JP2003056723A - 複座弁の弁体構造 - Google Patents

複座弁の弁体構造

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JP2003056723A
JP2003056723A JP2001241493A JP2001241493A JP2003056723A JP 2003056723 A JP2003056723 A JP 2003056723A JP 2001241493 A JP2001241493 A JP 2001241493A JP 2001241493 A JP2001241493 A JP 2001241493A JP 2003056723 A JP2003056723 A JP 2003056723A
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valve
valve body
small diameter
seat
double
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JP2001241493A
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Inventor
Koji Yoshino
幸司 吉野
Toshihiro Nishiyama
利洋 西山
Takashi Nagasaka
隆史 長坂
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Yoshitake Inc
Original Assignee
Yoshitake Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高精度の加工を要することなく、上部及び下
部弁体を上部及び下部弁座に同時に完全に一致して閉止
する様にした複座弁の弁体構造を提供する。 【解決手段】 下部弁体5を一体形成した弁棒6におい
て下部弁体5の上面5aから設定長さELを離間した部位
Xより所定長さ上方に渡り小径部6aを設け、該小径部6a
には、上部弁体4を上下摺動自在に装着すると共に、上
部弁体4を下方付勢するバネ材16を設け、前記設定長さ
ELは、上部及び下部弁座1、2間の距離SLに、両弁
座1、2の夫々に着座する上部及び下部弁体4、5の着
座部4b、5b間の距離VLが対応する様に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上下2つの弁座を
有する複座形のバルブ(以下、複座弁と称する。)の弁
体構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の複座弁では、弁棒に上部
及び下部弁体を一体形成したものが組み付けられてい
る。そして、上部及び下部弁体の夫々を上部及び下部弁
座に着座対応させるには精度の高い加工が要求されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、複座弁
の上部及び下部弁座の夫々に着座対応する様に、上部及
び下部弁体を弁棒に一体形成するには、その寸法公差が
非常にシビアであるにも拘らず、上部及び下部弁体の夫
々が上部及び下部弁座に同時に完全に一致して閉止する
ことは非常に困難であり、複座弁においては弁座漏れが
許容されていた。本発明は、高精度の加工を要すること
なく、上部及び下部弁座に同時に完全に一致して閉止す
る様にした複座弁の弁体構造を提供する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題に鑑
み、下部弁体を一体形成した弁棒において下部弁体上面
から設定長さ離間した部位より所定長さ上方に渡り小径
部を設け、該小径部には、上部弁体を上下摺動自在に装
着すると共に、上部弁体を下方付勢するバネ材を設け、
弁棒は小径部の下端又は上端で着脱自在に分割形成する
ことにより、弁棒の小径部に上部弁体とバネ材を組み付
けるだけで、上部弁体は、バネ材の付勢力にて弁棒の小
径部下端に有する環状段部に押圧保持される。そして、
上記設定長さは、上部及び下部弁座間の距離に、両弁座
の夫々に着座する上部及び下部弁体の着座部間の距離が
対応する様に設定されているので、下部弁座に下部弁体
が着座すると同時に上部弁座に上部弁体が着座する様に
弁棒に対する上部弁体の位置が規定される。
【0005】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施例を図面に基
づいて説明する。本発明に係る弁体構造は、上下一対の
弁座1、2を有する複座弁3に具備されるものにして、
上部及び下部弁座1、2の夫々に着座する上部及び下部
弁体4、5と、該上部及び下部弁体4、5を支持する弁
棒6とにより、主に構成されている。上部及び下部弁座
1、2は、複座弁3の弁箱7内を、一次側圧力室8と二
次側圧力室9とに区画した隔壁10の上下に開設した上部
及び下部弁口11、12において、上部及び下部弁体4、5
が着座する部位に形成され、上部弁座1及び上部弁口11
は、下部弁座2及び下部弁口12の夫々よりも若干大径に
形成されている。上部及び下部弁体4、5は、円板状に
形成されると共に、上部及び下部弁座1、2の夫々より
大径に形成されている。そして、下部弁体5は上部弁口
11を挿通可能な外径を有し、弁棒6の適所に一体形成さ
れ、上部弁体4は、その中心に後述の小径部6aに摺動自
在な口径を有する貫通穴4cを設け、弁棒6に着脱自在に
取付けられる。弁棒6は、下部弁体5の上面5aから設定
長さEL離間した部位Xより所定長さ上方に渡り小径部
6aを設けており、該小径部6aの下端X又は上端Y(図示
例においては下端X)で弁棒6は着脱自在に分割形成し
て成る。弁棒6の上方分割体13は、小径部6aの下端に下
方連続して雄螺子部13aを設け、一方、弁棒6の下方分
割体14は、雄螺子部13aを螺入する雌螺子部14aを設
け、相互に着脱自在と成している。そして、小径部6aに
は、貫通穴15を挿通して上部弁体4を上下摺動自在に装
着すると共に、上部弁体4を下方付勢するバネ材16を設
けている。バネ材16は、逆皿形の円環状に形成され、弁
棒6の小径部6a上端Yに有する環状段部17と上部弁体4
の上面4aとの間に圧縮介装される様に小径部6aに挿通さ
れ、上部弁体4を弁棒6の小径部6a下端Xに有する環状
段部18へ下方押圧している。尚、バネ材16は、上記形状
に限定されず、要するに上部弁体4を小径部6a下端Xの
環状段部18へ押圧する様に付勢するものであれば、例え
ばコイルスプリングであっても良い。又、弁棒6におけ
る下部弁体5の上面5aから小径部6a下端Xまでの長さE
Lにあっては、上部及び下部弁座1、2間の距離SL
に、両弁座1、2の夫々に着座する上部及び下部弁体
4、5の着座部4b、5b間の距離VLが対応(一致)する
様に設定しており、上部弁体4及びバネ材16を弁棒6の
小径部6aに上記の様に取付け、この弁棒6を複座弁3内
に組み付けることにより、下部弁座2に下部弁体5が着
座すると同時に上部弁座1に上部弁体4が着座する様
に、弁棒6に対する上部弁体5の位置が規定される。
【0006】
【発明の効果】要するに本発明は、下部弁体5を弁棒6
に一体形成した弁棒6において、下部弁体5の上面5aか
ら設定長さELを離間した部位Xより所定長さ上方に渡
り小径部6aを設け、該小径部6aには、上部弁体4を上下
摺動自在に装着すると共に、該上部弁体4を下方付勢す
るバネ材16を設けたので、上部弁体4をバネ材16の付勢
力にて小径部6a下端Xに有する環状段部18に押圧保持で
きると共に、該環状段部18上で位置決めされた上部弁体
4と下部弁体5との距離ELは、上部及び下部弁座1、
2間の距離SLに、上部及び下部弁体4、5の着座部4
b、5b間の距離VLが対応する様に設定されているの
で、上部及び下部弁体4、5は、従来の様に、弁座漏れ
を許容することなく、上部及び下部弁座1、2に同時に
完全に一致して閉止できる。
【0007】弁棒6は、小径部6aの下端X又は上端Yで
着脱自在に分割形成して成るので、上記設定長さELが
定められた弁棒6の小径部6aに上記の如く上部弁体4と
バネ材16を組み付けて、弁棒6の上方分割体13と下方分
割体14を連結一体化することにより、上部及び下部弁座
1、2間の距離SLに、着座部4b、5b間の距離VLが一
致した上部及び下部弁体4、5付き弁棒6を簡単に得る
ことができる。よって、本発明によれば、上部及び下部
弁体を弁棒に一体形成した従来品の様に精密な加工を要
せず、しかも従来品より精密に機能(上下同時に閉弁)
するので、安価で高品質の弁体構造を有する複座弁3を
提供できる等その実用的効果甚だ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る弁体構造を具備した複座弁の断面
図である。
【図2】閉弁状態を示す拡大図である。
【図3】開弁状態を示す拡大図である。
【符号の説明】
1 上部弁座 2 下部弁座 4 上部弁体 4b 着座部 5 下部弁体 5a 上面 5b 着座部 6 弁棒 6a 小径部 16 バネ材 EL 設定長さ SL 距離 VL 距離 X 下端 Y 上端
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長坂 隆史 愛知県小牧市大字入鹿出新田字宮前955ー 5 株式会社ヨシタケ小牧工場内 Fターム(参考) 3H052 AA01 BA02 CA12 CD02

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部弁体を弁棒に一体形成すると共に、
    該弁棒において下部弁体上面から設定長さ離間した部位
    より所定長さ上方に渡り小径部を設け、該小径部には、
    上部弁体を上下摺動自在に装着すると共に、該上部弁体
    を下方付勢するバネ材を設けて成り、前記設定長さは、
    上部及び下部弁座間の距離に、両弁座の夫々に着座する
    上部及び下部弁体の着座部間の距離が対応する様に設定
    したことを特徴とする複座弁の弁体構造。
  2. 【請求項2】 弁棒は、小径部の下端又は上端で着脱自
    在に分割形成して成ることを特徴とする請求項1記載の
    複座弁の弁体構造。
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