JP2023131569A - 画像形成システム、方法、サーバ装置及びクライアント装置 - Google Patents

画像形成システム、方法、サーバ装置及びクライアント装置 Download PDF

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Abstract

【課題】印刷不良が発生した場合のユーザの満足度の低下の防止と印刷量の適正な管理とを両立できる仕組みを実現すること。【解決手段】ユーザ環境に配置され、ジョブを実行してシートに画像を形成する画像形成装置と、遠隔環境に配置され、前記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データを記憶するデータベースと、前記履歴データに基づいて集計される、消費されたシートの実績枚数に基づいて、前記画像形成装置におけるジョブの実行を制御し又はユーザに対する課金を制御する制御部と、第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に、少なくとも当該不良の影響を受けたシートが前記実績枚数に計上されないように前記データベースを修正することを求める修正要求であって、前記第1のジョブのジョブ関連情報を含む当該修正要求を、ユーザによる指示に応じて送信する通信部と、を含む画像形成システムが提供される。【選択図】図11

Description

本開示は、画像形成システム、方法、サーバ装置及びクライアント装置に関する。
画像形成装置の分野では、事業者との間で契約を締結したユーザに、契約が有効である間、自由に画像形成装置を利用させるサービスが知られている。サブスクリプション型の契約の場合には、ユーザは、定額の利用料を事業者へ支払い、所定の期間内に上限量を超過しない範囲で印刷を行うことを許可される。従量型の契約の場合には、ユーザは、印刷を行った量に依存する利用料を事業者へ支払う。ユーザが実際に行った印刷の量は、例えばシートの消費枚数の観点で管理される。こうしたサービスの中には、契約が有効であるにも関わらずトナー若しくはインクの枯渇、又は部材の寿命の終了に起因して印刷の実行が不能となる事態を回避する目的で、消耗材の残量低下が検知された際に消耗材をユーザへ自動的に配送するものも存在する。
特許文献1は、期間別の印刷量の上限管理に関連して、ある期間に印刷を許可される量を後続する期間へ繰越すことを可能にする技術を提案している。特許文献2は、トナーの濃度又は感光ドラムの表面電位といった画像形成動作に関する特性値の変動を検知して、印刷物の品質の低下が発生したと推定される際に、印刷量のカウントを自動的にスキップする技術を提案している。特許文献2の技術によれば、印刷品質の低下が発生したと推定される際に出力された印刷物について課金が行われないため、ユーザの不利益が回避され得る。
特開2018-156224号公報 特開2002-196636号公報
しかしながら、印刷物の品質低下を自動的に検知する仕組みにおいて、ユーザが主観的に品質に不満を感じるケースと、自動的に品質低下が検知されるケースとが常に一致するとは限らない。主観的な印刷不良が印刷物に現れているにも関わらず、品質低下が検知されなければ、ユーザはサービスに不満を感じるであろう。一方、ユーザが品質に満足しているにも関わらず、印刷量がカウントされなければ、印刷量の上限管理又は課金管理に不都合が生じる。
本発明は、上述した点に鑑み、印刷不良が発生した場合のユーザの満足度の低下の防止と印刷量の適正な管理とを両立できる仕組みを実現しようとするものである。
ある観点によれば、ユーザ環境に配置され、ジョブを実行してシートに画像を形成する画像形成装置と、遠隔環境に配置され、前記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データを記憶するデータベースと、前記履歴データに基づいて集計される、前記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に基づいて、前記画像形成装置におけるジョブの実行を制御し又は前記画像形成装置のユーザに対する課金を制御する制御部と、前記画像形成装置により実行された第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に、少なくとも当該不良の影響を受けたシートが前記実績枚数に計上されないように前記データベースを修正することを求める修正要求であって、前記第1のジョブのジョブ関連情報を含む当該修正要求を、ユーザによる指示に応じて送信する通信部と、を含む画像形成システムが提供される。対応する方法、サーバ装置及びクライアント装置もまた提供される。
本発明によれば、印刷不良が発生した場合のユーザの満足度の低下の防止と印刷量の適正な管理とを両立することができる。
一実施形態に係る画像形成システムの構成の一例を示す模式図。 一実施形態に係る画像形成装置の外観の一例を示す概略斜視図。 一実施形態に係る画像形成装置の内部の物理的な構成の一例を示す概略断面図。 一実施形態に係るトナー補給経路の構成の一例を示す概略斜視図。 一実施形態に係る補給パックの構成の一例を示す概略斜視図。 図4のトナー受け部に補給パックが接続された様子を示す説明図。 一実施形態に係る画像形成装置の機能面の構成の一例を示すブロック図。 一実施形態に係るユーザ端末の構成の一例を示すブロック図。 一実施形態に係る管理サーバの構成の一例を示すブロック図。 画像形成ジョブの実行時の処理の流れの一例を示すシーケンス図。 印刷不良が発生した際の処理の流れの第1の例を示すシーケンス図。 印刷不良が発生した際の処理の流れの第2の例を示すシーケンス図。 印刷不良が発生した際の処理の流れの第3の例を示すシーケンス図。 サブスクリプション契約のアカウント管理のためのGUIの一例を示す説明図。 ジョブの履歴の一覧を表示するためのGUIの一例を示す説明図。 ジョブの履歴の一覧からユーザに所望の項目を選択させるためのGUIの一例を示す説明図。 選択されたジョブの履歴データの修正を要求することを可能にするためのGUIの一例を示す説明図。 ファイルシステムから不良画像データをユーザに選択させるためのGUIの一例を示す説明図。 修正要求の送信を完了させるためのGUIの一例を示す説明図。 修正要求の送信の完了後に表示されるGUIの一例を示す説明図。 印刷不良の影響を受けたシートをユーザに撮像させるためのGUIの一例を示す説明図。 撮像画像の画像データを不良画像データとして送信することの確認をユーザに求めるためのGUIの一例を示す説明図。 印刷不良の影響を受けたシートをユーザに撮像させるためのGUIの別の例を示す説明図。 撮像画像の画像データを不良画像データとして送信することの確認をユーザに求めるためのGUIの別の例を示す説明図。 ジョブの履歴の一覧を表示するためのGUIの別の例を示す説明図。 事業者端末におけるデータ検証のためのGUIの一例を示す説明図。 画像形成装置の交換の申請に関連するGUIの第1の例を示す説明図。 画像形成装置の交換の申請に関連するGUIの第2の例を示す説明図。 画像形成装置の交換の申請に関連するGUIの第3の例を示す説明図。 画像形成装置の交換の申請に関連するGUIの第4の例を示す説明図。 画像形成装置の交換の申請に関連するGUIの第5の例を示す説明図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
<1.システムの概要>
まず、図1を用いて、画像形成システムの概要を説明する。図1は、一実施形態に係る画像形成システム1の構成の一例を示す模式図である。図1を参照すると、画像形成システム1は、画像形成装置100、ユーザ端末200、管理サーバ300及び事業者端末400を含む。
画像形成装置100は、ユーザ環境E1に配置される。画像形成装置100は、例えばプリンタ、コピー機、ファクシミリ受信機及び複合機のうちの1つであってよく、ジョブを実行してシートに画像を形成する。ここでのシートは、紙、プラスチックフィルム、封筒、及び布といった、材質の異なる様々なシート状の媒体を含み得る。画像形成装置100は、ユーザが事業者との間で締結する契約が有効である間、ユーザからの印刷要求に応じてジョブを実行する。
ユーザ端末200は、ユーザにより所持される端末装置である。ユーザ端末200は、例えば、スマートフォン、携帯電話、PC(Personal Computer)又はPDA(Personal Digital Assistant)といった汎用的な端末装置であってよい。ユーザ端末200は、例えば、画像形成装置100に関連する契約の管理、及び画像形成装置100の操作のためのユーザインタフェース(UI)をユーザに提供する。画像形成装置100もまた、ユーザにUIを提供する。
本明細書において、ユーザ環境E1に配置されてユーザにより利用される画像形成装置100及びユーザ端末200を、クライアント装置ともいう。画像形成装置100及びユーザ端末200は、ローカルネットワークN1へ接続される。ローカルネットワークN1は、例えばLAN(Local Area Network)であってよい。ローカルネットワークN1は、例えばインターネット又はVPN(Virtual Private Network)であり得る外部ネットワークN2へ接続される。
管理サーバ300は、遠隔環境E2に配置されるサーバ装置である。管理サーバ300は、LANであり得る事業者ネットワークN3を介して、外部ネットワークN2へ接続される。ローカルネットワークN1、外部ネットワークN2及び事業者ネットワークN3の各々は、例えばルータ、スイッチ、ゲートウェイ、無線アクセスポイント、及び基地局といった、任意の種類のいかなる数のネットワーク装置を含んでもよい。管理サーバ300は、ユーザが事業者との間で締結した契約に基づく条件に従って、画像形成装置100におけるジョブの実行を制御し、及びユーザへの課金を管理する。管理サーバ300は、例えば、高性能な汎用コンピュータを用いて、アプリケーションサーバ、データベースサーバ又はクラウドサーバとして実装されてよい。
なお、後に詳しく説明する管理サーバ300の機能は、単一の装置により提供されてもよく、又は物理的に別個の複数の装置が相互に連携することにより提供されてもよい。また、管理サーバ300が保持するものとして説明するデータベースの一部は、管理サーバ300とは別個の装置(例えば、他のデータベースサーバ)により保持されていてもよい。
事業者端末400は、事業者ネットワークN3へ接続され、管理サーバ300により管理されるデータベースへアクセス可能である。事業者端末400は、例えば、PC若しくはスマートフォンのような汎用的な端末装置であってもよく、又はデータの管理に特化した専用の端末装置であってもよい。事業者端末400は、例えば、画像形成装置100により実行されたジョブの履歴データの修正を可能にするためのUIを、事業者側の担当者に提供する。
図1には、画像形成システム1が1つのユーザ環境E1及び1つの遠隔環境E2を含む例を示しているが、画像形成システム1の構成はこの例には限定されない。例えば、システム内にはいくつのユーザ環境及び遠隔環境が存在してもよく、各ユーザ環境にはいくつの画像形成装置が配置されてもよい。
<2.画像形成装置の構成例>
本節では、画像形成装置100の物理的な構成及び機能面の構成の例を説明する。ここでは画像形成装置100がモノクロレーザプリンタである例を主に説明するが、当然ながら、本開示に係る技術は、カラーレーザプリンタ、及び(モノクロかカラーかを問わず)インクジェットプリンタなどの他の種類の画像形成装置にも適用可能である。
<2-1.装置の外観>
図2は、一実施形態に係る画像形成装置100の外観の一例を示す概略斜視図である。図3は、画像形成装置100の内部の物理的な構成の一例を示す概略断面図である。以下の説明において、画像形成装置100が水平な面に設置された場合における画像形成装置100の高さ方向をZ方向とする。Z方向と直交し、後述する感光ドラム44の回転軸線方向(主走査方向)と平行な方向をX方向とする。X方向及びZ方向と直交する方向をY方向とする。
図2を参照すると、画像形成装置100の筐体は、外装カバー11、背面カバー12、給紙トレイ15、及び排出トレイ16を含む。外装カバー11は、画像形成装置100の内部の多数の部材を物理的に保護する。背面カバー12は、画像形成装置100の一側面(給紙トレイ15とは反対側の面)に開閉可能に配設される。背面カバー12には取っ手13が配設される。ユーザは、背面カバー12の取っ手13を把持して背面カバー12を開けることで、シートが搬送される搬送路の一部を露出させ、例えばジャムの解消又は取外し可能な部材(例えば、プロセスユニット41)の交換などの保守作業を行うことができる。図2(A)は背面カバー12が閉じられた状態、図2(B)は背面カバー12が開けられた状態を示している。
<2-2.装置内部の構成>
図3を参照すると、画像形成装置100は、前面カバー10、給送部30、画像形成部40、定着部50、及び処理回路90を備える。給送部30は、画像形成部40へ向けてシートを給送する。画像形成部40は、消耗剤であるトナーを消費してシートに画像(トナー像)を形成する。定着部50は、画像形成部40により形成された画像をシートに定着させる。定着部50により処理されたシートは、排出トレイ16へ排出される。
画像形成部40は、プロセスユニット41、スキャナユニット42、及び転写ローラ43を有する。プロセスユニット41は、感光ドラム44、現像ローラ45、クリーニングユニット46、帯電ローラ47、及び貯蔵部48を有する。プロセスユニット41は、画像形成装置100の本体に固定されてもよく、又は取外し可能であってもよい。
感光ドラム44は、像担持体であり、ドラム状の基体上に有機感光体で形成された感光層を有する。感光ドラム44は、モータによって図中R方向に回転駆動される。帯電ローラ47は、高圧電源によって帯電電圧を印加され、感光ドラム44に圧接されて、感光ドラム44の表面を均一に帯電させる。スキャナユニット42は、入力画像データに従って、レーザ光を感光ドラム44に照射して感光ドラム44の表面を露光させる。この露光により、感光ドラム44の表面に入力画像に対応する静電潜像が形成される。なお、スキャナユニット42は、レーザ光ではなくLEDアレイからの光を感光ドラム44に照射してもよい。
現像ローラ45は、貯蔵部48によって回転可能に支持される。貯蔵部48は、トナーを貯蔵する。図3には示していないものの、貯蔵部48は、貯蔵部48に貯蔵されているトナーを現像ローラ45の表面に塗布する供給ローラをさらに有してもよい。現像ローラ45は、高圧電源によって現像電圧を印加される。現像ローラ45に担持されたトナーが感光ドラム44と接触すると、トナーは感光ドラム44の表面の電位分布に従って現像ローラ45からドラム表面に転移する。それにより、静電潜像からトナー像が現像される。
給送部30は、給紙トレイ15、ピックアップローラ32、分離ローラ対33、搬送ローラ対34、及び排出ローラ対36を有する。給紙トレイ15には、シートの束Pが積載される。給紙トレイ15は、画像形成装置100の筐体から引出し可能である。ピックアップローラ32は、給紙トレイ15内のシートをピックアップし、分離ローラ対33に向けてシートを送り出す。分離ローラ対33は、1枚のシートを束から分離し、搬送ローラ対34へ向けて搬送する。搬送ローラ対34は、シートを転写ローラ43及び感光ドラム44の間の転写ニップに向けて搬送する。転写ローラ43は、高圧電源から転写電圧を印加され、感光ドラム44の表面に現像されたトナー像を、転写ニップに搬送されてきたシートに転写する。
トナー像を転写されたシートは、搬送路に沿って搬送され、定着部50に到達する。定着部50は、加熱ローラ51、加圧ローラ52、及び定着ヒータ53を有する。加熱ローラ51及び加圧ローラ52は、これらローラ間のニップをシートが通過する際に、シートを加熱し及び加圧する。これにより、トナー粒子が溶融し、その後固着することで、トナー像がシートに定着する。定着部50を通過したシートは、排出ローラ対36によって排出口37から排出トレイ16へ排出される。クリーニングユニット46は、感光ドラム44の近傍に配設される。クリーニングユニット46は、感光ドラム44の表面に残存したトナーを掻き取ることにより、感光ドラム44をクリーニングする。
貯蔵部48は、貯蔵部48内のトナーの残量を検知する残量検知部49を有する。残量検知部49は、例えば、撹拌部材によってトナーが撹拌されている最中に光を発する発光器と、発光器に対向して設けられる受光器とを含んでもよい。この場合、残量検知部49は、一定の時間ウィンドウに対する発光器からの光が遮蔽された時間の割合に基づいて、トナーの残量を検知し得る。なお、かかる例に限定されず、トナーの残量は、いかなる方法で検知され又は推定されてもよい。例えば、残量検知部49は、貯蔵部48の静電容量を検知してトナーの残量を推定してもよい。また、トナーの残量は、前回のトナー補給時の総量からその後の累積使用量を減算することにより推定されてもよい。クリーニングユニット46もまた、感光ドラム44の表面から掻き取ったトナー(廃トナー)を貯蔵する廃トナー容器と、廃トナー容器内の廃トナーの量を検知する検知部とを含み得る。
処理回路90は、基板上に配設される電子部品群91、92、93及び94を有する。例えば、電子部品91はプロセッサ、電子部品92は揮発性メモリ、電子部品93は不揮発性メモリ、電子部品94は入出力デバイスであってもよい。入出力デバイスは、通信インタフェースを含んでもよい。画像形成装置100に画像形成を要求するジョブが入力されると、例えば外部のコンピュータから受信される入力画像データに基づく画像形成プロセスが開始される。処理回路90は、この画像形成プロセスを制御するためのコントローラとして動作する。
<2-3.トナーの補給>
本実施形態において、画像形成装置100は、補給方式の画像形成装置であるものとする。即ち、画像形成装置100は、当該装置に一時的に接続されるデバイスから補給され装置内部で貯蔵されるトナーを使用して、シートに画像を形成する。ここでは、画像形成装置100へのトナーの補給に後述する補給パック150が使用されるものとし、補給パック150からのトナーの補給のための構成を説明する。
図4は、画像形成装置100のトナー補給経路の構成の一例を示す概略斜視図である。図4を参照すると、貯蔵部48は、トナー補給部60の一部を構成する。トナー補給部60は、貯蔵部48、及びトナー受け部61を有する。トナー受け部61は、円筒部材62、本体シャッタ66、及び接続部材68を含む。なお、トナー受け部61は、後述するリング部材63をさらに含むが、図4ではリング部材63は他の構成要素を示す目的で省略されている。円筒部材62の内部空間は、側面開口65及び中空の接続部材68を介して貯蔵部48と連通している。本体シャッタ66は、図5に示した補給パック150から貯蔵部48へのトナーの補給経路を開閉可能な開閉機構としての役割を有する。即ち、本体シャッタ66が開かれると、補給パック150から接続部材68を通じて貯蔵部48へ伸びる補給経路が開放される。本体シャッタ66の内側面には、突出部67が形成される。
図5は、補給パック150の構成の一例を示している。図5を参照すると、補給パック150は、収容部161、ノズル162及びパックシャッタ164を備える。収容部161は、消耗剤であるトナーを収容するために、例えば中空のチューブ又はパウチとして構成され得る。収容部161には、トナーが予め充填される。収容部161は、例えば、変形容易なプラスチック製の袋体であってよい。しかしながら、かかる例に限定されず、収容部161は、樹脂、紙又はビニールといった任意の素材で構成されてよく、ボトル、シリンダ又はボックスといった任意の形状を有していてよい。
ノズル162は、画像形成装置100のトナー受け部61とのインタフェース部分である。ノズル162の内部は、収容部161の内部と連通している。ノズル162の側面には、トナーを外部へ放出するための開口163が形成される。開口163は、通常時にはパックシャッタ164により閉塞されている。
パックシャッタ164は、ノズル162と同心の円筒形状の部材であり、ノズル162の径方向外側に配設される。パックシャッタ164は、開口164cを有する。開口164cを形成する縁部の一部は、駆動伝達面164bを構成する。トナー補給時に、ノズル162の開口163がパックシャッタ164の開口164cに重なるように、パックシャッタ164がノズル162に対して相対的に回転することで、パックシャッタ164により閉塞されていたトナーの放出経路が開放され得る。後述するように、駆動伝達面164bは、パックシャッタ164を回転させる力を受ける面となる。図5(A)は、トナーの放出経路が閉塞されている状態を示しており、図5(B)は、トナーの放出経路が開放されている状態を示している。パックシャッタ164の内周面には、通常時にノズル162の開口163を遮蔽するシール部材165がさらに配設され得る。シール部材165は、トナー補給時ではないときにトナーが補給パック150から漏出することを防止する。
図6は、図4のトナー受け部に補給パックが接続された様子を示している。図6に示したように、排出トレイ16は、X方向に沿って筐体に配設される開閉軸を中心にして開閉可能に構成される。図6の左の例では、排出トレイ16は、開状態であり、この状態で、トナー受け部61の補給口64が露出する。ユーザは、このように排出トレイ16を持ち上げて開き、露出した補給口64へ補給パック150のノズル162を差込むことで、補給パック150をトナー受け部61に接続することができる。
図6の右には、トナー受け部61に補給パック150が接続された様子が拡大して示されている。補給口64の周囲を囲むリング部材63は、円筒部材62の天面において回転可能に支持される。リング部材63は、ユーザにより把持されるレバー63b、及び図中に点線で示した突出部63dを有する。突出部63dは、トナー受け部61に挿入された補給パック150のパックシャッタ164の駆動伝達面164bに係合する。駆動伝達面164bは、本体シャッタ66の突出部67(図4参照)にも係合する。ユーザがレバー63bを操作してリング部材63を中心軸の周りに回転させると、回転方向に生じた力は、突出部63dからパックシャッタ164の駆動伝達面164bへ伝わり、さらに駆動伝達面164bから本体シャッタ66の突出部67へ伝わる。それにより、本体シャッタ66及び補給パック150のパックシャッタ164がリング部材63に連動して回転し、例えば90度の回転の後にトナーの補給経路が開放され得る。補給経路が開放されると、補給パック150の収容部161に収容されていたトナーは、ノズル162の開口163からトナー受け部61へ注入され、接続部材68を通過して貯蔵部48へ補給される。なお、リング部材63の回転は、所定の角度上限を超える回転が行われないように、図示しない規制部材によって規制され得る。
上では、ユーザがレバー63bを操作することにより発生する回転方向の力でトナーの補給経路が開放される例を説明したが、補給経路の閉塞及び開放は、ユーザの操作に依拠することなく行われてもよい。一例として、画像形成装置100は、補給パック150がトナー受け部61に接続されていることを検知するパックセンサと、リング部材63を回転させるための駆動力を生成する駆動モータとを備えてもよい。この例において、処理回路90は、補給パック150のトナー受け部61への接続がパックセンサにより検知されていることを条件として、駆動モータを作動させ、駆動モータの回転力でリング部材63を回転させて補給経路を開放してもよい。
なお、前項で説明した開閉機構の操作又は作動は、機械的、電磁的、電気的又はソフトウェア的なロック機構によってロックされ及びアンロックされることが可能であってもよい。例えば、コントローラによる制御の下で、リング部材63の回転を規制することの可能な機構が採用されてもよい。図6の右に示したインジケータ69は、開閉機構の状態がロック状態であるか又はアンロック状態であるかをユーザに指し示す。ユーザは、開閉機構がアンロック状態にあることをインジケータ69が示している場合に、リング部材63を回転させてトナーの補給経路を開放することができる。
なお、画像形成装置100は、上述したような補給方式ではなく、カートリッジ方式の画像形成装置であってもよい。画像形成装置100がカートリッジ方式である場合には、画像形成装置100は、トナーを収容したトナーカートリッジ又はプロセスユニット41と一体化したプロセスカートリッジが装置へ挿入された状態で動作する。いずれの場合にも、ユーザが事業者との間で締結した契約が有効である間、上述したシート、補給パック又はカートリッジ、及びその他の消耗材は、定期的に、又は残量低下の検知などといったトリガに応じて、事業者からユーザへ提供され得る。それにより、ユーザは、画像形成装置100を繰り返し使用することができる。
<2-4.機能面の詳細>
図7は、本実施形態に係る画像形成装置100の機能面の構成の一例を示すブロック図である。図7を参照すると、画像形成装置100は、通信インタフェース(I/F)21、メモリ22、入力デバイス23、表示デバイス24、画像形成部40、及び処理回路90を備える。
通信I/F21は、画像形成装置100が他の装置と通信するための通信部である。通信I/F21による通信は、処理回路90により制御される。例えば、通信I/F21は、ユーザ環境E1に存在するユーザ端末200、及び遠隔環境E2に存在する管理サーバ300と通信する。通信I/F21は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線通信インタフェースであってもよい。通信I/F21が無線通信インタフェースである場合、通信I/F21は、例えば、WLANインタフェース又はセルラー通信インタフェースであってもよい。図7には単一の通信I/F21のみを示しているが、画像形成装置100は、ユーザ端末200及び管理サーバ300とそれぞれ通信するための異なる複数の通信モジュールを備えていてもよい。画像形成装置100とユーザ端末200との間の通信は、例えばBluetooth(登録商標)又はUSB(Universal Serial Bus)といった周辺機器接続用の通信プロトコルを用いて行われてもよい。
メモリ22は、例えばROM(Read Only Memory)若しくはRAM(Random Access Memory)などの半導体メモリ、光ディスク、又は磁気ディスクといった任意の種類の記憶媒体を含む記憶部である。メモリ22は、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。メモリ22は、処理回路90により実行される1つ以上のコンピュータプログラム、及び多様なデータを記憶する。入力デバイス23は、ユーザによる操作及び情報入力を受付けるための操作部である。入力デバイス23は、例えば、タッチパネル、キーパッド、ボタン、スイッチ及びマイクロフォンのうちの1つ以上を含み得る。表示デバイス24は、画像及び情報を表示するための表示部である。表示デバイス24は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)又はOLED(Organic Light-Emitting Diode)で構成されてもよい。画像形成部40は、図3を用いて説明した画像形成動作を行うユニットである。画像形成部40は、後述する印刷制御部110による制御の下で、画像形成ジョブを実行してシートに画像を形成する。
処理回路90の上述した電子部品群91、92、93及び94は、機能的な観点から見ると、主に印刷制御部110及びUI制御部120として機能し得る。印刷制御部110は、画像形成部40による画像形成動作を制御する。UI制御部120は、入力デバイス23及び表示デバイス24を介するユーザとのインタラクションを制御する。
本実施形態において、画像形成装置100における画像形成ジョブ(例えば、印刷ジョブ及びコピージョブ)の実行は、管理サーバ300により制御される。例えば、ユーザ端末200においてユーザにより印刷ジョブの実行が指示されると、ユーザ端末200は、入力画像データと共に印刷要求を管理サーバ300へ送信する。管理サーバ300は、印刷ジョブの実行を許可する場合、入力画像データと共に印刷命令を画像形成装置100へ送信する。印刷制御部110は、通信I/F21により印刷命令が受信されると、ジョブの設定に従って入力画像データに基づく画像をシートに形成するように画像形成部40を制御する。
印刷制御部110は、画像形成ジョブの実行が完了すると、通信I/F21を介して管理サーバ300へ実行完了報告を送信する。実行完了報告は、例えば、ジョブを識別するジョブID、実行完了日時、残量検知部49により検知された最新のトナー残量、及びシートの消費枚数といった情報を含み得る。実行完了報告において管理サーバ300へ報告される情報は、管理サーバ300においてジョブの履歴データとして蓄積される。管理サーバ300は、後に詳しく説明するように、こうした履歴データに基づいて画像形成装置100におけるジョブの実行を制御し、又は画像形成装置100のユーザに対する課金を制御する。一例として、ユーザがサブスクリプション型の契約を締結している場合、画像形成装置100におけるジョブの実行は、所定の期間内に画像形成装置100により消費されたシートの実績枚数が上限枚数を超過しない場合に許可される。ここでの上限枚数は、典型的には、サブスクリプション契約においてユーザが選択したプランに基づいて決定され得る。他の例として、ユーザが従量課金型の契約を締結している場合、所定の期間内に画像形成装置100により消費されたシートの実績枚数に依存する金額がユーザに課金される。印刷制御部110もまた、ジョブの履歴データをローカルに(例えば、メモリ22の所定の記憶領域に)蓄積してよい。UI制御部120は、画像形成装置100において過去に実行された1つ以上のジョブの履歴データをユーザが閲覧することを可能にするUIをユーザに提供し得る。
また、印刷制御部110は、貯蔵部48内のトナーの残量を監視し、定期的に又は残量の変化が検知された場合に、トナー残量を示す残量報告を管理サーバ300へ送信する。印刷制御部110は、さらに、給紙トレイ15上のシートの残量、及び他の消耗材の残存度(例えば、寿命に対する消耗の度合い)を検知し、検知した値を管理サーバ300へ報告してもよい。UI制御部120は、トナー残量を含むこれらステータスをユーザに通知するUIをユーザに提供し得る。
さらに、印刷制御部110は、画像形成装置100の各部の状態を継続的に監視し、故障の発生又はその予兆を検知する。本明細書では、故障及び故障の予兆を、単に異常ともいう。例えば、印刷制御部110は、搬送路に設けられたセンサからの信号に基づいてシートの搬送タイミングが遅延し又はばらついていることを検知した場合に、シートの搬送に関与する部材が劣化している(例えば、ローラが摩耗している)と判定してもよい。また、印刷制御部110は、スリップ又はジャムといった給紙動作の失敗の回数又は頻度に基づいて、ローラが摩耗していると判定してもよい。また、印刷制御部110は、筐体内に設けられたマイクロフォンからの信号に基づいて異音の発生を検知した場合に、異音の発生源である部材が故障する可能性が高いと判定してもよい。また、印刷制御部110は、廃トナー容器内の廃トナーの量が容量に対するある割合に達した場合に、プロセスユニット41の寿命が終了に近付いていると判定してもよい。印刷制御部110は、こうした異常が検知されると、通信I/F21を介して管理サーバ300へ異常検知報告を送信する。また、UI制御部120は、検知された異常の内容を表示デバイス24の画面上に表示させる。
なお、上述した画像形成装置100と管理サーバ300との間の通信は、これら装置の間で直接的に行われてもよく、又はユーザ端末200を介して間接的に行われてもよい。例えば、印刷命令は、管理サーバ300から画像形成装置100へ直接的に送信される代わりに、印刷要求の許可に応じてユーザ端末200から画像形成装置100へ送信されてもよい。また、実行完了報告、残量報告及び異常検知報告は、画像形成装置100から管理サーバ300へ直接送信される代わりに、ユーザ端末200を介して管理サーバ300へ送信されてもよい。
また、ここでは画像形成装置100の印刷制御部110が画像形成装置100の各部の状態を継続的に監視する例を説明したが、画像形成装置100の代わりに管理サーバ300が画像形成装置100の状態を監視してもよい。例えば、画像形成装置100が状態判定のためのデータ(例えば、センサデータ)を管理サーバ300へ送信し、管理サーバ300が受信したデータを分析することにより画像形成装置100にて故障が発生していないか又は故障の予兆が無いかを判定してもよい。
<3.ユーザ端末の構成例>
図8は、本実施形態に係るユーザ端末200の構成の一例を示すブロック図である。図8を参照すると、ユーザ端末200は、通信I/F211、メモリ212、カメラ213、入力デバイス214、表示デバイス215、及び処理回路216を備える。
通信I/F211は、ユーザ端末200が他の装置と通信するための通信部である。通信I/F211による通信は、処理回路216により制御される。例えば、通信I/F211は、ユーザ環境E1に存在する画像形成装置100、及び遠隔環境E2に存在する管理サーバ300と通信する。通信I/F211は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線通信インタフェースであってもよい。通信I/F211が無線通信インタフェースである場合、通信I/F211は、例えば、WLANアクセスポイントと通信するWLANインタフェース、又はセルラー基地局と通信するセルラー通信インタフェースであってもよい。図8には単一の通信I/F211のみを示しているが、ユーザ端末200は、画像形成装置100及び管理サーバ300とそれぞれ通信するための異なる複数の通信モジュールを備えていてもよい。
メモリ212は、例えばROM若しくはRAMなどの半導体メモリ、光ディスク、又は磁気ディスクといった、任意の種類の記憶媒体を含む記憶部である。メモリ212は、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。メモリ212は、処理回路216により実行される1つ以上のコンピュータプログラム、及び多様なデータを記憶する。カメラ213は、被写体を撮像することにより被写体の画像データを生成可能な撮像部である。入力デバイス214は、ユーザによる操作及び情報入力を受付けるための操作部である。入力デバイス214は、例えば、タッチセンサ、キーパッド、キーボード、ポインティングデバイス及びマイクロフォンのうちの1つ以上を含み得る。表示デバイス215は、画像及び情報を表示するための表示部である。表示デバイス215は、例えば、LCD又はOLEDで構成されてもよい。
処理回路216は、例えばCPU(Central Processing Unit)であってよく、メモリ212に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、ユーザ端末200の多様な機能を提供する。より具体的には、図8に示したように、処理回路216は、装置管理部220及びUI制御部230として機能し得る。なお、本明細書では、ユーザによる画像形成装置100の利用に関連する機能のみについて主に説明するが、処理回路216は、ユーザ端末が一般的に有する他の多くの機能をもユーザに提供してよい。装置管理部220及びUI制御部230は、管理サーバ300と連携して動作する、画像形成装置100の利用の管理のためのソフトウェアモジュールの集合である。装置管理部220は、画像形成装置100のためのドライバソフトウェアを含んでもよい。UI制御部230は、ウェブブラウザ又は専用のアプリケーション画面を介して、様々なUIをユーザに提供する。
例えば、UI制御部230は、ユーザアカウントの新規登録の際、及び変更が生じた際に、アカウント情報入力画面を表示デバイス215に表示させる。UI制御部230は、アカウント情報入力画面においてアカウント情報が入力されると、受付けたアカウント情報を通信I/F211を介して管理サーバ300へ送信する。UI制御部230は、さらに、契約の締結、契約プランの選択、料金の支払い、契約期間の延長、及び解約といった手続のための画面をユーザに提供してもよい。
装置管理部220は、ユーザ環境E1に画像形成装置100が設置され、画像形成装置100が動作を開始すると、利用可能な装置として画像形成装置100を検知する。装置管理部220は、検知した装置のリストを画面上でユーザに提示する。装置管理部220により各装置のステータス(例えば、電源のオン/オフ及びトナー残量など)が取得され、UI制御部230によりステータス情報が表示デバイス215の画面上に表示されてもよい。
UI制御部230は、印刷要求のためのUIをユーザに提供する。例えば、任意のアプリケーションにおいてユーザが印刷メニューを選択すると、UI制御部230は印刷ダイアログを表示デバイス215に表示させる。UI制御部230は、印刷ダイアログを介して、印刷部数及びカラーモードなどの設定の入力を受付け、装置管理部220を呼び出す。装置管理部220は、印刷すべきデータファイルを取得し、ジョブの実行についての許可を求める印刷要求を通信I/F211を介して管理サーバ300へ送信する。ジョブの実行が許可される場合、上述したように、管理サーバ300から画像形成装置100へ印刷命令が送信される。そして、画像形成装置100においてジョブの実行が完了すると、UI制御部230は、実行完了を画面上でユーザに通知する。
画像形成部40により画像形成ジョブが実行される際に、様々な原因で画像形成の不良(以下、印刷不良という)が発生することがある。印刷不良は、例えば、印刷画像のかすれ、シートの汚れ、又は印刷画像の傾きなどであり得る。印刷不良が発生したにも関わらず、印刷不良の影響を受けたシートの枚数が契約に基づく上限管理又は課金額に影響する実績枚数として計上されると、ユーザは不満を感じ、サービスの訴求力が低下し得る。そこで、UI制御部230は、あるジョブが印刷不良を引き起こした場合に、当該不良の影響を受けたシートが実績枚数に計上されないようにデータベースを修正することを求める修正要求の送信をユーザが指示することを可能にするUIを提供する。例えば、UI制御部230は、画像形成装置100により実行された1つ以上のジョブの履歴を表示する画面を表示デバイス215に表示させる。この画面において、ユーザは、印刷不良を引き起こしたジョブを選択して、修正要求の送信を指示することを可能とされる。UI制御部230は、例えば、ユーザにより第1のジョブが選択され、修正要求の送信が指示されると、当該第1のジョブのジョブ関連情報を含む修正要求を、通信I/F211を介して管理サーバ300へ送信する。ユーザがサブスクリプション型の契約を締結している場合には、ここで送信される修正要求は、上限枚数と比較される実績枚数に少なくとも印刷不良の影響を受けたシートが計上されないことを求める要求であり得る。ユーザが従量課金型の契約を締結している場合には、ここで送信される修正要求は、課金される金額の決定において少なくとも印刷不良の影響を受けたシートが計上されないことを求める要求であり得る。
UI制御部230は、印刷不良の影響を受けたものとしてユーザにより選択されたシートの印刷画像データ(以下、不良画像データという)を、上述した修正要求に含めて管理サーバ300へ送信してもよい。不良画像データは、例えば、事業者側での印刷不良の検証のために使用され得る。
一例として、不良画像データは、カメラ213を用いて取得されてもよい。この場合、UI制御部230は、カメラ213を起動して、選択したシートを撮像することをユーザに促す。ユーザが印刷不良の影響を受けたシートをカメラ213で撮像すると、UI制御部230は、カメラ213により生成された画像データを不良画像データとして取得する。
他の例として、不良画像データは、ファイルシステムから取得されてもよい。この場合、UI制御部230は、例えばユーザ端末200においてアクセス可能なファイルシステムから、不良画像データのデータファイルを選択することをユーザに促す。ユーザは、例えば、スキャナを用いてシートをスキャンし、又はユーザ端末200以外の撮像装置を用いてシートを撮像することにより、予め不良画像データのデータファイルを準備しているものとする。ユーザが不良画像データのデータファイルを選択すると、UI制御部230は、選択されたデータファイルをファイルシステムから取得する。
UI制御部230は、修正要求の送信をトリガするUIにおいて、不良画像データを取得する方法をユーザに選択させてもよい。この場合の選択肢は、第1の方法としてカメラを用いた撮像を、第2の方法としてファイルシステムからのデータファイルの選択を含み得る。
一変形例において、画像形成装置100は、ジョブを実行する際に、全てのシートに視認困難な程度に淡い色で(例えば、イエロートナーを用いて)何らかの識別情報(例えば、ジョブID、装置ID又はユーザID)を印刷してもよい。ユーザがスキャナを用いてシートをスキャンすると、読取画像データにおいてその識別情報が浮き出て、後述する事業者端末400における画像の再生時に視認可能となり得る。こうした淡色の識別情報によって、修正要求と共に送信される印刷画像データの検証可能性が補強されてもよい。
なお、本明細書では主にGUI(Graphical User Interface)がユーザに提供される例を説明するが、音声UI又はジェスチャUIといった他の種類のUIが提供されてもよい。また、GUIのための画面は、例えばウェブページ、入力フォーム、又はアプリケーション画面など、いかなる形式の画面であってもよい。また、ユーザ端末200においてUI制御部230により提供されるものとして説明されるUIはいずれも、画像形成装置100においてUI制御部120により提供されてもよい。ユーザに提供されるUIの様々な例について、後にいくつかの図面を用いて詳しく説明する。
事業者端末400は、基本的には、ユーザ端末200に類似する構成を有し得る。例えば、事業者端末400は、他の装置と通信するための通信I/F、プログラム及びデータを記憶するメモリ、ユーザ入力を受付ける入力デバイス、画像及び情報を表示する表示デバイス、並びに各デバイスの動作を制御する処理回路を備える。本明細書では、説明の冗長化を避けるために、事業者端末400のこれら構成要素の詳細な説明を省略する。
<4.管理サーバの構成例>
(1)基本的な構成
図9は、本実施形態に係る管理サーバ300の構成の一例を示すブロック図である。図9を参照すると、管理サーバ300は、通信I/F301、メモリ302、管理データベース(DB)303及び処理回路304を備える。
通信I/F301は、管理サーバ300が他の装置と通信するための通信部である。例えば、通信I/F301は、ユーザ環境E1に存在する画像形成装置100及びユーザ端末200と通信する。通信I/F301は、有線通信インタフェースであってもよく、又は無線通信インタフェースであってもよい。
メモリ302は、例えばROM若しくはRAMなどの半導体メモリ、光ディスク、又は磁気ディスクといった、任意の種類の記憶媒体を含む記憶部である。メモリ302は、非一時的なコンピュータ読取可能な記憶媒体を含んでもよい。メモリ302は、処理回路304により実行される1つ以上のコンピュータプログラム、及び多様なデータを記憶する。
管理DB303は、画像形成システム1の管理下における画像形成動作の制御及び課金管理のために要するテーブル群からなる。より具体的には、図9に示したように、管理DB303は、アカウントテーブル310、装置テーブル320、ジョブテーブル330、及び修正要求テーブル340を含む。
処理回路304は、例えばCPUであってよく、メモリ302に記憶されているコンピュータプログラムを実行することにより、管理サーバ300の多様な機能を提供する。より具体的には、図9に示したように、処理回路304は、データ管理部360、ジョブ制御部365、課金制御部370及び修正管理部375として機能し得る。データ管理部360は、管理DB303へのデータの登録及び更新を管理する。ジョブ制御部365は、ユーザごとの契約の内容に依存する条件に従って、各画像形成装置100における画像形成動作を制御する。課金制御部370は、契約においてユーザが選択したプランに基づくユーザに対する課金を制御する。修正管理部375は、ユーザ端末200又は画像形成装置100から通信I/F301を介して受信される上述した修正要求に基づく管理DB303のデータの修正を管理する。
(2)データベースの構成例
管理DB303のアカウントテーブル310は、事業者との間で契約を締結したユーザのアカウントに関する情報を保持するテーブルである。アカウントテーブル310は、例えば次の情報項目のうちの1つ以上を含み得る:
・「ユーザID」
・「パスワード」
・「ユーザ名」
・「住所」
・「メールアドレス」
・「決済情報」
「ユーザID」は、ユーザアカウントの各々を一意に識別するための識別情報である。「パスワード」は、ユーザがシステムへログインする際のユーザ認証において使用される。「ユーザ名」は、各アカウントの名称を表す。「住所」は、事業者からユーザへの消耗材の配送の際の宛て先として使用され得る。「メールアドレス」は、管理サーバ300からユーザへのメッセージの送信の際の宛て先アドレスとして使用され得る。「決済情報」は、ユーザが契約に基づいて事業者へ料金を電子的に支払う際に使用され得る。
装置テーブル320は、契約の対象として画像形成システム1に登録された画像形成装置に関する情報を保持するテーブルである。装置テーブル320は、例えば次の情報項目のうちの1つ以上を含み得る:
・「所有者」
・「装置ID」
・「契約プラン」
・「利用開始日」
・「上限枚数」
・「トナー残量」
「所有者」は、各画像形成装置を所有し又は管理するユーザのアカウントを、アカウントテーブル310に登録されている「ユーザID」で示す。「装置ID」は、各画像形成装置を一意に識別するための識別情報である。「所有者」と「装置ID」とのペアにより、各ユーザアカウントと当該アカウントの契約の対象として登録された画像形成装置との間の関連付けが示される。1つのユーザアカウントに2つ以上の画像形成装置が関連付けられてもよい。「契約プラン」は、ユーザが事業者との間で締結した契約において選択されたプランを示す。例えば、サブスクリプション型の契約において第1のプラン(例えば、通常プラン)が選択された場合には、所定の期間(例えば、1ヶ月)内に消費されるシートの実績枚数が第1の上限枚数を超過しない場合に、ジョブの実行が許可され得る。第2のプラン(例えば、ライトプラン)が選択された場合には、所定の期間内に消費されるシートの実績枚数が第1の上限枚数よりも低い第2の上限枚数を超過しない場合に、ジョブの実行が許可され得る。契約プランに依存して、例えば、印刷可能なシートの枚数の繰越し又は前借りが可能か否か、消耗材の自動配送が行われるか否か、及び異常検知時の装置の交換が無償か又は有償かなど、多様なサービス条件が制御されてもよい。ある契約プランは、サブスクリプション型ではなく従量課金型の契約のためのプランであってもよい。「利用開始日」は、各画像形成装置の利用が開始された日付を示す。「上限枚数」は、サブスクリプション契約の対象の画像形成装置について、所定の期間内に消費することが許容されるシートの枚数の上限を示す。「トナー残量」は、各画像形成装置の内部に残存するトナーの量を、例えば容量に対する百分率で示す。
なお、本実施形態において、単一の情報項目により表現されるものとして説明した情報は、実質的には2つ以上の情報項目の組合せによって表現されてもよい。例えば、「上限枚数」は、期間によらず固定的な上限枚数を示す基本上限枚数、前月から繰越された枚数、及び翌月から前借りされた枚数の組合せによって表現されてもよい。また、消耗材に関する残量情報は、当初量及び累積消費量の組合せによって表現されてもよい。この場合、残量から消費量を差し引くという処理は、累積消費量に消費量を加えるという処理と等価である。
ジョブテーブル330は、各画像形成装置において実行された1つ以上の画像形成ジョブ(例えば、印刷ジョブ及びコピージョブ)の履歴データを保持するテーブルである。ジョブテーブル330は、例えば次の情報項目のうちの1つ以上を含み得る:
・「実行装置」
・「ジョブID」
・「発行者」
・「ファイル名」
・「実行日時」
・「消費枚数」
・「カウント可否」
「実行装置」は、各ジョブを実行した画像形成装置を、装置テーブル320に登録されている「装置ID」で示す。「ジョブID」は、各ジョブを一意に識別するための識別情報である。「発行者」は、各ジョブの実行を要求したユーザのアカウントを、アカウントテーブル310に登録されている「ユーザID」で示す。「ファイル名」は、各ジョブの入力画像データのファイル名を示す。入力画像データのデータファイルの実体は、例えばメモリ302に一時的に記憶され、ジョブの実行完了後に削除され得る。「実行日時」は、各ジョブが実行された日付及び時刻を示す。「消費枚数」は、各ジョブにおいて消費されたシートの枚数を示す。「カウント可否」は、ジョブ実行可否の判定又は課金額の計算の基礎となる、消費されたシートの実績枚数に、各履歴レコードの「消費枚数」を計上すべきであるか否かを区別するためのステータス情報である。例えば、「カウント可否」が「YES」を示す履歴レコードの「消費枚数」は実績枚数に計上される一方で、「カウント可否」が「NO」を示す履歴レコードの「消費枚数」は実績枚数に計上されない。
修正要求テーブル340は、管理サーバ300が受付けた修正要求に関する情報を保持するテーブルである。修正要求テーブル340は、例えば次の情報項目のうちの1つ以上を含み得る:
・「受付ID」
・「受付日」
・「要求者」
・「対象装置」
・「ジョブID」
・「画像データ1」~「画像データN」
・「検証ステータス」
「受付ID」は、管理サーバ300が受付けた要求の各々を一意に識別するための識別情報である。「受付日」は、各要求が管理サーバ300により受付けられた日付を示す。「要求者」は、各修正要求について修正を要求したユーザのアカウントを、アカウントテーブル310に登録されている「ユーザID」で示す。「対象装置」は、各修正要求の対象とされているジョブを実行した画像形成装置を、装置テーブル320に登録されている「装置ID」で示す。「ジョブID」は、各修正要求の対象とされているジョブテーブル330の履歴レコードを識別するための識別情報である。「画像データ1」~「画像データN」は、各修正要求に関連付けて受信される最大でN個の不良画像データを記憶するための項目である。「検証ステータス」は、各修正要求について不良画像データの検証のステータスを示す。例えば、「検証ステータス」は、「未検証」、「不良あり」又は「不良なし」という値を示してよい。「未検証」は、「検証ステータス」の初期値であり、不良画像データの検証が未だ行われていないことを意味する。「不良あり」は、不良画像データの検証が行われた結果、印刷不良が実際に確認されたことを意味する。「不良なし」は、不良画像データの検証が行われた結果、印刷不良が確認されなかったことを意味する。
なお、管理DB303の構成は、ここで説明した例には限定されない。管理DB303は、追加的なテーブルを含んでもよい。また、各テーブルは、さらなる情報項目を含んでもよく、上述した情報項目のうちのいくつかを含まなくてもよい。
(3)アカウント情報の登録
ユーザは、事業者との間で契約を締結する前、又は契約締結時に、ユーザアカウントをシステムに登録する。例えば、データ管理部360は、アカウントテーブル310に登録されるべきアカウント情報をユーザ端末200から通信I/F301を介して受信し、受信したアカウント情報をアカウントテーブル310に登録する。
ユーザと事業者との間で契約が締結されると、契約の対象として指定される画像形成装置100(以下、単に対象装置ともいう)が装置テーブル320に登録される。例えば、対象装置は、ユーザが所有する装置の中からユーザにより指定されてもよい。代替的に、事業者側で選定された装置が、対象装置として指定され、ユーザへ配送された後にユーザ環境E1に設置されてもよい。データ管理部360は、契約の締結に応じて、契約者であるユーザのアカウントを識別するユーザIDと、指定された対象装置を識別する装置IDとのペアに対応するレコードを、装置テーブル320に登録する。登録されるレコードの「契約プラン」は、ユーザにより選択されたプランにセットされる。
(4)画像形成ジョブの実行の許可又は拒否
ユーザが画像形成装置100又はユーザ端末200において画像形成ジョブの実行を求める操作を行うと、ジョブ制御部365は、通信I/F301を介して印刷要求を受信する。印刷要求は、例えば、印刷要求を発行したユーザのユーザID及び指定された画像形成装置100の装置IDと共に、ジョブの実行のために必要とされるその他の情報(例えば、印刷部数及びカラーモードなど)を含み得る。本実施形態では、印刷要求は、さらに印刷すべき画像の画像データ(即ち、入力画像データ)をも含むものとする。ジョブ制御部365は、印刷要求において受信した情報及び入力画像データを解析することにより、当該ジョブで必要とされるシートの枚数(以下、要求枚数という)及びトナーの消費量を導出する。トナーの消費量は、例えば、要求枚数に何らかの係数(例えば、固定的な係数又は印字率に依存する係数)を乗算することにより導出され得る。そして、ジョブ制御部365は、導出した情報に基づいて、要求されたジョブの実行を許可するか又は拒否するかを判定する。例えば、サブスクリプション契約のユーザから印刷要求が受信された場合、ジョブ制御部365は、最新の期間内に対象装置により消費済みのシートの実績枚数を、ジョブテーブル330内の履歴データから集計する。このとき、ジョブ制御部365は、ジョブテーブル330において「カウント可否」が「NO」を示す履歴レコードを、実績枚数の集計から除外する。そして、ジョブ制御部365は、集計した実績枚数と上限枚数との差を要求枚数が超過しないと判定される場合に、ジョブの実行を許可する。一方、ジョブ制御部365は、集計した実績枚数と上限枚数との差を要求枚数が超過すると判定される場合に、ジョブの実行を拒否する。ジョブ制御部365は、従量課金契約のユーザから印刷要求が受信された場合には、このような実績枚数の集計及び上限枚数との比較を行わなくてよい。但し、ジョブ制御部365は、契約の種類に関わらず、予想されるトナーの消費量に対して対象装置におけるトナー残量が不足する場合には、ジョブの実行を拒否してよい。
ジョブ制御部365は、印刷要求への応答として、ジョブの実行を許可するか又は拒否するかを示す応答信号を、通信I/F301を介して要求元の装置へ送信する。また、本実施形態において、ジョブ制御部365は、ジョブの実行を許可すると判定した場合に、指定された画像形成装置100へ印刷命令を送信する。印刷命令は、ジョブID及び印刷部数などのその他の情報と共に、入力画像データを含む。印刷命令を受信した画像形成装置100は、画像形成ジョブを実行してシートに画像を形成する。画像形成装置100は、ジョブの実行が完了すると、上述した実行完了報告を管理サーバ300へ送信する。データ管理部360は、画像形成装置100から実行完了報告が受信されると、ジョブテーブル330に履歴レコードを追加する。このとき、データ管理部360は、履歴レコードの「消費枚数」を、実行完了報告において報告された消費枚数の値にセットする。また、データ管理部360は、「カウント可否」を、初期値である「YES」にセットする。「YES」という値は、当該レコードの「消費枚数」を実績枚数に計上すべきであることを意味する。また、データ管理部360は、画像形成装置100からの実行完了報告の受信に応じて、装置テーブル320の「トナー残量」の値を報告された最新の値に更新する。
(5)ユーザへの課金
課金制御部370は、ユーザと事業者との間の契約に基づく課金を制御する。例えば、課金制御部370は、サブスクリプション契約のユーザに対し、選択されたプランに対応する一定の料金を期間ごとに課金する。但し、ユーザが追加的な料金の支払いを条件として何らかのオプションサービスを利用した場合には、課金制御部370は、その追加的な料金をユーザに課金し得る。また、課金制御部370は、従量課金契約のユーザについて、最新の期間内に当該ユーザが発行したジョブにより消費済みのシートの実績枚数を、ジョブテーブル330内の履歴データから集計する。このとき、課金制御部370は、ジョブテーブル330において「カウント可否」が「NO」を示す履歴レコードを、実績枚数の集計から除外する。そして、ジョブ制御部365は、集計した実績枚数に依存する料金をユーザに課金する。
(6)修正要求の受付けと履歴データの修正
修正管理部375は、ユーザ端末200又は画像形成装置100から受信され得る修正要求に基づくジョブの履歴データの修正を管理する。上述したように、本実施形態において、修正要求は、画像形成装置100により実行されたジョブが印刷不良を引き起こした場合に、ユーザによる指示に応じて送信される要求である。修正管理部375は、修正要求が受信されると、当該修正要求に一意な受付IDを割当て、対応するレコードを修正要求テーブル340に追加する。修正要求は、印刷不良を引き起こしたジョブのジョブ関連情報を含む。ジョブ関連情報は、例えば、修正要求の送信を指示したユーザ、又は印刷不良を引き起こしたジョブを発行したユーザを識別するためのユーザIDを含む。さらに、ジョブ関連情報は、当該ジョブを実行した装置を識別するための装置ID、及び当該ジョブを識別するためのジョブIDを含み得る。これらユーザID、装置ID及びジョブIDは、それぞれ修正要求テーブル340に追加されるレコードの「要求者」、「対象装置」及「ジョブID」の値となる。追加されるレコードの「検証ステータス」の値は、初期値である「未検証」にセットされる。各修正要求がジョブ関連情報として装置ID及びジョブIDのうちの一方又は双方を含むことで、どの装置の履歴データの修正(実績枚数の修正)が求められているのかを判定することが容易となる。
修正要求は、少なくとも印刷不良の影響を受けたシートが実績枚数に計上されないように履歴データを修正することを求めるものである。一例として、修正管理部375は、修正要求に含まれるジョブIDに対応するジョブテーブル330内の履歴レコードのステータス値を変更(例えば、「カウント可否」の値を「NO」へ変更)することにより、履歴データを修正してもよい。それにより、当該履歴レコードの「消費枚数」は、ジョブ制御部365によるジョブの実行可否の判定、又は課金制御部370による料金の計算において、実績枚数に計上されないようになる。他の例として、修正管理部375は、修正要求に含まれるジョブIDに対応するジョブテーブル330内の履歴レコードを削除することにより、履歴データを修正してもよい。また別の例として、修正管理部375は、修正要求に含まれるジョブIDに対応するジョブテーブル330内の履歴レコードの「消費枚数」の値を変更(例えば、ゼロへ変更)することにより、履歴データを修正してもよい。
本実施形態において、修正要求は、印刷不良の影響を受けたものとしてユーザにより選択された1つ以上のシートの印刷画像データ、即ち不良画像データを含み得る。修正管理部375は、修正要求と共に受信した不良画像データを、修正要求テーブル340の対応するレコードの「画像データ1」~「画像データN」に格納する。
第1の実施例において、修正管理部375は、修正要求の受信又は不良画像データの受信に応じて、データ検証を待つことなく、ジョブテーブル330の履歴データを修正(例えば、「カウント可否」の値を「YES」から「NO」へ変更)してもよい。この場合、修正要求が送信されるとすぐに実績枚数が減少することから、正当な理由で修正を希望したユーザに、修正までの待ち時間に起因する不満を感じさせなくて済む。修正要求が適正な要求であるかの検証(例えば、不良画像データの検証)は、事後的に、全ての修正要求に対して又は一部の修正要求に対して行われ得る。一例として、検証の対象とされる修正要求は、ランダムに選択されてもよい。他の例として、検証の対象とされる修正要求は、ユーザ別に集計される、修正要求の送信の回数若しくは頻度、又は実績枚数から除外されるシートの累計枚数といった統計値が閾値に達したなどの条件判定に基づいて選択されてもよい。
第2の実施例において、修正管理部375は、受信した修正要求について、不良画像データの検証に基づき印刷不良が実際に発生したと判定された後に、ジョブテーブル330の履歴データを修正してもよい。この場合、印刷不良が実際には発生していないにも関わらず送信された修正要求に起因して実績枚数が減少することが回避されるため、ジョブの実行可否の適正な判定、又は適正な料金の計算を維持することができる。
第1の実施例及び第2の実施例におけるデータ検証は、事業者側の担当者により事業者端末400を用いて行われてよい。例えば、修正管理部375は、修正要求が受信されたことを通知するメッセージを事業者端末400へ送信する。この通知を受けた担当者が事業者端末400のブラウザ又は他のアプリケーションを用いて管理サーバ300へアクセスすると、修正管理部375は、修正要求と共に受信された不良画像データに基づいて、不良画像を画面上で再生する。担当者は、不良画像を閲覧して、実際に印刷不良が発生したか否かを判断し、判断の結果をUIを介して入力する。例えば、第1の実施例において、担当者が実際には印刷不良は発生していないという判断結果を入力した場合、修正管理部375は、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を、「NO」から「YES」へ再変更する。それにより、当該履歴レコードの「消費枚数」は、実績枚数に計上されるようになる。また、第2の実施例において、担当者が実際に印刷不良は発生したという判断結果を入力した場合、修正管理部375は、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を「YES」から「NO」へ変更する。それにより、当該履歴レコードの「消費枚数」は、実績枚数に計上されないようになる。
第3の実施例において、修正管理部375は、修正要求の受信に応じて、不良画像データの自動的な検証を実行してもよい。修正管理部375は、例えば、予め定義される不良画像のパターンを不良画像データが示す場合に、実際に印刷不良が発生したと判定してもよい。また、修正管理部375は、多数の不良画像サンプルを用いた機械学習を通じて事前に獲得された学習済みモデルに不良画像データを適用して、不良画像データにより表される画像を正常画像又は不良画像に分類してもよい。修正管理部375は、自動検証の結果として実際に印刷不良が発生したと判定すると、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を「NO」にセットする。一方、修正管理部375は、自動検証の結果として実際には印刷不良は発生していないと判定すると、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を「YES」のまま維持する。こうした自動検証もまた、全ての修正要求ではなく、一部の修正要求に対して行われてもよい。
いずれの実施例においても、修正管理部375は、データ検証及びステータス変更の結果を、履歴データの修正を要求したユーザへ通知する。また、修正管理部375は、データ検証の結果を、修正要求テーブル340の対応するレコードの「検証ステータス」に反映させる。例えば、データ検証の結果として印刷不良が認定された修正要求の「検証ステータス」の値は「不良あり」へ変更される。データ検証の結果として印刷不良が認定されなかった修正要求の「検証ステータス」の値は「不良なし」へ変更される。
修正管理部375は、ジョブテーブル330及び修正要求テーブル340から集計されるユーザごとの過去の修正要求に関する統計に基づいて、各ユーザからの新たな修正要求に応じて行うべき動作を切替えてもよい。例えば、修正管理部375は、あるユーザから一定の期間内に修正要求を受付けた回数が閾値に到達するまでは、当該ユーザからの修正要求に応じて即座に履歴データを修正し、閾値への到達後には、履歴データの修正前にデータ検証を課すこととしてもよい。それにより、修正要求が受信される都度必ずデータ検証を行うケースと比較して、事業者側の検証作業の負担を軽減することができ、データ検証に伴うユーザの待ち時間も短縮することができる。また、修正管理部375は、あるユーザから一定の期間内に修正要求を受付けた回数が閾値に到達した後は、修正要求を拒否してもよい。それにより、ユーザがやみくもに繰り返し修正要求を送信するような事態を抑制することができる。修正要求に関する統計として、修正要求を受付けた回数の代わりに、実績枚数から除外されるシートの累計枚数など他の指標が使用されてもよい。さらに、修正管理部375は、修正要求に関する統計に基づいて、印刷不良が高頻度で発生していると判定される場合に、画像形成装置100の部材の交換、又は画像形成装置100自体の交換をユーザに提案してもよい。
本実施形態では、印刷不良を引き起こしたジョブにおいて消費された全てのシートの枚数が実績枚数に計上されないように、修正管理部375がジョブテーブル330の履歴データを修正する例を説明した。一般には、一部のシートに印刷不良が発生した場合にジョブ全体のやり直しが必要となる場合があり得ることから、実績枚数の修正をジョブ単位で行うことで、印刷不良に起因する不利益からユーザを最大限保護することができる。他の実施形態において、修正管理部375は、印刷不良を引き起こしたジョブにおいて消費されたシートのうちの一部のシートの枚数が実績枚数に計上されないように履歴データを修正してもよい。例えば、あるジョブにおいてL枚のシートが消費されたが、M枚(M<L,L及びMは整数)のシートについて不良画像データが受信されたものとする。この場合、修正管理部375は、M枚だけを実績枚数から除外してもよい(例えば、ジョブテーブル330の「消費枚数」の値から枚数Mが減算され得る)。代替的に、実績枚数から除外されるべきシートの枚数が、修正要求の送信の際に単にユーザにより指定されてもよい。このように、実績枚数のシート単位の修正を可能とすることで、印刷不良の実際の発生状況に応じて実績枚数の値をより正確に適正な値に近付けることが可能である。
<5.処理の流れの例>
本節では、ここまでに説明した実施形態に係る画像形成システム1において実行され得るいくつかの処理の流れの例を、図10~図13を用いて説明する。なお、以下の説明では、処理ステップをS(ステップ)と略記する。
<5-1.画像形成ジョブの実行>
図10は、画像形成ジョブの実行時の概略的な処理の流れの一例を示すシーケンス図である。図10に示した処理には、主に画像形成装置100、ユーザ端末200及び管理サーバ300が関与する。
まず、S10で、ユーザは、ログイン画面にユーザID及びパスワードを入力する。S11で、ユーザ端末200の装置管理部220は、入力されたユーザID及びパスワードを管理サーバ300へ送信する。S12で、管理サーバ300は、ユーザ端末200から受信したユーザID及びパスワードに基づいてユーザ認証を実行する。ここでは、ユーザ認証は成功し、システムへのログインが成立するものとする。S13で、管理サーバ300は、ユーザ認証の結果をユーザ端末200へ通知する。図10のその後の処理は、ログインセッションが継続している間に行われる。
S20で、ユーザは、ユーザ端末200において印刷を指示する。S21で、ユーザ端末200の装置管理部220は、表示デバイス215により表示された印刷ダイアログを介して、必要な設定(例えば、ジョブを実行すべき装置の識別ID、印刷部数、カラーモード、及びファイルパス)を取得する。S22で、装置管理部220は、S21で取得した設定を示す設定情報及び入力画像データを含み得る印刷要求を管理サーバ300へ送信する。装置管理部220は、元のデータファイルをそのまま入力画像データとして管理サーバ300へ送信してもよく、又は印刷に適したファイル形式(例えば、PostScript形式)へ変換した後に送信してもよい。
印刷要求を受信した管理サーバ300のジョブ制御部365は、S23で、ジョブの実行可否を判定する。例えば、ジョブ制御部365は、サブスクリプション契約のユーザについて、要求されたジョブを実行しても所定の期間内に消費されたシートの実績枚数が上限枚数を超過しないと判定される場合には、ジョブの実行を許可し得る。ここでは、要求されたジョブの実行は許可されるものとする。S24で、ジョブ制御部365は、印刷要求への応答として、ジョブの実行を許可するという判定結果を示す応答信号をユーザ端末200へ送信する。
ジョブの実行を許可すると判定した管理サーバ300のジョブ制御部365は、S25で、ユーザにより指定された画像形成装置100へ、入力画像データを含む印刷命令を送信する。印刷命令を受信した画像形成装置100の印刷制御部110は、S30で、画像形成ジョブを画像形成部40に実行させる。画像形成部40は、印刷命令において指定された設定に従って、入力画像データに基づく画像をシートに形成する。ジョブの実行が完了すると、印刷制御部110は、S31で、例えばシートの消費枚数及び最新のトナー残量といった情報を含み得る実行完了報告を管理サーバ300へ送信する。実行完了報告を受信した管理サーバ300のデータ管理部360は、S32で、ジョブテーブル330に記憶されている履歴データを更新する。
<5-2.履歴データの修正>
図11~図13は、ジョブの実行に起因して印刷不良が発生した際の処理の流れの例をそれぞれ示している。図11の第1の実施例及び図12の第2の実施例では、ユーザ端末200、管理サーバ300及び事業者端末400が図示した処理に関与する。図13の第3の実施例では、事業者端末400は処理に関与しない。
いずれの実施例においても、図示した処理に先立って、ユーザによるジョブ履歴画面の呼出しに応じて、管理サーバ300の修正管理部375からユーザ端末200へ、画像形成装置100で過去に実行されたジョブの履歴データが提供されているものとする。なお、ここではユーザ端末200にて修正要求の送信がトリガされる例を説明するが、画像形成装置100にて修正要求の送信がトリガされる場合には、ここでの説明におけるUI制御部230は、画像形成装置100のUI制御部120に読み替えられてよい。
(1)第1の実施例
図11を参照すると、まず、S40で、ユーザ端末200のUI制御部230は、管理サーバ300から提供された履歴データに基づき、ジョブ実行履歴の一覧をジョブ履歴画面上に表示させる。S41で、ユーザは、印刷不良を引き起こしたジョブを画面上で選択して、修正要求の送信を指示する。S42で、UI制御部230は、カメラ213を起動してユーザに印刷不良の影響を受けたシートを撮像させ、又はユーザにファイルシステムからファイルを選択させることにより、不良画像データを取得する。次いで、S43で、UI制御部230は、取得した不良画像データと共に、印刷不良を引き起こしたジョブの履歴データの修正を求める修正要求を、通信I/F211を介して管理サーバ300へ送信する。
管理サーバ300の修正管理部375は、通信I/F301を介して修正要求を受信し、S44で、修正要求テーブル340にレコードを追加して、修正要求の受付ID、ジョブ関連情報及び不良画像データを保存する。本実施例において、修正管理部375は、データ検証を待つことなく、S45で、修正要求において指定されたジョブIDで識別されるジョブテーブル330の履歴レコードを、当該レコードの「消費枚数」が実績枚数に計上されないように修正する。次いで、S46で、修正管理部375は、履歴レコードが修正されたことを示す修正通知を、ユーザ端末200へ送信する。
さらに、S49で、修正管理部375は、修正要求を受付けたことを示す修正要求通知を、事業者端末400へ送信する。事業者側の担当者は、事業者端末400においてこの修正要求通知を確認し、S50で、管理サーバ300へアクセスすることによりデータ検証を開始する。S51で、事業者端末400は、担当者により指定された受付IDで識別される修正要求に関連付けられている不良画像データを管理サーバ300へ要求する。S52で、管理サーバ300の修正管理部375は、事業者端末400からの要求に応じて、不良画像データを事業者端末400へ送信する。S53で、担当者は、事業者端末400の画面上に表示された不良画像を閲覧することにより不良画像データを検証し、実際に印刷不良が発生したかを判断して、その結果を事業者端末400へ入力する。S54で、事業者端末400は、担当者からの入力に基づいて、データ検証の結果を管理サーバ300へ通知する。
S55で、管理サーバ300の修正管理部375は、事業者端末400から通知されたデータ検証の結果に基づいて、管理DB303を更新する。例えば、実際には印刷不良は発生していないという判断結果が通知された場合、修正管理部375は、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を、「NO」から「YES」へ変更する。また、修正管理部375は、データ検証の結果を、修正要求テーブル340の対応するレコードの「検証ステータス」に反映させる。
(2)第2の実施例
図12を参照すると、第2の実施例におけるS40~S43の処理ステップは、図11を用いて説明した第1の実施例におけるそれら処理ステップと同一である。管理サーバ300の修正管理部375は、ユーザ端末200から通信I/F301を介して修正要求を受信し、S44で、修正要求テーブル340にレコードを追加して、修正要求の受付ID、ジョブ関連情報及び不良画像データを保存する。次いで、本実施例において、S47で、修正管理部375は、修正要求を受付けたことを示す受付通知を、ユーザ端末200へ送信する。また、S49で、修正管理部375は、修正要求を受付けたためにデータ検証を行う必要があることを示す修正要求通知を、事業者端末400へ送信する。
事業者側の担当者は、事業者端末400において修正要求通知を確認し、S50で、管理サーバ300へアクセスすることによりデータ検証を開始する。S51で、事業者端末400は、担当者により指定された受付IDで識別される修正要求に関連付けられている不良画像データを管理サーバ300へ要求する。S52で、管理サーバ300の修正管理部375は、事業者端末400からの要求に応じて、不良画像データを事業者端末400へ送信する。S53で、担当者は、事業者端末400の画面上に表示された不良画像を閲覧することにより不良画像データを検証し、実際に印刷不良が発生したかを判断して、その結果を事業者端末400へ入力する。S54で、事業者端末400は、担当者からの入力に基づいて、データ検証の結果を管理サーバ300へ通知する。
S56で、管理サーバ300の修正管理部375は、事業者端末400から通知されたデータ検証の結果に基づいて、管理DB303を更新する。例えば、実際に印刷不良が発生したという判断結果が通知された場合、修正管理部375は、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を、「YES」から「NO」へ変更する。また、修正管理部375は、データ検証の結果を、修正要求テーブル340の対応するレコードの「検証ステータス」に反映させる。そして、S57で、修正管理部375は、履歴データの修正が行われたこと(又はデータ検証で不良が認められなかっために修正が行われないこと)を示す修正通知をユーザ端末200へ送信する。
(3)第3の実施例
図13を参照すると、第3の実施例におけるS40~S43の処理ステップは、図11を用いて説明した第1の実施例におけるそれら処理ステップと同一である。管理サーバ300の修正管理部375は、ユーザ端末200から通信I/F301を介して修正要求を受信し、S44で、修正要求テーブル340にレコードを追加して、修正要求の受付ID、ジョブ関連情報及び不良画像データを保存する。次いで、本実施例において、S60で、修正管理部375は、修正要求と共に受信した不良画像データについて実際に印刷不良が発生したか否かを判定するための自動検証を実行する。次いで、S61で、修正管理部375は、自動検証の結果に基づいて、管理DB303を更新する。例えば、実際に印刷不良が発生したと判定された場合、修正管理部375は、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を「YES」から「NO」へ変更する。一方、実際には印刷不良は発生していないと判定された場合、修正管理部375は、ジョブテーブル330の対応する履歴レコードの「カウント可否」の値を「YES」のまま維持する。また、修正管理部375は、データ検証の結果を、修正要求テーブル340の対応するレコードの「検証ステータス」に反映させる。そして、S62で、修正管理部375は、履歴データの修正が行われたこと(又はデータ検証で不良が認められなかったために修正が行われないこと)を示す修正通知をユーザ端末200へ送信する。
こうした第3の実施例における自動検証は、上述した第1の実施例又は第2の実施例における目視での検証と組み合わされてもよい。例えば、修正管理部375による自動検証の結果として印刷不良は発生していないと判定された修正要求についてのみ、事業者側の担当者による目視での検証が行われてもよい。それにより、第1の実施例及び第2の実施例と比較して、事業者側の担当者の作業負荷を軽減することができる。
<6.GUIの例>
本節では、本実施形態においてユーザに提供され得るGUIのいくつかの例を説明する。
<6-1.アカウント管理画面>
図14は、サブスクリプション契約のアカウント管理のためのGUIの一例であるアカウント管理画面240を示している。アカウント管理画面240は、例えば、ログインのためのユーザ認証が成功した後に、ユーザにより呼び出され、ユーザ端末200の表示デバイス215又は画像形成装置100の表示デバイス24により表示され得る。
図14を参照すると、アカウント管理画面240は、メニュー項目241~245、及び情報表示領域250を含む。メニュー項目241は、ユーザが契約において選択したプランの内容を閲覧するための項目である。メニュー項目242は、契約の対象として登録された画像形成装置100において過去に実行されたジョブの履歴を閲覧するための項目である。メニュー項目243は、契約の対象として登録された画像形成装置100に関連する詳細情報を閲覧するための項目である。メニュー項目244は、ユーザアカウントに関連付けて登録されているユーザの基本情報を閲覧するための項目である。メニュー項目245は、ユーザがシステムに対し過去に行った申請(例えば、上述した修正要求、繰越し/前借りの申請、及び後述する装置交換申請)の一覧を閲覧するための項目である。情報表示領域250には、ユーザにより操作されたメニュー項目に対応する情報の内容が表示される。
図14の例では、メニュー項目241が選択されており、情報表示領域250の上半分に、ユーザが選択したプランの内容(プランの名称、月別の上限枚数、登録された装置の名称、及び登録された装置の利用開始からの経過期間)が表示されている。情報表示領域250の下半分には、ユーザによる画像形成装置100の利用実績の月別のサマリが表示されている。月別のサマリは、例えば、上限枚数、上限枚数の内訳(契約に基づく基本的な上限、前月からの繰越し分、及び翌月からの前借り分)、実績枚数、残り枚数、及び不良枚数を含む。ここでの前月からの繰越し分とは、前月の終了時点で消費されずに余った枚数(余剰枚数という)のうち当月の上限枚数に加算することが認められた枚数を指す。契約プランに依存して、例えば余剰枚数を最大で1ヶ月後まで繰越すことを認めるといった条件が設定されてもよい。翌月からの前借り分とは、契約に基づいて翌月に与えられるはずの上限枚数のうちユーザが先んじて当月に消費することが認められた枚数を指す。契約プランに依存して、例えばユーザからの申請があった場合に翌月からの前借りが認められてもよい。実績枚数は、管理サーバ300のジョブテーブル330に記憶されている履歴データの「消費枚数」を集計することにより算出される値を示し、但し「カウント可否」が「NO」を示すレコードは集計から除外される。残り枚数は、上限枚数と実績枚数との間の差に相当する。不良枚数は、ユーザからの修正要求に基づいて実績枚数の集計から除外されたシートの枚数を示す。図14の例では、上限枚数230枚に対し、当月中に実行されたジョブにより計185枚のシートが消費されたものの、印刷不良の影響を受けた5枚のシートが修正要求に基づいて除外された結果として、実績枚数は180枚、残り枚数は50枚となっている。なお、当然ながら、アカウント管理画面240において、不良枚数を除外する前の実績枚数(図14の例では185枚)が表示されてもよい。
例えば、図14のアカウント管理画面240のメニュー項目242が選択されると、情報表示領域250には、図15Aに例示するような、過去に実行されたジョブの履歴の一覧が表示される。
<6-2.ジョブ履歴の表示と修正の要求>
図15Aは、ジョブの履歴の一覧を表示するためのGUIの一例を示している。図15Aの例において、情報表示領域250aには、装置ID「V-12345」で識別される装置における過去4回のジョブの実行の履歴情報として、実行日時、ユーザ(ジョブの発行者の名称)、ファイル名及び消費枚数が示されている。ユーザは、印刷不良が発生したためにいずれかのジョブにおける消費枚数を実績枚数から除外することを希望する場合、ボタン255aを操作する。すると、画面上の表示内容は、図15Bに例示する内容に遷移する。
図15Bは、ジョブの履歴の一覧からユーザに所望の項目を選択させるためのGUIの一例を示している。図15Bの例において、情報表示領域250bには、図15Aの例と同様の履歴情報が示されており、但し4つの項目の左側にそれぞれのチェックボックスが表示されている。ユーザは、例えば最上段に表示されているジョブが印刷不良を引き起こした場合に、チェックボックス251bにチェックを入れて、ボタン255bを操作する。すると、画面上の表示内容は、図15Cに例示する内容に遷移する。
図15Cは、選択されたジョブの履歴データの修正を要求することを可能にするためのGUIの一例を示している。図15Cの例において、情報表示領域250cの上半分には、ユーザにより選択されたジョブの履歴情報が表示されている。情報表示領域250cの下半分は、プルダウンメニュー251c、プルダウンメニュー252c、チェックボックス253c及びボタン255cを含む。プルダウンメニュー251cは、選択された履歴項目について取り得るアクションのうちの1つをユーザに指定させるためのUIである。ここでは、「印刷不良を申告する」というアクションがユーザにより指定されている。このアクションは、上述した修正要求の送信をトリガするためのアクションであり、このアクションが選択されると、プルダウンメニュー252c及びチェックボックス253cが表示され得る。代替的に、プルダウンメニュー252c及びチェックボックス253cは、「印刷不良を申告する」というアクションが選択されるまで無効化されており、当該アクションが選択されたことに応じて有効化されユーザにより操作可能とされてもよい。これらオブジェクトは、無効化されている間は画面上でグレーアウトされていてもよい。プルダウンメニュー252cは、修正要求と共に送信すべき不良画像データを取得する方法をユーザに指定させるためのUIである。ここでは、「ファイルから選択」及び「カメラで撮像」という2種類の方法のうちの1つが指定可能である。チェックボックス253cは、印刷不良の申告の前にサポートセンタへ連絡を行うことをユーザに促すためのUIである。例えば、ユーザがチェックボックス253cにチェックを入れ、プルダウンメニュー252cで「ファイルから選択」を指定してボタン255cを操作すると、画面上の表示内容は、図15Dに例示する内容に遷移する。なお、ユーザがチェックボックス253cにチェックを入れない場合、ボタン255cが無効化されてもよく、又は、ボタン255cの操作に応じてサポートセンタへ連絡すべきことを警告するメッセージが表示されてもよい。
図15Dは、ファイルシステムにおいてアクセス可能なファイルの一覧から事前に用意された不良画像データをユーザに選択させるためのGUIの一例を示している。図15Dの例において、情報表示領域250dの上半分には、ユーザにより選択されたジョブの履歴情報が引き続き表示されている。情報表示領域250dの下半分は、ファイル選択領域251d及びボタン255dを含む。ファイル選択領域251dには、画像データのデータファイルのサムネイルが一覧形式で表示されている。例えば、ユーザは、印刷不良が現れている2つのファイルのサムネイル252d、253dを選択して、ボタン255dを操作する。すると、選択された不良画像データのデータファイルが管理サーバ300へアップロードされ、画面上の表示内容は図15Eに例示する内容に遷移する。
図15Eは、修正要求の送信を完了させるためのGUIの一例を示している。図15Eの例において、情報表示領域250eは、メッセージ表示領域251e、ボタン254e及びボタン255eを含む。メッセージ表示領域251eには、不良画像データのデータファイルのアップロードを継続するか、又は印刷不良を申告する手続を完了させるかをユーザに問うメッセージが表示されている。例えば、アップロードを継続することを望むユーザは、ボタン254eを操作する。すると、画面上の表示内容は、再び図15Dに例示した内容に遷移する。印刷不良を申告する手続を完了させることを望むユーザは、ボタン255eを操作する。すると、画面上の表示内容は、図15Fに例示する内容に遷移する。
図15Fは、修正要求の送信の完了後に表示されるGUIの一例を示している。図15Fの例において、情報表示領域250fは、メッセージ表示領域251f及びボタン255fを含む。メッセージ表示領域251fには、修正要求が送信され印刷不良を申告する手続が完了したことをユーザに通知するメッセージと共に、修正要求に割当てられた受付IDが表示されている。ユーザがボタン255fを操作すると、画面上の表示内容は、例えば図15Aを用いて説明したジョブ履歴の一覧に戻ってよい。
図15Cを用いて説明した画面において、例えば、ユーザは、チェックボックス253cにチェックを入れ、プルダウンメニュー252cで「カメラで撮像」を指定してボタン255cを操作する。すると、ユーザ端末200のカメラ213が起動し、画面上の表示内容は図15Gに例示する内容に遷移する。
図15Gは、印刷不良の影響を受けたシートをユーザに撮像させるためのGUIの一例を示している。図15Gの例において、情報表示領域250gは、カメラビュー領域251g及びシャッターボタン252gを含む。例えば、ユーザは、印刷不良が現れているシートの全体がカメラビュー領域251gに映るようにしてシャッターボタン252gを操作する。すると、カメラ213がシート全体を撮像して画像データを生成し、画面上の表示内容は図15Hに例示する内容に遷移する。
図15Hは、撮像画像の画像データを不良画像データとして送信することの確認をユーザに求めるためのGUIの一例を示している。図15Hの例において、情報表示領域250hは、画像表示領域251h、ボタン254h及びボタン255hを含む。画像表示領域251hには、カメラ213により撮像されたシートの画像が表示される。例えば、画像表示領域251hに表示された画像を見て撮り直しを望むユーザは、ボタン254hを操作する。すると、画面上の表示内容は、再び図15Gに例示した内容に遷移する。画像表示領域251hに表示された画像に印刷不良が十分に現れていると判断したユーザは、ボタン255hを操作する。すると、画面上の表示内容は、図15Eに例示した内容と同様の内容に遷移し得る。
一変形例において、管理サーバ300の修正管理部375は、不良画像データとして、印刷不良の影響を受けたシートの全体の画像データに加えて、不良部分を拡大して示す画像データを送信することをユーザに要求してもよい。
図15Iは、印刷不良の影響を受けたシートをユーザに撮像させるためのGUIの別の例を示している。図15Iの例において、情報表示領域250iは、カメラビュー領域251i及びシャッターボタン252iを含む。例えば、ユーザは、シートの印刷不良が現れている部分がカメラビュー領域251iにおいて拡大して映るようにしてシャッターボタン252iを操作する。すると、カメラ213がシートの不良部分を撮像して画像データを生成し、画面上の表示内容は図15Jに例示する内容に遷移する。
図15Jは、撮像画像の画像データを不良画像データとして送信することの確認をユーザに求めるためのGUIの別の例を示している。図15Jの例において、情報表示領域250jは、画像表示領域251j、ボタン254j及びボタン255jを含む。画像表示領域251jには、カメラ213により撮像されたシートの不良部分の拡大画像が表示される。例えば、画像表示領域251jに表示された拡大画像を見て撮り直しを望むユーザは、ボタン254jを操作する。すると、画面上の表示内容は、再び図15Iに例示した内容に遷移する。画像表示領域251jに表示された拡大画像に印刷不良が十分に現れていると判断したユーザは、ボタン255jを操作する。すると、画面上の表示内容は、図15Eに例示した内容と同様の内容に遷移し得る。
上述した一連のGUIを通じたインタラクションを経て、修正要求が管理サーバ300へ送信され、印刷不良を引き起こしたジョブの履歴データが修正された後、ユーザがジョブの履歴の一覧にアクセスすると、例えば図15Kに示す内容が画面上に表示され得る。図15Kの例において、情報表示領域250kには、図15Aの情報表示領域250aと同様の4項目のジョブの実行履歴が表示されている。但し、修正要求(印刷不良の申告)に基づいて実績枚数の集計から除外された最上段の項目は、対応する履歴レコードのステータスが修正されたことが画面上で区別され得るように、グレーアウトされている。
<6-3.不良画像データの検証>
図16は、事業者端末400におけるデータ検証のためのGUIの一例である印刷不良検証画面410を示している。印刷不良検証画面410は、例えば、事業者端末400において事業者側の担当者により呼び出され、事業者端末400の表示デバイスにより表示され得る。
図16を参照すると、印刷不良検証画面410は、要求一覧領域411、詳細情報領域412、画像表示領域413、ボタン414及びボタン415を含む。要求一覧領域411は、データ検証が未だ行われていない修正要求の一覧を表示するための領域である。要求一覧領域411には、例えば、修正要求テーブル340において「検証ステータス」が「未検証」を示す修正要求の各々の、受付ID、日付(受付日)、要求者のユーザ名、受信された不良画像データの個数、及びデータ検証のステータスが表示され得る。要求一覧領域411に表示された修正要求のうちの1つを担当者が選択すると、選択された修正要求に関連する詳細情報が詳細情報領域412に、当該修正要求と共に受信された不良画像データに基づく画像のうちの1つが画像表示領域413に表示される。図16の例では、詳細情報領域412には、選択された修正要求の受付ID、日付、ユーザ名、対象の画像形成装置100の装置ID、対象のジョブのジョブID、及び検証ステータスが表示されている。担当者は、画像表示領域413に表示された画像に印刷不良が現れているかをチェックし、印刷不良が現れていると判断される場合には、ボタン414を操作する。それにより、「不良あり」というデータ検証の結果が修正要求テーブル340に登録され得る。また、担当者は、画像表示領域413に表示された画像に印刷不良が現れていないと判断される場合には、ボタン415を操作する。それにより、「不良なし」というデータ検証の結果が修正要求テーブル340に登録され得る。
実績枚数からの除外がジョブ単位で行われる実施例では、少なくとも1つの不良画像に印刷不良が現れていると判断された場合に、修正要求の「検証ステータス」は「不良あり」に更新され、対応する履歴レコードの「カウント可否」は「NO」にセットされる。実績枚数からの除外がシート単位で行われる実施例では、受信された不良画像ごとに「不良あり」又は「不良なし」という検証結果が保持され、対応する履歴レコードの「消費枚数」の値から「不良あり」と判断されたシートの枚数が減算される。
<6-4.装置の交換の申請>
ユーザと事業者との間の契約が有効である間、ユーザによるサービスの継続的な利用を保証するために、事業者は、所定の事由に基づく画像形成装置100の交換の申請をユーザから受付けてもよい。例えば、ユーザ端末200又は画像形成装置100において交換の申請のためのUIがユーザに提供され、当該UIを介して交換の申請を受付けた管理サーバ300が事業者端末400へ交換の申請を通知する。通知を受けた事業者側の担当者は、新たな装置のユーザへの配送(及び、必要ならば、古い装置の回収)を手配する。
一例として、上述したように、修正管理部375は、印刷不良が発生したために修正要求を送信しようとするユーザに対し、過去の修正要求に関する統計に基づいて、画像形成装置100の交換を申請することを提案し得る。ここでの修正要求に関する統計は、一定の期間内の修正要求の受付回数、又は修正要求に基づき実績枚数から除外されるシートの累計枚数などであり得る。図17Aは、画像形成装置100の新たな装置への交換の申請に関連するGUIの第1の例を示している。図17Aを参照すると、図15Cを用いて説明した情報表示領域250cに、ポップアップウィンドウ260aが重畳されている。ポップアップウィンドウ260aは、例えば、過去の一定の期間内に修正要求を送信した回数が既に閾値に到達したユーザが、新たに修正要求を送信しようとしてボタン255cを操作した際に表示され得る。ポップアップウィンドウ260aは、印刷不良の申告回数が閾値Xに到達したことを示しつつ画像形成装置100を新たな装置へ交換することを提案するメッセージを表示しており、さらにボタン262a及びボタン263aを含む。交換を希望するユーザは、ボタン262aを操作することにより、交換を求める要求を管理サーバ300へ送信することができる。当面の交換を希望しないユーザは、ボタン263aを操作することにより、ポップアップウィンドウ260aを閉じることができる。ポップアップウィンドウ260aが閉じられた後、修正管理部375は、新たな修正要求を受付けてもよく、又は装置の交換が行われない限り新たな修正要求を拒否してもよい。
他の例として、データ管理部360は、故障の発生又はその予兆を検知した画像形成装置100の印刷制御部110から異常検知報告が受信された場合、ユーザ端末200又は画像形成装置100のUIを介してユーザに装置の交換を申請することを提案し得る。図17Bは、画像形成装置100の新たな装置への交換の申請に関連するGUIの第2の例を示している。図17Bを参照すると、図14を用いて説明したものと同様のアカウント管理画面240が再び示されており、但しメニュー項目243に警告アイコンが付されている。この警告アイコンは、画像形成装置100において故障の予兆が検知されたことについてユーザの注意を喚起するためのものである。また、ユーザによりメニュー項目243が選択された結果、ユーザアカウントに関連付けて登録されている画像形成装置100に関連する詳細情報が情報表示領域260bに表示されている。具体的には、情報表示領域260bの上半分には、画像形成装置100の装置ID、動作ステータス、及び利用開始からの経過期間が表示されている。情報表示領域260bの下半分には、故障の予兆としてローラの摩耗が検知されたこと、及び使用を継続するとジャムが発生し易くなることをユーザに警告し、並びに新たな装置への交換の申請をユーザに提案するメッセージが表示されている。契約プランに依存して、装置の交換は無償であっても有償であってもよい。加えて、情報表示領域260bは、ボタン262b及びボタン263bを含む。交換を希望するユーザは、ボタン262bを操作することにより、交換を求める要求を管理サーバ300へ送信することができる。当面の交換を希望しないユーザは、ボタン263bを操作することにより、交換の申請を後のタイミングまで延期することができる。例えば、ユーザがボタン262bを操作すると、表示内容は図17Cに例示する内容に遷移する。
図17Cは、装置交換申請の内容をユーザに確認させるためのGUIの一例を示している。図17Cの例において、情報表示領域260cの上半分には、ユーザが現在使用している画像形成装置100の装置IDと共に、使用中の装置を同機種の新品の装置に交換するという申請の内容が表示されている。情報表示領域260cの下半分は、メッセージ表示領域261c、ボタン262c及びボタン263cを含む。メッセージ表示領域261cには、ユーザが表示された申請の内容に同意するならばボタン262cを操作することで申請を行うことができることを示すメッセージが表示されている。申請の内容に同意したユーザがボタン262cを操作すると、管理サーバ300へ装置の交換を求める交換要求が送信され、画面上の表示内容は図17Dに例示した内容に遷移する。一方、ユーザがボタン263cを操作すると、画面上の表示内容は図17Bに例示した内容に戻る。
図17Dは、交換要求が管理サーバ300へ送信された後に表示されるGUIの一例を示している。図17Dの例において、情報表示領域260dの上半分には、装置交換申請の内容が引き続き表示されている。情報表示領域260dの下半分は、メッセージ表示領域261d及びボタン262dを含む。メッセージ表示領域261dには、装置交換申請の手続が完了したことをユーザに通知するメッセージと共に、交換要求に割当てられた受付IDが表示されている。ユーザがボタン262dを操作すると、図17Dに例示した画面は閉じられ得る。
図9の管理サーバ300の構成には示していないものの、管理DB303は、通信I/F301を介して受信される上述した交換要求に関する情報を保持するテーブルをさらに含んでもよい。例えば、管理サーバ300のデータ管理部360は、交換要求が受信された場合に、交換要求通知を事業者端末400へ送信する。事業者側の担当者は、事業者端末400においてこの交換要求通知を受け取ると、管理サーバ300へアクセスして要求された内容を確認し、新たな装置をユーザへ提供する手続を開始し得る。
図17Bに例示した画面において、ユーザがボタン263bを操作すると、例えば図17Eに例示するように、装置交換申請を後のどのタイミングまで延期することを希望するかをユーザに選択させるためのポップアップウィンドウ265eが表示され得る。ポップアップウィンドウ265eは、プルダウンメニュー266e及びボタン267eを含む。プルダウンメニュー266eは、装置交換申請をいつまで延期するかをユーザに選択させるためのUIである。図17Eの例では、「次回ジョブ実行後」、「1日後」及び「1週間後」という3つの選択肢がプルダウンメニュー266eにおいて提示されている。ユーザがいずれかの選択肢を選択してボタン267eを操作すると、管理サーバ300へ装置の交換の延期を通知する延期通知が送信され、図17Eに例示したポップアップウィンドウ265eは閉じられ得る。この場合、ユーザにより選択されたタイミングが到来した際に、図17Bに例示した画面が再度表示され、装置の交換の申請が再提案され得る。
ここでは画像形成装置100において故障の予兆が検知された場合に装置の交換の申請をユーザに提案する例を主に説明したが、故障(又は装置の継続使用を困難にする異常)が検知された場合にも同様にして装置の交換の申請が提案されてよい。故障とは、例えば定着ヒータ53のような部材の故障を含み得る。装置の継続使用を困難にする異常とは、例えば廃トナー容器内の廃トナーの量が容量に対するある割合に達したことを含み得る。但し、画像形成装置100が故障し又はその継続使用が困難である場合には、装置交換申請の延期のための選択肢はユーザに提示されなくてよい。いずれの場合にも、装置の交換を申請する際に、新品の装置ではなく(例えば、料金のディスカウントと引き換えに)中古の装置へ交換することをユーザが選択可能とされてもよい。
なお、画像形成装置100は、事業者により提供された消耗材ではない消耗材、又は画像形成装置100との互換性を保証されていない消耗材(例えば、シート、トナー又はカートリッジなど)の使用を検知することが可能であってもよい。管理サーバ300は、こうした正規ではない消耗材の使用が検知された場合に、ユーザ端末200又は画像形成装置100にユーザへの警告を行わせてもよい。また、警告に関わらず正規ではない消耗材の使用が継続された場合に、その後の画像形成装置100の交換、又は消耗材の提供を有償としてもよい。
<7.まとめ>
ここまで、図1~図17Eを用いて、本開示に係る技術の様々な実施形態、実施例及び変形例について説明した。上述した実施形態によれば、画像形成システムにおいて、画像形成装置は、ユーザ環境に配置され、ジョブを実行してシートに画像を形成する。また、遠隔環境に配置されたデータベースにおいて、上記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データが記憶される。上記画像形成装置におけるジョブの実行又は上記画像形成装置のユーザに対する課金は、上記履歴データに基づいて集計される、上記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に基づいて制御される。そして、上記画像形成装置により実行された第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に、上記データベースを修正することを求める、上記第1のジョブのジョブ関連情報を含む修正要求が、ユーザによる指示に応じて送信される。この修正要求に基づいて、上記データベースは、少なくとも上記不良の影響を受けたシートが実績枚数に計上されないように修正され得る。かかる構成によれば、主観的な印刷不良が印刷物に現れている場合に、ユーザはジョブの履歴データの修正を求める修正要求の送信を主体的に指示することができるため、サービスに対するユーザの満足度の低下を回避することができる。また、事業者側では、ユーザから受付けた修正要求を、履歴データの修正に先立って又は事後的に検証することで、適正な上限管理又は適正な課金管理を担保することができる。したがって、印刷不良が発生した場合のユーザの満足度の低下の防止と印刷量の適正な管理とを両立することが可能である。
ある実施例では、所定の期間内に上記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数が上限枚数を超過しないように、ユーザにより要求されるジョブの実行の許可又は拒否が判定される。そして、上記修正要求は、上限枚数と比較される実績枚数に少なくとも印刷不良の影響を受けたシートが計上されないことを求める要求である。この場合、印刷不良に気付いたユーザは、上限枚数に対する残り枚数が不当に減少しないように、上記修正要求の送信を指示することができる。他の実施例では、所定の期間内に上記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に依存する金額がユーザに課金される。そして、上記修正要求は、課金される金額の決定において少なくとも印刷不良の影響を受けたシートが計上されないことを求める要求である。この場合、印刷不良に気付いたユーザは、印刷不良の影響を受けたシートまでも実績枚数に計上されて課金額が不当に増加しないように、上記修正要求の送信を指示することができる。
また、上述した実施形態では、上記修正要求は、印刷不良の影響を受けたものとしてユーザにより選択されたシートの印刷画像データを含む。かかる構成によれば、事業者側で、上記修正要求と共に受信される印刷画像データに基づく画像を検証して、実際に印刷不良が発生したと認められるか否かを判断することが可能である。したがって、例えば、実際には印刷不良が発生していないにも関わらず修正要求が送信された場合に、事業者は、当該修正要求を拒否し又は当該修正要求に基づいて行った修正をキャンセルすることにより、実績枚数の集計値を適正に維持することができる。
一例として、上記画像形成システムは、選択されたシートを撮像することにより上記印刷画像データを生成可能な撮像部を備える端末装置を含み、上記修正要求は、当該端末装置から送信され得る。この場合、ユーザは、主観的に印刷不良が現れていると判断したシートを容易に撮像して、そのシートの画像データを上記印刷画像データとして上記修正要求と共に送信することができる。他の例として、上記画像形成システムは、ファイルシステム内の上記印刷画像データをユーザに選択させるためのユーザインタフェースを提供する制御部を備える端末装置を含み、上記修正要求は、当該端末装置から送信され得る。この場合、ユーザは、主観的に印刷不良が現れていると判断したシートの画像データをスキャナ又はデジタルカメラなどの手段で生成して、生成した画像データを上記印刷画像データとして上記修正要求と共に送信することができる。いずれの例においても、印刷不良の発生を実証する印刷画像データを、ユーザにより利用される端末装置から事業者側へ容易に送信することが可能であり、これは履歴データの修正を求める手続がユーザにとって簡便であることを意味する。したがって、印刷不良が発生した場合に、ユーザに掛かる手続的な負担を小さく抑えながら、ユーザが経済的な不利益を被ることを防止することができる。
また、上述した実施形態では、上記修正要求の送信をユーザに指示させるための、上記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴を表示する画面がユーザに提供される。そして、当該画面において、印刷不良を引き起こした第1のジョブがユーザにより選択された上で、上記修正要求が送信される。したがって、ユーザから事業者へどのような状況で印刷不良が発生したかを詳細に説明する手間を省略することができ、ユーザに掛かる手続的な負担は一層軽減される。また、どのジョブにおいて印刷不良が発生したかを特定する形で上記修正要求が受付けられるため、事業者側で上記修正要求の受信に応じてどのようにデータの検証又は履歴データの修正を行うべきかを確実に判断することができる。
また、上述した実施形態では、上記画像形成システムにおいて、遠隔環境に配置される管理サーバが、上記修正要求に関連付けて上記印刷画像データを上記データベースに記憶させる。それにより、上記修正要求の妥当性についての検証可能性が担保される。上記修正要求の受信又は上記印刷画像データの受信に応じて、データ検証を待つことなく履歴データが修正される場合には、正当な理由で修正を希望したユーザに、修正までの待ち時間に起因する不満を感じさせなくて済む。上記修正要求の受信又は上記印刷画像データの受信に応じてデータ検証が行われ、印刷不良が実際に発生したと判定された後に履歴データが修正される場合には、ジョブの実行可否の適正な判定、又は適正な料金の計算を維持することができる。
なお、本明細書で説明した様々な実施形態、実施例及び変形例は、互いにどのように組み合わされてもよい。ある例に関連して説明した特徴及びその効果は、別段の明示的な説明の無い限り、どの実施形態、実施例及び変形例にも適用可能である。
上述した実施形態において、画像形成装置100、ユーザ端末200及び管理サーバ300の1つに実装されるものとして説明した機能が、他の装置に実装されてもよい。例えば、消費されたシートの実績枚数に基づくジョブの実行可否の判定又は課金される料金の計算といった機能は、管理サーバ300ではなく、画像形成装置100又はユーザ端末200に実装されてもよい。
<8.その他の実施形態>
上記実施形態は、1つ以上の機能を実現するプログラムをネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読み出して実行する処理の形式でも実現可能である。また、1つ以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
1:画像形成システム、21:通信インタフェース(通信部)、40:画像形成部、100:画像形成装置、120:UI制御部(制御部)、300:管理サーバ(サーバ装置)、301:通信インタフェース(通信部)、303:管理DB(データベース)、360:データ管理部(管理部)、365:ジョブ制御部(制御部)、370:課金制御部(制御部)、375:修正管理部(管理部)、200:ユーザ端末、211:通信インタフェース(通信部)、230:UI制御部(制御部)、400:事業者端末、E1:ユーザ環境、E2:遠隔環境

Claims (17)

  1. ユーザ環境に配置され、ジョブを実行してシートに画像を形成する画像形成装置と、
    遠隔環境に配置され、前記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データを記憶するデータベースと、
    前記履歴データに基づいて集計される、前記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に基づいて、前記画像形成装置におけるジョブの実行を制御し又は前記画像形成装置のユーザに対する課金を制御する制御部と、
    前記画像形成装置により実行された第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に、少なくとも当該不良の影響を受けたシートが前記実績枚数に計上されないように前記データベースを修正することを求める修正要求であって、前記第1のジョブのジョブ関連情報を含む当該修正要求を、ユーザによる指示に応じて送信する通信部と、
    を含む画像形成システム。
  2. 前記制御部は、所定の期間内に前記画像形成装置により消費されたシートの前記実績枚数が上限枚数を超過しないように、ユーザにより要求されるジョブの実行を許可し又は拒否し、
    前記修正要求は、前記上限枚数と比較される前記実績枚数に少なくとも前記不良の影響を受けた前記シートが計上されないことを求める要求である、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  3. 前記制御部は、所定の期間内に前記画像形成装置により消費されたシートの前記実績枚数に依存する金額を前記ユーザに課金し、
    前記修正要求は、課金される前記金額の決定において少なくとも前記不良の影響を受けた前記シートが計上されないことを求める要求である、
    請求項1に記載の画像形成システム。
  4. 前記修正要求は、前記不良の影響を受けたものとして前記ユーザにより選択されたシートの印刷画像データを含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  5. 前記画像形成システムは、
    前記選択されたシートを撮像することにより前記印刷画像データを生成する撮像部と、
    前記通信部と、
    を備える端末装置を含む、請求項4に記載の画像形成システム。
  6. 前記画像形成システムは、
    ファイルシステム内の前記印刷画像データを前記ユーザに選択させるためのユーザインタフェースを提供する制御部と、
    前記通信部と、
    を備える端末装置を含む、請求項4に記載の画像形成システム。
  7. 前記通信部は、前記修正要求の送信を前記ユーザに指示させるための画面であって、前記画像形成装置により実行された前記1つ以上のジョブの履歴を表示する当該画面において前記第1のジョブがユーザにより選択された場合に、前記修正要求を送信する、請求項1~6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  8. 前記画像形成システムは、
    前記遠隔環境に配置され、前記通信部から受信される前記修正要求に関連付けて前記印刷画像データを前記データベースに記憶させる修正管理部、
    をさらに含む、請求項4~6のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  9. 前記修正管理部は、前記通信部からの前記修正要求の受信又は前記印刷画像データの受信に応じて、少なくとも前記不良の影響を受けた前記シートが前記実績枚数に計上されないように前記データベースを修正する、請求項8に記載の画像形成システム。
  10. 前記修正管理部は、前記通信部から受信される前記修正要求について、前記印刷画像データの検証に基づき前記不良が実際に発生したと判定された後に、少なくとも前記不良の影響を受けた前記シートが前記実績枚数に計上されないように前記データベースを修正する、請求項8に記載の画像形成システム。
  11. 前記ジョブ関連情報は、ジョブを発行したユーザを識別するための識別情報を含み、
    前記修正管理部は、前記データベースから集計される、ユーザごとの過去の修正要求に関する統計に基づいて、各ユーザからの新たな修正要求に応じて前記データベースを修正するか否かを判定する、
    請求項8~10のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  12. 前記修正管理部は、前記第1のジョブにおいて消費された全てのシートの枚数が前記実績枚数に計上されないように、前記データベースを修正する、請求項8~11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  13. 前記修正管理部は、前記第1のジョブにおいて消費されたシートのうち前記印刷画像データが受信されたシートの枚数が前記実績枚数に計上されないように、前記データベースを修正する、請求項8~11のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  14. 前記ジョブ関連情報は、前記画像形成装置を識別するための識別情報、及び前記第1のジョブを識別するための識別情報のうちの一方又は双方を含む、請求項1~13のいずれか1項に記載の画像形成システム。
  15. シートに画像を形成する画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データをデータベースに記憶させることと、
    サーバ装置において、前記データベース内の前記履歴データに基づいて集計される、前記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に基づいて、前記画像形成装置におけるジョブの実行を制御し又は前記画像形成装置のユーザに対する課金を制御することと、
    前記画像形成装置により実行された第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に、少なくとも当該不良の影響を受けたシートが前記実績枚数に計上されないことを求める修正要求であって、前記ユーザによる指示に応じて送信され、前記第1のジョブのジョブ関連情報を含む当該修正要求を、前記画像形成装置又は前記画像形成装置のユーザにより利用される端末装置から受信することと、
    前記修正要求が受信された場合に、前記データベースに記憶されている前記第1のジョブに関連する前記履歴データを修正することと、
    を含む方法。
  16. ジョブを実行してシートに画像を形成する画像形成装置及び前記画像形成装置のユーザにより利用される端末装置のうちの少なくとも一方と通信する通信部と、
    前記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データを記憶するデータベースを管理する管理部と、
    前記履歴データに基づいて集計される、前記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に基づいて、前記画像形成装置におけるジョブの実行を制御し又は前記画像形成装置のユーザに対する課金を制御する制御部と、
    を備え、
    前記通信部は、前記画像形成装置により実行された第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に少なくとも当該不良の影響を受けたシートが前記実績枚数に計上されないことを求める修正要求であって、前記ユーザによる指示に応じて送信される当該修正要求を、前記画像形成装置又は前記端末装置から受信し、
    前記修正要求は、前記第1のジョブのジョブ関連情報を含み、
    前記管理部は、前記通信部により前記修正要求が受信された場合に、前記データベースに記憶されている前記第1のジョブに関連する前記履歴データを修正する、
    サーバ装置。
  17. シートに画像を形成する画像形成装置又は前記画像形成装置のユーザにより利用される端末装置であるクライアント装置であって、
    前記画像形成装置により実行された1つ以上のジョブの履歴データをデータベースにおいて管理するサーバ装置と通信する通信部と、
    前記通信部を介する前記サーバ装置との通信を制御する制御部と、
    を備え、
    前記サーバ装置は、前記履歴データに基づいて集計される、前記画像形成装置により消費されたシートの実績枚数に基づいて、前記画像形成装置におけるジョブの実行又は前記画像形成装置のユーザに対する課金を制御し、
    前記制御部は、前記画像形成装置により実行された第1のジョブが画像形成の不良を引き起こした場合に、少なくとも当該不良の影響を受けたシートが前記実績枚数に計上されないように前記データベースを修正することを求める修正要求であって、前記第1のジョブのジョブ関連情報を含む当該修正要求を、ユーザによる指示に応じて前記通信部を介して前記サーバ装置へ送信する、
    クライアント装置。
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