JP2023147082A - コンパクタ用コンテナ - Google Patents

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憲一 川西
Kenichi Kawanishi
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Abstract

【課題】押出口を有したコンパクタにより、ゲート板が開放され且つコンテナ入口及び押出口相互が接続された状態で廃棄物をコンテナ内に押込み可能なコンテナにおいて、コンテナ前進時のゲート駆動装置とゲート板の被係止部との摺動部分を減らして、摺動部の早期摩耗を抑制する。【解決手段】ゲート板22は、ゲート駆動装置Dgの係止部Pを係止させる被係止部22ahを上端部に有すると共に、左右両側端の略全域に亘って延びる係合部22gを有し、フレーム枠21は、ゲート板22に対する案内支持部21sgを有したガイド枠部21sを有すると共に、係合部22gに上下摺動可能に係合、連結される連結部21pをフレーム枠21の上部に有し、連結部21pは、ゲート板22が案内支持部21sgから外れた所定開放位置となるまで入口10iを開放したゲート開放時でも、係合部22gと係合状態にあって、連結部21p回りにゲート板22を傾動可能とする。【選択図】 図7

Description

本発明は、入口を一側に有するコンテナ本体と、その入口を開閉可能なゲート板と、コンテナ本体に装着されて、ゲート板を開閉すべく摺動可能に支持するフレーム枠とを備えたコンパクタ用コンテナ、特にコンテナ本体の入口に接続可能な押出口を有したコンパクタにより、ゲート板が開放され且つ入口及び押出口相互が接続された状態でコンテナ内に入口を通して廃棄物を押込めるようにしたコンテナに関する。
上記コンパクタ用コンテナは、例えば特許文献1にも示されるように従来公知である。この特許文献1のコンテナでは、ゲート板(蓋体19)の上端部に設けた被係止部22に、ゲート昇降装置の係止部即ちフォーク(25)を挿入、係止させ、次いでその係止状態のままフォーク(25)と共にゲート板(19)を上昇駆動することで、ゲート板を開放させる。
そして、ゲート開放後、上記係止状態を維持しながらコンテナをコンパクタ側に前進移動させることで、コンパクタの押出口にコンテナ入口を接続し、この接続状態でコンパクタからコンテナ内への廃棄物押込み作業が行われるようにしている。
特公昭58-23284号公報
特許文献1のものでは、ゲート開放後、コンテナをコンパクタ側に前進移動させる際、コンテナに追従する被係止部(22)がフォーク(25)上を前進摺動しつつコンパクタ側に前進するため、係止部(22)とフォーク(25)との摺接部が早期に摩耗したり或いは変形破損する懸念がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、従来装置の上記課題を簡単な構造で解決可能なコンパクタ用コンテナを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、入口を一側に有するコンテナ本体と、前記入口を開閉可能なゲート板と、前記コンテナ本体に装着されて、前記ゲート板を開閉すべく上下摺動可能に支持するフレーム枠とを備えたコンパクタ用コンテナであって、前記入口に接続可能な押出口を有したコンパクタにより、前記ゲート板が開放され且つ前記入口及び前記押出口相互が接続された状態で前記コンテナ内に該入口を通して廃棄物を押込めるようにしたものにおいて、前記ゲート板は、これを上下方向に駆動可能なゲート駆動装置の係止部を係脱可能に係止させる被係止部を該ゲート板の上端部に有すると共に、該ゲート板の左右両側端の略全域に亘って延びる係合部を有し、前記フレーム枠は、前記ゲート板を上下摺動可能に案内支持し得る案内支持部を有した左右のガイド枠部を、該フレーム枠の左右両側端の略全域に亘って有すると共に、前記係合部に上下摺動可能に係合、連結される連結部を該フレーム枠の上部に有し、前記連結部は、前記ゲート板が前記案内支持部から外れた所定開放位置となるまで前記入口を開放したゲート開放時においても、前記係合部と係合状態にあって、該連結部回りに該ゲート板を前記フレーム枠に対し傾動可能としたことを第1の特徴とする。
また本発明は、入口を一側に有するコンテナ本体と、前記入口を開閉可能なゲート板と、前記コンテナ本体に装着されて、前記ゲート板を開閉すべく左右摺動可能に支持するフレーム枠とを備えたコンパクタ用コンテナであって、前記入口に接続可能な押出口を有したコンパクタにより、前記ゲート板が開放され且つ前記入口及び前記押出口相互が接続された状態で前記コンテナ内に該入口を通して廃棄物を押込めるようにしたものにおいて、前記ゲート板は、これを左右方向に駆動可能なゲート駆動装置の係止部を係脱可能に係止させる被係止部を該ゲート板の左右一端部に有すると共に、該ゲート板の上下両側端の略全域に亘って延びる係合部を有し、前記フレーム枠は、前記ゲート板を左右摺動可能に案内支持し得る案内支持部を有した上下のガイド枠部を、該フレーム枠の上下両側端の略全域に亘って有すると共に、前記係合部に左右摺動可能に係合、連結される連結部を該フレーム枠の左右一側部に有し、前記連結部は、前記ゲート板が前記案内支持部から外れた所定開放位置となるまで前記入口を開放したゲート開放時においても、前記係合部と係合状態にあって、該連結部回りに該ゲート板を前記フレーム枠に対し傾動可能としたことを第2の特徴とする。
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記案内支持部は、前記ガイド枠部の前記ゲート板との対向面に設けられて該ゲート板の対応する端縁部が摺動可能に嵌合する案内凹部で構成され、前記ゲート板の前記端縁部に前記係合部が設けられることを第3の特徴とする。
また本発明は、第1又は第2の特徴に加えて、前記案内支持部は、前記ガイド枠部の前記ゲート板との対向面に設けられる案内凸部で構成されると共に、その案内凸部と対応する前記ゲート板の端縁部に、該案内凸部が摺動可能に嵌合する案内凹部が設けられ、前記案内凹部の内底面に前記係合部が設けられることを第4の特徴とする。
また本発明は、第1~第4の何れかの特徴に加えて、前記係合部は、前記ゲート板の前記端縁部に凹設されてゲート板開閉方向に延びる係合溝であると共に、その係合溝の、ゲート板閉じ側の終端には、前記ゲート板に固定のストッパ壁が設けられており、前記ストッパ壁は、前記ゲート板が前記所定開放位置に達して前記連結部回りに傾動した状態でも、その連結部に対し該ストッパ壁が接触しない部位に配置されることを第5の特徴としている。
また本発明は、第1~第5の何れかの特徴に加えて、前記フレーム枠が、前記入口に対応した開口を有して矩形状に形成されると共に、該開口を前記ゲート板が開閉可能であり、前記フレーム枠は、これに前記ゲート板を保持した状態で前記入口を開閉し得るように前記コンテナ本体に取付けられることを第6の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ゲート板は、ゲート駆動装置の係止部を係止させる被係止部を上端部に有すると共に、ゲート板の左右両側端の略全域に亘って延びる係合部を有し、フレーム枠は、ゲート板の案内支持部を有した左右のガイド枠部を、フレーム枠の左右両側端の略全域に亘って有すると共に、係合部に上下摺動可能に係合、連結される連結部をフレーム枠の上部に有し、その連結部は、ゲート板が案内支持部から外れた所定開放位置となるまでコンテナ入口を開放したゲート開放時においても、係合部と係合状態にあって、連結部回りにゲート板をフレーム枠に対し傾動可能としている。また第2の特徴によれば、ゲート板は、ゲート駆動装置の係止部を係止させる被係止部を左右一端部に有すると共に、ゲート板の上下両側端の略全域に亘って延びる係合部を有し、フレーム枠は、ゲート板の案内支持部を有した上下のガイド枠部を、フレーム枠の上下両側端の略全域に亘って有すると共に、係合部に左右摺動可能に係合、連結される連結部をフレーム枠の左右一側部に有し、その連結部は、ゲート板が案内支持部から外れた所定開放位置となるまでコンテナ入口を開放したゲート開放時においても、係合部と係合状態にあって、連結部回りにゲート板をフレーム枠に対し傾動可能としている。
これにより、第1,第2の何れの特徴においても、ゲート開放後、コンテナをコンパクタ側に前進移動させる際に、ゲート板は、これの被係止部とゲート駆動装置側の係止部との係止状態を維持しつつ、連結部回りに単に傾動するだけであって、ゲート板全体が鉛直姿勢で前進移動することはないため、そのコンテナ前進時のゲート駆動装置(係止部)とゲート板(被係止部)との相対摺動部分を大幅に減らすことができ、その摺動部の早期摩耗や変形破損を効果的に抑制可能となる。
また第3の特徴によれば、フレーム枠の案内支持部は、ガイド枠部のゲート板との対向面に設けられてゲート板の対応する端縁部が摺動可能に嵌合する案内凹部で構成され、ゲート板の端縁部に係合部が設けられるので、ゲート板は、これの端縁部がフレーム枠の案合凹部に凹凸嵌合しつつ摺動してコンテナ入口を開放するが、その際にゲート板は、これの端縁部(係合部)がその全域に亘り連結部と摺動・連結しながら所定開放位置まで開放動作するため、ゲート板の前記傾動動作が支障なく行われる。
また第4の特徴によれば、案内支持部は、ガイド枠部のゲート板との対向面に設けられる案内凸部で構成されると共に、その案内凸部と対応するゲート板の端縁部に、案内凸部が摺動可能に嵌合する案内凹部が設けられ、その案内凹部の内底面に係合部が設けられるので、ゲート板は、これの端縁部の案内凹部がガイド枠部の案内凸部に凹凸嵌合しつつ摺動してコンテナ入口を開放するが、その際にゲート板は、これの端縁部(案内凹部の内底面に設けた係合部)がその全域に亘り連結部と摺動・連結しながら所定開放位置まで開放動作するため、ゲート板の前記傾動動作が支障なく行われる。
また第5の特徴によれば、前記係合部は、ゲート板の端縁部に凹設されてゲート板開閉方向に延びる係合溝であると共に、その係合溝の、ゲート板閉じ側の終端には、ゲート板に固定のストッパ壁が設けられ、そのストッパ壁は、ゲート板が前記所定開放位置に達して連結部回りに傾動した状態でも、その連結部に対しストッパ壁が接触しない部位に配置される。これにより、ゲート板が所定開放位置まで開放するのに応じて連結部回りに傾動したときに、その連結部がストッパ壁と接触することが回避できるため、その接触による応力集中を回避できて、ゲート板及び連結部の耐久性向上に寄与することができる。
また第6の特徴によれば、フレーム枠は、これにゲート板を保持した状態で入口を開閉し得るようにコンテナ本体に取付けられるので、コンテナ入口を開閉するに当たり、用途に応じてゲート板のみを開閉する使用態様と、フレーム枠ごと開閉する使用態様とを適宜使い分けることができる。
本発明の第1実施形態に係る廃棄物押込システム、特にコンテナが往行過程での初期位置にある状態を示す全体側面図 前記廃棄物押込システム、特にコンテナが接近位置A1にある状態を示す全体側面図 前記廃棄物押込システム、特にコンテナが押込位置A2にある状態を示す全体側面図 図1の4X矢視部を拡大した要部断面図 図2の5X矢視部を拡大した要部断面図 コンテナの接近位置停止時にゲート板を上限位置まで上昇させた状態を示す図5対応図 図3の7X矢視部を拡大した要部断面図 前記廃棄物押込システム、特にコンテナが復行過程で戻り位置A1′まで戻した状態を示す要部拡大側面図(図4対応図) 図5の9X-9X線断面図 図7の10X-10X線断面図 図10の11X-11X線断面図 前記廃棄物押込システムの要部(特にコンテナ及びゲート駆動装置)を、コンテナ本体を破断して示す平面図 コンテナ支持台及びその附属物を示す平面図 図13の14X-14X線断面図 図13の15X矢視方向から見た前面図 図13の16X矢視方向から見た前面図であって、(a)はロック機構50のストッパ部材52がストッパ位置52Xにある状態を示し、また(b)は同ストッパ部材52が待機位置52Yにある状態を示す 第2実施形態に係る廃棄物押込システムの要部断面図(図4対応図) 図17に示す状態から、コンテナ駆動装置の油圧シリンダを伸長限界まで伸長させ且つ係止フックをロック位置まで上方揺動させた状態を示す前記廃棄物押込システムの要部断面図(図17対応図) 図18に示す状態から、コンテナ駆動装置の油圧シリンダを中間収縮位置まで収縮させてコンテナを接近位置A2まで引き寄せた状態を示す前記廃棄物押込システムの要部断面図(図5及び図18対応図) 図19に示す状態から、コンテナ駆動装置の油圧シリンダを収縮限界まで収縮させてコンテナを押込位置A3まで引き寄せた状態を示す前記廃棄物押込システムの要部断面図(図7及び図19対応図) 図20の21X-21X線断面図 図20に示す状態から、コンテナ駆動装置の油圧シリンダを伸長限界まで伸長させてコンテナを復行過程で戻り位置A1′まで押し戻した状態を示す前記廃棄物押込システムの要部断面図(図8及び図20対応図) (a)は、コンテナ底部の水溜まり用凹部を、コンテナ本体底面の後端寄りに底上げ壁部を配置することで形成した構造例を示し、また(b)は、コンテナ底部の水溜まり用凹部を、コンテナ本体底面の前端寄りに底上げ壁部を配置することで形成した構造例を示す 図23で例示した水溜まり用凹部の段差部を斜面とした変形例を示すものであって、(a)は、図23(a)に対応し、また(b)は、図23(b)に対応する (a)は、第3実施形態に係る廃棄物押込システムの要部(コンパクタ前端とコンテナ後端との接続部)を示す概略断面図、(b)は、比較例を示す対応断面図 (a)は、実施形態に係るフェイルセーフ用ストッパ機構の、コンテナ位置に応じた作動態様の状態変化を簡略的に示す側面図、(b)は、変形例に係るフェイルセーフ用ストッパ機構の上記作動態様の状態変化を簡略的に示す側面図 第4実施形態においてコンテナが往行過程の初期位置にある状態を示すものであって、コンテナ入口周辺部及びゲート駆動装置の関係を示す要部断面図(図4対応図,及び図27の27X-27X断面図) 第4実施形態においてコンテナが接近位置A1にあり且つゲート板を所定開放位置まで上昇駆動した状態を示すものであって、コンテナ入口周辺部及びゲート駆動装置の関係を示す要部断面図(図27及び図6対応図) 第4実施形態においてコンテナが押込位置A2にある状態を示すものであって、コンテナ入口周辺部及びゲート駆動装置の関係を示す要部断面図(図27及び図7対応図) 第4実施形態の第1変形例を示す図29対応断面図 第4実施形態の第2変形例を示す図29対応断面図 第5実施形態を示す図9対応図 第5実施形態を示す図10対応断面図
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づき説明する。
先ず、図1~図16には、コンパクタCpによるコンテナCtへの廃棄物押込システムの第1実施形態が示される。そのシステムの主要部を図1を参照して説明すると、それは、地面に設置した支持台B上を前後方向に移動可能なコンテナCtと、このコンテナCtが支持台B上の押込位置A3(図3,7参照)にあるときにコンテナCt後端の入口10iを通して廃棄物をコンテナCt内に押込み可能なコンパクタCpと、コンテナCtを、前後方向でコンパクタCpから離れた所定の初期位置A1(図1,4参照)から押込位置A3を経て所定の戻り位置A1′まで往復駆動し得るコンテナ駆動装置D1と、コンテナCtとコンパクタCp間に配設されて、上記入口10iを開閉可能なテールゲート20のゲート板22を上下方向に駆動するゲート駆動装置Dgと、コンテナCtが所定位置を行き過ぎないよう移動規制するフェイルセーフ用のストッパ機構50とを含む。
更に前記システムは、コンパクタCp・コンテナ駆動装置D1・ゲート駆動装置Dg・ストッパ機構50等の各作動を制御する制御装置Ucを内蔵した制御盤Uも含んでおり、その制御盤Uは、他の機器と干渉しない適所に設置される。また支持台Bは、各複数の縦枠・横枠・支柱枠を相互に枠組みして構成されて平面視で梯子状に形成される。
本明細書において、「前後方向」とは、コンパクタCpによる押込作動を受けるときのコンテナCtの前後方向をいい、特に前方向は、コンパクタCpの押込方向と一致する。また「左右方向」とは、コンパクタCpによる押込作動を受けるときのコンテナCtの左右方向をいい、同コンテナCt及びゲート板22の横幅方向と一致する。
コンパクタCpは、前端が開放され且つ前後方向に長い中空の胴部1と、胴部1の前寄りの上壁に連設されて投入廃棄物を胴部1内に供給可能なホッパ2と、ホッパ2を経て胴部1内に供給された廃棄物を前方に押出すべく胴部1内周に摺動可能に配設されたピストン3と、ピストン3を前後駆動するピストン駆動装置4(例えば油圧シリンダ)とを備えている。
胴部1は、これの前端部に、胴部1の本体部よりやや小径で且つ上壁部1otが前下りに傾斜した角筒状の出口筒1oを有しており、その出口筒1oの前端開口は、ピストン3により押し出された廃棄物の出口、即ち押出口として機能する。胴部1は、地面上に固定の複数の基台5に設置、固定される。
また実施形態の胴部1には、出口筒1oより後方で且つホッパ2よりも前側において、ピストン3前側の胴部1内を前後に仕切る仕切りゲート6が配設される。仕切りゲート6は、胴部1内の途中を遮断する下限位置と開放する上限位置との間を昇降可能であり、上下方向に駆動装置7で上下方向に駆動される。その仕切りゲート6が下限位置にある状態でピストン3を仕切りゲート6手前まで前進させることで、廃棄物をコンテナCt内への押込み前に胴部1内で予備圧縮しておくことができ、その予備圧縮後に仕切りゲート6を上昇開放すれば、予圧縮状態の廃棄物をコンパクタCpでコンテナCt内に押込可能となる。
尚、仕切りゲート6及び上下方向に駆動装置7は、従来周知であるので、具体的な構造説明は省略する。
尚また、仕切りゲート6及び上下方向に駆動装置7は必要に応じて省略してもよい。
而して、出口筒1oをコンテナCt後端の入口10iに嵌挿、接続した状態(即ちコンテナCtが図3に示す押込位置A3にある状態)でコンパクタCpを作動させると、コンパクタCpから出口筒1o及び入口10iを通して廃棄物をコンテナCt内に押込み可能である。
またコンパクタCpの前側の地面には、前後方向に長い支持台Bが固定され、その支持台Bの上面には、前後方向に延びる左右一対の横断面L字状の案内レールBrが固設される。これに対応して、コンテナCtの底部には、前後左右に間隔をおいて車輪受け枠15が固定(例えば溶接)され、且つその各車輪受け枠15に4個の車輪14が回転自在に軸支される。従って、左右の車輪14を介してコンテナCtが左右の案内レールBr上を前後方向に転動可能である。
この案内レールBrに対しては、従来周知のコンテナ運搬車(図示せず)で運搬可能なコンテナCtが積み降ろし可能となっている。そのコンテナ運搬車は、コンテナCtが脱着可能であり且つ上記積み降ろし作業が可能な積み降ろし装置(例えばフックアーム等)を搭載している。そして、その積み降ろし装置は、コンテナCt前壁に固設したリフトバー19に係合・離脱可能であり、その係合時に従来周知の手法でコンテナ運搬車からコンテナCtを案内レールBr上に降ろし且つ同レールBrに沿って所定の初期位置A1(図1,4等参照)まで前後方向に強制移動させ得るようになっている。
ところでコンテナCtが案内レールBr上の初期位置A1に達したことは、支持台B又は地上の所定部位に設けた初期位置センサで検知される。その初期位置センサとして実施形態では、コンテナCtの移動経路を挟んで相対向する発光部8a及び受光部8bよりなる光電センサ8(図9,10でのみ図示)が使用される。そして、コンテナCtが初期位置A1に達したことは、光電センサ8でコンテナCtの特定部位、例えば後端部が検知(即ちコンテナCtの特定部位で受光部8bが遮光)されることで検知される。その検知を報知する報知手段(例えば報知ランプ、ブザー等)により作業員は、コンテナCtが初期位置A1に達したことを認識して、コンテナ運搬車から案内レールBr上への降ろし作業を停止させ、これによりコンテナCtが初期位置A1に置かれる。
尚、コンテナCtが初期位置A1に達したことは、光電センサ8以外のセンサ(例えば、コンテナCt底部と支持台Bとの間に配設した近接センサ等)で検知してもよい。
またコンテナCtは、上面の少なくとも大部分が水平且つ平坦に形成される平面視矩形状の底壁11、その底壁11の少なくとも三辺部(実施形態では左右側辺部及び前辺部)より鉛直に起立する側壁12(即ち左右側壁及び前側壁)、並びに側壁12の上端に結合されて底壁11上面にコンテナ空間を挟んで対向する天井壁13を有した箱状のコンテナ本体10を主要部とする。
コンテナ本体10の天井壁13の後端部には第1ヒンジブラケットb1が固設され、これに、コンテナ本体10後端の入口10iを開閉する開閉扉としてのテールゲート20の上部が前後方向に開閉揺動可能に軸支される。また底壁11の下面には、前後方向に各々延びる左右一対の補強用縦枠18(例えばI型枠)が、左右に間隔をおいて固定(例えば溶接)される。
テールゲート20とコンテナ本体10との間には、テールゲート20を入口10iに対する閉鎖位置にロックする従来周知のロック機構(図示せず)が介設される。このロック機構をロック解除した状態で、コンテナ運搬車によりコンテナCtを前上がりにダンプさせると、テールゲート20を自重で開いて、コンテナCt内の収容廃棄物を排出させることができる。尚、テールゲート20は、コンテナCtの入口10iに対し横開き、即ち鉛直軸線回りに開閉揺動させるようにしてもよい。
またテールゲート20とコンテナ本体10との間には、その間をシールするシール部材(図示せず)が従来周知のように配設される。
尚、コンテナCtの入口10iは、実施形態ではコンテナ本体10の側壁12の後端側で途切れた部分(即ち後側壁が欠落した部分)に形成されるが、入口10iの開口位置は、コンテナ本体10の後端に限定されない。また前後左右の何れかの1つの側壁の一部にだけ入口10iを開口させてもよい。
テールゲート20は、コンテナCtの入口10iに対応した開口21oを有する矩形状のフレーム枠21と、このフレーム枠21に摺動可能に支持されて開口21oを開閉可能な矩形平板状のゲート板22とを備える。そのゲート板22の左右両側部は、フレーム枠21の左右側枠部21sの相対向面に上下方向に設けた溝状の案内凹部21sgに上下摺動可能に嵌合、支持され、その上下摺動によりゲート板22は、開口21oを閉じる下限位置と、開口21oを開く上限位置まで昇降可能となる。また、フレーム枠21の上枠部21uには、ゲート板22を上下摺動可能且つ抜差可能に嵌挿させるスリット21ua(図6を参照)が形成される。
またゲート板22の左右両側部の端縁部(側端面)には、ゲート板22の開閉方向、即ち上下方向に延びる細長い係合溝22gが設けられる。この係合溝22gには、連結ピン21pの先部が上下摺動及び相対回動可能に嵌合、保持され、この連結ピン21pの基部は、フレーム枠21の上枠部21u上面に立設した第2ヒンジブラケットb2に左右方向内向きに突設される。
ところで係合溝22gの、ゲート板22閉じ側の終端(即ち下端)には、ゲート板22に固定したストッパ壁22gwが配設される。尚、ストッパ壁22gwは、ゲート板22と一体に形成してもよい。そして、このストッパ壁22gwは、図6,7で明らかなように、ゲート板22が所定開放位置(例えば図6,7のような上限位置)に達して連結ピン21p回りに傾動した状態でも、その連結ピン21pにストッパ壁22gwが接触しない部位に配置されている。
而して、フレーム枠21の左右側枠部21s・案内凹部21sgは、本発明の第1の特徴におけるガイド枠部・案内支持部をそれぞれ構成し、また連結ピン21pは、本発明の第1の特徴における連結部を構成し、また係合溝22gは、本発明の第1の特徴における係合部を構成している。
次に前記コンテナ駆動装置D1の具体例を説明する。コンテナ駆動装置D1は、第1実施形態ではコンテナCt底部に固設されて左右方向に延びるロッド状の被係合部10kと、その被係合部10kに係脱可能な係止部材としての左右各一対の第1,第2係止爪t1,t2と、第1,第2係止爪t1,t2を各々固定した左右一対の無端状チェーン41と、その各チェーン41を巻き掛けるべく支持台Bに回転自在に軸支される前後・左右各一対のスプロケット42,43と、前後一方のスプロケット42を連動機構(実施形態では別のチェーン伝動機構)を介して回転駆動するモータ44と、モータ44の回転量に基づきコンテナCtが所定位置(即ち初期位置A1,中間の接近位置A2,押込位置A3,戻り位置A1′)にあることを制御装置Ucと協働して検知可能なセンサ45とを備えている。
上記被係合部10kは、これの両端部がコンテナCt底部の左右の縦枠18,18にそれぞれ固着(例えば溶接)される。
左右のチェーン41,41は、これらに第1,第2係止爪t1,t2が固定される部位において、係止爪同調用のクロスバー47を介して相互間が結合される。また、前記した制御装置Ucは、センサ45の検知結果(例えばモータ回転量)に基づいてモータ44を作動制御可能に構成される。
また実施形態の第1,第2係止爪t1,t2は、チェーン41に周方向等間隔置きに固定される。そして、コンテナCtを初期位置A1から押込位置A3に向かって(即ち図1~図3で左方向に)往行駆動する場合には、チェーン41が図14で反時計方向に回転駆動される。このとき第1係止爪t1が被係合部10kと係合することで、コンテナCtがコンパクタCp側に引き寄せられる。
一方、コンテナCtを押込位置A3から戻り位置A1′に向かって(即ち図1~図3で右方向に)復行駆動する場合には、チェーン41が図14で時計方向に回転駆動される。このとき第2係止爪t2が被係合部10kと係合することで、コンテナCtがコンパクタCpとは反対側に引き出される。
また実施形態のセンサ45は、モータ44の回転量を含む回転状態を計測可能なセンサである。そして、コンテナ運搬車から降ろされたコンテナCtが初期位置A1に搬入されたり或いは戻り位置A1′から外部に搬出される際には、第1,第2係止爪t1,t2は、被係合部10kを逃げる待機位置(図14実線参照)で待機しているため、両係止爪t1,t2がコンテナCtの搬入・搬出の障害となることはない。
次いで、コンテナCtが初期位置A1に到達して停止すると、作業員の制御盤Uへの操作入力等によりモータ44の作動が開始されて、チェーン41が反時計回りに回転駆動される。このチェーン41の回転駆動に伴い第1係止爪t1が被係合部10kに係合(図14鎖線参照)すると、前記制御装置Ucは、モータ44の負荷電流が急増することで前記係合を検知し、その検知(係合)時点からのモータ回転量を回転センサ45が計測して制御装置Ucに出力する。
この場合、制御装置Ucは、そのモータ回転量に基づいてコンテナCtが所定の接近位置A2・押込位置A3にそれぞれ達したと判断した時点で、コンテナCtの移動を一時的に停止させる。
第1係止爪t1が被係合部10kに係合するのを検知する手法として、実施形態では、制御装置Ucがモータ44の負荷電流の、上記係合に伴う急増変化から上記係合を検知するようにしているが、その検知手法は、実施形態に限定されず、他のセンサ(例えばコンテナCtと支持台B間に介設した近接センサや、光電センサ等の光学センサ)を使用してもよい。
前記した接近位置A2(図2,5,6参照)とは、テールゲート20のゲート板22を上昇(開放)又は下降(閉成)動作を行うためにコンテナCtを一時停止させる中間作業位置であって、この位置でコンテナCtの後端部とコンパクタCpの胴部1の前端部とは、前後方向に互いに対向、近接している。また押込位置A3(図3,7参照)とは、コンパクタCpからの廃棄物押込み作用を受けるためのコンテナCtの押込作業位置であって、この押込位置A3では、コンテナCtのテールゲート20は元より、コンテナ本体10の後端部もコンパクタCpの胴部1の先部(より具体的には出口筒1o)と前後方向にオーバラップした配置となっている。
ところで実施形態においては、コンテナCtがコンテナ駆動装置D1に駆動されて初期位置A1から押込位置A3を経て戻り位置A1′まで往復移動する過程で、コンテナCtが所定位置(実施形態では押込位置A3、戻り位置A1′)を行き過ぎないようコンテナCtの移動を規制可能なストッパ機構50が、コンテナ駆動装置D1から独立して配備される。
このストッパ機構50は、図13,16及び図25(a)で明らかなように、コンテナCtの底部に前後方向に間隔をおいて突設された前後一対の被係合部51f,51rと、被係合部51f,51rに対し係合可能なストッパ位置52Xおよび係合不能な待機位置52Yの相互間を選択的に移動(回動)できるよう支持台B上の固定板Btに軸支52pされる単一のストッパ部材52と、前記制御装置Ucにより作動制御されてストッパ部材52をストッパ位置52Xと待機位置52Y間で回動駆動するアクチュエータ58(例えば油圧シリンダ)とを含む。
アクチュエータ58は、固定板Btにブラケット59を介して回動可能に枢支連結58pされる。また各々の被係合部51f,51rは、左右方向にロッド状に延びていて、各々の両端部がコンテナCt底部の左右の縦枠18,18にそれぞれ固着(例えば溶接)される。
ところで実施形態のストッパ部材52は、前後方向を同じくする2個のストッパ部材半体52a,52bより分割構成されており、その両半体52a,52bは、同調リンク機構54を介して同一回動方向に同量ずつ回動可能である。尚、ストッパ部材52は、上記のように分割構成しないで、一体物の部材(例えば一方のストッパ半体52bのみ)で構成してもよく、その場合は、他方のストッパ半体52aや同調リンク機構54は省略可能である。
而して、コンテナCtが、コンテナ運搬車で初期位置A1に搬入されたり或いは戻り位置A1′から外部に搬出される際に、ストッパ部材52は待機位置52Yに保持されるため、コンテナCtの搬入・搬出の邪魔とならない。またコンテナCtが初期位置A1を離れて押込位置A3に向かって移動する往行過程で、ストッパ部材52はストッパ位置52Xに保持され、この状態でストッパ部材53が前側の被係合部51fと係合することで、コンテナCtが押込位置A3を行き過ぎないように往行移動を規制可能である。一方、コンテナCtが押込位置A3から戻り位置A1′に向かって移動する復行過程でもストッパ部材52がストッパ位置52Xに保持され、この状態でストッパ部材52が後側の被係合部51rと係合することで、コンテナCtが戻り位置A1′を行き過ぎないように復行移動を規制可能である。
また図25(b)には、上記したストッパ機構50の変形例が示される。この変形例のストッパ機構50は、コンテナCtの底部に突設された単一の被係合部55と、被係合部55に対し係合可能なストッパ位置および係合不能な待機位置の相互間を選択的に移動(回動)できるよう支持台Bに軸支されて前後方向に間隔をおいて並ぶ前後一対のストッパ部材56,56と、前記制御装置Ucで作動制御されて各ストッパ部材56をストッパ位置56Xと待機位置56Y間で回動駆動するアクチュエータとを含む。
而して、上記変形例においては、コンテナCtが初期位置A1を離れて押込位置A3に向かって移動する往行過程で、後側のストッパ部材56のみがストッパ位置52Xに保持され、この状態で後側のストッパ部材56が被係合部55と係合することで、コンテナCtが押込位置A3を行き過ぎないように往行移動を規制可能である。一方、コンテナCtの上記復行過程では前側のストッパ部材56のみがストッパ位置56Xに保持され、この状態で前側のストッパ部材56が被係合部55と係合することで、コンテナCtが戻り位置A1′を行き過ぎないように復行移動を規制可能である。
尚、上記したストッパ機構50による規制されるコンテナCtの往行限界位置と、コンテナCtの正規の押込位置A3とは略一致させてもよいし、或いは、その往行限界位置を正規の押込位置A3より後方側に多少ずらして設定してもよい。また上記したストッパ機構50による規制されるコンテナCtの復行限界位置と、コンテナCtの正規の戻り位置A1′とは略一致させてもよいし、或いは、その復行限界位置を正規の戻り位置A1′より前方側に多少ずらして設定してもよい。
尚、上記ストッパ機構50は、コンテナCtの往行時及び復行時にストッパ部材52,56を所定の制御タイミングでストッパ位置52X,56Xに起動させるようにして、コンテナCtの往行限界位置又は復行限界位置を行き過ぎないようにしたフェールセーフ手段として使用したが、この使用例に代えて、ストッパ部材52,56を通常は待機位置52Y,56Yに保持しておき、コンテナ駆動装置D1の不調等でコンテナCtが暴走するのを防止する必要がある非常時にのみ、ストッパ部材52,56をストッパ位置52X,56Xに起動させるようにしてもよい。
ところでコンテナ本体10の底壁11は、これの上面のうちの特定の一部(実施形態では前方寄りの大部分)がその他の部分よりも一段窪んでいて、コンテナCt内の廃棄物より出る水を溜め得る水溜まり用凹部Oを構成している。この水溜まり用凹部Oを底壁11の上面に形成するために、底壁11上には、図4~図8や図23(a)で明らかなように、入口10iの底部を構成する所定厚さの底上げ壁部11wが、底壁11の幅方向一杯に亘り接合される。即ち、この底上げ壁部11wの特設により、底壁11の上面には、底上げ壁部11wの上面から一段下がった水溜まり用凹部Oが、入口10iから前方に所定距離、離れた位置に形成される。
底上げ壁部11wは、コンテナ本体10の底壁11の上面の何処に配設してもよく、例えば、図23(b)で明らかなように、底壁11の上面の前端部に幅方向一杯に亘り底上げ壁部11wを接合して、それよりも後方側に水溜まり用凹部O′を形成してもよい。この場合、コンテナCt底面に水溜まり用凹部O′が、コンテナ本体10の入口10i(従って入口10iを開閉するテールゲート20)に隣接するよう配設される。
尚、上記水溜まり用凹部O,O′は、必ずしも底壁11の幅方向一杯に亘り形成しなくてもよい。例えば、幅方向の一部において前後方向に延びる溝状に形成してもよいし、或いはまた、前後方向の一部において幅方向に延びる溝状に形成してもよい。
ところで前記した図23(a)(b)の構造例や、その構造例の変形例を示す図24(a)(b)でも明らかなように、水溜まり用凹部O,O′の底面と、コンテナ底壁の上面の、水溜まり用凹部O,O′周辺部との間には段差部11sが形成される。
そして、特に図24(a)(b)で示す変形例の段差部11sは、これの少なくともコンテナ入口10iに連なる部分(図示例では水溜まり用凹部O,O′の周囲全周に亘る部分)が、水溜まり用凹部O,O′の内方に向かって下側に傾斜した斜面に形成される。このように段差部11sを斜面としたことで、段差部11sの下端部に塵埃等がこびり着くのを効果的に抑制できる利点がある。また特にコンテナ入口10iに連なる段差部11sが斜面であれば、その入口10iを経てコンテナCt内に押し込み投入された塵埃が斜面を滑り落ちながら水溜まり用凹部O,O′の底面に到達するため、その到達の際の衝撃が低減可能となる。
次に図4~図12を主として参照して、コンテナCtの入口10iを開閉すべくテールゲート20のゲート板22を上下方向に駆動可能なゲート駆動装置Dgの一例を説明する。
ゲート駆動装置Dgは、ゲート板22の上部に設けた受け孔22ahに抜差可能に挿入される支持ピンPと、この支持ピンPが一体に昇降するよう支持ピンPを支持する昇降支持体35と、この昇降支持体35を介して支持ピンPを昇降駆動する昇降駆動装置30とを備える。而して、支持ピンPは本発明の係止部を、また受け孔22ahは本発明の被係止部をそれぞれ構成する。
昇降駆動装置30は、コンパクタCpとコンテナ用支持台Bとの間で地面に設置、固定される左右一対の基台31と、その基台31上に立設されて鉛直方向に延び且つ昇降支持体35の両端部を昇降可能に案内、支持する左右一対の支柱32,32と、左右の支柱32,32の上端間を結合して左右方向に延びる上枠33と、左右の支柱32,32及び昇降支持体35の左右両端部間にそれぞれ介装されて、支柱32,32に沿って上下方向に延びる左右一対の油圧シリンダ34,34とを備える。
左右の油圧シリンダ34,34は、これを作動させる油圧回路に同調機構(例えば同調バルブ、センサ等を用いた油圧制御部)が付設されていて、左右の油圧シリンダ34,34が同期して同量ずつ伸縮動作できるようになっており、これにより、昇降支持体35をバランスよく昇降駆動できる。
左右一対の支柱32,32は、コンパクタCpに対し進退移動可能なコンテナCtの移動軌跡を左右より挟む位置に並列配置される。また各支柱32の前面及び後面には、鉛直方向に延びる前・後案内レール32ra,32rbがそれぞれ突設される。そして、前・後案内レール32ra,32rbに転動可能にそれぞれ係合する上下各一対の前・後ローラ36a,36b;37a,37bが、昇降支持体35の左右両端部に結合した左右のブラケット38,38にそれぞれ回転自在に軸支される。その上下各一対の前・後ローラ36a,36b;37a,37bは、前・後案内レール32ra,32rbを介して支柱32を前後より安定よく挟持し、これにより、昇降支持体35が安定した水平姿勢を保ちつつ左右の支柱32に昇降可能に保持される。
このように昇降支持体35は、これの左右両端部が前・後ローラ36a,36b;37a,37b及び案内レール32ra,32rbを介して左右の支柱32,32に転動可能に案内、支持され、しかも左右の油圧シリンダ34によって支柱32に沿って昇降駆動される。
ところで昇降支持体35の左右両端寄りの中間部には、前方に延びる左右一対の支持ピンPの基端部が固設され、各支持ピンPは、これの先部が先細り状、より具体的には円錐状に形成される。より具体的に言えば、支持ピンPは、図9で明らかなように、円柱状の軸部と軸部の先端に一体に連なる先細り状先部とを有するが、先部の軸方向長さは、軸部の直径以上の任意長さに設定される。
一方、テールゲート20の矩形状をなすゲート板22の上縁部には、コンテナCt(より具体的にはテールゲート20のフレーム枠21)の上面よりも上方側に張出し且つゲート板22の横幅方向に延びる延長壁部22aが一体に連設される。この延長壁部22aは、ゲート板22の上縁部に横幅方向(即ち左右方向)全域に亘り連設されており、その延長壁部22aには、支持ピンPが抜差可能に挿入される左右一対の受け孔22ahが設けられる。
左右の受け孔22ahは、昇降支持体35及びゲート板22が共に下限位置にある状態で支持ピンPと同一高さとなるように配置される。従って、コンテナCtを初期位置A1からコンパクタCp側に接近移動させると、接近位置A2に達した時点で支持ピンPが受け孔22ahに挿入状態となる。
尚、実施形態では、受け孔22ahが左右方向に長い長孔に形成されるが、これを円形孔、或いは長円形の孔で形成してもよい。尚また、延長壁部22aは、ゲート板22の上縁部に、ゲート板22の横幅方向(即ち左右方向)の一部領域にのみ連設してもよい。
また昇降支持体35には、受け孔22ahからの支持ピンPの抜け出しを阻止するロック機構Lが設けられる。ロック機構Lは、昇降支持体35に回動可能に軸支されたフック状のロック部材Lfと、ロック部材Lfをロック位置とアンロック位置との間で回動駆動すべくロック部材Lfと昇降支持体35間に介装されるロックシリンダLcとを備えている。
ロック部材Lfは、これのロック位置(図5~図7参照)ではゲート板22の上端部及び支持ピンPの先部に近接していて、受け孔22ahからの支持ピンPの抜け出しを阻止可能である。一方、ロック部材Lfは、これのアンロック位置(図4,8参照)では支持ピンPの先部から離間していて、受け孔22ahに対する支持ピンPの抜差動作を許容する。
而して、実施形態のロック機構Lは、支持ピンPのゲート板22への接近(例えば受け孔22ahへの挿入)を不図示のセンサが検知してロックシリンダLcを作動させることで、ロック部材Lfをロック位置まで駆動して自動ロック可能であり、その場合のロックシリンダLcの制御も前記制御装置Ucで行われる。
支持台BとコンテナCtの底部との間には、コンテナCtが押込位置A3に在ってコンパクタCpが押込作動しているときに、その強力な押込荷重でコンテナCtがコンパクタCpから離れるのを阻止するコンテナ固縛機構70(図4,12参照)が配設される。
このコンテナ固縛機構70は、コンテナCt底部に左右一対の垂れ壁を介して両端支持されて左右方向に延びるロッド状の被固縛部材71と、地上に設置した固定台74に回動可能に軸支されて被固縛部材71に係脱可能な固縛フック72と、コンテナCtの押込位置A3で固縛フック72を被固縛部材71に係合、固縛する固縛位置と被固縛部材71を解放する解放位置との間で選択的に切換駆動可能な駆動装置73とを備えており、その駆動装置73も前記制御装置Ucにより作動制御される。尚、このようなコンテナ固縛機構70の構造・機能は従来周知であるので、これ以上の説明は省略する。
次に図1~図8を主として参照して、第1実施形態の作用を説明する。
不図示のコンテナ運搬車によってコンテナCtがコンパクタCpの近くまで運搬されると、コンテナCtは、コンテナ運搬車から従来周知の積み降ろし装置で支持台Bの案内レールBr上に降ろされ、初期位置A1まで移動して、そこに停止する(図1,4参照)。尚、このコンテナ降ろし過程で、制御装置Ucは、ストッパ機構50のストッパ部材52を待機位置50Yに保持していて、コンテナCt底部の被係合部51f,51rとの干渉が回避されるが、コンテナCtが初期位置A1に停止するのに応じてストッパ位置52Xに切換保持される。
コンテナCtが初期位置A1に停止したことが確認されると、制御装置Ucは、コンテナ駆動装置D1のモータ44を正転させてチェーン41を図14で反時計回りに回転駆動する。それに伴い、チェーン41上の第1係止爪t1がコンテナCt底部の被係合部10kに係合すると、その係合時点から、チェーン41の駆動力を受けたコンテナCtがコンパクタCp側への後方移動(即ち往行)を開始する。それと同時に、制御装置Ucは上記係合時点からのモータ回転量を計測開始し、その回転量に基づいてモータ44を正転させてコンテナCtをコンパクタCpの胴部1前端に近接した接近位置A2に向かって後方移動させる。そして、その接近位置A2への到達と共にモータ11(従ってコンテナCt)を停止させる(図2,5参照)。
この場合、制御装置Ucには、初期位置A1から接近位置A2までのコンテナCtの往行に要するモータ回転量が予め設定、記憶されているため、そのモータ回転量からコンテナCtが接近位置A2に達したことを制御装置Ucは検知可能である。
コンテナCtが接近位置A2に達した時点で、ゲート駆動装置Dgの支持ピンPは、テールゲート20のゲート板22上部の受け孔22ahに挿入されている。そこで、図5,6に示すように、ロック装置LのシリンダLcによりロックアームLfをロック位置まで回動させて、支持ピンPの受け孔22ahに対する抜け止めを行う。
この状態からゲート駆動装置Dgの昇降駆動装置30(油圧シリンダ34)により昇降支持体35を上限位置まで上昇駆動し、それに連動してゲート板22を、所定開放位置としての上限位置まで上昇させる。これにより、ゲート板22は、テールゲート20の開口21oを開いてコンテナCtの入口10iを開放する。
このとき、上限位置のゲート板22の下端部は、フレーム枠21の案内凹部21sgの開放上端より溝外に離脱しており、そのため、ゲート板22は、それの上端部がゲート駆動装置Dgの支持ピンPで吊下された状態にある。但し、この状態においても、ゲート板22の下端部は、コンテナCt(フレーム枠21)上の第2ヒンジブラケットb2に固定の連結ピン21pと、ゲート板22の左右両側部の係合溝22gとの嵌合により、フレーム枠21に対しゲート板22の下端部が連結ピン21p回りに傾動、即ち前後揺動可能な支持(軸支)形態となっている。
次に制御装置Ucは、昇降支持体35(従ってゲート板22)を上限位置に保持したままモータ44の正転を再開させて、コンテナCtをコンパクタCp側に更に後方移動させる。その移動によりコンテナCtが押込位置A3に達したら、制御装置Ucは、モータ44の正転を停止させ、これにより、コンテナCtが押込位置A3に停止する。この場合、制御装置Ucには、接近位置A2から押込位置A3までのコンテナCtの往行に要するモータ回転量が予め設定、記憶されているため、そのモータ回転量からコンテナCtが押込位置A3に達したことを制御装置Ucは検知可能である。
ところでコンテナCtの上記した往行過程において、モータ44の不調等に因りコンテナCtが押込位置A3を行き過ぎようとしたときでも、ストッパ位置52Xにあるストッパ部材52がコンテナCt底部の前側の被係合部51fに係合することで、コンテナCtの行き過ぎが制限される。
またコンテナCtが接近位置A2から押込位置A3に後方移動する過程で、前述の如く支持ピンPに吊下された状態にあるゲート板22は、これの下端部がフレーム枠21の案内凹部21sgより離脱しても、コンテナCt上に固定の連結ピン21pがゲート板22の左右両側部の係合溝22g下部と嵌合状態にあることから、図3,7で明らかなように、コンテナCtの押込位置A3への接近に連動してゲート板22は連結ピン21p回りに後方に傾動するよう揺動する。この場合、ゲート板22が最も後傾したときでも、係合溝22g終端のストッパ壁22gwは、図7で明らかなように連結ピン21pには接触しない位置に存する。
そして、コンテナCtが押込位置A3に停止した状態では、コンパクタCpの胴部1の前端部、即ち出口筒1oは、図3,7で明らかなように、コンテナCtの入口10iを通してコンテナ本体10内に所定量、挿入状態にある。この挿入状態で、コンテナCtの後部とコンパクタCpの前端開口(即ち出口筒1o)とは、相互が直接連通することでコンパクタCpからの廃棄物をコンテナCtが受け入れ可能となり、しかも前後方向所定範囲に亘り互いにオーバラップした状態に置かれる。このオーバラップによれば、引き続くコンパクタCpの押込み作動時にコンパクタCpとコンテナCtとの間から廃棄物が漏れ出ることが効果的に抑止可能となる。
ところでコンパクタCpにおいては、仕切りゲート6を閉じた状態でピストン3を往復動することで、ホッパ2からの投入廃棄物をコンパクタCpの胴部1内で予備圧縮しておくことができる。また、この予備圧縮は必要に応じて省略してもよいが、何れにせよ、コンテナCtが押込位置A3に保持された状態でコンパクタCpを押込作動すれば、コンパクタCpの胴部1の前端開口からからコンテナCt内に廃棄物が押し込まれる。
そして、コンテナCt内が廃棄物で満杯になれば、コンパクタCpの押込作動を停止させた後、制御装置Ucで作動制御されたコンテナ駆動装置D1により、コンテナCtが押込位置A3から、接近位置A2での一時停止期間を経て戻り位置A1′まで前方移動(即ち復行)される。尚、コンパクタCpの押込作動の停止と、押込位置A3からのコンテナCtの復行開始とは、作業員の制御盤Uへのマニュアル操作で任意で行ってもよいし、或いはコンテナCt内の廃棄物満了センサの検知に基づいて制御装置Ucが自動で制御してもよい。
また、上記した押込位置A3からのコンテナCtの前方移動(復行)過程は、前述の後方移動(往行)過程と逆の手順で、コンテナ駆動装置D1によるコンテナCtの前方移動と、ゲート駆動装置Dgによるゲート板22の昇降とを連係させる。即ち、制御装置Ucは、コンテナCtを押込位置A3から接近位置A2まで前方移動させて接近位置A2で一時停止させ、その一時停止中に、鉛直姿勢のゲート板22を上限位置から下限位置まで下降させる。しかる後、コンテナCtを接近位置A2から再び前方移動させ、それが所定の戻り位置A1′に達したらそこに停止させる。
この場合、制御装置Ucには、押込位置A3から接近位置A2・戻り位置A1′までのコンテナCtの復行に要するモータ回転量が予め各々設定、記憶されているため、コンテナCtの復行過程においてもモータ回転量からコンテナCtが接近位置A2・戻り位置A1′にそれぞれ到達したことを制御装置Ucは検知可能である。
また特に戻り位置A1′は、前記初期位置A1と同一位置又はその近傍位置の何れに設定してもよい。
かくして、コンテナCtが戻り位置A1′に到達、停止すると、次にコンテナCtが不図示の前記積み降ろし装置によりコンテナ運搬車に積込まれるが、その前にストッパ機構50のストッパ部材52は、ストッパ位置52Xから待機位置52Yまで切換移動される。従って、ストッパ部材52が、コンテナCtのコンテナ運搬車への積込作業の障害となる虞れはない。
以上説明した第1実施形態によれば、チェーン式コンテナ駆動装置D1が、コンテナCt底部に係脱可能な係止部材としての第1,第2係止爪t1,t2を有したチェーン41と、チェーン41が巻き掛けられる一対のスプロケット42,43と、一方のスプロケット42を回転駆動するモータ44と、コンテナCtが押込位置A3及び戻り位置A1′にあることを検知可能なセンサ45と、センサ45の検知に基づいてモータ44を制御する制御装置Ucを備えている。これにより、少なくともセンサ45及び制御装置Ucが正常であればコンテナCtを押込位置A3又は戻り位置A1′で的確に停止させることができる。
その上、コンテナCtが初期位置A1から押込位置A3を経て戻り位置A1′まで往復移動する過程で、少なくとも押込位置A3及び戻り位置A1′を行き過ぎないようコンテナCtの移動を規制可能なストッパ機構50が、コンテナ駆動装置D1から独立して配備される。これにより、コンテナ駆動装置D1が何らかの異常を来たしてコンテナCtが往行時に押込位置A3を行き過ぎようとしたり或いは復行時に戻り位置A1′を行き過ぎようとした場合には、コンテナ駆動装置D1とは独立した上記ストッパ機構50により、コンテナCtを押込位置A3・戻り位置A1′に確実に停止させることが可能となるため、作業の安全性が向上する。
また実施形態のストッパ機構50(図13,16及び図25(a)を参照)は、コンテナCtの底部に前後方向に間隔をおいて突設された前後の被係合部51f,51rと、それらの被係合部51f,51rに対して係合可能なストッパ位置52Xおよび係合不能な待機位置52Yの相互間を選択的に移動できるよう支持台Bに軸支52pされた単一のストッパ部材52とを含むので、被係合部51f,51rとストッパ部材52との機械的係合によりコンテナCtを押込位置A3(往行時)・戻り位置A1′(復行時)に確実に停止させることができる。しかもコンテナCt側の複数の被係合部51f,51rに対し、支持台B側の単一のストッパ部材52を共通に使用可能となるため、コスト節減に寄与することができる。
また変形例のストッパ機構50(図25(b)を参照)は、コンテナCtの底部に突設された単一の被係合部55と、その被係合部55に対して係合可能なストッパ位置56Xおよび係合不能な待機位置56Yの相互間を選択的に移動できるよう支持台Bに軸支56pされて前後方向に間隔をおいて並ぶ前後のストッパ部材56,56とを含むので、被係合部55と前後のストッパ部材56,56との機械的な上記係合によりコンテナCtを押込位置A3(往行時)・戻り位置A1′(復行時)に確実に停止させることができる。しかも支持台Bに並設した前後のストッパ部材56,56に対しコンテナCt側の単一の被係合部55を共通に使用可能となるため、コスト節減に寄与することができる。
尚、前記実施形態及びその変形例では、ストッパ機構50が、コンテナCtの特に往行過程での押込位置A3の行き過ぎと、復行過程での戻り位置A1′の行き過ぎを移動規制する制御例を示したが、この制御例に加えて、コンテナCtのその他の所定位置(例えば初期位置A1や接近位置A2)の行き過ぎをストッパ機構50で移動規制する制御例も実施可能である。
尚また、ストッパ機構50は、押込位置A3,接近位置A2,初期位置A1,戻り位置A1′のうちの少なくとも1つの位置の規制に専ら使われる専用ストッパ機構(即ち専用のストッパ部材及び被係合部の組み合わせ機構)として使用されてもよい。
ところで実施形態のコンテナ本体10では、図23で明らかなように、底壁11の上面のうちの特定の一部が、その他の部分よりも一段窪んでいて、コンテナCt内の廃棄物より出る水を溜め得る水溜まり用凹部O,O′を構成する。これにより、コンテナCt内に押し込まれた廃棄物から水が出た場合には、その水溜まり用凹部O,O′に貯溜できるため、その水がコンテナ本体10の底面を伝って入口10iからコンテナCt外に流出するのを効果的に防止可能となる。従って、コンテナCt底部に溜まった水が、コンテナ運搬中に道路や周辺環境を汚すことも効果的に回避可能となる。
また前記実施形態のゲート駆動装置Dgは、ゲート板22の上部に設けた受け孔22ahに抜差可能に挿入される支持ピンPと、この支持ピンPが一体に昇降するよう支持ピンPを支持する昇降支持体35と、この昇降支持体35を介して支持ピンPを昇降駆動する昇降駆動装置30とを備えるが、特に支持ピンPは、これの先部が先細り状に形成されるので、支持ピンPの受け孔22ahへの挿入が容易となり、また受け孔22ahからの支持ピンPの抜け出しも容易となる。また支持ピンPの挿入を容易化するために受け孔22ahを特別に大きくする必要もないため、受け孔22ahを大きくした場合に生じる挿入部のガタつきも抑制可能となる。
また特に実施形態のゲート板22は、コンテナCtの入口10iを塞ぎ得る矩形状の板体より構成され、そのゲート板22の上縁部の少なくとも一部(図示例は全部)には、コンテナCtの上面よりも上方側に張出し且つゲート板22の横幅方向に延びる延長壁部22aが連設され、その延長壁部22aに受け孔22ahが設けられる。これにより、受け孔22ahの周辺部を頑丈な延長壁部22aで広範囲に補強可能となるから、ゲート板22を上昇させる際に支持ピンPから受け孔22ah周辺部に伝わる大きな荷重を延長壁部22aで分散して無理なく受け止めることができ、耐久性の向上が図られる。しかもゲート板22の横幅方向に延びる延長壁部22aに受け孔22ahを配設することで、受け孔22ahの配置や形状の設定自由度も高められる。
その上、実施形態のように延長壁部22aをゲート板22の横幅方向全域に亘り形成すると、矩形状ゲート板22の上縁形態を複雑化しないで延長壁部22aを容易に加工、製作可能となり、コスト節減や生産性の向上が図られる。
更に実施形態のゲート駆動装置Dgでは、前記昇降支持体35に、受け孔22ahからの支持ピンPの抜け出しを阻止するロック機構Lが設けられる。これにより、支持ピンPを受け孔22ahに挿入した状態で支持ピンPが不用意に抜け出すのをロック機構Lにより確実に阻止できるため、ゲート板22の昇降動作が安定するばかりか、上昇中のゲート板22が不用意に滑落するのを効果的に防止可能となる。
また特に昇降支持体35は、地面上で鉛直の起立姿勢に固定されて相互に間隔をおいて並ぶ左右一対の支柱32,32に昇降可能に両端支持され、その左右一対の支柱32,32は、コンテナCtの移動軌跡を挟み得る位置に配置されるので、昇降支持体35を、相互に十分に離間した左右一対の支柱32,32に安定よく支持でき、その支持スパンも長く確保可能であるため、ゲート板22の昇降動作を一層安定させることができる。
しかも昇降支持体35の左右両端部には、対応する支柱32を前後より挟む少なくとも一対の前・後ローラ36a,36b;37a,37bがそれぞれ回転自在に軸支されるので、その前・後ローラ36a,36b;37a,37bにより支柱32を挟む形で昇降支持体35をガタなくスムーズに昇降させることができる。
また上記昇降支持体35は、これの左右両端部の周辺に連係する左右一対の油圧シリンダ34,34で昇降駆動されるため、その左右のシリンダ34,34で昇降支持体35をバランスよく昇降駆動可能となり、左右の支柱32,32の、昇降支持体35に対する案内支持部に作用する荷重バランスも良好となる。これにより、左右の支柱32,32に沿って昇降支持体35をよりスムーズに昇降させることができる。
ところでゲート板22は、ゲート駆動装置Dgの係止部たる支持ピンPを係止させる受け孔22ah(被係止部)を上端部に有すると共に、ゲート板22の左右両側端の略全域に亘って延びる係合溝22gを有しており、一方、フレーム枠21は、ゲート板22を上下摺動案内する案内凹部21sgを有した左右側枠部21s(ガイド枠部)を、フレーム枠21の左右両側端の略全域に亘って有すると共に、係合溝22gに上下摺動可能に係合、連結される連結ピン21pをフレーム枠21の上部に有する。そして、連結ピン21pは、ゲート板22が案内凹部21sgから外れた上限位置(所定開放位置)となるまでコンテナ入口10iを開放したゲート開放時(図7参照)においても、係合溝22gと係合状態にあって、連結ピン21p回りにゲート板22をフレーム枠21に対し前後傾動可能とする。
これにより、ゲート開放後、コンテナCtをコンパクタCp側に前進移動させる際に、ゲート板22は、これの受け孔22ahとゲート駆動装置Dg側の支持ピンPとの係止状態を維持しつつ、連結ピン21p回りに単に傾動するだけであって、従来例のようにゲート板22全体が鉛直姿勢で前進移動することはない。そのため、コンテナCtの前進時のゲート駆動装置Dg(支持ピンP)とゲート板22(受け孔22ah)との相対摺動部分を大幅に減らすことができ、その摺動部の早期摩耗や変形破損を効果的に抑制することができる。
また実施形態のフレーム枠21の案内凹部21sgは、左右側枠部21s(ガイド枠部)のゲート板22との対向面に設けられてゲート板22の対応する端縁部が摺動可能に嵌合する案内凹部21sgで構成され、ゲート板22の端縁部に係合溝22gが設けられる。これにより、ゲート板22は、これの端縁部がフレーム枠21の案合凹部21sgに凹凸嵌合しつつ摺動してコンテナ入口10iを開放するが、その際にゲート板22は、これの端縁部(係合溝22g)がその全域に亘り連結ピン21pと摺動・連結しながら所定開放位置まで開放動作するため、ゲート板22の前記傾動動作が支障なく行われる。
また実施形態の前記係合溝22gは、ゲート板22の端縁部に凹設されてゲート板22開閉方向に延びる凹溝で構成されると共に、その係合溝22gの、ゲート板22閉じ側の終端には、ゲート板22に固定のストッパ壁22gwが設けられる。そして、ストッパ壁22gwは、図7で明らかなように、ゲート板22が上限位置(所定開放位置)に達して連結ピン21p回りに傾動した状態でも、その連結ピン21pに対しストッパ壁22gwが接触しない部位に配置される。
尚、図7の部分拡大図においては、ゲート板22が上限位置(所定開放位置)に達して連結ピン21p回りに傾動した状態での連結ピン21pが実線で示されるのに対し、ゲート板22が傾動前の鉛直状態(図6参照)にあるときの連結ピン21pの、ゲート板22(係合溝22g)に対する相対位置が鎖線で示される。その両方の状態での連結ピン21pの位置は、ゲート板22の傾動の有無に関係して所定量zずれているが、このずれによってもなお連結ピン21pは、ゲート板22の傾動時にストッパ壁22gwと接触しないように位置設定されている。
かくして、ゲート板22が、上限位置(所定開放位置)まで開放するのに応じて連結ピン21p回りに傾動したときに、その連結ピン21pがストッパ壁22gwと接触することが回避できるため、その接触による応力集中を回避できて、ゲート板22及び連結ピン21pの耐久性が向上する。
また実施形態のフレーム枠21は、これにゲート板22を保持した状態でコンテナCtの入口10iを開閉し得るようにコンテナ本体10に取付けられるので、その入口10iを開閉するに当たり、用途に応じてゲート板22のみを開閉する使用態様と、ゲート板22のみならずフレーム枠21ごと開閉する使用態様とを適宜使い分けることができて、便利である。
次に図17~図22を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態ではコンテナ駆動装置D1がチェーン伝動機構で駆動されるものを示したが、第2実施形態ではコンテナ駆動装置D2が伸縮シリンダで駆動される。
即ち、第2実施形態のコンテナ駆動装置D2は、コンテナCt底部に下向きに突設した被係合部61と、この被係合部61に対し係脱可能な係止部材としての係止フック62と、その係止フック62を支持し且つ係止フック62と共に前後方向にのみ移動可能な可動支持部材としてのインナパイプ63と、そのインナパイプ63及び係止フック62を介してコンテナCtを初期位置A1及び押込位置A3間で前後方向に駆動可能な伸縮シリンダとしての油圧シリンダ60とを備える。
係止フック62は、図21で明らかなように、相互に間隔をおいて並んで前後方向に直線状に延びる左右一対の帯板状フック本体62m,62mと、その両フック本体62m,62mの先端相互を結合する先部ピン62p1と、両フック本体62m,62mの基端相互を結合し且つインナパイプ63に上下揺動可能に枢支連結する基部ピン62p2とを備える。そして、両フック本体62m,62mと先部ピン62p1と基部ピン62p2との相互間に画成される上下端開放の隙間空間に、前記被係合部61が抜差可能に且つ前後方向に遊隙を存して挿入され、その挿入により係止フック62が被係合部61に対し係止可能となる。
而して、係止フック62は、前後方向を向く水平姿勢で被係合部61に係止される係止位置(図18~図20参照)と、前下り姿勢で被係合部61から係止不能である待機位置(図17,22参照)との間を基部ピン62p2回りに上下揺動可能であるが、その上下揺動駆動は、係止フック62とインナパイプ63との間に介装されて制御装置Ucにより作動制御される油圧シリンダ65により行われる。その油圧シリンダ65は、これのシリンダ部がインナパイプ63に枢支連結65pされ、またピストンロッド部が、フック本体62m,62mの基部と一体の下向きアーム部にリンク機構を介して枢支連結される。
尚、係止フック62は、第2実施形態では側面視で直線状に形成したものを示したが、前記固縛フック62と同様の鉤状に形成したものを用いてもよい。
ところでインナパイプ63は、横断面矩形状をなして前後方向に延びる角筒状に形成されており、同じく角筒状のアウタパイプ64内に前後摺動可能に嵌合、支持される。アウタパイプ64は、これの軸線を前後方向に向けて、コンパクタCp直下の固定台69上に前向き姿勢で固定される。
またインナパイプ63の前端上部には、油圧シリンダ60の伸長時にコンテナ本体10の後端下部(実施形態では前記被係合部61)に接離可能に当接してコンテナCtを前方に押圧し得る押板66が固設され、押板66のコンテナCtに対する対向面には、押板66とコンテナCtとの接触時に衝撃を緩和する硬質弾性材よりなるクッション部材67が接合される。而して、油圧シリンダ60の伸長過程では、その伸長動作に連動するインナパイプ63、押板66及びクッション部材67を介してコンテナCtに前進(復行)駆動力が伝達される。
また第2実施形態のコンテナ駆動装置D2は、図20,21で明らかなように、支持台B上におけるコンテナCtの移動軌跡とコンパクタCp前部とに跨がる領域で左右方向中央直下に1組配置される。その関係で、第1実施形態で説明したコンテナ固縛機構70は、コンテナ駆動機構D2と干渉しないように、コンテナ駆動機構D2を挟んで左右に並列配置される。
第2実施形態のその他の構造は、基本的に第1実施形態と同様である。第2実施形態の各構成要素には、第1実施形態の対応する構成要素の参照符号と同じ符号を付すにとどめ、これ以上の構造説明は省略する。
次に、上記した第2実施形態の作用を説明する。
コンテナ運搬車によってコンテナCtがコンパクタCpの近くまで運搬されると、コンテナCtは、第1実施形態と同様の手法により支持台Bの案内レールBr上に降ろされ、更に初期位置A1まで搬送、駆動されて、そこに停止する(図17参照)。
コンテナCtが光電センサ8その他のセンサで初期位置A1に停止したことが確認されると、制御装置Ucは、コンテナ駆動装置D2の油圧シリンダ60を伸長させてインナパイプ63を(従って待機位置の係止フック62も一緒に)前進させる。そして、油圧シリンダ60が伸長限界に達すると、油圧シリンダ60に連動するインナパイプ63(係止フック62)が前進限で停止する。この状態から制御装置Ucは、係止フック62を待機位置から係止位置まで基部ピン62p2回りに上方回動させて、コンテナCt底部の被係合部61に係合させる。このとき、係止フック62は、図18で明らかなように、被係合部61との係合部に多少の遊びがある。
次いで油圧シリンダ60を収縮させてインナパイプ63(係止フック62)を後方移動させてコンテナCtを往行、即ちコンパクタCp側に引き寄せる。そして、その引き寄せ途中で、コンテナCt底部と支持台Bとの間に設けた不図示の近接センサによりコンテナCtが接近位置A2に達したことを検知すると、その検知結果に基づいて制御装置Ucは、油圧シリンダ60の収縮、従ってコンテナCtの後方移動を止めて、コンテナCtを接近位置Aに一時停止させる(図19参照)。
それに伴い、第1実施形態と同様の手法で、ゲート駆動装置Dgがテールゲート20のゲート板22を上限位置まで上昇駆動し、テールゲート20の開口21oを開いてコンテナCtの入口10iを開放する。
次に制御装置Ucは、ゲート板22を上限位置に保持したまま油圧シリンダ60の収縮作動を再開させて、コンテナCtをコンパクタCp側に更に引き寄せ(即ち後方移動)させる。それに伴い、図20で明らかなように、油圧シリンダ60が収縮限界に達して収縮を停止するのに応じてコンテナCtが押込位置A3で停止する。このとき、インナパイプ63前端のクッション部材67付き押板66は、コンテナ本体10の後端下部(実施形態では被係合部61の後面)に小間隙を挟んで対向近接しており、この小間隙は、押込位置A3から油圧シリンダ60を伸長(即ちコンテナCtを後方移動)開始する際に、無効ストロークを生じさせる要因となる。
尚、コンテナCtが接近位置A2から押込位置A3に向かって後方移動する往行過程では、第1実施形態(図7参照)と同様、コンテナCtの押込位置A3への接近に連動してゲート板22は連結ピン21p回りに前傾揺動する。
次いで、制御装置Ucは、第1実施形態と同様、コンパクタCpを押込作動させることで、コンパクタCpから押込位置A3のコンテナCt内に廃棄物が押し込まれる。
そして、コンテナCt内が廃棄物で満杯になれば、コンパクタCpの押込作動を停止させた後、制御装置Ucは油圧シリンダ60を伸長作動させる。この場合、油圧シリンダ60の伸長力が、インナパイプ63及びクッション部材67付き押板66を経てコンテナ本体10の後端下部(被係合部61)に伝達されて、コンテナCtが前方移動(往行)を開始する。これにより、コンテナCtが押込位置A3から、接近位置A2での一時停止期間を経て初期位置A1まで前方移動(即ち復行)される。
尚、コンパクタCpの押込作動の停止と、油圧シリンダ60の伸長再開は、作業員の制御盤Uへのマニュアル操作で任意で行ってもよいし、或いはコンテナCt内の廃棄物満了センサの検知に基づいて制御装置Ucが自動で制御してもよい。
ところで押込位置A3からのコンテナCtの前方移動(復行)過程では、前述の後方移動(往行)過程と逆の手順でコンテナ駆動装置D2の油圧シリンダ60によるコンテナCtの前後移動と、ゲート駆動装置Dgによるゲート板22の昇降とを連係させる。即ち、コンテナCtが押込位置A3から接近位置A2まで前方移動すると、制御装置Ucは、前記近接センサの検知結果に基づき油圧シリンダ60の伸長を止めてコンテナCtを接近位置A2に一時停止させ、その一時停止中に、鉛直姿勢のゲート板22を上限位置から下限位置まで下降させる。
しかる後、制御装置Ucは、油圧シリンダ60の伸長を再開することで、コンテナCtを接近位置A2から初期位置A1に向かって前方移動させる。この場合、図22で明らかなように、油圧シリンダ60が伸長限界(即ちフルストローク)になると伸長が自動停止し、それと共にコンテナCtは所定の戻り位置A1′に停止する。次いでコンテナCtが、不図示の前記積み降ろし装置によりコンテナ運搬車に積込まれる。
尚、上記戻り位置A1′は、押込位置A3からのコンテナCtの復行開始当初の前記した無効ストロークに起因して、初期位置A1から若干ずれてしまうが、そのずれは、僅かであって、実用上、問題ない。
またコンテナCtの押込位置A3からの上記復行が始まると、係止フック62は、基部ピン62p2回りに下方回動させて待機位置に置かれる。尚、この待機位置への下方回動は、コンテナCtが戻り位置A1′に停止した後でもよいが、コンテナ運搬車への積込作業前に行われる。
以上説明した第2実施形態において、コンテナ駆動装置D2は、コンテナCt底部に係脱可能な係止部材としての係止フック62と、その係止フック62を支持し且つそれと共に前後方向に移動可能な可動支持部材としてのインナパイプ63と、そのインナパイプ63及び係止フック62を介してコンテナCtを初期位置A1及び押込位置A3間で駆動可能な油圧シリンダ60とを備え、油圧シリンダ60は、これが伸長限界位置にあるときにコンテナCtが初期位置となり、また収縮限界位置にあるときにコンテナCtが押込位置A3となるようにアウタパイプ64及びインナパイプ63間に介装されている。
これにより、油圧シリンダ60又はそれを作動させる不図示の油圧回路の故障によりコンテナCtが適正位置を超えて移動しようとしても、その際に油圧シリンダ60が伸長又は収縮限界となることで、コンテナCtの過剰な移動が油圧シリンダ60自体のストローク制限により規制される。そのため、コンテナCtを押込位置A3(往行時)・初期位置A1(復行時)で的確に停止させることができる。
また、第2実施形態のその他の作用効果は、第1実施形態の作用効果と基本的に同等である。
ところで第1,第2実施形態では、テールゲート20のフレーム枠21の下枠部21dの、開口21oに臨む上面が水平面に形成されるものを示した。これに対し、第3実施形態では、図24(a)で明らかなように、テールゲート20のフレーム枠21の下枠部21dの、開口21oに臨む上面21dtが、コンテナ本体10の内方に向かって下り傾斜の斜面に形成される。
しかも第3実施形態では、コンテナCtは、コンパクタCpの押込作動時においてもコンパクタCpの胴部1前端にフレーム枠21の、コンパクタCpと対向する後端が直接又はシール材を挟んで当接する(即ちコンパクタCp前端部とコンテナCt後端部とを前後方向にオーバラップさせないで直接突き合わせる)よう配置される。
ところで第3実施形態の上記配置では、図24(b)に例示したように、仮にフレーム21の下枠部21d上面が水平な場合で、且つその水平上面とコンテナ本体10の、入口10iに臨む底面との間に大きな段差が存在する場合には、コンパクタCpの押込作動時にフレーム枠21を通過した廃棄物がコンテナ本体10底面に落下する際の衝撃が大きくなりがち(特にコンテナ本体10の、入口10iに臨む底面が図24のように低位の水溜まり用凹部O′となっている場合は衝撃が大)である。
これに対し、第3実施形態では、図24(a)に示すようにフレーム枠21の下枠部21dの上面21dtは、コンテナ本体10の内方に向かって下り傾斜の斜面に形成されていて、その斜面を滑り落ちるように廃棄物が落下するため、コンテナ本体10の底面に落下した際の上記衝撃を効果的に低減可能となる。
次に図27~図29を参照して、第4実施形態について説明する。
第1~第3実施形態では、フレーム枠21のガイド枠部としての左右側枠部21sに設けられてゲート板22を摺動案内する案内支持部が、左右側枠部21sのゲート板22との対向面に設けられてゲート板22の対応する左右端縁部が摺動可能に嵌合する案内凹部21sgで構成され、且つゲート板22の左右端縁部に係合部22gが設けられるものを示した。これに対し第4実施形態の案内支持部は、左右側枠部21sのゲート板22との対向面に設けられる案内凸部21stで構成されると共に、その案内凸部21stと対応するゲート板22の左右端縁部に、案内凸部21stが嵌合する案内凹部22g′が設けられ、この案内凹部22g′の内底面に、連結ピン21p(連結部)が摺動可能に係合する本発明の係合部としての係合溝22g″が設けられる。
即ち、ゲート板22の左右端縁部と、これを摺動案内するフレーム枠21の案内支持部との凹凸係合関係において、第1~第3実施形態と第4実施形態とでは逆の関係である。その第4実施形態において、左右側枠部21sのゲート板22との対向面に一体に突設した案内凸部21stは、図27でも明らかなように、フレーム枠21の上端よりも上方に一体に延出しており、その延出部21staに内向き(即ちゲート板22側)に連結ピン21pが突設される。
またゲート板22の左右端縁の案内凹部22g′の内底面に凹設した係合溝22g″の、ゲート板22閉じ側の終端(即ち下端)には、第1~第3実施形態と同様、ゲート板22に固定したストッパ壁22gwが配設される。このストッパ壁22gwは、ゲート板22が所定開放位置(例えば図28,29のような上限位置)に達して連結ピン21p回りに傾動した状態でも、連結ピン21pにストッパ壁22gwが接触しない部位に配置されている。
尚、案内凸部21stの、連結ピン21pを突設した延出部21staには、フレーム枠21の上端部に固設されて延出部21staに結合した補強ブラケット(図示せず)で補強してもよい。或いはまた、連結ピン21pを、第1実施形態と同様の支持構造(即ちフレーム枠21の上枠部21uに立設した第2ヒンジブラケットb2に突設)するようにしてもよい。
而して、第4実施形態のその他の構成は、第1~第3実施形態と基本的に同様であるので、第4実施形態の各構成要素には、第1実施形態の対応する構成要素と同じ参照符号を付すにとどめ、それ以上の説明は省略する。そして、第4実施形態においても、第1~第3実施形態の前記作用効果と同等の作用効果を発揮可能である。
更に第4実施形態においてゲート板22は、これの左右端縁の案内凹部22g′が左右側枠部21sの案内凸部21stに凹凸嵌合しつつ摺動してコンテナ入口10iを開放するが、その際にゲート板22は、これの左右端縁部(案内凹部22g′の内底面に設けた係合溝22g″)がその全域に亘り連結ピン21pと摺動・連結しながら上限位置(所定開放位置)まで開放動作するため、ゲート板22の傾動動作が支障なく行われる。
また図30には、第4実施形態の第1変形例が示される。この第1変形例は、図27~図29に示す第4実施形態とは異なり、ゲート板22の下端部、特に係合溝22g″及び嵌合凹部22g′の後側壁の下端部を各々構成する部分が切欠かれており、その切欠き部22kは、ゲート板22が上限位置(所定開放位置)にあるときは連結ピン21p及び案内凸部21stを後方側より露出させている。このような切欠き部22kを設けても、第4実施形態における連結ピン21p及び案内凸部21st並びに係合溝22″及び案内凸部21stの前記した作用効果は維持され、従って、第1変形例も第4実施形態の前記作用効果と同等の作用効果を発揮可能である。
また図31には、第4実施形態の第2変形例が示される。図27~図29に示す第4実施形態及び図30に示す第1変形例では、フレーム枠21の左右側枠部21sに突設される案内凸部21stの延出部21staに、案内凸部21stの前後幅よりも小径の円柱状ピン21pを突設したのに対し、第2変形例では、横断面矩形の案内凸部21stの延出部21staに内向き(即ちゲート板22側)に凹ませた窪み部21skを設け、その窪み21skよりも先端側の延出部21staの上端部を、ゲート板22の傾動支点となる連結部としての連結軸部21p′とする。その連結軸部21p′は、ゲート板22の左右端縁の外端面に凹設した係合部として係合溝22gに摺動可能に係合する。尚、連結軸部21p′は、横断面矩形状であるが、その外周コーナ部には、必要に応じて面取り又はアールが施される。
而して第2変形例においても、ゲート板22は、これの左右端縁の係合溝22gに左右側枠部21sの案内凸部21stを凹凸嵌合させつつ上方摺動してコンテナ入口10iを開放するが、その際にゲート板22は、これの係合溝22gがその全域に亘り連結軸部21p′と摺動・連結しながら上限位置(所定開放位置)まで開放動作するため、ゲート板22の連結軸部21p′回りの傾動動作が支障なく行われる。この傾動動作の際に、上記窪み部21skは、ゲート板22の下端部(特に係合溝22gの後側壁下端部)との干渉を回避して、スムーズな傾動を許容する。そして、第2変形例も第4実施形態の前記作用効果と同等の作用効果を発揮可能である。
ところで図32及び図33には、第5実施形態が示される。前記した各実施形態では、ゲート板22を上下方向に開閉駆動する上開き式であるのに対して、第5実施形態では、ゲート板22を左右方向に開閉駆動する横開き式である点が異なっているが、ゲート板22を開閉駆動する機構については、第5実施形態も、第1実施形態と同様(但し配置の向きは90度相違)である。従って、第5実施形態の各構成要素については、第1実施形態の対応する各構成要素と同じ参照符号を付すにとどめ、その構造説明は、第5実施形態に特有の構造部分を除き省略する。
即ち、第5実施形態では、入口10iを一側に有するコンテナ本体10と、入口10iを開閉可能なゲート板22と、コンテナ本体10に装着されて、ゲート板22を開閉すべく左右摺動可能に支持するフレーム枠21とを備えたコンパクタ用コンテナCtであって、入口10iに接続可能な押出口1oを有したコンパクタCpにより、ゲート板22が開放され且つ入口10i及び押出口1o相互が接続された状態でコンテナCt内に入口10iを通して廃棄物を押込めるようにしている。
ゲート板22は、これを左右方向に駆動可能なゲート駆動装置Dgの支持ピンP(係止部)を係脱可能に係脱可能に係止させる受け孔22ah(被係止部)をゲート板22の左右一端部に有すると共に、ゲート板22の上下両側端の略全域に亘って延びる係合溝22g(係合部)を有し、フレーム枠21は、ゲート板22を左右摺動可能に案内支持し得る案内凹部21sg(案内支持部)を有した上下側枠部21s(ガイド枠部)を、フレーム枠21の上下両側端の略全域に亘って有すると共に、係合溝22gに左右摺動可能に係合、連結される連結ピン21p(連結部)をフレーム枠21の左右一側部に有する。
しかも連結ピン21pは、ゲート板22が上下の案内凹部21sgから外れた所定開放位置となるまで入口10iを開放したゲート開放時(即ち図33に示す状態)においても、係合溝22gと係合状態にあって、連結ピン21p回りにゲート板22をフレーム枠21に対し傾動可能としている。
尚、第1実施形態では、ゲート駆動装置Dgの昇降駆動装置30が、地面に固定の基台31上に立設した左右の支柱32,32と、その両支柱32,32の上端間を結合した上枠33と、左右の支柱32,32及び昇降支持体35の左右両端部間にそれぞれ介装される左右の油圧シリンダ34,34とを備え、その各支柱32に前・後案内レール32ra,32rbを設けたものを示したが、この配置を90度回転させた配置として第5実施形態を構築する当たり、次のような工夫が施される。即ち、第5実施形態では、左右の支柱33,33′を基台31上に立設し、その両支柱33,33′の上端間を結合する比較的長い上枠32に左右方向に延びる前・後案内レール32ra,32rbがそれぞれ突設される。またその上枠32に対し平行配置されて基台31上に固定した比較的短い下枠32′には、支持体35及びゲート板22を下方から支持できるよう上向きの案内レール32rb′が突設され、その案内レール32rb′上を、支持体35に固定のブラケット38に軸支したローラ36b,37bが転動可能に係合、載置される。
第5実施形態のその他の構成は、ゲート板22を開閉駆動する機構の向きが90度異なり且つゲート板22が横開きか上開きかの違い以外は、第1~第4実施形態と基本的に同様である。従って、第5実施形態においても、第1~第4実施形態の前記作用効果と同等の作用効果を発揮可能である。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、第1~第3実施形態では、コンテナ運搬車で運ばれて来たコンテナCtを支持台B上で前後方向に進退させて初期位置A1まで移動させ、そこからコンテナ駆動装置D1,D2により押込位置A3に向かって駆動するものを示したが、コンテナ運搬車で運ばれて来たコンテナCtを支持台B上で左右方向に進退させて初期位置A1まで移動させ、そこからコンテナ駆動装置D1,D2により押込位置A3に向かって駆動してもよい。
また第1~第3実施形態では、コンテナCtが初期位置A1に到達したことを光電センサ8で検知するものを示したが、光電センサ以外の種々のセンサ(例えばコンテナCtと支持台B間に設けた近接センサ等)により、コンテナCtが初期位置A1に到達したことを検知してもよい。
また第1~第3実施形態では、ゲート駆動装置Dgのアクチュエータとして機能する伸縮シリンダとして油圧シリンダ34を用いたものを示したが、油圧シリンダに代えてエアシリンダを用いてもよく、或いはまた、ゲート駆動装置Dgのアクチュエータとして油圧又は電動のモータを用いてもよい。
また第1~第3実施形態では、受け孔22ahからの支持ピンPの抜け出しを阻止するロック機構Lのロック部材Lfが、これのロック位置・アンロック位置の切替えをアクチュエータLc(油圧シリンダ)で自動的に行うものを示したが、そのアクチュエータは、エアシリンダであってもよく、また油圧又は電動のモータであってもよい。或いはまた、ロック機構Lを手動操作式としてもよく、例えば、受け孔22ahに挿入された状態の支持ピンPの抜け出しを阻止する抜け止めピンを、作業員が手作業で抜差できるようにしてもよい。
また第1~第3実施形態では、天井壁13を有したコンテナCtを示したが、本発明のコンテナは、天井壁13を持たないタイプでもよく、或いは開閉式の天井を有するものであってもよい。
また第1~第3実施形態では、支持ピンPの先部のみを先細り状(例えば円錐状)に形成したものを示したが、支持ピンPの先部を含む大部分又は全部を先細り状に形成してもよい。
また第1~第3実施形態では、支持ピンPの先部を円錐形にし、且つそれが挿入される受け孔22ahを長円形に形成したものを示したが、その受け孔22ahは円形孔であってもよい。或いはまた、支持ピンPの先部を円錐以外の先細り形状、例えば多角錘(例えば三角錐、四角錐等)であってもよく、その場合は、受け孔22ahを多角形(例えば三角形、四角形等)の孔としてもよい。
また第1実施形態では、コンテナ駆動装置D1のチェーン伝動機構で用いられるチェーン41が無端チェーンであるものを示したが、有端チェーン(即ちスプロケット巻き取り式チェーン)を用いてもよい。
また第1実施形態では、コンテナCtが所定位置(即ち初期位置A1・接近位置A2・押込位置A3・戻り位置A′)にあることを検知するセンサとして、モータ44の回転量を検知可能なセンサ45を用いたものを示したが、他のセンサ、例えばコンテナCtと支持台B間に介設される近接センサを用いてもよい。
また第1実施形態では、コンテナCtを所定位置、即ち押込位置A3(往行時)・初期位置A1(復行時)に確実に停止させるためのフェイルセーフ用ストッパ機構50を、コンテナ駆動装置D1とは別個独立に配備したものを示したが、同様の構造・機能のストッパ機構50を、第2・第3実施形態においてもコンテナ駆動装置D2とは別個独立に配備してもよい。
また第2実施形態では、コンテナCtが、アウタパイプ64とインナパイプ63間に配備した油圧シリンダ60の伸長限界で初期位置A1に、また収縮限界で押込位置A3となるものを示したが、上記とは逆にコンテナCtが、油圧シリンダの収縮限界で初期位置A1に、また伸長限界で押込位置A3となる変形例も実施可能であり、その変形例においても、第2実施形態と同様の作用効果が期待できる。
また前記実施形態では、昇降駆動装置30のシリンダ34とは別個独立に設けられてシリンダ34で昇降駆動される昇降支持体35に支持ピンPを固定したものを示したが、シリンダ34のピストンロッド先端部又は先端部の固定物(例えばブラケット)を、昇降支持体に兼用してもよい。
また第4実施形態(第1,第2変形例を含む)では、フレーム枠21(左右側枠部21s)に設けられる案内支持部としての案内凸部21stを、ゲート板22の開閉方向に直線状に延びるバー部材で構成して、これをフレーム枠21(左右側枠部21s)に固着(例えば溶接)したものを図示したが、本発明では、案内支持部としての案内凸部21stをフレーム枠21(左右側枠部21s)に一体に形成してもよい。
また第4実施形態(第1,第2変形例を含む)のフレーム枠21におけるゲート板22の摺動支持構造を、第2,第3実施形態のフレーム枠21におけるゲート板22の摺動支持構造に適用してもよい。
ところで第1及び第4実施形態では、係合部としての係合溝22g,22g″に溝の下端を塞ぐストッパ壁部22gwが設けられる関係から、連結部としての連結ピン21pは、フレーム枠21に先にゲート板22を嵌入した後で該フレーム枠21に後付けで固定される。この後付けの手法としては、例えば、フレーム枠21にゲート板22を嵌入後、フレーム枠21に連結ピン21pを溶接して、そのピン先端を係合溝22g,22g″に挿入する第1の手法と、フレーム枠21にゲート板22を嵌入後、フレーム枠21に、ボルトよりなる連結ピン21pを螺挿して、その先端軸部を係合溝22g,22g″に挿入する第2の手法とがある。
上記第1の手法では、フレーム枠21にゲート板22を嵌入後、フレーム枠21に連結ピン21pを溶接する作業が容易でなく、また後でゲート板22を取り外す場合に、連結ピン21pを簡単には取り外せないため、使い勝手が悪い等の課題がある。これに対し、上記第2の手法では、フレーム枠21に対するボルト状連結ピン21の着脱作業を迅速且つ容易に行えるばかりか、ボルト状連結ピン21pの係合溝22g,22g″内への突出量を調整することで、連結ピン21pに対するゲート板22の摺動抵抗の調整や走行振動(即ち走行時のゲート板22のガタつき)の抑制を図る上で有利である。
また第1~第4実施形態では、係合部としての係合溝22g,22g″に溝の下端を塞ぐストッパ壁部22gwが設けられるが、このようなストッパ壁部22gwを、第4実施形態の第1,第2変形例や、第5実施形態に適用してもよい。
またゲート板22が上開き構造である第2,第3実施形態、並びに第4実施形態(第1,第2変形例を含む)のフレーム枠21におけるゲート板22の摺動支持構造を、第5実施形態のようにゲート板22が横開き構造であるものに適用してもよい。
Cp・・・・・コンパクタ
Ct・・・・・コンテナ
Dg・・・・・ゲート駆動装置
P・・・・・・係止部としての支持ピン
10i・・・・入口
21・・・・・フレーム枠
21p,21p′・・連結部としての連結ピン,連結軸部
21s・・・・ガイド枠部としての左右側枠部
21sg・・・案内支持部としての案内凹部
21st・・・案内支持部としての案内凸部
21o・・・・フレーム枠の開口
22・・・・・ゲート板
22ah・・・被係止部としての受け孔
22g,22g″・・係合部としての係合溝
22g′・・・案内凹部
22gw・・・・ストッパ壁部
22p・・・・連結部としての連結ピン

Claims (6)

  1. 入口(10i)を一側に有するコンテナ本体(10)と、前記入口(10i)を開閉可能なゲート板(22)と、前記コンテナ本体(10)に装着されて、前記ゲート板を開閉すべく上下摺動可能に支持するフレーム枠(21)とを備えたコンパクタ用コンテナ(Ct)であって、前記入口(10i)に接続可能な押出口(1o)を有したコンパクタ(Cp)により、前記ゲート板(22)が開放され且つ前記入口(10i)及び前記押出口(1o)相互が接続された状態で前記コンテナ(Ct)内に該入口(10i)を通して廃棄物を押込めるようにしたものにおいて、
    前記ゲート板(22)は、これを上下方向に駆動可能なゲート駆動装置(Dg)の係止部(P)を係脱可能に係止させる被係止部(22ah)を該ゲート板(22)の上端部に有すると共に、該ゲート板(22)の左右両側端の略全域に亘って延びる係合部(22g,22g″)を有し、
    前記フレーム枠(21)は、前記ゲート板(22)を上下摺動可能に案内支持し得る案内支持部(21sg)を有した左右のガイド枠部(21s)を、該フレーム枠(21)の左右両側端の略全域に亘って有すると共に、前記係合部(22g,22g″)に上下摺動可能に係合、連結される連結部(21p,21p′)を該フレーム枠(21)の上部に有し、
    前記連結部(21p,21p′)は、前記ゲート板(22)が前記案内支持部(21sg)から外れた所定開放位置となるまで前記入口(10i)を開放したゲート開放時においても、前記係合部(22g,22g″)と係合状態にあって、該連結部(21p,21p′)回りに該ゲート板(22)を前記フレーム枠(21)に対し傾動可能としたことを特徴とする、コンパクタ用コンテナ。
  2. 入口(10i)を一側に有するコンテナ本体(10)と、前記入口(10i)を開閉可能なゲート板(22)と、前記コンテナ本体(10)に装着されて、前記ゲート板(22)を開閉すべく左右摺動可能に支持するフレーム枠(21)とを備えたコンパクタ用コンテナ(Ct)であって、前記入口(10i)に接続可能な押出口(1o)を有したコンパクタ(Cp)により、前記ゲート板(22)が開放され且つ前記入口(10i)及び前記押出口(1o)相互が接続された状態で前記コンテナ(Ct)内に該入口(10i)を通して廃棄物を押込めるようにしたものにおいて、
    前記ゲート板(22)は、これを左右方向に駆動可能なゲート駆動装置(Dg)の係止部(P)を係脱可能に係脱可能に係止させる被係止部(22ah)を該ゲート板(22)の左右一端部に有すると共に、該ゲート板(22)の上下両側端の略全域に亘って延びる係合部(22g,22g″)を有し、前記フレーム枠(21)は、前記ゲート板(22)を左右摺動可能に案内支持し得る案内支持部(21sg)を有した上下のガイド枠部(21s)を、該フレーム枠(21)の上下両側端の略全域に亘って有すると共に、前記係合部(22g,22g″)に左右摺動可能に係合、連結される連結部(21p,21p′)を該フレーム枠(21)の左右一側部に有し、
    前記連結部(21p,21p′)は、前記ゲート板(22)が前記案内支持部(21sg)から外れた所定開放位置となるまで前記入口(10i)を開放したゲート開放時においても、前記係合部(22g,22g″)と係合状態にあって、該連結部(21p,21p′)回りに該ゲート板(22)を前記フレーム枠(21)に対し傾動可能としたことを特徴とする、コンパクタ用コンテナ。
  3. 前記案内支持部は、前記ガイド枠部(21s)の前記ゲート板(22)との対向面に設けられて該ゲート板(22)の対応する端縁部が摺動可能に嵌合する案内凹部(21sg)で構成され、
    前記ゲート板(22)の前記端縁部に前記係合部(22g)が設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンパクタ用コンテナ。
  4. 前記案内支持部は、前記ガイド枠部(21s)の前記ゲート板(22)との対向面に設けられる案内凸部(21st)で構成されると共に、その案内凸部(21st)と対応する前記ゲート板(22)の端縁部に、該案内凸部(21st)が摺動可能に嵌合する案内凹部(22g′)が設けられ、
    前記案内凹部(22g′)の内底面に前記係合部(22g″)が設けられることを特徴とする、請求項1又は2に記載のコンパクタ用コンテナ。
  5. 前記係合部は、前記ゲート板(22)の前記端縁部に凹設されてゲート板(22)開閉方向に延びる係合溝(22g,22g″)であると共に、その係合溝(22g,22g″)の、ゲート板(22)閉じ側の終端には、前記ゲート板(22)に固定のストッパ壁(22gw)が設けられており、
    前記ストッパ壁(22gw)は、前記ゲート板(22)が前記所定開放位置に達して前記連結部(21p)回りに傾動した状態でも、その連結部(21p)に対し該ストッパ壁(22gw)が接触しない部位に配置されることを特徴とする、請求項1~4の何れか1項に記載のコンパクタ用コンテナ。
  6. 前記フレーム枠(21)が、前記入口(10i)に対応した開口(21o)を有して矩形状に形成されると共に、該開口(21o)を前記ゲート板(22)が開閉可能であり、 前記フレーム枠(21)は、これに前記ゲート板(22)を保持した状態で前記入口(10i)を開閉し得るように前記コンテナ本体(10)に取付けられることを特徴とする、請求項1~5の何れか1項に記載のコンパクタ用コンテナ。
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