JP5378290B2 - 蓄電システム - Google Patents

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Description

本発明は、電気的エネルギーの蓄積及び放出が可能な蓄電システム関する。
蓄電システムに関する背景技術としては、例えば特許文献1,2に開示された技術が知られている。
特許文献1には、電池群を構成する各単電池の電圧を、電圧検出線を介して検出する電圧検出回路と、容量調整用抵抗,スイッチング素子及びこのスイッチング素子のオンオフを制御する制御部を有し、各単電池の容量を調整する容量調整回路とを備えたセルコントローラを用いて組電池を制御する技術が開示されている。
特許文献2には、電池電圧の低電位側から順番に電圧検出線が接続されるように、コネクタのピンの長さを変え、長いピンから順番に電池と制御装置との間を接続する技術が開示されている。
特開2005−348457号公報 特開2007−280872号公報
蓄電システムにおいては、容量調整回路による充電量の調整や、過充電や過放電の診断を行って蓄電器の状態を監視する必要があるが、さらに、蓄電器の状態だけでなく、計測系の信頼性を高めるなどして蓄電システム全体の信頼性を向上させる必要がある。
本願の代表的な発明の一つは、信頼性のより高い蓄電システムを提供する。
ここに、本願の代表的な発明の一つは、複数の蓄電器が電気的に直列に接続された蓄電器群を備えた蓄電モジュールと、複数の蓄電器のそれぞれの電圧を検出する電圧手段、及び複数の蓄電器の蓄電状態を調整する容量調整手段を備えた蓄電制御装置とを電気的に接続するにあたって、蓄電モジュールの最高電位の部位及び蓄電モジュールの最低電位の部位が他の電位の部位よりも先に蓄電制御装置に電気的に接続されるようにしたことを特徴とする。
本願の代表的な発明の一つによれば、信頼性のより高い蓄電システムを提供することができる。
(実施形態1)車載用バッテリ装置のシステム構成を示す回路図。 (実施形態1)図1のバッテリ装置を適用した車載用電機システムの構成を示すブロック図。 (実施形態1)図1のセルコントローラの構成を示すブロック図。 (実施形態1)図1の電池モジュール側電圧検出線とセルコントローラ側電圧検出線との電気的な接続に用いられるコネクタの雄側の形状を示す構造図。 (実施形態2)車載用バッテリ装置の電池モジュール側電圧検出線とセルコントローラ側電圧検出線との電気的な接続に用いられるコネクタの雄側の形状を示す構造図。 (実施形態3)他のバッテリ装置のセルコントローラの構成を示すブロック図。 (実施形態3)図6の構成を適用したときの電流の流れを示す説明図。 (実施形態3)図6の構成を適用しないときの電流の流れの一例を示す比較例の説明図。
以下、発明の実施形態を説明する。
以下に説明する実施形態では、本願の発明を、電動車両、特に電気自動車の車載電源装置を構成する蓄電装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
電気自動車としては、内燃機関であるエンジンと電動機とを車両の駆動源として備えたハイブリッド電気自動車を例に挙げて説明するが、電動機を車両の唯一の駆動源とすると共に、商用電源や電気スタンドでの充電が可能な純正電気自動車、エンジンと電動機とを車両の駆動源として備えると共に、商用電源や電気スタンドでの充電が可能なプラグインハイブリッド電気自動車など、他の電気自動車であっても構わない。
車載電源装置を構成する蓄電装置としては、リチウムイオン電池を蓄電器として備えたリチウムイオンバッテリ装置を例に挙げて説明するが、他の蓄電器、例えばニッケル水素電池或いは鉛電池などを備えたバッテリ装置であっても構わない。
以下に説明する実施形態の構成は他の電動車両、例えばハイブリッド電車などの鉄道車両、バスなどの乗合自動車、トラックなどの貨物自動車、バッテリ式フォークリフトトラックなどの産業車両などの車両用電源装置を構成する蓄電装置にも適用できる。
また、以下に説明する実施形態の構成は、コンピュータシステムやサーバシステムなどに用いられる無停電電源装置、自家用発電設備に用いられる電源装置、太陽光,風力,地熱などの自然エネルギーを用いた発電設備に用いられる電源装置など、電動車両以外の電源装置を構成する蓄電装置にも適用できる。
バッテリ装置では、複数の電池セルを電気的に直列に接続した電池群である組電池を備えた電池モジュールと、複数の電池セルのそれぞれの電圧を検出する電圧検出手段、及び複数の電池セルの充電状態を調整する容量調整手段(各電池セルに電気的に接続された、抵抗とスイッチング素子との直列回路、スイッチング素子のオンオフを制御する制御部)を備えた制御装置とを有する。電池モジュールと制御装置との間は電気的に接続されている。電池モジュールと制御装置との間の電気的な接続は、多極数の電圧検出線を用いて行われている。電圧検出線は電池モジュール側と制御装置側とに分かれている。両者間の電気的な接続は雄雌一対のコネクタにより行われている。
バッテリ装置において、コネクタにて電池モジュールと制御装置と接続する場合、電池モジュールの充電状態によってはサージ電圧,静電気などの発生により、制御装置を構成する電子部品に対してストレスを与える。ストレスが過剰な場合には電子部品の破壊も考えられる。電池モジュールと制御装置との接続時に発生するサージ電圧は、電池モジュールのどの電池セルが異常状態にあるかに依存する。しかし、電池モジュールの製造(組み立て)の段階において、どの電池セルが異常状態にあるか予測することは非常に大変である。また、有害要素の他の一つである静電気も発生部位の予測は非常に困難である。さらに、コネクタは挿入時の角度や端子の曲がり、端子本体の寸法及び組み立てバラツキなどによって、どの端子が最初に接触するか限定することができず、どの端子にサージ電圧或いは静電気エネルギーが印加されるか分からない。このため、制御装置の外部に接続される端子全てにはCRフィルタや電流クランプ用ダイオードを配置してサージ対策をしている。ところが、車載用のバッテリ装置の場合、車両の高機能化や大型車への適合化により電池の直列数を増やし高電圧化して行く傾向にあり、制御装置側の保護機能部品も定格上昇や高性能部品の選定が必要になる。このため、制御装置のコストアップの要因になってしまう。
また、保護回路を形成するために必要とする半導体部品では定格電圧が高くなった場合、部品サイズが極端に大きくなることで制御装置の小型化の妨げとなる。車載用のバッテリ装置の場合、制御装置が大きくなると、搭載スペースの自由度がなくなること、極小スペースに配置したことによる例えば輻射熱を受ける等の使用環境悪化も考えられる。
さらに、車載用のバッテリ装置では市場でのサービス性も要求されることから、充電された電池モジュールと制御装置とのコネクタ接続の機会は定期的に発生する。このため、制御装置側のサージ電圧,静電気保護機能は必須機能である。
そこで、以下に説明する実施形態では、電池モジュール側の電圧検出線と制御装置側の電圧検出線とを接続する多極数のコネクタに着目し、多極数のコネクタにおいてコネクタ形状に特異性をもたせることで、任意の電圧検出線を他の電圧検出線よりも先に電気的に接続させることで、上述の課題を解決するようにしている。具体的には、多極性コネクタの一部の端子を他の端子より長くすることで任意の回路に電流を導き、サージ電圧或いは静電気エネルギーを逃がしている。さらに具体的には、先に接続される端子が回路の電源及びグランドに接続されたラインとしている。このような構成によれば、後から接続された端子にサージ電圧或いは静電気が印加された場合でも、電子部品にストレスを与えるような異常電流の回り込みを回避できる。ここで、異常電流の回り込みとは、半導体部品の配線パターン外にリークする電流或いは電源、グランドがオープン状態における正規結線外の動作を強いられたことで起こる逆流現象などである。
以下に説明する実施形態によれば、電池モジュール側の電圧検出線と制御装置側の電圧検出線とのコネクタ接続時に発生するサージ電圧或いは静電気エネルギーによる異常電流を、制御装置内の任意の回路に意図的に流すことができる。このように、制御装置に流れる電流を意図した部位に流すようにすれば、異常電流,異常電圧の発生を抑制することが可能になり、制御装置を構成する電子部品の保護機能、すなわち制御装置の安全性を高めることができる。また、以下に説明する実施形態によれば、電圧検出線の接続手順の拘束を受けることがなくなるので、バッテリ装置の組み立て及び組み替えを容易にでき、バッテリ装置の生産性及びサービス性を向上させることができる。さらに、以下に説明する実施形態によれば、制御装置の製品付加価値を高めることができる。
以下、図面を用いて、実施形態を具体的に説明する。
〔実施形態1〕
第1実施形態を図1乃至図4に基づいて説明する。
図1は、車載バッテリ装置のシステム構成を示す。図2は、図1の車載バッテリシステムが適用された車載電機システム(車両用回転電機の駆動システム)を示す。図3は、図1のセルコントローラの構成を示す。図4は、電池モジュール側電圧検出線とセルコントローラ側電圧検出線との電気的な接続に用いられるコネクタの雄側の形状を示す。
まず、図2に示す車両用回転電機の駆動システムについて説明する。
図2に示す駆動システムは、電池システムを含む電池ユニット900,電池ユニット900からの直流電力を3相交流電力に変換するインバータ装置220,車両駆動用のモータ230,電池ユニット900およびインバータ装置220を制御する上位コントローラ110を備えている。モータ230は、インバータ装置220からの3相交流電力により駆動される。
電池ユニット900は、2つ電池モジュール9A,9Bとセルコントローラ80とバッテリコントローラ20とを有している。電池モジュール9Aと電池モジュール9Bとは、スイッチとヒューズとが直列接続された保守・点検用のサービスディスコネクトとして機能する開閉器6を介して直列接続される。この開閉器6が開くことで電気回路の直接回路が遮断され、仮に電池モジュール9A,9Bのどこかで車両との間に1箇所接続回路ができたとしても電流が流れない。このような構成により高い安全性を維持できる。
電池モジュール9Aは、複数の電池セルが直列に接続されたバッテリセルグループを複数接続して構成されている。電池モジュール9Bも同様に構成される。電池モジュール9Aの正極は、正極強電ケーブル81およびリレーRLPを介してインバータ装置220の正極に接続されている。電池モジュール9Bの負極は、負極強電ケーブル82およびリレーRLNを介してインバータ装置220の負極に接続されている。また、抵抗RPREとプリチャージリレーRLPREとの直列回路が、リレーRLPと並列に接続されている。リレーRLPとインバータ装置220との間には、ホール素子等の電流センサSiが挿入されている。電流センサSiはジャンクションボックス内に内蔵され、その出力線はバッテリコントローラ20に導かれている。
例えば、リレーRLPやリレーRLNには定格電流が80A程度のものが使用され、プリチャージリレーRLPREには定格電流が10A程度のものを用いることができる。また、抵抗RPREには、例えば、定格容量が60W、抵抗値が50Ω程度のものを、電流センサSiには、例えば、定格電流が±200A程度のものを用いることができる。上述した負極強電ケーブル82および正極強電ケーブル81は、リレーRLPやリレーRLNおよび出力端子810,820を介して、モータ230を駆動するインバータ装置220に接続される。このような構成とすることで高い安全性が維持できる。
インバータ装置220は、パワーモジュール226と、MCU222と、パワーモジュール226を駆動するためのドライバ回路224と、約700μF〜約2000μF程度の大容量の平滑キャパシタ228とを有している。パワーモジュール226は、電池モジュール9A,9Bから供給される直流電力を、モータ230を駆動するための3相交流電力に変換する。
MCU222は、上位コントローラ110からの命令に従い、モータ230の駆動開始時に、負極側のリレーRLNを開状態から閉状態とした後に、プリチャージリレーRLPREを開状態から閉状態とし、平滑キャパシタ228を充電し、その後に正極側のリレーRLPを開状態から閉状態として、電池ユニット900の電池モジュール9A,9Bからインバータ装置220への電力の供給を開始する。
尚、インバータ装置220は、モータ230の回転子に対するパワーモジュール226により発生する交流電力の位相を制御して、ハイブリッド車の制動時にはモータ230をジェネレータとして動作させ、すなわち回生制動制御を行い、ジェネレータ運転により発電された電力を電池モジュール9A,9Bに回生して電池モジュール9A,9Bを充電する。電池モジュール9A,9Bの充電状態が基準状態より低下した場合には、インバータ装置220はモータ230を発電機として運転する。モータ230で発電された3相交流電力は、パワーモジュール226により直流電力に変換されて電池モジュール9A,9Bに供給される。その結果、電池モジュール9A,9Bは充電される。
モータ230を力行運転する場合、MCU222は上位コントローラ110の命令に従い、モータ230の回転子の回転に対して進み方向の回転磁界を発生するようにドライバ回路224を制御し、パワーモジュール226のスイッチング動作を制御する。この場合は、電池モジュール9A,9Bから直流電力がパワーモジュール226に供給される。一方、回生制動制御により電池モジュール9A,9Bを充電する場合には、MCU222は、モータ230の回転子の回転に対して遅れ方向の回転磁界を発生するようにドライバ回路224を制御し、パワーモジュール226のスイッチング動作を制御する。この場合はモータ230から電力がパワーモジュール226に供給され、パワーモジュール226の直流電力が電池モジュール9A,9Bへ供給される。結果的にモータ230は発電機として作用することとなる。
インバータ装置220のパワーモジュール226は、導通および遮断動作を高速で行い直流電力と交流電力間の電力変換を行う。このとき、大電流を高速で遮断するので、直流回路の有するインダクタンスにより大きな電圧変動が発生する。この電圧変動を抑制するため、大容量の平滑キャパシタ228が直流回路に設けられている。車載用のインバータ装置220ではパワーモジュール226の発熱が大きな問題であり、この発熱を抑えるにはパワーモジュール226の導通および遮断の動作速度を上げる必要がある。この動作速度を上げると、上述したようにインダクタンスによる電圧の跳ね上がりが増大し、より大きなノイズが発生する。このため平滑キャパシタ228の容量はより大きくなる傾向にある。
インバータ装置220の動作開始状態では平滑キャパシタ228の電荷は略ゼロであり、リレーRLPを閉じると大きな初期電流が平滑キャパシタ228へ流れ込む。そして、この大電流のために負極側メインリレーRLNおよび正極側メインリレーRLPが融着して破損するおそれがある。この問題を解決するため、MCU222は、負極側のリレーRLNを開状態から閉状態とした後に、正極側のリレーRLPを開状態に維持したまま、プリチャージリレーRLPREを開状態から閉状態として抵抗RPREを介して最大電流を制限しながら上述した平滑キャパシタ228を充電する。
この平滑キャパシタ228が所定の電圧まで充電された後は、初期状態が解除される。すなわち、プリチャージリレーRLPREおよび抵抗RPREを介する平滑キャパシタ228への初期充電が中止され、上述したように、負極側のリレーRLNと正極側のリレーRLPを閉状態として電池ユニット900からパワーモジュール226へ直流電力を供給する。このような制御を行うことで、リレー回路を保護すると共に、リチウム電池セルやインバータ装置220を流れる最大電流を所定値以下に低減でき、高い安全性を維持できる。
インバータ装置220の直流側回路のインダクタンスを低減することがノイズ電圧の抑制に繋がるので、平滑キャパシタ228はパワーモジュール226の直流側端子に接近して配置される。また、平滑キャパシタ228自身もインダクタンスを低減できるように構成されている。このような構成で平滑キャパシタ228の初期充電電流が供給されると、瞬間的に大きな電流が流れ込み、高熱を発生して損傷するおそれがある。しかし、上記プリチャージリレーRLPREと抵抗RPREとにより充電電流を制限することにより、上記損傷を低減できる。インバータ装置220の制御はMCU222により行われるが、上述のとおり、平滑キャパシタ228を初期充電する制御もMCU222により行われる。
電池ユニット900の電池モジュール9Bの負極と負極側のリレーRLNとの接続線、および電池モジュール9Aの正極と正極側のリレーRLPとの接続線には、ケースグランド(車両のシャーシと同電位)との間にそれぞれキャパシタCN,CPが挿入されている。これらのキャパシタCN,CPは、インバータ装置220が発生させるノイズを除去して、弱電系回路の誤作動や、セルコントローラ80を構成する集積回路のサージ電圧による破壊を防止するものである。インバータ装置220はノイズ除去フィルタを有しているが、これらのキャパシタCN,CPは、バッテリコントローラ20やセルコントローラ80の誤作動を防止する効果をさらに高め、電池ユニット900の耐ノイズの信頼性をさらに高めるために挿入されている。
尚、図2において、電池ユニット900の強電系回路は太線で示している。また、ブロアファン17は、電池モジュール9A,9Bを冷却するためのファンで、バッテリコントローラ20からの指令によってONするリレー16を介して動作するようになっている。
次に、図1に戻って、バッテリ装置の構成を説明する。
図1は、電池モジュール9Aと、セルコントローラ80の電池モジュール9Aに関係する部分とを示したものである。尚、電池モジュール9Bに関しても同様の構成となっており、以下では電池モジュール9Aを例に説明する。電池モジュール9Aは、直列接続された複数の電池セルグループで構成されている。図1に示す例では、電池モジュール9Aは4つの電池セルグループで構成され、各電池セルグループは6つの電池セルBC1〜BC6が直列接続されている。セルコントローラ80には、各電池セルグループに対応して単位セルコントローラCC4A,CC4B,CC4C,CC4Dが設けられている。各単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは集積回路で構成されており、それらの集積回路が搭載された回路基板は、シールド機能を有するケース(不図示)内に収納されている。
単位セルコントローラCC4A〜CC4Dと、上位制御回路として動作するバッテリコントローラ20との間には、信号の受信および送信を行うための伝送路60が設けられている。各単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは、伝送路602,604により電気的に直列に接続されている。伝送路60には、図2のバッテリコントローラ20からコマンド信号が送信される伝送路と、各単位セルコントローラCC4A〜CC4DCの異常信号を伝送する伝送路とが設けられている。
バッテリコントローラ20からのコマンド信号は、フォトカプラPH1を介して伝送路602に入力され、伝送路602を介して単位セルコントローラCC4Aの受信端子LIN1で受信される。単位セルコントローラCC4Aの送信端子LIN2からは、コマンド信号に応じたデータやコマンドが送信される。単位セルコントローラCC4Bの受信端子LIN1で受信されたコマンド信号は、送信端子LIN2から送信される。このように順に受信および送信を行い、伝送信号は、単位セルコントローラCC4Dの送信端子LIN2から送信され、フォトカプラPH3を介してバッテリコントローラ20の受信端子で受信される。このようなループ状の通信路を介してシリアル通信が行われる。各単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは、受信したコマンド信号に応じて、対応する電池セルグループを構成する電池セルBC1〜BC6の端子電圧の検出および診断等を開始し、コマンド信号に基づき各電池セルコントローラが収集あるいは検知したデータを、上記のようにシリアル通信によりバッテリコントローラ20に送信する。
各単位セルコントローラCC4A〜CC4Dはさらに異常診断を行い、異常がある場合に伝送路604を介して1ビット信号を伝送する。各単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは自分自身が異常と判断した場合、あるいは前の電池セルコントローラから異常を表す信号(異常信号)を受信端子FFIで受信した場合に、送信端子FFOから異常信号を送信する。一方、既に受信端子FFIに送られてきていた異常信号が来なくなったり、あるいは自分自身の異常判断が正常判断に変わったりした場合に、送信端子FFOから伝送されている異常信号は正常信号に変わる。
バッテリコントローラ20は、通常は異常信号を単位セルコントローラCC4A〜CC4Dに送信しないが、異常信号の伝送路が正しく動作することを診断するために、擬似異常信号であるテスト信号を電池単位セルコントローラCC4A〜CC4Dへ送信する。擬似異常信号であるテスト信号は、フォトカプラPH2を介して伝送路604に入力され、単位セルコントローラCC4Aの受信端子FFIに送信される。このテスト信号を受け、単位セルコントローラCC4Aの送信端子FFOからテスト信号が次の単位セルコントローラCC4Bの受信端子FFIに送信される。このように順に受信および送信を行い、テスト信号は、単位セルコントローラCC4Dに送信され、単位セルコントローラCC4Dの送信端子FFOから伝送路604およびフォトカプラPH4を介してバッテリコントローラ20の受信端子に送信される。
図2のバッテリコントローラ20は車のシャーシ電位をグランド(GND)とし、14V系の電源から作られる5ボルトなどの低電圧で動作するようになっている。一方、リチウム電池セルで構成される電源系は上記14V系の電源から電気的に絶縁された電源系であり、さらにまた各単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは、この実施の形態では、対応する電池セルグループの最高位電位と最低位電位との間の電位差すなわち電圧を受けて動作する。このようにバッテリコントローラ20の電源系統と電池単位セルコントローラCC4A〜CC4Dの電源系統とは電位関係が異なっており、また電圧の値も大きく異なる。そのため、バッテリコントローラ20と単位セルコントローラCC4A〜CC4Dとを接続する伝送路60に、電気的に両コントローラを絶縁するための絶縁回路(フォトカプラPH1〜PH4)を設けることで、信頼性の向上を図る。
単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは、各電池セルBC1〜BC6の端子電圧が入力される端子CV1〜CV6,GNDSを備えている。各端子CV1〜CV6,GNDSは、センシング線SLを介して各電池セルBC1〜BC6の正極および負極にそれぞれ接続されている。センシング線SLにはコネクタ100が設けられている。また、端子CV1〜CV6のセンシング線SLには、短絡電流を制限するための抵抗RCVがそれぞれ設けられている。センシング線SL間には、コンデンサCv,Cinがノイズ対策として設けられている。また、単位セルコントローラCC4A〜CC4Dは、各電池セルBC1〜BC6の充電状態を調整に用いられる端子BR1〜BR6を備えている。端子CV1〜CV6と端子BR1〜BR6は交互に配置されている。端子BR1及び端子BR2のそれぞれは、電気的に直列に接続された2個のバランシング抵抗RBを介して、端子CV2に接続されたセンシング線SLに電気的に接続されている。端子BR3及び端子BR4のそれぞれは、電気的に直列に接続された2個のバランシング抵抗RBを介して、端子CV4に接続されたセンシング線SLに電気的に接続されている。端子BR5及び端子BR6のそれぞれは、電気的に直列に接続された2個のバランシング抵抗RBを介して、端子CV6に接続されたセンシング線SLに電気的に接続されている。
ところで、コネクタ接続等の際に入力端子100に静電気が印加されると、単位セルコントローラCC4A〜CC4Cが破損してしまうおそれがある。そこで、入力端子100と回路基板が収納されるケースとの間に、ESD対策素子としてのコンデンサECを設けた。図1に示す電池モジュール9Aでは、24セルの電池セルが直列接続されていて、各電池セルの正極および負極にセンシング線SLが接続されているが、ESD対策用のコンデンサECは、最上位のセンシング線SLが接続される入力端子100と、最下位のセンシング線SLが接続される入力端子100とに設けられている。
また、各入力端子100間には、各電池セルと並列にノイズ対策用の端子コンデンサCvが設けられている。本実施の形態では、静電気が端子コンデンサCvをより流れ易くなるように、端子コンデンサCvの静電容量を、ノイズ対策用として用いられる通常のコンデンサCvの100倍に設定した。例えば、端子コンデンサCvの通常の静電容量が0.001μFであった場合には、0.1μFに容量を増加させる。
一方、コンデンサECは、例えば、1000pF2kVのものを用いる。ここでは、回路とケースとの間の浮遊容量の10倍程度に設定した。このように設定することで、印加された静電気がコンデンサCEを通って逃げるようになり、印加された静電気が浮遊容量を通じてケースに流れるのを防止することができる。
最上位のセンシング線SLに印加された静電気は、上側のコンデンサCEを介してケースグランドに逃がし、最下位のセンシング線SLに印加された静電気は下側のコンデンサCEを介してケースグランドに逃がす。最上位および最下位を除くその他のセンシング線SLに静電気が印加された場合には、入力端子間に静電容量が通常の100倍程度という端子コンデンサCvが設けられているので、端子コンデンサCvを通して最上位または最下位のコンデンサCEに静電気を逃がすことができる。
上述した例のように端子コンデンサCvおよびコンデンサCEの静電容量を設定することで、24セルの各センシング線SLのいずれに静電気が印加された場合でも、静電気の回路素子への影響を防止することができる。また、ノイズ対策用として設けられている端子コンデンサCvの静電容量を100倍程度まで大きくすることで、ESD対策用のコンデンサCEの数を減らすことができ、実装スペースの増加およびコストアップを抑えることができる。
なお、図1に示した、6セルの4つの電池セルグループを4つ直列にして24セルの電池モジュール9Aの場合には、最上位と最下位のセンシング線SLが接続される入力端子100にコンデンサCEを設けることで、静電気印加の影響を防止することができたが、これは一例であり、直列接続されるセル数に応じて、コンデンサCEの数や、コンデンサCEが設けられる入力端子100が異なる。例えば、6セルの電池セルグループを2つ直列接続するような場合には、上位電池セルグループの最下位センシング線SLまたは下位電池セルグループの最上位センシング線SLが接続されるコネクタ100の入力端子に、コンデンサCEを設ければ良い。また、各電池セルグループの最下位のセンシング線SLが接続されるコネクタ100の入力端子に、それぞれコンデンサCEを設けても良い。この場合、電池セルコントローラの数をNとすれば、コンデンサCEの数はN−1となる。このように、コンデンサCEの個数や、それらの接続位置に関しては、全ての入力端子100に関して静電気印加の影響が防止できるように決定される。
もちろん、全ての入力端子100にESD対策用素子(コンデンサEC)を設けるようにしても良く、その場合には、端子コンデンサCvの静電容量を通常の100倍程度に変更する必要が無い。また、複数の入力端子100の一部に複数のコンデンサCEを分散して配置する場合でも、その配置は電池セルグループ間とは限らない。例えば、電池セルグループの電池セル数が多い場合には、静電気がケースに逃げやすいように、電池セルグループの途中に接続されるセンシング線の入力端子100にも、コンデンサCEを設けるようにしても良い。
なお、ESD対策用素子としては、コンデンサCEの他に、ツェナーダイオードやバリスタ等も用いることができる。ただし、本実施の形態のように、センシング線SLが接続される入力端子100に設ける場合には、回路素子のリーク電流が問題となる。数μアンペアのリーク電流であっても、放置している間に電池セルの電圧が下がってしまうので、そのような心配のないという点で、コンデンサがESD対策用素子とし最も適している。
次に、図3を用いて、単位セルコントローラCC4の構成を説明する。
単位セルコントローラCC4は、マルチプレクサ120,アナログデジタル変換器122A,IC制御回路123,診断回路130,伝送入力回路138,142,伝送出力回路140,143,起動入力回路147,タイマ回路150,制御信号検出回路160,差動増幅器262およびOR回路288が設けられている。
電池セルBC1〜BC6の端子電圧は、端子CV1〜CV6および端子GNDを介してマルチプレクサ120に入力される。なお、端子GNDは、図1において端子GNDSと示したものと同じものである。マルチプレクサ120は端子CV1〜CV6のいずれかを選択して、端子間電圧を差動増幅器262に入力する。差動増幅器262の出力は、アナログデジタル変換器122Aによりデジタル値に変換される。デジタル値に変換された端子間電圧はIC制御回路123に送られ、内部のデータ保持回路125に保持される。これらの電圧は診断などに利用されたり、図1に示すバッテリコントローラ20に送信されたりする。端子CV1〜CV6に入力される各電池セルBC1〜BC6の端子電圧は、集積回路である単位セルコントローラCC4のグランド電位に対して直列接続された電池セルの端子電圧に基づく電位でバイアスされている。上記差動増幅器262により上記バイアス電位の影響が除去され、各電池セルBC1〜BC6の端子電圧に基づくアナログ値がアナログデジタル変換器122Aに入力される。このように、マルチプレクサ120,差動増幅器262及びアナログデジタル変換器122Aは、電池セルBC1〜BC6の端子電圧を検出するための電圧検出部を構成している。
IC制御回路123は、演算機能を有すると共に、データ保持回路125と、各種電圧の検知や状態診断を周期的に行うタイミング制御回路126と、診断回路130からの診断フラグがセットされる診断フラグ保持回路128とを有している。診断回路130は、IC制御回路123からの計測値に基づいて、各種診断、例えば過充電診断や過放電診断を行う。データ保持回路125は、例えばレジスタ回路で構成されており、検出した各電池セルBC1〜BC6の各端子間電圧を各電池セルBC1〜BC6に対応づけて記憶し、また、その他の検出値を、予め定められたアドレスに読出し可能に保持する。
尚、図示省力したが、端子CV1と端子BR1との間、端子CV3と端子BR2との間、端子CV3と端子BR3との間、端子CV5と端子BR4との間、端子CV5と端子BR5との間、端子GNDと端子BR6との間のそれぞれには、対応する電池セルBC1〜BC6の充電状態の調整時、オンオフされるスイッチング半導体素子が電気的に直列に接続されている。そのスイッチング半導体素子はドライバ回路からの駆動信号によりスイッチングする。ドライバ回路は、IC制御回路123からのスイッチング指令に基づいて駆動信号を出力する。
単位セルコントローラCC4Cの内部回路には、少なくとも2種類の電源電圧VCC,VDD(3V)が使用される。図3に示す例では、電圧VCCは直列接続された電池セルBC1〜BC6で構成される電池セルグループの総電圧であり、電圧VDDは定電圧電源134によって生成される。マルチプレクサ120および信号伝送のための伝送入力回路138,142は高電圧VCCで動作する。また、アナログデジタル変換器122A,IC制御回路123,診断回路130,信号伝送のための伝送出力回路140,143は低電圧VDD(3V)で動作する。
単位セルコントローラCC4の受信端子LIN1で受信した信号は伝送入力回路138に入力され、受信端子FFIで受信した信号は伝送入力回路142に入力される。伝送入力回路142は、伝送入力回路138と同様の回路構成となっている。伝送入力回路138は、隣接する他のセルコントローラからの信号を受信する回路231とフォトカプラPH1からの信号を受信する回路234とを備えている。
図1に示すように、最上位の単位セルコントローラCC4Aの場合には、フォトカプラPH1からの信号が受信端子LIN1に入力され、他の単位セルコントローラCC4B〜CC4Dの場合には、隣接セルコントローラからの信号が受信端子LIN1に入力される。そのため、回路231および234のどちらを使用するかは、図4の制御端子CTに印加される制御信号に基づき、切換器233により選択される。制御端子CTに印加された制御信号は、制御信号検出回路160に入力され、切換器233は制御信号検出回路160からの指令により切り替え動作を行う。
受信端子LIN1で受信されたコマンド信号は、伝送入力回路142を通ってIC制御回路123に入力される。IC制御回路123は、受信したコマンド信号に応じたデータやコマンド信号を伝送出力回路140へ出力する。それらのデータやコマンド信号は、伝送出力回路140を介して送信端子LIN2から送信される。なお、伝送出力回路143も、送出力回路140と同様の構成である。
前述したように、端子FFIから受信した信号は、異常状態を伝送するために使用される。端子FFIから異常を表す信号を受信すると、その信号は伝送入力回路142およびOR回路288を介して伝送出力回路143に入力され、伝送出力回路143から端子FFOを介して出力される。また診断回路130で異常を検知すると、端子FFIの受信内容に関係なく、診断フラグ保持回路128からOR回路288を介して伝送出力回路143に異常を表す信号が入力され、伝送出力回路143から端子FFOを介して出力される。
隣接セルコントローラまたはフォトカプラPH1から伝送されてきた信号を起動入力回路147により受信すると、タイマ回路150が動作し、定電圧電源134に電圧VCCを供給する。この動作により定電圧電源134は動作状態となり、定電圧VDDを出力する。定電圧電源134から定電圧VDD(3V)が出力されると単位セルコントローラCC4はスリープ状態から立ち上がり動作状態となる。
定電圧電源134には端子CV6と繋がるラインが設けられており、端子CV6の電圧は定電圧電源134のバイアス電圧として用いられている。また、単位セルコントローラCC4は、全ての端子に関して、端子VCCとの間および端子GNDとの間にESD保護用ダイオードD1,D2がそれぞれ内蔵されている。これらのダイオードD1,D2は、通常は電流が流れないような向きに設けられている。
単位セルコントローラCC4A〜CC4Dのそれぞれには、集積回路の電圧安定化のためのバイパスコンデンサ150が、電源端子とグランド端子との間に電気的に接続されている。しかも、単位セルコントローラCC4A〜CC4Dのバイパスコンデンサ150は電気的に直列に接続されている。
ここで、雄雌一対のコネクタ100の機械的な接続によって、電池モジュール9A側のセンシング線SLと単位セルコントローラCC4A〜CC4D側のセンシング線SLとが電気的に接続された時、コネクタ100のどの端子が最初に接触するかわからない。このため、例えば電池セルBC2の正極が、電池セルBC2の正極側のセンシング線SL、単位セルコントローラCC4AのESDダイオードD1、バイパスコンデンサ150を介して電池セルCB24の負極側のセンシング線SLにバイパスコンデンサ150の充電電流が流れる。この充電電流が単位セルコントローラCC4AのESDダイオードD1の許容電流を超えると、単位セルコントローラCC4AのESDダイオードD1にダメージが加わり、最悪の場合にはその破損に至ることが考えられる。
そこで、本実施形態では、図4に示すように、コネクタ100の端子ピンのうち、電池モジュール9Aの最上位の電位(電池セルBC1の正極側)に電気的に接続される端子ピン102aと、電池モジュール9Aの最下位の電位(電池セルBC24の負極側)に電気的に接続される端子ピン102bの長さを、その他の端子ピン101の長さよりも長く突出させ、コネクタ100の雄雌を機械的に接続した時、電池モジュール9Aの最上位の電位(電池セルBC1の正極側)に電気的に接続される端子ピン102aと、電池モジュール9Aの最下位の電位(電池セルBC24の負極側)に電気的に接続される端子ピン102bとが端子ピン101よりも先に受け側のコネクタに電気的に接続されるようにしている。このようにすれば、コネクタ100の雄雌を機械的に接続した時、電池モジュール9Aの最上位の電位(電池セルBC1の正極側)と、電池モジュール9Aの最下位の電位(電池セルBC24の負極側)とが電気的に接続された回路とがバイパスコンデンサ160を介して電気的に接続される回路、すなわち単位セルコントローラCC4を通らない回路が最初に形成され、コネクタ100の接続時に発生するサージ電圧或いは静電気エネルギーによる異常電流が、単位セルコントローラCC4に流れることがない。従って、本実施形態によれば、セルコントローラ80を構成する電子部品の保護機能、すなわち安全性を高めることができる。また、本実施形態によれば、センシング線SLの接続手順の拘束を受けることがなくなるので、バッテリ装置の組み立て及び組み替えを容易にでき、バッテリ装置の生産性及びサービス性を向上させることができる。
尚、本実施形態では、端子ピン100、端子ピン102a,102bが2段に配列され、下段の左右両端に端子ピン102a,102bを配置したコネクタ100を例に挙げて説明したが、端子ピン102a,102bの配置はそれ以外の位置であっても構わない。
〔実施形態2〕
第2実施形態を図5に基づいて説明する。
図5は、電池モジュール側電圧検出線とセルコントローラ側電圧検出線との電気的な接続に用いられるコネクタの雄側の形状を示す。
本実施形態は第1実施形態の改良例であり、コネクタ100以外の構成は全て第1実施形態と同じになっている。
尚、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態では、コネクタ100のハウジングを2つに分割し、図1に示す電池セルCB1〜CB12のセンシング線SLと単位セルコントローラCC4A,CC4Bのセンシング線とを第1コネクタブロック100aの端子ピン100、端子ピン102a,102bによって、電池セルCB13〜CB24のセンシング線SLと単位セルコントローラCC4C,CC4Dのセンシング線とを第2コネクタブロック100bの端子ピン100、端子ピン102a,102bによって、それぞれ、電気的に接続するようにしている。そして、第1コネクタブロック100aでは、電池セルCB1に対応する端子ピンを端子ピン102aにより、電池セルCB12に対応する端子ピンを端子ピン102bにより、また、第2コネクタブロック100bでは、電池セルCB13に対応する端子ピンを端子ピン102aにより、電池セルCB24に対応する端子ピンを端子ピン102bにより、それぞれ構成している。
本実施形態によれば、コネクタ100を分割することにより、同時に接続される電池セルの直列数を減らすことができるため、コネクタ100の接続時、電池モジュール9Aからセルコントローラ80に印加される最大電圧を分割,低下させることができる。
尚、本実施形態では、コネクタ100の一つのハウジングを機能的に2つのブロックに分割した例を挙げて説明したが、コネクタ100のハウジングを物理的に2つのコネクタ(独立した2つのコネクタ)としても同一の効果を得ることができる。
〔実施形態3〕
第3実施形態を図6乃至図8に基づいて説明する。
第3実施形態は第1実施形態と同じ考え方のものであり、第1実施形態とは電池セル数が異なるだけで、その他の構成は第1実施形態の全く同一である。すなわち本実施形態では4つの電池セルCB1〜CB4を電気的に直列に接続したバッテリ装置であり、セルコントローラは、第1実施形態の一つの単位セルコンローラCC4に相当する。
尚、第1実施形態と同じ構成には第1実施形態と同じ符号を付して、その説明を省略する。
本実施形態においても、雄雌一対のコネクタ100の機械的な接続によって、電池モジュール9A側のセンシング線SLと単位セルコントローラCC側のセンシング線SLとが電気的に接続された時、コネクタ100のどの端子が最初に接触するかわからない。このため、図8に示すように、例えば電池セルBC3の正極が、電池セルBC3の正極側のセンシング線SL、単位セルコントローラCCのESDダイオードD、バイパスコンデンサ160を介して電池セルCB4の負極側のセンシング線SLにバイパスコンデンサ160の充電電流が流れる。この充電電流が単位セルコントローラCCのESDダイオードDの許容電流を超えると、単位セルコントローラCCのESDダイオードDにダメージが加わり、最悪の場合にはその破損に至ることが考えられる。
そこで、本実施形態においても、図6に示すように、コネクタ100の端子ピンのうち、電池モジュール9Aの最上位の電位(電池セルBC1の正極側)に電気的に接続される端子ピン102aと、電池モジュール9Aの最下位の電位(電池セルBC4の負極側)に電気的に接続される端子ピン102bの長さを、その他の端子ピン101の長さよりも長く突出させ、コネクタ100の雄雌を機械的に接続した時、電池モジュール9Aの最上位の電位(電池セルBC1の正極側)に電気的に接続される端子ピン102aと、電池モジュール9Aの最下位の電位(電池セルBC4の負極側)に電気的に接続される端子ピン102bとが端子ピン101よりも先に受け側のコネクタに電気的に接続されるようにしている。このようにすれば、図7に示すように、コネクタ100の雄雌を機械的に接続した時、電池モジュール9Aの最上位の電位(電池セルBC1の正極側)と、電池モジュール9Aの最下位の電位(電池セルBC4の負極側)とが電気的に接続された回路とがバイパスコンデンサ160を介して電気的に接続される回路、すなわち単位セルコントローラCCを通らない回路が最初に形成され、コネクタ100の接続時に発生するサージ電圧或いは静電気エネルギーによる異常電流が、単位セルコントローラCCに流れることがない。
従って、本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
尚、図中符号170は、図3に示したマルチプレクサ120,作動増幅器262,アナログデジタル変換器122Aによって構成された電圧検出部である。符号180は、図3に示すIC制御回路123のスイッチング指令に基づいて、端子CV1と端子BR1との間、端子CV3と端子BR2との間、端子CV3と端子BR3との間、端子GNDと端子BR4との間のそれぞれに電気的に直列に接続されたスイッチング半導体素子181をスイッチング(オンオフ)させるための駆動信号を出力するバイパス制御部(ドライバ回路)である。図3において省略されたスイッチング半導体素子及びドライバ回路は図6に示す通りに構成されている。

Claims (2)

  1. 複数の蓄電器が電気的に直列に接続された蓄電器群を備えた蓄電モジュールと、
    前記複数の蓄電器のそれぞれの電圧を検出する電圧手段、及び前記複数の蓄電器の蓄電状態を調整する容量調整手段を備えた蓄電制御装置と、
    前記複数の蓄電器のそれぞれの両端と前記蓄電制御装置とを電気的に接続する配線と、
    前記配線の途中に設けられ、前記配線の本数に対応した端子を備えた雄コネクタ及びこの雄コネクタと機械的に接続される雌コネクタから構成されたコネクタと、を有し、
    前記雄コネクタは、前記蓄電モジュールの最高電位に電気的に接続された配線に対応する端子、及び前記蓄電モジュールの最低電位に電気的に接続された配線に対応する端子の長さが、他の端子の長さよりも長い、
    ことを特徴とする蓄電システム。
  2. 請求項1に記載の蓄電システムにおいて、
    前記蓄電モジュールの電位の順に応じて前記蓄電モジュールを複数のグループに分けたとき、そのグループに対応して前記コネクタを分割していると共に、前記分割されたコネクタ毎に、雄コネクタの、対応する前記蓄電モジュールグループの最高電位に電気的に接続された配線に対応する端子、及び対応する前記蓄電モジュールグループの最低電位に電気的に接続された配線に対応する端子の長さを、他の端子の長さよりも長くした、
    ことを特徴とする蓄電システム。
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