JP5470073B2 - 電池制御装置および電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、複数の電池セルから成る電池を制御する電池制御装置に関するものであって、特に、電気自動車、ハイブリッド自動車および電車等の電動駆動装置を備えた車両に搭載される電池の制御に適した電池制御装置、および、その電池制御装置を備える電池システムに関する。
従来、電池モジュールは、例えば、特許文献1に記載されているように、複数の電池セルが直列接続された電池グループをさらに複数接続することにより構成されている。そして、そのような電池モジュールを制御する電池制御装置においては、電池セルの状態を監視するための下位制御装置を電池グループ毎に設けている。それらの下位制御装置は信号伝送路を介して上位制御装置から指令を受ける構成となっており、信号伝送路には、下位制御装置と上位制御装置との間の電位差に影響されないようにフォトカプラ等の絶縁回路が設けられている。
特開2005−318750号公報
自動車や電車などで代表される車両の車体は人体と接触し易い。そのため、電池制御装置を車両に搭載する場合には、安全性を高めるために、電池制御装置が車体から電気的に絶縁される構造となっている。このことは車両に限らず、例えば、産業機械においえも同様に機械そのものやハウジングが人体に接触し易いため、電池制御装置の電力系が機械そのものやハウジングなどから電気的に絶縁される構造となっている
一方、制御回路用の電源などのように電源電圧の低い他の電力系では、人体に悪影響を与えることがほぼ無いので、車体やハウジングなどを低電力系の一部として使用し、それらの電位を基準電位として使用することがある。
特に自動車では、低電圧電源系は車体を低電力系の一部として使用しているので、上述のように安全性を高めるために、電池制御装置および電池モジュールを他の電源系から絶縁するようにしている。また、電池制御装置の点検、修理や交通事故が発生した場合を考慮し、安全性をより高めるために、電池モジュールは開閉可能な接続器を介して直列に接続されることが望ましい。このような構造では、接続器を開放することで電池モジュールからの直流供給電流が遮断され、安全性をより高めることができる。
上述したように電池モジュールは、直列に接続された複数個の電池セルを有しており、接続器を介して直列接続された電池セルから成る電池モジュールがさらに直列に接続される。電池セルの端子電圧の計測あるいは診断あるいは充電状態の制御のような電池セルの処理のために、電池制御装置は電池セルコントローラとして機能する複数個の集積回路を有している。複数の集積回路はおのおのが伝送回路を有しており、各集積回路が有する伝送回路は互いに直列に接続され一つの伝送路を形成している。
また、電池制御装置では、電動機に接続されるインバータ等に接続されることが多く、そのインバータ等は動作開始時、動作中、動作停止時に大きなノイズを発生する。このノイズは電池セルに印加されるため、電池セルに接続される集積回路もノイズの影響を受けてしまい、誤動作してしまうという問題がある。そのため、このようなノイズの影響による誤動作が発生しない信頼性の高い制御装置が望まれている。
請求項1の発明は、複数のセル電池が直列接続された電池セルグループをさらに複数直列接続して構成される電池モジュールの電池制御装置であって、複数の電池セルグループ毎に設けられ、電池セルグループの各電池セルに対する制御処置および監視処理を行う複数の集積回路と、複数の集積回路を直列接続して集積回路間の信号伝送を行う第1伝送路と、複数の集積回路を制御する上位制御回路から出力された信号を、第1絶縁回路を介して、直列接続された複数の集積回路の最上位集積回路に伝送する第2伝送路と、直列接続された複数の集積回路の最下位集積回路から上位制御回路への信号を、第2絶縁回路を介して伝送する第3伝送路と、を備え、複数の集積回路は、対応する前記電池セルグループの総電圧を集積回路内部電圧に降圧する定電圧回路と、上位制御回路から第2伝送路および第1絶縁回路を介して第1の起動信号が入力された場合は、波高値が第1の起動信号と異なる第2の起動信号を生成して第1伝送路に出力し、上位の集積回路から第1伝送路を介して第2の起動信号が入力された場合は、第2の起動信号を第1伝送路または第3伝送路に出力する信号生成回路と、第1の起動信号に対応する第1の判定用閾値と入力された第1の起動信号または第2の起動信号とを比較し、その比較結果に応じて出力を変化させる第1の比較器と、第1の比較器の出力の変化により第1のトリガ信号を出力する第1のトリガ回路とを有する第1の起動回路と、第2の起動信号に対応する第2の判定用閾値と入力された第1の起動信号または第2の起動信号とを比較し、その比較結果に応じて出力を変化させる第2の比較器と、第2の比較器の出力の変化により第2のトリガ信号を出力する第2のトリガ回路とを有する第2の起動回路と、第1のトリガ信号および第2のトリガ信号の少なくとも一方が出力されると、定電圧回路を起動するための信号を出力するOR回路と、を有することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電池制御装置において、複数の集積回路は、OR回路からの信号を定電圧回路に出力するとともに、OR回路からの信号に基づいて信号生成回路から第2の起動信号を出力することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の電池制御装置において、信号生成回路は、該信号生成回路が設けられた集積回路に対応する電池セルグループの総電圧を集積回路内部電圧に降圧する起動用定電圧回路を有しており、起動用定電圧回路により生成された集積回路内部電圧を用いて、第2の信号を生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電池制御装置において、第1の判定用閾値を、第1の比較器が含まれる集積回路における総電圧と該集積回路のグランド電位との間の値に設定し、第2の判定用閾値を、第2の比較器が含まれる集積回路における総電圧と該総電圧に集積回路内部電圧を加算した電圧との間の値に設定したことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池制御装置において、集積回路は、起動後に、第1および第2の比較器の出力がいずれも変化しない期間が所定時間以上となったならば、定電圧回路の動作を停止することを特徴とする。
請求項6の発明による電池システムは、複数のセル電池が直列接続された電池セルグループをさらに複数直列接続して構成される電池モジュールと、請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池制御装置と、電池制御装置に設けられた複数の集積回路を制御する上位制御回路と、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電池制御装置の信頼性の向上を図ることができる。
電池制御装置の一実施の形態を示す図である。 図1に示す電池制御装置を搭載する車両用回転電機の駆動制御装置を示す図である。 電池セルコントローラCC3Nの内部構成を説明する図である。 送信側の電池セルコントローラCCMの伝送出力回路140と、受信側の電池セルコントローラCCNの伝送入力回路138を示す図である。 信号波形を示す図である。 起動入力回路147,タイマ回路150,主定電圧電源134を示す図である。 図6の受信端子RXに入力される信号、微分トリガ回路253の出力、カウンタ動作、タイマ回路150の出力および主定電圧電源134の動作状態を示す図である。
以下、図を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1および2は、本発明に係る電池制御装置の一実施の形態を説明する図である。図1は電池制御装置の要部を示す図であり、図2は電池制御装置を搭載する車両用回転電機の駆動制御装置を示す図である。まず、図2に示す車両用回転電機の駆動制御装置を説明する。ここで車両としては自動車が最適であるが、電車に適用しても良好な結果が得られる。産業用機械にも適用可能であるが、車両への適用例を代表例として用い、以下説明する。
図2は、一実施の形態の電池制御装置を車両用回転電機の駆動制御装置に適用した場合の回路図である。駆動制御装置は、電池制御装置を含む電池ユニット900、電池ユニット900からの直流電力を3相交流電力に変換するインバータ装置220、車両駆動用のモータ230、電池ユニット900およびインバータ装置220を制御する上位コントローラ110を備えている。モータ230は、インバータ装置220からの3相交流電力により駆動される。
電池ユニット900は、2つ電池モジュール9A,9Bとセルコントローラ80とバッテリコントローラ20とを有している。電池モジュール9Aと電池モジュール9Bとは、開閉器6を介して直列接続される。開閉器6はスイッチとヒューズとが直列接続された保守・点検用のサービスディスコネクトとして機能し、この開閉器6が開くことで電気回路の直接回路が遮断され、仮に電池モジュール9A,9Bのどこかで車両との間に1箇所接続回路ができたとしても電流が流れない。このような構成により高い安全性を維持できる。
電池モジュール9Aは、複数の電池セルが直列に接続されたバッテリセルグループを複数接続して構成されている。電池モジュール9Bも同様に構成される。 電池モジュール9Aの正極は、正極強電ケーブル81およびリレーRLPを介してインバータ装置220の正極に接続されている。電池モジュール9Bの負極は、負極強電ケーブル82およびリレーRLNを介してインバータ装置220の負極に接続されている。また、抵抗RPREとプリチャージリレーRLPREとの直列回路が、リレーRLPと並列に接続されている。リレーRLPとインバータ装置220との間には、ホール素子等の電流センサSiが挿入されている。電流センサSiはジャンクションボックス内に内蔵され、その出力線はバッテリコントローラ20に導かれている。
例えば、リレーRLPやリレーRLNには定格電流が80A程度のものが使用され、プリチャージリレーRLPREには定格電流が10A程度のものを用いることができる。また、抵抗RPREには、例えば、定格容量が60W、抵抗値が50Ω程度のものを、電流センサSiには、例えば、定格電流が±200A程度のものを用いることができる。上述した負極強電ケーブル82および正極強電ケーブル81は、リレーRLPやリレーRLNおよび出力端子810,820を介して、モータ230を駆動するインバータ装置220に接続される。このような構成とすることで高い安全性が維持できる。
インバータ装置220は、パワーモジュール226と、MCU222と、パワーモジュール226を駆動するためのドライバ回路224と、約700μF〜約2000μF程度の大容量の平滑キャパシタ228とを有している。パワーモジュール226は、電池モジュール9A,9Bから供給される直流電力を、モータ230を駆動するための3相交流電力に変換する。
MCU222は、上位コントローラ110からの命令に従い、モータ230の駆動開始時に、負極側のリレーRLNを開状態から閉状態とした後に、プリチャージリレーRLPREを開状態から閉状態とし、平滑キャパシタ228を充電し、その後に正極側のリレーRLPを開状態から閉状態として、電池ユニット900の電池モジュール9A,9Bからインバータ装置220への電力の供給を開始する。
なお、インバータ装置220は、モータ230の回転子に対するパワーモジュール226により発生する交流電力の位相を制御して、ハイブリッド車の制動時にはモータ230をジェネレータとして動作させ、すなわち回生制動制御を行い、ジェネレータ運転により発電された電力を電池モジュール9A,9Bに回生して電池モジュール9A,9Bを充電する。電池モジュール9A,9Bの充電状態に応じ、インバータ装置220はモータ230を発電機として運転する。モータ230で発電された3相交流電力は、パワーモジュール226により直流電力に変換されて電池モジュール9A,9Bに供給される。その結果、電池モジュール9A,9Bは充電される。
モータ230を力行運転する場合、MCU222は上位コントローラ110の命令に従いドライバ回路224を制御し、パワーモジュール226のスイッチング動作を制御する。これにより、モータ230の回転子の回転に対して位相を制御した回転磁界を発生し、電池モジュール9A,9Bから直流電力がパワーモジュール226に供給される。
インバータ装置220の動作開始状態では平滑キャパシタ228の電荷は略ゼロであり、リレーRLPを閉じると大きな初期電流が平滑キャパシタ228へ流れ込む。そして、この大電流のために負極側メインリレーRLNおよび正極側メインリレーRLPが融着して破損するおそれがある。この問題を解決するため、MCU222は、負極側のリレーRLNを開状態から閉状態とした後に、正極側のリレーRLPを開状態に維持したまま、プリチャージリレーRLPREを開状態から閉状態として抵抗RPREを介して最大電流を制限しながら上述した平滑キャパシタ228を充電する。
この平滑キャパシタ228が所定の電圧まで充電された後は、初期状態が解除される。すなわち、プリチャージリレーRLPREおよび抵抗RPREを介する平滑キャパシタ228への初期充電が終了し、上述したように、負極側のリレーRLNと正極側のリレーRLPを閉状態として電源システム1からパワーモジュール226へ直流電力を供給する。このような制御を行うことで、リレー回路を保護すると共に、リチウム電池セルやインバータ装置220を流れる最大電流を所定値以下に低減でき、高い安全性を維持できる。
電池ユニット900の電池モジュール9Bの負極と負極側のリレーRLNとの接続線、および電池モジュール9Aの正極と正極側のリレーRLPとの接続線には、ケースグランド(車両のシャーシと同電位)との間にそれぞれキャパシタCN、CPが挿入されている。これらのキャパシタCN、CPは、インバータ装置220が発生させるノイズを除去して、弱電系回路の誤作動を防止するものである。
なお、図2において、電池ユニット900の強電系回路は太線で示している。これらの線には断面積の大きい平角の銅線が使用される。また、ブロアファン17は、電池モジュール9A,9Bを冷却するためのファンで、バッテリコントローラ20からの指令によってONするリレー16を介して動作するようになっている。
(伝送路の説明)
図2に示したセルコントローラ80と上位制御回路として動作するバッテリコントローラ20との間の通信用伝送路の詳細について説明する。なお、図2に示すセルコントローラ80は、図1に示す複数の集積回路CC3A,CC3B,…,CC3N,CC4A,CC4B,…,CC4Nで構成されており、ここでは、集積回路CC3A〜CC4Nを、電池セルコントローラCC3A〜CC4Nと呼ぶことにする。
図1は、電池モジュール9A,9B、電池セルコントローラCC3A〜CC4N、伝送路60およびバッテリコントローラ20を示す。上述したように、電池モジュール9Aと電池モジュール9Bとは開閉器6により直列接続されている。電池モジュール9Aの正極側は強電ケーブル81に接続され、電池モジュール9Bの負極側は強電ケーブル82に接続されている。
上記電池モジュール9Aの各電池セルグループに対応して電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nが設けられ、電池モジュール9Bの各電池セルグループに対応して電池セルコントローラCC4A,CC4B,…,CC4Nが設けられている。すなわち、電池モジュール9Aには電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nから成る電池セルコントローラグループCCG1が設けられ、電池モジュール9Bには、電池セルコントローラCC4A,CC4B,…,CC4Nから成る電池セルコントローラグループCCG1が設けられている。
図1において、電池セルコントローラCC3Bと電池セルコントローラCC3Nとの間および電池セルコントローラCC4Bと電池セルコントローラCC4Nとの間には、さらに電池セルコントローラが存在するが、同様の構成であり説明の煩雑さを避けるために省略した。また、図1において、図示上側に示した電池モジュール9A,電池セルコントローラグループCCG1および伝送路60と、図示下側に示した電池モジュール9B,電池セルコントローラグループCCG2および伝送路60とは同一構造を有している。以下では、電池モジュール9Aに関係する図示上側の構成を参照して詳細を説明する。
バッテリコントローラ20と各電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nとの間の信号の送信および受信は、信号ハーネスを含む伝送路60を介して行われる。各電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nは、伝送路602,604により直列接続されている。バッテリコントローラ20の送信端子TX1から送信されたコマンド信号は、ループ状の通信路を介して電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nに伝えられ、上記コマンドに対応したデータが上記電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nからなるループ状の通信路を経由して、バッテリコントローラ20の受信端子RX1で受信される。
すなわち、バッテリコントローラ20の送信端子TX1から送信されたコマンド信号は、伝送路60を介して電池セルコントローラCC3Aの受信端子RXで受信され、電池セルコントローラCC3Aの送信端子TXからコマンド信号に応じたデータやコマンドが送信される。電池セルコントローラCC3Bの受信端子RXで受信されたコマンド信号は、送信端子TXから送信される。このように順に受信および送信を行い、伝送信号は、電池セルコントローラCC3Nの送信端子TXから送信されてバッテリコントローラ20の受信端子RX1で受信される。このようなループ状の通信路を介してシリアル通信が行われる。各電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nは、受信したコマンド信号に応じて、対応する電池セルグループを構成する電池セルBC1〜BC6の端子電圧の検出および診断等を開始し、コマンド信号に基づき各電池セルコントローラが収集あるいは検知したデータを、上記のようにシリアル通信によりバッテリコントローラ20に送信する。
各電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nはさらに異常診断を行い、異常がある場合に伝送路604を介して1ビット信号を伝送する。各電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nは自分自身が異常と判断した場合、あるいは前の電池セルコントローラから異常を表す信号(異常信号)を受信端子FFI1で受信した場合に、送信端子FFOから異常信号を送信する。一方、既に受信端子FFI1に送られてきていた異常信号が来なくなったり、あるいは自分自身の異常判断が正常判断に変わったりした場合に、送信端子FFO1から伝送されている異常信号は正常信号に変わる。
バッテリコントローラ20は、通常は異常信号を集積回路に送信しないが、異常信号の伝送路が正しく動作することを診断するために、擬似異常信号であるテスト信号をバッテリコントローラ20の送信端子FFOUT1から送信する。擬似異常信号であるテスト信号は、バッテリコントローラ20の送信端子FFOUT1から伝送路604を介して電池セルコントローラCC3Aの受信端子FFIに送信される。このテスト信号を受け、電池セルコントローラCC3Aの送信端子FFOからテスト信号が次の電池セルコントローラCC3Bの受信端子FFIに送信される。このテスト信号は順に次の電池セルコントローラに送信され、電池セルコントローラCC3Nの送信端子FFOから伝送路604を介してバッテリコントローラ20の受信端子FFIN1に送信される。
バッテリコントローラ20は車のシャーシ電位をグランド(GND)とし、低電圧電源から作られる5ボルトなどの電圧で動作するようになっている。一方、リチウム電池セルで構成される電源系は上記低電圧電源から電気的に絶縁された電源系であり、さらにまた各電池セルコントローラCC3A,CC3B,…,CC3Nは、この実施の形態では、対応する電池セルグループの最高位電位と最低位電位との間の電位差すなわち電圧を受けて動作する。
このようにバッテリコントローラ20の電源系統とセルコントローラ80の電源系統とは電位関係が異なっており、また電圧の値も大きく異なる。そのため、バッテリコントローラ20とセルコントローラ80とを接続する伝送路60に、電気的に両コントローラを絶縁するための絶縁回路(フォトカプラPH1〜PH4)を設けることで、信頼性の向上を図る。なお、図1において、フォトカプラPH1およびフォトカプラPH2は同一で、フォトカプラPH3およびフォトカプラPH4も同一である。
電池セルコントローラグループCCG1からバッテリコントローラ20への送信用のフォトカプラPH3,PH4の電源には電池モジュール9Aの全体の電池セルが用いられ、フォトカプラPH3,PH4には電池モジュール9A全体の電圧VCCが加えられる。フォトカプラはある程度の電流を流さないと高速で通信ができない。その場合、電池モジュール9Aの総電圧でフォトカプラPH3,PH4を駆動し、電池モジュール9A全体の電池セルからフォトカプラPH3,PH4に電力を供給するようにしたので、送信による電力消費が電池モジュール9Aの一部の電池セルに偏るのを防止することができ、電池モジュール9Aにおける各電池セルの充電量のばらつき発生を抑制している。
なお、ここでは、電池モジュール9Aの全ての電池セルグループを合わせた電圧がフォトカプラPH3,PH4に印加されるようにしたが、全てではなく複数の電池セルグループから電力を供給するようにしても、該当する電池セルグループの電池セル間の充電量のばらつきを抑えることができる。例えば、電池セルコントローラグループCC3NのGND端子と電池セルコントローラグループCC3BのVCC端子との間の電圧を、フォトカプラPH3、PH4に印加しても良い。
また、フォトカプラPH3の駆動は、定電流回路613を介して行われる。データ伝送を行うフォトカプラPH3は、上述したようにある程度大きな電流を流す必要があるとともに、そのような条件下で寿命を持たせるためには電流を一定にする必要がある。電流が小さいとフォトカプラPH3のLEDの発光量が減って出力が低下し信号伝送の信頼性が低下し、逆に電流量が多すぎるとフォトカプラPH3の寿命が短くなってしまう。一方、電池モジュール9Aの電圧が変化すると、フォトカプラPH3を流れる電流も変化し、上述したような不具合が生じる。
そこで、定電流回路613を設けることで、電圧に関係なく一定の電流がフォトカプラPH3に供給されるようにした。このように定電流回路613を設けたことにより、信号伝送の信頼性低下やフォトカプラの寿命の低下を防止している。さらに、フォトカプラに流れる電流は接続されている抵抗で決まるので、電池モジュール9Aと電池モジュール9Bとの間で電圧差があった場合に流れる電流が異なり、電力消費に差異が生じることになる。しかし、定電流回路613を設けて、フォトカプラPH3に供給される電流値を同一とすることにより、電池モジュール9Aと電池モジュール9Bとの間で信号伝送に関する電力消費を均一化している。
一方、バッテリコントローラ20から信号を受信するフォトカプラPH1,PH2の受光素子出力回路を駆動するための電力は、電池セルコントローラCC3Aに関する電池セルグループから供給される。このデータ伝送受信用のフォトカプラPH1と電池セルコントローラCC3Aとの間の伝送路にはスイッチSW01が設けられており、フォトカプラPH1の動作電圧はスイッチSW01を介して供給される。スイッチSW01のベース側にはOR回路OR01が設けられており、スイッチSW01は、バッテリコントローラ20のフラグ送信端子FFOUT1から信号が送信された場合、あるいは電池セルコントローラCC3Aが内部電圧VDDを発生したときに動作する。
データ伝送受信用のフォトカプラPH1は待機時の暗電流が大きく、それによる無駄な電力消費が問題となる。そこで、上述のOR回路OR01により、セルコントローラ80がスリープ状態にあって伝送路を使用しない状態の場合には、スイッチSW01をオフしてフォトカプラPH1への電力供給を停止する。その結果、無駄な電力消費を防止している。
電池セルコントローラグループCCG1,CCG2の動作を開始する場合、バッテリコントローラ20のフラグ送信端子FFOUT1,FFOUT12から開始信号を出力する。開始信号によりフォトカプラPH2が駆動され、OR回路OR01によりスイッチSW01がオンし、フォトカプラPH1の受光素子回路がイネーブル状態となる。その後、バッテリコントローラ20は送信端子TX1からデータや命令を含んだ送信信号を出力する。フォトカプラPH1を介してその送信信号が電池セルコントローラCC3Aの受信端子RXに入力され、電池セルコントローラCC3Aが動作する。電池セルコントローラCC3Aが動作を開始すると、電池セルコントローラCC3Aの端子VDDから後述する電圧VDDが出力され、スイッチSW01にベース電流が流れて、フォトカプラPH1の電源供給が維持される。
電池モジュール9Aと電池モジュール9Bは、上述したように開閉器6により着脱可能に接続されている。前述した電池ユニット900の外装ケースは、開閉器6によるロックを外さなければ開かない構造となっている。開閉器6のロックを外すと、直列接続された電池モジュール9Aと電池モジュール9Bとの間の電気的な開閉回路が開き、開閉器6に設けられた開閉検知用スイッチが開く。
バッテリコントローラ20の端子PORTOUTからパルス信号が出力されたとき、開閉器6に設けられた開閉検知用スイッチが閉じていればパルス信号が端子PORTINから入力される。開閉器6が開放していて開閉検知用スイッチが開いていれば、パルス信号の伝送は遮断される。端子PORTINと開閉検知用スイッチとを繋ぐ線は抵抗620を介してアースに接続されているので、パルス信号の伝送が遮断される状態においては、端子PORTINの入力電位はアース電位に保持される。
バッテリコントローラ20は、端子PORTINの入力電位により開閉器6の開閉検知用スイッチの開閉状態を検知している。バッテリコントローラ20は、開閉器6の開放を検知すると、関連する制御装置、例えばインバータ装置220に開閉器6の開放状態を伝達して、システム全体の安全が維持されるように制御する。例えば、開閉器6が開放されているときには、インバータ装置220による電池モジュール9A,9Bの充電が禁止される。なお、上述した説明では、電池モジュール9Aに関係する構成について説明したが、同様の構成を有する電池モジュール9Bの伝送路60に関しても同様である。
(電池セルコントローラの説明)
図3は、集積回路である電池セルコントローラCC3Nの内部構成を説明する図である。なお、他の電池セルコントローラも同様の構成であり、ここでは、代表して電池セルコントローラCC3Nを例に説明する。リチウム電池セルBC1〜BC6の端子電圧は、端子CV1〜CV6を介してマルチプレクサ120に入力される。マルチプレクサ120は端子CV1〜CV6のいずれかを選択して、差動増幅器262に入力する。差動増幅器262の出力は、アナログデジタル変換器122Aによりデジタル値に変換される。デジタル値に変換された端子間電圧はIC制御回路123に送られ、内部のデータ保持回路125に保持される。これらの電圧は診断などに利用されたり、図1に示すバッテリコントローラ20に送信されたりする。端子CV1〜CV6に入力される各リチウム電池セルの端子電圧は集積回路である電池セルコントローラのグランド電位に対して直列接続されたリチウム電池セルの端子電圧に基づく電位でバイアスされている。上記差動増幅器262により上記バイアス電位の影響が除去され、各リチウム電池セルの端子電圧に基づくアナログ値がアナログデジタル変換器122Aに入力される。
IC制御回路123は、演算機能を有すると共に、データ保持回路125と、各種電圧の検知や状態診断を周期的に行うタイミング制御回路126と、診断回路130からの診断フラグがセットされる診断フラグ保持回路128とを有している。診断回路130は、IC制御回路123からの計測値に基づいて、各種診断、例えば過充電診断や過放電診断を行う。データ保持回路125は、例えばレジスタ回路で構成されており、検出した各電池セルBC1〜BC6の各端子間電圧を各電池セルBC1〜BC6に対応づけて記憶し、また、その他の検出値を、予め定められたアドレスに読出し可能に保持する。
電池セルコントローラCC3Nを代表例として説明する各電池セルコントローラには、対応するリチウム電池セルグループを構成する各リチウム電池セルBC1〜BC6の充電量(充電状態とも言う)を調整するためのバランシング用半導体スイッチ(NMOS,PMOS)が設けられている。例えば、端子CV1と端子BR1との間に設けられたPMOSスイッチにより、電池セルBC1の充電量調整を行う。同様に、端子BR2と端子CV3との間には電池セルBC2の充電量調整を行うためのNMOSスイッチが、端子CV3と端子BR3との間には電池セルBC3の充電量調整を行うためのPMOSスイッチが、端子BR4と端子CV5との間には電池セルBC4の充電量調整を行うためのNMOSスイッチが、端子CV5と端子BR5との間には電池セルBC5の充電量調整を行うためのPMOSスイッチが、端子BR6と端子GNDとの間には電池セルBC6の充電量調整を行うためのNMOSスイッチが、それぞれ設けられている。
これらのバランシング用半導体スイッチの開閉は放電制御回路132によって制御される。放電制御回路132には、IC制御回路123から放電させるべき電池セルに対応したバランシング用半導体スイッチを導通させるための指令信号が送られる。IC制御回路123は、図1のバッテリコントローラ20から各電池セルBC1〜BC6に対応した放電の指令を通信により受け、上記放電の動作を実行する。
電池モジュール9A,9Bへの充電では、電気負荷からの電流の供給は直列接続された多数の電池セルの全体に対して行われる。直列接続された多数の電池セルが異なる充電状態にあると、電気負荷への電流の供給は多数の電池セルの内の最も放電状態にある電池セルの状態により制限される。一方、電気負荷から電流が供給される場合、多数の電池セルの内の最も充電されている電池セルによって電流の供給が制限される。
このため直列接続された多数の電池セルの内、例えば平均状態を越えた充電状態にある複数の電池セルに対して、これらの電池セルに接続されているバランシング用半導体スイッチを導通状態とし、直列接続されている抵抗R30,R20を介して放電電流を流す。これにより直列接続された複数の電池セルの充電状態が互いに近づく方向に制御されることとなる。また他の方法として、最も放電状態にある電池セルを基準セルとし、基準セルとの充電状態の差に基づき放電時間を決める方法がある。他にも充電状態を調整する種々の方法がある。充電状態は電池セルの端子電圧を基に演算で求めることができる。電池セルの充電状態とその電池セルの端子電圧は相関関係があるので、各電池セルの端子電圧を近づけるようにバランシング用半導体スイッチを制御することで、各電池セルの充電状態を近づけることができる。
(電源電圧VCCと電源電圧VDD)
電池セルコントローラCC3Nの内部回路には少なくとも2種類の電源電圧VCC,VDD(3V)が使用される。図3に示す例では、電圧VCCは直列接続された電池セルBC1〜BC6で構成される電池セルグループの総電圧であり、電圧VDDは主定電圧電源134および起動出力回路135の起動用定電圧電源136によって生成される。マルチプレクサ120および信号伝送のための伝送入力回路138,142は高電圧VCCで動作する。また、アナログデジタル変換器122A、IC制御回路123、診断回路130、信号伝送のための伝送出力回路140,143は低電圧VDD(3V)で動作する。
(信号波形の説明)
図4,5は、伝送出力回路140の駆動電圧と信号伝送先の波高値との関係を説明する図である。図4は、送信側の電池セルコントローラCCMの伝送出力回路140と、受信側の電池セルコントローラCCNの伝送入力回路138とを示す。なお、伝送出力回路140については、図3に示した伝送出力回路140の一部を省略して示した。また、図5は、信号波形を示す図である。
図4に示すように、伝送出力回路140は、スイッチ244,245の開閉を制御回路246で制御することにより、図5の図示左上に示すような波形の信号12Lを送信端子TXから出力する。図1に示したように、伝送方向上位の電池セルコントローラの端子GND(グランド)は伝送方向下位の電池セルコントローラの端子VCCに接続されている。そのため、伝送出力回路140は、電池セルコントローラCCMのグランド、すなわち電池セルコントローラCCNのVCCを基準に電圧VDDの振幅の信号12Lを出力する。スイッチ245を開きスイッチ244を閉じるとハイレベル(電位VCC+VDD)の信号が出力され、逆にスイッチ245を閉じスイッチ244を開くとローレベル(電位VCC)の信号が出力される(図5の左側12Lの波形参照)。
電池セルコントローラCCMの送信端子TXから出力された信号は、伝送方向下位の電池セルコントローラCCNの受信端子RXに入力された後に、伝送入力回路138の差動増幅器231に入力される。差動増幅器231は、入力された電池セルコントローラCCMの信号と電池セルコントローラCCNの電圧VCCとの差分に応じた信号を出力する。図5の中央に示す信号12Cは差動増幅器231の出力信号(図4の点Pにおける信号)を示したものであり、信号12Cのローレベルは電池セルコントローラCCNのグランドレベルとなり、信号12Cのハイレベルはグランドレベル+VDDの電位となる。差動増幅器231から出力された信号12Cは、コンパレータ232において閾値VDD/2と比較され[1]、[0]信号とされる。
各電池セルコントローラは、隣接する他の電池セルコントローラからの信号を受信する回路231と、フォトカプラからの信号を受信する回路234とをそれぞれ有しており、これらの回路のどちらを使用するかは、図3に記載の制御端子CT1に印加される制御信号に基づいて切換器233により選択される。電池セルコントローラCCNが電池セルコントローラグループCCG1の伝送方向最上位のセルコンローラである場合、すなわち、電池セルコントローラCCNの受信端子RXにフォトカプラPH1からの信号が入力される場合には、切換器233は下側接点が閉じ、コンパレータ234の出力信号が伝送入力回路138から出力される。一方、電池セルコントローラCCNの受信端子RXに隣接電池セルコントローラからの信号が入力される場合には、切換器233は上側接点が閉じ、コンパレータ232の出力信号が伝送入力回路138から出力される。図4に示す電池セルコントローラCCNの場合、伝送入力回路138には隣接電池セルコントローラCCMからの信号が入力されるので、切換器233は上側接点が閉じる。
電池セルコントローラCCNが最上位の電池セルコントローラの場合には、図5の右側12Rに示すような信号がフォトカプラPH1から受信端子RXに入力される。この場合の入力信号のハイレベルは電池セルコントローラのグランドレベルを基準に電位VCCとなっている。コンパレータ234は、受信端子RXに入力されたこのフォトカプラPH1からの信号と閾値VCC/2とを比較し、[1]、[0]信号を出力する。
なお、図3に示す伝送入力回路142および伝送出力回路143は、上述した伝送入力回路138および伝送出力回路140と同様の回路構成となっており、端子FFIN(FFI)および端子FFOUT(FFO)間の信号伝送も上述したものと同様であるので、ここでは説明を省略する。
(制御端子CT1〜CT3)
図3に示す電池セルコントローラCC3Nは、上述した制御端子CT1の他に動作切り換えのための制御端子CT2,CT3を備えている。上述したように、制御端子CT1は、伝送信号をフォトカプラPH1,PH2から受信するか、隣接の電池セルコントローラから受信するかを選択するための端子である。フォトカプラからの出力と隣接電池セルコントローラの端子TX,端子FFOからの出力とでは出力波形の波高値が異なるため、判定する閾値が異なる。そのため、制御端子CT1の制御信号に基づいて、伝送入力回路138の切換器233を切り換えるようにする。切換器233の切り換えは上述したように行われる。尚、この制御端子は非動作時の消費電流を削減するために、非動作時には端子電圧を検出するものではない。図3では説明を簡略化するために常時検出されているように記載してあるが、実際は起動時に端子の状態を一度検出し保持して動作を行うものである。
制御端子CT2は、送信端子TX,FFOUTから信号を出力する場合に、隣接の電池セルコントローラへ信号を送るのかフォトカプラに送信するのかを選択するための制御端子である。図1に示されるように、最下位のICであるCC3N,CC4Nでは、送信端子TX,FFOUTからの出力を用いてトランジスタを制御し、フォトカプラPH3,PH4を駆動する。その論理はフォトカプラがオンの時にHであり、隣接ICへの送信論理と異なる。制御端子CT2は、その論理を切り替えて動作停止時にフォトカプラを動作させないためのものである。
ところで、図1に示す構成では、起動時に最上位の集積回路(電池セルコントローラCC3A)が制御回路(バッテリコントローラ20)からフォトカプラPH1を通じて起動信号を受信して起動し、次の集積回路(電池セルコントローラCC3B)へフォトカプラを用いずに起動信号を送信する。この動作を直列接続された集積回路(電池セルコントローラCC3A〜CC3N)は繰り返すので、直列接続された全集積回路は起動して、動作可能となる。なお、直列接続された最後の集積回路(電池セルコントローラCC3B)は起動信号をフォトカプラPH3により制御回路(バッテリコントローラ20)へ送信するので、制御回路(バッテリコントローラ20)は全集積回路(電池セルコントローラCC3A〜CC3N)が起動したことを確認でき、以降全集積回路と通信可能となる。
この場合、最上位の電池セルコントローラCC3Aの起動及び受信端子の入力レベルは電池セルコントローラCC3Aの電源電圧以下でなければならないため、その閾値は電池セルコントローラCC3Aに接続された電池セルの総和の電圧とGND電圧との間にある(図5の信号12Rを参照)。また、送信信号の出力レベルは電池セルコントローラCC3Aの電源電圧とGND電圧との間に閾値を持つことになる。
上述のように、一つ上位の電池セルコントローラに絶縁素子を用いずに接続される最上位以外の電池セルコントローラにおいては、その入力レベルは、該電池セルコントローラの電源電圧と一つ上位の電池セルコントローラの送信信号のレベルの和の電圧範囲となる。従って、最上位の電池セルコントローラのみは起動及び受信信号の電圧レベルが異なるため、異なる入力電圧レベルを有する電池セルコントローラを使用するか、最上位であることを自動的に認識する機能を有した電池セルコントローラである必要がある。同一の電池セルコントローラを多数必要とする電池制御装置では、電池セルコントローラは同一の集積回路であって、最上位レベルであることを自動認識する集積回路であることが好ましい。
本実施の形態では、各電池セルコントローラは上述したような制御端子CT1を備え、伝送信号をフォトカプラPH1,PH2から受信するか、隣接の電池セルコントローラから受信するかを選択するようにしている。伝送入力回路138の切換器233は、制御端子CT1の制御信号に基づいて切り換えられる。なお、図3の起動入力回路147における起動信号の処理についは、制御端子CT1の制御信号とは関係なく以下のように行われる。
図3において、主定電圧電源134から定電圧VDD(3V)が出力されると電池セルコントローラCC3Nはスリープ状態から立ち上がり動作状態となる。図6,7は主定電圧電源134の動作停止および動作開始を説明する図であり、図6は起動入力回路147,タイマ回路150,主定電圧電源134を示し、図7は図6に示す各回路から出力される信号を示す。
隣接電池セルコントローラまたはフォトカプラから伝送されてきた信号を起動入力回路147が受信すると、タイマ回路150が動作し、主定電圧電源134に電圧VCCを供給する。この動作により主定電圧電源134は動作状態となり、定電圧発生回路153から定電圧VDDを出力する。
受信端子RXで受信される信号は必ずハイとローのレベル(電位レベル)を有するので、その変化を例えばコンデンサなどからなる微分トリガ回路253A、253Bで捕らえ、トリガ信号をタイマ回路150に送信する。タイマ回路150は所定期間、例えば十秒の期間、トリガ信号が入力されないと駆動出力を停止し、主定電圧電源134の動作を停止する。タイマ回路150は、例えばプリセット型ダウンカウンタ152で構成され、トリガ信号が入力されるたびにカウント値がセットされる回路で実現できる。図7に示すようにカウントダウンにより所定値(例えばゼロ)となると、タイマ回路150は信号出力を停止し、定電圧発生回路153に供給されているVCC電圧を遮断する。
一方、図1において上位制御装置であるバッテリコントローラ20の送信端子FFOUTから起動の信号が出力されるとスイッチSW01が導通し、TX信号を伝えるフォトカプラPH1に電源が供給される。その結果、信号が最上位の電池セルコントローラCC3Aの受信端子RXに伝えられ、受信端子RXから起動入力回路147に入力される。
起動入力回路147の入力には閾値=VCC+1.5Vを有するコンパレータ250と閾値=1.5Vを有するコンパレータ251が接続されており、さらに、コンパレータ250は微分トリガ回路253Aに接続され、コンパレータ251は微分トリガ回路253Bに接続されている。起動入力回路147の出力にはOR回路252が接続されている。従って、OR回路252の出力には、入力信号が閾値=VCC+1.5V及び閾値=1.5Vを上下するたびに信号が出力されることになる。
OR回路252は、起動入力回路147の出力結果に基づく[0]/[1]信号を、図3に示すようにタイマ回路150および起動出力回路135へ出力する。図3に示すように、起動出力回路135は、出力電圧3Vの起動用定電圧電源136と、起動用定電圧電源136に接続されたスイッチ254,255と、スイッチ254,255の開閉を制御する制御回路256とを備えている。起動出力回路135は、起動入力回路147からの信号を振幅3Vの信号に変換して、それを伝送出力回路140の切換器243へ伝える。切換器243は、起動前か起動後かによって切換を行うものであって、起動前には下側接点が閉じている。そのため、起動出力回路135から伝えられた信号は、送信端子TXから次の電池セルコントローラの受信端子RXに送信される。
このように、本実施の形態では、受信端子RXから起動信号を受信した電池セルコントローラは、その電池セルコントローラの立ち上がり動作(起動動作)とは別に、起動出力回路135から次の電池セルコントローラの受信端子RXへ起動信号を送る。そのため、電池セルコントローラが立ち上がってから次の電池セルコントローラに信号を送る場合に比べて、システム全体の動作開始が早くなるという利点を有している。
また、起動入力回路147は、電池セルコントローラが最上位に配置された場合に対応する閾値と最上位以外に配置された場合に対応する閾値とを備えていて、それらの閾値のどちらかを検出することで、入力される信号に変化があったことを微分トリガ回路253Aおよび253Bにより検出することができる。
従来のセルコントローラに用いられている電池セルコントローラ(集積回路)では、図5に示すような入力信号に対して、入力レベル判定用コンパレータと状態保持回路とを起動及び受信信号端子に備えるものがある。その場合、入力レベル判定用コンパレータにより最上位に接続された集積回路か否かを判別し、その状態を状態保持回路に保持する。
すなわち、電源電圧よりも高い閾値を持つコンパレータと、電源電圧よりも低い閾値を持つコンパレータが起動及び受信端子に接続され、その入力レベルが電源電圧よりも低いことを検出すると集積回路は最上位の接続であると認識してその状態を保持し、その入力レベルが電源電圧よりも高いことを検出すると集積回路は最上位以外の接続であると認識してその状態を保持する。具体的には、集積回路内に電源電圧よりも低い閾値を持つ起動検出回路および受信検出回路と、電源電圧よりも高い閾値を持つ起動検出回路および受信検出回路とが並列に接続され、保持された状態でどちらの起動及び検出回路が有効となるか選択される。
従来は、最上位に接続された集積回路の起動端子の起動閾値は、集積回路の電源電圧より小さい値であり、動作中は通信信号のレベルが電源電圧とGND電圧との間である。そのため、上記の自動認識用コンパレータが動作して、集積回路が最上位であることを検出してその状態を保持している。動作停止後もその常態を保持しているため、動作停止後からの再起動時には起動用コンパレータが有効となっており、電源電圧を下回る起動信号が入力されると正常に起動する。
また、最上位以外に接続された集積回路の起動端子の起動閾値は、集積回路の電源電圧より高い値であり、動作中は通信信号のレベルが電源電圧から電源電圧よりも高い値の間であるため、自動認識用コンパレータが動作して、集積回路が最上位以外であることを検出してその状態を保持している。動作停止後もその状態を保持しているため、動作停止後からの再起動時には起動用コンパレータが有効となっており、電源電圧よりも高い値から電源電圧までの間の閾値を下回る起動信号が入力されると、正常に起動する。
ところが、何らかの原因で、例えば動作停止時に過大なノイズが重畳し、最上位の集積回路の起動端子に電源電圧よりも高い電圧が印加されたとすると、その集積回路の自動認識用コンパレータが動作して、該集積回路は最上位の接続ではないと認識してしまう。その場合、ノイズが無くなって起動端子の電圧が集積回路の電源電圧に保持されたとしても、最上位以外の設定と認識されているため、その集積回路は起動信号が連続的に印加されたと認識して動作を継続してしまう。その結果、直列に接続された集積回路にも起動信号が順に印加され、全ての集積回路が起動状態となってしまい、動作が停止できなくなることになる。このような状態になってしまった場合、集積回路の消費電流により電池が放電することになり、その時間が長いと電池が過放電状態となって使用不可能となってしまう。
これに対して、起動入力回路147が図6に示すような構成ではなく、例えば、図4に示すような伝送入力回路138と同様の構成とし、制御端子CT1の制御信号に基づいてどちらかの閾値で検出することで、上述した自動認識用コンパレータを用いた場合における動作停止不能の発生を、防止することができる。しかし、制御端子CT1がその状態検出時にノイズなどの影響で最上位設定/隣接IC設定を間違えて認識すると、起動しなくなる可能性が生じる。
例えば、最上位接続なのに誤って隣接IC設定と認識された場合には、起動入力回路147の閾値はVCC+1.5Vなのに0〜VCCの信号しか入力されないため、起動することができなくなる。また、隣接IC接続なのに誤って最上位設定と認識された場合には、起動入力回路147の閾値は1.5VなのにVCC〜(VCC+3V)の信号しか入力されないため、起動することができなくなる。
しかしながら、図6に示す構成では、2個の閾値のどちらかを検出すればOR回路252からタイマ回路150に信号が出力されるので、制御端子CT1がノイズなどの影響で最上位設定/隣接IC設定を間違えて認識した場合でも、確実に起動することができる。
上述した各実施形態はそれぞれ単独に、あるいは組み合わせて用いても良い。それぞれの実施形態での効果を単独あるいは相乗して奏することができるからである。また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではない。
6:開閉器、9A,9B,9C,9D:電池モジュール、20:バッテリコントローラ、60,602,604:伝送路、80:セルコントローラ、CC3A〜CC3N,CC4A〜CC4N:電池セルコントローラ、134:主定電圧電源、135:起動出力回路、138,142:伝送入力回路、140,143:伝送出力回路、147:起動入力回路、220:インバータ装置、230:モータ、233,241,252:切換器、613:定電流回路、630:絶縁回路、900:電池ユニット、BC1〜BC6:電池セル、CT1〜CT3:制御端子、OR01:OR回路、PH1〜PH4:フォトカプラ、R20,R30,620:抵抗、SW01:スイッチ

Claims (6)

  1. 複数のセル電池が直列接続された電池セルグループをさらに複数直列接続して構成される電池モジュールの電池制御装置であって、
    前記複数の電池セルグループ毎に設けられ、前記電池セルグループの各電池セルに対する制御処置および監視処理を行う複数の集積回路と、
    前記複数の集積回路を直列接続して集積回路間の信号伝送を行う第1伝送路と、
    前記複数の集積回路を制御する上位制御回路から出力された信号を、第1絶縁回路を介して、前記直列接続された複数の集積回路の最上位集積回路に伝送する第2伝送路と、
    前記直列接続された複数の集積回路の最下位集積回路から前記上位制御回路への信号を、第2絶縁回路を介して伝送する第3伝送路と、を備え、
    前記複数の集積回路は、
    対応する前記電池セルグループの総電圧を集積回路内部電圧に降圧する定電圧回路と、
    前記上位制御回路から前記第2伝送路および前記第1絶縁回路を介して第1の起動信号が入力された場合は、波高値が前記第1の起動信号と異なる第2の起動信号を生成して前記第1伝送路に出力し、上位の集積回路から前記第1伝送路を介して前記第2の起動信号が入力された場合は、前記第2の起動信号を前記第1伝送路または前記第3伝送路に出力する信号生成回路と、
    前記第1の起動信号に対応する第1の判定用閾値と入力された前記第1の起動信号または前記第2の起動信号とを比較し、その比較結果に応じて出力を変化させる第1の比較器と、前記第1の比較器の出力の変化により第1のトリガ信号を出力する第1のトリガ回路とを有する第1の起動回路と、
    前記第2の起動信号に対応する第2の判定用閾値と入力された前記第1の起動信号または前記第2の起動信号とを比較し、その比較結果に応じて出力を変化させる第2の比較器と、前記第2の比較器の出力の変化により第2のトリガ信号を出力する第2のトリガ回路とを有する第2の起動回路と、
    前記第1のトリガ信号および前記第2のトリガ信号の少なくとも一方が出力されると、前記定電圧回路を起動するための信号を出力するOR回路と、を有することを特徴とする電池制御装置。
  2. 請求項1に記載の電池制御装置において、
    前記複数の集積回路は、前記OR回路からの信号を前記定電圧回路に出力するとともに、前記OR回路からの信号に基づいて前記信号生成回路から前記第2の起動信号を出力することを特徴とする電池制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電池制御装置において、
    前記信号生成回路は、該信号生成回路が設けられた集積回路に対応する前記電池セルグループの総電圧を前記集積回路内部電圧に降圧する起動用定電圧回路を有しており、前記起動用定電圧回路により生成された前記集積回路内部電圧を用いて、前記第2の信号を生成することを特徴とする電池制御装置。
  4. 請求項3に記載の電池制御装置において、
    前記第1の判定用閾値を、前記第1の比較器が含まれる集積回路における前記総電圧と該集積回路のグランド電位との間の値に設定し、
    前記第2の判定用閾値を、前記第2の比較器が含まれる集積回路における前記総電圧と該総電圧に前記集積回路内部電圧を加算した電圧との間の値に設定したことを特徴とする電池制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の電池制御装置において、
    前記集積回路は、起動後に、前記第1および第2の比較器の出力がいずれも変化しない期間が所定時間以上となったならば、前記定電圧回路の動作を停止することを特徴とする電池制御装置。
  6. 複数のセル電池が直列接続された電池セルグループをさらに複数直列接続して構成される電池モジュールと、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池制御装置と、
    前記電池制御装置に設けられた複数の集積回路を制御する上位制御回路と、を備えたことを特徴とする電池システム。
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