JP2023157539A - 樹脂封止装置及び樹脂封止方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】樹脂封止した成形品の品質の向上を図ることである。【解決手段】 樹脂封止装置1は、ワークWの電子部品Pを圧縮成形によって樹脂封止する樹脂成形ユニットを含み、樹脂成形ユニット20、30は、上型23及び下型22を有する樹脂封止金型21と、ワークを樹脂封止金型に搬送するローダハンド61の搬送経路上に設けられた集塵口26Dを有するクリーナ部26とを備え、クリーナ部26は、ワークWを樹脂封止金型21へ供給するためにローダハンド61が搬送経路を移動するとき、及び、成形後のワークWを樹脂封止金型21から取り出すためにローダハンド61が搬送経路を移動するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド61及びワークWの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。【選択図】 図1

Description

本発明は、樹脂封止装置及び樹脂封止方法に関する。
基材上に搭載された電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置が知られている。このような樹脂封止装置では、装置内にパーティクル(樹脂粉や異物等の塵埃)による汚染が生じる場合があり、電子部品を樹脂封止した成形品の信頼性に影響を及ぼす場合がある。このようなパーティクルによる汚染を防ぐため、例えば、特許文献1には、ワーク及びモールド樹脂をクランプして樹脂封止するモールド金型を有するプレス部と、プレス部へ搬送されるワークの裏面をクリーニングするクリーニング装置と、を備える樹脂モールド装置が開示されている。
特開2021-178411号公報
パーティクルは、ワーク裏面のみならず、ワーク表面や、ワークを搬送するローダハンドなどにも付着する可能性がある。また、パーティクルは、樹脂封止する前のワークに付着し得るほか、樹脂封止したワークの成形品の状態においても付着し得る可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、パーティクルの付着を抑制して樹脂封止した成形品の品質の向上を図ることができる、樹脂封止装置及び樹脂封止方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る樹脂封止装置は、基材及び電子部品を含むワークの電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、ワークの電子部品を圧縮成形によって樹脂封止する樹脂成形ユニットを含み、樹脂成形ユニットは、上型及び下型を有する樹脂封止金型と、ワークを樹脂封止金型に搬送するローダハンドの搬送経路上に設けられた集塵口を有するクリーナ部とを備え、クリーナ部は、ワークを樹脂封止金型へ供給するためにローダハンドが搬送経路を移動するとき、及び、成形後のワークを樹脂封止金型から取り出すためにローダハンドが搬送経路を移動するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。
この態様によれば、ワークを樹脂封止金型へ供給するためにローダハンドが搬送経路を移動するとき、及び、ワークを樹脂封止金型から取り出すためにローダハンドが搬送経路を移動するときにおいて、ローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。したがって、ワーク又はローダハンドにパーティクルが付着することを効果的に抑制して、成形品の品質の向上を図ることができる。
本発明の他の一態様に係る樹脂封止方法は、基材及び電子部品を含むワークの電子部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、ローダハンドによりワークを樹脂封止金型に供給すること、樹脂封止金型で電子部品を樹脂封止すること、及び、ローダハンドにより樹脂封止された成形後のワークを樹脂封止金型から取り出すことを含み、ワークを樹脂封止金型へ供給するためにローダ―ハンドが搬送経路を移動するとき、及び、成形後のワークを樹脂封止金型から取り出すためにローダハンドが搬送経路を移動するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド又はワークに対してクリーニング動作を実行することをさらに含む。
この態様によれば、ワークを樹脂封止金型へ供給するためにローダハンドが搬送経路を移動するとき、及び、ワークを樹脂封止金型から取り出すためにローダハンドが搬送経路を移動するときにおいて、ローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。したがって、ワーク又はローダハンドにパーティクルが付着することを効果的に抑制して、成形品の品質の向上を図ることができる。
本発明によれば、パーティクルの付着を抑制して樹脂封止した成形品の品質の向上を図ることができる。
本発明の一実施形態に係る樹脂封止装置の平面図である。 図1の樹脂封止装置の部分拡大図である。 図1の樹脂封止金型の断面図である。 図1のクリーナ部の断面図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。 本発明の一実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。各実施形態の図面は例示であり、各部の寸法や形状は模式的なものであり、本願発明の技術的範囲を当該実施形態に限定して解するべきではない。
[第1実施形態]
<樹脂封止装置>
図1~図4を参照しつつ、本発明の実施形態に係る樹脂封止装置1の構成について説明する。図1は、本実施形態に係る樹脂封止装置の平面図である。また、図2は樹脂封止装置の部分拡大図であり、図3は樹脂封止金型の断面図であり、図4はクリーナ部の断面図である。なお、図1~図4の各々の図面には、各々の図面相互の関係を明確にし、各部材の位置関係を理解する助けとするために、便宜的に前後左右上下の方向を付している。
樹脂封止装置1は、ワークWに樹脂を設けて成形品Mを製造する製造装置である。ワークWは、基材S及び電子部品Pを含む。ワークWに対して樹脂Rを成形させて、ワークWの電子部品Pを樹脂封止することにより、成形品Mを製造することができる。ここで,ワークWは、電子部品Pが載置されている面(以下、「ワークWの表面」という。)と、当該表面とは反対の面(以下、「ワークWの裏面」という。)を有する。ワークWの裏面は、電子部品Pが搭載されていない面である。また、以下の説明では、ワークWの表面と裏面の上下関係は、樹脂封止金型の構造により適宜反転することができる。以下、説明の便宜上、樹脂封止した後のワークWを成形品Mと呼ぶ場合がある。基材Sは、例えば、インタポーザ基板、リードフレーム、粘着シート付きキャリアプレート、半導体基板である。電子部品Pは、例えば、ICチップ等の半導体素子であるがこれに限定されるものではなく、各種の能動素子や受動素子、MEMSデバイス等であってもよい。樹脂Rは、例えば顆粒状の熱硬化性樹脂である。樹脂Rの態様は上記に限定されるものではなく、液状又は粉末状であってもよい。本実施形態では、一例として、ワークW及び機能部材Hに対して樹脂Rを成形する。機能部材Hは、例えば板状部材である。機能部材Hは、成形品Mの基材Sが露出する側とは反対側に露出するように設けられる。機能部材Hは、例えば、電子部品Pが発する熱を放出する放熱部材や電磁波を遮蔽する遮蔽部材として機能する。また、機能部材Hはシート樹脂であってもよい。
本実施形態に係る樹脂封止装置1は、コンプレッション(圧縮成形)方式の樹脂封止装置である。図1に示すように、樹脂封止装置1は、ワーク供給ユニット10と、樹脂成形ユニット20,30と、樹脂供給ユニット40と、機能部材供給ユニット50と、第1ローダ60と、第2ローダ70と、成形品回収ユニット90と、を備えている。第1ローダ60はワークWを搬送するローダであり、第1ガイド部60Rに沿って移動可能に構成されている。また、第2ローダ70は樹脂R及び機能部材Hを搬送するローダであり、第2ガイド部70Rに沿って移動可能に構成されている。
樹脂封止装置1の平面レイアウトは特に限定されるものではないが、図1に示す例では、ワーク供給ユニット10、樹脂成形ユニット20、樹脂供給ユニット40、樹脂成形ユニット30、及び、成形品回収ユニット90は、図1の左から右に向かって第1ガイド部60Rに沿ってこの順番に並んで配置されている。また、第1ガイド部60Rを基準として、後側に樹脂供給部41が配置され、前側に機能部材供給ユニット50が配置されている。機能部材供給ユニット50及び樹脂供給ユニット40は、図1の前から後に向かって第2ガイド部70Rに沿ってこの順に並んで配置されている。また、第2ガイド部70Rを基準として、左側にワーク供給ユニット10及び樹脂成形ユニット20が配置され、右側に樹脂成形ユニット30及び成形品回収ユニット90が配置されている。
ワーク供給ユニット10は、第1ローダ60の第1ローダハンド61にワークWを供給する。ワーク供給ユニット10は、ワーク収納部11と、ワーク受渡部13と、ワーク予熱部15と、ワーク供給コントロールパネル19とを備えている。また、例えば、ワーク供給コントロールパネル19には、後述の成形品回収ユニット90、樹脂供給ユニット40、機能部材供給ユニット50、第1ローダ60及び第2ローダ70のそれぞれの制御パラメータを表示する表示部と、当該制御パラメータを入力する入力部とが集約されてもよい。
ワーク収納部11は、複数のワークWを収納し、ワークWを順次送り出す。例えば、ワーク収納部11は、複数のワークマガジンと、ワークエレベーションとを備える。ワーク収納部11にセットされたワークマガジンには、複数のワークWが上下方向に重なるように収納されている。ワークエレベーションは、ワークWをワーク受渡部13へと送り出すために、ワークマガジンの位置を調整する。
ワーク受渡部13は、ワーク収納部11から受け取ったワークWをワーク予熱部15に引き渡す。例えば、ワーク受渡部13は、ワーク収納部11が送り出したワークWを受け取って整列させるワークインデックスと、ワークインデックスが整列させたワークWをワーク予熱部15に引き渡すワークピックアンドプレイスとを備える。
ワーク予熱部15は、ワーク受渡部13から受け取ったワークWを予熱し、第1ローダ60の第1ローダハンド61に引き渡す。樹脂成形ユニット20,30に搬送される前にワークWを予熱することで、樹脂封止金型21,31の内部におけるワークWの急激な温度変化による変形を抑制することができる。例えば、ワーク予熱部15は、ワークWを端部から加熱するプレヒートレールが備える。あるいは、ワーク予熱部15は、ワークWの全面を加熱するホットプレートを備えてもよい。なお、ワーク予熱部15を設けずに、ワークWを予熱しない構成としてもよい。この場合、ワークWが樹脂成形ユニット20、30に搬送された後に、樹脂成形ユニット20、30への樹脂R及び機能部材Hの搬入開始または型閉め開始までの時間を制御してもよい。
ワーク供給コントロールパネル19は、ワーク供給ユニット10の動作を制御する。図1に示すように平面視したとき、ワーク供給コントロールパネル19は、ワーク供給ユニット10の前面に配置されている。例えば、ワーク供給コントロールパネル19は、ワーク供給ユニット10の制御パラメータを表示する表示部と、ワーク供給ユニット10の制御パラメータを入力する入力部とを備える。
なお、ワーク供給ユニット10は、ワークWの体積を測定する体積測定部や、ワークWの外観を検査する外観検査部などをさらに備えてもよい。
成形品回収ユニット90は、第1ローダ60の第1ローダハンド61から成形品Mを回収する。成形品回収ユニット90は、成形品受取部91と、成形品受渡部93と、成形品収納部95とを備える。図1に示す例では、成形品回収ユニット90は、左右方向において樹脂成形ユニット20,30に対してワーク供給ユニット10とは反対側に配置されている。変形例として、成形品回収ユニット90は、左右方向において樹脂成形ユニット20,30に対してワーク供給ユニット10と同じ側に配置されてもよい。
成形品受取部91は、第1ローダ60の第1ローダハンド61から受け取った成形品Mを成形品受渡部93に引き渡す。例えば、成形品受取部91は、成形品Mを冷却する冷却パレットを備える。また、冷却パレットを設けずに、ワークWを冷却しない構成としてもよい。
成形品受渡部93は、成形品受取部91から受け取った成形品Mを成形品収納部95に引き渡す。例えば、成形品受渡部93は、成形品受取部91が送り出した成形品Mを受け取って整列させる成形品インデックスと、成形品インデックスが整列させた成形品Mを成形品収納部95に引き渡す成形品ピックアンドプレイスとを備える。
成形品収納部95は、成形品Mを受け取って収納する。例えば、成形品収納部95は、複数の成形品マガジンと、成形品エレベーションとを備える。成形品収納部95にセットされた成形品マガジンには、複数の成形品Mが上下方向に重なるように収納されている。成形品エレベーションは、成形品Mを成形品受渡部93から受け取るために、成形品マガジンの位置を調整する。
なお、成形品回収ユニット90は、成形品Mの体積を測定する体積測定部や、成形品Mの外観を検査する外観検査部などをさらに備えてもよい。
樹脂成形ユニット20は、ワークW及び機能部材Hに対して樹脂Rを成形する。樹脂成形ユニット20は、樹脂封止金型21と、クリーナ部26と、フィルムハンドラ27と、樹脂成形コントロールパネル29とを備える。
図3に示すように、樹脂封止金型21は、内部のキャビティ25に樹脂Rを充填して成形する一対の開閉可能な下型22と上型23とを備える。図3に示す例では、樹脂封止金型21は、いわゆる下キャビティ可動構造の圧縮成形金型である。具体的には、上型23の下型22に対向する側の面は平坦であり、下型22の上型23に対向する側の面にはキャビティ25が形成されている。キャビティ25は、上型23に向かって開口する凹部(キャビティ凹部の一例)である。
下型22は、下プレート22aと、キャビティ駒22bと、クランパ22cと、付勢部材22dとを備える。キャビティ駒22bは、下プレート22aの上面(上型23側の面)に固定して組み付けられている。クランパ22cは、キャビティ駒22bを囲うように枠状に構成されている。クランパ22cは、付勢部材22dを介して、下プレート22aに対して上下動可能に組み付けられている。キャビティ駒22bがキャビティ25の底面部を構成し、クランパ22cがキャビティ25の側面部を構成している。下型22には、クランパ22cを貫通する吸引孔22e,22fと、下プレート22a及びキャビティ駒22bを貫通する吸引孔22gと、が設けられている。吸引孔22eは、クランパ22cの上面に開口している。吸引孔22fは、クランパ22cのキャビティ駒22bに対向する内側面に開口している。吸引孔22fの下にはシール部材が挿入されている(不図示)。吸引孔22gは、キャビティ駒22bの上面、すなわちキャビティ25の底面、に開口している。吸引孔22e,22f,22gは、下型22にセットされたフィルムFを吸着するための吸引孔である。
上型23は、上プレート23aと、キャビティプレート23bとを備えている。キャビティプレート23bは、上プレート23aの下面(下型22側の面)に固定して組み付けられている。上型23には、上プレート23a及びキャビティプレート23bを貫通する吸引孔23cが設けられている。吸引孔23cは、キャビティプレート23bの下面に開口している。吸引孔23cは、上型23にセットされたワークWを吸着するための吸引孔である。
クリーナ部26は、ワークW及び第1ローダハンド61の少なくとも一方をクリーニングする。なお、クリーナ部26の詳細は後述する。
フィルムハンドラ27は、樹脂封止金型21にフィルムFを供給する。フィルムFは、キャビティ25の凹部を形成する下型22おける隙間に樹脂Rが侵入することを阻害するとともに、下型22からの成形品Mの剥離を容易にするための離型フィルムである。フィルムハンドラ27は、例えばロール状のフィルムを扱うものであり、未使用のフィルムFを供給する巻出部と、使用済みのフィルムFを回収する巻取部とを備える。図1に示すように、フィルムハンドラ27の巻出部及び巻取部は、樹脂封止金型21の左右方向に配置されている。なお、フィルムFの材料として、耐熱性、剥離容易性、柔軟性、伸展性に優れた高分子材料を用いることができ、例えば、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、ETFE(ポリテトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PP(ポリプロピレン)、PVDC(ポリ塩化ビニリジン)等があげられる。フィルムFの厚さは、材料の物性に応じて好適に選択され、一例として50μm程度である。なお、フィルムFの形状はロール状に限定されるものではなく、短冊状であってもよい。
樹脂成形コントロールパネル29は、樹脂成形ユニット20の動作を制御する。図1に示すように平面視したとき、樹脂成形コントロールパネル29は、樹脂成形ユニット20の前面に配置されている。例えば、樹脂成形コントロールパネル29は、樹脂成形ユニット20の制御パラメータを表示する表示部と、樹脂成形ユニット20の制御パラメータを入力する入力部とが備える。
樹脂成形ユニット30は、樹脂封止金型31と、クリーナ部26と、フィルムハンドラ37と、樹脂成形コントロールパネル39とを備える。なお、以下の説明においては、樹脂封止金型31、クリーナ部36、フィルムハンドラ37及び樹脂成形コントロールパネル39の詳細は省略するが、樹脂成形ユニット20について説明した各構成と同様の構成を適用することができる。
なお、樹脂成形コントロールパネル29,39は、その機能の少なくとも一部がワーク供給コントロールパネル19に集約されてもよい。例えば、樹脂成形ユニット20,30の制御パラメータはワーク供給コントロールパネル19の表示部に表示されてもよく、樹脂成形ユニット20,30の制御パラメータはワーク供給コントロールパネル19の入力部に入力されてもよい。各ユニットのコントロールパネルの機能が全てワーク供給コントロールパネル19に集約される場合、樹脂成形コントロールパネル29,39は省略されてもよい。
機能部材供給ユニット50は、機能部材収納部51と、機能部材受渡部53とを備える。
機能部材収納部51は、複数の機能部材Hを収納し、機能部材Hを順次送り出す。例えば、機能部材収納部51は、複数の機能部材マガジンと、機能部材エレベーションとが備える。機能部材収納部51にセットされた機能部材マガジンには、複数の機能部材Hが上下方向に重なるように収納されている。機能部材エレベーションは、機能部材Hを機能部材受渡部53へと送り出すために、機能部材マガジンの位置を調整する。
機能部材受渡部53は、機能部材収納部51から受け取った機能部材Hを保持ツール78に引き渡す。例えば、機能部材受渡部53には、機能部材収納部51が送り出した機能部材Hを受け取って整列させて保持ツール78に引き渡す。この時、保持ツール78に設けたチャッキング機能により機能部材Hをピックアップしてもよい。
なお、機能部材供給ユニット50は、機能部材Hの体積を測定する体積測定部、機能部材Hの外観を検査する外観検査部、機能部材Hを予熱する機能部材予熱部などをさらに備えてもよい。
樹脂供給ユニット40は、機能部材H上に顆粒状の樹脂Rを供給する。樹脂供給ユニット40は、樹脂供給部41と、樹脂ヒータ80とを備えている。
樹脂供給部41は、保持ツール78で保持された機能部材Hの上に、樹脂Rを供給する。樹脂供給部41は、ホッパ(不図示)と、フィーダ(不図示)とを備えている。なお、樹脂が液状の場合、樹脂供給部は、樹脂を貯留するシリンジと、樹脂を押し出すピストンと、シリンジの先端を開閉するピンチバルブとを備えてもよい。
樹脂ヒータ80は、機能部材H及び機能部材Hの上に供給された樹脂Rを加熱する。樹脂ヒータ80の熱源としては、例えば、電熱線ヒータ及び赤外線ヒータ等の公知の加熱機構が用いられる。なお、樹脂ヒータ80はなくてもよい。
樹脂供給ユニット40において、後述するレジンガード44が保持ツール78の内側に配置されていることが好ましい。レジンガード44は、機能部材Hの外形に沿って枠状に構成され、樹脂Rを分散させる領域を規定する枠体として用いられる。レジンガード44は、例えば、樹脂Rの供給前に保持ツール78に取付けられ、樹脂Rの加熱後に保持ツール78から取り外される。
なお、樹脂供給ユニット40は、樹脂Rの重量を測定する重量測定部、樹脂Rを振動によって分散させる加振部及び樹脂Rの分散の程度を検査する検査部等をさらに備えてもよい。
第1ローダ60は、ワークWをワーク供給ユニット10から樹脂成形ユニット20,30に搬送する。第1ローダ60は第1ガイド部60Rに沿って移動可能に構成されている。第1ガイド部60Rは、ワーク供給ユニット10、樹脂成形ユニット20,30、樹脂供給ユニット40及び成形品回収ユニット90に亘って、左右方向に延在している。図1に示すように平面視したとき、第1ガイド部60Rは、例えば、樹脂封止金型21,31の後方であって樹脂供給部41の前方に設けられている。図1に示す構成例において、第1ローダ60は、成形品Mを樹脂成形ユニット20,30から成形品回収ユニット90に搬送する。
図2に示すように、第1ローダ60は、第1ローダハンド61と、第1ベース62と、第1ガイドロッド63とを備えている。
第1ローダハンド61は、樹脂封止金型21に対して後方から進退可能に構成されている。言い換えれば、第1ローダハンド61は、樹脂封止金型21の後側にワークW又は成形品M(ワークの一例)の搬送経路を有する。第1ローダハンド61は、ワークW又は成形品Mを保持する。第1ローダハンド61は、例えばワークW又は成形品Mの下面を支持するL字状の開閉爪を有しているが、これに限定されるものではない。第1ローダハンド61は、静電気力によってワークW又は成形品Mを吸着してもよく、吸排気によってワークW又は成形品Mを吸着してもよい。
図2に示すように、第1ベース62は、第1ガイド部60Rに対して左右方向に移動可能に接続されている。
図2に示すように、第1ガイドロッド63は、第1ベース62に接続され、第1ローダハンド61を支持している。第1ガイドロッド63は、前後方向に伸縮可能に構成され、第1ローダハンド61を前後方向に移動させる。
一例として、第1ローダハンド61は、ワーク受渡部13でワークWを受け取った後、第1ベース62によって右方に搬送され、前後方向で樹脂封止金型21と対向する位置に移動する。次に、第1ローダハンド61は、ワークWを保持した状態のまま、第1ガイドロッド63の伸長によって、後方から樹脂封止金型21に進入する。すなわち、第1ローダハンド61は、樹脂封止金型21にワークWを搬入する。第1ローダハンド61は、ワークWを樹脂封止金型21の上型23に引き渡した後、第1ガイドロッド63の収縮によって、樹脂封止金型21の後方へと移動する。成形品Mが成形されて樹脂封止金型21が型開きされた後、第1ローダハンド61は、ワークWの搬入時と同様の動作によって樹脂封止金型21から成形品Mを搬出する。そして、第1ローダハンド61は、第1ベース62によって右方に搬送され、成形品受取部91において成形品Mを引き渡す。
第2ローダ70は、樹脂R及び機能部材Hを搬送する。第2ローダ70は、第2ガイド部70Rに沿って移動可能に構成されている。第2ガイド部70Rは、例えば樹脂供給ユニット40に設けられ、前後方向に延在している。図1に示すように平面視したとき、第2ガイド部70Rは、例えば、第1ガイド部60Rと交差している。
図2に示すように、第2ローダ70は、第2ローダハンド71と、第2ベース72と、第2ガイドロッド73とを備えている。
図2に示すように、第2ベース72は、第2ガイド部70Rに対して前後方向に移動可能に構成されているが、前後方向の移動に限定されるものでなく左右方向への移動を可能に構成されてもよい。
図2に示すように、第2ガイドロッド73は、第2ベース72に接続され、第2ローダハンド71を支持している。第2ガイドロッド73は、第2ベース72に接続された箇所を起点に伸縮及び旋回可能に構成されている。これにより、第2ガイドロッド73は、第2ローダハンド71を前後又は左右方向に移動させ、また、第2ベース72を中心に第2ローダハンド71を旋回させる。
一例として、第2ローダハンド71は、保持ツール78を機能部材受渡部53に搬送する。機能部材受渡部53にて保持ツール78により機能部材Hを受け取った後、第2ローダハンド71は、第2ベース72によって後方に搬送され、機能部材受渡部53の後方の位置P2に保持ツール78を介して機能部材Hを搬送する。次に、第2ローダハンド71は、第2ガイドロッド73の旋回によって、樹脂供給部41の前方の位置P1に移動する。次に、第2ローダハンド71は、第2ガイドロッド73の伸長によって、樹脂供給部41に移動する。樹脂供給部41にて、第2ローダハンド71は、保持ツール78を開放する。開放された保持ツール78の内側には、レジンガード44がセットされる。そして、機能部材Hの上且つレジンガード44の内側に樹脂Rを受け取った後、機能部材H及び樹脂Rが加熱され、加熱後にレジンガード44は取り外される。その後、再び第2ローダハンド71は、保持ツール78をピックアップし、第2ガイドロッド73の収縮によって、位置P1に戻る。次に、第2ローダハンド71は、第2ガイドロッド73の旋回によって、樹脂封止金型21の右方の位置P3に移動する。次に、第2ローダハンド71は、樹脂R及び機能部材Hを、保持ツール78を介し保持した状態のまま、第2ガイドロッド73の伸長によって、右方から樹脂封止金型21に進入する。すなわち、第2ローダハンド71は、保持ツール78を介し、樹脂封止金型21に樹脂R及び機能部材Hを搬入する。第2ローダハンド71は、樹脂R及び機能部材Hを樹脂封止金型21に引き渡した後、第2ガイドロッド73の収縮によって、樹脂封止金型21の右方へと移動する。
このように、第2ローダハンド71が第2ガイドロッド73の伸縮によって樹脂供給ユニット40から機能部材受渡部53に移動可能であれば、第2ガイド部70Rを機能部材供給ユニット50まで延長しなくても、機能部材供給ユニット50を増設することができる。
樹脂成形ユニット30の樹脂封止金型31に対して、第1ローダ60及び第2ローダ70は、樹脂成形ユニット20の樹脂封止金型21に対するのと同様に動作する。したがって、第1ローダ60及び第2ローダ70の樹脂封止金型31に対する動作の説明は省略する。但し、第2ローダ70の樹脂封止金型31に対する動作は、第2ローダ70の樹脂封止金型21に対する動作とは左右反転した動作となる。
次に、第1ローダハンド61がワークを樹脂封止金型21へ供給するときの搬送経路について説明する。第1ローダハンド61は、ワーク予熱部15でワークWを受け取る。その後、第1ローダ60は、第1ローダハンド61がワークWを保持した状態で、第1ガイド部60Rに沿って右方向に移動し、樹脂封止金型21の後方までワークWを搬送する。その後、図2に示すように、第1ローダハンド61及びワークWは、第1ガイドロッド63の伸縮により、樹脂封止金型21に搬送され、ワークWが第1ローダハンド61によって樹脂封止金型21に載置される。樹脂封止金型21において樹脂封止した後、ワークWは第1ローダハンド61によって保持された状態で、ワークWは、第1ガイドロッド63の伸縮により、樹脂封止金型21から退避する。
他方で、第1ローダハンド61がワークを樹脂封止金型21から取り出すときの搬送経路について説明する。図2に示すように、第1ローダハンド61は第1ガイドロッド63の伸縮により、樹脂封止金型21に搬送され、ワークWを第1ローダハンド61が保持した状態で、ワークWが、第1ガイドロッド63の伸縮により、樹脂封止金型21から退避する。その後、第1ローダ60は、第1ローダハンド61がワークWを保持した状態で、第1ガイド部60Rに沿って右方向に移動し、成形品受取部91にワークWを受け渡す。なお、上述したワークWの供給又は取り出しの搬送経路については、樹脂封止金型31についても同様である。
図1及び図2に示す例では、第1ローダ60の搬送経路は、樹脂封止金型21,31の後側に位置し、クリーナ部26は、樹脂封止金型21の後側に配置されている。クリーナ部26は、樹脂封止金型21の後側に接続されていてもよいし、あるいは、樹脂封止金型21から離間して設けられていてもよい。クリーナ部26によるクリーニング動作は、ワークWを樹脂封止金型21へ供給するために、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21へ進入する処理及び退避する処理のいずれか少なくとも1つの処理の際に行われる。また、このクリーニング動作は、ワークWを樹脂封止金型21から取り出すために、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21へ進入する処理及び退避する処理のいずれか少なくとも1つの処理の際に行われる。図3に示すように、クリーナ部26は、下型22側に設けられた下部クリーナ26aと、上型23側に設けられた上部クリーナ26bを備える。
図4に示すように、下部クリーナ26aは、ブラシ262aと集塵口264aを備えている。このような構成を備えることにより、ブラシ262aによってワークW又は第1ローダハンド61から落とした付着物を集塵口264aによって回収することができる。集塵口264aは、下部クリーナ26aにおける上方向に開口する複数の開口部266aを有し、各開口部266aの間の領域にブラシ262aが設けられている。また、図1に示すように、下部クリーナ26aは、ワークW及び第1ローダハンド61の少なくとも一方の幅(図1に示す例では左右方向の幅)よりも大きな幅を有している。これにより、ワークW又は第1ローダハンド61が前後方向に下部クリーナ26aを通過することによって、ワークW又は第1ローダハンド61の全幅をクリーニングすることができる。なお、上部クリーナ26bは、下部クリーナ26aと同様に、ブラシ262bと集塵口264bを備えており、それら及び開口部266bの構成は、下部クリーナ26aについて説明した内容を適用することができる。
以上のとおり、本実施形態において説明した樹脂封止装置によれば、クリーナ部26はワークを樹脂封止金型に搬送するローダハンドの搬送経路上に設けられ、第1ローダハンド61によりワークWが樹脂封止金型21に供給されるときに、ワークW及び第1ローダハンド61に付着したパーティクルを吸引して除去することができる。また、第1ローダハンド61により成形品Mが樹脂封止金型21から取り出されるときに成形品Mの下面及び第1ローダハンド61に付着したパーティクルを吸引して除去することができる。その結果、成形品の品質の向上を図ることができる。
<樹脂封止方法>
次に、図5~図14に樹脂封止方法について説明する。図5は、本実施形態に係る樹脂封止装置を用いた樹脂封止方法の一例を示すフローチャートである。図6~図10は、本実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。以下の説明では、下型にキャビティを有する樹脂封止装置を用いた方法を説明する。なお、ここでは、樹脂成形ユニット20の樹脂封止金型21を例に挙げて説明し、同様に動作する樹脂成形ユニット30の樹脂封止金型31については、説明を省略する。
まず、第1ローダハンド61がワークWを保持する(S10)。
具体的には、図1のワーク受渡部13から受け取ったワークWは、ワーク予熱部15で予熱され、第1ローダ60の第1ローダハンド61に保持される。第1ローダハンド61は、ワークWを保持した状態で樹脂成形ユニット20に移動する。この工程の前後に下型22側に設けられたキャビティ25に、フィルムFを移動させる。フィルムFを移動した後、フィルムFは吸引孔22gにより吸引されキャビティ25にセットされる。
次に、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21,31へ進入するときにおいて、第1ローダハンド61及びワークWをクリーニングする(S20)。
具体的には、図6に示すように、第1ローダハンド61は、ワークWを保持したまま樹脂封止金型21に進入する直前に、樹脂封止金型21の後方に設けられたクリーナ部26によりクリーニングされる。クリーナ部26は、下型22側に設けられた下部クリーナ26aと上型23側に設けられた上部クリーナ26bにより構成される。下部クリーナ26aは、第1ローダハンド61の下面をクリーニングし、上部クリーナ26bは、ワークWの裏面をクリーニングする。クリーニング後、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21に進入し、上型23にワークWを受け渡す。
次に、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21,31から退避するときにおいて、第1ローダハンド61をクリーニングする(S30)。
具体的には、図7に示すように、ワークWを上型23に受け渡した後、第1ローダハンド61は樹脂封止金型21から退避中に、クリーナ部26によりクリーニングされる。この時、下部クリーナ26aは、第1ローダハンド61の下面をクリーニングする。また、同時に上部クリーナ26bにより第1ローダハンド61の上面をクリーニングする。
その後、樹脂封止金型21,31で電子部品Pを樹脂封止する(S40)。
具体的には、図8に示すように、樹脂封止金型21を型締めし、樹脂Rを下型22と上型23とによって加圧しつつ加熱する。樹脂Rが硬化したら型開きする。
次に、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21,31へ進入するときにおいて、第1ローダハンド61をクリーニングする(S50)。
具体的には、樹脂封止後に第1ローダハンド61が成形品Mを回収するために樹脂封止金型21に再度進入する。この時、図9に示すように、第1ローダ―ハンド61は樹脂封止金型21に進入しながらクリーナ部26によってクリーニングされる。具体的には、下部クリーナ26aは、第1ローダハンド61の下面をクリーニングする。また、同時に上部クリーナ26bにより第1ローダハンド61の上面をクリーニングする。クリーニング後、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21に進入し、ワークWを回収する。
次に、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21,31から退避するときにおいて、第1ローダハンド61及びワークWをクリーニングする(S60)。
具体的には、図10に示すように、ワークWを受け取った後、第1ローダハンド61は樹脂封止金型21から退避しながらクリーナ部26によりクリーニングされる。この時、下部クリーナ26aは、第1ローダハンド61の下面をクリーニングし、上部クリーナ26bは、ワークWの裏面をクリーニングする。
以上のとおり、本実施形態において説明した樹脂封止方法によれば、本実施形態において説明した樹脂封止方法によれば、クリーナ部26はワークWを樹脂封止金型21に搬送する第1ローダハンド61の搬送経路上に設けられ、第1ローダハンド61によりワークWが樹脂封止金型21に供給されるときに、ワークW及び第1ローダハンド61に付着したパーティクルを吸引して除去することができる。また、第1ローダハンド61により成形品Mが樹脂封止金型21から取り出されるときに成形品Mの下面及び第1ローダハンド61に付着したパーティクルを吸引して除去することができる。その結果、成形品の品質の向上を図ることができる。
[第2実施形態]
<樹脂封止装置>
次に、図11~図14を参照しつつ、第2実施形態に係る樹脂封止金型121の構造について説明する。図11は、第2実施形態に係る樹脂封止金型121の構造を概略的に示す断面図である。
本実施形態では、第1実施形態と異なり、上型122側にキャビティ125を設けている。樹脂封止金型21は、内部のキャビティ125に樹脂Rを充填して成形する、一対の開閉可能な金型である。樹脂封止金型121は、上型122と下型123とを備えている。下型123の上型122に対向する側の面は平坦であり、上型122の下型123に対向する側の面にはキャビティ125が形成されている。すなわち、樹脂封止金型121は、いわゆる上キャビティ可動構造の圧縮成形金型である。キャビティ125は、下型123に向かって開口する凹部であり、本発明に係る「キャビティ凹部」の一例に相当する。
上型122は、上プレート122aと、キャビティ駒122bと、クランパ122cと、付勢部材122dとを備えている。キャビティ駒122bは、上プレート122aの下面(下型123側の面)に固定して組み付けられている。クランパ122cは、キャビティ駒122bを囲うように枠状に構成されている。クランパ122cは、付勢部材122dを介して、上プレート122aに対して上下動可能に組み付けられている。キャビティ駒122bがキャビティ125の底面部を構成し、クランパ122cがキャビティ125の側面部を構成している。下型123には、クランパ122cを貫通する吸引孔122e,122fと、上プレート122a及びキャビティ駒122bを貫通する吸引孔122gと、が設けられている。吸引孔122eは、クランパ122cの下面に開口している。吸引孔122fは、クランパ122cのキャビティ駒122bに対向する内側面に開口している。吸引孔122fの下にはシール部材が挿入されている(不図示)。吸引孔122gは、キャビティ駒122bの上面、すなわちキャビティ125の底面、に開口している。吸引孔122e,122f,122gは、上型122にセットされたフィルムFを吸着するための吸引孔である。
下型123は、下プレート123aと、キャビティプレート123bとを備えている。キャビティプレート123bは、下プレート123aの上面(上型122側の面)に固定して組み付けられている。下型123には、下プレート123a及びキャビティプレート123bを貫通する吸引孔123cが設けられている。吸引孔123cは、キャビティプレート123bの下面に開口している。吸引孔123cは、下型123にセットされたワークWを吸着するための吸引孔である。
このような樹脂封止金型を用いることで、上型122側にキャビティ125をもつ上キャビティ可動構造の圧縮成形が可能になる。さらに、クリーナ部26が搬送経路上の第1ローダハンドをクリーニングすることで、成形品質の向上が図れる。
<樹脂封止方法>
次に、図11~図14を参照しつつ、第2実施形態に係る樹脂封止金型121を用いた樹脂封止方法について説明する。図11~図14は、本実施形態に係る樹脂封止方法を説明するための図である。以下の説明では、上型にキャビティを有する樹脂封止装置を用いた方法を説明する。本実施形態の樹脂封止金型121は、上型122にキャビティ125を備える。そのため、上型23にワークWを載置した第1実施形態と異なり、本実施形態では下型123にワークWを載置する。
図11に示すように、第1ローダハンド61は、ワークWを保持したまま樹脂封止金型21に進入しながら、ワークWを樹脂封止金型21に搬送する第1ローダハンド61の搬送経路上に設けられたクリーナ部26によりクリーニングされる。
図12に示すように、ワークWの受け渡し後、第1ローダハンド61はクリーナ部26により樹脂封止金型121から退避しながらクリーニングされる。
樹脂封止後に第1ローダハンド61が成形品Mを回収するために樹脂封止金型121に再度進入する。この時、図13に示すように、第1ローダハンド61は、樹脂封止金型121に進入しながら、クリーナ部26によりクリーニングされる。
図14に示すように、ワークWの受け渡し後、第1ローダハンド61は樹脂封止金型121から退避しながらクリーナ部26によりクリーニングされる。
[変形例]
上記の実施形態と異なる変形例について説明する。
樹脂成形ユニット20及び樹脂成形ユニット30のいずれか一方は省略されてもよい。すなわち、樹脂成形ユニットは1つだけ設けられ、1つの樹脂供給ユニットが1つの樹脂成形ユニットに樹脂を供給する構成であってもよい。また、樹脂成形ユニットは3つ以上設けられてもよい。この場合、樹脂供給ユニットは2つ以上設けられてもよい。例えば、2つの樹脂成形ユニットと、当該2つの樹脂成形ユニットの間に設けられて当該2つの樹脂成形ユニットに樹脂を供給する樹脂供給ユニットとを1つのユニット群として、複数のユニット群が左右方向に並んで配置されてもよい。
上記実施形態に係る第1ローダ60は、ワークWを樹脂封止金型21,31に搬入するワークローダとして機能するとともに、成形品Mを樹脂封止金型21,31から搬出する成形品アンローダとしても機能するが、第1ローダ60の機能はワークローダに限定されてもよい。すなわち、樹脂封止装置は、成形品アンローダとして第3ローダをさらに備えてもよい。このような第3ローダは、例えば第1ローダと搬送経路を共有し、第1ガイド部に沿って移動可能に構成されてもよい。また、樹脂封止装置は、第3ローダを搬送するための第3ガイド部をさらに備えてもよい。
クリーナ部26の配置は、上記実施形態に限定されるものでなく、例えば下部クリーナ26a及び上部クリーナ26bのいずれか一方を用いてもよい。また、ワークW及び第1ローダハンド61の搬送経路に応じて、クリーナ部26は、適宜、樹脂封止金型21の前後左右方向に設けられてもよい。
また、上記実施形態においては、図4に示すように下部クリーナ26aと上部クリーナ26bは同様の構造を有する態様を説明したが、クリーニングの対象等に応じてそれぞれ好ましい態様に互いに構成を変更してもよい。例えば、下部クリーナ26aが第1ローダハンドの下面をクリーニングする場合、平坦部のクリーニングに適した態様を用いることができる。
上記実施形態に係るクリーナ部26は、図2及び図3に示すように左右方向の幅が第1ローダハンド61と等しくなるよう構成され、前後方向の幅が第1ローダハンド61より小さくなるように構成されているが、この構成に限定されるものではない。例えば、クリーナ部26の前後方向の幅も第1ローダハンド61と等しくなるように構成されてもよい。また、第1ローダハンド61全体を覆うことが可能な前後左右方向に面積の大きいクリーナ部26であってもよい。これらの態様によって所定の大きさに設定された集塵口264aにより、効率よくクリーニングすることができる。また、クリーナ部26をより対象物に近付ける様に近、遠と可動にしてもよく、クリーニングする時だけ吸引を稼働させて、クリーニングを必要としない時は吸引を止めてもよい。
上記実施形態に係る集塵口264aの開口部266aは、下部クリーナ26aの上面に複数設けられているが、これに限定されるものではない。例えば、集塵口の開口部は一つでもよい。また、集塵口の開口部の配置、形状及び大きさは適宜設定してもよい。また、本実施形態に係るブラシ262aも、開口部266aの態様により配置、個数等を適宜設定してもよい。なお、これらの構成は上部クリーナ26bについても同様に適用することができる。
上記実施形態では、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21から侵入及び退避する場合にクリーナ部26を1往復するよう構成されているが、クリーナ部26の上方又は下方と重なるように複数回往復してもよい。
上記実施形態では、図4のように下部クリーナ26aと上部クリーナ26bは同じ構成とされているが、クリーニングの対象により異なる構成としてもよい。例えば、下部クリーナ26aが上部クリーナ26bよりブラシ262aの密度が多い、集塵口264aの吸引力が高い、クリーナの面積が広い等の構造であってもよい。図4の下キャビティ構造の場合、樹脂Rが下型22側に載置される。そのため、第1ローダハンド61が樹脂封止金型21から退避した際に、第1ローダハンド61に樹脂Rが付着することが考えられる。この場合に上記の変形例の構成を用いることで、下キャビティ構造における効率的な第1ローダハンド61のクリーニングが可能になる。
以上のように、本発明の一態様に係る樹脂封止装置1は、基材及び電子部品を含むワークの電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、ワークの電子部品を圧縮成形によって樹脂封止する樹脂成形ユニットを含み、樹脂成形ユニットは、上型及び下型を有する樹脂封止金型と、ワークを樹脂封止金型に搬送するローダハンドの搬送経路上に設けられた集塵口を有するクリーナ部とを備え、クリーナ部は、ワークを樹脂封止金型へ供給するためにローダハンドが搬送経路を移動するとき、及び、成形後のワークを樹脂封止金型から取り出すためにローダハンドが搬送経路を移動するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。
これによれば、搬送途中にローダハンド及びワークの少なくとも一方をクリーニングすることができ、樹脂封止前のワーク及び樹脂封止後の成形品にパーティクルが付着することを防止できる。したがって、樹脂封止した成形品の品質の向上を図ることができる。
上記態様において、クリーナ部は、ワークを樹脂封止金型へ供給するために、ローダハンドが樹脂封止金型へ進入するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。
上記態様において、クリーナ部は、ワークを樹脂封止金型へ供給するために、ローダハンドが樹脂封止金型から退避するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンドに対してクリーニング動作を実行する。
上記態様において、クリーナ部は、ワークを樹脂封止金型から取り出すために、ローダハンドが樹脂封止金型へ進入するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンドに対してクリーニング動作を実行する。
上記態様において、クリーナ部は、ワークを樹脂封止金型から取り出すために、ローダハンドが樹脂封止金型から退避するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。
上記態様において、クリーナ部の集塵口は、ローダハンドの搬送経路の上方に設けられ、クリーナ部は、ローダハンド及びワークの少なくとも一方の上側をクリーニングする。
上記態様において、クリーナ部の集塵口は、ローダハンドの搬送経路の下方に設けられ、クリーナ部は、ローダハンド及びワークの少なくとも一方の下側をクリーニングする。
上記態様において、クリーナ部の集塵口は、ローダハンドの搬送経路の上方及び下方にそれぞれ設けられ、クリーナ部は、ローダハンド及びワークの少なくとも一方の上側及び下側をそれぞれクリーニングする。
上記態様において、クリーナ部は、搬送経路上を往復移動するローダハンド及びワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する。
上記態様において、クリーナ部は、ローダハンド及びワークの少なくとも一方に接触可能であるブラシ、又は、圧縮エアやイオンエアを吹き付ける吹き付け部、もしくは超音波を放射する放射部をさらに有する。
上記態様において、上型は、下型に向かって開口するキャビティ凹部を有する。
上記態様において、下型は、上型に向かって開口するキャビティ凹部を有する。
本発明の他の一態様に係る樹脂封止方法は、基材及び電子部品を含むワークの電子部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、ローダハンドによりワークを樹脂封止金型に供給すること、樹脂封止金型で電子部品を樹脂封止すること、及び、ローダハンドにより樹脂封止された成形後のワークを樹脂封止金型から取り出すことを含み、ワークを樹脂封止金型へ供給するためにローダ―ハンドが搬送経路を移動するとき、及び、成形後のワークを樹脂封止金型から取り出すためにローダハンドが搬送経路を移動するときにおいて、搬送経路上を移動するローダハンド又はワークに対してクリーニング動作を実行することをさらに含む。
これによれば、搬送途中にローダハンド及びワークの少なくとも一方をクリーニングすることができ、樹脂封止前のワーク及び樹脂封止後の成形品にパーティクルが付着することを防止できる。したがって、樹脂封止した成形品の品質の向上を図ることができる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
1…樹脂封止装置
10…ワーク供給ユニット
20,30…樹脂成形ユニット
21,31…樹脂封止金型
25,35…キャビティ
27,37…フィルムハンドラ
26,36…クリーナ部
40…樹脂供給ユニット
44…レジンガード
50…機能部材供給ユニット
60…第1ローダ
61…第1ローダハンド
70…第2ローダ
71…第2ローダハンド
80…樹脂ヒータ
90…成形品回収ユニット
W…ワーク
P…電子部品
S…基材
R…樹脂
H…機能部材
F…フィルム

Claims (13)

  1. 基材及び電子部品を含むワークの前記電子部品を樹脂封止する樹脂封止装置であって、
    前記ワークの前記電子部品を圧縮成形によって樹脂封止する樹脂成形ユニットを含み、
    前記樹脂成形ユニットは、
    上型及び下型を有する樹脂封止金型と、
    前記ワークを前記樹脂封止金型に搬送するローダハンドの搬送経路上に設けられた、集塵口を有するクリーナ部と
    を備え、
    前記クリーナ部は、前記ワークを前記樹脂封止金型へ供給するために前記ローダハンドが前記搬送経路を移動するとき、及び、成形後の前記ワークを前記樹脂封止金型から取り出すために前記ローダハンドが前記搬送経路を移動するときにおいて、前記搬送経路上を移動する前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する、樹脂封止装置。
  2. 前記クリーナ部は、前記ワークを前記樹脂封止金型へ供給するために、前記ローダハンドが前記樹脂封止金型へ進入するときにおいて、前記搬送経路上を移動する前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する、請求項1記載の樹脂封止装置。
  3. 前記クリーナ部は、前記ワークを前記樹脂封止金型へ供給するために、前記ローダハンドが前記樹脂封止金型から退避するときにおいて、前記搬送経路上を移動する前記ローダハンドに対してクリーニング動作を実行する、請求項1記載の樹脂封止装置。
  4. 前記クリーナ部は、前記ワークを前記樹脂封止金型から取り出すために、前記ローダハンドが前記樹脂封止金型へ進入するときにおいて、前記搬送経路上を移動する前記ローダハンドに対してクリーニング動作を実行する、請求項1記載の樹脂封止装置。
  5. 前記クリーナ部は、前記ワークを前記樹脂封止金型から取り出すために、前記ローダハンドが前記樹脂封止金型から退避するときにおいて、前記搬送経路上を移動する前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する、請求項1記載の樹脂封止装置。
  6. 前記クリーナ部の前記集塵口は、前記ローダハンドの前記搬送経路の上方に設けられ、
    前記クリーナ部は、前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方の上側をクリーニングする、請求項1記載の樹脂封止装置。
  7. 前記クリーナ部の前記集塵口は、前記ローダハンドの前記搬送経路の下方に設けられ、
    前記クリーナ部は、前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方の下側をクリーニングする、請求項1記載の樹脂封止装置。
  8. 前記クリーナ部の前記集塵口は、前記ローダハンドの前記搬送経路の上方及び下方にそれぞれ設けられ、
    前記クリーナ部は、前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方の上側及び下側をそれぞれクリーニングする、請求項1記載の樹脂封止装置。
  9. 前記クリーナ部は、前記搬送経路上を往復移動する前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方に対してクリーニング動作を実行する、請求項1記載の樹脂封止装置。
  10. 前記クリーナ部は、前記ローダハンド及び前記ワークの少なくとも一方に接触可能であるブラシ、又は、圧縮エアやイオンエアを吹き付ける吹き付け部、もしくは超音波を放射する放射部をさらに有する、請求項1記載の樹脂封止装置。
  11. 前記上型は、前記下型に向かって開口するキャビティ凹部を有する、請求項1から10のいずれかに記載の樹脂封止装置。
  12. 前記下型は、前記上型に向かって開口するキャビティ凹部を有する、請求項1から10のいずれかに記載の樹脂封止装置。
  13. 基材及び電子部品を含むワークの前記電子部品を樹脂封止する樹脂封止方法であって、
    ローダハンドにより前記ワークを樹脂封止金型に供給すること、
    前記樹脂封止金型で前記電子部品を樹脂封止すること、及び、
    ローダハンドにより樹脂封止された成形後の前記ワークを前記樹脂封止金型から取り出すこと
    を含み、
    前記ワークを前記樹脂封止金型へ供給するために前記ローダハンドが搬送経路を移動するとき、及び、成形後の前記ワークを前記樹脂封止金型から取り出すために前記ローダハンドが前記搬送経路を移動するときにおいて、前記搬送経路上を移動する前記ローダハンド又は前記ワークに対してクリーニング動作を実行することをさらに含む、樹脂封止方法。
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