JP5896145B2 - 車両用給電システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両用給電システムに係わり、特に、車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムに関する。
従来より、電気自動車やハイブリッド自動車等、バッテリから電気モータに電力を供給し、この電気モータにより車輪を駆動する車両が知られている。
これらの電気自動車やハイブリッド自動車において、近年では、バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムも提案されている。例えば、接続装置を介して車両と住宅内の電力線との間において電力を授受可能なように構成された電力システムが知られている(特許文献1)。
また、駐車スペースに設置された電力供給設備を介して電気自動車のバッテリから外部系統設備に電力を供給する電力供給システムも知られている(特許文献2)。
特開2008−054439号公報 特開2007−252117号公報
電力供給設備等の外部設備を介することとすると、給電を行う場所が限られてしまう。外部設備を介さずに、任意の場所で給電を行うためには、バッテリから供給される直流電流を商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換するインバータや、インバータにより変換された交流電流をコンセントを介して出力するコントロールボックス等の電装品を車両に搭載する必要がある。この場合、コントロールボックスに設けられたコンセントには、家電製品のコンセントプラグが抜き差しされることから、コントロールボックスは乗員がアクセスしやすい位置(例えば車室内)に配置されるのが望ましい。また、コスト低減や電力損失低減等の観点から、インバータとコントロールボックスとを接続するケーブルの長さを短くするため、インバータはコントロールボックスの近傍に配置されることが望ましい。その結果、バッテリとインバータとを接続する電力ケーブルは、乗員がアクセス可能な位置の近傍に配索されることになる。しかしながら、これらのインバータや電力ケーブルには、バッテリから高電圧(例えば300V)の電流が通電されることから、乗員が誤ってインバータや電力ケーブルに接触しないように対策を講じる必要がある。そこで、例えば、乗員が誤ってインバータや電力ケーブルに接触しないように、これらのインバータや電力ケーブルをカバーで覆うことが考えられる。
ところで、インバータは発熱量が多いため、このインバータを構成する電子部品を許容温度以下に維持するには効率よく冷却する必要がある。そこで、従来のインバータにおいては、空気による冷却が行われている。即ち、インバータの筐体には、外部から空気を吸気する吸気口と、内部から空気を排気する排気口が設けられており、インバータ内部の電子部品は、吸気口から吸気された空気により冷却される。電子部品から熱を奪うことにより高温となった空気は、排気口を介して外部に排気される。
しかしながら、上述したようにインバータをカバーで覆った場合、排気口から排気された高温の空気が、カバーによって囲まれた空間の内部を流動し、再び吸気口から吸気される可能性がある。その結果、十分な冷却性能を得ることができない可能性があった。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、電力供給設備等の外部設備を介することなく、車両のバッテリから家電製品に電力を直接供給可能であって、且つ、インバータを効率よく冷却することができる車両用給電システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明によれば、車両用給電システムは、車輪を駆動する電気モータと、電気モータに電力を供給するバッテリとを有する車両において、バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、車両のフロア上に配置され、バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、車両のフロア上においてインバータに隣接して配置され、インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、インバータと制御装置の上方を覆うカバーと、を有し、インバータには、このインバータの外部から内部に空気を吸気する吸気口と、このインバータの内部から外部に空気を排気する排気口とが形成され、カバーには、フロアとカバーとによって囲まれた配置空間の内外に空気を通気させる通気口が形成され、更に、インバータの排気口と吸気口との間における空気の流動を遮蔽する遮蔽体が、配置空間においてこれらの排気口と吸気口との間に設けられていることを特徴とする。
このように構成された本発明においては、通気口を通って配置空間の外部から内部に流入した空気のみが、吸気口を通ってインバータの内部に吸気される。一方、排気口を通ってインバータから排気された高温の空気は、通気口を通って配置空間の内部から外部に排出される。即ち、インバータの排気口から排気された空気が配置空間を流動して吸気口から吸気されることが防止され、インバータを効率よく冷却することができる。
また、本発明において、好ましくは、遮蔽体は、吸気口と排気口との間において、インバータの外周を囲む枠状に形成され、この遮蔽体の内縁は、インバータの外周に当接し、遮蔽体の外縁は、カバーの内壁及びフロアに当接する。
このように構成された本発明においては、吸気口と排気口との間において遮蔽体を境界として分割された2つの空間の間における空気の流動が防止されるので、インバータの排気口から排気された空気が配置空間を流動して吸気口から吸気されることが防止され、インバータを効率よく冷却することができる。
また、本発明において、好ましくは、カバーには、通気口として、カバーの上面に複数の孔が形成されている。
このように構成された本発明においては、孔径を適切に設定することにより、乗員が誤って高温のインバータに触れたり、針金等の導体がインバータやコントロールボックス内に侵入して誤作動を引き起こすこと等を防止できる。
また、本発明において、好ましくは、インバータの側面に、このインバータの吸気口と排気口とが形成され、インバータは、吸気口が形成されている側面及び排気口が形成されている側面と、フロアの一部、制御装置の側面、又はカバーの側面とが、向かい合うように配置され、カバーには、インバータの吸気口の上方及び排気口の上方に、通気口が形成されている。
このように構成された本発明においては、吸気口の上方に形成された通気口を介して配置空間の外部から空気が吸気され、且つ、排気口の上方に形成された通気口を介して配置空間の外部に空気が排気されるので、吸気口や排気口の正面に十分な空間が確保されていない場合においても、インバータを効率よく冷却することができる。
本発明による車両用給電システムによれば、電力供給設備等の外部設備を介することなく、車両のバッテリから家電製品に電力を直接供給可能であって、且つ、インバータを効率よく冷却することができる。
本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の全体構造を示す概略平面図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の概略ブロック図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の荷室フロアを示す平面図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の荷室フロアの凹部に、カバーが取り付けられた状態を示す平面図である。 本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の荷室フロアを示す図4のV−V矢視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態による車両用給電システムを説明する。
まず、図1により、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両について説明する。図1は、本発明の実施形態による車両用給電システムを備えた車両の全体構造を示す概略平面図である。
図1に示すように、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両1は、動力源としてモータユニットを搭載する電気自動車である。車両1の車体前部(車室の前方)にあるモータルーム2には、駆動輪4(図1の例では左右の前輪)を駆動するモータユニット6が搭載されている。更に、モータ用インバータ8、ジャンクションボックス10、及び、バッテリチャージャ12が、モータルーム2に配置されている。
また、車体の中央部から後部にかけて、車室フロアの下方に、平面視がほぼT字状となるように形成されたバッテリ搭載フレーム14が設けられている。バッテリ16は、このバッテリ搭載フレーム14上に搭載される。
また、車体の後部左側面には、充電レセプタクル18が設けられている。この充電レセプタクル18は、充電ケーブル20を介してバッテリチャージャ12に接続されている。充電ケーブル20は、車室フロアの下面側において、バッテリ16に沿って配索される。
更に、車両1の車体後部(車室の後方)に、荷室フロア22が設けられている(図1において一部を図示する)。この荷室フロア22の上面側に、凹部24が形成されている。この凹部24の中に、バッテリ16から供給される直流電流を商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換するインバータ26と、インバータ26により変換された交流電流の車両外への供給を制御するコントロールボックス28とが配置される。インバータ26とジャンクションボックス10とを接続する電力ケーブル30は、充電ケーブル20と共に、車室フロアの下面側において、バッテリ16に沿って配索される。
次に、図2により、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の電気的構成を説明する。図2は、本発明の実施形態による車両用給電システムを搭載する車両の概略ブロック図である。
図2に示すように、ジャンクションボックス10は、バッテリ16、モータ用インバータ10、及びインバータ26に接続され、バッテリ16からモータ用インバータ10及びインバータ26への直流電流の供給を切替える。
モータ用インバータ8は、ジャンクションボックス10を介してバッテリ16から供給される直流電流を交流電流に変換し、モータユニット6に供給する。このモータユニット6により発生される駆動力は、トランスアクスル等の動力伝達機構を介して駆動輪4に伝達される。
バッテリチャージャ12は、充電レセプタクル18から充電ケーブル20を介して供給された電力により、バッテリ16を充電する。即ち、充電スタンド等の外部電源から引き出された充電コードの先端に設けられた充電プラグを、充電レセプタクル18に接続することにより、充電ケーブル20及びバッテリチャージャ12を介してバッテリ16が充電される。
インバータ26は、電力ケーブル30を介してジャンクションボックス10に接続されている。このインバータ26は、バッテリ16からジャンクションボックス10及び電力ケーブル30を介して供給される直流電流を、商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換し、出力ケーブル32を介してコントロールボックス28に出力する。
コントロールボックス28は、出力ケーブル32を介してインバータ26に接続されており、インバータ26により変換された交流電流の車両外への供給を制御する。また、コントロールボックス28にはコンセント28c(図3参照)が設けられている。出力ケーブル32を介してインバータ26から供給された交流電流は、このコンセントを介して車両外の家電製品等に直接供給される。
次に、図3乃至図5により、荷室フロア22の凹部24における電装品の配置の詳細を説明する。
図3は、荷室フロア22の凹部24に配置されたインバータ26及びコントロールボックス28を示す平面図である。この図3に示すように、荷室フロア22の上面側には、ほぼ円形の平面形状を有する凹部24が形成されている。この凹部24としては、例えば、従来の車両の荷室フロア22に設けられているスペアタイヤパンを流用することができる。そして、インバータ26及びコントロールボックス28は、凹部24の底面24a上に、車幅方向に並べて配置されている。
インバータ26は、ほぼ直方体状に形成されたインバータケース26aと、このインバータケース26a内に収容されたインバータ回路とを備えている。
インバータケース26aは、複数の取付ステー26bを介して凹部24の底面24aに固定される。このインバータケース26aの側面(図3においては左側面)に、電力ケーブル30が接続される入力端子26cが設けられている。更に、インバータケース26aの側面(図3においては右側面)には、インバータ26とコントロールボックス28とを接続する出力ケーブル32が接続される出力端子26dが設けられている。
インバータ26は、バッテリ16から供給される直流電流を商用電源電圧(例えば100V)の交流電流に変換し、出力端子26dから出力ケーブル32を介してコントロールボックス28に出力する。
また、インバータケース26aの側面に、インバータ26の外部から内部に空気を吸気する吸気口26eと、インバータ26の内部から外部に空気を排気する排気口26fとが形成されている。
吸気口26eは、コントロールボックス28の側面と向かい合うインバータケース26aの側面(図3においては左側面)に形成されている。この吸気口26eは、例えば、水平方向に延びる複数のスリットとして形成されている。更に、インバータケース26aの内部において、吸気ファンが吸気口26eに隣接して設けられる。
また、排気口26fは、凹部24の側面と向かい合うインバータケース26aの側面(図3においては右側面)に設けられている。この排気口26fは、例えば、水平方向に延びる複数のスリットとして形成されている。
吸気ファンを動作させると、吸気口26eからインバータ26の内部に空気が吸気される。インバータ26の内部に流入した空気は、インバータ回路から熱を奪い、排気口26fからインバータ26の外部に排気される。
コントロールボックス28は、ほぼ直方体状に形成されたコントロールボックスケース28a、及び、コントロールボックスケース28a内に収容された制御回路を備える。また、コントロールボックスケース28aの上面には、車両外への電力供給のON/OFFを切り替えるためのスイッチ28b、及びコンセント28cが設けられている。
コントロールボックスケース28aは、複数の取付ステー28dを介して凹部24の底面24aに固定される。また、コントロールボックスケース28aの側面(図3においては右側面)に、出力ケーブル32が接続される入力端子28eが設けられている。更に、コントロールボックスケース28aの側面(図3においては左側面)に、車両1に搭載された各種システムを制御する車両制御モジュール(VCM:Vehicle Control Module)とコントロールボックス28とを接続する制御ケーブル36が接続される接続端子28fが設けられている。
凹部24の側壁24bにおいて、インバータケース26aの側面に設けられた入力端子26cにほぼ対向する位置に、荷室フロア22の下面側と上面側とを連通させる連通孔38が形成されている。電力ケーブル30は、車室フロアの下面側において、モータ用インバータ8からバッテリ16に沿って荷室フロア22の下面側まで配索され、この連通孔38を通して凹部24内に引き込まれる。
更に、凹部24内に配置されたインバータ26及びコントロールボックス28を覆うように、凹部24の上方からカバー34が取り付けられる。図4は、荷室フロア22の凹部24にカバー34を取り付けた状態を示す平面図である。また、図5は、図4におけるV−V矢視図である。
図4及び図5に示すように、カバー34は、インバータ26及びコントロールボックス28の前方において、凹部24の側壁24b間を車幅方向につなぐように、凹部24の底面24aに対して垂直に設けられた前方側壁34aと、インバータ26及びコントロールボックス28の後方において、凹部24の側壁24b間を車幅方向につなぐように、凹部24の底面24aに対して垂直に設けられた後方側壁34bと、これらの前方側壁34aの上端と後方側壁34bの上端との間を覆うように設けられた天板34cとを備えている。このカバー34は、前方側壁34aの下端及び後方側壁34bの下端にそれぞれ設けられたフランジ34dを介して、凹部24の底面24aに固定される。
天板34cには、コントロールボックス28のスイッチ28b及びコンセント28cの上方において開口34eが形成されており、カバー34の上方からスイッチ28bの操作やコンセント28cへのコンセントプラグの抜き差しが可能になっている。また、天板34cには、荷室フロア22とカバー34とによって囲まれた配置空間40の内外に空気を通気させる通気口34fとして複数の孔34gが形成されている。これらの複数の孔34gは、インバータ26の吸気口26e及びコントロールボックス28の上方を覆う長方形の吸気領域34hと、インバータ26の排気口26fの上方を覆う長方形の排気領域34iのそれぞれに、縦横に配列されている。好ましくは、各孔34gは、直径1mmの針金が通らないような大きさに形成されている。この通気口34fは、例えばパンチングメタルを用いて形成される。
また、インバータ26の排気口26fと吸気口26eとの間における空気の流動を遮蔽する遮蔽体42が、荷室フロア22とカバー34とによって囲まれた配置空間40においてこれらの排気口26fと吸気口26eとの間に設けられている。この遮蔽体42は、インバータ26の吸気口26eが形成されている側面と排気口26fが形成されている側面との間において、インバータケース26aの外周を囲む枠状に形成される。遮蔽体42の内縁は、インバータケース26aの外周に当接し、遮蔽体42の外縁は、カバー34の前方側壁34a、後方側壁34b、天板34c、及び荷室フロア22に当接する。
この枠状の遮蔽体42は、例えば上下に分割可能に形成されており、インバータケース26aの上下から挟み込むように取り付けられる。
荷室フロア22とカバー34とによって囲まれた配置空間40は、インバータ26の吸気口26eと排気口26fとの間に設けられた遮蔽体42を境界として2つの空間に分割されている。従って、インバータ26の吸気ファンを動作させると、天板34cの吸気領域34hに形成されている孔34gを通って配置空間40の外部から内部に流入した空気は、吸気口26eを通ってインバータケース26aの内部に吸気される。一方、排気口26fを通ってインバータケース26aから排気された高温の空気は、天板34cの排気領域34iに形成されている孔34gを通って配置空間40の内部から外部に排出される。
次に、上述した本実施形態の車両用電力供給システムによる作用効果を説明する。
先ず、車両用電力供給システムは、バッテリ16から供給される直流電流を交流電流に変換するインバータ26と、インバータ26により変換された交流電流の車両外への供給を制御するコントロールボックス28と、を有するので、電力供給設備等の外部設備を介することなく、車両1のバッテリ16から家電製品に電力を直接供給することができる。
また、インバータ26の排気口26fと吸気口26eとの間における空気の流動を遮蔽する遮蔽体42が、荷室フロア22とカバー34とによって囲まれた配置空間40においてこれらの排気口26fと吸気口26eとの間に設けられている。
これにより、通気口34fを通って配置空間40の外部から内部に流入した空気は、吸気口26eを通ってインバータ26の内部に吸気される。一方、排気口26fを通ってインバータ26から排気された高温の空気は、通気口34fを通って配置空間40の内部から外部に排出される。即ち、インバータ26の排気口26fから排気された空気が配置空間40を流動して吸気口26eから吸気されることが防止されるので、インバータ26を効率よく冷却することができる。
また、遮蔽体42は、排気口26fと吸気口26eとの間において、インバータ26の外周を囲む枠状に形成され、この遮蔽体42の内縁は、インバータ26の外周に当接し、遮蔽体42の外縁は、カバー34の内壁及び荷室フロア22に当接する。即ち、排気口26fと吸気口26eとの間において遮蔽体42を境界として分割された2つの空間の間における空気の流動が防止されるので、インバータ26の排気口26fから排気された空気が配置空間40を流動して吸気口26eから吸気されることが防止され、インバータ26を効率よく冷却することができる。
また、カバー34には、通気口34fとして、カバー34の上面に複数の孔34gが形成されているので、孔34gの孔径を適切に設定することにより、乗員が誤って高温のインバータ26に触れたり、針金等の導体がインバータ26やコントロールボックス28内に侵入して誤作動を引き起こすこと等を防止できる。
また、カバー34には、インバータ26の吸気口26eの上方及び排気口26fの上方に、通気口34fが形成されているので、インバータ26の吸気口26eが設けられている側面とコントロールボックス28の側面とが向かい合うように配置されており、吸気口26eの正面に十分な空間が確保されていない場合においても、吸気口26eの上方に形成された通気口34fを介して、配置空間40の外部から空気が吸気される。また、インバータ26の排気口26fが設けられている側面と凹部24の側壁24bとが向かい合うように配置されており、排気口26fの正面に十分な空間が確保されていない場合においても、排気口26fの上方に形成された通気口34fを介して、配置空間40の外部に空気が排気される。従って、インバータ26を効率よく冷却することができる。
最後に、車両用給電システムの変形例について説明する。
上述した実施形態においては、吸気口26eが、コントロールボックス28の側面と向かい合うインバータケース26aの側面に設けられており、排気口26fが、凹部24の側面と向かい合うインバータケース26aの側面に設けられている場合について説明したが、これとは異なる配置にしてもよい。
例えば、吸気口26eは、凹部24の側壁24b、カバー34の前方側壁34a、又はカバー34の後方側壁34bと向かい合うインバータケース26aの側面に設けられてもよい。また、排気口26fは、コントロールボックス28の側面、カバー34の前方側壁34a、又はカバー34の後方側壁34bと向かい合うインバータケース26aの側面に設けられてもよい。
これらの何れの場合においても、吸気口26eと排気口26fとの間において、荷室フロア22とカバー34とによって囲まれた配置空間40を2つの空間に分割するように遮蔽体42を設けることにより、インバータ26の排気口26fから排気された空気が配置空間40を流動して吸気口26eから吸気されることを防止することができ、インバータ26を効率よく冷却することができる。
また、動力源としてモータユニット6及びエンジンを搭載するハイブリッド自動車についても、上述した実施形態と同様に本発明を適用することができる。
1 車両
2 モータルーム
4 駆動輪
6 モータユニット
8 モータ用インバータ
10 ジャンクションボックス
12 バッテリチャージャ
14 バッテリ搭載フレーム
16 バッテリ
18 充電レセプタクル
20 充電ケーブル
22 荷室フロア
24 凹部
24a 底面
24b 側壁
26 インバータ
26a インバータケース
26b 取付ステー
26c 入力端子
26d 出力端子
26e 吸気口
26f 排気口
28 コントロールボックス
28a コントロールボックスケース
28b スイッチ
28c コンセント
28d 取付ステー
28e 入力端子
28f 接続端子
30 電力ケーブル
32 出力ケーブル
34 カバー
34a 前方側壁
34b 後方側壁
34c 天板
34d フランジ
34e 開口
34f 通気口
34g 孔
34h 吸気領域
34i 排気領域
36 制御ケーブル
38 連通孔
40 配置空間
42 遮蔽体

Claims (4)

  1. 車輪を駆動する電気モータと、上記電気モータに電力を供給するバッテリと、を有する車両に搭載され、上記バッテリから車両外に電力を供給するための車両用給電システムであって、
    上記車両のフロア上に配置され、上記バッテリから供給される直流電流を交流電流に変換するインバータと、
    上記車両のフロア上において上記インバータに隣接して配置され、上記インバータにより変換された交流電流の車両外への供給を制御する制御装置と、
    上記インバータと上記制御装置の上方を覆うカバーと、を有し、
    上記インバータには、このインバータの外部から内部に空気を吸気する吸気口と、このインバータの内部から外部に空気を排気する排気口とが形成され、
    上記カバーには、上記フロアと上記カバーとによって囲まれた配置空間の内外に空気を通気させる通気口が形成され、
    更に、上記インバータの排気口と吸気口との間における空気の流動を遮蔽する遮蔽体が、上記配置空間においてこれらの排気口と吸気口との間に設けられていることを特徴とする車両用給電システム。
  2. 上記遮蔽体は、上記吸気口と上記排気口との間において、上記インバータの外周を囲む枠状に形成され、この遮蔽体の内縁は、上記インバータの外周に当接し、遮蔽体の外縁は、上記カバーの内壁及び上記フロアに当接する請求項1に記載の車両用給電システム。
  3. 上記カバーには、上記通気口として、上記カバーの上面に複数の孔が形成されている請求項1又は2に記載の車両用給電システム。
  4. 上記インバータの側面に、このインバータの吸気口と排気口とが形成され、
    上記インバータは、上記吸気口が形成されている側面及び上記排気口が形成されている側面と、上記フロアの一部、上記制御装置の側面、又は上記カバーの側面とが、向かい合うように配置され、
    上記カバーには、上記インバータの吸気口の上方及び排気口の上方に、上記通気口が形成されている、請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用給電システム。
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