JP5463244B2 - 部品実装基板 - Google Patents

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Description

この発明は、部品実装基板に関し、さらに詳細には、部品の端子間を絶縁する絶縁樹脂を有する部品実装基板に関する。
ハイブリッド自動車、電気自動車等の電源装置には、リチウムイオン電池セル、ニッケル水素電池セル、ニッケルカドミウム電池セル等の多数の二次電池を組み合わせて構成された蓄電モジュールが用いられる。蓄電モジュールに搭載される電池セルは、空気等の冷媒により充放電時の発熱を冷却する構造を有する。電池セルに接続された電圧計測装置等を構成する部品をリークや電食から保護するため、各部品の接続用端子を絶縁樹脂で被覆する構造が採用されている。
絶縁樹脂により接続用端子を被覆する部品実装基板として、制御用の回路基板に半田付けされた部品を囲むように枠状部材を設け、この枠状部材の内側に、回路基板の部品取付面の上方から、溶融した絶縁樹脂をポッティングし、硬化させる構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。この場合、枠状部材は、溶融した絶縁樹脂の流動を止める堰となるものである。
特開2002−271002号公報
特許文献1に記載された部品実装基板では、枠状部材が回路基板に固定されており、部品を絶縁樹脂で被覆する際、溶融した絶縁材料をポッティングする方向が、回路基板の取付面に垂直な一つの方向に制限されている。このため、異なる方向からポッティングすることができないものであった。
この発明の部品実装基板は、回路基板と、複数列に配列された接続用端子を有し、接続用端子が回路基板に実装された端子多列型部品と、回路基板上における端子多列型部品の少なくとも接続用端子の周囲に配置された堰部材と、堰部材の内部に設けられ、複数列に配列された接続用端子間および接続用端子と回路基板間にポッティングされた絶縁樹脂とを備え、堰部材は、接続用端子に対応して形成された開口部と、開口部を開放および遮蔽する開閉部とを有する開閉部付堰部材であり、開閉部付堰部材の開閉部は、開口部の一端側の基部を支点に回転し、開口部を遮蔽した状態で開口部の他端側の端部に係合する係合部を有することを特徴とする。
また、この発明の部品実装基板は、回路基板と、本体部の一側面に、下段列および上段列の複数列に配列された接続用端子を有し、接続用端子が回路基板に実装された端子多列型部品と、回路基板上における端子多列型部品の本体部を露出した状態で接続用端子の周囲に配置された堰部材と、堰部材の内部に設けられ、複数列に配列された接続用端子間および接続用端子と回路基板間にポッティングされた絶縁樹脂とを備え、堰部材は、端子多列型部品の接続用端子の配列方向に設けられ、絶縁樹脂をポッティングする際の注入口となる開口部と、開口部を開放および遮蔽する開閉部とを有する開閉部付堰部材であることを特徴とする。
さらに、この発明の部品実装基板は、回路基板と、複数の接続用端子を有し、回路基板に実装された第1の部品と、複数の接続用端子を有し、回路基板に実装された第2の部品と、回路基板上における第1の部品の少なくとも接続用端子の周囲に配置された第1の堰部材と、回路基板上における第2の部品の少なくとも接続用端子の周囲に配置された第2の堰部材と、第1の堰部材の内部に設けられ、第1の部品の複数の接続用端子間にポッティングされた第1の絶縁樹脂と、第2の堰部材の内部に設けられ、第2の部品の複数の接続用端子間にポッティングされた第2の絶縁樹脂とを備え、第1の部品または第2の部品の一方は、所定方向に接続用端子が配列された端子多列型部品であり、第1および第2の堰部材の少なくとも一方は、端子他列型部品の本体部を露出して接続用端子の周囲を覆って配置され、かつ、接続用端子の配列方向に設けられた、絶縁樹脂をポッティングする際の注入口となる開口部と、開口部を開放および遮蔽する開閉部を有する開閉部付堰部材であることを特徴とする。
この発明によれば、溶融した絶縁樹脂を堰部材の開口部からもポッティングすることが可能であり、接続用端子が複数列に配列されている場合または接続用端子が異なる方向に配列されている場合でも、接続用端子間を絶縁樹脂で確実に絶縁することができる。
この発明の部品実装基板を有する車両用電池システムの一実施形態を示す図。 図1に図示された両用電池システムが搭載された車両用回転電機の駆動システムを示す図。 図1に図示された車両用電池システムに組み込まれる電池ユニットの外観斜視図。 図3に図示された電池ユニットの分解斜視図。 本発明の部品実装基板の一実施形態を示し、図4に図示されたセルコントロール装置の斜視図。 図5において、絶縁樹脂をポッティングする方法を説明するための斜視図。 本発明の部品実装基板に搭載される開閉部付堰部材の一実施形態を示す拡大斜視図。 図5に図示されたコネクタおよび開閉部付の堰部材の拡大斜視図。 図6に図示されたコネクタおよび開閉部付の堰部材の拡大斜視図。 導体間の耐電圧と導体間隙の関連を示す特性図。
以下、この発明の部品実装基板の一実施形態1を図面と共に説明する。
図1は、この発明の部品実装基板を有する車両用電池システムの一実施形態を示す図であり、図2は、図1に図示された両用電池システムが搭載された車両用回転電機の駆動システムを示す図である。
図2に図示されるように、車両用回転電機の駆動システムは、電池システムを含む電池ユニット900、電池ユニット900からの直流電力を3相交流電力に変換するインバータ装置220、車両駆動用のモータ230、電池ユニット900およびインバータ装置220を制御する上位コントローラ110を備えている。モータ230は、インバータ装置220からの3相交流電力により駆動される。
電池ユニット900において、バッテリコントローラ20、コンバータボックス21内に内蔵されバッテリコントローラ20に12V電源を供給するDC/DCコンバータ、ブロアファン17、ブロアファン17と一体にユニット化されブロアファン17を作動させるためのリレー16、上述したセルコントローラ80および電流センサSは、弱電系回路を構成する。
コンバータボックス21内のDC/DCコンバータは、ハイブリッド車両の電源となる(ランプ等の補機を作動させる)24V系鉛電池(図示せず)から電源の供給を受け、この24Vの電圧をチョッパ回路、平滑回路等(図示せず)で12Vに変換してバッテリコントローラ20の作動電源として12Vの定電圧を供給する。DC/DCコンバータはイグニッションスイッチIGNのオン端子に接続されており、イグニッションスイッチIGNがオン位置に位置したときに作動を開始してバッテリコントローラ20に電源を継続して供給し、シャットダウン制御線を介してバッテリコントローラ20から電源供給の停止を命令されたときにバッテリコントローラ20への電源供給を停止する。このような構成により信頼性の高い電源システムが実現されている。
各電池モジュール9は、複数の電池セルが直列に接続されて構成され、それぞれ、コネクタ48、49によりセルコントローラ80に接続されている。一方の電池モジュール9の正極は、正極強電ケーブル81およびリレーRLPを介してインバータ装置220の正極に接続されている。他方の電池モジュール9の負極は、負極強電ケーブル82およびリレーRLNを介してインバータ装置220の負極に接続されている。また、抵抗RPREとプリチャージリレーRLPREとの直列回路が、リレーRLPと並列に接続されている。リレーRLPとインバータ装置220との間には、ホール素子等の電流センサSiが挿入されている。電流センサSiはジャンクションボックス内に内蔵され、その出力線はバッテリコントローラ20に導かれている。
例えば、リレーRLPやリレーRLNには定格電流が80A程度のものが使用され、プリチャージリレーRLPREには定格電流が10A程度のものを用いることができる。また、抵抗RPREには、例えば、定格容量が60W、抵抗値が50Ω程度のものを、電流センサSiには、例えば、定格電流が±200A程度のものを用いることができる。上述した負極強電ケーブル82および正極強電ケーブル81は、リレーRLPやリレーRLNおよび出力端子810、820を介して、モータ230を駆動するインバータ装置220に接続される。このような構成とすることで高い安全性が維持できる。
インバータ装置220は、パワーモジュール226と、MCU222と、パワーモジュール226を駆動するためのドライバ回路224と、約700μF〜約2000μF程度の大容量の平滑キャパシタ228とを有している。パワーモジュール226は、各電池モジュール9から供給される直流電力を、モータ230を駆動するための3相交流電力に変換する。
平滑キャパシタ228は、電解キャパシタよりフィルムキャパシタの方が望ましい特性を得ることができる。車両に搭載される平滑キャパシタ228は車両の置かれている環境の影響を受け、摂氏マイナス数十度の低温から摂氏100度程度の広い温度範囲で使用される。温度が零度以下に低下すると電解キャパシタは急激に特性が低下し電圧ノイズを除去する能力が低下する。このため、セルコントローラ80に設けられた集積回路に大きなノイズが加わるおそれがある。フィルムキャパシタは温度低下に対する特性低下が少なく、集積回路に加わる電圧ノイズを低減できる。
MCU222は、上位コントローラ110からの命令に従い、モータ230の駆動開始時に、負極側のリレーRLNを開状態から閉状態とした後に、プリチャージリレーRLPREを開状態から閉状態とし、平滑キャパシタ228を充電し、その後に正極側のリレーRLPを開状態から閉状態として、電池ユニット900の電池モジュール9からインバータ装置220への電力の供給を開始する。
なお、インバータ装置220は、モータ230の回転子に対するパワーモジュール226により発生する交流電力の位相を制御して、ハイブリッド車の制動時にはモータ230をジェネレータとして動作させ、すなわち回生制動制御を行う。このとき、ジェネレータ運転により発電された電力を各電池モジュール9に回生充電して、各電池モジュール9を充電する。各電池モジュール9の充電状態が基準状態より低下した場合には、インバータ装置220はモータ230を発電機として運転する。モータ230で発電された3相交流電力は、パワーモジュール226により直流電力に変換されて各電池モジュール9に供給される。その結果、各電池モジュール9は充電される。
電池ユニット900の他方の電池モジュール9の負極と負極側のリレーRLNとの接続線、および一方の電池モジュール9の正極と正極側のリレーRLPとの接続線には、ケースグランド(車両のシャーシと同電位)との間にそれぞれキャパシタCN、CPが挿入されている。これらのキャパシタCN、CPは、インバータ装置220が発生させるノイズを除去して、弱電系回路の誤作動や、セルコントローラ80を構成するICのサージ電圧による破壊を防止するものである。インバータ装置220はノイズ除去フィルタを有しているが、これらのキャパシタCN、CPは、バッテリコントローラ20やセルコントローラ80の誤作動を防止する効果をさらに高め、電池ユニット900の耐ノイズの信頼性をさらに高めるために挿入されている。
なお、図2において、電池ユニット900の強電系回路は太線で示している。これらの線には断面積の大きい平角の銅線が使用される。また、ブロアファン17は、電池モジュール9を冷却するためのファンで、バッテリコントローラ20からの指令によってONするリレー16を介して動作するようになっている。
図1に図示された車両用電池システムは、電池モジュール9、セルコントローラ80およびバッテリコントローラ20を備えている。車両用回転電機の駆動システムは、図1に示された、電池モジュール9、セルコントローラ80およびバッテリコントローラ20から構成される車両用電池システムを一対(2個)有している。
電池モジュール9は、最大電圧が、4.35V程度のリチウムイオン二次電池等の電池セル1を複数個直列に接続して構成されている。セルコントローラ80は、回路基板114を有し、電池セル1の電圧計測装置を構成する。回路基板114の一側縁にはコネクタ48(49)が取り付けられている。コネクタ48(49)については後述する。
各電池セル1の正極・負極の端子は、セルコントローラ80のコネクタ48(49)を介して電圧計測装置であるセルコントローラ80に接続されている。バッテリコントローラ20からの指令により、マルチプレクサ104を切換え、差動増幅器102で検出された各電池セル1の電圧は、A/D変換機105にてデジタル信号に変換される。変換されたデジタル信号は、パルストランス116を介してバッテリコントローラ20の制御器108に取り込まれる。
バッテリコントローラ20は車のシャーシ電位をグランド(GND)とし、12V系の電源から作られる5ボルトなどの低電圧で動作するようになっている。一方、リチウム電池セルで構成される電源系は上記12V系の電源から電気的に絶縁された電源系であり、セルコントローラ80は、電池モジュール9の最高位電位と最低位電位との間の電位差すなわち電圧を受けて動作する。このようにバッテリコントローラ20の電源系統とセルコントローラ80の電源系統とは電位関係が異なっており、また電圧の値も大きく異なる。そのため、バッテリコントローラ20とセルコントローラ80とを接続する伝送路に、電気的に両コントローラを絶縁するための絶縁回路(パルストランス116、フォトカプラ117、118)を設けることで、信頼性の向上を図る。
バッテリコントローラ20の制御器108は、電池モジュール9の最大電位の端子と、外部負荷120とを接続した配線を流れる電流を電流センサ112により監視する。また、制御器108は、電池モジュール9の温度を温度センサ111により監視する。温度センサ111は、電池モジュール9を収納する、後述するケース900aの表面に密着して設けられ、接続線123を介して制御器108に内蔵された温度検出回路(図示せず)へ接続されている。制御器108は、温度センサ111の検出値から最高温度、最低温度、平均温度等を計算して監視する。温度センサ111としては、例えば、サーミスタ等が用いられるが、サーミスタの温度−抵抗特性は単純比例ではない。温度検出回路は温度センサ111へ測定用電圧を通電し、温度センサ111に発生する電圧を電池モジュール9の温度に単純比例する信号に変換して上位コントローラ110へ出力する。
バッテリコントローラ20は、電流センサ111、温度センサ112および図示しない電圧センサによる検出値を一定の周期で入力する。ここで、電圧センサは、直列に接続された電池セル1全体の総電圧値を検出する。センサのいずれかに故障が発生した場合には、これらの各センサから入力された検出値は信頼性がなく、監視に用いることができないため、これらのセンサが正しく動作しているか否かの診断を行う。故障と判断された場合には、その情報を上位コントローラ110へ通知する。例えば、センサの検出値が予め設定した基準範囲を超えている場合には、そのセンサに何らかの異常が発生し、故障していると判定する。
バッテリコントローラ20の制御器108は、A/D変換器105から得られた各電池セル1の放電状態SOC(State Of Charge)を計算して、
(各電池セル1のSOC最大値+各電池セルの最小値)/2
を超える電池セル1を選定する。そして、抵抗R1に直列に接続されたスイッチSWを、所定時間、個別に導通させ、電池セル1の正極と負極との間にバイパス直列回路を個別に電気的に並列に接続させる。これにより、バイパス直列回路が電気的に並列に接続された電池セル1は放電し、各電池セル1のSOC(State Of Charge)を平均化する。
制御器108は、得られた情報から、セル電圧の総電圧値、SOCが安全に使用可能な範囲内にあるか否かの判定、バッテリ許容充放電電力の算出、バッテリ出力の瞬間電力(I2t)の算出、電池容量(Ah)の算出、異常状態の算出等の電池モジュール9の状態を算出する。さらに、制御器108は、マルチプレクサ104を切り換えて、差動増幅器102の出力を取り込む際に、予め設定した+Vssと−Veeの抵抗分圧による電圧を取り込んで、マルチプレクサ104の固着故障異常の監視も行う。
バッテリコントローラ20は、各センサの異常情報等を含み、上記の演算により得られた情報をCAN(Controller Area Network)を介して上位コントローラ110に送信する。この通信は、バッテリコントローラ20に備えられた、後述する、コネクタ50を介して行われる。
なお、図1において、バッテリコントローラ20を構成する回路基板は、セルコントローラ108を構成する回路基板114と一体にしてもよいし、別体としてもよい。
図3および図4は電池ユニット900の具体的な構成の一例を示す図であり、図3は電池ユニット900の外観を示す斜視図、図4は電池ユニット900の分解斜視図である。
電池ユニット900は、金属製の上蓋46と下蓋45とから成る略直方体状のバッテリケース900aを有する。下蓋45には、直流電力の供給あるいは直流電力の受電をするための出力端子810、820が備えられている。
バッテリケース900a内には、複数の電池セル1が直列に接続されるように収容されている。電池ユニット900を構成する部品には電圧や温度を検出するための配線が多数存在するが、金属ケースであるバッテリケース900aで覆われているため、外部からの電気的ノイズから保護されている。また上述のとおり、電池セル1はバッテリケース900aとその外側の容器で保護されており、仮に交通事故が発生したとしても電源システムの安全性が維持される。
本実施の形態において、電池セル1は、正極活物質をリチウムマンガン複酸化物、負極活物質を非晶質炭素とし、熱伝導性の高いケーシングで被覆した円柱状のリチウム二次電池である。このリチウム二次電池の電池セルは、公称電圧が3.6V、容量が5.5Ahであるが、充電状態が変わると電池セルの端子電圧が変化する。例えば、電池セルの充電量が減少すると2.0V程度に低下し、電池セルの充電量が増大すると4.0V程度に増大する。
図3および図4に示すように、下蓋45には、直列に接続された複数の電池セル1が、ケース長手方向に2列に配列されている。複数の電池セル1が直列に接続された各列が、それぞれ、電池モジュール9を構成する。下蓋45の一方の端部には、セルコントロール装置(電圧計測装置)79がネジ固定されている。
図5は、図4に図示されたセルコントロール装置79の斜視図であり、図6は、図5において、絶縁樹脂をポッティングする方法を説明するための斜視図である。
セルコントロール装置79は、図5に示すセルコントローラ80を構成するための回路基板83を有する。ここでは、回路基板83は、セルコントローラ80およびバッテリコントローラ20を有しているものとして説明する。回路基板83は、上下側縁部に形成された複数の丸穴を介して、セルコントロール装置79のケース79a(図4参照)に直立状態でネジ固定される。このような構造としたため、電池ユニット900の全体が比較的小空間に収納可能となっている。また、各電池セル1とセルコントローラ80との配線の煩雑さを解消できる。
回路基板83の左右両側端部には、コネクタ48、49が、相互に、反対方向に向けて取り付けられている。コネクタ48、49は、図示はしないが、検出用ハーネスを介して電池モジュール9の各電池セル1に接続される。
回路基板83からは上位コンロトーラ110と通信するための通信ハーネス(図示せず)が接続されるコネクタ50を有している。このコネクタ50は、接続線を介して上位コントローラ110のコネクタ(図示せず)に接続されている。回路基板83には、抵抗、キャパシタ、フォトカプラ、トランジスタ、ダイオード等のチップ素子が実装されている。
つまり、回路基板83には、2つの電池モジュール9に対してそれぞれコネクタ48、49が設けられ、これらとは別に上位コントローラ110と通信するためのコネクタ50が設けられている。このようにコネクタ48、49とコネクタ50とを別々に設けることで、配線作業が容易となり、またメンテナンスも容易となる。
コネクタ48および49の一方は、電池モジュール9の中、高電圧側となる電池モジュール9を構成する各電池セル1と回路基板83とを接続し、コネクタ48および49の他方は、電池モジュール9の中、低電圧側となる電池モジュール9を構成する各電池セル1と回路基板83とを接続する。このような分散配線とすることにより、各コネクタ48、49が受け持つ範囲での電圧差を小さくできる。コネクタ48、49を接続時または開放時に瞬間的に一部のみ接続されている部分接続状態が生じるが、各コネクタ48、49が受け持つ範囲での電圧差を小さくできるので、部分接続状態がもたらす悪影響を小さくできる。
下蓋45に並設された各電池モジュール9は、サービスディスコネクタとしての開閉器6(図2参照)により直列に接続されている。下蓋45の正面部には、正極強電ケーブル81、負極強電ケーブル82の電力を外部に供給する、あるいは外部から受電するための出力端子810、820が設けられている。
電池ユニット900には、電池モジュール9の各電池セル1が、ブロアファン17(図2参照)によりを冷却風で強制的に冷却される強制冷却方式が採用されている。下蓋45の長手方向の一側面の下部側には、冷却風の吸気口14が設けられ、一側面に対向する他側面の下部側には排気口15(図3参照)が設けられている。図示はしないが、下蓋45の底面と、各電池セル1の下部との間には、各電池セル1間に対応して通風孔が形成されたダクトが配設されている。ブロアファン17の駆動により送風される冷却風は、吸気口14から導入され、ダクト内を流通し、各通風孔から電池セル1が配置された室側に噴き出す。そして、各電池セル1の周囲を回りながら上蓋46との間に形成されている空間でまとまり、排気口15から抜けていく。このような構造により、電池モジュール9は、コンパクトでしかも冷却効果が優れた構造になっている。
電池セル1を強制冷却するためにバッテリケース900aに導入される冷却風は、一部、セルコントロール装置79内に侵入する。このため、冷却風に含有される水分、塩分等による電食、リークに対する保護構造を採用する必要がある。
以下、電圧計測装置であるセルコントロール装置79の部品実装構造について説明する。
コネクタ48、49およびコネクタ50は、回路基板83の一面側に取り付けられている。コネクタ50は、多列縦型コネクタであり、回路基板83の一面上に、複数列に配列された接続ピンを、回路基板83の一面に対して垂直方向に向けて取り付けられている。回路基板83のほぼ中央部には、コネクタ50の周囲を囲む枠状の絶縁性の合成樹脂からなる、固定型の堰部材61が取り付けられている。
堰部材61は、絶縁性の合成樹脂材料により形成され、コネクタ50と、コネクタ50の周辺部の回路基板83の領域を、内部に収める広さを有する。そして、この堰部材61内の回路基板83の一面は、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等からなる絶縁樹脂71により被覆されている。絶縁樹脂71は、溶融した絶縁樹脂材料を上方から、すなわち、回路基板83のコネクタ50の取付面に垂直な方向から、ポッティングにより塗布し、硬化して形成されたものである。
コネクタ48および49は、L字型の接続用端子が複数列に配列された端子多列L型コネクタであり、2つのコネクタは同一の構造を有する。
コネクタ48および49は、それぞれ、回路基板83の長手方向の各側縁部に対向して取り付けられ、コネクタ48および49が取り付けられた回路基板83の領域には、それぞれ、コネクタ48または49の周囲を囲む枠状の絶縁性の合成樹脂からなる、堰部材62が取り付けられている。
図7は、堰部材62の斜視図であり、図8は、コネクタ48(49)とその近傍の斜視図であり、図9は、図8において、絶縁樹脂をポッティングする方法を説明するための図である。
コネクタ48は、コネクタ本体53の表面側から背面部53aを貫通して複数の接続用端子が引出され、回路基板83の接続用パッド(図示せず)に半田付けされている。各接続用端子は、回路基板83のコネクタ取付面と平行な水平部と、この水平部の端部から垂直方向に屈曲された垂直部とからなるL字形状を有している。接続用端子は、回路基板83側に位置する、内側列の接続用端子54と、内側列の接続用端子54の外側に位置し、内側列の各接続用端子54に対し、水平部の長さも、垂直部の長さも大きい外側列の接続用端子55に群分けされて配列されている。内側列の接続用端子54と外側列の接続用端子55とは、同一のピッチで配列されているが、配列方向に半ピッチずつずらして設けられている。すなわち、内側列の接続用端子54と外側列の接続用端子55は、配列方向には、交互に配置されている。
コネクタ48の周辺の回路基板83上には、それぞれ、コネクタ48の接続用端子54および55を取り囲む堰部材62が取り付けられている。堰部材62は、絶縁性の合成樹脂材料により形成され、コネクタ48の背面部53aに対向する基部62aと、この基部62aから直角方向に屈曲された一対の側部62b、62cを有する。堰部材62の基部62aに対向する側辺は切り欠かれており、堰部材62は、平面形状がほぼコ字形状を有する。
堰部材62の各側部62b、62cの中間部に開口部63が形成されている。また、側部62b、62cには、基部62aとの接続部を回転軸として、基部62aに平行な方向と、垂直な方向との間に回転する開閉部64a、64bが形成されている。開閉部64a、64bは、それぞれ、基部63aと反対側の他端部に係合部65を有する。各係合部65は、開口部63を塞いだ状態で側部62b、62cの端部66に係合する。この状態では、後述する如く、絶縁樹脂の流出が遮断される。なお、図7は、開閉部64bが閉じた状態を示している。
堰部材62は、切り欠かれた側辺側をコネクタ本体53の背面部53aに対応させ、側部62bと62cの内側を、それぞれ、コネクタ本体53の側面部53b、53cに接触させた状態で回路基板83上に配置される。この状態で、コ字形状の堰部材62と、コネクタ本体53の背面部53aとにより、コネクタ48の接続用端子54、55の周囲を取り囲む枠が形成される。
堰部材62は、ボス部67を有し、締結部材により回路基板83に固定される。
堰部材62は、基部62a、係合部65を有する開閉部64a、64b、側部62b、62c、端部66およびボス部67が、樹脂モールドにより一体成形される。
コネクタ48の内側列の接続用端子54間、および接続用端子54と回路基板83との間、外側列の接続用端子55間、および外側列の接続用端子55と回路基板83との間には、図8に二点鎖線で示すように、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等からなる絶縁樹脂72が充填されている。絶縁樹脂72は、溶融した絶縁樹脂材料を上方および側方からポッティングにより塗布し、硬化して形成されたものである。
ここで、絶縁樹脂72を形成する方法について説明する。上述した如く、内側列の接続用端子54と外側列の接続用端子55とは、配列方向には、半ピッチずつずれており、交互に配置されている。この構造では、1つの接続用端子54と、この接続用端子54に隣接する外側端子55との間隙は、大変、小さい寸法、接続用端子が単列の場合の1/2ピッチ、となっている。
このため、外側列の接続用端子55の上方から、溶融した絶縁樹脂材料をポッティングする場合、絶縁樹脂材料の粘度が大きいと、外側列の接続用端子55と内側列の接続用端子54により絶縁樹脂材料の流動が止められ、回路基板83面まで達しない。または、回路基板83面に到達するまでの時間が長くなり、また、絶縁性樹脂の内部に気泡を巻き込む。このため、作業が困難で、完成後の絶縁性の信頼性が低下する。
逆に、絶縁樹脂材料の粘度が小さい場合には、絶縁性樹脂材料が、接続用端子54、55を介して、コネクタ62の背面部53aの貫通穴を介して、接続ピン側に浸透し、接続部材との電気的接続の信頼性を低下する。または、回路基板83の上面および回路基板83のスルーホールを介して裏面側に浸透し、回路基板83と電子部品との電気的接続の信頼性を低下する。あるいは、接続用端子54、55の上部が絶縁性樹脂材料から露出して、電食やリークが生じる。
そこで、本実施形態では、絶縁性樹脂材料を、接続用端子55の上方からのみでなく、異なる方向からポッティングするようにした。
具体的には、次の方法による。
先ず、図6および図9に図示されるように、堰部材62の一方の開閉部64a(64b)を開いて、ほぼ基部62aと平行にする。
次に、回路基板83を、堰部材62の開閉部64aを上方側にして、垂直方向に立てた状態で、堰部材62の開口部63から、溶融した絶縁性樹脂材料をポッティングする。一方の開閉部64aからのポッティングが終了したら、開閉部64aを回転し、係合部65を端部66に係合して、開口部63を遮蔽する。なお、図9は、溶融した絶縁性樹脂材料をポッティングする前の状態を示している。
次に、回路基板83を、180度向きを変え、堰部材62の他方の開閉部64b(64a)を開いて、ほぼ基部62aと平行にし、堰部材62の開口部63から溶融した絶縁性樹脂材料をポッティングする。そして、開閉部64bを回転し、係合部65を端部66に係合して、開口部63を遮蔽する。
次に、回路基板83を、図5および図8に図示されるように、コネクタ48、49の接続用端子55の水平部が上方となる向きにして、接続用端子55の上方から、溶融した絶縁性樹脂材料をポッティングする。
この場合、回路基板83に、図5に図示されるように、堰部材62内に絶縁材料を形成する必要がある場合には、この工程で、堰部材61内にも、溶融した絶縁性樹脂材料をポッティングする。
この後は、絶縁性樹脂材料を硬化することにより、絶縁樹脂72および71を形成する。
なお、上記においては、接続用端子54、55の配列方向からのポッティングを、堰部材62の開閉部64b、64c両側から行う場合で説明したが、接続用端子54、55のピッチが比較的大きい場合や、接続用端子54、55の数が少ない場合には、堰部材62の一方の開閉部62bまたは62cのみからポッティングするようにしてもよい。
また、接続用端子54、55の配列方向からのポッティングをした後、接続用端子55の上方からのポッティングを行う方法としたが、逆に、先に、接続用端子55の上方からのポッティングを行い、この後、接続用端子54、55の配列方向からのポッティングをするようにしてもよい。
上記の方法によれば、接続用端子54、55の配列方向からもポッティングを行うので、接続用端子54の主に水平部と回路基板83間、接続用端子54の主に垂直部と接続用端子55の主に垂直部間、接続用端子55の主に水平部と回路基板83間にも、確実に、溶融した絶縁性樹脂材料を充填することができる。接続用端子55の上方側から行うポッティングにより、接続用端子54の主に配列方向の隙間、接続用端子55の主に配列方向の隙間に、溶融した絶縁性樹脂材料が充填されるので、絶縁樹脂72が電食や電気的なリークを確実に防止するように形成することができる。
図10は、導体間隙と導体間の耐電圧の関係を示す特性図である。
絶縁性能は、隣接する導体・部品等の電位差と、導体・部品等が配置される部材の耐電圧特性に依存するところが大きい。このため、ポッティングにより被覆するだけでは、導体・部品等が配置される部材との境界面でリークを生じる可能性がある。
そこで、セルコントロール装置79の回路基板83の部品や導体配線およびコネクタ48、49の接続用端子54、55を、導体間の耐電圧Yに基づいて、隣接する各電池セル1から引出した配線間の電位差が最小となるように配列する。つまり、電池モジュール9を構成する電池セル1は直列に接続されているので、各電池セル1に接続された配線端子を、一端側から他端側に向けて、最大電圧から、順次、最小電圧に低減していくように、順番に配列する。また、これにより、導体間の耐電圧Yに対して、回路基板83の部品や導体配線およびコネクタ48、49の接続用端子54、55の間隔X(図9参照)を最小とすることができる。
以上説明した通り、本実施形態では、接続用端子54、55の配列方向からもポッティングを行うことができ、絶縁樹脂72により電食や電気的なリークを確実に防止することができる。
また、セルコントロール装置79の回路基板83の配線端子を、隣接する各電池セル1から引出した配線間の電位差が最小となるように配列するので、コネクタ48、49の接続用端子54、55のピッチを最小とすることができ、これに伴って、シリコン樹脂等の高価な絶縁樹脂の使用量を低減することができる。
なお、上記実施形態においては、堰部材62を、基部62aと、開閉部64aを有する側部62bと、開閉部64bを有する側部62cを合成樹脂により一体に成形されたものとした。
しかし、開閉部は別体として形成してもよい。開閉部を別体とする場合、開閉部に係合部を設けた構造でもよいし、締結部材により堰部材に固定するようにしてもよい。
上記実施形態においては、接続用端子54、55を絶縁樹脂72によりポッティングする部品としてコネクタ48、49を一例として説明したが、本発明は、コネクタ48、49に替え、パワートランジスタ等、他の部品に対しても適用が可能である。
上記実施形態においては、回路基板83の一面側に、端子多列型のコネクタ48、49および縦型のコネクタ50を取り付けた構造としたが、この構造に限らず、回路基板に取り付けた部品のポッティング方向が異なる場合に適用が可能である。例えば、回路基板の異なる側辺に沿って配置された部品を有する場合で、ポッティングを回路基板の一面に垂直な方向から行うのではなく、回路基板の一面と平行な方向から行う場合には、ポッティングの方向が異なるため、いずれかの部品の堰部材を開放、遮蔽が可能な開閉部を有する構造とする必要があり、このような条件の場合に適用が可能である。
堰部材62は、開口部63を開放、遮蔽する開閉部64a、64bを回転して開閉する構造としたが、スライド式にしたり、折りたたみ式にしたりしてもよい。また、堰部材62は、絶縁樹脂72を硬化した後は、回路基板83から取り外し可能としてもよい。この場合、取り外した堰部材62を治工具として用い、他の回路基板に対して絶縁樹脂を形成するようにしてもよい。このような場合、堰部材を取り外す直前の状態の部品実装基板は、本発明に含まれるものである。
電池セルとしては、リチウムイオン二次電池を用いた場合で説明したが、この発明は、ニッケル水素電池セル、ニッケルカドミウム電池セルなど、他の二次電池に接続される回路基板に対しても適用が可能である。
また、二次電池に限らず、燃料電池等他の化学電池にも適用が可能である。燃料電池の場合には、例えば、各電池セルから出力される電圧値を判定するセル電圧判定基板に取り付けられるコネクタ端子を、絶縁樹脂により被覆する構造に適用することができる。
さらに、上記実施形態では、電圧計測装置の場合で説明したが、本発明は、電圧計測以外の他の機能を有する装置にも適用することが可能である。
その他、本発明の部品実装基板は、発明の趣旨の範囲内において、種々、変形して構成することが可能であり、要は、回路基板と、複数列に配列された接続用端子を有し、接続用端子が回路基板に実装された端子多列型部品と、回路基板上における端子多列型部品の少なくとも接続用端子の周囲に配置された堰部材と、堰部材の内部に設けられ、複数列に配列された接続用端子間および接続用端子と回路基板間にポッティングされた絶縁樹脂とを備え、堰部材は、接続用端子に対応して形成された開口部と、開口部を開放および遮蔽する開閉部とを有する開閉部付堰部材であるものであればよい。
また、この発明の部品実装基板は、回路基板と、複数の接続用端子を有し、回路基板に実装された第1の部品と、複数の接続用端子を有し、回路基板に実装された第2の部品と、回路基板上における第1の部品の少なくとも接続用端子の周囲に配置された第1の堰部材と、回路基板上における第2の部品の少なくとも接続用端子の周囲に配置された第2の堰部材と、第1の堰部材の内部に設けられ、第1の部品の複数の接続用端子間にポッティングされた第1の絶縁樹脂と、第2の堰部材の内部に設けられ、第2の部品の複数の接続用端子間にポッティングされた第2の絶縁樹脂とを備え、第1および第2の堰部材の少なくとも一方は、開口部と、開口部を開放および遮蔽する開閉部を有する開閉部付堰部材であるものであればよい。
1 電池セル
9 電池モジュール
14 吸気口
15 排気口
20 バッテリコントローラ
48、49、50 コネクタ
54、55 接続用端子
61、62 堰部材
62a 基部
62b、62c 側部
63 開口部
64a、64b 開閉部
65 係合部
66 端部
71、72 絶縁樹脂
79 セルコントロール装置(電圧計測装置)
80 セルコントローラ
83 回路基板
900 電池ユニット
900a ケース

Claims (7)

  1. 回路基板と、
    複数列に配列された接続用端子を有し、前記接続用端子が前記回路基板に実装された端子多列型部品と、
    前記回路基板上における前記端子多列型部品の少なくとも前記接続用端子の周囲に配置された堰部材と、
    前記堰部材の内部に設けられ、前記複数列に配列された接続用端子間および前記接続用端子と前記回路基板間にポッティングされた絶縁樹脂とを備え、
    前記堰部材は、前記接続用端子に対応して形成された開口部と、前記開口部を開放および遮蔽する開閉部とを有する開閉部付堰部材であり、
    前記開閉部付堰部材の前記開閉部は、前記開口部の一端側の基部を支点に回転し、前記開口部を遮蔽した状態で前記開口部の他端側の端部に係合する係合部を有することを特徴とする部品実装基板。
  2. 回路基板と、
    本体部の一側面に、下段列および上段列の複数列に配列された接続用端子を有し、前記接続用端子が前記回路基板に実装された端子多列型部品と、
    前記回路基板上における前記端子多列型部品の前記本体部を露出した状態で前記接続用端子の周囲に配置された堰部材と、
    前記堰部材の内部に設けられ、前記複数列に配列された接続用端子間および前記接続用端子と前記回路基板間にポッティングされた絶縁樹脂とを備え、
    前記堰部材は、前記端子多列型部品の前記接続用端子の配列方向に設けられ、前記絶縁樹脂をポッティングする際の注入口となる開口部と、前記開口部を開放および遮蔽する開閉部とを有する開閉部付堰部材であることを特徴とする部品実装基板。
  3. 回路基板と、
    複数の接続用端子を有し、前記回路基板に実装された第1の部品と、
    複数の接続用端子を有し、前記回路基板に実装された第2の部品と、
    前記回路基板上における前記第1の部品の少なくとも前記接続用端子の周囲に配置された第1の堰部材と、
    前記回路基板上における前記第2の部品の少なくとも前記接続用端子の周囲に配置された第2の堰部材と、
    前記第1の堰部材の内部に設けられ、前記第1の部品の前記複数の接続用端子間にポッティングされた第1の絶縁樹脂と、
    前記第2の堰部材の内部に設けられ、前記第2の部品の前記複数の接続用端子間にポッティングされた第2の絶縁樹脂とを備え、
    前記第1の部品または前記第2の部品の一方は、所定方向に接続用端子が配列された端子多列型部品であり、
    前記第1および第2の堰部材の少なくとも一方は、前記端子多列型部品の一部を露出して前記接続用端子の周囲を覆って配置され、かつ、前記接続用端子の配列方向に設けられた、前記絶縁樹脂をポッティングする際の注入口となる開口部と、前記開口部を開放および遮蔽する開閉部を有する開閉部付堰部材であることを特徴とする部品実装基板。
  4. 請求項またはに記載の部品実装基板において、前記開閉部付堰部材の前記開閉部は、前記開口部の一端側の基部を支点に回転し、前記開口部を遮蔽した状態で前記開口部の他端側の端部に係合する係合部を有することを特徴とする部品実装基板。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の部品実装基板において、前記開閉部付堰部材は、前記部品の一部と共に、枠状に周囲全周を取り囲む形状に形成されていることを特徴とする部品実装基板。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の部品実装基板において、前記回路基板は、
    前記部品の接続用端子に接続される複数の配線端子を有し、前記配線端子は、隣接する各配線端子間の電位差が最小となるように、一端側から他端側に向けて最大電圧から、順次、最小電圧に低減する順に配置されていることを特徴とする部品実装基板。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の部品実装基板において、前記回路基板は、複数の電池セルを有する電池モジュールに接続され、前記各電池セルの端子電圧の検出を検出する電池電圧計測回路を備えることを特徴とする部品実装基板。
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