JPH1172166A - 排気ガス還流制御弁 - Google Patents

排気ガス還流制御弁

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JPH1172166A
JPH1172166A JP9331344A JP33134497A JPH1172166A JP H1172166 A JPH1172166 A JP H1172166A JP 9331344 A JP9331344 A JP 9331344A JP 33134497 A JP33134497 A JP 33134497A JP H1172166 A JPH1172166 A JP H1172166A
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複座弁方式のEGR弁において、組立誤差や
熱膨張差による弁漏れを防止すると共に、駆動負荷を軽
減する。 【解決手段】 弁ハウジング21内に2つの弁座22,
23を上下に対向させて配置し、両弁座22,23の中
心に1本の弁シャフト32を貫通させると共に、該弁シ
ャフト32に2つの弁体36,37を固定する。下方の
弁体37は、耐熱性・対摩耗性のある金属で厚く形成さ
れているが、上方の弁体36は、薄いステンレス板等、
耐熱性・対摩耗性のある弾性板材で弾性変形可能に形成
されている。この構成では、仮に、組立誤差や熱膨張差
によって両弁体36,37の間隔と両弁座22,23の
間隔とが正確に一致しなくても、その誤差を上方の弁体
36の弾性変形により吸収でき、2つの弁体36,37
を2つの弁座22,23に確実に着座させることがで
き、弁漏れを確実に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆる複座弁に
よる排気圧力相殺機構を備えた排気ガス還流制御弁に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】排気ガス還流装置(EGR装置)を搭載
した車両では、近年の排気ガス規制の強化に伴って、排
気ガス還流量(EGR量)を大流量で且つ制御良く制御
する必要がある。しかし、EGR量を大流量化すると、
排気ガス還流制御弁(EGR弁)の弁体に加わる排気圧
力が非常に大きくなるため、この排気圧力に抗して弁体
を開弁させるためには、相当に強力なリニアソレノイド
等のアクチュエータが必要となり、アクチュエータの大
型化・高コスト化を招いてしまう。
【0003】この対策として、いわゆる複座弁による排
気圧力相殺機構を備えたEGR弁が提案されている。こ
のものは、図12に示すように、弁ハウジング11内に
2つの弁座12,13を対向させて配置し、両弁座1
2,13の中心に1本の弁シャフト14を貫通させると
共に、該弁シャフト14に2つの弁体15,16を固定
し、該弁シャフト14をリニアソレノイド等のアクチュ
エータで駆動することで、各弁体15,16で各弁座1
2,13の開口を開閉するようにしている。
【0004】この場合、EGR配管を流れる排気ガス
は、図12に矢印で示すように、弁ハウジング11の流
入ポート17から弁体15,16間の空間に流入し、開
弁時には、両弁座12,13の開口から弁ハウジング1
1内に流れ、流出ポート18から流出する。この構成で
は、両弁体15,16に加わる排気圧力F1 ,F2 が反
対向きになるため、排気圧力F1 ,F2 が相殺され、排
気圧力F1 ,F2 の影響を受けずに両弁体15,16を
駆動することができる。
【0005】この構成では、両弁体15,16の間隔と
両弁座12,13の間隔を正確に一致させる必要がある
が、実際には、組立誤差により両者の間隔を正確に合わ
せることは困難である。また、仮に、組立時に両者の間
隔を正確に合わせることができたとしても、EGR弁は
高温の排気ガス中で使用されるため、各部の熱膨張差に
より両者の間隔に誤差が生じてしまう。従って、上記構
成では、組立誤差や熱膨張差により2つの弁体15,1
6を確実に2つの弁座12,13に着座させることは困
難であり、弁漏れが発生しやすい。
【0006】この対策として、図13に示すように、一
方の弁体15を弁シャフト14に摺動可能に挿通支持さ
せると共に、両弁体15,16間にスプリング19を介
在させ、閉弁時には、スプリング19の弾発力により弁
体15を弁座12に着座させるようにすることが考えら
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記構成のよ
うに、一方の弁体15を弁シャフト14に摺動可能にす
ると、排気圧力F1 ,F2 を相殺できない。すなわち、
弁シャフト14に固定されていない上方の弁体15に加
わる排気圧力F1 は、弁座12で受け支えられ、弁シャ
フト14には伝わらない。これに対し、弁シャフト14
に固定されている下方の弁体16に加わる排気圧力F2
は弁シャフト14に伝わるため、排気圧力F2 が弁シャ
フト14を押し下げる方向に働く。更に、上方の弁体1
5を付勢するスプリング19の弾発力も下方の弁体16
を介して弁シャフト14を押し下げる方向に働く。この
ため、弁シャフト14を閉弁方向(上方)に付勢するス
プリング20のばね力を、排気圧力F2 とスプリング1
9のばね力とに打ち勝つ大きさに増加させる必要があ
る。このため、開弁時にスプリング20のばね力に抗し
て弁シャフト14を押し下げるアクチュエータの駆動力
を、排気圧力F2 とスプリング19の弾発力との合力分
だけ増加させる必要があり、相当に強力なアクチュエー
タが必要となる。従って、上記構成では、複座弁方式の
EGR弁本来の目的であるアクチュエータの負荷軽減、
小型化を達成できない。
【0008】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、複座弁方式を採用し
ながら、組立誤差や熱膨張差による弁漏れを防止できる
と共に、複座弁方式の本来の目的であるアクチュエータ
の負荷軽減、小型化を達成できる排気ガス還流制御弁を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の排気ガス還流制御弁は、2つの
弁体を備えた複座弁方式を採用し、一方の弁体の少なく
とも一部を弾性変形可能に構成している。この構成によ
れば、組立誤差や熱膨張差による両弁体の間隔と両弁座
の間隔との誤差を一方の弁体の弾性変形により吸収でき
て、2つの弁体を同時に2つの弁座に着座させることが
でき、弁漏れを防止できる。しかも、弾性変形可能な弁
体は弁シャフトに固定されているため、弾性変形可能な
弁体に加わる排気圧力が弁シャフトにも働く。これによ
り、2つの弁体を介して弁シャフトに働く排気圧力が相
殺され、弁シャフトを駆動するアクチュエータの負荷を
軽減でき、アクチュエータの小型化を実現できる。
【0010】この場合、請求項2のように、2つの弁座
の間隔を保持する部材と弁シャフトとを同等の熱膨張係
数を有する材料で形成しても良い。このようにすれば、
両弁体の間隔と両弁座の間隔との熱膨張差が無くなり、
より確実に弁漏れを防止できる。
【0011】ところで、排気ガス還流制御弁は高温の排
気ガス中で使用されるため、弁体は耐熱性が要求され、
その観点から、一般に金属製の弁体が用いられている。
従って、弾性変形可能な弁体も、耐熱性の観点から金属
弾性材で形成することが好ましい。しかし、弁体全体を
厚い金属弾性板材で形成すると、弁体の弾性力が大きく
なって、それがアクチュエータの負荷を増大させる要因
となる。これを避けるために、弁体全体を薄く形成しす
ぎると、弁体の耐久性が低下し、弁体と弁座との衝突の
繰り返しで弁体の着座面が摩耗した時に、弁体の着座面
に穴が開いて弁漏れが発生しやすい。
【0012】この対策として、請求項3のように、弾性
変形可能な弁体は、リーフスプリング状又は放射状に形
成された板ばねを用い、この板ばねの開口部を変形容易
な部材で閉鎖した構成としても良い。このようにすれ
ば、弁体の着座面等、耐摩耗性や機械的強度が要求され
る部分に、適度な厚みの板ばねを延在させた適度な弾性
力の弁体を形成でき、アクチュエータの負荷を軽減しな
がら、弁体の摩耗による弁体の穴開きを防止でき、負荷
軽減と弁体の耐久性向上とを両立させることができる。
【0013】ところで、本発明のように複座弁方式の排
気ガス還流制御弁では、2つの弁体から弁シャフトに加
わる排気圧力の荷重が互いに逆向きで同一になることが
理想的である。しかし、弾性変形可能な弁体(以下「弾
性弁体」という)は、排気圧力に応じて軸方向にたわみ
変形するため、その分、弾性弁体から弁シャフトに加わ
る排気圧力の荷重が小さくなる。つまり、弾性弁体の有
効受圧面積が実際の弁体面積よりも小さくなる。これに
対し、他方の弁体(以下「剛性弁体」という)は、排気
圧力が高くなっても変形しないため、剛性弁体に作用す
る排気圧力の荷重がそのまま全て弁シャフトに加わる。
つまり、剛性弁体の有効受圧面積は実際の弁体面積と同
じになる。この関係から、排気圧力が高圧になった時
に、弾性弁体と弾性弁体との有効受圧面積の違いによっ
て、両弁体から弁シャフトに加わる力の均衡が崩れ、剛
性弁体が浮いて弁漏れが発生するおそれがある。
【0014】この対策としては、請求項4のように、弾
性弁体を、弁シャフトに固定された非弾性部と、この非
弾性部で支持された弾性部とから構成し、前記非弾性部
の受圧面積を他方の弁体の受圧面積と略同一に形成する
と良い。このようにすれば、弾性弁体と剛性弁体との有
効受圧面積の差がほとんど無くなり、排気圧力が高圧に
なった時でも、両弁体から弁シャフトに加わる力の均衡
を保つことができて、弁漏れを少なくすることができ
る。しかも、弾性弁体の弾性部の弾性変形により、2つ
の弁体の同時着座も容易である。
【0015】また、請求項5のように、弾性弁体が着座
する弁座を弾性変形可能に構成しても良い。このように
すれば、高圧の排気圧力で弾性弁体が開弁方向に弾性変
形したとしても、これに追従して弁座も高圧の排気圧力
で開弁方向に弾性変形して、弾性弁体と弁座との密着状
態が維持される。これにより、排気圧力が高圧になった
時でも、弁漏れが効果的に抑制されて、閉弁性能が向上
する。
【0016】ところで、閉弁性を向上する観点からは、
閉弁状態の時に、両弁体に働く排気圧力による荷重の差
が閉弁方向の荷重となることが好ましい。しかし、この
ような設定とした場合、排気圧力が高くなるに従って閉
弁方向の荷重が大きくなり、それによって開弁作動時に
必要となる駆動力が大きくなってしまう。このため、開
弁特性(駆動力と弁体リフト量との関係)が排気圧力の
変化によって変化してしまい、安定した開弁特性が得ら
れない。
【0017】この点、請求項5では、弾性弁体が着座す
る弁座も弾性変形可能であるため、弾性変形可能な弁座
から弾性弁体に対して排気圧力による開弁方向の荷重が
作用する。このため、排気圧力が高くなるに従って、排
気圧力による閉弁方向の荷重が大きくなっても、それに
伴って、弾性変形可能な弁座から弾性弁体に働く開弁方
向の排気圧力による荷重が大きくなり、排気圧力による
閉弁方向の荷重の増大分が開弁方向の荷重の増大分によ
ってほぼ相殺される。これにより、排気圧力が変化して
も、排気圧力による荷重の合計値がほぼ一定となり、開
弁特性が排気圧力の変化に左右されず、安定した開弁特
性が得られる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態(1)を
図1に基づいて説明する。排気ガス還流制御弁(EGR
弁)の弁ハウジング21は例えばアルミダイカストによ
り形成され、その内部にEGRガス通路27が形成され
ている。このEGRガス通路27の入口側に形成された
弁座収納部21a内に、2つの弁座22,23が上下に
対向するように組み付けられている。上方の弁座22
は、下方に延びる囲壁部22aを一体に有する箱型の弁
座であり、その囲壁部22aの下端に下方の弁座23が
溶接等により固定されている。両弁座22,23で囲ま
れた空間がEGRガス流入室24となり、このEGRガ
ス流入室24の側壁部に、EGR配管を通して流れてく
るEGRガスが流入する流入ポート25が形成されてい
る。EGRガス通路27の出口側には、開弁時に両弁座
22,23の開口から流れ出るEGRガスを吸気管(図
示せず)側へ流出させる流出ポート26が形成されてい
る。
【0019】弁ハウジング21には、EGRガス通路2
7の上方にスプリング室28が形成され、その上方にア
クチュエータ室29が形成され、このアクチュエータ室
29内にリニアソレノイド、ステップモータ等のアクチ
ュエータ30がプランジャ31を下向きにして取り付け
られている。このプランジャ31の真下には、弁シャフ
ト32がスプリング室28を貫通するように配置され、
この弁シャフト32の下部が2つの弁座22,23の中
心を貫通している。この弁シャフト32は、スプリング
室28の底部に固定された軸受33に上下方向に摺動可
能に支持され、該弁シャフト32の上端に嵌着固定され
た皿状のスプリング受け部材34とスプリング室28の
底壁部との間にスプリング35が装着され、このスプリ
ング35の弾発力によって弁シャフト32が上方(閉弁
方向)に付勢され、該弁シャフト32の上端がアクチュ
エータ30のプランジャ31の下端に当接している。
【0020】2つの弁座22,23に対応して、弁シャ
フト32の下部には2つの弁体36,37が固定されて
いる。下方の弁体37は、従来と同じく、耐熱性・対摩
耗性のある金属(ステンレス鋼等)で厚く形成されてい
るが、上方の弁体36は、薄いステンレス板等、耐熱性
・対摩耗性のある弾性板材で弾性変形可能に形成されて
いる。この場合、上方の弁体36の弾性変形を容易にす
るために、上方の弁体36には波形が同心状に形成され
ている。
【0021】また、両弁体36,37の間隔と両弁座2
2,23の間隔との熱膨張差を無くすために、2つの弁
座22,23の間隔を保持する部材(弁座22の囲壁部
22a)と弁シャフト32とを、同等の熱膨張係数を有
する材料(本実施形態ではステンレス鋼)で形成してい
る。また、2つの弁体36,37に作用する排気圧力F
1 ,F2 の差圧を利用してセルフシール効果を持たせる
ために、上方の弁座22の開口径D1 を下方の弁座23
の開口径D2 よりも若干大きく形成し、上方の弁体36
に働く上向きの排気圧力F1 が下方の弁体37に働く下
向きの排気圧力F2 より若干大きくなるようになってい
る。
【0022】以上のように構成したEGR弁では、アク
チュエータ30の通電時に、プランジャ31が下方に突
出して、弁シャフト32をスプリング35の弾発力に抗
して押し下げることで、2つの弁体36,37を2つの
弁座22,23から下方に離間させて両弁座22,23
の開口を開放する。これにより、弁ハウジング21の流
入ポート25からEGRガス流入室24内に流入するE
GRガスを、両弁座22,23の開口からEGRガス通
路27内に流入させ、流出ポート26から吸気管側へ流
出させる。
【0023】一方、アクチュエータ30の非通電時に
は、スプリング35の弾発力によって弁シャフト32を
引き上げ、2つの弁体36,37を2つの弁座22,2
3に確実に着座させる。つまり、上方の弁体36を弾性
変形可能に形成しているので、仮に、組立誤差や熱膨張
差によって両弁体36,37の間隔と両弁座22,23
の間隔とが正確に一致しなくても、その誤差を上方の弁
体36の弾性変形により吸収でき、2つの弁体36,3
7を2つの弁座22,23に同時に着座させることがで
きて、弁漏れを防止できる。
【0024】しかも、弾性変形可能な弁体36は弁シャ
フト32に固定されているため、弾性変形可能な弁体3
6に加わる排気圧力F1 が弁シャフト32にも働く。こ
れにより、2つの弁体36,37を介して弁シャフト3
2に働く排気圧力F1 ,F2が相殺され、弁シャフト3
2を駆動するアクチュエータ30の負荷を軽減でき、ア
クチュエータ30の小型化を実現できる。
【0025】この場合、2つの弁座22,23の開口径
D1 ,D2 を同一に形成して、2つの弁体36,37に
働く排気圧力F1 ,F2 を完全に相殺させるようにして
も良いが、本実施形態のように、上方の弁座22の開口
径D1 を下方の弁座23の開口径D2 より若干大きく形
成しても良い。このようにすれば、上方の弁体36に働
く上向きの排気圧力F1 が下方の弁体37に働く下向き
の排気圧力F2 より若干大きくなり、その排気圧力F1
,F2 の差圧を利用してセルフシール効果を持たせる
ことができる。
【0026】更に、2つの弁座22,23の間隔を保持
する弁座22の囲壁部22aと弁シャフト32とを、同
等の熱膨張係数を有する材料(本実施形態ではステンレ
ス鋼)で形成しているため、両弁体36,37の間隔と
両弁座22,23の間隔との熱膨張差が無くなる。従っ
て、本実施形態では、両弁体36,37の間隔と両弁座
22,23の間隔とがずれる要因は、組立誤差のみとな
り、両者のずれが少なくなる。これにより、2つの弁体
36,37の同時着座が一層確実なものとなり、弁漏れ
防止性能を更に向上できる。
【0027】但し、本発明は、2つの弁座22,23の
間隔を保持する部材(囲壁部22a)と弁シャフト32
とを、熱膨張係数の異なる材料で形成しても良く、この
場合でも、熱膨張差を上方の弁体36の弾性変形により
吸収できるので、2つの弁体36,37を同時に着座さ
せることができる。
【0028】弾性変形可能な弁体36は、図1に示す形
状に限定されず、種々の形状が考えられる。例えば、図
2及び図3に示す実施形態(2),(3)の弾性変形可
能な弁体38,39は、共に薄いステンレス板で蛇腹状
に形成され、その下端部のみが弁シャフト32に固定さ
れ、蛇腹部分が上下方向に伸縮可能となっている。
【0029】図1乃至図3に示す弾性変形可能な弁体3
6,38,39は、いずれも、弁体全体が同一の弾性板
材で一体に形成されているが、弾性部材と非弾性部材と
を組み合わせて1つの弾性変形可能な弁体を構成しても
良い。
【0030】例えば、図4に示す実施形態(4)の弾性
変形可能な弁体40は、薄いステンレス板等で形成した
弾性変形可能な蛇腹部41の上端に、弁座22に着座す
るリング状の着座部材42を溶接等で固着し、該蛇腹部
41の下端に円板状の支持部材43を溶接等で固着し、
この支持部材43を弁シャフト32に嵌着固定してい
る。この場合、蛇腹部41のみが弾性変形し、着座部材
42と支持部材43は変形しない。このようにすれば、
耐摩耗性や機械的強度が要求される部分(着座部材42
と支持部材43)を耐摩耗性や機械的強度に優れた材料
で形成でき、耐久性を向上できる。
【0031】ところで、弁体の弾性力は、アクチュエー
タ30の負荷を増大させる要因となるため、弁体の弾性
力は小さい方が好ましい。しかし、弁体の弾性力を小さ
くするために、弁体全体を薄く形成しすぎると、弁体の
耐久性が低下し、弁体と弁座との衝突の繰り返しで弁体
の着座面が摩耗した時に、弁体の着座面に穴が開いて弁
漏れが発生しやすい。
【0032】この対策として、図5に示す実施形態
(5)の弾性変形可能な弁体45は、リーフスプリング
状に形成された皿状の板ばね46を用い、この板ばね4
6の下面に変形容易な皿状の金属薄膜47を貼り合わせ
ることで、該板ばね46の開口部48を金属薄膜47で
塞いでいる。板ばね46は、弁シャフトに嵌着される中
央の嵌着部46aと外周の着座面部46bとを共に円環
状に形成し、嵌着部46aと着座面部46bとの間に複
数本のアーム部46cを等ピッチで形成している。各ア
ーム部46cは、放射状(直線状)に形成しても良い
が、図5に示すように曲線形状に形成して各アーム部4
6cを長くすれば、各アーム部46cが弾性変形しやす
くなる。
【0033】このようにすれば、耐摩耗性や機械的強度
が要求される部分である着座面部46bと固定部46a
に、適度な厚みの板ばねを延在させた適度な弾性力の弁
体45を形成でき、アクチュエータの負荷を軽減しなが
ら、弁体45の摩耗による弁体45の穴開きを防止で
き、負荷軽減と弁体45の耐久性向上とを両立させるこ
とができる。
【0034】一方、図6に示す実施形態(6)の弾性変
形可能な弁体49は、放射状に形成された皿状の板ばね
50を用い、この板ばね50の下面に変形容易な皿状の
金属薄膜51を貼り合わせることで、該板ばね50のス
リット52(開口部)を金属薄膜51で塞いでいる。こ
のようにしても、アクチュエータの負荷軽減と弁体49
の耐久性向上とを両立させることができる。
【0035】上記実施形態(5),(6)の弁体45,
49は、図1のEGR弁に用いても良く、また、図7に
示す実施形態(7)のEGR弁に用いても良い(図7は
図5の弁体45を用いたEGR弁の構成例を示してい
る)。
【0036】このEGR弁の弁ハウジング60は、円筒
状の吸気通路61を有し、この吸気通路61が内燃機関
の吸気管(図示せず)の途中に連結され、該吸気管を流
れる吸入空気が吸気通路61を通ってスロットルバルブ
(図示せず)側に流れる。弁ハウジング60の吸気通路
61の下方には、EGRガス流入室62が形成され、こ
のEGRガス流入室62の側壁には、EGR配管(図示
せず)を通って流れてくるEGRガスが流入する流入ポ
ート63が形成され、該EGRガス流入室62の上面部
と下面部には、それぞれ弁座64,65が上下に対向す
るように設けられている。
【0037】上方の弁座64は、弁ハウジング60に一
体に形成され、下方の弁座65は、ステンレス鋼等によ
り形成され、EGRガス流入室62の下面に固着されて
いる。上方の弁座64の開口は吸気通路61に連通し、
該弁座64の上方部には、吸気通路61内を流れる吸入
空気の風圧が弁座64の開口に作用するのを防ぐ防風フ
ード部66が形成されている。下方の弁座65の開口
は、弁ハウジング60の下部に形成されたEGRガス通
路67を介して吸気管のEGRガス導入口(図示せず)
につながっている。従って、2つの弁座64,65の開
口を通ったEGRガスは、共に吸気管内に流れ込む。
【0038】2つの弁座64,65を貫通する弁シャフ
ト32には、2つの弁体45,37が固定されている。
弁シャフト32の駆動系は、図1と同じ構成であり、図
1と同一符号を付して説明を省略する。尚、上方の弾性
変形可能な弁体45は、前記各実施形態のいずれの弁体
を用いても良い。
【0039】一方、図8に示す実施形態(8)は、弾性
変形可能な弁体(以下「弾性弁体」という)71を除い
て、図7に示す実施形態(7)と同じ構造である。弾性
弁体71は、ステンレス薄板等の弾性薄板により形成さ
れた皿型の板ばね72の中央部分を、例えば鉄板等の剛
性板により形成された2枚の円形のセンタープレート7
3で挟み付けて構成したものである。この弾性弁体71
は、弁シャフト32に下方から挿通され、その下方に圧
入されたスリーブ74と弁シャフト32の段部32aと
の間に挟み付け固定されている。これにより、センター
プレート73は弁シャフト32に固定され、“非弾性
部”となる。一方、板ばね72のうちセンタープレート
73から外側に突出した部分は、“非弾性部”で支持さ
れた“弾性部”となり、上下方向に弾性変形可能であ
る。
【0040】この場合、弾性弁体71の有効受圧面積で
あるセンタープレート73の受圧面積(投影面積)は、
弁シャフト32の下端に固着された他方の弁体(以下
「剛性弁体」という)37の受圧面積と略同一に形成さ
れている。センタープレート73と剛性弁体37の受圧
面(弁座65の開口部)が共に円形の場合には、両者の
直径D1,D2を略同一に形成すれば良い。その他の構
成は、図7に示す実施形態(7)と同じであるので、図
7と同一符号を付して説明を省略する。
【0041】図8に示すように、2つの弁体71,37
が弁座64,65に着座した状態では、各弁体71,3
7に次のような排気圧力による荷重が加わる。弾性弁体
71側に加わる荷重は、弾性弁体71の有効受圧面積で
あるセンタープレート73の受圧面積×排気圧力とな
る。一方、剛性弁体37側に加わる荷重は、剛性弁体3
7の受圧面積×排気圧力となる。
【0042】この場合、センタープレート73の受圧面
積が剛性弁体37の受圧面積と略同一に形成されている
ので、弾性弁体71側に加わる荷重と剛性弁体37側に
加わる荷重が略同一となり、両者が釣り合った状態とな
る。従って、排気圧力が高圧になった時でも、両弁体7
3,37から弁シャフト32に加わる力の均衡を保つこ
とができて、剛性弁体37の浮き上がりによる弁漏れを
少なくすることができる。しかも、弾性弁体73の外周
部の板ばね72が弾性変形可能であるため、前記各実施
形態と同じく、2つの弁体73,37の同時着座も容易
である。
【0043】本発明者は、上記実施形態(8)で用いた
弾性弁体71の弁漏れ防止性能を評価する試験を行った
ので、その試験結果を図9(a)に示す。この試験で
は、弾性弁体71のセンタープレート73の直径D1を
15mmとすると共に、弁座64の開口径D3を18m
mとし、剛性弁体37の受圧面の直径D2を16mmと
した。この構造では、図9(a)に示すように、排気圧
力を上限圧力である2kgf/cm2 に高めた時でも、
弁漏れを目標値である8リットル/分以下に抑えること
ができた。
【0044】一方、図9(b)に示す比較例では、スパ
イラル形状の板ばねに金属薄膜を貼り合わせて構成した
弾性弁体を用いた。比較例でも、排気圧力が1.4kg
f/cm2 以下の領域では、弁漏れが目標値である8リ
ットル/分以下であったが、排気圧力が約1.4kgf
/cm2 を越えると、弁漏れが急激に増大して目標値を
満足できなかった。
【0045】以上の試験結果から、実施形態(8)の構
造では、高圧時でも高い弁漏れ防止性能を維持できるこ
とが確認された。尚、上記各実施形態では、上方の弁体
を弾性変形可能に形成したが、下方の弁体を弾性変形可
能に形成しても良い。
【0046】図10及び図11に示す実施形態(9)で
は、剛性弁体37を上方に配置し、弾性弁体81を下方
に配置している。弾性弁体81は、薄いステンレス板
等、耐熱性・対摩耗性のある弾性板材で皿状に形成さ
れ、弁シャフト32にスリーブ82で固定されている。
この弾性弁体81が着座する円環状の弁座(以下「弾性
弁座」という)83は、薄いステンレス板等、耐熱性・
対摩耗性のある弾性板材で弾性変形可能に形成されてい
る。この弾性弁座83の開口面積(開口径)は上方の弁
座64の開口面積(開口径)とほぼ同一に設定されてい
る。その他の構成は図7に示す実施形態(7)と同じで
あるので、図7と同一符号を付して説明を省略する。
【0047】次に、本実施形態(9)のEGR弁の閉弁
特性・開弁特性について説明する。閉弁状態の時に、高
圧の排気圧力で弾性弁体81が開弁方向(下方)に弾性
変形したとしても、これに追従して弾性弁座83も高圧
の排気圧力で開弁方向に弾性変形して、弾性弁体81と
弾性弁座83との密着状態が維持される。これにより、
排気圧力が高圧になった時でも、弁漏れが有効に防止さ
れて、閉弁性能が向上する。
【0048】閉弁状態の時に、弁シャフト32(両弁体
37,81)に加わる荷重には、次の3種類の荷重Fs
,Fv ,Fn がある。 (1)弁シャフト32を閉弁方向(上方)に付勢するス
プリング35による閉弁方向の荷重Fs (2)剛性弁体37と弾性弁体81の有効受圧面積の差
と排気圧力とで発生する閉弁方向の荷重Fv (両弁体3
7,81に働く排気圧力による荷重の差) (3)弾性弁座83が排気圧力で開弁方向に弾性変形す
ることで、弾性弁座83から弾性弁体83に働く開弁方
向の荷重Fn
【0049】ここで、閉弁時の弁漏れを抑制するには、
次の式のように、閉弁方向の荷重(Fs +Fv )が開
弁方向の荷重Fn よりも大きくなるように設定する必要
がある。 Fs +Fv >Fn (弁漏れを抑制するための条
件)
【0050】仮に、下方の弁体81の有効受圧面積が上
方の剛性弁体37の有効受圧面積よりも大きいとする
と、上記式において、排気圧力による荷重Fv は負の
値(つまり開弁方向の荷重)になるが、本実施形態
(9)のように、下方の弁体81を弾性弁体とし、両弁
座64,83の開口面積(開口径)をほぼ同一に設定し
た場合には、弾性弁体81の有効受圧面積が剛性弁体3
7の有効受圧面積よりも小さくなり、排気圧力による荷
重Fv は正の値(つまり閉弁方向の荷重)になる。
【0051】この場合、図11に示すように、スプリン
グ35による閉弁方向の荷重Fs は排気圧力が変化して
も一定であるが、排気圧力による閉弁方向の荷重Fv
は、排気圧力が高くなるに従って大きくなり、それによ
って、閉弁方向の総荷重(Fs+Fv )が大きくなる。
もし、弁座83を剛体構造とした場合には、開弁方向の
荷重Fn が0であるため、排気圧力の上昇により閉弁方
向の総荷重(Fs +Fv)が大きくなると、閉弁状態か
ら開弁する際に必要となるアクチュエータの駆動力が大
きくなるため、開弁特性(駆動力と弁体リフト量との関
係)が排気圧力の変化によって変化してしまい、安定し
た開弁特性が得られない。
【0052】これに対し、本実施形態(9)では、弾性
弁体81が着座する弁座として、弾性弁座83を用いて
いるため、弾性弁座83が排気圧力で開弁方向に弾性変
形することで、弾性弁座83から弾性弁体83に開弁方
向の荷重Fn が働く。この開弁方向の荷重Fn は、図1
1に示すように排気圧力が高くなるに従って大きくなる
ため、排気圧力による閉弁方向の荷重Fv の増大分が開
弁方向の荷重Fn の増大分によってほぼ相殺され、次の
式が成立する。
【0053】 Fv −Fn =Δf=ほぼ一定 (開弁
特性向上のための条件) この式が成立すれば、排気圧力が変化しても、排気圧
力による荷重の合計値(Fv −Fn )がほぼ一定となっ
て、閉弁状態から開弁する際に必要となる駆動力(Fs
+Fv −Fn )がほぼ一定となり、開弁特性(駆動力と
弁体リフト量との関係)が排気圧力の変化に左右され
ず、安定した開弁特性が得られ、高精度なEGR制御が
可能となる。
【0054】このように、本実施形態(9)では、上記
式及び式の関係が同時に成立するため、排気圧力の
全変動域(エンジンの全負荷域)で、閉弁時の弁漏れ抑
制と開弁特性向上の双方を実現することができる。しか
も、一方の弁体81と弁座83が共に弾性変形可能であ
るため、前記各実施形態と同じく、2つの弁体81,3
7の同時着座も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態(1)のEGR弁を示す縦断
面図
【図2】本発明の実施形態(2)の弁体と弁座の構造を
示す縦断面図
【図3】本発明の実施形態(3)の弁体と弁座の構造を
示す縦断面図
【図4】本発明の実施形態(4)の弁体と弁座の構造を
示す縦断面図
【図5】本発明の実施形態(5)を示し、(a)は弾性
変形可能な弁体の平面図、(b)は(a)のA−A断面
図、(c)は金属薄膜の平面図
【図6】本発明の実施形態(6)を示し、(a)は弾性
変形可能な弁体の縦断面図、(b)は放射状の板ばねの
平面図、(c)は(b)のE−E断面図、(d)は金属
薄膜の平面図、(e)は(d)のF−F断面図
【図7】本発明の実施形態(7)のEGR弁を示す縦断
面図
【図8】本発明の実施形態(8)のEGR弁の主要部の
構造を示す縦断面図
【図9】(a)は実施形態(8)の弁漏れ特性を示す
図、(b)は比較例の弁漏れ特性を示す図
【図10】本発明の実施形態(9)のEGR弁の主要部
の構造を示す縦断面図
【図11】弁シャフトに加わる荷重Fs ,Fv ,Fn と
排気圧力との関係を示す図
【図12】従来の複座弁型のEGR弁を示す縦断面図
【図13】従来の改良された複座弁型のEGR弁を示す
縦断面図
【符号の説明】
21…弁ハウジング、22,23…弁座、25…流入ポ
ート、26…流出ポート、27…EGRガス通路、30
…アクチュエータ、31…プランジャ、32…弁シャフ
ト、33…軸受、35…スプリング、36〜40,41
…蛇腹部、42…着座部材、45…弁体、46…板ば
ね、47…金属薄膜(変形容易な部材)、48…開口
部、46b…着座面部、49…弁体、50…板ばね、5
1…金属薄膜(変形容易な部材)、52…スリット(開
口部)、60…弁ハウジング、61…吸気通路、62…
EGRガス流入室、63…流入ポート、64,65…弁
座、67…EGRガス通路、71…弾性弁体(弾性変形
可能な弁体)、72…板ばね(弾性部)、73…センタ
ープレート(非弾性部)、81…弾性弁体、83…弾性
弁座。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁ハウジング内に2つの弁座を対向させ
    て配置し、両弁座の中心に1本の弁シャフトを貫通させ
    ると共に、該弁シャフトに2つの弁体を固定し、該弁シ
    ャフトをその軸方向に駆動することで、各弁体を各弁座
    に着座又は離間させる排気ガス還流制御弁において、 一方の弁体の少なくとも一部を弾性変形可能に構成した
    ことを特徴とする排気ガス還流制御弁。
  2. 【請求項2】 前記2つの弁座の間隔を保持する部材と
    前記弁シャフトとを同等の熱膨張係数を有する材料で形
    成したことを特徴とする請求項1に記載の排気ガス還流
    制御弁。
  3. 【請求項3】 前記弾性変形可能な弁体は、リーフスプ
    リング状又は放射状に形成された板ばねを用い、この板
    ばねの開口部を変形容易な部材で閉鎖した構成としたこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の排気ガス還流制
    御弁。
  4. 【請求項4】 前記弾性変形可能な弁体は、前記弁シャ
    フトに固定された非弾性部と、この非弾性部で支持され
    た弾性部とから成り、前記非弾性部の受圧面積を他方の
    弁体の受圧面積と略同一になるように形成したことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の排気ガス還
    流制御弁。
  5. 【請求項5】 前記弾性変形可能な弁体が着座する弁座
    は、弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれかに記載の排気ガス還流制御弁。
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