JP2023144346A - モータ制御装置並びにモータ制御方法 - Google Patents

モータ制御装置並びにモータ制御方法 Download PDF

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Abstract

Figure 2023144346000001
【課題】
通電相切替時における電流の立ち上がり速さを向上することができるモータ制御装置を提供する。
【解決手段】
モータ制御装置は、モータ(300)を120度通電にて通電するインバータ回路を、モータの運転指令(ω )に基づいて生成されるパルス幅変調信号(SPWM)に応じて制御するものであって、運転指令およびモータの運転状態に応じて生成される電流指令(I)と、インバータ回路の直流母線電流(I)とを比較する比較回路(132)と、一定周期でクロック信号を生成するクロック信号生成回路(133)と、比較回路の出力信号(S)とクロック信号(S)とに基づいて、パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成回路(130)と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、モータの運転を制御するモータ制御装置およびモータ制御方法に関する。
ブラシレスモータや交流モータは、一般に、インバータ回路およびモータ制御装置から構成されるモータ駆動システムによって駆動される。モータ制御装置は、インバータ回路のスイッチングを制御することにより、モータの運転(速度、トルクなど)を制御する。
インバータ回路によるモータ通電方式としては、120度通電(矩形波駆動)と180度通電(正弦波駆動)がある。120度通電は、180度通電に比べてモータ制御装置の構成が簡易であるため、機器の小型化および低コスト化が要求される家電分野などにおいて、広く用いられている。
120度通電によるモータ制御に関する従来技術として、特許文献1に記載の技術が知られている。
本従来技術では、矩形波状のインバータ入力電流検出値をローパスフィルタに通すことで抽出される直流成分と、速度制御器が生成する電流指令との差分を、比例・積分(PI)演算し、さらに、演算値と所定周波数の基準信号(三角波)とを比較器によって比較する。これにより、電流指令に応じたデューティのPWM信号が生成される(特許文献1の図2参照)。
特開2012-147561号公報
上記従来技術では、インバータ回路の上下アームにおいて通電相が切り替わるとき、切り替え直後の電流の立ち上がりが遅いという問題がある。
そこで、本発明は、通電相切替時における電流の立ち上がり速さを向上することができるモータ制御装置およびモータ制御方法を提供する。
上記課題を解決するために、本発明によるモータ制御装置は、モータを120度通電にて通電するインバータ回路を、モータの運転指令に基づいて生成されるパルス幅変調信号に応じて制御するものであって、運転指令およびモータの運転状態に応じて生成される電流指令と、インバータ回路の直流母線電流とを比較する比較回路と、一定周期でクロック信号を生成するクロック信号生成回路と、比較回路の出力信号とクロック信号とに基づいて、パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成回路と、を備える。
また、本発明によるモータ制御方法は、モータを120度通電にて通電するインバータ回路を、モータの運転指令に基づいて生成されるパルス幅変調信号に応じて制御する方法であって、一定の周期でパルス幅変調信号を高レベルおよび低レベルの内の一方に設定し、1周期内で、運転指令およびモータの運転状態に応じて生成される電流指令とインバータ回路の直流母線電流とを比較した結果に基づいて、パルス幅変調信号を高レベルおよび低レベルの内の他方に設定する。
本発明によれば、通電相切替時における電流の立ち上がり速さが向上する。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施例1であるモータ制御装置の構成を示す回路図である。 実施例1のモータ制御装置におけるPWM信号生成回路の動作を示すタイムチャートである。 実施例1における直流母線電流Iの時間変化を示す波形図である。 比較例における直流母線電流Iの時間変化を示す波形図である。 実施例2であるモータ制御装置の構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施形態について、下記の実施例1~2により、図面を用いながら説明する。各図において、参照番号が同一のものは同一の構成要件あるいは類似の機能を備えた構成要件を示している。
図1は、本発明の実施例1であるモータ制御装置の構成を示す回路図である。
図1に示すように、複数(図1では6個)の半導体スイッチング素子の三相フルブリッジ回路からなるインバータ回路によって、モータ300が120度通電方式で通電される。インバータ回路は、直流電源10からの直流電力を、各半導体スイッチング素子のスイッチングを制御することにより、矩形波状の交流電力に変換して、モータ300へ出力する。
直流電源10は、電池でもよいし、AC/DCコンバータやDC/DCコンバータでもよい。
なお、インバータ回路における、U相上アーム用半導体スイッチング素子SWUPとU相下アーム用半導体スイッチング素子SWUNとの直列接続点、V相上アーム用半導体スイッチング素子SWVPとV相下アーム用半導体スイッチング素子SWVNとの直列接続点、および、W相上アーム用半導体スイッチング素子SWWPとW相下アーム用半導体スイッチング素子SWWNとの直列接続点が、それぞれ、モータ300のU相端子、V相端子、およびW相端子に接続される。これにより、インバータ回路からモータ300に、矩形波状の交流電力が出力される。
本実施例1では、半導体スイッチング素子として、絶縁ゲートバイポーラトランジスタ(以下、「IGBT」と記す)が用いられる。なお、IGBTに代えて、MOSFETなどの他の電力用半導体スイッチング素子が用いられてもよい。
本実施例1では、モータ300として、ロータが永久磁石によって構成される三相ブラシレスモータが用いられる。なお、ブラシレスモータに限らず、他の永久磁石同期モータが用いられてもよい。
以下、本実施例1によるモータ制御装置について説明する。
ゲート駆動回路140は、モータ300のロータの磁極位置信号θとパルス幅変調(以下、「PWM」と記す)信号SPWMとに基づいて、インバータ回路における半導体スイッチング素子の制御端子(本実施例1では「ゲート端子」)に与える制御信号(本実施例1では「ゲート駆動信号」)を生成する。
ゲート駆動回路140によって駆動される半導体スイッチング素子SWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNのオン・オフ動作パターンは、公知の120度通電と同様である(後述する図3を参照)。
磁極位置検出回路150は、磁極センサ30が出力する磁極検出信号Sに応じて、磁極位置信号θを生成する。なお、モータ300には、三相分すなわち3個の磁極センサ30が設けられる。なお、本実施例1では、磁極センサ30として、ホール素子が用いられる。
ゲート駆動回路140は、磁極位置信号θに応じて、インバータ回路の上アームおよび下アームの各々において、通電期間を電気角で120度として、電気角で120度ごとにU,V,W相の内の通電相を順次切り替えるための制御信号を生成する。さらに、ゲート駆動回路140は、この制御信号を、PWM信号SPWMによってPWM変調して、PWM変調された制御信号を半導体スイッチング素子の制御端子に与える。
なお、ゲート駆動回路140は、公知の回路によって各制御信号を生成する。例えば、通電相を順次切り替えるための制御信号は、磁極位置信号θを入力して、半導体スイッチング素子SWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNのオン・オフ動作パターンを示す2値信号を出力する論理回路によって生成できる。また、PWM変調された制御信号は、半導体スイッチング素子SWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNのオン・オフ動作パターンを示す2値信号と、2値信号であるPWM信号SPWMを入力とする論理積ゲート回路によって生成できる。
PWM信号SPWMは、PWM信号生成回路130によって生成される。PWM信号生成回路130は、ラッチ回路131と比較回路132とクロック信号生成回路133とから構成される。
比較回路132は、電流指令Iとインバータ回路における直流母線電流Iとを比較し、IがIよりも小さければ低レベルとなり、かつIがIに等しいと高レベルとなる信号Sを出力する。
なお、本実施例では、正論理にて信号が取り扱われているが、負論理にて信号が取り扱われてもよい。負論理では、本実施例における信号の高レベルおよび低レベルが、それぞれ、低レベルおよび高レベルとなる。
電流指令Iは、モータ速度ωが速度指令ω となる場合におけるモータ電流値である。直流母線電流Iは、PWM信号SPWMのオン期間に流れ、オフ期間は零になる。直流母線電流Iが流れているとき、直流母線電流Iの値は、モータ300の通電相を流れるモータ電流の大きさに等しい。したがって、直流母線電流Iの値を電流指令Iに近付けるようにPWM信号SPWMを生成することにより、モータ速度ωを速度指令ω に近付けることができる。すなわち、モータの速度を制御することができる。
なお、本実施例1において、直流母線電流Iは、シャント抵抗20によって計測される。なお、図1においては図示されていないが、シャント抵抗20の電圧を増幅して直流母線電流Iの検出値を得る増幅器が設けられてもよい。
速度指令ω は、図示しない上位制御装置によって生成される。速度制御器110は、速度指令ω と、速度計測器160によって計測されるモータ速度ωとに基づいて、電圧指令Vを生成される。本実施例1では、速度制御器110は、比例・積分(PI)演算回路から構成され、PI演算により、速度指令ω は、図示しない上位制御装置によって生成される。速度制御器110は、速度指令ω とモータ速度ωとの偏差を零に近付ける電圧指令Vを生成する。
なお、本実施例1では、速度計測器160、時間微分演算器から構成され、磁極位置検出回路150が生成する磁極位置信号θの時間微分(dθ/dt)によって、モータ速度ωを計測する。
電流/電圧変換器120は、速度制御器110が生成する電圧指令Vを電流指令Iに変換する。本実施例1では、電流/電圧変換器120は、乗算回路により電圧指令Vに所定のゲインを掛けることにより、電圧指令Vを電流指令Iに変換する。
クロック信号生成回路133は、一定周期で高レベルとなるクロック信号Sを生成する。クロック信号生成回路133は、公知の回路構成を有する。例えば、三角波や鋸歯などの周期波形電圧を生成する波形生成回路と、この周期波形電圧と所定の電圧値とを比較する比較回路とから構成される。これら波形生成回路や比較回路は、例えば、演算増幅器を用いて構成できる。
ラッチ回路131は、比較回路132の出力信号Sとクロック信号Sとに応じて、PWM信号SPWMを生成する。
ラッチ回路131は、クロック信号S(高レベル)を入力すると、出力を低レベルから高レベルに遷移させるとともに、比較回路132の出力信号Sが低レベルの間は、出力を高レベルに維持する。モータ電流の大きさが電流指令Iになり、直流母線電流Iが電流指令Iになると、Sが低レベルから高レベルに遷移する。このとき、ラッチ回路131は、高レベルに維持していた出力を低レベルに遷移させる。このようにして、ラッチ回路131は、モータ電流を電流指令Iに制御するためのPWM信号SPWMを生成する。
モータ300の通電相が切り替わるとき、切替前に電流が流れていなかった相の固定子巻線にインバータ回路の出力電圧が印加されるため、モータ電流および直流母線電流Iは、ゼロから、固定子巻線のインダクタンスに応じた傾き(di/dt)で立ち上がる。したがって、通電相切替時においては、直流母線電流IがゼロからIまで立ち上がるまでの間、比較回路132の出力信号Sは低レベルに維持される。このため、ラッチ回路131は出力を高レベルに維持するので、PWM信号SPWMのデューティが1(100%)になる。これにより、モータ電流の立ち上がり速さを向上することができる。
なお、ラッチ回路131として、フリップフロップ回路(FF)が適用できる。本実施例1においては、RSフリップフロップ回路が適用される。したがって、SおよびSを、それぞれ、セット信号およびリセット信号とする。
なお、本実施例では、正論理にて信号が取り扱われているが、負論理にて信号が取り扱われてもよい。負論理では、SおよびSを、それぞれ、リセット信号およびセット信号とする。
図2は、本実施例1のモータ制御装置におけるPWM信号生成回路130の動作を示すタイムチャートである。なお、図中に、直流母線電流Iの波形およびPWM信号のデューティDを併記する。なお、図2における時間範囲は、ある通電相切替時点から、次の通電相切替前の時点までの間(電気角で60度未満)である。
図2中、上から、直流母線電流Iの波形、ラッチ回路131(図1)へ入力される信号S(リセット信号)およびクロック信号S(セット信号)の各タイムチャート、ラッチ回路131が出力するPWM信号SPWMのタイムチャート、SPWMのデューティDの時間変化を示す。
通電相切替時点では、信号Sが低レベルLであるため、一定周期TCLKで生成されるクロック信号Sによって高レベルHにセットされたSPWMが、直流母線電流Iが電流指令Iに到達するまで、Hに維持される。このため、スイッチング周期TSWに対するオン時間TONの比率すなわちデューティDは、DMAX(=TON1/TSW)となり、TON1およびTSWは共にTCLKに等しいので、DMAX=1となる(図2中では、Dを百分率(%)で表している)。これにより、通電相切替直後におけるモータ電流の立ち上がり速さを向上することができる。
IがIに到達すると、SがHとなるため、SPWMはLにリセットされる。このため、Iはオフするが、モータ電流は環流モードで流れ続ける。
次に、Sがラッチ回路131に入力されると、SPWMはHにセットされる。このため、Iが流れ出す。このとき、モータ電流は環流モードで流れ続けていたため、Iは急峻に立ち上がる。Iは、立ち上がった時点では、Iに近いが、Iよりも小さくなっており、再度、Iまで増加していく。Iが再度Iに到達すると、SがHとなるため、SPWMはLにリセットされる。
以降、SおよびSによるSPWMのセットおよびリセットが繰り返される。したがって、デューティDは、D(=TON2/TSW)となり、TON2<TCLKかつTSW=TCLKであるから、D<DMAX(=1(図2では100%))となる。このため、大きさがIの矩形波状のIが流れ続ける。したがって、モータ電流の大きさがIに制御される。
図3は、本実施例1における直流母線電流Iの時間変化を示す波形図である。なお、インバータ回路を構成する半導体スイッチング素子SWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNの動作状態の時間変化およびPWM信号SPWMのデューティDの時間変化を併記する。
また、図4は、比較例における直流母線電流Iの時間変化を示す波形図である。図4と同様に、SWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNの動作状態の時間変化およびデューティDの時間変化を併記する。
図3および図4における時間範囲は、電気角で420度分に相当する。図3および図4では、電気角で60度分ごとに縦方向の破線を付記している。
図3および図4に示すように、SWUP,SWUN,SWVP,SWVN,SWWP,SWWNの動作は、公知の120度通電方式と同じである(図3および図4では、120度の通電幅中におけるPWM信号は、図示を省略している)。したがって、電気角で60度ごとに通電相が切り替えられる。したがって、図3および図4では、7回(=420度/60度)、通電相が切り替えられている。
図3に示すDの時間変化は、図2に示すDと同様である。すなわち、通電相切替時にはD=DMAX(=100%)、IがIに到達した後は、D=D<DMAXである。
これに対し、比較例では、図4に示すように、Dは時間変化せず、D=Dである。
図3および図4に示すように、本実施例1によれば、通電相切替直後におけるモータ電流の立ち上がり速さが向上する。したがって、モータの通電中、モータ電流の大きさが、電流指令に等しい一定値になる。このため、モータの効率が向上する。
また、本実施例1によれば、上述のように比較的簡単な回路により、モータ制御装置を構成できる。したがって、モータ制御装置を構成する回路規模を低減できる。
なお、本実施例1によるモータ制御装置は、半導体集積回路によって構成されてもよい。この場合、電流制御機能を備えながらも、半導体チップサイズの増大が抑制される。
さらに、本実施例1では、上述のように、クロック信号Sの一定周期TCLK(図2)でパルス幅変調信号SPWMを高レベルHに設定し、1周期内で、電流指令Iと直流母線電流Iとを比較回路132によって比較した結果に基づいて、SPWMを低レベルLに設定している。これにより、モータ電流をIに等しくなるようにインバータ回路を制御できるとともに、モータ電流の立ち上がり速さが向上することができる。モータ制御装置は、このような機能を、制御用マイクロコンピュータが所定の制御プログラムを実行することにより、備えてもよい。
この場合、比較的簡単な制御プログラムとなるため、マイクロコンピュータに対して高機能は要求されない。したがって、モータ制御装置は、コストの増大させることなく、電流制御機能を備えることができる。
なお、モータの磁極位置は、いわゆるセンサレス方式により検出してもよい。
また、図1における速度制御器に代えて、トルク指令などの他の運転指令およびトルクなどの他の運転状態に基づいて電圧指令を作成する制御器を適用してもよい。なお、本実施例1のように、速度制御器を用いることにより、本実施例1によるモータ制御装置は、速度制御器を備える従来のモータ制御装置との互換性が向上する。
図5は、本発明の実施例2であるモータ制御装置の構成を示す回路図である。
以下、主に、実施例1と異なる点について、説明する。
本実施例2においては、実施例1と異なり、速度制御器111が電流指令Iを生成する。したがって、速度制御器111が生成する電流指令Iが比較回路132に入力される。したがって、実施例1(図1)における電流/電圧変換器120は不要である。
本実施例2では、速度制御器111は、比例・積分(PI)演算回路から構成され、PI演算により、図示しない上位制御装置によって生成される速度指令ω とモータ速度ωとの偏差を零に近付ける電流指令Iを生成する。
本実施例2によれば、モータ制御装置を構成する回路規模を低減できる。また、制御用マイクロコンピュータを用いる場合、制御プログラムを簡単化できる。
なお、本発明は、上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、各実施例の構成の一部について、削除、他の構成の追加、他の構成との置換が可能である。
10 直流電源
20 シャント抵抗
30 磁極センサ
110 速度制御器
111 速度制御器
120 電流/電圧変換器
130 PWM信号生成回路
131 ラッチ回路
132 比較回路
133 クロック信号生成回路
140 ゲート駆動回路
150 磁極位置検出回路
160 速度計測器
300 モータ

Claims (7)

  1. モータを120度通電にて通電するインバータ回路を、モータの運転指令に基づいて生成されるパルス幅変調信号に応じて制御するモータ制御装置において、
    前記運転指令および前記モータの運転状態に応じて生成される電流指令と、前記インバータ回路の直流母線電流とを比較する比較回路と、
    一定周期でクロック信号を生成するクロック信号生成回路と、
    前記比較回路の出力信号と前記クロック信号とに基づいて、前記パルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成回路と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  2. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記運転指令は速度指令であり、前記運転状態は速度であることを特徴とするモータ制御装置。
  3. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記パルス幅変調信号生成回路はラッチ回路によって構成され、
    前記ラッチ回路は、前記クロック信号に応じて、前記パルス幅変調信号を高レベルおよび低レベルの内の一方に設定し、前記比較回路の前記出力信号に応じて前記パルス幅変調信号を前記高レベルおよび前記低レベルの内の他方に設定することを特徴とするモータ制御装置。
  4. 請求項3に記載のモータ制御装置において、
    前記ラッチ回路がフリップフロップ回路であり、
    前記クロック信号をセット信号およびリセット信号の内の一方とし、前記比較回路の前記出力信号を前記セット信号および前記リセット信号の内の他方とすることを特徴とするモータ制御装置。
  5. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記運転指令と前記運転状態とに基づいて電圧指令を生成する速度制御器と、
    前記電圧指令を前記電流指令に変換する電流/電圧変換器と、
    を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  6. 請求項1に記載のモータ制御装置において、
    前記運転指令と前記運転状態とに基づいて前記電流指令を生成する速度制御器を備えることを特徴とするモータ制御装置。
  7. モータを120度通電にて通電するインバータ回路を、モータの運転指令に基づいて生成されるパルス幅変調信号に応じて制御するモータ制御方法において、
    一定の周期で前記パルス幅変調信号を高レベルおよび低レベルの内の一方に設定し、
    前記周期内で、前記運転指令および前記モータの運転状態に応じて生成される電流指令と、前記インバータ回路の直流母線電流とを比較した結果に基づいて、前記パルス幅変調信号を前記高レベルおよび前記低レベルの内の他方に設定することを特徴とするモータ制御方法。
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