JP2023127077A - 架台 - Google Patents

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友和 中嶋
Tomokazu Nakajima
則晃 水野
Noriaki Mizuno
雄治 坂野
Yuji Sakano
昌志 市橋
Masashi ICHIHASHI
祐一 内田
Yuichi Uchida
陽平 田中
Yohei Tanaka
浩光 水谷
Hiromitsu Mizutani
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Abstract

【課題】取付台の有無に関わらず、複数の種類のオープンキャビン型の車両に機器を取り付けることが可能な架台を提供する。【解決手段】架台1は、機器を保持する保持部26を少なくとも有するベース2と、保持部26と並ぶ方向である左右方向において、ベース2の両側に接続するクランプ3,4であって、第1顎部、第1顎部に対して下側に離隔する第2顎部、及び、第1顎部及び第2顎部の間に架設される架設部を有し、第1顎部及び第2顎部により形成される開口部が、保持部26と近接する側に向けて開口するクランプ3、4と、第1顎部及び第2顎部の少なくとも一方に連通し、第1顎部及び第2顎部の少なくとも一方によってオープンキャビン型の車両の挟持対象を上下方向上で挟むための調整部材5A、5B、5C、5Dと、を備える。【選択図】図4

Description

本発明は、車両に機器を取り付ける為の架台に関する。
特許文献1はルーフキャリアを開示する。ルーフキャリアは、載置物を搭載する為のキャリアバー、及び取付部材を備える。取付部材は、車両のルーフ上面に固定された取付台を介して、キャリアバーを車両に取り付ける。
特開2010-64528号公報
オープンキャビン型の車両の上部に機器を取り付けたいという要求がある。これに対し、特許文献1に記載されたルーフキャリアは、車両のルーフ上面に固定された取付台に取り付けられるので、取付台を有さないオープンキャビン型の車両には使用できない。
本発明の目的は、取付台の有無に関わらず、複数の種類のオープンキャビン型の車両に機器を取り付けることが可能な架台を提供することである。
本発明の第1態様に係る架台は、機器を保持する保持部を少なくとも有するベースと、前記保持部と並ぶ方向である第1方向において、前記ベースの両側に接続する一対のクランプであって、各クランプは、第1顎部、前記第1顎部に対して前記第1方向と直交する第2方向の一方側に離隔する第2顎部、及び、前記第1顎部及び前記第2顎部の間に架設される架設部を有し、前記第1顎部及び前記第2顎部により形成される開口部が、前記第1方向のうち前記保持部と近接する側に向けて開口する一対のクランプと、前記第1顎部及び前記第2顎部の少なくとも一方に連通し、前記第1顎部及び前記第2顎部の少なくとも一方によってオープンキャビン型の車両の挟持対象を前記第2方向上で挟むための調整部材と、を備えることを特徴とする。
第1態様によれば、例えばユーザは、開口部を介して第1顎部と第2顎部との間に挟持対象を配置させる。次いでユーザは、調整部材の操作により、第1顎部又は第2顎部によって挟持対象を第2方向上で挟む。これにより、ベースは挟持対象に固定される。従って架台は、ベースの保持部に保持された機器を、オープンキャビン型の車両の挟持対象に取り付けることが可能となる。
本発明の第2態様に係る架台は、機器を保持する保持部、及び、前記保持部に対して前記保持部と並ぶ方向である第1方向の両側に位置し、それぞれ前記第1方向において前記保持部から離隔する側に延びる一対の挟持部を少なくとも有するベースと、前記ベースに対して前記第1方向と直交する第2方向に移動し、前記第1方向において、前記ベースの両側に接続する一対のクランプであって、各クランプは、第1顎部、前記第1顎部に対して前記第2方向の一方側に離隔する第2顎部、及び、前記第1顎部及び前記第2顎部の間に架設された架設部を有し、前記第1顎部及び前記第2顎部により形成される開口部が、前記第1方向のうち前記保持部と近接する側に向けて開口する一対のクランプと、前記第1顎部に連通し、前記第2顎部と前記挟持部との前記第2方向の距離を変化させる調整部材と、を備えることを特徴とする。
第2態様によれば、例えばユーザは、開口部を介して第1顎部と第2顎部との間に挟持対象を配置させる。次いでユーザは、調整部材の操作により、第2顎部と挟持部とによって挟持対象を第2方向上で挟む。これにより、ベースは挟持対象に固定される。従って架台は、ベースの保持部に保持された機器を挟持対象に取り付けることが可能となる。
車両9の斜視図である。 機器8が保持された架台1を上方から視た斜視図である。 機器8が保持された架台1の正面図である。 架台1を上方から視た斜視図である。 架台1の平面図である。 架台1の正面図である。 架台1を下方から視た斜視図である。 ベース2、クランプ3、4、及び調整部材5A、5B、5C、5Dを上方から視た斜視図である。 棒体28を上方から視た斜視図である。 挟持体250Lを上方から視た斜視図である。 クランプ4を上方から視た斜視図である。 調整部材5を上方から視た斜視図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
<車両9の概要>
図1を参照し、本実施形態に係る架台1により機器8が取り付けられる車両9の概要を説明する。図1の左下方、右上方、右下方、左上方、上方、及び下方を、それぞれ、車両9の前方、後方、右方、左方、上方、下方とする。
本実施形態において、車両9は、オープンキャビン型のフォークリフトである。車両9は、車体91、運転席92、マスト93、フォーク94、第1柱95R、95L、第2柱96R、96L、及びヘッドガード98を有する。
車体91は、エンジンやバッテリー等の動力を発生する構造を内部に収容し、且つ、四隅にタイヤを保持する。運転席92は、車体91の上部に設けられる。マスト93は、車体91の前端部に設けられ、上下方向に延びる。フォーク94は、マスト93に沿って上下方向に移動可能である。
第1柱95Rは、車体91のうち運転席92に対して右前方の部分から後斜め上方に延び、後方に曲折して水平に延びる。第1柱95Lは、車体91のうち運転席92に対して左前方の部分から後斜め上方に延び、後方に曲折して水平に延びる。第2柱96Rは、車体91のうち運転席92に対して右後方の部分から上方に延びる。第2柱96Rの上端は、第1柱95Rの下面のうち後端部に連結する。第2柱96Lは、車体91のうち運転席92に対して左後方の部分から上方に延びる。第2柱96Lの上端は、第1柱95Lの下面のうち後端部に連結する。運転席92の前後左右方向は開放する。即ち、車両9は、運転席92の前後左右方向が開放されたオープンキャビン型のフォークリフトであるといえる。なお、オープンキャビン型の車両は、運転席の前後左右方向が開放された車両に限らず、運転手や搭乗者の乗車するスペースの前後左右方向の一部が開放され外部と連通している車両を含む。
第1柱95Rのうち水平に延びる部分を、挟持対象97Rという。第1柱95Lのうち水平に延びる部分を、挟持対象97Lという。挟持対象97R、97Lは、前後方向に延びる。後述する架台1は、挟持対象97R、97Lに固定される。ヘッドガード98は、挟持対象97R、97L間に設けられる。ヘッドガード98は、運転席92の上方を覆う。ヘッドガード98の左右両端は、挟持対象97R、97Lにより支持される。
<架台1の概要>
図2、図3に示すように、架台1は、車両9(図1参照)のヘッドガード98よりも上方に機器8を取り付ける為に使用される。本実施形態において、機器8は空調機、より詳細にはスポットクーラーである。機器8の形状は、左右方向に長い直方体である。機器8の左側面から延びる非図示のダクトの吹出口は、車両9の運転席92(図1参照)に向けられる。機器8は、ダクトの吹出口から冷気を放出する。図4~図7に示すように、架台1は、ベース2、クランプ3、4、及び調整部材5A、5B、5C、5Dを有する。
<ベース2>
図4に示すように、ベース2は、フレーム21、挟持体250R、250L、保持部26、及び棒体28A、28B、28C、28Dを有する。
<フレーム21>
図7、図8に示すように、フレーム21は、断面形状が正方形となる角パイプが複数組み合わされることにより形成される。フレーム21は、中央フレーム21C、右フレーム21R、及び左フレーム21Lを有する。
中央フレーム21Cは、躯体22F、22C、22B、22P、22Q、22S、22Tを有する。躯体22F、22C、22Bは、それぞれ、左右方向に延びる。躯体22F、22C、22Bは、この順番で前方から後方に向けて並ぶ。躯体22F、22C、及び、躯体22C、22Bは、前後方向に離隔する。躯体22F、22C、22Bのそれぞれの左右方向の両端には、開口部が形成される。図7に示すように、躯体22F、22C、22Bのそれぞれの前部には、左右方向に長い貫通孔22Hが2つずつ形成される。各部に設けられる2つの貫通孔22Hは、左右方向に離隔する。なお、図示されていないが、躯体22F、22C、22Bのそれぞれの後部にも、左右方向に長い貫通孔22Hが2つずつ形成されている。
躯体22P、22Q、22S、22Tは、それぞれ前後方向に延びる。躯体22Pは、躯体22Fの後部、及び躯体22Cの前部のそれぞれの右端部の間に架設される。躯体22Qは、躯体22Cの後部、及び躯体22Bの前部のそれぞれの右端部の間に架設される。躯体22Sは、躯体22Fの後部、及び躯体22Cの前部のそれぞれの左端部の間に架設される。躯体22Tは、躯体22Cの後部、及び躯体22Bの前部のそれぞれの左端部の間に架設される。
図8に示すように、右フレーム21Rは、躯体23F、23C、23B、23Uを有する。躯体23F、23C、23Bは、それぞれ、左右方向に延びる。躯体23F、23C、23Bは、この順番で前方から後方に向けて並ぶ。躯体23F、23C、及び、躯体23C、23Bは、前後方向に離隔する。躯体23Uは、前後方向に延び、躯体23F、23Bのそれぞれの右端の間に架設される。躯体23Cの右端は、躯体23Uの左部の前後方向中央部に連結する。
左フレーム21Lは、躯体24F、24C、24B、24Uを有する。躯体24F、24C、24Bは、それぞれ、左右方向に延びる。躯体24F、24C、24Bは、この順番で前方から後方に向けて並ぶ。躯体24F、24C、及び、躯体24C、24Bは、前後方向に離隔する。躯体24Uは、前後方向に延び、躯体24F、24Bのそれぞれの左端の間に架設される。躯体24Cの左端は、躯体24Uの右部のうち前後方向中央部に連結する。
中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの上下方向及び前後方向のそれぞれの長さよりも、右フレーム21Rの躯体23F、23C、23B、及び、左フレーム21Lの躯体24F、24C、24Bのそれぞれの上下方向及び前後方向の長さの方が短い。右フレーム21Rの躯体23F、23C、23Bのそれぞれの左端を含む一部は、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの右端の開口部に挿通する。左フレーム21Lの躯体24F、24C、24Bのそれぞれの右端を含む一部は、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの左端の開口部に挿通する。
右フレーム21Rは、中央フレーム21Cに対する躯体23F、23C、23Bのそれぞれの突出量を変化させることに応じ、中央フレーム21Cに対して左右方向に移動する。左フレーム21Lは、中央フレーム21Cに対する躯体24F、24C、24Bのそれぞれの突出量を変化させることに応じ、中央フレーム21Cに対して左右方向に移動する。右フレーム21R及び左フレーム21Lが中央フレーム21Cに対して左右方向に移動することにより、フレーム21の左右方向の長さ、より詳細には、右フレーム21Rの右端と左フレーム21Lの左端との間の左右方向の長さは伸縮する。以下、右フレーム21Rの右端と左フレーム21Lの左端との間の左右方向の長さを、ベース2の左右方向の長さといい、L0と表記する。
図7に示すように、右フレーム21Rの躯体23F、23C、23Bのそれぞれの前部に螺合するねじ23Wは、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの前部の貫通孔22Hに挿通する。なお、図示されていないが、躯体23F、23C、23Bのそれぞれの後部にもねじ23Wが螺合しており、これらは、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの後部の貫通孔22Hに挿通する。ねじ23Wが締められることにより、中央フレーム21Cに対する右フレーム21Rの左右方向の位置は保持され、移動不可能となる。
左フレーム21Lの躯体24F、24C、24Bのそれぞれの前部に螺合するねじ24Wは、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの前部の貫通孔22Hに挿通する。なお、図示されていないが、躯体22F、22C、22Bのそれぞれの後部にもねじ24Wが螺合しており、これらは、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22Bのそれぞれの後部の貫通孔22Hに挿通する。ねじ24Wが締められることにより、中央フレーム21Cに対する左フレーム21Lの左右方向の位置は保持され、移動不可能となる。
<保持部26>
図4~図7に示すように、保持部26は、フレーム21の中央フレーム21Cの上面に固定される。保持部26は、左右方向に長い長方形の板であり、上下方向と直交する平面を有する。保持部26の左右方向の長さは、中央フレーム21Cの左右方向の長さと等しい。保持部26の前後方向の長さは、中央フレーム21Cの前後方向の長さよりも若干長い。さらに、保持部26の前後方向の両端には屈曲した引っ掛け壁が下方に延びているため、保持部26は中央フレーム21Cを覆うように載置される。保持部26は、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22B(図8参照)のそれぞれの左右両端部に螺合された6つのねじ26Aによって、中央フレーム21Cに固定される。図2、図3に示すように、保持部26の上面に機器8が載置され、固定される。なお、保持部26の左右方向の長さは、中央フレーム21Cの左右方向の長さよりも短くてもよいし長くてもよい。
図5に示すように、保持部26の前後方向の長さを、ベース2の前後方向の長さといい、L1と表記する。図6に示すように、保持部26の上端と、中央フレーム21Cの躯体22F、22C、22B(図7参照)の下端との間の上下方向の長さは、ベース2の厚さといい、L2と表記する。
<棒体28>
図4、図5に示すように、棒体28Aは、保持部26の右前方の隅、より詳細には、躯体22F(図7参照)の右端部に固定されたねじ26Aの後方に固定される。棒体28Bは、保持部26の右後方の隅、より詳細には、躯体22B(図7参照)の右端部に固定されたねじ26Aの前方に固定される。棒体28Cは、保持部26の左前方の隅、より詳細には、躯体22F(図7参照)の左端部に固定されたねじ26Aの後方に固定される。棒体28Dは、保持部26の左後方の隅、より詳細には、躯体22B(図7参照)の左端部に固定されたねじ26Aの前方に固定される。棒体28A~28Dのそれぞれを区別しない場合、「棒体28」と総称する。
図9に示すように、棒体28は、ボルト281、座付きナット282、及び歯付きナット283を有する。ボルト281は、頭部281A及びねじ部281Bを有する。座付きナット282及び歯付きナット283は、ボルト281のねじ部281Bに螺合する。棒体28は、座付きナット282及び歯付きナット283が保持部26を上下両側から挟持することにより、保持部26に保持される。ボルト281のねじ部281Bは、保持部26を貫通して下方に延びる。なお、歯付きナット283は、保持部26に溶接されて保持されていてもよい。
図7に示すように、棒体28Aのボルト281(図9参照)の下端は、中央フレーム21Cの躯体22Pに設けられた貫通孔に挿通し、躯体22Pの下端よりも下方に突出する。棒体28Bのボルト281の下端は、中央フレーム21Cの躯体22Qに設けられた貫通孔に挿通し、躯体22Qの下端よりも下方に突出する。棒体28Cのボルト281の下端は、中央フレーム21Cの躯体22Sに設けられた貫通孔に挿通し、躯体22Sの下端よりも下方に突出する。棒体28Dのボルト281の下端は、中央フレーム21Cの躯体22Tに設けられた貫通孔に挿通し、躯体22Tの下端よりも下方に突出する。
棒体28A~28Dは、それぞれ、座付きナット282及び歯付きナット283に対するボルト281の締め込み量を調整することにより、ボルト281の下方への突出量を調整可能である。
<挟持体250R、250L>
図7、図8に示すように、挟持体250Rは、フレーム21の右端部に設けられ、挟持体250Lは、フレーム21の左端部に設けられる。挟持体250R、250Lの形状は、フレーム21の左右方向中央部を通って左右方向と直交する平面を基準として、面対称である。
図10に示すように、挟持体250Lは屈曲した板であり、固定部251、屈曲部252、及び挟持部25を有する。固定部251は、上下方向と直交する平面を有する。屈曲部252は、固定部251の左端から下方に延びる。挟持部25は、屈曲部252の下端から左方に延び、上下方向と直交する平面を有する。挟持部25の左端のうち前後方向中央部よりも前側及び後側のそれぞれの部位に、突出部253が設けられる。2つの突出部253は、それぞれ上方に突出する。
図示しないが、挟持体250Rは、挟持体250Lの固定部251、屈曲部252、挟持部25、及び突出部253に対応する固定部251、屈曲部252、挟持部25、及び突出部253を有する。以下、図7、図8に示すように、挟持体250Lの挟持部25を「挟持部25L」といい、挟持体250Rの挟持部25を「挟持部25R」という。
図7に示すように、挟持体250Rは、右フレーム21Rの躯体23F、23C、23Bのそれぞれの下面のうち右端部、及び、躯体23U(図8参照)の下面に固定部251が固定されることにより、右フレーム21Rに固定される。挟持体250Lは、左フレーム21Lの躯体24F、24C、24Bのそれぞれの下面のうち左端部、及び、躯体24U(図8参照)の下面に固定部251が固定されることにより、左フレーム21Lに固定される。
図4に示すように、挟持体250Rの挟持部25Rは、右フレーム21Rの躯体23Uの右端よりも右方に突出する。挟持部25Rは、中央フレーム21Cに固定された保持部26に対して右側に位置し、保持部26から離れる方向(右方)に延びる。挟持体250Lの挟持部25Lは、左フレーム21Lの躯体24Uの左端よりも左方に突出する。挟持部25Lは、中央フレーム21Cに固定された保持部26に対して左側に位置し、保持部26から離れる方向(左方)に延びる。
<クランプ3、4>
クランプ3はベース2の右端部に接続し、クランプ4はベース2の左端部に接続する。クランプ3、4は、フレーム21の左右方向中央部を通って左右方向と直交する平面を基準として、面対称である。
図11に示すように、クランプ4は屈曲した板であり、第1顎部41、第2顎部42、架設部43、及び連結部44を有する。第1顎部41及び第2顎部42は、上下方向と直交する平面を有する。第2顎部42は、第1顎部41に対して下方に離隔する。架設部43は、左右方向と直交する平面を有し、第1顎部41及び第2顎部42のそれぞれの左端の間に架け渡される。第1顎部41と第2顎部42との間の上下方向の距離を、L3と表記する。距離L3は、ベース2の厚さL2(図6参照)よりも長い。第1顎部41及び第2顎部42のそれぞれの右端、即ち、左右方向において架設部43が連結する側と反対側の端は、開口部40を形成する。
第1顎部41は、左右方向中央部よりも右方に、円形の貫通孔4Bを3つ有する。3つの貫通孔4Bは、第1顎部41の前端近傍、後端近傍、及び、前後方向中央部に位置する。第1顎部41は、左右方向中央部よりも左方に、前後方向に長い貫通孔4Cを2つ有する。2つの貫通孔4Cは、前後方向中央部よりも前方、及び、前後方向中央部よりも後方に位置する。
連結部44は、左右方向と直交する平面を有する。連結部44は、第1顎部41の右端から上方に延びる。連結部44は、上下方向に長い貫通孔4Aを4つ有する。4つの貫通孔4Aは、前後方向に等間隔に配置される。
図8に示すように、クランプ3は、クランプ4の第1顎部41、第2顎部42、架設部43、及び連結部44(図11参照)に対応する第1顎部31、第2顎部32、架設部33、及び連結部34を有する。クランプ3の4つの貫通孔3A、3つの貫通孔3B、2つの貫通孔3C、及び開口部30は、それぞれ、クランプ4の4つの貫通孔4A、3つの貫通孔4B、及び開口部40(図11参照)に対応する。
クランプ3の連結部34は、右フレーム21Rの躯体23Uの右方に位置する。クランプ3は、連結部34の4つの貫通孔3Aに挿通する4つのねじSによって、右フレーム21Rに連結される。クランプ3は、4つのねじSが緩められた状態で、4つの貫通孔3Aのそれぞれの上下方向の長さ分、右フレーム21Rに対して上下方向に移動可能となる。一方、クランプ3は、4つのねじSが締められた状態で、右フレーム21Rに対する上下方向の位置は固定され、移動不可能となる。
クランプ4の連結部44は、左フレーム21Lの躯体24Uの左方に位置する。図示されていないが、クランプ4は、クランプ3と同様、連結部44の4つの貫通孔4A(図11参照)に挿通する4つのねじSによって、左フレーム21Lに連結される。クランプ4は、4つのねじSが緩められた状態で、4つの貫通孔4Aのそれぞれの上下方向の長さ分、左フレーム21Lに対して上下方向に移動可能となる。一方、クランプ4は、4つのねじSが締められた状態で、左フレーム21Lに対する上下方向の位置は固定され、移動不可能となる。
図6に示すように、右フレーム21Rから延びる挟持部25Rは、上下方向においてクランプ3の第1顎部31及び第2顎部32と重なる。左フレーム21Lから延びる挟持部25Lは、上下方向においてクランプ4の第1顎部41及び第2顎部42と重なる。クランプ3の開口部30及びクランプ4の開口部40は、ベース2の保持部26と近接する側(内側)に向けて開口する。
図5に示すように、クランプ3の第1顎部31に設けられた2つの貫通孔3Cは、上下方向において挟持部25Rの2つの突出部253と重なる位置に配置される。クランプ4の第1顎部41に設けられた2つの貫通孔4Cは、上下方向において挟持部25Lの2つの突出部253と重なる位置に配置される。
図8に示すように、クランプ3、4の前後方向の長さを、L4と表記する。長さL4は、ベース2の前後方向の長さL1(図5参照)と同一、又は、長さL1に対して若干短い。なお、長さL1、L4の差は、長さL1、L4に対して十分小さいため、長さL1、L4は同等の長さであるといえる。
<調整部材5>
図8に示すように、調整部材5A、5Bは、クランプ3に設けられる。調整部材5C、5Dは、クランプ4に設けられる。調整部材5A~5Dは同一形状を有する。以下、調整部材5A~5Dのそれぞれを区別しない場合、「調整部材5」と総称する。
図12に示すように、調整部材5は、ボルト51、及び座付きナット52を有する。ボルト51は、頭部50A及びねじ部50Bを有する。座付きナット52は、ボルト51のねじ部50Bに螺合する。座付きナット52に対するボルト51の締め込み量が調整されることにより、ボルト51のねじ部50Bの下端と座付きナット52との間の上下方向の距離は変化する。
図8に示すように、調整部材5A、5Bのそれぞれのボルト51は、クランプ3の第1顎部31に設けられた3つの貫通孔3Bのうち前端近傍及び後端近傍の2つの貫通孔3Bに連通する。調整部材5A、5Bのそれぞれの座付きナット52は、第1顎部31よりも上方に位置する。図示されていないが、調整部材5C、5Dのそれぞれのボルト51は、図11に示すクランプ4の第1顎部41に設けられた3つの貫通孔4Bのうち前端近傍及び後端近傍の2つの貫通孔4Bに連通する。調整部材5C、5Dのそれぞれの座付きナット52は、第1顎部41よりも上方に位置する。
図6に示すように、調整部材5Aのボルト51の下端は、クランプ3の第1顎部31よりも下方に位置する。図示されていないが、調整部材5Bのボルト51の下端は、クランプ3の第1顎部31よりも下方に位置する。調整部材5A、5Bのボルト51の下端は、挟持部25Rの上面に近接する。調整部材5Cのボルト51の下端は、クランプ4の第1顎部41よりも下方に位置する。図示されていないが、調整部材5Dのボルト51の下端は、クランプ4の第1顎部41よりも下方に位置する。調整部材5C、5Dのボルト51の下端は、挟持部25Lの上面に近接する。
<挟持対象97R、97Lに対する架台1の取り付け>
図8に示すように、機器8及び保持部26が固定されていない状態の架台1が準備される。フレーム21のねじ23W、24W(図7参照)が緩められる。これにより、中央フレーム21Cに対して右フレーム21R及び左フレーム21Lが左右方向に移動可能な状態となる。
図5、図6に示す調整部材5A、5Bにおいて、クランプ3の第1顎部31に対するボルト51の下方への突出量が、挟持部25Rの突出部253の上方への突出量よりも小さくなるように、座付きナット52に対するボルト51の締め込み量が調整される。調整部材5C、5Dにおいて、クランプ4の第1顎部41に対するボルト51の下方への突出量が、挟持部25Lの突出部253の上方への突出量よりも小さくなるように、座付きナット52に対するボルト51の締め込み量が調整される。
図8に示すクランプ3のねじSが緩められる。これにより、右フレーム21Rに対してクランプ3が上下方向に移動可能な状態となる。また、クランプ4の非図示のねじSが緩められる。これにより、左フレーム21Lに対してクランプ4が上下方向に移動可能な状態となる。クランプ3は、自重により下方に移動し、挟持部25Rに上方から接触する。クランプ4は、自重により下方に移動し、挟持部25Lに上方から接触する。このとき、図5に示すように、挟持部25Rの2つの突出部253は、クランプ3の第1顎部31の2つの貫通孔3Cに下方から挿通する。挟持部25Lの2つの突出部253は、クランプ4の第1顎部41の2つの貫通孔4Cに下方から挿通する。このため、挟持部25Rに対するクランプ3の位置ずれは抑制され、且つ、挟持部25Lに対するクランプ4の位置ずれは抑制される。
架台1のベース2の左右方向の長さL0(図8参照)が、車両9のうち挟持対象97R(図1参照)の右端と挟持対象97L(図1参照)の左端との間の左右方向の長さよりも長くなるように、中央フレーム21Cに対する右フレーム21R及び左フレーム21Lの左右方向の位置が調整される。
機器8及び保持部26が固定されていない状態の架台1は、ヘッドガード98の上部に配置される。クランプ3は、車両9の挟持対象97Rよりも右方に位置し、クランプ4は、車両9の挟持対象97Lよりも左方に位置する。
次に、ベース2の左右方向の長さL0が短くなるよう、中央フレーム21Cに対する右フレーム21R及び左フレーム21Lの左右方向の位置が調整される。クランプ3、4は、挟持対象97R、97Lに対して左右方向の外側から近接する。図3に示すように、挟持対象97Rはクランプ3に対して右方に相対移動し、開口部30(図6参照)に進入する。又、挟持対象97Lはクランプ4に対して左方に相対移動し、の開口部40(図6参照)に進入する。クランプ3の第1顎部31、及びベース2の挟持部25Rは、挟持対象97Rの上方に配置され、クランプ3の第2顎部32は、挟持対象97Rの下方に配置される。クランプ4の第1顎部41、及びベース2の挟持部25Lは、挟持対象97Lの上方に配置され、クランプ4の第2顎部42は、挟持対象97Lの下方に配置される。この状態で、フレーム21のねじ23W、24W(図7参照)が締め込まれる。これにより、中央フレーム21Cに対する右フレーム21R及び左フレーム21Lの左右方向への移動が不可能な状態となる。
次に、調整部材5A、5Bについて、第1顎部31に対するボルト51の下方への突出量が大きくなるように、座付きナット52に対してボルト51が締め込まれる。ボルト51の下端は、挟持部25Rの上面に接触する。更にボルト51が締め込まれて下方への突出量が大きくなることに伴い、クランプ3は、右フレーム21Rに対して上方に移動する。クランプ3が上方へ移動することに伴い、挟持部25Rとクランプ3の第2顎部32との間の上下方向の距離は短くなり、挟持対象97Rは、挟持部25R及び第2顎部32によって上下方向から挟まれる。
又、調整部材5C、5Dについて、第1顎部41に対するボルト51の下方への突出量が大きくなるように、座付きナット52に対してボルト51が締め込まれる。ボルト51の下端は、挟持部25Lの上面に接触する。更にボルト51が締め込まれて下方への突出量が大きくなることに伴い、クランプ4は、左フレーム21Lに対して上方に移動する。クランプ4が上方へ移動することに伴い、挟持部25Lとクランプ4の第2顎部42との間の上下方向の距離は短くなり、挟持対象97Lは、挟持部25L及び第2顎部42によって上下方向から挟まれる。
この状態で、クランプ3のねじS(図8参照)が締め込まれる。この結果、右フレーム21Rに対するクランプ3の上下方向の移動が不可能な状態になる。また、クランプ4の非図示のねじSが締められる。この結果、左フレーム21Lに対するクランプ4の上下方向の移動が不可能な状態になる。これにより、車両9の挟持対象97R、97Lに対してベース2が固定された状態になる。
次に、図示しないが、ベース2に固定されていない状態の保持部26に機器8が載置され、機器8がねじにて保持部26に保持される。さらに、機器8の保持された保持部26が車両9に固定されたベース2の上側に載置され、保持部26が6つのねじ26A(図4参照)によって中央フレーム21Cに固定される。
その後、保持部26に対する棒体28A~28D(図4参照)のボルト281(図9参照)の下方への突出量が大きくなるように、座付きナット282及び歯付きナット283に対してボルト281(図9参照)が締め込まれる。これにより、図3に示すように、棒体28A~28Dのそれぞれのボルト281の下端は、ヘッドガード98の上面に接触する。これにより、ヘッドガード98に対して保持部26は安定化する。以上により、架台1を用いて車両9に機器8を取り付ける作業は終了する。
<本実施形態の作用、効果>
以上のように、ユーザは、架台1により機器8を車両9に取り付ける場合、開口部30を介して第1顎部31と第2顎部32との間に挟持対象97Rを配置させ、開口部40を介して第1顎部41と第2顎部42との間に挟持対象97Lを配置させる。次いでユーザは、調整部材5A、5Bの操作により、第2顎部32と挟持部25Rとによって挟持対象97Rを上下方向から挟み、調整部材5C、5Dの操作により、第2顎部42と挟持部25Lとによって挟持対象97Lを上下方向から挟む。これにより、ベース2は挟持対象97R、97Lに固定される。従って架台1は、固定されたベース2の保持部26に保持された機器8を、挟持対象97R、97Lを含む車両9に安定的に取り付けることができる。
ベース2は、左右両端部に挟持部25R、25Lが接続されたフレーム21を有する。機器8が保持される保持部26は、フレーム21に固定される。従ってユーザは、クランプ3、4と挟持部25R、25Lとによってフレーム21を挟持対象97R、97Lに先に固定した後、機器8を保持した保持部26をフレーム21に載置し固定できる。このため架台1は、機器8を挟持対象97R、97Lに取り付ける為にユーザが行う作業を容易化できる。
フレーム21は、中央フレーム21Cに対する右フレーム21R及び左フレーム21Lの左右方向の位置を調整することにより、左右方向に伸縮可能である。このため架台1は、左右方向の長さが異なる複数の種類のヘッドガード98のそれぞれの挟持対象97R、97Lに対し、機器8を取り付けることができる。
挟持部25R、25Lは、それぞれ、上下方向と直交する板であり、フレーム21から左右外方向に延びる。このため、例えば挟持対象97R、97Lのように上下方向と直交する平面部を有する場合、挟持対象97R、97Lの平面部と挟持部25R、25Lとの接触面積を大きく確保できる。従って、挟持部25R、25Lは、挟持対象97R、97Lを安定的に挟持できる。
クランプ3が自重により下方に移動した場合、挟持部25Rの2つの突出部253は、クランプ3の第1顎部31の2つの貫通孔3Cに下方から挿通する。同様に、クランプ4が自重により下方に移動した場合、挟持部25Lの2つの突出部253は、クランプ4の第1顎部41の2つの貫通孔4Cに下方から挿通する。この場合、挟持部25Rに対するクランプ3の位置ずれが抑制され、且つ、挟持部25Lに対するクランプ4の位置ずれが抑制される。このため、機器8を挟持対象97R、97Lに取り付ける為の作業過程で、挟持部25R、25Lに対するクランプ3、4の位置がずれることを抑制できる。
ベース2に設けられた棒体28A~28Dの下端は、ヘッドガード98の上面に接触する。これにより、ヘッドガード98に対して保持部26の状態を安定化できる。このため棒体28A~28Dは、車両9の動作に伴い挟持対象97R、97Lが振動しても、機器8の振動を抑制できる。なお、棒体28A~28Dは、保持部26の四隅近傍、即ち、前後方向の両端部及び左右方向の両端部に設けられる。このため棒体28A~28Dは、挟持対象97R、97Lの振動に伴う機器8の回転振動、より詳細には、前後方向及び左右方向と平行な軸を中心として回転する回転振動を抑制できる。更に、複数の棒体28A~28Dを保持部26に設けたことにより、複数方向の振動を抑制できる。
架台1の保持部26には、機器8として空調機が保持される。このため架台1は、挟持対象97R、97Lを含む車両9に対して空調機を取り付けることができる。
第1顎部31と第2顎部32との間、及び、第1顎部41と第2顎部42との間のそれぞれの上下方向の距離L3は、ベース2の厚さL2よりも長い。このため架台1は、車両9の挟持対象97R、97Lのように上下方向の厚さが長い場合でも、クランプ3、4によりベース2を固定できる。
自動車等の普通車両の場合、ルーフには、上下方向と直交し且つ前後方向に長い平面部が設けられない場合が多い。一方、車両9のようにオープンキャビン型の車両の場合、挟持対象97R、97Lのように、上下方向と直交し且つ前後方向に長い平面部が存在する場合が多い。これに対し、クランプ3、4の前後方向の長さL4は、ベース2の前後方向の長さL1と同等となる。このため架台1は、オープンキャビン型の車両9に特有の構成である挟持対象97R、97Lに対して取り付けられた状態で、ベース2の前後方向における安定性を向上させることができる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。車両9に対する架台1の取り付け方向は、車両9の左右方向に限定されず、例えば車両9の前後方向でもよい。つまり、架台1は、ヘッドガード98の前端部と後端部との間に亘って取り付けられてもよい。架台1が取り付けられるオープンキャビン型の車両9は、フォークリフトに限定されず、例えば、ゴルフカート、建機(小型ショベルカー)等でもよい。架台1が取り付けられる対象は、オープンキャビン型に限定されず、例えば、運転席が閉塞された車両でもよい。
架台1により車両9に取り付けられる機器8は、スポットクーラーに限定されず、ミストファン、スポット暖房機器等の空調機であってもよい。又、機器8は空調機に限定されず、例えば、ライト(回転灯、ヘッドライト、バックランプ、ブレーキランプ、警告ランプ)等でもよい。
ベース2は、保持部26とフレーム21とが一体となった構造を有してもよい。又は、ベース2は、フレーム21と挟持部25R、25Lとが一体となった構造を有してもよい。更に、ベース2は、保持部26、フレーム21、及び挟持部25R、25Lが一体となった構成を有してもよい。この場合、例えばベース2は、一枚の板より形成されてもよい。一枚の板のうち左右方向中央部は、機器8を保持する保持部として機能し、一枚の左右方向両端部は、それぞれ挟持部として機能してもよい。ベース2の左右方向の長さは固定長でもよい。
架台1における機器8の保持方法は、上記実施形態のように保持部26の上面に機器8が保持される場合に限定されない。例えば機器8は、周囲を覆うゴムバンドにより、ベース2のフレーム21のうち中央フレーム21Cに直接括りつけられてもよい。この場合、中央フレーム21Cは、機器8を保持する保持部として機能してもよい。又、ベース2の保持部26に機器8が載置された状態で、機器8の上側に新たな板が設けられてもよい。保持部26と新たな板とは、機器8を上下方向から挟持してもよい。例えば、保持部26と新たな板とは、長いボルトで連結されてもよい。
挟持部25R、25Lの形状は、平面板状に限定されず。他の形状でもよい。例えば挟持部25R、25Lは、下方に凸状に屈曲した曲げ板でもよい。この場合、架台1は、凸状の頂点部分と第2顎部32、42との間で挟持対象97R、97Lを挟持してもよい。挟持部25R、25Lの下面、及び、第2顎部32、42の上面のうち少なくとも一方に、滑り止め用のゴムが設けられていてもよい。
挟持部25R、25Lに突出部253が設けられなくてもよい。クランプ3の第1顎部31に貫通孔3Cが設けられなくてもよい。クランプ4の第1顎部41に貫通孔4Cが設けられなくてもよい。代わりに例えば、挟持部25R、25Lに貫通孔が設けられてもよい。クランプ3の第1顎部31、及びクランプ4の第1顎部41に、下方に突出する突出部が形成されていてもよい。クランプ3、4が自重により下方に移動した場合、挟持部25R、25Lのそれぞれの貫通孔に、クランプ3、4の突出部が上方から挿通してもよい。
上記実施形態において、調整部材5は、座付きナット52に対するボルト51の締め込み量が調節されることに応じ、挟持部25Rと第2顎部32との間の間隔、及び、挟持部25Lと第2顎部42との間の間隔が調整された。これに対し、調整部材5は、上記と異なる機構により、挟持部25Rと第2顎部32との間の間隔、及び、挟持部25Lと第2顎部42との間の間隔を調整してもよい。例えば調整部材5はばねを有し、ばねの付勢力が調節されることに応じて、挟持部25Rと第2顎部32との間の間隔、及び、挟持部25Lと第2顎部42との間の間隔を調整してもよい。又、例えば調整部材5は、各種板カム、各種立体カム等のカム機構を有し、カム機構が駆動することによって、挟持部25Rと第2顎部32との間の間隔、及び、挟持部25Lと第2顎部42との間の間隔を調整してもよい。
上記実施形態において、調整部材5は、クランプ3の第1顎部31に設けられた3つの貫通孔3Bのうち前端近傍及び後端近傍の2つの貫通孔3Bと、クランプ4の第1顎部41に設けられた3つの貫通孔4Bのうち前端近傍及び後端近傍の2つの貫通孔4Bと、の4つの貫通孔3B、4Bにそれぞれ連通している。これに対し、4つの調整部材5の少なくとも一つの調整部材5は、クランプ3の第1顎部31の前後方向中央部に位置する貫通孔3Bと、クランプ4の第1顎部41の前後方向中央部に位置する貫通孔4Bと、のいずれかの貫通孔3B、4Bに連通してもよい。車両9のヘッドガード98や挟持対象97R、97Lの形状は、上下方向に直交する平面を有する構造に限らず、凹凸が存在する車両9も存在する。従って、ユーザが使用する貫通孔3B、4Bを適切に選択することにより、挟持部25R、25Lに挟持する力が強く伝わる貫通孔3B、4Bを用いて、調整部材5による締め込みが可能となる。また、連通孔の数は6つに限らず、4、5、又は、7以上でもよい。調整部材5の数は4つに限らず、5以上でもよい。
上記実施形態において、棒体28は、座付きナット282に対するボルト281の締め込み量が調節されることに応じ、保持部26に対するボルト281の下方への突出量が調整された。これに対し、棒体28は、上記と異なる機構により、保持部26に対するボルト281の下方への突出量を調整してもよい。例えば棒体28はばねを有し、ヘッドガード98に対してばねを押し付けてもよい。又、例えば棒体28は、各種板カム、各種立体カム等のカム機構を有し、カム機構が駆動することによって、棒体28の下端をヘッドガード98に押し付けてもよい。棒体28の数は4つに限らず、1~3、5以上でもよい。棒体28は、保持部26の中央部に設けられてもよい。保持部26に棒体28が設けられなくてもよい。
上記実施形態において、棒体28A~28Dは、ベース2の保持部26の前後左右の四隅に固定される。これに対して、棒体28A~28Dは、ベース2の中央フレーム21Cのいずれかの躯体22F、22C、22B、22P、22Q、22S、22Tに固定されてもよい。また、躯体22F、22C、22B、22P、22Q、22S、22Tの少なくとも一部の躯体の下端には、上下方向に直交する平面が追加され、棒体28A~28Dはこの平面に固定されてもよい。即ち、棒体28A~28Dは、ベース2に設けられてもよい。この場合、架台1が挟持対象97R、97Lに取り付けられる際、ベース2が挟持対象97R、97Lに固定された後、機器8の保持された保持部26がベース2の上側に載置される前に、棒体28A~28Dのボルト281が締め込まれてもよい。
クランプ3は、第1顎部31に連通した調整部材5の調整により、第1顎部31と挟持部25Rとによって挟持対象97Rを挟持してもよい。クランプ4は、第1顎部41に連通した調整部材5の調整により、第1顎部41と挟持部25Lとによって挟持対象97Lを挟持してもよい。
調整部材5は、クランプ3の第1顎部31の代わりに第2顎部32に連通していてもよい。調整部材5は、クランプ4の第1顎部41の代わりに第2顎部42に連通していてもよい。この場合、クランプ3は、第1顎部31と挟持部25Rとによって挟持対象97Rを挟持してもよいし、第2顎部32と挟持部25Rとによって挟持対象97Rを挟持してもよい。クランプ4は、第1顎部41と挟持部25Lとによって挟持対象97Lを挟持してもよいし、第2顎部42と挟持部25Lとによって挟持対象97Lを挟持してもよい。
第1顎部31及び第2顎部32のそれぞれに連通する2つの調整部材5が設けられていてもよい。同様に、第1顎部41及び第2顎部42のそれぞれに連通する2つの調整部材5が設けられていてもよい。
クランプ3は、第1顎部31と第2顎部32との間の上下方向の距離を、調整部材5により調整可能であってもよい。クランプ4は、第1顎部41と第2顎部42との間の上下方向の距離を、調整部材5により調整可能であってもよい。この場合、クランプ3は、第1顎部31及び第2顎部32により挟持対象97Rを挟持し、クランプ4は、第1顎部41及び第2顎部42により挟持対象97Lを挟持してもよい。この場合、ベース2に挟持部25R、25Lは設けられなくてもよい。
クランプ3、4は、フレーム21に固定され、上下方向に移動不可能であってもよい。架台1は、クランプ3の第1顎部31に連通する調整部材5A、5Bの下端と第2顎部32とによって挟持対象97Rを挟んでもよいし、クランプ4の第1顎部31に連通する調整部材5C、5Dの下端と第2顎部42とによって挟持対象97Lを挟んでもよい。又は、架台1は、クランプ3の第2顎部32に連通する調整部材5の上端と第1顎部31とによって挟持対象97Rを挟んでもよいし、クランプ4の第2顎部42に連通する調整部材5の上端と第1顎部31とによって挟持対象97Lを挟んでもよい。この場合、ベース2に挟持部25R、25Lは設けられなくてもよい。
架台1は、上記実施形態と異なる方法で車両9に取り付けられてもよい。例えば、架台1が挟持対象97R、97Lに取り付けられる過程で、はじめにフレーム21からねじSが外されることで、クランプ3及び4がそれぞれ右フレーム21R及び左フレーム21Lから外されてもよい。次にフレーム21は、挟持部25Rの右端と挟持部25Lの左端との間の左右方向の長さが、挟持対象97Rの右端と挟持対象97Lの左端との間の左右方向の長さと一致するように、中央フレーム21Cに対する右フレーム21R及び左フレーム21Lの左右方向の位置が調整され、ねじ23W、24Wが締め込まれてもよい。次いで、フレーム21がヘッドガード98の上部に配置されてもよい。この場合、挟持対象97Rの上方に挟持部25Rが位置し、挟持対象97Rの上方に挟持部25Rが位置する。次に、クランプ3、4が右フレーム21R、左フレーム21Lに固定されてもよい。これにより、クランプ3の第1顎部31は、挟持対象97R及び挟持部25Rの上方に配置され、クランプ3の第2顎部32は、挟持対象97Rの下方に配置される。また、クランプ4の第1顎部41は、挟持対象97L及び挟持部25Lの上方に配置され、クランプ4の第2顎部42は、挟持対象97Lの下方に配置される。以降の手順は、上記実施形態と同一である。
<その他>
左右方向は、本発明の「第1方向」の一例である。上下方向は、本発明の「第2方向」の一例である。下側は、本発明の「第2方向の一方側」の一例である。上側は、本発明の「第2方向の他方側」の一例である。前後方向は、本発明の「第3方向」の一例である。
1 :架台
2 :ベース
3、4 :クランプ
3C、4C :貫通孔
5、5A、5B、5C、5D :調整部材
8 :機器
9 :車両
21 :フレーム
25、25L、25R :挟持部
26 :保持部
28、28A、28B、28C、28D :棒体
30、40 :開口部
31、41 :第1顎部
32、42 :第2顎部
33、43 :架設部
97L、97R :挟持対象

Claims (13)

  1. 機器を保持する保持部を少なくとも有するベースと、
    前記保持部と並ぶ方向である第1方向において、前記ベースの両側に接続する一対のクランプであって、
    各クランプは、
    第1顎部、前記第1顎部に対して前記第1方向と直交する第2方向の一方側に離隔する第2顎部、及び、前記第1顎部及び前記第2顎部の間に架設される架設部を有し、
    前記第1顎部及び前記第2顎部により形成される開口部が、前記第1方向のうち前記保持部と近接する側に向けて開口する
    一対のクランプと、
    前記第1顎部及び前記第2顎部の少なくとも一方に連通し、前記第1顎部及び前記第2顎部の少なくとも一方によってオープンキャビン型の車両の挟持対象を前記第2方向上で挟むための調整部材と、
    を備えることを特徴とする架台。
  2. 前記ベースは、
    前記保持部に対して前記第1方向の両側に位置し、それぞれ前記第1方向において前記保持部から離隔する側に延びる一対の挟持部を有し、
    前記調整部材は、
    前記第1顎部又は前記第2顎部と前記挟持部とによって、前記挟持対象を前記第2方向上で挟むことを特徴とする請求項1に記載の架台。
  3. 機器を保持する保持部、及び、前記保持部に対して前記保持部と並ぶ方向である第1方向の両側に位置し、それぞれ前記第1方向において前記保持部から離隔する側に延びる一対の挟持部を少なくとも有するベースと、
    前記ベースに対して前記第1方向と直交する第2方向に移動し、前記第1方向において、前記ベースの両側に接続する一対のクランプであって、
    各クランプは、
    第1顎部、前記第1顎部に対して前記第2方向の一方側に離隔する第2顎部、及び、前記第1顎部及び前記第2顎部の間に架設された架設部を有し、
    前記第1顎部及び前記第2顎部により形成される開口部が、前記第1方向のうち前記保持部と近接する側に向けて開口する
    一対のクランプと、
    前記第1顎部に連通し、前記第2顎部と前記挟持部との前記第2方向の距離を変化させる調整部材と、
    を備えることを特徴とする架台。
  4. 前記ベースは、前記保持部を固定するフレームを有し、
    前記一対の挟持部は、それぞれ前記フレームの前記第1方向の両端部に接続されたことを特徴とする請求項2又は3に記載の架台。
  5. 前記フレームは、前記第1方向に伸縮することを特徴とする請求項4に記載の架台。
  6. 前記一対の挟持部は、それぞれ、前記第2方向と直交して前記第1方向に平行に延びる板であることを特徴とする請求項2から5の何れかに記載の架台。
  7. 前記挟持部は、前記第2方向の他方側に突出する突出部を有し、
    前記第1顎部は、前記第2方向において前記突出部と重なる位置に孔を有することを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の架台。
  8. 前記ベースは、
    前記ベースから前記第2方向の一方側に突出し、突出量を調整する棒体を更に設けたことを特徴とする請求項1から7の何れかに記載の架台。
  9. 前記棒体は、
    前記保持部のうち、前記第1方向の両端部、及び、前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向の両端部の少なくとも何れかに設けられることを特徴とする請求項8に記載の架台。
  10. 前記棒体は、複数個設けられることを特徴とする請求項8又は9に記載の架台。
  11. 前記機器は空調機であることを特徴とする請求項1から10の何れかに記載の架台。
  12. 前記第1顎部と前記第2顎部との間の前記第2方向の距離は、前記ベースの前記第2方向の厚さよりも長いことを特徴とする請求項1から11の何れかに記載の架台。
  13. 前記第1方向及び前記第2方向と直交する第3方向における前記クランプの長さと、前記ベースの前記第3方向における長さと、が同等の長さであることを特徴とする請求項1から12の何れかに記載の架台。
JP2022030633A 2022-03-01 2022-03-01 架台 Pending JP2023127077A (ja)

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