JP2023130939A

JP2023130939A - 衣類カバー

Info

Publication number: JP2023130939A
Application number: JP2022035538A
Authority: JP
Inventors: 保美清谷; Yasumi Kiyotani
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2022-03-08
Filing date: 2022-03-08
Publication date: 2023-09-21

Abstract

【課題】洋服ダンスの中の洋服カバーが掛かった衣類をハンガーごと取り出すときや、衣類だけを取り出すときに生じる煩雑さを軽減する衣類カバーを提供する。【解決手段】衣類カバーは、フレームと係止部と第１シート（２）と第２シート（１）と、を備える。そして、衣類（Z）が掛止されたハンガー（Y）が係止棒（X）に吊下げられた状態で、第１カバー（２）が衣類（Z）の厚さ方向における一面側を覆い第２カバー（１）が衣類（Z）の厚さ方向における他面側を覆うとともに、ハンガー（Y）の吊り下げフックが、フレームの係止部（３－ｂ）の横隣りに配置される。【選択図】図１

Description

本発明は、衣類の出し入れのときの煩わしさを軽減する衣類カバーに関する。

洋服ダンスの中の洋服カバーが掛かっている衣服を取り出したい時に、洋服ダンスの中がハンガーの掛かった衣服で詰まっている、又、衣服の形状や生地の性質によって、洋服カバーをハンガーに吊したままで衣服だけを取り出すのが困難である場合や、衣服の着用前後に風を通したい等、衣服をハンガーごと取り出す方が都合のいい場合が多々ある。ただ、そういう場合でも洋服カバーから衣服をハンガーごと取り出すのは手間がかかり、又、はずした洋服カバーの置き場所に困るなど煩雑さを伴うことが多い。この様に、洋服ダンスの中にある洋服カバーの掛かった衣服をハンガーごと取り出すときや、衣服のみを洋服カバーから取り出すときに生じる煩雑さを軽減する洋服カバーが用いられている。
特許文献１には、洋服カバーと洋服カバーの上部にハンガー提手を挿通する開口部を有するとともに、洋服カバーをハンガー掛け部材に掛着させることができる吊り下げ部を有する洋服カバーが記載されている。

実用新案登録第３１１３９１３号公報

特許文献１は、洋服カバーから衣服をハンガーごと取り出した後、洋服カバーがハンガー掛け部材に掛着している吊り下げ部を中心に両肩が下がり落ちて、ひだや折れ、皺ができる、又、衣服を出す時に洋服カバーと衣服の接触部分が一緒に引っ張られ、洋服カバーが内側に入り込んだりする等、洋服カバーの形状が綺麗に保たれなくなることが多々ありうる。そういう場合は、ハンガーに掛けた衣服をその洋服カバーに納めるのは、一苦労である。

本発明は、この様な事情に基づいてなされたものであり、洋服カバーが掛かった衣服をハンガーごと取り出すときや、衣服だけを取り出すときに生じる煩雑さを軽減する洋服カバーを提供する事を目的とする。

前記目的を達成するために、本発明に係る衣類カバーは、係止棒（X）に吊下げられる吊下げフックを備え、衣類（Z）が掛止されたハンガー（Y）とともに使用される衣類カバーであって、長尺のフレーム（３）と、前記フレームの長手方向における中央部（５）から短手方向へ突出し係止棒（Ｘ）に係止される係止部(３－ｂ)と、長尺であり、長手方向における一端部（６－ｂ・８－ｂ）が前記フレームの長手方向全体（３－ａ）に固定された第１シート（２）と、長尺であり、前記第１シートに重ねて配置されるとともに、前記第1シート（２）の長手方向における一端部から中央部（５）に亘る部分（６－ｂ）と前記第１シートの短手方向における一方の端部(７－ｂ)とに固定された第２シート（１）と、を備え、衣類（Z）が掛止されたハンガー（Y）が係止棒（X）に吊下げられた状態で、前記第１シート(２)が前記衣類の厚さ方向における一面側を覆い前記第２シート(１)が前記衣類の厚さ方向における他面側を覆うとともに、前記ハンガー（Y）の吊り下げフックは、前記フレームの係止部（３－ｂ）の横隣りに配置される。その為、箪笥の中にある衣類カバーの掛かった衣類を衣類カバーからハンガーごと取り出すとき、又、衣類だけを取り出すときに生じる煩雑さが軽減される。

本発明に係る衣類カバー（A）は、長尺のシート状であり、短手方向の一方の端部が第2シート（１）の長手方向における一端部の中央部（５）から端部に亘る部分（８－ａ）および前記第2シートの短手方向における一方の端部（９－ａ）における前記第１シート（２）に対向する面側に固定された埃よけシート（４）を更に備え、使用時において、前記第１シート（２）における前記フレームの長手方向の他端部側の端部（８－ｂ）と前記第1シートの短手方向の一端部の端部（９－ｂ）とが前記第２シート（１）と前記埃よけシート（４）との間に挿入される、ものであってもよい。その為、開口部からの埃が衣類に付かない。

また、本発明に係る衣類カバーは、前記フレームの長手方向（３－ａ）の両端部それぞれから前記吊り下げフック（３－ｂ）が突出する方向とは反対方向へ延在する補助フレームを更に備え、前記第１シート（２）は、前記補助フレームに固定され、前記第２シート（１）の短手方向における前記第１シート（２）に固定されない一方の端部とは反対側の他方の端部は、前記補助フレームに固定されている、ものであってもよい。その為、上記衣類カバー（A）のシート部分は安定して、よりスムーズに衣類を出し入れする事が出来る。

本発明の一態様に係る衣類カバーは、箪笥の中にある衣類カバーの掛かった衣類をハンガーごと取り出すとき、又、衣類のみを取り出すときに生じる煩雑さを軽減する効果がある。

本発明の一実施形態に係る衣類カバー（Ａ）にハンガー（Ｙ）で吊るされた衣類（Ｚ）が入っている状態を示す模式的正面図衣類カバーの埃よけシート（４）と第1シート（２）に設けた脱着部（ア－ａ、ｂ・イ－ａ、ｂ・ウ－ａ、ｂ）をすべて付けた状態を示す模式的背面図吊り下げフックを備えるハンガー（Y）に掛かった衣類（Z）を衣類カバー（Ａ）から取り出す、又は、入れる状態を示す模式的正面図衣類カバーの埃よけシート（４）と第1シート（２）に設けた着脱部（ア－ａ、ｂ・イ－ａ、ｂ・ウ－ａ、ｂ）をすべて外して開口部を開けた状態を示す模式的正面図長尺のフレームの係止部（３－ｂ）とその補強部品（３－ｃ）の模式的拡大図と長尺のフレームの係止部（３－ｂ）を係止棒（X）に掛け、補強部品（３－ｃ）で衣類カバー（A）が外れたり揺れたりしないように補強した時の状態を示す模式的拡大図

図３と図4の様に、本発明の一態様に係る衣類カバー（Ａ）は、係止棒（Ｘ）に掛けた時に、第２シート（１）が前記第2シートにおける長手方向の一端部の第１シート（２）と固定していない端部（８－ａ）から第1シート（２）と短手方向で固定していない一端部（９－ａ）までを開口部とするので開口部は大きく開き、又、長尺のフレームの長手方向（３－ａ）で肩部分を支えているので、折れたり撚れたりしない。その為、衣類の出し入れが非常に楽である。

第１シート（２）と第２シート（１）の素材は、できれば和紙等の通気性のある物が好ましいが、特に限定はしない。又、第１シートと第２シートの素材は、同じでも、別々でもよい。又、中身が視認できるように、透明な素材がシートの一部分に用いられるなど、それぞれの一枚のシートが異素材で構成されていても構わない。又、図1の様に、衣類カバー（A）の肩部（５－ａ、ｂ・８－ａ、ｂ）の形状は、弓形や直線的な形状等があるが、特に限定しない。又、それに伴い長尺のフレームの長手方向（３－ａ）の形状も合わせる。又、衣類カバー（A）のシート部分の短手方向の距離は、一般的な巾や太めの巾（例えば５０ｃｍ乃至６０ｃｍ程度）等があるが特に限定しない。又、前記シート部分の丈は上着用やスカート用等の短いタイプ、又、ロングコート用や着物等の長いタイプがあるが、特に限定しない。又、ドレス用等の裾が広いタイプ等があってもよい。又、第1シートと２シートの色は限定しない。

図５の様に、長尺のフレームの係止部（３－ｂ）に補強部品（３－ｃ）を設けてもよい。補強部品（３－ｃ）で係止棒（X）と係止部（３－ｂ）をしっかり密着させることで、衣類カバー（A）の中に衣類（Z）をハンガー（Y）ごと或いは衣類（Z）だけを掛けたり、又、外したりする時に衣類カバー（A）が係止棒(Ｘ)から外れたり、揺れたりしない。その為、衣類をハンガーごと、又、衣類のみを出し入れする動作が非常に楽にできる。

長尺のフレーム（３）の素材は、長手方向（３－ａ）と係止部（３－ｂ）の部分は、金属製やプラスチック製、木製等があるが、2枚のシート分の重みや洋服の出し入れ時にかかる負荷に耐えられる材質であれば、特に限定しない。又、係止部（３－ｂ）に固着する補強部品（３－ｃ）は、アルミ製の針金や紐等、衣類の出し入れ時に衣類カバー（A）が外れたり揺れたりしないように係止棒（X）にしっかりと取り付けられるものであれば、補強部品（３－ｃ）の材質または形状は特に限定しない。又、係止部（３－ｂ）における補強部品（３－ｃ）が固着される位置は、特に限定しない。又、係止部（３－ｂ）と補強部品（３－ｃ）が一体になった形状、例えば、係止棒（X）をしっかりと掴むクッリプ態様や係止部（３－ｂ）の先端から補強部品（３－ｃ）が適当に伸び、それを係止棒（Ｘ）に巻き付ける等でもよく、特に限定しない。又、長尺のフレームの長手方向（３－ａ）の素材と係止部（３－ｂ）の素材は、同じでなくても構わない。又、係止棒（X）と接触する係止部（３－ｂ）の内側に滑り止めを設けても構わない。又、長尺のフレームの長手方向（３－ａ）は厚手の衣類等に応じて適当な奥行があっても構わない。

図４の様に、埃よけシート（４）の短手方向の巾は機能を果たす適度の巾で、又、その巾は一定であっても肩部が広め等、一定でなくてもよい。又、埃よけシートの素材は特に限定しない。又、埃よけシート（４）は第1シート（２）側に固定されていてもよい。又は、第2シート（１）の開口部側の周部（８－ａと9－ａ）から外側に向けて拡張した部分を埃よけシートとしてもよい。又、第1シート（２）側を拡張してもよい。図2の様に、使用時に埃よけシート（４）が浮いたり外れたりしない為に、埃よけシート（４）と第１シート（２）が互いに接する面にそれぞれ対応する脱着部品(ア－ａ、ｂ・イ－ａ、ｂ・ウ－ａ、ｂ)を設けてもよい。又、脱着部品の素材は、磁石と鉄やホック、ボタン等、簡単に脱着できる部品であれば、特に限定しない。又、形状は、丸みがあって凹凸が少ない等、洋服の出し入れ時に邪魔になったり、引っかかったりしない形状と大きさであれば、特に限定しない。又、接着部品の箇所と個数は埃よけの機能が果たせれば、特に限定しない。又、第2シート（１）の端部（８－ａ、９－ａ）と第１シート（２）の端部（８－ｂ、９－ｂ）とを開閉する為のファスナー、スライド式チャック等が設けられてもよい。

衣類カバー（A）において、前記補助フレームは、長尺のフレームの長手方向（３－ａ）の両端部がそれぞれ胴部の端部の適当な位置まで下方に伸びている、又は、長尺のフレームの両肩（３－ａ）と前記両肩を含む胴部の適当な位置までが面であり、その裏面と第1シート（２）の対応する面が接着している。又は、長尺のフレーム（３－ａ）の両肩の両端部どうしは直線で繋がり、前記直線も第1シート（２）と接着している。又、長尺のフレームの長手方向（３－ａ）の両端部がそれぞれ適当な大きさの円形や長形等の形状で第1シート（２）と接着していてもよい。第２シート（１）の短手方向における第１シート（２）に固定された端部（７－ａ）は、補助フレームに固定されている。又、補助フレームの素材は、長尺のフレーム（３）と同一であっても、違っていても構わない。

図１の様に、衣類カバー（A）を係止棒（X）に掛けた時のフレームの係止部（３－ｂ）が係止棒（X）と接する箇所の最上部から下方向に係止部が二股になる手前までの距離（１７）は、衣服（Z）を掛けるハンガー（Y）を係止棒（X）に掛けた時のハンガー（Y）の吊り下げフックが係止棒（X）と接する箇所の最上部から下方向に上記ハンガーが二股になる手前までの距離（１８）より適度に短くてもよい。その為、衣類（Z）の掛かったハンガー（Y）を衣類カバー（A）に入れる時、ハンガー（Y）の長手方向と長尺のフレームの長手方向（３－ａ）がぶつかり、ハンガー（Y）が係止棒（X）に掛けづらいという事はなくなる。又、衣類カバー（A）の中にすでに掛かっているハンガー（Y）に衣類（Z）を掛ける時も上部に余裕があるので、掛けやすい。又、衣類（Z）がハイネックや肩部、首周りに飾り等があっても上部に余裕があるので、型つぶれしにくい。

A 衣類カバー、X 係止棒、Y ハンガー、Z 衣類、１第２シート、２第1シート、３－ａフレームの長手方向の部分、３－ｂフレームの係止棒に掛ける為の係止部
３－ｃフレームの係止部の補強部品、４埃よけシート、５フレームの長手方向の中央部、６－ａ重なる2枚のシートの長手方向の一端部の端部から中心部までの２枚のシートの端部が固定した部分の第2シート側、６－ｂ重なる2枚のシートの長手方向の一端部の端部から中心部までの２枚のシートの端部が固定した部分の第１シート側、７－ａ重なる2枚のシートの短手方向の一端部の前記2枚のシートの端部が固定した部分の第2シート側、７－ｂ重なる2枚のシートの短手方向の一端部の2枚のシートの端部が固定した部分の第1シート側、８－ａ重なる2枚のシートの長手方向の一端部の中心部から端部までの2枚のシートの端部が固定していない部分の第２シート側、８－ｂ重なる2枚のシートの長手方向の一端部の中心部から端部までの2枚のシートの端部が固定していない部分の第1シート側、９－ａ重なる2枚のシートの短手方向の他端部の2枚のシートが固定していない部分の第2シート側、９－ｂ重なる2枚のシートの短手方向の他端部の2枚のシートが固定していない部分の第1シート側、１７，１８距離

Claims

係止棒（X）に吊下げられる吊下げフックを備え衣類が掛止されたハンガー（Y）とともに使用される衣類カバーであって、
長尺のフレーム（３）と、
前記フレームの長手方向における中央部（５）から短手方向へ突出し係止棒（Ｘ）に係止される係止部（３－ｂ）と、
長尺であり、長手方向における一端部が前記フレームの長手方向全体に固定された第１シート（２）と、
長尺であり、前記第１シート（２）に重ねて配置されるとともに、長手方向における一端部が前記フレームの長手方向における一端部から中央部（５）に亘る部分と前記第１シートにおける前記第１シートの短手方向における一方の端部とに固定された第２シート（１）と、を備え、
衣類（Z）が掛止されたハンガー（Y）が係止棒（X）に吊下げられた状態で、前記第１シートが前記衣類（Z）の厚さ方向における一面側を覆い前記第２シートが前記衣類（Z）の厚さ方向における他面側を覆うとともに、
前記ハンガー（Y）の吊り下げフックは、前記フレームの係止部（３－ｂ）の横隣りに配置される、
衣類カバー。
長尺のシート状であり、短手方向の一方の端部が第2シート（１）の長手方向における一端部の中央部（５）から端部に亘る部分（８－ａ）および前記第2シートの短手方向における一方の端部（９－ａ）における前記第１シート（２）に対向する面側に固定された埃よけシート（４）を更に備え、
使用時において、前記第１シート（２）における前記フレームの長手方向の他端部側の端部（８－ｂ）と前記第1シートの短手方向の一端部の端部（９－ｂ）とが前記第２シート（１）と前記埃よけシート（４）との間に挿入される、
請求項１に記載の衣類カバー。
前記フレームの両端部それぞれから前記吊下フックが突出する方向とは反対方向へ延在する補助フレームを更に備え、
前記第１シートは、前記補助フレームに固定され、
前記第２シート（１）の短手方向における前記第１シート（２）に固定されない一方の端部とは反対側の他方の端部は、前記補助フレームに固定されている、
請求項１または２に記載の衣類カバー。