JP2023165166A - スピニングリールのオシレーティング機構、及び、オシレーティング機構を有するスピニングリール - Google Patents

スピニングリールのオシレーティング機構、及び、オシレーティング機構を有するスピニングリール Download PDF

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Abstract

【課題】スピニングリールの軽量化を図ることができるオシレーティング機構が、提供される。【解決手段】スピニングリール1のオシレーティング機構30は、摺動用ギア31と、カムギア33と、スライダ35と、を備える。摺動用ギア31は、ハンドル軸6の回転に連動して回転する。カムギア33は、金属製のギア部45と、樹脂製の支持部47と、を有する。金属製のギア部45は、摺動用ギア31に噛み合うギア本体45a、及び、ギア部本体45aから突出するボス部45bを含む。樹脂製の支持部47は、ギア部45の径方向内側部を支持し、ギア部45と一体的に回転する。ギア部45のボス部45bがスライダ35の係合溝37に沿って移動することによって、スライダ35はスプール軸9をスプール軸方向に移動させる。【選択図】図4

Description

本発明は、スピニングリールのオシレーティング機構、及び、オシレーティング機構を有するスピニングリールに、関する。
従来のスピニングリールには、オシレーティング機構が開示されている(特許文献1を参照)。従来のオシレーティング機構は、ハンドル軸の回転に連動して回転する摺動用ギアと、摺動用ギアに噛み合う金属製のカムギアと、係合溝を含むスライダと、を有する。カムギアは、摺動用ギアに噛み合うギア本体と、ギア本体から突出するボス部と、を有する。ボス部は、スライダの係合溝に係合する。ボス部が係合溝に沿って移動することによって、スプールがスプール軸を介して前後方向に移動する。
特開2019-187342号公報
従来のオシレーティング機構では、カムギアは、摺動用ギアに噛み合うので、強度及び剛性が要求される。このため、一般的に、カムギアは金属によって形成される。例えば、カムギアは、金属製の1つの部材によって形成される。このため、スピニングリールがオシレーティング機構を有する場合、スピニングリールの重量が重くなるおそれがある。
また、特許文献1の従来技術では、カムギアのギア本体が、ギア部と、ギア部の内周側に設けられギア部を支持する本体部とで形成されるようにして、軽量化を図っている。ここで、ボス部は本体部から突出するよう構成されている。ボス部は係合溝に沿って移動するので、本体部には強度が求められる。このため、本体部の軽量化には限界があった。すなわち、スピニングリールがオシレーティング機構を有する場合、スピニングリールの重量が重くなるおそれがある。
本発明の目的は、スピニングリールの軽量化を図ることができるオシレーティング機構を、提供することにある。
本発明の第1側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構は、ハンドル軸の回転に連動してスプール軸をスプール軸方向に移動させる。オシレーティング機構は、摺動用ギアと、カムギアと、スライダと、を備える。摺動用ギアは、ハンドル軸の回転に連動して回転する。
カムギアは、金属製のギア部と、樹脂製の支持部と、を有する。金属製のギア部は、摺動用ギアに噛み合うギア本体、及び、ギア本体から突出するボス部を含む。樹脂製の支持部は、ギア部の径方向内側部を支持し、ギア部と一体的に回転する。
スライダは、スプール軸に装着される。スライダは、ボス部が係合する係合溝を含む。ボス部が係合溝に沿って移動することによって、スライダはスプール軸をスプール軸方向に移動させる。
本オシレーティング機構では、カムギアのギア部、例えば、ギア本体及びボス部は、金属によって形成されるので、摺動用ギアとの噛み合いに要求される強度及び剛性を、確保することができる。また、カムギアの支持部が樹脂によって形成されるので、オシレーティング機構の軽量化を図ることができる。すなわち、本オシレーティング機構を用いることによって、スピニングリールの軽量化を図ることができる。
本発明の第1側面に従う第2側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、ギア部は、ギア本体から径方向内側に突出する第1係合部を含む。支持部は、径方向外側に開口し第1係合部が係合する第1凹部を含む。
本オシレーティング機構では、ギア部の第1係合部を支持部の第1凹部に係合させることによって、簡単な構成で、ギア部及び支持部を一体的に回転させることができる。
本発明の第2側面に従う第3側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、ボス部は第1係合部からカムギア軸方向に突出する。
本オシレーティング機構では、ボス部を第1係合部からカムギア軸方向に突出させることによって、ボス部を係合溝に確実に係合させることができる。
本発明の第2の側面又は第3の側面に従う第4側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、支持部は、ギア部の径方向内側に配置されギア部を支持する本体部と、本体部から径方向外側に延びギア部の軸方向外側面に配置される鍔部と、を有する。第1凹部は、本体部及び鍔部に設けられる。
本オシレーティング機構では、支持部の鍔部がギア部の軸方向外側面に配置されるので、支持部の本体部をギア部の径方向内側においてカムギア軸方向に容易に位置決めすることができる。また、第1凹部が本体部及び鍔部に設けられるので、ギア部及び支持部を確実に一体回転させることができる。
本発明の第2から第4の側面のいずれか1つに従う第5側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、ギア部は、第1係合部とは異なる位置においてギア本体から径方向内側に突出する第2係合部を含む。支持部は、径方向外側に開口し第2係合部が係合する第2凹部を含む。
本オシレーティング機構では、ギア部の第2係合部を支持部の第2凹部に係合させることによって、簡単な構成で、ギア部及び支持部を一体的に回転させることができる。
本発明の第5側面に従う第6側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、支持部は、ギア部の径方向内側に配置されギア部を支持する本体部と、本体部から径方向外側に延びギア部の軸方向外側面に配置される鍔部と、を有する。第2凹部は、本体部に設けられる。
本オシレーティング機構では、支持部の鍔部がギア部の軸方向外側面に配置されるので、支持部の本体部をギア部の径方向内側においてカムギア軸方向に容易に位置決めすることができる。また、第2凹部が本体部に設けられるので、ギア部及び支持部を確実に一体回転させることができる。
本発明の第1から第6の側面のいずれか1つに従う第7側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、ギア部は亜鉛を含む。
本オシレーティング機構では、ギア部は亜鉛を含むので、カムギアの強度及びカムギアの剛性を確保することができる。
本発明の第1から第7の側面のいずれか1つに従う第8側面に係るスピニングリールのオシレーティング機構では、好ましくは、支持部は、ポリオキシメチレン樹脂及びポリアセタール樹脂の少なくともいずれか一方を含む。
本オシレーティング機構では、支持部がポリオキシメチレン樹脂及びポリアセタール樹脂の少なくともいずれか一方を含むので、カムギアを好適に軽量化することができる。
本発明の第9側面に係るスピニングリールは、リール本体と、リール本体に対して前後方向に移動可能に装着されるスプール軸と、リール本体に対して回転可能に支持されるハンドル軸と、上述したオシレーティング機構と、を備える。
本スピニングリールでは、上述したオシレーティング機構を用いることによって、軽量化を図ることができる。
本発明では、スピニングリールにおいてオシレーティング機構の軽量化を図ることができる。本発明では、スピニングリールの軽量化を図ることができる。
本発明の第1実施形態によるスピニングリールの側面図。 スピニングリールから側カバー及び駆動体を取り外した側面図。 オシレーティング機構の部分拡大側面図。 カムギアの正面斜視図。 ギア部の正面斜視図。 ギア部の背面斜視図。 カムギアの背面斜視図。 支持部の背面斜視図。
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリール1は、図1に示すように、リール本体3と、ハンドル5と、ロータ7と、スプール11と、駆動体13(図2を参照)と、オシレーティング機構30(図2を参照)と、を備える。
図1に示すように、ハンドル5は、リール本体3に回転可能に支持される。本実施形態では、ハンドル5がリール本体3の左側に配置される場合の例が示される。ハンドル5はリール本体3の右側に配置されてもよい。図2に示すように、リール本体3の内部空間には、スプール11を前後方向に移動するためのオシレーティング機構30が配置される。
図1及び図2に示すロータ7は、スプール11に釣り糸を巻き付けるために用いられる。ロータ7は、リール本体3の前部に配置される。ロータ7は、リール本体3に対して回転可能に構成される。例えば、ロータ7は、ピニオンギア17と一体的に回転するように、ピニオンギア17に連結される。ピニオンギア17は、リール本体3に回転可能に支持される。
図1及び図2に示すスプール11には、釣り糸が巻き付けられる。スプール11は、スプール軸9と一体的に移動可能に構成される。例えば、図2に示すように、スプール11は、スプール軸9の先端部に装着される。
図2に示すスプール軸9は、リール本体3に進退可能に構成される。スプール軸9は、リール本体3に対してスプール軸方向に移動可能に支持される。スプール軸方向は、スプール軸9のスプール軸心X1が延びる方向である。スプール軸方向は、前後方向と解釈してもよい。
スプール軸9は、筒状のピニオンギア17の内周部に挿通される。スプール軸9は、オシレーティング機構30の作動によって、リール本体3に対してスプール軸方向に往復移動する。
図2に示すように、駆動体13は、駆動軸21と、駆動ギア23と、摺動用ギア31と、を有する。駆動軸21は、ハンドル5の回転に連動して回転する。例えば、駆動軸21には、ハンドル5のハンドル軸6が装着される。
駆動軸21は、駆動軸心X2を有する。例えば、駆動軸21は筒状に形成される。駆動軸21の内周部には、ハンドル軸6が着脱可能に装着される。ハンドル軸6は、リール本体3に回転可能に支持される。ハンドル軸6の軸心は、駆動軸心X2と同心である。駆動ギア23は、ロータ7を回転させるために用いられる。駆動ギア23は、駆動軸21に設けられる。駆動ギア23は、ピニオンギア17に噛み合う。
摺動用ギア31は、スプール軸9を移動させるために用いられる。摺動用ギア31は、ハンドル軸6の回転に連動して第1回転方向R1に回転する。摺動用ギア31は、駆動軸心X2が延びる軸方向において、駆動ギア23と間隔を隔てて駆動軸21に設けられる。駆動ギア23及び摺動用ギア31の間には、スプール軸9及びガイド軸34(後述する)が配置される。摺動用ギア31は、後述するカムギア33に噛み合う。
駆動軸21、駆動ギア23、及び摺動用ギア31は、一体に形成される。駆動軸21、駆動ギア23、及び摺動用ギア31は、互いに別体に形成されてもよい。駆動軸21、駆動ギア23、及び摺動用ギア31は、ハンドル軸6の回転に連動して回転する。駆動ギア23及び摺動用ギア31が回転すると、ピニオンギア17及びカムギア33が回転する。
例えば、本実施形態では、釣り糸を巻き取るために、ハンドル軸6、駆動軸21、駆動ギア23、及び摺動用ギア31が回転する回転方向が、第1回転方向R1と定義される。第1回転方向R1とは反対の回転方向が、第2回転方向R2と定義される。なお、駆動軸心X2及び軸心X3それぞれに対して、第1回転方向R1及び第2回転方向R2が定義される。
ハンドル軸6、駆動軸21、駆動ギア23、及び摺動用ギア31が駆動軸心X2を基準として第1回転方向R1に回転する場合、カムギア33は軸心X3を基準として第2回転方向R2に回転する。
図2に示すオシレーティング機構30は、ハンドル軸6の回転に連動してスプール軸9をスプール軸方向に移動させる。図3に示すように、オシレーティング機構30は、摺動用ギア31と、カムギア33と、ガイド軸34と、スライダ35と、を有する。
摺動用ギア31は、上述したように駆動体13を構成する。図3では、摺動用ギア31の歯部31aは簡略化して示されている。歯部31aは複数のギア歯を含む。カムギア33は、スライダ35をスプール軸方向に移動させるために用いられる。カムギア33は、リール本体3に回転可能に支持される。例えば、カムギア33は、リール本体3及びスライダ35の間に配置される。カムギア33は、リール本体3の第1ボス部3bに回転可能に支持される。
ここで、図2及び図3に示すように、第1ボス部3bはリール本体3に含まれる。すなわち、リール本体3は、本体部3aと、第1ボス部3bと、側カバー3e(図1を参照)と、を有する。本体部3a及び側カバー3eによって、オシレーティング機構30を配置するための空間が形成される。
図4に示すように、カムギア33は、金属製のギア部45と、樹脂製の支持部47と、を有する。ギア部45は、金属によって形成される。金属は亜鉛を含む。好ましくは、金属は、亜鉛を含む合金である。
図5に示すように、ギア部45は、ギア本体45aと、第2ボス部45b(ボス部の一例)と、を含む。ギア部45は、第1突出部45cと、第2突出部45d(第1係合部の一例)と、第3突出部45e(第2係合部の一例)と、をさらに含む。
ギア本体45aは、摺動用ギア31に噛み合う。例えば、ギア本体45aは、実質的に環状に形成される。ギア本体45aの外周部には、歯部45fが設けられる。歯部45fは複数のギア歯を含む。ギア本体45aの歯部45fは、摺動用ギア31の歯部31a(図3を参照)に噛み合う。
図5に示すように、第1突出部45cは、ギア本体45aからカムギア軸方向に突出する。例えば、第1突出部45cは、ギア本体45aの外側面からカムギア軸方向に突出する。第1突出部45cは、ギア本体45aと一体に形成される。第2突出部45dは、ギア本体45aから径方向内側に突出する。例えば、第2突出部45dは、カムギア径方向において、ギア本体45aの内周面から内側に突出する。第2突出部45dは、第1突出部45c、及び、ギア本体45aと一体に形成される。
第3突出部45eは、第2突出部45dとは異なる位置において、ギア本体45aから径方向内側に突出する。例えば、第3突出部45eは、カムギア径方向において、ギア本体45aの内周面から内側に突出する。第3突出部45eは、ギア本体45aと一体に形成される。
図5に示すように、第2ボス部45bは、ギア本体45aから突出する。例えば、第2ボス部45bは、第1突出部45cからカムギア軸方向に突出する。詳細には、第2ボス部45bは、第1突出部45cの外側面からカムギア軸方向に突出する。第2ボス部45bは、第1突出部45cと一体に形成される。第2ボス部45bは、後述するスライダ35の係合溝37に係合する。
図3に示すように、第2ボス部45bは、係合溝37の内部に配置された状態で、ギア本体45aの回転に連動して係合溝37に沿って移動する。第2ボス部45bは、円柱状に形成される。本実施形態では、第2ボス部45bが円柱状に形成される場合の例が示されるが、第2ボス部45bは円錐台状に形成されてもよい。
図4及び図7に示す支持部47は、樹脂によって形成される。樹脂は、ポリオキシメチレン樹脂及びポリアセタール樹脂の少なくともいずれか一方を含む。好ましくは、樹脂は、ポリオキシメチレン樹脂及びポリアセタール樹脂の少なくともいずれか一方を含む合成樹脂である。
支持部47は、軸心X3まわりに回転可能にリール本体3に支持される。図7に示すように、支持部47は、ギア本体45aの径方向内側部を支持する。例えば、支持部47は、カムギア径方向において、ギア本体45aの内側面を支持する。支持部47は、ギア本体45aと一体的に回転する。
図8に示すように、支持部47は、本体部47aと、鍔部47bと、を有する。支持部47は、第1凹部47cと、第2凹部47dと、をさらに有する。支持部47は、孔部47eをさらに有する。
図7及び図8に示すように、本体部47aは、ギア本体45aを支持する。本体部47aは、ギア本体45aの径方向内側に配置される。例えば、本体部47aは、カムギア径方向において、ギア本体45aの内側に配置される。本体部47aは、実質的に環状に形成される。本体部47aは、ギア本体45aの内周面に圧入される。
図8に示すように、鍔部47bは、本体部47aから径方向外側に延びる。鍔部47bは、ギア本体45aの軸方向外側面に対向して配置される。例えば、鍔部47bは、カムギア軸方向において、ギア本体45aの外側面に接触する。ギア本体45aの外側面は、第2ボス部45bが形成される側の面である。鍔部47bは、実質的に環状に形成される。
第1凹部47cは、本体部47a及び鍔部47bに設けられる。第1凹部47cは、径方向外側に開口する。第1凹部47cには、第2突出部45d(図5を参照)が係合する。例えば、第1凹部47cには、第1突出部45c(図4及び図5を参照)及び第2突出部45d(図5を参照)が、係合する。第2凹部47dは、本体部47aに設けられる。第2凹部47dは、径方向外側に開口する。図7に示すように、第2凹部47dには、第3突出部45eが係合する。
図8に示すように、孔部47eには、リール本体3の第1ボス部3b(図2及び図3を参照)が配置される。軸心X3は孔部47eの中心を通過する。
図2及び図3に示すように、ガイド軸34は、スライダ35をスプール軸方向に案内するために用いられる。ガイド軸34は、スプール軸9の上方に配置される。ガイド軸34は、スプール軸9(スプール軸心X1)と平行に配置され、リール本体3(本体部3a)に固定される。
図3に示すように、スライダ35は、スプール軸9をスプール軸方向に移動させるために用いられる。スライダ35は、スプール軸9に装着される。例えば、スライダ35は、スライダ本体36と、係合溝37と、を有する。スライダ本体36は、スプール軸9の後端に固定される。スライダ本体36には、ガイド軸34が挿通される。スライダ本体36は、ガイド軸34に沿ってスプール軸方向に移動する。
係合溝37には、第2ボス部45bが配置される。係合溝37は、スライダ本体36に設けられる。例えば、スライダ本体36がスプール軸9及びガイド軸34に装着された状態において、係合溝37はスプール軸9から上方に向かって延びる。
図3に示すように、駆動軸心X2が延びる軸方向において係合溝37をハンドル5側から見た場合、係合溝37は湾曲した形状に形成される。例えば、この場合、係合溝37はS字形状に形成される。係合溝37には、第2ボス部45bが係合する。第2ボス部45bが係合溝37に沿って移動することによって、スライダ本体36は、ガイド軸34に沿って、スプール軸9をスプール軸方向に移動させる。
上述したスピニングリール1のオシレーティング機構30は、以下のような特徴を有する。オシレーティング機構30では、カムギア33のギア部45、例えば、ギア本体45a及び第2ボス部45bは、金属によって形成されるので、摺動用ギア31との噛み合いに要求される強度及び剛性を、確保することができる。また、カムギア33の支持部47が樹脂によって形成されるので、オシレーティング機構30の軽量化を図ることができる。すなわち、オシレーティング機構30を用いることによって、スピニングリール1の軽量化を図ることができる。
オシレーティング機構30では、ギア部45の第1突出部45cを支持部47の第1凹部47cに係合させることによって、簡単な構成で、ギア部45及び支持部47を一体的に回転させることができる。
オシレーティング機構30では、第2ボス部45bを第1突出部45cからカムギア軸方向に突出させることによって、第2ボス部45bを係合溝37に確実に係合させることができる。
オシレーティング機構30では、支持部47の鍔部47bがギア部45の軸方向外側面に配置されるので、支持部47の本体部47aをギア部45の径方向内側においてカムギア軸方向に容易に位置決めすることができる。また、第1凹部47cが本体部47a及び鍔部47bに設けられるので、ギア部45及び支持部47を確実に一体回転させることができる。
オシレーティング機構30では、ギア部45の第3突出部45eを支持部47の第2凹部47dに係合させることによって、簡単な構成で、ギア部45及び支持部47を一体的に回転させることができる。
オシレーティング機構30では、支持部47の鍔部47bがギア部45の軸方向外側面に配置されるので、支持部47の本体部47aをギア部45の径方向内側においてカムギア軸方向に容易に位置決めすることができる。また、第2凹部47dが本体部47aに設けられるので、ギア部45及び支持部47を確実に一体回転させることができる。
オシレーティング機構30では、ギア部45は亜鉛を含むので、カムギア33の強度及び剛性を確保することができる。オシレーティング機構30では、支持部47がポリオキシメチレン樹脂及びポリアセタール樹脂の少なくともいずれか一方を含むので、カムギア33を好適に軽量化することができる。
上記のようにオシレーティング機構30を構成することによって、スピニングリール1を好適に軽量化することができる。
本発明は、スピニングリールのオシレーティング機構、及び、スピニングリールに、利用することができる。
1 スピニングリール
3 リール本体
6 ハンドル軸
9 スプール軸
30 オシレーティング機構
31 摺動用ギア
45a ギア本体
45b 第2ボス部
45 ギア部
47 支持部
33 カムギア
37 係合溝
35 スライダ
45c 第1突出部
45e 第3突出部
47a 本体部
47b 鍔部
47c 第1凹部
47d 第2凹部

Claims (9)

  1. ハンドル軸の回転に連動してスプール軸をスプール軸方向に移動させるスピニングリールのオシレーティング機構であって、
    前記ハンドル軸の回転に連動して回転する摺動用ギアと、
    前記摺動用ギアに噛み合うギア本体及び前記ギア本体から突出するボス部を含む金属製のギア部と、前記ギア部の径方向内側部を支持し前記ギア部と一体的に回転する樹脂製の支持部と、を有するカムギアと、
    前記スプール軸に装着され、前記ボス部が係合する係合溝を含み、前記ボス部が前記係合溝に沿って移動することによって前記スプール軸を前記スプール軸方向に移動させるスライダと、
    を備えるスピニングリールのオシレーティング機構。
  2. 前記ギア部は、前記ギア本体から径方向内側に突出する第1係合部を含み、
    前記支持部は、径方向外側に開口し前記第1係合部が係合する第1凹部を含む、
    請求項1に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  3. 前記ボス部は、前記第1係合部から前記カムギア軸方向に突出する、
    請求項2に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  4. 前記支持部は、前記ギア部の径方向内側に配置され前記ギア部を支持する本体部と、前記本体部から径方向外側に延び前記ギア部の軸方向外側面に配置される鍔部と、を有し、
    前記第1凹部は、前記本体部及び前記鍔部に設けられる、
    請求項2に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  5. 前記ギア部は、前記第1係合部とは異なる位置において前記ギア本体から径方向内側に突出する第2係合部を含み、
    前記支持部は、径方向外側に開口し前記第2係合部が係合する第2凹部を含む、
    請求項2に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  6. 前記支持部は、前記ギア部の径方向内側に配置され前記ギア部を支持する本体部と、前記本体部から径方向外側に延び前記ギア部の軸方向外側面に配置される鍔部と、を有し、
    前記第2凹部は、前記本体部に設けられる、
    請求項5に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  7. 前記ギア部は、亜鉛を含む、
    請求項1に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  8. 前記支持部は、ポリオキシメチレン樹脂及びポリアセタール樹脂の少なくともいずれか一方を含む、
    請求項1に記載のスピニングリールのオシレーティング機構。
  9. 前記リール本体と、
    前記リール本体に対して前後方向に移動可能に装着されるスプール軸と、
    前記リール本体に対して回転可能に支持されるハンドル軸と、
    請求項1から8のいずれか1項に記載のオシレーティング機構と、
    を備えるスピニングリール。
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