JPH10286113A - 衣服カバー - Google Patents

衣服カバー

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Publication number
JPH10286113A
JPH10286113A JP9114272A JP11427297A JPH10286113A JP H10286113 A JPH10286113 A JP H10286113A JP 9114272 A JP9114272 A JP 9114272A JP 11427297 A JP11427297 A JP 11427297A JP H10286113 A JPH10286113 A JP H10286113A
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JP
Japan
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cover
hanger
hook
clothes
gripping member
Prior art date
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Pending
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JP9114272A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Nakatsuka
清 中塚
Jiro Matsushima
二郎 松島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fr Ya Honbu Kk
Original Assignee
Fr Ya Honbu Kk
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハンガに吊るした衣服を収容するカバーにつ
いて、嵩高にならず、持ち運びの行いやすいものを提供
する。 【解決手段】 本願発明に係る衣服カバーは、上部にハ
ンガのフックを通すことが可能な挿通口2を備えた袋状
体であり、ハンガに吊るされた背広等の衣服を内部に収
容し、挿通口2よりハンガのフックを外部へ露出するこ
とが可能なものであり、カバーの上記挿通口2の付近
に、手提げ用の把持部材3が設けられている。把持部材
3は、挿通口2よりカバー外部へ露出するハンガのフッ
クを、引っ掛けることが可能な係止部30を備える。従
って、把持部材3の係止部30にカバーの衣服が吊るさ
れたハンガーのフックを引っ掛けることができるため、
カバーを手に提げるに際して、手で直接このフックを掴
む必要がなく、把持部材3の係止部30以外の位置を掴
むことによって、カバーを手に提げることが可能となっ
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、衣服カバーに関し、
詳しくは、ハンガーに吊るした背広やコートなどの衣服
を手に提げて持ち運ぶことが可能な衣服カバーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、図9(A)へ示すように、ハンガ
hに吊るされた背広やコート或いはシャツやブラウスな
どの衣服cは、持ち運びに際して、合成樹脂製の軟質部
材で形成された袋状のカバー1が用いられた。
【0003】これは、上部にハンガhのフックfを通す
ことが可能な挿通口2を備えるものであり、ここから、
ハンガhのフックfをカバー外部へ露出させることがで
きる。従って、カバー1に収容した状態で、衣服を、ハ
ンガスタンドやハンガラックへ掛けて置くことができる
のであり、手に提げて持ち運ぶ際には、露出しているハ
ンガhのフックfを掴んだ。上記の通り、カバーは、ハ
ンガhのフックfをそのまま把手として利用することに
より、フックhを嵩張らせず、衣服の収容が行えるもの
であった。
【0004】しかし、複数のハンガh…hに吊るした衣
服を運ぶ際には、図9(B)へ示すように、フックf…
fが重なることにて、厚みを増す。従って、複数のハン
ガh…hに掛けられた複数の衣服c…cを一つのカバー
1に纏めて収容するものとしても、重ねられた複数のフ
ックf…fを握る必要があり、持ち運びが行い難いもの
となっていた。当然複数のハンガh…hに掛けられた衣
服の重量は大きいものであり、上記の持ち難さは耐えが
たいものであった。又、ハンガhが一つの場合も上記の
ように複数の場合も、フックfを掴んで持ち運ぶ際、鋭
利なフックfの先端が手や指に食い込み、持ち難くく、
最悪の場合手を傷つけることもあった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで本願発明に係る
衣服カバーは、ハンガに吊るした衣服を収容する際、嵩
張らせずコンパクトに収容が可能であり、しかも、この
ような衣服を持ち運ぶ際に、直接ハンガのフックを掴む
必要がなく、手に提げ易いものを提供して、上記課題の
解決を図るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の第1の発明に係る
衣服カバーは、上部にハンガのフックを通すことが可能
な挿通口2を備えた袋状体であり、ハンガに吊るされた
背広等の衣服を内部に収容し、挿通口2よりハンガのフ
ックを外部へ露出することが可能なものについて下記の
構成を採るものである。即ち、カバーには、上記挿通口
2の付近に、手提げ用の把持部材3が設けられている。
把持部材3は、挿通口2よりカバー外部へ露出するハン
ガのフックを、引っ掛けることが可能な係止部30を備
える。尚、「挿通口2の付近」とは、ハンガのフックが
把持部材3の係止部30に届く位置をいう。
【0007】このように把持部材3の係止部30にカバ
ーの衣服が吊るされたハンガのフックを引っ掛けること
ができるため、カバーを手に提げるに際して、手で直接
このフックを掴む必要がなく、把持部材3の係止部30
以外の位置を掴むことによって、カバーを手に提げるこ
とが可能となった。
【0008】本願の第2の発明に係る衣服カバーは、上
記本願第1の発明に係る衣服カバーにあって、上記把持
部材3が、帯状或いは紐状に形成され、その基端がカバ
ーに固定され、先端側が上記係止部30を備える。
【0009】従って、上記第1の発明に係る衣服カバー
の把持部材3について、特に、帯状或いは紐状にするこ
とにて、持ち易く、手を傷めない。又、未使用時にも嵩
張らない。例えば、把持部材3を使わないときは、垂れ
下げることにて、簡単にカバー内に収容することができ
る。特に、ハンガを引っ掛ける際、把持部材3の先端側
をカバー内へ垂れ下げることにより、係止部30の位置
をカバーと相対的に低くすることができ、フックを係止
部30へ引っ掛ける作業が行い易い。
【0010】本願の第3の発明に係る衣服カバーは、上
記本願第1の発明に係る衣服カバーにあって、上記把持
部材3が、帯状或いは紐状に形成され、その両端が、上
記挿通口2を挟んで互いに反対に位置するように、カバ
ーに固定されている。
【0011】このような構成を採ることにより、上記第
1の発明に係る衣服カバーにあって、帯状或いは紐状の
把持部材3の両端が、互いに異なる位置にて、夫々カバ
ーに固定されているため、手に提げた際、より安定して
いる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本願発明の実
施の形態を説明する。図1乃至図4に本願発明の一実施
の形態を示す。図1は、一実施の形態の略正面図、図2
(A)はその使用状態を示す略正面図、図2(B)はそ
の使用状態を示す一部切欠略拡大正面図、図3(A)は
図1の略側面図、図3(B)は折り畳んだ状態を示す略
側面図、図3(C)は図3(B)の背面図、図4は衣服
の出し入れの状態を示す全体略正面図である。
【0013】図1へ示すように、この衣服カバー1は、
上部にハンガのフックを通すことが可能な挿通口2を備
え、下方に開口部4を備えた袋状体である。衣服カバー
1は、ハンガに掛けた背広やコート、シャツなどを内部
に収容することが可能であり、ナイロン、アクリル、ポ
リエステル、ポリエチレン、ビニル、その他の合成樹
脂、或いは合成皮革などの、軟質性の素材にて形成され
ている。
【0014】この衣服カバー1について、更に詳しく述
べると、そのほぼ上半分を形成する袋状の基体部10
と、この基体部10より下方に延設されカバーのほぼ下
半分を形成する筒状の延設部11とにて構成されてい
る。上記挿通口2は、この基体部10上端のほぼ中央に
設けられている。そして、延設部11の下端が上記開口
部4を形成しているのである。
【0015】図1に示す通り、基体部10の内部(裏
側)に、把持部材3が設けられている。この把持部材3
は、軟質部材にて形成された帯状体である。把持部材3
の両端31a,31bは、上記基体部10内のほぼ同じ
位置に縫い込まれている。即ち、把持部材3は、上記両
端31a,31bを基端部31として、先端側が環状に
形成されている。把持部材3は、先端側を挿通口2から
外部へ出すことが可能な(カバー内部の)挿通口2近傍
の位置に、上記の通り、その基端31が縫い込まれてい
るのである。上記の図1及び次に示す図2(A)におい
て、把持部材3は衣服カバーを透視した状態で描かれて
いる。
【0016】図2(A)へ示すように、衣服カバー1の
下方の開口部4より、ハンガhに吊るした衣服cをカバ
ーの内部へ収容することが可能である。このとき、この
図2(A)へ示すように、上記の挿通口2より、ハンガ
hのフックfを外部へ露出させる。そして、このフック
fと共に、把持部材3の先端側も挿通口2より外部へ露
出させる。そして、環状の把持部材3を二つ折りにし
て、その先端部をフックfの先端に引っ掛ける。即ち、
二つ折りにされ二重の帯状とされた把持部材3の最先端
部が、ハンガhのフックfに対する係止部30を形成し
ている。
【0017】このように、ハンガhのフックfに引っ掛
けられた把持部材3を掴むことによって、衣服カバー1
に収容された衣服を手に下げることができる。複数の衣
服を纏めて衣服カバー1内に収容し手tに提げる場合
も、図2(B)へ示すように、複数のハンガh…hのフ
ックf…fを纏めて把持部材3の係止部30に引っ掛け
て、把持部材3を掴めばよい。把持部材3は、図示の通
り、掴むのに適した長さを持つものである。又、上記の
ようにハンガhのフックfに届く位置に、その基端部3
1が縫い込まれているのである。
【0018】図1及び図2(A)へ示すように、延設部
11の開口部4の周縁に、蓋片40が延設されている。
この蓋片40は、中央に、貫通部41が形成されてお
り、先端に起毛テープ42,42が設けられている。こ
の蓋片40を、図2(A)へ示すように折り返すことに
よって、開口部4を封じることができる。蓋片40を折
り返した際、延設部11の起毛テープ42,42が当接
する位置に起毛テープ43,43を設けておけば、図3
(A)へ示すように、これらの起毛テープ42,43同
士の固着によって、確実に開口部4を封じることができ
る。
【0019】このように図3(A)へ示す状態で、持ち
運ぶことも可能である。一方、よりコンパクトにして可
搬性をよくするため、上方X側に延設部11を折り起こ
し、衣服カバー1全体を二つ折りにしてもよい(図3
(B))。これには、先ず起毛テープ43,43に固定
されていた蓋片40側の起毛テープ42,42を外す。
そして、蓋片40の貫通部41に挿通口3より露出して
いるハンガhのフックfを通す(図3(B)(C))。
このとき、衣服カバー1の基体部10の背面へ、蓋片4
0側の起毛テープ42,42と対応する起毛テープ4
4,44を設けておき、この起毛テープ44,44と蓋
片40の起毛テープ42,42とを固着する。上述の通
り、この衣服カバー1は、二つ折りにして持ち運ぶこと
ができ、衣服収容後の可搬性に優れる。尚、上記起毛テ
ープ42,42,43,43,44,44の代わりに、
ホックを用いて実施することも可能である。
【0020】図4へ示すように、衣服cの出し入れに際
して、把持部材3を挿通口2から衣服カバー1内部に戻
し、下方に垂らすことによって、その係止部30を衣服
カバー1に対して下方Yへ移動させ、下方の開口部4に
近づけることができる。このため、この開口部4から、
ハンガhへの衣服cを掛ける作業、ハンガhを把持部材
3へ引っ掛ける作業、或いは把持部材3に掛けられてい
るハンガhから衣服cを取り外す作業、若しくは、把持
部材3から外しハンガhごと衣服cを取り出す作業が、
極めて円滑に行える。このように、把持部材3を帯状体
や紐状体として形成することにより、衣服カバー1内部
に垂らすことが容易に行え、係止部30を簡単に低い位
置にずらすことができる。従って、上記の通り、開口部
4から衣服cの出し入れが容易に行え、便利である。
【0021】次に、把持部材3の構成について、上記と
異なる実施の形態について説明する。先ず図5(A)
(B)へ示す実施の形態は、帯状の把持部材3の先端
に、金属或いはプラスチック、木、その他の硬質の素材
にて形成された環状体を設けて、これを係止部30とし
たものである。図5(B)へ示すように、この環状体で
ある把持部材3へ、ハンガhのフックfを引っ掛けて使
用する。このように、硬質の素材によって、係止部30
を形成することによって、耐久性が増し、衣服カバー1
は長期の使用にも耐える。
【0022】次に、図5(C)(D)に示す実施の形態
について説明する。この把持部材3は、図1乃至図4に
示す実施の形態と同様、帯状或いは紐状に形成されたも
のであるが、その両端31a,31bが、挿通口2を挟
んで、互いに反対に位置するように、衣服カバー1内部
に縫い付けられている。このように、異なる2か所にて
固定されることにより、把持部材3は、掴んだ際の安定
感が極めてよい。又、把持部材3をこのように固定して
も、挿通口2を横断するものであるため、図5(D)に
示すように、簡単に中央部分を挿通口2より外部に引き
出し、ハンガhのフックfを引っ掛けて使用することが
できる。この場合、引き出された把持部材3の中央部分
が、基端となる端31a,31bに対する先端部を形成
する。そして、図示の通り、この先端部が保持部30と
して、ハンガhのフックfを受けるのである。
【0023】図1乃至図4に示す実施の形態、図5
(A)(B)に示す実施の形態、及び、図5(C)
(D)に示す実施の形態の何れにおいても、把持部材3
は、衣服カバー1の内部(裏面側)に基端31が固定さ
れるものを示した。この他、上記各実施の形態の、把持
部材3を外部(カバー表面側)に設けて実施することも
可能である。
【0024】例えば、図6(A)に示すように、図1乃
至図4に示す実施の形態と同様の把持部材3を、衣服カ
バー1(基体部10)の上部外側(表面側)に縫い付け
て実施することも可能である。この場合図6(B)に示
すように、把持部材3の先端に、穴30aを設けその周
囲に鳩目などの金属の補強部材30bを設けて、係止部
30として実施することも可能である。このように実施
すれば、耐久性の面で効果的である。
【0025】図1乃至図4に示す実施の形態や図6に示
す実施の形態では、把持部材3は、帯状或いは紐状のも
のを環状にして、その両端31a,31bを衣服カバー
1の同じ位置に縫い付けるものとしたが、このように環
状にすることなく、図6(C)へ示すように、一本の帯
状体或いは紐状体の一端のみを縫い付け、他端を自由端
(どこにも固着されない端)として、把持部材3を形成
することも可能である。この場合、保持部30の構成を
上記図6(B)に示すものと同様にすればよい。
【0026】又図示はしないが、図5(A)(B)及び
図5(C)(D)の各実施の形態に示す把持部材3と同
様のものを、衣服カバー1の表面側に基端を縫い付けて
実施することも可能である。又図5(C)(D)へ示す
実施の形態の把持部材3について、紐や帯状にて形成さ
れたものの代わりに、プラスチックなどの硬質の部材で
できた把手を用いて実施することも可能である(図示し
ない)。この場合、衣服カバー1表面側において、把持
部材3を、挿通口2を跨ぐように固定して実施すればよ
い。
【0027】更に、既述の図5(C)(D)に示す実施
の形態の把持部材3は、図示したものと異なり、複数の
部材にて形成されたものであっても実施可能である。以
下、このような実施の形態について、図7(A)〜
(C)を用いて、説明する。この把持部材3は、図7
(A)へ示す通り、衣服カバー1の内部(裏面)におい
て、挿通口2を挟んで互いに反対側に設けられた2つの
帯状体3a,3bと、別体に形成された帯状の係止部3
0とにて構成される。
【0028】帯状体3a,3bは、夫々、図1乃至図4
に示した実施の形態の把持部材3と同様、環状にされ、
両端が衣服カバー1の内部に固定されている。環状にさ
れた両帯状体3a,3bの先端には、フック状に形成さ
れた金属製の鉤3aa,3baが設けられている。そし
て、帯状体3a,3bは、夫々その基部寄りの位置に、
鉤係止用孔3ab,3bbを備え、先端(鉤3aa,3
ba)寄りの位置に、横鉤係止用孔3ac,3bcを備
える(鉤係止用孔3ab,3bbの夫々及び横鉤係止用
孔3ac,3bcの夫々は、図7(A)において、各2
つづつ図面に、表されているが、環状にされた帯状体3
a,3bは、そのまま畳まれ夫々二つ折りの状態となる
ので、各孔は同じ記号のもの同士が重なり合い夫々1つ
の孔を形成する)。
【0029】帯状の係止部30は、図7(B)へ示すよ
うに、その両端にフック状に形成された金属製の横鉤3
0c,30cを備える。一方、この図7(B)へ示すよ
うに、上記両帯状体3a,3bを挿通口2より外部へ引
き出す。そしてこの帯状体3a,3b同士を、重ね合
せ、夫々の鉤3aa,3baを、相手側の鉤係止用孔3
bb,3abに係止する。このようにして、両帯状体3
a,3bを一体とし、手提げ時に掴む部分を形成する。
そして、係止部30の横鉤30c,30cを横鉤係止用
孔3ac,3bcの夫々に係止する。これにて、図3
(C)へ示すように、係止部30が両帯状体3a,3b
間に掛け渡され、ハンガhのフックfを引っ掛けること
ができるのである。
【0030】このように2つの帯状体3a,3bと、別
体に形成された係止部30とにて把持部材3を構成する
ことにより、強度面で優れ、又専用の係止部30を別途
に形成することによって、より手に提げ易くなる。又使
用しないときは、係止部30を外し、2つの帯状体3
a,3bを分離すれば、嵩張らない。
【0031】尚、上記図5乃至図7へ示す各実施の形態
は、把持部材3以外の構成については、図1乃至図4へ
示す実施の形態と同様である。
【0032】図1乃至図4に示す実施の形態において、
把持部材3は、帯状体或いは紐状体を環状にするため
に、その両端31a,31bが、基体部10内の同じ位
置に縫い込まれるものを示した。しかし、このような実
施の限定するものではなく、両端31a,31bが多少
離れた位置に固定され、U字状になったとしても、実施
可能である(図示しない)。この場合に必ずしも図5
(C)(D)に示す実施の形態のような位置関係を挿通
口2に対して採る必要はない。又、図5(A)(B)及
び図6(A)(B)(C)の各実施の形態においても、
上記のようにU字状となるように両端31a,31bを
離して固定し、把持部材3を形成するものであっても実
施可能であり、更に、図7に示す実施の形態の帯状体3
a,3bについても、同様に、実施可能である。
【0033】又図示はしないが、上記各実施の形態にお
いて、衣服の出し入れをより行い易くするために、衣服
カバー1の正面中央へ縦(上下)に伸びるファスナーを
設けて、このような位置での開閉を可能としてもよい。
【0034】更に、図1乃至図4へ示す実施の形態にお
いて、次のような構成を採用することも可能である。即
ち、図1に示す衣服カバー1を、上下逆様にして、図8
(A)へ示すように、ハンガに吊るした衣服以外のも
の、例えば折り畳まれた衣類や、シーツ等の寝具などを
収容する袋としても実施可能である。この場合、図8
(B)へ示すように、延設部11を基体部10の内側に
収容して使用することも可能である。図8(A)(B)
に示すように、基体部10の、延設部11との境界部分
10aに手提げ用の把手5,5を設けておけば、図8
(B)の状態にしたときの持ち運びに便利である。又、
境界部分10aに、ホック6…6を設けて、図8(B)
の状態のときに、境界部分10aにて、カバーを密閉す
ることを可能ととしてもよい。更に、境界部分10aの
内部に紐挿通部7を形成し、この紐挿通部7内に紐8を
挿通して、境界部分10aを絞れるようにしても便利で
ある。尚、図8(A)(B)の9は、延設部11の基体
部10への縫い込み部を示している。この縫い込み部9
にて縫い込まれることによって、延設部11は基体部1
0に固定されている。
【0035】上記のような構成を採ることによって、図
8(B)へ示す状態にして、汚れた衣服を収容して持ち
運び、汚れ物である衣服を取り出した後、図8(A)へ
示すように延設部11を外部に引き出し、クリーニング
や洗濯済みの衣服を収容するようにすれば、汚れ物が接
触していた部位に、クリーニングや洗濯済みの衣服を接
触させることなく収容することができ、衛生的である。
従って、このように実施することによって、衣服カバー
1を、クリーニング店やランドリーへの汚れ物の持ち運
びにも利用するのにも便利である。
【0036】尚、図8に示す実施の形態は、把手5,5
や、ホック6…6、紐挿通部7とその紐8以外の構成
は、図1乃至図4に示す実施の形態と同様である。又、
この図8に示す実施の形態の把持部材3についても、図
5乃至図7に示すものを採用して実施することも可能で
ある(図示しない)。
【0037】
【発明の効果】本願の第1の発明の実施によって、ハン
ガに吊るした衣服を収容する際に、ハンガのフックを嵩
張らせることなく、しかも、持ち運びの際は、把持部材
を掴めばよく、このようなフックを把手として掴む必要
がないので、極めて持ちやすい。特に、把持部材を掴む
ことにて手に提げることができるので、複数のハンガ
(に吊るした衣服)を収容する場合でも、束ねたフック
の厚みに拘らず、持ち易いものである。
【0038】本願の第2の発明の実施によって、上記の
第1の発明の効果を得ると共に、特に、把持部材が帯状
或いは紐状に形成されているので、掴み易く、手を傷つ
けることがない。又、このように帯状或いは紐状に形成
されることによって、掴まないときも、把持部材は、嵩
張らない。更に、ハンガに掛けた衣服を収容する際、係
止部の位置を低くすることができ、フックを引っ掛ける
作業が行い易い。
【0039】本願の第3の発明の実施によって、上記の
第1の発明の効果を得ると共に、上記第2の発明と同
様、把持部材が帯状或いは紐状に形成されているので、
掴み易く、手を傷つけることがない。又、このように帯
状或いは紐状に形成されることによって、掴まないとき
も、把持部材は、嵩張らない。特に、手に提げた際、安
定しており、持ち運びがより一層行い易い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施の形態を示す略全体正面図で
ある。
【図2】(A)は図1の実施の形態においてハンガに掛
けた衣服を収容した状態を示す略全体正面図であり、
(B)は図1の実施の形態において複数のハンガに掛け
た衣服を収容して手に提げた状態を示す一部切欠要部拡
大略正面図である。
【図3】(A)は図1の実施の形態の略全体左側面図で
あり、(B)はその折り畳んだ状態を示す略全体左側面
図であり、(C)はその折り畳んだ状態を示す略全体背
面図である。
【図4】図1の実施の形態について衣服を収容する状態
を示す略全体正面図である。
【図5】(A)及び(B)は上記と異なる実施の形態の
一部切欠略正面図であり、(C)及び(D)は又他の実
施の形態の一部切欠略正面図である。
【図6】(A)は更に他の実施の形態を示す一部切欠略
正面図であり、(B)は又他の実施の形態を示す一部切
欠略正面図であり、(C)は更に又他の実施の形態を示
す一部切欠略正面図である。
【図7】(A)乃至(C)は、更に他の実施の形態を示
す説明図である。
【図8】(A)及び(B)は又他の実施の形態を示す全
体正面図である。
【図9】(A)は、従来の衣服カバーの全体斜視図であ
り、(B)は束ねたハンガh…hのフックf…fを一部
切欠要部略斜視図である。
【符号の説明】
1 衣服カバー 2 挿通口 3 把持部材 30 係止部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部にハンガのフックを通すことが可能
    な挿通口(2) を備えた袋状体であり、ハンガに吊るされ
    た背広等の衣服を内部に収容し、挿通口(2)よりハンガ
    のフックを外部へ露出することが可能な衣服カバーにお
    いて、 カバーの上記挿通口(2) の付近に、手提げ用の把持部材
    (3) が設けられ、 把持部材(3) は、挿通口(2) よりカバー外部へ露出する
    ハンガのフックを、引っ掛けることが可能な係止部(30)
    を備えるものであることを特徴とする衣服カバー。
  2. 【請求項2】 上記把持部材(3) は、帯状或いは紐状に
    形成され、その基端がカバーに固定され、先端側が上記
    係止部(30)を備えるものであることを特徴とする請求項
    1記載の衣服カバー。
  3. 【請求項3】 上記把持部材(3) は、帯状或いは紐状に
    形成され、その両端が、上記挿通口(2) を挟んで互いに
    反対に位置するように、カバーに固定されたものである
    ことを特徴とする請求項1記載の衣服カバー。
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