JP2023152286A - Esd保護回路及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】立ち上がり時間が短い静電気放電に対しても内部回路を保護することができるESD保護回路を提供する。【解決手段】P型の半導体基板7と、半導体基板7の上部に形成されているN型のウェル領域9と、ウェル領域9の上部Aに形成され、ウェル領域9よりも高い不純物濃度であるN型のドレイン領域6と、ウェル領域9の上部Aにおいてドレイン領域6と離間して形成され、ウェル領域9よりも高い不純物濃度であるN型のソース領域4と、ドレイン領域6とソース領域4との間に形成されているゲート絶縁膜10と、ゲート絶縁膜10の表面に形成されているゲート電極5と、ウェル領域9の上部Aにおいて、少なくともチャネル領域の角部R近傍のドレイン領域6と接するように形成され、ウェル領域9よりも高い不純物濃度であるP型の高濃度領域8と、を備えているオフトランジスタを有するESD保護回路1である。【選択図】図3

Description

本発明は、ESD保護回路及び半導体装置に関する。
半導体装置には、静電気放電(Electro-Static Discharge:ESD)から内部回路を保護するためにESD保護回路が設けられている場合が多い。
ESD保護回路の例としては、独立して、あるいは、寄生的に形成されているダイオード素子、バイポーラ素子、サイリスタ素子などを用いた回路が挙げられる。これらのなかでも、N型のMOS(Metal-Oxide-Semiconductor)トランジスタのドレインを外部端子に接続するとともにゲート及びソースを接地してオフ状態で使用する、いわゆる「オフトランジスタ」が良く知られている。このオフトランジスタは、ESDによるサージ電流を実装基板の接地電位端子などに流し、内部回路が静電破壊されることを防止する。
このようなオフトランジスタにおいて、様々な提案がされている。たとえば、ESD保護特性の改善を図ることを目的として、抵抗素子と容量素子が直列接続されたRCタイマーが接続されているオフトランジスタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2012-146899号公報
本発明の一つの側面では、立ち上がり時間が短い静電気放電に対しても内部回路を保護することができるESD保護回路を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るESD保護回路は、
第1導電型の半導体基板と、
前記半導体基板の上部に形成されている第2導電型のウェル領域と、
前記ウェル領域の上部に形成され、前記ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第1導電型のドレイン領域と、
前記ウェル領域の上部において前記ドレイン領域と離間して形成され、前記ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第1導電型のソース領域と、
前記ドレイン領域と前記ソース領域との間における前記半導体基板の表面に形成されているゲート絶縁膜と、
前記ゲート絶縁膜の表面に形成されているゲート電極と、
前記ウェル領域の上部において、少なくともチャネル領域の角部近傍の前記ドレイン領域と接するように形成され、前記ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第2導電型の高濃度領域と、
を備えているオフトランジスタを有する。
本発明の一つの側面によれば、立ち上がり時間が短い静電気放電に対しても内部回路を保護することができるESD保護回路を提供することができる。
図1は、実施形態に係るオフトランジスタを示す平面図である。 図2は、図1に示したオフトランジスタにおけるII-II線の概略断面図である。 図3は、図1に示したオフトランジスタにおけるIII-III線の概略断面図である。 図4は、図1~図3で示したオフトランジスタを用いたESD保護回路を有する半導体装置の回路図の一例を示す。 図5は、従来のオフトランジスタを示す平面図である。 図6は、図5に示したオフトランジスタにおけるVI-VI線の概略断面図である。 図7は、図5に示したオフトランジスタにおけるVII-VII線の概略断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態に係るオフトランジスタを用いたESD保護回路について説明する。以下の説明において、便宜上それぞれ互いに直交するXYZ軸を設定し、+Z方向を上層側、-Z方向を下層側等と呼ぶ。
図5~図7には、従来の一般的なMOS(Metal Oxide Semiconductor)電界効果トランジスタをオフトランジスタ100aとしたESD保護回路100が記載されている。ESD保護回路100は、N型の半導体基板7の表面に形成されたP型のウェル領域9の上部Aに、ドレイン領域6と、上部Aにドレイン領域6と同層方向(X方向)に離間して形成されたソース領域4とを備えている。ESD保護回路100は、ドレイン領域6とソース領域4との間のチャネル領域の上層側には、ゲート電極5を備えている。また、ゲート電極5とウェル領域9との層間には、ゲート絶縁膜10が形成されている。ゲート電極5は、多結晶シリコンにN型の不純物を高濃度になるように注入して形成されている。
ドレイン領域6、ソース領域4及びゲート電極5の周囲には、トランジスタを形成する領域を分離する周壁部3が形成されている。周壁部3は、ウェル領域9の上部Aの一部にP型の不純物を高濃度になるように注入して形成されている。平面視した際の周壁部3の内側の領域において、ドレイン層6、ソース層4及びゲート層5を除く領域には、P型の不純物を高濃度になるように注入した高濃度領域8が形成されている。高濃度領域8の上面側及びウェル領域9の上面側の露出部分には、絶縁膜2がそれぞれ形成されている。絶縁膜2は、例えば、二酸化シリコン等の酸化膜であり、LOCOS(Local Oxidation of Silicon)などにより形成されている。
このオフトランジスタ100aをZ方向から平面視すると、いわゆるチャネル領域の角部R(図5参照)は、ESD発生時に局所的に電界強度が高くなりやすい傾向がある。すると、ESD発生時には、オフトランジスタ100aの寄生バイポーラトランジスタのスナップバック動作により、サージ電流がドレイン領域6から高濃度領域8に流入すると、スナップバック動作後に流れる電流が角部Rに集中して破壊するおそれがある。
さらに、近年の携帯端末などにおける高密度実装の要求から半導体装置を小型化すると、外部端子から半導体チップまでの経路における寄生抵抗及び寄生容量が小さくなり、サージ電圧の立ち上がり時間が短くなる場合がある。特に、静電気放電モデルのうちデバイス帯電モデル(Charged Device Model:CDM)においては、サージ電圧の立ち上がり時間が短く、これまで提案されてきたオフトランジスタの構造では、小型化された半導体装置の内部回路を保護できない場合がある。
そこで、CDMのようなサージ電圧の立ち上がり時間が短いESDによる角部Rでの静電破壊を抑制するため、本発明の一実施形態では、少なくともこの角部近傍のウェル領域に不純物濃度が高い領域を形成して電流が流れやすくなるような構造とした。
図1~図3には、本発明の一実施形態に係るオフトランジスタが示されている。ESD保護回路1は、このオフトランジスタ1aを用いて形成されている。
このオフトランジスタ1aは、半導体基板7上に形成されている。半導体基板7は、P型のシリコン基板により形成されており、表面にはP型の不純物を注入して形成したウェル領域9が設けられている。ウェル領域9の上部Aには、ドレイン領域6と、ドレイン領域6と同層方向(X方向)に離間して形成された一対のソース領域4とが、N型の不純物を高濃度になるように注入することにより形成されている。ドレイン領域6及びソース領域4は、Z方向から平面視すると矩形状に形成されている。
ドレイン領域6とソース領域4との間のチャネル領域を含むウェル領域9の上部全域には、高濃度領域8が形成されている。この高濃度領域8は、P型の不純物を高濃度になるように注入して形成されている。
ドレイン領域6とソース領域4との間の高濃度領域8の上層側には、ゲート電極5が形成されている。ゲート電極5は、多結晶シリコンにP型の不純物を高濃度になるように注入して形成されている。ゲート電極5は、平面視すると矩形状に形成されている。ゲート電極5と高濃度領域8との層間には、ゲート絶縁膜10が形成されている。ゲート絶縁膜10は、例えば、二酸化シリコン等の酸化膜により形成されている。
ドレイン領域6、ソース領域4及びゲート電極5の周囲には、トランジスタを形成する領域を分離する周壁部3が形成されている。周壁部3は、ウェル領域9の上部Aの一部にP型の不純物を高濃度になるように注入して形成されている。高濃度領域8の上面側の露出部分には、絶縁膜2が形成されている。絶縁膜2は、例えば、二酸化シリコン等の酸化膜であり、LOCOSなどにより形成されている。
このように、ESD保護回路1のオフトランジスタ1aは、少なくとも角部R近傍のウェル領域9に高濃度領域8が形成されているため、スナップバック動作後に流れる電流の経路での抵抗が低くなり、サージ電流を流しやすくした。これにより、ESD保護回路1は、半導体装置の外形が小型になり、かつCDMのようなサージ電圧の立ち上がり時間が短いESDに対しても、内部回路を静電気放電から保護することができる。
なお、本実施形態では、高濃度領域がウェル領域の上部全域に形成されているとしたが、高濃度領域は、少なくともチャネル領域の角部近傍に形成されていればよく、チャネル領域全域に形成されていてもよい。
図4は、図1~図3で示したオフトランジスタを用いたESD保護回路を有する半導体装置の回路図の一例を示す。
図4に示すように、半導体装置Dは、静電気放電から保護される内部回路(被保護回路)Cに対し、ESD保護回路1が並列に接続されていれば特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
内部回路Cとしては、例えば、基準電圧発生装置、磁気センサなどが挙げられる。
以上説明したように、本実施形態のESD保護回路は、ウェル領域の上部において、少なくともチャネル領域の角部近傍のドレイン領域と接するように形成され、ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第2導電型の高濃度領域を備えているオフトランジスタを有する。
これにより、本実施形態のESD保護回路は、CDMのようなサージ電圧の立ち上がり時間が短いESDに対しても、小型化された半導体装置の内部回路を保護することができる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。また、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上述した実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上述した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 ESD保護回路
1a オフトランジスタ
2 絶縁層
3 周壁部
4 ソース領域
5 ゲート電極
6 ドレイン領域
7 半導体基板
8 高濃度領域
9 ウェル領域
10 ゲート絶縁膜
A ウェル領域の上部
C 内部回路(被保護回路)
D 半導体装置
R 角部

Claims (4)

  1. 第1導電型の半導体基板と、
    前記半導体基板の上部に形成されている第2導電型のウェル領域と、
    前記ウェル領域の上部に形成され、前記ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第1導電型のドレイン領域と、
    前記ウェル領域の上部において前記ドレイン領域と離間して形成され、前記ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第1導電型のソース領域と、
    前記ドレイン領域と前記ソース領域との間における前記半導体基板の表面に形成されているゲート絶縁膜と、
    前記ゲート絶縁膜の表面に形成されているゲート電極と、
    前記ウェル領域の上部において、少なくともチャネル領域の角部近傍の前記ドレイン領域と接するように形成され、前記ウェル領域の不純物濃度よりも高い不純物濃度である第2導電型の高濃度領域と、
    を備えているオフトランジスタを有することを特徴とするESD保護回路。
  2. 前記高濃度領域は、前記チャネル領域全域に形成されている請求項1に記載のESD保護回路。
  3. 前記高濃度領域は、前記ウェル領域の上部全域に形成されている請求項1に記載のESD保護回路。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のESD保護回路と、前記ESD保護回路により静電気放電から保護される被保護回路とが並列に接続されていることを特徴とする半導体装置。
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