JP2023172770A - 移動体用充電装置 - Google Patents

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Tomohiro Tabata
篤志 中本
Atsushi Nakamoto
博哉 佐野
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Abstract

【課題】小型化を図ることができる移動体用充電装置を提供すること。【解決手段】移動体用充電装置1は、フィルタ基板210と、コンバータ基板220と、制御基板230と、制御電源基板240と、筐体3と、パネル4と、を備える。筐体3は、フィルタ基板210、コンバータ基板220、制御基板230、及び制御電源基板240を収容する。パネル4は、筐体3の開口部31を開閉する。筐体3は、底面320と、第1空間S1と、第2空間S2と、を有する。底面320は、開口部31に対向する。第1空間S1は、フィルタ基板210及びコンバータ基板220を収容する。第2空間S2は、制御基板230及び制御電源基板240を収容する。第1空間S1及び第2空間S2は、開口部31と底面320とが対向する方向である対向方向D1に沿って並ぶ。第2空間S2は、対向方向D1において、第1空間S1よりも開口部31側に位置する。【選択図】図1

Description

本開示は、一般に、移動体用充電装置に関する。より詳細には、本開示は、電気自動車等の移動体の充電の用途に用いられる移動体用充電装置に関する。
特許文献1には、外部電源から、バッテリ及びバッテリを充電する充電回路を備えた電気自動車への給電を制御する給電制御装置が開示されている。給電制御装置は、リレー、制御回路部、電源回路部を少なくとも内蔵した本体ハウジング部を備える。リレーは、外部電源から電気自動車への給電路の途中に設けられて給電路を開閉する。制御回路部は、リレーを制御する。電源回路部は、給電路から電源供給を受けて所定の制御電源を生成する。電源回路部は、第1の基板の一面に回路部品を実装して構成され、制御回路部は、第2の基板に回路部品を実装して構成されており、第2の基板は、第1の基板との間で給電路ブロックを挟むようにして配置される。
特開2014-64464号公報
上述の給電制御装置のような移動体用充電装置は、様々な場所へ設置される可能性があり、小型化が求められている。
本開示の目的とするところは、小型化を図ることができる移動体用充電装置を提供することにある。
本開示の一態様に係る移動体用充電装置は、フィルタ基板と、コンバータ基板と、制御基板と、制御電源基板と、筐体と、パネルと、を備える。前記フィルタ基板は、外部電源に電気的に接続されるフィルタ回路を有する。前記コンバータ基板は、前記外部電源から前記フィルタ回路を介して供給される電力を電力変換するコンバータ回路を有する。前記制御基板は、少なくとも前記コンバータ回路を制御する制御回路を有する。前記制御電源基板は、少なくとも前記制御回路に制御電圧を供給する制御電源回路を有する。前記筐体は、前記フィルタ基板、前記コンバータ基板、前記制御基板、及び前記制御電源基板を収容する。前記パネルは、前記筐体の開口部を開閉する。前記筐体は、底面と、第1空間と、第2空間と、を有する。前記底面は、前記開口部に対向する。前記第1空間は、前記フィルタ基板及び前記コンバータ基板を収容する。前記第2空間は、前記制御基板及び前記制御電源基板を収容する。前記第1空間及び前記第2空間は、前記開口部と前記底面とが対向する方向である対向方向に沿って並ぶ。前記第2空間は、前記対向方向において、前記第1空間よりも前記開口部側に位置する。
本開示によれば、小型化を図ることができるという利点がある。
図1は、本実施形態の移動体用充電装置の外観斜視図である。 図2は、同上の移動体用充電装置の断面図である。 図3は、同上の移動体用充電装置の概略構成図である。 図4は、同上の移動体用充電装置の分解斜視図である。 図5は、同上の移動体用充電装置の分解斜視図である。 図6は、同上の移動体用充電装置の断面図である。 図7は、同上の第1固定台の斜視図である。 図8は、同上の移動体用充電装置の要部の正面図である。 図9は、同上の第2固定台の斜視図である。 図10は、同上の移動体用充電装置の要部の斜視図である。
本開示の実施形態の移動体用充電装置について、図面を用いて説明する。下記の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
(本実施形態)
(1)概要
以下、本実施形態に係る移動体用充電装置1の概要について、図1~図3を参照して説明する。
本実施形態に係る移動体用充電装置1は、図1及び図2に示すように、フィルタ基板210と、コンバータ基板220と、制御基板230と、制御電源基板240と、筐体3と、パネル4と、を備える。
フィルタ基板210は、外部電源A1に電気的に接続される第1フィルタ回路21a(図3参照)を有する。第1フィルタ回路21aは、本発明のフィルタ回路に相当する。コンバータ基板220は、外部電源から第1フィルタ回路21aを介して供給される電力を電力変換するコンバータ回路22(図3参照)を有する。制御基板230は、少なくともコンバータ回路22を制御する制御回路23(図3参照)を有する。制御電源基板240は、少なくとも制御回路23に制御電圧を供給する制御電源回路24(図3参照)を有する。筐体3は、図2に示すように、フィルタ基板210、コンバータ基板220、制御基板230、及び制御電源基板240を収容する。パネル4は、筐体3の開口部31を開閉する。
筐体3は、図2に示すように、底面320と、第1空間S1と、第2空間S2と、を有する。底面320は、開口部31に対向する。第1空間S1は、フィルタ基板210及びコンバータ基板220を収容する。第2空間S2は、制御基板230及び制御電源基板240を収容する。第1空間S1及び第2空間S2は、開口部31と底面320とが対向する方向である対向方向D1に沿って並ぶ。第2空間S2は、対向方向D1において、第1空間S1よりも開口部31側に位置する。
以上より、本実施形態の移動体用充電装置1では、フィルタ基板210、コンバータ基板220、制御基板230、及び制御電源基板240を筐体3の内部において立体的に配置することができるという効果を奏する。その結果、本実施形態の移動体用充電装置1は、小型化を図ることができるという利点がある。
(2)詳細な構成
(2-1)全体
以下に、本実施形態の移動体用充電装置1の詳細な構成について、図1~図10を参照して説明する。以下の説明では、移動体用充電装置1は、図1に示すように、水平な平面である設置面X1上に設置されるとして説明し、設置面X1が向く方向(設置面X1に直交し、かつ設置面X1から離れる方向)を上方向と規定する。また、上方向の反対を下方向と規定する。また、上方向及び下方向を併せて上下方向D2という場合がある。
また、筐体3とパネル4とが並んでいる方向を前後方向と規定し、筐体3から見てパネル4側を前方向と規定し、パネル4から見て筐体3側を後方向と規定する。前後方向は、後述する本発明の対向方向D1に相当する。
なお、特に断りのない限り、図1に矢印で示す左右の方向を、移動体用充電装置1の左右の方向と規定する。左右方向は、後述する本発明の幅方向D3に相当する。幅方向D3は、上下方向D2及び対向方向D1と交差し、ここでは直交する。
ただし、これらの方向の定義は、移動体用充電装置1の使用態様を限定する趣旨ではない。
本実施形態の移動体用充電装置1は、移動体B1の蓄電池B12(図3参照)を充電するために、電力を供給するための装置である。移動体用充電装置1は、本実施形態では、移動体B1の専用の充電器である。充電器としては、本実施形態では普通充電器であるが、急速充電器であってもよい。
本開示でいう「移動体B1」は、蓄電池B12を備え、蓄電池B12に充電された電気エネルギを用いて移動する。本実施形態では、移動体B1は、電気自動車である。移動体B1は、図3に示すように、蓄電池B12と、充電回路B11と、を備える。蓄電池B12は、移動体B1に搭載され、移動体B1の動力源として用いられる。充電回路B11は、移動体用充電装置1から電力の供給を受けて、蓄電池B12の充電を実行する回路である。
移動体B1は、本実施形態では、電気自動車であるが、これに限られず、例えば、エンジンの出力と電動機の出力とを組み合わせて走行するプラグインハイブリッド車、電動カート、電動二輪車、電動三輪車、電動四輪バギー等であってもよい。ここでいう「電動二輪車」には、オートバイ、電動バイク及び電動アシスト二輪車が含まれる。また、「電動三輪車」には、電動バイク及び電動アシスト三輪車が含まれる。また、移動体B1には、ドローン、航空機等の飛行体も含まれる。
本実施形態の移動体用充電装置1は、図3及び図4に示すように、フィルタ基板210、コンバータ基板220、制御基板230、制御電源基板240、筐体3、及びパネル4に加え、3つの電子部品5と、3つのケーブル6と、第1固定台7と、第2固定台8と、ベース91と、樹脂カバー92と、操作表示パネル93と、ダクト94と、ケーブルホルダ951と、ケーブルガイド953と、内蓋96と、端子台97と、ヒートシンク98と、を更に備える。第1固定台7は、本発明の固定台に相当する。
本実施形態の移動体用充電装置1は、3つの電子部品5として、図3に示すように、通信用端子5aと、移動体用端子5bと、ファン5cと、を備える。以下の説明では、通信用端子5a、移動体用端子5b、及びファン5cを区別しない場合、「電子部品5」と総称する。
(2-2)筐体
筐体3は、図2及び図4に示すように、前側に開口部31を有する中空の矩形箱状に形成されている。筐体3は、開口部31に対向する底面320(図2参照)を有する。図2に示す対向方向D1は、開口部31と底面320とが対向する方向である。すなわち、開口部31と底面320とは、前後方向に沿って対向する。
筐体3は、図2に示すように、筐体本体部30と、下板34と、上板35と、を有する。筐体3は、例えば金属製である。
筐体本体部30は、図4及び図5に示すように、後板32と、2つの側板33と、を有する。後板32及び2つの側板33の各々は、矩形の板状である。後板32の開口部31側(すなわち、前側)の面は、底面320である。図6に示すように、2つの側板33の各々は、後板32の側縁321から対向方向D1に沿って開口部31側に突出している。言い換えれば、2つの側板33の各々は、底面320の側縁321から対向方向D1に沿って開口部31側に突出している。ここでいう側縁321は、底面320の左側及び右側の側縁である。すなわち、筐体本体部30は、上面視略U字状に形成されている。
下板34及び上板35は、矩形の板状である。図2に示すように、下板34は、下板34の後端が筐体本体部30の下端に接続するように配置される。一方、上板35は、上板35の後端が筐体本体部30の上端に接続するように配置される。図4に示すように、下板34には、換気孔341が設けられる。
パネル4は、開口部31を開閉する。より詳細には、パネル4は、開口部31(図2参照)を塞ぐように、筐体3の前側に着脱可能に取り付けられる。例えば、パネル4は、ねじによって筐体3に取り付けられる。本実施形態のパネル4は、矩形の板状である。パネル4は、例えば、金属製である。
筐体3は、フィルタ基板210、コンバータ基板220、制御基板230、及び制御電源基板240を収容する。より詳細には、筐体3は、図2に示すように、フィルタ基板210及びコンバータ基板220を収容する第1空間S1と、制御基板230及び制御電源基板240を収容する第2空間S2と、を有する。
第2空間S2は、対向方向D1において、第1空間S1よりも開口部31側(すなわち、前側)に位置する。言い換えれば、第1空間S1は、対向方向D1において、第2空間S2よりも底面320側(すなわち、後側)に位置する。より詳細には、第2空間S2は、筐体3とパネル4とに囲まれた空間において、第1空間S1に対して斜め前上方向に位置する。言い換えれば、第1空間S1は、筐体3とパネル4とに囲まれた空間において、第2空間S2に対して斜め後下方向に位置する。
(2-3)電力供給部
電力供給部2は、電源コネクタを介して外部電源A1に接続され、電源から電力の供給を受ける。電力供給部2は、移動体B1の蓄電池B12へ充電可能な電力を供給する。外部電源A1は、例えば、施設(住宅、工場、商業用ビル、オフィスビル、病院等)に設置された発電装置(太陽光発電装置等)、又は蓄電池等の直流電源である。また、外部電源A1は、例えば商用交流電源等の交流電源であってもよい。
電力供給部2は、フィルタ基板210と、コンバータ基板220と、制御基板230と、制御電源基板240と、上記複数の基板が有する複数の回路部品を含む。フィルタ基板210は、第1フィルタ回路21aと、第2フィルタ回路21bと、を有する。コンバータ基板220は、コンバータ回路22を有する。制御基板230は、制御回路23及び入力部25を有する。制御電源基板240は、制御電源回路24を有する。本実施形態では、フィルタ基板210は、第1フィルタ回路21a及び第2フィルタ回路21bに加えて、リレー26を更に有する。なお、フィルタ基板210ではなく、コンバータ基板220がリレー26を有していてもよい。
要するに、電力供給部2は、図3に示すように、第1フィルタ回路21aと、第2フィルタ回路21bと、コンバータ回路22と、制御回路23と、制御電源回路24と、入力部25と、リレー26と、を備える。
第1フィルタ回路21aは、外部電源A1に電気的に接続される。第1フィルタ回路21aは、外部電源A1と、コンバータ回路22と、の間に設けられる。より具体的には、第1フィルタ回路21aは、外部電源A1と電気的に接続された電源コネクタと、コンバータ回路22と、の間に設けられる。第1フィルタ回路21aは、外部電源A1から供給される電力のうち、目的の周波数成分をコンバータ回路22に出力する。具体的には、第1フィルタ回路21aは、外部電源A1から供給される電力のうち目的の周波数成分以外の成分を減衰させ、目的の周波数成分をコンバータ回路22に出力する。
コンバータ回路22は、外部電源A1から第1フィルタ回路21aを介して供給される電力を電力変換する。すなわち、コンバータ回路22は、第1フィルタ回路21aによって目的の周波数成分を取り出された外部電源A1から供給される電力を電力変換する。ここでいう「電力変換」とは、外部電源A1から供給される電圧、電流、周波数、位相、相数の少なくとも1つを変換することである。例えば、コンバータ回路22は、外部電源A1から供給される電力が直流電力である場合、移動体B1の蓄電池B12に適した電圧の直流電力に変換する。言い換えれば、コンバータ回路22は、外部電源A1から供給される電力が直流電力である場合、DC/DC変換を行う。また、コンバータ回路22は、外部電源A1から供給される電力が交流電力である場合、移動体B1の蓄電池B12に適した電圧の直流電力に変換する。言い換えれば、コンバータ回路22は、外部電源A1から供給される電力が交流電力である場合、AC/DC変換を行う。
第2フィルタ回路21bは、移動体B1に電気的に接続される。本実施形態では、第2フィルタ回路21bは、後述する移動体用端子5bを介して、移動体B1に電気的に接続される。第2フィルタ回路21bは、コンバータ回路22と、移動体用端子5bと、の間に設けられる。第2フィルタ回路21bは、コンバータ回路22によって電力変換された電力のうち、目的の周波数成分を移動体B1に出力する。具体的には、第2フィルタ回路21bは、コンバータ回路22によって電力変換された電力のうち目的の周波数成分以外の成分を減衰させ、目的の周波数成分を移動体B1に出力する。第2フィルタ回路21bが出力した電力は、移動体用端子5b及び移動体用ケーブルC1を介して、移動体B1に供給される。
制御回路23は、コンバータ回路22を制御する。例えば、制御回路23は、移動体用ケーブルC1を介して移動体B1から得た蓄電池B12の情報に基づき、コンバータ回路22が外部電源A1から電力が供給され、蓄電池B12に適した電流を出力するように、コンバータ回路22を制御する。一例として、制御回路23は、蓄電池B12の蓄電量の実測値と蓄電量の目標値との差に応じて、コンバータ回路22が出力する電流値を制御する。
制御回路23は、メモリ及びプロセッサを含むコンピュータシステムを主構成とする。すなわち、コンピュータシステムのメモリに記録されたプログラムを、プロセッサが実行することにより、制御回路23の機能が実現される。プログラムはメモリに予め記録されていてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよく、メモリカード等の非一時的記録媒体に記録されて提供されてもよい。
制御電源回路24は、制御回路23に制御電圧を供給する。ここでいう「制御電圧」は、制御回路23が動作するために必要な電圧である。なお、制御電源回路24は、制御回路23に加えて、コンバータ回路22に制御電圧を供給してもよい。
入力部25は、操作表示パネル93から、充電指令及び停止指令を受け取る。なお、入力部25は、通信(有線通信又は無線通信)によって、例えばリモートコントローラ、又はスマートフォン等の外部の制御装置から、充電指令及び停止指令を受け取ってもよい。
リレー26は、蓄電池B12への電力の供給路に設けられている。本実施形態では、フィルタ基板210において、外部電源A1と電気的に接続された電源コネクタと、第1フィルタ回路21aと、の間にリレー26が設けられている。これにより、リレー26がオン(導通状態)であれば、外部電源A1から移動体B1の蓄電池B12への電力の供給が可能になる。一方、リレー26がオフ(遮断状態)であれば、外部電源A1から移動体B1の蓄電池B12へ電力が供給されなくなる。リレー26は、制御回路23によって制御可能であればよく、機械接点を有するメカニカルリレーでも機械接点を有しない半導体リレーでもよい。
すなわち、制御回路23は、移動体用充電装置1から移動体B1への通電を更に制御する。ここでは、制御回路23は、入力部25で受け取った充電指令及び停止指令に従って、リレー26を駆動することにより、移動体B1への通電を制御する。基本的には、入力部25が充電指令を受信すると、制御回路23は、リレー26をオン(導通状態)にして、電力供給部2から移動体B1への電路を導通させることで、蓄電池B12の充電を行う。一方、入力部25が停止指令を受信すると、制御回路23は、リレー26をオフ(遮断状態)にして、電力供給部2から移動体B1への電路を遮断することで、蓄電池B12の充電を停止する。
ただし、例えば蓄電池B12が満充電である等、蓄電池B12が充電できない状況にあるような場合には、当然ながら蓄電池B12は充電されない。同様に、移動体用ケーブルC1が移動体B1に接続されておらず、移動体用充電装置1と移動体B1とが電気的に接続されていない場合等においても、当然ながら蓄電池B12は充電されない。このように蓄電池B12が充電できない状況にあるような場合には、入力部25が充電指令を受信したとしても、制御回路23は、リレー26をオン(導通状態)にせず、電力供給部2から移動体B1への電路を遮断する。すなわち、制御回路23は、蓄電池B12の状況に関する情報、及び移動体用充電装置1と移動体B1とが電気的に接続されているか否かの情報を入手し、上記の情報に基づき移動体B1への通電を更に制御する。
(2-4)第1固定台
第1固定台7は、図7及び図8に示すように、主板71と、2つの第1延在部721a、721bと、2つの第2延在部722a、722bと、第3延在部723と、2つの突出部73a、73bと、を有する。第1延在部721a、721bは、本発明の延在部に相当する。図8は、パネル4及び内蓋96を取り除いたときの移動体用充電装置1の正面図である。
(主板)
主板71は、略矩形の板状である。図6に示すように、主板71の厚さ方向は、対向方向D1に沿っている。主板71には、制御基板230及び制御電源基板240が固定される。より詳細には、制御基板230及び制御電源基板240は、主板71の前面に固定される。
主板71は、筐体3に収容される。主板71は、筐体3の内部において、図2及び図6に示すように、第1空間S1と第2空間S2とを仕切っている。すなわち、第1空間S1は、対向方向D1において、主板71の後側に位置する。一方、第2空間S2は、対向方向D1において、主板71の前側に位置する。
図2に示すように、制御基板230は、主板71の前面の上部に固定され、制御電源基板240は、主板71の前面の下部に固定される。すなわち、制御基板230は、第2空間S2の上部に配置され、制御電源基板240は、第2空間S2の下部に配置される。要するに、制御基板230は、第2空間S2において、制御電源基板240の上側に配置される。筐体3の内部を収容空間と呼ぶと、収容空間の上方の温度は収容空間の下方の温度より高くなりやすい。しかしながら、本実施形態では、制御電源基板240は、温度が比較的低くなる収納空間の下部に配置されており、制御電源基板240の信頼性を向上させることができる。その結果、電力供給部2の動作の信頼性を向上させることができるという利点がある。
(第1延在部)
2つの第1延在部721a、721bの各々は、図6に示すように、幅方向D3における制御電源基板240と側板33との間において、上下方向D2に沿う主板71の側縁711a、711bから開口部31側(前側)に延在している。側縁711aは、主板71の右側の縁であり、側縁711bは、主板71の左側の縁である。第1延在部721a、721bは、上下方向D2に沿う主板71の側縁711a、711bの下部から開口部31側に延在している。ここでいう「主板71の側縁711a、711bの下部」は、図8に示すように、主板71の側縁711a、711bのうち、幅方向D3において、制御電源基板240と側板33との間に位置する部分である。すなわち、2つの第1延在部721a、721bは、主板71の下側に設けられる。2つの第1延在部721a、721bは、略矩形の板状である。2つの第1延在部721a、721bは、主板71と(ここでは、直交)交差する。
2つの第1延在部721a、721bは、図7に示すように、左右方向(幅方向D3)に対向する。右側の第1延在部721aは、幅方向D3における制御電源基板240と側板33との間において、主板71の右側の側縁711aから開口部31側に延在している。同様に、左側の第1延在部721bは、幅方向D3における制御電源基板240と側板33との間において、主板71の左側の側縁711bから開口部31側(前側)に延在している。
第1延在部721aの前端には、取付板74aが設けられる。同様に、第1延在部721bの前端には、取付板74bが設けられる。取付板74a、74bには、内蓋96は、取り付けられる。ここでは、取付板74a、74bは、第1延在部721a、721bの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、制御電源基板240から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板74aは、第1延在部721aの前側を右方向に湾曲させることで形成される。一方、取付板74bは、第1延在部721bの前側を左方向に湾曲させることで形成される。
(第2延在部)
2つの第2延在部722a、722bの各々は、図7及び図8に示すように、幅方向D3における制御基板230と側板33との間において、上下方向D2に沿う主板71の側縁711a、711bから開口部31側に延在している。要するに、2つの第2延在部722a、722bは、上下方向D2に沿う主板71の側縁711a、711bの上部から開口部31側に延在している。ここでいう「主板71の側縁711a、711bの上部」は、図8に示すように、主板71の側縁711a、711bのうち、幅方向D3において、制御基板230と側板33との間に位置する部分である。すなわち、2つの第2延在部722a、722bは、主板71の上側に設けられる。2つの第2延在部722a、722bは、略矩形の板状である。2つの第2延在部722a、722bは、主板71と(ここでは、直交)交差する。
第2延在部722a、722bは、第1延在部721a、721bと比較して、主板71に設けられる位置が異なる。より詳細には、第1延在部721aは、主板71の側縁711aの下部に設けられるのに対して、第2延在部722aは、主板71の側縁711aの上部に設けられる。同様に、第1延在部721bは、主板71の側縁711bの下部に設けられるのに対して、第2延在部722bは、主板71の側縁711bの上部に設けられる。
第2延在部722a、722bは、図7に示すように、左右方向(幅方向D3)に対向する。右側の第2延在部722bは、幅方向D3における制御基板230と側板33との間において、主板71の右側の側縁711aから開口部31側に延在している。同様に、左側の第2延在部722bは、幅方向D3における制御基板230と側板33との間において、主板71の左側の側縁711bから開口部31側(前側)に延在している。
第2延在部722aの前端には、取付板74cが設けられる。同様に、第2延在部722bの前端には、取付板74dが設けられる。取付板74c、74dには、内蓋96が取り付けられる。ここでは、取付板74c、74dは、第2延在部722a、722bの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、制御基板230から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板74cは、第2延在部722aの前側を右方向に湾曲させることで形成される。一方、取付板74dは、第2延在部722bの前側を左方向に湾曲させることで形成される。
(第3延在部)
第3延在部723は、図7及び図8に示すように、上下方向D2における制御基板230の上側において、主板71の上側の側縁から開口部31側に延在している。第3延在部723は、略矩形の板状である。第3延在部723は、主板71と(ここでは、直交)交差する。
第3延在部723の前端には、取付板74eが設けられる。取付板74eには、内蓋96が取り付けられる。ここでは、取付板74eは、第3延在部723の前側を下方向に湾曲させることで形成される。
(突出部)
突出部73a、73bは、図8に示すように、主板71において、左右方向(幅方向D3)に対向する位置に設けられる。突出部73a、73bは、図7及び図8に示すように、第1延在部721a、721bの上端に隣接し、幅方向D3に沿って主板71の側縁711a、711bから突出している。より詳細には、突出部73aは、第1延在部721aの上端に隣接し、幅方向D3に沿って主板71の右側の側縁711aから突出している。一方、突出部73bは、第1延在部721bの上端に隣接し、幅方向D3に沿って主板71の左側の側縁711bから突出している。突出部73aは、主板71の右側の側縁711aにおいて、第1延在部721aと第2延在部722aとの間に設けられる。同様に、突出部73bは、主板71の左側の側縁711bにおいて、第1延在部721bと第2延在部722bとの間に設けられる。
突出部73a、73bは、略矩形の板状である。突出部73a、73bの厚さ方向は、対向方向D1に沿う。突出部73aは、図7に示すように、前後方向(対向方向D1)において、取付板74aよりも後側に位置する。すなわち、内蓋96が取付板74aに取り付けられているとき、対向方向D1において、突出部73aと内蓋96との間に空間が形成される。同様に、突出部73bは、前後方向(対向方向D1)において、取付板74bよりも後側に位置する。すなわち、内蓋96が取付板74bに取り付けられているとき、対向方向D1において、突出部73bと内蓋96との間に空間が形成される。
突出部73a、73bの下面は、第2固定台8の後述する第3介在部材823a、823bに固定されている。
(2-5)第2固定台
第2固定台8は、図9に示すように、主板81と、2つの第1介在部材821a、821bと、第2介在部材822と、2つの第3介在部材823a、823bと、第4介在部材824と、を有する。以下では、2つの第1介在部材821a、821b、第2介在部材822、2つの第3介在部材823a、823b、及び第4介在部材824を区別しない場合は、介在部材82と総称する。
(主板)
主板81は、矩形の板状である。図2に示すように、主板81の厚さ方向は、対向方向D1に沿っている。主板81は、フィルタ基板210及びコンバータ基板220が固定される。より詳細には、フィルタ基板210及びコンバータ基板220は、主板81の前面に固定される。
主板81は、図2及び図6に示すように、筐体3に収容されている。主板81は、筐体3の内部において、第1固定台7の主板71の後側に配置される。第1空間S1は、対向方向D1において、第1固定台7の主板71と、第2固定台8の主板81と、に挟まれた空間である。すなわち、第1空間S1は、主板81の前側に位置する。
図2に示すように、コンバータ基板220は、主板81の前面の上部に固定され、フィルタ基板210は、主板81の前面の下部に固定される。すなわち、コンバータ基板220は、第1空間S1の上部に配置され、フィルタ基板210は、第1空間S1の下部に配置される。要するに、コンバータ基板220は、第1空間S1において、フィルタ基板210の上側に配置される。コンバータ基板220で生じる熱は、フィルタ基板210で生じる熱よりも多い傾向にある。そのため、コンバータ基板220をフィルタ基板210の上側に配置することで、電力供給部2の動作の信頼性を向上させることができるという利点がある。ここでいう「コンバータ基板220で生じる熱」とは、主にコンバータ回路22が駆動することによって生じる熱である。また、ここでいう「フィルタ基板210で生じる熱」とは、主に第1フィルタ回路21a及び第2フィルタ回路21bが駆動することによって生じる熱である。
主板81の後面には、図5に示すように、ヒートシンク98及びファン5cが設けられる。より詳細には、ヒートシンク98は主板81の後面の上部に設けられ、ファン5cは主板81の後面の下部に設けられる。
ヒートシンク98は、主板81を介して、フィルタ基板210及びコンバータ基板220に熱的に接続されている。そのため、ヒートシンク98は、フィルタ基板210及びコンバータ基板220で生じる熱を、主板81の後側に放出する。
ファン5cは、筐体3の内部へ空気を吸入する。より詳細には、ファン5cは、ヒートシンク98が放出した熱がダクト94を通って移動体用充電装置1の外部へ排出するように、筐体3の換気孔341から筐体3の内部へ空気を吸入する。本実施形態では、図6及び図8に示すように、2つのファン5cが主板81の後面の下部に設けられる。
主板81の下部には、後述する第3ケーブル6cが挿通する2つの挿通孔84が設けられる。本実施形態では、第3ケーブル6cは、2つの挿通孔84を挿通することによって、主板81の前側から主板81の後側へ配線される。
(介在部材)
介在部材82は、対向方向D1において、第1固定台7の主板71と、第2固定台8の主板81と、の間に配置される部材である。そのため、介在部材82は、対向方向D1における、第1固定台7の主板71と、第2固定台8の主板81と、の距離を保つスペーサとして機能する。介在部材82は、板部材である。
第1介在部材821a、821bは、図9に示すように、左右方向(幅方向D3)に対向する。第1介在部材821a、821bの各々は、幅方向D3におけるフィルタ基板210と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の側縁から第1固定台7に向かって(前方向に)延在している。より詳細には、右側の第1介在部材821aは、幅方向D3におけるフィルタ基板210と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の右側の側縁から第1固定台7に向かって延在している。一方、左側の第1介在部材821bは、幅方向D3におけるフィルタ基板210と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の左側の側縁から第1固定台7に向かって延在している。
第1介在部材821aの前端には、取付板831aが設けられる。同様に、2つの第1介在部材821bの前端には、取付板831bが設けられる。取付板831a、831bには、第1固定台7の主板71の後面が取り付けられる。ここでは、取付板831a、831bは、第1介在部材821a、821bの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、フィルタ基板210から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板831aは、2つの第1介在部材821aの前側を右方向に湾曲させることで形成される。一方、取付板831bは、第1介在部材821bを左方向に湾曲させることで形成される。
第2介在部材822は、図9に示すように、上下方向D2におけるフィルタ基板210とコンバータ基板220との間において、第2固定台8の主板81から第1固定台7に向かって延在している。第2介在部材822の前端には、2つの取付板832が設けられる。2つの取付板832の前面には、第1固定台7の主板71の後面が取り付けられる。ここでは、2つの取付板832は、第2介在部材822の前側を下方向に湾曲させることで形成される。
2つの第3介在部材823a、823bは、左右方向(幅方向D3)に対向する。第3介在部材823aは、図9に示すように、第1部位8231aと、第2部位8232aと、接続部8233aと、を有する。
第1部位8231aは、幅方向D3におけるコンバータ基板220と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の右側の側縁から突出部73aの後面に向かって延在している。
第1部位8231aの前端には、取付板8331aが設けられる。取付板8331aの前面には、図10に示すように、突出部73aの後面が取り付けられる。ここでは、取付板8331aは、第1部位8231aの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、コンバータ基板220から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板8331aは、図9に示すように、第1部位8231aの前側を右方向に湾曲させることで形成される。
第2部位8232aは、幅方向D3におけるコンバータ基板220と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の右側の側縁から、第2延在部722aの取付板74cの後面に向かって延在している。
第2部位8232aの前端には、取付板8332aが設けられる。図10に示すように、取付板8332aの前面には、第2延在部722aの取付板74cの後面が取り付けられる。ここでは、取付板8332aは、第2部位8232aの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、コンバータ基板220から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板8332aは、図9に示すように、第2部位8232aの前側を右方向に湾曲させることで形成される。
第1部位8231aは、上下方向D2において、第2部位8232aの下側に設けられる。第1部位8231aの前端は、前後方向(対向方向D1)において、第2部位8232aの前端より後側に位置する。すなわち、取付板8331aは、前後方向において、取付板8332aより後側に位置する。接続部8233aは、第1部位8231aの後部と、第2部位8232aの後部と、を連結する。
第3介在部材823aと同様に、第3介在部材823bは、図9に示すように、第1部位8231bと、第2部位8232bと、接続部8233bと、を有する。
第1部位8231bは、幅方向D3におけるコンバータ基板220と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の左側の側縁から突出部73bの後面に向かって延在している。
第1部位8231bの前端には、取付板8331bが設けられる。取付板8331bの前面には、突出部73bの後面が取り付けられる。ここでは、取付板8331bは、第1部位8231bの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、コンバータ基板220から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板8331bは、第1部位8231bの前側を左方向に湾曲させることで形成される。
第2部位8232bは、幅方向D3におけるコンバータ基板220と側板33との間において、上下方向D2に沿う第2固定台8の主板81の左側の側縁から、第2延在部722bの取付板74dの後面に向かって延在している。
第2部位8232bの前端には、取付板8332bが設けられる。取付板8332bの前面には、第2延在部722bの取付板74dの後面が取り付けられる。ここでは、取付板8332bは、第2部位8232bの前側を外方向に湾曲させることで形成される。ここでいう「外方向」は、幅方向D3において、コンバータ基板220から側板33に向かう方向である。すなわち、取付板8332bは、第2部位8232bの前側を左方向に湾曲させることで形成される。
第1部位8231bは、上下方向D2において、第2部位8232bの下側に設けられる。第1部位8231bの前端は、前後方向(対向方向D1)において、第2部位8232bの前端より後側に位置する。すなわち、取付板8331bは、前後方向において、取付板8332bより後側に位置する。接続部8233bは、第1部位8231bの後部と、第2部位8232bの後部と、を連結する。
第4介在部材824は、図9に示すように、コンバータ基板220との上側において、第2固定台8の主板81から第1固定台7に向かって延在している。第4介在部材824は、前面視略逆U字状に形成されている。第4介在部材824の上部の前端には、取付板834が設けられる。取付板834の前面には、第1固定台7の主板71の後面が取り付けられる。ここでは、取付板834は、第4介在部材824の上部の前側を下方向に湾曲させることで形成される。
(2-6)内蓋
内蓋96は、パネル4を筐体3から外した際に、電力供給部2が雨水又は粉塵等に晒されることを抑制する。内蓋96は、矩形状の板部材である。内蓋96の厚さ方向は、対向方向D1に沿う。
内蓋96は、第1固定台7に取り付けられる。内蓋96は、図4及び図5に示すように、右縁部において補強板961aを有し、左縁部において補強板961bを有する。また、内蓋96は、上縁部において補強板961cを有する。補強板961a、961b、961cは、板部材である。右側の補強板961aは、内蓋96の右縁部から右側に突出している。左側の補強板961bは、内蓋96の左縁部から左側に突出している。同様に、また、上側の補強板961cは、内蓋96の上縁部から上側に突出している。補強板961aの下面は、第1固定台7の取付板74a、74cの上面に取り付けられる。同様に、補強板961bの下面は、第1固定台7の取付板74b、74dの上面に取り付けられる。また、補強板961cの下面は、第1固定台7の取付板74eの上面に取り付けられる。
内蓋96は、図2及び図6に示すように、筐体3に収容されている。内蓋96は、筐体3の内部において、第1固定台7の主板71側に配置される。第2空間S2は、対向方向D1において、内蓋96と、第1固定台7の主板71と、に挟まれた空間である。
(2-7)端子台
端子台97は、通信用端子5a及び移動体用端子5bが設置される。端子台97は、筐体3に収容される。端子台97は、図2に示すように、筐体3の内部の下側に配置される。
端子台97は、図4に示すように、主部971と、第1連結部972と、第2連結部973と、を有する。主部971は、矩形状の板部材である。第1連結部972は、図2に示すように、主部971の後端から後方向に突出している板部材である。第1連結部972は、主部971と、第2固定台8の主板81と、を連結している。第2連結部973は、主部971の上下方向D2における中央部から前方向に突出している板部材である。第2連結部973は、主部971と、内蓋96の下端と、を連結している。
要するに、図2に示すように、第1空間S1は、内蓋96と、第1固定台7と、端子台97の主部971及び第1連結部972と、に囲まれた空間である。一方、第2空間S2は、第1固定台7と、第2固定台8と、端子台97の主部971及び第2連結部973と、に囲まれた空間である。
第1連結部972には、第1空間S1の内部へ空気を吸入する吸入孔974が設けられる。
通信用端子5aは、外部装置に電気的に接続される配線が接続される。移動体用充電装置1の施工者は、通信用端子5aに外部装置を接続し、電力供給部2の設定等を外部装置から行うことが可能である。本実施形態の通信用端子5aは、第2連結部973を貫通するように設けられる。具体的には、本実施形態の通信用端子5aは、図8に示すように、制御基板230と通信用端子5aとを電気的に接続する第1ケーブル6aが接続される側が第2連結部973の上側に位置し、移動体用ケーブルC1が接続される側が第2連結部973の下側に位置するように、第2連結部973に設けられる。
移動体用端子5bは、移動体B1の充電口に挿入される移動体用ケーブルC1が接続される。移動体用充電装置1は、移動体用端子5bを介して、容易に移動体B1と電気的に接続することができる。本実施形態の移動体用端子5bは、第2連結部973を貫通するように設けられる。具体的には、本実施形態の移動体用端子5bは、制御基板230と移動体用端子5bとを電気的に接続する第2ケーブル6bが接続される側が第2連結部973の上側に位置し、移動体用ケーブルC1が接続される側が第2連結部973の下側に位置するように、第2連結部973に設けられる。また、移動体用端子5bは、フィルタ基板210と電気的に接続する電力線が接続されている。
本実施形態では、通信用端子5aは、第2連結部973において、移動体用端子5bの左側に配置される。言い換えれば、移動体用端子5bは、第2連結部973において、通信用端子5aの右側に配置される。
また、本実施形態の第2連結部973の右端には、制御基板230とファン5cとを電気的に接続する第3ケーブル6cが挿通する挿通溝975が設けられる。すなわち、挿通溝975は、第2連結部973において、移動体用端子5bの右側に設けられる。
(2-8)ケーブル
3つのケーブル6は、制御電源基板240と3つの電子部品5の各々とを電気的に接続する。3つの電子部品5の各々は、筐体3の内部において、制御電源基板240の下側に配置される。
本実施形態では、3つのケーブル6の各々は、図3に示すように、第1ケーブル6aと、第2ケーブル6bと、第3ケーブル6cと、である。
第1ケーブル6aは、制御基板230と通信用端子5aとを電気的に接続する。その結果、制御回路23は、移動体用充電装置1の施工者が通信用端子5aを介して外部装置から行う電力供給部2の設定等に基づき、コンバータ回路22を制御することが可能になる。
第2ケーブル6bは、制御基板230と移動体用端子5bとを電気的に接続する。その結果、制御回路23は、蓄電池B12の状況に関する情報、及び移動体用充電装置1と移動体B1とが電気的に接続されているか否かの情報を入手することが可能になる。
第3ケーブル6cは、制御基板230とファン5cとを電気的に接続する。その結果、制御回路23は、ファン5cの動作を制御することが可能になる。
以下、第1ケーブル6a、第2ケーブル6b、及び第3ケーブル6cがどのように配線されているかについて、図8及び図10を用いて説明する。また、第1ケーブル6a、第2ケーブル6b、及び第3ケーブル6cを区別しない場合、「ケーブル6」と総称して説明する。図10は、パネル4、内蓋96、及び筐体3を取り除いたときの移動体用充電装置1の要部の斜視図である。
ケーブル6は、制御基板230から引き出される。ここでは、ケーブル6は、図8に示すように、制御基板230の右側から引き出される。制御基板230から引き出されたケーブル6は、幅方向D3における制御基板230と第2延在部722aとの間において、上下方向D2に沿って下方向に配線される。
ケーブル6において、図8及び図10に示すように、幅方向D3から見て制御電源基板240の上端と重なる部分は、右方向に曲がり、突出部73aの上面に配線される。すなわち、ケーブル6において、幅方向D3から見て制御電源基板240の上端と重なる部分は、対向方向D1において、突出部73aと開口部31との間に配線される。ここでいう「幅方向D3から見て制御電源基板240の上端と重なる部分」は、上下方向D2において、制御電源基板240の上端と同じ位置の部分である。要するに、本実施形態のケーブル6の少なくとも一部は、対向方向D1において、突出部73aと開口部31との間に配線されている。この構成によると、ケーブル6が内蓋96によって挟み込まれることを抑制することができるという利点がある。
図8及び図10に示すように、ケーブル6において、幅方向D3から見て第1延在部721aと重なる部分は、幅方向D3において、第1延在部721aと側板33の間に配線される。より詳細には、ケーブル6において、幅方向D3から見て第1延在部721aと重なる部分は、幅方向D3において、第1延在部721aと右側の側板33の間に配線される。ここでいう「幅方向D3から見て第1延在部721aと重なる部分」は、ケーブル6において、上下方向D2において、第1延在部721aと同じ位置である。要するに、本実施形態のケーブル6の少なくとも一部は、幅方向D3において、第1延在部721aと側板33の間に配線される。この構成によると、第2空間S2においてケーブル6を配線するスペースを削減することができるという効果を奏する。その結果、より小型化を図ることができるという利点がある。
言い換えれば、ケーブル6において、幅方向D3から見て第1延在部721aと重なる部分は、幅方向D3において、第1延在部721aの外面に沿って配線される。ここでいう「第1延在部721aの外面」は、第1延在部721aの側板33側の面である。すなわち、本実施形態では、ケーブル6において、幅方向D3から見て第1延在部721aと重なる部分は、幅方向D3において、第1延在部721aの右側の面に沿って配線される。要するに、ケーブル6の少なくとも一部は、幅方向D3において、第1延在部721aの外面に沿って配線される。
また、幅方向D3から見て第1延在部721aと重なる部分は、前後方向(対向方向D1)において、取付板64aの後側に配線される。要するに、ケーブル6の少なくとも一部は、前後方向において、取付板64aの後側に配線される。
図8に示すように、突出部73aと開口部31との間から引き出された第1ケーブル6aは、第1固定台7の主板71の前面、及び端子台97の主部971の前面に配線され、通信用端子5aと電気的に接続される。
同様に、突出部73aと開口部31との間から引き出された第2ケーブル6bは、第1固定台7の主板71の前面、及び端子台97の主部971の前面に配線され、移動体用端子5bと電気的に接続される。
突出部73aと開口部31との間から引き出された第3ケーブル6cは、第1固定台7の主板71の前面、及び端子台97の主部971の前面に配線され、第2連結部973の挿通溝975に挿通される。挿通溝975に挿通された第3ケーブル6cは、端子台97の主部971の前面、及び第2固定台8の主板81の前面に配線される。本実施形態では、第2固定台8の主板81の前面に配線された第3ケーブル6cは、2つに分岐する。分岐した第3ケーブル6cの一方は、左側の挿通孔84を通り左側のファン5cと電気的に接続され、もう一方は、右側の挿通孔84を通り右側のファン5cと電気的に接続される。
(2-9)ベース
本実施形態では、図1に示すように、ベース91が設置面X1の上に設置され、筐体3がベース91の上に設置される。
ベース91は、上面及び下面が開口した中空の箱状である。ベース91は、例えば金属製である。ベース91は、塗料等により塗装されていてもよい。
ベース91は、図4及び図5に示すように、ベース本体911と、ベースパネル912と、を有する。
ベース本体911は、右板9111、左板9112、及び後板9113を備え、上面視略U字状に形成されている。右板9111、左板9112、及び後板9113の各々は、矩形の板状である。
後板9113の下端には、挿通凹所913が形成されている。挿通凹所913は、後板9113の下縁の左右方向の中央から上方に延びる第1部分と、第1部分の上端から左右に延びる第2部分とを有し、正面視略T字状に形成されている。筐体3の下板34から引き出された移動体用ケーブルC1は、ベース91の挿通凹所913に通され、ベース91の後側すなわち筐体3の後側へ引き回される。
ベースパネル912は、矩形の板状である。ベースパネル912は、ベース本体911の前側の開口を塞ぐように、ベース本体911に、ねじによって取り付けられる。
(2-10)樹脂カバー
樹脂カバー92は、下面、前面、後面が開口した中空の箱状である。樹脂カバー92は、筐体3の上板35(図2参照)を覆うように、例えばねじによって筐体3に取り付けられる。
図4に示すように、樹脂カバー92の前面の開口には、操作表示パネル93が配置されている。操作表示パネル93は、その前面に、複数(ここでは5つ)の操作ボタン931及び複数(ここでは6つ)の表示灯932を備えている。複数の操作ボタン931は、充電の開始を指示するための充電指令を出力する充電開始ボタン、充電の停止を指示するための停止指令を出力する充電停止ボタン等を含み得る。複数の表示灯932は、例えば、点灯又は点滅することによって、移動体用充電装置1の複数の動作状態(例えば、充電中の状態、充電完了の状態、異常発生状態等)を表示する。
図2に示すように、樹脂カバー92の後面の開口には、ダクト94が配置されている。ダクト94は、筐体3内に収容されている電力供給部2で発生した熱を、筐体3の外部へ放出する。
(2-11)ケーブルホルダ
ケーブルホルダ951は、移動体用ケーブルC1が移動体B1に接続されていない場合に、図1に示すように、移動体用ケーブルC1を筐体3に着脱可能に保持する。より詳細には、ケーブルホルダ951は、図1に示すように、移動体用ケーブルC1の持ち手部分C11を筐体3に着脱可能に保持する。本実施形態では、ケーブルホルダ951は、筐体3の右側面に取り付けられる。なお、ケーブルホルダ951は、筐体3の左側面に取り付けられていてもよい。
ケーブルホルダ951は、図8に示すように、移動体用ケーブルC1が移動体B1に接続されていない場合に、移動体用ケーブルC1の持ち手部分C11の先端が差し込まれる筒状構造952を有する。
(2-12)ケーブルガイド
ケーブルガイド953は、移動体用ケーブルC1が引っ掛けられる。本実施形態のケーブルガイド953は、図1に示すように、巻き回された状態の移動体用ケーブルC1を引掛けることが可能である。ケーブルガイド953は、側面視略逆U字状に形成されている。
ケーブルガイド953は、突板954を有する。突板954は、ケーブルガイド953の右側の側縁から上方に突出する。ケーブルガイド953、突板954、及び筐体3の側面(右側面)で囲まれるように、移動体用ケーブルC1が引っ掛けられる空間が形成される。突板954は、引っ掛けられた移動体用ケーブルC1がケーブルガイド953から落下するのを、防止する。
(3)変形例
以下、上述の実施形態の変形例を列挙する。以下の変形例は、適宜組み合わせて実現されてもよい。
上述の実施形態の移動体用充電装置1は、移動体B1の蓄電池B12を充電するために電力を供給する。しかし、実施形態の移動体用充電装置1は、移動体B1の蓄電池B12から放電された電力を、外部の電気回路へ出力可能であってもよい。すなわち、移動体用充電装置1の電力供給部2は、更に、移動体B1の蓄電池B12から放電された電力を受け取り、受け取った電力を外部の電気回路へ出力するように構成されている。要するに、移動体用充電装置1は、移動体B1の蓄電池B12の充電及び放電の両方が可能な、充放電装置であってもよい。
上述の実施形態のケーブル6の少なくとも一部は、幅方向D3において、第1延在部721aと側板33の間に配線されるが、第1延在部721bと側板33の間に配線されていてもよい。言い換えれば、ケーブル6の少なくとも一部は、幅方向D3において、第1延在部721bの外面に沿って配線されていてもよい。ここでいう「第1延在部721bの外面」は、第1延在部721bの側板33側の面であり、すなわち、第1延在部721bの左側の面である。この場合、ケーブル6において、幅方向D3から見て制御電源基板240の上端と重なる部分は、対向方向D1において、突出部73bと開口部31との間に配線される。
また、上述の実施形態のケーブル6の少なくとも一部は、前後方向において、取付板64aの後側に配線されるが、取付板64bの後側に配線されていてもよい。
また、上述の実施形態のケーブル6の少なくとも一部は、幅方向D3において、第1延在部721aと側板33の間に配線される。しかし、ケーブル6の少なくとも一部は、第1固定台7の主板71の後側に引き回され、主板71の後面に沿って配線されていてもよい。より詳細には、ケーブル6において、幅方向D3から見て制御電源基板240と重なる部分は、第1固定台7の主板71の後側に引き回され、主板71の後面に沿って配線されていてもよい。すなわち、ケーブル6の少なくとも一部は、第1空間S1に配線されていてもよい。この構成であっても、移動体用充電装置1の小型化を図ることができるという利点がある。
また、上述の実施形態のケーブル6は、制御基板230の右側から引き出され、幅方向D3における制御基板230と第2延在部722aとの間において、上下方向D2に沿って下方向に配線される。しかし、ケーブル6は、制御基板230の左側から引き出され、幅方向D3における制御基板230と第2延在部722bとの間において、上下方向D2に沿って下方向に配線されていてもよい。
また、ケーブル6は、制御基板230の上側又は下側から引き出されていてもよい。すなわち、ケーブル6が制御基板230から引き出される位置は、限定されない。
上述の実施形態の制御回路23は、コンバータ回路22を制御するが、第1フィルタ回路21a及び第2フィルタ回路21bを制御してもよい。例えば、制御回路23は、移動体用ケーブルC1を介して移動体B1から得た蓄電池B12の情報に基づき、コンバータ回路22が移動体B1の蓄電池B12に適した周波数成分を取り出すように、第1フィルタ回路21a及び第2フィルタ回路21bを制御してもよい。以上より、制御回路23は、少なくともコンバータ回路22を制御すればよい。
上述の実施形態の移動体用充電装置1は、3つの電子部品5を備えるが、1つ又は2つの電子部品5を備えていてもよく、4つ以上の電子部品5を備えていてもよい。要するに、移動体用充電装置1は、少なくとも1つの電子部品5を備えていればよい。
また、上述の実施形態の移動体用充電装置1は、3つの電子部品5として、通信用端子5aと、移動体用端子5bと、ファン5cと、を備える。しかし、移動体用充電装置1は、少なくとも1つの電子部品5として、通信用端子5a、移動体用端子5b、及びファン5cの少なくとも1つを備えていればよい。すなわち、少なくとも1つの電子部品5は、通信用端子5aを含んでいてもよい。同様に、少なくとも1つの電子部品5は、移動体用端子5bを含んでいてもよいし、ファン5cを含んでいてもよい。
上述の実施形態の筐体3は、筐体本体部30と、下板34と、上板35と、を有するが、下板34及び上板35を有していなくてもよい。すなわち、筐体3の内部は、ベース91及び樹脂カバー92の内部と繋がっていてもよい。
上述の実施形態の移動体用充電装置1は、ベース91を備えているが、ベース91を備えていなくてもよい。この場合、筐体3は、設置面X1の上に直接設置される。
(まとめ)
実施形態に係る第1の態様の移動体用充電装置(1)は、フィルタ基板(210)と、コンバータ基板(220)と、制御基板(230)と、制御電源基板(240)と、筐体(3)と、パネル(4)と、を備える。フィルタ基板(210)は、外部電源(A1)に電気的に接続されるフィルタ回路(21a)を有する。コンバータ基板(220)は、外部電源(A1)からフィルタ回路(21a)を介して供給される電力を電力変換するコンバータ回路(22)を有する。制御基板(230)は、少なくともコンバータ回路(22)を制御する制御回路(23)を有する。制御電源基板(240)は、少なくとも制御回路(23)に制御電圧を供給する制御電源回路(24)を有する。筐体(3)は、フィルタ基板(210)、コンバータ基板(220)、制御基板(230)、及び制御電源基板(240)を収容する。パネル(4)は、筐体(3)の開口部(31)を開閉する。筐体(3)は、底面(320)と、第1空間(S1)と、第2空間(S2)と、を有する。底面(320)は、開口部(31)に対向する。第1空間(S1)は、フィルタ基板(210)及びコンバータ基板(220)を収容する。第2空間(S2)は、制御基板(230)及び制御電源基板(240)を収容する。第1空間(S1)及び第2空間(S2)は、開口部(31)と底面(320)とが対向する方向である対向方向(D1)に沿って並ぶ。第2空間(S2)は、対向方向(D1)において、第1空間(S1)よりも開口部(31)側に位置する。
この態様によれば、小型化を図ることができるという利点がある。
実施形態に係る第2の態様の移動体用充電装置(1)は、第1の態様において、コンバータ基板(220)は、第1空間(S1)において、フィルタ基板(210)の上側に配置される。制御基板(230)は、第2空間(S2)において、制御電源基板(240)の上側に配置される。
この態様によれば、移動体用充電装置(1)の動作の信頼性を向上させることができるという利点がある。
実施形態に係る第3の態様の移動体用充電装置(1)は、第2の態様において、少なくとも1つの電子部品(5)と、ケーブル(6)と、固定台(7)と、を更に備える。少なくとも1つの電子部品(5)は、筐体(3)の内部空間において、制御電源基板(240)の下側に配置される。ケーブル(6)は、制御基板(230)と少なくとも1つの電子部品(5)のそれぞれとを電気的に接続する。固定台(7)は、制御基板(230)及び制御電源基板(240)が固定される主板(71)を有する。主板(71)は、第1空間(S1)と第2空間(S2)とを仕切っている。筐体(3)は、底面(320)の側縁(321)から対向方向(D1)に沿って開口部(31)側に突出している側板(33)を更に有する。固定台(7)は、対向方向(D1)及び上下方向(D2)に直交する幅方向(D3)における制御電源基板(240)と側板(33)との間において、上下方向(D2)に沿う主板(71)の側縁(711a、711b)から開口部(31)側に延在している延在部(721a、721b)を更に有する。ケーブル(6)の少なくとも一部は、幅方向(D3)において、延在部(721a、721b)と側板(33)の間に配線される。
この態様によれば、より小型化を図ることができるという利点がある。
実施形態に係る第4の態様の移動体用充電装置(1)は、第3の態様において、固定台(7)は、延在部(721a、721b)の上端に隣接し、幅方向(D3)に沿って主板(71)の側縁から突出している突出部(73a、73b)を更に有する。ケーブル(6)の少なくとも一部は、対向方向(D1)において、突出部(73a、73b)と開口部(31)との間に配線される。
この態様によれば、ケーブル(6)が挟み込まれることを抑制することができるという利点がある。
実施形態に係る第5の態様の移動体用充電装置(1)は、第3又は第4の態様において、少なくとも1つの電子部品(5)は、外部装置に電気的に接続される配線が接続される通信用端子(5a)を含む。
この態様によれば、移動体用充電装置(1)の施工者は、通信用端子(5a)に外部装置を接続し、設定等を外部装置から行うことが可能であるという利点がある。
実施形態に係る第6の態様の移動体用充電装置(1)は、第3~第5のいずれかの態様において、少なくとも1つの電子部品(5)は、移動体(B1)の充電口に挿入される移動体用ケーブル(C1)が接続される移動体用端子(5b)を含む。
この態様によれば、移動体用充電装置(1)は、容易に移動体(B1)と電気的に接続することができるという利点がある。
実施形態に係る第7の態様の移動体用充電装置(1)は、第3~第6のいずれかの態様において、少なくとも1つの電子部品(5)は、ファン(5c)を含む。
この態様によれば、筐体(3)は、内部へ空気を吸入することができるという利点がある。
1 移動体用充電装置
210 フィルタ基板
21a 第1フィルタ回路(フィルタ回路)
220 コンバータ基板
22 コンバータ回路
230 制御基板
23 制御回路
240 制御電源基板
24 制御電源回路
3 筐体
31 開口部
320 底面
321 側縁
33 側板
4 パネル
5 電子部品
5a 通信用端子
5b 移動体用端子
5c ファン
6 ケーブル
7 第1固定台(固定台)
71 主板
711a、711b 側縁
721a、721b 第1延在部(延在部)
73a、73b 突出部
A1 外部電源
S1 第1空間
S2 第2空間
D1 対向方向
D2 上下方向
D3 幅方向

Claims (7)

  1. 外部電源に電気的に接続されるフィルタ回路を有するフィルタ基板と、
    前記外部電源から前記フィルタ回路を介して供給される電力を電力変換するコンバータ回路を有するコンバータ基板と、
    少なくとも前記コンバータ回路を制御する制御回路を有する制御基板と、
    少なくとも前記制御回路に制御電圧を供給する制御電源回路を有する制御電源基板と、
    前記フィルタ基板、前記コンバータ基板、前記制御基板、及び前記制御電源基板を収容する筐体と、
    前記筐体の開口部を開閉するパネルと、を備え、
    前記筐体は、
    前記開口部に対向する底面と、
    前記フィルタ基板及び前記コンバータ基板を収容する第1空間と、
    前記制御基板及び前記制御電源基板を収容する第2空間と、を有し、
    前記第1空間及び前記第2空間は、前記開口部と前記底面とが対向する方向である対向方向に沿って並び、
    前記第2空間は、前記対向方向において、前記第1空間よりも前記開口部側に位置する、
    移動体用充電装置。
  2. 前記コンバータ基板は、前記第1空間において、前記フィルタ基板の上側に配置され、
    前記制御基板は、前記第2空間において、前記制御電源基板の上側に配置される、
    請求項1に記載の移動体用充電装置。
  3. 前記筐体の内部において、前記制御電源基板の下側に配置される少なくとも1つの電子部品と、
    前記制御基板と前記少なくとも1つの電子部品のそれぞれとを電気的に接続するケーブルと、
    前記制御基板及び前記制御電源基板が固定される主板を有する固定台と、を更に備え、
    前記主板は、前記第1空間と前記第2空間とを仕切っており、
    前記筐体は、前記底面の側縁から前記対向方向に沿って前記開口部側に突出している側板を更に有し、
    前記固定台は、前記対向方向及び上下方向に直交する幅方向における前記制御電源基板と前記側板との間において、前記上下方向に沿う前記主板の側縁から前記開口部側に延在している延在部を更に有し、
    前記ケーブルの少なくとも一部は、前記幅方向において、前記延在部と前記側板の間に配線される、
    請求項2に記載の移動体用充電装置。
  4. 前記固定台は、前記延在部の上端に隣接し、前記幅方向に沿って前記主板の側縁から突出している突出部を更に有し、
    前記ケーブルの少なくとも一部は、前記対向方向において、前記突出部と前記開口部との間に配線される、
    請求項3に記載の移動体用充電装置。
  5. 前記少なくとも1つの電子部品は、外部装置に電気的に接続される配線が接続される通信用端子を含む、
    請求項3に記載の移動体用充電装置。
  6. 前記少なくとも1つの電子部品は、移動体の充電口に挿入される移動体用ケーブルが接続される移動体用端子を含む、
    請求項3に記載の移動体用充電装置。
  7. 前記少なくとも1つの電子部品は、ファンを含む、
    請求項3に記載の移動体用充電装置。
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