JP6146975B2 - タモの柄 - Google Patents

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この発明は、陸揚げ用すくい上げ具(いわゆる「タモ」)、特に鮎釣りに使用されるタモの柄の構造に関するものである。
鮎をターゲットとする友釣りでは、釣人は、ターゲットである鮎がヒットすると釣竿を操作してオトリ鮎と共に水中から引き抜いて取り込む。このとき、水中から引き抜かれた鮎は、空中を飛行して釣人側へ引き寄せられるが、釣人は、これをタモ網でソフトに受け取る。なお、タモは、タモ網と、これを支持するタモの柄からなり、釣人は、タモの柄を把持してタモ網を操作する(特許文献1〜特許文献4、非特許文献1参照)。実釣において、釣人は、タモが水に流されないようにタモの柄を腰ベルトに差し込んでおき、ターゲットがヒットしたときにタモの柄を把持して腰ベルトから引き抜く。
特開2008−253166号公報 特開2006−223223号公報 特開2003−79272号公報 特開2001−204299号公報
2012 SHIMANO Fishing tackle Catalogue p225〜232
ところで、友釣りでは、釣人は川の中まで進入することもある。その場合、タモの柄が水没すれば、川の流れの影響でタモの柄に大きな力が作用し、釣人は快適な釣りがしにくくなる。この不都合を解決するためには、タモの柄を細くするなど、タモの柄が流れの影響を受け難くする対策が有効であるが、タモの柄を細くすれば当該タモの柄の曲げ剛性が低下し、本来の鮎を受け止める作業がし難くなるという新たな問題が発生する。
本発明はかかる背景のもとになされたものであって、その目的は、水流の影響を受け難く且つ十分な曲げ剛性を備えたタモの柄を提供することである。
(1) 本発明に係るタモの柄は、鮎釣りに際し流水中で使用されるタモの柄であって、タモ網を保持する保持部及び当該保持部に連続する柄部とを有し、当該柄部の長手方向に直交する方向に流体が流通し得る流路が当該柄部に形成されており、上記柄部は、上記保持部に連続する連続部と、後端部と、上記連続部及び上記後端部の間に固定配置された主軸部とを備えており、上記主軸部は、上記柄部の周方向に沿って配置された複数の細長棒状部材により構成されており、当該細長棒状部材間の隙間により上記流路が形成されており、上記後端部は、上記細長棒状部材が固定された先端及び後端を有し且つ外周面が滑面であるブロック状に形成されており、当該後端部の外形は先端から後端に向かって漸次縮小されていると共に、当該後端部を貫通する貫通孔が設けられている
この構成によれば、たとえば鮎釣り(友釣り)の実釣において柄部が水中に埋没したとしても、流れる水が柄部に設けられた流路を通って当該柄部の長手方向に直交する方向に通り抜ける。この流路は、水の流通を許容するために上記長手方向に直交する方向に形成されているので、上記柄部の断面係数を大幅に減少させることが防止される。したがって、上記柄部は、流れの影響を受けにくく、しかも曲げ剛性は必要且つ十分な範囲で維持される。また、上記剛性を確保しつつ流水性の高い柄部が、簡単且つ安価に構成され得る。
(2) 上記連続部の外形形状は、単一の円柱状に形成されているのが好ましい。
この構成では、連続部が流れの影響をうけにくい。
(3) 上記主軸部は4本の丸棒からなり、上記柄部は長手方向に沿って湾曲しているのが好ましい。
この構成では、柄部の十分な剛性と流通性がきわめて安価に実現される。しかも、当該柄部が湾曲しているので、実釣において釣人が柄部を容易に腰ベルトに挿抜することができる。
この発明によれば、水流の影響を受け難く且つ十分な曲げ剛性を備えたタモの柄が提供される。
図1は、本発明の一実施形態に係るタモの柄の斜視図である。 図2は、本発明の一実施形態に係るタモの柄の斜視図である。 図3は、タモの柄の使用状態を示す斜視図である。 図4は、タモの柄の使用状態を示す斜視図である。 図5は、タモの柄の正面図である。 図6は、タモの柄の背面図である。 図7は、タモの柄の左側面図である。
以下、本発明の好ましい実施形態が、適宜図面が参照されながら説明される。なお、本実施の形態は、本発明に係るタモの柄の一実施態様にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で実施態様が変更されてもよいことは言うまでもない。
図1及び図2は、本発明の一実施形態に係るタモの柄の斜視図である。また、図3及び図4は、このタモの柄の使用状態を示す斜視図である。さらに、図5乃至図7は、それぞれ、タモの柄の正面図、背面図、左側面図である。
このタモの柄10は、主として鮎釣りに供されるタモに採用されるものである。このタモの柄10は、図3及び図4が示すように、タモ網11を保持することができる。釣人は、タモの柄10を把持し操作することにより、実釣においてヒットした鮎をすくい取り、あるいは受け取ることができる。
図1及び図2が示すように、タモの柄10は、細長棒状に形成された柄部12と、この柄部の先端部に連続して形成された保持部13とを備えている。
保持部13は、上記タモ網11がセットされる部位であって、当該タモ網11を所定の保持力で保持することができる。保持部13は、樹脂、木材、金属等により構成される。
図1及び図3並びに図5及び図6が示すように、保持部13は、全体として漏斗状に形成されており、保持部13の先端から柄部12側に向かって外形形状が漸次小さくなっている。保持部13の先端に矩形の開口14が設けられており、この開口14に連続して保持部13の内部に収容室15が形成されている。この収容室15は、保持部13の先端部の内側がくり抜かれれることにより構成されており、収容室15の内壁面形状は、タモ網の一部がぴったりと嵌り込むように形成されている。
本実施形態では、保持部13に固定ネジ16が設けられている。この固定ネジ16は、保持部13に設けられたねじ穴にねじ込まれており、時計回りに回転されることによって当該固定ネジ16の先端が上記ねじ穴を貫通して上記収容室15に進入するようになっている。また、固定ネジ16が反時計回りに回転されることによって当該固定ネジ16の先端が上記収容室15から退避するようになっている。タモ網の一部が上記収容室15に嵌め込まれた状態で上記固定ネジ16がねじ込まれることにより、当該固定ネジ16によってタモ網が保持部16に固定される。
柄部12は、上記保持部13に連続して形成されている。柄部12は、上記保持部13に連続する連続部17と、主軸部18と、後端部19とを有する。
上記連続部17は上記保持部13と一体的に形成されており、各図が示すように、上記連続部17は上記保持部13と滑らかに連続している。すなわち、上記連続部17は、保持部13を構成する材料と同一の材料からなり、外形形状は、断面が略円形の棒状である。なお、この連続部17の断面形状は円形に代えて矩形であってもよい。また、この連続部17は、中空形状であっても中実形状であってもよい。
主軸部18は、本実施形態では4本の細長丸棒20からなる。各細長丸棒20は、樹脂又は金属から構成され得るが、典型的にはアルミニウム合金、チタニウム合金、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体(ABS)、ポリオキシメチレン(POM)が好ましい。各細長丸棒は、中実構造でも中空構造でもよい。各細長丸棒20の外径は、5mm〜8mmに設定されるのが好ましい。図1及び図2が示すように、各細長丸棒20は、主軸部12の軸方向21(特許請求の範囲に記載された「長手方向」に相当)を中心とする仮想円の円周上に均等に配置されている。
各細長丸棒20の両端部は、上記連続部17の下端面26及び後に詳述される後端部19の上端面27に連結されている。また、図5及び図7が示すように、各細長丸棒20の間に、主軸部18の軸方向21に直交する方向22、23(図1参照)に隙間24、25が形成されている。この隙間24、25は、上記方向22、23に水が流通する流路を構成している。この隙間24、25は、本実施形態では6mmに設定されているが、4mm〜10mmの範囲で適宜設定され得る。本実施形態では、細長丸棒20の数は4本であるが、2本その他の本数であってもよい。主軸部18が2本の細長丸棒20からなる場合は、当該細長丸棒20は、図7が示すように、矢印23に沿って並設されるのが好ましい。このように細長丸棒20が配置されることにより、釣人の腰に巻かれたベルトに主軸部18が挿通されたときに、タモ網が安定する。
後端部19は、本実施形態ではいわゆる勾玉形に形成されている。具体的には、後端部19は、先端に上記上端面27が形成されており、先端部分の外形形状がもっとも大きく、後端に向かうほど外形形状が漸次小さくなっている。しかも、図1及び図7が示すように、後端部19は、全体として上記方向23の背面側に緩やかに湾曲している。すなわち、柄部12が全体として、いわゆる日本刀の鞘のように、軸方向21に沿って緩やかに湾曲している。さらに、後端部19の中央に貫通孔28が設けられている。この貫通孔28の端部は面取加工が施されており、後端部19の外周面と滑らかに連続している。なお、後端部19の外周面も、その曲率が急激に変化しないように全体が滑面となるように仕上げられている。
本実施形態に係るタモの柄10が鮎釣り(友釣り)に使用される場合、当該タモの柄10にタモ網11が装着される。釣人は、実釣において柄部12をたとえば腰ベルトに挿入して携帯するが、このとき、図3及び図4が示すように、タモの柄10は水面に対して起立した状態(図3参照)で使用される場合もあるし、水面に略平行に配置される(図4参照)場合もある。いずれの使用状態であっても、上記柄部12が水中に埋没した場合に、柄部12にぶつかる水流は、上記隙間24、25(図5、図7参照)を通過する。
このため、水流によって柄部12に大きな力が作用することがない。特に上記隙間24、25は、前述のように柄部12の軸方向21に直交する二方向に形成されているから、水流は効率的に柄部12を通過する。したがって、柄部12の強度設計において当該柄部12の断面係数を大幅に減少させなくとも、水流の影響が排除され得る。つまり、上記隙間24、25が形成されることにより、上記柄部12は、流れの影響を受けにくく、しかも十分な曲げ剛性が確保される。加えて、柄部12ひいてはタモの柄10の軽量化が図られ、実釣において使い易くなる。
本実施形態では、上記柄部12は、複数の細長丸棒20により構成され、各細長丸棒20が前述のように均等に配置されているので、上記隙間24、25が簡単に形成され、柄部12の剛性が確保されつつ高い流水性も実現される。
特に、柄部12は、4本の細長丸棒20から構成されるので、柄部12が安価に構成されると共に、十分な剛性と流通性が実現される。しかも、柄部12は、前述のように湾曲しているから、実釣において釣人が柄部12を容易に腰ベルトに挿抜することができる。
本実施形態では、柄部12の中央部が上記主軸部18により構成されているが、柄部12の全体が上記細長丸棒20から構成されていてもよい。その場合、上記後端部19が省略されてもよい。柄部12の全体が細長丸棒20から構成される場合も、柄部12が日本刀の鞘のように緩やかに湾曲しているのが好ましい。
10・・・タモの柄
12・・・柄部
13・・・保持部
17・・・連続部
18・・・主軸部
19・・・後端部
20・・・細長丸棒
21・・・軸方向
22・・・直交する方向
23・・・直交する方向
24・・・隙間
25・・・隙間
28・・・貫通孔

Claims (3)

  1. 鮎釣りに際し流水中で使用されるタモの柄であって、
    タモ網を保持する保持部及び当該保持部に連続する柄部とを有し、
    当該柄部の長手方向に直交する方向に流体が流通し得る流路が当該柄部に形成されており、
    上記柄部は、上記保持部に連続する連続部と、後端部と、上記連続部及び上記後端部の間に固定配置された主軸部とを備えており、
    上記主軸部は、上記柄部の周方向に沿って配置された複数の細長棒状部材により構成されており、当該細長棒状部材間の隙間により上記流路が形成されており、
    上記後端部は、上記細長棒状部材が固定された先端及び後端を有し且つ外周面が滑面であるブロック状に形成されており、
    当該後端部の外形は先端から後端に向かって漸次縮小されていると共に、当該後端部を貫通する貫通孔が設けられているタモの柄。
  2. 上記連続部の外形形状は、単一の円柱状に形成されている請求項1に記載のタモの柄。
  3. 上記主軸部は4本の丸棒からなり、上記柄部は長手方向に沿って湾曲している請求項1又は2に記載のタモの柄。
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