JP2023132229A - Memsセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】特性への影響を抑えつつメンブレンの破壊を防止したMEMSセンサを提供する。【解決手段】所定範囲内のメンブレンの湾曲を歪ゲージで検出するMEMSセンサは、基板に設けられたキャビティと、基板を覆ってキャビティを封止するメンブレンと、メンブレンに設けられた歪ゲージとを含み、キャビティは底面から突出した島部を有し、メンブレンが可逆的に湾曲する範囲で、かつ所定範囲を超えて湾曲した場合に、メンブレンは島部に接触する。メンブレンが湾曲しない標準状態において、メンブレンと前記キャビティの底面との間の距離は、メンブレンと島部との間の距離の少なくとも5倍でも良い。【選択図】図1

Description

本発明はMEMSセンサに関し、特にMEMS構造を用いた圧力センサに関する。
MEMS構造を用いた圧力センサでは、シリコン基板上に形成されたキャビティと、キャビティを覆って封止するメンブレンと、メンブレンに設けられたゲージ抵抗とを有する。そしてキャビティ内の圧力と外部の圧力との差によって生じるメンブレンの湾曲をゲージ抵抗の抵抗値の変化から検出することにより、周囲の圧力を測定する(例えば、特許文献1参照)。
特開2021-25966号公報
MEMSセンサの故障原因として、キャビティ周辺部におけるメンブレンの破壊があげられる。特に、ユーザ側のMEMSセンサ実装工程において、エアブロー時の気圧や洗浄時の水圧によってキャビティ上のメンブレンに過剰な圧力がかかりメンブレンがキャビティ側に湾曲した場合にメンブレンの破壊が発生しやすい。
これに対して、キャビティの深さを小さくして、メンブレンに過剰な圧力がかかってキャビティ側に湾曲した場合、メンブレンがキャビティの底に接触して一定以上の湾曲を防止する構造が考えられる。しかしながら、単にキャビティの深さを小さくした場合、キャビティの容積が小さくなり、MEMSセンサの製造工程におけるガスの発生やリークにより、密封されたキャビティ内の圧力が影響をうけ、MEMSセンサの特性がばらつく等の問題が発生する。
そこで、本発明は、特性への影響を抑えつつメンブレンの破壊を防止したMEMSセンサの提供を目的とする。
本開示の一の態様は、
基板に設けられたキャビティと、
基板を覆ってキャビティを封止するメンブレンと、
メンブレンに設けられた歪ゲージと、
を含み、
所定範囲内のメンブレンの湾曲を歪ゲージで検出するMEMSセンサであって、
キャビティは、底面から突出した島部を有し、
メンブレンが可逆的に湾曲する範囲で、かつ所定範囲を超えて湾曲した場合に、メンブレンが島部に接触するMEMSセンサである。
本開示の他の態様は、
基板に設けられた第1のキャビティおよび第1のキャビティより大きな開口面積を有する第2のキャビティと、
基板を覆って第1のキャビティおよび第2のキャビティをそれぞれ封止する第1のメンブレンおよび第2のメンブレンと、
第1のメンブレンおよび第2のメンブレンにそれぞれ設けられた第1の歪ゲージおよび第2の歪みゲージと、
を含み、
所定範囲内の第1のメンブレンの湾曲を第1の歪ゲージで検出するMEMSセンサであって、
第1のキャビティは、底面から突出した島部を有し、
第1のメンブレンが可逆的に湾曲する範囲内で、かつ所定範囲を超えて湾曲した場合に、第1のメンブレンが島部に接触するMEMSセンサである。
本開示にかかるMEMSセンサでは、特性への影響を抑えつつメンブレンの破壊を防止することができる。
図1は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの平面図である。 図2は、図1のMEMSセンサのキャビティの平面図である。 図3は、図1のMEMSセンサをA-A方向に見た断面図である。 図4は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの変形例を示す断面図である。 図5Aは、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの動作原理を説明する断面図である。 図5Bは、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの動作の動作原理を説明する断面図である。 図5Cは、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの動作原理を説明する断面図である。 図6は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの寸法を表す断面図である。 図7は、従来のMEMSセンサの寸法を表す断面図である。 図8は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの島部の他の配置を示す平面図である。 図9は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの島部の他の配置を示す平面図である。 図10は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサの島部の他の配置を示す平面図である。 図11Aは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの動作原理の説明する断面図である。 図11Bは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの動作原理の説明する断面図である。 図11Cは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの動作原理の説明する断面図である。 図12Aは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの製造工程の断面図である。 図12Bは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの製造工程の断面図である。 図12Cは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの製造工程の断面図である。 図12Dは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの製造工程の断面図である。 図12Eは、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサの製造工程の断面図である。
<実施の形態1>
図1は、全体が100で表される、本発明の実施の形態1にかかる圧力測定用のMEMSセンサの平面図である。MEMSセンサ100は、シリコン基板10(図3参照)を含む。シリコン基板10の厚さは、例えば100μm~800μmである。シリコン基板10には、キャビティ20が設けられ、その上を覆うようにメンブレン50が設けられている。メンブレン50には例えばシリコンが用いられ、厚さは、測定する圧力等にも依存するが、例えば3μm~30μmである。キャビティ20の内部は、例えば真空に保持される。キャビティ20の深さは、例えば5μm~20μmである。
キャビティ20の周辺の、メンブレン50には、歪ゲージとしてゲージ抵抗60が設けられている。ゲージ抵抗60は、例えばキャビティ20の4辺に設けられる。ゲージ抵抗60は、例えばメンブレン50中に設けられたイオン注入層からなり、圧縮応力や引張り応力がかかることにより長さや断面積が変化し、それに応じて抵抗値が変化する。
ゲージ抵抗60は配線層70によりパッド80(81~84)に接続されている。配線層70およびパッド80は、例えばアルミニウムから形成される。4つのゲージ抵抗60は、ブリッジ回路の各辺に配置されるように、配線層70で接続されている。ブリッジ回路に対して、例えばパッド81、83の間にブリッジ電圧を印加すると、パッド82、84から出力電圧が得られる。
図2はメンブレン50を除去した場合のキャビティ20の平面図であり、図3は、図1をA-A方向に見た場合の断面図である。図2、3に示すように、キャビティ20の中央には、キャビティ20の底面から台形状に突出した島部30が設けられている。島部30の高さは、キャビティ20の深さより小さくなるように設計されている。
図2では、平面視でキャビティ20および島部30の隅は、曲率を有する曲面であるが、直角であってもよい。また、図4の断面図示すように、島部30の上面の縁は、曲率を有する丸まった面(R面)となるように面取りしても良い。
図5A~5Cは、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサ100の動作原理を説明する断面図である。図5Aは、キャビティ20内の圧力と外部の圧力とが等しい標準状態を示す。標準状態では、メンブレン50は湾曲せず、メンブレン50の上に設けられたゲージ抵抗(図示せず)の抵抗値も変化しない。メンブレン50と島部30との距離はHとなっている。
図5Bは、外部の圧力が大きくなった測定状態を示す。キャビティ20内の圧力と外部の圧力との差によってメンブレン50はキャビティ20側に湾曲する。MEMSセンサ100の仕様、即ち測定可能範囲は、メンブレン50が湾曲しても破壊しない、即ちメンブレン50が可逆的に変形する範囲で設定される。測定可能範囲内であれば、外部の圧力が小さくなると、メンブレン50の湾曲も小さくなる。
図5Bに示すように、MEMSセンサ100の仕様、即ち測定可能範囲内で測定を行っている限り、メンブレン50は島部30に接触しない。
図5Cは、例えばユーザ側のMEMSセンサ実装工程において、メンブレン50に測定可能範囲を超えた大きな圧力がかかった状態を示す。メンブレン50はキャビティ20側に湾曲して島部30に接触し、それ以上湾曲しなくなる。即ち、島部30がメンブレン50の過剰な湾曲に対するストッパとして機能し、メンブレン50の破壊を防止する。
このように、メンブレン50と島部30との距離Hは、MEMSセンサ100の測定可能範囲でのメンブレン50のZ軸方向の移動距離より大きく、メンブレン50の破壊が始まる時のZ軸方向の移動距離より小さい値となる。なお、メンブレン50の撓みやすさ、即ちメンブレン50が破壊されることなくZ軸方向に移動できる距離は、メンブレン50の膜厚、キャビティ20のXY平面のサイズ(開口面積)に依存し、一般にメンブレン50の膜厚が薄く、キャビティ20のXY平面のサイズが大きいほど湾曲しやすくなる。
図6は、MEMSセンサ100のキャビティ20の寸法を表す断面図であり、キャビティの容積はV1、島部30の無い部分でのキャビティの深さはD1となっている。一方、図7は、MEMSセンサ100と同様の測定可能範囲で使用する、島部の無い従来のMEMSセンサ150の寸法を表す断面図であり、キャビティの容積はV0、キャビティの深さはD0となっている。
従来のMEMSセンサ150では、キャビティ20の容積V0は、MEMSセンサ150の製造工程(後述の製造工程5)で、キャビティ内で発生するガスの量やキャビティ内への外部からのリークの量に対して、キャビティの容量V0を十分大きくすることで、これらの影響を受けないようにしていた。
これに対して、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサ100では、キャビティ20中に島部30を設けるため、キャビティ20の深さを従来構造と同様のD0とした場合、キャビティ20の容量は従来構造の容量V0より小さくなり、発生するガス等のキャビティ20の容積に対する割合が大きくなり、MEMSセンサの特性に影響する。
そこで、MEMSセンサ100では、キャビティの深さD1を従来のD0より深くし、容量V1が、V0とほぼ等しくなるようにしている。これにより、発生するガス等の影響を受けず、特性の安定したMEMSセンサ100を得ることができる。
なお、島部30は、上述のように、メンブレン50の過剰な湾曲に対するストッパとして機能するような高さとなっている。例えば、メンブレン50が湾曲しない標準状態において、メンブレン50とキャビティ20の底面との間の距離D1は、メンブレン50と島部との間の距離Hの少なくとも5倍であることが好ましい。
図8、9、10は、本発明の実施の形態1にかかるMEMSセンサ100のキャビティ20中の、島部30の他の配置を示す平面図である。図8に示すように、キャビティ20内に複数の島部30を等間隔に設けてもよい。また、図9に示すように、複数の島部30をキャビティ20の側壁に沿って等間隔に設けてもよい。島部30の数は、図8、9の数に限られない。さらに、図10に示すように、キャビティ20の側壁に沿って設けられた環状の島部30としてもよい。
このように、キャビティ20の容積に占める島部30の体積を少なくすることにより、図6で説明したキャビティ20の深さD1を小さくすることができる。なお、いずれの場合も、島部30の高さは、メンブレン50の過剰な湾曲に対するストッパとして機能するような高さであることはいうまでもない。また、図8~10に示す島部30の上面の縁を、図4に示すような曲率を有する丸まった面(R面)となるように面取りしても良い。
<実施の形態2>
図11A~11Bは、本発明の実施の形態2にかかる、圧力測定用のMEMSセンサ200の動作原理を説明する断面図である。図中、実施の形態1のMEMSセンサ100と同一符号は、同一または相当箇所を示す。
本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサ200では、低圧力用センサIと高圧力用センサIIとが同一シリコン基板10の上に形成されている。低圧力用センサIと高圧力用センサIIでは、メンブレン50の膜厚は同じで、キャビティのサイズ(XY平面の開口面積)が異なっている、即ち、低圧力用センサIの方が高圧力用センサIIよりサイズが大きい。例えば、低圧力用センサIの測定可能範囲は300~1300ヘクトパスカル(hPa)であり、高圧力用センサIIの測定可能範囲は5000~20000ヘクトパスカル(hPa)である。
図11Aは、キャビティ20、25内の圧力と外部の圧力とが等しい標準状態を示す。標準状態では、メンブレン50は湾曲せず、メンブレン50の上に設けられたゲージ抵抗(図示せず)の抵抗値も変化しない。
図11Bは、低圧力用センサIの測定可能範囲内で、外部の圧力が変化した場合を示す。キャビティ20内の圧力と外部の圧力との差によってメンブレン50はキャビティ20側に湾曲し、これに伴ってゲージ抵抗(図示せず)の抵抗値が変化し、圧力を測定する。この場合、高圧力用センサIIのメンブレン50の湾曲量は、低圧力用センサIのメンブレン50の湾曲量より小さい。図11Bに示すように、低圧力用センサIの測定可能範囲内では、低圧力用センサIのメンブレン50は島部30に接触しない。
図11Cは、高圧力用センサIIの測定可能範囲内で、外部の圧力が変化した場合を示す。低圧力用センサIのメンブレン50には測定可能範囲を超えた圧力がかかるため、メンブレン50は湾曲して島部30に接触する。これにより、低圧力用センサIのメンブレン50の破壊を防止しつつ、高圧力用センサIIで圧力測定が可能となる。
なお、MEMSセンサ200では、高圧力用センサIIのキャビティ25には島部を設けていないが、設けても構わない。また、島部30は、実施の形態1の図8~10に示すような形状としてもよく、島部30の上面の縁を、曲率を有する丸まった面(R面)となるように面取りしても良い。
また、中圧力用センサのような測定可能範囲の異なるセンサを同一基板上にさらに作製しても構わない。
このように、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサ200では、低圧力用センサIと高圧力用センサIIとが同一基板10の上に形成することで、1つのMEMSセンサ200センサで複数の圧力範囲の測定が可能となる。
次に、図12A~12Eを用いて、本発明の実施の形態2にかかるMEMSセンサ200の製造方法について説明する。図12A~12Eは、MEMSセンサ200の製造工程の断面図である。MEMSセンサ200の製造方法は以下の工程1~5を含む。
工程1:図12Aに示すように、シリコン基板10を準備する。続いて、例えば熱酸化によりシリコン基板10の表面にシリコン酸化膜2を形成する。
工程2:図12Bに示すように、フォトリソグラフィ技術を用いて、シリコン酸化膜2の上にフォトレジストマスク4を形成する。続いて、フォトレジストマスク4をエッチングマスクに用いたドライエッチングでシリコン酸化膜2をパターニングする。エッチングガスには、例えば、CF、CHF等が用いられる。
工程3:図12Cに示すように、フォトレジストマスク4を、例えばドライアッシングを用いて除去した後、フォトリソグラフィ技術を用いて、フォトレジストマスク6を形成する。フォトレジストマスク6は、シリコン酸化膜2の上に加えて、シリコン基板10の上にも部分的に形成される。続いて、フォトレジストマスク6をエッチングマスクに用いたドライエッチングでシリコン基板10をパターニングする。エッチングには、例えばSFガスを用いたエッチングモードと、Cガスを用いたパッシベーションモードとを交互に繰り返すBOSCH法が用いられる。
工程4:図12Dに示すように、例えばドライアッツシングを用いてフォトレジストマスク6を除去する。この工程で、シリコン基板10に、島部30を有するキャビティ20と、島部のないキャビティ25が形成される。
工程5:図12Eに示すように、シリコン基板10の上に、キャビティ20、25を覆うように他のシリコン基板を重ねる。この工程は真空中で行なわれる。真空中から大気に出す工程でシリコンウエハ外周部からキャビティ内部に空気等が侵入する場合がある。続いて、大気中で、例えば1100℃に加熱してシリコン基板10と他のシリコン基板とを接合を強固にする。この工程5において、シリコン基板と他のシリコン基板の接合面でガスが発生することや、外部からキャビティ内に少量のリークが発生することもある。
続いて、他のシリコン基板をCMPで薄膜化してメンブレン50を形成する。最後に、メンブレン50の上に、イオン注入法を用いてゲージ抵抗60を形成し、さらに蒸着法を用いて配線層70およびパッド80を形成する。
以上の工程1~5でMEMSセンサ200が完成する。なお、MEMSセンサ200の低圧力用センサIの製造工程は、実施の形態1のMEMSセンサ100の製造工程と同様である。
なお、実施の形態1、2では圧力測定用のMEMSセンサを例に説明したが、本開示は湿度センサ等のMEMSセンサにも適用可能である。
<付記>
本開示は、
基板に設けられたキャビティと、
基板を覆ってキャビティを封止するメンブレンと、
メンブレンに設けられた歪ゲージと、
を含み、
所定範囲内のメンブレンの湾曲を歪ゲージで検出するMEMSセンサであって、
キャビティは、底面から突出した島部を有し、
メンブレンが可逆的に湾曲する範囲で、かつ所定範囲を超えて湾曲した場合に、メンブレンが島部に接触するMEMSセンサである。かかる構成により、特性への影響を抑えつつメンブレンの破壊を防止することができる。
本開示は、メンブレンが湾曲しない標準状態において、メンブレンとキャビティの底面との間の距離は、メンブレンと島部との間の距離の少なくとも5倍であるMEMSセンサでも良い。かかる構成により、発生するガス等の影響を受けず、特性の安定したMEMSセンサを得ることができる。
本開示は、複数の島部を備えたMEMSセンサでも良い。かかる構成によりメンブレンの破壊を効果的に防止できる。
島部は、キャビティの側壁に沿って形成された環状の島部であるMEMSセンサでも良い。かかる構成により、メンブレンの破壊を効果的に防止できる。
本開示は、基板に設けられた第1のキャビティおよび第1のキャビティより小さな開口面積を有する第2のキャビティと、
基板を覆って第1のキャビティおよび第2のキャビティをそれぞれ封止する第1のメンブレンおよび第2のメンブレンと、
第1のメンブレンおよび第2のメンブレンにそれぞれ設けられた第1の歪ゲージおよび第2の歪みゲージと、
を含み、
所定範囲内の第1のメンブレンの湾曲を第1の歪ゲージで検出するMEMSセンサであって、
第1のキャビティは、底面から突出した島部を有し、
第1のメンブレンが可逆的に湾曲する範囲内で、かつ所定範囲を超えて湾曲した場合に、第1のメンブレンが島部に接触するMEMSセンサである。かかる構成により、特性への影響を抑えつつメンブレンの破壊を防止することができる。
本開示は、第1のメンブレンが湾曲しない標準状態において、第1のメンブレンと第1のキャビティの底面との間の距離は、第1のメンブレンと島部との間の距離の少なくとも5倍であるMEMSセンサでも良い。かかる構成により、発生するガス等の影響を受けず、特性の安定したMEMSセンサを得ることができる。
本開示は、所定の範囲内とは異なる範囲内における第2のメンブレンの湾曲を、第2の歪ゲージで検出するMEMSセンサでも良い。かかる構成により、1つのMEMSセンサで複数の測定範囲の検出が可能となる。
本発明にかかるキャビティ構造を備えたMEMSセンサは、圧力センサ、湿度センサ等に適用可能である。
2 シリコン酸化膜
4、6 フォトレジストマスク
10 シリコン基板
20、25 キャビティ
30 島部
50 メンブレン
60 ゲージ抵抗
70 配線層
80 パッド
100、200 MEMSセンサ

Claims (7)

  1. 基板に設けられたキャビティと、
    前記基板を覆って前記キャビティを封止するメンブレンと、
    前記メンブレンに設けられた歪ゲージと、
    を含み、
    所定範囲内の前記メンブレンの湾曲を前記歪ゲージで検出するMEMSセンサであって、
    前記キャビティは、底面から突出した島部を有し、
    前記メンブレンが可逆的に湾曲する範囲で、かつ前記所定範囲を超えて湾曲した場合に、前記メンブレンが前記島部に接触するMEMSセンサ。
  2. 前記メンブレンが湾曲しない標準状態において、前記メンブレンと前記キャビティの底面との間の距離は、前記メンブレンと前記島部との間の距離の少なくとも5倍である請求項1に記載のMEMSセンサ。
  3. 複数の前記島部を備えた請求項1に記載のMEMSセンサ。
  4. 前記島部は、前記キャビティの側壁に沿って形成された環状の島部である請求項1に記載のMEMSセンサ。
  5. 基板に設けられた第1のキャビティおよび前記第1のキャビティより小さな開口面積を有する前記第2のキャビティと、
    前記基板を覆って前記第1のキャビティおよび前記第2のキャビティをそれぞれ封止する第1のメンブレンおよび第2のメンブレンと、
    前記第1のメンブレンおよび前記第2のメンブレンにそれぞれ設けられた第1の歪ゲージおよび第2の歪みゲージと、
    を含み、
    所定範囲内の前記第1のメンブレンの湾曲を前記第1の歪ゲージで検出するMEMSセンサであって、
    前記第1のキャビティは、底面から突出した島部を有し、
    前記第1のメンブレンが可逆的に湾曲する範囲内で、かつ前記所定範囲を超えて湾曲した場合に、前記第1のメンブレンが前記島部に接触するMEMSセンサ。
  6. 前記第1のメンブレンが湾曲しない標準状態において、前記第1のメンブレンと前記第1のキャビティの底面との間の距離は、前記第1のメンブレンと前記島部との間の距離の少なくとも5倍である請求項5に記載のMEMSセンサ。
  7. 前記所定の範囲内とは異なる範囲内における前記第2のメンブレンの湾曲を、前記第2の歪ゲージで検出する請求項5に記載のMEMSセンサ。
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