JP2023159385A - 1234yfに対する244bbの脱塩化水素化中の不純物の形成を低減するためのシステム及び方法 - Google Patents

1234yfに対する244bbの脱塩化水素化中の不純物の形成を低減するためのシステム及び方法 Download PDF

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Haiyou Wang
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Yang Terris
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C Merkel Daniel
コプカリ、ハルク
Kopkalli Haluk
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Cerri Gustavo
チュウ、ユオン
Yuon Chiu
ディー. ホーワス、リチャード
D Horwath Richard
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Abstract

【課題】生成及びその後のプロセスにおける収率の改善、より経済的なプロセス、及び廃棄物の低減を可能にするHFO-1234yfを製造する方法を提供する。【解決手段】2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)を製造する方法であって、2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HCFC-244bb)及び少なくとも1つの不純物を含む供給物を提供することと、供給物が少なくとも1つの不純物を200ppm未満含有するまで、供給物から前記少なくとも1つの不純物を除去することと、供給物中の前記HCFC-244bbを脱塩化水素化して、HFO-1234yfを含有する生成物流を形成することと、を含み、少なくとも1つの不純物が、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロパン(HCFC-253fb)、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245fa)等を含む、方法である。【選択図】図1A

Description

本開示は、HFO-1234yfの製造中の不純物の形成を低減するための製造方法
及びシステムに関する。より具体的には、本開示は、2-クロロ-1,1,1,2-テト
ラフルオロプロパン(HCFC-244bb又は244bb)の脱塩化水素化中の不純物
の形成を低減して、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf又
は1234yf)を形成するための方法に関する。
テトラフルオロプロペンなどのハイドロフルオロオレフィン(HFO)は、既知の有
効冷媒、消火剤、伝熱媒体、噴射剤、起泡剤、発泡剤、ガス状誘電体、滅菌剤担体、重合
媒体、微粒子除去流体、液体担体、バフ研磨剤、変位乾燥剤、及び動力循環作動流体であ
る。それらに関連する比較的高い地球温暖化係数を含む、これらの流体の一部の使用に関
連する疑いのある環境問題に起因して、ゼロオゾン層破壊係数(ODP)も有することに
加えて、最低可能な地球温暖化係数(GWP)を有する流体を使用することが望ましい。
したがって、上述の用途のために環境に優しい材料を開発することは、かなりの関心があ
る。
オゾン層破壊がゼロであり、地球温暖化係数が低いハイドロフルオロオレフィン(H
FO)は、この必要性を潜在的に満たすものとして特定されている。しかしながら、その
ような化学物質の毒性、沸点、及び他の物理的特性は、異性体から異性体へと大きく変化
する。有用な特性を有する1つのHFOは、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(
HFO-1234yf又は1234yf)である。
HFO-1234yfは、低毒性を有する低地球温暖化化合物であることが示されて
おり、したがって、移動空気調節における冷媒の厳格要件をますます満たすことができる
。したがって、HFO-1234yfを含有する組成物は、前述の用途の多くで使用する
ために開発されている材料の中に存在する。
米国特許第8,058,486号、発明の名称「INTEGRATED PROCE
SS TO PRODUCE 2,3,3,3-TETRAFLUOROPROPENE
」(2011年11月15日発行)、米国特許第8,975,454号、発明の名称「P
ROCESS FOR PRODUCING 2,3,3,3-TETRAFLUORO
PROPENE」(2015年3月10日に発行)、米国特許第8,766,020号、
発明の名称「PROCESS FOR PRODUCING 2,3,3,3-TETR
AFLUOROPROPENE」(2014年7月1日発行)に記載されているような、
HFO-1234yfを生成するための様々な方法が既知であり、その全体は参照により
本明細書に組み込まれる。
本開示は、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf又は1
234yf)の生成のための様々な製造プロセスを提供する。このような方法により、1
234yfの生成及びその後のプロセスにおける収率の改善、より経済的なプロセス、及
び廃棄物の低減を可能にし得る。
本開示の様々な態様によれば、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-
1234yf)を製造する方法は、2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパ
ン(HCFC-244bb)と、約15℃よりも高い沸点を有する少なくとも1つの重有
機不純物と、を含む供給物を提供することと、供給物が少なくとも1つの不純物を200
ppm未満含有するまで供給物から少なくとも1つの不純物を除去することと、供給物中
のHCFC-244bbを脱塩化水素化して、HFO-1234yfを含有する生成物流
を形成することと、を含み得る。特定の実施形態では、供給物が少なくとも1つの不純物
を100ppm未満含有するまで供給物から少なくとも1つの不純物を除去することが好
ましく、供給物が少なくとも1つの不純物を50ppm未満含有するまで供給物から少な
くとも1つの不純物を除去することがより好ましい。
いくつかの実施形態では、少なくとも1つの不純物は、1,1,1,3-テトラクロ
ロプロパン(HCFC-253fb)、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(
HFC-245fa)、クロロヘキサフルオロブテン(HFO-1326異性体)、ヘキ
サフルオロブテン(HFO-1336異性体)、ペンタフルオロブテン(HFO-134
5異性体)、ヘプタフルオロブテン(HFO-1327異性体)、2,3-ジクロロ-1
,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-234bb)、クロロテトラフルオロ
プロペン(HCFO-1224異性体)、テトラフルオロヘキサン(HFC-5-11-
4異性体)、テトラフルオロプロパン(HFC-254異性体)、クロロヘキサフルオロ
ブタン(HFC-346異性体)、オクタフルオロペンタン(HFC-458異性体)、
クロロトリフルオロプロペン(HCFO-1233異性体)、(E)-1-クロロ-3,
3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(E))、2-クロロ-1,1
,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HCFC-235da)、オクタフルオロヘキ
セン、3-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-244eb)、
2,2-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、(Z)-1
-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(Z))、C
10異性体、C異性体、C異性体、デカフルオロブタン(C
10)、C異性体、C異性体、ジクロロジフルオロプロペン(
HCFO-1232異性体)、ジクロロトリフルオロプロペン(HCFO-1223異性
体)、ジクロロテトラフルオロプロパン(HCFC-234異性体)、ジクロロトリフル
オロプロパン(HCFC-243異性体)、トリクロロトリフルオロプロパン(HCFC
-233異性体)、CCl異性体、トリクロロジフルオロプロパン(HCF
C-242異性体)、C8H3F7異性体、タール、又はこれらの組み合わせのうちの少
なくとも1つを含む。
様々な方法は、HFO-1234yfを含有する生成物流を、HClを含有するカラ
ム、水を含有するカラム、苛性溶液を含有するカラム、スクラバ、乾燥機、蒸留カラム、
又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つで処理することを更に含み得る。
2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)を製造するいく
つかの方法はまた、2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HCFC-
244bb)と、少なくとも1つの不純物を含む供給物を提供することと、HCFC-2
44bbを供給物中で脱塩化水素化して、HFO-1234yfを含有する生成物流を形
成すること、1140、1243zf又はそれらの組み合わせの形成を所定の閾値未満で
制御することと、を含み得る。様々な実施形態において、これは、供給物中にHCFC-
244bbを脱塩化水素化する前に、1,1,1,3-テトラクロロプロパン(HCFC
-253fb)を除去することを含み得る。
添付の図面と組み合わせて本開示の例示的な実施形態の以下の記載を参照することに
よって、本開示の上述及び他の特徴及び目的、並びにそれらを達成する方法がより明らか
になり、本開示それ自体がより良好に理解されるであろう。
2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)の製造プロセスの例示的な部分を示すプロセスフロー図である。
直列に第3の蒸留カラムを追加的に含む、図1Aに示されるプロセスフローと同様のプロセスフロー図である。
蒸留カラムからのサイドドローを使用した2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)の製造プロセスの例示的部分を示す、図1Aに示されるプロセスフローと同様のプロセスフロー図である。
HFO-1234yfを製造する例示的なプロセスの工程3を示すプロセスフロー図である。
様々な実施形態による1140、1243zf及びそれらの組み合わせの形成を制御する間のHFO-1234yfの製造方法の一部を例示する。
様々な実施形態によるHFO-1234yfの製造方法を例示する。
2つの異なる244bb供給材料を用いる244bb変換データを例示するチャートである。
対応する参照文字は、いくつかの図にわたって対応する部分を示す。図面は、本開示
の実施形態を表すが、図面は必ずしも縮尺どおりではなく、本開示をより良好に例示及び
説明するために、ある特定の特徴が誇張されている場合がある。本明細書に記載の例証は
、本開示の例示的な実施態様を様々な形態で例示するものであり、かかる例証は、いかな
る様式においても本開示の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
簡潔に上述したように、本開示は、2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HF
O-1234yf又は1234yf)の製造のための様々な方法及びシステムを提供する
。1,1,2,3テトラクロロプロペン(TCP)及びフッ化水素からのHFO-123
4yfの製造は、3つの工程プロセスで一般化することができる。
2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン
工程1は、以下の反応スキームに従い、蒸気相反応器において、1,1,2,3-テ
トラクロロプロペン(1230xa)から2-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペ
ン(HCFO-1233xf)を生成することとして理解することができる。
Figure 2023159385000002
工程2は、以下の反応スキームに従い、2-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロ
ペン(HCFO-1233xf)から2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロ
パン(HCFC-244bb)を生成することとして理解することができる。
Figure 2023159385000003
工程3は、以下の反応スキームに従い、蒸気相反応器などの反応器において、2-ク
ロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HCFC-244bb)から2,3,
3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)を生成することとして理解す
ることができる。
Figure 2023159385000004
いかなる特定の動作理論にも束縛されることを望むわけではないが、本発明の特定の
態様は、上記の工程3による2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-123
4yf)を生成するための2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HC
FC-244bb)などの特定の脱塩化水素化開始材料の特定の脱塩化水素化反応中に、
特定の不純物の存在が有害で不利であることが見出されているという観測及び理解に基づ
いている。
例えば、工程3の反応器中の3-クロロ-1,1,1-トリフルオロプロパン(HC
FC-253fb又は253fb)の存在は、3,3,3-トリフルオロプロペン(HF
O-1243zf又は1243zf)及び塩化ビニル(1140)の両方の上昇したレベ
ルの形成及び/又は存在をもたらし得、これは、1234yf粗生成物中に続いて見出さ
れ得る。1243zf及び1140不純物の存在は、最終精製工程中に余分な収率損失を
もたらし得るため、1243zfと1140とを1234yfから分離することが困難で
あることから望ましくない。
また、工程3の反応器内で副反応として形成された高ボイラ及びタール(長鎖ハロゲ
ン化炭化水素である)の存在は、工程3の反応器の過剰なコーキングを引き起こすか、又
はその一因となるかのいずれかであると考えられ、反応器の早期の不活性化をもたらす。
高ボイラの非限定的な例としては、C10、C10異性体、様々なテトラフ
ルオロヘキサン異性体、C異性体、CCl異性体、C
異性体、C異性体、C異性体、様々なオクタフルオロヘキセン異性
体、及びC異性体が挙げられるが、これらに限定されない。これらの高ボイラ
は更に反応してタールを形成し得、これは凝縮されて、冷却時に暗褐色又は黒色の粘稠な
液体を形成することができる。
したがって、工程3の反応器への供給のために、特定の不純物の低減、並びに/又は
タール、高ボイラ及びこれらの材料の前駆体の低減と分離は、より経済的なプロセス、改
善されたアップタイム、より高い収率を可能にし、反応器の金属表面の使用の改善を可能
にすることができる。次に、これはまた、プロセスが穏やかな条件で実行されることも可
能にし得、これはまた、望ましくない副生成物の生成を防止するのに役立ち得る。
以下に開示される実施形態は、網羅的であること、又は以下の詳細な説明に開示され
る正確な形態に本開示を限定することを意図するものではない。むしろ、実施形態は、当
業者がそれらの教示を利用し得るように選択及び説明される。
本明細書で使用するとき、量に関連して使用される「約」という修飾語は、記述され
た値を含み、文脈によって規定される意味を有する(例えば、それは、特定の量の測定に
関連する誤差の程度を少なくとも含む)。ある範囲の文脈で使用される場合、「約」とい
う修飾語はまた、2つの端点の絶対値によって定義される範囲を開示すると考えられるべ
きである。例えば、「約2~約4」の範囲はまた、「2~4」の範囲を開示する。
図1Aは、様々な実施形態による例示的な製造プロセスフロー1を例示するプロセス
フロー図である。(工程1からの)HF供給5及び1233xf供給3は、例えば、任意
のパイプ又は容器、例えば、組み合わせフローバルブ28などと組み合わせてもよく、熱
交換器24によって加熱され、次いで流れ7として反応器2に供給されてもよい。図1A
に液相反応器として示すことができ、そのように示される反応器2では、HCFC-24
4bbは、工程2として上で簡潔に説明されるように生成される。工程2の反応が反応器
2で行われた後、HCFC-244bb粗生成物流9は、触媒ストリッパカラム4に送ら
れ、ここで、触媒は分離され、戻り流18で反応器2に戻される。触媒ストリッパカラム
4及び熱交換器22で処理した後、取り除かれたHCFC-244bb粗生成物流11は
、軽質蒸留カラム6に送られる。軽質蒸留カラムでは、軽質ボイラは、軽質塔頂流13と
して蒸留され、一方で軽質底部流15は、熱交換器16によって冷却され得、流れ24を
介して相分離器8に送られ得、そこで、HCFC-244bbを含有する軽質底部流15
からHFが分離される。HF相は次に、再循環HF流19として工程2の反応器に戻って
再循環されてもよく、HCFC-244bbを含有する液体流17は、1つ以上の蒸留カ
ラムに送られてもよい。
図1Aは、この実施形態では共沸蒸留カラムとして例示される蒸留カラム10に最初
に送られる液体流17を例示する。他の実施形態では、蒸留カラム10は、非共沸蒸留を
含んでもよい。
共沸蒸留カラム10では、共沸蒸留を使用してHCFC-244bb液体流からHC
FO-1233xfを除去することができる。本明細書で使用するとき、共沸蒸留という
用語は、2つ以上の流体の1つ以上の共沸又は共沸様混合物を含む蒸留プロセスを含むよ
うに広い意味で使用される。この目的のために、工程3からの未反応試薬及び/又は副生
成物などの第3の流れは、再循環流29によって提供され得、共沸混合物又は共沸組成物
を形成し、これは、次いで、組成物から単離される。より具体的には、第3の成分(例え
ば、HF)の存在は、HCFO-1233xf及び/又はHCFC-244bbとの三元
共沸混合物及び/又は二元共沸混合物を形成し得る。HCFC-244bbの有意な部分
が底部21の溶液中に残るように、様々な共沸混合物が、共沸蒸留カラム10中の蒸留な
どの標準的な分離手段を使用して溶液から分離され得る。
本開示の様々な実施形態において、共沸性又は共沸混合物様組成物を形成するために
、有効量のHF、軽質有機体、重質有機体、又はこれらの組み合わせを含む組成物が提供
される。本明細書で使用される場合、「有効量」という用語は、他の構成要素と組み合わ
せられると、共沸混合物又は共沸混合物様混合物の形成をもたらす各構成要素の量である
。本明細書で使用される場合、「異相共沸混合物」及び「不均質な共沸混合物」という用
語は、2つの液相と同時に存在する蒸気相を含む共沸混合物様組成物を含む。
このような共沸混合物及び共沸分離又は蒸留の方法は、米国特許第7,803,28
3号及び米国出願公開第2010/0187088号及び同第2009/0256110
号に開示されているものを更に含んでもよく、これらのそれぞれの内容は全て参照により
本明細書に組み込まれる。
次いで、共沸カラム底部21は、実質的に253FBを含まなくてもよい重質蒸留カ
ラム12内に精製されたHCFC-244bbとして、及び精製されたHCFC-244
bb塔頂流27として示されている他の重質不純物として単離され得、これは、更なる処
理(例えば、工程3)に送られ得、及び/又はタンク60内に貯蔵され得る。次いで、カ
ラムからの塔頂流23は、戻して再循環させ、反応器2内の工程2で再利用することがで
き、例えば、組み合わせフローバルブ28などを用いて、パイプ又は容器で、供給流7と
組み合わせることができる。
最後に、富化された253fb並びにタール及び/又は他の重質ボイラを含有し得る
重質蒸留カラム12の底部25は、次いで収集され、収率及び/又は廃棄を改善するため
の追加の回収に供されてもよい。本明細書で使用するとき、「重質ボイラ」という用語は
、約14~15℃の通常沸点を有する244bbよりも高い沸点を有する有機組成物を含
み得る。例えば、いくつかの実施形態では、重質有機体は、約15℃を超える沸点を有し
得る。重質有機体としては、HCFC-253fb、C10、C10異性体
、様々なテトラフルオロヘキサン異性体、C異性体、CCl異性
体、C異性体、C異性体、C異性体、様々なオクタフル
オロヘキセン異性体、C異性体、タール、又はこれらの組み合わせを挙げるこ
とができる。
したがって、図1A及び1Bに示されるプロセスフロー図などのいくつかの実施形態
では、除去された不純物は、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロパン(HCFC
-253fb)、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-245fa)
、クロロヘキサフルオロブテン(HFO-1326異性体)、ヘキサフルオロブテン(H
FO-1336異性体)、ペンタフルオロブテン(HFO-1345異性体)、ヘプタフ
ルオロブテン(HFO-1327異性体)、2,3-ジクロロ-1,1,1,2-テトラ
フルオロプロパン(HFC-234bb)、クロロテトラフルオロプロペン(HCFO-
1224異性体)、テトラフルオロヘキサン(HFC-5-11-4異性体)、テトラフ
ルオロプロパン(HFC-254異性体)、クロロヘキサフルオロブタン(HFC-34
6異性体)、オクタフルオロペンタン(HFC-458異性体)、クロロトリフルオロプ
ロペン(HCFO-1233異性体)、(E)-1-クロロ-3,3,3-トリフルオロ
プロペン(HCFO-1233zd(E))、2-クロロ-1,1,1,3,3-ペンタ
フルオロプロパン(HCFC-235da)、オクタフルオロヘキセン、3-クロロ-1
,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-244eb)、2,2-ジクロロ-1
,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、(Z)-1-クロロ-3,3,3
-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(Z))、C10異性体、C
異性体、C異性体、デカフルオロブタン(C10)、C
異性体、C異性体、ジクロロジフルオロプロペン(HCFO-1232異
性体)、ジクロロトリフルオロプロペン(HCFO-1223異性体)、ジクロロテトラ
フルオロプロパン(HCFC-234異性体)、ジクロロトリフルオロプロパン(HCF
C-243異性体)、トリクロロトリフルオロプロパン(HCFC-233異性体)、C
Cl異性体、トリクロロジフルオロプロパン(HCFC-242異性体)、
異性体、タール、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1つを含み得
る。
図1Aのものと類似又は同一である多くの態様を含む、図1Bに示されるプロセスフ
ロー30などのいくつかの実施形態では、重質蒸留カラム12の底部25は、蒸留カラム
32などで、更に分離されてもよい。いくつかの実施形態では、重質回収蒸留カラム32
は、高ボイラ及びタールを重質蒸留カラム12から塔頂部33及び底部35に更に分離し
てもよい。様々な実施形態では、重質回収蒸留カラム32は、バッチ蒸留によって動作し
てもよく、他の実施形態では、蒸留カラム32は、連続蒸留によって動作してもよい。ま
た、いくつかの実施形態では、精製物244bb又は部分精製物244bbは、保管容器
60.などの保管容器内に保管されてもよい。
図1Aのものと類似又は同一である多くの態様を含む、図1Cに示すプロセスフロー
40などのいくつかの実施形態では、蒸留カラム10からのサイドドロー47を使用する
精製物244bbの分離を例示する。いくつかの実施形態では、サイドドローの使用は、
高ボイラ及びタールと精製物244bbとの間の蒸気圧差に起因して、蒸留カラム10の
様々なトレー内の分離差に起因して有益であり得る。
図2は、精製物244bb及び少なくとも1つの不純物を含有する供給物からの12
34yfの生成を示すプロセスフロー図70を例示する。図2のプロセスフロー図70は
、図1A及び図1Bの説明に例示されるように、前述の不純物のうちの少なくとも1つを
含有し得る、HCFC-244bbを含有する入力流27を含む。
次いで、HCFC-244bb及び前述の不純物のうちの少なくとも1つを含有する
組成物を熱交換器24によって加熱し、脱塩化水素化反応器72に送って1234yfを
生成してもよい(上で簡潔に説明される工程3)。次に、1234yfを含有する反応生
成物流75を再循環カラム62に送ることができ、ここで、底部63は反応器72に戻し
て、及び/又は図1A及び図1Bの流れ29として工程2の共沸蒸留カラム10に戻して
再循環することができ、塔頂部65はHClカラム64中のHCl流67で浄化されるよ
うに送られてもよい。次いで、HCl浄化流69を、スクラバ74内の溶液流77で浄化
してもよい。溶液流77は、特に限定されず、水、あるいは、例えば、苛性溶液又は酸性
溶液などの溶液、例えば硫酸を含有する溶液などであってもよい。次いで、浄化された生
成物流79を、濃縮硫酸又は固体乾燥剤若しくは固体乾燥剤の混合物、あるいは濃縮硫酸
と乾燥剤(複数可)との組み合わせなどの、酸を含有する乾燥機76に送って、残存し得
るいかなるスクラブ溶液/水分も除去してもよい。予冷却工程は、乾燥機76内の乾燥剤
を節約するために、水蒸気を差動的に凝縮させるために、スクラバ74と乾燥機76との
間に組み込まれてもよい。
次いで、乾燥した生成物流81は、軽質蒸留カラム78内で蒸留され得、ここで、軽
質塔頂流83は、熱交換器22を通過し、再利用又は除去される。軽質底部流85は、熱
交換器26を介して加熱又は冷却されてもよく、生成蒸留カラム80内で更に蒸留されて
もよい。精製された1234yf流87は、熱交換器22を通して処理されてもよく、容
器82内に貯蔵されてもよく、及び/又は再循環されてもよい。底部生成物流29は、熱
交換器26で加熱されてもよく、生成蒸留カラム80内に戻され再循環されてもよく、及
び/又は廃棄のために除去されてもよい。
いくつかの実施形態では、1140、1243zf、又はこれらの組み合わせの形成
は、例えば、工程3の反応器(図2に脱塩化水素化反応器72として示される)の流出液
中で、所定の閾値未満に制御されてもよい。様々な実施形態では、1140、1243z
f、及びこれらの組み合わせの形成は、253fbなどのそれらの前駆体の選択的除去に
よって制御されてもよい。
いかなる特定の理論にも制限されるものではないが、253fbの量の増加により、
他の副反応物質を含む、1243zf、1140及びこれらの組み合わせの量の増加をも
たらし得ると考えられる。253fbのレベルの増加により、以下の反応スキームI及び
IIによる1140及び1243zfの形成などの、収率に悪影響を及ぼし得る望ましく
ない副反応の増加をもたらし得ることが見出された。
Figure 2023159385000005
したがって、様々な実施形態では、1243zf、1140及びこれらの組み合わせ
の量は、所定の閾値を下回るように制御されてもよい。例えば、蒸留などの前述の分離プ
ロセスのいずれかを用いてHCFC-253fbの量を制限することは、生成されたHF
O-1243zf及び1140の量を制御するのに役立ち得る。例えば、いくつかの実施
形態では、HCFC-253fbは、図1A及び1Bに示されるように、蒸留又は一連の
蒸留によって除去されてもよい。
例えば、いくつかの実施形態では、HCFC-253fbの量は、約200ppm未
満のレベル、約100ppm未満のレベル、約50ppm未満のレベル、又は約30pp
m未満のレベルまで低減されてもよい。これは次に、HFO-1243zf及び1140
の形成を制限するのに役立ち得が、これは、(スキームI及びIIに示すように)これら
の前述の化合物に対する前駆体は利用可能ではないことに起因する。
例えば、一部の実施形態では、HCFC-253fbの存在を制限することによって
、1140の形成は、約200ppm未満、約100ppm未満、約50ppm未満、又
は約30ppm未満の量に制御されてもよい。
同様に、いくつかの実施形態では、1243zfの形成はまた、HCFC-253f
bの存在を制限することによって制御されてもよい。したがって、HFO-1243zf
の形成は、約200ppm未満、約100ppm未満、約80ppm未満、又は約50p
pm未満のレベルに制御した(最小化した)。
また、いくつかの実施形態では、1140及び1243zfの組み合わせは、約30
0ppm未満、約200ppm未満、約100ppm未満、又は80ppm未満の量に制
御されてもよい。例えば、様々な実施形態では、1140及び1243zfの形成を制御
することは、工程3を実行する前に253fbを除去することによって、例えば、工程3
への供給流中の253fbを除去することによって達成することができ、それゆえ、供給
流は、約200ppm未満、約100ppm未満、約50ppm未満、又は30ppm未
満の253fbの量を有する。
したがって、2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを製造する方法は、図3及び
4に示される方法を含み得る。図3は、2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを製造
する方法101を示し、この方法は、244bb及び少なくとも1つの不純物を含む供給
物を提供すること(工程110)と、供給物が所定の閾値未満の(例えば、約200pp
m未満、約100ppm未満、約50ppm未満、及び約30ppm未満の)少なくとも
1つの不純物を含有するまで供給物から少なくとも1つの不純物を除去すること(工程1
20)と、供給物内の244bbを脱塩化水素化して、1234yfを含有する生成物流
を形成すること(工程130)とを含み得る。
図4は、様々な実施形態による2,3,3,3-テトラフルオロプロペンを製造する
別の方法を例示する。方法301は、上述の工程110及び工程130を含んでもよい。
方法301はまた、1243zf、1140、又はこれらの組み合わせの形成を所定の閾
値未満に制御する工程(工程140)を含んでもよい。様々な実施形態では、これは、2
53fbを所定の閾値まで除去することによって達成され得る。
HCFC-244bbの脱塩化水素化は、200℃~800℃、好ましくは300℃
~600℃、より好ましくは425℃~525℃の温度範囲、及び0~300psig、
好ましくは5~200psig、より好ましくは20~100psigの圧力範囲で実施
され得る。反応器内のHCFC-244bbの滞留時間は、約1秒~約320秒の範囲で
あってもよいが、より長い又はより短い時間を使用することができる。
上述し、様々なプロセスフロー図に示したように、少なくとも1つの不純物の除去は
、1つ以上の様々な分離プロセス又は製造プロセスの使用を含んでもよい。例示的なプロ
セスとしては、デカント、遠心分離、液抽出、蒸留、フラッシュ蒸留、部分気化、部分凝
縮、又はこれらの組み合わせが挙げられる。分離プロセスは、連続又はバッチプロセス上
で、例えばバッチモード又は連続モードで操作され得る多段階蒸留塔で行われてもよい。
いくつかの実施形態では、不純物の分離は、蒸留カラムからのサイドドローにより達成す
ることができる。
いくつかの実施形態では、1234yfを含有する生成物流は、更に処理されてもよ
い。例えば、いくつかの実施形態では、いくつかの分離された流れ又は更に処理された流
れは、プロセスの全体的な収率を改善するために再循環されてもよい。例えば、いくつか
の実施形態では、未反応の2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパンは、再
循環カラムを使用することによって脱塩化水素化後に再循環されてもよい。
更なる処理は特に限定されず、HCl回収カラム、苛性スクラバ、硫酸乾燥カラム、
及び生成物精製カラムなどの、複数の単位操作を有する様々な処置を含んでもよい。
実施例1
以下の実施例の目的は、244bb粗生成物から253fb及び他の高ボイラを除去
することの実現可能性を実証することであった。バッチ蒸留を、1:1のRR(磁束比)
で15個のトレイガラスのオルダーショウ(Oldershaw)バッチカラムで行った。約3.
8ポンドの244bb粗物を、ガラス蒸留器に充填した。蒸留中に4つの蒸留物の切断を
行い、蒸留後に、ほとんど黒色の残留物がリボイラ中に残った。表1に示すように、最初
の244bb粗物のものと比較して、253fb及び他の重成分は、蒸留液中で有意に低
減された一方で、リボイラ中で富化した(最初の244bb粗物では145ppmの25
3fbと比較して、カット1~3は5ppm未満の253fbを含有し、カット4は89
.0ppmの253fbを含有し、一方、リボイラ残留物は9551ppmの253fb
を有した。約1.25%の他の重成分と比較して、カット1~3は0.65%未満の他の
重成分を含有し、カット4は約1.23%の他の重成分を含有し、一方、リボイラ残留物
は21.66%の他の重成分を有した)。これらの結果は、253fb及び他の重成分を
蒸留によって効果的に低減できたことを示す。
Figure 2023159385000006
上記の表1において、「他の軽質」は、1233xfを含まない244bbよりも低
い沸点を有する成分を指す(例えば、非限定的な例としては、テトラフルオロプロペン(
HFO-1234異性体、ペンタフルオロプロペン(HFO-1225異性体)、ヘプタ
フルオロブテン、及び2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HCFC-
124)が挙げられる)。
上記の表1において、「他の重質」は、253fb以外の244bbよりも高い沸点
を有する成分を指す(非限定的な例としては、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロ
パン(HFC-245fa)、クロロヘキサフルオロブテン(HFO-1326異性体)
、ヘキサフルオロブテン(HFO-1336異性体)、ペンタフルオロブテン(HFO-
1345異性体)、ヘプタフルオロブテン(HFO-1327異性体)、2,3-ジクロ
ロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-234bb)、クロロテトラフ
ルオロプロペン(HCFO-1224異性体)、テトラフルオロヘキサン(HFC-5-
11-4異性体)、テトラフルオロプロパン(HFC-254異性体)、クロロヘキサフ
ルオロブタン(HFC-346異性体)、オクタフルオロペンタン(HFC-458異性
体)、クロロトリフルオロプロペン(HCFO-1233異性体)、(E)-1-クロロ
-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(E))、2-クロロ-
1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HCFC-235da)、オクタフルオ
ロヘキセン、3-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-244e
b)、2,2-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、(Z
)-1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(Z))
、C10異性体、C異性体、C異性体、デカフルオロブタ
ン(C10)、C異性体、C異性体、ジクロロジフルオロプロ
ペン(HCFO-1232異性体)、ジクロロトリフルオロプロペン(HCFO-122
3異性体)、ジクロロテトラフルオロプロパン(HCFC-234異性体)、ジクロロト
リフルオロプロパン(HCFC-243異性体)、トリクロロトリフルオロプロパン(H
CFC-233異性体)、CCl異性体、トリクロロジフルオロプロパン(
HCFC-242異性体)、C異性体、及びタールが挙げられる)。
実施例2
以下の実施例の目的は、244bb粗生成物から高ボイラを除去することの実現可能
性を実証することであった。バッチ蒸留は、10ガロンのジャケット付きリボイラ、Mo
nel Pro-Pak(登録商標)カラムパッキングでパックした2インチの内径×8
フィートの高さのカラム、並びにシェル及び管凝縮器からなる蒸留カラム内で行った。カ
ラムは、約35~40の理論段を有した。蒸留カラムは、温度、圧力、及び差圧伝送機を
備えた。蒸留物速度は、コリオリ式流量計を使用して測定した。
約98ポンドの244bb粗物をS1蒸留カラムに充填した。その組成を表2に示す
。次いで、蒸留を開始し、約12~15psigの圧力で実行した。92ポンドの精製し
た244bb蒸留物を回収した。244bb蒸留物を分析した。その組成を表2に示す。
表2に示すように、253fbは、蒸留後に完全に除去されたが、他の重成分の総量は著
しく減少した。
蒸留完了後に、約3ポンドの黒色リボイラ残留物をリボイラから排出した。続いて、
92ポンドの精製した244bb蒸留物を、脱塩化水素化反応実験用の供給物ストックと
して使用した。
Figure 2023159385000007
上記の表2において、「他の軽質」とは、1233xf以外の244bbよりも低い
沸点を有する成分を指す(非限定的な例としては、テトラフルオロプロペン(HFO-1
234異性体、ペンタフルオロプロペン(HFO-1225異性体)、ヘプタフルオロブ
テン、及び2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロエタン(HCFC-124)が
挙げられる)。
上記の表2において、「他の重質」は、253fb以外の244bbよりも高い沸点
を有する成分を指す(非限定的な例としては、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロ
パン(HFC-245fa)、クロロヘキサフルオロブテン(HFO-1326異性体)
、ヘキサフルオロブテン(HFO-1336異性体)、ペンタフルオロブテン(HFO-
1345異性体)、ヘプタフルオロブテン(HFO-1327異性体)、2,3-ジクロ
ロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-234bb)、クロロテトラフ
ルオロプロペン(HCFO-1224異性体)、テトラフルオロヘキサン(HFC-5-
11-4異性体)、テトラフルオロプロパン(HFC-254異性体)、クロロヘキサフ
ルオロブタン(HFC-346異性体)、オクタフルオロペンタン(HFC-458異性
体)、クロロトリフルオロプロペン(HCFO-1233異性体)、(E)-1-クロロ
-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(E))、2-クロロ-
1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HCFC-235da)、オクタフルオ
ロヘキセン、3-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-244e
b)、2,2-ジクロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、(Z
)-1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(Z))
、C10異性体、C異性体、C異性体、デカフルオロブタ
ン(C10)、C異性体、C異性体、ジクロロジフルオロプロ
ペン(HCFO-1232異性体)、ジクロロトリフルオロプロペン(HCFO-122
3異性体)、ジクロロテトラフルオロプロパン(HCFC-234異性体)、ジクロロト
リフルオロプロパン(HCFC-243異性体)、トリクロロトリフルオロプロパン(H
CFC-233異性体)、CCl異性体、トリクロロジフルオロプロパン(
HCFC-242異性体)、C異性体、及びタールが挙げられる)。
実施例3
2つの11.5インチのInconel(登録商標)625チューブ(3/4インチ
の外径、0.035インチの壁厚)を、工程3の反応(HCFC-244bbを脱塩化水
素化してHFO-1234yfを生成すること)の反応器として使用し、電気ボックスオ
ーブン内に並列に設置した。Nパージにより、管反応器を所与の温度まで加熱した後、
HCFC-244bb及び他の不純物を含有する開始材料を各管反応器内に供給し、各供
給は質量流量計及びコントローラによって独立して制御した。個々の反応器圧力は、圧力
変換器及び制御弁を含む圧力制御システムによって独立して制御した。両方の反応器の流
出物を、10%のKOH溶液を含有するスクラバに経路付けして、プロセス中に生成され
たHClを中和した。試料は、粗生成物がスクラバ溶液に到達する前に、試料ポートから
一定量の脱イオンHOを含有する試料バッグを使用して定期的に採取した。
1つの反応器では、実施例2の244bb粗物と同じ組成を有した(その組成につい
ては表2を参照)未蒸留の244bb粗物を開始材料として使用した。
他の反応器では、実施例2からの244bb蒸留物であった蒸留した244bb(そ
の組成については表2を参照)を開始材料として使用した。
両方の反応器を同じ反応条件(480℃、70psig、80秒の滞留時間と同等の
43g/hの供給速度)で稼働し、244bbの変換データが、図5に示される。
開始材料として244bb粗物を用いる反応器は、24時間の操作後に有意な出口プ
ラグゲージを経験した。目視観察により、反応器出口にタール様黒色固体が詰め込まれて
いた。タール様材料を除去した後、出口を再びプラグ差し込みした。8時間後に反応を再
開した。タール様材料を除去した後、第3のプラグゲージを観察した。16時間後に反応
を再開した。244bbの変換は、開始材料として244bb粗物を使用して非常に低く
、不安定であった。一方、開始材料として蒸留した244bbを用いて反応器を稼働させ
ると、誘導期間後にいかなる操作の問題も伴わずに、高く安定した活性を維持することが
できた。加えて、開始材料として244bb粗物の場合、反応器流出液中の正規化HFO
-1243zf及び1140濃度は、それぞれ159ppm及び247ppmであった。
開始材料として蒸留した244bbの場合、反応器流出液中の平均正規化HFO-124
3zf及びHCC-1140濃度は、それぞれ75ppm及び30ppmであった。
実施例4
実施例2に説明した蒸留した244bbを、465℃、70psigで、21.5g
/hの供給速度(164秒の滞留時間と同等)を用いて、実施例3に説明した反応器のう
ちの1つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243z
f及びHCC-1140濃度は、それぞれ56ppm及び38ppmであった。
実施例5
実施例2に説明した蒸留した244bbを、465℃、70psigで、43g/h
の供給速度(82秒の滞留時間と同等)を用いて、実施例3に説明した反応器のうちの1
つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243zf及び
HCC-1140濃度は、それぞれ71ppm及び27ppmであった。
実施例6
実施例2に説明した蒸留した244bbを、480℃、70psigで、21.5g
/hの供給速度(161秒の滞留時間と同等)を用いて、実施例3に説明した反応器のう
ちの1つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243z
f及びHCC-1140濃度は、それぞれ59ppm及び98ppmであった。
実施例7
実施例2において説明した蒸留した244bbを、480℃、58psigで、43
g/hの供給速度(69秒の滞留時間と同等)を用いて、実施例3において上で説明した
反応器のうちの1つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-
1243zf及びHCC-1140濃度は、それぞれ68ppm及び21ppmであった

実施例8
実施例3に説明したものと同じ反応条件下で、27ppmのHFC-253fb、9
8.46%の244bb、及び0.84%の1233xfを含有する開始材料を反応器の
うちの1つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243
zf及びHCC-1140濃度は、それぞれ63ppm及び42ppmであった。
実施例9
実施例3に説明したものと同じ反応条件下で、41ppmのHFC-253fb、9
8.42%の244bb、及び0.85%の1233xfを含有する開始材料を反応器の
うちの1つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243
zf及びHCC-1140濃度は、それぞれ78ppm及び44ppmであった。
実施例10
実施例3に説明したものと同じ反応条件下で、53ppmのHFC-253fb、9
7.32%の244bb、及び1.47%の1233xfを含有する開始材料を反応器の
うちの1つに供給した。GC分析により、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243
zf及びHCC-1140濃度は、それぞれ120ppm及び165ppmであった。
実施例11
実施例3に説明したものと同じ反応条件下で、14ppmのHFC-253fb、9
8.59%の244bb、及び1.03%の1233xfを含有する(蒸留によって重質
を除去した後の)植物からの開始材料を反応器のうちの1つに供給した。GC分析により
、反応器流出液中の平均正規化HFO-1243zf及びHCC-1140濃度は、それ
ぞれ48ppm及び23ppmであった。
本開示を例示的な設計を有するものとして説明したが、本開示は、本開示の趣旨及び
範囲内で更に修正されてもよい。したがって、本出願は、その一般的原理を利用した本開
示のあらゆる変形、使用、又は適応を包含することが意図されている。更に、本出願は、
本発明が関連する技術分野における既知の又は慣習的な実践に属する本開示からのかかる
逸脱を包含することが意図されている。
更に、本明細書に含まれる様々な図面に示される接続線は、様々な要素間の例示的機
能関係及び/又は物理的結合を示すことが意図される。実際のシステムには、多数の代替
又は追加の機能的関係又は物理的接続が存在し得ることに留意されたい。しかしながら、
利益、利点、問題に対する解決策、並びに任意の利益、利点、又は解決策を生じさせ得る
か又はより顕著にさせ得る任意の要素は、重要な、必要な、又は必須の特徴又は要素とし
て解釈されるべきではない。したがって、範囲は、添付の特許請求の範囲を限定するにす
ぎず、単数の要素への言及は、明示的に明記されない限り、「1つ及び1つのみ」を意味
することを意図するものではなく、むしろ「1つ以上」を意味することを意図する。更に
、「A、B、又はCのうちの少なくとも1つ」と同様の句が特許請求の範囲で使用される
場合、その句は、ある実施形態ではAが単独で存在してもよく、ある実施形態ではBが単
独で存在してもよく、ある実施形態ではCが単独で存在してもよく、あるいは要素A、B
、又はCの任意の組み合わせ、例えば、A及びB、A及びC、B及びC、又はA及びB及
びCが一実施形態で存在してもよいことを意味すると解釈されることが意図される。
本明細書の詳細な説明において、「一実施形態」、「ある実施形態」、「例示的な実
施形態」などへの言及は、説明される実施形態が特定の特徴、構造、又は特性を含んでも
よいが、全ての実施形態が必ずしもその特定の特徴、構造、又は特性を含まなくてもよい
ことを示す。更に、このような句は、必ずしも同じ実施形態を指すものではない。更に、
特定の特徴、構造、又は特性が、ある実施形態に関連して説明される場合、それは、明示
的に説明されているか否かに関わらず、他の実施形態に関連してそのような特徴、構造、
又は特性に影響を及ぼすという本開示の利益と共に当業者の知識の範囲内であることが提
示される。説明を読んだ後、当業者(複数可)には、代替の実施形態における本開示の実
施の方法が明らかとなるであろう。
更に、本開示における要素、構成要素、又は方法の工程は、要素、構成要素、又は方
法の工程が特許請求の範囲に明示的に列挙されているかどうかにかかわらず、公衆に捧げ
ることを意図している。本明細書の請求項要素は、その要素が「手段」という句を使用し
て明示的に列挙されていない限り、米国特許法第112条(f)の規定下で解釈されるべ
きではない。本明細書で使用するとき、「備える(comprises)」、「備える(comprisin
g)」という用語、又はそれらの任意の他の変形は、非排他的な包含を網羅することを意
図しており、そのため、要素のリストを含むプロセス、方法、物品、又は装置はそれらの
要素のみを含まないが、そのようなプロセス、方法、物品、又は装置に明示的に列挙され
ていない、又は固有の他の要素を含んでもよい。

Claims (15)

  1. 2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)を製造する方法
    であって、
    2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HCFC-244bb)及
    び少なくとも1つの不純物を含む供給物を提供することと、
    前記供給物が前記少なくとも1つの不純物を200ppm未満含有するまで、前記供
    給物から前記少なくとも1つの不純物を除去することと、
    前記供給物中の前記HCFC-244bbを脱塩化水素化して、HFO-1234y
    fを含有する生成物流を形成することと、を含み、
    前記少なくとも1つの不純物が、1-クロロ-3,3,3-トリフルオロプロパン
    (HCFC-253fb)、1,1,1,3,3-ペンタフルオロプロパン(HFC-2
    45fa)、クロロヘキサフルオロブテン(HFO-1326異性体)、ヘキサフルオロ
    ブテン(HFO-1336異性体)、ペンタフルオロブテン(HFO-1345異性体)
    、ヘプタフルオロブテン(HFO-1327異性体)、2,3-ジクロロ-1,1,1,
    2-テトラフルオロプロパン(HFC-234bb)、クロロテトラフルオロプロペン(
    HCFO-1224異性体)、テトラフルオロヘキサン(HFC-5-11-4異性体)
    、テトラフルオロプロパン(HFC-254異性体)、クロロヘキサフルオロブタン(H
    FC-346異性体)、オクタフルオロペンタン(HFC-458異性体)、クロロトリ
    フルオロプロペン(HCFO-1233異性体)、(E)-1-クロロ-3,3,3-ト
    リフルオロプロペン(HCFO-1233zd(E))、2-クロロ-1,1,1,3,
    3-ペンタフルオロプロパン(HCFC-235da)、オクタフルオロヘキセン、3-
    クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HFC-244eb)、2,2-ジ
    クロロ-1,1,1-トリフルオロエタン(HCFC-123)、(Z)-1-クロロ-
    3,3,3-トリフルオロプロペン(HCFO-1233zd(Z))、C10
    異性体、C異性体、C異性体、デカフルオロブタン(C10
    、C異性体、C異性体、ジクロロジフルオロプロペン(HCFO-
    1232異性体)、ジクロロトリフルオロプロペン(HCFO-1223異性体)、ジク
    ロロテトラフルオロプロパン(HCFC-234異性体)、ジクロロトリフルオロプロパ
    ン(HCFC-243異性体)、トリクロロトリフルオロプロパン(HCFC-233異
    性体)、CCl異性体、トリクロロジフルオロプロパン(HCFC-242
    異性体)、C異性体、タール、又はこれらの組み合わせのうちの少なくとも1
    つを含む、方法。
  2. 前記少なくとも1つの不純物が、HCFC-253fbを含む、請求項1に記載の方
    法。
  3. 前記供給物から前記少なくとも1つの不純物を除去することが、前記供給物が前記少
    なくとも1つの不純物を100ppm未満含有するまで行われる、請求項1に記載の方法
  4. 2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)を製造する方法
    であって、
    2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HCFC-244bb)、
    HF、及び約15℃よりも高い沸点を有する少なくとも1つの重質有機体を含む供給物を
    提供することと、
    前記HF及び前記少なくとも1つの重質有機体を分離することと、
    前記供給物中の前記HCFC-244bbを脱塩化水素化して、HFO-1234y
    fを含有する生成物流を形成することと、を含む、方法。
  5. HCFC-244bbに対する少なくとも1つの前駆体を除去することを更に含む、
    請求項4に記載の方法。
  6. 前記分離する工程が、蒸留カラム内で共沸混合物を形成することを含む、請求項4に
    記載の方法。
  7. 脱塩化水素化後、未反応のHCFC-244bbを分離及び再利用することを更に含
    む、請求項4に記載の方法。
  8. 前記少なくとも1つの重質有機体が、253fb、C10、C10異性
    体、様々なテトラフルオロヘキサン異性体、C異性体、CCl
    性体、C異性体、C異性体、C異性体、様々なオクタフ
    ルオロヘキセン異性体、C異性体、タール、又はこれらの組み合わせのうちの
    少なくとも1つを含む、請求項4に記載の方法。
  9. 2,3,3,3-テトラフルオロプロペン(HFO-1234yf)を製造する方法
    であって、
    2-クロロ-1,1,1,2-テトラフルオロプロパン(HCFC-244bb)及
    び少なくとも1つの不純物を含む供給物を提供することと、
    前記供給物中の前記HCFC-244bbを脱塩化水素化して、HFO-1234y
    fを含有する生成物流を形成することと、
    塩化ビニル(1140)、3,3,3-トリフルオロプロペン(HFO-1243z
    f)、又はこれらの組み合わせの形成を、所定の閾値以下で制御することと、を含む、方
    法。
  10. 前記1140、1243zf、又はこれらの組み合わせの形成を前記制御することが
    、前記脱塩化水素化する工程の前の1,1,1,3-テトラクロロプロパン(HCFC-
    253fb)の除去を含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記所定の閾値が、約300ppmである、請求項9に記載の方法。
  12. 前記HCFC-253fbの除去が、前記供給物が200ppm未満のHCFC-2
    53fbを有するまで行われる、請求項10に記載の方法。
  13. 前記塩化ビニル(1140)の形成が、200ppm未満に制御される、請求項9に
    記載の方法。
  14. 前記3,3,3-トリフルオロプロペン(HFO-1243zf)の形成が、200
    ppm未満に制御される、請求項9に記載の方法。
  15. サイドドローからの蒸留によって前記HCFC-244bbの除去の工程を更に含む
    、請求項9に記載の方法。
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