JP2023174448A - 粉体検査装置および粉体検査方法 - Google Patents

粉体検査装置および粉体検査方法 Download PDF

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Keisuke Edamura
徳生 小谷
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Abstract

【課題】管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査できる手段を提供する。【解決手段】粉体検査装置10は、流入口21を有する管体11と、管体11の内部空間20に位置する供給バルブ22、第1バタフライバルブ23、第2バタフライバルブ24、および切替バルブ25と、分岐位置Pから分岐した分岐流路を区画する分岐管12と、粉体を検知する粉体センサ13と、粉体を測定する分光測定器14と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、管体の内部空間を流通する粉体の検査に関する。
医薬品、特に経口固形製剤の製造においては、粉体の混合、造粒、乾燥、打錠などの工程がある。これら各工程をバッチ式で行うプロセスと、各工程を連続的に接続して行うプロセスとがある。各工程においては、工程後の中間生成物を検査することにより工程が正常に行えたかを判定する。例えば、錠剤の原材料である各種粉体の混合物は、分光測定器により品質が検査される。
バッチ式で行うプロセスでは、各工程後に中間生成物の抜き取りを行い、品質の確認が行われるが、連続化して行うプロセスでは、機械的な制御により高頻度に品質を測定することで、品質不良を早い段階で防ぐことが可能になる。例えば、特許文献1には、連続式で行うプロセスにおいて、粉体を検査する手段が開示されている。特許文献1に記載された連続生産システムでは、検査室へ繋がる経路を通じて検査室に溜まった粉体が所定の高さに達したかをセンサにより検知して、所定の高さに達した後に検査室へ繋がる経路を閉鎖して検査を行い、検査後に粉体を排出してから検査室へ繋がる経路の閉鎖を解除する。
特許第6578456号公報
特許文献1に記載された連続生産システムでは、粉体の検査は、検査室に溜まる一定量の粉体毎に行われる。そして、経路の閉鎖が解除されるまで、次に検査される粉体は検査室へ流入されて蓄積されることができない。
また、検査室などに溜まった一定量の粉体が経路を移動するときに、粉体の塊が経路を閉塞していると、経路において粉体の塊の移動に伴って気圧の変動が生じ得る。このような気圧の変動によって、粉体の塊が経路を移動し難くなったり、粉体の塊が検査後に下流経路において粉詰まりするおそれがある。また、粉体が移動するときの様態が変化した場合には、粉体の嵩密度が変化して、分光測定による検査に影響を与えるおそれがある。
本発明は、前述された事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査できる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査でき、管体の内部空間を粉体が移動しやすい手段を提供することにある。
(1) 本発明に係る粉体検査装置は、粉体の流入口を有する管体と、上記管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉する供給バルブと、上記管体の内部空間において上記供給バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第1バルブと、上記管体の内部空間において上記第1バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第2バルブと、上記管体の内部空間において上記第2バルブよりも下流の分岐位置から分岐した分岐流路を区画する分岐管と、上記分岐位置に位置する切替バルブと、上記管体の内部空間における上記供給バルブと上記第1バルブとの間において、粉体を検知する粉体センサと、上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間において、粉体を分析する測定器と、を備える。
管体の内部空間において、第1バルブと第2バルブとの間に貯留した粉体が測定器により検査される間に、供給バルブと第1バルブとの間に次に検査される粉体が堆積されるので、管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査できる。
(2) 上記管体の内部空間は、下向き下流側として上下方向に沿って延びてもよい。
重力によって、管体の内部空間を粉体が下向きへ流れる。
(3) 上記粉体検査装置は、コントローラを更に備えており、上記コントローラは、上記供給バルブおよび上記第1バルブを閉位置とした状態において、上記粉体センサが出力する粉体を検知した検知信号に基づいて、上記第2バルブを閉位置とした状態で上記第1バルブを開位置とし、上記第1バルブおよび上記第2バルブを閉位置とした状態において、上記測定器が出力する測定信号を受信し、受信した上記測定信号に応じて、上記切替バルブを上記管体の内部空間が連続する位置、または上記管体の内部空間と上記分岐流路とが繋がる位置に位置させた状態で、上記第2バルブを開位置としてもよい。
コントローラにより、供給バルブ、第1バルブ、第2バルブ、および切替バルブの駆動が制御される。
(4) 上記コントローラは、上記測定信号に応じて、上記第2バルブを開位置とし、上記供給バルブを開位置とし、かつ上記第1バルブを閉位置としてもよい。
(5) 上記管体は、上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間の壁に位置する透光性の窓と、上記管体の内部空間において上記窓に空気を吹き付ける噴出器と、を更に有しており、上記測定器は、上記管体の外部から上記窓を通じて粉体を測定してもよい。
測定器が管体の外部に位置される。管体の内部空間において窓に付着した粉体が噴出器が吹き付ける空気によって除去される。
(6) 上記管体は、上記管体の内部空間における上記供給バルブと上記第1バルブとの間と外部とを連通する第1連通口と、上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間と外部とを連通する第2連通口と、を更に有してもよい。
第1連通口または第2連通口を通じて管体の内部空間から空気が流出可能なので、管体の内部空間を粉体が移動するときに、内部空間において圧力変動が生じ難い。
(7) 本発明は、粉体の流入口を有する管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉する供給バルブ、及び当該内部空間において上記供給バルブよりも下流に位置する第1バルブを閉位置とした状態において、上記供給バルブと上記第1バルブとの間に位置する粉体センサが粉体を検知した検知信号を出力したことに基づいて、上記内部空間において上記第1バルブより下流に位置する第2バルブを閉位置とした状態で、上記第1バルブを開位置とし、上記第1バルブおよび上記第2バルブを閉位置とした状態において、上記第1バルブと上記第2バルブとの間において粉体を測定器により分析し、上記測定信号に応じて、上記内部空間において上記第2バルブより下流に位置する切替バルブを、上記内部空間が連続する位置、または上記内部空間から分岐流路へ繋がる位置に切り替える粉体検査方法として捉えられてもよい。
(8) 本発明に係る粉体検査装置は、粉体の流入口を有する管体と、上記管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉する供給バルブと、上記管体の内部空間において上記供給バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第1バルブと、上記管体の内部空間において上記第1バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第2バルブと、上記管体の内部空間において上記第2バルブよりも下流の分岐位置から分岐した分岐流路を区画する分岐管と、上記分岐位置に位置する切替バルブと、上記管体の内部空間における上記供給バルブと上記第1バルブとの間の第1室において、粉体を検知する粉体センサと、上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間の第2室において、粉体を測定する測定器と、上記第1室において上記管体を貫通して上記第1室と外部とを連通する第1連通口と、上記第2室において上記管体を貫通して上記第2室と外部とを連通する第2連通口と、上記第1連通口を塞ぐ第1フィルタと、上記第2連通口を塞ぐ第2フィルタと、を備える。上記第1フィルタおよび上記第2フィルタは、気体を通過させ、且つ粉体を通過させないものである。
管体の内部空間において、第2室に貯留した粉体が測定器により検査される間に、第1室に次に検査される粉体が堆積されるので、管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査できる。また、供給バルブ及び第2バルブが閉じられた状態において、第1室から第2室へ粉体が移動するときに、第1連通口及び第2連通口から気体が流入又は流出するので、第1室及び第2室において気圧の変動が生じ難い。その結果、第1室から第2室へ粉体が移動しやすく、また、粉詰まりし難く、粉体が移動するときに態様が変化しても嵩密度の変化が生じ難い。また、第1連通口及び第2連通口を通じて第1室及び第2室から外部へ粉体が流出することが防止される。
(9) 上記第1フィルタは、上記第1連通口に着脱可能であり、上記第2フィルタは、上記第2連通口に着脱可能であってもよい。
第1フィルタ及び第2フィルタが容易に交換できる。
(10) 上記管体の内部空間は、下向き下流側として上下方向に沿って延びてもよい。
重力によって、管体の内部空間を粉体が下向きへ流れる。
(11) 上記粉体検査装置は、コントローラを更に備えており、上記コントローラは、上記供給バルブおよび上記第1バルブを閉位置とした状態において、上記粉体センサが出力する粉体を検知した検知信号に基づいて、上記第2バルブを閉位置とした状態で上記第1バルブを開位置とし、上記第1バルブおよび上記第2バルブを閉位置とした状態において、上記測定器が出力する測定信号を受信し、受信した上記測定信号に応じて、上記切替バルブを上記管体の内部空間が連続する位置、または上記管体の内部空間と上記分岐流路とが繋がる位置に位置させた状態で、上記第2バルブを開位置としてもよい。
コントローラにより、供給バルブ、第1バルブ、第2バルブ、および切替バルブの駆動が制御される。
(12) 上記コントローラは、上記測定信号に応じて、上記第2バルブを開位置とし、上記供給バルブを開位置とし、かつ上記第1バルブを閉位置としてもよい。
(13) 本発明に係る粉体流通装置は、粉体の流入口を有する管体と、上記管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉するバルブと、上記管体の内部空間において上記バルブよりも下流の分岐位置から分岐した分岐流路を区画する分岐管と、上記分岐位置に位置する切替バルブと、上記管体を貫通して内部空間と外部とを連通する連通口と、上記連通口を塞ぐフィルタと、を備える。上記フィルタは、気体を通過させ、且つ粉体を通過させないものである。
閉位置のバルブ上に堆積した粉体が、バルブが開位置となることにより管体の内部空間を移動するときに、連通口から気体が流入又は流出するので、管体の内部空間において気圧の変動が生じ難い。その結果、管体の内部空間において粉詰まりが生じ難い。また、連通口を通じて管体の内部空間から外部へ粉体が流出することが防止される。
(14) 上記管体の内部空間において、粉体を検知する粉体センサを更に備えてもよい。
(15) 上記管体の内部空間において、粉体を測定する測定器を更に備えてもよい。
本発明によれば、管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査できる。
また、本発明によれば、管体の内部空間を流れる粉体を効率的に検査でき、管体の内部空間を粉体が移動しやすい。
図1は、第1実施形態に係る連続生産システム100を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態に係る粉体検査装置10を示す模式図である。 図3は、第1実施形態に係るコントローラ15を示すブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る粉体検査装置10の動作を示すフローチャートである。 図5は、ステップS11における粉体検査装置10を示す模式図である。 図6は、ステップS13における粉体検査装置10を示す模式図である。 図7は、ステップS17における粉体検査装置10を示す模式図である。 図8は、ステップS19における粉体検査装置10を示す模式図である。 図9は、ステップS20における粉体検査装置10を示す模式図である。 図10は、第2実施形態に係る連続生産システム200を示すブロック図である。 図11は、第2実施形態に係る粉体検査装置10Aを示す模式図である。 図12は、第1連通口28及び第1フィルタ36を示す拡大断面図である。 図13は、第2実施形態に係るコントローラ15を示すブロック図である。 図14は、第2実施形態に係る粉体検査装置10Aの動作を示すフローチャートである。 図15は、ステップS11における粉体検査装置10Aを示す模式図である。 図16は、ステップS13における粉体検査装置10Aを示す模式図である。 図17は、ステップS17における粉体検査装置10Aを示す模式図である。 図18は、ステップS19における粉体検査装置10Aを示す模式図である。 図19は、ステップS20における粉体検査装置10Aを示す模式図である。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[第1実施形態]
図1に、錠剤の連続生産システム100が示される。連続生産システム100は、原料の粉体を混合する混合装置101、混合した原料を造粒する造粒装置102、造粒した造粒物を乾燥する乾燥装置103、乾燥した造粒物を混合する混合装置104、混合した造粒物を打錠する打錠装置105、打錠された錠剤をコーティングするコーティング装置106と、を備える。なお、各装置は一例であり、装置は変更されたり増減されたりしてもよい。混合装置101と造粒装置102とは、粉体が流通する流路により繋がれている。混合装置101で混合された原料(粉体)は、流路を通じて造粒装置102へ送られる。他の装置同士も同様の流路で繋がれている。
混合装置101と造粒装置102との間の流路には、粉体検査装置10が位置する。なお、粉体検査装置10は、造粒後の造粒物や他の粉体の流路に位置してもよい。また、連続生産システム100は、必ずしも各装置が直列に繋がれる必要はなく、例えば、複数の混合装置101と造粒装置102とが複数の流路により繋がれていてもよい。
図2に示されるように、粉体検査装置10は、管体11と、分岐管12と、粉体センサ13と、分光測定器14(測定器の一例)と、コントローラ15(図3参照)と、を備える。
管体11は、上下方向7に沿って真っ直ぐに延びる円管である。管体11の内部空間20は、粉体が流通する空間である。管体11の上端は、混合装置101において混合された粉体が内部空間20へ流入するための流入口21である。流入口21は、混合装置101に直接に繋がっている必要はなく、例えば、混合装置101により混合された粉体が貯蔵されるホッパなどに繋がっていてもよい。内部空間20において、矢印6で示されるように、粉体は上から下へ向かって下向きに流れる。管体11の下端は、造粒装置102へ繋がる流路と連続している。
管体11には、分岐位置Pにおいて分岐管12が繋がっている。分岐管12は、分岐位置Pから上下方向7と交差する方向へ延びる円管である。分岐管12の内径は、管体11の内径と同程度であってもよいし、或いは管体11の内径よりも小さくても大きくてもよい。分岐管12の内部空間30は分岐流路である。分岐位置Pにおいて、分岐管12の内部空間30は管体11の内部空間20と連続している。分岐管12の延出端は、検査で不適合と判定された粉体を貯蔵するタンク(不図示)と繋がっている。
管体11の内部空間20には、上流側から順に、供給バルブ22、第1バタフライバルブ23(第1バルブの一例)、第2バタフライバルブ24(第2バルブの一例)、及び切替バルブ25が位置する。
供給バルブ22は、管体11の内部空間20において分岐位置Pよりも上流に位置する。供給バルブ22は、上下方向7と直交する方向(本実施形態では図2の紙面と垂直な方向)を軸として円盤が回転するバタフライバルブであるが、供給バルブ22は、バタフライバルブ以外のバルブ、例えばロータリー型のバルブなどであってもよい。供給バルブ22の軸22Aは不図示のバルブモータにより回転される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
供給バルブ22は、管体11の内部空間20を上下方向7に対して開放する開位置(図2において破線で示される位置)と、内部空間20を上下方向7に対して閉塞する閉位置(図2において実線で示される位置)とに回転可能である。供給バルブ22が開位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体が、供給バルブ22より下流へ流れる。供給バルブ22が閉位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体は供給バルブ22より上流において滞留する。
第1バタフライバルブ23は、管体11の内部空間20において分岐位置Pよりも上流であって供給バルブ22より下流に位置する。第1バタフライバルブ23は、上下方向7と直交する方向(本実施形態では図2の紙面と垂直な方向)を軸として円盤が回転するバタフライバルブである。第1バタフライバルブ23の軸23Aは不図示のバルブモータにより回転される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
第1バタフライバルブ23は、管体11の内部空間20を上下方向7に対して開放する開位置(図2において破線で示される位置)と、内部空間20を上下方向7に対して閉塞する閉位置(図2において実線で示される位置)とに回転可能である。第1バタフライバルブ23が開位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体が、第1バタフライバルブ23より下流へ流れる。第1バタフライバルブ23が閉位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体は第1バタフライバルブ23より上流において滞留する。供給バルブ22および第1バタフライバルブ23がともに閉位置となると、供給バルブ22と第1バタフライバルブ23とにより内部空間20が区画されて貯留室31となる。貯留室31には、閉位置の第1バタフライバルブ23上に粉体が堆積することにより、一定量の粉体が貯留可能である。
第2バタフライバルブ24は、管体11の内部空間20において分岐位置Pよりも上流であって第1バタフライバルブ23より下流に位置する。第2バタフライバルブ24は、上下方向7と直交する方向(本実施形態では図2の紙面と垂直な方向)を軸として円盤が回転するバタフライバルブである。第2バタフライバルブ24の軸24Aは不図示のバルブモータにより回転される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
第2バタフライバルブ24は、管体11の内部空間20を上下方向7に対して開放する開位置(図2において破線で示される位置)と、内部空間20を上下方向7に対して閉塞する閉位置(図2において実線で示される位置)とに回転可能である。第2バタフライバルブ24が開位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体が、第2バタフライバルブ24より下流へ流れる。第2バタフライバルブ24が閉位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体は第2バタフライバルブ24より上流において滞留する。第1バタフライバルブ23および第2バタフライバルブ24がともに閉位置となると、第1バタフライバルブ23と第2バタフライバルブ24とにより内部空間20が区画されて検査室32となる。検査室32には、閉位置の第2バタフライバルブ24上に粉体が堆積することにより、一定量の粉体が貯留可能である。
切替バルブ25は、管体11の内部空間20の分岐位置Pに位置する。切替バルブ25は、管体11の内部空間20および分岐管12の内部空間30を閉塞可能な円盤が、分岐管12の内部空間30を閉塞する通常位置(図2において実線で示される位置)と、管体11の内部空間20を閉塞する切替位置(図2において破線で示される位置)とに回動可能なものである。切替バルブ25はバルブモータ(不図示)により回動される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
通常位置の切替バルブ25は、分岐位置Pより上流の管体11の内部空間20と分岐位置Pより下流の管体11の内部空間20とを連続させる。つまり、切替バルブ25が通常位置にあるとき、管体11の内部空間20を流れる粉体は、分岐位置Pを通過可能である。切替位置の切替バルブ25は、分岐位置Pより上流の管体11の内部空間20と分岐管12の内部空間30とを連続させる。つまり、切替バルブ25が切替位置にあるとき、管体11の内部空間20を流れる粉体は、分岐位置Pにおいて内部空間20から内部空間30へ流れる。
管体11において貯留室31を区画する壁に窓26が位置する。窓26は、壁を貫通する貫通孔が、例えばガラスなどの透光性素材により封止されたものである。管体11の外部であって窓26の側方には、粉体センサ13が位置する。粉体センサ13は、例えばレーザーセンサなどの光学センサや超音波センサである。粉体センサ13は、レーザセンサの場合、窓26を通じて貯留室31へレーザ光を照射して反射光を得る。粉体センサ13は、得られた反射光に基づく検知信号をコントローラ15へ出力する。貯留室31において窓26の側方まで粉体が堆積しているか否かによって反射光が異なるので、粉体センサ13から受信した検知信号に基づいて、コントローラ15は、貯留室31において窓26の側方まで粉体が堆積したか否かを判定できる。なお、本実施形態では、窓26は1個であるが、貯留室31に堆積させる粉体の量を変更可能とするために、上下方向7の異なる位置に複数の窓26および粉体センサ13が設けられてもよい。
管体11の内部空間20において窓26の側方に噴出器27が位置する。噴出器27は、窓26へ向けて空気を噴出する。噴出器27の駆動は、コントローラ15により制御される。噴出器27が窓26へ向けて空気を噴出することにより、内部空間20において窓26に付着した粉体が吹き飛ばされる。
管体11において貯留室31を区画する壁に第1連通口28が位置する。第1連通口28は、窓26よりも上方に位置する。第1連通口28は、壁を貫通して内部空間20と外部とを連通する。第1連通口28を通じて、貯留室31の空気が外部へ流出可能である。なお、第1連通口28には、粉体を補足するフィルタが設けられてもよい。
管体11において検査室32を区画する壁に窓33が位置する。窓33は、壁を貫通する貫通孔が、例えばガラスなどの透光性素材により封止されたものである。管体11の外部であって窓33の側方には、分光測定器14が位置する。分光測定器14は、励起光近赤外光に対するスペクトル情報を測定する。分光測定器14は、窓33を通じて検査室32へ近赤外光を照射して反射光を得る。分光測定器14は、得られた反射光のスペクトル情報を測定信号としてコントローラ15へ出力する。検査室32に堆積した粉体の化学的特性および物理的特性により近赤外光に対するスペクトル情報が異なるので、分光測定器14から受信した測定信号に基づいて、コントローラ15は、検査室32に堆積した粉体の化学的特性および物理的特性が、予め定められた閾値範囲内であるか否かによって、検査の合否を判定できる。なお、分光測定器14では、可視光や紫外光の照射で散乱される励起光のスペクトルを測定してもよい。
管体11の内部空間20において窓33の側方に噴出器34が位置する。噴出器34は、窓33へ向けて空気を噴出する。噴出器34の駆動は、コントローラ15により制御される。噴出器34が窓33へ向けて空気を噴出することにより、内部空間20において窓33に付着した粉体が吹き飛ばされる。
管体11において検査室32を区画する壁に第2連通口35が位置する。第2連通口35は、窓33よりも上方に位置する。第2連通口35は、壁を貫通して内部空間20と外部とを連通する。第2連通口35を通じて、検査室32の空気が外部へ流出可能である。なお、第2連通口35には、粉体を補足するフィルタが設けられてもよい。
図3に示されるように、コントローラ15は、供給バルブ22、第1バタフライバルブ23、第2バタフライバルブ24、および切替バルブ25を駆動するバルブモータ(不図示)、粉体センサ13、分光測定器14、噴出器27,34と、通信バス29を介して電気信号を送受信可能に接続されている。コントローラ15は、CPU、ROM、RAMなどで構成されており、粉体検査装置10の制御に必要なプログラムや閾値範囲などが記憶されている。
[粉体検査装置10の動作]
粉体検査装置10は、コントローラ15が記憶するプログラムに基づいて動作が制御される。また、動作開始時に、切替バルブ25は通常位置にある。
図4に示されるように、コントローラ15は、制御を開始すると、供給バルブ22を開位置とし、第1バタフライバルブ23を閉位置とする(S11)。これにより、図5に示されるように、流入口21から管体11の内部空間20に流入した粉体は、第1バタフライバルブ23上に堆積していく。
コントローラ15は、第1バタフライバルブ23上に堆積された粉体が、粉体センサ13により検知されたかを粉体センサ13の検知信号に基づいてモニタリングする(S12:No)。コントローラ15は、粉体センサ13から粉体を検知したことを示す検知信号を受信したことに応じて(S12:Yes)、貯留室31に一定量の粉体が堆積したと判定する。
コントローラ15は、貯留室31に一定量の粉体が堆積したと判定したことに応じて、図6に示されるように、供給バルブ22を閉位置とし、かつ第2バタフライバルブ24を閉位置として、第1バタフライバルブ23を開位置とする(S13)。これにより、貯留室31に堆積した粉体が検査室32へ流動して、第2バタフライバルブ24上に堆積する。粉体の流動に伴い、第1連通口28を通じて貯留室31に外部の空気が流入し、また、第2連通口35を通じて検査室32から外部へ空気が流出する。これにより、貯留室31や検査室32において粉体の流動に伴う圧力変動が抑制されて、第2バタフライバルブ24上に堆積した粉体がアーチ構造を形成して内部空間20を閉塞する所謂ブリッジングが抑制される。
また、コントローラ15は、第1バタフライバルブ23を閉位置とした後(S14)、噴出器27を所定時間駆動する(S15)。噴出器27から噴き出された空気により、窓26に付着した粉体が下方へ吹き飛ばされる。また、第1バタフライバルブ23が閉位置となることにより、検査室32が閉空間となる。
また、コントローラ15は、噴出器27を駆動した後(S15)、供給バルブ22を開位置とする(S16)。これにより、図7に示されるように、検査室32において粉体が検査される間に、流入口21から管体11の内部空間20に粉体が流入し、次に検査すべき粉体が第1バタフライバルブ23上に堆積していく。
図7に示されるように、コントローラ15は、閉空間となった検査室32に対して、分光測定器14を駆動して分光測定を行う(S17)。分光測定器14は、近赤外線光に対する反射光のスペクトル情報を測定信号としてコントローラ15に出力する。コントローラ15は、受信した測定信号に基づいて、スペクトル情報が予め定められた閾値範囲内であるか否かによって粉体の検査の合否を判定する(S18)。
コントローラ15は、粉体の検査が合格であると判定したことに応じて(S18:Yes)、図8に示されるように、第2バタフライバルブ24を開位置とする(S19)。このとき、切替バルブ25は通常位置にあるので、検査室32から下流へ流動した粉体は、管体11の内部空間20において分岐位置Pを通過して、造粒装置102へ向かう。その後、コントローラ15は、切替バルブ25を切替位置とする(S20)。
コントローラ15は、粉体の検査が不合格であると判定したことに応じて(S18:No)、図9に示されるように、切替バルブ25を切替位置とした後(S21)、第2バタフライバルブ24を開位置とする(S22)。これにより、検査室32から下流へ流動した粉体は、分岐位置Pにおいて管体11の内部空間から分岐管12の内部空間30へ進入して、不図示のタンクへ向かう。つまり、検査が不合格の粉体は、造粒装置102へ向かわない。
また、コントローラ15は、ステップS20又はステップS22の後(S22)、噴出器34を所定時間駆動する(S23)。噴出器34から噴き出された空気により、窓33に付着した粉体が分岐管12の内部空間30へ吹き飛ばされる。その後、コントローラ15は、第2バタフライバルブ24を閉位置とし(S24)、また、切替バルブ25を通常位置へ戻す(S25)。
コントローラ15は、次の検査がある場合には(S26:Yes)、ステップS12へ戻る。コントローラ15は、次の検査がない場合には(S26:No)、粉体検査装置10の動作を終了する。
[第1実施形態の作用効果]
第1実施形態によれば、管体11の内部空間20において、第1バタフライバルブ23と第2バタフライバルブ24との間の検査室32に貯留した粉体が分光測定器14により検査される間に、供給バルブ22と第1バタフライバルブ23との間の貯留室31に次に検査される粉体が堆積されるので、管体11の内部空間20を流れる粉体を効率的に検査できる。
また、管体11の内部空間20は、下向き下流側として上下方向7に沿って延びているので、重力によって、管体11の内部空間20を粉体が下向きへ流れる。
また、分光測定器14が管体11の外部に位置される。また、管体11の内部空間20において窓33に付着した粉体が噴出器34が吹き付ける空気によって除去される。同様に、粉体センサ13が管体11の外部に位置される。また、管体11の内部空間20において窓26に付着した粉体が噴出器27が吹き付ける空気によって除去される。
また、第1連通口28または第2連通口35を通じて管体11の内部空間20から空気が流出可能なので、管体11の内部空間20を粉体が移動するときに、内部空間20において圧力変動が生じ難い。
[第1実施形態の変形例]
前述された第1実施形態では、コントローラ15に記憶されたプログラムに基づいて粉体検査装置10の動作が制御されるが、プログラムに代えて、入力インタフェースへ操作者が入力することによって、粉体検査装置10が動作してもよい。また、粉体センサ13などの各種センサを制御するコントローラは、コントローラ15とは独立して設けられてもよい。その場合、各種センサは、別のコントローラで制御され、当該コントローラとコントローラ15との間で、動作タイミングを制御するために情報通信してもよい。また、分光測定器14が出力するスペクトル情報は、コントローラ15ではなく別の外部情報機器に出力され、その外部情報機器による演算結果などがコントローラ15へ出力されてもよい。
また、管体11は、必ずしも上下方向7に沿って延びていなくてもよく、また、管体11の一部が水平方向など他の方向に沿って延びており、管体11が折れ曲がっていてもよい。また、管体11は、必ずしも連続した管でなくてもよく、例えば、管体11は複数の管が連結されたものであってもよい。複数の管により管体11が構成される場合、複数の管は、例えば、フレキシブルに撓む管を介して連続されてもよい。例えば、管体11の上流に位置する管と、その下流に位置する管とがフレキシブルに撓む管を介して繋がっている構成において、上流に位置する管に粉体を振るい落とすための振動が振動器により加えられるときに、下流に位置する管へ振動が伝達されず、下流に位置する管において粉体の各成分の偏析を防止することができる。また、粉体がブリッジングし難いという利点がある。
また、管体11が検査で不適合と判定された粉体を貯蔵するタンクに繋がっており、分岐管12が造粒装置102に繋がっていてもよい。この場合、切替バルブ25の通常位置と切替位置とは逆となる。
また、粉体センサ13として光学的なセンサに代えて、接触式のレベルスイッチが採用されてもよい。その場合、粉体センサ13は、管体11の外部ではなく内部空間20に配置される。また、窓26および噴出器27は省略されてもよい。
また、粉体検査装置10によって検査される粉体は、固形医薬品である錠剤やカプセル剤に使用されるものに限らず、例えば食品などに使用される粉体であってもよい。
[第2実施形態]
以下、本発明の第2実施形態が説明される。第2実施形態では、第1実施形態における粉体検査装置10に代えて粉体検査装置10Aが用いられる。粉体検査装置10Aは、第1連通口28に第1フィルタ36が設けられており、また、第2連通口35に第2フィルタ37が設けられている点において、粉体検査装置10と相違する。第2実施形態において第1実施形態と同様の部材には、同じ参照符号が付されている。
図10に、第2実施形態に係る錠剤の連続生産システム100が示される。連続生産システム100は、原料の粉体を混合する混合装置101、混合した原料を造粒する造粒装置102、造粒した造粒物を乾燥する乾燥装置103、乾燥した造粒物を混合する混合装置104、混合した造粒物を打錠する打錠装置105、打錠された錠剤をコーティングするコーティング装置106と、を備える。なお、各装置は一例であり、装置は変更されたり増減されたりしてもよい。混合装置101と造粒装置102とは、粉体が流通する流路により繋がれている。混合装置101で混合された原料(粉体)は、流路を通じて造粒装置102へ送られる。他の装置同士も同様の流路で繋がれている。
混合装置101と造粒装置102との間の流路には、粉体検査装置10Aが位置する。なお、粉体検査装置10Aは、造粒後の造粒物や他の粉体の流路に位置してもよい。また、連続生産システム100は、必ずしも各装置が直列に繋がれる必要はなく、例えば、複数の混合装置101と造粒装置102とが複数の流路により繋がれていてもよい。
図11に示されるように、粉体検査装置10Aは、管体11と、分岐管12と、粉体センサ13と、分光測定器14(測定器の一例)と、コントローラ15(図13参照)と、を備える。
管体11は、上下方向7に沿って真っ直ぐに延びる円管である。管体11の内部空間20は、粉体が流通する空間である。管体11の上端は、混合装置101において混合された粉体が内部空間20へ流入するための流入口21である。流入口21は、混合装置101に直接に繋がっている必要はなく、例えば、混合装置101により混合された粉体が貯蔵されるホッパなどに繋がっていてもよい。内部空間20において、矢印6で示されるように、粉体は上から下へ向かって下向きに流れる。管体11の下端は、造粒装置102へ繋がる流路と連続している。
管体11には、分岐位置Pにおいて分岐管12が繋がっている。分岐管12は、分岐位置Pから上下方向7と交差する方向へ延びる円管である。分岐管12の内径は、管体11の内径と同程度であってもよいし、或いは管体11の内径よりも小さくても大きくてもよい。分岐管12の内部空間30は分岐流路である。分岐位置Pにおいて、分岐管12の内部空間30は管体11の内部空間20と連続している。分岐管12の延出端は、検査で不適合と判定された粉体を貯蔵するタンク(不図示)と繋がっている。
管体11の内部空間20には、上流側から順に、供給バルブ22、第1バタフライバルブ23(第1バルブの一例)、第2バタフライバルブ24(第2バルブの一例)、及び切替バルブ25が位置する。
供給バルブ22は、管体11の内部空間20において分岐位置Pよりも上流に位置する。供給バルブ22は、上下方向7と直交する方向(本実施形態では図11の紙面と垂直な方向)を軸として円盤が回転するバタフライバルブであるが、供給バルブ22は、バタフライバルブ以外のバルブ、例えばロータリー型のバルブなどであってもよい。供給バルブ22の軸22Aは不図示のバルブモータにより回転される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
供給バルブ22は、管体11の内部空間20を上下方向7に対して開放する開位置(図11において破線で示される位置)と、内部空間20を上下方向7に対して閉塞する閉位置(図11において実線で示される位置)とに回転可能である。供給バルブ22が開位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体が、供給バルブ22より下流へ流れる。供給バルブ22が閉位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体は供給バルブ22より上流において滞留する。
第1バタフライバルブ23は、管体11の内部空間20において分岐位置Pよりも上流であって供給バルブ22より下流に位置する。第1バタフライバルブ23は、上下方向7と直交する方向(本実施形態では図11の紙面と垂直な方向)を軸として円盤が回転するバタフライバルブである。第1バタフライバルブ23の軸23Aは不図示のバルブモータにより回転される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
第1バタフライバルブ23は、管体11の内部空間20を上下方向7に対して開放する開位置(図11において破線で示される位置)と、内部空間20を上下方向7に対して閉塞する閉位置(図11において実線で示される位置)とに回転可能である。第1バタフライバルブ23が開位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体が、第1バタフライバルブ23より下流へ流れる。第1バタフライバルブ23が閉位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体は第1バタフライバルブ23より上流において滞留する。供給バルブ22および第1バタフライバルブ23がともに閉位置となると、供給バルブ22と第1バタフライバルブ23とにより内部空間20が区画されて貯留室31(第1室の一例)となる。貯留室31には、閉位置の第1バタフライバルブ23上に粉体が堆積することにより、一定量の粉体が貯留可能である。
第2バタフライバルブ24は、管体11の内部空間20において分岐位置Pよりも上流であって第1バタフライバルブ23より下流に位置する。第2バタフライバルブ24は、上下方向7と直交する方向(本実施形態では図11の紙面と垂直な方向)を軸として円盤が回転するバタフライバルブである。第2バタフライバルブ24の軸24Aは不図示のバルブモータにより回転される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
第2バタフライバルブ24は、管体11の内部空間20を上下方向7に対して開放する開位置(図11において破線で示される位置)と、内部空間20を上下方向7に対して閉塞する閉位置(図11において実線で示される位置)とに回転可能である。第2バタフライバルブ24が開位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体が、第2バタフライバルブ24より下流へ流れる。第2バタフライバルブ24が閉位置に位置すると、流入口21から内部空間20へ流入した粉体は第2バタフライバルブ24より上流において滞留する。第1バタフライバルブ23および第2バタフライバルブ24がともに閉位置となると、第1バタフライバルブ23と第2バタフライバルブ24とにより内部空間20が区画されて検査室32(第2室の一例)となる。検査室32には、閉位置の第2バタフライバルブ24上に粉体が堆積することにより、一定量の粉体が貯留可能である。
切替バルブ25は、管体11の内部空間20の分岐位置Pに位置する。切替バルブ25は、管体11の内部空間20および分岐管12の内部空間30を閉塞可能な円盤が、分岐管12の内部空間30を閉塞する通常位置(図11において実線で示される位置)と、管体11の内部空間20を閉塞する切替位置(図11において破線で示される位置)とに回動可能なものである。切替バルブ25はバルブモータ(不図示)により回動される。バルブモータの駆動はコントローラ15により制御される。
通常位置の切替バルブ25は、分岐位置Pより上流の管体11の内部空間20と分岐位置Pより下流の管体11の内部空間20とを連続させる。つまり、切替バルブ25が通常位置にあるとき、管体11の内部空間20を流れる粉体は、分岐位置Pを通過可能である。切替位置の切替バルブ25は、分岐位置Pより上流の管体11の内部空間20と分岐管12の内部空間30とを連続させる。つまり、切替バルブ25が切替位置にあるとき、管体11の内部空間20を流れる粉体は、分岐位置Pにおいて内部空間20から内部空間30へ流れる。
管体11において貯留室31を区画する壁に窓26が位置する。窓26は、壁を貫通する貫通孔が、例えばガラスなどの透光性素材により封止されたものである。管体11の外部であって窓26の側方には、粉体センサ13が位置する。粉体センサ13は、例えばレーザーセンサなどの光学センサや超音波センサ、接触式のレベルスイッチなどである。粉体センサ13は、レーザセンサの場合、窓26を通じて貯留室31へレーザ光を照射して反射光を得る。粉体センサ13は、得られた反射光に基づく検知信号をコントローラ15へ出力する。貯留室31において窓26の側方まで粉体が堆積しているか否かによって反射光が異なるので、粉体センサ13から受信した検知信号に基づいて、コントローラ15は、貯留室31において窓26の側方まで粉体が堆積したか否かを判定できる。なお、本実施形態では、窓26は1個であるが、貯留室31に堆積させる粉体の量を変更可能とするために、上下方向7の異なる位置に複数の窓26および粉体センサ13が設けられてもよい。また、粉体センサ13としてレベルスイッチが採用されるのであれば、窓26は設けられなくてもよい。
管体11の内部空間20において窓26の側方に噴出器27が位置する。噴出器27は、窓26へ向けて空気を噴出する。噴出器27の駆動は、コントローラ15により制御される。噴出器27が窓26へ向けて空気を噴出することにより、内部空間20において窓26に付着した粉体が吹き飛ばされる。
管体11において貯留室31を区画する壁に第1連通口28が位置する。第1連通口28は、窓26よりも上方に位置する。第1連通口28は、管体11の壁を貫通して内部空間20と外部とを連通する。第1連通口28を通じて、貯留室31の空気が外部へ流出可能である。
第1連通口28には、粉体を補足する第1フィルタ36が設けられている。第1フィルタ36は、ポリエステルやポリエチレン、アクリル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド、四フッ化エチレン、コットン、金属、ガラス繊維などからなる織物や不織布が、一端が閉塞された円筒形状に成形されたものである。第1フィルタ36は、空気などの気体を通過させ、粉体を通過させずに補足するものであり、粉体の粒径に応じた孔径分布の織物や不織布が選択される。
図12に示されるように、第1連通口28は、管体11との接続部分が円筒部材38であり、円筒部材38から外部へ複数の棒材39が円周上に配置されて突出した構造(リテーナなど)の内部空間である。円筒部材38及び棒材39に第1フィルタ36が被せられて、円筒部材38の外方において第1フィルタ36がバンドなどの拘束部材(不図示)により締め付けられて固定されている。拘束部材が外されることにより、第1フィルタ36は第1連通口28に対して容易に交換可能である。なお、第1フィルタ36としてプリーツフィルタが用いられてもよい。プリーツフィルタが用いられる場合には、円筒部材38および棒材39は省略できる。
管体11において検査室32を区画する壁に窓33が位置する。窓33は、壁を貫通する貫通孔が、例えばガラスなどの透光性素材により封止されたものである。管体11の外部であって窓33の側方には、分光測定器14が位置する。分光測定器14は、近赤外光に対するスペクトル情報を測定する。分光測定器14は、窓33を通じて検査室32へ近赤外光を照射して反射光を得る。分光測定器14は、得られた反射光のスペクトル情報を測定信号としてコントローラ15へ出力する。検査室32に堆積した粉体の化学的特性および物理的特性により近赤外光に対するスペクトル情報が異なるので、分光測定器14から受信した測定信号に基づいて、コントローラ15は、検査室32に堆積した粉体の化学的特性および物理的特性が、予め定められた閾値範囲内であるか否かによって、検査の合否を判定できる。なお、分光測定器14では、励起光の照射で散乱されるラマン散乱光のスペクトルを測定してもよい。
管体11の内部空間20において窓33の側方に噴出器34が位置する。噴出器34は、窓33へ向けて空気を噴出する。噴出器34の駆動は、コントローラ15により制御される。噴出器34が窓33へ向けて空気を噴出することにより、内部空間20において窓33に付着した粉体が吹き飛ばされる。
管体11において検査室32を区画する壁に第2連通口35が位置する。第2連通口35は、窓33よりも上方に位置する。第2連通口35は、壁を貫通して内部空間20と外部とを連通する。第2連通口35を通じて、検査室32の空気が外部へ流出可能である。
第2連通口35には、粉体を補足する第2フィルタ37が設けられている。第2フィルタ37は、ポリエステルやポリエチレン、アクリル、ナイロン、ポリフェニレンサルファイド、ポリイミド、四フッ化エチレン、コットン、金属、ガラス繊維などからなる織物や不織布が、一端が閉塞された円筒形状に成形されたものである。第2フィルタ37は、空気などの気体を通過させ、粉体を通過させずに補足するものであり、粉体の粒径に応じた孔径分布の織物や不織布が選択される。
図示は省略されるが、第2連通口35は、第1連通口28と同様に円筒部材38及び複数の棒材39からなる構造(リテーナ)の内部空間である。円筒部材38及び棒材39に第2フィルタ37が被せられて、円筒部材38の外方において第2フィルタ37がバンドなどの拘束部材(不図示)により締め付けられて固定されている。拘束部材が外されることにより、第2フィルタ37は第2連通口35に対して容易に交換可能である。なお、第2フィルタ37としてプリーツフィルタが用いられてもよい。プリーツフィルタが用いられる場合には、円筒部材38および棒材39は省略できる。
図13に示されるように、コントローラ15は、供給バルブ22、第1バタフライバルブ23、第2バタフライバルブ24、および切替バルブ25を駆動するバルブモータ(不図示)、粉体センサ13、分光測定器14、噴出器27,34と、通信バス29を介して電気信号を送受信可能に接続されている。コントローラ15は、CPU、ROM、RAMなどで構成されており、粉体検査装置10の制御に必要なプログラムや閾値範囲などが記憶されている。また、分光測定器14が出力するスペクトル情報は、コントローラ15ではなく別の外部情報機器へ出力され、その外部情報機器による演算結果などがコントローラ15へ出力されてもよい。
[粉体検査装置10の動作]
粉体検査装置10は、コントローラ15が記憶するプログラムに基づいて動作が制御される。また、動作開始時に、切替バルブ25は通常位置にある。
図14に示されるように、コントローラ15は、制御を開始すると、供給バルブ22を開位置とし、第1バタフライバルブ23を閉位置とする(S11)。これにより、図15に示されるように、流入口21から管体11の内部空間20に流入した粉体は、第1バタフライバルブ23上に堆積していく。
コントローラ15は、第1バタフライバルブ23上に堆積された粉体が、粉体センサ13により検知されたかを粉体センサ13の検知信号に基づいてモニタリングする(S12:No)。コントローラ15は、粉体センサ13から粉体を検知したことを示す検知信号を受信したことに応じて(S12:Yes)、貯留室31に一定量の粉体が堆積したと判定する。
コントローラ15は、貯留室31に一定量の粉体が堆積したと判定したことに応じて、図16に示されるように、供給バルブ22を閉位置とし、かつ第2バタフライバルブ24を閉位置として、第1バタフライバルブ23を開位置とする(S13)。これにより、貯留室31に堆積した粉体が検査室32へ流動して、第2バタフライバルブ24上に堆積する。粉体の流動に伴い、第1フィルタ36及び第1連通口28を通じて貯留室31に外部の空気が流入し、また、第2フィルタ37及び第2連通口35を通じて検査室32から外部へ空気が流出する。これにより、貯留室31や検査室32において粉体の流動に伴う圧力変動が抑制されて、第2バタフライバルブ24上に堆積した粉体がアーチ構造を形成して内部空間20を閉塞する所謂ブリッジングが抑制される。
また、コントローラ15は、第1バタフライバルブ23を閉位置とした後(S14)、噴出器27を所定時間駆動する(S15)。噴出器27から噴き出された空気により、窓26に付着した粉体が吹き飛ばされる。また、第1バタフライバルブ23が閉位置となることにより、検査室32が閉空間となる。
また、コントローラ15は、噴出器27を駆動した後(S15)、供給バルブ22を開位置とする(S16)。これにより、図17に示されるように、検査室32において粉体が検査される間に、流入口21から管体11の内部空間20に粉体が流入し、次に検査すべき粉体が第1バタフライバルブ23上に堆積していく。
図17に示されるように、コントローラ15は、閉空間となった検査室32に対して、分光測定器14を駆動して分光測定を行う(S17)。分光測定器14は、近赤外線光に対する反射光のスペクトル情報を測定信号としてコントローラ15に出力する。コントローラ15は、受信した測定信号に基づいて、スペクトル情報が予め定められた閾値範囲内であるか否かによって粉体の検査の合否を判定する(S18)。
コントローラ15は、粉体の検査が合格であると判定したことに応じて(S18:Yes)、図18に示されるように、第2バタフライバルブ24を開位置とする(S19)。このとき、切替バルブ25は通常位置にあるので、検査室32から下流へ流動した粉体は、管体11の内部空間20において分岐位置Pを通過して、造粒装置102へ向かう。粉体の流動に伴い、第2フィルタ37及び第2連通口35を通じて外部から検査室32へ空気が流入する。これにより、検査室32において粉体の流動に伴う圧力変動が抑制される。その後、コントローラ15は、切替バルブ25を切替位置とする(S20)
コントローラ15は、粉体の検査が不合格であると判定したことに応じて(S18:No)、図19に示されるように、切替バルブ25を切替位置とした後(S21)、第2バタフライバルブ24を開位置とする(S22)。これにより、検査室32から下流へ流動した粉体は、分岐位置Pにおいて管体11の内部空間から分岐管12の内部空間30へ進入して、不図示のタンクへ向かう。つまり、検査が不合格の粉体は、造粒装置102へ向かわない。このときも同様に、粉体の流動に伴い、第2フィルタ37及び第2連通口35を通じて外部から検査室32へ空気が流入する。これにより、検査室32において粉体の流動に伴う圧力変動が抑制される。
また、コントローラ15は、ステップS20又はステップS22の後、噴出器34を所定時間駆動する(S23)。噴出器34から噴き出された空気により、窓33に付着した粉体が分岐管12の内部空間30へ吹き飛ばされる。その後、コントローラ15は、第2バタフライバルブ24を閉位置とし(S24)、また、切替バルブ25を通常位置へ戻す(S25)。
コントローラ15は、次の検査がある場合には(S26:Yes)、ステップS12へ戻る。コントローラ15は、次の検査がない場合には(S26:No)、粉体検査装置10の動作を終了する。
[第2実施形態の作用効果]
第2実施形態によれば、管体11の内部空間20において、第1バタフライバルブ23と第2バタフライバルブ24との間の検査室32に貯留した粉体が分光測定器14により検査される間に、供給バルブ22と第1バタフライバルブ23との間の貯留室31に次に検査される粉体が堆積されるので、管体11の内部空間20を流れる粉体を効率的に検査できる。
また、第1室から第2室へ粉体が移動するときに、第1連通口28及び第2連通口35から気体が流入又は流出するので、貯留室31及び検査室32において気圧の変動が生じ難い。その結果、管体11の内部空間20において粉体が移動しやすい。また、供給バルブ22及び第2バタフライバルブ24が閉じられた状態において、貯留室31から検査室32へ粉体が移動するときに、粉体の嵩密度が変化し難いので、検査室32における分光測定器14による検査が安定する。また、第1フィルタ36及び第2フィルタ37により、第1連通口28及び第2連通口35を通じて貯留室31及び検査室32から外部へ粉体が流出することが防止される。
また、管体11の内部空間20は、下向き下流側として上下方向7に沿って延びているので、重力によって、管体11の内部空間20を粉体が下向きへ流れる。
[第2実施形態の変形例]
前述された第2実施形態では、コントローラ15に記憶されたプログラムに基づいて粉体検査装置10の動作が制御されるが、プログラムに代えて、入力インタフェースへ操作者が入力することによって、粉体検査装置10が動作してもよい。また、粉体センサ13などの各種センサを制御するコントローラは、コントローラ15とは独立して設けられてもよい。その場合、各種センサは、別のコントローラで制御され、当該コントローラとコントローラ15との間で、動作タイミングを制御するために情報通信してもよい。また、分光測定器14が出力するスペクトル情報は、コントローラ15ではなく別の外部情報機器に出力され、その外部情報機器による演算結果などがコントローラ15へ出力されてもよい。
また、管体11は、必ずしも上下方向7に沿って延びていなくてもよく、また、管体11の一部が水平方向など他の方向に沿って延びており、管体11が折れ曲がっていてもよい。また、管体11は、必ずしも連続した管でなくてもよく、例えば、管体11は複数の管が連結されたものであってもよい。複数の管により管体11が構成される場合、複数の管は、例えば、フレキシブルに撓む管を介して連続されてもよい。例えば、管体11の上流に位置する管と、その下流に位置する管とがフレキシブルに撓む管を介して繋がっている構成において、上流に位置する管に粉体を振るい落とすための振動が振動器により加えられるときに、下流に位置する管へ振動が伝達されず、下流に位置する管において、粉体の各成分の偏析を防止することができる。また、粉体がブリッジングし難いという利点がある。
また、管体11が検査で不適合と判定された粉体を貯蔵するタンクに繋がっており、分岐管12が造粒装置102に繋がっていてもよい。この場合、切替バルブ25の通常位置と切替位置とは逆となる。
また、粉体センサ13として光学的なセンサに代えて、接触式のセンサが採用されてもよい。その場合、粉体センサ13は、管体11の外部ではなく内部空間20に配置される。また、噴出器27,34は省略されてもよい。
また、粉体検査装置10によって検査される粉体は、固形医薬品である錠剤やカプセル剤に使用されるものに限らず、例えば食品などに使用される粉体であってもよい。
また、第1連通口28及び第2連通口35の構造は、円筒部材38及び棒材39による構造に限定されない。例えば、第1連通口28又は第2連通口35は、管体11の壁を貫通する貫通孔であってもよい。また、第1フィルタ36及び第2フィルタ37の形状も、第1連通口28及び第2連通口35の形状に併せて適宜変更可能である。また、第1連通口28及び第2連通口35が細長な湾曲形状などであることによって粉体をある程度補足できる場合には、第1フィルタ36及び第2フィルタ37が省略されてもよい。
10,10A・・・粉体検査装置
11・・・管体
12・・・分岐管
13・・・粉体センサ
14・・・分光測定器(測定器)
15・・・コントローラ
20・・・内部空間
21・・・流入口
22・・・供給バルブ
23・・・第1バタフライバルブ(第1バルブ)
24・・・第2バタフライバルブ(第2バルブ)
25・・・切替バルブ
26・・・窓
27・・・噴出器
28・・・第1連通口
30・・・内部空間
31・・・貯留室(第1室)
32・・・検査室(第2室)
33・・・窓
34・・・噴出器
35・・・第2連通口
36・・・第1フィルタ
37・・・第2フィルタ

Claims (15)

  1. 粉体の流入口を有する管体と、
    上記管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉する供給バルブと、
    上記管体の内部空間において上記供給バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第1バルブと、
    上記管体の内部空間において上記第1バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第2バルブと、
    上記管体の内部空間において上記第2バルブよりも下流の分岐位置から分岐した分岐流路を区画する分岐管と、
    上記分岐位置に位置する切替バルブと、
    上記管体の内部空間における上記供給バルブと上記第1バルブとの間において、粉体を検知する粉体センサと、
    上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間において、粉体を測定する測定器と、を備えた粉体検査装置。
  2. 上記管体の内部空間は、下向き下流側として上下方向に沿って延びる請求項1に記載の粉体検査装置。
  3. コントローラを更に備えており、
    上記コントローラは、
    上記供給バルブおよび上記第1バルブを閉位置とした状態において、上記粉体センサが出力する粉体を検知した検知信号に基づいて、上記第2バルブを閉位置とした状態で上記第1バルブを開位置とし、
    上記第1バルブおよび上記第2バルブを閉位置とした状態において、上記測定器が出力する測定信号を受信し、
    受信した上記測定信号に応じて、上記切替バルブを上記管体の内部空間が連続する位置、または上記管体の内部空間と上記分岐流路とが繋がる位置に位置させた状態で、上記第2バルブを開位置とする請求項1または2に記載の粉体検査装置。
  4. 上記コントローラは、上記測定信号に応じて、上記第2バルブを開位置とし、上記供給バルブを開位置とし、かつ上記第1バルブを閉位置とする請求項3に記載の粉体検査装置。
  5. 上記管体は、
    上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間の壁に位置する透光性の窓と、
    上記管体の内部空間において上記窓に空気を吹き付ける噴出器と、を更に有しており、
    上記測定器は、上記管体の外部から上記窓を通じて粉体を測定する請求項1または2に記載の粉体検査装置。
  6. 上記管体は、
    上記管体の内部空間における上記供給バルブと上記第1バルブとの間と外部とを連通する第1連通口と、
    上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間と外部とを連通する第2連通口と、を更に有する請求項1または2に記載の粉体検査装置。
  7. 粉体の流入口を有する管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉する供給バルブ、及び当該内部空間において上記供給バルブよりも下流に位置する第1バルブを閉位置とした状態において、上記供給バルブと上記第1バルブとの間に位置する粉体センサが粉体を検知した検知信号を出力したことに基づいて、上記内部空間において上記第1バルブより下流に位置する第2バルブを閉位置とした状態で、上記第1バルブを開位置とし、
    上記第1バルブおよび上記第2バルブを閉位置とした状態において、上記第1バルブと上記第2バルブとの間において粉体を測定器により測定し、
    上記測定器の測定信号に応じて、上記内部空間において上記第2バルブより下流に位置する切替バルブを、上記内部空間が連続する位置、または上記内部空間から分岐流路へ繋がる位置に切り替える粉体検査方法。
  8. 粉体の流入口を有する管体と、
    上記管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉する供給バルブと、
    上記管体の内部空間において上記供給バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第1バルブと、
    上記管体の内部空間において上記第1バルブよりも下流に位置しており、当該内部空間を開閉する第2バルブと、
    上記管体の内部空間において上記第2バルブよりも下流の分岐位置から分岐した分岐流路を区画する分岐管と、
    上記分岐位置に位置する切替バルブと、
    上記管体の内部空間における上記供給バルブと上記第1バルブとの間の第1室において、粉体を検知する粉体センサと、
    上記管体の内部空間における上記第1バルブと上記第2バルブとの間の第2室において、粉体を測定する測定器と、
    上記第1室において上記管体を貫通して上記第1室と外部とを連通する第1連通口と、
    上記第2室において上記管体を貫通して上記第2室と外部とを連通する第2連通口と、
    上記第1連通口を塞ぐ第1フィルタと、
    上記第2連通口を塞ぐ第2フィルタと、を備えており、
    上記第1フィルタおよび上記第2フィルタは、気体を通過させ、且つ粉体を通過させないものである粉体検査装置。
  9. 上記第1フィルタは、上記第1連通口に着脱可能であり、
    上記第2フィルタは、上記第2連通口に着脱可能である請求項8に記載の粉体検査装置。
  10. 上記管体の内部空間は、下向き下流側として上下方向に沿って延びる請求項8又は9に記載の粉体検査装置。
  11. コントローラを更に備えており、
    上記コントローラは、
    上記供給バルブおよび上記第1バルブを閉位置とした状態において、上記粉体センサが出力する粉体を検知した検知信号に基づいて、上記第2バルブを閉位置とした状態で上記第1バルブを開位置とし、
    上記第1バルブおよび上記第2バルブを閉位置とした状態において、上記測定器が出力する測定信号を受信し、
    受信した上記測定信号に応じて、上記切替バルブを上記管体の内部空間が連続する位置、または上記管体の内部空間と上記分岐流路とが繋がる位置に位置させた状態で、上記第2バルブを開位置とする請求項10に記載の粉体検査装置。
  12. 上記コントローラは、上記測定信号に応じて、上記第2バルブを開位置とし、上記供給バルブを開位置とし、かつ上記第1バルブを閉位置とする請求項11に記載の粉体検査装置。
  13. 粉体の流入口を有する管体と、
    上記管体の内部空間に位置しており、当該内部空間を開閉するバルブと、
    上記管体の内部空間において上記バルブよりも下流の分岐位置から分岐した分岐流路を区画する分岐管と、
    上記分岐位置に位置する切替バルブと、
    上記管体を貫通して内部空間と外部とを連通する連通口と、
    上記連通口を塞ぐフィルタと、を備えており、
    上記フィルタは、気体を通過させ、且つ粉体を通過させないものである粉体流通装置。
  14. 上記管体の内部空間において、粉体を検知する粉体センサを更に備える請求項13に記載の粉体流通装置。
  15. 上記管体の内部空間において、粉体を測定する測定器を更に備える請求項13に記載の粉体流通装置。
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