JP2023148428A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】画像形成装置の小型化と排気に起因する騒音の低減とを両立できる画像形成装置の提供。【解決手段】筐体500Aと筐体700Aは、水平方向に対向して隙間W1を形成するように配置される。隙間W1は、筐体500Aとの間で排気口5003から排気された空気を鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成する。排気口5003から排気された空気は、下面ダクト132によって隙間W1へ導かれる。下面ダクト132には塞ぎ部132aが形成されており、排気口5003から排気された空気が背面側に流れても塞ぎ部132aによって妨げられ、隙間W1に沿って下方へと流れて排気される。このように、排気を筐体500Aと筐体700Aの間に通すことにより、筐体700A自体が防音壁となるので、画像形成装置の小型化と排気に起因する騒音の低減とを両立することが簡単な構成で実現できる。【選択図】図6
Description
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの画像形成装置に関する。
画像形成装置は、例えば感光ドラムの帯電に伴い生じるオゾンや機内に飛散したトナーをフィルタにより回収するため、また駆動に伴い生じる熱を機外へ排出するために、筐体内の空気を排気する排気ファンと筒状の排気ダクトを備えている。排気ダクトは、例えばオゾンが生じるコロナ帯電器、飛散トナーが生じる現像器、高温になる電源等の各種機器等と排気ファンとを結び、排気ファンの動作に伴い発生する気流を通す風路を形成する。ただし、排気ダクトからの排気音は、ユーザにとって耳障りな音である。そこで、排気に起因する騒音を低減するために、装置底面から床などの設置面(例えば床)に向けて下方排気する排気ダクトを備えた装置が提案されている(特許文献1、特許文献2)。
ところで、最近では、より短時間により多くの記録材に対してトナー像を形成可能な商業印刷用の画像形成装置が用いられている。こうした装置は、例えば電源機器やプロセスユニットなどが家庭用の画像形成装置と比べて大型であり、また排気ファンや排気ダクトも大型のものが必要とされるので、装置全体が大型となる。ただし、商業印刷用の画像形成装置においてもより一層の小型化が望まれていることから、特許文献1に記載の装置のようにして画像形成装置内に排気ダクトを設置するにはスペースに限りがあり難しい。また、特許文献2に記載の装置のように、画像形成装置本体とは別に下方排気用に排出処理装置を設けるのは小型化に反するので採用し難い。そこで、画像形成装置の小型化と排気に起因する騒音の抑制とを両立できる装置が従来から望まれていたが、未だそうしたものは提案されていない。
本発明は上記問題に鑑みてなされ、画像形成装置の小型化と排気に起因する騒音の低減とを両立できる画像形成装置の提供を目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、記録材にトナー像を形成する画像形成ユニットと、前記画像形成ユニットを収容した第一筐体と、前記第一筐体に設けられ、前記第一筐体内の空気を前記第一筐体に形成された排気口から排気する排気ファンと、前記第一筐体の前記排気口と隙間を介して対向するように配置され、前記第一筐体との間で前記排気口から排気された空気を少なくとも鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成する第二筐体と、を備える、ことを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置の小型化と排気に起因する騒音の低減とを両立することが簡単な構成で実現できる。
[第一実施形態]
<画像形成システム>
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置を備えた画像形システムについて、図1乃至図4を用いて説明する。図1に示す画像形成システム1Xは、画像形成装置101と、記録材供給装置106と記録材積載装置107を備えている。画像形成装置101に対し、記録材供給装置106と記録材積載装置107は記録材Sを搬送可能に接続されている。記録材供給装置106は画像形成装置101に対し記録材Sを供給する装置であり、記録材積載装置107は画像形成装置101から排出された記録材Sを積載する装置である。記録材供給装置106による記録材Sの搬送方向(図1では右から左へ)に関し、記録材積載装置107は画像形成装置101の下流側に配置されている。
<画像形成システム>
以下、本実施形態について説明する。まず、本実施形態の画像形成装置を備えた画像形システムについて、図1乃至図4を用いて説明する。図1に示す画像形成システム1Xは、画像形成装置101と、記録材供給装置106と記録材積載装置107を備えている。画像形成装置101に対し、記録材供給装置106と記録材積載装置107は記録材Sを搬送可能に接続されている。記録材供給装置106は画像形成装置101に対し記録材Sを供給する装置であり、記録材積載装置107は画像形成装置101から排出された記録材Sを積載する装置である。記録材供給装置106による記録材Sの搬送方向(図1では右から左へ)に関し、記録材積載装置107は画像形成装置101の下流側に配置されている。
画像形成装置101の記録材搬送方向の上流側には、記録材供給装置106の代わりに、不図示の手差し給送装置、長尺の記録材を収容可能な長尺給送装置などが選択的に接続されてよい。さらに、記録材搬送方向に関し画像形成装置101と記録材積載装置107との間には、不図示であるが、インサータ、パンチャ、くるみ製本機、折り機、フィニッシャ、トリマ等の様々な後処理装置を1乃至複数組み合わせて選択的に接続できる。このように、画像形成装置101の上下流に多様なオプション装置が選択的に接続されることで、多様なマテリアルの記録材Sに対し、多様な後処理加工を施した成果物をインライン出力することが可能となり、高生産、高画質、高安定、高機能な画像形成システム1Xを提供できる。
なお、本明細書において、ユーザが後述の操作部80を操作する際に立つ側を「正面(又は前)」と呼び、その反対側を「背面(又は後)」と呼ぶ。また、正面から見た場合の左を「左」と称し、正面から見た場合の右を「右」と称する。したがって、図1は、画像形成システム1Xを正面から見た場合を示している。
<画像形成装置>
画像形成装置101は、別体に構成された画像形成転写装置500と定着搬送装置600と電源装置700(図3参照)に大きく分けられる。画像形成転写装置500は第一筐体としての筐体500Aを有し、記録材Sを搬送してトナー像を転写するまでの工程を実現する画像形成ユニット800などが筐体500A内に収容されている。定着搬送装置600は筐体600Aを有し、記録材Sを搬送してトナー像を定着する工程を実現する定着器8や冷却器302などが筐体600A内に収容されている。
画像形成装置101は、別体に構成された画像形成転写装置500と定着搬送装置600と電源装置700(図3参照)に大きく分けられる。画像形成転写装置500は第一筐体としての筐体500Aを有し、記録材Sを搬送してトナー像を転写するまでの工程を実現する画像形成ユニット800などが筐体500A内に収容されている。定着搬送装置600は筐体600Aを有し、記録材Sを搬送してトナー像を定着する工程を実現する定着器8や冷却器302などが筐体600A内に収容されている。
<画像形成転写装置>
上記の画像形成転写装置500の構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、画像形成転写装置500は、筐体500A内(筐体内)に収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する画像形成部200Y、200M、200C、200Kを中間転写ベルト208に対向させて配置した中間転写方式の装置である。画像形成転写装置500は、筐体500Aの上方に設けられた原稿読取装置あるいはパーソナルコンピュータ等の外部機器(不図示)からの画像データに応じて、トナー像を記録材Sに形成する。記録材Sとしては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
上記の画像形成転写装置500の構成について、図2を用いて説明する。図2に示すように、画像形成転写装置500は、筐体500A内(筐体内)に収容されたイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を形成する画像形成部200Y、200M、200C、200Kを中間転写ベルト208に対向させて配置した中間転写方式の装置である。画像形成転写装置500は、筐体500Aの上方に設けられた原稿読取装置あるいはパーソナルコンピュータ等の外部機器(不図示)からの画像データに応じて、トナー像を記録材Sに形成する。記録材Sとしては、用紙、プラスチックフィルム、布などのシート材が挙げられる。
画像形成転写装置500における記録材Sの搬送プロセスについて説明する。記録材Sは、記録材供給装置106から画像形成タイミングに合わせて1枚ずつ供給される。供給された記録材Sは、搬送パス250の途中に配置されたレジストレーションローラ213へと搬送される。そして、レジストレーションローラ213において記録材Sの斜行補正やタイミング補正が行われて、記録材Sは二次転写部STへと送られる。二次転写部STは、中間転写ベルト208を挟んで対向する二次転写内ローラ214及び二次転写外ローラ215により形成され、所定の圧力と二次転写電圧を与えることで中間転写ベルト208から記録材S上にトナー像を転写させるニップ部である。
上記の二次転写部STまでの記録材Sの搬送プロセスに対して、同様のタイミングで二次転写部STまで送られて来る画像の形成プロセスについて説明する。まず、画像形成部200Y~200Kについて説明する。ただし、各色の画像形成部200Y~200Kはトナーの色以外は基本的に同じであるため、以下では代表して、ブラックの画像形成部200Kを例に説明する。
画像形成部200Kは、感光ドラム201K、帯電器202K、レーザスキャナ203K、現像器204K等を有している。回転する感光ドラム201Kの表面は、帯電器202Kにより予め表面を一様に帯電され、その後、画像データに基づいて駆動されるレーザスキャナ203Kによって静電潜像が形成される。次に、現像器204Kが現像剤に含まれるトナーにより感光ドラム201K上に形成された静電潜像を現像して、感光ドラム201K上にトナー像が形成される。
その後、画像形成部200Kと中間転写ベルト208を挟んで対向配置される一次転写ローラ207Kにより所定の加圧力及び一次転写電圧が与えられ、感光ドラム201K上に形成されたトナー像が、中間転写ベルト208上に一次転写される。一次転写後に感光ドラム201K上に残る一次転写残トナーは、ドラムクリーナ209Kにより除去される。
中間転写ベルト208は、複数の張架ローラ、二次転写内ローラ214によって張架され、不図示のモータ等によって感光ドラム201Y~201Kの回転速度に対応した速度で移動される無端ベルトである。上述した各色の画像形成部200Y~200Kにより並列処理される各色の画像形成プロセスは、中間転写ベルト208上に移動方向上流で一次転写された色のトナー像上に順次重ね合わせるタイミングで行われる。その結果、最終的にはフルカラーのトナー像が中間転写ベルト208上に形成され、二次転写部STへと搬送される。二次転写部STを通過した後に中間転写ベルト208上に残る二次転写残トナーは、ベルトクリーナー装置216によって中間転写ベルト208から回収される。
以上の搬送プロセス及び画像形成プロセスを以って、二次転写部STにおいて記録材Sとトナー像のタイミングが一致し、中間転写ベルト208から記録材Sにトナー像が転写される二次転写が行われる。その後、記録材Sは定着前搬送ベルト217a、217bにより定着搬送装置600へと搬送され、定着搬送装置600が記録材Sにトナー像を定着させる。
<定着搬送装置>
図1に戻って、定着搬送装置600について説明する。図1に示すように、定着搬送装置600は、定着器8と冷却器302を有している。定着器8は、不図示のヒータによって加熱される定着ローラ8aと、定着ローラ8aに対して記録材Sを加圧する加圧ローラ8bを有している。画像形成転写装置500から搬送されてくるトナー像が形成された記録材Sは、定着ローラ8aと加圧ローラ8bによって形成される定着ニップ部N1にて挟持搬送されながら加熱及び加圧される。これにより、記録材Sにトナー像が定着される。
図1に戻って、定着搬送装置600について説明する。図1に示すように、定着搬送装置600は、定着器8と冷却器302を有している。定着器8は、不図示のヒータによって加熱される定着ローラ8aと、定着ローラ8aに対して記録材Sを加圧する加圧ローラ8bを有している。画像形成転写装置500から搬送されてくるトナー像が形成された記録材Sは、定着ローラ8aと加圧ローラ8bによって形成される定着ニップ部N1にて挟持搬送されながら加熱及び加圧される。これにより、記録材Sにトナー像が定着される。
定着器8により加熱された記録材Sは、冷却器302に向けて搬送される。冷却器302は、冷却ベルト302a、302bと、ヒートシンク303とを有する。冷却ベルト302a、302bは互いに当接して、記録材Sを挟持搬送する冷却ニップ部N2を形成する。冷却ベルト302aの内周面にはヒートシンク303が接触配置されており、ヒートシンク303は冷却ベルト302aを冷却する。これにより、定着器8により加熱された記録材Sは、冷却ニップ部N2で挟持搬送される際に冷却される。
冷却器302により冷却された記録材Sは、冷却出口ローラ601に挟持されて搬送される。そして、記録材Sの片面だけにトナー像を形成する片面モードの場合、冷却器302により冷却された記録材Sは排出搬送パス304へ案内され、記録材積載装置107へ向け筐体600Aから排出される。他方、記録材Sの両面にトナー像を形成する両面モードの場合、冷却器302により冷却された記録材Sは反転搬送パス305で表裏反転された後に、両面搬送パス306を通って画像形成転写装置500へ戻される。以後、記録材Sは片面モードの場合と同様の過程を経て記録材Sの他方の面にもトナー像が形成され、定着器8による定着、冷却器302による冷却を経た後に、排出搬送パス304へ案内されて最終的に記録材積載装置107へ向け筐体600Aから排出される。
図3に示すように、画像形成装置101において、画像形成転写装置500の背面には電源装置700が着脱可能に設けられている。電源装置700は第二筐体としての筐体700Aを有し、筐体700A内には、筐体500A内の画像形成ユニット800、筐体600A内の定着器8や冷却器302等に電力を供給し動作させるために、電源701、電源701を制御する電源基板(不図示)などが収容されている。なお、記録材供給装置106と記録材積載装置107には、それぞれの専用の電源(不図示)が設けられている。
図4に示すように、画像形成転写装置500と電源装置700は電源ケーブル90により電力供給可能に接続されて、電源装置700から画像形成転写装置500への電力供給は電源ケーブル90を介して行われる。電源ケーブル90には余長が確保されているため、電源装置700は電源ケーブル90を切り離すことなく画像形成転写装置500に対し前後方向に移動できる。よって、画像形成転写装置500の背面側に配設されている例えば画像形成部200Kの駆動部や電力制御を行う制御基板などのメンテナンス作業を、サービスマンが画像形成転写装置500を動作させた状態で行うことができる。
そして、画像形成転写装置500と電源装置700は接続された状態で、前後方向に関し筐体500Aと筐体700Aとの間に、床などの設置面に連通する隙間W1が形成されている。本実施形態の場合、詳しくは後述するが、隙間W1は筐体500Aから排気された空気を少なくとも鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成している。
上記した画像形成転写装置500と定着搬送装置600と電源装置700は、各々独立した筐体500A、筐体600A、筐体700Aを有していることから、それぞれに設けられたキャスターによって移動可能である。これにより、画像形成装置101が大型であっても、画像形成転写装置500、定着搬送装置600、電源装置700に分離した状態で梱包や輸送を行うことが可能となり、設置に至るまでの作業性が向上する。なお、筐体500Aの天面には、操作部80などが配設される。操作部80は、通常の印刷処理を行うユーザが操作部80を操作しやすいように、正面側に各種情報を表示可能なディスプレイ(液晶タッチパネルなど)及びユーザ操作に応じて各種情報を入力可能なキー等が位置するように配設されている。
また、図3に示すように、記録材供給装置106、画像形成転写装置500、定着搬送装置600、記録材積載装置107はそれぞれが他よりも正面側に飛び出さないように連結される。こうすると、正面側に出っ張りのない画像形成システム1Xを提供することができ、ユーザが通常の印刷処理を行う際にユーザの邪魔にならないので好ましい。電源装置700は左右方向から見て、記録材供給装置106や定着搬送装置600と重ならないように画像形成転写装置500の背面に配設されている。これは、後述するようにして筐体500Aから排気される空気が、記録材供給装置106や定着搬送装置600の壁面に当たることなく、左右方向に向けて排気できるようにするためである。
<排気構成>
次に、画像形成転写装置500において、筐体500A内の空気を外部へ排気する排気構成について、図2、図4を参照しながら、図5乃至図9を用いて説明する。なお、図5では一例として、画像形成部200Kが有する帯電器202Kの近傍の空気を排気するための排気構成と、現像器204Kの近傍の空気を排気するための排気構成を示した。
次に、画像形成転写装置500において、筐体500A内の空気を外部へ排気する排気構成について、図2、図4を参照しながら、図5乃至図9を用いて説明する。なお、図5では一例として、画像形成部200Kが有する帯電器202Kの近傍の空気を排気するための排気構成と、現像器204Kの近傍の空気を排気するための排気構成を示した。
排気構成を説明する前に、画像形成部200Kへ外部から空気を給気する給気構成について簡単に説明する。図5に示すように、画像形成部200Kにおいて、帯電器給気ファン105は、筐体500A外から空気を給気して不図示の防塵フィルタを介して給気ダクト102へ送風する。防塵フィルタは繊維状のフィルタであり、筐体500A外から給気する空気に含まれる塵や埃を除去する。
給気ダクト102は、帯電器給気ファン105から送られるエアーQ1を帯電器202Kへ案内するダクトであり、給気ダクト102内を空気が流れる気流方向の下流側で帯電器202Kと連結されている。給気ダクト102は、帯電器202Kに対し長手方向に一様に送風するために、帯電器202Kとの連結部103が長手方向に亘って開口されている。
帯電器給気ファン105から送られるエアーQ1は帯電器202K内を通過し、帯電器202Kで発生するオゾンや帯電生成物を帯電器202Kから排出するために用いられる。帯電器202Kから排出されるオゾンや帯電生成物を含むエアーQ2は、帯電器排気ファン111の動作に伴って帯電器202Kに連結された排気ダクト開口部113から排気ダクト112へ吸引される。
排気ダクト112は、帯電器排気ファン111の動作に伴い帯電器202Kの長手方向から一様に空気を帯電器排気ファン111へ案内するために、排気ダクト開口部113が長手方向に亘って開口されている。排気ダクト112内には、空気をろ過するオゾンフィルタ115が帯電器給気ファン105の上流側に配置されており、オゾンや帯電生成物はオゾンフィルタ115を通過時に回収される。したがって、エアーQ2からオゾンや帯電生成物が除去された空気が筐体500A外へ排気される。なお、エアーQ1とエアーQ2の風量は「Q2>Q1」に設定されることで、オゾンや帯電生成物がエアーQ2から除去される。
現像器204Kは、現像剤を用いて感光ドラム201K上の静電潜像をトナー像に現像するために、現像に用いるトナーを担持して回転する現像スリーブ2041を有している。現像器204Kでは、現像スリーブ2041の回転に伴って生じる遠心力により、現像に用いられなかった微量のトナーが機内に飛散することがあり、そうした飛散トナーは機内を汚し得る。そこで、飛散トナーを回収するために、飛散回収ファン121及び飛散回収ダクト122が設けられている。飛散回収ファン121は、飛散回収ダクト122の飛散トナー回収ダクト開口部123より、現像器204Kの下部から長手全域に渡って空気を吸引している。飛散回収ダクト122は、飛散回収ファン121の動作に伴い現像器204K内の空気を飛散回収ファン121へ案内する。
飛散回収ダクト122内には、空気をろ過するトナーフィルタ125が飛散回収ファン121の上流側に配置されており、飛散トナーを含むエアーQ3が飛散回収ダクト122を通過する際に、飛散トナーはトナーフィルタ125によって除去される。トナー除去後のエアーQ3は、飛散回収ファン121により筐体500A外へ排気される。エアーQ3の風量は上記のエアーQ1、Q2に比べて小さい風量であっても、トナーを風に乗せて回収することができる。それ故、飛散回収ダクト122の断面積は、排気ダクト112や給気ダクト102の断面積より小さくてよい。
図6に示すように、上記した帯電器排気ファン111、飛散回収ファン121、排気ダクト112、飛散回収ダクト122、オゾンフィルタ115、トナーフィルタ125は、筐体500Aの突出部5001に設けられている。第二対向部としての突出部5001は電源装置5の鉛直方向上側に張り出すようにして、隙間W1(第一隙間)を筐体700Aとの間に形成する本体部5002の鉛直方向上端から筐体700A側(筐体側)に向けて突出している。本実施形態の場合、電源装置700は、筐体700Aが、筐体500Aの排気口5003と隙間W1を介して対向するように配置されている。この場合、筐体500Aは、筐体700Aと前後方向(水平方向)に対向して隙間W1を筐体700Aとの間に形成する第一対向部としての本体部5002を有する。後述するように、隙間W1は筐体500Aとの間で排気口5003から排気された空気を少なくとも鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成している。
突出部5001には、筐体500Aの内部と外部とを連通する排気口5003が鉛直方向下面に開口するように形成されており、この排気口5003から帯電器排気ファン111や飛散回収ファン121の動作に伴って空気が筐体500A外へ排気される。本実施形態の場合、帯電器排気ファン111や飛散回収ファン121として、圧損が高くても風量を確保し易いシロッコファンが用いられている。また、突出部5001には、帯電器排気ファン111、飛散回収ファン121からの排気向きを排気口5003へ向けるように湾曲した形状に形成されて、帯電器排気ファン111、飛散回収ファン121と排気口5003とを繋ぐ案内ダクトとしての排気ダクト131が設けられている。なお、本実施形態ではシロッコファンを例にしたがこれに限らず、軸流ファンなどの他のファンでも排気音は発生するため、本実施形態はファンの種類に限定されることなく適用できる。
帯電器排気ファン111、飛散回収ファン121からの排気をそのまま背面側に向けたまま排気する場合、筐体500Aの背面に排気口が設けられるため、排気音がユーザに対し大きい音となって聞こえやすい。そこで、本実施形態の場合、電源装置700は、筐体700Aが筐体500Aとの間で排気口5003から排気された空気を鉛直方向の下方に案内する排気経路(隙間W1)を形成するように、筐体500Aの背面に配設される。また、筐体700Aは突出部5001の下方に、突出部5001の下面と隙間W2(第二隙間)を介して配置され、隙間W2と隙間W1とが連通して排気口5003から排気された空気を、鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成している。また、これら隙間W1と隙間W2は、筐体500Aとの間で排気口5003から排気された空気を、鉛直方向に交差する幅方向(左右方向)に案内する排気経路を形成している。
本実施形態では、帯電器排気ファン111、飛散回収ファン121による排気音に対する防音対策として、上述したように、排気経路としての隙間W1を筐体500Aと筐体700Aの間に設け、排気を少なくとも鉛直方向の下方へ案内するようにしている。即ち、帯電器排気ファン111、飛散回収ファン121からの排気を筐体500Aと筐体700Aの間に通すことにより、筐体700A自体が防音壁となって排気音がユーザに対し聞こえ難くなる。したがって、本実施形態では、筐体500Aと筐体700A自体をダクトとして使用するので、専用のダクトを設ける必要がなく、コストを削減できることに加え、画像形成装置101の小型化を簡単な構成で実現できる。
本実施形態では、図6に示すように、排気ダクト131により排気された排気が隙間W2を通って背面側へ排気されないように、下面ダクト132が隙間W2に配置されている。下面ダクト132は、前後方向において隙間W2の本体部5002と反対側を塞ぐことにより排気口5003から排気された空気を隙間W1に導く。下面ダクト132には、塞ぎ部材としての塞ぎ部132aが形成されている。即ち、排気口5003から排気された空気は、本体部5002と反対側つまり背面側に流れたとしても、塞ぎ部132aによって妨げられることで、隙間W2を通って本体部5002に当たり隙間W1に沿って下方へと流れて排気される。このように、下面ダクト132を設けることで、排気を筐体500Aと筐体700Aの間に通すことができ、筐体700A自体が防音壁となって排気音を遮断し得る。
帯電器排気ファン111Y~111K、飛散回収ファン121Y~121Kは、図7に示すように、各色に1台ずつ用意されている。上記した突出部5001には、複数台の帯電器排気ファン111Y~111Kと飛散回収ファン121Y~121Kが左右方向に並列に配置されている。
帯電器排気ファン111Y~111K、飛散回収ファン121Y~121Kがシロッコファンである場合、上方から見て、ファン排気口における風向は平均して図中矢印のように塞ぎ部132aに対して傾く傾向にある。そのため、排気口5003から排気された空気が塞ぎ部132aに当たって風向きが変わる際に、図8に示すように、風向きが筐体500Aから排出される記録材Sの搬送方向(右から左へ)へ変わりやすい。この点に鑑み、本実施形態では、最終的に隙間W1を通じた下方へのスムーズな空気の流れを形成することを目的として、下面ダクト132の内部に複数の仕切り板132Y、132M、132C、132Kが設けられている。
仕切り部材としての仕切り板132Y~132Kは、左右方向に沿って下面ダクト132内(ダクト内)を複数の空間に分割し、複数の帯電器排気ファン111Y~111K、飛散回収ファン121Y~121Kから排気される空気が分割した空間と空間との間を行き来しないように仕切る。帯電器排気ファン111Y~111K、飛散回収ファン121Y~121Kは、比較的近くに隣接して配置されている。その場合、互いの排気が干渉して渦が発生しやすくなり、隙間W1を形成する本体部5002側へ空気が流れ難くなる虞がある。
そこで、本実施形態では、比較的近くに隣接して配置された同色の帯電器排気ファン111Y~111Kと飛散回収ファン121Y~121Kとの間に、仕切り板132Y、132M、132C、132Kが設けられる。帯電器排気ファン111Y~111K、飛散回収ファン121Y~121Kから排気される空気は、仕切り板132Y、132M、132C、132Kに沿って本体部5002側へ流れやすくなる。また、仕切り板132Y、132M、132C、132Kに当たることで、互いの排気が干渉せずに渦が発生し難いので、排気された空気はスムーズに本体部5002側へ流れるようになる。
なお、下面ダクト132において図7に示す筐体500Aの本体部5002に対向する開口部の面積Dは、図8に示す帯電器排気ファン111Y~111Kと飛散回収ファン121Y~121Kの各ファン排気口の面積Fの合計値よりも大きくするのが好ましい。こうすると、排気された空気はスムーズに本体部5002側へ流れる。
ただし、帯電器排気ファン111Y~111Kや飛散回収ファン121Y~121Kの配置によっては、「開口部の面積D<ファン排気口の面積Fの合計値」となる場合があり、その場合には圧損が高くなり必要な排気量を確保できなくなる虞がある。そうした場合には、図7に示すように、下面ダクト132の側面側に開口132L、132Rを設けるとよい。しかしながら、開口132L、132Rを設けた場合、側面に開口がない場合よりも排気音が大きくなる。これに対し、本実施形態では、上述したように、仕切り板132Y、132M、132C、132Kにより本体部5002側に向けてより多くの空気が流れるようにしている。そのため、開口132L、132Rから排気される空気の風速が下がり、開口132L、132Rからの排気音は小さくなる。
さらに、本実施形態では排気音に対する防音対策として、図6に示すように、下面ダクト132において排気口5003に対向する位置に、防音部材としての防音シート134が配設されている。防音シート134は、排気口5003から排気される空気が下面ダクト132に当たることにより生じる衝突音を低減するために設けられる。また、湾曲した形状に形成された排気ダクト131において、帯電器排気ファン111や飛散回収ファン121のファン排気口に対向する位置に(湾曲部)、防音部材としての防音シート133が設けられている。防音シート133は、ファン排気口から排気される空気が排気ダクト131に当たることにより生じる衝突音を低減するために設けられる。防音シート133、134は例えば発泡材により形成され、それぞれ排気ダクト131内や下面ダクト132内に接着されている。
なお、隙間W2を流れる空気が当たる筐体500Aの本体部5002にも、同様の防音部材を設けてもよい。ただし、本体部5002は排気口5003から離れた箇所にあること、また隙間W2はファン排気口の面積に比べて筐体500Aの左右方向全域に亘る大きな開口面積であるため、隙間W2を流れる空気は本体部5002に到達するまでに風速が落ちる。風速が落ちる故に、本体部5002に当たっても衝突音は小さいので、本体部5002には防音部材を設けなくてもよい。
なお、上述した実施形態では下面ダクト132を設けた例を説明したが、下面ダクト132を設けなくてもよい。図9に示すように、下面ダクト132を設けない場合、突出部5001の下面と筐体700Aの上面の間の隙間W2においては、隙間W2自体がダクトとして機能する。そして、排気口5003から排気された空気を隙間W2から隙間W1に導くために、前後方向において隙間W2の本体部5002と反対側を塞ぐ塞ぎカバー136が筐体700Aに設けられている。即ち、排気口5003から排気された空気は、本体部5002と反対側つまり背面側に流れたとしても、塞ぎカバー136によって妨げられることで、隙間W2を通って本体部5002に当たり隙間W1に沿って下方へと流れ排気される。塞ぎカバー136は、電源装置700と一緒に移動するように、筐体700Aに固定されている。塞ぎカバー136は上述した下面ダクト132(図6参照)よりも小さい部材であるため、比較的安価に作成可能となっている。
本実施形態においても、排気音に対する防音対策として、排気ダクト131において、帯電器排気ファン111や飛散回収ファン121のファン排気口に対向する位置には(湾曲部)、防音シート133が設けられている。また、筐体700Aの上面において隙間W2を介して排気口5003に対向する位置に、防音シート134が配設されている。防音シート134は、排気口5003から排気される空気が筐体700Aに当たることにより生じる衝突音を低減するために設けられる。
次に、上述のように隙間W1及び隙間W2を空けて筐体500Aと筐体700Aとを配設した場合に、異なる防音対策を行って筐体700Aの背面で排気音を測定する実験を行った実験結果を、図10に示す。防音対策としては、下面ダクト132並びに塞ぎカバー136を設けずに、排気ダクト131に防音シート133のみを設けた場合(モードA)、下面ダクト132や塞ぎカバー136を設けずに、筐体700Aの上面に防音シート134を設けた場合(図9参照、モードB)、下面ダクト132や塞ぎカバー136を設け且つ防音シート133及び防音シート134を設けた場合(図6参照、モードC)である。「Def」は、防音対策を施していない未対策の場合である。なお、ここに示す測定結果としての音圧レベル(db)は、半無響測定室で測定して算出するような音響パワーレベルでなく、実際の使用環境に近い実験室での測定結果である。また、装置により構成や装置サイズ、ファンの出力も異なるので、一義的に本測定結果が再現されるわけではない。
図10から理解できるように、下面ダクト132並びに塞ぎカバー136を設けなくとも、防音シート133や防音シート134を設けることで(モードA、モードB)、未対策の場合(Def)に比べて、音圧レベル(db)を下げることができている。即ち、隙間W1を空けて筐体500Aと筐体700Aとを配設し、筐体500Aと筐体700Aとの間を通して下方に排気すること及び狭い空間での風路偏向部に防音シートを設けることで、防音効果が得られることがわかる。これは、排気口5003から排気された空気の衝突音が防音シートにより軽減され、また排気された空気の一部が筐体500Aと筐体700Aとの隙間W1を通って下方に排気されるからである。これに対し、モードCのように、下面ダクト132や塞ぎカバー136を設けて筐体700Aの背面に流出する排気をなくし、排気を筐体500Aと筐体700Aとの隙間W1を通じて下方に排気させることで、より高い防音効果が得られることが分かる。なお、本実施形態の場合、筐体500Aと筐体700Aとの隙間W2は例えば「18mm」に設定されて、狭い空間での風路偏向が行われる。
以上のように、本実施形態の場合、前後方向(水平方向)において筐体500Aと筐体700Aは対向して隙間W1を形成するように配置される。隙間W1は、筐体500Aとの間で排気口5003から排気された空気を少なくとも鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成している。筐体500Aの排気口5003から排気された空気は、隙間W2に配置された下面ダクト132によって隙間W1へ導かれる。下面ダクト132には本体部5002と反対側を塞ぐ塞ぎ部132aが形成されており、排気口5003から排気された空気は背面側に流れても、塞ぎ部132aによって妨げられる。それにより、隙間W2を通って本体部5002に当たり隙間W1に沿って下方へと流れて排気される。このように、排気を筐体500Aと筐体700Aの間に通すことにより、筐体700A自体が防音壁となって排気音を遮断し得るので、画像形成装置101の小型化と排気に起因する騒音の低減とを両立することが簡単な構成で実現できる。
[他の実施形態]
なお、上述した実施形態では、筐体700Aが突出部5001の下方に配置された場合を例に説明したが、これに限らない。例えば、図11に示すように、筐体500Aに突出部5001を設けず、筐体500Aの背面に軸流ファンである排気ファン138を設ける場合がある。排気ファン138は、例えば筐体500A内の昇温を防止するための排気を行なっている。この場合、筐体500Aは筐体700Aと前後方向(水平方向)に対向して隙間W3を筐体700Aとの間に形成する対向部としての本体部5004を有し、本体部5004には排気ファン138により筐体500Aの内から外へ排気するための排気口5005が形成されている。言い換えれば、筐体700Aは、筐体500Aの排気口5005と隙間W3を介して対向するように配置されている。
なお、上述した実施形態では、筐体700Aが突出部5001の下方に配置された場合を例に説明したが、これに限らない。例えば、図11に示すように、筐体500Aに突出部5001を設けず、筐体500Aの背面に軸流ファンである排気ファン138を設ける場合がある。排気ファン138は、例えば筐体500A内の昇温を防止するための排気を行なっている。この場合、筐体500Aは筐体700Aと前後方向(水平方向)に対向して隙間W3を筐体700Aとの間に形成する対向部としての本体部5004を有し、本体部5004には排気ファン138により筐体500Aの内から外へ排気するための排気口5005が形成されている。言い換えれば、筐体700Aは、筐体500Aの排気口5005と隙間W3を介して対向するように配置されている。
そして、排気口5005から排気された空気を隙間W3から下方に導くために、隙間W3の鉛直方向上側を塞ぐ塞ぎカバー137が筐体700Aに設けられている。即ち、排気口5005から排気された空気は、本体部5004に当たって上方に流れたとしても、塞ぎカバー137によって妨げられることで、隙間W3に沿って下方へと流れ排気される。塞ぎカバー137は、電源装置700と一緒に移動するように、筐体700Aに固定されている。
さらに、本実施形態では排気音に対する防音対策として、筐体700Aにおいて排気口5005に対向する位置に、防音部材139が配設されている。防音部材139は、排気口5005から排気される空気が筐体700Aに当たることにより生じる衝突音を低減するために設けられる。防音部材139は例えば発泡材により形成され、筐体700Aの正面側に接着されている。
なお、上述した実施形態は、トナーとキャリアを含む現像剤を用いてトナー像を記録材に形成する電子写真方式の画像形成装置に限らず、その他の方式による画像形成装置にも適用してもよい。例えば、インクを記録材に向けて吐出することにより画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置などにも適用できる。
101…画像形成装置、111Y~111K(121Y~121K、138)…排気ファン(帯電器排気ファン、飛散回収ファン)、115…フィルタ(オゾンフィルタ)、125…フィルタ(トナーフィルタ)、131…案内ダクト(排気ダクト)、132…ダクト(下面ダクト)、132a…塞ぎ部材(塞ぎ部)、132Y~132K…仕切り部材(仕切り板)、133(134、139)…防音部材(防音シート)、136(137)…塞ぎ部材(塞ぎカバー)、500A…第一筐体(筐体)、700A…第二筐体(筐体)、701…電源、800…画像形成ユニット、5001…第二対向部(突出部)、5002(5004)…第一対向部(対向部、本体部)、5003(5005)…排気口、W1(W3)…第一隙間(隙間)、W2…第二隙間(隙間)、S…記録材
Claims (13)
- 記録材にトナー像を形成する画像形成ユニットと、
前記画像形成ユニットを収容した第一筐体と、
前記第一筐体に設けられ、前記第一筐体内の空気を前記第一筐体に形成された排気口から排気する排気ファンと、
前記第一筐体の前記排気口と隙間を介して対向するように配置され、前記第一筐体との間で前記排気口から排気された空気を少なくとも鉛直方向の下方に案内する排気経路を形成する第二筐体と、を備える、
ことを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一筐体は、水平方向において前記第二筐体と対向して第一隙間を前記第二筐体との間に形成する第一対向部と、前記鉛直方向上側で前記第二筐体に対向するように設けられ、前記第一隙間と連通した第二隙間を前記第二筐体との間に形成する第二対向部と、を有し、
前記排気口は、前記第二対向部に形成され、
前記第一隙間及び前記第二隙間は、前記排気経路を形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第二隙間に配置され、前記排気口から排気された空気を前記第一隙間に導くダクトを備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記ダクトにおいて、前記排気口に対向する位置に前記排気口から排気される空気の音の大きさを低減する防音部材が設けられる、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 前記第二隙間の前記水平方向において前記第一対向部の反対側を塞ぐ塞ぎ部材を備える、
ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記第二筐体において、前記第二隙間を介して前記排気口に対向する位置に前記排気口から排気される空気の音の大きさを低減する防音部材が設けられる、
ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記第二対向部には、前記鉛直方向に交差する幅方向に並列に配置された複数の前記排気ファンが設けられ、
前記ダクト内に、前記幅方向に沿って前記ダクト内を複数の空間に分割し、複数の前記排気ファンから排気される空気が前記分割した空間と空間との間を行き来しないように仕切る仕切り部材が形成されている、
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。 - 前記第二対向部には、前記排気ファンと、前記排気ファンの動作に伴い前記第一筐体内の空気を前記排気ファンへ案内する案内ダクトと、前記案内ダクトを流れる空気をろ過するフィルタとが設けられている、
ことを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第一筐体は、水平方向において前記第二筐体と対向して隙間を前記第二筐体との間に形成する対向部を有し、
前記排気口は、前記対向部に形成され、
前記隙間は、前記排気経路を形成する、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記隙間の鉛直方向上側を塞ぐ塞ぎ部材を備える、
ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。 - 前記第二筐体において、前記隙間を介して前記排気口に対向する位置に前記排気口から排気される空気の音の大きさを低減する防音部材が設けられる、
ことを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。 - 前記隙間は、前記第一筐体との間で前記排気口から排気された空気を前記鉛直方向に交差する幅方向に案内する排気経路を形成している、
ことを特徴とする請求項1乃至11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記第二筐体は、前記画像形成ユニットを動作させるための電力を供給する電源を収容している、
ことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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