JP2023152777A - 金型装置 - Google Patents

金型装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2023152777A
JP2023152777A JP2023033377A JP2023033377A JP2023152777A JP 2023152777 A JP2023152777 A JP 2023152777A JP 2023033377 A JP2023033377 A JP 2023033377A JP 2023033377 A JP2023033377 A JP 2023033377A JP 2023152777 A JP2023152777 A JP 2023152777A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
nest
cavity
mold device
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2023033377A
Other languages
English (en)
Inventor
弘 毛利
Hiroshi Mori
将樹 ▲徳▼留
Masaki Tokudome
央 松島
Hiroshi Matsushima
宏昭 岩西
Hiroaki Iwanishi
拓弥 川島
Takuya Kawashima
慎一 延原
Shinichi NOBUHARA
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Publication of JP2023152777A publication Critical patent/JP2023152777A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/33Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts
    • B29C45/332Mountings or guides therefor; Drives therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1671Making multilayered or multicoloured articles with an insert
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/0025Preventing defects on the moulded article, e.g. weld lines, shrinkage marks
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2602Mould construction elements
    • B29C45/2606Guiding or centering means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/36Moulds having means for locating or centering cores
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/36Moulds having means for locating or centering cores
    • B29C2045/363Moulds having means for locating or centering cores using a movable core or core part
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3044Bumpers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

【解決手段】金型装置10において、入れ子16は、射出成形時に、第2金型14のうち第2キャビティ部18bを形成する側部24が射出圧によって第2方向の外方に変形するとともに当該側部の変形に伴って変位する。駆動部44は、入れ子を、成形品300を成形可能な成形位置と成形品を離型可能な退避位置とに進退可能なように第1方向と第2方向とに交差する駆動方向に移動させる。入れ子は、駆動部に揺動可能に取り付けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、金型装置に関する。
金型装置は、例えば、固定型、可動型及び入れ子を備える。固定型、可動型及び入れ子は、成形品を射出成形するためのキャビティを形成する。キャビティは、第1キャビティ部、第2キャビティ部及び第3キャビティ部を含む。第1キャビティ部は、可動型の型締め方向である第1方向と直交する第2方向に延在する。第2キャビティ部は、第1キャビティ部から第2方向と交差する方向に延在する。第3キャビティ部は、第2キャビティ部の端部に位置して成形品のアンダーカット部を成形する。
固定型は、成形品の外面を成形する。可動型は、成形品の内面を成形する。入れ子は、アンダーカット部を成形する。このような金型装置では、第2方向に型締め力が作用しないため、射出成形時に、固定型のうち第2キャビティ部の外面を成形する側部が射出圧によって第2方向の外方に変形する。そうすると、側部の成形面(キャビティを成形する面)が入れ子の成形面(キャビティを成形する面)に対してずれるため、成形品にバリが発生することがある。
例えば、特許文献1に記載の金型装置では、射出成形時に、固定型の側部が射出圧によって第2方向の外方に変形するとともに当該側部が入れ子を第2方向の外方に押すことにより、入れ子をスライド移動させている。これにより、側部の成形面と入れ子の成形面との位置ずれが抑制され、成形品のバリの発生が抑えられる。当該金型装置は、第2方向に沿って入れ子を進退させる駆動部を有する。
特開2020-82598号公報
ところで、金型装置では、第1方向及び第2方向と交差する方向に入れ子が進退するように駆動部を配置することがある。そうすると、射出成形時に側部が変形する方向と駆動部による入れ子の進退方向とが互いに異なるため、入れ子の第2方向への移動が駆動部によって阻止される。この場合、射出成形時に側部の変形に伴って入れ子を第2方向の外方に変位させることができない。
本発明は、上述した課題を解決することを目的とする。
本発明の一態様は、第1金型、第2金型及び入れ子によって成形品を射出成形するためのキャビティを形成し、前記キャビティは、前記第1金型及び前記第2金型の型締め方向である第1方向と直交する第2方向に延在した第1キャビティ部と、前記第1キャビティ部から前記第2方向と交差する方向に延びた第2キャビティ部と、前記第2キャビティ部の延出端部に位置して前記成形品のアンダーカット部を成形するための第3キャビティ部とを有し、前記第1金型は、前記成形品の内面を成形し、前記第2金型は、前記成形品の外面を成形し、前記入れ子は、前記アンダーカット部を成形し、射出成形時に、前記第2金型のうち前記第2キャビティ部を形成する側部が射出圧によって前記第2方向の外方に変形するとともに当該側部の変形に伴って前記入れ子が変位する金型装置であって、前記入れ子を、前記成形品を成形可能な成形位置と前記成形品を離型可能な退避位置とに進退可能なように前記第2方向に交差する駆動方向に移動させるための駆動部を備え、前記入れ子は、前記駆動部に揺動可能に取り付けられている、金型装置である。
本発明によれば、入れ子が駆動部に揺動可能に取り付けられている。これにより、射出成形時に側部が変形する方向と入れ子の進退方向とが互いに異なっていても、側部の変形に伴い入れ子を第2方向の外方に変位させることができる。よって、成形品のバリの発生を抑制できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る金型装置の一部省略縦断面図である。 図2は、図1の一部拡大断面図である。 図3は、図2のIII-III線に沿った一部省略横断面図である。 図4は、入れ子の第1金型への組み付けの手順を示す第1説明図である。 図5は、入れ子の第1金型への組み付けの手順を示す第2説明図である。 図6は、入れ子が傾動した状態を示す金型装置の一部省略縦断面図である。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係る金型装置10は、例えば、車両のバンパー等の成形品300(図6参照)を射出成形する。成形品300は、車両のバンパーに限定されない。
金型装置10は、第1金型12、第2金型14及び入れ子16を備える。第1金型12、第2金型14及び入れ子16は、成形品300を射出成形するためのキャビティ18を形成する。キャビティ18は、第1キャビティ部18a、第2キャビティ部18b及び第3キャビティ部18cを含む。
第1キャビティ部18aは、第1金型12及び第2金型14の型締め方向である第1方向(矢印Z方向)と直交する第2方向(矢印X方向)に延在している。第2キャビティ部18bは、第1キャビティ部18aの端部から第1方向及び第2方向に交差する方向に延びている。第3キャビティ部18cは、第2キャビティ部18bの延出端部から第2方向の内方(矢印X1方向)に向かって延びている。第3キャビティ部18cは、成形品300のアンダーカット部302(図6参照)を成形するための空間である。
第1金型12及び第2金型14は、第1方向に互いに向かい合うように配置されている。第1金型12は可動型であり、第2金型14は固定型である。ただし、金型装置10において、第1金型12が固定型であり、第2金型14が可動型であってもよい。第2金型14は、第1金型12の矢印Z1方向に位置する。
第1金型12は、第2金型14に対して型締め方向(矢印Z1方向)及び型開き方向(矢印Z2方向)に移動可能である。第1金型12は、成形品300の内面を成形する。第1金型12は、第1内側成形面20a、第2内側成形面20b及び第3内側成形面20cを有する。
第2金型14は、成形品300の外面を成形する。第2金型14は、第1外側成形面22a及び第2外側成形面22bを有する。第1外側成形面22aと第1内側成形面20aは、第1金型12及び第2金型14の型締め状態(以下、単に「型締め状態」という)で、互いに向かい合うとともに第1キャビティ部18aを形成する。第2外側成形面22bと第2内側成形面20bとは、型締め状態で、互いに向かい合うとともに第2キャビティ部18bを形成する。
第2金型14は、第2キャビティ部18bを形成する側部24を含む。側部24は、第2外側成形面22bを有する。側部24には、矢印Z1方向に向かって窪む嵌合凹部26が形成されている。嵌合凹部26は、矢印Z1方向に向かって幅狭に形成されている。換言すれば、嵌合凹部26の矢印X方向に沿った幅は、矢印Z1方向に向かって狭くなっている。
入れ子16は、第1成形面28a及び第2成形面28bを有する。第1成形面28aは、型締め状態で、第2外側成形面22bに段差なく連なるように配置される。第1成形面28aは、第2外側成形面22bとともに成形品300の外面(意匠面)を成形する。第1成形面28aは、第2キャビティ部18b及び第3キャビティ部18cの境界部を形成する。第2成形面28bは、第1成形面28aから第2方向の内方(矢印X1方向)に向かって延びている。第2成形面28bと第3内側成形面20cとは、第3キャビティ部18cを形成する。
図2及び図3に示すように、入れ子16は、入れ子本体30、嵌合凸部32及び接続部34を有する。入れ子本体30は、第1方向及び第2方向と直交する第3方向(駆動方向、矢印Y方向)に沿って延在している。
入れ子本体30のうち第2方向の内方を向く面(第1金型12と向かい合う面)には、凹部35が形成されている。凹部35は、第1溝36及び第2溝38を含む。第1溝36は、矢印Y方向に沿って延在している。第1溝36は、入れ子16の矢印Z方向の中間部分に位置する。第1溝36の横断面形状は、例えば、四角形状である(図2参照)。
第2溝38は、第1溝36の溝底面36aに形成されている。第2溝38は、第1溝36の全長に亘って延在している。第2溝38の横断面形状は、例えば、四角形状である。第2溝38の溝幅(矢印Z方向に沿った長さ)は、第1溝36の溝幅(矢印Z方向に沿った長さ)よりも狭い。
図2において、第2溝38の溝底面38aには、矢印X方向に沿って直線状に延在した貫通孔40が形成されている。貫通孔40は、入れ子本体30のうち第2方向の外方(矢印X2方向)を向く面に開口している。貫通孔40は、後述する案内部材46を第1金型12に取り付けるための孔である。
嵌合凸部32は、入れ子本体30の矢印Z1方向を向く面から矢印Z1方向に向かって突出している。嵌合凸部32は、型締め状態で、第2金型14の嵌合凹部26に嵌合する。嵌合凸部32は、矢印Z1方向に向かって幅狭に形成されている。
図3において、接続部34は、入れ子本体30の第3方向(矢印Y方向)の端部に位置する。接続部34には、接続孔42が形成されている。接続孔42は、第1接続孔42a及び第2接続孔42bを含む。第1接続孔42aは、矢印Y方向に沿って延在した円形孔である。第1接続孔42aは、接続部34のうち入れ子本体30とは反対方向の面に開口している。第2接続孔42bは、第1接続孔42aのうち入れ子本体30に近い端部に連通する円形孔である。第2接続孔42bの内径は、第1接続孔42aの内径よりも大きい。
図2及び図3に示すように、金型装置10は、駆動部44、案内部材46、支持部材48をさらに有する。図3において、駆動部44は、入れ子16を、成形品300を成形可能な成形位置と成形品300を離型可能な退避位置とに進退可能なように第3方向(第1方向と第2方向とに交差する方向)に移動させる。
駆動部44は、例えば、エアシリンダ装置である。ただし、駆動部44は、電動シリンダ装置であってもよい。駆動部44は、シリンダ部50及びロッド部52を有する。シリンダ部50は、図示しない取付部材によって第1金型12に固定されている。シリンダ部50は、図示しないピストンが矢印Y方向に摺動するシリンダ孔(不図示)を有する。
ロッド部52は、接続孔42に挿入されている。具体的に、ロッド部52は、第1ロッド部52a及び第2ロッド部52bを有する。第1ロッド部52aは、第1接続孔42aに挿入される。第1ロッド部52aは、矢印Y方向に延在している。第1ロッド部52aは、例えば、円柱状に形成されている。
第1ロッド部52aのうち入れ子本体30とは反対方向の端部は、シリンダ部50の図示しないピストンに連結されている。第1ロッド部52aの外径は、第1接続孔42aの内径よりも小さい。換言すれば、第1ロッド部52aの外周面と第1接続孔42aとの内周面との間には、第1隙間S1が形成されている。
第2ロッド部52bは、第2接続孔42bに挿入されている。第2ロッド部52bは、例えば、円柱状に形成されている。第2ロッド部52bは、第1ロッド部52aよりも大径である。すなわち、第2ロッド部52bは、第1ロッド部52aよりも径方向外方に突出している。
第2ロッド部52bの外径は、第1接続孔42aの内径よりも大きく且つ第2接続孔42bの内径よりも小さい。換言すれば、第2ロッド部52bの外周面と第2接続孔42bの内周面との間には、第2隙間S2が形成されている。第1隙間S1及び第2隙間S2は、入れ子16がロッド部52の周方向に沿って駆動部44に対して傾動可能(回転可能)な大きさに設定されている。
図2及び図3に示すように、案内部材46は、入れ子16を第3方向(矢印Y方向)に沿って案内する。案内部材46は、第1金型12に固定される。案内部材46は、矢印Y方向に延在している。図2において、案内部材46は、T字状の横断面形状を有する。案内部材46は、例えば、金属材料によって構成されている。
案内部材46は、複数の締結部材54によって第1金型12の取付面56に取り付けられる。取付面56は、矢印X2方向を向いている。複数の締結部材54は、例えば、ボルトである。取付面56には、締結部材54が螺合する締結穴58が形成されている。案内部材46には、複数の締結部材54が挿通される複数の挿通孔60が形成されている。案内部材46は、係合部62及び延出部64を有する。
係合部62は、第2溝38内に配置されている。係合部62の横断面形状は、例えば、矢印Z方向に延びた矩形状である。延出部64は、係合部62から取付面56に向かって延出している。延出部64の横断面形状は、例えば、矢印X方向に延びた矩形状である。延出部64の矢印X1方向の端部は、取付面56に接触している。係合部62は、延出部64よりも矢印Z1方向及び矢印Z2方向に突出している。
係合部62のうち矢印Z方向の一対の外側面62aは、第2溝38の一対の溝側面38bを向いている。係合部62のうち矢印X1方向の一対の第1外面62bは、支持部材48を向いている。係合部62のうち矢印X2方向の第2外面62cは、第2溝38の溝底面38aを向いている。第2外面62cと溝底面38aとの間には、所定の隙間が形成されている。
外側面62a及び第1外面62bには、例えば、補強部材65が埋設されている。補強部材65は、例えば、グラファイトによって構成されている。これにより、案内部材46が摩耗し難くなる。ただし、外側面62a及び第1外面62bには、案内部材46を構成する材料よりも硬い補強材料がコーティングされてもよい。なお、図1~図4では、便宜上、外側面62a及び溝側面38bの隙間と第2外面62c及び溝底面38aの隙間とを誇張して示している。
支持部材48は、入れ子16がロッド部52を中心にロッド部52の周方向に傾動可能なように入れ子16を案内部材46に支持する。支持部材48は、一対の支持本体66を備える。一対の支持本体66は、矢印Z方向に互いに離間した状態で第1溝36内に配置される。一対の支持本体66の間の隙間には、案内部材46の延出部64が挿通される。
一対の支持本体66の隙間は、案内部材46の矢印Z方向に沿った長さよりも狭い。支持本体66は、例えば、金属材料によって板状に形成されている。支持本体66は、第2溝38内に配置された係合部62の第1外面62bを矢印X1方向から覆う。一対の支持本体66は、係合部62が第2溝38から抜け出ることを阻止する。
支持本体66には、支持本体66を入れ子本体30に取り付けるための複数の固定部材68が挿通する複数(例えば、2つ)の段付き孔70が形成されている。固定部材68は、ボルトであって、頭部72と軸部74とを有する。頭部72の外径は、軸部74の外径よりも大きい。軸部74は、第1溝36の溝底面36aに形成された固定穴76に螺合される。
複数の段付き孔70は、矢印Y方向に互いに離れて位置する(図3参照)。段付き孔70は、大径孔70aと小径孔70bとを含む。大径孔70aは、支持部材48の矢印X1方向の外面に開口する。小径孔70bは、支持本体66の矢印X2方向の外面に開口する。大径孔70aは、小径孔70bに連通する。大径孔70a及び小径孔70bは、同軸に配置されている。大径孔70aには、固定部材68の頭部72が配置される。小径孔70bには、固定部材68の軸部74が挿通される。
大径孔70aには、環状の弾性部材78が取り付けられている。弾性部材78は、例えば、ウレタン等の軟質な樹脂材料によって構成されるのが好ましい。弾性部材78は、固定部材68の軸部74が挿通する孔80を有する。支持本体66は、固定部材68によって弾性部材78を介して入れ子本体30に取り付けられている。
次に、入れ子16の第1金型12への取り付けについて説明する。図4に示すように、まず、入れ子16に案内部材46及び支持部材48を組み付ける。つまり、入れ子本体30の第2溝38内に案内部材46の係合部62を配置するとともに一対の支持本体66を第1溝36に配置した状態で、複数の固定部材68によって、弾性部材78を介して支持本体66を入れ子本体30に固定する。これにより、入れ子16、支持部材48及び案内部材46が一体化される。
続いて、図5に示すように、第1金型12の取付面56に案内部材46を固定する。具体的に、案内部材46の挿通孔60の位置を取付面56の締結穴58に合わせた状態で、締結部材54を入れ子本体30の貫通孔40から案内部材46の挿通孔60に通して締結穴58に締結する。これにより、入れ子16を第1金型12に簡単に取り付けることができる。
次に、金型装置10を用いて成形品300を射出成形する手順について説明する。なお、初期状態において、入れ子16は、成形位置にある。まず、第1金型12を型締め方向である第1方向(矢印Z1方向)に向かって移動させる。そうすると、入れ子16の嵌合凸部32が第2金型14の嵌合凹部26に挿入される。
第1金型12の型締めが完了すると、第1金型12、第2金型14及び入れ子16の間にキャビティ18が形成される(図1参照)。その後、第2金型14の図示しないスプルーからキャビティ18に溶融樹脂を注入する。これにより、キャビティ18に溶融樹脂が充填される。
このとき、第2金型14の側部24には、第2キャビティ部18bに充填された溶融樹脂によって第2方向の外方(矢印X2方向)に沿った射出圧が作用する。そのため、図6に示すように、側部24は、矢印X2方向に押し広げられるように変形する。換言すれば、側部24の第2外側成形面22bの位置が矢印X2方向にずれる。側部24が矢印X2方向に変形すると、嵌合凸部32が側部24によって矢印X2方向に押されるため、入れ子16には、ロッド部52を中心に回転しようとする力が作用する。そのため、入れ子16は、案内部材46及び駆動部44に対して矢印X2方向に傾動する。
図6では、入れ子16の傾動角度を誇張して示しているが、実際には、傾動角度は相当に小さい。具体的に、入れ子16の接続部34は、駆動部44のロッド部52に対してロッド部52の周方向に回転する。また、このとき、弾性部材78は、固定部材68の頭部72に押されて圧縮変形する。これにより、入れ子16を案内部材46に対して円滑に傾動させることができる。
入れ子16が傾動すると、第1成形面28aが矢印X2方向にずれるため、第2外側成形面22bと第2成形面28bとの間に段差が形成されることを抑制できる。すなわち、成形品300の外面(意匠面)に段差が形成されることを抑えることができる。よって、側部24の変形に伴うバリの発生を抑えることができる。
キャビティ18に充填された溶融樹脂が固化すると、第1金型12を型開き方向である矢印Z2方向に移動させる。その後、入れ子16を成形位置から退避位置まで矢印Y方向に沿って後退させる。これにより、第1金型12から成形品300を離型させることができる。
本実施形態によれば、入れ子16が駆動部44に揺動可能に取り付けられている。これにより、射出成形時に側部24が変形する方向と入れ子16の進退方向とが互いに異なっていても、側部24の変形に伴い入れ子16を第2方向の外方に変位させることができる。よって、成形品300のバリの発生を抑制できる。
入れ子16は、側部24の変形に伴って駆動部44に対して傾動する。
このような構成によれば、駆動部44に対して入れ子16を傾動させることにより、第1成形面28aを矢印X2方向に効率よく変位させることができる。
駆動部44は、第3方向(駆動方向)に沿って延在したロッド部52を有する。入れ子16は、ロッド部52が挿入される接続孔42を有する。ロッド部52の外周面と接続孔42の内周面との間には、入れ子16がロッド部52の周方向に沿って傾動可能なように第1隙間S1及び第2隙間S2が設けられている。
このような構成によれば、入れ子16と駆動部44の接続構造を簡素にできる。
金型装置10は、案内部材46及び支持部材48を備える。案内部材46は、第1金型12の取付面56に取り付けられるとともに入れ子16を当該入れ子16の進退方向(駆動方向)に沿って案内する。支持部材48は、射出成形時に側部24に押された入れ子16が傾動可能なように当該入れ子16を案内部材46に支持する。
このような構成によれば、案内部材46によって入れ子16の傾動が妨げられることなく入れ子16を第3方向に沿って円滑に進退させることができる。
入れ子16のうち取付面56を向く面には、凹部35(第1溝36及び第2溝38)が形成されている。案内部材46は、第2溝38に挿入された係合部62と係合部62から取付面56に向かって延出した延出部64と、を有する。係合部62は、延出部64よりも第1方向に突出している。支持部材48は、係合部62と第1金型12との間に位置するように入れ子16に取り付けられている。案内部材46は、締結部材54によって取付面56に締結される。
このような構成によれば、入れ子16を第1金型12の取付面56に対してスライド可能な状態で容易に取り付けることができる。
支持部材48は、支持本体66を入れ子16に固定するための固定部材68と、固定部材68と支持本体66との間に介在された弾性部材78と、を有する。
このような構成によれば、駆動部44に対して入れ子16が傾動する時に弾性部材78を弾性変形させることができるため、入れ子16から案内部材46に過度な力が作用することを抑えることができる。
本発明に係る金型装置は、射出圧によって第2金型の側部が変形した時に、当該側部に押された入れ子が駆動部(ロッド部)及び案内部材に対して第2方向の外方にスライドする(入れ子が傾動することなく第2方向に変位する)ように構成されてもよい。
本実施形態は、以下の内容を開示している。
上記実施形態は、第1金型(12)、第2金型(14)及び入れ子(16)によって成形品(300)を射出成形するためのキャビティ(18)を形成し、前記キャビティは、前記第1金型及び前記第2金型の型締め方向である第1方向と直交する第2方向に延在した第1キャビティ部(18a)と、前記第1キャビティ部から前記第2方向と交差する方向に延びた第2キャビティ部(18b)と、前記第2キャビティ部の延出端部に位置して前記成形品のアンダーカット部(302)を成形するための第3キャビティ部(18c)とを有し、前記第1金型は、前記成形品の内面を成形し、前記第2金型は、前記成形品の外面を成形し、前記入れ子は、前記アンダーカット部を成形し、射出成形時に、前記第2金型のうち前記第2キャビティ部を形成する側部(24)が射出圧によって前記第2方向の外方に変形するとともに当該側部の変形に伴って前記入れ子が変位する金型装置(10)であって、前記入れ子を、前記成形品を成形可能な成形位置と前記成形品を離型可能な退避位置とに進退可能なように前記第2方向に交差する駆動方向に移動させるための駆動部(44)を備え、前記入れ子は、前記駆動部に揺動可能に取り付けられている、金型装置を開示している。
上記の金型装置において、前記入れ子は、前記側部の変形に伴って前記駆動部に対して傾動してもよい。
上記の金型装置において、前記駆動部は、前記駆動方向に沿って延在したロッド部(52)を有し、前記入れ子は、前記ロッド部が挿入される接続孔(42)を有し、前記ロッド部の外周面と前記接続孔の内周面との間には、前記入れ子が前記ロッド部の周方向に沿って傾動可能なように隙間(S1、S2)が設けられてもよい。
上記の金型装置において、前記金型装置は、前記第1金型の取付面(56)に取り付けられるとともに前記入れ子を前記駆動方向に沿って案内する案内部材(46)と、前記射出成形時に前記側部に押された前記入れ子が傾動可能なように当該入れ子を前記案内部材に支持する支持部材(48)と、を備えてもよい。
上記の金型装置において、前記入れ子のうち前記取付面を向く面には、凹部(35)が形成され、前記案内部材は、前記凹部に挿入された係合部(62)と、前記係合部から前記取付面に向かって延出した延出部(64)と、を有し、前記係合部は、前記延出部よりも前記第1方向に突出し、前記支持部材は、前記係合部と前記第1金型との間に位置するように前記入れ子に取り付けられた支持本体(66)を有し、前記案内部材は、締結部材(54)によって前記取付面に締結されてもよい。
上記の金型装置において、前記支持部材は、前記支持本体を前記入れ子に固定するための固定部材(68)と、前記固定部材と前記支持本体との間に介在された弾性部材(78)と、を有してもよい。
なお、本発明は、上述した開示に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得る。
10…金型装置 12…第1金型
14…第2金型 16…入れ子
18…キャビティ 18a…第1キャビティ部
18b…第2キャビティ部 18c…第3キャビティ部
24…側部 35…凹部
42…接続孔 44…駆動部
46…案内部材 48…支持部材
52…ロッド部 54…締結部材
56…取付面 62…係合部
64…延出部 66…支持本体
68…固定部材 78…弾性部材
80…孔 300…成形品
302…アンダーカット部

Claims (6)

  1. 第1金型、第2金型及び入れ子によって成形品を射出成形するためのキャビティを形成し、
    前記キャビティは、前記第1金型及び前記第2金型の型締め方向である第1方向と直交する第2方向に延在した第1キャビティ部と、前記第1キャビティ部から前記第2方向と交差する方向に延びた第2キャビティ部と、前記第2キャビティ部の延出端部に位置して前記成形品のアンダーカット部を成形するための第3キャビティ部とを有し、
    前記第1金型は、前記成形品の内面を成形し、
    前記第2金型は、前記成形品の外面を成形し、
    前記入れ子は、前記アンダーカット部を成形し、
    射出成形時に、前記第2金型のうち前記第2キャビティ部を形成する側部が射出圧によって前記第2方向の外方に変形するとともに当該側部の変形に伴って前記入れ子が変位する金型装置であって、
    前記入れ子を、前記成形品を成形可能な成形位置と前記成形品を離型可能な退避位置とに進退可能なように前記第2方向に交差する駆動方向に移動させるための駆動部を備え、
    前記入れ子は、前記駆動部に揺動可能に取り付けられている、金型装置。
  2. 請求項1記載の金型装置であって、
    前記入れ子は、前記側部の変形に伴って前記駆動部に対して傾動する、金型装置。
  3. 請求項2記載の金型装置であって、
    前記駆動部は、前記駆動方向に沿って延在したロッド部を有し、
    前記入れ子は、前記ロッド部が挿入される接続孔を有し、
    前記ロッド部の外周面と前記接続孔の内周面との間には、前記入れ子が前記ロッド部の周方向に沿って傾動可能なように隙間が設けられている、金型装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載の金型装置であって、
    前記金型装置は、
    前記第1金型の取付面に取り付けられるとともに前記入れ子を前記駆動方向に沿って案内する案内部材と、
    前記射出成形時に前記側部に押された前記入れ子が傾動可能なように当該入れ子を前記案内部材に支持する支持部材と、を備える、金型装置。
  5. 請求項4記載の金型装置であって、
    前記入れ子のうち前記取付面を向く面には、凹部が形成され、
    前記案内部材は、
    前記凹部に挿入された係合部と、
    前記係合部から前記取付面に向かって延出した延出部と、を有し、
    前記係合部は、前記延出部よりも前記第1方向に突出し、
    前記支持部材は、前記係合部と前記第1金型との間に位置するように前記入れ子に取り付けられた支持本体を有し、
    前記案内部材は、締結部材によって前記取付面に締結される、金型装置。
  6. 請求項5記載の金型装置であって、
    前記支持部材は、
    前記支持本体を前記入れ子に固定するための固定部材と、
    前記固定部材と前記支持本体との間に介在された弾性部材と、を有する、金型装置。
JP2023033377A 2022-03-30 2023-03-06 金型装置 Pending JP2023152777A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CN202210333788.2 2022-03-30
CN202210333788.2A CN116922703A (zh) 2022-03-30 2022-03-30 金属模装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023152777A true JP2023152777A (ja) 2023-10-17

Family

ID=88195294

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023033377A Pending JP2023152777A (ja) 2022-03-30 2023-03-06 金型装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20230311386A1 (ja)
JP (1) JP2023152777A (ja)
CN (1) CN116922703A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
US20230311386A1 (en) 2023-10-05
CN116922703A (zh) 2023-10-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5770537B2 (ja) インサート成形用金型及びカラーのインサート成形方法
JP5029452B2 (ja) 成形金型およびその脱型方法
CN103025500B (zh) 注塑模制的部件
US9533349B2 (en) Casting mold
US11213984B2 (en) Undercut processing mechanism and molding die assembly
WO2014136474A1 (ja) ブロー成型用金型
US20120040044A1 (en) Die Assembly for Injection Molding
JP2023152777A (ja) 金型装置
JP2005053129A (ja) 射出成形用金型
JP2006142729A (ja) インサート射出成形法、インサート射出成形用金型、およびその成形品
KR20090073851A (ko) 금형조립체
US11400629B2 (en) Injection molding die
JP2003170477A (ja) 射出成形金型
JP3835366B2 (ja) 樹脂成形品の射出成形用金型
JP2002036283A (ja) 射出成形方法および射出成形装置
JP2003053794A (ja) 射出成形金型のロック機構
KR101067015B1 (ko) 다이캐스팅 금형
JP3151796B2 (ja) 金型装置
WO2024106540A1 (ja) 成形装置
CN219769004U (zh) 一种防溢料模具顶出机构
JP2653494B2 (ja) 光ディスク基板成形用金型
CN110406043B (zh) 注塑模具
JPH0643080B2 (ja) 樹脂成型用金型構造
WO2017188067A1 (ja) スライド駒の駆動機構
JP3070354B2 (ja) 射出成形方法及び射出成形用金型