JP2023170971A - 釣竿用の補助グリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】竿体以外に補助的に把持できる部分を釣竿に付与すると共に、釣竿の操作感の悪化を防止する。【解決手段】竿体2に取り付けられる釣竿用の補助グリップ1であって、竿体2に取り付けられる取付部10と、取付部10に対して第1方向201に離間するグリップ本体部30、グリップ本体部30と取付部10とを連結する第1支柱部31、第1支柱部31に対して第1方向と直交する第2方向202に離間し、グリップ本体部30と取付部10とを連結する第2支柱部32、を有するグリップ部11と、を備え、グリップ部11は、釣糸を案内する少なくとも一つの案内部40を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、釣竿に装着される補助グリップに関する。
下記特許文献1には、釣竿に取り付けられる補助具が記載されている。補助具は、前後に開口したボックスと、ボックスの上面に取り付けられた把持部とを備えている。リールから放出された釣糸は、ボックスを前後に挿通する。釣り人は、把持部を把持して釣竿を手前に引き上げることができる。
しかしながら、釣糸がボックスに接触しやすい。釣糸がボックスに接触しないようにするためには、ボックスを大型にする必要がある。ボックスが大型になると、必然的にボックスの上面は釣竿から上方に大きく離れ、把持部も釣竿から上方に大きく離れることになる。そのため、把持部を持つ手の操作感が悪化する。また、把持部を把持する手の力によって釣竿がその軸線まわりに回転しやすい。更に、ボックスの左右方向の幅寸法も大きくなる。そのため、仕掛けがボックスに絡みやすい。
一方、下記特許文献2に記載された補助具においては、釣竿への取付部と把持部の後端部が立ち上げ部によって連結されている。しかしながら、把持部がその後端部のみで取付部と連結されているため、強度が小さい。また、立ち上げ部は左右一対の棒材から構成され、左右の棒材は互いに離間していてその間を釣糸が挿通する。そのため、釣糸が左右の棒材に接触しやすい。釣糸が左右の棒材に接触しないようにするためには左右の棒体同士を左右に大きく離間することが必要になり、やはり立ち上げ部の強度が不足しやすい。立ち上げ部の強度が不足すると、把持部を把持した際に把持部が上下方向や左右方向にぐらつきやすく安定しない。そのため、釣竿の操作感が悪化する。
特許第2516130号公報 特開2007-20412号公報
本発明は、竿体以外に補助的に把持できる部分を釣竿に付与すると共に、釣竿の操作感の悪化を防止することを課題とする。
本発明の第1側面に係る釣竿用の補助グリップは、竿体に取り付けられる。補助グリップは、取付部とグリップ部を備える。取付部は、竿体に取り付けられる。グリップ部は、グリップ本体部と第1支柱部と第2支柱部を有する。グリップ本体部は、取付部に対して第1方向に離間する。第1方向は、竿体の径方向である。第1支柱部は、グリップ本体部と取付部とを連結する。第2支柱部は、第1支柱部に対して第2方向に離間する。第2方向は、第1方向と直交する。第2方向は、竿体の軸方向である。第2支柱部は、グリップ本体部と取付部とを連結する。グリップ部は、少なくとも一つの案内部を有する。案内部は、釣糸を案内する。この構成によれば、グリップ本体部が第1支柱部と第2支柱部によって取付部に連結されている。そのため、グリップ部の強度を容易に確保することができる。グリップ部が安定しているので、グリップ部を把持して釣竿をしっかりと操作することができる。また、グリップ部自体に案内部が設けられているので、グリップ部の案内部で釣糸を案内することができ、グリップ部の大型化を防止できる。
本発明の第1側面に従う第2側面の補助グリップにおいては、案内部は、ガイドリングを含む。この構成によれば、釣糸をガイドリングによって摺動抵抗が小さい状態で案内できる。
本発明の第1側面又は第2側面に従う第3側面の補助グリップにおいては、案内部は、釣糸を案内する第1案内部と、第1案内部に対して第2方向に離間し、釣糸を案内する第2案内部と、を有する。この構成によれば、釣竿の軸方向に離間した第1案内部と第2案内部の二箇所で釣糸を確実に案内できる。
本発明の第1側面乃至第3側面の何れか一つに従う第4側面の補助グリップにおいては、第1支柱部は、グリップ本体部の第2方向の第1端部と取付部とを連結する。第2支柱部は、グリップ本体部の第2方向の第2端部と取付部とを連結する。この構成によれば、グリップ部の強度をより一層容易に確保できる。
本発明の第1側面乃至第4側面の何れか一つに従う第5側面の補助グリップにおいては、取付部は、竿体に取り付けられる第1取付部と、第1取付部に対して第2方向に離間し、竿体に取り付けられる第2取付部と、を有する。第1支柱部は、グリップ本体部と第1取付部とを連結する。第2支柱部は、グリップ本体部と第2取付部とを連結する。この構成によれば、グリップ部の強度をより一層容易に確保できる。また、第1取付部と第2取付部とが互いに第2方向に離間しているので、第1取付部と第2取付部との間において竿体の曲がりが阻害されにくく、竿体の調子が維持されやすい。
本発明の第1側面乃至第5側面の何れか一つに従う第6側面の補助グリップにおいては、グリップ本体部は、第2方向に沿って延びる。この構成によれば、グリップ本体部が竿体の軸方向に沿って延びるので、グリップ本体部の左右方向の幅寸法が抑制され、グリップ本体部に仕掛け等が絡みにくい。
本発明の第4側面乃至第6側面の何れか一つに従う第7側面の補助グリップにおいては、グリップ本体部は、第1端部から第2端部へ向けて直線状に延びる。この構成によれば、グリップ本体部における仕掛け等の絡みをより一層防止できる。そして、竿体の軸方向の両端部である第1端部と第2端部が第1支柱部と第2支柱部によって取付部と連結されるため、グリップ部の強度を容易に確保することができる。
本発明の第3側面乃至第7側面の何れか一つに従う第8側面の補助グリップにおいては、第1方向における第1案内部と取付部との第1距離は、第1方向における第2案内部と取付部との第2距離とは異なる。この構成によれば、第1距離と第2距離のうち長い方が釣竿の竿先側となるようにすることで、釣糸をスムーズに案内できる。例えば、第1距離が相対的に短く、第2距離が相対的に長い場合には、第1案内部を竿先側とし第2案内部を竿尻側とするように補助グリップを竿体に装着することによって、釣糸をスムーズに案内できる。
本発明の第3側面乃至第8側面の何れか一つに従う第9側面の補助グリップにおいては、第1案内部は、第1支柱部に設けられる。第2案内部は、第2支柱部に設けられる。グリップ本体部は、第1案内部及び第2案内部よりも、第1方向において取付部から離れている。この構成によれば、第1案内部と第2案内部を容易に設けることができる。また、第1案内部と第2案内部を容易に視認でき、釣糸を第1案内部と第2案内部に挿通させることができる。更に、グリップ本体部が第1案内部及び第2案内部よりも竿体から径方向に離間しているので、グリップ本体部を把持した手が釣糸に接触しにくく、グリップ本体部をしっかりと把持して釣竿を引き上げ操作することができる。
本発明の第3側面乃至第8側面の何れか一つに従う第10側面の補助グリップにおいては、グリップ本体部は、貫通孔を有する。貫通孔には釣糸が挿通される。貫通孔は、第2方向に沿って延びる。第1案内部は、貫通孔の一端に設けられる第1開口部を含み、第2案内部は、貫通孔の他端に設けられる第2開口部を含む。この構成によれば、グリップ本体部を釣糸が挿通する。そのため、グリップ本体部を竿体に近づけることができる。つまり、竿体とグリップ本体部を接近配置することが容易となる。従って、グリップ本体部を把持した際に竿体がその軸線まわりに回転しにくくなり、釣竿の操作感が向上する。また、グリップ本体部を釣糸が挿通するので、グリップ本体部を把持する手に釣糸が接触せず、安心してグリップ本体部を把持できる。
以上のように、グリップ本体部が竿体の軸方向に離れた二つの支柱部によって取付部に連結されているので、大きな強度を確保でき、竿体に取り付けられた補助グリップが安定し、釣竿の操作性が向上する。
本発明の第1の実施形態における補助グリップの斜視図。 同補助グリップの正面図。 同補助グリップの平面図。 同補助グリップを第2方向に見た図。 図4のA-A断面図。 同補助グリップの使用状態を示す斜視図。 同補助グリップの使用状態を示す正面図。 図7の要部拡大図。 同補助グリップの使用状態を示す図。 本発明の第2の実施形態における補助グリップの斜視図。 同補助グリップの正面図。 同補助グリップを第2方向に見た図。 図12のB-B断面図。 同補助グリップの使用状態を示す斜視図。 同補助グリップの使用状態を示す正面図。 図15の要部拡大図。
<第1の実施形態>
以下、本発明の第1の実施形態に係る補助グリップについて、図1~図9を参酌しつつ説明する。補助グリップ1は、竿体2の外周面の所定位置に取り付けられる。補助グリップ1は、リール4が取り付け可能な種々の釣竿に取り付けられる。釣竿の種類は任意であって、振り出し竿であってもよいし、並継ぎの竿であってもよく、一本の竿体2からなる、いわゆるワンピースロッドであってもよい。特には両軸受けリール4を用いる釣竿に適している。外ガイド式の釣竿であってもよいし、中通し竿であってもよい。船釣り用の釣竿に適しており、大物用の釣竿に適している。竿体2への取付位置は種々であってよいが、特には、リール4と、リール4の直ぐ前側(竿先側)に位置する釣糸ガイド(元ガイド5)との間の位置が好ましい。尚、竿先側を前側と、竿元側を後側と称する。また、釣竿の軸方向を前後方向と称する。釣竿が複数の竿体2を備えている場合には、補助グリップ1は、最も後側に位置する竿体2に装着されることが好ましい。
図1等に第1方向を符号201で示し、第2方向を符号202で示し、第3方向を符号203で示している。第2方向202は、第1方向201に対して直交する方向である。第3方向203は、第1方向201及び第2方向202と直交する方向である。図6~図8のように補助グリップ1が竿体2に取り付けられた状態において、第1方向201は竿体2の径方向であって且つ上下方向となり、第2方向202は竿体2の軸方向(前後方向)となり、第3方向203は、竿体2の径方向であって且つ左右方向となる。
補助グリップ1は、補助グリップ1を竿体2に取り付けるための取付部10と、前後方向両端部がそれぞれ取付部10に接続されたグリップ部11とを有している。取付部10は、互いに分離、独立して設けられた第1取付部20と第2取付部21を有する。第1取付部20と第2取付部21は、それぞれ独立して竿体2に取り付けられる。第1取付部20と第2取付部21は、第2方向202に離間している。第1取付部20と第2取付部21は、互いに同一の構成であるが、互いに異なる構成であってもよい。以下、第1取付部20の構成について説明する。
第1取付部20は、竿体2を径方向に挟持することにより竿体2に取り付けられる。尚、径方向は、竿体2の径方向であり、以下同様である。挟持の方向は任意であるが、本実施形態では、第1方向201である。第1取付部20は、互いに第1方向201に対向する第1挟持片22と第2挟持片23を有する。第1挟持片22はグリップ部11の端部に固定されている。第2挟持片23は、第1挟持片22とは別体の構成であって、第1挟持片22に対して第1方向201に接近、離反する。第2挟持片23は、第1挟持片22に対して、第1方向201であって且つグリップ部11とは反対側に位置する。第1挟持片22及び第2挟持片23は、第3方向203に沿って長い形状である。第1挟持片22及び第2挟持片23は、第1方向201を厚さ方向とする板状である。
第2挟持片23はネジ24により第1挟持片22と連結される。ネジ24は、第3方向203に離間して一対設けられる。一対のネジ24の第3方向203の間にグリップ部11の端部が位置する。ネジ24を締め付けることにより、第2挟持片23は第1挟持片22に接近する。ネジ24を緩めることにより、第2挟持片23は第1挟持片22から離れる。第1挟持片22と第2挟持片23により竿体2を第1方向201に挟持する。
<グリップ部11>
グリップ部11の構成は任意であるが、本実施形態では、グリップ部11は、全体として第3方向203に開口した門型である。図3のように、グリップ部11は、平面視において第2方向202に沿って一直線状に延びる。グリップ部11は、釣り人により把持されるグリップ本体部30と、グリップ本体部30と第1取付部20とを連結する第1支柱部31と、グリップ本体部30と第2取付部21とを連結する第2支柱部32とを有している。グリップ本体部30と第1支柱部31と第2支柱部32の構成は種々であってよいが、第2方向202に連続すると共に、第1支柱部31と第2支柱部は、それぞれグリップ本体部30に対して第1方向201に折れ曲がっている。グリップ部11は、一本の棒状であり、好ましくは断面円形である。本実施形態ではグリップ部11は中実状であるが中空状であってもよい。
グリップ本体部30は、第1取付部20及び第2取付部21に対して第1方向201に離間している。グリップ本体部30の形状も任意であるが、本実施形態では第2方向202に沿って延びている。詳細には、グリップ本体部30は、その第2方向202の第1端部30aから第2端部30bまで一直線状に延びている。グリップ本体部30は、第1軸部33と第2軸部34と第3軸部35を有している。第1軸部33は、グリップ本体部30の第1端部30aを有し、第1支柱部31と接続する。第3軸部35は、グリップ本体部30の第2端部30bを有し、第2支柱部32と接続する。第3軸部35は、第1軸部33に対して第2方向202に離間している。第1軸部33と第3軸部35は、互いに同一径である。第1軸部33は第1支柱部31と同一径であり、第3軸部35は第2支柱部32と同一径である。
第2軸部34は、第1軸部33と第3軸部35の間に位置する。第2軸部34は、第1軸部33及び第3軸部35よりも大径である。第2軸部34は単一の層構造であって第1軸部33及び第3軸部35と一体であるが、図5に二点鎖線で示しているように、二層構造であってもよい。第2軸部34を二層構造とする場合には、中実又は中空の芯材と、この芯材の外周面に設けられた、一体又は別体の筒状のグリップ層とを備えてよい。芯材を硬質の材質、例えば金属部材とし、グリップ層を芯材よりも柔軟な材質、例えば発泡EVA等の発泡層としてよい。第2軸部34は、グリップ本体部30の全長のうち大部分を占めており、グリップ本体部30の主要部である。第2軸部34の下面(取付部10側の面)には、第2軸部34を把持する手の指が嵌まり込む凹部36を設けてよい。凹部は第3方向203に延びた溝であってよい。
第1支柱部31は、グリップ本体部30の第1軸部33と第1取付部20とを連結する。図2及び図5のように、第1支柱部31は、第1軸部33から第1取付部20に向けて、第2取付部21から離れるように第2方向202に傾斜して延びている。第2支柱部32は、グリップ本体部30の第3軸部35と第2取付部21とを連結する。第2支柱部32は、第3軸部35から第2取付部21に向けて、第1取付部20から離れるように第2方向202に傾斜して延びている。即ち、第1支柱部31と第2支柱部32との間の第2方向202の離間距離は、グリップ本体部30から離れるほど大きくなる。
<案内部40>
グリップ部11は、釣糸3を案内する案内部40を有している。案内部40は、第1案内部41と第2案内部42を有している。第1案内部41は第1支柱部31に設けられ、第2案内部42は第2支柱部32に設けられる。第1案内部41と第2案内部42は、互いに第2方向202に離間していて、互いに独立して釣糸3を案内する。
第1案内部41は、第1支柱部31を第2方向202に貫通する第1案内孔43を有する。第1案内部41は、第1ガイドリング44を備える。第1ガイドリング44は、第1案内孔43に装着される。第1ガイドリング44の形状は種々であってもよいが、本実施形態では第2方向202に長い筒状である。第1ガイドリング44は、第1案内孔43の略全長に亘って設けられる。第2案内部42は、第2支柱部32を第2方向202に貫通する第2案内孔45を有する。第2案内部42は、第2ガイドリング46を備える。第2ガイドリング46は、第2案内孔45に装着される。第2ガイドリング46の形状は種々であってもよいが、本実施形態では第2方向202に長い筒状である。第2ガイドリング46は、第2案内孔45の略全長に亘って設けられる。第1ガイドリング44と第2ガイドリング46は、同一の部品とすることができる。
第1ガイドリング44と第1取付部20との間の第1方向201の第1距離51は、第1ガイドリング44とグリップ本体部30との間の第1方向201の第3距離53よりも小さい。第1距離51は、第1ガイドリング44の中心線と第1取付部20の中心線(竿体2の中心線)との間の距離である。第3距離53は、第1ガイドリング44の中心線とグリップ本体部30の中心線との間の距離である。第1ガイドリング44は、第1支柱部31において第1取付部20寄りに位置する。
第2ガイドリング46と第2取付部21との間の第1方向201の第2距離52は、第2ガイドリング46とグリップ本体部30との間の第1方向201の第4距離54よりも小さい。第2距離52は、第2ガイドリング46の中心線と第2取付部21の中心線(竿体2の中心線)との間の距離である。第4距離54は、第2ガイドリング46の中心線とグリップ本体部30の中心線との間の距離である。第2ガイドリング46は、第2支柱部32において第2取付部21寄りに位置する。第1距離51と第2距離52は互いに異なる。本実施形態では、第2距離52は、第1距離51よりも大きい。
<竿体2への取付状態>
図6~図9に、補助グリップ1を竿体2に取り付けた状態を示している。補助グリップ1は、竿体2に対して着脱可能に取り付けられ、且つ、竿体2の任意の位置に取り付け可能である。補助グリップ1は、図7及び図8のように、リール4と元ガイド5との間に取り付けられる。補助グリップ1は、竿体2に、リール4と同じ向きとなるように取り付けられることが好ましい。即ち、補助グリップ1は、竿体2の上側に位置するように竿体2に取り付けられる。第1取付部20が前側となり第2取付部21が後側となるようにして、補助グリップ1が竿体2に取り付けられる。
リール4から前側に放出された釣糸3は、第2ガイドリング46と第1ガイドリング44をそれぞれ挿通し、元ガイド5を挿通する。補助グリップ1は、例えばリール4のハンドルを左手で持つ場合には右手で把持される。右手で補助グリップ1を把持する場合を例示する。図9は、船釣りの状態を示している。釣り人は船縁100に立って釣竿を操作する。釣り人は、左手でリール4のハンドルを巻きながら、グリップ本体部30の第2軸部34を右手で把持することができ、大型の魚の強い引きに対抗することができ、その魚を容易に引き揚げることができる。右手は、第1ガイドリング44と第2ガイドリング46との間の釣糸3から上方に離間する。従って、右手は釣糸3に接触しない。右手で竿体2を把持することなく第2軸部34を把持することができるので、右手が船縁100に接触しない。
グリップ本体部30が前後二本の第1支柱部31と第2支柱部32によって第1取付部20と第2取付部21に連結されている。即ち、補助グリップ1が前後二本脚の構成となっているため、大きな強度を容易に確保できる。グリップ本体部30が前後二箇所で竿体2に固定されるので、グリップ本体部30が安定し、グリップ本体部30をしっかりと持って魚に対応できる。
第1取付部20と第2取付部21とが互いに前後に離間している。そのため、第1取付部20と第2取付部21との間において竿体2の曲がりが阻害されにくく、竿体2が胴の部分までしっかりと曲がって魚の引きに対応する。
補助グリップ1は細いので、釣り人が水面を見る際に補助グリップ1が視界の妨げになりにくい。また、補助グリップ1に仕掛けが絡みにくい。第1支柱部31と第2支柱部32が前後に離間していて、第1支柱部31と第2支柱部32の間において補助グリップ1が左右に開口しているので、第1支柱部31と第2支柱部32の間を通過する釣糸3が釣り人から良く見える。更に、釣りを始める際に、リール4から出した釣糸3を、第1ガイドリング44と第2ガイドリング46に容易に挿通させることができる。
第1支柱部31の第1ガイドリング44と第2支柱部32の第2ガイドリング46が釣糸3を案内する。そのため、第1支柱部31と第2支柱部32の第3方向(左右方向)の幅を小さくすることができ、細くすることができる。また、第1支柱部31と第2支柱部32を平面視において竿体2と同一線上に位置できる。そのため、補助グリップ1を大型化しなくてもその強度を容易に確保できる。
第1ガイドリング44よりも第2ガイドリング46が上方に位置する。そのため、リール4から放出された釣糸3がスムーズに第2ガイドリング46と第1ガイドリング44に案内されて元ガイド5へと誘導される。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態における補助グリップ1を説明する。但し、第1の実施形態の補助グリップ1と共通している構成についてはその詳細は説明を省略する。
<取付部10>
第1取付部20と第2取付部21は、第2の実施形態においても互いに共通した部品である。但し、第1の実施形態とは異なる。本実施形態においては、第1取付部20は、竿体2を第3方向203に挟持する。第1挟持片22と第2挟持片23は、第3方向203に対向する。尚、第1挟持片22と第2挟持片23は、一枚の弾性片60から構成されている。弾性片60は、例えば金属製や硬質の合成樹脂製である。弾性片60は二つに折り曲げられて第1挟持片22と第2挟持片23が形成されている。ネジ24は1箇所のみ設けられる。弾性片60の折り曲げ部60aは第1支柱部31の内部に位置する。第1取付部20は第1支柱部31とは別体であり、第2取付部21は第2支柱部32とは別体であって、それぞれリベット61により連結されている。
<グリップ部11>
グリップ本体部30、第1支柱部31及び第2支柱部32は、互いに別体である。グリップ本体部30は、第2方向202に沿って延びる貫通孔62を有する。貫通孔62を釣糸3が挿通する。グリップ本体部30は、筒状であり、例えば金属製や硬質の合成樹脂製のパイプから構成される。グリップ本体部30は、案内管67を有する。案内管67の内部空間が貫通孔62である。グリップ本体部30は径一定であるが、例えば第2端部30bに向けて徐々に拡径していてもよい。グリップ本体部30の第1端部30aは第2端部30bよりも取付部10に近い。即ち、グリップ本体部30の第1端部30aは相対的に第1取付部20に近く、グリップ本体部30の第2端部30bは相対的に第2取付部21から遠い。グリップ本体部30は第1端部30aから第2端部30bに向けて徐々に第1方向201に傾斜し上昇している。
グリップ本体部30に第1ガイドリング44と第2ガイドリング46が設けられている。第1ガイドリング44はグリップ本体部30の第1端部30aに位置し、第2ガイドリング46はグリップ本体部30の第2端部30bに位置する。第1ガイドリング44は、貫通孔62の一端に位置する第1開口部62aに配置され、第2ガイドリング46は貫通孔62の他端に位置する第2開口部62bに配置される。第1ガイドリング44と第2ガイドリング46は、案内管67の内周面に装着される。尚、第1ガイドリング44と第2ガイドリング46の間に、一又は複数のガイドリングを備えていてもよい。第2距離52は第1距離51よりも大きい。
第1支柱部31と第2支柱部32は、それぞれ金属製あるいは硬質の合成樹脂製の二つの管体からなる。第1支柱部31は、第1柱管63と第1連結管64からなる。第1柱管63は、第1方向201の軸線を有する。第1柱管63の内部に第1取付部20の折り曲げ部60aが第1方向201に挿入されてリベット止めされている。第1連結管64は第1柱管63の上部に被せられて接着や溶接等により固定されている。第1連結管64に案内管67が第2方向202に挿入されて接着や溶接等により固定されている。第1連結管64は案内管67と第1柱管63とを連結する。
第2支柱部32は、第2柱管65と第2連結管66からなる。第2柱管65は、第1方向201の軸線を有する。第2柱管65の内部に第2取付部21の折り曲げ部60aが第1方向201に挿入されてリベット止めされている。第2連結管66は第2柱管65の上部に被せられて接着や溶接等により固定されている。第2連結管66に案内管67が第2方向202に挿入されて接着や溶接等により固定されている。第2連結管66は案内管67と第2柱管65とを連結する。第2柱管65は、第1柱管63よりも長い。第1柱管63と第2柱管65は、長さのみが異なり、他の仕様は共通していることが好ましい。第2連結管66は第1連結管64と同一部品であることが好ましい。
本実施形態の補助グリップ1においては、グリップ本体部30を釣糸3が挿通し、そのグリップ本体部30を把持することができる。そのため、グリップ本体部30を竿体2に近づけることができ、竿体2の軸線まわりの回転を抑制することができる。また、グリップ本体部30を釣糸3が挿通するので、グリップ本体部30を把持する手に釣糸3が接触せず、安心してグリップ本体部30を把持できる。
1 補助グリップ
2 竿体
3 釣糸
4 リール
5 元ガイド(釣糸ガイド)
10 取付部
11 グリップ部
20 第1取付部
21 第2取付部
22 第1挟持片
23 第2挟持片
24 ネジ
30 グリップ本体部
30a 第1端部
30b 第2端部
31 第1支柱部
32 第2支柱部
33 第1軸部
34 第2軸部
35 第3軸部
36 凹部
40 案内部
41 第1案内部
42 第2案内部
43 第1案内孔
44 第1ガイドリング
45 第2案内孔
46 第2ガイドリング
51 第1距離
52 第2距離
53 第3距離
54 第4距離
60 弾性片
60a 折り曲げ部
61 リベット
62 貫通孔
62a 第1開口部
62b 第2開口部
63 第1柱管
64 第1連結管
65 第2柱管
66 第2連結管
67 案内管
100 船縁

Claims (10)

  1. 竿体に取り付けられる釣竿用の補助グリップであって、
    竿体に取り付けられる取付部と、
    前記取付部に対して第1方向に離間するグリップ本体部、前記グリップ本体部と前記取付部とを連結する第1支柱部、前記第1支柱部に対して前記第1方向と直交する第2方向に離間し、前記グリップ本体部と前記取付部とを連結する第2支柱部、を有するグリップ部と、
    を備え、
    前記グリップ部は、釣糸を案内する少なくとも一つの案内部を有する、補助グリップ。
  2. 前記案内部は、ガイドリングを含む、請求項1に記載の補助グリップ。
  3. 前記案内部は、前記釣糸を案内する第1案内部と、前記第1案内部に対して前記第2方向に離間し、前記釣糸を案内する第2案内部と、を有する、請求項1又は2に記載の補助グリップ。
  4. 前記第1支柱部は、前記グリップ本体部の前記第2方向の第1端部と前記取付部とを連結し、
    前記第2支持部は、前記グリップ本体部の前記第2方向の第2端部と前記取付部とを連結する、請求項1に記載の補助グリップ。
  5. 前記取付部は、前記竿体に取り付けられる第1取付部と、前記第1取付部に対して前記第2方向に離間し、前記竿体に取り付けられる第2取付部と、を有し、
    前記第1支柱部は、前記グリップ本体部と前記第1取付部とを連結し、
    前記第2支柱部は、前記グリップ本体部と前記第2取付部とを連結する、請求項1に記載の補助グリップ。
  6. 前記グリップ本体部は、前記第2方向に沿って延びる、請求項1に記載の補助グリップ。
  7. 前記グリップ本体部は、前記第1端部から前記第2端部へ向けて直線状に延びる、請求項4に記載の補助グリップ。
  8. 前記第1方向における前記第1案内部と前記取付部との第1距離は、前記第1方向における前記第2案内部と前記取付部との第2距離とは異なる、請求項3に記載の補助グリップ。
  9. 前記第1案内部は、前記第1支柱部に設けられ、前記第2案内部は、前記第2支柱部に設けられ、
    前記グリップ本体部は、前記第1案内部及び前記第2案内部よりも、前記第1方向において前記取付部から離れている、請求項3に記載の補助グリップ。
  10. 前記グリップ本体部は、前記釣糸が挿通されるように前記第2方向に沿って延びる貫通孔を有し、
    前記第1案内部は、前記貫通孔の一端に設けられる第1開口部を含み、
    前記第2案内部は、前記貫通孔の他端に設けられる第2開口部を含む、請求項3に記載の補助グリップ。
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