JP2023161347A - 遊戯装置 - Google Patents

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隆彦 中原
Takahiko Nakahara
忠 野間
Tadashi Noma
泰生 梶本
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【課題】景品のセッティングを容易にする遊戯装置を提供すること。【解決手段】 景品落下口110に投下された景品50を提供する遊戯装置10である。開閉可能に構成され、閉状態において景品50を収納する景品収納部500と、景品収納部500を載置する景品保持手段200と、景品保持手段200から景品収納部500を落下させるための動作を行う動作手段と、を備える。景品収納部500が景品保持部200から落下すると、景品落下口110の上で閉状態から開状態になり、景品50が落下口に投下される。【選択図】図1

Description

特許法第30条第2項適用申請有り (1) 公開者:辰巳電子工業株式会社 公開日:令和4年3月18日~終了日未定 公開した場所:ラウンドワンスタジアム千日前店 (2) 公開者:辰巳電子工業株式会社 公開日:令和4年3月25日~令和4年4月14日 公開した場所:アミパラ橿原店 (3) 公開者:辰巳電子工業株式会社 公開日:令和4年4月6日~令和4年4月25日 公開した場所:セガ イオンモールむさし村山 (4) 公開者:辰巳電子工業株式会社 公開日:令和4年4月20日~終了日未定 公開した場所:楽市楽座イオン小郡店
本発明は、遊戯装置の筐体の内部に収容された景品を利用者(以下、プレイヤーともいう)が獲得できるようにした遊戯装置に関する。
従来、景品を獲得するゲームを行う遊戯装置として、クレーン遊戯装置がある。クレーン遊戯装置は、景品を載置する景品載置台と、景品載置台から景品を落下させる景品落下口と、景品を景品載置台から景品落下口に移動させるクレーンアームとを備えている。
特開2021-104271号公報(特許文献1)には、クレーン遊戯装置にはない新しい遊び方を提供する遊戯装置が開示されている。
特許文献1に記載の遊戯装置は、景品保持手段によって景品が保持されており、保持手段をユーザの操作により傾け、景品を景品保持手段から落下させるものである。景品落下手段から景品が落下すると、景品が払い出される。
特開2021-104271号公報
従来のクレーン遊戯装置や、特許文献1に記載の遊戯装置においては、景品の大きさや、形状又は重量等の種類によって景品を獲得できるまでの難易度が大きく異なる。景品の種類に応じて難易度の差ができるだけ出ないようにするために、遊戯装置の運営者は、遊戯装置のテストプレイを行いながら景品を筐体内にセッティングを行っている。
このように、従来の遊戯装置では、景品のセッティングに手間がかかるという問題があった。
本発明の主な目的は、景品のセッティングを容易にする遊戯装置を提供することである。
本発明に係る遊戯装置は、景品落下口に投下された景品を提供する遊戯装置である。開閉可能に構成され、閉状態において景品を収納する景品収納部と、景品収納部を載置する景品保持手段と、景品保持手段から景品収納部を落下させるための動作を行う動作手段と、を備える。景品収納部が景品保持手段から落下すると、景品落下口の上で閉状態から開状態になり、景品が落下口に投下される。
この場合、容易に景品をセッティングすることができる。
本発明の遊戯装置の一実施形態の全体を示す斜視図である。 図1に示す遊戯装置の景品保持手段及び傾斜手段を示す斜視図である。 図2に示す傾斜手段を構成する伸縮部材の説明図である。 図2に示す遊戯装置の景品保持手段の作用説明図である。 図5(A),(B)は、それぞれ図1に示す遊戯装置の景品収納部を示す拡大図である。 図6(A),(B)は、それぞれ図5に示す景品収納部の開閉部の周辺を示す部分拡大図である。 本発明の一実施形態の制御ユニットの構成を示すブロック図である。 一実施形態のプレイの流れを示すフローチャートである。 図1に示す遊戯装置の動作を示す模式的斜視図である。 図1に示す遊戯装置の動作を示す模式的斜視図である。 図1に示す遊戯装置の動作を示す模式的斜視図である。 図1に示す遊戯装置の動作を示す模式的斜視図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付す。また、同符号の場合には、それらの名称および機能も同一である。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さないものとする。
(一実施形態)
図1は本発明の遊戯装置10の一実施形態の全体を示す模式的斜視図、図2はその遊戯装置10の景品保持手段200および傾斜手段400の模式的斜視図、図3はその遊戯装置10の動作を説明する模式的斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る遊戯装置10は、筐体100と、筐体100の内部に収容される景品収納部500と、景品収納部500が保持される景品保持手段200と、景品保持手段200を傾斜可能に支持する支持ユニット300と、景品保持手段200を支持ユニット300の上端部を支点として傾斜させる傾斜手段400と、を備えている。
(筐体100)
筐体100は、箱状の筐体上部102と、有底箱状の筐体下部104とを有する。筐体上部102は、筐体100の前部に設けられた前壁面(符号省略と、)左右にそれぞれ設けられた側壁面106と、筐体100の奥部に設けられた背壁面107と、上部開口を塞ぐ天板108とを有する。前壁面および側壁面106は、プレイヤーがゲーム空間を視認できるように、透明なアクリル板、ガラス板等により形成されている。
また、前壁面には開閉可能に構成された窓部(扉)が設けられていてもよい。遊戯装置10の管理者は窓部からゲーム空間にアクセスして景品50の補充およびメンテナンスを行うことができる。
筐体下部104の上面にはプッシャ台130が配置され、このプッシャ台130にプッシャ本体140が取り付けられている。プッシャ台130の前面側には景品50を落下させる景品落下口110が形成されている。プッシャ台130は、後述する景品保持手段200の周囲に設けられ、プッシャ台130は景品落下口110に向かって下り傾斜した傾斜面を有している。
筐体下部104の前面(プッシャ台の前面)には景品取出口160が設けられ、筐体下部104に形成された上記景品落下口110と連通している。プレイヤーは落下した景品50を景品取出口160から取り出すことができる。遊戯装置10は、さらに、操作パネル175と、操作パネル175に設けられた押しボタンなどの操作部170と、を有する。操作部170は景品取出口160の上方に設けられた1つまたは複数の押ボタンで構成されている。操作パネル175には課金受付部(図示せず)などが設けられている。筐体100の前面側(景品落下口110側)には筐体100の製品名、景品50またはプレイを案内するための案内板が設けられていてもよい。
(景品収納部500)
景品収納部500は、開閉可能に構成されており、閉状態で景品保持手段200の上に載置される。景品収納部500の内部には、景品が収納されている。景品収納部500は、ひも状の部材により筐体上部102の上部に固定されている。また、景品収納部500は、景品保持手段200から落下すると、景品落下口110の上部にて、閉状態から開状態になる。これにより、景品収納部500に収納された景品50が、開放されて景品落下口110に向けて落下する。なお、景品収納部500の形状は、図1に示す球形に限らず、円筒形や多面体等の景品50を収納できる形状であればどのようなものでもよい。景品50は、おもちゃ、装飾品、小袋分けされた飴や菓子、各種グッズ、カプセルなどであってもよく、プレイヤーの対象年齢やゲーム対価の設定等に応じて適宜選択される。なお、景品収納部500の詳細については、図5,6にて後述する。
(景品保持手段200)
景品保持手段200は、景品収納部500が保持(例えば、載置)され、ゲームのプレイに利用される部材である。景品保持手段200の形状は、景品収納部500の形状、サイズに応じて種々変更することができる。景品保持手段200をトレイで構成する場合、その平面形状は、円形状、楕円形状、多角形状、矩形状または湾曲形状であってもよい。景品保持手段200の形状、材質は限定されないが、例えば、プラスチックを成形して形成することができる。なお、景品保持手段200の詳細については、図2にて後述する。
景品保持手段200は、図2に示すように、景品収納部500が景品保持手段200から落下することを容易にする落下容易部210、および/または、景品50が景品保持手段200から落下することを困難にする落下阻止部220を有してもよい。落下容易部210および落下阻止部220の形状は種々変更することができる。
例えば、図2に示すように、景品保持手段200は平板部202と、平板部202に形成された落下阻止部220と、配置部230と、を有することができる。この実施の形態では、平板部202は水平面を有する円板状のトレイで構成されている。落下阻止部220は、平板部202の周囲に上方へ湾曲して形成された縁部で構成されている。縁部は平板部202の周囲から斜め上方へ傾斜した傾斜面を有している。
配置部230は、景品収納部500の初期位置を規定するものである。配置部230は、平板部202の略中央部に設けられた、平板部202に対する鉛直方向に所定の厚みを有するリング状の部材である。所定の厚みは、景品保持手段の200が最大傾斜状態となった場合に、景品収納部500が配置部230から離脱するような厚みであればどのような厚みでもよい。また、配置部230は、収納部500の初期位置を規定できる形状であればどのような形状でもよく、例えば収納部500の形状に合わせた形状とすることもできる。
(支持ユニット300)
支持ユニット300は景品保持手段200を傾斜可能に支持する部材である。
支持ユニット300は弾性変形性を有し、支持ユニット300の上端部が景品保持手段200の下面に連結されている。従って、支持ユニット300で支持された景品保持手段200は傾斜可能または搖動可能である。
図2~図4に示すように、本実施の形態では、支持ユニット300は、基台310と、基台310から突出および基台310内に没入可能に設けられた可動部315と、可動部315の上端に連結されたバネ材330と、を有する。本実施の形態においては、支持部320はバネ材330からなる。
可動部315は、基台310内に没入可能であるため、支持ユニット300の高さを自在に変えることができる。したがって、複数の伸縮部材420が動作して景品保持手段200の全体の位置が高く(または低く)なったとしても、支持ユニット300も景品保持手段200の高さに追従することができる。したがって、景品保持手段200の高さによってバネ材330の引っ張り強さが変わることがない。
基台310および可動部315を合せた長さは、伸縮部材420が一番上に伸びた状態においても、基台310から可動部315が抜けないような長さに設計されている。
また、可動部315は手で上に引っ張り上げることにより、基台310から抜けるようになっている。遊戯装置10の管理者が可動部315より上のパーツを交換できるようにするためである。可動部315は、基台310から取外し可能であるため、景品50の種類に応じて支持部320を変更することができ、このようにして支持部320の弾性率を適宜変更できるようにしてもよい。
図4に示すように、基台310を円筒形状、可動部315を円柱形状に形成した場合、可動部315が基台310内で円筒の軸を中心に回転する場合がある。可動部315の回転を防止したい場合は、回転を防止するストッパーを基台310内に設けてもよい。ただし、可動部315(および景品保持手段200)が回転したほうがプレイのゲーム性が高まる場合は、回転防止用のストッパーを設けなくてもよい。なお、基台310および可動部315は、円筒または円柱以外の形状(例えば、多角筒、多角柱)に形成して、可動部315(および景品保持手段200)の回転を防止するようにしてもよい。
支持ユニット300の基台310は、筐体100のプッシャ台130に固定されたプッシャ本体140上に固定されている。基台310内に通孔が形成されており、その通孔に可動部315の下部が上下摺動可能に挿入されている。バネ材330の上端部に連結部340が固定され、連結部340が景品保持手段200の中央下面に連結されている。バネ材330と景品保持手段200とを連結する連結部340は、例えば、螺子によって連結することができ、この連結部340を連結または解除することによって、景品保持手段200を適宜変更可能とすることができる。
また、プッシャ本体140内には後述する駆動手段321、制御ユニット70などが収容されている。
景品保持手段200は、バネ材330の上端部を支点として傾斜可能(または搖動可能)である。つまり、景品保持手段200は、支持ユニット300の上端を基準にして前後左右など全周方向へ傾斜可能である。従って、景品保持手段200上に景品収納部500が載置されると、景品収納部500及び景品50の重みによって支持ユニット300は下方への力を受けるため、伸縮部材420の動きに合わせて景品保持手段200が柔軟に傾斜する。
さらに、景品保持手段200が水平状態から大きく傾いた場合は、景品収納部500及び景品50の自重によって景品保持手段200の傾斜角度がさらに大きくなり、最も突出した伸縮部材420には景品収納部500及び景品50の自重がかからなくなくなる。そうすると、景品保持手段200は、バネ材330の弾性力と景品収納部500及び景品50の自重とがバランスする不安定な状態になる。
そして、景品保持手段200がバランスを保てなくなると、景品保持手段200が景品収納部500及び景品50の自重に負けて動き、景品収納部500が景品保持手段200から落下する。
バネ材330の弾性率が高く設定されると、景品収納部500は落下しにくくなり、バネ材330の弾性率が低く設定されると、景品収納部500は落下やすくなる。
すなわち、景品収納部500の落下しづらさは、景品保持手段200の傾きやすさによる。従って、バネ材330の弾性率が高い場合は、景品保持手段200は傾き難くなるため景品50が獲得し難くなる。逆に、バネ材330の弾性率が低い場合は、景品保持手段200は傾き易くなるため景品50が獲得し易くなる。
そして、バネ材330の弾性力を景品50の重さ(および景品保持手段200の形状)に応じて適宜設定することによって、景品収納部500が落下するかしないか絶妙なバランスの状態とすることができるので、よりゲーム性に優れた遊戯装置10とすることができる。
バネ材330の弾性力は、弾性力の異なるバネ材330を交換することにより設定するようにしてもよいし、電子的に弾性力の強さを制御できるバネ材330を用いてもよい。
そして、景品保持手段200が水平状態から大きく傾いた場合は、景品保持手段200上から景品収納部500は、景品保持手段200上から滑り落ちる。
なお、景品保持手段200から景品収納部500が落下した後は、景品保持手段200は支持ユニット300(特にバネ材330)の復元力によってもとの姿勢に復元しようとするが、景品収納部500が落ちた段階においては各伸縮部材420の高さが均一になっていることはない。各伸縮部材420が初期状態(全ての伸縮部材420が同じ高さになる)になって初めて、景品保持手段200は水平姿勢となる。
バネ材330としてはコイルバネを用いることができ、適切な弾性率を有するコイルバネを用いることにより景品保持手段200の傾斜態様を調整することができる。
上記実施形態では、バネ材330としてコイルバネを用いた例を説明したが、バネ材330としては、例えば、弾性ゴム、弾性を有する発泡樹脂の成形品などを使用してもよい。
支持ユニット300の上端部に設けた連結部340は、ビスなどの固着具にて景品保持手段200下面に固定してもよい。
また、プレイが一定回数未満の場合は、バネ材330の弾性力を高く設定して景品50の獲得を難しくして、プレイが一定回数を超えた場合には、バネ材330の弾性力を低く変化させるなど、ゲーム性をより高めるための演出をしてもよい。
(傾斜手段400)
図1から図3に示すように、傾斜手段400は、動作手段の一例であり、景品保持手段200の下面に当接して伸縮することにより景品保持手段200の傾斜角度を変える伸縮部材420と、伸縮部材420を伸縮駆動させる駆動手段421と、を有する。
傾斜手段400は支持ユニット300の周囲に複数設けられている。傾斜手段400の数は、3以上であり、4以上8以下が好ましく、6が最も好ましい。上記下限値以下の場合は景品50を支えることが困難となり、上限値以上の場合はゲーム性に乏しくなる。
傾斜手段400は、プレイヤーが筐体100に設けられた操作部170を操作することにより、傾斜手段400の駆動手段421が制御され、および動作する。
(伸縮部材420)
伸縮部材420は、景品保持手段200の下方位置に配設され、プッシャ本体140の上面から上方へ突出および没入可能に構成されている。伸縮部材420は比較的長尺な部材で構成され、伸縮部材420を上下方向へ移動させる駆動手段421が伸縮部材420の固定部424またはプッシャ本体140内に配設されている。
この実施の形態では、図2,3に示すように、伸縮部材420はチンアナゴなど様々の意匠の外観を有する部材で構成することができる。
駆動手段421としては、モータおよび動力伝達機構を含む公知の駆動手段を採用することができる。駆動手段421は、例えばステップモータとボール螺子とを組み合わせることができ、ステップモータで適宜回転力をボール螺子に伝達することにより伸縮部材420を適宜上下に伸縮させることができる。また、伸縮部材420は、下筒と、下筒内に伸縮可能に挿入される上筒とを有し、駆動手段421によって、上筒を下筒から伸縮駆動させて構成することもできる。
本実施の形態における伸縮部材420は、図3に示すように、様々な意匠に外観が模倣された移動部422と、移動部422の下端に連結されたロッド423と、ロッド423を収納する筒形状の固定部424と、から構成することができる。固定部424内に、電動アクチュエータのボール螺子およびボール螺子に連結されたロッド423が移動可能に配設されている。このロッド423の先端に移動部422が連結されている。モータの回転力がギアヘッドに伝達され、ギアヘッドの回転がボール螺子に伝わり、ロッド423および移動部422を上下移動させることができる。電動アクチュエータの駆動によって、ロッド423の上部が固定部424から突出して上下に移動するように構成されている。固定部424から露出するロッド423の上部は、移動部422と連続する外観に形成されていてもよい。
伸縮部材420を、移動部422と、ロッド423と、ロッド423を収納する固定部424とから構成することにより、移動部422の外観を容易に変更することができる。例えば、移動部422は樹脂成形品などから構成し、ロッド423先端に着脱可能に取り付けるよう構成することができる。
(景品収納部500)
図5は、本実施の形態に係る景品収納部500の一例を示す図である。
景品収納部500は、景品50をその中に収納可能とするため、第1収納部510A及び第2収納部とがそれぞれの開口で合わされたカプセル状に形成されている。景品収納部500は、第1収納部510Aと、第2収納部510Bと、第1および第2収納部510を接続する接続部520と、第1および第2収納部510を接続部520を中心に開閉するための開閉部530と、落下防止部540とを備える。
第1収納部511Aは、収納された景品50がユーザに見えるようにするために透明または半透明のプラスチック等の硬質部材で形成することができるが、不透明の硬質部材で形成してもよい。不透明に形成することにより、景品50を利用者から隠すことができるので、景品50を獲得した際に、ユーザに驚きを与えることができる。
半球状部512Aは、所定の厚みを有するお椀状に形成されており、その淵の開口部には全周にわたって淵部512Aが形成されている。淵部512Aは、半球上部511Aの開口部の半径方向に突出している。また、半球状部512Aの天頂部付近には、固定部513が形成されており、接続部520の一端が固定されている。
接続部520は、柔軟性を有するひも状の部材であり、他端が、筐体上部102の上部に固定されている。接続部520は、景品収納部500が景品保持手段200から落下した際に、景品落下口110の上方の位置で止まるような長さとなっている。これにより、景品収納部500が景品落下口110に落下しないようにすることができ、ユーザが景品収納部500に触れることを防止することができる。
第2収納部512Bは、半球状部511Aと対になる半球状部511Bと、淵部512Bとを含む。第2収納部511Bは、第1収納部511Aと同様に透明、半透明、不透明のいずれの硬質部材で形成されていてもよい。
半球状部512Bは、所定の厚みを有するお椀状に形成されており、その淵の開口部には全周にわたって淵部512Bが形成されている。淵部512Bは、半球上部511Bの開口部の半径方向に突出している。
接続部512は、第1収納部510Aと第2収納部を開閉可能に接続するための部材である。例えば帯状の柔軟性と耐久性を有する厚手の布などで形成されており、淵部512Aの表面と淵部512Bの表面とが密着するように、その一端が淵部512Aに固定され、その他端が淵部512Bに固定される(図5(A)参照)。接続部512は、第1収納部512Aと第2収納部を開閉可能に接続できればこれに限らず、例えば蝶番を用いることも可能である。
開閉部530は、図5A及び図5Bに示すように、第1収納部510Aと第2収納部510Bとを開閉可能に接着すべく、淵部512A及び淵部512Bに設けられる。開閉部530は、淵部512A、512Bの接続部520が固定される位置とは反対側に配置される。
図6は、開閉部530の拡大図である。
図6Aは、景品収納部500が閉状態の開閉部530を示す拡大図であり、図6Bは、景品収納部500が開状態の開閉部530を示す拡大図である。
開閉部530は、接着部531と、被接着部532と、接着解除防止部材533とを備える。
接着部531は、淵部512Aの内部に固定されたコイン状や板状の磁石である。非接着部542は、淵部512Bの内部に固定されており、接着部531と接着する。コイン状や板状の鉄やニッケル等の磁石にくっつく素材であれば特に限定されない。また、接着部531と非接着部532とが図6の左右方向にずれることにより接着が解除されないようにするため、淵部512Aの淵部512Bに密着する側の面には接着防止部材533が配置される。なお、接着部531と被接着部532とが接着する力は、景品収納部500が景品保持手段200から落下して景品落下口110の上方に位置した際に、景品収納部500の自重で接着が解除される程度の接着力が好ましい。なお、接着部531は、磁石に限らず、面ファスナーや、景品収納部500が景品保持手段200からの落下を検出して接着が解除される電子ロック等であってもよい。この場合、落下を検出する手段としては、例えば、景品保持手段200に重力センサを設けることができる。また、固定部513に上向きの力が加わったことを検出するセンサを設けることもできる。
(表示部180)
伸縮部材420の伸長または収縮の動作および動作量を表示する表示部180は、LED、液晶または電球など任意の装置であってよい。表示部180が消灯または発光色を変更することで、後述のようにプレイに活用することができる。表示部180は、プレイヤーがプレイをするにあたり、インジケータとして動作する。以下は、表示装置としてLEDを用いた例を説明する。
本実施の形態では、表示部180は第1表示部181および第2表示部182からなり、それぞれ複数のインジケータ171および172で構成されている。
図2に示すように、プッシャ本体140の上面に第1表示部181が設けられている。また、プッシャ本体140の周囲の側面に第2表示部182が設けられている。これらの表示部181,182は、操作部170を操作することで、点滅あるいは色が変わるように設定されている。
なお、第1表示部181は、特定の伸縮部材420を表示できる位置であればどのような箇所に設けてもよい。プレイヤーが第1表示部181を視認できる位置においてプッシャ本体140の上面または側面に設けることができる。例えば、第1表示部181は、プッシャ本体140の上面において、各伸縮部材420を囲むように複数設けてもよく、または支持ユニット300を囲むように設けてインジケータ171を表示してもよい。
図2に示した実施形態では、第1表示部181は、それぞれの伸縮部材420を囲むようリング状に形成されている。従って、複数の第1表示部181が支持ユニット300の周囲に配設されて、支持ユニット300の周りを移動するインジケータ171が構成されている。プレイヤーは、所定のインジケータ171を選択することによって動作させる伸縮部材420を特定する。
本実施の形態においては、第1表示部181は伸縮部材420の周囲(チンアナゴの出入り口付近)に設けたが、これに限らず、例えば伸縮部材420自体に設けても良い(チンアナゴ自体が光る)。これにより、子供など背の低いプレイヤーも視認しやすくなる。
第2表示部182は、点滅あるいは色が上下方向に移動するインジケータ172を有する。操作部170の操作(スタート操作)によってこのインジケータ172が変化するように設定されている。具体的には、第2表示部182のインジケータ172は、伸縮部材420の動作量を示すように点灯する複数のLEDボックスが上下方向に配列されている。インジケータ172のボックスの横に記載された数字(不図示)に相当する伸縮量だけ伸縮部材420が伸縮動作するように構成されている。インジケータ172は操作部170の操作(ストップ操作)によって点灯を停止するように設定することもできる。
表示部180のさらに具体的構成は次のとおりである。
第1表示部181のインジケータ171は、プッシャ本体140の上面において各伸縮部材420の周囲に複数設けられている。各インジケータ171はほぼ円盤状に形成され、その内部に1つまたは複数の点灯装置(例えばLED装置)が設けられている。各点灯装置はLEDで構成することもできる。点灯装置の点灯および点滅は、後述の表示制御部740により制御される。
インジケータ171ごとの点灯装置は、所定のプログラムに従ってまたはランダムに点滅するように制御され、例えば、時計回りまたは反時計回りに順次点滅するように制御される。これにより、インジケータ171の点灯装置は、所定の方向に順次点滅していき、プレイヤーは、変位させたい伸縮部材420に対応するインジケータ171の点灯装置が点灯する瞬間を狙って操作部170を操作(押ボタンを押圧)することになる。
押圧した時に点灯していた点灯装置のみを点灯させることで、その点灯中の点灯装置のインジケータ171に対応する伸縮部材420がプレイヤーに指示され得る。
このように、表示部180は傾斜手段400と対応しており、プレイヤーに、操作部170への操作を指示する機能と、変位させる伸縮部材420を指示する機能とを有している。
なお、本実施形態では、第1表示部181のインジケータ171と伸縮部材420とが、1対1で対応して設けられているが、これに限定されない。
プレイヤーは、特定の伸縮部材420に対応した、第1表示部181を特定することによって、当該伸縮部材420を伸長または収縮させることができる。
動作する伸縮部材420が選択されると、図2に示すように、第2表示部182は上下方向に変動するインジケータ172を動作するよう表示する。プレイヤーが所定のインジケータ172に対応する値を選択することによって、伸縮部材420の伸縮または収縮する距離が決定される。
第2表示部182のインジケータ172は、特定された伸縮部材420の動作量を示すように点灯し、LEDボックスを上下方向に所定の速度で移動する。
インジケータ172は操作部170の操作によって点灯の動きを停止する。点灯が停止したインジケータ172に対応して、インジケータ172のボックス数に相当する伸縮量だけ移動するように構成されている。
このようにして、動作する伸縮部材420が特定され、さらにその動作する距離が決定されることによって、特定の伸縮部材420が所定の距離を上下向に移動する。移動した伸縮部材420の上端が景品保持手段200の下面に当接すると、景品保持手段200が突き上げられて傾斜する。
このように、プレイヤーは、特定の伸縮部材420を所定距離動かすという操作を複数回繰り返して、景品保持手段200の傾斜角度を変え、景品収納部500を景品保持手段200から落下させることができる。景品収納部500は、景品落下口110の上方で開状態となり、収納されている景品50が景品落下口110に落下する。これにより、ユーザは、当該景品50を獲得することができる。
(制御ユニット70)
次に、遊戯装置10の制御系の概略を説明する。
遊戯装置10には、コンピュータとしての制御ユニット70が設けられている。図7は、本実施の形態にかかる制御ユニット70の構成を示すブロック図である。制御ユニット70は、情報処理部710、記録部720、入力部730、表示制御部740、駆動制御部750、報知部760を有する。
情報処理部710は、所定のコンピュータプログラムに従って各種の処理を実行するプロセッサであり、その一例としてのCPUなどである。記録部720は、情報処理部710が処理した情報を記録する機能を有するものである。
制御ユニット70には、制御ユニット70のハードウエア資源とソフトウエア資源としてのプログラムとの組合せによって実現される論理的装置として、入力部730、表示制御部740、駆動制御部750及び報知部760が設けられている。入力部730は、プレイヤーの入力を受け付けて情報処理部710に伝えるものである。表示制御部740はLED表示部の動作を、駆動制御部750はモータの動作をそれぞれ制御するための各種の処理を実行する。報知部760はプレイの進行に応じてプレイヤーまたは遊戯装置10の管理者に適宜報知を行う。このような処理には、表示制御処理、駆動制御処理及び報知処理が含まれる。
表示部180、傾斜手段400および操作部170はいずれも制御ユニット70に接続される。そして、表示部180の表示及び傾斜手段400の各モータの動作は制御ユニット70によって制御される。
具体的には、表示部180のLEDは表示制御部740によって動作が制御され、傾斜手段400の各モータは駆動制御部750によって動作が制御される。このため、表示部180に含まれる各インジケータ171,172の各LEDボックスの点灯及び消灯(配色の変化およびその停止を含む)は表示制御部740からの出力信号によって制御される。同様に、各モータは駆動制御部750からの出力信号に従って動作し、そのような動作に伴い傾斜手段400が動作する。つまり、モータを介して傾斜手段400の動作が駆動制御部750によって制御される。
記録部720は、CPUが実行するゲームプログラムや、音情報等を保存するROMと、CPUが実行する演算結果を一時的に記憶するRAMとを備えている。具体的に、記録部720は、例えば、インジケータ171,172の点灯装置が順次点滅する速度(点滅速度)や、順次点滅する方向(点滅方向)等のパターン(点滅パターン)を記録している。
そして、記録部720には、プレイにおいて特定された伸縮部材420の情報および伸縮部材420の移動距離(伸縮量または収縮量)の情報が記録される。これにより、表示部180の表示、操作部170の操作および、傾斜手段400の駆動を行うことができる。
記録部720には、動作の結果であるそれぞれの伸縮部材420の位置の情報が記録されてもよい。また、景品保持手段200には角度などを検出可能なセンサが設けられていてもよい。
情報処理部710は、景品保持手段200の状態(傾斜角度など)を把握することによって、景品保持手段200の状態に応じたプレイの演出または難易度の調整を行うことができる。
表示制御部740は、各インジケータ171,172に内蔵された点灯装置が順次点滅するように、その点灯および点滅を制御する。さらに、表示制御部740は、点滅方向を時計回りや反時計回りに制御することや、点滅速度を自在に制御することもできる。これにより、例えば、点滅速度を遅くしてゲームの難易度を低くすることができ、点滅速度を速くしてゲームの難易度を高くすることができる。また、その点滅方向や点滅速度をランダムに変更すれば、ゲームの難易度をより高くすることもできる。なお、表示制御部740は、複数のインジケータ171,172のうちの一部または全部を同時に点灯および点滅するように制御することもできる。
操作部170の操作は、表示制御部740及び駆動制御部750に出力される。そして、表示制御部740は、その出力結果をLED表示部、各インジケータ171,172の各ボックスの点灯制御に使用される。駆動制御部750は、その出力結果を各モータの駆動の制御、傾斜手段400の動作の制御に使用される。
景品落下口110の付近には、景品落下センサが設けられていても良い。これにより、制御ユニット70は景品50が落下してプレイが完了したことを感知することができる。さらに、制御ユニット70の報知部760は遊戯装置10の管理者にプレイの完了を通報してもよい。これにより、遊戯装置10の管理者は、新たな景品50を遊戯装置10に補充することができる。
また、傾斜手段400が動作していないにもかかわらず景品落下センサが動作した場合は、例えば何者かが景品取出口160から手を入れるなど、不正が行われた可能性があるため、制御ユニット70の報知部760は警報を鳴らすなどしてもよい。
本実施の形態においては、プレイ完了後に、遊戯装置10の管理者が伸縮部材420を元の規定値に戻して、新たな景品50を景品保持手段200に載置するものである。伸縮部材420を後方に戻す方法は、手動であってもよいし、傾斜手段400その他の機構を用いた自動であってもよい。また、例えば、操作部170が一定時間操作されないとき、プレイヤーがプレイを放棄したとみなして、伸縮部材420を自動で元の規定値に戻すようにしてもよい。
記録部720に伸縮部材420の現在の状態および初期状態(規定値)を記録しておくことにより、自動で元の規定値に戻す制御を行うことができる。
また、初期状態は、水平以外を設定することも可能である。例えば、現状の伸縮部材の位置を初期状態として登録するスイッチを設けることで実現してもよい。初期状態を水平以外の状態とすることにより、遊戯装置10へのプレイ参加率を高める効果が期待できる。
(遊戯装置10のプレイ方法)
以下に、実施形態の遊戯装置10の動作、すなわち遊戯装置10のプレイ手順を説明する。図12は、本実施形態のプレイの流れを示すフローチャートである。
(料金の支払い)
図9は、プレイ開始前の遊戯装置10の景品保持手段200の初期状態の一例を示している。
プレイヤーは、所定のプレイ料金を支払うことにより、プレイを開始することができる(S1:料金の支払い)。
以下の説明では、1回料金投入で1回のプレイ(特定の伸縮部材420を所定距離移動させるという動作)ができることとしているが、これに限らず、1回の料金投入で複数回のプレイができるようにしてもよい。
また、料金の支払いについても、特に限定されるものではなく、現金、換金メダルまたはキャッシュカードなど既知の方法で行ってよい。
(伸縮部材420の特定)
プレイヤーは、景品保持手段200上から景品収納部500を落下させるため、景品保持手段200を効率よく傾斜させると推測される伸縮部材420を選択する。
料金を支払った後に、プレイヤーが操作部170(図1参照)のボタンを押すと(S2:操作ボタン押された?)、支持ユニット300の周囲に配列された第1表示部181において、インジケータ171が回転するように順次点灯する(S3:伸縮部材特定用表示)。
プレイヤーは、伸縮させたい伸縮部材420に対応するインジケータ171のLEDが点灯した瞬間を狙って操作部170のボタンを押すと(S4:操作ボタン押された?)、回転していたインジケータ171の動きが停止し、特定のインジケータ171のLEDが点灯して、このインジケータ171のLEDに対応する伸縮部材420が伸縮する伸縮部材420として特定される(S5:伸縮部材特定)。
このとき、点灯したインジケータ171が回転する速度は、本遊戯装置10の管理者が適宜選択することができる。すなわち、インジケータ171の移動速度を早くするとプレイヤーは伸縮部材420の選択が困難になり、結果として景品50の獲得が困難になる。このようにして、景品50が豪華な場合はインジケータ171の回転速度を早くするなどして、ゲーム性を高めることができる。
また、場合によっては、料金の支払い回数に応じてインジケータ171の回転速度を適宜変えてもよい。例えば、5回以上料金を支払った場合(プレイを5回連続で行った場合)に、回転するように順次点灯するLEDのインジケータ171の速度を1/2としてもよい。このようにして、よりゲーム性に優れた遊戯装置10とすることができる。なお、プレイが連続で行われたか否かは、例えば、1回目のプレイが完了後、所定時間(例えば5分)が経過する前に2回目のプレイが行われた場合には、プレイが連続して行われたと判断することができる。
また、本実施の形態では、プレイヤーが操作部170のボタンを押すとインジケータ171の回転が直ちに止まる場合について説明したが、プレイヤーがボタンを押すとインジケータ171の回転速度が徐々に遅くなり、回転が停止したインジケータ171の伸縮部材420が選択されるようにしてもよい。
(伸縮量の決定)
次に、プレイヤーは、特定された伸縮部材420の伸縮量を決定する。
第2表示部182のインジケータ172が最下部から最上部まで上下するように順次点灯する(S6:伸縮量決定用表示)。プレイヤーが、インジケータ172が特定のエリアの時に操作部170のボタンを押すと(S7)、当該エリアにおいて点灯が停止する。そして、停止したエリアに対応する数字の大きさが伸縮部材420の伸縮距離として決定され(S8:伸縮量決定)、駆動装置302の動作により特定された伸縮部材420は上方または下方に所定距離伸長または収縮する(S9:駆動装置動作)。すなわち、インジケータ172が最下部(例えば「-4」)にあるときに操作部170のボタンが押されると、伸縮部材420は下方に最大距離収縮し、一方で、インジケータ172が最上部(例えば「+4」)にあるときに操作部170のボタンが押されると、伸縮部材420は上方に最大距離伸長する。
また、インジケータ172が上下中央(例えば「?」)にあるときに操作部170のボタンが押されると、次の(A)または(B)ように伸縮部材420が挙動するよう制御を設定することができる。
(A)動かす伸縮部材420と、その移動距離及び方向がランダムに決定される。
(B)動かす伸縮部材420は変わらず、もう一度インジケータ172が動き出し、再度ストップ操作をユーザに行わせる。そのときのインジケータ172の値に対する伸縮動作は、通常の2倍動くものとする。例えば「+4」は「+8」相当になり、「-1」は「-2」相当の伸縮量となる。
本実施の形態において、インジケータ172が最上部のときに伸縮部材420がどの程度伸長するかについては、遊戯装置10の管理者が適宜設定することができる。すなわち、インジケータ172の高さと伸縮部材420の伸縮量との関係は、あらかじめ管理者が決定する。この伸縮部材420の最大伸縮量が小さく設定された場合は、プレイヤーは幾度も伸縮部材420を上下に移動させなければならないため、景品50の獲得が困難になる。
また、本実施の形態においては、第2表示部182のインジケータ172の値の移動速度は、インジケータ172が中央の「?」エリアのときは一番早く、最上部「+4」エリア、および最上部「-4」エリアが二番目に早く、次に、「+1」エリア、「-1」エリアが最も遅くなるように設定されている。各エリア内での移動速度は等速である。
これにより、インジケータ172が「+1」エリア、「-1」エリアのときはスイッチを押しやすいが、中央の「?」エリア、最上部「+4」エリア、および最上部「-4」エリアのときはスイッチを押す時間が短いため、伸縮部材420の伸縮量を大きくするには僅かなタイミングを見計らってスイッチを押す必要があるため、ゲーム性が高くなる。
また、場合によっては、料金の支払い回数に応じてLEDのインジケータ172の速度を変えてもよい。例えば、5回以上料金を支払った場合(プレイを5回連続で行った場合)に、インジケータ172の速度を1/2としてもよい。このようにして、何度もチャレンジしたプレイヤーに対しては、景品50を獲得しやすくできる。
本実施の形態では、インジケータ171および172の点灯した箇所によって伸縮部材420の特定および伸縮量の決定をしたが、これに限らずインジケータ171および172の消灯した箇所で伸縮部材420の特定および伸縮量の決定をしてもよいし、インジケータ172の全てのLEDを点灯させて、特定の色によって伸縮部材420の特定および伸縮量の決定をしてもよい。また、表示部180に、例えば、あみだくじのようなゲームを表示させて伸縮部材420の特定および伸縮量の決定をしてもよい。
上述のようにして伸縮部材420が特定され、その所定の伸縮量が決まると、制御ユニット70は駆動機構を駆動させて伸縮部材420を決定された所定距離だけ上方または下方に伸縮させる。そして、制御ユニット70の記録部720は、各伸縮部材420の位置を記録する。
このようにして1プレイが完了する
次に、景品50が落下することなく(S10のNo)、2度目以降のプレイが行われる場合は、料金の支払い、伸縮部材420の特定、伸縮量の決定を上述と同様に行う。
ここで、図2に示すように、複数の伸縮部材420は支持ユニット300の周囲に配置されているので、どの伸縮部材420を選択するか、そしてその伸縮部材420によって景品保持手段200を押し上げ支持するか、または伸縮部材420の支持する場所を下げるかによって景品保持手段200の傾斜角度が大きく変わってくる。
また、操作部170を操作するタイミングによって伸縮部材420の伸縮量が大きく変わってくる。これらはプレイヤーの技量に関わっているので、ゲーム性を高めることができる。
図10に示すように、景品保持手段200の傾斜角度が所定角度未満の場合、景品収納部500は、景品保持手段200の落下阻止部220に阻止されて落下することができない。
そして、図10の状態から景品保持手段200がさらに大きく傾くと、突出した伸縮部材420には景品50の自重がかからなくなくなり、景品保持手段200は、バネ材330の弾性力と景品収納部500の自重とがバランスする不安定な状態になる。そして、景品保持手段200がついにパランスを保てなくなると、図11に示すように、景品保持手段200が景品収納部500の自重に負けて動き、景品収納部500が景品保持手段200から景品落下口110の上方へ向けて落下する。すると、景品収納部500自身と景品50に加わる重力により、開閉部530の接着力を超える力が加わり、図12に示すように景品収納部500が開状態となる。その結果、景品50が景品落下口110に落下する。
次に、景品落下口110の付近に設けられた景品落下センサが反応し、景品50が落下した場合(S10のYes)、プレイが終了となる。
本実施の形態においては、プレイが終了すると、報知部760は遊戯装置10の管理者にプレイが終了した旨を報知する。これにより、遊戯装置10の管理者は、伸縮部材420を開始側の位置に戻し、新たな景品50を景品保持手段200に載置する。
伸縮部材420を元の開始側位置に戻すにあたっては、各伸縮部材420の開始側端部に手動または自動によって伸縮移動させてよい。
本発明によれば、景品収納部500に景品50を収納するだけで景品50のセッティングを完了できるので、景品50のセッティングを容易に行うことができる。また、景品50の大きさや形状、重量による景品払い出し率のブレを低減することもできる。
上述した実施形態においては、傾斜手段400を動作手段として景品保持手段200を傾けることにより景品収納部500を、景品保持手段200から落とすようにしたが、これに限らない。例えば、既存のクレーンアームを動作手段として設けるようにしてもよい。この場合、クレーンアームを動かし、クレーンアームで景品収納部500に直接力を加えることにより、景品保持手段200を傾けることなく景品収納部500を景品保持手段200から落下させることができる。なお、景品保持手段200から景品収納部500を落下させることができるものであれば、傾斜手段400やクレーンアーム以外の手段であってもよいことはいうまでもない。
また、上述した実施形態においては、固定部513の配置位置を半球状部512Aの天頂部付近としているが別の位置であってもよい。
本発明においては、遊戯装置10が『遊戯装置』に相当し、景品収納部500が『景品収納部』に相当し、景品50が『景品』に相当し、筐体100が『筐体』に相当し、景品落下口110が『景品落下口』に相当し、景品保持手段200が『景品保持手段』に相当し、支持ユニット300が『支持ユニット』に相当し、傾斜手段400、クレーンアームが『動作手段』に相当し、伸縮部材420が『伸縮部材』に相当し、駆動手段421が『駆動手段』に相当する。
本発明の好ましい一実施の形態は上記の通りであるが、本発明はそれだけに制限されない。本発明の精神と範囲から逸脱することのない様々な実施形態が他になされることは理解されよう。さらに、本実施形態において、本発明の構成による作用および効果を述べているが、これら作用および効果は、一例であり、本発明を限定するものではない。
10 遊戯装置
50 景品
100 筐体
110 景品落下口
130 プッシャ台
170 操作部
180 表示部
181 第1表示部
182 第2表示部
200 景品保持手段
300 支持ユニット
400 傾斜手段(動作手段)
420 伸縮部材
421 駆動手段
500 景品収納部

Claims (1)

  1. 景品落下口に投下された景品を利用者に提供する遊戯装置であって、
    開閉可能に構成され、閉状態において前記景品を収納する景品収納部と、
    前記景品収納部を載置する景品保持手段と、
    前記景品保持手段から前記景品収納部を落下させるための動作を行う動作手段と、を備え、
    前記景品収納部が記景品保持手段から落下すると、前記景品落下口の上で閉状態から開状態となり、前記景品が前記落下口に投下される
    遊戯装置。
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