自在なウエイト40と、ウエイト40を左右方向へ駆動する電動機46と、乗客が着座するシートに備えた荷重センサー49と、荷重センサー49からの電気信号により電動機46を制御する制御装置48と、電動機46と記荷重センサー49と制御装置48とに電力を供給する集電子51と、を備えた【選択図】図5

Description

本発明は、索道の搬器に関し、詳しくは搬器に作用する荷重が偏荷重のときに、これを矯正することのできる索道の搬器に関する。
索道は、空中に張架した索条に搬器を懸垂し、人員や物資を運ぶ輸送設備であり、多くは山岳傾斜地における人員の移動手段や、スキー場におけるスキーヤーやスノーボーダーの移動手段として利用されている。また、索道は、鉄道等のように地上にレール等を敷設する必要がなく線路に要する用地が少なくてすむために、特に海外においては都市部の公共交通機関として運用されるようになってきている。
索道の搬器は、進行方向に対して前後方向へ揺動自在に索条から懸垂されており、索条の勾配が変化しても搬器の進行方向の姿勢は垂直となる。また搬器は、上部を索条に支持されることから、索条の位置を中心に横方向にも揺動自在となっている。したがって、線路中において搬器が横方向の風圧を受けた場合には搬器は横方向に揺動し、また、搬器に搭載する物品や乗客の位置に偏りがあると、搬器は横方向へ傾斜した状態で線路中を進行してしまう。このようなことから従来、風による横方向の揺動を速やかに納めるために、搬器に制振装置を備える技術が提案され、また実施されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平8−207751号公報
上記の搬器に制振装置を備える技術は、揺動を速やかに納める点においては有効な技術であるが、搬器に搭載する偏荷重による搬器の傾きに対しては、いまだ有用な技術は提案されていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、搬器に搭載する荷重が偏っている場合に偏りを補って、搬器の左右のバランスが均衡した状態にすることのできる索道の搬器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、索道の搬器の下部に備え左右に移動自在なウエイトと、該ウエイトを左右方向へ駆動する電動機と、乗客が着座するシートに備えた荷重センサーと、該荷重センサーからの電気信号により電動機を制御する制御装置と、前記電動機と前記荷重センサーと前記制御装置とに電力を供給する集電子と、を備えたことを特徴としている。
本発明によれば、搬器に備えたウエイトが左右に移動して荷重の偏りを補うことにより、搬器の左右のバランスを均衡した状態にすることができる。
自動循環式索道設備全体の配設関係を示した平面図 移送装置と搬器との関係を示す正面図 一端の原動側停留場を示す平面図 停留場の一部を示した図 搬器の正面図 搬器の側面図
以下、本発明の具体的な実施の形態を図面を参照して説明する。図1は、自動循環式索道設備全体の配設関係を示したものである。
図に示すように両端の原動側停留場11及び反原動側停留場12には、それぞれ原動滑車14及び反原動滑車15が枢設されており、原動滑車14及び反原動滑車15には索条18が無端状に巻き回されて張架され、索道線路を形成している。原動滑車14には、電動機や減速機等からなる原動装置13が連結されており、これを駆動することにより原動滑車14が回転し、索条18が両滑車間を循環移動する。
索道線路中には、索条18を握放索可能になした椅子式の搬器26を索条18に懸垂し、各搬器26間の距離が等間隔となるように配置している。これら複数の搬器26は、索道線路中では索条18を握索して索条18の移動とともに移動し、原動側停留場11及び反原動側停留場12内では、索条18を放索するとともに、各停留場に備えられたレール20、22に支持され、これに沿って移動する。
両端の原動側停留場11及び反原動側停留場12に備えられたレール20、22は、平面視U字形状をなしており、このレール20、22に沿っては、搬器26を移送するための移送装置が設けられている。この移送装置は、従来から公知のものであって、例えば図2に示すように、複数のゴムタイヤ車輪30をレール20、22に沿って並設し、このゴムタイヤ車輪30の周縁を搬器26の握索機27に押圧当接して搬器26の移送を行う。
図3に示すように(一端の原動側停留場11を示す)前記移送装置は、減速移送装置31、回送移送装置32、及び加速移送装置33からなっている。減速移送装置31は、放索した搬器26を索条18の速度から緩速までに緩やかに減速させる装置であり、回送移送装置32は、減速された搬器26を緩速のまま一定速度を保って移送を行う装置であり、加速移送装置33は、緩速から索条18と同一の速度まで搬器26を加速させる装置である。
矢印A方向に向けて原動側停留場11に到着した搬器26は、これらの各移送装置31、32、33の作用により、以下のように原動側停留場11内を移送される。まずレール20に乗り移った搬器26は、索条18を放索した後、減速移送装置31により減速させられて緩速となる。このとき原動側停留場11が降車側停留場である場合には、搬器26に乗車したスキーヤーやスノーボーダー等の乗客は、降車位置16において搬器26から立ち上がって降車し、この後滑走して原動側停留場11から退出する。この後搬器26は、回送移送装置32により緩速を保って出発側へと回送させられる。原動側停留場11が乗車側停留場の場合には、回送が終了する位置付近に乗車位置19が設けられており、ここで待機する乗客が移動してきた搬器26に着座する。次いで、出発側へと回送された搬器26は、加速移送装置33へ進入し加速された後、索条18を握索して停留場を出発する。
図4は、停留場11、12の一部を示した図である。搬器26の握索機27には、レール20、22上を転動する走行ローラー37を備えるとともに、走行ローラー37とは反対側の端部にエンドローラー38を備えている。エンドローラー38の位置には、レール20、22の外周と平行してガイドレール39が延設されており、これにより停留場11、12で進行する搬器26の姿勢が一定に保たれる。ガイドレール39の下部に沿っては、通電された給電レール50が敷設されるとともに、握索機27には給電レール50に接触する集電子51を備えている。これにより搬器26には、停留場11、12内で移動しながら電力が供給される。
図5は、搬器26の正面図であり、図6は、搬器26の側面図である。搬器26は四人乗りの搬器26であって、索条18を握放索する握索機27と、握索機27に前後方向へ揺動自在に懸垂したサスペンダー28と、サスペンダー28の下部に吊下したシートフレーム29とを備えており、シートフレーム29の下部には、乗客が着座するためのシート35及び背板36を備えている。また、シートフレーム29ないしシート35の下方には、以下で説明するように左右方向へ摺動自在にウエイト40を備えている。
シートフレーム29下端部の両側部には、板状のフランジ部41が下方へ延出して形成されている。左右のフランジ部41の間には、前後に平行してシャフト42を固着している。ウエイト40には、シャフト42が延伸する位置に貫通孔が形成されており、ここに嵌着した直動軸受けを介してウエイト40はシャフト42に摺動自在に支持されている。左右のフランジ部41において前後のシャフト42間の中間位置には、ボールねじ軸43が回転可能に支持されている。ウエイト40には、ボールねじ軸43が延伸する位置に貫通孔が形成されるとともに、ここにボールねじ軸43と螺合するナットが嵌着されており、ボールねじ軸43を回転させることによりウエイト40が左右に移動する。
ボールねじ軸43の一方の端部には、タイミングプーリー44が固着されており、シートフレーム29の後方位置には、タイミングプーリー45を出力軸に備えた電動機46が取り付けられている。タイミングプーリー44とタイミングプーリー45との間には、タイミングベルト47が巻き掛けられており、電動機46を駆動することによりボールねじ軸43が回転する。また、シートフレーム29の背面には、制御装置48が固設されており、これによって電動機46の回転が制御される。
シート35の乗客着座位置には、それぞれ荷重センサー49を備えており、乗客の着座したときの荷重が計測されるようになっている。荷重センサー49で計測された電気信号は、制御装置48へ入力されるとともに、制御装置48では搬器26に作用する荷重の偏りの度合いが算出される。さらに制御装置48では、算出された荷重の偏りの度合いから荷重状態が均衡した状態となるウエイト40の位置が算出され、この後、制御装置48は、ウエイト40が算出した位置になるように電動機46を制御する。なお、上記した電動機46、制御装置48、荷重センサー49への電力供給は、停留場11、12内を搬器26が移動するときに集電子51に供給された電力によって行われる。
以上の構成により運行中において搬器26は、次のように動作する。まず、乗車時には、乗客は乗車位置19に待機しており、この位置に搬器26が移動して来ると乗客はシート35に着座する。このときシート35に備えた荷重センサー49が乗客の荷重を計測し、この計測値が制御装置48に入力される。搬器26が移動を続けながら制御装置48は、上記したように左右の荷重バランスが均衡する位置を算出し、この位置へウエイト40が来るように電動機46を制御する。これにより搬器26は、左右のバランスを保って停留場11、12を出発する。停留場11、12を出発した搬器26は、電力の供給が絶たれることにより、ウエイト40の位置を固定したままで線路中を進行する。
搬器26が降車側の停留場11、12に到着すると、再び搬器26へ電力が供給され、制御装置48はウエイト40が初期の位置、すなわち、空車の状態で左右の荷重バランスが均衡する位置になるよう制御を行う。この後、乗客が降車すると搬器26は、再び出発側へと回送される。ここで、この降車側の停留場11、12で乗客の乗車を行う場合には、上記と同様の動作が行われるが、乗客の乗車を行わない場合には、ウエイト40は初期の位置を保ったままで出発する。
11 原動側停留場
12 反原動側停留場
13 原動装置
14 原動滑車
15 反原動滑車
16 降車位置
18 索条
19 乗車位置
20 レール
22 レール
26 搬器
27 握索機
28 サスペンダー
29 シートフレーム
30 ゴムタイヤ車輪
31 減速移送装置
32 回送移送装置
33 加速移送装置
35 シート
36 背板
37 走行ローラー
38 エンドローラー
39 ガイドレール
40 ウエイト
41 フランジ部
42 シャフト
43 ボールねじ軸
44 タイミングプーリー
45 タイミングプーリー
46 電動機
47 タイミングベルト
48 制御装置
49 荷重センサー
50 給電レール
51 集電子
A 矢印
B 矢印

Claims (1)

  1. 索道の搬器の下部に備え左右に移動自在なウエイトと、該ウエイトを左右方向へ駆動する電動機と、乗客が着座するシートに備えた荷重センサーと、該荷重センサーからの電気信号により電動機を制御する制御装置と、前記電動機と前記荷重センサーと前記制御装置とに電力を供給する集電子と、を備えたことを特徴とする索道の搬器。
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