JP2023163294A - 流体制御弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】流体制御弁につき、ハウジングとアクチュエータとの接続部でのガタ及び線膨張による傾きを抑制し、全閉時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を抑制すること。【解決手段】EGR弁1は、EGRガスの流路2を有する樹脂製のハウジング3と、流路2に設けられた弁座4と、弁座4に着座可能に設けられた弁体5と、弁体5が設けられた弁軸6と、ハウジング3に接続され、弁軸6をその軸方向へ往復動させるアクチュエータ7とを備える。弁軸6は、下端部6aに弁体5が固定され、上端部6bがアクチュエータ7に駆動連結される。アクチュエータ7は、その外側を覆う樹脂製のケーシング10を含み、アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の端部とハウジング3の端部とを接続する接続部21が設けられる。接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収する弾性部材23,25が配置される。【選択図】 図1
Description
この明細書に開示される技術は、流路における流体の流量を制御するための流体制御弁に関する。
従来、この種の技術として、例えば、下記の特許文献1に記載されるEGR弁が知られている。このEGR弁は、内部にEGRガスの通路(流路)が形成された樹脂製のハウジングと、流路に設けられた弁座と、弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体を駆動する弁軸と、ハウジングに接続され、弁軸をその軸方向へ往復動させるアクチュエータとを備える。弁軸は、一端部と他端部を含み、その一端部に弁体が固定され、他端部がアクチュエータに駆動連結される。ハウジングとアクチュエータは、ねじ締結により接続される。
ところが、特許文献1に記載されるEGR弁では、樹脂製のハウジングとアクチュエータとを所定の締結強度をもってねじ締結するためには、ハウジングとアクチュエータの接続部を分厚くする必要があるが、接続部を分厚くするとEGR弁の体格が大きくなってしまう。また、樹脂製のハウジングが線膨張すると、その影響により接続部にてハウジングにガタや傾きが生じるおそれがある。ハウジングにガタや傾きが生じると、全閉時に弁体と弁座との間のシール性が悪化するおそれがある。
この開示技術は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、流体制御弁につき、ハウジングとアクチュエータとの接続部でのガタ及び線膨張による傾きを抑制し、全閉時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を抑制することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の技術は、内部に流体の流路を有する樹脂製のハウジングと、流路に設けられた弁座と、弁座に着座可能に設けられた弁体と、弁体が設けられた弁軸と、ハウジングに接続され、弁軸をその軸方向へ往復動させるためのアクチュエータとを備え、弁軸は、一端部と他端部とを含み、一端部に弁体が固定され、他端部がアクチュエータに駆動連結されて構成される流体制御弁において、アクチュエータは、その外側を覆う樹脂製のケーシングを含み、アクチュエータとハウジングとの間には、ケーシングの端部とハウジングの端部とを接続する接続部が設けられ、接続部には、ケーシング及びハウジングの線膨張を吸収するために弾性部材が配置されることを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、アクチュエータのケーシングの端部とハウジングの端部との接続部には、ケーシング及びハウジングの線膨張を吸収するために弾性部材が配置される。従って、樹脂製のハウジングが線膨張し、接続部にてハウジングに傾きが発生しても、その傾きが弾性部材により吸収される。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の技術は、請求項1に記載の技術において、ケーシングとハウジングは、接続部にて熱カシメにより接続される
ことを趣旨とする。
ことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項1に記載の技術の作用に加え、ケーシングとハウジングは、接続部にて熱カシメにより接続されるので、接続部に適度な遊びを持つことが可能となる。また、ねじ締結ではハウジングのフランジを厚くする必要があるが、熱カシメでは接続部の厚みの増加が抑えられる。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、弾性部材は、ケーシングとハウジングとの熱カシメによる係合部とハウジングとの間に配置される第1の弾性部材を含むことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項2に記載の技術の作用に加え、第1の弾性部材が、熱カシメによる係合部とハウジングとの間に配置されるので、アクチュエータがハウジングに対し軸方向へ位置ずれしても、その位置ずれが第1の弾性部材により吸収される。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の技術は、請求項2に記載の技術において、弾性部材は、アクチュエータとハウジングとの合わせ面に配置される第2の弾性部材を含むことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項2に記載の技術の作用に加え、アクチュエータとハウジングとの合わせ面に第2の弾性部材が配置されるので、樹脂製のハウジングが線膨張し、アクチュエータに対しハウジングに傾きが発生しても、その傾きが第2の弾性部材により吸収される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の技術は、請求項3に記載の技術において、弾性部材は、アクチュエータとハウジングとの合わせ面に配置される第2の弾性部材を更に含むことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項3に記載の技術の作用に加え、更に、アクチュエータとハウジングとの合わせ面に第2の弾性部材が配置されるので、樹脂製のハウジングが線膨張し、アクチュエータに対しハウジングに傾きが発生しても、その傾きが第2の弾性部材により吸収される。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の技術は、請求項5に記載の技術において、第2の弾性部材の厚みは、第1の弾性部材の厚みより薄いことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項5に記載の技術の作用に加え、第2の弾性部材の厚みが、第1の弾性部材の厚みより薄いので、第2の弾性部材によるハウジングの傾きの吸収が、第1の弾性部材によるアクチュエータの位置ずれの吸収に影響を与え難い。
上記目的を達成するために、請求項7に記載の技術は、請求項5又は6に記載の技術において、第2の弾性部材の硬度は、第1の弾性部材の硬度より高いことを趣旨とする。
上記技術の構成によれば、請求項5又は6に記載の技術の作用に加え、第2の弾性部材の硬度が第1の弾性部材の硬度より高いので、第2の弾性部材によるハウジングの傾きの吸収が、第1の弾性部材によるアクチュエータの位置ずれの吸収に影響を与え難くなる。
請求項1に記載の技術によれば、流体制御弁につき、ハウジングとアクチュエータとの接続部でのガタ及び線膨張による傾きを抑制することができ、これによって全閉時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を抑制することができる。
請求項2に記載の技術によれば、請求項1に記載の技術の効果に加え、接続部でのガタ及び線膨張による傾きを抑制する機能の低下を抑えることができ、弾性部材の潰れを防止することができ、接続部の嵩張りを抑えることができる。
請求項3に記載の技術によれば、請求項2に記載の技術の効果に加え、開弁時の弁座に対する弁体の位置ずれを抑制することができ、流体制御弁の流量制御性を向上させることができる。
請求項4に記載の技術によれば、請求項2に記載の技術の効果に加え、全閉時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を更に抑制することができる。
請求項5に記載の技術によれば、請求項3に記載の技術の効果に加え、全閉時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を更に抑制することができる。
請求項6に記載の技術によれば、請求項5に記載の技術の効果に加え、開弁時に流体制御弁の流量制御性の向上機能の低下を抑制することができ、閉弁時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を抑制することができる。
請求項7に記載の技術によれば、請求項5又は6に記載の技術の効果に加え、開弁時に流体制御弁の流量制御性の向上機能の低下を抑制することができ、閉弁時に弁体と弁座との間のシール性の悪化を抑制することができる。
以下、流体制御弁を排気還流弁(EGR弁)に具体化した実施形態について説明する。
<第1実施形態>
第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
第1実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[EGR弁の構成について]
先ず、EGR弁の構成について説明する。図1に、全閉状態のEGR弁1を正面図により示す。図2に、EGR弁1を平面図により示す。図3に、全閉状態のEGR弁1を、図2のA-A線断面図により示す。このEGR弁1は、エンジンから排出される排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路へ流すためのEGR通路に設けられ、EGRガス流量を調節するために使用され、この開示技術の流体制御弁の一例に相当する。
先ず、EGR弁の構成について説明する。図1に、全閉状態のEGR弁1を正面図により示す。図2に、EGR弁1を平面図により示す。図3に、全閉状態のEGR弁1を、図2のA-A線断面図により示す。このEGR弁1は、エンジンから排出される排気ガスの一部をEGRガスとして吸気通路へ流すためのEGR通路に設けられ、EGRガス流量を調節するために使用され、この開示技術の流体制御弁の一例に相当する。
図1~図3に示すように、EGR弁1は、ポペット弁構造をなし、内部にEGRガスを流体とする流路2を有する樹脂製のハウジング3と、流路2に設けられ、ハウジング3と一体に成形された樹脂製の弁座4と、弁座4に着座可能に設けられ、弁座4との間でEGRガスの計量部を形成する金属製の弁体5と、弁体5が設けられた金属製の弁軸6と、ハウジング3に接続され、弁軸6をその軸方向へ往復動させるためのアクチュエータ7とを備える。アクチュエータ7は、例えば、ステップモータにより構成される。アクチュエータ7は、弁軸6を弁体5と共に軸方向へ往復運動(ストローク運動)させるように構成される。このEGR弁1において、弁軸6は、図1~図3において、下端部(一端部)6aと上端部(他端部)6bとを含み、下端部6aに弁体5が固定され、上端部6bがアクチュエータ7に駆動連結されて構成される。EGR弁1は、アクチュエータ7により弁体5を弁座4に対して移動させて計量部の開口面積を変化させることにより、流路2におけるEGRガス流量を調節するようになっている。流路2の両端は、EGRガスが導入される入口2aと、EGRガスが導出される出口2bとなっている。
図3に示すように、弁軸6は、ハウジング3を垂直に貫通して配置され、その上端部6bがアクチュエータ7にねじ機構8を介して駆動連結される。ハウジング3と弁軸6との間には、弁軸6をストローク運動可能に支持するためのスラスト軸受9が設けられる。スラスト軸受9は、略筒形をなし、ハウジング3の中心に形成された組付孔3aに固定される。アクチュエータ7は、その外側を覆う樹脂製のケーシング10を含む。図1、図3において、ケーシング10は、その下端にフランジ10aを有する。図3に示すように、EGR弁1は、EGR通路を構成する配管11に取り付けられるようになっている。すなわち、配管11には、その流路22aの途中に組付孔11bが形成される。EGR弁1は、そのハウジング3を組付孔11bに組み付け(ドロップインし)、アクチュエータ7のフランジ10aをボルト(図示略)を介して配管11に締め付けて固定するようになっている。この実施形態で、アクチュエータ7のその他の構成の詳しい説明は省略する。
[アクチュエータとハウジングの接続構造について]
ここで、アクチュエータ7とハウジング3の接続構造について説明する。図3に示すように、ハウジング3の上端は、アクチュエータ7の下端に面合わせされる。アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の下端部とハウジング3の上端部とを接続する接続部21が設けられる。図4には、その接続部21を含み、図3の1点鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大断面図により示す。図3、図4において、接続部21は、1点鎖線長円で囲んで示す。接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第1の弾性部材23が配置される。また、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続される。すなわち、ハウジング3の上端部には、フランジ3bが一体に形成される。また、ケーシング10の下端には、ハウジング3のフランジ3bを内包するように、下方へ突出する複数の突板10bが一体に形成される。そして、ハウジング3のフランジ3bが、アクチュエータ7の下端に接合され、複数の突板10bに包囲された状態で、各突板10bがフランジ3bの下面に対して熱カシメにより接続される。ここで、第1の弾性部材23は円環状をなし、ケーシング10とハウジング3との熱カシメによる折り曲げられた係合部24とハウジング3のフランジ3bの下面との間に配置される。第1の弾性部材23は、例えば、ゴム材により構成される。
ここで、アクチュエータ7とハウジング3の接続構造について説明する。図3に示すように、ハウジング3の上端は、アクチュエータ7の下端に面合わせされる。アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の下端部とハウジング3の上端部とを接続する接続部21が設けられる。図4には、その接続部21を含み、図3の1点鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大断面図により示す。図3、図4において、接続部21は、1点鎖線長円で囲んで示す。接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第1の弾性部材23が配置される。また、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続される。すなわち、ハウジング3の上端部には、フランジ3bが一体に形成される。また、ケーシング10の下端には、ハウジング3のフランジ3bを内包するように、下方へ突出する複数の突板10bが一体に形成される。そして、ハウジング3のフランジ3bが、アクチュエータ7の下端に接合され、複数の突板10bに包囲された状態で、各突板10bがフランジ3bの下面に対して熱カシメにより接続される。ここで、第1の弾性部材23は円環状をなし、ケーシング10とハウジング3との熱カシメによる折り曲げられた係合部24とハウジング3のフランジ3bの下面との間に配置される。第1の弾性部材23は、例えば、ゴム材により構成される。
[EGR弁の作用及び効果について]
以上説明したこの実施形態におけるEGR弁1(流体制御弁)の構成によれば、アクチュエータ7のケーシング10の端部とハウジング3の端部との接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第1の弾性部材23(弾性部材)が配置される。従って、樹脂製のハウジング3が線膨張し、接続部21にてハウジング3に傾きが発生しても、その傾きが第1の弾性部材23により吸収される。このため、EGR弁1につき、ハウジング3とアクチュエータ7との接続部21でのガタ及び線膨張による傾きを抑制することができ、これによって全閉時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を抑制することができる。
以上説明したこの実施形態におけるEGR弁1(流体制御弁)の構成によれば、アクチュエータ7のケーシング10の端部とハウジング3の端部との接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第1の弾性部材23(弾性部材)が配置される。従って、樹脂製のハウジング3が線膨張し、接続部21にてハウジング3に傾きが発生しても、その傾きが第1の弾性部材23により吸収される。このため、EGR弁1につき、ハウジング3とアクチュエータ7との接続部21でのガタ及び線膨張による傾きを抑制することができ、これによって全閉時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を抑制することができる。
この実施形態の構成によれば、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続されるので、接続部21に適度な遊びを持つことが可能となる。また、ねじ締結ではハウジング3のフランジ3bを厚くする必要があるが、熱カシメでは接続部21の厚みの増加が抑えられる。このため、接続部21でのガタ及び線膨張による傾きを抑制する機能の低下を抑えることができ、第1の弾性部材23の潰れを防止することができ、接続部21の嵩張りを抑えることができる。
この実施形態の構成によれば、第1の弾性部材23が、熱カシメによる係合部24とハウジング3との間に配置されるので、アクチュエータ7がハウジング3に対し軸方向へ位置ずれしても、その位置ずれが第1の弾性部材23により吸収される。このため、開弁時の弁座4に対する弁体5の位置ずれを抑制することができ、EGR弁1の流量制御性を向上させることができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
次に、第2実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において、第1実施形態と同等の構成要素については同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に説明する。
[EGR弁の構成について]
この実施形態では、主として接続部21の構成の点で第1実施形態と異なる。図5に、全閉状態のEGR弁1を正面図により示す。図6に、全閉状態のEGR弁1を、図3に準ずる断面図により示す。図5、図6に示すように、この実施形態のEGR弁1の基本的な構成は、第1実施形態のそれと同じである。
この実施形態では、主として接続部21の構成の点で第1実施形態と異なる。図5に、全閉状態のEGR弁1を正面図により示す。図6に、全閉状態のEGR弁1を、図3に準ずる断面図により示す。図5、図6に示すように、この実施形態のEGR弁1の基本的な構成は、第1実施形態のそれと同じである。
[アクチュエータとハウジングの接続構造について]
ここで、アクチュエータ7とハウジング3の接続構造について説明する。図6に示すように、この実施形態でも、ハウジング3の上端は、アクチュエータ7の下端に面合わせされる。アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の下端部とハウジング3の上端部とを接続する接続部21が設けられる。図7には、その接続部21を含み、図6の1点鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大断面図により示す。この実施形態において、接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第2の弾性部材25が配置される。また、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続される。すなわち、ハウジング3のフランジ3bが、アクチュエータ7の下端に接合され、複数の突板10bに包囲された状態で、各突板10bがフランジ3bの下面に対して熱カシメにより折り曲げられた係合部24により接続される。ここで、第2の弾性部材25は、アクチュエータ7とハウジング3のフランジ3bとの合わせ面に配置される。第2の弾性部材25は、例えば、ゴム材により構成される。
ここで、アクチュエータ7とハウジング3の接続構造について説明する。図6に示すように、この実施形態でも、ハウジング3の上端は、アクチュエータ7の下端に面合わせされる。アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の下端部とハウジング3の上端部とを接続する接続部21が設けられる。図7には、その接続部21を含み、図6の1点鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大断面図により示す。この実施形態において、接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第2の弾性部材25が配置される。また、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続される。すなわち、ハウジング3のフランジ3bが、アクチュエータ7の下端に接合され、複数の突板10bに包囲された状態で、各突板10bがフランジ3bの下面に対して熱カシメにより折り曲げられた係合部24により接続される。ここで、第2の弾性部材25は、アクチュエータ7とハウジング3のフランジ3bとの合わせ面に配置される。第2の弾性部材25は、例えば、ゴム材により構成される。
[EGR弁の作用及び効果について]
以上説明したこの実施形態におけるEGR弁1(流体制御弁)の構成によれば、第1実施形態と異なり、アクチュエータ7とハウジング3との合わせ面に第2の弾性部材25が配置されるので、樹脂製のハウジング3が線膨張し、アクチュエータ7に対しハウジング3に傾きが発生しても、その傾きが第2の弾性部材25により吸収される。このため、EGR弁1の全閉時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を更に抑制することができる。
以上説明したこの実施形態におけるEGR弁1(流体制御弁)の構成によれば、第1実施形態と異なり、アクチュエータ7とハウジング3との合わせ面に第2の弾性部材25が配置されるので、樹脂製のハウジング3が線膨張し、アクチュエータ7に対しハウジング3に傾きが発生しても、その傾きが第2の弾性部材25により吸収される。このため、EGR弁1の全閉時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を更に抑制することができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
次に、第3実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[EGR弁の構成について]
この実施形態では、主として接続部21の構成の点で前記各実施形態と異なる。図8に、全閉状態のEGR弁1を正面図により示す。図9に、全閉状態のEGR弁1を、図3に準ずる断面図により示す。図8、図9に示すように、この実施形態のEGR弁1の基本的な構成は、前記各実施形態のそれと同じである。
この実施形態では、主として接続部21の構成の点で前記各実施形態と異なる。図8に、全閉状態のEGR弁1を正面図により示す。図9に、全閉状態のEGR弁1を、図3に準ずる断面図により示す。図8、図9に示すように、この実施形態のEGR弁1の基本的な構成は、前記各実施形態のそれと同じである。
[アクチュエータとハウジングの接続構造について]
ここで、アクチュエータ7とハウジング3の接続構造について説明する。図9に示すように、この実施形態でも、アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の下端部とハウジング3の上端部とを接続する接続部21が設けられる。図10には、その接続部21であって、図9の1点鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大した断面図により示す。この実施形態において、接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第1の弾性部材23と第2の弾性部材25が配置される。また、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続される。すなわち、ハウジング3のフランジ3bが、アクチュエータ7の下端に接合され、複数の突板10bに包囲された状態で、各突板10bがフランジ3bの下面に対して熱カシメにより折り曲げられた係合部24により接続される。ここで、第1の弾性部材23は、ケーシング10とハウジング3との熱カシメによる折り曲げられた係合部24とハウジング3のフランジ3bの下面との間に配置される。また、第2の弾性部材25は、アクチュエータ7とハウジング3のフランジ3bとの合わせ面に配置される。この実施形態では、第2の弾性部材25の厚みが、第1の弾性部材23の厚みより薄くなっている。第1及び第2の弾性部材23,25は、例えば、ゴム材により構成される。
ここで、アクチュエータ7とハウジング3の接続構造について説明する。図9に示すように、この実施形態でも、アクチュエータ7とハウジング3との間には、ケーシング10の下端部とハウジング3の上端部とを接続する接続部21が設けられる。図10には、その接続部21であって、図9の1点鎖線四角S1で囲んだ部分を拡大した断面図により示す。この実施形態において、接続部21には、ケーシング10及びハウジング3の線膨張を吸収するために第1の弾性部材23と第2の弾性部材25が配置される。また、ケーシング10とハウジング3は、接続部21にて熱カシメにより接続される。すなわち、ハウジング3のフランジ3bが、アクチュエータ7の下端に接合され、複数の突板10bに包囲された状態で、各突板10bがフランジ3bの下面に対して熱カシメにより折り曲げられた係合部24により接続される。ここで、第1の弾性部材23は、ケーシング10とハウジング3との熱カシメによる折り曲げられた係合部24とハウジング3のフランジ3bの下面との間に配置される。また、第2の弾性部材25は、アクチュエータ7とハウジング3のフランジ3bとの合わせ面に配置される。この実施形態では、第2の弾性部材25の厚みが、第1の弾性部材23の厚みより薄くなっている。第1及び第2の弾性部材23,25は、例えば、ゴム材により構成される。
[EGR弁の作用及び効果について]
以上説明したこの実施形態におけるEGR弁1(流体制御弁)の構成によれば、第1実施形態の作用及び効果に加え、次のような作用及び効果を得ることができる。すなわち、アクチュエータ7とハウジング3との合わせ面に第2の弾性部材25が配置されるので、樹脂製のハウジング3が線膨張し、アクチュエータ7に対しハウジング3に傾きが発生しても、その傾きが第2の弾性部材25により吸収される。このため、EGR弁1の全閉時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を更に抑制することができる。
以上説明したこの実施形態におけるEGR弁1(流体制御弁)の構成によれば、第1実施形態の作用及び効果に加え、次のような作用及び効果を得ることができる。すなわち、アクチュエータ7とハウジング3との合わせ面に第2の弾性部材25が配置されるので、樹脂製のハウジング3が線膨張し、アクチュエータ7に対しハウジング3に傾きが発生しても、その傾きが第2の弾性部材25により吸収される。このため、EGR弁1の全閉時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を更に抑制することができる。
この実施形態の構成によれば、第2の弾性部材25の厚みが、第1の弾性部材23の厚みより薄いので、第2の弾性部材25によるハウジング3の傾きの吸収が、第1の弾性部材23によるアクチュエータ7の位置ずれの吸収に影響を与え難い。このため、開弁時にEGR弁1の流量制御性の向上機能を抑制することができ、閉弁時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を抑制することができる。
[第3実施形態の変形例について]
第3実施形態の変形例について説明する。この変形例では、第3実施形態と以下の点で異なる。すなわち、第2の弾性部材25の硬度が、第1の弾性部材23の硬度より高くなっている。従って、この変形例によれば、第2の弾性部材25の硬度が、第1の弾性部材23の硬度より高いので、第2の弾性部材25によるハウジング3の傾きの吸収が、第1の弾性部材23によるアクチュエータ7の位置ずれの吸収に影響を与え難い。この意味でも、開弁時にEGR弁1の流量制御性の向上機能を抑制することができ、閉弁時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を抑制することができる。
第3実施形態の変形例について説明する。この変形例では、第3実施形態と以下の点で異なる。すなわち、第2の弾性部材25の硬度が、第1の弾性部材23の硬度より高くなっている。従って、この変形例によれば、第2の弾性部材25の硬度が、第1の弾性部材23の硬度より高いので、第2の弾性部材25によるハウジング3の傾きの吸収が、第1の弾性部材23によるアクチュエータ7の位置ずれの吸収に影響を与え難い。この意味でも、開弁時にEGR弁1の流量制御性の向上機能を抑制することができ、閉弁時に弁体5と弁座4との間のシール性の悪化を抑制することができる。
<別の実施形態>
なお、この開示技術は前記各実施形態に限定されるものではなく、開示技術の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
なお、この開示技術は前記各実施形態に限定されるものではなく、開示技術の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜変更して実施することもできる。
例えば、前記各実施形態では、この開示技術の流体制御弁をEGR弁1に具体化したが、EGR弁1以外の、例えば、EGRクーラのバイパス通路に設けられるバイパス弁に具体化することもできる。
この開示技術は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジンに設けられるEGR装置に利用することができる。
1 EGR弁(流体制御弁)
2 流路
3 ハウジング
4 弁座
5 弁体5
6 弁軸
6a 下端部
6b 上端部
7 アクチュエータ
10 ケーシング
21 接続部
23 第1の弾性部材
24 係合部
25 第2の弾性部材
2 流路
3 ハウジング
4 弁座
5 弁体5
6 弁軸
6a 下端部
6b 上端部
7 アクチュエータ
10 ケーシング
21 接続部
23 第1の弾性部材
24 係合部
25 第2の弾性部材
Claims (7)
- 内部に流体の流路を有する樹脂製のハウジングと、
前記流路に設けられた弁座と、
前記弁座に着座可能に設けられた弁体と、
前記弁体が設けられた弁軸と、
前記ハウジングに接続され、前記弁軸をその軸方向へ往復動させるためのアクチュエータと
を備え、前記弁軸は、一端部と他端部とを含み、前記一端部に弁体が固定され、前記他端部が前記アクチュエータに駆動連結されて構成される流体制御弁において、
前記アクチュエータは、その外側を覆う樹脂製のケーシングを含み、
前記アクチュエータと前記ハウジングとの間には、前記ケーシングの端部と前記ハウジングの端部とを接続する接続部が設けられ、
前記接続部には、前記ケーシング及び前記ハウジングの線膨張を吸収するために弾性部材が配置される
ことを特徴とする流体制御弁。 - 請求項1に記載の流体制御弁において、
前記ケーシングと前記ハウジングは、前記接続部にて熱カシメにより接続される
ことを特徴とする流体制御弁。 - 請求項2に記載の流体制御弁において、
前記弾性部材は、前記ケーシングと前記ハウジングとの前記熱カシメによる係合部と前記ハウジングとの間に配置される第1の弾性部材を含む
ことを特徴とする流体制御弁。 - 請求項2に記載の流体制御弁において、
前記弾性部材は、前記アクチュエータと前記ハウジングとの合わせ面に配置される第2の弾性部材を含む
ことを特徴とする流体制御弁。 - 請求項3に記載の流体制御弁において、
前記弾性部材は、前記アクチュエータと前記ハウジングとの合わせ面に配置される第2の弾性部材を更に含む
ことを特徴とする流体制御弁。 - 請求項5に記載の流体制御弁において、
前記第2の弾性部材の厚みは、前記第1の弾性部材の厚みより薄い
ことを特徴とする流体制御弁。 - 請求項5又は6に記載の流体制御弁において、
前記第2の弾性部材の硬度は、前記第1の弾性部材の硬度より高い
ことを特徴とする流体制御弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022074087A JP2023163294A (ja) | 2022-04-28 | 2022-04-28 | 流体制御弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022074087A JP2023163294A (ja) | 2022-04-28 | 2022-04-28 | 流体制御弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023163294A true JP2023163294A (ja) | 2023-11-10 |
Family
ID=88652094
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022074087A Pending JP2023163294A (ja) | 2022-04-28 | 2022-04-28 | 流体制御弁 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023163294A (ja) |
-
2022
- 2022-04-28 JP JP2022074087A patent/JP2023163294A/ja active Pending
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