JP2023157078A - 蓋材及び蓋付き容器 - Google Patents

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【課題】開封不良を低減する。【解決手段】蓋材3は、矩形状の蓋本体33と、蓋本体33の角部41に位置して、蓋本体33から第一方向D1に延びる掴み部34と、蓋材3の裏面3bから蓋材3の表面3aに向けて蓋本体33に切り込まれた裏半切れ線35と、を備える。裏半切れ線35は、第一外周辺部42に沿って直線状に延びる第一裏半切れ本線55と、第二外周辺部43に沿って直線状に延びる第二裏半切れ本線56と、第一裏半切れ本線55の延長線EL1よりも第一外周辺部42側から第一裏半切れ本線55まで延びる第一裏半切れ誘導線53と、第二裏半切れ本線56の延長線EL2よりも第二外周辺部43側から第二裏半切れ本線56まで延びる第二裏半切れ誘導線54と、を有し、第一裏半切れ誘導線53と第二裏半切れ誘導線54とは、第一方向D1とは反対の第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びる。【選択図】図4

Description

本発明は、容器の開口の周辺に形成されたフランジに接合される蓋材及び当該蓋材が接合された蓋付き容器に関する。
特許文献1には、矩形状を有する容器開口部の周縁のフランジにシールしてこの開口部を塞ぐ蓋材が記載されている。特許文献1に記載の蓋材は、表側層と裏側層とを剥離可能に積層して構成されており、矩形状容器開口部の角部に対応する位置に設けられて蓋材を開封する開封用タブと、表側層を切断する表半切れ線と、裏側層を切断する裏半切れ線と、を備える。表半切れ線は、矩形状容器開口部を周回するとともに、その両端部が開封用タブの両側に達している。裏半切れ線は、表半切れ線の内側において矩形状容器開口部を周回するとともに、その両端部が開封用タブの両側に達している。これにより、開封用タブを引っ張った際に、表半切れ線と裏半切れ線との間で層間剥離を行わせて、蓋材を開封することが可能となっている。
しかしながら、開封用タブを引っ張った際に、表側層だけを引っ張って、表側層と裏側層とが誤って層間剥離することがある。そこで、特許文献1に記載の蓋材は、更に、裏側層を切断して裏半切れ線の開封用タブを挟む二辺に接続する補助半切れ線を備えるものとしている。これにより、開封用タブを引っ張った際に、表側層だけを引っ張ってしまっても、補助半切れ線において表側層と裏側層との層間剥離を停止させることができる。
特開平2021―095168号公報
本発明者らは、特許文献1に記載の蓋材を用いて開封試験を行ったところ、表面側のみが薄く剥離することにより補助半切れ線及び裏半切れ線において層間剥離が停止せず、開封不良となる場合があった。
そこで、本発明は、開封不良をさらに低減することができる蓋材及び蓋付き容器を提供することを課題とする。
本発明者らは上記課題について鋭意研究を行った結果、蓋部の表面側のみが薄く剥離した際に、容器のフランジと蓋材との接合力が蓋部の裏半切れ線での破断強度よりも高くなって、補助半切れ線及び裏半切れ線において層間剥離が停止しなかったとの知見を得た。本発明は、上記知見に基づきなされたものである。
すなわち、本発明に係る蓋材は、以下の通りである。
[1]
矩形状の開口と前記開口の周辺に形成されたフランジとを有する容器の前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐシート状の蓋材であって、前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ矩形状の蓋本体と、前記蓋本体の角部に位置して、前記蓋本体から第一方向に延びる掴み部と、前記蓋材の裏面から前記蓋材の表面に向けて前記蓋本体に切り込まれた裏半切れ線と、を備え、前記蓋本体は、前記角部を挟んで直線状に延びる第一外周辺部及び第二外周辺部を有し、前記裏半切れ線は、前記第一外周辺部に沿って直線状に延びる第一裏半切れ本線と、前記第二外周辺部に沿って直線状に延びる第二裏半切れ本線と、前記第一裏半切れ本線の延長線よりも前記第一外周辺部側から前記第一裏半切れ本線まで延びる第一裏半切れ誘導線と、前記第二裏半切れ本線の延長線よりも前記第二外周辺部側から前記第二裏半切れ本線まで延びる第二裏半切れ誘導線と、を有し、前記第一裏半切れ誘導線と前記第二裏半切れ誘導線とは、前記第一方向とは反対の第二方向に向かうに従い互いに離間する方向に延びる、蓋材。
この蓋材では、蓋本体を開封するために掴み部を第二方向に引っ張ると、蓋本体が掴み部に引っ張られて第二方向に破断される(引き裂かれる)。そして、裏半切れ線が、第一裏半切れ本線の延長線よりも第一外周辺部側から第一裏半切れ本線まで延びる第一裏半切れ誘導線と、第二裏半切れ本線の延長線よりも第二外周辺部側から第二裏半切れ本線まで延びる第二裏半切れ誘導線と、を有し、第一裏半切れ誘導線と第二裏半切れ誘導線とが、第二方向に向かうに従い互いに離間する方向に延びている。このため、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線がこのように形成されていない場合に比べて、第二方向と直交する第三方向における、裏半切れ線から第一外周辺部及び第二外周辺部までの距離が短くなる。つまり、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線での蓋本体の破断を阻害する、容器のフランジと蓋本体との接合力を小さくすることができる。これにより、蓋本体の表面のみが薄く剥離したとしても、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線において蓋本体が破断されやすくなるとともに、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線から第一裏半切れ本線及び第二裏半切れ本線まで蓋本体の破断が進行しやすくなるため、開封不良を低減することができる。
[2]
前記第一裏半切れ誘導線及び前記第二裏半切れ誘導線は、直線状に延びている、[1]に記載の蓋材。
この蓋材では、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線が直線状に延びていることで、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線を短くすることができるため、蓋本体の破断を第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線に誘導させやすくすることができる。
[3]
前記第一裏半切れ誘導線及び前記第二裏半切れ誘導線は、曲線状に延びている、[1]に記載の蓋材。
この蓋材では、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線が曲線状に延びていることで、蓋本体の破断の、掴み部から第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線への移行、及び第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線から第一裏半切れ本線及び第二裏半切れ本線への移行を、滑らかに行うことができる。
[4]
前記第一裏半切れ誘導線及び前記第二裏半切れ誘導線は、屈曲している、[1]~[3]の何れか一つに記載の蓋材。
この蓋材では、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線が屈曲していることで、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線の形状自由度を高めることができる。
[5]
前記掴み部は、前記第二方向に延びて前記第二方向と直交する第三方向に配列される第一側辺部及び第二側辺部を有し、前記第一側辺部の少なくとも一部は、前記蓋材の前記表面から前記蓋材の前記裏面まで切られた第一全切れ線により形成され、前記第二側辺部の少なくとも一部は、前記蓋材の前記表面から前記蓋材の前記裏面まで切られた第二全切れ線により形成される、[1]~[4]の何れか一つに記載の蓋材。
この蓋材では、第二方向に延びて第三方向に配列される第一側辺部及び第二側辺部の少なくとも一部が、蓋材の表面から蓋材の裏面まで切られた第一全切れ線及び第二全切れ線により形成されることで、掴み部を第二方向に引っ張った際に、蓋本体が第二方向に破断されやすくなる。これにより、蓋本体の破断方向を適切に制御することができる。
[6]
前記第一裏半切れ誘導線は、前記第一全切れ線の前記第二方向における先端の近傍から前記第一裏半切れ本線まで延び、前記第二裏半切れ誘導線は、前記第二全切れ線の前記第二方向における先端の近傍から前記第二裏半切れ本線まで延びる、[5]に記載の蓋材。
この蓋材では、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線が、第一全切れ線の第二方向における先端の近傍及び第二全切れ線の第二方向における先端の近傍から延びていることで、第一全切れ線及び第二全切れ線と第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線とを同時に形成することができるとともに、第一全切れ線及び第二全切れ線から第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線への破断の進行を容易に行うことができる。
[7]
前記蓋材の前記表面から前記蓋材の前記裏面に向けて前記蓋本体に切り込まれた表半切れ線を更に備え、前記蓋材の厚さ方向において、前記表半切れ線の先端は、前記裏半切れ線の先端よりも前記裏面側に位置し、前記表半切れ線は、前記第一外周辺部と前記第一裏半切れ本線との間において、前記第一外周辺部に沿って直線状に延びる第一表半切れ本線と、前記第二外周辺部と前記第二裏半切れ本線との間において、前記第二外周辺部に沿って直線状に延びる第二表半切れ本線と、前記第一表半切れ本線の延長線よりも前記第一外周辺部側から前記第一表半切れ本線まで延びる第一表半切れ誘導線と、前記第二表半切れ本線の延長線よりも前記第二外周辺部側から前記第二表半切れ本線まで延びる第二表半切れ誘導線と、を有する、[1]~[6]の何れか一つに記載の蓋材。
この蓋材では、蓋材の表面から蓋材の裏面に向けて蓋本体に切り込まれた表半切れ線を備えることで、掴み部を第二方向に引っ張った際に、表半切れ線から蓋本体の層間剥離を進行させることができる。そして、蓋材の厚さ方向において、表半切れ線の先端が裏半切れ線の先端よりも裏面側に位置することで、表半切れ線から進行した蓋本体の層間剥離を裏半切れ線で停止させることができる。これにより、開封不良を低減することができる。
更に、表半切れ線が、第一表半切れ本線及び第二表半切れ本線と、第一表半切れ誘導線及び第二表半切れ誘導線と、を有することで、蓋本体の破断を、第一表半切れ誘導線及び第二表半切れ誘導線から第一表半切れ本線及び第二表半切れ本線に進行させることができる。このとき、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線に沿った蓋本体の破断を阻害しようとするのは、第二方向と直交する第三方向における、裏半切れ線と表半切れ線との間の領域の、容器のフランジと蓋本体との接合力となる。そして、この蓋材では、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線がこのように形成されていない場合に比べて、第二方向と直交する第三方向における、裏半切れ線から表半切れ線までの距離が短くなる。つまり、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線での蓋本体の破断を阻害する、容器のフランジと蓋本体との接合力を小さくすることができる。これにより、蓋本体の表面のみが薄く剥離したとしても、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線において蓋本体が破断されやすくなるため、開封不良を低減することができる。
[8]
前記第一表半切れ誘導線と前記第二表半切れ誘導線とは、前記第二方向に向かうに従い互いに離間する方向に延びる、[7]に記載の蓋材。
この蓋材では、第一表半切れ誘導線と第二表半切れ誘導線とが第二方向に向かうに従い互いに離間する方向に延びることで、第一表半切れ誘導線及び第二表半切れ誘導線から第一表半切れ本線及び第二表半切れ本線に向かって蓋本体の破断を円滑に進行させることができる。
[9]
前記裏半切れ線は、前記第一裏半切れ本線の前記角部側の先端から前記第二裏半切れ本線の前記角部側の先端まで延びる裏半切れ補助線を更に有する、[7]又は[8]に記載の蓋材。
この蓋材では、第一裏半切れ本線の角部側の先端から第二裏半切れ本線の角部側の先端まで延びる裏半切れ補助線を有することで、蓋本体の表面のみが薄く剥離したとしても、当該剥離の進行を裏半切れ補助線において停止させることができる。
[10]
前記裏半切れ補助線上の前記掴み部との距離が最も小さくなる点を通り、前記第一方向と直交する第三方向に延びる直線を仮想直線とし、前記仮想直線と前記第一裏半切れ誘導線とが交わる点を第一基準点とし、前記仮想直線と前記第一表半切れ本線又は前記第一表半切れ誘導線とが交わる点を第二基準点とし、前記仮想直線と前記第二裏半切れ誘導線とが交わる点を第三基準点とし、前記仮想直線と前記第二表半切れ本線又は前記第二表半切れ誘導線とが交わる点を第四基準点とした場合、前記第一基準点から前記第二基準点までの第一距離及び前記第三基準点から前記第四基準点までの第二距離は、5mm以下である、[9]に記載の蓋材。
この蓋材では、第一基準点から第二基準点までの第一距離及び第三基準点から第四基準点までの第二距離が5mm以下であることで、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線での蓋本体の破断を阻害する、容器のフランジと蓋本体との接合力を小さくすることができる。これにより、蓋本体の表面のみが薄く剥離したとしても、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線において蓋本体が破断されやすくなるため、開封不良を低減することができる。
[11]
前記蓋材は、シーラント層と、前記シーラント層の前記表面側に配置される紙基材層と、を有する、[1]~[10]の何れか一つに記載の蓋材。
この蓋材では、シーラント層を有することで、容器のフランジに対する蓋材の接合をヒートシールにより行うことができる。そして、シーラント層の表面側に紙基材層が配置されるため、蓋材の表面側に様々な意匠等を容易に付与することができる。
[12]
前記シーラント層は、ポリプロピレンである、[11]に記載の蓋材。
この蓋材では、シーラント層がポリプロピレンであるため、蓋材の耐熱性を向上することができる。なお、シーラント層がポリプロピレンである場合は、蓋材を破断し難くなるが、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線を有するため、開封不良を低減することができる。
また、本発明に係る蓋付き容器は、以下の通りである。
[13]
矩形状の開口と、前記開口の周辺に形成されたフランジと、を有する容器と、前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ、上記[1]~[12]の何れか一つに記載の蓋材と、を備える、蓋付き容器。
この蓋付き容器では、上述した何れかの蓋材が容器のフランジに接合されて容器の開口を塞ぐため、開封不良を低減することができる。
本発明によれば、開封不良を低減することができる。
実施形態に係る蓋付き容器を示す平面図である。 図1に示すII-II線における断面図である。 実施形態に係る蓋材を示す平面図である。 蓋材の表面側の一部を拡大した平面図である。 蓋材の裏面側の一部を拡大した底面図である。 蓋材の一部を拡大した断面図である。 裏半切れ線及び表半切れ線を説明するための、図4に対応する平面図である。 裏半切れ線及び表半切れ線を説明するための、図4に対応する平面図である。 蓋付き容器の、開封する前の状態を示す断面図である。 蓋付き容器の、開封中の状態を示す断面図である。 蓋付き容器の、開封中の状態を示す平面図である。 比較例の蓋材を示す平面図である。 比較例の蓋付き容器の、開封する前の状態を示す断面図である。 比較例の蓋付き容器の、開封中の状態を示す断面図である。 比較例の蓋付き容器の、開封中の状態を示す平面図である。 実施例1及び比較例1の評価結果を示す表である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明において同一又は相当要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、実施形態に係る蓋付き容器を示す正面図である。図2は、図1に示すII-II線における断面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態に係る蓋付き容器1は、容器2と、蓋材3と、を備える。
容器2は、矩形状の開口21と、開口21の周辺に形成されたフランジ22と、を有する。矩形状とは、実質的に矩形とみなせる形状であり、例えば、矩形の四隅が丸められた形状等も矩形状に含まれる。容器2には、例えば、食品等の内容物23が充填されている。内容物23は、開口21から取り出すことが可能である。フランジ22は、開口21と同様に矩形状に形成されている。
図3は、実施形態に係る蓋材を示す平面図である。図4は、蓋材の表面側の一部を拡大した平面図である。図5は、蓋材の裏面側の一部を拡大した底面図である。図1~図5に示すように、蓋材3は、容器2のフランジ22に接合されて容器2の開口21を塞ぐシート状の部材である。蓋材3の表面3aは、蓋付き容器1の上方に露出される面となっており、蓋材3の裏面3bは、容器2のフランジ22に接合される面となっている。
図6は、蓋材の一部を拡大した断面図である。図6に示すように、蓋材3は、シーラント層31と、紙基材層32と、が積層された積層体となっている。
シーラント層31は、蓋材3の裏面3bを形成して、容器2のフランジ22に接合される。フランジ22に対するシーラント層31の接合は、例えば、ヒートシールにより行われる。シーラント層31の材料は、特に限定されるものではなく、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)等とすることができる。耐熱性の観点から、シーラント層31はポリプロピレンであることが好ましい。
紙基材層32は、シーラント層31の表面3a側に配置されている。紙基材層32は、表面3aを形成してもよく、表面3aを形成しなくてもよい。例えば、紙基材層32の表面3a側にコート層等の他の層が配置されており、この他の層が表面3aを形成していてもよい。紙基材層32は、単層構造であってもよく、多層構造であってもよい。紙基材層32を多層構造とすることで、紙基材層32に容易に厚み及び剛性を持たせることができる。
なお、容器2は、蓋材3と同様に、シーラント層(不図示)と、紙基材層(不図示)と、が積層された積層体となっていてもよい。この場合、蓋付き容器1は、蓋材3のシーラント層31が容器2のシーラント層にヒートヒールされて構成されていてもよい。
図1~図6に示すように、蓋材3は、蓋本体33と、掴み部34と、裏半切れ線35と、表半切れ線36と、を備える。蓋本体33及び掴み部34のそれぞれは、シーラント層31と紙基材層32とが積層された積層体となっている。
蓋本体33は、容器2のフランジ22に接合されて容器2の開口21を塞ぐ部分である。蓋本体33は、フランジ22に接合されて開口21を塞ぐために、矩形状に形成されている。蓋本体33の四隅のうちの一つの角部を、角部41という。蓋本体33は、角部41を挟んで直線状に延びる第一外周辺部42及び第二外周辺部43を有する。第一外周辺部42及び第二外周辺部43は、蓋本体33の四つの直線状に延びる外周辺部のうちの、角部41を挟んで隣接する二つの外周辺部である。第一外周辺部42と第二外周辺部43とは、例えば、互いに直交する方向に延びている。
掴み部34は、蓋本体33を開封する際に掴む部分である。掴み部34は、蓋本体33の角部41に位置して、蓋本体33から第一方向D1に延びている。第一方向D1は、例えば、第一外周辺部42と直交する方向、第二外周辺部43と直交する方向、第一外周辺部42及び第二外周辺部43とのなす角度が同じとなる方向、角部41を通る蓋本体33の対角線方向、等とすることができる。そして、掴み部34は、第一方向D1とは反対の第二方向D2における先端部において、蓋本体33と接続されている。
掴み部34は、第二方向D2に延びて第二方向D2と直交する第三方向D3に配列される第一側辺部44及び第二側辺部45を有する。第一側辺部44及び第二側辺部45は、第三方向D3における掴み部34の端縁を形成するとともに、第二方向D2に延びている。そして、第一側辺部44の少なくとも一部は、蓋材3の表面3aから蓋材3の裏面3bまで切られた第一全切れ線46により形成されている。また、第二側辺部45の少なくとも一部は、蓋材3の表面3aから蓋材3の裏面3bまで切られた第二全切れ線47により形成されている。第一全切れ線46及び第二全切れ線47は、掴み部34との境界を成す蓋本体33の第一方向D1における端縁から、第二方向D2に延びている。
図6に示すように、裏半切れ線35は、蓋材3の裏面3bから蓋材3の表面3aに向けて蓋本体33に切り込まれた半切れ線である。表半切れ線36は、蓋材3の表面3aから蓋材3の裏面3bに向けて蓋本体33に切り込まれた半切れ線である。半切れ線は、ハーフカット線等とも呼ばれる。そして、蓋材3の厚さ方向D4において、表半切れ線36の先端36aは、裏半切れ線35の先端35aよりも裏面3b側に位置している。同様に、厚さ方向D4において、裏半切れ線35の先端35aは、表半切れ線36の先端36aよりも表面3a側に位置している。図3及び図4の平面図では、表半切れ線36を実線で示し、裏半切れ線35を破線で示している。図5の底面図では、裏半切れ線35を実線で示し、表半切れ線36を破線で示している。
図3~図5に示すように、裏半切れ線35は、裏半切れ本線51と、裏半切れ補助線52と、第一裏半切れ誘導線53と、第二裏半切れ誘導線54と、を有する。
裏半切れ本線51は、蓋本体33の角部41を除く蓋本体33の外周に沿って延びている。裏半切れ本線51は、第一裏半切れ本線55と、第二裏半切れ本線56と、を有する。第一裏半切れ本線55は、第一外周辺部42に沿って直線状に延びている。第二裏半切れ本線56は、第二外周辺部43に沿って直線状に延びている。裏半切れ本線51は、第一裏半切れ本線55から、角部41とは反対側の角部を回って、第二裏半切れ本線56まで延びている。
裏半切れ補助線52は、第一裏半切れ本線55の角部41側の先端55aから第二裏半切れ本線56の角部41側の先端56aまで延びている。つまり、裏半切れ補助線52は、裏半切れ本線51が形成されない第一裏半切れ本線55と第二裏半切れ本線56との間の角部41に形成されている。裏半切れ補助線52の形状は、特に限定されるものではない。例えば、裏半切れ補助線52は、直線状に延びていてもよく、曲線状に延びていてもよい。また、裏半切れ補助線52は、屈曲していてもよい。図面では、裏半切れ補助線52は、第一方向D1に凸となる円弧状に形成されて、第一裏半切れ本線55及び第二裏半切れ本線56に滑らかに接続されている。
図7は、裏半切れ線及び表半切れ線を説明するための、図4に対応する平面図である。図7に示すように、第一裏半切れ誘導線53は、第一裏半切れ本線55の延長線EL1よりも第一外周辺部42側から第一裏半切れ本線55まで延びている。第二裏半切れ誘導線54は、第二裏半切れ本線56の延長線EL2よりも第二外周辺部43側から第二裏半切れ本線56まで延びている。そして、第一裏半切れ誘導線53と第二裏半切れ誘導線54とは、第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びている。
例えば、第一裏半切れ誘導線53は、第一全切れ線46の第二方向D2における先端46a、又は第一全切れ線46の先端46aの近傍から、第一裏半切れ本線55まで延びている。第一全切れ線46の先端46aの近傍とは、例えば、先端46aを中心とした半径7.5mmの円の範囲をいう。また、第二裏半切れ誘導線54は、例えば、第二全切れ線47の第二方向D2における先端47a、又は第二全切れ線47の先端47aの近傍から、第二裏半切れ本線56まで延びている。第二全切れ線47の先端47aの近傍とは、例えば、先端47aを中心とした半径9.5mmの円の範囲をいう。裏半切れ線35、表半切れ線36、第一全切れ線46、及び第二全切れ線47を同時に形成する場合、これらを形成する刃を途切れなく連続させることは難しい。このため、製造容易性の観点から、第一全切れ線46と第一裏半切れ誘導線53とが離間するように、第一裏半切れ誘導線53は、第一全切れ線46の先端46aの近傍から第一裏半切れ本線55まで延びていることが好ましい。また、第二裏半切れ誘導線54と第二全切れ線47とが離間するように、第二裏半切れ誘導線54は、第二全切れ線47の先端47aの近傍から第二裏半切れ本線56まで延びていることが好ましい。
なお、第一裏半切れ誘導線53は、第一裏半切れ本線55の延長線EL1よりも第一外周辺部42側から延びていれば、第一全切れ線46の先端46a又は第一全切れ線46の先端46aの近傍から延びていなくてもよい。また、第二裏半切れ誘導線54は、第二裏半切れ本線56の延長線EL2よりも第二外周辺部43側から延びていれば、第二全切れ線47の先端47a、又は第二全切れ線47の先端47aの近傍から延びていなくてもよい。
第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54の形状は、特に限定されるものではない。例えば、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54は、直線状に延びていてもよく、曲線状に延びていてもよい。また、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54は、屈曲していてもよい。図面では、第一裏半切れ誘導線53は、第一全切れ線46の先端46aの近傍から第一裏半切れ本線55の先端55aまで、円弧状に湾曲しながら延びている。また、第二裏半切れ誘導線54は、第二全切れ線47の先端47aの近傍から第二裏半切れ本線56の先端56aまで、円弧状に湾曲しながら延びている。
図3~図5に示すように、表半切れ線36は、表半切れ本線61と、第一表半切れ誘導線63と、第二表半切れ誘導線64と、を有する。
表半切れ本線61は、蓋本体33の角部41を除く蓋本体33の外周に沿って延びている。表半切れ本線61は、第一表半切れ本線65と、第二表半切れ本線66と、を有する。第一表半切れ本線65は、第一外周辺部42と第一裏半切れ本線55との間において、第一外周辺部42に沿って直線状に延びている。第二表半切れ本線66は、第二外周辺部43と第二裏半切れ本線56との間において、第二外周辺部43に沿って直線状に延びている。表半切れ本線61は、第一表半切れ本線65から、角部41とは反対側の角部を回って、第二表半切れ本線66まで延びている。
図7に示すように、第一表半切れ誘導線63は、第一表半切れ本線65の延長線EL3よりも第一外周辺部42側から第一表半切れ本線65まで延びている。第二表半切れ誘導線64は、第二表半切れ本線66の延長線EL4よりも第二外周辺部43側から第二表半切れ本線66まで延びている。そして、第一表半切れ誘導線63と第二表半切れ誘導線64とは、第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びている。
例えば、第一表半切れ誘導線63は、第一全切れ線46の先端46a、又は第一全切れ線46の先端46aの近傍から、第一表半切れ本線65まで延びている。また、第二表半切れ誘導線64は、例えば、第二全切れ線47の先端47a、又は第二全切れ線47の先端47aの近傍から、第二表半切れ本線66まで延びている。上述したように、製造容易性の観点から、第一全切れ線46と第一表半切れ誘導線63とが離間するように、第一表半切れ誘導線63は、第一全切れ線46の先端46aの近傍から第一表半切れ本線65まで延びていることが好ましい。また、第二表半切れ誘導線64と第二全切れ線47とが離間するように、第二表半切れ誘導線64は、第二全切れ線47の先端47aの近傍から第二表半切れ本線66まで延びていることが好ましい。
なお、第一表半切れ誘導線63は、第一表半切れ本線65の延長線EL3よりも第一外周辺部42側から延びていれば、第一全切れ線46の先端46a又は第一全切れ線46の先端46aの近傍から延びていなくてもよい。また、第二表半切れ誘導線64は、第二表半切れ本線66の延長線EL4よりも第二外周辺部43側から延びていれば、第二全切れ線47の先端47a、又は第二全切れ線47の先端47aの近傍から延びていなくてもよい。
第一表半切れ誘導線63及び第二表半切れ誘導線64の形状は、特に限定されるものではない。例えば、第一表半切れ誘導線63及び第二表半切れ誘導線64は、直線状に延びていてもよく、曲線状に延びていてもよい。また、第一表半切れ誘導線63及び第二表半切れ誘導線64は、屈曲していてもよい。図面では、第一表半切れ誘導線63は、第一全切れ線46の先端46aの近傍から第一表半切れ本線65の角部41側の先端65aまで、直線状に延びている。また、第二表半切れ誘導線64は、第二全切れ線47の先端47aの近傍から第二表半切れ本線66の角部41側の先端66aまで、直線状に延びている。
図8は、裏半切れ線及び表半切れ線を説明するための、図4に対応する平面図である。図8に示すように、裏半切れ補助線52上の、掴み部34との距離が最も小さくなる点を点Pとする。また、点Pを通り、第三方向D3に延びる直線を仮想直線VLとする。また、仮想直線VLと、第一裏半切れ誘導線53と、が交わる点を第一基準点P1とする。また、仮想直線VLと、第一表半切れ本線65又は第一表半切れ誘導線63と、が交わる点を第二基準点P2とする。また、仮想直線VLと、第二裏半切れ誘導線54と、が交わる点を第三基準点P3とする。また、仮想直線VLと、第二表半切れ本線66又は第二表半切れ誘導線64と、が交わる点を第四基準点P4とする。これらの場合、第一基準点P1から第二基準点P2までの第一距離L1及び第三基準点P3から第四基準点P4までの第二距離L2は、5mm以下であることが好ましく、3.5mm以下であることがより好ましい。また、第一距離L1及び第二距離L2は、1mm以上であることが好ましく、蓋付き容器1の落下の衝撃で蓋材3が開封されるのを抑制する観点から2mm以上が好ましく、2.5mm以上であることがより好ましい。第一距離L1と第二距離L2とは、同じであってもよく、異なっていてもよい。
図1及び図2に示すように、蓋付き容器1では、表半切れ線36がフランジ22上に配置され、裏半切れ本線51がフランジ22よりも内側(開口21側)に配置されるように、蓋材3が容器2のフランジ22に接合されている。
ここで、図12を参照して、比較例の蓋材について説明する。図12は、比較例の蓋材を示す平面図である。図12に示すように、比較例の蓋材103は、基本的に本実施形態の蓋材3と同様であるが、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線の形状が異なる点のみ、本実施形態の蓋材3と相違する。比較例の蓋材103の蓋本体133に形成される裏半切れ線135は、裏半切れ本線51と、裏半切れ補助線52と、第一裏半切れ誘導線153と、第二裏半切れ誘導線154と、を有する。
第一裏半切れ誘導線153は、掴み部34の第一側辺部44がそのまま第二方向D2に延長されるように、第一全切れ線46の先端46aの近傍から裏半切れ補助線52まで第二方向D2に延びている。また、第二裏半切れ誘導線154は、掴み部34の第二側辺部45がそのまま第二方向D2に延長されるように、第二全切れ線47の先端47aの近傍から裏半切れ補助線52まで第二方向D2に延びている。このため、第一裏半切れ誘導線153と第二裏半切れ誘導線154とは、第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びておらず、互いに平行な方向に延びている。
このように構成される比較例の蓋材103では、第三方向D3における、裏半切れ線135から第一外周辺部42及び第二外周辺部43までの距離、及び第三方向D3における、裏半切れ線135から表半切れ線36までの距離が長い。つまり、第一裏半切れ誘導線153及び第二裏半切れ誘導線154での蓋本体133の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体133との接合力が大きい。
このため、図13に示すように、蓋材103が容器2のフランジ22に接合された蓋付き容器101において、蓋本体133を開封するために掴み部34を第二方向D2に引っ張った際に、紙基材層32内での層間剥離により蓋本体133の表面103aのみが薄く剥離すると、当該剥離の進行が裏半切れ補助線52及び裏半切れ本線51で停止し難くなる。図13は、比較例の蓋付き容器の、開封する前の状態を示す断面図である。その結果、図14及び図15に示すように、容器2の開口21が蓋本体133の裏面3b側の部分で覆われた開封不良となりやすい。図14は、比較例の蓋付き容器の、開封中の状態を示す断面図である。図15は、比較例の蓋付き容器の、開封中の状態を示す平面図である。図15では、層間剥離された蓋材103の剥離面103cを、細かいドットのハッチングで示している。なお、図15では、裏半切れ補助線52付近で蓋材103が破断されているように示しているが、この破断は、蓋本体133の層間剥離が裏半切れ補助線52を超えた後に、蓋本体133を層間剥離する引っ張り力により裏半切れ補助線52付近が引き裂かれたものである。つまり、裏半切れ補助線52から蓋本体133が開封されたものではない。
これに対し、本実施形態の蓋材3では、第一裏半切れ誘導線53と第二裏半切れ誘導線54とが、第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びているため、比較例の蓋材3と比べて、第三方向D3における、裏半切れ線35から第一外周辺部42及び第二外周辺部43までの距離、及び第三方向D3における、裏半切れ線35から表半切れ線36までの距離が長くなっている。つまり、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54での蓋本体33の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体33との接合力が小さくなっている。
このため、図9に示すように、蓋材3が容器2のフランジ22に接合された蓋付き容器1において、蓋本体33を開封するために掴み部34を第二方向D2に引っ張った際に、紙基材層32内での層間剥離により蓋本体33の表面3aのみが薄く剥離しても、当該剥離の進行が裏半切れ補助線52及び裏半切れ本線51で停止しやすくなる。図9は、蓋付き容器の、開封する前の状態を示す断面図である。その結果、図10及び図11に示すように、裏半切れ補助線52、第一裏半切れ本線55及び第二裏半切れ本線56から蓋本体33が開封されやすくなる。図10は、蓋付き容器の、開封中の状態を示す断面図である。図11は、の蓋付き容器の、開封中の状態を示す平面図である。図11では、層間剥離された蓋材3の剥離面3cを、細かいドットのハッチングで示している。
以上説明したように、本実施形態に係る蓋材3では、蓋本体33を開封するために掴み部34を第二方向D2に引っ張ると、蓋本体33が掴み部34に引っ張られて第二方向D2に破断される(引き裂かれる)。そして、裏半切れ線35が、第一裏半切れ本線55の延長線EL1よりも第一外周辺部42側から第一裏半切れ本線55まで延びる第一裏半切れ誘導線53と、第二裏半切れ本線56の延長線EL2よりも第二外周辺部43側から第二裏半切れ本線56まで延びる第二裏半切れ誘導線54と、を有し、第一裏半切れ誘導線53と第二裏半切れ誘導線54とが、第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びている。このため、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54がこのように形成されていない場合に比べて、第三方向D3における、裏半切れ線35から第一外周辺部42及び第二外周辺部43までの距離が短くなる。つまり、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54での蓋本体33の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体33との接合力を小さくすることができる。これにより、蓋本体33の表面3aのみが薄く剥離したとしても、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54において蓋本体33が破断されやすくなるとともに、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54から第一裏半切れ本線55及び第二裏半切れ本線56まで蓋本体33の破断が進行しやすくなるため、開封不良を低減することができる。
また、この蓋材3では、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54が直線状に延びていることで、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54を短くすることができるため、蓋本体33の破断を第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54に誘導させやすくすることができる。
また、この蓋材3では、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54が曲線状に延びていることで、蓋本体33の破断の、掴み部34から第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54への移行、及び第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54から第一裏半切れ本線55及び第二裏半切れ本線56への移行を、滑らかに行うことができる。
また、この蓋材3では、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54が屈曲していることで、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54の形状自由度を高めることができる。
また、この蓋材3では、第二方向D2に延びて第三方向D3に配列される第一側辺部44及び第二側辺部45の少なくとも一部が、蓋材3の表面3aから蓋材3の裏面3bまで切られた第一全切れ線46及び第二全切れ線47により形成されることで、掴み部34を第二方向D2に引っ張った際に、蓋本体33が第二方向D2に破断されやすくなる。これにより、蓋本体33の破断方向を適切に制御することができる。
また、この蓋材3では、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54が、第一全切れ線46の第二方向D2における先端46aの近傍及び第二全切れ線47の第二方向D2における先端47aの近傍から延びていることで、第一全切れ線46及び第二全切れ線47と第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54とを同時に形成することができるとともに、第一全切れ線46及び第二全切れ線47から第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54に蓋本体33への破断の進行を容易に行うことができる。
また、この蓋材3では、蓋材3の表面3aから蓋材3の裏面3bに向けて蓋本体33に切り込まれた表半切れ線36を備えることで、掴み部34を第二方向D2に引っ張った際に、表半切れ線36から蓋本体33の層間剥離を進行させることができる。そして、蓋材3の厚さ方向D4において、表半切れ線36の先端36aが裏半切れ線35の先端35aよりも裏面3b側に位置することで、表半切れ線36から進行した蓋本体33の層間剥離を裏半切れ線35で停止させることができる。これにより、開封不良を低減することができる。
更に、表半切れ線36が、第一表半切れ本線65及び第二表半切れ本線66と、第一表半切れ誘導線63及び第二表半切れ誘導線64と、を有することで、蓋本体33の破断を、第一表半切れ誘導線63及び第二表半切れ誘導線64から第一表半切れ本線65及び第二表半切れ本線66に進行させることができる。このとき、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54に沿った蓋本体33の破断を阻害しようとするのは、第三方向D3における、裏半切れ線35と表半切れ線36との間の領域の、容器2のフランジ22と蓋本体33との接合力となる。そして、この蓋材3では、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54がこのように形成されていない場合に比べて、第三方向D3における、裏半切れ線35から表半切れ線36までの距離が短くなる。つまり、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54での蓋本体33の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体33との接合力を小さくすることができる。これにより、蓋本体33の表面3aのみが薄く剥離したとしても、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54において蓋本体33が破断されやすくなるため、開封不良を低減することができる。
また、この蓋材3では、第一表半切れ誘導線63と第二表半切れ誘導線64とが第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びることで、第一表半切れ誘導線63及び第二表半切れ誘導線64から第一表半切れ本線65及び第二表半切れ本線66に向かって蓋本体33の破断を円滑に進行させることができる。
また、この蓋材3では、第一裏半切れ本線55の角部41側の先端55aから第二裏半切れ本線56の角部41側の先端56aまで延びる裏半切れ補助線52を有することで、蓋本体33の表面3aのみが薄く剥離したとしても、当該剥離の進行を裏半切れ補助線52において停止させることができる。
また、この蓋材3では、第一基準点P1から第二基準点P2までの第一距離L1及び第三基準点P3から第四基準点P4までの第二距離L2が5mm以下、又は3.5mm以下であることで、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54での蓋本体33の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体33との接合力を小さくすることができる。これにより、蓋本体33の表面3aのみが薄く剥離したとしても、蓋本体33は、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54において蓋本体33が破断されやすくなるため、開封不良を低減することができる。一方、第一距離L1及び第二距離L2が2mm以上、又は2.5mm以上であることで、蓋付き容器1の落下の衝撃で蓋材3が開封されるのを抑制することができる。
また、この蓋材3では、シーラント層31を有することで、容器2のフランジ22に対する蓋材3の接合をヒートシールにより行うことができる。そして、シーラント層31の表面3a側に紙基材層32が配置されるため、蓋材3の表面3a側に様々な意匠等を容易に付与することができる。
また、この蓋材3では、シーラント層31がポリプロピレンであるため、蓋材3の耐熱性を向上することができる。なお、シーラント層31がポリプロピレンである場合は、蓋材3を破断し難くなるが、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54を有するため、開封不良を低減することができる。
本実施形態に係る蓋付き容器1では、上述した蓋材3が容器2のフランジ22に接合されて容器2の開口21を塞ぐため、開封不良を低減することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用してもよい。
例えば、上記実施形態では、蓋材に裏半切れ線及び表半切れ線が形成されているものとして説明したが、蓋材に表半切れ線が形成されていないものとしてもよい。また、上記実施形態では、蓋材に第一全切れ線及び第二全切れ線が形成されていえるものとして説明したが、蓋材に表半切れ線が形成されていないものとしてもよい。これらの場合であっても、第一裏半切れ誘導線及び第二裏半切れ誘導線を有することで、開封不良を低減することができる。
次に、本発明の実施例について説明する。但し、本発明は、以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
坪量が310g/mのカップ原紙(三菱耐水;三菱製紙株式会社製)の未コート面側にアンカーコート剤(アローベースDC-5010;ユニチカ株式会社製)を塗布後、押し出しラミネートでポリプロピレン樹脂(FL02T;日本ポリプロ株式会社製)を積層して原反を作製した。作製した原反からトムソン刃で図3~図5に示す構造を有する紙製の蓋材を打抜いた。打抜いた蓋材は、第一基準点P1から第二基準点P2までの第一距離L1が4.28mmであり、第三基準点P3から第四基準点P4までの第二距離L2が4.13mmであった(図8参照)。そして、坪量320g/mのカップ原紙(H2カップ;北越コーポレーション株式会社製)に30μmのポリプロピレン樹脂(FL02T;日本ポリプロ株式会社製)を積層した構成の紙トレーに内容物である炒飯を充填した。内容物が充填され紙トレーに打抜いた蓋材をヒートシールすることで、50個の蓋付き容器を作製した。そして、作製した50個の蓋付き容器について開封試験を行った。開封試験では、蓋付き容器を24時間冷凍庫内で保管した後、電子レンジにより500Wで5分間加熱した。その後、蓋材を開封するために掴み部を第二方向に引っ張った。その結果、裏半切れ線から蓋材が開封された場合を評価Aとし、裏半切れ線から蓋材が開封されなかった場合を評価Bとした。評価結果を図16に示す。
(比較例1)
実施例1と同様の方法で原反を作成し、作成した原反からトムソン刃で図12に示す構造を有する紙製の蓋材を打抜いた。打抜いた蓋材は、第一基準点P1から第二基準点P2までの第一距離L1が5.25mmであり、第三基準点P3から第四基準点P4までの第二距離L2が6.19mmであった。また、実施例1と同様の方法で、紙トレーを作製するとともに、内容物が充填され紙トレーに打抜いた蓋材をヒートシールすることで、50個の蓋付き容器を作製した。そして、作製した50個の蓋付き容器について実施例1と同様の開封試験を行った。評価結果を図16に示す。
(評価)
図16に示すように、比較例1では、評価Bが8個もあったのに対し、実施例1では、評価Bが2つしかなかった。比較例1では、第一裏半切れ誘導線153と第二裏半切れ誘導線154とが第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びておらず、第一基準点P1から第二基準点P2までの第一距離L1及び第三基準点P3から第四基準点P4までの第二距離L2が5mmよりも大きい。このため、第一裏半切れ誘導線153及び第二裏半切れ誘導線154での蓋本体133の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体133との接合力が大きくなり、裏半切れ線135から蓋材103が開封されないケースが多かったものと推察される。一方、実施例1では、第一裏半切れ誘導線53と第二裏半切れ誘導線54とが第二方向D2に向かうに従い互いに離間する方向に延びており、第一基準点P1から第二基準点P2までの第一距離L1及び第三基準点P3から第四基準点P4までの第二距離L2が5mm以下である。このため、第一裏半切れ誘導線53及び第二裏半切れ誘導線54での蓋本体33の破断を阻害する、容器2のフランジ22と蓋本体33との接合力が小さくなり、裏半切れ線35から蓋材3が開封されないケースが減少したものと推察される。
1…蓋付き容器、2…容器、3…蓋材、3a…表面、3b…裏面、3c…剥離面、21…開口、22…フランジ、23…内容物、31…シーラント層、32…紙基材層、33…蓋本体、34…掴み部、35…裏半切れ線、35a…先端、36…表半切れ線、36a…先端、41…角部、42…第一外周辺部、43…第二外周辺部、44…第一側辺部、45…第二側辺部、46…第一全切れ線、46a…先端、47…第二全切れ線、47a…先端、51…裏半切れ本線、52…裏半切れ補助線、53…第一裏半切れ誘導線、54…第二裏半切れ誘導線、55…第一裏半切れ本線、55a…先端、56…第二裏半切れ本線、56a…先端、61…表半切れ本線、63…第一表半切れ誘導線、64…第二表半切れ誘導線、65…第一表半切れ本線、66…第二表半切れ本線、101…蓋付き容器、103…蓋材、103a…表面、103c…剥離面、133…蓋本体、135…裏半切れ線、153…第一裏半切れ誘導線、154…第二裏半切れ誘導線、D1…第一方向、D2…第二方向、D3…第三方向、D4…厚さ方向、EL1…延長線、EL2…延長線、EL3…延長線、EL4…延長線、L1…第一距離、L2…第二距離、P…点、P1…第一基準点、P2…第二基準点、P3…第三基準点、P4…第四基準点、VL…仮想直線。

Claims (13)

  1. 矩形状の開口と前記開口の周辺に形成されたフランジとを有する容器の前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐシート状の蓋材であって、
    前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ矩形状の蓋本体と、
    前記蓋本体の角部に位置して、前記蓋本体から第一方向に延びる掴み部と、
    前記蓋材の裏面から前記蓋材の表面に向けて前記蓋本体に切り込まれた裏半切れ線と、を備え、
    前記蓋本体は、前記角部を挟んで直線状に延びる第一外周辺部及び第二外周辺部を有し、
    前記裏半切れ線は、
    前記第一外周辺部に沿って直線状に延びる第一裏半切れ本線と、
    前記第二外周辺部に沿って直線状に延びる第二裏半切れ本線と、
    前記第一裏半切れ本線の延長線よりも前記第一外周辺部側から前記第一裏半切れ本線まで延びる第一裏半切れ誘導線と、
    前記第二裏半切れ本線の延長線よりも前記第二外周辺部側から前記第二裏半切れ本線まで延びる第二裏半切れ誘導線と、を有し、
    前記第一裏半切れ誘導線と前記第二裏半切れ誘導線とは、前記第一方向とは反対の第二方向に向かうに従い互いに離間する方向に延びる、
    蓋材。
  2. 前記第一裏半切れ誘導線及び前記第二裏半切れ誘導線は、直線状に延びている、
    請求項1に記載の蓋材。
  3. 前記第一裏半切れ誘導線及び前記第二裏半切れ誘導線は、曲線状に延びている、
    請求項1に記載の蓋材。
  4. 前記第一裏半切れ誘導線及び前記第二裏半切れ誘導線は、屈曲している、
    請求項1に記載の蓋材。
  5. 前記掴み部は、前記第二方向に延びて前記第二方向と直交する第三方向に配列される第一側辺部及び第二側辺部を有し、
    前記第一側辺部の少なくとも一部は、前記蓋材の前記表面から前記蓋材の前記裏面まで切られた第一全切れ線により形成され、
    前記第二側辺部の少なくとも一部は、前記蓋材の前記表面から前記蓋材の前記裏面まで切られた第二全切れ線により形成される、
    請求項1に記載の蓋材。
  6. 前記第一裏半切れ誘導線は、前記第一全切れ線の前記第二方向における先端の近傍から前記第一裏半切れ本線まで延び、
    前記第二裏半切れ誘導線は、前記第二全切れ線の前記第二方向における先端の近傍から前記第二裏半切れ本線まで延びる、
    請求項5に記載の蓋材。
  7. 前記蓋材の前記表面から前記蓋材の前記裏面に向けて前記蓋本体に切り込まれた表半切れ線を更に備え、
    前記蓋材の厚さ方向において、前記表半切れ線の先端は、前記裏半切れ線の先端よりも前記裏面側に位置し、
    前記表半切れ線は、
    前記第一外周辺部と前記第一裏半切れ本線との間において、前記第一外周辺部に沿って直線状に延びる第一表半切れ本線と、
    前記第二外周辺部と前記第二裏半切れ本線との間において、前記第二外周辺部に沿って直線状に延びる第二表半切れ本線と、
    前記第一表半切れ本線の延長線よりも前記第一外周辺部側から前記第一表半切れ本線まで延びる第一表半切れ誘導線と、
    前記第二表半切れ本線の延長線よりも前記第二外周辺部側から前記第二表半切れ本線まで延びる第二表半切れ誘導線と、を有する、
    請求項1に記載の蓋材。
  8. 前記第一表半切れ誘導線と前記第二表半切れ誘導線とは、前記第二方向に向かうに従い互いに離間する方向に延びる、
    請求項7に記載の蓋材。
  9. 前記裏半切れ線は、前記第一裏半切れ本線の前記角部側の先端から前記第二裏半切れ本線の前記角部側の先端まで延びる裏半切れ補助線を更に有する、
    請求項7に記載の蓋材。
  10. 前記裏半切れ補助線上の前記掴み部との距離が最も小さくなる点を通り、前記第一方向と直交する第三方向に延びる直線を仮想直線とし、
    前記仮想直線と前記第一裏半切れ誘導線とが交わる点を第一基準点とし、
    前記仮想直線と前記第一表半切れ本線又は前記第一表半切れ誘導線とが交わる点を第二基準点とし、
    前記仮想直線と前記第二裏半切れ誘導線とが交わる点を第三基準点とし、
    前記仮想直線と前記第二表半切れ本線又は前記第二表半切れ誘導線とが交わる点を第四基準点とした場合、
    前記第一基準点から前記第二基準点までの第一距離及び前記第三基準点から前記第四基準点までの第二距離は、5mm以下である、
    請求項9に記載の蓋材。
  11. 前記蓋材は、シーラント層と、前記シーラント層の前記表面側に配置される紙基材層と、を有する、
    請求項1に記載の蓋材。
  12. 前記シーラント層は、ポリプロピレンである、
    請求項11に記載の蓋材。
  13. 矩形状の開口と、前記開口の周辺に形成されたフランジと、を有する容器と、
    前記フランジに接合されて前記開口を塞ぐ、請求項1~12の何れか一項に記載の蓋材と、を備える、
    蓋付き容器。

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