JP2023170760A - 建築用パネル及び建具装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 遮音性能を向上する。【解決手段】 建築用パネルであって、パネル厚方向に間隔を置いた二つの外板21,22と、これら外板の面方向の端部側で、一方の外板21の内面と他方の外板22の内面に接合された枠状骨材24と、枠状骨材24の枠内側でパネル厚方向へ各セルを延設するとともにその延設方向の一端部と他端部を、それぞれ、一方の外板21の内面と他方の外板22の内面に接したハニカムコア25とを具備した。【選択図】 図2

Description

本発明は、建具(戸、扉、窓、障子等を含む)や、パーティション、シャッターカーテン等として用いられる建築用パネル、及びこの建築用パネルを具備した建具装置に関するものである。
従来、この種の発明には、例えば特許文献1に記載されるように、戸厚方向に間隔を置いた表板と裏板の間に、枠状の力骨や、この力骨の内側で上下方向へわたる長尺状の力骨等設けて、撓み等を生じないように補強された金属製扉がある。
特開2016-188468号公報
ところで、上記従来技術によれば、屋外側又は屋内側の騒音が、表板から裏板へ、あるいは裏板から表板へ伝達されてしまうおそれがある。
このような課題に鑑みて、本発明は、以下の構成を具備するものである。
パネル厚方向に間隔を置いた二つの外板と、前記外板の面方向の端部側で、一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面に接合された枠状骨材と、前記枠状骨材の枠内側でパネル厚方向へ各セルを延設するとともにその延設方向の一端部と他端部を、それぞれ、一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面に接したハニカムコアとを具備したことを特徴とする建築用パネル。
本発明は、以上説明したように構成されているので、遮音性能を向上することができる。
本発明に係る建具装置の一例を示す正面図であり、要部を切欠して内部構造を示している。 同建具装置に用いる建築用パネルの一例を示す縦断面図である。 建築用パネルの他例を示す縦断面図である。
次に、本発明に係る実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
本明細書中、パネル厚方向とは、建築用パネル(扉体)の厚みの方向を意味する。また、面方向とは、建築用パネルの外面が延設される方向を意味する。この面方向には、パネル幅方向やパネル上下方向等を含む。
また、本明細書中、枠内側とは、中央を開口した枠体10の内側(開口側)、又は枠状骨材24の内側を意味し、枠外側とは、枠内側に対する逆側(例えば、枠体10の周囲側)を意味する。
<第一の実施形態>
図1は、本発明に係る建築用パネルを具備した建具装置の一例を示す。
この建具装置1は、矩形枠状の枠体10(ドア枠)と、この枠体内の開口部を開閉する扉体20(建築用パネル)と、扉体20を戸尻側で開閉回動させるヒンジ30とを備える。
枠体10は、上下に間隔を置いた水平状の横枠部材11,12と、左右に間隔を置いた垂直状の縦枠部材13,14とを具備して矩形枠状に構成され、建物等の躯体開口部に固定される。
横枠部材11,12及び縦枠部材13,14は、それぞれ、硬質金属材料から長尺直線状に形成される。これらは、溶接等によって枠状に一体化されて、枠体10を構成する。
扉体20は、パネル厚方向に間隔を置いた二つの外板21,22と、これら外板21,22の面方向の端部側で、一方の外板21の内面と他方の外板22の内面に接合された枠状骨材24と、枠状骨材24の枠内側でパネル厚方向へ各セルを延設するとともにその延設方向の一端部と他端部を、それぞれ、一方の外板21の内面と他方の外板22の内面に接合したハニカムコア25とを一体に具備した建築用パネルである。
外板21,22は、それぞれ、硬質金属材料から正面視略矩形板状に形成される。
一方の外板21は、枠状骨材24を覆う表層板21aと、この表層板21aの内面に重ね合わせられ接合されるとともに枠状骨材24材の枠内側に位置する裏板21bとから一体的に構成される。
表層板21aは、その上端部及び左右端部に、他方の外板22へ向かって折り曲げられた折片部21a1を有する(図2参照)。
裏板21bは、外板21と同等以上の厚みを有する金属板により矩形平板状に形成される。この裏板21bは、上下左右の骨材24a,24b,24c,24dの枠内側に位置し(図2参照)、外板21の内面に接合されている。
他方の外板22は、パネル厚方向において、表層板21aと対象形状の部材であり、表層板21aと同様に、その上端部及び左右端部に、表層板21aへ向かって折り曲げられた折片部22aを有する。
図2に示す一例によれば、表層板21aの厚みt1と、外板22の厚みt2は、それぞれ、約0.5mmである。裏板21bの厚みt3は、表層板21aよりも大きく、約1.2mmである。
したがって、表層板21aと裏板21bからなる外板21の厚みt4は、約1.7mmである。
枠状骨材24は、上下左右の骨材24a,24b,24c,24dによって中央側を開口した矩形枠状に構成される。
各骨材24a(24b,24c又は24d)は、それぞれ、硬質金属材料から長尺な溝形鋼状に形成される。これら骨材24a,24b,24c,24dは、それぞれ、外板21と外板22の間の上端側,下端側,左端側、右端側に位置し、外板21と外板22の両方に接合されている。
外板21と裏板21bを接合する手段は、溶接や、接着材(両面テープや、接着剤を含む)を用いた接着等とすればよい。
外板21,22と、骨材24a,24b,24c,24dとを接合する手段も、溶接や前記接着等とすればよい。
また、上下の骨材24a,24bに、左右の骨材24c,24dを接合する手段は、溶接や、嵌合、止着具(ボルトやねじ等)を用いた結合等とすればよい。
ハニカムコア25は、多数のセル25aを、扉体20の面方向(水平方向及び垂直方向)に隙間なく並設して、一体の正面視矩形板状に構成される。各セル25aは、扉体20の厚さ方向へ連続する正六角形筒状に形成される。
このハニカムコア25は、例えば、アルミニウム合金等の金属材料や、合成樹脂材料、ボール紙、ペーパコア等から構成される。
ハニカムコア25の厚さ方向(セル25aの延設方向)の一端部は、一方の外板21の内面に対し、接着材(例えば、両面テープや接着剤等)を介して接合される。ハニカムコア25の厚さ方向の他端部も、同様にして、他方の外板22の内面に対し接合される。
前記接合の一例としては、ハニカムコア25又は外板21,22に熱硬化性の接着剤を塗布し、この接着剤を、外板21,22の外部からの加熱により熱硬化させる。
なお、外板21,22とハニカムコア25を金属材料から形成し、これらを溶接によって接合することも可能である。
また、枠状骨材24内には、一枚の矩形板状に構成されたハニカムコア25を嵌め合わせるようにすればよいが、他例としては、枠状骨材24内に、面方向に並ぶ複数枚の板状のハニカムコアを嵌め合わせるようにしてもよい。
また、図中、符号41は扉体20を開閉操作するためのドアノブ、符号42は全閉状態の扉体20を施錠したり開錠したりするためのサムターンである。
よって、上記構成の扉体20及び建具装置1によれば、一方の外板21と他方の間で音が伝播するのを、重量が比較的大きい外板21及びハニカムコア25等の相乗効果によって軽減することができる。
また、外板21,22とハニカムコア25間の接着構造等による制振効果により、例えば、外部から伝達する音や振動に起因して、内部のハニカムコア25が振動音を発生するようなことを防ぐことができる。
このように、本発明は、外板21及びハニカムコア25等による扉体20全体の重量の増加や、ハニカムコア25により制振作用等により、閉鎖状態での遮音性能を向上している。
また、比較的厚肉な裏板21b及びハニカムコア25等により、扉体20全体の強度を向上できるため、枠状骨材24内は、中骨等の骨材のない簡素な構造にすることができ、ひいては、生産性を向上するとともにコスト低減をはかることができる。
<第二の実施形態>
上記建具装置1において、扉体20は、図3に示す扉体20’に置換してもよい。
扉体20’は、上記扉体20において外板21,22を外板21’,22’に置換することで、裏板21bを省いたものである。
外板21’,22’は、両方とも厚さが1.5mm以上の単板(単層の板材)により形成される。図示例の外板21’,22’は、それぞれ、厚みt5が1.6mmの金属性の単板から形成される。
外板21’は、硬質金属材料から正面視略矩形板状に形成され、その上端部及び左右端部に、他方の外板22’へ向かって折り曲げられた折片部21a’を有する。この外板21’は、枠状骨材24を覆うとともに、枠状骨材24に対し接着材(例えば、両面テープや接着剤等)を介して接着される。
外板22’は、外板21’と厚さ方向に対象形状であり、その上端部及び左右端部に、他方の外板21’へ向かって折り曲げられた折片部22a’を有する。
この外板22’は、枠状骨材24を覆うとともに、枠状骨材24に対し接着材(例えば、両面テープや接着剤等)を介して接着される。
よって、上記構成の扉体20’及びこの扉体20’を用いた建具装置によれば、比較的高重量で厚みを有する外板21’,22’、及びハニカムコア25、これらの接着構造等の相乗効果により、建具装置1と同様に、音や振動の伝達を防ぐことができる。
しかも、比較的厚肉な外板21’,22’及びハニカムコア25等により必要な強度を確保しているため、外板21’,22’内の補強構造(裏板や骨材)等を減らすとともに生産性を向上し、扉体20’全体のコスト低減が可能である。
特に、上記構成の扉体20’は、外板21’,22’を比較的厚肉な板材(t1.6mm)の単板により形成しているため、複数の板材を重ね合わせて溶接する工法よりも、量産性が良好である。
<変形例>
図2に示す扉体20では、裏板21bを表層板21aの裏面にのみ設けたが、
他例としては、裏板21bを表層板21aの裏面と外板22の裏面の両方に設けたり、裏板21bを外板22の裏面にのみ設けたりすることも可能である。
また、図3に示す扉体20’によれば、好ましい一例として、二つの外板21’,22’の両方の厚みを1.5mm以上としたが、他例としては、二つの外板21’,22’のうちの一方のみの厚みを1.5m以上とし、他方の厚みをこれよりも薄くすることも可能である。
また、上記実施形態によれば、上記構成の建築用パネル(扉体20,20’)を片開き式の扉装置(ドア)に適用したが、この建築用パネルは、両開き式(観音開き式)の扉装置や、引き戸、折戸、バランスドア、窓、障子、間仕切り、壁材、パーティション、シャッターカーテン等に適用することも可能である。
また、上記実施形態によれば、枠状骨材24の内側には、ハニカムコア25以外の補強構造(例えば、中骨等)を省いたが、他例としては、枠状骨材24の内側にハニカムコア25に加えて中骨等の補強構造を設けることも可能である。
また、本発明は上述した具体的構成に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
<総括>
以上のとおり、上記実施形態では以下の発明を開示している。
(1)
パネル厚方向に間隔を置いた二つの外板と、前記外板の面方向の端部側で、一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面に接合された枠状骨材と、前記枠状骨材の枠内側でパネル厚方向へ各セルを延設するとともにその延設方向の一端部と他端部を、それぞれ、一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面に接したハニカムコアとを具備したことを特徴とする建築用パネル(図1~図3参照)。
(2)
二つの前記外板のうち、少なくとも一方の外板が厚さ1.5mm以上に形成されていることを特徴とする(1)に記載の建築用パネル(図2及び図3参照)。
(3)
前記一方の外板は、前記枠状骨材を覆う表層板と、この表層板の内面に重ね合わせられ接合されるとともに前記枠状骨材の枠内側に位置する裏板とから構成されることを特徴とする(1)又は(2)に記載の建築用パネル(図2参照)。
(4)
二つの前記外板が、両方とも厚さ1.5mm以上の単板であることを特徴とする請求項1~3いずれかに記載の建築用パネル(図3参照)。
(5)
一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面とが、それぞれ、接着材を介して前記ハニカムコアに接合されていることを特徴とする(1)~(4)のいずれかに記載の建築用パネル(図2及び図3参照)。
(6)
(1)~(5)いずれかに記載の建築用パネルを具備した建具装置(図1参照)。
1:建具装置
20,20’:扉体(建築用パネル)
21,22,21’,22’:外板
24:枠状骨材
24a,24b,24c,24d:骨材
25:ハニカムコア

Claims (6)

  1. パネル厚方向に間隔を置いた二つの外板と、
    前記外板の面方向の端部側で、一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面に接合された枠状骨材と、
    前記枠状骨材の枠内側でパネル厚方向へ各セルを延設するとともにその延設方向の一端部と他端部を、それぞれ、一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面に接したハニカムコアとを具備したことを特徴とする建築用パネル。
  2. 二つの前記外板のうち、少なくとも一方の外板が厚さ1.5mm以上に形成されていることを特徴とする請求項1記載の建築用パネル。
  3. 前記一方の外板は、前記枠状骨材を覆う表層板と、この表層板の内面に重ね合わせられ接合されるとともに前記枠状骨材の枠内側に位置する裏板とから構成されることを特徴とする請求項1記載の建築用パネル。
  4. 二つの前記外板が、両方とも厚さ1.5mm以上の単板であることを特徴とする請求項1記載の建築用パネル。
  5. 一方の前記外板の内面と他方の前記外板の内面とが、それぞれ、接着材を介して前記ハニカムコアに接合されていることを特徴とする請求項1記載の建築用パネル。
  6. 請求項1~5何れか1項記載の建築用パネルを具備した建具装置。
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